JPH01123701A - 化粧板の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、化粧材相互が接合されてなる化粧板の製造
方法に関し、特に、化粧材相互をその接合部分において
柔軟性を持つように接合させ、コンクリート床面等のよ
うに凹凸を持つ面への貼着に適した化粧板の製造方法を
提供するものである。

［従来技術とその問題点コ 従来、化粧材相互を接合させて化粧板を製造する場合に
は、一般に化粧材の縁部に実迦工を施し、単にその実部
分を嵌め合わせて化粧材相互を接合させているだけであ
った。

このため、このような化粧−板をコンクリート床面等の
ように凹凸を持つ面に直接貼着させることは非常に困難
であった。

そこで、従来において１ま、このような化粧板をコンク
リート床面等のように凹凸を持つ面に貼着させるため、
例えば、実開昭６１−４０２３６号公報に示されている
ように、化粧板を構成する化粧材の裏面側に可撓性のあ
る基材を貼着し、化粧板に柔軟性を付与すると共に、化
粧材相互を固定させるようにすることが行われた。

しかし、このように化粧板の裏面に可視性のある基材を
貼着させる場合には、化粧材相互を接合させながら５、
その裏面に可視性のある基材を貼着しなければならず、
作業が非常に面倒であり、時間を要するという問題があ
った。

また、特開昭６１−１３０５５２号においては、コンク
リート床面等のように凹凸を持つ面に直接貼着させるこ
とができる化粧板として、化粧材相互を接合させた際に
、その接合部分の裏面側に形成される溝に、ホットメル
ト樹脂を充填させて化粧材相互を柔軟性を持つようにし
て接着させたものが示されている。

しかし、このように化粧材相互をホットメルト樹脂で接
着させた場合、ホットメルト樹脂が熱変化に対して安定
性が悪いため、夏の暑い時期には、ホットメルト樹脂が
必要以上に柔らかくなり、化粧材相互の接着性が悪くな
る一方、冬の寒い時期に゛は、ホットメルト樹脂が硬く
なってしまい、化粧材相互の接着部分における柔軟性が
失われ、その接着部分が脆くなって割れる等の問題があ
った。

この発明は、上記のような問題を解決せんとしてなされ
たものであり、コンクリート床面等のように凹凸を持つ
面に貼着させるのに適した化粧板の製造方法を提供する
ことを目的とするものである。

［問題点を解決するための手段］ この発明においては、化粧材（１０）相互を接合させて
化粧板を製造するにあたり、先ず化粧材（１０）の縁部
に、一般に行われている実加工等の切削加工を施し、化
粧材（１０）相互を接合させた際に、その接合部分の裏
面側に渭（１３）が形成されるようにした。

そして、化粧材（１０）相互をアルキルシアノアクリレ
ート系等の瞬間接着剤（２０）によって仮接着させた後
、その接合部分の裏面側に生じた渭（１３）内に、熱安
定性が高く柔軟性を有する接着剤（２１）を塗布し、こ
の接着剤（２１）を自然硬化させるようにしたのである
。

ここで、溝（１３）内に塗布する接着剤（２１）は、ホ
ットメルト樹脂のように早く硬化して化粧材（１０）相
互を早く接着させるものである必要はなく、ホットメル
ト樹脂より熱変化に対する安定性が高いものを使用する
０例えば、ポリビニル系、アクリル樹脂系、エマルジョ
ン型のエチレン−酢酸ビニル共重合体等の熱可塑性接着
剤の他に、フェノール樹脂、ポリウレタン樹脂等の熱硬
化性樹脂等も使用することができ、自然硬化した結果、
ある程度の柔軟性を有するものであれば、全て好適に使
用することができる。

［作用］ この発明のように、化粧材（１０）相互を前もって瞬間
接着剤（２０）により仮接着させるようにすると、溝（
１３）内に塗布された接着剤（２１）が充分に硬化して
いない場合であっても、化粧材（１０）相互が勝手にず
れたりすることがない。

また、化粧材（１０）の接合部分の裏面側に形成された
溝（１３）内に、熱安定性が高く柔軟性を有する接着剤
（２１）を塗布し、この接着剤（２１）を自然硬化させ
て化粧材（１０）相互を接着させるようにすると、温度
変化等によって化粧材（１０）相互の接着性が悪くなっ
たり、接着部分における柔軟性が失われたりするという
ことがない。

さらに、接着剤（２１）を自然硬化させることによって
接着剤（２１）がより柔軟性を持つようになる。

［実施例］ 以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。

この実施例では、第１図に示すように、化粧材（１０）
の縁部に実加工を施し、化粧材（１０）の−方の縁部に
凸条（１１）を持つ雄実部を形成する一方、反対側の縁
部に凹？１１（１２）を持つ雌実部を形成し、−の化粧
材（１０）に形成された雄実部の凸条（１１）を、他の
化粧材（１０）に形成された雌、実部の凹溝（１２）に
嵌め込んで化粧材（１０）相互を接合させるようにして
いた。

また、化粧材（１０）の端部にこのような実加工を施す
にあたっては、化粧材（１０）相互を接合させた際に、
その接合部分の表面側に隙間が生じないようにするため
、一般に行われているように、化粧材（１０）の縁部に
おいて、その裏面側の端部を表面側の端部より深く切り
込み、化粧材（１０）相互を接合させた場合に、第２図
に示すように、その接合部分の裏面側に溝（１３）が形
成されるようにしな。

そして、この実施例においては、このように接合部分の
裏面側に形成された溝（１３）内に、第３図に示すよう
に、アルキルシアノアクリレートを主成分とする瞬間接
着剤（２０）を滴布し、この瞬間接着剤（２０）によっ
て化粧材（１０）相互を素早く仮接着させ、接合された
化粧材（１０）相互が勝手にずれたりしないようにした
。

このように化粧材（１０）相互を仮接着させた後は、第
４図に示すように、上記の溝（１３）内に、熱安定性が
高く柔軟性を有する接着剤（２１）を塗布し、この接着
剤（２１）を自然硬化させて化粧材（１０）相互を接着
させた。このように接着剤（２１）を自然硬化させた場
合、接着剤（２１）として、ポリビニル系、アクリル樹
脂系、エマルジョン型のエチレン−酢酸ビニル共重合体
等の熱可塑性接着剤を用いた場合は勿論、フェノール樹
脂。

ポリウレタン樹脂等の熱硬化性樹脂を用いた場合にも、
硬化された接着剤（２１）が柔軟性を有し、接着後にお
いても化粧材（１０）相互を曲げたすすることができる
ようになった。

また、このように接着された化粧材（１０）相互は、温
度変化等によって化粧材（１０）相互の接着性が悪くな
ったり、接着部分における柔軟性が低下したりするとい
うことがなかった。

そして、この実施例のものにおいては、コンクリート床
面等のように凹凸を持つ面に対する接着性をよくするた
め、上記のように溝（１３）内に接着剤（２１）を塗布
した後、第５図に示すように、その裏面に発泡シート等
の可撓性を持つシート（３０）を貼着させるようにした
。

［発明の効果］ 以上詳述したように、この発明においては、化粧材相互
を接合させて化粧板を製造するにあたり、化粧材相互を
前もって瞬間接着剤により仮接着させ、化粧材相互が勝
手にずれたりすることがないようにしている。

このため、この化粧板の裏面に可撓性のある基材に貼着
し、コンクリート床面等のように凹凸を持つ面に貼着す
る場合において、溝内に塗布された接着剤が充分に硬化
していない状態であっても、化粧材相互が勝手にずれた
りすることがなく、可撓性のある基材を簡単に貼着させ
ることができるようになった。

また、化粧材の接合部分の裏面側に形成された溝内に、
熱安定性が高く柔軟性を有する接着剤を塗布し、この接
着剤を自然硬化させて化粧材相互を接着させるようにし
たため、ホットメルト樹脂を用いて化粧材相互を接着さ
せた場合のように、温度変化等によって化粧材相互の接
着性が悪くなったり、接着部分における柔軟性が低下し
たりすることがなく、常に適当な柔軟性を持ち、コンク
リート床面等のように凹凸を持つ面に貼着するのに適し
たものとなった。

さらに、接着剤を自然硬化させ、接着剤がより柔軟性を
持つようにしたため、化粧材相互を接着させる接着剤と
して、熱安定性の高い様々な接着剤を使用できるように
なった。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の一実施例を示し、第１図は化粧材に実
加工を施した状態の断面図、第２図は化粧材相互を接合
させた状態の断面図、第３図は化粧材相互を仮接着させ
た状態の断面図、第４図は化粧材の接合部分の裏面側に
形成された溝内に接着剤を塗布した状態のの断面図、第
５図は接着された化粧材の裏面に可視性シートを貼着さ
せた状態の断面図である。 符号の説明 （１０）・・・化粧材　　　　（１３）・・・溝（２０
）・・・瞬間接着剤　　（２１）・・・接着剤第２図 １図 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、縁部が切削加工されてなる化粧材（１０）相互を接
   合させて化粧板を製造するにあたり、化粧材（１０）相
   互を瞬間接着剤（２０）によって仮接着した後、化粧材
   （１０）相互を接合させた際にその接合部分の裏面側に
   生じた溝（１３）内に、熱安定性が高く柔軟性を有する
   接着剤（２１）を塗布し、この接着剤（２１）を自然硬
   化させるようにしたことを特徴とする化粧板の製造方法
   。