JPH09317133A - 広幅化粧板の製造方法 - Google Patents
広幅化粧板の製造方法Info
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- JPH09317133A JPH09317133A JP15765596A JP15765596A JPH09317133A JP H09317133 A JPH09317133 A JP H09317133A JP 15765596 A JP15765596 A JP 15765596A JP 15765596 A JP15765596 A JP 15765596A JP H09317133 A JPH09317133 A JP H09317133A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 化粧板相互を接合させて広幅化粧板を製造す
るにあたり、接合された化粧板相互が簡単かつ確実に固
定されて広幅化粧板の製造が簡単に行なえ、またこの広
幅化粧板を用いて施工した床等に荷重が加わっても、従
来のように化粧板相互を接着しているホットメルト樹脂
が割れて音を発したり、化粧板相互の接合部分において
沈みが生じるということがないようにする。 【解決手段】 化粧板10相互を接合させて広幅化粧板を
製造する広幅化粧板の製造方法において、ホットメルト
樹脂21が塗布されたテープ20を、接合された化粧板にお
ける裏面側の接合部分に沿って化粧板間に配し、このテ
ープに塗布されたホットメルト樹脂を溶融させて、接合
された化粧板相互をテープにより接着させるようにし
た。
るにあたり、接合された化粧板相互が簡単かつ確実に固
定されて広幅化粧板の製造が簡単に行なえ、またこの広
幅化粧板を用いて施工した床等に荷重が加わっても、従
来のように化粧板相互を接着しているホットメルト樹脂
が割れて音を発したり、化粧板相互の接合部分において
沈みが生じるということがないようにする。 【解決手段】 化粧板10相互を接合させて広幅化粧板を
製造する広幅化粧板の製造方法において、ホットメルト
樹脂21が塗布されたテープ20を、接合された化粧板にお
ける裏面側の接合部分に沿って化粧板間に配し、このテ
ープに塗布されたホットメルト樹脂を溶融させて、接合
された化粧板相互をテープにより接着させるようにし
た。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、化粧板相互を接
合させて広幅化粧板を製造する広幅化粧板の製造方法に
係り、特に、接合された化粧板相互を簡単かつ確実に固
定させることのできる広幅化粧板の製造方法に関するも
のである。
合させて広幅化粧板を製造する広幅化粧板の製造方法に
係り、特に、接合された化粧板相互を簡単かつ確実に固
定させることのできる広幅化粧板の製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、床等を施工する場合には一般に周
囲に実加工が施された化粧板を用い、一方の化粧板に設
けられた雌実に他方の化粧板に設けられた雄実を嵌め合
わせるようにし、このようにして化粧板を順々に接合さ
せるようにしていた。
囲に実加工が施された化粧板を用い、一方の化粧板に設
けられた雌実に他方の化粧板に設けられた雄実を嵌め合
わせるようにし、このようにして化粧板を順々に接合さ
せるようにしていた。
【0003】しかし、このように化粧板に設けられた雌
実と雄実とを嵌め合わせるようにして、化粧板を順々に
接合させて床等を施工することは非常に面倒であり、そ
の施工に非常に長い時間を要すると共に、その作業に熟
練を要し、化粧板をうまく接合させることができず、床
等の仕上がりが悪くなる等の問題があった。
実と雄実とを嵌め合わせるようにして、化粧板を順々に
接合させて床等を施工することは非常に面倒であり、そ
の施工に非常に長い時間を要すると共に、その作業に熟
練を要し、化粧板をうまく接合させることができず、床
等の仕上がりが悪くなる等の問題があった。
【0004】このため、従来においては、上記のような
化粧板を予め複数枚を接合させて広幅化粧板を製造する
ことが行なわれるようになった。
化粧板を予め複数枚を接合させて広幅化粧板を製造する
ことが行なわれるようになった。
【0005】ここで、上記のように一方の化粧板に設け
られた雌実に他方の化粧板に設けられた雄実を嵌め合わ
せて化粧板相互を接合させただけでは、化粧板相互が十
分に固定されず、床等を施工することが非常に困難にな
るため、従来においては、例えば、実開昭61−402
36号公報に示されるように、広幅化粧板を構成する化
粧板の裏面側に可撓性のある基材を貼着し、この基材に
より化粧板相互を固定させると共に、化粧板に柔軟性を
付与し、このような広幅化粧板をコンクリート床面等の
凹凸を持つ面に貼着させて床を施工することが開発され
た。
られた雌実に他方の化粧板に設けられた雄実を嵌め合わ
せて化粧板相互を接合させただけでは、化粧板相互が十
分に固定されず、床等を施工することが非常に困難にな
るため、従来においては、例えば、実開昭61−402
36号公報に示されるように、広幅化粧板を構成する化
粧板の裏面側に可撓性のある基材を貼着し、この基材に
より化粧板相互を固定させると共に、化粧板に柔軟性を
付与し、このような広幅化粧板をコンクリート床面等の
凹凸を持つ面に貼着させて床を施工することが開発され
た。
【0006】しかし、このように接合された化粧板の裏
面に可撓性のある基材を貼着させる場合、化粧板相互を
接合させながら、その裏面に上記の基材を貼着しなけれ
ばならず、作業が非常に面倒で時間を要すると共に、化
粧板相互を安定した状態で接合させることができないと
いう問題があった。
面に可撓性のある基材を貼着させる場合、化粧板相互を
接合させながら、その裏面に上記の基材を貼着しなけれ
ばならず、作業が非常に面倒で時間を要すると共に、化
粧板相互を安定した状態で接合させることができないと
いう問題があった。
【0007】また、従来においては、特開昭61−13
0552号公報に示されるように、コンクリート床面等
の凹凸を持つ面に直接貼着させる広幅化粧板として、化
粧板相互を接合させた際に、その接合部分の裏面側に形
成される溝にホットメルト樹脂を充填し、このホットメ
ルト樹脂により化粧板相互を柔軟性を持つようにして接
着させたものが開発された。
0552号公報に示されるように、コンクリート床面等
の凹凸を持つ面に直接貼着させる広幅化粧板として、化
粧板相互を接合させた際に、その接合部分の裏面側に形
成される溝にホットメルト樹脂を充填し、このホットメ
ルト樹脂により化粧板相互を柔軟性を持つようにして接
着させたものが開発された。
【0008】しかし、このように化粧板相互をホットメ
ルト樹脂で接着させる場合、溝に充填されたホットメル
ト樹脂が硬化して、化粧板相互が接着されるのに時間が
かかり、また熱変化に対するホットメルト樹脂の安定性
が悪いため、夏の暑い時期においては、硬いホットメル
ト樹脂を使用しないと、ホットメルト樹脂が必要以上に
柔らかくなって、化粧板相互の接着性が悪くなる一方、
冬の寒い時期においては、柔らかいホットメルト樹脂を
使用しないと、ホットメルト樹脂が硬くなって化粧板相
互の接合部分における柔軟性が悪くなるという問題があ
り、夏と冬とで使用する接着剤の種類を変更させなけれ
ばならず、広幅化粧板の製造が非常に面倒であった。
ルト樹脂で接着させる場合、溝に充填されたホットメル
ト樹脂が硬化して、化粧板相互が接着されるのに時間が
かかり、また熱変化に対するホットメルト樹脂の安定性
が悪いため、夏の暑い時期においては、硬いホットメル
ト樹脂を使用しないと、ホットメルト樹脂が必要以上に
柔らかくなって、化粧板相互の接着性が悪くなる一方、
冬の寒い時期においては、柔らかいホットメルト樹脂を
使用しないと、ホットメルト樹脂が硬くなって化粧板相
互の接合部分における柔軟性が悪くなるという問題があ
り、夏と冬とで使用する接着剤の種類を変更させなけれ
ばならず、広幅化粧板の製造が非常に面倒であった。
【0009】また、このようにして製造した広幅化粧板
を用いて床を施工した場合、冬の寒い時期において上記
のホットメルト樹脂が硬くなって脆くなり、床に荷重が
加わると、化粧板相互を接着しているホットメルト樹脂
が割れて音を発する等の問題もあった。
を用いて床を施工した場合、冬の寒い時期において上記
のホットメルト樹脂が硬くなって脆くなり、床に荷重が
加わると、化粧板相互を接着しているホットメルト樹脂
が割れて音を発する等の問題もあった。
【0010】更に、従来の広幅化粧板においては、化粧
板相互が十分に固定されないため、このような広幅化粧
板を用いて施工した床に大きな荷重が加わると、化粧板
相互の接合部分において沈みが生じる等の問題もあっ
た。
板相互が十分に固定されないため、このような広幅化粧
板を用いて施工した床に大きな荷重が加わると、化粧板
相互の接合部分において沈みが生じる等の問題もあっ
た。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、化粧板相
互を接合させて広幅化粧板を製造する場合における上記
のような様々な問題を解決することを課題とするもので
ある。
互を接合させて広幅化粧板を製造する場合における上記
のような様々な問題を解決することを課題とするもので
ある。
【0012】すなわち、この発明においては、広幅化粧
板を製造するにあたり、化粧板相互の接合部分の裏面側
に形成される溝にホットメルト樹脂を充填させて化粧板
相互を接着させる場合のように、夏の暑い時期と冬の寒
い時期とにおいてそれぞれホットメルト樹脂の種類を変
更させる必要がなく、接合された化粧板相互が簡単かつ
確実に固定されて広幅化粧板が簡単に製造できるように
なり、またこの広幅化粧板を用いて床等を施工した場合
において、化粧板相互の接合部分に荷重が加わっても、
従来のように化粧板相互を接着しているホットメルト樹
脂が割れて音を発したり、化粧板相互の接合部分におい
て沈みが生じるということがないようにすることを課題
とするものである。
板を製造するにあたり、化粧板相互の接合部分の裏面側
に形成される溝にホットメルト樹脂を充填させて化粧板
相互を接着させる場合のように、夏の暑い時期と冬の寒
い時期とにおいてそれぞれホットメルト樹脂の種類を変
更させる必要がなく、接合された化粧板相互が簡単かつ
確実に固定されて広幅化粧板が簡単に製造できるように
なり、またこの広幅化粧板を用いて床等を施工した場合
において、化粧板相互の接合部分に荷重が加わっても、
従来のように化粧板相互を接着しているホットメルト樹
脂が割れて音を発したり、化粧板相互の接合部分におい
て沈みが生じるということがないようにすることを課題
とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明においては、上
記のような課題を解決するため、化粧板10相互を接合
させて広幅化粧板を製造する広幅化粧板の製造方法にお
いて、ホットメルト樹脂21が塗布されたテープ20
を、接合された化粧板10における裏面側の接合部分に
沿って化粧板10間に配し、このテープ20に塗布され
たホットメルト樹脂21を溶融させて、接合された化粧
板10相互をテープ20により接着させるようにしたの
である。
記のような課題を解決するため、化粧板10相互を接合
させて広幅化粧板を製造する広幅化粧板の製造方法にお
いて、ホットメルト樹脂21が塗布されたテープ20
を、接合された化粧板10における裏面側の接合部分に
沿って化粧板10間に配し、このテープ20に塗布され
たホットメルト樹脂21を溶融させて、接合された化粧
板10相互をテープ20により接着させるようにしたの
である。
【0014】ここで、この発明における広幅化粧板の製
造方法のように、接合された化粧板10の裏面側におい
て、ホットメルト樹脂21が塗布されたテープ20を化
粧板10相互の接合部分に沿って化粧板10間に配し、
このテープ20に塗布されたホットメルト樹脂21を溶
融させて、接合された化粧板10相互をこのテープ20
により接着させると、化粧板10相互が短時間で簡単か
つ確実に接着されるようになる。
造方法のように、接合された化粧板10の裏面側におい
て、ホットメルト樹脂21が塗布されたテープ20を化
粧板10相互の接合部分に沿って化粧板10間に配し、
このテープ20に塗布されたホットメルト樹脂21を溶
融させて、接合された化粧板10相互をこのテープ20
により接着させると、化粧板10相互が短時間で簡単か
つ確実に接着されるようになる。
【0015】また、この発明における広幅化粧板の製造
方法によると、従来のように化粧板相互の接合部分の裏
面側に形成された溝にホットメルト樹脂を充填させて化
粧板相互を接着させる場合に比べても、ホットメルト樹
脂の硬化に要する時間が非常に短縮されて、その生産性
が著しく向上すると共に、夏の暑い時期において、ホッ
トメルト樹脂が柔らかくなって化粧板相互の接着性が悪
くなったり、冬の寒い時期において、ホットメルト樹脂
が硬くなって化粧板相互の接着部分における柔軟性が失
われたり、ホットメルト樹脂が割れて音を発するという
こともない。
方法によると、従来のように化粧板相互の接合部分の裏
面側に形成された溝にホットメルト樹脂を充填させて化
粧板相互を接着させる場合に比べても、ホットメルト樹
脂の硬化に要する時間が非常に短縮されて、その生産性
が著しく向上すると共に、夏の暑い時期において、ホッ
トメルト樹脂が柔らかくなって化粧板相互の接着性が悪
くなったり、冬の寒い時期において、ホットメルト樹脂
が硬くなって化粧板相互の接着部分における柔軟性が失
われたり、ホットメルト樹脂が割れて音を発するという
こともない。
【0016】また、この発明における広幅化粧板の製造
方法によると、化粧板10相互がテープ20を介して接
着されるため、化粧板10相互が柔軟性を持って接着さ
れると共に、化粧板10相互がテープ20により離れな
いように強固に保持され、この広幅化粧板を用いて施工
した床等に大きな荷重が加わっても、化粧板10相互の
接合部分において沈みが生じるということも抑制され
る。
方法によると、化粧板10相互がテープ20を介して接
着されるため、化粧板10相互が柔軟性を持って接着さ
れると共に、化粧板10相互がテープ20により離れな
いように強固に保持され、この広幅化粧板を用いて施工
した床等に大きな荷重が加わっても、化粧板10相互の
接合部分において沈みが生じるということも抑制され
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る広幅化粧板
の製造方法の実施形態について添付図面に基づいて具体
的に説明する。
の製造方法の実施形態について添付図面に基づいて具体
的に説明する。
【0018】ここで、この実施形態においては、広幅化
粧板を製造するのに使用する化粧板10として、図1
(A),(B)に示すように、周囲に雄実11と雌実1
2とからなる実加工が施された小幅の化粧板10を用
い、図2に示すように、一方の化粧板10における雌実
11内に他方の化粧板10における雄実11を嵌め込ん
で化粧板10相互を接合させるようにしている。
粧板を製造するのに使用する化粧板10として、図1
(A),(B)に示すように、周囲に雄実11と雌実1
2とからなる実加工が施された小幅の化粧板10を用
い、図2に示すように、一方の化粧板10における雌実
11内に他方の化粧板10における雄実11を嵌め込ん
で化粧板10相互を接合させるようにしている。
【0019】そして、この実施形態においては、上記の
ようにして化粧板10相互を順々に接合させて、図3に
示すような広幅化粧板を仕組んだ後、図4に示すよう
に、片面にホットメルト樹脂21が塗布されたテープ2
0を用い、このテープ20を上記の広幅化粧板の裏面側
において、図5に示すように、化粧板10相互の接合部
分に沿って化粧板10間に配すると共に、このようにテ
ープ20が化粧板10間に配された状態で、広幅化粧板
をホットプレスし、上記のテープ20に塗布されたホッ
トメルト樹脂21を溶融させて、図6に示すように、接
合された化粧板10相互をこのテープ20を介して接着
させるようにしている。なお、このようにして化粧板1
0相互を接着させる場合、溶融されたホットメルト樹脂
21が直ぐに硬化して、化粧板10相互がテープ20を
介して速やかに接着されるようになる。
ようにして化粧板10相互を順々に接合させて、図3に
示すような広幅化粧板を仕組んだ後、図4に示すよう
に、片面にホットメルト樹脂21が塗布されたテープ2
0を用い、このテープ20を上記の広幅化粧板の裏面側
において、図5に示すように、化粧板10相互の接合部
分に沿って化粧板10間に配すると共に、このようにテ
ープ20が化粧板10間に配された状態で、広幅化粧板
をホットプレスし、上記のテープ20に塗布されたホッ
トメルト樹脂21を溶融させて、図6に示すように、接
合された化粧板10相互をこのテープ20を介して接着
させるようにしている。なお、このようにして化粧板1
0相互を接着させる場合、溶融されたホットメルト樹脂
21が直ぐに硬化して、化粧板10相互がテープ20を
介して速やかに接着されるようになる。
【0020】ここで、上記のテープ20としては、耐水
性及び耐熱性に優れた繊維で構成された不織布をテープ
状に形成したものや、耐水性及び耐熱性に優れると共に
伸縮性の少ない樹脂テープ等を使用することができる。
また、不織布で構成されたテープを使用する場合、化粧
板10相互を接合させた部分において、このテープ20
が破れたりするのを抑制するため、その幅方向に繊維が
多くからまったものを用いるようにすることが好まし
い。
性及び耐熱性に優れた繊維で構成された不織布をテープ
状に形成したものや、耐水性及び耐熱性に優れると共に
伸縮性の少ない樹脂テープ等を使用することができる。
また、不織布で構成されたテープを使用する場合、化粧
板10相互を接合させた部分において、このテープ20
が破れたりするのを抑制するため、その幅方向に繊維が
多くからまったものを用いるようにすることが好まし
い。
【0021】一方、このようなテープ20に塗布させる
ホットメルト樹脂21としては、従来より公知のホット
メルト樹脂を使用することができ、例えば、エチレン酢
酸ビニル系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂
等を用いることができる。
ホットメルト樹脂21としては、従来より公知のホット
メルト樹脂を使用することができ、例えば、エチレン酢
酸ビニル系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂
等を用いることができる。
【0022】ここで、この実施形態に示すように、雄実
11と雌実12とが接合された化粧板10の裏面側にお
いて、化粧板10相互の接合部分に沿ってホットメルト
樹脂21が塗布されたテープ20を各化粧板10に接着
させると、接合された化粧板10がそれぞれテープ20
に広い範囲で接着されるようになり、このテープ20を
介して接合された化粧板10相互が柔軟性を有するよう
にして確実に接着されるようになる。
11と雌実12とが接合された化粧板10の裏面側にお
いて、化粧板10相互の接合部分に沿ってホットメルト
樹脂21が塗布されたテープ20を各化粧板10に接着
させると、接合された化粧板10がそれぞれテープ20
に広い範囲で接着されるようになり、このテープ20を
介して接合された化粧板10相互が柔軟性を有するよう
にして確実に接着されるようになる。
【0023】そして、このように接合された化粧板10
相互がテープ20により柔軟性をもって確実に接着され
る結果、この広幅化粧板を用いて床等を施工する場合
に、接合された化粧板10が外れたりするということが
なく、その施工が容易に行なえるようになると共に、コ
ンクリート床面等の凹凸を持つ面に対してもこの広幅化
粧板を床面に沿うようにしてうまく施工することができ
るようになる。
相互がテープ20により柔軟性をもって確実に接着され
る結果、この広幅化粧板を用いて床等を施工する場合
に、接合された化粧板10が外れたりするということが
なく、その施工が容易に行なえるようになると共に、コ
ンクリート床面等の凹凸を持つ面に対してもこの広幅化
粧板を床面に沿うようにしてうまく施工することができ
るようになる。
【0024】また、この広幅化粧板を用いて施工した床
等に大きな荷重が加わった場合においても、接合された
化粧板10相互がそれぞれテープ20によって離れない
ようにして強固に保持される結果、従来のように化粧板
10相互の接合部分が沈むということが少なくなる。
等に大きな荷重が加わった場合においても、接合された
化粧板10相互がそれぞれテープ20によって離れない
ようにして強固に保持される結果、従来のように化粧板
10相互の接合部分が沈むということが少なくなる。
【0025】なお、上記のように製造された広幅化粧板
において、接合された化粧板10相互をより確実に固定
させると共に、この広幅化粧板におけるクッション性等
を向上させるため、上記のようにテープ20が接着され
た広幅化粧板の裏面側に更に可撓性のシート等を貼着さ
せるようにすることも可能である。
において、接合された化粧板10相互をより確実に固定
させると共に、この広幅化粧板におけるクッション性等
を向上させるため、上記のようにテープ20が接着され
た広幅化粧板の裏面側に更に可撓性のシート等を貼着さ
せるようにすることも可能である。
【0026】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明における
広幅化粧板の製造方法においては、接合された化粧板の
裏面側において、ホットメルト樹脂が塗布されたテープ
を化粧板相互の接合部分に沿って化粧板間に配し、この
テープに塗布されたホットメルト樹脂を溶融させて接合
された化粧板相互をこのテープを介して接着させるよう
にしたため、化粧板相互が短時間で簡単かつ確実に接着
されるようになり、化粧板相互の接合部分の裏面側に形
成された溝にホットメルト樹脂を充填させて化粧板相互
を接着させる従来の方法に比べ、ホットメルト樹脂の硬
化に要する時間が非常に短縮されて、広幅化粧板の生産
性が著しく向上した。
広幅化粧板の製造方法においては、接合された化粧板の
裏面側において、ホットメルト樹脂が塗布されたテープ
を化粧板相互の接合部分に沿って化粧板間に配し、この
テープに塗布されたホットメルト樹脂を溶融させて接合
された化粧板相互をこのテープを介して接着させるよう
にしたため、化粧板相互が短時間で簡単かつ確実に接着
されるようになり、化粧板相互の接合部分の裏面側に形
成された溝にホットメルト樹脂を充填させて化粧板相互
を接着させる従来の方法に比べ、ホットメルト樹脂の硬
化に要する時間が非常に短縮されて、広幅化粧板の生産
性が著しく向上した。
【0027】また、この発明における広幅化粧板の製造
方法によると、化粧板相互がテープを介して柔軟性を持
つようにして強固に保持されるようになり、このように
して製造された広幅化粧板を用いて床等に施工する場合
に、コンクリート床面等の凹凸を持つ面に対しても、こ
の広幅化粧板を床面に沿うようにしてうまく施工するこ
とができ、また施工された床に大きな荷重が加わって
も、化粧板相互の接合部分において沈みが生じるという
ことも抑制されるようになった。
方法によると、化粧板相互がテープを介して柔軟性を持
つようにして強固に保持されるようになり、このように
して製造された広幅化粧板を用いて床等に施工する場合
に、コンクリート床面等の凹凸を持つ面に対しても、こ
の広幅化粧板を床面に沿うようにしてうまく施工するこ
とができ、また施工された床に大きな荷重が加わって
も、化粧板相互の接合部分において沈みが生じるという
ことも抑制されるようになった。
【図1】この発明の一実施形態における広幅化粧板の製
造方法において使用した化粧板の平面図及び側面図であ
る。
造方法において使用した化粧板の平面図及び側面図であ
る。
【図2】同実施形態における広幅化粧板の製造方法にお
いて、一方の化粧板の雌実内に他方の化粧板の雄実を嵌
め合わせて化粧板相互を接合させた状態を示した部分説
明図である。
いて、一方の化粧板の雌実内に他方の化粧板の雄実を嵌
め合わせて化粧板相互を接合させた状態を示した部分説
明図である。
【図3】同実施形態における広幅化粧板の製造方法にお
いて、化粧板相互を順々に接合させて広幅化粧板に仕組
んだ状態を示した概略図である。
いて、化粧板相互を順々に接合させて広幅化粧板に仕組
んだ状態を示した概略図である。
【図4】同実施形態における広幅化粧板の製造方法にお
いて、接合された化粧板相互を接着させるのに使用した
テープの断面図である。
いて、接合された化粧板相互を接着させるのに使用した
テープの断面図である。
【図5】同実施形態における広幅化粧板の製造方法にお
いて、上記の広幅化粧板の裏面側において化粧板相互の
接合部分に沿ってホットメルト樹脂が塗布されたテープ
を化粧板間に接着させる状態を示した概略説明図であ
る。
いて、上記の広幅化粧板の裏面側において化粧板相互の
接合部分に沿ってホットメルト樹脂が塗布されたテープ
を化粧板間に接着させる状態を示した概略説明図であ
る。
【図6】同実施形態の広幅化粧板の製造方法において、
化粧板相互の接合部分の裏面側にテープを接着させた状
態を示した部分説明図である。
化粧板相互の接合部分の裏面側にテープを接着させた状
態を示した部分説明図である。
10 化粧板 20 テープ 21 ホットメルト樹脂
Claims (1)
- 【請求項1】 化粧板10相互を接合させて広幅化粧板
を製造する広幅化粧板の製造方法において、ホットメル
ト樹脂21が塗布されたテープ20を、接合された化粧
板10における裏面側の接合部分に沿って化粧板10間
に配し、このテープ20に塗布されたホットメルト樹脂
21を溶融させて、接合された化粧板10相互をテープ
20により接着させたことを特徴とする広幅化粧板の製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15765596A JPH09317133A (ja) | 1996-05-28 | 1996-05-28 | 広幅化粧板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15765596A JPH09317133A (ja) | 1996-05-28 | 1996-05-28 | 広幅化粧板の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09317133A true JPH09317133A (ja) | 1997-12-09 |
Family
ID=15654482
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15765596A Pending JPH09317133A (ja) | 1996-05-28 | 1996-05-28 | 広幅化粧板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09317133A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003003649A (ja) * | 2001-06-22 | 2003-01-08 | Eidai Co Ltd | 床材の施工構造 |
JP2010261305A (ja) * | 2010-07-20 | 2010-11-18 | Eidai Co Ltd | 床材の施工構造 |
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1996
- 1996-05-28 JP JP15765596A patent/JPH09317133A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2003003649A (ja) * | 2001-06-22 | 2003-01-08 | Eidai Co Ltd | 床材の施工構造 |
JP2010261305A (ja) * | 2010-07-20 | 2010-11-18 | Eidai Co Ltd | 床材の施工構造 |
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