JP2004241588A - 受光素子およびその製造方法ならびに当該受光素子を用いた光モジュール - Google Patents

受光素子およびその製造方法ならびに当該受光素子を用いた光モジュール Download PDF

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Kiyoshi Fujiwara
潔 冨士原
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Abstract

【課題】光吸収層で光を吸収することにより生じる再発光を抑制する、高性能な半導体受光素子およびその受光素子の製造方法ならびにその受光素子を用いた光モジュールを提供する。
【解決手段】半導体基板101と光吸収層103と、受光部120を構成するpn接合109を有する受光層105とを備え、半導体基板101より上層に光吸収層103が配置され、光吸収層103より上層に受光層105が配置されていて、光吸収層103は、受光層105よりも吸収端波長が短く、光吸収層103は、非発光再結合中心となる元素を含んでいる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、受光素子およびその製造方法ならびに当該受光素子を用いた光モジュールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、センター局からデータや多チャンネル映像情報などの大容量の情報を一般家庭まで光ファイバを用いて伝送する光加入者系システムが提案され検討されている。これらのシステムでは、一般家庭とセンター局側で波長多重される光信号を同時に送受信でき、より安価で高性能な光送受信装置が必要となる。
【0003】
上記のようなシステムにおいては、光送信装置および光受信装置がセンター局と加入者の双方に必要であるため、システムの普及を加速するためには、光送信装置および光受信装置の低コスト化が非常に重要となる。
【0004】
低コスト化のためには、上記光送信装置と光受信装置を1つのパッケージ内に集積化する技術、さらに、光送信機能と光受信機能を一つの光学プラットホーム上に集積化する技術が重要となる。
【0005】
光送信機能と光受信機能を一つの光学プラットホーム上に一体化することを目的とした双方向光送受信モジュールの構成例として、図5に示すような構成が提案されている。図5では、光ファイバ505を光導波路とした経路の途中に波長分岐フィルタとしてWDMフィルタ501が挿入されている。半導体レーザ502から出射された送信光である波長1.3μmの光λ1が光ファイバ505中を通過して、外部へと伝送される。また、外部から光ファイバ505に入射された受信光である波長1.55μmの光λ2は、WDMフィルタ501で反射し、光ファイバ505の外部に設置された受光素子503へ入射する。受光素子503に入射された光は、受光部504に達して、電気信号に変換される。
【0006】
しかし、この光送受信装置では、半導体レーザ502からの送信光である波長1.3μmの光λ1がWDMフィルタ501を通過する際に、一部が受光素子503方向に進路を変え、受光素子503に入射されることがある。それにより、本来受光すべき波長1.55μmの光λ2以外に波長1.3μmの光λ1が受光部504に入射する。これにより、クロストークが生じるという問題があった。
【0007】
今後さらにモジュールの小型化や低コスト化が要望されると半導体レーザ502と受光素子503間の距離が短くなるため、波長1.55μmの光λ1に対する波長1.3μmの光λ2のクロストークの影響は大きくなり、これを防ぐ必要がある。
【0008】
そのため、例えば、図6に層断面図が示されている受光素子601が提案されている(特許文献1参照)。受光素子601は、n−InP基板606(キャリア濃度:3×1018cm−3)上に、厚さ5μmのn−InGaAsP光吸収層607(キャリア濃度:1×1018cm−3)、厚さ3μmのn−InGaAs受光層608(キャリア濃度:1×1015cm−3)が順次形成されている。なお、これらの各層は、エピタキシャル成長によって形成すればよい。ここでn−InGaAsP光吸収層607のバンドギャップ波長は1.42μmに設定されている。
【0009】
また、n−InGaAs受光層608の中央部にZnを拡散させることで、p領域609が形成され、その周辺に空乏層603が形成される。p領域609上にはp型電極610が形成されている。このように、受光部602が構成されている。受光部602の周辺部にはパッシベーション膜611としてSiN膜が形成されている。受光素子601は、裏面入射型の受光素子である。n−InP基板606の裏面には光入射部以外の領域にはn型電極612が形成され、光入射部には入射光に対する反射防止膜613が形成されている。以上の構成の受光素子601に光が入射し、受光部602に到達すると、電気に変換される。図7に、n−InGaAsP光吸収層607における、光の波長に対する透過率が示されている。図7に示すように、n−InGaAsP光吸収層607では、1.42μmより短い波長の光は吸収され、1.42μmより長い波長の光は透過する。したがって、受光素子601に入射した光が波長1.3μmの光λ1の場合は、n−InGaAsP光吸収層607で吸収されてしまい、受光部602には到達しない。しかし、入射した光が、波長1.55μmの光λ2の場合には、受光部602に到達する。つまり、2種類の光λ1、λ2の光が、受光素子601に入射しても、受光部602に到達するのは、λ2の光のみであり、クロストークが起こらない。
【0010】
しかし、上述の受光素子601では、波長1.3μmの光λ1を吸収するn−InGaAsP光吸収層607において、一旦吸収された光によって発生した電子とホールが再度結合して発光するという現象(発光再結合)が発生する。これにより、波長1.55μmの光λ2以外に、電子とホールの再結合によって、波長1.42μm付近の光が生じ、この光が受光部602に入射することになる。そのため、信号の誤り率が高くなってしまうといった問題が生じる。この問題を解決するために、n−InGaAsP光吸収層607の厚みやキャリア濃度を増やすことも考えられるが、これらの対策を行なうと、n−InGaAsP光吸収層607と、その上のn−InGaAs受光層608とが良好な結晶性を保てなくなり、受光素子601の信頼性が低下する。またこれらの層の厚みを増やすことは結晶成長時間が長くなり、コストアップの要因となる。
【0011】
【特許文献1】
特開2001−28454号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記問題に鑑みなされてもので、光吸収層で光を吸収することにより生じる再発光を抑制する、高性能な半導体受光素子およびその受光素子の製造方法ならびにその受光素子を用いた光モジュールを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の受光素子によれば、半導体基板と光吸収層と、受光部を構成するpn接合を有する受光層とを備え、前記半導体基板より上層に前記光吸収層が配置され、前記光吸収層より上層に前記受光層が配置されていて、前記光吸収層は、前記受光層よりも吸収端波長が短く、前記光吸収層は、非発光再結合中心となる元素を含んでいる。
【0014】
また、本発明の受光素子の製造方法は、半導体基板の上層に光吸収層を形成し、前記光吸収層よりも上層に、前記光吸収層よりも吸収端波長の長い受光層を形成し、前記受光層にpn接合を形成し、前記光吸収層内で非発光再結合中心となる元素を前記半導体基板にイオン注入し、熱処理によって、前記半導体基板にイオン注入された前記非発光再結合中心となる元素を、前記光吸収層内に拡散させる。
【0015】
また、本発明の受光素子の他の製造方法は、半導体基板の上層に光吸収層を形成し、前記光吸収層よりも上層に、前記光吸収層よりも吸収端波長の長い受光層を形成し、前記受光層にpn接合を形成し、最上層の一部をマスクパターンで覆い、最上層から前記光吸収層の上面までエッチングによりメサを形成し、前記光吸収層よりも上部にある各層の側面に拡散防止層を形成し、前記光吸収層の上面の、前記エッチングを行なった箇所に、前記光吸収層内で非発光再結合中心となる元素を含む膜を堆積し、熱処理によって、前記非発光再結合中心となる元素を前記光吸収層内に拡散させる。
【0016】
また、本発明の受光素子の他の製造方法は、半導体基板の上層に光吸収層を形成し、前記光吸収層よりも上層に、前記光吸収層よりも吸収端波長の長い受光層を形成し、前記受光層にpn接合を形成し、最上層の一部をマスクパターンで覆い、最上層から前記光吸収層の上面までエッチングによりメサを形成し、前記光吸収層よりも上部にある各層の側面に拡散防止層を形成し、前記エッチングにより露出した前記光吸収層の上面以外の領域をイオン注入されないように、レジストマスクで覆い、前記レジストマスクの上からイオン注入をすることで、直接前記光吸収層内に非発光再結合中心となる元素をイオン注入し、熱処理によって、前記非発光再結合中心となる元素を前記光吸収層内に拡散させる。
【0017】
また、本発明の受光素子の他の製造方法は、半導体基板の上層に光吸収層を形成し、前記光吸収層よりも上層に、前記光吸収層よりも吸収端波長の長い受光層を形成し、前記受光層にpn接合を形成し、前記半導体基板に、前記光吸収層内で非発光再結合中心となる元素を含んでいるオーミック電極となる電極を蒸着して熱処理して、前記半導体基板にオーミック電極を形成し、かつ、前記熱処理によって、前記非発光再結合中心となる元素を前記光吸収層内に拡散させる。
【0018】
本発明の光モジュールは、上記受光素子を用いて構成されている。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の受光素子は、発光素子では劣化の原因とされる非発光再結合を適用している。すなわち、光吸収層において、光が吸収されることによって発生した電子とホールとが再結合する際には、発光再結合ではなく、非発光再結合が生じる。そのため、入射光以外の光が生じず、信号の誤り率が高くなることはない。
【0020】
また、本発明の半導体受光素子の製造方法によれば、上記受光素子を容易に製造することができるため、コストが低下する。
【0021】
また、本発明の光モジュールは、上記本発明の受光素子を用いて構成されているので、クロストークが生じず、良好な特性が確保できる。
【0022】
本発明の受光素子は、前記半導体基板はInP基板であり、前記受光層はInGaAsからなる構成としてもよい。
【0023】
また、前記非発光再結合中心となる元素を銅としてもよい。
【0024】
また、好ましくは、前記受光層において、前記受光部以外の領域にもpn接合が形成されている。それにより、受光素子の側面から入射してくる光が、pn接合により生じている空乏層で吸収される。そのため、受光素子の側面から入射する光も、受光部には到達しないため、クロストークが生じない。
【0025】
また、前記受光部において、光が入射する面に対して反対側の面は、電極で覆われている構成としてもよい。
【0026】
また、好ましくは、前記半導体基板の底面には、当該底面に対して傾斜する傾斜面が形成され、前記傾斜面から入射された光が、前記受光部に導かれる。それにより、受光素子の底面から光を入射させることができない場合であっても、傾斜面から光を入射させることができる。特に、半導体レーザや光ファイバが受光素子と同一平面上に形成された構成の光送受信モジュールに適用できる。
【0027】
本発明の受光素子の製造方法は、前記マスクパターンで覆った箇所は、受光部となるべき領域としてもよい。
【0028】
また、好ましくは、前記半導体基板にオーミック電極となる電極を蒸着、熱処理して、前記半導体基板にオーミック電極を形成し、前記オーミック電極を形成するための熱処理によって、前記非発光再結合中心となる元素を前記光吸収層内に拡散させる。それにより、オーミック電極形成時の熱処理の際に、非発光再結合中心となる元素を前記光吸収層内に拡散させるため、製造工程が複雑化することはなく、コストアップにならない。
【0029】
また、好ましくは、前記非発光再結合中心となる元素が前記光吸収層内に拡散した後に、加熱しつつ前記オーミック電極に電圧を印加する。それにより、前記非発光再結合中心となる元素が、非発光再結合中心として働く割合が増加する。そのため、高性能な受光素子を作製できる。
【0030】
以下、本発明のさらに具体的な実施形態について説明する。
【0031】
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1に係る受光素子およびその製造方法について図1を用いて説明する。なお、実施の形態1に係る受光素子は、Cu蒸着によって形成した裏面の電極からCuを拡散させる、裏面入射型の受光素子である。
【0032】
図1は、実施の形態1の受光素子の製造工程を示す層断面図である。図1(a)に示すように、n−InP基板101(キャリア濃度:3×1018cm−3)上に、n−InPバッファ層102(キャリア濃度:3×1017cm−3)と、吸収端波長が1.4μmとなる組成のn−InGaAsP光吸収層103(キャリア濃度:1×1018cm−3)と、n−InP層104(キャリア濃度:1×1015cm−3以下)と、n−InGaAs受光層105(キャリア濃度:1×1015cm−3以下)と、n−InP層106(キャリア濃度:1×1015cm−3以下)と、n−InGaAsコンタクト層107(キャリア濃度:1×1015cm−3以下)とを結晶成長により順次積層させていく。なお、n−InGaAsP光吸収層103の吸収端波長は、n−InGaAs受光層105の吸収端波長よりも短くなるようにする。例えば、受信光が波長1.55μmの光λ2であり、送信光が波長1.3μmの光λ1である場合、n−InGaAsP光吸収層103の吸収端波長は、n−InGaAs受光層105の吸収端波長1.55μmに比べて小さい値(例えば、1.4μm)とすることが好ましい。これにより、波長1.3μmの光λ1は、n−InGaAsP光吸収層103中で吸収される。波長1.55μmの光λ2は、n−InGaAsP光吸収層103では吸収されず、n−InGaAs受光層105に到達する。
【0033】
また、n−InGaAsP光吸収層103の吸収端波長は、n−InGaAsP光吸収層103の組成比を変えることで変化させることができる。具体的には、n−InGaAsP光吸収層103の組成であるInGa1−xAs1−yのx、yを変えることで、n−InGaAsP光吸収層103のバンドギャップエネルギーを変化させることができ、それにより、吸収端波長を所望の値とすることができる。
【0034】
ついで積層した受光部に当たるn−InGaAsコンタクト層107を、エッチングによりリング状に加工して、n−InP層106を部分的に露出させる。さらに、n−InGaAsコンタクト層107のリングの内側にZnを拡散ソースに用いてZnを拡散させp領域108を形成する。そうすることで、pn接合109を形成し受光部120を得る。pn接合109を形成する場合には、p領域に実際に逆バイアスを印加した際に、空乏層110がn−InGaAs受光層105に形成されるように、Znがn−InGaAs受光層105へ達するようにZn拡散深さを調整する。
【0035】
次に、受光部120以外の領域であるn−InP層106上に絶縁膜111を積層し、p領域108とn−InGaAsコンタクト層107上にp型オーミック電極112として金属積層膜(Ti(50nm)/Pt(100nm)/Au(1000nm))を蒸着し、上部電極を形成する。
【0036】
次に図1(b)に示すように、n−InP基板101の底面121(受光素子の裏面)の、受信光が入射する部分には光透過率の高い絶縁膜としてSiN膜113を約150nmの厚さに堆積し、それ以外の領域に、AuとGeの合金膜114を250nmの厚さに蒸着後、合金膜114上にAu薄膜115を100nm厚さに蒸着する。さらにCuを含むAu合金116を100nm蒸着する。
【0037】
その後、350℃で熱処理を行なって、上記金属積層膜(合金膜114、Au薄膜115、Cuを含むAu合金116)とn−InP基板101とを合金化させn型のオーミック電極を形成する。この熱処理によって、Cuが、n−InGaAsP光吸収層103内に拡散される。ここでn−InGaAsP光吸収層103内でCuを非発光再結合中心として機能させるために、Cuを含むAu合金116中のCuの割合としては、10wt%以上が望ましい。このように、オーミック電極の元になる上記金属積層膜に、非発光再結合中心となるCuを含有させておいて、オーミック電極を形成するための熱処理を利用して、n−InGaAsP光吸収層103内にCuを拡散させる。それにより、容易に、受光素子を作製できる。
【0038】
以上のように作製された受光素子を、例えば図5で示したような構成の光モジュール内に実装後、70℃で順方向に5Vのエージングを行うことにより、Cuが非発光再結合中心として機能する割合がさらに増加する。なお、n−InGaAsP光吸収層103内に拡散させる材料は、Cu以外であっても非発光再結合中心として機能する元素であればよい。また、n型のオーミック電極を形成するために、AuとGeの合金膜114を用いたが、合金膜114は、例えばAuとSnとの合金膜でも同様の効果が得られる。
【0039】
以上のように製造された、図1(b)に示している受光素子に、光λ1(波長:1.3μm)と光λ2(波長:1.55μm)が入射された場合に、n−InGaAsP光吸収層103で、光λ1は完全に吸収される。また、n−InGaAsP光吸収層103は、Cuを含んでいる。そのため、n−InGaAsP光吸収層103で吸収した光λ1によって、発光再結合が起こる前に、発光を伴わない電子とホールの再結合である非発光再結合が生じる。すなわち、Cuを介して非発光再結合することになり、光λ2以外の光は、生じない。それにより、n−InGaAs受光部120には受信光である光λ2しか届かないため、クロストークを改善することができ、信号の誤り率を抑制することができる。なお、受光素子の裏面から入射された光だけでなく、その側面から斜めに入射された光についても、n−InGaAsP光吸収層103を通る限り吸収され、受光部120には到達しない。
【0040】
上記のようにCuを非発光再結合中心として利用することは、InP系半導体レーザのCu汚染による劣化現象を逆に応用するものである。これについては、例えば「IEEE the 35th Annual International Reliability Physics Symposium,pp.268−271,1997」等を参考にすることができる。
【0041】
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2に係る受光素子およびその製造方法について図2を用いて説明する。なお、実施の形態2に係る受光素子は裏面入射型であって、受光素子の裏面からイオン注入したCuを拡散させ、受光部以外の箇所にもpn接合部を有する構成である。
【0042】
図2は、実施の形態2の受光素子の製造工程を示す層断面図である。実施の形態2においては、受光素子製造時に、非発光再結合中心となる元素をイオン注入によって、光吸収層内へ導入する。
【0043】
図2(a)は、実施の形態1の図1(a)と同様であるが、受光部120の周りにもZn拡散を行なうことで、pn接合を形成して、空乏層110を形成している点が異なる。つまり、実施の形態2の受光素子の製造方法は、実施の形態1と同様に、各層を積層後、n−InGaAsコンタクト層107を、エッチングによりリング状に加工してその内側に、Zn拡散を行い受光部120を形成する。Zn拡散を行なう際に、受光部120以外の箇所にも、Zn拡散を行う。それにより、p領域108を形成し、空乏層110を形成する。このようにして、受光部120を空乏層110によって取り囲むようにする。次に、n−InP基板101の底面121全面にCuイオンを注入する。
【0044】
Cuイオン注入後、図2(b)に示すように、n−InP基板101の底面121の、受信光が入射する部分には光透過率の高い絶縁膜としてSiN膜113を約150nmの厚さに堆積し、それ以外の領域に、AuとGeの合金膜114を250nmの厚さに蒸着する。その後、350℃で熱処理を行い、上記金属積層膜(合金膜114、Au薄膜115)とn−InP基板101とを合金化させn型のオーミック電極を形成する。また、この熱処理によって、注入したCuがn−InGaAsP光吸収層103へ拡散する。その後、実施の形態1と同様に、受光素子を、例えば図5で示したような構成のモジュール内に実装後、70℃で順方向に5Vのエージングを行うことにより、Cuが非発光再結合中心として機能する割合がさらに増加する。以上の製造方法で、容易に、受光素子を作製できる。なお、Cuがn−InGaAsP光吸収層103へ拡散するためには、任意の段階で熱処理を行なえばよく、オーミック電極形成時の熱処理に限られるわけではない。
【0045】
また、図2(b)に示している作製された実施の形態2の受光素子において、n−InGaAsP光吸収層103は、Cuを含んでいるため、n−InGaAsP光吸収層103で吸収した光λ1(波長:1.3μm)から発生した電子とホールは、再結合によって発光する前に、Cuを介して非発光再結合することになる。それにより、n−InGaAs受光部120には受信光であるλ2(波長:1.55μm)の光しか届かないため、クロストークを改善することができ、信号の誤り率を抑制することができる。
【0046】
また、受光部120は、空乏層110で取り囲まれているので、受光素子の側面から受光部120に向かって入射される光も、空乏層110で吸収される。それにより、さらにクロストークを改善することができる。
【0047】
なお、実施の形態1においても、実施の形態2と同様に、受光部120の周囲に空乏層を設けてもよいし、またはn−InP基板101へのイオン注入によって、非発光再結合中心となる金属を拡散させてもよい。
【0048】
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3に係る受光素子およびその製造方法について図3を用いて説明する。なお、実施の形態3に係る受光素子は、遮光メタルからCuを拡散させる、裏面入射型のメサ型受光素子である。
【0049】
実施の形態3では、遮光層から非発光再結合中心となる元素をn−InGaAsP光吸収層中に拡散させている。
【0050】
図3(a)に示すように、n−InP基板101(キャリア濃度:3×1018cm−3)上にn−InPバッファ層102(キャリア濃度:3×1017cm−3)と、吸収端波長が1.4μmとなる組成のn−InGaAsP光吸収層103(キャリア濃度:1×1018cm−3)と、n−InP層104(キャリア濃度:1×1015cm−3以下)と、n−InGaAs受光層105(キャリア濃度:1×1015cm−3以下)と、n−InP層106(キャリア濃度:1×1015cm−3以下)と、n−InGaAsコンタクト層107(キャリア濃度:1×1015cm−3以下)とを結晶成長により順次積層させていく。
【0051】
ついで積層した受光部に当たるn−InGaAsコンタクト層107を、エッチングによりリング状に加工して、n−InP層106を部分的に露出させる。さらに、n−InGaAsコンタクト層107のリングの内側にZnを拡散ソースに用いてZnを拡散させp領域108を形成する。そうすることで、pn接合109を形成し受光部120を得る。なお、ここまでは、実施の形態1の製造方法と同一の工程で積層体を作製する。
【0052】
次に、この積層体をマスクエッチングを用いてメサ型にする。具体的には、受光部120およびその周辺をレジストマスクでカバーして、塩酸系のエッチング液でn−InGaAsP光吸収層103を露出させるようにエッチングして、メサ型としてから、受光部120およびその周辺のレジストマスクを除去する。その後、拡散防止層となる絶縁膜111aを堆積してから、絶縁膜111aのうち受光部120とn−InGaAsコンタクト層107を覆う部分およびその周辺を除去する。絶縁膜111aを除去した箇所にp型電極112として金属積層膜(Ti(50nm)/Pt(100nm)/Au(1000nm))を蒸着する。さらにn−InGaAsP光吸収層103上の絶縁膜111aを除去し、p型電極112以外の領域を覆うようにTi膜117を蒸着し、さらにその上に遮光層(遮光メタル)でもあるCuを含むAu合金116を厚さ100nm蒸着する。Ti膜117は、Cuを含むAu合金116と下地(絶縁膜111aおよびn−InGaAsP光吸収層103)との密着性を向上させる目的で蒸着している。したがって、Ti膜117を形成せずに、n−InGaAsP光吸収層103上に直接、Cuを含むAu合金116を形成してもよい。
【0053】
次に、図3(b)に示すように、n−InP基板101の底面121に、受信光が入射する部分には光透過率の高い絶縁膜としてSiN膜113を約150nmの厚さに堆積し、それ以外の領域に、AuとGeの合金膜114を250nmの厚さに蒸着する。その後、350℃で熱処理を行い、上記金属積層膜(合金膜114、Au薄膜115)とn−InP基板101とを合金化させn型のオーミック電極を形成する。この熱処理の際に、Cuを含むAu合金116からCuがn−InGaAsP光吸収層103中へ拡散し、非発光再結合中心となる。その後、実施の形態1と同様に、受光素子をモジュール内に実装後、70℃で順方向に5Vのエージングを行うことにより、Cuが非発光再結合中心として機能する割合がさらに増加する。以上の製造方法で、容易に、受光素子を作製できる。なお、Cuがn−InGaAsP光吸収層103へ拡散するためには、熱処理を行なえばよく、オーミック電極形成時の熱処理に限られるわけではない。
【0054】
また、図3(b)に示している作製された実施の形態3の受光素子によれば、受光部120の側面方向にCuを含むAu合金116からなる遮光層が設けられたので、側面方向からの迷光の影響を受けることがない。また、n−InGaAsP光吸収層103は、Cuを含んでいるため、n−InGaAsP光吸収層103で吸収した光λ1(波長:1.3μm)の光によって発生した電子とホールが再結合によって発光する前に、Cuを介して非発光再結合することになる。それにより、n−InGaAs受光部120には受信光である光λ2(波長:1.55μm)しか届かないため、クロストークを改善することができる。
【0055】
また、Cuを含有する遮光層(Cuを含むAu合金116)を形成し、電極を熱処理する際に、n−InGaAsP光吸収層103にCuが遮光層(Cuを含むAu合金116)から拡散されるようにしているので、容易に受光素子を製造することができ、信号の誤り率を抑制することができる。
【0056】
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4に係る受光素子およびその製造方法について図4を用いて説明する。なお、実施の形態4に係る受光素子は、上部からイオン注入したCuを拡散させた、側面入射型のメサ型受光素子である。実施の形態4の受光素子は、最下層のn−InP基板に形成した斜面から光を入射させ、屈折させて受光部へ入射させる構造である。
【0057】
実施の形態4の受光素子の製造方法は、実施の形態3の受光素子の製造方法と途中まで同一である。つまり、各層を積層後、n−InGaAsコンタクト層107を、エッチングによりリング状に加工して、その内側に、Zn拡散を行い受光部120を形成する。その後、マスクエッチングによって、メサ型とする。その後、拡散防止層となる絶縁膜111aを堆積してから、絶縁膜111aのうち受光部120とn−InGaAsコンタクト層107を覆う部分およびその周辺を除去する。絶縁膜111aを除去した箇所にp型電極112として金属積層膜(Ti(50nm)/Pt(100nm)/Au(1000nm))を蒸着する。さらにn−InGaAsP光吸収層103上の絶縁膜111aを除去する。ここまでは、実施の形態3と同一である。
【0058】
その後、n−InGaAsP光吸収層103以外の箇所に、レジストマスク118を形成する。図4(a)に示しているように、レジストマスク118は、n−InGaAsP光吸収層103にCuイオンを注入するためのマスクである。レジストマスク118を形成後に、n−InGaAsP光吸収層103の露出された箇所から、n−InGaAsP光吸収層103にCuイオンを注入する。
【0059】
図4(b)に示しているように、レジストマスク118を除去し、p型電極112以外の領域を覆うように、上方からの光を遮るための遮光層(遮光メタル)119としてTi(50nm)/Au(100nm)を蒸着する。その後、400℃でアニール処理を行い、注入したCuをn−InGaAsP光吸収層103内に拡散させる。
【0060】
次に図4(c)に示すように、n−InP基板101の底面121に対して、傾斜している傾斜面122をエッチングにより形成する。この傾斜面122は、受信光が入射する箇所である。具体的には、傾斜面122を形成する箇所以外をマスクとなる絶縁膜で覆った後、塩酸系エッチングによって、傾斜面122を形成する。その後、傾斜面122に光透過率の高い絶縁膜としてSiN膜113を約150nm堆積する。また、n−InP基板101の底面121に、AuとGeの合金膜114を250nm蒸着後、さらにAu薄膜115を100nm蒸着する。その後、350℃で熱処理を行なって、上記金属積層膜(合金膜114、Au薄膜115)とn−InP基板とを合金化させn型のオーミック電極を形成する。
【0061】
その後、実施の形態1と同様に、受光素子をモジュール内に実装後、70℃で順方向に5Vのエージングを行うことにより、Cuが非発光再結合中心として機能する割合がさらに増加する。以上の製造方法で、容易に、受光素子を作製できる。
【0062】
なお、アニール処理によってCuを拡散させるようにしたが、実施の形態1〜実施の形態3と同様に、n−InP基板101の底面121にオーミック電極を形成する際の熱処理により行なってもよい。
【0063】
また、図4(c)に示している作製された実施の形態4の受光素子によれば、受光部120の側面方向に遮光層119が設けられたので、側面方向からの迷光の影響を受けることがない。また、n−InGaAsP光吸収層は、Cuを含んでいるため、n−InGaAsP光吸収層で吸収したλ1(1.3μm)の光によって発生した電子とホールが再結合によって発光する前に、Cuを介して非発光再結合することになる。それにより、n−InGaAs受光部120には受信光であるλ2(1.55μm)の光しか届かないため、クロストークを改善することができ、信号の誤り率を抑制することができる。
【0064】
また、傾斜面122から光を入射させる構造であるため、例えば、半導体レーザや光導波路が受光素子と同一平面に形成されて、受光素子の底面(底面121)に対して垂直に光が入射できないような光モジュールを構成する場合であっても適用できる。傾斜面122から入射された入射光は、傾斜面122で屈折して、受光部120に入射される。
【0065】
なお、実施の形態1〜実施の形態3の受光素子においても、実施の形態5の受光素子と同様に、傾斜面122を設けることで、同様に、受光素子の底面(底面121)に対して垂直に光が入射できないような場合であっても適用できる。
【0066】
なお、実施の形態1〜実施の形態4の受光素子を、図5に示した光モジュールの受光素子503に用いることで良好な特性の光モジュールが実現できる。なお、図5では、光送受信用の光モジュールについて説明したが、実施の形態1〜実施の形態4の受光素子は、その他の用途の光モジュールにも用いることができる。
【0067】
なお、実施の形態1〜実施の形態4で具体的に示した、材料、構造および温度等の製造条件は、あくまでも一例であり、本発明はこれらの具体例のみに限定されるものではない。
【0068】
【発明の効果】
本発明によれば、半導体中での非発光再結合現象を利用することで、光吸収層での再発光を抑制し、クロストークの小さい受光素子を実現できる。また、そのような受光素子を容易に製造することができる。さらに、そのような受光素子を用いた光モジュールは、良好な特性を示す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の受光素子の製造工程を示す層断面図
【図2】本発明の実施の形態2の受光素子の製造工程を示す層断面図
【図3】本発明の実施の形態3の受光素子の製造工程を示す層断面図
【図4】本発明の実施の形態4の受光素子の製造工程を示す層断面図
【図5】双方向光送受信モジュールの構成図
【図6】従来の裏面入射型光受光素子の層断面図
【図7】光吸収層の波長に対する透過特性図
【符号の説明】
101 n−InP基板
102 n−InPバッファ層
103 n−InGaAsP光吸収層
104 n−InP層
105 n−InGaAs受光層
106 n−InP層
107 n−InGaAsコンタクト層
108 p領域
109 pn接合
110 空乏層
111、111a 絶縁膜
112 p型電極
113 SiN膜
114 合金膜
115 Au薄膜
116 Cuを含むAu合金
117 Ti膜
118 レジスト
119 遮光メタル
120 受光部
121 底面
122 傾斜面
501 WDMフィルタ
502 半導体レーザ
503 受光素子
504 受光部
505 光ファイバ
601 受光素子
602 受光部
603 空乏層
606 n−InP基板
607 n−InGaAsP光吸収層
608 n−InGaAs受光層
609 p領域
610 p型電極
611 パッシベーション膜
612 n型電極
613 反射防止膜

Claims (14)

  1. 半導体基板と光吸収層と、受光部を構成するpn接合を有する受光層とを備え、
    前記半導体基板より上層に前記光吸収層が配置され、
    前記光吸収層より上層に前記受光層が配置されていて、
    前記光吸収層は、前記受光層よりも吸収端波長が短く、
    前記光吸収層は、非発光再結合中心となる元素を含んでいる、ことを特徴とする受光素子。
  2. 前記半導体基板はInP基板であり、
    前記受光層はInGaAsからなる、請求項1に記載の受光素子。
  3. 前記非発光再結合中心となる元素は銅である、請求項1または請求項2に記載の受光素子。
  4. 前記受光層において、前記受光部以外の領域にもpn接合が形成されている、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の受光素子。
  5. 前記受光部において、光が入射する面に対して反対側の面は、電極で覆われている、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の受光素子。
  6. 前記半導体基板の底面には、当該底面に対して傾斜する傾斜面が形成され、
    前記傾斜面から入射された光が、前記受光部に導かれる構成である、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の受光素子。
  7. 半導体基板の上層に光吸収層を形成し、
    前記光吸収層よりも上層に、前記光吸収層よりも吸収端波長の長い受光層を形成し、
    前記受光層にpn接合を形成し、
    前記光吸収層内で非発光再結合中心となる元素を前記半導体基板にイオン注入し、
    熱処理によって、前記半導体基板にイオン注入された前記非発光再結合中心となる元素を、前記光吸収層内に拡散させる、受光素子の製造方法。
  8. 半導体基板の上層に光吸収層を形成し、
    前記光吸収層よりも上層に、前記光吸収層よりも吸収端波長の長い受光層を形成し、
    前記受光層にpn接合を形成し、
    最上層の一部をマスクパターンで覆い、最上層から前記光吸収層の上面までエッチングによりメサを形成し、
    前記光吸収層よりも上部にある各層の側面に拡散防止層を形成し、
    前記光吸収層の上面の、前記エッチングを行なった箇所に、前記光吸収層内で非発光再結合中心となる元素を含む膜を堆積し、
    熱処理によって、前記非発光再結合中心となる元素を前記光吸収層内に拡散させる、受光素子の製造方法。
  9. 半導体基板の上層に光吸収層を形成し、
    前記光吸収層よりも上層に、前記光吸収層よりも吸収端波長の長い受光層を形成し、
    前記受光層にpn接合を形成し、
    最上層の一部をマスクパターンで覆い、最上層から前記光吸収層の上面までエッチングによりメサを形成し、
    前記光吸収層よりも上部にある各層の側面に拡散防止層を形成し、
    前記エッチングにより露出した前記光吸収層の上面以外の領域をイオン注入されないように、レジストマスクで覆い、
    前記レジストマスクの上からイオン注入をすることで、直接前記光吸収層内に非発光再結合中心となる元素をイオン注入し、
    熱処理によって、前記非発光再結合中心となる元素を前記光吸収層内に拡散させる、受光素子の製造方法。
  10. 前記マスクパターンで覆った箇所は、受光部となるべき領域である、請求項8または請求項9に記載の受光素子の製造方法。
  11. 前記半導体基板にオーミック電極となる電極を蒸着、熱処理して、前記半導体基板にオーミック電極を形成し、
    前記オーミック電極を形成するための熱処理によって、前記非発光再結合中心となる元素を前記光吸収層内に拡散させる、請求項7ないし請求項10のいずれかに記載の受光素子の製造方法。
  12. 半導体基板の上層に光吸収層を形成し、
    前記光吸収層よりも上層に、前記光吸収層よりも吸収端波長の長い受光層を形成し、
    前記受光層にpn接合を形成し、
    前記半導体基板に、前記光吸収層内で非発光再結合中心となる元素を含んでいるオーミック電極となる電極を蒸着して熱処理して、前記半導体基板にオーミック電極を形成し、
    かつ、前記熱処理によって、前記非発光再結合中心となる元素を前記光吸収層内に拡散させる、受光素子の製造方法。
  13. 前記非発光再結合中心となる元素が前記光吸収層内に拡散した後に、加熱しつつ前記オーミック電極に電圧を印加する、請求項11または請求項12に記載の半導体受光素子の製造方法。
  14. 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の受光素子を用いた光モジュール。
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