JPH0931385A - 印刷インキ組成物 - Google Patents

印刷インキ組成物

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JPH0931385A
JPH0931385A JP18303995A JP18303995A JPH0931385A JP H0931385 A JPH0931385 A JP H0931385A JP 18303995 A JP18303995 A JP 18303995A JP 18303995 A JP18303995 A JP 18303995A JP H0931385 A JPH0931385 A JP H0931385A
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JP
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titanium
resin
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group
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JP18303995A
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Inventor
Takahiko Inoue
隆彦 井上
Kazuo Sakuma
和雄 佐久間
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Sakata Inx Corp
Original Assignee
Sakata Inx Corp
Sakata Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い光沢を維持したままで、黄変がなく、耐
熱性、接着性および経時粘度安定性のいずれにも優れ
る、印刷インキ組成物を提供する。 【解決手段】 顔料、水酸基含有樹脂、有機溶剤および
チタン系架橋剤から主として構成される印刷インキ組成
物において、チタン系架橋剤としてチタンステアレート
化合物を含有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は溶剤性印刷インキ
組成物に関し、より詳しくは高い光沢を維持したまま
で、黄変がなく、耐熱性、接着性および経時粘度安定性
に優れたプラスチックフィルム用溶剤性印刷インキ組成
物に関する。
【0002】
【従来の技術】各種プラスチックフィルム用印刷インキ
のバインダー樹脂として、ポリアミド樹脂やセルロース
誘導体がよく利用されている。例えば、菓子や米の袋で
は、インキはプラスチックフィルム基材の表側のみに印
刷され、食品と接触する裏側には印刷されないといった
簡単な構成(表刷り印刷方式)のものが多いが、この表
刷り用途に使用される印刷インキのバインダー樹脂は、
一般的にポリアミド樹脂の単独系あるいはセルロース誘
導体との併用系である。
【0003】これは表刷り用印刷インキに要求される性
能が、主に光沢、接着性、耐熱性等であるためで、ポリ
アミド樹脂は良好な光沢および接着性、セルロース誘導
体は良好な耐熱性をインキに付与する。しかし、ポリア
ミド樹脂の単独系では十分な耐熱性が得られず、また、
セルロース誘導体との併用系ではインキの光沢や各種フ
ィルムに対する接着性が低下する傾向があり、これらの
系のみで高い耐熱性と、光沢、接着性を同時に満足する
インキ組成物を得ることが困難である。
【0004】そこで耐熱性を向上させる方法として、特
開昭63−90583号公報では特定のポリアミド樹脂
にアルキルチタネートを添加した印刷インキ用ビヒクル
が開示されているが、アルキルチタネートの添加量が多
くなると、インキの黄変や経時での粘度安定性が低下す
る等の問題がある。この様な理由から、高い光沢を維持
したままで、黄変がなく、耐熱性、接着性および経時粘
度安定性のいずれにも優れた印刷インキ組成物が得られ
ていないというのが現状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、前記問題点を解決した優れた印刷インキ組成物を提
供することであり、高い光沢を維持したままで、黄変が
なく、耐熱性、接着性および経時粘度安定性のいずれに
も優れる、印刷インキ組成物を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、顔
料、水酸基含有樹脂、有機溶剤およびチタン系架橋剤か
ら主として構成される印刷インキ組成物において、チタ
ン系架橋剤として以下の一般式(1)および(2)で示
されるチタンステアレート化合物の少なくとも1種を含
有することを特徴とする、印刷インキ組成物に関する。
【0007】 ここで、一般式(1)において、X1 〜X4 は炭素原子
数が3〜18のアルキル基またはアシル基で、そのうち
の少なくとも1つは、C1735CO−基である。また、
一般式(2)において、X5 〜X2n+6は炭素原子数が3
〜18のアルキル基あるいはアシル基で、そのうちの少
なくとも(2n+2)/4個は、C1735CO−基であ
る。なお、nは2〜10の整数で、分子中に含まれるチ
タン原子の数を表す。
【0008】その良好な態様として、ポリアミド樹脂お
よび/またはセルロース誘導体を、水酸基含有樹脂とし
て用い、および前記チタンステアレート化合物を、チタ
ン系架橋剤としてインキ組成物中に0.1〜5重量%含
有する印刷インキ組成物に関する。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明で使用するチタンステアレ
ート化合物は、従来から使用されているアルキルチタネ
ートと比較して架橋反応速度が遅く、本発明の目的とす
る他性能を低下させずに、経時での粘度安定性の向上や
黄変の防止が可能である。更に、チタンステアレート化
合物は、架橋による耐熱性の向上効果の他に、アルキル
チタネートや低級脂肪酸のチタン塩と比較して離型作用
が高いため、印刷物の熔封時に、インキ組成物のヒート
シーラーなどの熱板への付着防止効果を有する。従っ
て、チタンステアレート化合物はより少量で、高い耐熱
性を持たせる効果を有する架橋剤であり、インキ組成物
の経時での粘度安定性の向上や黄変の防止も図れるもの
である。
【0010】以下に本発明をより詳しく説明する。 1)チタン系架橋剤 本発明のインキ組成物で最も特徴とするチタン系架橋剤
は、以下の一般式(1)および(2)で示されるチタン
ステアレート化合物であって、単独または混合して使用
することができる。 ここで、一般式(1)において、X1 〜X4 は炭素原子
数が3〜18のアルキル基またはアシル基で、そのうち
の少なくとも1つは、C1735CO−基である。また、
一般式(2)において、X5 〜X2n+6は炭素原子数が3
〜18のアルキル基あるいはアシル基で、そのうちの少
なくとも(2n+2)/4個は、C1735CO−基であ
る。なお、nは2〜10の整数で分子中に含まれるチタ
ン原子の数を表す。
【0011】一般式(1)で表されるチタンステアレー
ト化合物としては、トリ−i−プロポキシチタンモノス
テアレート、ジ−i−プロポキシチタンジステアレー
ト、トリ−n−ブトキシチタンモノステアレート、ジ−
n−ブトキシチタンジステアレート、ビス(2−エチル
ヘキシルオキシ)チタンジステアレート、ジステアリル
オキシチタンジステアレート等を挙げることができる。
一般式(2)で表されるチタンステアレート化合物とし
ては、上記チタンステアレートの2〜10の重合体、お
よび上記チタンステアレートとアルキルチタンや他のチ
タンアシレートとの2〜10の重合体等を挙げることが
できる。
【0012】ここで、一般式(2)で表されるチタンス
テアレート化合物は、分子中に含まれるチタン原子数が
2〜10、好ましくは2〜5である。チタン原子数が1
0を越えると、チタンステアレート化合物自体の溶解性
が低下し、またインキの長期保存の間で粘度安定性が低
下して、好ましくない。また、X1 〜X2n+6のアルキル
基あるいはアシル基の炭素原子数が、18より多くなる
と、インキ組成物で使用される溶剤の種類によって、溶
解性が低下することがあり、好ましくない。
【0013】以上の一般式(1)および(2)で表され
るチタンステアレート化合物は、耐熱性の面から置換可
能な官能基X1 〜X4 およびX5 〜X2n+6の25%以上
が、C1735CO−基を有する事が必要となる。なお、
分子内にC1735CO−基を多く有するチタンステアレ
ート化合物の方が、耐熱性の面では有利であるが、溶解
性の面で不利を生じるため、インキ組成物の溶剤に良溶
媒を使用することが望ましい。これらのチタンステアレ
ート化合物自体の溶媒としてはトルエンなどが利用さ
れ、通常、25〜75重量%程度の溶液で使用される。
【0014】2)顔料 本発明のインキ組成物で使用する顔料としては、一般に
溶剤性グラビアインキで使用できる無機、有機あるいは
体質顔料が使用できる。ここで使用可能な無機顔料とし
ては、酸化チタン、ベンガラ、アンチモンレッド、カド
ミウムレッド、カドミウムイエロー、コバルトブルー、
紺青、群青、カーボンブラック、黒鉛など、有機顔料と
しては、溶性アゾ顔料、不溶性アゾ顔料、アゾレーキ顔
料、縮合アゾ顔料、銅フタロシアニン顔料、縮合多環顔
料等を挙げることができる。さらに使用可能な体質顔料
としては、炭酸カルシウム、カオリンクレー、硫酸バリ
ウム、水酸化アルミニウム、タルクなどを挙げることが
できる。
【0015】3)水酸基含有樹脂 本発明のインキ組成物でバインダー樹脂として使用する
水酸基含有樹脂は、主にポリアミド樹脂および/または
セルロース誘導体である。 ・ポリアミド樹脂 本発明で使用可能なポリアミド樹脂としては、主に重合
脂肪酸、さらに脂肪族、脂環族および芳香族ジカルボン
酸や脂肪族モノカルボン酸を一部含有してもよい酸成分
と、主に脂肪族、脂環族、芳香脂肪族および芳香族ポリ
アミンの単独または混合物、さらには一級および二級モ
ノアミンを一部含有してもよいアミン成分とを反応させ
たものである。
【0016】ここで、重合脂肪酸とは一般に炭素数が1
6から22の不飽和脂肪酸またはそのエステルの重合に
より得られるもので、一塩基性脂肪酸、二量化重合脂肪
酸、三量化重合脂肪酸等を含むものである。また、脂肪
族ジカルボン酸としては、コハク酸、アジピン酸、アゼ
ライン酸、マレイン酸など、脂環族ジカルボン酸として
はシクロヘキサンジカルボン酸など、芳香族のジカルボ
ン酸としては、イソフタル酸、テレフタル酸などを挙げ
ることができる。さらに、脂肪族モノカルボン酸として
は、酢酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸など
を挙げることができる。
【0017】一方、アミン成分の内の脂肪族ポリアミン
としては、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、ヘ
キサメチレンジアミン、メチルアミノプロピルアミン等
の脂肪族ジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレ
ンテトラミン等の脂肪族ポリアミンを挙げることがで
き、脂環族ポリアミンとしては、シクロヘキシレンジア
ミン、イソホロンジアミン等を挙げることができる。ま
た、芳香脂肪族ポリアミンとしてはキシリレンジアミ
ン、芳香族ポリアミンとしてはフェニレンジアミン、ジ
アミノジフェニルメタン等を挙げることができる。
【0018】さらに一級および二級モノアミンとして
は、ブチルアミン、オクチルアミン、ジエチルアミン、
モノエタノールアミン、モノプロパノールアミン、ジエ
タノールアミン、ジプロパノールアミンなどを挙げるこ
とができる。特にポリアミド樹脂のみをインキのバイン
ダー樹脂とする場合、架橋剤と反応性を持たせるため
に、一級または二級モノアミン成分としてアルカノール
アミンを用い、分子内に水酸基を有するポリアミド樹脂
を併用する。以上の酸成分とアミン成分からポリアミド
樹脂を合成する方法としては、反応成分のカルボキシル
基/アミノ基の比率を0.9/1.0〜1.0/0.
9、好ましくは1.0/1.0とし、反応温度を160
〜280℃、好ましくは180〜230℃として、最終
段階では100torr程度の減圧下で反応させること
が望ましい。
【0019】・セルロース誘導体 本発明で使用可能なセルロース誘導体としては、ニトロ
基置換体としてニトロセルロース、低級アシル基置換体
としてセルロースアセテート、セルロースアセテートプ
ロピオネートなど、低級アルキル基置換体としてメチル
セルロース、エチルセルロースなどを挙げることができ
る。これらセルロース誘導体の分子量や置換度などは、
通常の塗料やインキ組成物で使用される範囲のものが本
発明でも支障なく利用できるが、セルロース誘導体のみ
をインキのバインダーとして使用する場合は、分子内に
水酸基を有するものとして置換度は30〜85%程度が
好ましい。また、耐熱性の面からはニトロ基置換体の使
用が有利であり、接着性の面からは低級アシル基置換体
および低級アルキル基置換体が有利であるから、使用の
目的に応じて適宜選択して使用することが好ましい。
【0020】4)有機溶剤 本発明のインキ組成物で使用する有機溶剤としては、メ
タノール、エタノール、プロパノールなどのアルコール
類、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素類、メチ
ルセロソルブ、セロソルブ、ブチルセロソルブなどのグ
リコール誘導体類、アセトン、メチルエチルケトンなど
のケトン類、酢酸メチル、酢酸エチルなどのエステル類
およびそれらの混合物が挙げられる。なお、本発明のイ
ンキ組成物の材料に対して、芳香族炭化水素類、ケトン
類などが良溶媒である。
【0021】5)その他のバインダー樹脂 本発明では必要により、ロジン樹脂、ロジン−フェノー
ル樹脂、テルペン樹脂、ケトン樹脂、石油樹脂、アクリ
ル樹脂、ポリウレタン樹脂などを含有させることができ
る。 6)添加剤 さらに本発明では、必要により顔料分散剤、可塑剤、静
電気防止剤、ブロッキング防止剤などの各種添加剤を含
有させることができる。
【0022】2.インキの組成、製造方法および使用方
法 本発明のインキ組成物で使用される顔料の通常の使用量
は、インキ組成物中で1〜50重量%程度である。ま
た、バインダー樹脂の通常の使用量は、インキ組成物中
に5〜40重量%程度であり、好ましくはポリアミド樹
脂/セルロース誘導体の併用系で、その比率が1.0/
0.1〜1.0/0.5(重量比率)の範囲である。
【0023】さらにチタンステアレート化合物の含有量
としては、好ましくはインキ組成物中で0.05〜5.
0重量%、より好ましくは0.1〜1.5重量%の範囲
である。チタンステアレート化合物の含有量が5.0重
量%より多くなっても、5.0重量%の場合と比較して
効果に有意差がみられない。以上の組成からなる印刷イ
ンキ組成物を製造する方法としては、前記バインダー樹
脂、顔料、有機溶剤および必要に応じて顔料分散剤の混
合物を、高速ミキサー、ボールミル、サンドミル、アト
ライターあるいはボールミル等を使用して混練し、さら
に所定の材料の残りを添加、混合する方法が一般的であ
る。
【0024】また、本発明の印刷インキ組成物は、フレ
キソあるいはグラビア印刷方式によって、プラスチック
フィルムに印刷することができる。ここで印刷されるプ
ラスチックフィルムとしては、ポリオレフィン系、ポリ
エステル系、ナイロン系、セロファン系等の各種フィル
ムであり、特にコロナ放電処理などの表面処理されたも
のがより好適である。本発明の印刷インキ組成物は長期
保存においても良好な粘度安定性を示し、表刷り印刷さ
れた包装袋は良好な耐熱性と接着性を有する。
【0025】
【実施例】以下、実施例でもって本発明をより具体的に
説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
なお、特にことわりの無い限り、「部」および「%」は
「重量部」及び「重量%」を表す。 実施例1〜9および比較例1〜4の調製 表1のインキ組成のうち、酸化チタン30%、ポリアミ
ド樹脂6%、ニトロセルロース4%、混合溶剤30%を
撹拌混合した後、レッドデビル型ペイントコンディショ
ナーで30分間混練し、さらに、下記のチタン系架橋剤
A〜Jおよび他の材料を添加混合して、実施例1〜9お
よび比較例1〜4のインキ組成物を調製した。
【0026】 なお、酸化チタンとしてタイペークR−900(デュポ
ン社製)、ポリアミド樹脂としてレオマイドS2600
(花王株式会社製)、ニトロセルロースとして硝化綿H
IG1/2(旭化成株式会社製)を使用した。
【0027】実施例1〜9および比較例1〜3の評価試
験 各試験インキ組成物の耐熱性、接着性、経時粘度安定
性、および黄変の有無を以下の試験方法で試験し、その
評価結果を表1に示した。
【0028】耐熱性 試験インキを、30μmの二軸延伸ポリプロピレンフィ
ルムに、ハンドプルーファーで印刷した後、80〜16
0℃の熱傾斜を有する熱板を備えたヒートシール試験機
を用いて、印刷面とアルミ箔を1.6kg/cm2 の圧
力で、2秒間押圧した。印刷面のインキがアルミ箔に転
移する最低温度から、試験インキの耐熱性を評価した。 A:160℃以上のもの B:140℃以上、160℃未満のもの C:120℃以上、140℃未満のもの D:100℃以上、120℃未満のもの E:100℃未満のもの
【0029】接着性 試験インキを、30μmの二軸延伸ポリプロピレンフィ
ルムに、ハンドプルーファーで印刷し温風乾燥した後、
印刷面にセロハンテープを貼り付け、これを急速に剥が
したときの印刷皮膜がフィルムから剥離する度合いか
ら、接着性を評価した。 A:印刷皮膜がフィルムから全く剥離しない B:印刷皮膜の面積比率として、20%未満がフィルム
から剥離する C:印刷皮膜の面積比率として、20%以上、50%未
満がフィルムから剥離する D:印刷皮膜の面積比率として、50%以上がフィルム
から剥離する
【0030】経時粘度安定性 試験インキの40℃で7日間経時前後の粘度変化(B型
粘度計の30rpmでのインキ粘度測定データ)から経
時粘度安定性の評価を行った。 A:経時後/経時前の粘度比が1.5未満である B:経時後/経時前の粘度比が1.5以上、2.0未満
である C:経時後/経時前の粘度比が2.0以上、3.0未満
である D:経時後/経時前の粘度比が3.0以上である
【0031】黄変の有無 試験インキの40℃で7日間経時後の黄変の有無を目視
にて観察する。 A:黄変無し B:黄変有り
【0032】なお、本発明で必要とする耐熱性はD以
上、接着性、経時粘度安定性はC以上のランクである。
【0033】
【表1】
【0034】
【発明の効果】以上、実施例を挙げて示したように、本
発明で特定する印刷インキ組成物は、黄変がなく、耐熱
性、接着性および経時粘度安定性のいずれにも優れた印
刷インキ組成物である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顔料、水酸基含有樹脂、有機溶剤および
    チタン系架橋剤から主として構成される印刷インキ組成
    物において、チタン系架橋剤として以下の一般式(1)
    および(2)で示されるチタンステアレート化合物の少
    なくとも1種を含有することを特徴とする印刷インキ組
    成物: ここで、一般式(1)において、X1 〜X4 は炭素原子
    数が3〜18のアルキル基またはアシル基で、そのうち
    の少なくとも1つは、C1735CO−基である。また、
    一般式(2)において、X5 〜X2n+6は炭素原子数が3
    〜18のアルキル基あるいはアシル基で、そのうちの少
    なくとも(2n+2)/4個は、C1735CO−基であ
    る。なお、nは2〜10の整数で、分子中に含まれるチ
    タン原子の数を表す。
  2. 【請求項2】 前記水酸基含有樹脂として、ポリアミド
    樹脂および/またはセルロース誘導体を用いる請求項1
    記載の印刷インキ組成物。
  3. 【請求項3】 前記チタンステアレート化合物を、イン
    キ組成物中に0.1〜5重量%含有する請求項1または
    2記載の印刷インキ組成物。
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