JPH09314700A - 紙製折箱製函機 - Google Patents

紙製折箱製函機

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JPH09314700A
JPH09314700A JP8141662A JP14166296A JPH09314700A JP H09314700 A JPH09314700 A JP H09314700A JP 8141662 A JP8141662 A JP 8141662A JP 14166296 A JP14166296 A JP 14166296A JP H09314700 A JPH09314700 A JP H09314700A
Authority
JP
Japan
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flap
folding
flaps
sheet
plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP8141662A
Other languages
English (en)
Inventor
Norio Iijima
則生 飯島
Nobutaka Tsubota
信孝 坪田
Yoshimi Okabe
佳美 岡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYOTO SEISAKUSHO KK
OKABE KK
Kyoto Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
KYOTO SEISAKUSHO KK
OKABE KK
Kyoto Seisakusho Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by KYOTO SEISAKUSHO KK, OKABE KK, Kyoto Seisakusho Co Ltd filed Critical KYOTO SEISAKUSHO KK
Priority to JP8141662A priority Critical patent/JPH09314700A/ja
Publication of JPH09314700A publication Critical patent/JPH09314700A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】展開シートから折箱に短時間で組み立てること
ができ、狭小なスペースにも設置可能な製函機を提供す
る。 【解決手段】折箱の展開シートの搬送路の一端部に、所
定位置に接着剤が塗布されたシートを、その表面側を下
方に向けて支持する支持体を昇降自在に設け、その上方
に四方の内フラップを内折れさせる折込板を昇降自在に
設置し、その左右両側に外フラップを外折れさせる圧着
板と糊代フラップを折曲せしめる案内板とを進退自在に
設置し、その前後両側に外フラップを外折れさせる圧着
板を起倒自在に設置し、これら各部のフラップ折り動作
が若干の時間差を有して順次に行われるように構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、底フラップの四周
辺に内フラップ及び外フラップを連設して形成された紙
製の展開シートを折り畳み、上面を開口した包装用の折
箱を形成するための製函機に関する。
【0002】
【従来の技術】展開シートを折り畳んで形成される折箱
として、壁面部の強度を高めるため、底フラップの四周
辺に内フラップと外フラップを連ねて設け、これら二つ
のフラップを折り合わせて側壁を形成するものがある。
図8は、その一例の展開シートを示し、図中、符号10
0は底フラップ、101a,101b及び102a,1
02bはそれぞれ底フラップ100の四周辺に連設され
ていて互いに折り合わせて側壁を形成する内フラップと
外フラップ、103は外フラップ102a,102bの
両側に突設された糊代フラップである。このようなシー
トの組み立ては、図9に示したように、予め必要箇所に
接着剤を塗布しておき、シートの左右両側の内フラップ
101b及び外フラップ102bを折り込んで接合し
(同図(A))、前後の内フラップ101aを内折れさ
せ(同図(B))、糊代フラップ103,103を内方
に折り込んで内フラップ101aの外側面に接合し(同
図(C))、前後の外フラップ102aを外折れさせて
糊代フラップ103,103と内フラップ101aの外
側面に接合する(同図(D))ことにより行われてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記折箱は、底フラッ
プ100に連設された各フラップの折り方向が一様では
ないため、手作業或いは製函機による何れの組立手順に
あっても、最初の加工工程で底フラップ100の四周辺
の対向する一対の内外両フラップ101b,102bを
接合し、次の加工工程で他の一対の内外両フラップ10
1a,102aを接合するというように、四辺のフラッ
プを折り曲げるため各個別の加工工程を設けて行ってい
た。そのため、これらの工程を組み入れた製函機におい
ては、各工程がコンベアなどの搬送路に沿って配置され
るため製函機全長が長くなり、設置スペースの狭小化に
対応できないという問題があった。また、このような複
数の組み立て工程を経る結果、組み立て完了に要する時
間も長くなるという問題があった。
【0004】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑み、折箱を短時間で確実に組み立てることが
でき、狭小なスペースにも設置可能な製函機を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明の紙製折箱製函機は、底フラップの四周辺に内フ
ラップと外フラップを各々連設すると共に対向する左右
の外フラップの左右両側辺に糊代フラップを突設した構
成を有する紙製の展開シートを、少なくとも当該シート
の裏面側の左右の外フラップの上面部分と、その隣接辺
の外フラップの上面左右両側部分とに糊付けした後、底
フラップに対して内フラップを内折れすると共に外フラ
ップを外折れさせ、且つ外折れさせた糊代フラップを隣
接辺の内フラップと外フラップとの間に重合させて折箱
を形成する製函機であって、展開シートの表面側の底フ
ラップを支持する昇降自在の支持体と、支持体の上方に
設置されていて四方の内フラップを内折れさせるように
上下動する折込板と、支持体の左右両側に設置されてい
て外フラップを外折れさせるように左右動する圧着板、
及び糊代フラップを折曲せしめるように左右動する案内
板と、支持体の前後両側に設置されていて外フラップを
外折れさせるように外フラップの折り部側を支軸として
回動する圧着板とを有し、上記折込板による内フラップ
の内折れ動作と、左右の圧着板による左右外フラップの
外折れ動作と、案内板による糊代フラップの折曲動作
と、前後の圧着板による前後外フラップの外折れ動作と
を順次に若干の時間差を有して行わせるように設定して
なる構成を有するものである。かかる構成によれば、展
開シートの折り畳み及び各フラップ同士の接合を支持体
上で行うため、製函機を全長の短いコンパクトなものと
することができる。
【0006】上記構成において、支持体の左右両側に設
置した圧着板の上端に係合突部を設け、この係合突部に
外フラップの縁部を係合させて外フラップを外折れさせ
るように構成することが好ましく、これにより内外両フ
ラップを位置ずれさせることなく、ぴったりと接合させ
ることができる。
【0007】支持体の前後両側に設置した圧着板を支持
体の下方で軸支し、内フラップを折り畳むときは上記圧
着板を支持体の下側に倒し、外フラップを折り畳むとき
には上記圧着板を支持体の前後側部に起立させるように
構成することが好ましく、これにより圧着板が展開シー
トや折箱の搬送に邪魔とならず、折り畳み作動部の構造
も簡易なものとなる。
【0008】コンベアにより搬送された展開シートを支
持体で支持させると共に当該位置で各フラップの折り畳
みを行ない、その後、支持体を下降させ折箱を排出側の
コンベアに載せるように構成することにより、シートの
搬送から組み立て、折箱の搬送までの一連の加工工程が
自動化される。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の好適な一実施例を図面に
より説明する。先ず、本例製函機により組み立てられる
紙製折箱の一例を図1に展開して示す。この箱の展開シ
ート1は、底フラップ2の短尺側の辺に内フラップ3と
外フラップ4を、長尺側の辺に内フラップ5と外フラッ
プ6をそれぞれ折り部9を介して連設し、外フラップ
6,6の左右両側辺に糊代フラップ7,7,7,7を突
設すると共に、各々隣接する内フラップ間に切込み8a
を有するコーナフラップ8,8,8,8を設けて形成さ
れている。折り部9は、小幅部を挟んで折り線9a,9
aを並設してなり、内フラップ3,5を底フラップ2の
表面に対して内折れさせ、外フラップ4,6を折り部9
で底フラップ2の表面に対して外折れさせることによ
り、同図(B)に示すように、上記小幅部の両側で内外
両フラップが略直角に折れ曲がり、接合するように設け
てある。シートの材質や厚み、大きさなどは、包装する
物品の種類や大きさ、用途などに応じて適宜選定するこ
とができる。
【0010】図2は本例製函機の構成の概略を示してお
り、図中、符号11は折箱を示し、12はシート1及び
折箱11を搬送する搬送路、13は搬送路12のシート
導入端部に設置されていてシート1を収納するシートス
トック部、14は搬送路12の上方に設置されていてシ
ート1の所定箇所に接着剤を塗布する接着剤塗布部、1
5は接着剤が塗布されたシート1を折り畳み、各フラッ
プ同士を接合させて折箱11を組み立てる組立部であ
り、本例の製函機は、搬送路12上に配設された上記各
部により、展開状態のシートを搬送しつつ折箱11を自
動的に一個づつ連続して組み立てられるように構成され
ている。
【0011】搬送路12は、シート導入口12aから折
箱排出口12bに渡り、シート1と折箱11を支持する
レールガイド20,21を配置し、両ガイド内に無端状
コンベア22,23を設置して構成されている。導入口
12aから組立部15に至るレールガイド20は外フラ
ップ4,4を前後に向けてシート1を搬送可能な幅に、
また、組立部15から排出口12bに至るレールガイド
21は折箱11を搬送可能な幅にそれぞれ設置されてい
る。
【0012】シートストック部13は、適宜な高さに形
成された収納板24,24をシート1が収納可能な幅離
して立設し、両板間に多数枚のシートを積み重ねておけ
るように設けると共に、ガイドレール20の下側にエア
ー作動式の吸盤25を昇降自在に設け、吸盤25を昇降
動させて、積み重ねられた最下部のシートをガイドレー
ル20上に一枚づつ取り出すことができるように構成さ
れている。なお、シート1は、折箱11の物品収納面と
なるシート1の表面側を下方、裏面側を上方に向けてシ
ートストック部13に積載され、以降、搬送路12上を
同向きで搬送され、後述の支持体30で支持されるよう
になっている。
【0013】接着剤塗布部14は、シートストック部1
3と組立部15間の搬送路12上に、複数個の接着剤流
出口14aを下方に向けて設置され、搬送中のシート1
の上面に接着剤流出口14aより流出された接着剤が塗
布されるように構成されている。各接着剤流出口14a
は、図1に斜線部で示されたシート1の裏面側の左右の
外フラップ6及び糊代フラップ7の縁端部と、その隣接
辺の外フラップ9の左右両側の所定の位置に接着剤が塗
布されるように、図示されない制御部によって、コンベ
ア22,23や各部の動作と連動させて、各々所定のタ
イミングで所定量の接着剤を所定時間流出するように設
定されている。接着剤流出口14aは、シート1のフラ
ップの位置や形状などに応じ、適宜な個数及び位置に設
けることができる。
【0014】シート1に塗布する接着剤としては例えば
合成樹脂エマルジョンタイプのものや粘着剤、ヒートシ
ール剤などを用いることができるが、とりわけホットメ
ルトタイプの接着剤は、接着強度が大きく且つ短時間で
凝固するため、生産ラインの高速化を図る上で好まし
い。
【0015】組立部15は、図3〜図7に示されている
ように、コンベア22で搬送されたシート1を受止し、
当該位置に定置させる支持体30を搬送路12内に位置
させ、支持体30の上方に一対の折り込み体31,31
を昇降自在に設置し、搬送路12を挟んだ支持体30の
左右両側にシート1の左右のフラップを押圧する側部圧
着装置32,32を設置し、搬送路12の両側に固定さ
れた成形ベース33,33の下部であって支持体30の
前後両端部の対応位置にシート1の前後のフラップを押
圧する前部圧着装置34と後部圧着装置35とを設置し
て構成されている。符号26は製函機の筐体フレームで
ある。
【0016】支持体30は、図3及び図4に示されてい
るように、コンベア23の左右両側に昇降自在のスライ
ド軸36,36を一対に配置し、これら軸の先端に、適
宜高さのマンドレル37,37を固着して構成されてい
る。マンドレル37,37は、その上面をシート1の底
フラップ2の長尺辺と略同長さに、且つその高さを上記
内外各フラップよりも高くして形成されており、両マン
ドレルの上面で底フラップ2を周辺の内フラップとの折
り部に沿って支持可能なように配置されている。両マン
ドレルはその上面を常時水平に維持し、スライド軸3
6,36を作動させることにより、成形ベース33,3
3に沿って昇降移動できるように設けてある。図3中、
符号38は搬送路12中に設置されたストッパーであ
り、コンベア22により搬送されてきたシート1がこの
ストッパーに衝当し、支持体30上の所定位置で支持さ
れるようになっている。
【0017】かかる支持体30は、マンドレル37,3
7の上面を成形ベース33の上面より上方に突出させ、
且つコンベア22の循環軌道よりも下方に位置させた図
3に示した位置でコンベア22より搬送されてきた展開
シート1を受止し支持する。そして、当該位置で折箱1
1の組み立てを行い、その後、スライド軸36,36を
作動させ、マンドレル37,37の上面を成形ベース3
3の上面よりも下方に位置させた状態で、組み立てられ
た折箱11をコンベア23の循環軌道に載せ、これを排
出口12bへ搬送させるように設定されている。なお、
支持体30は上面を底フラップと同形となした一つのマ
ンドレルで形成することもできる。寸法の異なるマンド
レルに交換すれば、種々のサイズのシートが受止可能と
なる。
【0018】折り込み体31,31は、図3及び図4に
示されているように、それぞれマンドレル37の上面に
重合可能に設けた押さえ板39と、シート1の内フラッ
プ3,3を折り込む折込板42,42と内フラップ5を
折り込む折込板43とを有し、支持体30の左右両側で
フレーム26を貫通して昇降自在に配置された一対のス
ライド軸44,44の先端に一体化して昇降移動可能に
設けてある。
【0019】押さえ板39は、マンドレル37の上面全
体に接面可能な大きさを有し、折り込み体31の上面板
31aの下側に摺動自在に挿通し、且つ軸周に巻回され
たコイルばね40により下方に弾圧付勢されたスライド
軸41,41の先端部に固着して取り付けてあり、折り
込み体31を下降させたときに、その下面が支持体30
に定置されたシート1の上面に重ね合わさり、コイルば
ね40の弾発力を受けて当該シートを下方に押圧し、マ
ンドレル37との間で挟持状態で保持できるようによう
になっている。
【0020】折込板42,42及び折込板43は、少な
くともシート1の内外フラップよりも長く、且つ折り部
9の小幅部と略同じく厚みを有する板材よりなり、上面
板31aから下方に突出させて取り付けてある。各板
は、折込板42,42が図3に示した如く、マンドレル
37の前後両側部よりも若干外側、好ましくはシート1
の厚さ分外側の鉛直上方に、折込板43が図4に示した
如く、マンドレル37の外側部よりも若干外側、好まし
くはシート1の厚さ分外側の鉛直上方にそれぞれ位置す
るように配置されている。
【0021】上記押さえ板39は、シートに圧接する
前、その下端部が折込板42,42及び折込板43の先
端部よりも下方に位置するように設けてあり、折り込み
体31を下降した際に、先ず、押さえ板39がシート1
に重合し、その後、各板が各内フラップに当接するよう
になっている。
【0022】かかる折り込み体31,31は、シート1
を支持体30で定置後下降し、シート1の上面に押さえ
板39を圧接して当該シートを固定し、図3及び図4に
鎖線で示したように、さらに下降して各折込板42,4
2,43を内フラップ3,5の底フラップ2との折り部
に上方から当接させてこれらを押圧し、各内フラップを
内折れすると共に、外フラップ4,6を折り畳む際は、
押さえ板39でシートを押圧したまま、若干上昇し、折
込板42,43のみがシート1の上方に退避するように
設定されている。折り込み体31,31は一体に設ける
こともできる。
【0023】側部圧着装置32,32は、図4〜図7に
示されているように、成形ベース33の外側のフレーム
26上に水平移動機構45を設置し、その作動部に、シ
ート1の外フラップ6を押圧する圧着板46と糊代フラ
ップ7を押圧する案内板47,47とを取付け、両板が
水平方向に進退、換言すれば支持体30の左右両側で左
右動するように設けてなっている。
【0024】水平移動機構45は、次のように構成され
ている。略々C字形に形成されたアーム48の一端をフ
レーム26の下側で枢支し、このアームの折曲部に昇降
自在に設置された連結棒49の先端部を軸支し、連結棒
49が昇降移動するのに伴ってアーム48の他端部がフ
レーム26の上側で旋回移動するように設け、さらに、
当該アーム他端部に、アーム端部の旋回移動を水平移動
に変換せしめる伝達継手50を接続し、この伝達継手5
0の端部にホルダー板51をマンドレル37と平行に配
置して固着し、アーム48の旋回移動に伴ってホルダー
板51が水平移動するように設ける。一方、フレーム2
6上に支持プレート52を取付け、この上に、先端部を
成形ベース33上に位置させマンドレル37と直交する
方向に向けて配置した一対のスライド軸54,54を摺
動自在に支持し、両軸の後端部を連結板53により一体
に連結する。そして、このスライド軸54,54に上記
ホルダー板51を挿通して当該軸に沿って摺動自在とな
すと共に、上記連結板53と伝達継手50との間に引っ
張りばね55,55を張設し、すなわち、伝達継手50
とスライド軸54,54とを引っ張りばね55,55を
介して連結し、これにより、アーム48の旋回移動によ
って伝達継手50が成形ベース33上を水平方向に移動
すると、これと連動してホルダー板51とスライド軸5
4,54が同方向に水平移動するように構成されてい
る。
【0025】側部圧着板46は、シート1の外フラップ
6の高さ及び長さとほぼ同じ高さ及び長さを有して形成
されており、スライド軸54,54の先端部にマンドレ
ル37と平行に取付けられ、当該軸と一体となって成形
ベース33の上面を水平に移動し得るように設置されて
いる。側部圧着板46の圧着面は、図6に示すように、
その上部が下部よりも若干前方に突き出るように傾斜さ
せて形成されており、この圧着面で接着剤が塗布された
外フラップ6の縁辺部を強く押圧し、これを内フラップ
5に接合するようになっている。また、圧着板46の上
端には、当該圧着面より前方に若干幅の突出させてなる
係合突部46aが形成されており、折込板43,43に
よって成形ベース33上で折り部9に沿って鋭角に折り
曲げられた外フラップ6の縁部を上記係合突部46aに
係合させて内フラップ5に圧着し、同図(B)に示すよ
うに、両フラップを折り部9の折り線9a,9aに沿っ
て正確に折り曲げ、接合できるように設けてある。
【0026】案内板47,47は、糊代フラップ7と略
同じ高さを有する適宜な長さの板材よりなり、図5に示
すように、その先端部を糊代フラップ7に確実に当接す
るように若干開拡して形成し、ホルダー板51の両側端
部に適宜な長さ前方に突出するように取付け、当該板と
一体となって成形ベース33の上面を水平に移動し得る
ように設置されている。なお、図5中、符号56は支持
プレート52に突設されたホルダー板51のストッパー
である。
【0027】かかる側部圧着装置32,32は、折り込
み体31,31によりシート1の内フラップ3,5が内
折れされた後、連結棒49を上昇させてアーム48及び
伝達継手50を介してホルダー板51及びスライド軸5
4をマンドレル37側に移動せしめ、図7(A)に示し
たように、上記鋭角に折れ曲がった外フラップ6を圧着
板46でマンドレル37側に押圧して内フラップ5の外
側面に接合させる。さらに連結棒49を上昇させ、同図
(B)に示すようにホルダー板51をマンドレル37側
に移動させ、案内板47,47でコーナフラップ8と共
に糊代フラップ7を水平に押圧し、これらを外フラップ
6に対して略直角に折り曲げ、内フラップ3の外側面に
接合させる。この際、折り込み体31,31は若干上昇
し、折込板42,42及び折込板43,43は底フラッ
プ2の上方に退避している。そして、圧着板46で内フ
ラップ5に接合した外フラップ6を押圧したまま、ホル
ダー板51を後退し、案内板47,47を内フラップ
3,3の外側に退避させて後述の前後圧着装置34,3
5で前後の外フラップ4,4を接合し、接着剤固着後、
圧着板46及び案内板47,47を初期の位置まで後退
させるように設定されている。
【0028】前後部圧着装置34,35は、図3及び図
4に示されているように、少なくともシート1の内外各
フラップよりも高く、且つマンドレル37の前側部又は
後側部に接合し得るように形成された圧着板58を、マ
ンドレル37の前後に起立し及び倒れるように回動自在
に軸支して構成されている。すなわち、圧着板58の圧
着面側に突設させた係止端部を、支持体30の下方であ
って成形ベース33,33の下部に設けた支軸59で回
動自在に軸支し、外面側に突設させた係止端部を昇降自
在に設置されたスライド軸60の先端に部に回動自在に
軸支し、図3に鎖線で示したように、スライド軸60が
上昇したときは支軸59を軸に圧着板58がマンドレル
37の前側部又は後側部に起立するように回動し、スラ
イド軸60が下降したときには、圧着板58が支軸59
を軸としてコンベア23の下方に倒れるように設けてあ
る。
【0029】かかる前後部圧着装置34,35によれ
ば、糊代フラップ7が内フラップ3に接合後、前後圧着
装置34,35のスライド軸60を上昇させて圧着板5
8を回動し、その圧着面で外フラップ4を押圧し、これ
を内フラップ3の外側面側に起立させて当該フラップを
外折れさせ、糊代フラップ7が接合された内フラップ3
の外側面に接合させる。そして、接着剤固着後、圧着板
58を倒し、コンベア23の下方に倒し、支持体30の
下降と共に形成された折箱11をコンベア23に載せる
ように設定されている。前部圧着装置34,34と後部
圧着装置35,35は両マンドレル37,37に別個に
設置してあるが、一体に設けることもできる。
【0030】上記各部材を作動させる昇降自在の各スラ
イド軸の作動は、ギヤやチェーンの噛み合わせにより、
或いは油圧や空圧などの適宜な駆動手段を用いて行わせ
ることができる。また、各部の一対のスライド軸は、図
示したようにホルダー36a,60aなどで互いに連結
され、各々前後または左右で同期して昇降動作するよう
に設けてある。
【0031】上記各部により構成された本例の製函機に
よれば、次の一連の動作により折箱11を自動で形成す
る。すなわち、シートストック部13において、多数枚
のシート1を積み重ねて収納しておき、これを、吸盤2
5を作動させて、最下部のシートから1枚づつガイドレ
ール20上に取り出し、コンベア22により順次搬送す
る。搬送中、接着剤塗布部14において、シート1の上
面の所定箇所に接着剤を塗布し、さらに組立部16に搬
送し、搬送路12中に設けたストッパー38に衝当し
て、支持体30に定置させる。
【0032】支持体30で展開シート1を定置後、折り
込み体31,31を下降させ、押さえ板39をシート1
の底フラップ2の上面に圧接させて支持体30との間で
これを挟持状態で保持し、さらに下降させて、折込板4
2,43で内フラップ3,5の折り部を押圧し、内折れ
させる。この状態で、両外フラップ4,6は支持体30
の周囲下方に折れ曲がり、外フラップ6両側の糊代フラ
ップ7,7もこれと一体に折れ曲がる。
【0033】次に、側部圧着装置32,32の圧着板4
6で外フラップ6,6を内フラップ5,5に接合させ、
これと連動させて案内板47を糊代フラップ7,7の外
側に当接させ、コーナフラップ8と共に外フラップ6,
6に対して略直角に折り曲げ、内フラップ3,3の外側
面に接合させる。さらに、これらと連動させて、前後圧
着装置34,35の圧着板58,58で外フラップ4,
4を折り部9を軸に起立させ、これを糊代フラップ7が
接合された内フラップ3,3の外側面に重ね合わせ、接
合させる。
【0034】内外フラップ同士を確実に接合するため、
上記側部圧着装置32,32及び前後圧着装置34,3
5により、各外フラップを内フラップに所定時間押圧
し、その後、各スライド軸を下降させて、上記各部を支
持体30より離隔させ、支持体30を下降してマンドレ
ル37,37の上面で支持された折箱11をコンベア2
3の軌道に載せ、これを排出口12bより排出し、一連
の組立工程が終了する。上記各要素の動作は、若干の時
間差の下、所定のタイミングで連続して行うことによ
り、折箱を自動で連続して形成することができるもので
ある。
【0035】
【発明の効果】このように、本発明の製函機によれば、
シートの折り畳み及びフラップ同士の接合という、折箱
の組み立てに必要な全加工工程が支持体でシートを支持
したまま行われるので、シートの搬送路が短くて済み、
全長の短い、コンパクトな構造のものとすることがで
き、狭いスペースへの設置にも対応可能となり、また、
組み立て完了に要する時間も短くて済み、生産性の向上
を図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製函機により組み立てられる折箱の一
例の展開図である。
【図2】本発明の一実施例の製函機の構成の概略を示す
図である。
【図3】図2の製函機の組立部の作動状態を示す略側面
図である。
【図4】図2の製函機の組立部の作動状態を示す略正面
図である。
【図5】図4に示された側部圧着装置の略平面図であ
る。
【図6】図4の側部圧着装置の作動状態を示す部分拡大
図である。
【図7】図4の側部圧着装置の作動状態を示し、(A)
は圧着板を外フラップに押圧させた状態、(B)は案内
板で糊代フラップを折り曲げた状態の略平面図である。
【図8】従来の折箱の一例の展開図である。
【図9】従来の折箱の折り畳み手順を示す図である。
【符号の説明】
1 展開シート 11 折箱 12 搬送路 13 シートストック部 14 接着剤塗布部 15 組立部 30 支持体 31 折り込み体 32 側部圧着装置 34 前部圧着装置 35 後部圧着装置
フロントページの続き (72)発明者 坪田 信孝 京都府京都市伏見区淀美豆町377−1 株 式会社京都製作所内 (72)発明者 岡部 佳美 東京都新宿区中落合2丁目25番11号 株式 会社オカベ内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底フラップの四周辺に内フラップと外フ
    ラップを各々連設すると共に対向する左右の外フラップ
    の左右両側辺に糊代フラップを突設した構成を有する紙
    製の展開シートを、少なくとも当該シートの裏面側の左
    右の外フラップの上面部分と、その隣接辺の外フラップ
    の上面左右両側部分とに糊付けした後、底フラップに対
    して内フラップを内折れすると共に外フラップを外折れ
    させ、且つ外折れさせた糊代フラップを隣接辺の内フラ
    ップと外フラップとの間に重合させて折箱を形成する製
    函機において、 展開シートの表面側の底フラップを支持する昇降自在の
    支持体と、支持体の上方に設置されていて四方の内フラ
    ップを内折れさせるように上下動する折込板と、支持体
    の左右両側に設置されていて外フラップを外折れさせる
    ように左右動する圧着板、及び糊代フラップを折曲せし
    めるように左右動する案内板と、支持体の前後両側に設
    置されていて外フラップを外折れさせるように外フラッ
    プの折り部側を支軸として回動する圧着板とを有し、 上記折込板による内フラップの内折れ動作と、左右の圧
    着板による左右外フラップの外折れ動作と、案内板によ
    る糊代フラップの折曲動作と、前後の圧着板による前後
    外フラップの外折れ動作とを順次に若干の時間差を有し
    て行わせるように設定してなる構成を有する紙製折箱製
    函機。
  2. 【請求項2】 支持体の左右両側に設置した圧着板の上
    端に前方に突出する係合突部を設け、この係合突部に外
    フラップの縁部を係合させて外フラップを外折れさせる
    ように構成した請求項1に記載の紙製折箱製函機。
  3. 【請求項3】 支持体の前後両側に設置した圧着板を支
    持体の下方で軸支し、内フラップを折り畳むときは上記
    圧着板を支持体の下側に倒し、外フラップを折り畳むと
    きには上記圧着板を支持体の前後側部に起立させるよう
    に構成した請求項1又は2に記載の紙製折箱製函機。
  4. 【請求項4】 コンベアにより搬送された展開シートを
    支持体で支持させると共に当該位置で各フラップの折り
    畳みを行ない、その後、支持体を下降させ折箱を排出側
    のコンベアに載せるように構成した請求項1〜3の何れ
    かに記載の紙製折箱製函機。
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