JPH09314565A - タイヤ加硫装置 - Google Patents

タイヤ加硫装置

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JPH09314565A
JPH09314565A JP14166796A JP14166796A JPH09314565A JP H09314565 A JPH09314565 A JP H09314565A JP 14166796 A JP14166796 A JP 14166796A JP 14166796 A JP14166796 A JP 14166796A JP H09314565 A JPH09314565 A JP H09314565A
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JP
Japan
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gas
inert gas
steam
pipe
heater
Prior art date
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Pending
Application number
JP14166796A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Okuda
昌幸 奥田
Hiroshi Takizawa
滝沢  浩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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Publication date
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  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 不活性ガスをヒータにより予め加熱するよう
にしたタイヤ加硫装置において、省エネルギー化を図る
ことにより、装置の運転コストを低減する。 【解決手段】 加硫時にインフレートしたブラダー7内
に高温の蒸気を供給する蒸気源11を蒸気配管10を介
して設けると共に、ブラダー7内に不活性ガスを供給す
るガス源14をガス配管13を介して配設し、ガス配管
13の途中に不活性ガスを加熱するヒータ16を設置し
たタイヤ加硫装置において、ガス源14とヒータ16と
の間を金属からなる二重配管構造にし、二重配管Xの内
側通路X1をガス配管13に構成する一方、外側通路X
2を蒸気配管10の一部にしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、グリーンタイヤを
加硫するタイヤ加硫装置に関し、更に詳しくは、加硫時
にブラダー内に供給される不活性ガスをヒータにより予
め加熱するようにしたタイヤ加硫装置において、省エネ
ルギー化を図るようにしたタイヤ加硫装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、タイヤの加硫は、蒸気と不活性
ガスを用いて行うようにしている。高温の蒸気の供給に
より加硫を促進し、また、不活性ガスを供給すること
で、インフレートしたブラダー内の内圧を高く保つよう
になっている。従来、加硫時に、先ず高温の蒸気が充填
され、続いて常温の不活性ガスが供給されたが、この蒸
気と不活性ガスとは、密度が大幅に異なるため混合し難
く、不活性ガスがブラダーの底部に、高温の蒸気がブラ
ダーの上部側に滞留し、温度差が発生するため、均一な
加硫を行うことができない。
【0003】そこで、上記対策として、不活性ガスを供
給するガス源のガス配管に該不活性ガスを加熱するヒー
タを設置し、加熱した不活性ガスを供給するようにした
装置の提案がある。このように不活性ガスを予め加熱す
ることで、その密度を高温の蒸気に接近させ、蒸気と不
活性ガスとの混合促進を図るようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
のような不活性ガスをヒータにより予め加熱するように
したタイヤ加硫装置において、省エネルギー化を図るこ
とにより、装置の運転コストを低減することが可能なタ
イヤ加硫装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は、加硫時にインフレートしたブラダー内に高温の蒸
気を供給する蒸気源を蒸気配管を介して設けると共に、
該ブラダー内に不活性ガスを供給するガス源をガス配管
を介して配設し、該ガス配管の途中に不活性ガスを加熱
するヒータを設置したタイヤ加硫装置において、前記ガ
ス源とヒータとの間を金属からなる二重配管構造にし、
該二重配管の内側通路を前記ガス配管に構成する一方、
外側通路を前記蒸気配管の一部にしたことを特徴とす
る。このように不活性ガスのガス源とヒータとの間を二
重金属配管構造にし、内側通路をガス配管に、外側通路
を蒸気配管の一部とすることにより、ヒータで加熱され
る前の不活性ガスを高温の蒸気で予熱した後、ヒータに
供給することができるので、ヒータで不活性ガスを所定
の温度に加熱する際に従来よりも低いエネルギーで加熱
可能となる。そのため、省エネルギー化することがで
き、装置の運転コストを下げることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成について添付
の図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の
タイヤ加硫装置の一例を示し、1は上型、2は下型であ
る。3は下型2の中心軸上に立設されたバグシリンダー
であり、このバグシリンダー3には、図示せぬ駆動機構
により上下方向に移動自在な昇降ロッド4が内装されて
いる。バグシリンダー3の上部には、下部クランプリン
グ5が取付けられている。
【0007】バグシリンダー3より上方に突出した昇降
ロッド4の上端部には、上部クランプリング6が装着さ
れ、この上部クランプリング6と下部クランプリング5
には、薄肉ゴムからなる円筒形のブラダー7の上下端部
がそれぞれ取付けられている。バグシリンダー3の上部
には、ブラダー7内に蒸気と不活性ガスを供給する供給
通路8,9がそれぞれ形成され、蒸気の供給通路8は、
蒸気配管10を介して高温の蒸気を供給する蒸気源11
に接続されている。蒸気配管10の途中には切換弁12
が接続され、蒸気源11からの蒸気の供給をオンオフす
るようになっている。
【0008】不活性ガスの供給通路9は、ガス配管13
を介して常温の不活性ガスを供給する高圧のガス源14
に接続されている。ガス配管13の途中には切換弁15
が接続され、また、この切換弁15とガス源14との間
に位置するガス配管13の途中には、ガス源14から供
給される常温の不活性ガスを加熱するヒータ16が設置
されている。
【0009】また、低圧の不活性ガスを供給する低圧ガ
ス源17が、ガス配管18を介して切換弁15に接続さ
れ、この3位置切換弁15の切換えにより、低圧の不活
性ガスをガス配管13から供給通路9を介してブラダー
7内に供給できるようになっている。19は、加硫後、
ブラダー7内の蒸気と不活性ガスを排出するための排出
配管であり、上部クランプリング6に形成された図示せ
ぬ排出通路に接続されている。
【0010】上記のタイヤ加硫装置では、開放状態の下
型2にグリーンタイヤTを搬入すると、上昇している昇
降ロッド4が降下すると共に、切換弁15が切換わり、
低圧ガス源17から低圧で常温(例えば、50kPa で4
0℃)の不活性ガスがブラダー7内に供給され、ブラダ
ー7をインフレートさせる。ブラダー7のインフレート
により、グリーンタイヤTはその形状が保持され、下型
2にセットされる。
【0011】昇降ロッド4の降下と共に、上型1も図示
せぬ駆動機構により降下し、昇降ロッド4が降下下端に
達すると、図1に示すように上型1が下型2を上方から
閉止し、グリーンタイヤTを金型にセットした状態にす
る。続いて、切換弁15を閉状態に切換える一方、切換
弁12を開状態に切換え、ブラダー7内に蒸気源11か
ら蒸気配管10を介して高温高圧の蒸気(例えば、20
0℃で1.4MPa )を充填する。次に、切換弁12を閉
状態に、切換弁15を開状態に切換え、高圧のガス源1
4(例えば、1.4MPa で40℃の不活性ガスを供給)
からヒータ16を介して加熱された不活性ガスをブラダ
ー7内に噴射し、該不活性ガスを充填し、加硫成形が行
われる。
【0012】加硫終了後、排出配管19から蒸気と不活
性ガスが排出され、上型1を後退させて下型2を開放状
態にし、加硫済みのタイヤが得られるようになってい
る。本発明では、上記のようなタイヤ加硫装置におい
て、ガス源14とヒータ16との間が、図2に示すよう
な金属からなる二重配管構造になっている。その二重配
管Xの内側通路X1は、ガス源14からヒータ16に不
活性ガスを導くガス配管(ガス配管13の一部)に構成
される一方、内側通路X1の外側を囲む外側通路X2
は、蒸気源11から供給される高圧の蒸気を通す蒸気配
管10の一部に構成されている。
【0013】このように蒸気配管とガス配管とを二重配
管構造とすることにより、ヒータ16を通過する前の常
温の不活性ガスを高温の蒸気で予め加熱することができ
る。そのため、ヒータ16で不活性ガスを所定の温度
(300〜500℃)に加熱する際に従来よりも低いエ
ネルギーで可能となるため、省エネを図ることができ、
それによって装置の運転コストを低減することができ
る。
【0014】本発明では、上記不活性ガスとしては、従
来公知のものが使用でき、例えば、窒素ガスを好ましく
用いることができる。上記二重配管Xに用いられる金属
としては、熱伝動率が良好であれば特に限定されるもの
ではないが、二重配管X内を流れる流体が上記のような
高温の蒸気や窒素であるため、腐食の観点から、ステン
レス鋼(SUS)を用いるのが好ましい。
【0015】また、二重配管Xは、その内側通路X1の
外壁に熱交換用の多数の金属フィンを突設するように構
成してもよく、それによって熱交換効率を一層高めるこ
とができる。
【0016】
【発明の効果】上述のように本発明は、不活性ガスを供
給するガス源とヒータとの間を金属からなる二重配管構
造にし、該二重配管の内側通路をガス配管に構成する一
方、外側通路を蒸気配管の一部にし、ヒータに高温の蒸
気で予め加熱された不活性ガスを供給するようにしたの
で、ヒータで不活性ガスを所定の温度に加熱する際に従
来よりも低いエネルギーで加熱可能となるため、省エネ
ルギー化を図ることができ、装置の運転コストの低減が
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のタイヤ加硫装置の一例を示す説明図で
ある。
【図2】本発明のタイヤ加硫装置において用いられる二
重配管構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 上型 2 下型 4 昇降ロッド 5 下部クランプ
リング 6 上部クランプリング 7 ブラダー 10 蒸気配管 11 蒸気源 13 ガス配管 14 ガス源 16 ヒータ X 二重配管 X1 内側通路 X2 外側通路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加硫時にインフレートしたブラダー内に
    高温の蒸気を供給する蒸気源を蒸気配管を介して設ける
    と共に、該ブラダー内に不活性ガスを供給するガス源を
    ガス配管を介して配設し、該ガス配管の途中に不活性ガ
    スを加熱するヒータを設置したタイヤ加硫装置におい
    て、 前記ガス源とヒータとの間を金属からなる二重配管構造
    にし、該二重配管の内側通路を前記ガス配管に構成する
    一方、外側通路を前記蒸気配管の一部にしたタイヤ加硫
    装置。
  2. 【請求項2】 前記内側通路の外壁に金属フィンを設け
    た請求項1記載のタイヤ加硫装置。
  3. 【請求項3】 前記ガス源は常温の不活性ガスを供給す
    る請求項1または2記載のタイヤ加硫装置。
JP14166796A 1996-06-04 1996-06-04 タイヤ加硫装置 Pending JPH09314565A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100513134B1 (ko) * 1998-11-11 2005-11-16 한국타이어 주식회사 타이어 가류장치
KR100765395B1 (ko) * 2006-09-11 2007-10-10 한국타이어 주식회사 타이어 가류공정에서 스팀폐열을 이용한 고압가스 가열장치
CN102773952A (zh) * 2012-08-06 2012-11-14 李勇 一种摩托车外胎胶囊充氮气自动定型硫化装置
KR101358198B1 (ko) * 2011-12-14 2014-02-12 한국타이어 주식회사 타이어 가류기의 배관 가열장치
KR20230041246A (ko) * 2021-09-17 2023-03-24 넥센타이어 주식회사 타이어 제조 장치 및 타이어 제조 방법

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