JPH09315474A - 記録媒体の収納ケース - Google Patents

記録媒体の収納ケース

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JPH09315474A
JPH09315474A JP8132359A JP13235996A JPH09315474A JP H09315474 A JPH09315474 A JP H09315474A JP 8132359 A JP8132359 A JP 8132359A JP 13235996 A JP13235996 A JP 13235996A JP H09315474 A JPH09315474 A JP H09315474A
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storage
sheet
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Kazuo Funatsu
一男 舩津
Motoi Nakahira
基 中平
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SANU KK
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
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    • G11B33/0433Multiple disc containers
    • G11B33/0444Multiple disc containers for discs without cartridge

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 収納された円板状記録媒体を容易に取出し、
かつ再び収納することができるようにする。 【解決手段】 収納ケース1は、台紙5にフィルム6が
貼着されて収納空間9が形成され、ディスク7を収納す
ることができる。この状態で収納ケース1の両端部1
0,11を重ねて書籍に綴込み、ディスク7が書籍に収
納される。ディスク7は、収納ケース1を書籍から取外
すして展開し、あるいは折返し部4を切断して、出入口
8から容易に取出すことができる。さらに収納空間9
は、ディスク7を取出す前の状態を維持しているので、
ディスク7を、取出す前と同様の状態で再び収納空間9
に収納することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、たとえばコンパク
トディスクなどの記録媒体を、週刊誌や月刊誌などの書
籍に綴込む収納ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】厚み方向に貫通する収納孔が形成された
台紙の前記収納孔にコンパクトディスクを収納し、台紙
にその厚み方向両側から被覆紙を接着剤を用いてそれぞ
れ固着して、コンパクトディスクの脱落を防止する収納
ケースが用いられている。コンパクトディスクの記録面
を覆う一方の被覆紙は記録面の保護のためコンパクトデ
ィスクの全面を覆っている。記録面と反対側の表面を覆
う他方の被覆紙には、コンパクトディスクよりも小径の
窓孔が形成されており、コンパクトディスクを確認する
ことができる。このような収納ケースを綴込むことによ
って、たとえば付録としてのコンパクトディスクを書籍
に収納している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来技術で
は、コンパクトディスクを保護するために、台紙および
各被覆紙が厚紙から成り、かつ台紙と各被覆紙とは接着
剤によって固着されているので、収納されたコンパクト
ディスクの取出しが困難であるとともに、一度コンパク
トディスクを取出すと、少なくとも一方の被覆紙の一部
が台紙本体から剥がれた状態になってしまい、再びコン
パクトディスクを収納しておくことができない。
【0004】したがって本発明の目的は、収納されたコ
ンパクトディスクなどの記録媒体を容易に取出し、かつ
再び収納することができる記録媒体の収納ケースを提供
することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、記録媒体の平
面形状より大きい面積を有する台紙と、台紙に、台紙の
記録媒体より大きい収納領域の外周部側の残余の領域で
貼着されるシートとを含み、台紙とシートとの間の前記
収納領域には、記録媒体の収納空間が形成され、この収
納空間は、記録媒体が通過可能に開口することを特徴と
する記録媒体の収納ケースである。 本発明に従えば、記録媒体より大きい台紙に、シートが
貼着されて収納空間が形成され、この収納空間は記録媒
体が通過可能に開口している。このような収納空間に記
録媒体を収納することができる。収納空間に記録媒体を
収納した状態では、記録媒体の周縁部の外側方に台紙の
収納領域よりも外方側の残余の領域が存在し、収納空間
内の記録媒体に物体が当接して、記録媒体が損傷するこ
とがない。収納空間内の記録媒体は、その一表面が台紙
によって覆われ、かつ他表面がシートによって覆われ、
これによってもまた外方からの物体の当接に対して損傷
することが防がれる。このようにして収納空間内に記録
媒体が保護される。しかも収納空間は収納領域に形成さ
れ、この収納領域は記録媒体に対応した範囲に選ばれる
ので、収納空間内の記録媒体が振動あるいは傾斜などに
よって収納空間が容易に離脱することがない。また収納
空間は、シートにスリットまたは切欠きを形成し、ある
いはシートと台紙との非接着領域を形成するなどの慣用
手段によって開口し、記録媒体をこの開口を介して収納
空間に収納し、または収納空間から取出すことが可能で
ある。このように開口する収納空間内に記録媒体を収納
して、上記の振動や傾斜によって容易に収納空間から抜
出してしまうことなしに確実に収納状態を維持すること
ができるとともに、収納空間内の記録媒体を開口を介し
て容易に取出すことが可能である。このように台紙にシ
ートを貼着して開口する収納空間を形成する簡単な構成
で、収納空間に確実に記録媒体を保持し、かつ収納空間
に記録媒体を繰返し出入れすることが可能である。
【0006】また本発明は、記録媒体の平面形状より大
きい面積を有する台紙と、台紙に、台紙の記録媒体より
大きい収納領域の外周部側の残余の領域で貼着されるシ
ートとを含み、台紙とシートとの間の前記収納領域に
は、記録媒体の収納空間が形成され、この収納空間は、
記録媒体が通過可能に開口し、少なくとも開口を覆って
物品に固定されることを特徴とする記録媒体の収納ケー
スである。 本発明に従えば、記録媒体よりも大きい台紙にシートが
貼着されて記録媒体の収納空間が形成され、この収納空
間は記録媒体が通過可能に開口している。記録媒体は開
口を介して収納空間に収納し、収納空間から取出すこと
ができ、繰り返し収納および取出すことができる。収納
空間に記録媒体を収納した状態では、記録媒体の周縁部
の外側方に台紙の収納領域よりも外方側の残余の領域が
存在し、収納空間内の記録媒体に物体が当接して、記録
媒体が損傷することがない。収納空間内の記録媒体は、
その一表面が台紙によって覆われ、かつ他表面がシート
によって覆われ、これによってもまた外方からの物体の
当接に対して損傷することが防がれる。このようにして
収納空間内に記録媒体が保護される。しかも収納空間は
収納領域に形成され、この収納領域は記録媒体に対応し
た範囲に選ばれるので、収納空間内の記録媒体が振動あ
るいは傾斜などによって収納空間が容易に離脱すること
がない。また収納空間は、シートにスリットまたは切欠
きを形成し、あるいはシートと台紙との非接着領域を形
成するなどの慣用手段によって開口し、記録媒体をこの
開口を介して収納空間に収納し、または収納空間から取
出すことが可能である。このように開口する収納空間内
に記録媒体を収納して、上記の振動や傾斜によって容易
に収納空間から抜出してしまうことなしに確実に収納状
態を維持することができるとともに、収納空間内の記録
媒体を開口を介して容易に取出すことが可能である。 収納ケースは、たとえば台紙およびシートの少なくとも
いずれかに連なるカバー部、またはシートが貼着された
台紙を折返すことによって、少なくとも開口を覆った状
態で書籍などの物品に固定される。これによって収納空
間に記録媒体を収納して物品に固定した状態では、収納
空間内の記録媒体が、開口が覆われていることによって
振動や傾斜によって抜落ちることがなく、確実に収納空
間内に保持することができる。したがって物品の取扱い
が容易になる。さらに収納ケースを物品から取外すこと
によって、記録媒体を収納空間から容易に取出すことが
可能になる。
【0007】また本発明は、記録媒体の平面形状より大
きい面積を有する台紙の一表面に、シートが予め定める
記録媒体の複数の収納領域の外周部側の残余の領域で貼
着され、台紙とシートとの間に、収納領域に対応して複
数の収納空間が形成され、各収納空間は、記録媒体が通
過可能に開口し、シートが貼着された台紙を各収納領域
間の折返し部で折返した状態で、外部側に配置される少
なくとも一端部を含む一側部を物品に固定されることを
特徴とする記録媒体の収納ケースである。 本発明に従えば、折返された台紙と、台紙に貼着される
シートとによって収納空間が形成され、この収納空間に
記録媒体を繰返し収納および取出すことができる。収納
空間に記録媒体を収納した状態では、記録媒体の周縁部
の外側方に台紙の収納領域よりも外方側の残余の領域が
存在し、収納空間内の記録媒体に物体が当接して、記録
媒体が損傷することがない。収納空間内の記録媒体は、
その一表面が台紙によって覆われ、かつ他表面がシート
によって覆われ、これによってもまた外方からの物体の
当接に対して損傷することが防がれる。このようにして
収納空間内に記録媒体が保護される。しかも収納空間は
収納領域に形成され、この収納領域は記録媒体に対応し
た範囲に選ばれるので、収納空間内の記録媒体が振動あ
るいは傾斜などによって収納空間が容易に離脱すること
がない。また収納空間は、シートにスリットまたは切欠
きを形成し、あるいはシートと台紙との非接着領域を形
成するなどの慣用手段によって開口し、記録媒体をこの
開口を介して収納空間に収納し、または収納空間から取
出すことが可能である。このように開口する収納空間内
に記録媒体を収納して、上記の振動や傾斜によって容易
に収納空間から抜出してしまうことなしに確実に収納状
態を維持することができるとともに、収納空間内の記録
媒体を開口を介して容易に取出すことが可能である。 このように記録媒体を収納空間に収納した状態で折返し
部で折返し、一端部を含む一側部がたとえば書籍である
物品に固定される。記録媒体は、収納ケースを物品から
取外して展開し、あるいは折返し部を切断するなどし
て、開口を介して容易に取出すことができる。さらに収
納空間は、記録媒体を取出す前の状態を維持しているの
で、記録媒体を、取出す前と同様の状態で再び収納空間
に収納することができる。また、特に開口を折返し部に
沿った方向に形成することによって、収納ケースが折返
されて物品に固定された状態では、記録媒体は、折返し
部に当接し、または物品への固定位置で変位阻止される
ので、収納空間の開口を介して部分的に突出しても収納
空間から完全に抜出てしまうことが防がれ、収納ケース
から脱落してしまうことが防がれる。さらに、台紙およ
びシートによって記録媒体が保護され傷付きにくい。
【0008】また本発明は、前記収納領域内には、残余
の領域よりもシートから離反して凹状部分が形成される
ことを特徴とする。 本発明に従えば、収納領域に凹状部分が形成されて凹所
が形成されるので、記録媒体がこの凹所に嵌まり込んだ
状態で、記録媒体を収納することができる。記録媒体
は、凹所に嵌まり込んだ状態では、凹所に周囲から臨む
周壁部によって変位阻止されるので、凹所に安定して収
納される。したがって、たとえば振動が与えられても、
記録媒体がシートを剥がすことなく強度が向上されると
ともに、記録媒体が台紙およびシートと摺動して傷付く
ことを防止することができる。
【0009】さらに本発明は、前記シートは、台紙の一
表面全面を覆って設けられ、収納領域を除く残余の領域
にわたって台紙に貼着され、前記開口がシートに形成さ
れることを特徴とする。 本発明に従えば、シートは、台紙の一表面全面を覆って
いるので、記録媒体を収納空間にしっかりと保持するこ
とができるとともに、収納領域の外部側の残余の領域に
わたって貼着して可及的に広い範囲で貼着されるので、
台紙に高い強度を有して貼着することができる。このよ
うにシートを貼着しても、たとえばスリットまたは切欠
きによってシートに開口が形成されるので、記録媒体を
容易に収納空間に収納し、かつ収納空間から取出すこと
ができる。
【0010】さらに本発明は、前記シートが貼着された
台紙には、一周縁部に透孔が形成されることを特徴とす
る。 本発明に従えば、たとえば透孔に紐を通して収納ケース
を綴じることができ、記録媒体の整理が容易になる。特
に透孔を、折返し部が延びる方向両側の周縁部に形成す
ることによって、前述のように綴じたときに開口によっ
て形成される出入口が上方となるように綴じることが可
能であり、記録媒体が容易に収納空間から出ないように
綴じることができる。
【0011】また本発明は、記録媒体の平面形状よりも
大きい面積を有する台紙と、台紙に重ねられ、記録媒体
を収納する収納空間を形成し、その収納空間の外周部に
貼着され、収納空間の近傍から収納空間に連なり収納空
間に記録媒体を出入れする出入口を形成するシートと、
台紙およびシートの少なくともいずれか一方に連なり、
シート状に重なって少なくとも出入口の一部を覆うカバ
ー部であって、このカバー部は、前記収納空間および出
入口よりも台紙の外周部寄りで固定され、この固定され
た状態では、記録媒体を出入口から出入れすることがで
きないようにし、さらにカバー部は、台紙本体とカバー
部との前記固定される位置でカバー部を破断可能であ
り、または台紙およびシートから分断可能である、その
ようなカバー部とを含み、前記台紙とカバー部との前記
固定される位置で物品に固定されることを特徴とする記
録媒体の収納ケースである。 本発明に従えば、記録媒体より大きい台紙にシートが貼
着されて収納空間が形成され、収納空間には出入口が形
成されて開口する。この出入口を介して収納空間に記録
媒体を収納し、また収納空間から取出すことができ、繰
返し出入れすることができる。収納空間に記録媒体を収
納した状態では、記録媒体の周縁部の外側方に台紙の収
納領域よりも外方側の残余の領域が存在し、収納空間内
の記録媒体に物体が当接して、記録媒体が損傷すること
がない。収納空間内の記録媒体は、その一表面が台紙に
よって覆われ、かつ他表面がシートによって覆われ、こ
れによってもまた外方からの物体の当接に対して損傷す
ることが防がれる。このようにして収納空間内に記録媒
体が保護される。しかも収納空間は収納領域に形成さ
れ、この収納領域は記録媒体に対応した範囲に選ばれる
ので、収納空間内の記録媒体が振動あるいは傾斜などに
よって収納空間が容易に離脱することがない。また収納
空間は、シートにスリットまたは切欠きを形成し、ある
いはシートと台紙との非接着領域を形成するなどの慣用
手段によって開口し、記録媒体をこの開口を介して収納
空間に収納し、または収納空間から取出すことが可能で
ある。このように開口する収納空間内に記録媒体を収納
して、上記の振動や傾斜によって容易に収納空間から抜
出してしまうことなしに確実に収納状態を維持すること
ができるとともに、収納空間内の記録媒体を開口を介し
て容易に取出すことが可能である。 さらに台紙およびシートのいずれか少なくともいずれか
一方に連なって出入口の少なくとも一部を覆うカバー部
が設けられ、台紙にカバー部が、たとえば台紙およびカ
バー部が物品に固定されることによって固定された場合
には、記録媒体が出入口を介して出入りすることができ
ないようになる。これによって収納空間に収納された記
録媒体は、収納ケースが物品に固定された状態では出入
口から出入りすることがなく、記録媒体が離脱してしま
うことが防がれる。またこれによって盗難防止効果を有
する。さらにカバー部は、台紙本体とカバー部との前記
固定される位置で破断可能であり、または台紙およびシ
ートから分断可能であり、破断または分断することによ
って収納空間内に記録媒体が容易に取出すことができ
る。カバー部は、台紙よりも小さい別途に設けられる部
分であってもよく、台紙を折返すことによってカバー部
として作用するように構成されてもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態の
記録媒体の収納ケース1を展開して示す斜視図である。
図解を容易にするために、厚み方向に拡大して示す。収
納ケース1は、展開した状態で長方形状であり、記録媒
体であるコンパクトディスク(以下、「ディスク」と略
記する)7を収納するためのケースであって、ディスク
7の平面形状より大きい面積の2つの台紙部2,3を有
する展開した状態で長方形状の台紙5に、その一表面に
シートである透光性を有するフィルム6が貼着されて構
成される。本形態において、フィルム6は両方の台紙部
2,3を覆うように一表面全体を覆ってディスク7の平
面形状より大きい収納領域2a,3aの外周部側の残余
の領域S1で貼着されている。台紙5とフィルム6とに
よって、ディスク7の収納空間9が、各台紙部2,3の
収納領域2a,3aに対応してそれぞれ形成され、各収
納空間9はディスク7が出入口8が形成されて通過可能
に開口している。この収納ケース1は、図2に示すよう
に、各収納領域2a,3a間の折返し部4でシート6を
内側にして折返され、収納空間9および出入口8よりも
外周部寄りの折返し部4を挟む両端部10,11を重ね
て折返され、この状態で両側部10,11を含む一側部
1aを物品であるたとえば月刊誌や週刊誌などの書籍1
2に綴込まれる。この状態で一方の台紙部2または3は
他方の台紙部3または2に対してカバー部として機能し
ている。
【0013】このように、台紙5と、台紙5に貼着され
るフィルム6とによって各台紙部2,3毎に収納空間9
がそれぞれ形成され、折返し部4側に出入口8が形成さ
れ、各収納空間9にディスク7をそれぞれ収納すること
ができる。ディスク7が収納された状態で折返し部4を
挟む両端部10,11を重ねて書籍12に綴込まれ、た
とえば付録としての各ディスク7が書籍12に収納され
る。各ディスク7は、収納ケース1を書籍12から破断
して取外して展開し、あるいは折返し部4で分断して、
出入口8から容易に取出すことができる。さらに各ディ
スク7は、出入口8を介して取出され、各収納空間9
は、ディスク7を取出す前の状態を維持しているので、
各ディスク7を、取出す前と同様の状態で再び収納空間
9にそれぞれ収納することができる。
【0014】また、各収納空間9の出入口8が折返し部
4側に形成されることによって、収納ケース1が2つ折
りにされて書籍12に収納された状態では、各ディスク
7は、折返し部4に当接して変位阻止されるので、収納
空間9の出入口8から部分的に突出しても収納空間9か
ら完全に出てしまうことが防がれ、収納ケース1から脱
落してしまうことが防がれる。したがって、各ディスク
7を取出す場合には、前述のように収納ケース1を書籍
12から破断して取外すか、あるいは折返し部4で分断
しなければならず、各ディスク7の盗難防止効果を有す
る。さらに、2つ折りにした状態で、外側に台紙5を配
置し、内側にフィルム6を配置して収納空間9を形成す
ることによって、書籍12に綴込んだ状態では、各ディ
スク7が台紙5に保護されて傷付きにくい。さらにフィ
ルム6が透光性を有するので、収納空間9に収納された
状態で各ディスク7を確認することが可能であり、利便
性を有する。
【0015】図3は収納ケース1を示す正面図であり、
図4は収納ケース1の平面図であり、収納ケース1の左
側面図であり、図6は収納ケース1の背面図である。右
側面図は左側面図と左右対称であり、底面図は平面図と
同様であるので省略する。また、図解を容易にするため
にフィルム6の厚みを省略して示す。さらに図7は、図
1の切断面線VII−VIIで切断して斜めから見た一
部の拡大断面図である。図7は図解を容易にするために
厚み方向に拡大して示す。図1および図2をも参照し
て、台紙本体1は、各台紙部2,3の収納領域2a,3
a内には、収納されるべきディスク7に対応した位置
に、2つ折りされた状態で外側に向けて凹となるように
フィルム6から離反する凹状部分102,103が形成
され、各ディスク7の外径とほぼ同一の内径を有する円
形の凹所13がそれぞれ形成される。この凹所13の深
さT10は、ディスク7の厚みT11よりも小さい。
【0016】このように各台紙部2,3に凹所13がそ
れぞれ形成されるので、各ディスク7が凹所13にそれ
ぞれ嵌まり込んだ状態で、各ディスク7を収納すること
ができる。各ディスク7は、凹所13に嵌まり込んだ状
態では、台紙5の凹所13に周囲から臨む周壁部14に
よって周方向全周にわたって変位阻止されるとともに、
ディスク7がフィルム6によって変位阻止されているの
で、たとえば振動が与えられても、凹所13に安定して
収納される。これによって、各ディスク7が収納空間9
内で、変位してフィルム6を押圧し、フィルム6を台紙
本体1から剥がそうすることが少なくなり、耐久性が向
上される。また前記振動によって、ディスク7が台紙本
体1やフィルム6に対して不所望に摺動してしまい、各
ディスク7の表面が傷付いてしまうことを防ぐことがで
きる。
【0017】フィルム6は、収納空間9が形成される各
台紙部2,3の内側の表面全面、すなわち台紙5の2つ
折りされた状態で内側となる厚み方向一方側の表面全面
を覆って設けられ、収納空間9の周囲が全周にわたっ
て、すなわち収納領域2a,3aを除く外周部側の残余
の領域S1にわたって、台紙5に貼着され、フィルム6
にスリットまたは切込み15が形成されて出入口8が形
成される。さらに詳しく述べると、台紙本体1は、長方
形状であって、両面コートアイボリなどの厚さT1が約
0.28〜0.32mmの板紙から成り、この台紙5の
厚み方向一方側の表面全面を覆って、ポリプロピレンな
どの合成樹脂から成る厚さT2が約0.05mmのフィ
ルム6が設けられる。台紙5には、図3に斜線を引いて
示す前記残余の領域S1に、たとえば塩化ビニル系の合
成樹脂接着剤が塗布され、この接着剤によってフィルム
6が貼着される。紙とポリプロピレンとは、接着に関す
る相性に優れており、台紙5が板紙から成り、フィルム
6がポリプロピレンから成ることによって、相互の接着
性がよく、接着作業が容易である。
【0018】このようにフィルム6は、各収納空間9が
形成される各台紙部2,3の内側の表面全面、すなわち
台紙本体1の内側となる厚み方向一方側の表面全面を覆
っているので、ディスク7を収納空間9にしっかりと保
持することができるとともに、収納空間9の周囲を全周
にわたって貼着して可及的に広い範囲で貼着され、台紙
本体1に高い強度を有して貼着することができる。この
ようにフィルム6を貼着しても、スリットまたは切込み
15によって出入口8が形成されるので、各ディスク7
を容易に収納空間9に収納し、かつ収納空間9から取出
すことができる。
【0019】収納ケース1には、各収納空間9に隣接し
て、折返し部4に連なる周縁部16に台紙5およびフィ
ルム6を貫通して透孔17が形成される。本形態では、
各台紙部2,3毎に2つの透孔17がそれぞれ形成され
ている。これによって、各透孔17に紐などを通して台
紙本体1を綴じることができ、各ディスク7の整理が容
易になる。しかも各透孔17は、折返し部4に連なる周
縁部16に形成されているので、前述のように綴じたと
きに出入口8が上方となるように綴じることが可能であ
り、各ディスク7が容易に収納空間9から出ないように
綴じることができる。また、各台紙部2,3毎に各透孔
17が形成されているので、折返し部4で分断し、各台
紙部2,3を個別に綴じることができ、利便性が向上さ
れる。
【0020】また収納ケース1には、両端部10,11
に、各端面18,19から距離L10=約20mmの位
置に図中の仮想線に沿って、点線状に並ぶ孔の列から成
るミシン目25,26が形成されている。これによっ
て、収納ケース1をミシン目25,26に沿って容易に
破断することができ、各ミシン目25,26よりも外側
の部分25a,26aで書籍12に綴込むことによっ
て、図2に示すように書籍12に綴込まれた収納ケース
1を、各ミシン目25,26に沿って切断し、切り取っ
た各収納空間9を有する部分を展開してディスク7を容
易に取出すことができる。
【0021】さらに収納ケース1には、折返し部4に各
端面18,19間の中央に位置する図中の仮想線に沿っ
て、ミシン目24が形成されている。これによって、収
納ケース1を折返し部4で容易に折返すことができ、書
籍12への綴込み作業が容易になるとともに、折返し部
4で容易に分断することができ、図2に示すように書籍
12に綴込まれた収納ケース1を、折返し部4で分断
し、ディスク7を容易に取出すことができる。
【0022】図8は、図6の台紙部に形成される破断目
27近傍を拡大して示す背面図である。収納ケース1に
は、各台紙部2,3の前記収納領域2a,3aの凹状部
分102,103のほぼ中央部に、図6に示す仮想線に
沿って大略的に楕円状の破断目27がそれぞれ形成され
ている。
【0023】各破断目27は、複数、本形態において4
つの連結部分127a,127b,127c,127d
と、各連結部分127a〜127d間において延在する
複数の切込み27a,27b,27c,27dとによっ
て、閉ループ状に形成され、各切込み27a〜27dは
周方向に長く形成されている。図3および図7をも参照
して、各破断目27は、ディスク7が収納空間9に収納
された状態で、ディスク7の中央に形成された挿通孔2
8に臨む位置から、折返し部4に向けて延びて形成され
る。さらに詳しく述べると、各破断目27は、凹所13
の中心Cを中心とする半径R2が挿通孔28の半径とほ
ぼ同一の約7.5mmである半円弧状の切込み27a
と、半円弧状の切込み27aの両端に位置する連結部1
27a,127dから折返し部4に向けて相互にほぼ平
行に距離L12=約13mm延びる直線状の切込み27
b,27cと、各直線状の切込み27b,27cの半円
弧状の切込み27aとは反対側の端に位置する連結部1
27b,127c間に延び、凹所の中心Cから前記距離
L12と同一の距離だけ折返し部4に近接した位置Pを
中心とする半径R3が約7.5mmの半円弧状の切込み
27dとを有する。各台紙部2,3の破断目27は折返
し部4に対して対称であり、図3において図解を容易に
するために台紙部2の破断目27についてだけ寸法表示
し、台紙部3の破断目27の寸法表示は省略する。
【0024】これによって、破断目27に沿って、台紙
5を容易に切断することができ、破断部29aを台紙5
の残余の部分から分断して各台紙部2,3に前述のよう
な大略的に楕円状の案内孔29を容易に形成することが
できる。この案内孔29を形成することによって、たと
えば人差指を案内孔29に挿通し、ディスク7の挿通孔
28に挿入して、人差指でディスク7を、案内孔29に
沿って容易に移動させることができ、ディスク7の一部
を出入口8から突出させてディスク7を収納空間9から
取出しやすくすることができる。
【0025】また、各破断目27は前述のような寸法に
形成することによって、ディスク7が収納空間9に収納
された状態で、図8に斜線で示すディスク7の記録領域
S10が破断部29aに臨まないので、破断部29aを
分断して案内孔29を形成しても、記録領域S10が外
部に突出することがなく、記録領域S10が傷付きにく
い。さらに、各切込み27a〜27dを長くして、各連
結部127a〜127d全体の数を少なくして、破断部
29aをたとえば手指で引きちぎって分断した場合に、
各連結部127a〜127dの破断部29aと異なる台
紙2,3側に残着した一部が収納空間9内に突出して
も、その突出する部分を少なくすることができるので、
ディスク7を収納空間9に出入れするときに、ディスク
7を大きく傷付けてしまうことが防がれ、実際上はディ
スク7が損傷されるおそれがない。
【0026】このような収納ケース1は、前述のように
展開した状態で長方形状であって、その長手方向の長さ
L1が約360mmでありその中央に折返し部4が形成
され、前記長手方向に垂直な幅方向の長さL2が約17
2mmであり、各台紙部2,3において折返し部4と反
対側の各端面18,19からの距離L13が約95mm
であり、かつ透孔17が形成される周縁部16とは反対
側の周縁部33の端面32からの距離L14が約80m
mの位置Cを中心とする円形状の前記凹所13が形成さ
れている。この凹所13に臨む周壁部14は、2つ折り
された状態の内側となるフィルム6に近接するにつれ
て、半径方向外方に向けて拡開して傾斜して形成されて
おり、最も小径の部分の内径D1は、ディスク7の外径
とほぼ等しい約120mmに選ばれている。これによっ
て、前述のようにディスク7を安定して収納することが
できるとともに、取出すときには、傾斜して形成される
周縁部14によって案内されて取出しやすい。各台紙部
2,3の凹所13は折返し部4に対して対称であり、図
3において、図解を容易にするために、台紙部2の凹所
13についてだけ寸法表示し、台紙部3の凹所13の寸
法表示を省略する。
【0027】各収納空間9は、図3に示すように大略的
にU字状であって、凹所13の中心Cを通り、かつ収納
ケース1の幅方向に延びる仮想線20に対して、折返し
部4とは反対側の部分21は前記中心Cを中心とする半
径R1が63mmの半円状である。仮想線20に対し
て、折返し部4側の部分22は、前記半円弧状の部分2
1から折返し部4に向けて距離L3=約83mm延び、
仮想線20から幅L4は約126mmを有してほぼ周壁
部14の最も折返し部寄りの位置14a付近の位置39
まで延びる延出部23aと、折返し部4寄りの位置に前
記幅L4よりも広い部分23bとを有し、この幅広の部
分23に、仮想線20から距離L5=約65mmの位置
に長さL6が約130mmの前記スリットまたは切込み
15が形成されている。各台紙部2,3の収納空間9
は、折返し部4に対して対称であり、図3において、図
解を容易にするために、台紙部2の収納空間9について
だけ寸法表示し、台紙部3の収納空間9の寸法表示は省
略する。
【0028】このような形状および寸法の収納空間9を
形成することによって、外径が約120mmであり、厚
みT11が約1mmのディスク7を、収納空間9内に不
所望に変位することなく安定して収納し、かつディスク
7を収納空間9へ容易に挿入し、収納空間9から容易に
取出すことができる。また、スリットまたは切込み15
の両端部には、円孔状部分15a,15bが形成されて
おり、ディスク7の挿入時または取出し時などに、フィ
ルム6が引張力を受けた場合に、その引張力による応力
が集中することを防いで、フィルム6が損傷することを
防止することができる。
【0029】このような収納ケース1は、複数の収納ケ
ース1が形成可能な図9に示すような板状材料30に、
フィルム材を貼着し、加工された後に切出されて形成さ
れる。板状材料30は、長方形状の前述の両面コートア
イボリの板紙であって、本形態において6つの収納ケー
ス1を、図9の左右方向となる収納ケース1の長手方向
に2つ、その長手方向と直交する幅方向に3つ並べた大
きさとほぼ等しい大きさを有する。図9には、理解を容
易にするために、既に収納空間9などが形成された状態
で示す。
【0030】板状材料30は、図9の紙面に対して垂直
手前側となる一表面を上方に向けて、矢符Aで示す収納
ケース1の幅方向に移動しながら加工される。まず、破
断目27が形成されるべき所定位置に、トムソン刃を備
えた打抜き機によって、上側すなわち図9の紙面に対し
て垂直手前側から押圧されて、破断目27が形成され
る。破断目27を形成した後に、凹所13が形成される
べき所定位置を、プレス装置を用いて上側から押圧し、
凹状部分102,103を形成して凹所13を形成す
る。
【0031】破断目27および凹所13を形成した後
に、図10に示すように、ドラム31を用いて接着剤が
塗布される。ドラム31には、オフセット印刷の原理を
利用して、前記領域S1に対応した斜線で示す領域S2
に接着剤が付着されており、このドラム31を板状材料
30上で転がすようにして接着剤が塗布される。このよ
うにして、ドラム31を用いて接着剤を塗布しながら、
たとえばロール状に巻回されて準備され、板状材料30
に対応した形状および寸法の図示しないフィルム材料
を、板状材料30に乗載して板状材料30にフィルム材
料が貼着される。これによって、台紙5だけに破断目2
7を形成し、凹所13を形成するときの押圧力がフィル
ム6に与えられて、フィルム6が損傷しないように、凹
所13を容易に形成することができる。また、ドラム3
1を用いることによって、接着剤の所望の位置への塗布
が容易であり、作業が容易化され、かつ作業時間が短く
て済む。
【0032】フィルム材料を貼着した後に、出入口8を
形成すべきフィルム材料の所定位置に、直線状の刃部、
小円形状の刃部およびトムソン刃を備えた打抜き機を用
いて、直線状の刃部によってスリットまたは切込み15
を形成し、小円形状の刃部によって透孔17を形成し、
かつトムソン刃によって各ミシン目24〜26を形成す
る。この後に、切断位置35,36,37で切断して、
6つの収納ケース1を切出す。これによって、台紙5お
よびフィルム6に各ミシン目24〜26を形成すること
ができ、収納ケース1の各ミシン24〜26目における
切断が容易になる。このような手順で収納ケース1を形
成することによって、多数の収納ケース1を容易にかつ
迅速に形成することができ、収納ケース1の1つあたり
の製造コストを低減することが可能となる。
【0033】図11は、本発明の実施の他の形態の収納
ケース40を展開した状態で示す正面図である。収納ケ
ース40は、前述の形態の収納ケース1と類似の構成を
有しており、収納ケース1と異なる構成を有する部分に
ついてだけ説明し、他の対応する部分には同一の参照符
号を付し、説明は省略する。
【0034】収納ケース1の各収納空間9に代えて、各
収納空間41が形成される。収納ケース40の各収納空
間41は、大略的にU字状であって、出入口42が折返
し部4側であって、かつ透孔17が形成される周縁部1
6寄りにそれぞれ形成されている。各出入口42は、折
返し部4から各端部10,11に向かうにつれて周縁部
16に近接する方向に延びるスリットまたは切込み43
によって形成される。凹所13の中心Cを通りかつスリ
ットまたは切込み43に平行な仮想線44に対して、ス
リットまたは切込み43とは反対側の部分45は前記中
心Cを中心とする半径R11が63mmの半円状であ
る。仮想線44に対して、スリットまたは切込み43寄
りの部分46は、前記半円状の部分45から折返し部4
および周縁部16に向けて、すなわちスリットまたは切
込み43に向けて距離L23=約40〜55mm延び、
幅L24が約126mmである延出部47aと、仮想線
44から最も離反した位置に、前記幅広の部分23bと
類似し、前記幅L14よりも幅の広い部分47が形成さ
れ、この幅広の部分47に、仮想線44から距離L25
=約35〜54mmの位置に長さL26が約130mm
の前記スリット43が形成されている。また、これに対
応して、破断目27に代えて、破断目49がディスク7
の挿通孔に対応する位置からスリットまたは切込み43
に向けて、スリットまたは切込み43に対してほぼ垂直
に延びて形成されている。この破断目49は、破断目2
7が中心Cまわりに角変位した形状であり、詳しい説明
は省略する。台紙部3の収納空間41については、折返
し部4に対して台紙部2の収納空間と対称であり、寸法
表示は省略する。
【0035】このような各収納空間41を有する収納ケ
ース40の各収納空間41にディスク7を収納した状態
では、各ディスク7の一部が、斜線で示す領域S3に出
入口42から収納空間41外へ突出した状態となる。こ
のような収納ケース40は、収納ケース1と同様の効果
を得ることができるとともに、ディスク7は、収納空間
41に収納された状態で、出入口42から部分的に突出
した状態となり、ディスク7の収納空間41からの取出
しが容易になる。この収納ケース40は、透孔17が形
成される周縁部16を上側に配置した状態で書籍12に
綴込むことによって、ディスク7の一部が出入口42か
ら突出した状態であっても、ディスク7を収納空間41
から不所望に出てしまいにくくなる。
【0036】図12は、本発明の実施のさらに他の形態
の収納ケース60を展開した状態で示す正面図である。
収納ケース60は、前述の形態の収納ケース1と類似の
構成を有しており、収納ケース1と異なる構成を有する
部分についてだけ説明し、他の対応する部分には同一の
参照符号を付し、説明は省略する。収納ケース1の各収
納空間9に代えて、各収納空間61が形成される。収納
ケース60の収納空間61の幅広の部分62は、スリッ
トまたは切込み15に対して折返し部4側の部分63の
幅L20が狭く、たとえば約1mmに選ばれている。
【0037】このような収納台紙60は、収納ケース1
と同様の効果を得ることができるとともに、各ディスク
7を収納空間9から取出すときに、各ディスク7がスリ
ットまたは切込み15によって形成される出入口8から
収納空間9外へ出ることなく、スリットまたは切込み1
5よりも折返し部4寄りの台紙5とフィルム6との間に
嵌まり込んでしまう不具合を生じにくく、ディスク7の
取出しが容易になる。
【0038】図13は、本発明の実施のさらに他の形態
の収納ケース200を展開した状態で示す正面図であ
る。収納ケース200は、前述の形態の収納ケース1と
類似の構成を有しており、収納ケース1と異なる構成を
有する部分についてだけ説明し、他の対応する部分には
同一の参照符号を付し、説明は省略する。収納ケース2
00は、収納ケース1の各スリットまたは切込み15に
代えてスリットまたは切込み201が形成されている。
このスリットまたは切込み201は、その両端部20
2,203が凹所13に向けて近接するように湾曲して
形成されている。
【0039】このような収納ケース200は、収納ケー
ス1と同様の効果を得ることができるとともに、スリッ
トまたは切込み201によって開口する出入口8を大き
く開けることができ、ディスク7の収納空間9への出入
れが容易になる。また、出入口8を開けるときに、不用
意に大きな力でフィルム6を引張っても、スリットまた
は切込み201の延びる方向が変化する遊端部202,
203によって、直線状に延びるスリットまたは切込み
に比べて大きく開くことを許容することができ、スリッ
トまたは切込み201の形成当時の状態から応力分散さ
れて亀裂が延びて形成されにくい。
【0040】図14は、本発明の実施のさらに他の形態
の収納ケース210を展開した状態で示す斜視図であ
る。収納ケース210は、前述の形態の収納ケース1と
類似の構成を有しており、収納ケース1と異なる構成を
有する部分についてだけ説明し、他の対応する部分には
同一の参照符号を付し、説明は省略する。
【0041】収納ケース210には、収納ケース1の各
収納空間9に代えて各収納空間211が形成される。各
収納空間211は、各収納空間9と類似の構成を有し、
前記中心Cを含み、折返し部4に沿った仮想平面に対し
て収納空間9とは対照的に形成されている。スリットま
たは切込み15が凹所13に対して両端部10,11寄
りに形成されている。このような収納ケース210は、
図14に仮想線で示すように折返し部4で折返され、収
納ケース1と同様に両端部10,11を重ねて書籍12
に綴込まれる。このように構成することによって、収納
ケース210が書籍12に綴込まれた状態で、スリット
または切込み15によって形成される出入口8が書籍1
2への綴込み部分に臨んでおり、収納空間211内のデ
ィスク7が収納空間210から容易に抜出してしまうこ
とはなく、ディスク7の脱落を防止することができる。
またこれによってディスク7の盗難防止効果を得ること
ができる。
【0042】さらに本発明の実施の他の形態として、図
14に仮想線で示すように、一方の台紙部2に収納空間
9を形成し、他方の台紙部3に収納空間211を形成す
るようにしてもよい。これによって同一方向、図14に
おいて右側からのディスク7の出入れが可能になり、デ
ィスク7の出入れ操作が容易になる。勿論、書籍12に
綴込まれたときにディスク7が収納空間9または211
から容易に脱落してしまうことはない。
【0043】上述の形態において収納ケース1,40,
60,200は、両端部10,11で書籍12に綴込ま
れたけれども、本発明の実施のさらに他の形態として、
周縁部16,33で綴込むように構成してもよい。
【0044】図15は、本発明の実施のさらに他の形態
の収納ケース220を示す斜視図である。収納ケース2
20は、収納ケース1の台紙部2に代えて、カバー部2
21が設けられる。その他の対応する部分については、
同一の参照符号を付し、説明は省略する。
【0045】カバー部221は、台紙5およびフィルム
6に連なって形成され、折返し部4で図5の仮想線22
2で示すように折返すことができる。このように折返さ
れた状態では、カバー部221は出入口8を覆うことが
できる。この状態で収納ケース220は、周縁部33に
おいてカバー部221と台紙5とが一緒に書籍12に綴
込まれる。これによってディスク7は、折返し部4によ
って阻止されて収納空間9から脱落してしまうことはな
い。また、盗難防止効果も有する。さらに周縁部33に
ミシン目25,26と同様にミシン目223を形成し、
このミシン目223よりも外側の部分223aで書籍1
2を綴込むようにすることによって、各ミシン目223
によって容易に破断することができ、カバー部221を
開いてディスク7を容易に取出すことができる。さらに
折返し部4でカバー部221を分断し、ディスク7を取
出すことができる。
【0046】本発明の実施のさらに他の形態として、折
返し部4近傍、または周縁部16で書籍12に綴込むよ
うにしてもよい。
【0047】図16は、本発明の実施のさらに他の形態
の収納ケース250を示す斜視図である。収納ケース2
50は、前述の形態の収納ケース1と類似の構成を有し
ており、収納ケース1と異なる構成を有する部分につい
てだけ説明し、他の対応する部分には同一の参照符を付
し、説明は省略する。
【0048】収納ケース250は、収納ケース210の
台紙部3の端部26からさらに連なって台紙部251が
設けられている。この台紙部251は、台紙部2とほぼ
同様の構成を有し、詳しい説明は省略する。次に収納ケ
ース250は、3つの台紙部2,3,251を有し、前
記折返し部4および台紙部3と台紙部251間の折返し
部252で折返すことができ、図16の仮想線で示すよ
うに三つ折りにすることができる。このように三つ折り
された状態で外側に配置される一端部である端部15を
含む一側部252を書籍12に綴込むことによって、収
納ケース210と同様の効果を得ることができる。さら
に台紙部251にフィルム6が貼着されている台紙部2
51には前記ミシン目25,26と同様のミシン目25
3が形成されており、このミシン目253によって切断
することができる。これによって書籍12に綴込まれた
状態からミシン目25,26,253で切断し、ディス
ク7を取出すことができる。また、折返し部4において
切断して取出すことができる。このように3つの台紙部
2,3,251を有する収納ケースを構成してもよい。
【0049】本発明の実施のさらに他の形態として、周
縁部16,33に沿って書籍12に綴込むようにしても
よい。
【0050】さらに本発明の他の実施の形態として、上
述の形態において、図17に示すように、周縁部16の
ミシン目24が形成される部分に、切欠き70を形成す
るようにしてもよい。切欠き70は、略三角形状であっ
て、切欠き70の先端部分70aは、ミシン目24に臨
んでいる。これによって、収納ケース1,40,60を
ミシン目24に沿って切断しようとする外力を作用させ
たときに、その外力に対する応力を切欠き70の先端部
分70aに臨む部分に集中させて、ミシン目24に沿っ
て周縁部16側から容易に切断することができ、利便性
が向上される。
【0051】また、切欠き70は、周縁部16のミシン
目24が形成される部分に代えて、周縁部16と反対側
の周縁部33のミシン目24が形成される部分に形成す
るようにしてもよく、これによって、ミシン目24に沿
って、周縁部71側から容易に切断することができ、利
便性が向上される。さらに、切欠き70は、各周縁部1
6,33のミシン目24が形成される部分に形成するよ
うにしてもよく、これによって、各周縁部16,33の
うちのいずれの周縁部16,33側からでも、ミシン目
24に沿って容易に切断することができ、さらに利便性
が向上される。
【0052】さらにまた、各周縁部16,70のミシン
目25が形成される部分の少なくともいずれか一方に、
切欠き70と同様に先端部70aがミシン目25に臨む
切欠きを形成して、周縁部16側から、周縁部70側か
ら、または各周縁部16,70のいずれの側からでも、
ミシン目25に沿って容易に切断することができるよう
にしてもよい。これによって、切欠き70と同様に利便
性を向上することができる。
【0053】さらにまた、各周縁部16,33のミシン
目26が形成される部分の少なくともいずれか一方に、
切欠き70と同様に先端部がミシン目26に臨む切欠き
を形成して、周縁部16側から、周縁部70側から、ま
たは各周縁部16,33のいずれの側からでも、ミシン
目26に沿って容易に切断することができるようにして
もよい。これによって、切欠き70と同様に利便性を向
上することができる。
【0054】さらにまた各周縁部16,33のミシン目
253が形成される部分の少なくともいずれか一方に切
欠き70と同様に先端部がミシン目253に臨む切欠き
を形成して、周縁部16側から、周縁部33側から、ま
たは各周縁部16,33のいずれの側からでもミシン目
253に沿って容易に切断することができるようにして
もよい。これによって切欠き70同様に利便性を向上す
ることができる。
【0055】さらにまた、端部10およびカバー部22
1の端部221aのミシン目223が形成される部分の
少なくともいずれか一方に切欠き70と同様に先端部が
ミシン目223に臨む切欠きを形成して、端部11側か
ら、端部221a側から、または各端部11,221a
のいずれの側からでもミシン目223に沿って容易に切
断することができるようにしてもよい。これによって切
欠き70と同様に利便性を向上することができる。
【0056】さらに本発明の実施の他の形態として、台
紙5の収納空間9,41,61に臨む部分にたとえば不
織布を貼着して、ディスク7の記録面を不織布に対向さ
せて収納し、ディスク7が傷付くことを防止するように
してもよい。また、円板状記録媒体は、ディスク7に限
ることなく、ディスク7に代えて、フロッピーディス
ク、ミニディスクもしくは他の記録媒体を収納するよう
に構成してもよい。記録媒体は、円形であっても四角で
あっても、さらに他の形状であってもよい。
【0057】さらに本発明の実施の他の形態として、台
紙5は、合成樹脂から成ってもよく、またシートは布ま
たは紙から成ってもよく、透光性を有するものである必
要はない。また、フィルム6などのシートは、台紙の一
表面に複数枚重ねて貼着し、片面に複数の収納空間を形
成するようにしてもよく、また台紙に凹状の部分を形成
することなく、両面にシートを貼着して両側に収納空間
を形成するようにしてもよい。さらに、上述の形態にお
いて1つの台紙部2,3にそれぞれ複数の収納空間9を
形成するように構成してもよい。
【0058】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、記録媒体
より大きい台紙に、シートが貼着されて収納空間が形成
され、この収納空間は記録媒体が通過可能に開口してい
る。このような収納空間に記録媒体を収納することがで
きる。収納空間に記録媒体を収納した状態では、記録媒
体の周縁部の外側方に台紙の収納領域よりも外方側の残
余の領域が存在し、収納空間内の記録媒体に物体が当接
して、記録媒体が損傷することがない。収納空間内の記
録媒体は、その一表面が台紙によって覆われ、かつ他表
面がシートによって覆われ、これによってもまた外方か
らの物体の当接に対して損傷することが防がれる。この
ようにして収納空間内に記録媒体が保護される。しかも
収納空間は収納領域に形成され、この収納領域は記録媒
体に対応した範囲に選ばれるので、収納空間内の記録媒
体が振動あるいは傾斜などによって収納空間が容易に離
脱することがない。また収納空間は、シートにスリット
または切欠きを形成し、あるいはシートと台紙との非接
着領域を形成するなどの慣用手段によって開口し、記録
媒体をこの開口を介して収納空間に収納し、または収納
空間から取出すことが可能である。このように開口する
収納空間内に記録媒体を収納して、上記の振動や傾斜に
よって容易に収納空間から抜出してしまうことなしに確
実に収納状態を維持することができるとともに、収納空
間内の記録媒体を開口を介して容易に取出すことが可能
である。このように台紙にシートを貼着して開口する収
納空間を形成する簡単な構成で、収納空間に確実に記録
媒体を保持し、かつ収納空間に記録媒体を繰返し出入れ
することが可能である。
【0059】また本発明によれば、記録媒体よりも大き
い台紙にシートが貼着されて記録媒体の収納空間が形成
され、この収納空間は記録媒体が通過可能に開口してい
る。記録媒体は開口を介して収納空間に収納し、収納空
間から取出すことができ、繰り返し収納および取出すこ
とができる。収納空間に記録媒体を収納した状態では、
記録媒体の周縁部の外側方に台紙の収納領域よりも外方
側の残余の領域が存在し、収納空間内の記録媒体に物体
が当接して、記録媒体が損傷することがない。収納空間
内の記録媒体は、その一表面が台紙によって覆われ、か
つ他表面がシートによって覆われ、これによってもまた
外方からの物体の当接に対して損傷することが防がれ
る。このようにして収納空間内に記録媒体が保護され
る。しかも収納空間は収納領域に形成され、この収納領
域は記録媒体に対応した範囲に選ばれるので、収納空間
内の記録媒体が振動あるいは傾斜などによって収納空間
が容易に離脱することがない。また収納空間は、シート
にスリットまたは切欠きを形成し、あるいはシートと台
紙との非接着領域を形成するなどの慣用手段によって開
口し、記録媒体をこの開口を介して収納空間に収納し、
または収納空間から取出すことが可能である。このよう
に開口する収納空間内に記録媒体を収納して、上記の振
動や傾斜によって容易に収納空間から抜出してしまうこ
となしに確実に収納状態を維持することができるととも
に、収納空間内の記録媒体を開口を介して容易に取出す
ことが可能である。
【0060】収納ケースは、たとえば台紙およびシート
の少なくともいずれかに連なるカバー部、またはシート
が貼着された台紙を折返すことによって、少なくとも開
口を覆った状態で書籍などの物品に固定される。これに
よって収納空間に記録媒体を収納して物品に固定した状
態では、収納空間内の記録媒体が、開口が覆われている
ことによって振動や傾斜によって抜落ちることがなく、
確実に収納空間内に保持することができる。したがって
物品の取扱いが容易になる。さらに収納ケースを物品か
ら取外すことによって、記録媒体を収納空間から容易に
取出すことが可能になる。
【0061】また本発明によれば、折返された台紙と、
台紙に貼着されるシートとによって収納空間が形成さ
れ、この収納空間に記録媒体を繰返し収納および取出す
ことができる。収納空間に記録媒体を収納した状態で
は、記録媒体の周縁部の外側方に台紙の収納領域よりも
外方側の残余の領域が存在し、収納空間内の記録媒体に
物体が当接して、記録媒体が損傷することがない。収納
空間内の記録媒体は、その一表面が台紙によって覆わ
れ、かつ他表面がシートによって覆われ、これによって
もまた外方からの物体の当接に対して損傷することが防
がれる。このようにして収納空間内に記録媒体が保護さ
れる。しかも収納空間は収納領域に形成され、この収納
領域は記録媒体に対応した範囲に選ばれるので、収納空
間内の記録媒体が振動あるいは傾斜などによって収納空
間が容易に離脱することがない。また収納空間は、シー
トにスリットまたは切欠きを形成し、あるいはシートと
台紙との非接着領域を形成するなどの慣用手段によって
開口し、記録媒体をこの開口を介して収納空間に収納
し、または収納空間から取出すことが可能である。この
ように開口する収納空間内に記録媒体を収納して、上記
の振動や傾斜によって容易に収納空間から抜出してしま
うことなしに確実に収納状態を維持することができると
ともに、収納空間内の記録媒体を開口を介して容易に取
出すことが可能である。
【0062】このように記録媒体を収納空間に収納した
状態で折返し部で折返し、一端部を含む一側部がたとえ
ば書籍である物品に固定される。記録媒体は、収納ケー
スを物品から取外して展開し、あるいは折返し部を切断
するなどして、開口を介して容易に取出すことができ
る。さらに収納空間は、記録媒体を取出す前の状態を維
持しているので、記録媒体を、取出す前と同様の状態で
再び収納空間に収納することができる。また、特に開口
を折返し部に沿った方向に形成することによって、収納
ケースが折返されて物品に固定された状態では、記録媒
体は、折返し部に当接し、または物品への固定位置で変
位阻止されるので、収納空間の開口を介して部分的に突
出しても収納空間から完全に抜出てしまうことが防が
れ、収納ケースから脱落してしまうことが防がれる。さ
らに、台紙およびシートによって記録媒体が保護され傷
付きにくい。
【0063】また本発明によれば、収納領域に凹状部分
が形成されて凹所が形成されるので、記録媒体がこの凹
所に嵌まり込んだ状態で、記録媒体を収納することがで
きる。記録媒体は、凹所に嵌まり込んだ状態では、凹所
に周囲から臨む周壁部によって変位阻止されるので、凹
所に安定して収納される。したがって、たとえば振動が
与えられても、記録媒体がシートを剥がすことなく強度
が向上されるとともに、記録媒体が台紙およびシートと
摺動して傷付くことを防止することができる。
【0064】また本発明によれば、シートは、台紙の一
表面全面を覆っているので、記録媒体を収納空間にしっ
かりと保持することができるとともに、収納領域の外部
側の残余の領域にわたって貼着して可及的に広い範囲で
貼着されるので、台紙に高い強度を有して貼着すること
ができる。このようにシートを貼着しても、たとえばス
リットまたは切欠きによってシートに開口が形成される
ので、記録媒体を容易に収納空間に収納し、かつ収納空
間から取出すことができる。
【0065】また本発明によれば、たとえば透孔に紐を
通して収納ケースを綴じることができ、記録媒体の整理
が容易になる。特に透孔を、折返し部が延びる方向両側
の周縁部に形成することによって、前述のように綴じた
ときに開口によって形成される出入口が上方となるよう
に綴じることが可能であり、記録媒体が容易に収納空間
から出ないように綴じることができる。
【0066】また本発明によれば、記録媒体より大きい
台紙にシートが貼着されて収納空間が形成され、収納空
間には出入口が形成されて開口する。この出入口を介し
て収納空間に記録媒体を収納し、また収納空間から取出
すことができ、繰返し出入れすることができる。収納空
間に記録媒体を収納した状態では、記録媒体の周縁部の
外側方に台紙の収納領域よりも外方側の残余の領域が存
在し、収納空間内の記録媒体に物体が当接して、記録媒
体が損傷することがない。収納空間内の記録媒体は、そ
の一表面が台紙によって覆われ、かつ他表面がシートに
よって覆われ、これによってもまた外方からの物体の当
接に対して損傷することが防がれる。このようにして収
納空間内に記録媒体が保護される。しかも収納空間は収
納領域に形成され、この収納領域は記録媒体に対応した
範囲に選ばれるので、収納空間内の記録媒体が振動ある
いは傾斜などによって収納空間が容易に離脱することが
ない。また収納空間は、シートにスリットまたは切欠き
を形成し、あるいはシートと台紙との非接着領域を形成
するなどの慣用手段によって開口し、記録媒体をこの開
口を介して収納空間に収納し、または収納空間から取出
すことが可能である。このように開口する収納空間内に
記録媒体を収納して、上記の振動や傾斜によって容易に
収納空間から抜出してしまうことなしに確実に収納状態
を維持することができるとともに、収納空間内の記録媒
体を開口を介して容易に取出すことが可能である。
【0067】さらに台紙およびシートのいずれか少なく
ともいずれか一方に連なって出入口の少なくとも一部を
覆うカバー部が設けられ、台紙にカバー部が、たとえば
台紙およびカバー部が物品に固定されることによって固
定された場合には、記録媒体が出入口を介して出入りす
ることができないようになる。これによって収納空間に
収納された記録媒体は、収納ケースが物品に固定された
状態では出入口から出入りすることがなく、記録媒体が
離脱してしまうことが防がれる。またこれによって盗難
防止効果を有する。さらにカバー部は、台紙本体とカバ
ー部との前記固定される位置で破断可能であり、または
台紙およびシートから分断可能であり、破断または分断
することによって収納空間内に記録媒体が容易に取出す
ことができる。カバー部は、台紙よりも小さい別途に設
けられる部分であってもよく、台紙を折返すことによっ
てカバー部として作用するように構成されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の円板状記録媒体の書籍
への収納構造に用いられる収納ケース1を展開して示す
斜視図である。
【図2】書籍12に綴込まれた状態の収納ケース1を示
す斜視図である。
【図3】収納ケース1を展開した状態で示す正面図であ
る。
【図4】図3の上側から見た収納ケース1の平面図であ
る。
【図5】図3の左側から見た収納ケース1の左側面図で
ある。
【図6】図3の裏側から見た収納ケース1の背面図であ
る。
【図7】図1の切断面線VII−VIIで切断し、斜め
から見て示す断面図である。
【図8】図6の破断目27近傍を拡大して示す背面図で
ある。
【図9】収納ケース1が切出される板状材料30を示す
正面図である。
【図10】接着剤を塗布する手順を説明するための斜視
図である。
【図11】本発明の実施の他の形態の収納台紙40を展
開した状態で示す正面図である。
【図12】本発明の実施のさらに他の形態の収納台紙6
0を展開した状態で示す正面図である。
【図13】本発明の実施のさらに他の形態の収納ケース
200を示す正面図である。
【図14】本発明の実施のさらに他の形態の収納ケース
210を示す斜視図である。
【図15】本発明の実施のさらに他の形態の収納ケース
220を示す斜視図である。
【図16】本発明の実施のさらに他の形態の収納ケース
250を示す斜視図である。
【図17】切欠き70付近を拡大して示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1,40,60,200,210,220,250 収
納ケース 2,3 台紙部 4 折返し部 5 台紙 6 フィルム 7 ディスク 8 出入口 9,41,61,211 収納空間 10,11 端部 12 書籍 13 凹所 14 周壁部 15,42,201 スリットまたは切込み 17 透孔 102,103 凹状部分

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体の平面形状より大きい面積を有
    する台紙と、 台紙に、台紙の記録媒体より大きい収納領域の外周部側
    の残余の領域で貼着されるシートとを含み、 台紙とシートとの間の前記収納領域には、記録媒体の収
    納空間が形成され、この収納空間は、記録媒体が通過可
    能に開口することを特徴とする記録媒体の収納ケース。
  2. 【請求項2】 記録媒体の平面形状より大きい面積を有
    する台紙と、 台紙に、台紙の記録媒体より大きい収納領域の外周部側
    の残余の領域で貼着されるシートとを含み、 台紙とシートとの間の前記収納領域には、記録媒体の収
    納空間が形成され、この収納空間は、記録媒体が通過可
    能に開口し、 少なくとも開口を覆って物品に固定されることを特徴と
    する記録媒体の収納ケース。
  3. 【請求項3】 記録媒体の平面形状より大きい面積を有
    する台紙の一表面に、シートが予め定める記録媒体の複
    数の収納領域の外周部側の残余の領域で貼着され、 台紙とシートとの間に、収納領域に対応して複数の収納
    空間が形成され、各収納空間は、記録媒体が通過可能に
    開口し、 シートが貼着された台紙を各収納領域間の折返し部で折
    返した状態で、外部側に配置される少なくとも一端部を
    含む一側部を物品に固定されることを特徴とする記録媒
    体の収納ケース。
  4. 【請求項4】 前記収納領域内には、残余の領域よりも
    シートから離反して凹状部分が形成されることを特徴と
    する請求項1〜3のいずれかに記載の記録媒体の収納ケ
    ース。
  5. 【請求項5】 前記シートは、台紙の一表面全面を覆っ
    て設けられ、収納領域を除く残余の領域にわたって台紙
    に貼着され、前記開口がシートに形成されることを特徴
    とする請求項1〜4のいずれかに記載の記録媒体の収納
    ケース。
  6. 【請求項6】 前記シートが貼着された台紙には、一周
    縁部に透孔が形成されることを特徴とする請求項1〜5
    のいずれかに記載の記録媒体の収納ケース。
  7. 【請求項7】 記録媒体の平面形状よりも大きい面積を
    有する台紙と、 台紙に重ねられ、記録媒体を収納する収納空間を形成
    し、その収納空間の外周部に貼着され、収納空間の近傍
    から収納空間に連なり収納空間に記録媒体を出入れする
    出入口を形成するシートと、 台紙およびシートの少なくともいずれか一方に連なり、
    シート状に重なって少なくとも出入口の一部を覆うカバ
    ー部であって、このカバー部は、前記収納空間および出
    入口よりも台紙の外周部寄りで固定され、この固定され
    た状態では、記録媒体を出入口から出入れすることがで
    きないようにし、さらにカバー部は、台紙本体とカバー
    部との前記固定される位置でカバー部を破断可能であ
    り、または台紙およびシートから分断可能である、その
    ようなカバー部とを含み、 前記台紙とカバー部との前記固定される位置で物品に固
    定されることを特徴とする記録媒体の収納ケース。
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