JPH09319273A - 紙粉回収ブラシ - Google Patents

紙粉回収ブラシ

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JPH09319273A
JPH09319273A JP13713296A JP13713296A JPH09319273A JP H09319273 A JPH09319273 A JP H09319273A JP 13713296 A JP13713296 A JP 13713296A JP 13713296 A JP13713296 A JP 13713296A JP H09319273 A JPH09319273 A JP H09319273A
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Hiroyuki Sako
裕之 迫
Hiroyuki Hamakawa
博幸 濱川
Sakushiro Tanaka
作白 田中
Susumu Goto
将 後藤
Yukifumi Terada
幸史 寺田
Mitsuhiro Nakajima
充裕 中島
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】紙粉回収ブラシ23は、ブラシ材71と、
ブラシ材71が植立されているベース72とを備えてい
る。ベース72は、断面形状がL字形状であり、一方面
がブラシ材71を植立するための植立面にされた植立板
部73と、植立板部73の一方長辺から植立面に対して
垂直に立ち上がった腰付部74とを有している。植立板
部73の植立面とは反対側の面には、スポンジシート7
5が面全体に貼着されており、このスポンジシート75
がブラシ取付板98に接着固定されている。 【効果】腰付部74によってブラシ材71に腰が付けら
れて、感光体ドラム表面の移動によって、ブラシ材が移
動方向に倒れるのが防止される。また、ベース72の構
成が簡単であり、小型の画像形成装置に適している。さ
らに、ブラシ材71が、スポンジシート75の弾性力に
よって適当な力で感光体ドラムに押し付けられるので、
紙粉を効率良く回収できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、小型プリンタ等
の小型の電子写真方式の画像形成装置に備えられる紙粉
回収ブラシに関する。
【0002】
【従来の技術】近年では、個人の机の上で使用されるパ
ーソナルコンピュータ(パソコン)の普及に伴って、パ
ソコンで作成された文書や図形等を用紙に記録するため
のプリンタも、パソコンと共に個人の机の上に設置でき
るように、小型化が要望されている。
【0003】電子写真方式のプリンタによって、上述の
ようなパーソナル使用に答えようとすると、画像形成部
の小型化が不可欠である。画像形成部を小型化する1つ
の方法に、いわゆるクリーニングレス方式がある。クリ
ーニングレス方式では、感光体表面の残留トナーや紙粉
等を回収するためのクリーニング装置が省略されて、代
わりに、紙粉回収ブラシが設けられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の紙粉
回収ブラシの構造は、必ずしも小型化の要望に答えてい
るとは言えず、その構造を工夫する必要があった。そこ
で、この発明の目的は、小型の電子写真方式の画像形成
装置に適用でき、構成が簡単で、かつ容易に作成するこ
とができる紙粉回収ブラシを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの請求項1記載の紙粉回収ブラシは、感光体表面に付
着した紙粉を回収する紙粉回収ブラシであって、平面形
状が長手の長方形状をした植立面を有する植立板部、お
よび植立板部の一方長辺から植立面に対して立ち上がっ
た腰付部を備えたベースと、植立面に密集して植立され
たブラシ材と、植立板部の植立面とは反対側の面に取り
付けられて、ブラシ材を感光体に対して所定の力で弾力
的に押し当てる弾力保持手段と、を含むことを特徴とす
るものである。
【0006】請求項1記載の構成によれば、ベースに形
成されている腰付部によってブラシ材に腰が付けられる
ので、感光体表面に接触しているブラシ材が、感光体表
面の移動によって移動方向に倒れるのを防止できる。ま
た、ブラシ材は、ベースの植立板部に取り付けられてい
る弾力保持手段によって、感光体表面に適当な力で押し
付けられているので、感光体表面をブラシ材によって傷
つけることなく、感光体表面に付着している紙粉等を効
率良く回収できる。
【0007】また、請求項2記載の発明は、上記ベース
は、導電性を有する材料によって一体に構成されてお
り、長手方向に直交する方向に切断したときの断面形状
に、略L字形状の部分を含んでいることを特徴とする請
求項1記載の紙粉回収ブラシである。請求項2記載の構
成によれば、たとえば、ベースが金属板を折り曲げるこ
とによって作成された一体のものである場合には、構成
が簡単であるから、小型の画像形成装置に適している。
また、ベースの作成に要する手間が少ないので、量産す
るのに好適である。さらに、ベースが、たとえば断面略
コ字形状に形成されている場合には、紙粉回収ブラシの
取付方向を考える必要がなくなる。
【0008】さらに、請求項3記載の発明は、上記弾力
保持手段は、上記反対側の面全体に貼り付けられた所定
厚のスポンジシートであることを特徴とする請求項1ま
たは請求項2記載の紙粉回収ブラシである。請求項3記
載の構成によれば、弾力保持手段としてスポンジシート
が用いられるので、構成が簡単であり、加工も容易にで
きる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態
を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、この
発明の一実施形態である紙粉回収ブラシが適用されるプ
リンタの外観構成を示す斜視図である。また、図2は、
図1に示すプリンタの内部構成を簡略化して示す断面図
である。このプリンタは、たとえば、個人の机上に載置
されて用いられる小型のプリンタであり、パーソナルコ
ンピュータ等に接続されて、作成した文書や図形等を手
軽にプリントアウトするためのものである。
【0010】装置本体1の上面には、開閉可能なカバー
2が取り付けられている。カバー2は、装置本体1の上
面の前半分程度を覆っており、図2に示す支点5を中心
に、前部を矢印A方向に引き上げることによって開放す
ることができる。たとえば、搬送経路7上で用紙ジャム
等が発生した場合には、このカバー2を開放して、ジャ
ムを起こしている用紙を取り除くことができる。
【0011】カバー2の背後には、トレイ差込口3が形
成されており、このトレイ差込口3に給紙トレイ4が抜
取り自在に差し込まれている。給紙トレイ4は、上方斜
め後方に向けて伸びた状態に取り付けられており、装置
本体1内に供給すべき用紙が上面に載置される。図2を
参照して、装置本体1の内部構成について詳細に説明す
る。装置本体1内の給紙トレイ4の下端部付近には、給
紙トレイ4に載置された用紙を1枚ずつ分離して供給す
るための給紙ローラ6が設けられている。給紙ローラ6
によって搬送開始された用紙は、搬送経路7に沿って搬
送されて、画像が記録された後に用紙排出口8から排出
される。搬送経路7は、給紙トレイ4から用紙排出口8
に向けて下り勾配のほぼ直線状に形成されている。
【0012】用紙の搬送方向に関して、給紙ローラ6の
やや下流側の所定位置には、供給される用紙を検知する
ための用紙検知スイッチ9が設けられている。また、用
紙検知スイッチ9の下流側には、感光体ドラム21が備
えられたイメージングユニット20および感光体ドラム
21に形成されたトナー像を用紙に転写するための転写
ユニット40が、搬送経路7を挟んで配置されている。
イメージングユニット20および転写ユニット40のさ
らに下流側には、転写ユニット40の働きによって感光
体ドラム21から用紙へ転写されたトナー像を用紙上に
定着させるための定着ユニット50が配置されている。
【0013】装置本体1の下方部には、装置本体1の後
面部1aにコネクタ11を介して接続されたプリンタケ
ーブル10から与えられるデータに基づいてレーザビー
ムを発生するためのレーザ照射ユニット60が配置され
ている。レーザ照射ユニット60には、半導体レーザ光
源、レンズおよびポリゴンミラー等が備えられている。
レーザ照射ユニット60から生成されたレーザビームL
Bは、イメージングユニット20に導かれる。
【0014】イメージングユニット20には、図中矢印
B方向に回転駆動される感光体ドラム21、感光体ドラ
ム21の下方に設けられたチャージャ22、および感光
体ドラム21の回転方向Bに関してチャージャ22より
も上流側に配置された紙粉回収ブラシ23が含まれてい
る。紙粉回収ブラシ23は、感光体ドラム21の表面に
付着した紙粉を回収して感光体ドラム21の表面を清掃
するためのものである。画像の形成に際して、感光体ド
ラム21の表面は、チャージャ22によって一様に帯電
された後に、レーザ照射ユニット60からのレーザビー
ムLBによって露光される。これにより、形成すべき画
像に対応した静電潜像が感光体ドラム21の表面に形成
される。
【0015】この静電潜像が形成された感光体ドラム2
1の表面は、次に現像ユニット30に対向する。現像ユ
ニット30は、サブローラ31および現像ローラ32を
含んでいる。現像ローラ32は、感光体ドラム21に所
定の力で押し付けられており、必要な量のトナーを感光
体ドラム21の表面に付着させる。これにより、感光体
ドラム21の表面に形成された静電潜像は、トナー像に
顕像化される。
【0016】感光体ドラム21がさらに回転し、感光体
ドラム21の表面に形成されたトナー像は、転写ユニッ
ト40に対向する。転写ユニット40は、カバー2に取
り付けられており、搬送経路7を挟んで感光体ドラム2
1に対向する転写ローラ41を備えている。この転写ロ
ーラ41の働きによって、感光体ドラム21の表面に形
成されたトナー像は、供給される用紙の下面に転写され
る。転写後の感光体ドラム21の表面は、紙粉回収ブラ
シ23によって紙粉が除去されて、チャージャ22で再
び帯電された後、現像ユニット30で残留トナーが回収
される。
【0017】下面にトナー像が転写された用紙は、定着
ユニット50へと導かれる。定着ユニット50は、搬送
経路7よりも上側に配置された圧ローラ51と、搬送経
路7の下側に圧ローラ51に対向して設けられた熱ロー
ラ52とを有している。圧ローラ51は、図示しないば
ねの付勢力によって熱ローラ52に押し付けられてい
る。これにより、圧ローラ51および熱ローラ52の間
を通る用紙には、圧力がかけられるとともに、熱ローラ
52によって加熱されて、トナー粒子は用紙上に定着さ
せられる。定着ユニット50にはさらに、排出ローラ対
53および54が備えられており、定着処理後の用紙
は、この排出ローラ対53および54によって装置本体
1の外部に排出される。
【0018】図3は、イメージングユニット20および
現像ユニット30を拡大して示す左断面図である。イメ
ージングユニット20には、紙面に垂直方向に長い円筒
状の感光体ドラム21と、感光体ドラム21の下方に設
けられたチャージャ22と、感光体ドラム21の回転方
向Bに関してチャージャ22よりも上流側で、感光体ド
ラム21の周面に接するように設けられた紙粉回収ブラ
シ23とが備えられている。
【0019】一方、現像ユニット30には、内部にトナ
ーを貯留するための空間が形成されているハウジング3
3と、ハウジング33内に配設された攪拌部材34と、
サブローラ31と、現像ローラ32とが備えられてい
る。攪拌部材34には、紙面に垂直な方向に伸びた回転
軸90に、軸方向に互いに所定の間隔を置いて取り付け
られた複数のアーム91と、これら複数のアーム91を
その先端において連結している、紙面に垂直方向に伸び
た連結板92と、連結板92の表面にアーム91と垂直
をなすように取り付けられたシート状部材93とが含ま
れている。シート状部材93は、柔軟性を有する材料、
たとえばPETフィルムで構成されており、その先端部
付近がハウジング33の内表面に接している。回転軸9
0が回転駆動されると、攪拌部材34は図中矢印C方向
に回転されて、シート状部材93がハウジング33の内
表面に沿って回転する。これにより、ハウジング33内
のトナーは、まんべんなく攪拌される。また、ハウジン
グ33内のトナーが残り少なくなったときには、ハウジ
ング33の下方部に溜まっているトナーが、シート状部
材93によってサブローラ31および現像ローラ32側
へ送り出される。
【0020】サブローラ31および現像ローラ32は互
いに接触した状態に設けられており、それぞれ、矢印D
およびE方向に回転される。この回転によって、トナー
が摩擦帯電されて、サブローラ31および現像ローラ3
2の周面に静電吸着する。このとき、サブローラ31
は、トナーをより効果的に摩擦帯電させる。また、現像
ローラ32の下方において現像ローラ32に接するよう
に、たとえばステンレス等の金属薄板で構成されたトナ
ー規制板35が設けられており、このトナー規制板35
によって現像ローラ32に付着するトナーの量が均一に
規制される。
【0021】また、現像ローラ32の上方において現像
ローラ32に接するように、トナー飛散防止シート36
が設けられており、ハウジング33内のトナーがイメー
ジングユニット20側に流出するのが防がれている。ト
ナー飛散防止シート36は、たとえばPETフィルム等
で構成されている。現像ローラ32は感光体ドラム21
に所定の力で押し付けられており、上述のようにして現
像ローラ32の表面に付着したトナーが、感光体ドラム
21の表面に移り、感光体ドラム21表面の静電潜像は
トナー像に現像される。
【0022】図4は、イメージングユニット20の分解
斜視図である。この図4において、簡単のために感光体
ドラム21は省略されている。図3および図4を参照し
て、一対のドラム支持板24および25と、ドラム支持
板24および25を連結しているチャージャ保持枠28
とからなるフレーム29によって、感光体ドラム21お
よびチャージャ22が保持されており、チャージャー2
2の上端縁部から延設されたブラシ取付板98に、紙粉
回収ブラシ23が接着固定されている。
【0023】具体的に説明すると、チャージャ22は、
感光体ドラム21の軸方向の長さとほぼ同一長に形成さ
れて、図4においてチャージャ22の前面に位置してい
る前面板94と、前面板94と所定間隔置いて前面板9
4に対向して設けられた後面板95と、前面板94およ
び後面板95を連結するための一対の連結側板96およ
び97とを含んでおり、これらによって区画される空間
内に、図示しないチャージャ線およびグリッドが配設さ
れている。
【0024】チャージャ22の後面板95の上端縁から
斜め上後方に伸び上がった状態に、ブラシ取付板98が
形成されている。紙粉回収ブラシ23は、ブラシ取付板
98の感光体ドラム21と対向する面に、スポンジシー
ト75を介して接着固定されている。これにより、紙粉
回収ブラシ23は、感光体ドラム21の回転方向に関し
て、チャージャ22が対向する感光体ドラム21の表面
よりも上流側の位置に接触する。
【0025】図5は、紙粉回収ブラシ23を拡大して示
す斜視図である。図3および図5を参照して、紙粉回収
ブラシ23の構成について詳しく説明する。紙粉回収ブ
ラシ23は、ブラシ材71と、ブラシ材71が植立され
ているベース72とを備えている。ベース72は、感光
体ドラム21(図3参照)の軸方向の長さとほぼ同じ長
さに形成されており、長手方向に直交する方向に切断し
たときの断面形状がL字形状のものである。ベース72
は、所定の強度を確保できる厚さの鉄板等を折り曲げる
ことによって一体に形成されている。ゆえに、ベース7
2は、比較的簡単に作成することができるので、量産に
適している。また、ベース72は、所定の強度を有して
いるので、変形することがない。なお、ベース72を構
成している材料は、導電性を有する材料であればよく、
鉄板の他にも銅板等の金属板を例示することができる。
【0026】ベース72には、平面形状が長手の長方形
状の植立板部73と、植立板部73の一方長辺から植立
板部73に対して垂直方向に立ち上がった状態に設けら
れた腰付部74とが含まれている。植立板部73の一方
面は、ブラシ材71を植立するための植立面とされてお
り、この植立面に所定高さのブラシ材71が密集して植
立されている。腰付部74は、植立板部73の植立面に
植立されたブラシ材71と同一方向に、ブラシ材71の
高さよりも低い所定位置まで形成されている。腰付部7
4は、感光体ドラム21の回転方向に関してブラシ材7
1よりも下流側に位置するように形成されており、感光
体ドラム21の表面の移動によって、ブラシ材71が回
転方向下流側に倒れるのを防ぐ機能を有している。
【0027】腰付部74の長手方向の端部付近は、一部
切り欠いてあり、この切欠部分を介して、給電部材76
が植立板部73に弾性的に接触している。ブラシ材71
は、導電性を有しており、給電部材76から植立板部7
3を介して所定電圧のバイアスが印加される。ブラシ材
71にバイアスを印加する理由は、ブラシ材71に吸着
された紙粉が感光体ドラム21に戻るのを防ぐのと、転
写後の感光体ドラム21の表面に付着している残留トナ
ーと感光体ドラム21との静電結合を弱めるためであ
る。
【0028】植立板部73の植立面と反対側の面には、
紙粉回収ブラシ23を感光体からの応力に対して弾力的
に保持するための弾力保持手段としてのスポンジシート
75が面全体に貼着されている。スポンジシート75
は、植立板部73とほぼ同じ大きさの長手のシート状に
形成されており、所定の弾性力を発生できる厚さを有し
ている。また、スポンジシート75の植立板部73に接
着されている面と反対側の面は、ブラシ取付板98に接
着固定されている。すなわち、植立板部73は、スポン
ジシート75を介してブラシ取付板98に取り付けられ
ており、紙粉回収ブラシ23のブラシ材71は、スポン
ジシート75の弾性力によって、所定の力で感光体ドラ
ム21の表面に押し付けられる。したがって、紙粉回収
ブラシ23は、感光体ドラム21の表面を傷つけること
なく、付着している紙粉を効率良く掻き取ることができ
る。
【0029】スポンジシート75は、ブラシ取付板98
の面全体に貼り付けられている必要はなく、紙粉回収ブ
ラシ23を安定した状態で、感光体ドラム21に向けて
弾性的に付勢できれば、ブラシ取付板98の左右の両端
部や中央部のみに貼り付けられていてもよい。このよう
に、紙粉回収ブラシ23を弾力的に保持する手段とし
て、スポンジシート75が用いられているので、構成が
簡単であり、加工も容易にできる。ただし、スポンジシ
ート75に限定されることはなく、紙粉回収ブラシ23
を感光体ドラム21に向けて弾性的に付勢できるもので
あればよい。たとえば、スポンジシート75に代えてコ
イルばねを用いることも可能である。このとき、図6に
示すように、紙粉回収ブラシ23がブラシ取付板98に
安定して取り付けられるように、複数個のコイルバネ7
7が所定間隔置いて設けられるのが好ましい。また、図
7に示すように、ベース72とブラシ取付板98との間
に、波型に形成された板ばね78が介在されてもよい。
【0030】また、上述の実施形態では、ベース72
は、植立板部73の一方長辺から植立面に対して垂直方
向に立ち上がった状態に腰付部74が設けられて、断面
L字形状に形成されているが、断面形状にL字形状の部
分が含まれていればよい。たとえば、ベース72は、植
立板部73の両方の長辺から植立面に対して垂直方向に
立ち上がった状態に、2つの板状部材が対向して設けら
れて、断面コ字形状に形成されてもよい。この場合に
は、紙粉回収ブラシ23をブラシ取付板98に取り付け
る際に、紙粉回収ブラシ23の取付方向を考える必要が
なく、感光体ドラム21の回転方向に関してブラシ材7
1よりも下流側に位置する板状部材が、ブラシ材71に
腰を付けるための腰付部74となる。
【0031】この発明の実施形態の説明は以上の通りで
あるが、この発明は上述の実施形態に限定されるもので
はなく、たとえば、上述の実施形態では小型プリンタを
例に挙げて説明したが、プリンタの他に、複写機やファ
クシミリ装置等の電子写真方式の画像形成装置にこの発
明を適用できることはもちろんである。この他、特許請
求の範囲に記載された範囲で種々の変更を施すことが可
能である。
【0032】
【発明の効果】この発明によれば、腰付部によってブラ
シ材に腰が付けられて、感光体表面に接触しているブラ
シ材が、感光体表面の移動によって移動方向に倒れるの
を防止できる。また、ブラシ材は、ベースの植立板部に
取り付けられているスポンジシート等によって感光体に
適当な力で弾性的に押し付けられているので、感光体表
面をブラシ材によって傷つけることなく、感光体表面に
付着している紙粉等を効率良く回収できる。
【0033】さらに、ベースは、その構成が簡単であ
り、小型の画像形成装置に適しているうえ、ベースの作
成に要する手間が少なく、量産するのに好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態である紙粉回収ブラシが
適用されるプリンタの外観構成を示す斜視図である。
【図2】図1に示すプリンタの内部構成を簡略化して示
す断面図である。
【図3】イメージングユニットおよび現像ユニットの左
断面図である。
【図4】イメージングユニットの分解斜視図である。
【図5】紙粉回収ブラシを拡大して示す斜視図である。
【図6】紙粉回収ブラシの他の構成を説明するために、
紙粉回収ブラシを上方から見た図である。
【図7】紙粉回収ブラシのさらに他の構成を説明するた
めに、紙粉回収ブラシを上方から見た図である。
【符号の説明】
23 紙粉回収ブラシ 71 ブラシ材 72 ベース 73 植立板部 74 腰付部 75 スポンジシート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 後藤 将 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工業株式会社内 (72)発明者 寺田 幸史 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工業株式会社内 (72)発明者 中島 充裕 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光体表面に付着した紙粉を回収する紙粉
    回収ブラシであって、 平面形状が長手の長方形状をした植立面を有する植立板
    部、および植立板部の一方長辺から植立面に対して立ち
    上がった腰付部を備えたベースと、 植立面に密集して植立されたブラシ材と、 植立板部の植立面とは反対側の面に取り付けられて、ブ
    ラシ材を感光体に対して所定の力で弾力的に押し当てる
    弾力保持手段と、を含むことを特徴とする紙粉回収ブラ
    シ。
  2. 【請求項2】上記ベースは、導電性を有する材料によっ
    て一体に構成されており、長手方向に直交する方向に切
    断したときの断面形状に、略L字形状の部分を含んでい
    ることを特徴とする請求項1記載の紙粉回収ブラシ。
  3. 【請求項3】上記弾力保持手段は、上記反対側の面全体
    に貼り付けられた所定厚のスポンジシートであることを
    特徴とする請求項1または請求項2記載の紙粉回収ブラ
    シ。
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