JPH09311499A - 一成分現像剤及びそれを用いる画像形成方法 - Google Patents

一成分現像剤及びそれを用いる画像形成方法

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JPH09311499A
JPH09311499A JP12557296A JP12557296A JPH09311499A JP H09311499 A JPH09311499 A JP H09311499A JP 12557296 A JP12557296 A JP 12557296A JP 12557296 A JP12557296 A JP 12557296A JP H09311499 A JPH09311499 A JP H09311499A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像濃度が高くてカブリが少なく、シャープ
ネスに優れた良好な画質が得られる一成分現像剤及び画
像形成方法を提供する。 【解決手段】 粘度ηが1×103 poiseを示す温
度が140℃以上であり、貯蔵弾性率G′が1×104
dyn/cm2 を示す温度が150℃以下であり、粘度
ηが1×103 poiseを示す温度と貯蔵弾性率G′
が1×104 dyn/cm2 を示す温度との差が10℃
以上であり、しかもその体積50%径D t50が5〜12
μmであるトナー粒子と流動性向上剤と脂肪酸金属塩粒
子とからなり、前記流動性向上剤はシリカ微粒子であ
り、前記脂肪酸金属塩粒子は、その体積16%径、50
%径及び84%径をそれぞれD s16、D s50及びD s84
とするとき、以下の式(1)及び(2)を満足するもの
であることを特徴とする一成分現像剤。 【数1】 D s50/D t50≦0.5 (1) D s84/D s16≦4 (2)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真複写機や
レーザービームプリンタ等に用いられる一成分現像剤及
びそれを用いる電子写真画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一成分現像剤を使用すると現像装置や画
像形成装置本体を小型化でき、また、これらの装置はメ
ンテナンス性等の信頼性にも優れるという利点を有する
ので、低速の画像形成装置を中心に近年その採用が活発
化している。前記した装置では、これらの一成分現像剤
を速やかに帯電させかつ現像剤の薄層を効率よく現像ス
リーブ上に形成させる目的で、現像スリーブに接触させ
た状態で層形成部材を設ることがよく行われている。ま
た、静電潜像を保持する感光体としては、材料の選択等
により種々の電気特性が得られること、材料としての安
全性が高いこと、ドラム、シート、ベルトなどへの加工
が容易であること等の理由から有機光導電体(OPC)
が多く使用され、現像像転写後の残存粒子のクリーニン
グ方式としてはポリウレタン等のゴムブレードの採用が
一般的である。
【0003】一成分現像剤としては、現像剤中に磁性材
料を含有せしめた磁性一成分現像剤と磁性材料を含有し
ない非磁性一成分現像剤とが知られている。これらの現
像剤の製造方法としては、各構成材料を混合し、溶融混
練し、粉砕し、分級してトナー粒子を得るいわゆる粉砕
法が主流となっている。このトナー粒子に対して、その
流動性を向上させ、現像スリーブでのトナー層形成を容
易にするためにシリカ微粒子などの添加剤が外添によっ
て加えられ、一成分現像剤として調製される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】第1に、一成分現像剤
によって現像を行うときには、いかに現像剤粒子を十分
に帯電をさせるかが大きな課題である。第2に、一般
に、一成分現像剤を採用した小型の装置では、低消費電
力化の要求を伴うので、少ない定着エネルギーで定着
し、しかも画像汚染のないトナーが求められる。第3
に、OPC感光体はその表面は有機高分子材料で構成さ
れており、その硬度は無機系感光体に比して小さいの
で、現像剤を介在するクリーニングブレードとの継続的
な摺擦によって表面の磨耗及び研磨筋が発生し易い。場
合によっては、その研磨筋に現像剤が擦り込まれて点状
やフィルム状の欠陥が感光体上に発生する。このような
表面の劣化は、感光体の電気特性の著しい低下要因とな
るし、得られる画像に致命的な汚染が生じることも改良
すべき課題であった。
【0005】まず、現像剤粒子の現像に係わる帯電性の
課題について述べる。本来、一成分現像剤では、その現
像剤粒子の帯電機構が現像スリーブとの接触によるもの
であるから、キャリア粒子を有する二成分現像剤と比較
して帯電のための接触機会及び接触時間とも少なく、結
果として粒子当たりの帯電量は低くなり、また現像剤と
しての帯電量分布も逆極性部分を多く含むものにならざ
るを得ない。さらに、長期間使用していくと初期の帯電
量が維持されずに低下するという問題もある。上記にお
いて、現像剤の帯電量が低い場合、帯電量分布の逆極性
部分が多い場合は、いずれも得られる画像の画像濃度が
低いとかカブリが顕著になるなどの問題が起こるが、最
大の問題は、転写工程での現像剤粒子の転写性の悪化、
具体的には転写画像の中抜けが発生しやすいことであ
る。画像の中抜けは画像部の文字やラインを不鮮明にす
るので画像形成装置では致命的な問題である。さらに、
長期使用で帯電量低下がありその安定性が悪い場合に
は、上記問題をますます助長させるという問題がある。
以上の諸問題は、近年の高画質化の市場要求に伴って現
像剤粒子を小粒径(例えばトナー粒子の体積50%径で
5〜10μm)化していくとますます顕在化しやすい。
【0006】これらの問題の改良のために、装置側とし
て、現像スリーブに対して接触押圧させた層形成部材を
設ることによって現像剤粒子への帯電付与能力が現像ス
リーブのみの場合に比べて増強されるので、相対的に現
像剤粒子の帯電量は高まり、その帯電量分布の逆極性部
分は少なくなる。従って、画像濃度や画像の中抜けは改
善される傾向となるが、長期使用における現像剤帯電量
の安定性は本質的に改良されないので、長期間使用して
いくと画質の悪化が起こるという問題は依然として残っ
ている。
【0007】さらに、画像の中抜けは転写の問題である
から、転写工程での転写デバイス(コロナチャージャー
やローラチャージャーなど)の出力を上げることによっ
て中抜けを改良しようとする試みもある。しかし、この
方法では、中抜けは改善されたとしても出力アップによ
ってオゾンやNOx(窒素酸化物)などの発生が顕著に
なるという新たな問題が起こる。こうした物質は、特に
感光体としてOPCを用いている場合、OPC表面の酸
化やOPC表面への異物吸着を促進させその性能を劣化
させる。さらには装置系外に排出されるので、人体や環
境に悪影響を及ぼす問題もある。
【0008】次に、定着に関する課題について述べる。
トナー像の定着装置としては、熱ロール方式が簡便で効
率的なので一般的に用いられるが、トナーの定着性が不
良の場合には、紙等の基体からトナー像が剥離したり、
いわゆるオフセット現象により定着機への汚染が発生
し、ひいては画像汚染が発生する。従って、トナーはこ
れらの問題を解消した性能を有しなければならない。
【0009】次に、現像剤粒子によるOPC上の汚染の
問題について述べる。これについては上記したクリーニ
ング不良の問題以外にも以下の問題がある。一成分現像
剤では、現像スリーブ上での均一な層形成等のためにそ
の流動性が重要である。従ってトナー粒子には、シリカ
微粒子などの無機微粒子を始めとする流動性向上剤が外
添されるケースが多い。こうした無機微粒子は、硬度が
大きくしかもその形状が不定形状で角張りがあるものが
多いから、それらがOPC感光体を傷つけ、そこを起点
に現像剤粒子の固着や融着が起こって画像の汚染を引き
起こす。また、こうした微粒子は、通常、極めて微細な
粒子であるから、トナー粒子から脱落したり、トナー粒
子表面に埋め込まれたりなどして刻々とトナー粒子表面
での存在量が変化して、現像剤として経時的な帯電性の
変動を招き、得られる画質の安定性に欠けるという問題
がある。このように、一成分現像剤においてはいまだ改
良すべき課題が残っており、各々の課題についてはそれ
ぞれ個別に提案もなされているが、上記した課題を総合
的に解決するような提案はなされていないのが現状であ
る。しかも装置側での対策には限界があり、現像剤とし
ての対策が望まれていた。
【0010】本発明は上記した現状に鑑み、その課題を
解決すべくなされたものであって、その目的は、画像の
中抜けがない良好な画質が得られる一成分現像剤及び画
像形成方法を提供することにある。本発明の他の目的
は、画像濃度が高くてカブリが少なく、シャープネスに
優れた良好な画質が得られる一成分現像剤及び画像形成
方法を提供することにある。本発明の他の目的は、トナ
ー飛散のない一成分現像剤及び画像形成方法を提供する
ことにある。本発明の他の目的は、OPC感光体への現
像剤粒子の固着や融着現象による汚染のない一成分現像
剤及び画像形成方法を提供することにある。本発明の他
の目的は、各種の温度及び湿度の組合せ環境条件下でも
画質変化が少ない一成分現像剤及び画像形成方法を提供
することにある。
【0011】本発明の他の目的は、長期あるいは連続使
用時においても画像濃度や画質劣化の少ない耐久性、信
頼性の高い一成分現像剤及び画像形成方法を提供するこ
とにある。本発明の他の目的は、少ないトナー消費量で
充分な画質が得られる一成分現像剤及び画像形成方法を
提供することにある。本発明の他の目的は、低エネルギ
ーで定着でき、しかもオフセット現象による定着機や画
像の汚染がない一成分現像剤及び画像形成方法を提供す
ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者らはかかる目的
を達成すべく鋭意検討した結果、特定の粘弾性特性を有
するトナー粒子と特定の流動性向上剤と特定の粒度分布
を有する脂肪酸金属塩粒子とを含む一成分現像剤及びそ
れを用いる画像形成方法により、上記目的が満足される
ことを見出し本発明に到達した。すなわち、本発明の要
旨は、粘度ηが1×103 poiseを示す温度が14
0℃以上であり、貯蔵弾性率G′が1×104 dyn/
cm2 を示す温度が150℃以下であり、粘度ηが1×
103 poiseを示す温度と貯蔵弾性率G′が1×1
4 dyn/cm2 を示す温度との差が10℃以上であ
り、しかもその体積50%径D t50が5〜12μmであ
るトナー粒子と流動性向上剤と脂肪酸金属塩粒子とから
なり、前記流動性向上剤はシリカ微粒子であり、前記脂
肪酸金属塩粒子は、その体積16%径、50%径及び8
4%径をそれぞれD s16、D s50及びD s84とすると
き、以下の式(1)及び(2)を満足するものであるこ
とを特徴とする一成分現像剤
【0013】
【数3】式(1) D s50/D t50≦0.5 式(2) D s84/D s16≦4
【0014】に存する。
【0015】また、現像剤を保持するための現像スリー
ブと現像スリーブに押圧された層形成部材とを具備し、
層形成された現像剤を有機光導電体からなる感光体に現
像し、前記感光体から被転写材に転写を行った後、クリ
ーニングブレードで前記感光体のクリーニングを行うと
ともに、前記被転写材上に転写された現像剤を熱ロール
方式で定着する工程を含む画像形成方法において、前記
現像剤が、粘度ηが1×103 poiseを示す温度が
140℃以上であり、貯蔵弾性率G′が1×104 dy
n/cm2 を示す温度が150℃以下であり、粘度ηが
1×103 poiseを示す温度と貯蔵弾性率G′が1
×104 dyn/cm2 を示す温度との差が10℃以上
であり、しかもその体積50%径D t50が5〜12μm
であるトナー粒子と流動性向上剤と脂肪酸金属塩粒子と
からなり、前記流動性向上剤はシリカ微粒子であり、前
記脂肪酸金属塩粒子は、その体積16%径、50%径及
び84%径をそれぞれD s16、D s50及びD s84とする
とき、以下の式(1)及び(2)を満足するものである
ことを特徴とする画像形成方法
【0016】
【数4】式(1) D s50/D t50≦0.5 式(2) D s84/D s16≦4
【0017】に存する。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明に用いられるトナーは、熱
可塑性バインダ樹脂、着色剤、必要に応じて帯電制御
剤、離型剤、その他の物質等を溶融混練し、粉砕し、分
級した微粉末である。前記トナー構成成分のうち、バイ
ンダ樹脂としては、トナーに適した公知の種々のものが
使用できる。例えば、ポリスチレン、ポリクロロスチレ
ン、ポリ−α−メチルスチレン、スチレン−クロロスチ
レン共重合体、スチレン−プロピレン共重合体、スチレ
ン−ブタジエン共重合体、スチレン−塩化ビニル共重合
体、スチレン−酢酸ビニル共重合体、スチレン−アクリ
ル酸エステル共重合体(スチレン−アクリル酸メチル共
重合体、スチレン−アクリル酸エチル共重合体、スチレ
ン−アクリル酸ブチル共重合体、スチレン−アクリル酸
オクチル共重合体及びスチレン−アクリル酸フェニル共
重合体等)、スチレン−メタクリル酸エステル共重合体
(スチレン−メタクリル酸メチル共重合体、スチレン−
メタクリル酸エチル共重合体、スチレン−メタクリル酸
ブチル共重合体、スチレン−メタクリル酸オクチル共重
合体及びスチレン−メタクリル酸フェニル共重合体
等)、スチレン−α−クロルアクリル酸メチル共重合体
及びスチレン−アクリロニトリル−アクリル酸エステル
共重合体等のスチレン系樹脂(スチレンまたはスチレン
置換体を含む単独重合体または共重合体)、塩化ビニル
樹脂、ロジン変性マレイン酸樹脂、フェノール樹脂、エ
ポキシ樹脂、飽和ポリエステル樹脂、不飽和ポリエステ
ル樹脂、低分子量ポリエチレン樹脂、低分子量ポリプロ
ピレン樹脂、アイオノマー樹脂、ポリウレタン樹脂、シ
リコーン樹脂、ケトン樹脂、エチレン−エチルアクリレ
ート共重合樹脂、キシレン樹脂並びにポリビニルブチラ
ール樹脂等があり、それぞれ単独であるいは任意に併用
して使用しうるが、本発明に用いるのに好ましい樹脂と
しては、スチレン系樹脂、飽和または不飽和ポリエステ
ル樹脂及びエポキシ樹脂等を挙げることができる。さら
にまた、特公昭51−23354号公報、特開昭50−
44836号公報に記載されている架橋系バインダ樹
脂、あるいは特公昭55−6895号公報、特公昭63
−32180号公報に記載されている非架橋系バインダ
樹脂も使用できる。
【0019】そして、該トナー用バインダ樹脂の軟化点
は、フローテスタ法で測定した値が100〜180℃で
あるのが好ましい。軟化点が100℃未満の場合、定着
での汚れ(いわゆる「ホットオフセット」現象)が発生
し易く、180℃を超える場合は、定着強度が悪化する
傾向にあるので好ましくない。また、バインダ樹脂のガ
ラス転移温度は、示差熱分析装置で測定したときの転移
開始(変曲点)が50℃以上であるのが好ましい。ガラ
ス転移温度が50℃未満の場合、長期保存時の熱安定性
が悪く、トナーの凝集や固化を招き使用上問題がある。
【0020】着色剤としては、従来から用いられるもの
であれば任意の適当な顔料や染料が使用できる。例え
ば、カーボンブラック、酸化チタン、亜鉛華、アルミナ
ホワイト、炭酸カルシウム、紺青などの無機顔料、モノ
アゾ顔料、ジスアゾ顔料、銅フタロシアニン顔料、キナ
クリドン顔料などの有機顔料、アントラキノン染料、ロ
ーダミン染料等の染料などを単独または適宜混合して用
いる。着色剤の含有量は、非磁性一成分トナーの場合に
は、現像により可視像を形成することができるようにト
ナーを着色するに充分な量であればよく、例えばバイン
ダ樹脂100重量部に対して上記の着色剤3〜20重量
部とするのが好ましい。なお、磁性一成分トナーの場合
には、マグネタイト、γ−酸化鉄等に代表される磁性酸
化鉄類や各種フェライト粉などの磁性を有する化合物を
含有せしめるが、この場合、その添加量はバインダ樹脂
100重量部に対して20〜200重量部とするのがよ
く、特には30〜120重量部とするのが望ましい。
【0021】本トナーに用いうる帯電制御剤としては、
使用するバインダ樹脂の組成制御や現像剤を担持する現
像スリーブの組成制御等の方策も考えられるが、通常は
正の帯電性を得るためには正の帯電制御剤を、負の帯電
性を得るためには負の帯電制御剤を用いてもよい。これ
らは、各種公知のものの中から適宜選択すればよい。正
の帯電制御剤としては、例えば、ニグロシン染料及びそ
の変性物、特公平1−54694号公報、特公平1−5
4695号公報、特公平1−54696号公報等に記載
の4級アンモニウム化合物、特開昭51−455号公
報、特公昭63−57787号公報、特公表平2−50
1506号公報等に記載のトリフェニルメタン化合物、
特開平3−119364号公報、特開平3−20285
6号公報、特開平3−217851号公報等に記載のイ
ミダゾール誘導体やイミダゾール類の金属錯体等が挙げ
られる。負の帯電制御剤としては、特公平3−3718
3号公報、特公平2−16916号公報等に記載の含金
属アゾ染料や特公昭55−42752号公報等に記載の
サリチル酸類金属錯体、特開昭63−163374号公
報等に記載のサリチル酸類金属塩、特開平5−1195
35号公報等に記載の金属元素を含有しないカリックス
アレン化合物などが挙げられる。上記した帯電制御剤を
トナーに含有させる方法としては、トナー内部に添加す
る方法と外添する方法とがある。内添する場合、これら
の化合物の使用量は、前記バインダ樹脂100重量部に
対して通常0.05〜20重量部がよく、より好ましく
は0.1〜10重量部の範囲である。また、外添する場
合には、樹脂100重量部に対して0.01〜10重量
部が好ましい。
【0022】この他、熱特性や物理特性を改良する目的
でトナー中に内添しうる助剤としては、公知のものが使
用可能であるが、例えば、離型剤としてポリアルキレン
ワックス、パラフィンワックス、高級脂肪酸、脂肪酸ア
ミド等が挙げられる。その添加量は、バインダ樹脂10
0重量部に対して0.1〜10重量部が好ましい。トナ
ー粒子の製造方法としては、以下の方法で行う。まず、
トナーの構成材料であるバインダ樹脂、着色剤、帯電制
御剤等を所定割合で配合して混合する。この際の装置と
しては、Vブレンダー、ボールミル等の重力落下式混合
機やヘンシェルミキサー(三井三池化工機社製)、スー
パーミキサー(カワタ社製)等の高速流動式混合機等が
使用される。
【0023】混合の後、混合物を溶融混練する。溶融混
練工程で使用される装置としては、2本あるいは3本ロ
ール、バンバリーミキサー、一軸あるいは二軸押し出し
機等が挙げられる。この工程において、バインダ樹脂と
の相溶性を有する成分は樹脂と溶融し、また、バインダ
樹脂との相溶性を有しない帯電制御剤等の成分は、溶融
した樹脂に分散される。
【0024】次に上記溶融混練物を冷却固化させた後、
粗粉砕、微粉砕および分級の各工程を経てトナー粒子が
製造される。粗粉砕にはハンマーミル、カッターミル等
が、微粉砕には高速回転式微粉砕機等の機械式粉砕機や
衝撃型ジェットミルや流動層式ジェットミル等のジェッ
ト粉砕機等が用いられ、分級には強制うず型遠心分級機
や慣性分級機等が用いられる。
【0025】本発明の一成分現像剤に係わるトナー粒子
は、粉砕・分級後にその体積50%径D t50が5〜12
μmであれば、高画質の画像が得られるので好適であ
る。5μm未満の場合、トナー飛散が激しく、得られる
画像のカブリが悪化するので好ましくなく、また12μ
mを超える場合には得られる画像のシャープネスが低下
する傾向を示すので好ましくない。粒子径の測定は、レ
ーザー回折式粒度分布測定システムHeros&Rod
os(独SYMPATEC社製)で以下の条件で行うの
がよいが、他にコールタカウンタ(米Coulter社
製)を用いて行ってもよい。 分散方式:流動式分散ユニット 分散空気圧:2bar レンズ焦点距離:100mm 測定時間:3秒
【0026】また、本発明に係わるトナー粒子は、粘度
ηが1×103 poiseを示す温度が140℃以上で
あり、貯蔵弾性率G′が1×104 dyn/cm2 を示
す温度が150℃以下であり、粘度ηが1×103 po
iseを示す温度と貯蔵弾性率G′が1×104 dyn
/cm2 を示す温度との差が10℃以上であることを必
須の要件とする。本発明者等の実験によれば、以上の条
件を満たせば、熱ロール方式におけるオフセット現象や
定着後の基体からのトナー像の剥離が発生しにくく、良
好な定着特性が得られることが判明した。従って、粘度
ηの1×103poiseを示す温度が140℃未満の
場合はに、定着ローラへのトナーの付着汚染が発生して
画像汚染を誘発する傾向を示すので好ましくない。ま
た、トナー粒子の貯蔵弾性率G′の1×104 dyn/
cm2 を示す温度が150℃を超えて大きい場合には、
紙等への基体への定着強度が悪化して剥離しやすくな
り、低エネルギー定着ができなくなる傾向を示すので好
ましくない。さらに、粘度ηが1×103 poiseを
示す温度と貯蔵弾性率G′が1×104 dyn/cm2
を示す温度との差が10℃未満である場合には、定着性
と耐オフセット性とのバランスがとれないのでいずれか
の現象が顕著に発生しやすいし、場合によってはトナー
像剥離とオフセット現象の両方の問題が発生する危険性
があるので好ましくない。
【0027】トナー粒子の粘度ηと貯蔵弾性率G′とを
前記の範囲に調節するには、使用モノマーの種類又は量
の選択や分子量の調節等によってバインダ樹脂の粘度η
と貯蔵弾性率G′とを前記の範囲とするのが望ましく、
一般的には低分子量体を架橋剤により架橋してゲル分を
持たせた架橋系樹脂を採用するのが前記要件を容易に満
足できるので好ましいが、高分子量体と低分子量体等を
組み合わせて広い分子量分布を持たせた二山あるいは二
山以上の非架橋系樹脂なども使用可能である。ただし、
トナーの製造条件、例えば混合条件や溶融混練条件によ
ってもこれらの値は大きく変動し、バインダ樹脂として
前記要件を満たしても、トナー化により要件の範囲外に
なることがあり得るから、注意が必要である。トナーの
粘度η及び貯蔵弾性率G′の測定は以下のように行う。
すなわち、トナーを熱プレス装置で厚み約2mmに成形
して測定試料とする。次いで、自動粘弾性測定装置MR
−500(レオロジー社製)を用いて前記試料の測定を
以下の条件で行う。 測定コーンプレート:コーン角1.949deg コーン径3.195cm 歪み角度:1deg 周波数:1Hz 測定温度範囲:90〜180℃
【0028】本発明の一成分現像剤は、これらのトナー
粒子と流動性向上剤と脂肪酸金属塩粒子とから成る。本
発明に係わる流動性向上剤はシリカ微粒子であるが、他
に公知の他の流動性向上剤を加えてもよい。この種のも
のとしては、例えばアルミナ、チタニア等の無機酸化物
類微粒子、ポリメチルメタクリレート、テフロン、シリ
コーン樹脂などの樹脂ビーズ類等が挙げられる。さら
に、シリカ微粒子がBET表面積が60m2 /g以下の
球状の粒子であるのが望ましい。本発明者等は、シリカ
微粒子のBET表面積が60m2 /g以下であれば、連
続使用等の経時でのトナー粒子からのシリカ微粒子の脱
落、飛散が著しく少なくなる傾向を示すこと、また、そ
の際、シリカ微粒子の形状が球状であれば、不定形状で
角張りがある場合に比べて、OPC感光体の表面を傷つ
け難く、結果として現像剤粒子の付着や固着を誘発し難
いことを見出した。本発明に係わるシリカ微粒子は、そ
の製法が乾式法または湿式法いずれであってもよい。ま
た、その表面が疎水化処理されているものが望ましい。
疎水化処理剤の具体例としてはヘキサメチルジシラザ
ン、シリコンオイルが挙げられ、その中から選ばれる少
なくとも一種の物質で疎水化処理されているのが好適で
ある。一方、例えば、疎水化処理剤としてジメチルジク
ロルシランを使用した場合、得られる流動性向上剤は、
粗大な凝集物が残存しやすい傾向にあり、感光体傷を誘
発する要因となるので好ましくない。本発明に係わるシ
リカ微粒子は、その粒子形状が球状であることが好まし
いが、粒子形状確認には透過型電子顕微鏡を用いて、シ
リカ微粒子の一次粒子を観察すればよい。また、本発明
において、これらのシリカ微粒子の形状は実質的に球状
であればよいのであって、その形状に若干のゆがみがあ
っても、大多数の粒子表面が連続的な滑らかな曲面で形
成されていてほぼ球状に近似できる場合には支障なく使
用できる。なお、本発明では、その好ましい実施様態と
して、流動性向上剤が60m2 /g以下のBET表面積
を有する球状のシリカ微粒子であればよく、本発明の目
的を損なわない限りにおいて、この範囲のシリカ微粒子
以外の公知の他の流動性向上剤を併用してもよい。シリ
カ微粒子等の流動性向上剤のBET表面積は、例えばフ
ローソーブ2300(島津製作所社製)を用いて窒素吸
着法により測定できる。本発明において、脂肪酸金属塩
粒子の粒子径は以下の式(1)及び(2)を満足するも
のである。
【0029】
【数5】式(1) D s50/D t50≦0.5 式(2) D s84/D s16≦4
【0030】ただし、式中、D t50はトナー粒子の体積
50%径を表し、D s16、D s50及びD s84はそれぞれ
脂肪酸金属塩粒子の体積16%径、50%径及び84%
径を表す。従来から、脂肪酸金属塩粒子は電子写真プロ
セスにおける接触摺擦工程(感光体とクリーニングブレ
ード等)において、その減摩作用により摺擦をスムーズ
にして粒子の摩擦熱等による付着の防止に効果のあるこ
とが知られていた。本発明者らは、上記式(1)及び
(2)を満たす特別な粒度分布を有する脂肪酸金属塩粒
子を採用すれば、特に一成分現像剤において、上記の作
用の他にトナー粒子の帯電性を高め、帯電量分布の逆極
性部分を減らし、しかも帯電性の長期安定性も改善する
作用があることを知得した。上記の粒子径及び粒度分布
の測定は、前記した装置、条件で行うのが望ましい。
【0031】本発明に係わる脂肪酸金属塩粒子は、上記
式(1)及び(2)で示されるように、粒子径が小粒径
でしかもその粒度分布の範囲が狭いことを特徴とする。
式(1)において、D s50/D t50の値が0.5を超え
て大きい場合には、脂肪酸金属塩粒子の粒径はトナー粒
子の粒径に近づくか、それ以上に大きくなることを意味
するので、こうした大粒子は現像剤中から脱落して系外
に飛散しやすくなり装置を汚染するばかりか、画像上に
大粒状のカブリとして検出されるようになるので好まし
くない。また、式(2)において、粒子の粒度分布の幅
を表すD s84/D s16が4を超えて大きい場合には、粒
子の粒度が不揃いなので現像剤の帯電性を長期にわたっ
て安定に保つことが困難となり、画質の変動を抑制でき
ない。なお、脂肪酸金属塩粒子の粒度分布は一山分布で
あるのが望ましい。
【0032】本発明に用いられる脂肪酸金属塩粒子の脂
肪酸としては、酪酸、吉草酸、ラウリン酸、ミリスチン
酸、パルミチン酸、ステアリン酸及びモンタン酸等の一
価の飽和脂肪酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン
酸、アゼライン酸及びセバシン酸等の多価の飽和脂肪
酸、クロトン酸及びオレイン酸等の一価の不飽和脂肪
酸、並びにマレイン酸及びシトラコン酸等の多価の不飽
和脂肪酸を挙げることができ、本発明には8〜35個の
炭素元素を有する飽和または不飽和の脂肪酸の金属塩が
好ましく使用できる。金属塩としては、リチウム、ナト
リウム、カリウム、銅、ルビニウム、銀、亜鉛、マグネ
シウム、カルシウム、ストロンチウム、アルミニウム、
鉄、コバルト、ニッケルの塩及びその混合物を含むがこ
れらには制限されない。上記した中でも、脂肪酸として
はステアリン酸がより望ましく、金属としては亜鉛、マ
グネシウム、カルシウム、アルミニウムの中から選ばれ
るものがより望ましい。その中でも、特にステアリン酸
亜鉛を用いるのが最適である。
【0033】トナー粒子への流動性向上剤及び脂肪酸金
属塩粒子の添加の方法は、高速流動式混合機等を用いて
外添するのが好ましい。また、必要に応じてこれらの添
加剤を事前に個別あるいは混合して解砕して、粗大凝集
物を除去してトナー粒子に外添してもよい。これらの粒
子の添加量は、トナー粒子100重量部に対して、脂肪
酸金属塩粒子を0.01〜3重量部、より好ましくは
0.03〜1重量部添加させ、流動性向上剤を0.05
〜3重量部、より好ましくは0.1〜2重量部添加させ
るのがよい。本発明に用いる一成分現像剤は磁性一成分
方式または非磁性一成分方式のいずれであってもよい。
また、カラー一成分現像剤として用いるのにも好適であ
る。以下、図1を例に本発明の画像形成方法を説明す
る。本図は非磁性一成分現像剤を用いる場合の例であ
る。
【0034】本発明に用いられる現像スリーブ1は、通
常、円柱状あるいは円筒状の形態の表面を現像剤6を担
持する表面として用いる。材質は弾性体、剛体どちらで
もよいが、感光体3と現像スリーブ1とが非磁性一成分
現像剤を介在して接触する、いわゆる接触現像方法にお
いては弾性体を用いる方法が一般的である。また磁性一
成分現像剤を用いる場合は、マグネットを内包する金属
製の剛体スリーブを用いるのが通例である。現像スリー
ブ1の表面は現像剤6の搬送性を上げる目的で適度な表
面粗さを与えてもよい。またトナー粒子との適度な摩擦
帯電が得られるような材質を考慮しなければならない。
非磁性一成分接触現像方法の場合、弾性体の現像スリー
ブ1の一般的な形態としては、導電性ゴムローラ(NB
Rゴム、シリコーンゴムなどに導電性粒子を分散含有さ
せたものなど)を用いる。導電性ゴムの表面に誘電体層
を設ける場合もある。
【0035】本発明に用いられる層形成部材は2は、角
棒状の剛体、突起状の弾性体、板バネ状等のものの面や
先端を利用するもの、ローラ、その他、あるいはそれら
の複合型など各種が挙げられる。層形成部材2はそれ自
身の弾性力あるいは現像スリーブ1の弾性力あるいは外
部からの力あるいはそれらの複合力によって、現像スリ
ーブ1に直線上に押圧されている。層形成部材2の電気
特性については、絶縁性のもの、導電体のものに電圧を
印加する場合、あるいは導電体ではあるが電気的にはど
こにも接続されずにフロートになっているものなど各種
であるが、絶縁体の場合や導電体でも電気的にフロート
である場合、つまり層形成部材2と現像スリーブ1との
間に電圧を印加しない場合には逆帯電トナーによるカブ
リが発生しやすく、そうした場合、本発明は顕著に効果
を発揮する。現像スリーブ1をこの直線上押圧に対して
直角方向に摺るように相対移動させることにより現像剤
粒子は押圧部を押し広げながら通過し、現像スリーブ1
上に均一に塗布されて現像剤層を形成する。この押圧部
の形態、圧力、組成、印加電圧によって、現像剤層厚、
トナーの帯電量はコントロールされる。大局的には圧力
が大きいほど塗布される現像剤層厚は薄く帯電量は高く
なるが、形態、圧力、組成、印加電圧については複雑な
物理、化学の現象となるので一概には議論できない。
【0036】静電潜像を保持する感光体3は、その表面
に静電荷分布による静電潜像パターンを形成する。本発
明の画像形成方法では、感光体3としてOPCが用いら
れる。その一般的な形態はアルミなどの金属製の円筒ま
たは薄膜からなる導電性基材表面にポリカーボネート樹
脂やアクリル樹脂等を含む有機感光材料を塗布して用い
る。感光層の比誘電率は1〜5程度であり、層厚10〜
50μm程度で使用されるのが一般的である。
【0037】画像形成の工程は、一般に用いられている
ゼログラフィーの原理に従い、コロナチャージャーや接
触型のローラ方式やブラシ方式等の感光体帯電部材7に
よって均一に帯電され、ランプやレーザー光等による露
光の手順などを経て感光体3上に静電荷分布の潜像を形
成する。このときの感光体3上の最大電位が、導電性基
材を基準に絶対値で100〜1200V程度、より好ま
しくは300〜900V程度になるようにコントロール
される。
【0038】一方、現像スリーブ1には前述のごとく、
層形成部材2によって現像剤6を塗布する。現像スリー
ブ1と層形成部材2との間には、特に電圧をかけない場
合、短絡して同電位とする場合、500V以下程度の電
圧をかける場合などがある。また、現像スリーブ1の相
対的移動方向の層形成部材2より上流側に接触部材4を
設けてもよい。接触部材4としては、現像剤6が自重と
流動性によって現像スリーブ1に付着する力に加え積極
的に現像剤6が現像スリーブ1に向かうものを用いる。
例えば、スポンジ状やブラシ状の部材に現像剤6を含ま
せて現像スリブ1に摺り付ける方法が用いられる。この
ときの摩擦を利用して現像剤6の摩擦帯電を促進しても
よい。この接触部材4に導電性の材料を用いて、現像剤
6が現像スリーブ1へ向かう静電気力を与えるように現
像スリーブ1との間に電圧をかけてもよい。また一般的
にはローラ状のエンドレスな現像スリーブ1が用いら
れ、感光体3への現像を終えた残りの現像剤6が付着し
た現像スリーブ1がこの接触部材4の部分に戻ってくる
ので清掃手段を兼ねさせることもできる。その効果を積
極的に利用したい場合には、逆に現像剤6が現像スリー
ブ1から離れる方向に力が加わるように電圧をかけても
よい。また、清掃と供給を兼ねる場合は現像剤6の帯電
を上げる目的で交番電界を印加してもよい。
【0039】しかしながら、装置の低価格化を図る上で
は、現像スリーブ1と接触部材4との間に電圧を印加し
ない方法が好ましく、さらには接触部材4自体を使用し
ない方が好ましい。この場合には、トナー粒子の摩擦や
電荷注入による帯電の機会が減少するため、画像中抜け
やカブリなどの悪しき現象が発生しやすい。こうした場
合に本発明は顕著な効果を発揮する。また、図1〜2の
ような形態の現像器を用いる場合、現像スリーブ1の下
方間隙より現像剤6が漏れる恐れがあるため、現像剤漏
れ防止シール部材5を付けることが一般的である。
【0040】以上の工程により、現像剤層を形成した現
像スリーブ1と潜像を形成した感光体3とを対向させ、
現像剤6中の少なくともトナー粒子を転移させ潜像を顕
像化する。この際、飛翔現像等の非接触現像において
は、50〜500μmの間隙を形成させ静電気力で転移
させる。接触現像の場合は、現像剤層を介して押圧さ
れ、潜像パターンに見合ったトナー粒子が静電気力で転
移される。トナーを転移させたい潜像電位と白地とした
い潜像電位との間の電位に現像スリーブ1の電位を保つ
方法が一般的である。
【0041】潜像パターンに転移したトナーは、通常の
複写機やレーザープリンタの場合、転写部材8によって
紙やフィルムなどの被転写材へさらに転写される。この
転写工程においては、被転写材を感光体3に接触させ
て、背面よりコロナ放電により電荷を与える方法や導電
性の転写ローラを押圧し電圧を印加する方法などが一般
的である。ローラ転写等の圧力を加える転写工程の場
合、画像中抜けが発生しやすい。その場合、本発明は顕
著に効果を発揮する。
【0042】転写工程の後に、感光体3上に残存する粒
子の除去が感光体3に当接するポリウレタン等のクリー
ニングブレード9での摺擦によって行われる。この際、
OPC感光体を用いると、クリーニング不良や感光体3
表面の研磨傷、さらには感光体3への現像剤粒子の付着
や固着が起きやすく、そういった現象は画像上に致命的
な欠陥として現れる。OPC感光体3とブレードクリー
ニング9を組み合わせて行った場合のこうした問題の発
生機構としては以下のように推定される。すなわち、O
PC感光体3はその表面が高分子材料等を主体とするも
のである。このような高分子材料等は、その硬度が低い
ので粒子を介在するクリーニングブレード9との継続的
な摺擦によって、その表面に擦り傷、研磨傷がでやす
く、また、それらの傷状欠陥に現像剤粒子が摩擦熱で擦
り込まれて点状やフィルム状の融着現象が発生するため
に画像上の汚れとして検出されるものと考えられる。本
発明はこのような現象に対して顕著な改良効果を発揮す
る。さらに、被転写材上のトナー像は、熱ロール方式の
熱定着機10を通過することによって、被転写材上に熱
融着して、固定化される。
【0043】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳細に説明する
が、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施例に
より限定されるものではない。なお、実施例及び比較例
中、単に「部」とあるのはいずれも「重量部」を表す。 実施例1 以下に示す配合比により非磁性一成分現像剤を得た。
【0044】
【表1】 スチレン系樹脂A 100部 (架橋系樹脂) 帯電制御剤 クロム含金アゾ染料 2部 (ボントロンS−34、オリエント化学社製) 着色剤 5部 (三菱カーボンブラックMA−100、三菱化学社製) 低分子量ポリプロピレン 3部 (ビスコール550P、三洋化成社製)
【0045】製造は、上記の原材料を高速流動式混合機
で混合し、2軸押し出し機で溶融混練した後、ハンマー
ミルで粗粉砕し、機械式粉砕機クリプトロン(川崎重工
社製)で微粉砕した後、ジグザグ分級機(アルピネ社
製)で分級した。トナー粒子の平均粒径D t50は10.
0μmであった。また、粘弾性測定装置による、トナー
の粘度ηの1×103 poiseを示す温度は158℃
であり、トナーの貯蔵弾性率G′の1×104 dyn/
cm2 を示す温度は143℃であった。その温度差は1
5℃である。このトナー粒子100部に対して、ヘキサ
メチルジシラザンで疎水化処理されたBET表面積が約
35m2 /gの球状シリカ微粒子1.0部と平均粒径D
s50が2.9μm、D s84/D s16が2.8であるステ
アリン酸亜鉛粒子0.3部とを高速流動式混合機で外添
して、一成分現像剤を作製した。以上において、トナー
粒子とステアリン酸亜鉛粒子の各粒度分布はHeros
&Rodosシステムで測定した。
【0046】実写評価装置として、市販の非磁性一成分
現像方式を採用したプリンターを用いた。このプリンタ
ーの感光体は、表面層にポリカーボネート樹脂が含有さ
れる直径24mmφのドラム状の積層型OPCであり、
クリーニング部材としてウレタンゴムのクリーニングブ
レードが感光体に接触押圧されている。また、現像装置
は導電剤が含有されたゴム性の現像スリーブに対して、
金属製のブレード(層形成部材)が押し当てられてい
る。一方、定着機は熱ロール方式であり、上ローラ(ト
ナー接触面)がフッ素系樹脂で表面が形成され、下ロー
ラはシリコーン樹脂で表面が形成されており、上ローラ
には定着ランプが内蔵されていてローラ表面を約175
℃に制御している。上記の現像装置に、約10000枚
の通紙印字が可能となるよう前記一成分現像剤を一定量
供給する。
【0047】評価方法は、上記プリンターを温度25
℃、相対湿度55%の常温常湿環境に設置し、連続実写
により行う。その結果、評価結果は優秀であり、100
00枚の実写を通じて、画像中抜け、画像濃度、カブリ
等の画質は優秀であり、トナー飛散も問題なく良好であ
った。また、OPC上でのクリーニング不良や現像剤粒
子等の融着現象が見られず、耐久性も十分であった。定
着後の画像剥離もなく定着性は良好であり、オフセット
現象も発生しなかった。一方、本現像剤及びプリンター
を温度35℃、相対湿度85%の高温高湿環境に持ち込
み、同様の連続実写を行ったが、常温常湿環境での結果
とほぼ同等の結果を得た。さらに、本現像剤及びプリン
ターを温度10℃、相対湿度20%の低温低湿環境に持
ち込み、同様の連続実写を行ったが、常温常湿環境での
結果とほぼ同等の結果を得た。
【0048】実施例2 実施例1のトナー処方において、樹脂をスチレン系樹脂
B(架橋系樹脂)100部に変更する以外は、実施例1
と同じ製造方法でトナー粒子を得た。トナー粒子の平均
粒径D t50は7.4μmであった。また、粘弾性測定装
置による、トナーの粘度ηの1×103 poiseを示
す温度は146℃であり、トナーの貯蔵弾性率G′の1
×104 dyn/cm2 を示す温度は134℃であっ
た。その温度差は12℃である。次に、実施例1で用い
たのと同じ球状シリカ微粒子とステアリン酸亜鉛粒子と
を同様に外添して一成分現像剤を作製した。実写装置及
び方法は実施例1と同様にして行った。その結果、常温
常湿環境、高温高湿環境及び低温低湿環境のいずれも実
施例1と同様に良好な結果を得た。
【0049】比較例1 実施例1のトナー処方において、樹脂をスチレン系樹脂
C(架橋系樹脂)100部に変更する以外は、実施例1
と同じ製造方法でトナー粒子を得た。トナー粒子の平均
粒径D t50は8.7μmであった。また、粘弾性測定装
置による、トナーの粒度ηの1×103 poiseを示
す温度は137℃であり、トナーの貯蔵弾性率G′の1
×104 dyn/cm2 を示す温度は127℃であっ
た。その温度差は10℃である。
【0050】次に、実施例1で用いたのと同じ球状シリ
カ微粒子とステアリン酸亜鉛粒子とを同様に外添して一
成分現像剤を作製した。実写装置及び方法は実施例1と
同様にして行った。その結果、常温常湿環境で、現像や
転写工程では異常はなかったが、定着時にオフセット現
象に起因する画像や定着ローラの汚染が見られた。
【0051】比較例2 実施例1のトナー処方において、樹脂をスチレン系樹脂
D(架橋系樹脂)100部に変更する以外は、実施例1
と同じ製造方法でトナー粒子を得た。トナー粒子の平均
粒径D t50は8.8μmであった。また、粘弾性測定装
置による、トナーの粒度ηの1×103 poiseを示
す温度は169℃であり、トナーの貯蔵弾性率G′の1
×104 dyn/cm2 を示す温度は152℃であっ
た。その温度差は17℃である。
【0052】次に、実施例1で用いたのと同じ球状シリ
カ微粒子とステアリン酸亜鉛粒子とを同様に外添して一
成分現像剤を作製した。実写装置及び方法は実施例1と
同様にして行った。その結果、常温常湿環境で、現像や
転写工程では異常はなかったが、定着時に画像からのト
ナー像の剥離がしやすく、定着性に難があった。また、
低温低湿環境では一層定着強度が悪化する傾向を示し
た。
【0053】比較例3 実施例1のトナー処方において、樹脂をスチレン系樹脂
E(架橋系樹脂)100部に変更する以外は、実施例1
と同じ製造方法でトナー粒子を得た。トナー粒子の平均
粒径D t50は11.1μmであった。また、粘弾性測定
装置による、トナーの粒度ηの1×103 poiseを
示す温度は154℃であり、トナーの貯蔵弾性率G′の
1×104 dyn/cm2 を示す温度は147℃であっ
た。その温度差は7℃である。
【0054】次に、実施例1で用いたのと同じ球状シリ
カ微粒子とステアリン酸亜鉛粒子とを同様に外添して一
成分現像剤を作製した。実写装置及び方法は実施例1と
同様にして行った。その結果、常温常湿環境で、現像や
転写工程では異常はなかったが、定着時に画像からのト
ナー像の剥離がしやすく、定着性に難があった。また、
低温低湿環境では一層定着強度が悪化する傾向を示し
た。
【0055】実施例3 実施例1で用いたトナー粒子100部に対して、実施例
1で用いたステアリン酸亜鉛粒子0.3部とシリコーン
オイルで疎水化処理されたBET表面積が約35m2
gの球状シリカ微粒子0.6部とを添加する以外は実施
例1と全く同様にして一成分現像剤を作製した。実写装
置及び方法は実施例1と同様にして行った。その結果、
常温常湿環境、高温高湿環境及び低温低湿環境のいずれ
も実施例1と同様に良好な結果を得た。
【0056】比較例4 実施例1で用いたトナー粒子100部に対して、実施例
1で用いた球状シリカ微粒子1.0部と平均粒径D s50
が7.0μm、D s84/D s16が3.7であるステアリ
ン酸亜鉛粒子0.3部とを添加する以外は実施例1と全
く同様にして一成分現像剤を作製した。実写装置及び方
法は実施例1と同様にして行った。その結果、実写初期
から大粒状のカブリが発生して画質上好ましくなかっ
た。 実施例4 以下に示す配合比により磁性一成分現像剤を得た。
【0057】
【表2】 スチレン系樹脂A 100部 (架橋系樹脂) 帯電制御剤 クロム含金アゾ染料 2部 (ボントロンS−34、オリエント化学社製) マグネタイト磁性粉 60部 (EPT−500、戸田工業社製) 低分子量ポリプロピレン 3部 (ビスコール550P、三洋化成社製)
【0058】製造は、上記の原材料を高速流動式混合機
で混合し、2軸押し出し機で溶融混練した後、ハンマー
ミルで粗粉砕し、機械式粉砕機クリプトロン(川崎重工
社製)で微粉砕した後、ジグザグ分級機(アルピネ社
製)で分級した。トナー粒子の平均粒径D t50は9.4
μmであった。また、粘弾性測定装置による、トナーの
粘度ηの1×103 poiseを示す温度は158℃で
あり、トナーの貯蔵弾性率G′の1×104 dyn/c
2 を示す温度は144℃であった。その温度差は14
℃である。次に、実施例1で用いたのと同じ球状シリカ
微粒子とステアリン酸亜鉛粒子とを同様に外添して一成
分現像剤を作製した。
【0059】実写評価装置として、市販の磁性一成分現
像方式を採用したプリンターを改造して用いた。このプ
リンターの感光体は、表面層にポリカーボネート樹脂が
含有される直径30mmφのドラム状の積層型OPCで
あり、クリーニング部材としてウレタンゴムのクリーニ
ングブレードが感光体に接触押圧されている。また、現
像装置はマグネットが内包されたステンレス性の現像ス
リーブに対して、ウレタンゴム製のブレード(層形成部
材)が押し当てられている。一方、定着機は熱ロール方
式であり、上ローラ(トナー接触面)がフッ素系樹脂で
表面が形成され、下ローラはシリコーン樹脂で表面が形
成されており、上ローラには定着ランプが内蔵されてい
てローラ表面を約180℃に制御している。次いで、こ
の現像装置に約7000枚の印字が可能となるように前
記一成分現像剤を一定量供給する。以下、評価方法は、
実施例1に準じて行った。
【0060】その結果、評価結果は優秀であり、700
0枚の実写を通じて、画像中抜け、画像濃度、カブリ等
の画質は優秀であり、トナー飛散も問題なく良好であっ
た。また、OPC上でのクリーニング不良や現像剤粒子
等の融着現象が見られず、耐久性も十分であった。定着
後の画像剥離もなく定着性は良好であり、オフセット現
象も発生しなかった。また、高温高湿環境での実写にお
いては、実使用上さほど問題のない程度の画像濃度の若
干の低下が見られた他は、常温常湿環境での結果とほぼ
同等の結果を得た。さらに、低温低湿環境での実写にお
いても、常温常湿環境での結果とほぼ同等の結果を得
た。
【0061】
【発明の効果】本発明の一成分現像剤及びそれを用いる
画像形成方法により、以下の効果が得られるので、その
工業的利用価値は高い。 (1)画像の中抜けがない良好な画質が得られる。 (2)画像濃度が高くてカブリが少なく、シャープネス
に優れた良好な画質が得られる。 (3)トナー飛散がない。 (4)OPC感光体への現像剤粒子の固着や融着現象に
よる汚染がない。 (5)各種の温度及び湿度の組合せ環境条件下でも画質
変化が少ない。 (6)長期あるいは連続使用時においても画像濃度や画
質劣化が少なく耐久性、信頼性が高い。 (7)少ないトナー消費量で充分な画質が得られる。 (8)低エネルギーで定着でき、しかもオフセット現象
による定着機汚染や画像汚染がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に使用できる画像形成方法の一例を示す
図。
【図2】本発明に使用できる画像形成方法の他の一例を
示す図。
【符号の説明】
1 現像スリーブ 2 層形成部材 3 感光体 4 接触部材 5 現像剤漏れ防止シール部材 6 一成分現像剤 7 感光体帯電部材 8 転写部材 9 クリーニングブレード 10 熱定着機

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粘度ηが1×103 poiseを示す温
    度が140℃以上であり、貯蔵弾性率G′が1×104
    dyn/cm2 を示す温度が150℃以下であり、粘度
    ηが1×103 poiseを示す温度と貯蔵弾性率G′
    が1×104dyn/cm2 を示す温度との差が10℃
    以上であり、しかもその体積50%径D t50が5〜12
    μmであるトナー粒子と流動性向上剤と脂肪酸金属塩粒
    子とからなり、前記流動性向上剤はシリカ微粒子であ
    り、前記脂肪酸金属塩粒子は、その体積16%径、50
    %径及び84%径をそれぞれD s16、D s50及びD s84
    とするとき、以下の式(1)及び(2)を満足するもの
    であることを特徴とする一成分現像剤。 【数1】式(1) D s50/D t50≦0.5 式(2) D s84/D s16≦4
  2. 【請求項2】 前記脂肪酸金属塩粒子がステアリン酸亜
    鉛粒子であることを特徴とする特許請求の範囲第1項に
    記載の一成分現像剤。
  3. 【請求項3】 前記シリカ微粒子がヘキサメチルジシラ
    ザン及びシリコンオイルの中から選ばれる少なくとも1
    種の物質で疎水化処理されていることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項又は第2項に記載の一成分現像剤。
  4. 【請求項4】 前記シリカ微粒子が60m2 /g以下の
    BET表面積を有する球状の粒子であることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項乃至第3項に記載の一成分現像
    剤。
  5. 【請求項5】 トナー粒子100重量部に対して、前記
    流動性向上剤を0.05〜3重量部及び前記脂肪酸金属
    塩粒子を0.01〜3重量部含有させることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項乃至第4項に記載の一成分現像
    剤。
  6. 【請求項6】 現像剤を保持するための現像スリーブと
    現像スリーブに押圧された層形成部材とを具備し、層形
    成された現像剤を有機光導電体からなる感光体に現像
    し、前記感光体から被転写材に転写を行った後、クリー
    ニングブレードで前記感光体のクリーニングを行うとと
    もに、前記被転写材上に転写された現像剤を熱ロール方
    式で定着する工程を含む画像形成方法において、前記現
    像剤が、粘度ηが1×103 poiseを示す温度が1
    40℃以上であり、貯蔵弾性率G′が1×104 dyn
    /cm2 を示す温度が150℃以下であり、粘度ηが1
    ×103 poiseを示す温度と貯蔵弾性率G′が1×
    104 dyn/cm2 を示す温度との差が10℃以上で
    あり、しかもその体積50%径D t50が5〜12μmで
    あるトナー粒子と流動性向上剤と脂肪酸金属塩粒子とか
    らなり、前記流動性向上剤はシリカ微粒子であり、前記
    脂肪酸金属塩粒子は、その体積16%径、50%径及び
    84%径をそれぞれD s16、D s50及びD s84とすると
    き、以下の式(1)及び(2)を満足するものであるこ
    とを特徴とする画像形成方法。 【数2】式(1) D s50/D t50≦0.5 式(2) D s84/D s16≦4
  7. 【請求項7】 前記脂肪酸金属塩粒子がステアリン酸亜
    鉛粒子であることを特徴とする特許請求の範囲第6項に
    記載の画像形成方法。
  8. 【請求項8】 前記シリカ微粒子がヘキサメチルジシラ
    ザン及びシリコンオイルの中から選ばれる少なくとも1
    種の物質で疎水化処理されていることを特徴とする特許
    請求の範囲第6項又は第7項に記載の画像形成方法。
  9. 【請求項9】 前記シリカ微粒子が60m2 /g以下の
    BET表面積を有する球状の粒子であることを特徴とす
    る特許請求の範囲第6項乃至第8項に記載の画像形成方
    法。
  10. 【請求項10】 トナー粒子100重量部に対して、前
    記流動性向上剤を0.05〜3重量部及び前記脂肪酸金
    属塩粒子を0.01〜3重量部含有させることを特徴と
    する特許請求の範囲第6項乃至第9項に記載の画像形成
    方法。
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