JPH09311420A - 写真処理方法 - Google Patents

写真処理方法

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JPH09311420A
JPH09311420A JP12732596A JP12732596A JPH09311420A JP H09311420 A JPH09311420 A JP H09311420A JP 12732596 A JP12732596 A JP 12732596A JP 12732596 A JP12732596 A JP 12732596A JP H09311420 A JPH09311420 A JP H09311420A
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JP
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embedded image
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silver halide
compound
developing
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JP12732596A
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Tamotsu Iwata
保 岩田
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ヒドラジン化合物を含有するハロゲン化銀写真
感光材料の自動現像機の処理時、現像液に定着液が混じ
った時に発生するカブリを抑制する。 【解決手段】支持体に少なくとも一層のハロゲン化銀乳
剤層を有し、該乳剤層又は他の親水性コロイド層にヒド
ラジン化合物を含有する感光材料の処理において、下記
化1で表される化合物の存在下で現像及び定着処理され
ることを特徴とする写真処理方法。 【化1】 式中Lはアルキレン基、アリーレン基、RfはCn
2n+1(nは1以上10以下の整数)を表す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヒドラジン化合物を含
有する感光材料の処理方法に関するもので、詳しくは感
光材料が現像液から定着液に入る際に発生するカブリ
(溶解物理現像カブリ)を防止する処理方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般にハロゲン化銀写真感光材料は現
像、停止、定着、水洗の工程で処理されているが、近
年、自動現像機による迅速高温処理が広く行われてい
る。自動現像機処理では、感光材料は現像槽から直ぐに
定着槽に搬送され、停止槽が用いられないのが一般的で
ある。従って、現像槽で現像された感光層は現像液を含
有し、さらに表面に付着したまま定着槽へ搬送される。
この時、感光層中で現像液に定着液が混入する状態が一
時的に起こり、感光層中の未現像のハロゲン化銀部にカ
ブリがムラ状に発生することが知られている。これらの
ことについては「写真の化学」笹井明著、写真工業出版
社に2色カブリ等の表現で記載されている。
【0003】このカブリは現像液の組成に大きく影響す
る。特に3−ピラゾリドン及びアミノフェノール系現像
主薬を用いた時に発生しやすい。又、現像液の亜硫酸塩
濃度やpHにも影響し、pHが10以上になると発生が
顕著になってくる。カブリの発生は感光材料の全面又は
部分的にムラ状に発生し、その色は黒、黄褐色、ピンク
色とさまざまである。このカブリを抑制あるは止めるた
めに種々の写真用添加剤が用いられている。一般に特開
平7−301882号に記載されているメルカプト基を
有するヘテロ環化合物類や、特開昭63−75738
号、同63−75739号等に記載されているニトロ基
を有する有機化合物が用いられている。
【0004】しかしながらこれらの化合物は、ハロゲン
化銀写真感光材料や現像液中に含有させると著しい感度
の変化、調子の軟調化及び最高濃度の低下及び保存性の
悪化等の悪影響を与えるものが多かった。特にヒドラジ
ン化合物を含有する感光材料ではその現像が敏感な増感
現像であるため特に影響を受けやすい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ヒド
ラジン化合物を含有するハロゲン化銀感光材料を現像及
び定着処理する際に発生するカブリを抑制する処理方法
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は 支
持体に少なくとも一層のハロゲン化銀乳剤層を有し、該
乳剤層又は他の親水性コロイド層にヒドラジン化合物を
含有する感光材料の処理において、下記化1で表される
化合物の存在下で現像及び定着処理されることを特徴と
する写真処理方法によって達成された。
【0007】
【化2】
【0008】式中Lはアルキレン基、アリーレン基、R
fはCn2n+1(nは1以上10以下の整数)を表す。
【0009】本発明の化2で示される化合物は、現像
液、定着液またはハロゲン化銀写真層(例えばハロゲン
化銀を含有する乳剤層、中間層、保護層、下引層及び裏
塗層等)に含有させ処理することにより効果を現すこと
ができる。特に好ましい形態は、現像液への添加又はハ
ロゲン化銀写真層の乳剤層側に塗布されている層(例え
ば、乳剤層、下引層、中間層、保護層等)に含有させる
方法である。
【0010】本発明の化合物の使用量は、現像液又は定
着液に添加される場合には、使用液1リットル当たり1
mgから1000mgの範囲の添加量で好ましくは、10mg
から500mgである。又、写真層に含有させる場合には
1m2当たり0.1mgから100mgの範囲の含有量で好
ましくは1mgから20mgである。
【0011】ハロゲン化銀乳剤中に添加する場合は、そ
の添加は化学熟成後に添加するのが好ましく、それらの
添加には有機溶剤例えばメタノール、エタノール、アセ
トン、ジメチルホルムアシド等の水と混和しうる有機溶
剤に溶解の後添加すればよい。
【0012】本発明に用いられるハロゲン化銀乳剤の組
成は特に限定されないが、臭化銀あるいは塩化銀、塩臭
化銀が好ましい。それらの粒子サイズは0.05〜1.
0μ、好ましくは0.1〜0.3μである。粒子サイズ
の不布は広くてもよいが、好ましくは狭く、単分散であ
る方が良い。結晶形も不規則なものでもよいが、立方
体、八面体等の規則的なものが好ましい。
【0013】さらにハロゲン化銀粒子は、化学熟成を施
しても良いし、施さなくても良い。本発明の化合物を感
光材料中に含有させる場合の添加時のpHは3〜10、
好ましくは4〜8である。
【0014】次に化2の化合物について説明する。Lは
アルキレン基(例えばメチレン、エチレン、プロピレン
等)またはアリーレン基(例えばフェニレン等)を表
す。本発明において、Lはメチレン、エチレンが特に好
ましい。以下に化2に示される化合物の具体例を挙げる
が、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0015】
【化3】
【0016】
【化4】
【0017】
【化5】
【0018】
【化6】
【0019】
【化7】
【0020】
【化8】
【0021】上記の化合物の合成については特開平4−
329536号に記載されている。
【0022】本発明の実施に用いられるハロゲン化銀粒
子の保護コロイド用、及び結合剤としては、ゼラチンが
一番好ましいが、ゼラチン以外の高分子化合物(例え
ば、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポ
リアクリルアミド、ポリアクリル酸、ポリビニルイミダ
ゾール、ポリエチレングリコール、無水マレイン酸、ポ
リスチレンスルホン酸、ポリビニルピリジン、メチルセ
ルロース、ヒドロキシメチルセルロース、カルボキシメ
チルセルロース等のセルロース誘導体及びそれらのモノ
マーの共重合体等)でゼラチンの一部又は全部を置き換
えることができる。
【0023】使用されるゼラチンはアルカリ処理、酸処
理ゼラチン(等イオン点5〜9)、酸素処理ゼラチン、
低カルシウム含有量ゼラチン(含有量100ppm以
下)、高ゼリー強度ゼラチン(PAGI法ゼリー強度2
70以上)、ゼラチン誘導体(例えばフタル化ゼラチ
ン、カルパミル化ゼラチン等の化学修飾ゼラチン)等が
用いられる。
【0024】又、結合剤の一部として寸法安定性を改良
するために、ポリマーラテックスを使用することができ
る。ポリマーラテックスとしては例えばポリ酢酸ビニ
ル、ポリアクリル酸メチル、エチル、ブチル等のポリア
クリル酸系、ポリメタアクリル酸メチル、エチル、ブチ
ル等のポリメタアクリル酸系、ポリスチレン系、ポリブ
タジエン系等及びそれらのモノマーの共重合体等があ
る。ポリマーラテックスの粒径及びガラス転移点等の物
性は特に制限されないが、粒径は1μ以下、ガラス転移
点は50℃以下のものが望ましい。
【0025】本発明の実施に於いて、写真層に400n
m〜700nmに吸収波長をもつ染料を用いることがで
きる。これらの染料は、乳剤層、保護層、中間層、下引
層、裏塗層に添加することができる。特に明室用ハロゲ
ン化銀感光材料では、明室下でのセーフライト性を改良
するために、ハロゲン化銀の可視光領域の感光性を低下
あるいはカットすることが必要で、吸収極大を400〜
550nmに有する染料で、感光材料の現像処理中に溶
出されるか又は処理液中のアルカリや還元剤等によって
消色されるものが望ましい。これらの染料についてはオ
キソノール染料、アゾ染料、ベンジリデン染料、メロシ
アニン染料、スチリル染料、キノリン染料等があげられ
る。特開昭59−154439号、同58−17663
5号、同58−215643号、同52−20822
号、同49−5616号には400〜700nmに吸収
極大をもつ染料が示されている。その使用量は各含有す
る層(例えば保護層、裏塗層等)で1m2当たり0.0
2〜0.3g、好ましくは0.05〜0.2gの範囲で
使用することができる。
【0026】本発明の実施に於いて分光増感剤及び有機
減感剤を用いることができる。分光増感染料としては、
公知の染料例えばジメチン染料、トリメチンシアニン染
料、ハロゲン置換ヒドロキシフタレイン染料、フェナジ
ン染料、ベンゾチアゾール、ベンゾセレナゾール核を含
むシアニン染料、ナフトオキサゾール核を含むシアニン
染料、トリフェニルメタン系染料、インドレニン核を含
むシアニン染料、チアゾールを核を含むシアニン染料等
を使用することができる。
【0027】有機減感剤としては、酸化電位と還元電位
の和が正であるものが減感剤として有効である。これら
の減感剤として特に公知のものは、ピナクリプトールイ
エロー、ピナクリプトールグリーン、フェノサフラニ
ン、5−ニトロベンゾトリアゾール等があり、特開昭5
4−115219号等に記載されている有機減感剤も使
用することができる。
【0028】本発明の実施に於いて、ハロゲン化銀感光
材料には公知の添加剤を添加することができる。安定剤
としてはメルカプト化合物、ベンゾトリアゾール化合
物、オキサゾール化合物等、硬膜剤としては特に制限は
ないが、アルデヒド化合物、2−ヒドロキシ−4,6−
ジクロロ−1,3,5−トリアジン、N−メチロール化
合物、ビニスルホン系化合物等、塗布助剤としてはサポ
ニン、アルキレンオキサイド系、グリシドール系のノニ
オン界面活性剤、カルボン酸、スルホン酸、リン酸、硫
酸エステル基、リン酸エステル基などの酸性基を含むア
ニオン活性剤、アミノ酸類、アミノスルホン酸類等の両
性界面活性剤、ポリアルキレンオキシド化合物等が使用
される。
【0029】本発明の実施に於いて用いられる支持体
は、例えばガラス、フィルムベース例えばセルロースア
セテート、ポリエチレンテレフタレート、バライタ紙、
レジンコート紙、アルミ箔等が使用できる。
【0030】本発明のハロゲン化銀感光材料には、その
他必要に応じて増白剤、紫外吸収剤、マット剤、帯電防
止剤等を含有することができる。
【0031】本発明の現像液に用いる現像主薬として
は、ジヒドロキシベンゼン系現像主薬例えばハイドロキ
ノン、クロロハイドロキノン、ブロムハイドロキノン、
イソプロピルハイドロキノン、メチルハイドロキノン、
2,3−ジクロロハイドロキノン、2,5−ジクロロハ
イドロキノン、2,3−ジブロモハイドロキノン、2,
5−ジメチルハイドロキノン、ハイドロキノンモノスル
ホネートなどがあるが特にハイドロキノンが好ましい。
【0032】本発明には3−ピラゾリドン系及び又はP
−アミノフェノール系現像主薬を用いてもよい。3−ピ
ラゾリドン系現像主薬としては1−フェニル−3−ピラ
ゾリドン、1−フェニル−4,4−ジメチル−3−ピラ
ゾリドン、1−フェニル−4−メチル−4−ヒドロキシ
メチル−3−ピラゾリドン、1−フェニル−5−メチル
−3−ピラゾリドン、1−p−アミノフェニル−4,4
−ジメチル−3−ピラゾリドン、1−p−トリル−4,
4−ジメチル−3−ピラゾリドンなどがある。本発明に
用いるp−アミノフェノール系現像主薬としてはN−メ
チル−p−アミノフェノール、N−(β−ヒドロキシエ
チル)−p−アミノフェノール、N−(4−ヒドロキシ
フェニル)グリシン、2−メチル−p−アミノフェノー
ル、p−ベンジルアミノフェノール等があるが、なかで
もN−メチル−p−アミノフェノールが好ましい。
【0033】さらに現像主薬としてアスコルビン酸及び
その誘導体を用いることができる。アスコルビン酸及び
その誘導体は単独又はジヒドロキシベンゼン系現像主薬
及び又は3−ピラゾリドン系やP−アミノフェノール系
現像主薬と併用することができる。
【0034】現像主薬は通常0.03モル/L〜1.0
モル/Lの量で用いられるのが好ましい。またジヒドロ
キシベンゼン類と1−フェニル−3−ピラゾリドン類又
はp−アミノフェノール類との組合せを用いる場合には
前者を0.1モル/L〜1.0モル/L、後者を0.0
01〜0.1モル/Lの量で用いるのが好ましい。
【0035】本発明に用いる亜硫酸塩の保恒剤としては
亜硫酸塩類、例えば亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウ
ム、重亜硫酸ナトリウム、メタ重亜硫酸カリウム、ホル
ムアルデヒド重亜硫酸ナトリウムなどがある。使用量は
0.2モル/L以上が好ましくは、特に好ましくは0.
3モル/L〜1.0モル/Lの範囲である。本発明の効
果は0.2モル/L以上で特に効果を現す。
【0036】現像液には、その他必要により緩衝剤(例
えば、炭酸塩、ほう酸、ほう酸塩、アルカノールアミ
ン、スルホサリチル酸)、アルカリ剤(例えば、水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム等)、溶
解助剤(ポリエチレングリコール類、これらのエステ
ル)、pH調整剤(例えば、酢酸の如き有機酸)、現像
促進剤、界面活性剤、硬膜剤などを含有させることがで
きる。
【0037】現像液には更にカブリ防止剤(例えば、5
−ニトロインダゾール、5−ニトロ−ベンツイミダゾー
ル、5−メチル−ベンゾトリアゾール、5−ニトロベン
ゾトリアゾールの如きベンゾトリアゾール、ベンゾチア
ゾール、1−フェニル−5−メルカプト−テトラゾール
の如きテトラゾール、チアゾール或は英国特許第1,2
69,268号に記載の化合物など)、キレート化剤
(例えば、エチレンジアミン四酢酸、これらのアルカリ
金属塩、ポリリン酸塩、ニトリロ酢酸塩)を含有させる
ことができる。
【0038】上記成分以外に用いられる添加剤として
は、臭化ナトリウム、ヨウ化カリウムのような現像抑制
剤、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリ
エチレングリコール、ジメチルホルムアミド、メチルセ
ロソルブ、ヘキシレングリコール、エタノール、メタノ
ールのような有機溶剤を含んでもよく、更に必要に応じ
て色調剤、消泡剤、硬水軟化剤、特開昭56-106244号記
載のアミノ化合物などを含んでもよい。
【0039】この様にして調整された現像液のpH値は
所望の濃度とコントラストをあたえるに充分な程度に選
択されるが、約10〜13の範囲にあることが望まし
い。特に本発明は、pH10〜12.5の範囲において
好適である。
【0040】本発明の処理において用いることの出来る
自動現像機としては、大日本スクリーン製造(株)製L
D281Q、LD360、LD381、LD480Q、
富士写真フィルム(株)製FG680A、FG950
A、FG710A等があるが自動現像機の種類に限定さ
れない。これら自動現像機を用いて処理する場合、現像
液を補充し長期にわたって処理することが出来る。一般
に補充は感光材料の処理に伴う補充(処理補充)と空気
酸化に伴う補充(酸化補充)に分けられるが、本発明の
現像液は特に補充方法の制限を受けなく、処理補充、酸
化補充の両方を行うことができる。処理補充量は通常6
0〜500ml/m2の範囲で用いることが出来るが、環境
対応上現像廃液量を減少させるため出来るだけ少なくす
る方がよい。通常好ましくは100〜200ml/m2の補
充量になるよう成分濃度を上げる等の現像液の組成を構
成すればよい。
【0041】感光材料の現像処理温度及び時間は相互に
関係し、且つ全処理時間との関係において決定され、一
般に約20〜50℃で10秒〜3分であるが、高速迅速
処理の場合には約30〜50℃で10秒から40秒であ
る。
【0042】本発明が対象とするハロゲン化銀感光材料
はヒドラジン化合物を含有する超硬調感光材料である。
製版材料の分野では、網点画像による連続階調の再生を
良好にするために、超硬調な写真特性が得られる感光材
料として、ヒドラジン化合物を乳剤中もしくはその他の
親水性コロイド中に添加することが知られている。
【0043】本発明で用いられるヒドラジン誘導体に
は、硫酸ヒドラジン、塩酸ヒドラジン等、また米国特許
第4,224,401号、同第4,243,734号、
同第4,272,614号、同第4,385,108
号、同第4,269,929号、同第4,323,64
3号、および特開昭59−106244号、同61−2
67759号、同61−230145号、同62−27
0953号、同62−178246号、同62−180
361号、同62−275247号、同63−2533
57号、同63−265239号、特願平1−9235
6号、同平1−99822号、同平6−143263号
等の明細書に記載されたヒドラジン誘導体などがあり、
本発明に使用することができる。以下にヒドラジン誘導
体の代表的な例を挙げるが本発明の範囲はこれらに限定
されるものではない。
【0044】
【化9】
【0045】
【化10】
【0046】
【化11】
【0047】
【化12】
【0048】
【化13】
【0049】
【化14】
【0050】
【化15】
【0051】
【化16】
【0052】
【化17】
【0053】
【化18】
【0054】
【化19】
【0055】
【化20】
【0056】
【化21】
【0057】
【化22】
【0058】
【化23】
【0059】
【化24】
【0060】
【化25】
【0061】
【化26】
【0062】
【化27】
【0063】
【化28】
【0064】
【化29】
【0065】
【化30】
【0066】
【化31】
【0067】
【化32】
【0068】
【化33】
【0069】
【化34】
【0070】
【化35】
【0071】
【化36】
【0072】
【化37】
【0073】
【化38】
【0074】
【化39】
【0075】
【化40】
【0076】
【化41】
【0077】
【化42】
【0078】
【化43】
【0079】
【化44】
【0080】
【化45】
【0081】
【化46】
【0082】
【化47】
【0083】
【化48】
【0084】
【化49】
【0085】
【化50】
【0086】
【化51】
【0087】
【化52】
【0088】
【化53】
【0089】
【化54】
【0090】
【化55】
【0091】
【化56】
【0092】
【化57】
【0093】
【化58】
【0094】
【化59】
【0095】
【化60】
【0096】
【化61】
【0097】
【化62】
【0098】
【化63】
【0099】
【化64】
【0100】
【化65】
【0101】
【化66】
【0102】
【化67】
【0103】本発明の感光材料に於いて、ヒドラジン化
合物はハロゲン化銀乳剤層に含有させるのが好ましい
が、ハロゲン化銀乳剤層に隣接する親水性コロイド層に
含有させてもよい。その様な層は下塗層、中間層、フィ
ルター層、保護層、アンチハレーション層など、ヒドラ
ジン化合物が、ハロゲン化銀粒子へ拡散していくのを妨
げない限り、どんな機能をもつ層であってもよい。層中
でのヒドラジン化合物の含有量は、用いられるハロゲン
化銀乳剤の特性、化合物の化学構造及び現像条件によっ
て異なるので、適当な含有量は、広い範囲にわたって変
化しうるが、表面潜像型ハロゲン化銀乳剤中の銀1モル
当り約1×10-6〜1×10-2モルの範囲が実際上有用
である。
【0104】又、特開昭61−267759号にはヒド
ラジン化合物と硬調化を促進するアミノ化合物を現像液
に添加する方法、特開昭60−179734号、米国特
許5,104,769号、同4,798,780号には
硬調化作用の高い種々のヒドラジン化合物を用いる方
法、特開平1−179939号、同1−179940号
では造核促進剤とヒドラジン化合物とを併用する方法、
更に、米国特許4,998,604号、同4,994,
365号にも類似の硬調化の方法が記載されているが、
これらに記載されているヒドラジン化合物及び造核促進
剤を含有する感光材料の処理に本発明の処理方法を用い
ることが出来る。本発明の化2の化合物は、硬調化を促
進するアミノ化合物を含む現像液であってもその効果は
阻害されない。
【0105】
【実施例】以下の実施例により具体的に説明する。これ
により本発明の実施の態様が限定されるものではない。
【0106】実施例1 現像液の調整 下記に示すように現像液を調製した。 水 600ml 亜硫酸ナトリウム 40g 炭酸カリウム 30g ハイドロキノン 17g アスコルビン酸ナトリウム 5g 1-フェニル-4-ヒト゛ロキシメチル-4-メチル-3-ヒ゜ラソ゛リト゛ン 0.7g ベンゾトリアゾール 0.2g 臭化カリウム 1.5g エチレンシ゛アミン四酢酸ニナトリウム塩 1g 水を加えて1リットルとしてKOHでpHを10.50(25℃)に合わせた 。
【0107】上記現像液に表1に示すように比較化合物
化68、化69を添加した現像液と本発明の化3、化
4、化8の化合物を添加し、現像液(D−1)〜(D−
7)を調製した。
【0108】
【化68】
【0109】
【化69】
【0110】
【表1】
【0111】ハロゲン化銀感光材料の調製 銀1モル当り4×10-7モルの六塩化イリジウム(II
I)カリ及びアンモニアの存在下で97モル%のAgB
r、3モル%のAgIを含む平均粒子サイズ0.25μ
の立方体晶からなる沃臭化銀乳剤をダブルジェット法に
よって調製した。この乳剤をフロキュレーション法によ
り脱塩を行った後、銀1モル当り40gの不活性ゼラチ
ンを加えた。この乳剤を50℃に保ち増感色素として
5,5′−ジクロロ−9−エチル−3,3′−ビス(4
−スルホブチル)オキサカルボシアニンを加え20分間
経時させた後降温した。この乳剤に、化62のヒドラジ
ン化合物を銀1モルに対して0.4×10-3モル添加し、更に
5−メチルベンゾチアゾール、2−メチル−4−ヒドロ
キシ−1,3,3a,7−テトラアザインデンを加え
た。また、各試料に硬調化促進剤として下記化70を3
0mg/m2加え、1,3−ジビニルスルホニル−2−
プロパノールを加え分割して、下記表2に示すように化
68の比較化合物及び本発明の化3化4を添加した。各
々の乳剤をポリエチレンテレフタレートフィルム上に銀
量3.7g/m2 となるよう塗布した。この上に保護層
としてゼラチン1.5g/m2となるように塗布しフィ
ルム感光材料を得た。この試料No.をF1〜F5とす
る。
【0112】
【化70】
【0113】
【表2】
【0114】露光及び処理 上記試料を色温度5400°kを有する光源で、ステッ
プウエッジを通して露光し、自動現像機で処理した。
又、処理時のカブリの発生を見るために大全(20イン
チ×24インチ)1枚を未露光で膜面を上にして処理し
た。処理には、自動現像機(大日本スクリーン製(株)
LD221)を用い、前記の現像液と下記の定着液を使
用した。現像及び定着条件は38℃−20秒である。現
像液と感光材料の処理の組み合わせは表3、4に示す。
【0115】<定着液> チオ硫酸アンモニウム 120g チオ硫酸ナトリウム5水塩 10g 亜硫酸ナトリウム5水塩 25g 酢酸 25g 酒石酸 6g 硫酸アルミニウム 8g 水を加えて 1リットル 硫酸又は水酸化ナトリウムでpHを5.00±0.1に
調製。
【0116】
【表3】
【0117】
【表4】
【0118】表3、4で表される本発明の現像液と試料
の組合せで処理した結果を表5に示す。
【0119】
【表5】
【0120】
【発明の効果】表5で示されるように、ヒドラジン化合
物を含有する感光材料の処理において、現像液に本発明
の化合物を添加、あるいは感光材料中に含有させて処理
させることにより、本発明の効果、処理時の溶解物理現
像カブリが抑制される。又写真特性の影響も極めて少な
いことが分かる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体に少なくとも一層のハロゲン化銀
    乳剤層を有し、該乳剤層又は他の親水性コロイド層にヒ
    ドラジン化合物を含有する感光材料の処理において、下
    記化1で表される化合物の存在下で現像及び定着処理さ
    れることを特徴とする写真処理方法。 【化1】 式中Lはアルキレン基、アリーレン基、RfはCn
    2n+1(nは1以上10以下の整数)を表す。
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