JPH09319162A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH09319162A
JPH09319162A JP8135011A JP13501196A JPH09319162A JP H09319162 A JPH09319162 A JP H09319162A JP 8135011 A JP8135011 A JP 8135011A JP 13501196 A JP13501196 A JP 13501196A JP H09319162 A JPH09319162 A JP H09319162A
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JP
Japan
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image
toner image
toner
photosensitive drum
transfer
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Application number
JP8135011A
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English (en)
Inventor
Tadayoshi Ikeda
忠義 池田
Masakazu Fukuchi
真和 福地
Akitoshi Matsubara
昭年 松原
Satoru Haneda
哲 羽根田
Kunio Shigeta
邦男 重田
Yotaro Sato
洋太郎 佐藤
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 像担持体に形成したトナー像を一旦トナー像
受像体に一括して転写する際の転写ズレの少ない画像形
成装置を提供すること。 【解決手段】 第1の像担持手段と第2の像担持手段と
が共通の駆動源により駆動されることを特徴とする画像
形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、像担持体の周辺に
帯電手段、像露光手段と現像手段を配置して像担持体に
形成されたトナー像を転写材上に転写、定着する複写
機、プリンタ、FAX等の電子写真方式の画像形成装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、両面コピーにおいては、像担持体
上に形成された一方の面の画像を転写材上に転写、定着
し、これを一旦両面反転給紙装置に収納し、再び像担持
体上に形成された画像とタイミングを合わせて両面反転
給紙装置より転写材を給送し、転写材上に他方の面の画
像を転写、定着する方法がとられている。
【0003】この両面コピー装置は、上記の如く、両面
反転給紙装置への給送や定着装置を2度通す等の転写材
の搬送が行われるので、転写材搬送の信頼性が低く、ジ
ャム等を引き起こす原因となっていた。これに対し、特
公昭49−37538号公報、特公昭54−28740
号公報や特開平1−44457号公報や特開平4−21
4576号公報等により転写材の両面にトナー像を形成
後、1回で定着を行うものが提案され、特に、特開平1
−44457号公報や特開平4−214576号公報等
には像担持体、帯電手段、像露光手段、現像手段等より
なる像形成手段を複数組トナー像受像体上に並列に配置
し、カラー画像の両面コピーを形成する方法が提案され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
特開平1−44457号公報や特開平4−214576
号公報等により提案される両面カラー画像形成は、転写
材の搬送性は向上するが、トナー像受像体上に1色ずつ
カラートナー像を重ねて行くので、色ズレやトナーの散
りやこすれ等の画像劣化が起き易い。
【0005】これに対し、本願発明者らは、像担持体
(第1の像担持手段)に形成したトナー像を一旦トナー
像受像体(第2の像担持手段)に一括して転写し、トナ
ー像受像体上のトナー像と、再度像担持体に形成したト
ナー像とを転写材の両面に転写する両面画像形成方法を
検討しているが、第1に、像担持体の周速とトナー像受
像体との周速の違いにより、像担持体に形成したトナー
像を一旦トナー像受像体に一括して転写する際に転写ズ
レを生じるという問題が発生する。
【0006】本発明は上記の問題点を解決し、像担持体
に形成したトナー像を一旦トナー像受像体に一括して転
写する際の転写ズレの少ない画像形成装置を提供するこ
とを第1の目的とする。
【0007】また、第2に、駆動系により回転される像
担持体としての感光体ドラムに速度ムラが生じ、像露光
手段の像露光光の位置ズレが発生するという問題が生じ
る。
【0008】本発明は上記の問題点を解決し、像露光手
段の像露光光の位置ズレが防止された画像形成装置を提
供することを第2の目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、トナー像形
成手段により形成されたトナー像を担持する第1の像担
持手段と、前記第1の像担持手段に担持されたトナー像
が一括して転写され、転写された該トナー像を再び表面
に担持する第2の像担持手段と、前記第1の像担持手段
に担持されているトナー像を転写材の表面に転写する第
1の転写手段と、前記第2の像担持手段に担持されてい
るトナー像を前記転写材の裏面に転写する第2の転写手
段と、前記転写材の両面に転写されたトナー像を定着す
る定着手段とを有する画像形成装置において、前記第1
の像担持手段と前記第2の像担持手段とが共通の駆動源
により駆動されることを特徴とする画像形成装置によっ
て達成される(第1の発明)。
【0010】また、上記目的は、トナー像形成手段によ
り形成されたトナー像を担持する感光体ドラムと、前記
感光体ドラムに担持されたトナー像が一括して転写さ
れ、転写された該トナー像を再び表面に担持するベルト
状のトナー像受像体と、前記感光体ドラムに担持されて
いるトナー像を転写材の表面に転写する第1の転写手段
と、前記トナー像受像体に担持されているトナー像を前
記転写材の裏面に転写する第2の転写手段と、前記感光
体ドラムへの像露光光の発光タイミングを制御する制御
手段とを設け、前記転写材の両面に転写されたトナー像
を定着する定着手段とを有する画像形成装置において、
前記トナー像受像体を前記感光体ドラムに当接させ、前
記感光体ドラムの周長が前記ベルト状のトナー像受像体
を駆動する駆動ローラの周長の整数倍とすることを特徴
とする画像形成装置によって達成される(第2の発
明)。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。なお、本願の記載は請求項の技術的範囲や用語の
意義を限定するものではない。また、以下の、本発明の
実施の形態における断定的な説明は、ベストモードを示
すものであって、本発明の用語の意義や技術的範囲を限
定するものではない。また、以下の実施形態の説明にお
いて、カラートナー像の転写材への転写の際に、転写域
において像担持体に対向する側の転写材の面(転写材の
表面という)に転写する画像を表面画像、転写材の他方
の側の面(転写材の裏面という)に転写する画像を裏面
画像という。
【0012】実施形態1 本発明の目的に共通する画像形成装置の一の実施形態の
画像形成プロセス、各機構について、図1及び図2を用
いて説明する。図1は、画像形成装置の一の実施形態を
示すカラー画像形成装置の断面構成図であり、図2は、
図1の画像形成装置にかかわる両面のトナー像形成状態
を示す図である。
【0013】像担持体である感光体ドラム10は、例え
ば、光学ガラスや透明アクリル樹脂の透明部材によって
形成される円筒状の基体を内側に設け、透明の導電層、
a−Si層あるいは有機感光層(OPC)等の感光層を
該基体の外周に形成したものであり、接地された状態で
図1の矢印で示す時計方向に回転される。
【0014】帯電手段としてのスコロトロン帯電器11
はイエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C)およ
び黒色(K)の各色の画像形成プロセスに用いられ、像
担持体である感光体ドラム10の移動方向に対して直交
する方向に感光体ドラム10と対峙して取り付けられ、
感光体ドラム10の前述した有機感光体層に対し所定の
電位に保持された制御グリッドと、放電電極11aとし
て、例えば鋸歯状電極を用いトナーと同極性のコロナ放
電とによって帯電作用(本実施形態においてはマイナス
帯電)を行い、感光体ドラム10に対し一様な電位を与
える。放電電極11aとしては、その他ワイヤ電極を用
いることも可能である。
【0015】各色毎の像露光手段としての露光ユニット
12は、感光体ドラム10上での露光位置を、スコロト
ロン帯電器11の放電電極11aと現像器13の現像位
置との間で、現像スリーブ131に対して感光体ドラム
の回転方向上流側に設けた状態で配置される。
【0016】露光ユニット12は、感光体ドラム10の
軸と平行に主走査方向に配列された像露光光発光素子と
してのLED(発光ダイオード)を複数個アレイ状に並
べた線状の露光素子12aと、等倍結像素子としてのセ
ルフォックレンズ12bとが、不図示のホルダに取付け
られた露光用ユニットとして構成される。各色毎の露光
ユニット12が保持部材20に取付けられるが、保持部
材20には各色毎の露光ユニット12の他に一様露光器
12c及び転写同時露光器12dが取付けられて感光体
ドラム10の基体内部に収容される。別体の画像読み取
り装置によって読み取られ、メモリに記憶された各色の
画像データがメモリより順次読み出されて各色毎の露光
ユニット12にそれぞれ電気信号として入力される。
【0017】露光素子としては、その他FL(蛍光体発
光),EL(エレクトロルミネッセンス),PL(プラ
ズマ放電),LED(発光ダイオード)等の複数の発光
素子をアレイ状に並べたものが用いられる。この実施形
態で使用される発光素子の発光波長は、通常Y,M,C
のトナーの透過性の高い680〜900nmの範囲のも
のが良好であるが、裏面から像露光を行うことからカラ
ートナーに透明性を十分に有しないこれより短い波長で
もよい。
【0018】画像形成される色順序と、回転される感光
体ドラムに、該色順序に従って設けられる現像器13
は、本実施形態においては、図1の矢印にて示す感光体
ドラム10の回転方向に対してY,Mの現像器13が感
光体ドラム10の左側に、また、C,Kの現像器13が
感光体ドラム10の右側に配置され、Y,Mの現像器1
3の現像ケーシング138の下方にY,Mのスコロトロ
ン帯電器11が、また、C,Kの現像器13の現像ケー
シング138の上方にC,Kのスコロトロン帯電器11
が配置される。
【0019】各色毎の現像手段としての現像器13は、
イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C)および
黒色(K)の一成分あるいは二成分の現像剤をそれぞれ
収容し、それぞれ感光体ドラム10の周面に対し所定の
間隙を保って、現像位置において感光体ドラム10の回
転方向と同方向に回転する例えば厚み0.5〜1mm、
外径15〜25mmの円筒状の非磁性のステンレスある
いはアルミ材で形成された現像スリーブ131を備えて
いる。
【0020】現像器13が不図示の突き当てコロにより
感光体ドラム10と所定の値の間隙、例えば100〜1
000μmをあけて非接触に保たれ、各色毎の現像器1
3による現像作用に際しては、現像スリーブ131に対
し直流電圧あるいはさらに交流電圧ACを加えた現像バ
イアスが印加され、現像器の収容する一成分或いは二成
分現像剤によるジャンピング現像が行われて、透明な導
電層を接地する負荷電の感光体ドラム10に対してトナ
ーと同極性(本実施形態においてはマイナス極性)の直
流バイアスを印加して、露光部にトナーを付着させる非
接触の反転現像が行われる。この時の現像間隔精度は画
像ムラを防ぐために20μm程度以下が必要である。
【0021】上記の各色毎の現像器13は、前述したス
コロトロン帯電器11による帯電と露光ユニット12と
による像露光によって形成される感光体ドラム10上の
静電潜像を現像バイアス電圧の電圧印加による非接触現
像法により非接触の状態で帯電極性と同極性のトナー
(本実施形態においては感光体ドラムは負帯電であり、
マイナス極性のトナー)により反転現像する。
【0022】原稿画像として本装置とは別体の画像読取
装置の撮像素子により読み取られた画像あるいは、コン
ピュータで編集された画像が、Y,M,CおよびKの各
色別の画像データとして一旦メモリに記憶し格納され
る。
【0023】画像記録のスタートにより不図示の駆動モ
ータの始動により感光体ドラム10が図1の矢印で示す
時計方向へ回転され、同時に感光体ドラム10の左方で
イエロー(Y)の現像器13の現像ケーシング138の
下方に配置されたYのスコロトロン帯電器11の帯電作
用により感光体ドラム10に電位の付与が開始される。
【0024】感光体ドラム10は電位を付与されたあ
と、Yの露光ユニット12において第1の色信号すなわ
ちYの画像データに対応する電気信号による露光が開始
されドラムの回転走査によってその表面の感光層に原稿
画像のYの画像に対応する静電潜像を形成する。
【0025】前記の潜像はYの現像器13により現像ス
リーブ上の現像剤が非接触の状態で反転現像され感光体
ドラム10の回転に応じイエロー(Y)のトナー像が形
成される。
【0026】次いで感光体ドラム10は前記イエロー
(Y)のトナー像の上に、さらに感光体ドラム10の左
方、イエロー(Y)の上部でマゼンタ(M)の現像器1
3の現像ケーシング138の下方に配置されたマゼンタ
(M)のスコロトロン帯電器11の帯電作用により電位
が付与され、Mの露光ユニット12の第2の色信号すな
わちMの画像データに対応する電気信号による露光が行
われ、Mの現像器13による非接触の反転現像によって
前記のイエロー(Y)のトナー像の上にマゼンタ(M)
のトナー像が順次重ね合わせて形成される。
【0027】同様のプロセスにより感光体ドラム10の
右方でシアン(C)の現像器13の現像ケーシング13
8の上方に配置されたシアン(C)のスコロトロン帯電
器11、Cの露光ユニット12およびCの現像器13に
よってさらに第3の色信号に対応するシアン(C)のト
ナー像が、また感光体ドラム10の右方、Cの下部で黒
色(K)の現像器13の現像ケーシング138の上方に
配置された黒色(K)のスコロトロン帯電器11、露光
ユニット12および現像器13によって第4の色信号に
対応する黒色(K)のトナー像が順次重ね合わせて形成
され、感光体ドラム10の一回転以内にその周面上にカ
ラーのトナー像が形成される(トナー像形成手段)。
【0028】これ等Y,M,C及びKの露光ユニット1
2による感光体ドラム10の有機感光層に対する露光は
ドラムの内部より前述した透明の基体を通して行われ
る。従って第2,第3および第4の色信号に対応する画
像の露光は何れも先に形成されたトナー像の影響を全く
受けることなく行われ、第1の色信号に対応する画像と
同等の静電潜像を形成することが可能となる。
【0029】上記の画像形成プロセスによって像担持体
としての感光体ドラム10(第1の像担持手段)上に裏
面画像となる重ね合わせカラートナー像が形成され、感
光体ドラム10上の裏面画像の重ね合わせカラートナー
像が転写域14bにおいて、トナーと反対極性(本実施
形態においてはプラス極性)の直流電圧が印加される転
写器14cにより、駆動ローラ14d及び従動ローラ1
4e間に張架され、転写域14bにおいて感光体ドラム
10に近接或いは当接して設けられたトナー像受像体1
4a(第2の像担持手段)上に一括して転写される。こ
の際、良好な転写がなされるように、例えば発光ダイオ
ードを用いた転写同時露光器12dによる一様露光が行
われる。
【0030】転写後の感光体ドラム10の周面上に残っ
たトナーは像担持体AC除電器16により除電を受けた
後、クリーニング装置19にいたり、感光体ドラム10
に当接したゴム材から成るクリーニングブレード19a
によってクリーニングされ、更に、前プリントまでの感
光体の履歴をなくすために、例えば発光ダイオードを用
いた帯電前の一様露光器12cによる露光による感光体
周面の除電がなされ、前回プリント時の帯電が除去され
て引き続き次の表面画像のカラー画像形成が行われる。
【0031】トナー像受像体14a上に形成されている
裏面画像と転写域14bにおける同期がとられて、上記
のカラー画像形成プロセスと同様にして、重ね合わせカ
ラートナー像の表面画像が感光体ドラム10上に形成さ
れる。この時に形成される表面画像は、像担持体上では
裏面画像形成とは、互いに鏡像になる様に画像データを
変更する必要がある。
【0032】転写材である記録紙Pが転写材収納手段で
ある給紙カセット15より、送り出しローラ15aによ
り送り出され、給送ローラ15bにより給送されてタイ
ミングローラ15cへ搬送される。
【0033】記録紙Pは、タイミングローラ15cの駆
動によって、感光体ドラム10上に担持された表面画像
のカラートナー像と、トナー像受像体14aに担持され
ている裏面画像のカラートナー像との同期がとられて転
写域14bへ給送される。この際、記録紙Pは、転写材
帯電手段としての紙帯電器14fによりトナーと同極性
に紙帯電され、トナー像受像体14aに吸着されて転写
域14bへ給送される。トナーと同極性に紙帯電を行う
ことにより、トナー像受像体上のトナー像や像担持体上
のトナー像と引き合うことを防止して、トナー像の乱れ
を防止している。また、転写材帯電手段としては、トナ
ー像受像体に当接及び当接解除可能な導通ローラやブラ
シ帯電器等を用いることも可能である。
【0034】トナーと反対極性(本実施形態においては
プラス極性)の電圧が印加される第1の転写手段として
の転写器14cにより感光体ドラム10の周面上の表面
画像が一括して記録紙Pの上面側(表面側)に転写され
る。この際、トナー像受像体14aの周面上の裏面画像
は記録紙Pに転写されないでトナー像受像体14aに存
在する。次に、トナーと反対極性(本実施形態において
はプラス極性)の電圧を印加した第2の転写手段として
の裏面転写器14gによりトナー像受像体14aの周面
上の裏面画像を一括して記録紙Pの下面側(裏面側)に
転写する。転写器14cによる転写の際、良好な転写が
なされるように、転写器14cと対向して感光体ドラム
10の内部に設けられた、例えば発光ダイオードを用い
た転写同時露光器12dによる一様露光が行われる。
【0035】各色のトナー像は互いに重なり合うことか
ら、一括転写を可能とするにはトナー層の上層と下層の
トナーとが同様の帯電量で同一極性に帯電していること
が好ましい。このことから、トナー像受像体14a上に
形成したカラートナー像をコロナ帯電により極性反転を
行ったり、像担持体上に形成したカラートナー像をコロ
ナ帯電により極性反転を行う両面画像形成では、下層の
トナーが同極性に十分帯電されないことから、転写が不
良となるので好ましくない。
【0036】像担持体上で反転現像を繰り返し、重ね合
わせて形成した同極性のカラートナー像を極性を変えず
にトナー像受像体14aに一括転写し、次に、極性を変
えずに記録紙Pに一括転写することが、裏面画像形成の
転写性の向上に寄与するので好ましい。表面画像形成に
対しても、像担持体上に反転現像を繰り返し、重ね合わ
せて形成した同極性のカラートナー像を極性を変えずに
記録紙Pに一括転写することが、表面画像形成の転写性
の向上に寄与するので好ましい。
【0037】以上のことからカラー画像形成において
は、上記の表面や裏面の画像形成法を用いて、第1の転
写手段を動作させて転写材の表面にカラートナー像を形
成し、次に、第2の転写手段を動作させて転写材の裏面
にカラートナー像を形成する両面画像形成法が好ましく
採用される。
【0038】トナー像受像体14aは厚さ0.5〜2.
0mmの無端状のゴムベルトで、シリコンゴム或いはウ
レタンゴムの108〜1012Ω・cmの抵抗値をもつ半
導電性基体と、ゴムの基体の外側にトナーフィルミング
防止層として厚さ5〜50μmのフッ素コーティングを
行った2層構成とされる。この層も同様な半導電性が好
ましい。ゴムベルト基体の代わりに厚さ0.1〜0.5
mmの半導電性のポリエステルやポリスチレン、ポリエ
チレン、ポリエチレンテレフタレート等を使用すること
もできる。
【0039】両面にカラートナー像が形成された記録紙
Pが、転写材分離用としての紙分離AC除電器14hに
より除電され、トナー像受像体14aから分離され、両
方のローラの内部にヒータを有する2本のローラで構成
される定着手段としての定着装置17へと搬送される。
定着ローラ17aと、圧着ローラ17bとの間で熱と圧
力とを加えられることにより記録紙P上の表裏の付着ト
ナーが定着され、両面画像記録がなされた記録紙Pが排
紙ローラ18により送られて、装置外部のトレイへ排出
される。
【0040】転写後のトナー像受像体14aの周面上に
残ったトナーは、トナー像受像体のクリーニング手段と
してのトナー像受像体クリーニング装置14iに設けら
れトナー像受像体14aに当接及び当接解除可能なブレ
ードによりクリーニングされる。また、転写後の感光体
ドラム10の周面上に残ったトナーは像担持体AC除電
器16により除電を受けた後、感光体ドラムのクリーニ
ング手段としてのクリーニング装置19にいたり、感光
体ドラム10に当接したゴム材から成るクリーニングブ
レード19aによってクリーニング装置19内に掻き落
とされ、スクリュウ19bによって図示せぬ排トナー容
器に回収される。クリーニング装置19により残留トナ
ーを除去された感光体ドラム10はYのスコロトロン帯
電器11によって一様帯電を受け、次の画像形成サイク
ルにはいる。
【0041】上記の方法を用いることにより、重ね合わ
せカラートナー像の一括転写であるので、トナー像受像
体上のカラー画像の色ズレやトナーの散りやこすれ等が
起こりにくく、画像劣化が少ない良好な両面カラー画像
形成がなされる。
【0042】上記の画像形成装置において、第1の像担
持手段或いは第2の像担持手段による片面のみのコピー
がなされることは勿論である。
【0043】本発明の第1の発明の実施形態について、
図3〜図5を用いて説明する。図3は、感光体ドラム及
びトナー像受像体の駆動系を示す背面図であり、図4
は、感光体ドラムの保持方法と駆動系を示す要部断面図
であり、図5は、トナー像受像体の駆動系を示す要部断
面図である。
【0044】各色毎の露光ユニット12を保持する保持
部材20が保持部材取付板102にネジ止めされて固定
される。前フランジ111とドラムサポート部材112
のフランジ部112aにより感光体ドラム10が両端を
挟持された状態で、前フランジ111とフランジ部11
2aとが保持部材20に取付けられた軸受け部材として
のベアリング51,52にそれぞれ嵌込まれ、露光ユニ
ット12を内包した状態で保持部材20に対して感光体
ドラム10が回転可能に取付けられる。
【0045】片持ちにて感光体ドラム10が取付けられ
た保持部材20を固定する保持部材取付板102が、感
光体ドラム10を前パネル101の孔101aより挿入
し、前パネル101に不図示のネジ等により固定され
る。
【0046】この際、ドラムサポート部材112のサポ
ート軸112bが後パネル103に取付けられた軸受け
部材としてのベアリング53を通して挿入され、サポー
ト軸112bの歯車G3が取付けられた後、サポート軸
112bの端部をベアリング54が軸支する状態でステ
ー105を挟んで駆動パネル104が後パネル103に
取付けられる。
【0047】駆動パネル104に取付けられた駆動源と
しての駆動モータM1の歯車G1の駆動により歯車G2
の回転を受けて歯車G3が回転され、感光体ドラム10
が回転駆動される。歯車G2は駆動パネル104に取付
けられる。
【0048】同じく、共通の駆動源としての駆動モータ
M1の歯車G1の駆動により歯車G2の回転を受けて、
歯車G2により歯車G4,G5,G6が駆動され、トナ
ー像受像体14aの駆動ローラ14dの一方の軸114
aに固定された歯車G7が歯車G6により駆動されて駆
動ローラ14dが回転され、トナー像受像体14aが回
転される。歯車G5は歯車G51及び歯車G52を一体
として構成された歯車であり、歯車G4,G5は駆動パ
ネル104に取付けられ、歯車G6は後パネル103に
取付けられる。また、駆動ローラ14dは、駆動ローラ
14dの一方の軸114aを後パネル103、駆動パネ
ル104とに取付けられたベアリング55,56に軸支
され、他方は前パネル101に取付けられた不図示のベ
アリングにより軸支されて回転される。
【0049】各歯車の歯数としては、図3に示すよう
に、例えば、歯車G1が歯数30、歯車G2が歯数4
0、歯車G3が歯数40、歯車G4が歯数40、歯車G
51が歯数20、歯車G52が歯数40、歯車G6が歯
数20、歯車G7が歯数40とし、また、感光体ドラム
10の外径が40mm、駆動ローラ14dの外径が20
mmとして構成され、感光体ドラム10とトナー像受像
体14aとが等速に回転される。
【0050】第1の像担持手段としての感光体ドラムと
第2の像担持手段としてのトナー像受像体とが共通の駆
動源により等速に回転されることで、第1の像担持手段
としての感光体ドラムと第2の像担持手段としてのトナ
ー像受像体との周速が等しくなり、第1の像担持手段よ
り第2の像担持手段へのトナー像の一括転写の際の転写
ズレが防止される。
【0051】本発明の第2の発明の実施形態について、
図6及び図7を用いて説明する。図6は、トナー像受像
体を駆動する駆動ローラの周長と感光体ドラムの周長と
を示す図であり、図6(A)は、駆動ローラの周長と感
光体ドラムの周長との関係を示す一例を示す図であり、
図6(B)は、駆動ローラの周長と感光体ドラムの周長
との関係を示す他の例を示す図であり、図7は、感光体
ドラムの回転速度変動量と露光ユニットの露光信号のタ
イミングチャートを示す図である。
【0052】前記の如く、共通の駆動系にて第1の像担
持手段としての感光体ドラム10と第2の像担持手段と
してのトナー像受像体14aとを回転させるが、駆動す
る歯車の遊び等により、それぞれの回転に速度ムラが生
じる。特に、感光体ドラム10の回転速度のムラによ
り、感光体ドラム10に像露光を行う露光ユニット12
の副走査方向の露光位置の位置ズレが生じる。感光体ド
ラム10及びトナー像受像体14aの速度ムラは、感光
体ドラム10の回転、トナー像受像体14aを駆動する
駆動ローラ14dの回転により、それぞれの外径に従っ
た周期的なムラとして発生する。
【0053】感光体ドラム10とトナー像受像体14a
とを当接させて回転させるが、図6(A)に示すよう
に、トナー像受像体14aを駆動する駆動ローラ14d
の周長L1に対して感光体ドラム10の周長を2×L1
としたり、図6(B)に示すように、トナー像受像体1
4aを駆動する駆動ローラ14dの周長L2に対して感
光体ドラム10の周長を4×L2としたりして、感光体
ドラム10の周長を駆動ローラ14dの整数倍とする。
ESは感光体ドラム10と同軸に設けられ、感光体ドラ
ム10と一体に回転するロータリエンコーダである。
【0054】例えば、図6(A)に示した駆動系を用
い、トナー像受像体14aを駆動する駆動ローラ14d
の周長L1に対して感光体ドラム10の周長を2×L1
とすることにより、図7(A)に感光体ドラムとトナー
像受像体との速度ムラ(回転速度変動量)を示すが、
(a)の波形で示す感光体ドラム10の固有の回転周期
の速度ムラと、トナー像受像体14aの速度ムラとして
の(b)の波形で示す駆動ローラ14dの固有の回転周
期の速度ムラとの1サイクルが位相が合わされて発生
し、感光体ドラム10とトナー像受像体14aとがそれ
ぞれが当接されて回転されることにより、感光体ドラム
10の速度ムラはそれぞれの速度ムラが合成された
(c)の波形で示す周期的な速度ムラとして発生し、周
期的な速度ムラによる像露光光のズレによる画像ズレを
引き起こす。
【0055】以下に、感光体ドラム10の合成された周
期的な速度ムラによる画像ズレを補正する像露光手段と
しての露光ユニット12の、例えばLEDを用いた露光
素子12aの露光タイミングの制御について説明する。
【0056】感光体ドラム10の駆動軸に図6(A)及
び図6(B)に示すような検知手段としてのロータリエ
ンコーダESを付加し、この出力パルス信号を用いて各
LEDラインヘッドのライン記録タイミング信号(HS
YNと略称す)を生成し、潜像形成のための露光を行
う。検知手段としてのロータリエンコーダESはエンコ
ーダ板とエンコーダ板の回転を検知する検知部材にて構
成される。これによって、周期的な速度ムラの大半は解
消できる。さらに改良するにはロータリエンコーダES
に反映しない速度ムラを解消する必要がある。
【0057】図7(A)にて説明したような感光体ドラ
ム10の回転変動に起因する画像ズレが生じる。図7
(B)の露光タイミングチャートは、単純にロータリエ
ンコーダESの出力パルス信号(ENC信号)に同期し
て、単純に各LEDラインヘッドのライン記録タイミン
グ信号(HSYN)の駆動を行う場合を示しており、画
像ズレの大半はこの補正で済むが、完全な補正が行われ
ない。
【0058】さらに露光タイミング制御は、ロータリエ
ンコーダESで検知された画像ズレを予見して画像露光
時に補正を行うのが好ましい。即ち、図7(A)の
(c)の回転速度変動量を感光体ドラム10の回転変動
1周期分について画像形成前に測定し、ロータリエンコ
ーダESからのズレ量を不図示の制御部の記憶手段とし
てのメモリに記憶した後、画像露光中に感光体ドラム1
0の回転位置に応じて記憶手段としてのメモリ内の記憶
されている回転速度変動量に基づきロータリエンコーダ
ESの信号を処理し、各LEDラインヘッドのライン記
録タイミングを変動させて露光させるようにする。即
ち、この方式では各LEDラインヘッドで形成される静
電潜像に発生する画像ズレ量を過去の回転変動情報によ
り予測し補正制御するわけである。
【0059】各LEDラインヘッドのライン記録タイミ
ング信号(HSYN)の制御を図7(C)の補正露光タ
イミングチャート及びその拡大図である図7(D)に示
す。
【0060】高精度で測定されメモリ内の記憶されてい
る回転速度変動量の補正データに基づきロータリエンコ
ーダESの出力パルス信号(ENC信号)から所定のタ
イミングで遅延時間dtnを加えたタイミングで発光さ
せるようにする。ENC信号と感光体ドラム10の回転
変動量データとにより補正されたHSYN信号によって
各LEDラインヘッドを駆動することで、より正確に露
光ポイントでの画像ズレを補正することができる。
【0061】第2の像担持手段としてのトナー像受像体
を第1の像担持手段としての感光体ドラムに当接させ、
感光体ドラムの周長をトナー像受像体の駆動ローラの整
数倍とすることで上記の補正が可能となり、上記の補正
により像露光光の位置ズレが防止される。
【0062】上記の方法を用いることにより、重ね合わ
せカラートナー像の一括転写であるので、トナー像受像
体上のカラー画像の色ズレやトナーの散りやこすれ等が
起こりにくく、画像劣化が少ない良好な両面カラー画像
形成がなされる。
【0063】上記の画像形成装置において、第1の像担
持手段或いは第2の像担持手段による片面のみのコピー
がなされることは勿論である。また、本発明は2つの像
担持手段を用いたモノクロのみの両面コピーや2つの像
担持手段を用いた片面のみのコピーがなされる画像形成
装置にも適用されることは勿論である。
【0064】
【発明の効果】請求項1によれば、第1の像担持手段と
第2の像担持手段との周速が等しくなり、第1の像担持
手段より第2の像担持手段へのトナー像の一括転写の際
の転写ズレが防止される。
【0065】請求項2によれば、ベルト状のトナー像受
像体を感光体ドラムに当接させ、感光体ドラムの周長を
トナー像受像体の駆動ローラの周長の整数倍とすること
により、像露光手段の像露光光の位置ズレの補正制御を
容易に行うことが可能となり、像露光光の位置ズレが防
止される。
【0066】請求項3によれば、像露光手段の像露光光
の位置ズレの補正制御がより高精度に行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の一の実施形態を示すカラー画像
形成装置の断面構成図である。
【図2】図1の画像形成装置にかかわる両面のトナー像
形成状態を示す図である。
【図3】感光体ドラム及びトナー像受像体の駆動系を示
す背面図である。
【図4】感光体ドラムの保持方法と駆動系を示す要部断
面図である。
【図5】トナー像受像体の駆動系を示す要部断面図であ
る。
【図6】トナー像受像体を駆動する駆動ローラの周長と
感光体ドラムの周長とを示す図である。
【図7】感光体ドラムの回転速度変動量と露光ユニット
の露光信号のタイミングチャートを示す図である。
【符号の説明】
10 感光体ドラム 11 スコロトロン帯電器 12 露光ユニット 13 現像器 14a トナー像受像体 14c 転写器 14g 裏面転写器 17 定着装置 G1,G2,G3,G4,,G5,G6,G7,G5
1,G52 歯車 ES ロータリエンコーダ M1 駆動モータ P 記録紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 羽根田 哲 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 (72)発明者 重田 邦男 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 (72)発明者 佐藤 洋太郎 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー像形成手段により形成されたトナ
    ー像を担持する第1の像担持手段と、 前記第1の像担持手段に担持されたトナー像が一括して
    転写され、転写された該トナー像を再び表面に担持する
    第2の像担持手段と、 前記第1の像担持手段に担持されているトナー像を転写
    材の表面に転写する第1の転写手段と、 前記第2の像担持手段に担持されているトナー像を前記
    転写材の裏面に転写する第2の転写手段と、 前記転写材の両面に転写されたトナー像を定着する定着
    手段とを有する画像形成装置において、 前記第1の像担持手段と前記第2の像担持手段とが共通
    の駆動源により駆動されることを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 トナー像形成手段により形成されたトナ
    ー像を担持する感光体ドラムと、 前記感光体ドラムに担持されたトナー像が一括して転写
    され、転写された該トナー像を再び表面に担持するベル
    ト状のトナー像受像体と、 前記感光体ドラムに担持されているトナー像を転写材の
    表面に転写する第1の転写手段と、 前記トナー像受像体に担持されているトナー像を前記転
    写材の裏面に転写する第2の転写手段と、 前記感光体ドラムへの像露光光の発光タイミングを制御
    する制御手段とを設け、 前記転写材の両面に転写されたトナー像を定着する定着
    手段とを有する画像形成装置において、 前記トナー像受像体を前記感光体ドラムに当接させ、 前記感光体ドラムの周長が前記ベルト状のトナー像受像
    体を駆動する駆動ローラの周長の整数倍とすることを特
    徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記感光体ドラムの回転を検知する検知
    手段を設け、 前記検知手段と前記制御手段とにより、前記感光体ドラ
    ムの1回転周期中の回転速度変動量に基づく前記像露光
    光の発光タイミングを制御することを特徴とする請求項
    2に記載の画像形成装置。
JP8135011A 1996-05-29 1996-05-29 画像形成装置 Pending JPH09319162A (ja)

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