JP2001179859A - 紙製箱の組立方法及び組立装置 - Google Patents

紙製箱の組立方法及び組立装置

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JP2001179859A
JP2001179859A JP36489299A JP36489299A JP2001179859A JP 2001179859 A JP2001179859 A JP 2001179859A JP 36489299 A JP36489299 A JP 36489299A JP 36489299 A JP36489299 A JP 36489299A JP 2001179859 A JP2001179859 A JP 2001179859A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 紙製箱の組立てを自動化することによって大
量生産ができ、平面状態に折り畳んでコンパクトに搬送
する紙製箱の組立方法及び組立装置を提供する。 【解決手段】 両側壁部材26、27が展開状態となっ
た紙製箱10aを、固定台101の上に僅少の隙間を有
し、しかもその両外端部の間隔は折り目部22、23の
間隔と同一となって、ガイド部材100が配置された折
り込みステーション47で、折り目部22、23の位置
とガイド部材100の両外端部の位置を符合させて固定
台101とガイド部材100の隙間に搬入する第1工程
と、折り込み部材105を駆動して、両側壁部材26、
27を折り目部22、23が当接するガイド部材100
の外端部を基準にして内側に折り込む第2工程と、紙製
箱10aの進行方向前側を把持して、両側壁部材26、
27が折り曲げられた紙製箱10aを折り込みステーシ
ョン47から引き抜く第3工程とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、展開状態の紙製箱
に予め形成された折り目に沿って紙製箱を自動的に折り
曲げる紙製箱の組立方法及び組立装置に係り、特に、紙
製箱を平面状に折り畳んで搬送や保管をすることがで
き、使用にあっては簡単な操作で全体を組み立てること
ができる箱本体(下箱)及びこれに被せる蓋箱(上箱)
に適用できる紙製箱の組立方法及び組立装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、先に、特願平9−2199
60号において、ボール紙からなり、4辺を備える四角
形の箱底部と、4辺に二重線折り目を介してそれぞれ連
接される外壁部と、外壁部の外辺に二重線折り目を介し
てそれぞれ連結される内壁部と、内壁部の外側に更に折
り目を介して連結される箱底当接片とから主として構成
されていて、それぞれの外壁部と内壁部とにより二重の
側壁を形成するようになっている紙製引起し箱を開示し
た。かかる構成によって、比較的厚みを有するボール紙
を用いて、工場での組立においては平面形状を保持し、
使用するときに簡便に箱に組み立てることができ、ま
た、いったん組み立てた後も、必要に応じて、元の平面
状にすることもできる。一方、対向する両側部に互いに
平行な折り目部を有する通常の紙製箱も、従前通り組み
立てて使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来、上記し
た紙製引起し箱は、専ら、人手で組み立てたり、折り畳
んで販売しているので、一人で、一日当たり、300〜
400個しか製作することができず、増大する需要を満
たすことができなかった。また、従前の紙製箱の組み立
てにおいても、人手で組み立てていたが、この場合にも
時間がかかっていた。本発明はかかる事情に鑑みてなさ
れたもので、通常の紙製箱、及び紙製引起し箱の組立を
自動化することによって大量生産ができ、かつ、平面状
態に折り畳んでコンパクトに搬送することができる紙製
箱の組立方法及び組立装置を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う本発明に
係る紙製箱の組立方法は、平行な折り目部を介してそれ
ぞれ箱底板に接続される両側壁部材が展開状態となった
紙製箱の組立方法であって、前記両側壁部材が展開状態
となった前記紙製箱を、固定台の上に僅少の隙間を有
し、しかもその両外端部の間隔は前記折り目部の間隔と
実質的に同一となって、前記紙製箱の搬送方向の長さよ
り長いガイド部材が配置された折り込みステーション
で、前記折り目部の位置と前記ガイド部材の両外端部の
位置を符合させて前記固定台と前記ガイド部材の隙間に
搬入する第1工程と、前記固定台の両側に設けられた折
り込み部材を駆動して、前記両側壁部材を前記折り目部
が当接する前記ガイド部材の外端部を基準にして内側に
折り込む第2工程と、前記紙製箱の進行方向前側を把持
して、前記両側壁部材が折り曲げられた前記紙製箱を前
記折り込みステーションから引き抜く第3工程とを有す
る。
【0005】ここで、折り込むとは、折り畳んで固定す
る場合の他、折りぐせを付与する場合も含む。両側壁部
材とは、紙製箱の平行な折り目部よりそれぞれ外側の部
分をいう。このように構成することによって、紙製箱を
折り目部に沿って確実に折り曲げることができ、また、
短時間に大量の処理を行うことができる。また、ガイド
部材を固定したままで使用することができるので、可動
部を減らして運転時の機械トラブル等を減少させること
ができる。ここで、前記折り込みステーションの上流側
には、接着剤被覆ステーションを設け、前記紙製箱の両
側壁部材の内側所定箇所に予め接着剤を被覆することも
可能である。折り込みを行う前に接着剤を被覆すること
によって、折り込んだ状態を保持して、簡単に固定する
ことができる。
【0006】前記目的に沿う第1の発明に係る紙製箱の
組立装置は、平行な折り目部を介してそれぞれ箱底板に
接続される両側壁部材が展開状態となった紙製箱の組立
装置であって、前記紙製箱の両側壁部材を内側に折り込
む折り込みステーションは、前記紙製箱が搬入して載置
される固定台と、該固定台の上に僅少の隙間を有し、そ
の両端部間の距離が前記折り目部の間隔と実質的に同一
距離となって、前記紙製箱の進行方向後側で支持され、
該紙製箱の搬送方向の長さより長い対となるガイド部材
と、前記固定台の両側にあって、該固定台に載置された
前記紙製箱の両側壁部材を前記折り目部を介して内側に
折り込む折り込み部材及び該折り込み部材を駆動する駆
動源を備えた対となる折り込み機構とを有する。
【0007】このように構成することによって、ガイド
部材を固定したまま、紙製箱を折り目部に沿って確実に
折り曲げることができる。ここで、前記折り込み機構
は、基部が前記固定板の側端部に沿って固定された可撓
性シートと、前記可撓性シートの中間部に配置され、折
り込み時はその先部が前記紙製箱の折り目部に本質的に
当接する外側ガイド板と、前記可撓性シートの先側に固
定され、折り込み時には前記側壁部材に外側から被さる
前記折り込み部材と、前記折り込み部材にリンク部材を
介して連結され前記固定台より下位置に配置された昇降
ロッドと、該昇降ロッドの駆動手段とを有する構成とす
ることも可能である。昇降ロッドを上昇させることによ
って、リンク部材、折り込み部材、外側ガイド板を回動
させ、紙製箱を折り目部に沿って折り込むことができ
る。また、可撓性シートを介して回動させるので、折り
込まれる紙製箱の折り目部の位置ずれに対応して、回動
軸を移動させることができ、装置に無理な力が加わらな
いようにすることができる。
【0008】また、前記折り込み部材の先側に、折り込
み時に前記側壁部材の先部を押圧する弾性板を設けるこ
とも可能である。このように構成することによって、紙
製箱の両側端部を折り目部の内側に折り畳むと共に、相
互に圧着することができ、接着を行う場合には、接着強
度を上げることができる。そして、前記折り目部を、二
重線折り目とすることも可能である。ガイド部材の厚み
を調整することによって、二重線折り目の場合にも、確
実に折り目に沿って折り曲げることができる。前記目的
に沿う第2の発明に係る紙製箱の組立装置は、それぞれ
対となって平行な第1、第2の折り目部を介して四角形
の箱底板に接続される前後、左右の外壁部と、各々対と
なって平行な第3、第4の折り目部を介して前記外壁部
の外側辺にそれぞれ接続される前後、左右の内壁部と、
隣接する前記外壁部の側端部を連結し、中央には対角状
の内折り目を有する側板連結片とを有する紙製箱の組立
装置であって、前記左右の内壁部を、前記第4の折り目
部を介して内側に折り返し、予め形成された第1の接着
剤層を介して前記左右の外壁部に貼着する第1の折り込
みステーションと、前記左右の外壁部を前記第2の折り
目部を介して内側に折り返し、前記箱底板の左右の周縁
部に重合状態に折り畳み、更に四隅の前記側板連結片
を、前記第2の折り目部の延長上にある接続折り目部を
介して内側に折り返し、予め形成された第2の接着剤層
を介して前記四隅の側板連結片と対応する前記前後の外
壁部の左右の周縁部に貼着する第2の折り込みステーシ
ョンと、前記前後の内壁部を前記第3の折り目部を介し
て内側に折り返し、予め形成された第3の接着剤層を介
して前記前後の外壁部に貼着する第3の折り込みステー
ションとを有し、前記第1〜第3の折り込みステーショ
ンは、前記紙製箱が搬入して載置される固定台と、該固
定台の両側にあって、該固定台に載置された前記紙製箱
の前記外壁部又は内壁部に当接して、前記外壁部又は内
壁部を内側に折り込む折り込み部材及び該折り込み部材
を駆動する駆動源を備えた対となる折り込み機構とをそ
れぞれ有し、しかも、前記第1、第3の折り込みステー
ションは、前記固定台の上に僅少の隙間を有し、その両
端部間の距離が前記第4、第3の折り目部の間隔と実質
的に同一距離となって、前記紙製箱の進行方向後側で支
持され、該紙製箱の搬送方向の長さより長い対となるガ
イド部材をそれぞれ有する。
【0009】なお、ここで、本発明に係る紙製箱の組立
装置の説明の都合上、箱底板に対する前後左右の関係を
以上のように規定したが、この関係を逆にすることもで
きることはいうまでもない。このように構成することに
よって、紙製箱の組立を複数の折り込みステーションを
使用することによって自動化することができる。また、
前記第1の折り込みステーションの上流側に、前記第
1、第2の接着剤層を形成する第1の接着剤被覆ステー
ションを設け、前記第3の折り込みステーションの上流
側に、前記第3の接着剤層を形成する第2の接着剤被覆
ステーションを設け、前記第1の接着剤層を、前記左右
の外壁部の内側の一部に形成し、前記第2の接着剤層
を、四隅の前記側板連結片のうち前側の前記側板連結片
の前方向端部、及び後側の前記側板連結片の後方向端部
に形成し、前記第3の接着剤層を、前記前後の内壁部の
外側又は前記前後の外壁部の内側の一部に形成してもよ
い。左右の外壁部の内側端部間の距離と、左右の前記側
板連結片の内側端部間の距離は実質的に同じ距離となっ
ている。従って、接着剤層を形成する噴出ノズル、又は
塗布ローラを固定しておき、ここに紙製箱を通過させる
ことによって、第1、第2の接着剤層を形成することが
できる。また、第1、第2の接着剤被覆ステーション
を、第1、第3の折り込みステーションのそれぞれ上流
側に設けているので、接着剤の被覆と、その接着剤を被
覆した部分の折り込みを連続して行うことができ、途中
で接着剤の粘着力が小さくなることを防止している。
【0010】そして、前記第1の接着剤被覆ステーショ
ン、前記第1の折り込みステーション、及び前記第2の
折り込みステーションを、第1の搬送コンベアに設け、
前記第2の接着剤被覆ステーション、及び前記第3の折
り込みステーションを、前記第1の搬送コンベアと直交
する方向に配置され前記紙製箱を90度方向を変えて搬
送する第2の搬送コンベアに設けることも可能である。
このように構成することによって、紙製箱の搬送方向を
変え、第3の折り込みステーションの折り込み方向を、
第1、第2の折り込みステーションと同じ方向にするこ
とができ、同じ構成の装置を使用することができる。ま
た、接着剤の被覆をしてから、貼着するまでの工程を、
前後、又は左右方向ごとに連続して行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。 (紙製引起し箱10の構成)まず、図1及び図2を参照
して、本発明の一実施の形態に係る紙製箱の組立装置A
(図3以下参照)によって製造される紙製箱の一例であ
る紙製引起し箱10の構成について説明する。なお、図
1においては、紙製引起し箱10は展開状態で示されて
おり、この展開状態の紙製引起し箱10を箱板10aと
して、以下説明する。一方、図2においては、紙製引起
し箱10は箱状に組み立てられた状態で示されている。
【0012】図1に示すように、箱板10aは、前後、
左右それぞれ対となって平行な第1の折り目部12、1
3、第2の折り目部14、15を介して四角形の箱底板
11に接続される側壁部材の一例である前後、左右の外
壁部16〜19と、前後、左右に各々対となって平行な
第3の折り目部20、21、第4の折り目部22、23
を介して前後、左右の外壁部16〜19の外側辺にそれ
ぞれ接続される側壁部材の一例である前後、左右の内壁
部24〜27と、隣接する外壁部16〜19の側端部を
連結し、中央には対角状の内折り目28〜31を有して
それぞれ四隅に設けられた側板連結片32〜35とを有
している。本実施の形態においては、第1〜第4の折り
目部12〜15、20〜23は、二重線折り目となって
いる。また、左右の外壁部18、19の内側の一部には
第1の接着剤層18a、19aが形成され、四隅の側板
連結片32〜35のうち前側の側板連結片32、33の
前方向端部、及び後側の側板連結片34、35の後方向
端部には第2の接着剤層36〜39が形成され、前後の
内壁部24、25の外側の中央部(一部)には、第3の
接着剤層24a、25aが形成されている。第1〜第3
の接着剤層18a、19a、36〜39、24a、25
aには、ホットメルト系接着剤等を付着させている。
【0013】左右の内壁部26、27を第4の折り目部
22、23を介して内側に折り返したときに、第1の接
着剤層18a、19aに重合する左右の内壁部26、2
7の外側端部には、第1の接着剤層18a、19aが貼
着される第1の接着面26a、27aが形成されてい
る。また、側板連結片32〜35を第2の折り目部1
4、15の延長上にある接続折り目部65〜68を介し
て内側に折り返したときに第2の接着剤層36〜39と
重合する前後の外壁部16、17の左右の周縁部には、
第2の接着剤層36〜39が貼着される第2の接着面1
6a、16b、17a、17bが形成されている。そし
て、前後の内壁部24、25を第3の折り目部20、2
1を介して内側に折り返したときに、第3の接着剤層2
4a、25aに重合する前後の外壁部16、17の内側
の中央部には、第3の接着剤層24a、25aが貼着さ
れる第3の接着面16c、17cが形成されている。第
1〜第3の接着剤層18a、19a、36〜39、24
a、25aと、これに符合する第1〜第3の接着面26
a、27a、16a、16b、17a、17b、16
c、17cとをそれぞれ逆にして使用することもでき
る。上記した箱板10aは、以下に説明する紙製箱の組
立装置Aによっていったん搬送に便利な平板形状(平面
状態)に仮組立され(図14参照)、その後、ユーザー
に運び込まれ、図2に示すように、完全に矩形箱状の紙
製引起し箱10に組み立てられる。
【0014】(紙製箱の組立装置Aの構成)次に、図1
に示す箱板10aを一次組立状態の紙製引起し箱10に
組立てる紙製箱の組立装置Aについて、図3〜図13を
参照して具体的に説明する。図3に示すように、紙製引
起し箱の組立装置Aは、箱板10aを、間欠搬送する第
1の搬送コンベア61a、第2の搬送コンベア64を用
い、第1、第2の搬送コンベア61a、64に設けら
れ、下部に箱板10a(展開状態の紙製引起し箱10)
を載置する固定台101(図7〜図11参照)を有し、
箱板10aの外壁部18、19、内壁部24〜27を内
側に折り込む第1〜第3の折り込みステーション47、
49、45によって、箱板10aを折り畳む装置であ
る。また、これ以外にも紙製箱の組立装置Aは、一次組
立状態の紙製引起し箱10にするために直列に配列され
た複数の加工ステーションを有している。即ち、紙製引
起し箱の組立装置Aは、上流側から下流側に順に配列さ
れ、第1の搬送コンベア61aに設けられた第1の切り
出しステーション40と、第1の接着剤被覆ステーショ
ン41と、第1の折りぐせ付与ステーション46と、第
1の折り込みステーション47と、第2の折りぐせ付与
ステーション48と、第2の折り込みステーション49
と、箱板10aを90度方向を変えて搬送する第2の搬
送コンベア64に設けられた第2の切り出しステーショ
ン43と、第2の接着剤被覆ステーション44と、第3
の折り込みステーション45と、図示しない梱包ステー
ションとを有している。
【0015】上記した構成において、第1の切り出しス
テーション40は、多数の箱板10aが積層状態に載置
されている箱板積台50から箱板10aを一枚ずつ第1
の接着剤被覆ステーション41に向けて供給するための
ステーションである。第1の接着剤被覆ステーション4
1は、第1の折り込みステーション47より上流側に設
けられ、第1の切り出しステーション40から移送され
てきた箱板10aに、第1、第2の接着剤層18a、1
9a、36〜39を形成するためのステーションであ
る。第1の折りぐせ付与ステーション46は、箱板10
aの左、右の外壁部18、19と、これにそれぞれ対応
する内壁部26、27との間に形成される第4の折り目
部22、23に折りぐせををつけるためのステーション
である。
【0016】第1の折り込みステーション47は、箱板
10aの左、右の内壁部26、27を、第4の折り目部
22、23を介して内側に折り返し、予め形成された第
1の接着剤層18a、19aを介して左、右の外壁部1
8、19に貼着するためのステーションである。第2の
折りぐせ付与ステーション48は、箱板10aの左、右
の外壁部18、19と箱底板11との間に形成される第
2の折り目部14、15に折りぐせをつけるためのステ
ーションである。第2の折り込みステーション49は、
箱板10aの左右の外壁部18、19を第2の折り目部
14、15を介して内側に折り返し、箱底板11の左、
右の周縁部に重合状態に折り畳み、更に四隅の側板連結
片32〜35を接続折り目部65〜68を介して内側に
折り返し、予め形成された第2の接着剤層36〜39を
介して四隅の側板連結片32〜35と対応する前後の外
壁部16、17の左右の周縁部に貼着するためのステー
ションである。第2の切り出しステーション43は、左
右の外壁部18、19の貼着が終了した状態の多数の箱
板10aを、一旦、積層状態に載置している蓄積部63
から、箱板10aを一枚ずつ第2の接着剤被覆ステーシ
ョン44に向けて供給するためのステーションである。
第2の接着剤被覆ステーション44は、第3の折り込み
ステーション45の上流側に設けられ、第2の切り出し
ステーション43から移送されてきた箱板10aに第3
の接着剤層24a、25aを形成するためのステーショ
ンである。第3の折り込みステーション45は、箱板1
0aの対向する前後の内壁部24、25を第3の折り目
部20、21を介して内側に折り返し、予め形成された
第3の接着剤層24a、25aを介して前後の外壁部1
6、17に貼着して、一次組立状態の紙製引起し箱10
を製作するためのステーションである。梱包ステーショ
ンは、第3の折り込みステーション45で折り畳むこと
によって製作された一次組立状態の紙製引起し箱10を
図示しない梱包機に移送し、梱包するためのステーショ
ンである。
【0017】以下、図3〜図13を参照して、上記した
各ステーションの構成を詳細に説明する。 (第1の切り出しステーション40)図4に示すよう
に、第1の切り出しステーション40は、第1の搬送コ
ンベア61aを構成する切り出しコンベア52に設けら
れ、その上部に備えられた箱板積台50を有している。
箱板積台50は、積層される箱板10aの後部を持ち上
げるように傾斜配置された後部押え板53と、下方に箱
板10aの厚みに合わせた開口部を備え、箱板10aを
1枚ずつ挿通させる前部押え板54と、4本の幅調整シ
ャフト55によって、その幅を箱板10aの幅に合わせ
て調整可能なガイド板56を有している。このように構
成することによって、切り出しコンベア52を作動させ
ると、積層された箱板10aを下側から1枚ずつ、第1
の接着剤被覆ステーション41に向けて移送することが
できる。
【0018】(第1の接着剤被覆ステーション41)第
1の切り出しステーション40の下流側には、第1の接
着剤被覆ステーション41が設けられている。第1の接
着剤被覆ステーション41は、切り出しコンベア52の
下流側に直列に配置されて第1の搬送コンベア61aを
構成する移送コンベア(第1の移送コンベア)57に設
けられ、この移送コンベア57の上流側端部に備えられ
移送コンベア57の上流側端部のローラと対となって箱
板10aを移送する繰り出しローラ58と、ホットメル
ト系接着剤を噴出する対となるスポットノズル59と箱
板10aを上方から押さえる複数のローラを連接した上
部ローラ60とを有している。ベルトコンベアからなる
移送コンベア57の搬送面の高さは、切り出しコンベア
52の搬送面の高さと実質的に同一にしている。また、
スポットノズル59の幅方向の位置は、図1に示す箱板
10aの第1の接着剤層18a、19aを形成する位置
の直上方で、それぞれ固定配置されており、移送コンベ
ア57上を移動する箱板10aに向けて所定間隔で溶融
したホットメルト系接着剤を噴出する。このように構成
することによって、同一のスポットノズル59を使用し
て、第1の接着剤層18a、19aと、第1の接着剤層
18a、19aの長手方向の延長線上にある第2の接着
剤層36〜39を形成することができる。
【0019】(第1の搬送コンベア61a)第1の搬送
コンベア61aは前述した切り出しコンベア52、移送
コンベア57と、これに後続する移送コンベア(第2の
移送コンベア)61とからなる。図3及び図4に示すよ
うに、移送コンベア61には、周回方向に間隔を開けて
複数のグリッパー92が取付けられており、各グリッパ
ー92によって、移送コンベア57から移送コンベア6
1に搬送されてくる箱板10aの先部を把持することが
できる。図5及び図6に示すように、グリッパー92
は、側面視で、前、後取付軸93、94を介して移送コ
ンベア61を構成するチェンコンベア88aの上方に平
行間隔をあけて取付けられる上部固定板95と、基部
(前側)が上部固定板95の下面基部(前側)に連結さ
れると共に、先部(後側)に爪部96を有する板ばねか
らなる下部可動板97と、下部可動板97の上面に突設
され、上端が上部固定板95に形成された長孔98を通
して上方に伸延する開閉作動杆99とから構成されてい
る。
【0020】上記した構成によって、通常時は、図6
(A)に示すように、開閉作動杆99は自由状態になっ
ているので、下部可動板97は上方位置にあり、上部固
定板95の後部と下部可動板97の後部との間には箱板
挿入開口は形成されていない。しかし、移送コンベア6
1の周回駆動によって、グリッパー92が移送コンベア
61の上流側端と移送コンベア57の下流側端の間に設
けた図示しないストッパーと対応する位置に移動してく
ると、移送コンベア61の上流側端部の上方に設けられ
たカム板99aの下部カム面99bによって、図6
(B)に示すように開閉作動杆99が下方に押圧され、
この押圧に連動して、下部可動板97が板ばねの付勢力
に抗して下方に向けて回転し、上部固定板95の後部と
下部可動板97の後部との間には箱板挿入開口は形成さ
れる。そして、ストッパーを下げることによって、この
箱板挿入開口に箱板10aの先端が挿入される。その
後、移送コンベア61の周回駆動によって開閉作動杆9
9は再度自由になることによって、箱板10aの先端を
上部固定板95の後部と下部可動板97の爪部96によ
って強力にクランプすることができる。そして、このク
ランプ状態を保持しながら、箱板10aは、順次、第1
の折りぐせ付与ステーション46、第1の折り込みステ
ーション47、第2の折りぐせ付与ステーション48、
第2の折り込みステーション49に間欠的に確実に移送
されることになる。
【0021】(第1の折りぐせ付与ステーション46)
第1の折りぐせ付与ステーション46は、移送コンベア
57の下流側に搬送面の高さを実質的に同じにして直列
に配置された移送コンベア61に設けられている。図1
1、図12(A)に示すように、第1の折りぐせ付与ス
テーション46は、箱板10aが搬入して載置される固
定台101と、固定台101の両側にあって、固定台1
01に載置された箱板10aの左右の内壁部26、27
に当接して、内壁部26、27を内側に折り込む折り込
み部材105と、折り込み部材105を駆動する駆動源
を備えた対となる折り込み機構の一例である第1の折り
ぐせ付与機構69とを有し、しかも、固定台101の上
に僅少の隙間を有し、その両端部間の距離が第4の折り
目部22、23の間隔と実質的に同一距離となって箱板
10aの進行方向後側で支持され、箱板10aの搬送方
向の長さより長い対となるガイド部材100をそれぞれ
有している。
【0022】第1の折りぐせ付与機構69は、基部が固
定板101の側端部に沿って固定された例えば、布製の
可撓性シート102(コード入りのビニルシートでもよ
い)と、可撓性シート102の中間部に配置され、折り
込み時はその先部が箱板10aの第4の折り目部22、
23に可撓性シート102を介して本質的に当接する外
側ガイド板103と、可撓性シート102の先側に固定
され、折り込み時には内壁部26、27に外側から被さ
る折り込み部材105と、折り込み部材105にリンク
部材109を介して連結され固定台101より下位置に
配置された昇降ロッド107と、昇降ロッド107を昇
降ロッド往復昇降機構108(図7参照)を介して作動
させる図示しない駆動手段とを有している。折り込み部
材105は、内壁部26、27に当接する折り込み板1
05bと、固定板105aから構成され、その間に可撓
性シート102を挟み込んで固定されている。また、リ
ンク部材109と固定板105aは連結部材104を介
して連結されている。各部材を可撓性シート102で連
結しているので、第4の折り目部22、23の位置がず
れても、回動の中心を変えることができ、回動時の動き
をスムーズにすることができる。なお、可撓性シート1
02を分割して回動部分ごとに使用することもできる。
また、折り込み部材105を厚みの違うものに交換する
ことによって、厚さの異なる箱板を折り込むときにも調
整を簡単に行うことができる。ここで、図7及び図8に
示すように、昇降ロッド往復昇降機構108は、昇降ロ
ッド107を昇降することができるのみならず、ガイド
部材100と固定台101との間の幅間隔も調整可能な
構成としている。即ち、移送コンベア61の両側部に対
応するガイド部材100、固定台101は、それぞれ、
移送コンベア61の両側部に左、右対称に配置された一
対の横移動ラック110に載置支持されている。具体的
には、ガイド部材100は、横移動ラック110の上部
外側に立設したガイド板取付支柱100aの上端から片
持ち梁状に移送コンベア61に向けて延びてくるガイド
板支持アーム100bの先部に取付けられている。ま
た、固定台101は、横移動ラック110の上部内側に
立設した固定台取付支柱101aの上部に取付けられて
いる。
【0023】一対の横移動ラック110の下部には、両
端がそれぞれ固定軸受フレーム111、112に回転自
在に支承された回転軸113が配設されている。回転軸
113は、それぞれねじ切り方向を逆にした左、右ねじ
軸114、115を継ぎ手116で同軸的に連結するこ
とによって構成されている。左、右ねじ軸114、11
5には、それぞれ、横移動ラック110の下部に一体的
に連設した雌ねじ筒117、118が螺着されている。
また、右ねじ軸115の端部には回転ハンドル119が
連動連結されている。また、各横移動ラック110に
は、ロッド案内筒110aが設けられおり、ロッド案内
筒110aに形成されたロッド案内孔を通して一対の昇
降ロッド107が下方に摺動自在に延びている。そし
て、一対の昇降ロッド107の下端部は連結部107a
に連結されている。
【0024】連結部107aの下面には転動輪107b
が取付けられており、転動輪107bは、矩形板からな
る昇降板120に、移送コンベア61の幅方向に転動自
在に支持されている。昇降板120の下面には転動ロー
ラ121が取付けられており、転動ローラ121は、回
転する接線カム122の周面に当接している。なお、昇
降板120の周面には昇降ガイド軸120aが取付けら
れており、昇降ガイド軸120aは昇降ガイド筒120
b内に摺動自在に嵌合されている。また、本実施の形態
では、図8に示すように、昇降ロッド107の側面にラ
ック107cが設けられており、ラック107cにはそ
れぞれピニオン107dが噛合されている。そして、ピ
ニオン107dは、横移動ラック110上に回転自在に
取付けられているピニオン取付軸107eの両端に固着
されている。
【0025】上記した構成によって、移送コンベア61
を駆動し、箱板10aが第1の折りぐせ付与機構69ま
で移送されてくると、図7、図9、図10、図11、図
12(A)に示すように、移送コンベア61の両側部に
対応する外壁部18、19の側端部が、第4の折り目部
22、23の位置とガイド部材100の両外端部の位置
を符合させてガイド部材100、固定台101間に挟持
されることになる。その後、昇降ロッド往復昇降機構1
08を形成する接線カム122を回転駆動すると、その
往路において昇降板120及び昇降ロッド107が上昇
し、外側ガイド板103に当接して外側ガイド板103
を90度回動させる。さらに、昇降ロッド107が上昇
すると、この上昇動作に連動して折り込み部材105が
180°回転し、図11に示すように、移送コンベア6
1の両側部に対応する箱板10aの内壁部26、27を
ガイド部材100の外端部を基準にして第4の折り目部
22、23のまわりに180°内側に向けて回転させて
外壁部18、19に重合状態に折り畳むことができる。
ガイド部材100の上流側端部には、ガイド部材100
を固定するガイド板取付支柱100aが設けられている
ので、箱板10aをガイド部材100の下方を通過させ
てから停止させ、ガイド板取付支柱100aを避けて折
り曲げることができ、ガイド部材100を固定した状態
で使用することができるので、装置の構造を簡単にする
ことができる。
【0026】なお、接線カム122の回転駆動の復路に
おいて、昇降板120及び昇降ロッド107が下降し、
折り込み部材105を下方に向けて180°回転して待
機位置に戻す。上記した昇降動作において、図7及び図
8に示すように、昇降ロッド107には復帰用戻しばね
107fが装着されているので、昇降ロッド107の下
降動作を円滑に行うことができる。また、ラック107
cとピニオン107dの噛合によって昇降ロッド107
を同期して昇降させようにしているので、この面から
も、昇降ロッド107の昇降動作を円滑に行うことがで
きる。また、図7に示すように、回転ハンドル119を
回転することによって、一対の横移動ラック110間の
間隔を拡げたり、狭めたりすることができ、これに連動
して、移送コンベア61の両側部に位置するガイド部材
100と固定台101との間隔を調整して、寸法の異な
る箱板10aに容易に対応することができる。
【0027】(第1の折り込みステーション47)次い
で、第1の折り込みステーション47について説明す
る。なお、第1の折り込みステーション47の対となる
折り込み機構の一例である第1の折り畳み機構89は、
第1の折りぐせ付与ステーション46の第1の折りぐせ
付与機構69に、図12(B)に示すような圧着板10
6を設けただけで他の構成は同じにしているので、構成
の同じ部分については同一の番号を付し、説明を省略す
る。折り込み部材105の先側の上面には、箱板10a
の折り込み時に内壁部26、27の先部を押圧する弾性
を有する弾性板の一例である圧着板106が設けられて
いる。左右の圧着板106の位置は、内壁部26、27
の先部にある第1の接着面26a、27aを裏側から押
圧できる位置にしている。このように構成することによ
り、移送コンベア61の駆動によって、箱板10aが第
1の折り込みステーション47まで移送されてくると、
箱板10aの左、右周縁部、即ち、移送コンベア61の
両側部に対応する外壁部18、19の側端部が、ガイド
部材100、固定台101間に挟持される。そして、第
1の折り畳み機構89を作動させると、昇降ロッド10
7が上昇して折り込み部材105を180°回転させ、
弾性を有する圧着板106によって、左、右の外壁部1
8、19の内面に形成された第1の接着剤層18a、1
9aに左、右の内壁部26、27の内面に形成された第
1の接着面26a、27aを圧着することができ、この
折り畳んだ状態を確実に保持することができる。
【0028】(第2の折りぐせ付与ステーション48)
次に、図7、図13を参照して第2の折りぐせ付与ステ
ーション48について説明する。なお、第2の折りぐせ
付与ステーション48の折り込み機構の一例である第2
の折りぐせ付与機構70は、第1の折りぐせ付与機構6
9の回転ハンドル119を回転することによって、一対
の横移動ラック110間の間隔を狭め、ガイド部材10
0の位置を箱板10aの第2の折り目部14、15の内
側に合わせたもので、その構成は、第1の折りぐせ付与
機構69と同じにしているので、構成の同じ部分につい
ては同一の番号を付し、説明を省略する。移送コンベア
61の駆動によって、箱板10aが第2の折りぐせ付与
ステーション48まで移送されてくると、箱板10aの
左、右周縁部、即ち、移送コンベア61の両側部に対応
する箱底板11の両端部が、ガイド部材100、固定台
101間に挟持される。そして、第2の折りぐせ付与機
構70を作動させると、昇降ロッド107が上昇して折
り込み部材105を180°回転させ、外壁部18、1
9を内壁部26、27と共に折り返し、第2の折り目部
14、15に確実に折りぐせを付与することができる。
【0029】(第2の折り込みステーション49)次
に、図7、図13を参照して第2の折り込みステーショ
ン49について説明する。なお、第2の折り込みステー
ション49の対となる折り込み機構の一例である第2の
折り畳み機構90は、第2の折りぐせ付与機構70のガ
イド部材100を省略し、弾性板の一例である圧着板1
40(二点鎖線で示す)を設けただけで他の構成は同じ
にしているので、構成の同じ部分については説明を省略
する。折り込み部材105の上面には、箱板10aの両
側端部に整合可能に形成された弾性を有する圧着板14
0が設けられている。左右の圧着板140は、箱板10
aの第2の接着剤層36〜39を裏側からそれぞれ押圧
できるように2箇所ずつ設けられている。移送コンベア
61の駆動によって、箱板10aが第2の折り込みステ
ーション49まで移送されてくると、移送コンベア61
の両側部に対応する箱底板11の両端部が、固定台10
1上に載置される。そして、第2の折り畳み機構90を
作動させると、昇降ロッド107が上昇して折り込み部
材105を180°回転させ、外壁部18、19を内壁
部26、27と共に第2の折り目部14、15に沿って
折り返して、箱底板11の左右の周縁部に重合状態に折
り畳むと共に、側板連結片32〜35を接続折り目部6
5〜68に沿って内側に折り返し、第2の接着剤層36
〜39を第2の接着面16a、16b、17a、17b
に貼着することができる。第2の折り畳み機構90に
は、第2の接着面16a、16b、17a、17bの位
置と重合するためにガイド部材を設けることができない
が、折りぐせが付与されているので確実に折り返すこと
ができる。また、移送コンベア61にグリッパー92が
設けられているので、箱板10aの幅方向の位置ずれを
防いで、折り返し位置を正確にすることができる。
【0030】(第2の切り出しステーション43)図3
に示すように、第2の折り込みステーション49の下流
側で、移送コンベア61の終端側部には、移送コンベア
61と搬送方向と直交する方向に、方向変換ローラ12
8が配設されている。また、移送コンベア61の方向変
換ローラ128の設置位置と反対側の側部には、箱板1
0aを方向変換ローラ128の方向に押し出す押圧板1
30と押圧板130を進退させる図示しないエアシリン
ダが設けられている。さらに、移送コンベア61の終端
部には、グリッパー92による箱板10aの挟持を解除
するカム板99aが設けられている。所定間隔で間欠搬
送される箱板10aが移送コンベア61の終端位置62
まで搬送されてくると、グリッパー92による箱板10
aの挟持は、カム板99aによって解除される。次に押
圧板130が作動して箱板10aを方向変換ローラ12
8の方向に押し出す。このようにして、箱板10aは回
転しない状態で、搬送方向を90度変えられ、方向変換
ローラ128の方向に移動する。
【0031】方向変換ローラ128の下方には、箱板1
0aを間欠搬送する第2の搬送コンベア64が、その搬
送面を低くして設けられ、第2の搬送コンベア64の上
流側には、第2の切り出しステーション43が設けられ
ている。なお、第2の搬送コンベア64には、移送コン
ベア61と同様にグリッパー92が所定間隔で設けられ
ている。第2の切り出しステーション43は、箱板10
aを積層する蓄積部63と、蓄積部63の周囲を囲んで
箱板10aを保持する複数の押え板と、蓄積部63の上
部にあって箱板10aを1枚ずつエアで吸引保持して第
2の搬送コンベア64の下流側に送る図示しない送り装
置を有している。蓄積部63には、第2の折り込みステ
ーション49での工程を終えた複数の箱板10aが蓄積
されている。この箱板10aは、蓄積部63の上部から
1枚ずつ吸引され、第2の搬送コンベア64の下流側に
送り出される。なお、第2の切り出しステーション43
の構成は、第1の切り出しステーション40と同一にす
ることも可能である。このように構成することによっ
て、例えば、箱板10aに接着剤が被覆された状態で装
置にトラブルが発生し、第1、第2の搬送コンベア61
a、64の一方が停止すると、貼着前の箱板10aに
は、接着剤を再被覆する必要があるが、蓄積部63を有
する第2の切り出しステーション43が設けられている
ので、他方の第1、第2の搬送コンベア61a、64
は、継続して運転することができ、不良品の発生を少な
くすることができる。
【0032】(第2の接着剤被覆ステーション44)第
2の接着剤被覆ステーション44の構成は、第1の接着
剤被覆ステーション41の構成と同様で、箱板10aの
搬送方向と、スポットノズルの位置と接着剤を被覆する
箇所が違うだけで、他の構成は同じにしているので、構
成の同じ部分については説明を省略する。第2の搬送コ
ンベア64の幅方向両側に設けられた第2の接着剤被覆
ステーション44の図示しないスポットノズルは、箱板
10aの第3の接着剤層24a、25aを形成する場所
の上方にそれぞれ設けられている。間欠搬送される箱板
10aが第2の接着剤被覆ステーション44上に送られ
てきたとき、スポットノズルからホットメルト系接着剤
が噴出され、第3の接着剤層24a、25aを形成する
ことができる。
【0033】(第3の折り込みステーション45)次
に、第3の折り込みステーション45について図7を参
照して説明する。なお、第3の折り込みステーション4
5の対となる折り込み機構の一例である第3の折り畳み
機構91は、回転ハンドル119を回転することによっ
て、一対の横移動ラック110間の間隔を広げ、ガイド
部材100の位置を箱板10aの第3の折り目部20、
21の内側に合わせ、また、図示しない圧着板を設けた
だけで、その他の部分の構成は、第1の折り畳み機構8
9と同じにしているので、説明を省略する。折り込み部
材105の上面には、箱板10aの両側端部に整合可能
に形成された弾性を有する圧着板106が設けられてい
る。左右の圧着板106は、箱板10aの第3の接着剤
層24a、25aを裏側から押圧できるように設けられ
ている。第2の搬送コンベア64の駆動によって、箱板
10aが第3の折り込みステーション45まで移送され
てくると、第2の搬送コンベア64の両側部に対応する
外壁部16、17が、ガイド部材100と固定台101
の間に挟持される。
【0034】そして、第3の折り畳み機構91を作動さ
せると、昇降ロッド107が上昇して折り込み部材10
5を180°回転させ、内壁部24、25を外壁部1
6、17に向けて折り畳むと共に、内壁部24、25に
設けた第3の接着剤層24a、25aを外壁部16、1
7に設けた第3の接着面16c、17cに押圧して接着
することができる。第3の折り目部20、21は、長さ
が短いので、折りぐせを付与しなくても、折り曲げと接
着を同時に行うことができるが、箱板が大きい場合に
は、折りぐせ付与ステーションを設けて予め折りぐせを
付与してもよい。このように構成することによって、図
14に示す一次組立状態(平板形状)の紙製引起し箱1
0を製造することができる。製造後の紙製引起し箱10
は、図示しない梱包ステーションに移送され、梱包後に
出荷される。
【0035】次に本発明の一実施の形態に係る紙製箱の
組立装置Aを適用した紙製引起し箱の組立方法について
説明する。箱板10aは、第1の切り出しステーション
40の箱板積台50に内壁部24を前側にして積層され
ている。切り出しコンベア52を作動させると、積層さ
れた箱板10aは、前部押え板54の下側から1枚ず
つ、繰り出しローラ58を介して第1の接着剤被覆ステ
ーション41に向けて移送される。第1の折りぐせ付与
ステーション46の上流側に設けられた第1の接着剤被
覆ステーション41に移送された箱板10aは、スポッ
トノズル59から噴出されるホットメルト系接着剤によ
って第1の接着剤層18a、19aが形成される。次い
で、移送コンベア57及び上部ローラ60によって下流
側に移動する箱板10aは、移送コンベア61の上流側
端部に設けられたカム板99aの下方を通過するグリッ
パー92に把持された状態で、移送コンベア61上を搬
送される。紙製引起し箱10の組立方法は、以下の工程
を有している。
【0036】(第1工程)内壁部26、27が展開状態
となった箱板10aを、第1の折りぐせ付与ステーショ
ン46で、第4の折り目部22、23の位置とガイド部
材100の両外端部の位置を符合させて固定台101と
ガイド部材100の隙間に搬入する。 (第2工程)固定台101の両側に設けられ折り込み部
材105を駆動して、内壁部26、27を第4の折り目
部22、23が当接するガイド部材100の外端部を基
準にして内側に折り込む。 (第3工程)箱板10aの進行方向前側を把持して、内
壁部26、27が折り曲げられた箱板10aを、グリッ
パー92によって第1の折りぐせ付与ステーション46
から引き抜く。
【0037】箱板10aは、第1の折り込みステーショ
ン47で、前記第1〜第3の工程と実質的に同じ動作で
第1の接着面26a、27aと第1の接着剤層18a、
19aを貼着し、第2の折りぐせ付与ステーション4
8、第3の折り込みステーション45で、外壁部18、
19を第2の折り目部14、15を介して内側に折り込
み、第2の接着剤層36〜39と第2の接着面16a、
16b、17a、17bを貼着する。そして、移送コン
ベア61の終端位置62で押圧板130で移送コンベア
61に直交する第2の搬送コンベア64の上端位置にあ
る第2の切り出しステーション43の蓄積部63に積層
される。蓄積部63に積層された箱板10aは、一枚ず
つ取り出され、第2の接着剤被覆ステーション44で、
第3の接着剤層24a、25aが形成され、第3の折り
込みステーション45で内壁部24、25を第3の折り
目部20、21を介して内側に折り込み、第3の接着剤
層24a、25aと第3の接着面16c、17cを貼着
する。このようにして、図14に示す一次組立状態(平
板形状)の紙製引起し箱10を製造することができる。
製造後の紙製引起し箱10は、図示しない梱包ステーシ
ョンに移送され、梱包後に出荷される。以上、本発明
を、一実施の形態を参照して説明してきたが、本発明は
何ら上記した実施の形態に記載の構成に限定されるもの
ではなく、特許請求の範囲に記載されている事項の範囲
内で考えられるその他の実施の形態や変形例を含むもの
である。例えば、第1〜第4の折り目部12〜15、2
0〜23は二重線折り目としたが、一重の折り目の場合
にも適用される。この場合には、ガイド部材100の厚
みを薄くするとよい。また、前記実施の形態において
は、第1の接着剤被覆ステーション41を第1の折りぐ
せ付与ステーション46の上流側に設けているが、折り
ぐせ付与ステーション46と第1の折り込みステーショ
ン47の間に設けることもできる。また、第2の折りぐ
せ付与ステーション48と第2の折り込みステーション
49の間に他の接着剤被覆ステーションを設けることも
可能である。このように構成することによって、接着剤
を被覆してから接着面を面合させるまでの時間を短縮し
て、接着強度を上げることができる。
【0038】
【発明の効果】請求項1及び2記載の紙製箱の組立方法
においては、側壁部材をガイド部材の外側端部を基準に
して内側に折り込むので、折り目部に沿って確実に折り
曲げることができ、短時間に大量の処理を行うことがで
きる。また、ガイド部材を固定したままで使用すること
ができるので、可動部を減らして運転時の機械トラブル
等を減少させることができる。特に、請求項2記載の紙
製箱の組立方法においては、折り込みステーションの上
流側には、接着剤被覆ステーションが設けられているの
で、折り込みを行う前に接着剤を被覆することによっ
て、折り込んだ状態を保持して、簡単に固定することが
できる。請求項3〜6記載の紙製箱の組立装置において
は、紙製箱の進行方向後側で支持され、紙製箱の搬送方
向の長さより長い対となるガイド部材を有しているの
で、ガイド部材を固定したまま、紙製箱を折り目部に沿
って確実に折り曲げることができる。
【0039】特に、請求項4記載の紙製箱の組立装置に
おいては、可撓性シートを使用して折り込み部材を回動
させているので、折り込まれる紙製箱の折り目部の位置
ずれに対応して、回動軸を移動させることができ、装置
に無理な力が加わらないようにすることができる。請求
項5記載の紙製箱の組立装置においては、折り込み部材
の先側に、弾性板を設けているので、紙製箱の両側端部
を折り目部の内側に折り畳むと共に、相互に圧着するこ
とができ、接着を行う場合には、接着強度を上げること
ができる。請求項6記載の紙製箱の組立装置において
は、折り目部を、二重線折り目とするので、ガイド部材
の厚みを調整することによって、確実に折り目に沿って
折り曲げることができ、仕上げに高級感を出すことがで
きる。請求項7〜9記載の紙製箱の組立装置において
は、第1〜第3の折り込みステーションを有しているの
で、紙製箱の組立を自動化することができる。特に、請
求項8記載の紙製箱の組立装置においては、第1、第2
の接着剤被覆ステーションを、第1、第3の折り込みス
テーションのそれぞれ上流側に設けているので、接着剤
の被覆と、その接着剤を被覆した部分の折り込みを連続
して行うことができ、途中で接着剤の粘着力が小さくな
ることを防止している。そして、請求項9記載の紙製箱
の組立装置においては、第1の搬送コンベアと、これに
直交する方向に設けられ、紙製箱を90度方向を変えて
搬送する第2の搬送コンベアを有しているので、紙製箱
の搬送方向を変え、第3の折り込みステーションの折り
込み方向を、第1、第2の折り込みステーションと同じ
方向にすることができ、同じ構成の装置を使用すること
ができる。また、接着剤の被覆から、その接着剤を被覆
した部分の折り込みを前後又は左右方向ごとに連続して
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る紙製箱の組立装置
を適用可能な紙製引起し箱の展開図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る紙製箱の組立装置
を適用可能な紙製引起し箱の完全組立状態を示す斜視図
である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る紙製箱の組立装置
の全体構成を示す概念的構成説明図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係る紙製箱の組立装置
の切り出しステーション及び接着剤被覆ステーションの
正面図である。
【図5】本発明の一実施の形態に係る紙製箱の組立装置
の搬送コンベアに用いるグリッパーの平面図である。
【図6】(A)、(B)は、同側面図である。
【図7】本発明の一実施の形態に係る紙製箱の組立装置
の折り込み機構の側断面図である。
【図8】本発明の一実施の形態に係る紙製箱の組立装置
の折り込み機構の要部斜視図である。
【図9】本発明の一実施の形態に係る紙製箱の組立装置
の折り込み機構の要部斜視図である。
【図10】本発明の一実施の形態に係る紙製箱の組立装
置の折り込み機構に用いる折り込み部材の斜視図であ
る。
【図11】本発明の一実施の形態に係る紙製箱の組立装
置の折り込み機構の要部説明図である。
【図12】(A)、(B)は、それぞれ本発明の一実施
の形態に係る紙製箱の組立装置の第1の折りぐせ付与機
構の要部説明図と、同第1の折り畳み機構の要部説明図
である。
【図13】同折り込み機構の要部説明図である。
【図14】本発明の一実施の形態に係る紙製箱の組立装
置を適用可能な紙製引起し箱の一次組立状態を示す斜視
図である。
【符号の説明】
A:紙製箱の組立装置、10:紙製引起し箱(紙製
箱)、10a:展開状態の紙製引起し箱(箱板)、1
1:箱底板、12、13:第1の折り目部、14、1
5:第2の折り目部、16:外壁部(側壁部材)、16
a、16b:第2の接着面、16c:第3の接着面、1
7:外壁部(側壁部材)、17a、17b:第2の接着
面、17c:第3の接着面、18:外壁部(側壁部
材)、18a:第1の接着剤層、19:外壁部(側壁部
材)、19a:第1の接着剤層、20、21:第3の折
り目部、22、23:第4の折り目部、24:内壁部
(側壁部材)、24a:第3の接着剤層、25:内壁部
(側壁部材)、25a:第3の接着剤層、26:内壁部
(側壁部材)、26a:第1の接着面、27:内壁部
(側壁部材)、27a:第1の接着面、28〜31:内
折り目、32〜35:側板連結片、36〜39:第2の
接着剤層、40:第1の切り出しステーション、41:
第1の接着剤被覆ステーション、43:第2の切り出し
ステーション、44:第2の接着剤被覆ステーション、
45:第3の折り込みステーション、46:第1の折り
ぐせ付与ステーション、47:第1の折り込みステーシ
ョン、48:第2の折りぐせ付与ステーション、49:
第2の折り込みステーション、50:箱板積台、52:
切り出しコンベヤ、53:後部押え板、54:前部押え
板、55:幅調整シャフト、56:ガイド板、57:移
送コンベア(第1の移送コンベア)、58:繰り出しロ
ーラ、59:スポットノズル、60:上部ローラ、6
1:移送コンベア(第2の移送コンベア)、61a:第
1の搬送コンベア、62:終端位置、63:蓄積部、6
4:第2の搬送コンベア、65〜68:接続折り目部、
69:第1の折りぐせ付与機構(折り込み機構)、7
0:第2の折りぐせ付与機構(折り込み機構)、88
a:チェンコンベア、89:第1の折り畳み機構(折り
込み機構)、90:第2の折り畳み機構(折り込み機
構)、91:第3の折り畳み機構(折り込み機構)、9
2:グリッパー、93:前取付軸、94:後取付軸、9
5:上部固定板、96:爪部、97:下部可動板、9
8:長孔、99:開閉作動杆、99a:カム板、99
b:下部カム面、100:ガイド部材、100a:ガイ
ド板取付支柱、100b:ガイド板支持アーム、10
1:固定台、101a:固定台取付支柱、102:可撓
性シート、103:外側ガイド板、104:連結部材、
105:折り込み部材、105a:固定板、105b:
折り込み板、106:圧着板(弾性板)、107:昇降
ロッド、107a:連結部、107b:転動輪、107
c:ラック、107d:ピニオン、107e:ピニオン
取付軸、107f:復帰用戻しばね、108:昇降ロッ
ド往復昇降機構、109:リンク部材、110:横移動
ラック、110a:ロッド案内筒、111、112:固
定軸受フレーム、113:回転軸、114:左ねじ軸、
115:右ねじ軸、116:継ぎ手、117、118:
雌ねじ筒、119:回転ハンドル、120:昇降板、1
20a:昇降ガイド軸、120b:昇降ガイド筒、12
1:転動ローラ、122:接線カム、128:方向変換
ローラ、130:押圧板、140:圧着板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E075 AA03 BA05 CA01 DC20 DC23 DC45 DC46 DD03 DD10 DD45 GA03 GA04

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平行な折り目部を介してそれぞれ箱底板
    に接続される両側壁部材が展開状態となった紙製箱の組
    立方法であって、前記両側壁部材が展開状態となった前
    記紙製箱を、固定台の上に僅少の隙間を有し、しかもそ
    の両外端部の間隔は前記折り目部の間隔と実質的に同一
    となって、前記紙製箱の搬送方向の長さより長いガイド
    部材が配置された折り込みステーションで、前記折り目
    部の位置と前記ガイド部材の両外端部の位置を符合させ
    て前記固定台と前記ガイド部材の隙間に搬入する第1工
    程と、前記固定台の両側に設けられた折り込み部材を駆
    動して、前記両側壁部材を前記折り目部が当接する前記
    ガイド部材の外端部を基準にして内側に折り込む第2工
    程と、前記紙製箱の進行方向前側を把持して、前記両側
    壁部材が折り曲げられた前記紙製箱を前記折り込みステ
    ーションから引き抜く第3工程とを有することを特徴と
    する紙製箱の組立方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の紙製箱の組立方法におい
    て、前記折り込みステーションの上流側には、接着剤被
    覆ステーションが設けられ、前記紙製箱の両側壁部材の
    内側所定箇所に予め接着剤を被覆していることを特徴と
    する紙製箱の組立方法。
  3. 【請求項3】 平行な折り目部を介してそれぞれ箱底板
    に接続される両側壁部材が展開状態となった紙製箱の組
    立装置であって、前記紙製箱の両側壁部材を内側に折り
    込む折り込みステーションは、前記紙製箱が搬入して載
    置される固定台と、該固定台の上に僅少の隙間を有し、
    その両端部間の距離が前記折り目部の間隔と実質的に同
    一距離となって、前記紙製箱の進行方向後側で支持さ
    れ、該紙製箱の搬送方向の長さより長い対となるガイド
    部材と、前記固定台の両側にあって、該固定台に載置さ
    れた前記紙製箱の両側壁部材を前記折り目部を介して内
    側に折り込む折り込み部材及び該折り込み部材を駆動す
    る駆動源を備えた対となる折り込み機構とを有すること
    を特徴とする紙製箱の組立装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の紙製箱の組立装置におい
    て、前記折り込み機構は、基部が前記固定板の側端部に
    沿って固定された可撓性シートと、前記可撓性シートの
    中間部に配置され、折り込み時はその先部が前記紙製箱
    の折り目部に本質的に当接する外側ガイド板と、前記可
    撓性シートの先側に固定され、折り込み時には前記側壁
    部材に外側から被さる前記折り込み部材と、前記折り込
    み部材にリンク部材を介して連結され前記固定台より下
    位置に配置された昇降ロッドと、該昇降ロッドの駆動手
    段とを有することを特徴とする紙製箱の組立装置。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4記載の紙製箱の組立装置
    において、前記折り込み部材の先側には、折り込み時に
    前記側壁部材の先部を押圧する弾性板が設けられたこと
    を特徴とする紙製箱の組立装置。
  6. 【請求項6】 請求項3〜5のいずれか1項に記載の紙
    製箱の組立装置において、前記折り目部は、二重線折り
    目であることを特徴とする紙製箱の組立装置。
  7. 【請求項7】 それぞれ対となって平行な第1、第2の
    折り目部を介して四角形の箱底板に接続される前後、左
    右の外壁部と、各々対となって平行な第3、第4の折り
    目部を介して前記外壁部の外側辺にそれぞれ接続される
    前後、左右の内壁部と、隣接する前記外壁部の側端部を
    連結し、中央には対角状の内折り目を有する側板連結片
    とを有する紙製箱の組立装置であって、前記左右の内壁
    部を、前記第4の折り目部を介して内側に折り返し、予
    め形成された第1の接着剤層を介して前記左右の外壁部
    に貼着する第1の折り込みステーションと、前記左右の
    外壁部を前記第2の折り目部を介して内側に折り返し、
    前記箱底板の左右の周縁部に重合状態に折り畳み、更に
    四隅の前記側板連結片を、前記第2の折り目部の延長上
    にある接続折り目部を介して内側に折り返し、予め形成
    された第2の接着剤層を介して前記四隅の側板連結片と
    対応する前記前後の外壁部の左右の周縁部に貼着する第
    2の折り込みステーションと、前記前後の内壁部を前記
    第3の折り目部を介して内側に折り返し、予め形成され
    た第3の接着剤層を介して前記前後の外壁部に貼着する
    第3の折り込みステーションとを有し、前記第1〜第3
    の折り込みステーションは、前記紙製箱が搬入して載置
    される固定台と、該固定台の両側にあって、該固定台に
    載置された前記紙製箱の前記外壁部又は内壁部に当接し
    て、前記外壁部又は内壁部を内側に折り込む折り込み部
    材及び該折り込み部材を駆動する駆動源を備えた対とな
    る折り込み機構とをそれぞれ有し、しかも、前記第1、
    第3の折り込みステーションは、前記固定台の上に僅少
    の隙間を有し、その両端部間の距離が前記第4、第3の
    折り目部の間隔と実質的に同一距離となって、前記紙製
    箱の進行方向後側で支持され、該紙製箱の搬送方向の長
    さより長い対となるガイド部材をそれぞれ有することを
    特徴とする紙製箱の組立装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の紙製箱の組立装置におい
    て、前記第1の折り込みステーションの上流側には、前
    記第1、第2の接着剤層を形成する第1の接着剤被覆ス
    テーションが設けられ、前記第3の折り込みステーショ
    ンの上流側には、前記第3の接着剤層を形成する第2の
    接着剤被覆ステーションが設けられ、前記第1の接着剤
    層は、前記左右の外壁部の内側の一部に形成され、前記
    第2の接着剤層は、四隅の前記側板連結片のうち前側の
    前記側板連結片の前方向端部、及び後側の前記側板連結
    片の後方向端部に形成され、前記第3の接着剤層は、前
    記前後の内壁部の外側又は前記前後の外壁部の内側の一
    部に形成されたことを特徴とする紙製箱の組立装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の紙製箱の組立装置におい
    て、前記第1の接着剤被覆ステーション、前記第1の折
    り込みステーション、及び前記第2の折り込みステーシ
    ョンは、第1の搬送コンベアに設けられ、前記第2の接
    着剤被覆ステーション、及び前記第3の折り込みステー
    ションは、前記第1の搬送コンベアと直交する方向に配
    置され前記紙製箱を90度方向を変えて搬送する第2の
    搬送コンベアに設けられたことを特徴とする紙製箱の組
    立装置。
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