JPH09321332A - 半導体受光素子の製造方法 - Google Patents

半導体受光素子の製造方法

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JPH09321332A
JPH09321332A JP8138506A JP13850696A JPH09321332A JP H09321332 A JPH09321332 A JP H09321332A JP 8138506 A JP8138506 A JP 8138506A JP 13850696 A JP13850696 A JP 13850696A JP H09321332 A JPH09321332 A JP H09321332A
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JP
Japan
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ring region
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JP8138506A
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Ryozo Furukawa
量三 古川
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 高速光応答特性の劣化を防止でき、かつ素子
の信頼性の向上が図れる半導体受光素子の製造方法を提
供する。 【解決手段】 n型InPキャップ層18には、各々方法に
より、n型InP増倍層16との境界に至るp型ガードリン
グ領域20、p型拡散領域22が形成されている。ガー
ドリング領域20は、Beをイオン注入、熱処理で低濃
度、傾斜型PN接合を形成し、p型拡散領域22は、受光
領域24及びガードリング領域20の表面領域に至る領
域であり、Zn又はCdを熱拡散し、高濃度、階段型PN接合
を形成されている。n型InPキャップ層18、p型ガード
リング領域20、p型拡散領域22上に選択拡散となる
絶縁膜26が形成されている。また、受光領域24上に
形成される絶縁膜の膜厚を制御し、反射率を小さくした
ARコート膜28となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信、特に1μ
m帯波長領域の光を高速で光電変換する半導体受光素
子、特にアバランシェ受光素子の製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、このような分野の半導体受光素子
の技術としては、文献「光通信素子工学−発光・受光素
子−工学図書、米津 宏雄、pp.419型420」にされるも
のがあった。
【0003】従来より、高感度及び高速応答の受光素子
としてアバランシェフォトダイオード(以下、APD
(Avalanche Photo Diode)と称する)が提案されてい
る。APDは、PN接合による光起電力効果及びアバラン
シェ増倍による増幅作用を利用した受光素子であり、内
部増幅作用を備える。素子の受光部のPN接合部分に逆方
向電圧を印加して高電界を形成すると、光の照射で発生
したキャリアがこの高電界により衝突イオン化を起こ
し、この結果、アバランシェ増倍を起こす。PN接合の耐
圧降伏は接合中央部よりも、接合周辺部で先に発生す
る。この接合周辺部での早期降伏を防止し、素子受光面
全体に均一なアバランシェ増倍を生じるようにするため
に、接合周辺部の電界を弱めるガードリングを設けるこ
とが行われる。このガードリングを形成するために種々
の構造、工夫が検討されている。
【0004】上記文献において、ガードリング領域は、
Beをイオン注入、熱処理で低濃度、傾斜型PN接合を形成
し、受光領域は、Zn、Cd等を熱拡散し、高濃度、階段型
PN接合を形成する。電界強度分布を領域で変えることに
よって、接合周辺部の電界を弱めることによって、ガー
ドリング領域を形成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
半導体受光素子は、ガードリング領域の表面キャリア濃
度が低いため、この表面にP側電極を形成すると空乏層
がP側電極に達し、早期降伏し、PN接合の耐圧降伏を低
下させる。このため、の表面キャリア濃度の低いガード
リング領域上にP側電極を形成することができないた
め、P側電極のコンタクト面積が小さくなり、オーミッ
クコンタクト抵抗が大きくなり、素子のシリーズ抵抗が
大きくなり、高速光応答特性の劣化を生じるという問題
があった。
【0006】また、P側電極のコンタクト面積を増加す
ることによって、オーミックコンタクト抵抗を減少させ
ると、接合面積が増加し、素子容量が増加し、、高速光
応答特性の劣化を生じるという問題があった。
【0007】また、ガードリング領域の表面キャリア濃
度を高くするために、Beの2重イオン注入を行い、表面
キャリア濃度の向上を図り、上記の問題を避ける方法が
あるが、高濃度にイオン注入した場合、結晶性の劣化が
生じ、また、イオン活性化率の低下が生じ、表面キャリ
ア濃度の増加には限界があり、素子信頼性の低下を招く
という問題点があった。
【0008】本発明は、上述の問題を解決した半導体受
光素子の製造方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
第1の発明の半導体受光素子の製造方法は、第1導電型
のInP基板の上に第1導電型のInPバッファ層、第1導電
型のInGaAs光吸収層、第1導電型のInP増倍層、第1導
電型のInPキャップ層を順次形成する工程と、前記キャ
ップ層内のガードリング領域のみに選択的にBeをイオン
注入し、かつ熱処理する工程と、前記ガードリング領域
の外側に位置する前記キャップ層の表面を覆うようにSi
xNy膜を形成する工程と、前記ガードリング領域に位置
する前記キャップ層の表面から前記SixNy膜上に延在す
るようにSiO2膜を形成する工程と、前記SixNy膜及びSiO
2膜をマスクとして用いて前記ガードリング領域の内側
に位置する前記キャップ層に対し2族のZn又はCdを熱拡
散する工程とを有することを特徴とする。
【0010】また、第2の発明の半導体受光素子の製造
方法は、第1導電型のInP基板の上に第1導電型のInPバ
ッファ層、第1導電型のInGaAs光吸収層、第1導電型の
InP増倍層、ガードリング領域を有する第1導電型のInP
キャップ層を順次形成する工程と、前記ガードリング領
域の外側に位置する前記キャップ層の表面を覆うように
SixNy膜を形成する工程と、前記ガードリング領域に位
置する前記キャップ層の表面から前記SixNy膜上に延在
するようにSiO2膜を形成する工程と、前記SixNy膜及びS
iO2膜をマスクとして用いて前記ガードリング領域の内
側に位置する前記キャップ層に対し2族のZn又はCdを熱
拡散する工程とを有することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
(本発明の第1の実施の形態)図1は、本発明の第1の
実施の形態のプレーナ型APDの一構成例を示す断面の斜
視図である。また、図2は、本発明の第1の実施の形態
のプレーナ型APDの製造方法を説明するための断面工程
図である。
【0012】図1に示すAPDは、InGaAs系化合物半導
体を用いたものであり、n型InP基板10の上にn型InPバ
ッファ層12、n型InGaAs光吸収層14、n型InP増倍層
16、n型InPキャップ層18が、順次結晶成長法により
形成されている。
【0013】n型InPキャップ層18には、各々方法によ
り、n型InP増倍層16との境界に至るp型ガードリング
領域20、p型拡散領域22が形成されている。ガード
リング領域20は、Beをイオン注入、熱処理で低濃度、
傾斜型PN接合を形成し、p型拡散領域22は、受光領域
24及びガードリング領域20の表面領域に至る領域で
あり、Zn又はCdを熱拡散し、高濃度、階段型PN接合を形
成されている。
【0014】n型InPキャップ層18、p型ガードリング
領域20、p型拡散領域22上に選択拡散となる絶縁膜
26が形成されている。
【0015】また、受光領域24上に形成される絶縁膜
の膜厚を制御し、反射率を小さくしたARコート膜28と
なっている。
【0016】p型拡散領域22の周辺部の上面の絶縁膜
26、28は露出し、その上にP側電極30が形成さ
れ、n型InP基板10の下面にはN側電極32が形成され
ている。
【0017】次に、本発明の第1の実施の形態のプレー
ナ型APDの製造方法につき図2を用いて説明する。
【0018】先ず、図2(A)に示すようにn型InP基板1
0上にn型InPバッファ層12、n型InGaAs光吸収層1
4、n型InP増倍層16、n型InPキャップ層18が、順次
結晶成長法により形成する。
【0019】次に、図2(B)に示すように、ガードリン
グ領域20のみ選択的にBeをイオン注入、熱処理によっ
て、低濃度、傾斜型PN接合を形成する。
【0020】次に、図2(C)に示すように、選択拡散マ
スク26はSixNy膜34と、この上に形成されるSiO2膜
36とからなる2層構造で形成する。ここで、ガードリ
ング領域20はSiO2膜36のみで覆われるように形成さ
れる。
【0021】具体的な製造工程としては、ガードリング
領域20の外側に位置するキャップ層18の表面を覆う
ようにSixNy膜34を形成し、その後、ガードリング領
域20に位置するキャップ層18の表面からSixNy膜3
4上に延在するようにSiO2膜36を形成する。
【0022】このようにして形成された選択拡散マスク
26を用いて、Zn又はCdを熱拡散すると、図2(D)に示
すようにp型拡散領域22は、受光領域24及びガード
リング領域20の表面領域に至る領域に形成される。
【0023】この後、p型ガードリング領域20、p型拡
散領域22上にSixNyからなる絶縁膜でARコート膜を形
成する。
【0024】次に、図1に示すとおりp型拡散領域22
の周辺部の上面の選択拡散マスク26を選択的に露出さ
せ、その上にP側電極30が形成する。
【0025】さらに、n型InP基板10の下面にN側電極
32が形成する。
【0026】上述の本願発明の半導体受光素子の製造方
法による効果の裏付けにつき、図3を用いて説明する。
【0027】ここで、図3は選択拡散マスクとしての材
料と拡散領域との依存性を示しているInP基板40と拡
散領域38の部位が示される断面図であり、図3(A)は
選択拡散マスクとしてSiO2膜42を用いる場合、図3
(B)は選択拡散マスクとしてSixNy膜44を用いる場合で
ある。
【0028】Zn又はCdを熱拡散した場合、SiO2膜とInP
の膨張係数の差が大きいため、拡散の横拡がりが大き
く、図3(A)に示すような、拡散形状となり、p型拡散領
域が得られる。また、SixNy膜のみで形成される1層構
造の拡散マスクを用いて、Zn、Cd等を熱拡散した場合、
SixNy膜とInPの膨張係数の差が小さいため、拡散の横拡
がりが小さく、図3(B)に示すような、拡散形状とな
り、p型拡散領域が得られる。
【0029】本願発明の第1の実施の形態で用いられる
選択拡散マスクは図2に示されるとおり、SixNy膜と、
この上に形成されるSiO2膜とからなる2層構造で形成さ
れ、ここで、ガードリング領域はSiO2膜のみで覆われる
ように形成したので、SiO2膜のみで覆われる拡散マスク
領域では、拡散の横拡がりが生じ、SixNy膜の上にSiO2
膜で形成される2層構造の部分では、この横拡がりを止
めることができ、p型拡散領域は、受光領域及びガード
リング領域の表面領域に至る領域に形成される。
【0030】(本願発明の第2の実施の形態)本願発明
の第2の実施の形態は、二回拡散することによって、浅
い拡散領域であるガードリング領域と深い拡散である受
光領域を形成した構造の受光素子に本願発明の製造方法
を適用したものである。
【0031】図4は、本発明の第2の実施の形態のプレ
ーナ型APDの一構成例を示す断面の斜視図である。ま
た、図5は、本発明の第2の実施の形態のプレーナ型AP
Dの製造方法を説明するための断面工程図である。
【0032】図4に示すAPDは、InGaAs系化合物半導
体を用いたものであり、n型InP基板10の上にn型InPバ
ッファ層12、n型InGaAs光吸収層14、n型InP増倍層
16、n型InPキャップ層18が、順次結晶成長法により
形成されている。
【0033】n型InPキャップ層18には、Zn又はCdを熱
拡散し、n型InPキャップ層18の中間までの浅いp型拡
散領域からなるガードリング領域100、n型InP増倍層
16との境界に至る深いp型拡散領域からなる受光領域
110が形成されている。
【0034】ガードリング領域100及び受光領域11
0以外の領域に位置するn型InPキャップ層18上に選択
的に選択拡散マスクとなる2層の絶縁膜26が形成され
ている。
【0035】また、絶縁膜の膜厚を制御し、反射率を小
さくしたARコート膜28が、受光領域120上に形成さ
れる。
【0036】ガードリング領域100及び受光領域11
0以外の領域に位置する絶縁膜26、28は露出し、そ
の上にP側電極30が形成され、n型InP基板10の下面
にはN側電極32が形成されている。
【0037】次に、本発明の第2の実施の形態のプレー
ナ型APDの製造方法につき図5を用いて説明する。
【0038】図5は、本発明のガードリングを備えるプ
レーナ型APDの製造方法を示す断面図である。
【0039】先ず、図5(A)に示すようにn型InP基板1
0上にn型InPバッファ層12、n型InGaAs光吸収層1
4、n型InP増倍層16、n型InPキャップ層18が、順次
結晶成長法により形成する。
【0040】次に、選択拡散マスクを図5(B)に示すよ
うに、SixNy膜34と、この上に形成されるSiO2膜36
とからなる2層構造で形成する。ここで、ガードリング
領域20はSiO2膜36のみで覆われるように形成され
る。
【0041】具体的な製造工程としては、ガードリング
領域20の外側に位置するキャップ層18の表面を覆う
ように膜34を形成し、その後、ガードリング領域20
に位置するキャップ層18の表面からSixNy膜34上に
延在するようにSiO2膜36を形成する。
【0042】このようにして形成された選択拡散マスク
26を用いて、Zn又はCdを熱拡散すると、図5(C)に示
すようにn型InPキャップ層18の中間までの浅いp型拡
散領域からなるガードリング領域100、n型InP増倍層
16との境界に至る深いp型拡散領域からなる受光領域
110が形成される。ここで、SiO2膜36の膜厚を500
〜1000 Åすることによって、ガードリング領域100
の拡散深さを制御する。
【0043】次に、絶縁膜の膜厚を制御し、反射率を小
さくしたARコート膜28が、受光領域120上に形成さ
れる。
【0044】ガードリング領域100及び受光領域11
0以外の領域に位置する絶縁膜26、28は露出し、そ
の上にP側電極30が形成され、n型InP基板10の下面
にはN側電極32が形成されている。
【0045】上述の本願発明の第2の実施の形態は、本
願発明の第1の実施の形態で既に説明した選択拡散マス
クとしての材料と拡散領域との依存性を利用しており、
本願発明の選択拡散マスクを用いて、Zn、Cd等を熱拡散
すると、SiO2膜36のみで形成される1層の拡散マスク
領域では、拡散の横拡がりが生じ、SixNy膜34上にSiO
2膜36で形成される2層構造の部分では、この横拡が
りを止めることができ、図5(C)に示すようにn型InPキ
ャップ層18の中間までの浅いp型拡散領域からなるガ
ードリング領域100、n型InP増倍層16との境界に至
る深いp型拡散領域からなる受光領域110が一度に形
成される。
【0046】また、ガードリング領域100上に形成さ
れるSiO2膜36の膜厚によって、ガードリング領域10
0の拡散深さが変化し、膜厚が小さいほど、拡散深さは
深くなる。
【0047】また、SiO2膜36の膜厚を500〜1000 Åす
ることによって、ガードリング領域100の拡散深さを
受光領域110の拡散深さに対して、1〜0.5 μm 浅く
制御することができる。
【0048】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本願発明
の半導体受光素子の製造方法によれば、以下のような効
果を奏することができる。
【0049】(1)本願発明の第1の実施の形態では、
ガードリング領域の表面領域に至るp型拡散領域にP側電
極を形成した場合、ガードリング領域の表面キャリア濃
度の高くした領域で、空乏層の拡がりを停めることがで
き、空乏層が形成されたP側電極まで達すなく、早期降
伏し、PN接合の耐圧降伏を低下しない。このため、接合
面積を大きくすることなく、P側電極のコンタクト面積
を大きくすることができ、オーミックコンタクト抵抗を
小さくでき、素子のシリーズ抵抗が小さくなり、高速光
応答特性の劣化を防止できる。また、高濃度イオン注入
に比べ、結晶の劣化が少なく、素子の暗電流の増加、信
頼性の低下がなく、ガードリング領域の表面キャリア濃
度が高くすることができる。
【0050】上述したとおり本願発明の半導体受光素子
の製造方法によれば、結晶性の劣化を抑えて、ガードリ
ング領域の表面キャリア濃度が高くすることができ、こ
の表面に形成するP側電極のオーミックコンタクト抵抗
が小さく、素子のシリーズ抵抗が小さくなり、高速光応
答特性を向上することが期待できる。また、結晶性の劣
化を抑えて、ガードリング領域の表面キャリア濃度を高
くすることができるので、素子の暗電流の低下、信頼性
の劣化がなく、高速光応答特性を向上することが期待で
きる。
【0051】さらに、素子のシリーズ抵抗を小さくでき
るため、素子の信頼性の向上を提供することができる。
【0052】(2)本願発明の第2の実施の形態の半導
体受光素子の製造方法によれば、1度の拡散によって、
n型InPキャップ層18の中間までの浅いp型拡散領域か
らなるガードリング領域100、n型InP増倍層16との
境界に至る深いp型拡散領域からなる受光領域110が
形成できるので工数を減らすことができ、歩留まりの向
上も期待できる。
【0053】また、SiO2の膜厚を500〜1000 Åにするこ
とによって、ガードリング領域の拡散深さを制御するこ
とができるので、ガードリング領域の効果を低下するこ
となく、上記の効果が期待できる。
【0054】また、1度の拡散で受光領域を形成できる
ので、2度の拡散で形成するよりも急峻な階段接合を形
成できるため、2度の拡散で形成したAPDよりも、低電
圧駆動のAPDを提供することが期待される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のプレーナ型APDの
一構成例を示す断面の斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態のプレーナ型APDの
製造方法を説明するための断面工程図である。
【図3】選択拡散マスクとしての材料と拡散領域との依
存性を示しているInP基板と拡散領域の部位が示される
断面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態のプレーナ型APDの
一構成例を示す断面の斜視図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態のプレーナ型APDの
製造方法を説明するための断面工程図である。
【符号の説明】
10:n型InP基板 12:n型InPバッファ層 14:n型InGaAs光吸収層 16:n型InP増倍層 18:n型InPキャップ層 20:p型ガードリング領域 22:p型拡散領域 24:受光領域 26:絶縁膜 28:ARコート膜 30:P側電極 32:N側電極

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電型のInP基板の上に第1導電型
    のInPバッファ層、第1導電型のInGaAs光吸収層、第1
    導電型のInP増倍層、第1導電型のInPキャップ層を順次
    形成する工程と、 前記キャップ層内のガードリング領域のみに選択的にBe
    をイオン注入し、かつ熱処理する工程と、 前記ガードリング領域の外側に位置する前記キャップ層
    の表面を覆うようにSixNy膜を形成する工程と、 前記ガードリング領域に位置する前記キャップ層の表面
    から前記SixNy膜上に延在するようにSiO2膜を形成する
    工程と、 前記SixNy膜及びSiO2膜をマスクとして用いて前記ガー
    ドリング領域の内側に位置する前記キャップ層に対し2
    族のZn又はCdを熱拡散する工程とを有することを特徴と
    する半導体受光素子の製造方法。
  2. 【請求項2】 第1導電型のInP基板の上に第1導電型
    のInPバッファ層、第1導電型のInGaAs光吸収層、第1
    導電型のInP増倍層、ガードリング領域を有する第1導
    電型のInPキャップ層を順次形成する工程と、 前記ガードリング領域の外側に位置する前記キャップ層
    の表面を覆うようにSixNy膜を形成する工程と、 前記ガードリング領域に位置する前記キャップ層の表面
    から前記SixNy膜上に延在するようにSiO2膜を形成する
    工程と、 前記SixNy膜及びSiO2膜をマスクとして用いて前記ガー
    ドリング領域の内側に位置する前記キャップ層に対し2
    族のZn又はCdを熱拡散する工程とを有することを特徴と
    する半導体受光素子の製造方法。
  3. 【請求項3】 上記SiO2の膜厚を500〜1000Åとするこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の半導体受光素子の
    製造方法。
JP8138506A 1996-05-31 1996-05-31 半導体受光素子の製造方法 Withdrawn JPH09321332A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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