JPH09315522A - 自動倉庫用クレーン - Google Patents

自動倉庫用クレーン

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JPH09315522A
JPH09315522A JP13523596A JP13523596A JPH09315522A JP H09315522 A JPH09315522 A JP H09315522A JP 13523596 A JP13523596 A JP 13523596A JP 13523596 A JP13523596 A JP 13523596A JP H09315522 A JPH09315522 A JP H09315522A
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JP
Japan
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traveling
rail
crane
traveling rail
wheels
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JP13523596A
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English (en)
Inventor
Katsuhiro Nagabori
勝博 長堀
Koji Kaneko
幸次 金子
Koji Horii
浩二 堀井
Hiroyuki Amada
弘之 天田
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Original Assignee
IHI Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特殊な技術を必要とせずに走行レールに対し
てクレーン本体を設置し得、走行車輪の芯出し加工を不
要にしてコストダウンを図ることができ、走行レールに
沿ってクレーン本体を円滑に走行させることができ、蛇
行走行に伴う滑り音や振動の発生を抑制し得る自動倉庫
用クレーンを提供する。 【解決手段】 クレーン本体1aの下部フレーム1e
に、ゴム等の弾性体12を介して走行ブラケット13
を、走行レール4の長手方向へ所要間隔をあけて配設
し、各走行ブラケット13に、走行レール4上を転動す
る走行車輪1fと、走行レール4を両側から挟むように
配設されるガイド輪10とを回転可能に取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動倉庫用クレー
ンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、図12〜図14に示される如
く、物流分野で使用される自動倉庫のクレーン1は、下
部フレーム1eに走行車輪1fが設けられたクレーン本
体1aを、荷7が格納される棚列2,3の間に敷設され
た走行レール4と上部ガイドレール5に沿って走行可能
に配設し、該クレーン本体1aの下部フレーム1e上に
立設されたマスト1bに、フォーク式の移載装置1dが
搭載された荷台1cを昇降可能に配設してなる構成を有
しており、前記クレーン本体1aの荷台1c上に設けら
れた移載装置1dによって入出庫台6から荷7を受け取
った後、クレーン本体1aを棚列2,3の所望の位置ま
で走行させると共に、荷台1cをマスト1bに沿って所
望の高さ位置まで昇降させ、荷7を目的の棚に格納した
り、或いは、前述とは逆に、所望の棚に格納されている
荷7を移載装置1dによって荷台1c上に取り込み、該
荷台1c上に取り込んだ荷7を入出庫台6へ受け渡した
りするようになっている。
【0003】前記走行車輪1fは、図15〜図17に示
される如く、下部フレーム1e下面の前後位置に固定し
た軸受8に支持されて走行レール4上を転動するように
なっており、又、下部フレーム1eの前後面に取り付け
たブラケット9には夫々、二個のガイド輪10が走行レ
ール4を両側から挟むように配設されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
如く、走行車輪1fを下部フレーム1e下面の前後位置
に固定した軸受8に支持せしめた場合、前側の走行車輪
1fと後側の走行車輪1fとの距離がある程度離れてい
るため、両方の走行車輪1fの軸芯Oを平行にするのが
非常に難しく、調整に熟練を要すると共に、走行車輪1
fの芯出し加工等も必要になるという欠点を有してい
た。
【0005】前記両方の走行車輪1fの軸芯Oが平行で
ない場合、前側の走行車輪1fと後側の走行車輪1fの
進行が異なり、各走行車輪1fは夫々、走行レール4に
対して斜めに走行し、該走行レール4の中心線Lから離
れようとするが、下部フレーム1eの前後にはガイド輪
10が取り付けられているため、前記走行車輪1fが一
定量だけ横方向へ移動すると、その動きが前記ガイド輪
10によって阻止され、走行車輪1fとガイド輪10と
が互いに押し合うこととなり、その結果、走行レール4
と走行車輪1fとの間で滑りを起こすこととなる。
【0006】ここで、前記ガイド輪10は、前記ブラケ
ット9に軸11を介して取り付けられているため、該軸
11もブラケット9も各々その弾性限度以内であれば撓
むことになり、この撓みによってエネルギを蓄えるが、
このエネルギを蓄えることができなくなり、前記走行レ
ール4と走行車輪1fとの間で滑りを起こした瞬間に、
蓄えられたエネルギが一挙に放出され、滑り音や振動を
発することもある。
【0007】前記走行車輪1fの軸芯Oが角度θだけ傾
斜している場合、走行車輪1fは、図18に示されるよ
うに、ジグザグに蛇行走行することになり、前記走行車
輪1fの軸芯Oの傾きは、悪くても1/1000程度の
傾きであるため、例えば、ガイド輪10と走行レール4
との間の隙間が2[mm]である場合、走行車輪1fが
2000[mm]進行すると前記隙間がゼロになり、前
述の如く走行車輪1fとガイド輪10とが互いに押し合
う形となる。
【0008】一方、蛇行走行には、走行車輪1fの軸芯
Oの傾斜の他に、走行レール4の据付精度も関係する。
【0009】即ち、走行レール4は、それ自身に曲りが
あることに加え、機械加工をせずに使用されるのが一般
的であり、しかも、自動倉庫の場合、走行レール4は現
地で設置されるため、該走行レール4の据付誤差をゼロ
とすることはほとんど不可能であり、蛇行走行の発生は
避けられないのが現状であった。
【0010】このようなことから、蛇行走行の防止とし
て、例えば、実公昭55−44691号公報に記載され
ているように、移動台車の走行車輪を旋回させるために
鉛直の軸を設け、これにより、レールに対する追従性を
向上させ、滑り等を抑制するものがあり、これを自動倉
庫用クレーンに適用することも考えられるが、自動倉庫
用クレーンの場合、自重が数トンから数十トンもあり、
荷重を受ける軸受も相当大きなものが必要となり、実用
化は困難であった。
【0011】本発明は、斯かる実情に鑑み、特殊な技術
を必要とせずに走行レールに対してクレーン本体を設置
し得、走行車輪の芯出し加工を不要にしてコストダウン
を図ることができ、走行レールに沿ってクレーン本体を
円滑に走行させることができ、蛇行走行に伴う滑り音や
振動の発生を抑制し得る自動倉庫用クレーンを提供しよ
うとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、走行レールに
沿ってクレーン本体を走行可能に配設してなる自動倉庫
用クレーンであって、クレーン本体の下部フレームに、
弾性体を介して走行ブラケットを、走行レールの長手方
向へ所要間隔をあけて配設し、各走行ブラケットに、走
行レール上を転動する走行車輪と、走行レールを両側か
ら挟むように配設されるガイド輪とを回転可能に取り付
けたことを特徴とする自動倉庫用クレーンにかかるもの
である。
【0013】又、前記自動倉庫用クレーンにおいては、
下部フレームに対して走行ブラケットを走行レールの長
手方向と該走行レールの幅方向へ所要量だけ変位可能と
し且つ走行車輪による走行推力を下部フレームへ伝達す
るための走行推力伝達用ブロックを、クレーン本体の下
部フレームと走行ブラケットとの間に介在せしめること
ができる。
【0014】更に又、前記走行レールを両側から挟むよ
うに配設されるガイド輪のうち、一側のガイド輪を固定
式とすると共に、他側のガイド輪を走行レールの側面に
対して圧接可能な可動式とすることもできる。
【0015】上記手段によれば、以下のような作用が得
られる。
【0016】前側の走行車輪と後側の走行車輪の軸芯が
平行でなくても、クレーン本体を走行レール上に設置
し、ガイド輪によって走行レールを両側から挟むように
すると、前側の走行ブラケットの弾性体と後側の走行ブ
ラケットの弾性体の撓みにより、前側の走行車輪と後側
の走行車輪の軸芯は夫々、各走行車輪の真下の走行レー
ルの中心線と直角な方向に自動的に調芯されることとな
る。
【0017】この状態で、走行車輪を回転駆動させる
と、走行レールが真っ直ぐならば、各走行車輪は走行レ
ールに沿って真っ直ぐに転動し、又、走行レールが曲っ
ているならば、各走行車輪は走行レールの曲りに合わせ
て転動するようになる。
【0018】又、下部フレームに対して走行ブラケット
を走行レールの長手方向と該走行レールの幅方向へ所要
量だけ変位可能とし且つ走行車輪による走行推力を下部
フレームへ伝達するため走行推力伝達用ブロックを、ク
レーン本体の下部フレームと走行ブラケットとの間に介
在せしめると、走行車輪を回転駆動させた場合、走行推
力伝達用ブロックによって走行推力が下部フレーム側に
伝達され、弾性体には無理な力が加わらなくなる。
【0019】更に又、各ガイド輪を全て走行ブラケット
に対し固定的に設けた場合、走行レールは成型品であ
り、どうしても製作誤差があるため、走行レールの製作
誤差を吸収できるだけの隙間を設ける必要があるが、こ
のように隙間を設けた場合、隙間が片側に寄って、最初
から走行車輪が斜めになって走行し、走行レールとの間
で常時滑りながら走行する可能性もあるが、走行レール
を両側から挟むように配設されるガイド輪のうち、一側
のガイド輪を固定式とすると共に、他側のガイド輪を走
行レールの側面に対して圧接可能な可動式とすると、走
行レールとガイド輪との間の隙間は常にゼロとなり、走
行レールの製作誤差は吸収され、走行車輪は、走行レー
ルとの間で滑りを起こすことなく該走行レールに沿って
走行する。
【0020】又、走行レールの据付精度が悪くても、走
行車輪を走行レールに追従させる形で走行させることが
可能となるため、走行レールの据付精度をラフにでき、
現場での走行レールの据付工数の短縮にも役立つ。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例と共に説明する。
【0022】図1〜図4は本発明を実施する形態の一例
であって、図中、図12〜図18と同一の符号を付した
部分は同一物を表わしており、クレーン本体1aの下部
フレーム1eに、ゴム等の弾性体12を介して走行ブラ
ケット13を、走行レール4の長手方向へ所要間隔をあ
けて配設し、各走行ブラケット13に、走行レール4上
を転動する走行車輪1fと、走行レール4を両側から挟
むように配設されるガイド輪10とを回転可能に取り付
ける。
【0023】前記弾性体12は、走行ブラケット13の
上面とプレート14の下面に接着又は加硫溶着等の手段
によって固着されており、該プレート14をクレーン本
体1aの下部フレーム1e下面にボルト・ナット等で固
定するようにしてある。
【0024】又、前記走行ブラケット13の上面には、
所要の内径を有するリング状ストッパブロック15を取
り付けると共に、前記プレート14の下面には、前記リ
ング状ストッパブロック15に対して所望の隙間が形成
されるよう遊嵌される円板状のストッパブロック16を
取り付けてあり、前記リング状ストッパブロック15と
ストッパブロック16とから、下部フレーム1eに対し
て走行ブラケット13を走行レール4の長手方向と該走
行レール4の幅方向へ所要量だけ変位可能とし且つ走行
車輪1fによる走行推力を下部フレーム1eへ伝達する
ための走行推力伝達用ブロック17を構成してある。
尚、前記走行車輪1fによる走行推力を、前記弾性体1
2だけで下部フレーム1eへ伝達することができる場合
には、走行推力伝達用ブロック17を設けなくてもよい
ことは言うまでもない。
【0025】次に、上記図示例の作動を説明する。
【0026】クレーン本体1aの下部フレーム1eに対
して前側の走行車輪1fと後側の走行車輪1fは、プレ
ート14をボルト・ナット等で固定することによって取
り付けられるため、前側の走行車輪1fと後側の走行車
輪1fの軸芯Oを完全に平行とすることは非常に難しい
が、クレーン本体1aを走行レール4上に設置し、ガイ
ド輪10によって走行レール4を両側から挟むようにす
ると、前側の走行ブラケット13の弾性体12と後側の
走行ブラケット13の弾性体12の撓みにより、前側の
走行車輪1fと後側の走行車輪1fの軸芯Oは夫々、各
走行車輪1fの真下の走行レール4の中心線Lと直角な
方向に自動的に調芯されることとなる。
【0027】この状態で、図示していない走行駆動装置
により走行車輪1fを回転駆動させると、走行推力伝達
用ブロック17のリング状ストッパブロック15がスト
ッパブロック16に接触し、走行推力をストッパブロッ
ク16に伝達してクレーン本体1a全体を進行させる形
となり、弾性体12には無理な力が加わることはなく、
走行レール4が真っ直ぐならば、各走行車輪1fは走行
レール4に沿って真っ直ぐに転動し、又、走行レール4
が曲っているならば、各走行車輪1fは走行レール4の
曲りに合わせて転動するようになる。
【0028】ここで、走行レール4の幅方向における据
付誤差がおよそ1/1000〜1/2000程度であ
り、且つ前後の走行車輪1fの間隔がおよそ500[m
m]程度であるとすると、前記弾性体12はおよそ0.
5〜0.25[mm]程度横に撓めば、前記走行レール
4の据付誤差を吸収でき、更に、前側の走行ブラケット
13の弾性体12と後側の走行ブラケット13の弾性体
12で前記走行レール4の据付誤差を吸収するとすれ
ば、約1/2の吸収量で済むため、各弾性体12はおよ
そ0.25〜0.125[mm]程度横に撓めばよいこ
ととなる。これは、弾性体12がゴムでも充分に対応で
きることを意味しており、逆に前述した程度の吸収量が
得られるものであれば、弾性体12としてはゴム以外の
ものでもよいことを意味している。
【0029】尚、本図示例においては、図3に示すよう
に、各走行ブラケット13に四個の弾性体12を固着し
てあるが、その個数については一個でも複数個でもよい
ことは勿論である。
【0030】又、前記走行推力伝達用ブロック17は、
図5に示す如く、走行ブラケット13の上面に取り付け
られる角型状ストッパブロック15’と、プレート14
の下面に取り付けられる角棒状のストッパブロック1
6’とから構成するようにしてもよい。
【0031】更に又、ガイド輪10の配置については、
図6に示すように、走行レール4の一側に二個のガイド
輪10を設け、他側に一個のガイド輪10を設けるよう
にしてもよい。
【0032】こうして、特殊な技術を必要とせずに走行
レール4に対してクレーン本体1aを設置し得、走行車
輪1fの芯出し加工を不要にしてコストダウンを図るこ
とができ、走行レール4に沿ってクレーン本体1aを円
滑に走行させることができ、蛇行走行に伴う滑り音や振
動の発生を抑制し得る。
【0033】図7〜図9は本発明を実施する形態の他の
例であって、図中、図1〜図4と同一の符号を付した部
分は同一物を表わしており、基本的な構成は図1〜図4
に示すものと同様であるが、本図示例の特徴とするとこ
ろは、図7〜図9に示す如く、走行レール4を両側から
挟むように配設されるガイド輪10のうち、一側のガイ
ド輪10を固定式とすると共に、他側のガイド輪10を
走行レール4の側面に対して圧接可能な可動式とした点
にある。
【0034】本図示例の場合、走行ブラケット13の下
面から突設した支持ピン18に、軸11を中心にガイド
輪10が回転自在に取り付けられたレバーブラケット1
9の一端部を枢着し、該レバーブラケット19の他端部
と走行ブラケット13の立壁部13aとの間に、前記ガ
イド輪10を走行レール4の他側に圧接するためのスプ
リング20を、支持棒21によって保持されるよう介在
せしめ、これにより、他側のガイド輪10を走行レール
4の側面に対して圧接可能な可動式としてある。
【0035】尚、前記スプリング20の強さは、クレー
ン本体1aを支持し且つ走行レール4上において走行車
輪1fの軸芯Oをその真下の走行レール4の中心線Lと
直角な方向に調芯できる以上の強さとしてある。
【0036】前述した図1〜図4の例の場合、各ガイド
輪10は、走行ブラケット13に対し軸11を介して固
定的に設けられているが、走行レール4は成型品であ
り、どうしても製作誤差があるため、図10に示される
ように、走行レール4の製作誤差を吸収できるだけの隙
間cを設ける必要がある。しかし、このように隙間cを
設けた場合、図11に示されるように、隙間cが片側に
寄って、最初から走行車輪1fが斜めになって走行し、
走行レール4との間で常時滑りながら走行する可能性も
ある。
【0037】ところが、図7〜図9の例のように、走行
レール4を両側から挟むように配設されるガイド輪10
のうち、一側のガイド輪10を固定式とすると共に、他
側のガイド輪10を走行レール4の側面に対して圧接可
能な可動式とすると、走行レール4とガイド輪10との
間の隙間は常にゼロとなり、走行レール4の製作誤差は
吸収され、走行車輪1fは、走行レール4との間で滑り
を起こすことなく該走行レール4に沿って走行する。
【0038】又、走行レール4の据付精度が悪くても、
走行車輪1fを走行レール4に追従させる形で走行させ
ることが可能となるため、走行レール4の据付精度をラ
フにでき、現場での走行レール4の据付工数の短縮にも
役立つ。
【0039】尚、図7〜図9の例では、可動式のガイド
輪10を二個としているが、その個数については一個で
も三個以上の複数個でもよいことは勿論である。
【0040】又、前記二個のガイド輪10のレバーブラ
ケット19を一体にして、走行レール4の幅方向へスラ
イドさせて押し付けるようにすることも可能である。
【0041】更に又、図7〜図9の例では、スプリング
20によってガイド輪10を走行レール4の側面に押し
付けているが、スプリング20の代りに油圧シリンダや
空気圧シリンダ等を用い、所定の力以上の力で前記ガイ
ド輪10を走行レール4の側面に押し付けるようにする
ことも可能である。
【0042】こうして、図7〜図9の例においても、特
殊な技術を必要とせずに走行レール4に対してクレーン
本体1aを設置し得、走行車輪1fの芯出し加工を不要
にしてコストダウンを図ることができ、走行レール4に
沿ってクレーン本体1aを円滑に走行させることがで
き、蛇行走行に伴う滑り音や振動の発生を抑制し得る。
【0043】尚、本発明の自動倉庫用クレーンは、上述
の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨
を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは
勿論である。
【0044】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の請求項1
〜3記載の自動倉庫用クレーンによれば、特殊な技術を
必要とせずに走行レールに対してクレーン本体を設置し
得、走行車輪の芯出し加工を不要にしてコストダウンを
図ることができ、走行レールに沿ってクレーン本体を円
滑に走行させることができ、蛇行走行に伴う滑り音や振
動の発生を抑制し得るという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する形態の一例の側面図である。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】図1のIII−III断面図である。
【図4】図1のIV−IV断面図である。
【図5】本発明を実施する形態の一例における走行推力
伝達用ブロックの変形例を表わす平面図であって、図1
のIII−III断面相当図である。
【図6】本発明を実施する形態の一例におけるガイド輪
の配置の変形例を表わす平面図であって、図1のIV−
IV断面相当図である。
【図7】本発明を実施する形態の他の例の一部切断側面
図であって、図9のVII−VII断面相当図である。
【図8】図7のVIII−VIII断面図である。
【図9】図7のIX−IX断面図である。
【図10】図1〜図4に示す本発明を実施する形態の一
例において走行レールとガイド輪との間に隙間が生じた
場合を表わす平断面図であって、図1のIV−IV断面
相当図である。
【図11】図1〜図4に示す本発明を実施する形態の一
例において走行レールとガイド輪との間に隙間が生じた
場合に走行車輪が傾斜した状態を表わす平断面図であっ
て、図1のIV−IV断面相当図である。
【図12】一般的な自動倉庫用クレーンの一例を表わす
平面図である。
【図13】一般的な自動倉庫用クレーンの一例を表わす
正面図であって、図12のXIII−XIII矢視相当
図である。
【図14】一般的な自動倉庫用クレーンの一例を表わす
側面図であって、図13のXIV−XIV矢視相当図で
ある。
【図15】図14のXV部詳細図である。
【図16】図15のXVI−XVI断面図である。
【図17】図15のXVII−XVII断面図である。
【図18】走行車輪の軸芯が傾斜している場合の蛇行の
様子を表わす平面図である。
【符号の説明】
1a クレーン本体 1e 下部フレーム 1f 走行車輪 4 走行レール 10 ガイド輪 12 弾性体 13 走行ブラケット 17 走行推力伝達用ブロック 19 レバーブラケット 20 スプリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 天田 弘之 東京都江東区毛利一丁目19番10号 石川島 播磨重工業株式会社江東事務所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行レールに沿ってクレーン本体を走行
    可能に配設してなる自動倉庫用クレーンであって、 クレーン本体の下部フレームに、弾性体を介して走行ブ
    ラケットを、走行レールの長手方向へ所要間隔をあけて
    配設し、各走行ブラケットに、走行レール上を転動する
    走行車輪と、走行レールを両側から挟むように配設され
    るガイド輪とを回転可能に取り付けたことを特徴とする
    自動倉庫用クレーン。
  2. 【請求項2】 下部フレームに対して走行ブラケットを
    走行レールの長手方向と該走行レールの幅方向へ所要量
    だけ変位可能とし且つ走行車輪による走行推力を下部フ
    レームへ伝達するための走行推力伝達用ブロックを、ク
    レーン本体の下部フレームと走行ブラケットとの間に介
    在せしめた請求項1記載の自動倉庫用クレーン。
  3. 【請求項3】 走行レールを両側から挟むように配設さ
    れるガイド輪のうち、一側のガイド輪を固定式とすると
    共に、他側のガイド輪を走行レールの側面に対して圧接
    可能な可動式とした請求項1又は2記載の自動倉庫用ク
    レーン。
JP13523596A 1996-05-29 1996-05-29 自動倉庫用クレーン Pending JPH09315522A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016191777A1 (de) * 2015-05-29 2016-12-08 Tgw Mechanics Gmbh Transportfahrzeug und verfahren zum einlagern bzw. auslagern von stückgütern sowie lagersystem

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