JPH09320676A - 通信機器入出力端子のシール構造 - Google Patents

通信機器入出力端子のシール構造

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Publication number
JPH09320676A
JPH09320676A JP14017496A JP14017496A JPH09320676A JP H09320676 A JPH09320676 A JP H09320676A JP 14017496 A JP14017496 A JP 14017496A JP 14017496 A JP14017496 A JP 14017496A JP H09320676 A JPH09320676 A JP H09320676A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plug
lip
seal
communication device
tip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14017496A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Kakizaki
等 柿崎
Mika Oofuna
美香 大船
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kokusai Electric Corp filed Critical Kokusai Electric Corp
Priority to JP14017496A priority Critical patent/JPH09320676A/ja
Publication of JPH09320676A publication Critical patent/JPH09320676A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラグ抜き取り時に水滴が機器本体内部へ飛
散侵入するのを防ぐシール構造を提供することにある。 【解決手段】 ハウジング1内の画像情報通信機器に挿
入されたプラグ2とハウジング1との間にシール3が設
けられる。このシール3は、外周基部がハウジング1に
固定され、コネクタとプラグ2の軸偏芯を吸収するた
め、内周先端のプラグ2との接触部がプラグ2軸方向に
伸びたリップ形状31に形成される。上記リップ3は自
由状態において、リップ先端32が外側に向いた逆コ字
形状に形成されている。プラグ2が挿入された状態でリ
ップ先端32はプラグ2により反転してコ字形の内側を
向いた状態でプラグ2表面を圧接する。プラグ2を抜き
取る際は、リップ先端32は弾性力により外側に反転
し、付着する水滴を外側に飛散させながら自由状態に復
元する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信機器入出力端
子のシール構造、特に防滴構造のシール構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】静止画端末などの画像情報通信機器には
外部のビデオカメラ、通信機器等からの入出力を可能に
する入出力端子を設けている。この入出力端子は機器本
体側にコネクタを設け、これに外部機器からのビデオケ
ーブル先端のプラグを挿入する構造である。そして防滴
構造にするため、コネクタ近傍開口部にエラストマの防
滴シールが設置されている。
【0003】図7は従来のシール構造を示す。1は通信
機器本体側のハウジングで、ハウジング1の開口部の内
側に入出力端子のコネクタ(図示せず)が設けられ、こ
のコネクタに外部機器のプラグ2が挿入される。コネク
タ近傍のハウジング1開口部にはエラストマのシール6
が設置され、挿入プラグ2との間を防滴する構造であ
る。
【0004】シール6は、外周基部をハウジング1に固
定し、コネクタとプラグ2の軸偏芯を吸収するために、
内周先端のプラグ2との接触部がプラグ軸方向に伸びる
リップ形状をとり、プラグ2を外周から締め付ける構造
になる。また上記リップ61は、プラグ挿入時のリップ
61とプラグ2表面との摺動抵抗を低減させるためリッ
プ先端62が内側に向いた形状になっている。プラグ装
着状態を図8に示す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図9はプラグ装着状態
からプラグ抜取り過程の動作を示すもので、図の(a)
がプラグ装着状態で、ハウジング1外側のシール6とプ
ラグ2との間に水滴4が付着した場合を想定する。今コ
ネクタに挿入されたプラグ2が抜き取られる際(b)、
リップ先端62はプラグ2表面との摺動抵抗によりリッ
プ先端62が引きずられて外側に変形する。プラグ2が
完全に抜き取られた瞬間(c)、リップ先端62は、そ
の弾性力により元の状態に復元しようとして内側に反転
する。この瞬間的なリップの反動によりリップ61及び
プラグ2に付着していた水滴4は内側に吸引飛散する。
【0006】このように、従来のシール及びそのリップ
構造ではプラグの抜き取りにより防滴機能が損なわれる
欠点を有していた。
【0007】本発明の目的は、このプラグ抜き取り時に
水滴が機器本体内部へ飛散侵入するのを防ぐシール構造
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、防滴シー
ル構造が、プラグとの接触部がプラグ軸方向に伸びたリ
ップ形状をし、自由状態でリップ先端が外側を向き、プ
ラグ挿入状態ではプラグ表面との接触抵抗により反転し
て内側を向き、プラグ表面を締め付ける構造であり、か
つ、プラグが抜き取られたとき、自身の弾性力によって
上記自由状態の形状に復元する性質を有するものである
ことによって達成される。
【0009】上記のシール構造によると、リップ先端が
自由状態では外側を向き、プラグ挿入状態ではプラグ表
面との接触抵抗により反転して内側を向く。そしてプラ
グを抜き取ったとき、リップ先端は弾性力により外側に
向く元の自由状態の形状に復元する。このリップの復元
時の反転動作により、プラグが抜き取られた瞬間にも付
着する水滴は外側に飛散するから完全な防滴効果が得ら
れる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
よって説明する。
【0011】図1は、本発明の一実施形態で、従来と同
一符号は同一もしくは相当部分を示す。ハウジング1内
画像情報通信機器のコネクタに挿入されたプラグ2と筐
体ハウジング1との間に防滴シール3が設けられる。こ
のシール3は、外周基部がハウジング1に固定され、コ
ネクタとプラグ2の軸偏芯を吸収するため、内周先端に
プラグ2との接触部がプラグ軸方向に伸びたリップ形状
31に形成されている。
【0012】上記リップ31は自由状態において、リッ
プ先端32が外側に向いた逆コ字形状をしている。
【0013】図2は、プラグ2が挿入された状態を示
す。リップ先端32はプラグ挿入の際、プラグ先端に押
されて反転し、先端32がコ字形の内側を向いた状態で
プラグ2表面に均一に締め付けるように圧接する。
【0014】図3は、プラグ2の着脱動作を示すもの
で、(a)はプラグ2がコネクタに完全に挿入された状
態で、リップ先端32が内側に反転し、プラグ2表面を
締め付け圧接して外部からの水滴4の侵入を防いでい
る。
【0015】(b)は、挿入されたプラグ2を抜き取る
際、プラグ2が少し抜き取り方向に移動したときの状態
を示し、リップ先端32がプラグ2表面との接触抵抗に
よって少し外側に変形する。
【0016】(c)及び(d)は、プラグ2が抜き取ら
れる瞬間を示し、内側に変形していたリップ先端32は
プラグ2の移動に追従して自身の弾性力により外側に反
転し、元の自由状態の先端が逆コ字形で外側に向く形状
に復元する。このとき、リップ先端の弾性反転動作によ
りシール3とプラグ2との間に付着していた水滴4は外
側に飛ばされる。
【0017】このようにリップ先端32の反転動作によ
り、プラグ2を抜き取る時にも付着する水滴を外側に飛
散させるので、通信機器本体内部への水滴の侵入を完全
に防止することができる。
【0018】図4は、本発明の他の実施形態を示し、シ
ール5に形成したリップ51の先端形状を変形したもの
である。シール内周先端のプラグ軸方向に伸びるリップ
51は一旦外側に向いた逆コ字形状をとり、更にそこか
ら伸びる先端が外側に傾斜しプラグ軸方向に向く直線状
のリップ先端形状52をしている。
【0019】図5のようにプラグ2を挿入すると、プラ
グ2の先端部でリップ先端52が押されて反転し、先端
52がコ字形に変形して内側を向き、プラグ2表面に均
一に圧接するようになる。
【0020】図6は、この場合のプラグ2の着脱動作状
態を示すもので、(a)はプラグ2がコネクタに完全に
挿入された状態で、コ字形に変形してプラグ2表面に圧
接するリップ先端52のシール効果により外部からの水
滴4の侵入を防いでいる。
【0021】(b)は挿入されたプラグ2を抜き取る
際、プラグ2が抜き取り方向に移動したときの状態を示
し、リップ先端52がプラグ表面との接触抵抗によって
少し外側に変形する。
【0022】(c)及び(d)は、プラグ2が抜き取ら
れる瞬間で、内側に変形したリップ先端52がプラグ2
の移動に従って弾性力により外側に反転し、元の自由状
態の先端52が直線状に復元する。このときリップ先端
52の弾性反転動作によりシール5とプラグ2間の水滴
4を外側に飛散させる。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、画像情報
通信機器等の入出力端子に外部機器からのビデオケーブ
ル等のプラグが挿入された状態での防滴効果に加え、プ
ラグ取り外し時の防滴性も確保され、降水時の機器の取
扱性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態シール構造の構成図。
【図2】図1のプラグ装着状態図。
【図3】図1のプラグ着脱動作説明図。
【図4】本発明の他の実施形態シール構造の構成図。
【図5】図4のプラグ装着状態図。
【図6】図4のプラグ着脱動作説明図。
【図7】従来のシール構造構成図。
【図8】図7のプラグ装着状態図。
【図9】図7のプラグ着脱動作説明図。
【符号の説明】
1…ハウジング、2…プラグ、3…シール、31…リッ
プ、32…リップ先端、4…水滴。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信機器本体に外部通信機器からの入出
    力を可能にする入出力端子を設け、該入出力端子は通信
    機器本体側のコネクタに外部通信機器からのケーブル先
    端プラグを挿入する構造になり、かつ、上記通信機器本
    体側のコネクタ近傍開口部に防滴シールが設置されてな
    る通信機器入出力端子のシール構造において、上記シー
    ルは、プラグとの接触部がプラグ軸方向に伸びたリップ
    形状をし、自由状態でリップ先端が外側を向き、プラグ
    挿入状態では反転により内側を向いてプラグ表面を締め
    付ける構造であり、かつ、プラグを抜き取るとき、自身
    の弾性力によって上記自由状態の形状に復元する性質を
    有するものであることを特徴とする通信機器入出力端子
    のシール構造。
JP14017496A 1996-06-03 1996-06-03 通信機器入出力端子のシール構造 Pending JPH09320676A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14017496A JPH09320676A (ja) 1996-06-03 1996-06-03 通信機器入出力端子のシール構造

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JP14017496A JPH09320676A (ja) 1996-06-03 1996-06-03 通信機器入出力端子のシール構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09320676A true JPH09320676A (ja) 1997-12-12

Family

ID=15262614

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14017496A Pending JPH09320676A (ja) 1996-06-03 1996-06-03 通信機器入出力端子のシール構造

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JP (1) JPH09320676A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011249311A (ja) * 2010-01-25 2011-12-08 Panasonic Corp 防水部材

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Effective date: 20050913

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Effective date: 20060328

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