JPH09311256A - 光ファイバケーブル - Google Patents

光ファイバケーブル

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JPH09311256A
JPH09311256A JP8128811A JP12881196A JPH09311256A JP H09311256 A JPH09311256 A JP H09311256A JP 8128811 A JP8128811 A JP 8128811A JP 12881196 A JP12881196 A JP 12881196A JP H09311256 A JPH09311256 A JP H09311256A
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JP
Japan
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cable
spacer
terminal
closure
optical fiber
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JP8128811A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Uehara
敏明 上原
Tetsuo Nozawa
哲郎 野澤
Yasuhiro Tamaki
康博 玉木
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Fujikura Ltd
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Fujikura Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケーブル端末を架空クロージャに取り付ける
際には、スペーサを解体して架空クロージャ内の把持金
具で把持し直さねばならない上、架空クロージャのケー
ブル導入穴を別途封止部材で水密に封止する作業が必要
であり、作業工数が多くなり作業性が低下する。 【解決手段】 ケーブル端末18に固定したスペーサ5
0を架空クロージャ16のスリーブの端部壁56間に挟
み込むことにより、端部壁56がスペーサ50外面53
に突設されたリブ54間に嵌合して、ケーブル端末18
が架空クロージャ16に引き留められるようにした光ケ
ーブルの端末構造を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバケーブ
ルに係り、特に端末がクロージャ等の接続部保護ケース
に導入される光ファイバケーブルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、光ファイバケーブル線路構成を
示す図であって、図中符号1および2は局、3はユーザ
ービル、4は中継ケーブル、5は架地き線ケーブル、6
は架空ケーブル、7はユーザー宅である。局1、2では
局内ケーブル8の一端が架9を介して伝送装置(図示せ
ず)と接続され、さらに局内ケーブル8の他端が地下ク
ロージャ10を介して中継ケーブル4や架地き線ケーブ
ル5と接続されている。中継ケーブル4は各局1、2の
地下クロージャ10間に布設されて局1、2間を接続し
ている。架地き線ケーブル5は、地盤11に形成された
マンホール12に導かれ、該マンホール12に設置され
た地下クロージャ10を介して分岐ケーブル13や架空
ケーブル6と接続されている。ユーザービル3に導入さ
れる分岐ケーブル13は構内キャビネット14を介して
構内ケーブル15と接続され、構内ケーブル15はユー
ザービル3内の適宜位置で図示しない配線用光ファイバ
と分岐配線されている。
【0003】架地き線ケーブル5と接続される架空ケー
ブル6は、一端が架空クロージャ16を介して別の架空
ケーブル6と接続され、他端がマンホール12内にて地
下クロージャ10を介して架地き線ケーブル5と接続さ
れている。架空クロージャ16からは、ユーザー宅7へ
の引落線17が引き落とされるようになっている。な
お、架地き線ケーブル5と接続される架空ケーブル6
は、コネクタ成端した牽引端末を架空クロージャ16側
からマンホール12まで牽引して布設されるようになっ
ている。
【0004】図6および図7は、架地き線ケーブル5と
接続される架空ケーブル6の架空クロージャ16側のケ
ーブル端末18の構造を示す。なお、図中符号19はス
ロット、20はテンションメンバ、21は光ファイバテ
ープ心線である。前記ケーブル端末18のケーブル外皮
22端部にはその外周部を同心状に切り裂いてなる把持
固定部23が形成され、該把持固定部23とスロット1
9側に残留している残留部24との間にはリング状の内
部把持金物25が介装されている。把持固定部23の外
側には、二つ割りリング状のスペーサ26が固定され
る。スペーサ26は、金属製の部材であって、直径方向
両端をネジ27で締結して一体化することにより、ケー
ブル端末18をその外側から把持する。ネジ27をねじ
込むネジ穴29は、スペーサ26を構成する分割体28
同士の対向面30に対して垂直に穿設されている。
【0005】前記ケーブル端末18は、架空ケーブル6
の牽引布設時にはスペーサ26によって把持されている
ので、架空ケーブル6の布設作業中に拡がったり損傷を
受けたりすることが防止される。なお、架空ケーブル6
はいわゆるコネクタ付き光ファイバケーブルであって、
ケーブル端末18から引き出された光ファイバテープ心
線21および該光ファイバテープ心線21を成端するM
T(Mechanically Transferable)コネクタ31は、図
6中鎖線で示す保護ホース32内に保護されているの
で、作業時に損傷等の悪影響を受けることは無い。ケー
ブル端末18を架空クロージャ16に導入する場合に
は、スペーサ26を解体し、内部把持金物25は把持固
定部23と残留部24との間に介装したままで、架空ク
ロージャ16内の把持金具によって把持固定部23を外
側から把持して固定する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記のよう
な光ファイバケーブルの場合、ケーブル端末18を架空
クロージャ16に取り付ける際には、スペーサ26を解
体して架空クロージャ16内の把持金具で把持し直さね
ばならない上、架空クロージャ16のケーブル端末18
を導入するためのケーブル導入穴を別途封止部材で水密
に封止する作業が必要であり、作業工数が多くなり作業
性が低下するといった問題があった。また、前記問題に
鑑みて、架空クロージャ16内にスペーサ26を直接固
定する固定手段を設けたとしても、架空ケーブル6を引
っ張り力に抗して安定して把持固定し得る適当なスペー
サが無いため、問題を根本的に解決することはできな
い。
【0007】また、スペーサ26については、架空クロ
ージャ16と嵌合する部分の最大径φDは38mmと規
定されており、ケーブル径が大きくなってもスペーサ2
6の外径を大きくすることはできないことから、ケーブ
ル径が大きい場合には十分な大きさのネジ穴29を形成
出来なくなる可能性があるので、太径のケーブルに対応
することができるスペーサの開発が求められていた。
【0008】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
ので、クロージャ等の接続部保護ケースへのケーブル端
末の取り付けの作業能率が向上し、しかも低コスト化す
ることができる光ファイバケーブルを提供することを目
的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の光ファイ
バケーブルによれば、接続部保護ケースに導入されるケ
ーブル端末に、接続部保護ケースに設けられた固定手段
によって固定される二つ割りリング状のスペーサを固定
してなり、前記スペーサの内面にはケーブル外皮に食い
込む雌ねじが該スペーサ内面の中心軸線を中心として螺
刻され、スペーサの外面には、接続部保護ケースに設け
られた固定手段と係合して固定される係合突起が突設さ
れ、端末を接続部保護ケース内に導入した時に、締結手
段によってケーブル端末に固定したスペーサを固定手段
で固定することにより、端末が接続部保護ケースに引き
留められるようにしたことを前記課題の解決手段とし
た。
【0010】請求項2記載の光ファイバケーブルによれ
ば、接続部保護ケースに導入されるケーブル端末に、接
続部保護ケースに設けられた固定手段によって固定され
る二つ割りリング状のスペーサを固定してなり、前記ス
ペーサは、二つの分割体の一端同士をヒンジによってス
ペーサの中心軸線に平行な軸線を以て相対回転自在に連
結し、他端同士を締結手段で締結することによりケーブ
ル端末を挟み込んで固定されてなり、端末を接続部保護
ケース内に導入した時にスペーサを固定手段で固定する
ことにより、端末が接続部保護ケースに引き留められる
ようにしたことを前記課題の解決手段とした。
【0011】以下、本発明の作用を説明する。請求項1
記載の発明によれば、接続部保護ケースに端末を取り付
けるには、スペーサを固定したまま端末を接続部保護ケ
ースに導入し、スペーサの係合突起に固定手段を係合さ
せて固定する。こうすることにより、スペーサおよび固
定手段を介して端末を接続部保護ケースに引き留めるこ
とができる。この時、スペーサは、雌ねじをケーブル外
皮に食い込ませて固定されているので、光ファイバケー
ブルに作用する引っ張り力に対して十分な引張耐力を発
揮する。また、高い引張耐力が得られることから、スペ
ーサを一体化するクランプ力が小さくて済み、締結手段
の設置スペースが縮小するので、スペーサ外径を大型化
すること無くより太い径の端末径に対応して適用するこ
とが可能になる。
【0012】請求項2記載の発明によれば、スペーサに
おける光ファイバケーブルの把持位置をヒンジ側に偏在
させることにより、締結手段の設置スペースを確保する
ことができ、太径の光ファイバケーブルに対応できる。
また、スペーサの直径方向でヒンジと対向する他端のみ
を締結手段で締結して、スペーサを光ファイバケーブル
端末に固定するようになっているので、光ファイバケー
ブルとの干渉を避けて締結作業を効率良く進めることが
できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明の光ファイバケーブル
の第1実施形態を、図1および図2を参照して説明す
る。なお、図中、図5から図7と同一の構成部分には同
一の符号を付し、その説明を簡略化する。本実施形態の
光ファイバケーブルは、架空クロージャ16と地下クロ
ージャ10との間に布設される架空ケーブル6の、架空
クロージャ16に導入されるケーブル端末18に図中符
号50のスペーサを固定したものである。図1および図
2に示すように、スペーサ50は、金属製二つ割りリン
グ状の部材であって、架地き線ケーブル5(光ファイバ
ケーブル)と接続される架空ケーブル6(光ファイバケ
ーブル)の架空クロージャ16(クロージャ。図5参
照)に導入されるケーブル端末18のケーブル外皮22
に固定されるようになっている。なお、架空クロージャ
16や地下クロージャ10は、請求項1記載の接続部保
護ケースに相当する。
【0014】スペーサ50の内面51側にはスペーサ内
面50の中心軸線を中心とする雌ねじ52が1〜2ミリ
ピッチで螺刻されている。したがって、スペーサ50
は、ケーブル外皮22を把持した際に雌ねじ52がケー
ブル外皮22に食い込んで、架空ケーブル6を強固に固
定して軸方向へのずれを生じないようになっている。ス
ペーサ50の外面53の軸線方向2カ所には、スペーサ
50の外周方向全周に亘ってリブ54が突設されてい
る。これらリブ54の離間距離は架空クロージャ16の
二つ割り状のクロージャスリーブ55の軸方向端部に設
けられた端部壁56の厚さ寸法(クロージャの軸線方向
寸法)に対応しており、ケーブル端末18を架空クロー
ジャ16内に導入してクロージャスリーブ55を一体化
した時に、端部壁56に対応させて配置したスペーサ5
0のリブ54間に端部壁56が嵌合するようになってい
る。 なお、端部壁56
のスペーサ50が嵌合される部分はケーブル端末18の
導入穴57を形成しており、該導入穴57は端部壁56
をリブ54間に嵌合した時にスペーサ50と圧接されて
水密に封止される。端部壁56は請求項1記載の固定手
段、リブ54は請求項1記載の係合突起に相当する。
【0015】スペーサ50を構成する二つの分割体58
は、断面円形のスペーサ50を丁度その直径を境にして
分割した形状になっている。各分割体58の互いに相手
側に臨む分割面59の幅方向(図1左右)両端には、両
分割体58を締結するための固定用ネジ60が螺着され
るネジ孔61が開口されている。一対の分割体58は、
架空ケーブル6を介して分割面59同士を対向させ、ネ
ジ孔61同士を連通させ、これら連通されたネジ孔61
に固定用ネジ60をねじ込んで締結することにより、架
空ケーブル6を挟み込むようになっている。
【0016】なお、ネジ孔61が分割体58を貫通して
いることは長い固定用ネジの使用を可能にするので、架
空ケーブル6の径が大きくスペーサ50径が増大した場
合であっても分割体58同士の締結を効率良く行うこと
ができる。また、スペーサ50は、金属以外、ポリ塩化
ビニル等、硬質プラスチックで形成することも可能であ
る。固定用ネジ60は、請求項1記載の締結手段に相当
する。
【0017】以下、本実施形態の作用および効果を説明
する。本実施形態の架空ケーブル6を布設するには、ケ
ーブル端末18にスペーサ50を固定しておき、架空ク
ロージャ16側から地下クロージャ10に向けて牽引布
設を開始する。この時、架空ケーブル6の架空クロージ
ャ16側の端末18は、スペーサ50によって牽引布設
に伴う振動等によって外皮22が変形して拡がったり損
傷を受けるといった悪影響を受けることが防がれる。ま
た、ケーブル外皮22に雌ねじ52が食い込んでスペー
サ50が十分な引張耐力を発揮するので、スペーサ50
を固定構造物等で支持することにより、牽引布設作業中
の端末18の揺動防止等に利用することが可能であり、
牽引布設の作業性を向上させることができる。
【0018】牽引布設が完了したら、ケーブル端末18
を架空クロージャ16内に導入してスペーサ50を端部
壁56間に挟み込むようにしてクロージャスリーブ55
を組み立てる。この時、端部壁56をリブ54間に嵌合
させるので、架空クロージャ6に作用する引っ張り力に
対してリブ54が端部壁56に係合する結果、ケーブル
端末18が架空クロージャ16に引き留められる。した
がって、クロージャスリーブ55の組み立て時に、端部
壁56をリブ54間に嵌合するだけで架空ケーブル6に
作用する引っ張り力を支持することができるので、架空
クロージャ16へのケーブル端末18の取り付けの作業
能率が向上する。この時、スペーサ50は、ケーブル外
皮22に雌ねじ52が食い込んで十分な引張耐力を発揮
するので、内部把持金物等の補強用の部品を別途取り付
ける必要は無く、その結果、部品点数が減少するととも
に、従来のようにケーブル端末18の外皮22を切り裂
いて把持固定部23を形成するといった作業も不要とな
るので、低コスト化や組立作業能率の向上を実現でき
る。引張耐力の向上によって分割体58同士の締結力を
抑えることができることから必要以上に太いネジを使用
する必要が無くなり、ネジ孔61の径を抑えることがで
きるので、より太い端末径に対応することができる。
【0019】また、スペーサ50を端部壁56間に挟み
込むと同時に導入穴57が水密に封止されるため、従来
別途行っている封止作業を簡略化することができ、ケー
ブル端末18の架空クロージャ16への取付作業におい
て使用する封止部材等の部品や資材が減少するので、一
層の低コスト化および作業能率の向上が可能である。な
お、スペーサ50の外形に適合する封止部材を使用すれ
ば、導入穴57を一層確実に封止することができるとと
もに、導入穴57の形状に幅広く対応することができ、
スペーサ50の汎用性が向上する。
【0020】以下、本発明の第2実施形態を図3および
図4を参照して説明する。なお、図中、図1および図2
と同一の構成部分には同一の符号を付し、その説明を簡
略化する。本実施形態の光ファイバケーブルは、架空ク
ロージャ16と地下クロージャ10との間に布設される
架空ケーブル6の、架空クロージャ16に導入されるケ
ーブル端末に図中符号70のスペーサを固定したもので
ある。
【0021】スペーサ70は、図3および図4に示すよ
うに、二つの半円状の分割体71からなる二つ割りリン
グ状であって、一体化した時に中央部に架空ケーブル端
末18を挟み込むためのケーブル穴72を形成するよう
になっている。これら分割体71は、幅方向(図3、図
4左右)の一端同士がヒンジ73によってスペーサ70
の中心軸線に平行な軸線を以て相対回転自在に連結さ
れ、他端同士がネジ孔74に螺着される締結用ネジ75
(締結手段)によって締結されるようになっている。な
お、スペーサ70の軸方向(図3、図4紙面奥行き方
向)2カ所には図示しないリブが突設されており、スペ
ーサ70は第1実施形態のスペーサ50と同様に、これ
らリブ間にクロージャスリーブ55の端部壁56が嵌合
されることにより架空クロージャ16に固定されるよう
になっている。
【0022】ケーブル穴72内面には、該ケーブル穴7
2の中心軸線を中心とする雌ねじ76が螺刻されてい
る。ケーブル穴72は、図3に示すように、分割体71
の離間方向の内径aが幅方向の内径bに比べて小さくな
っているので、ケーブル端末18の把持固定時には、雌
ねじ76がケーブル外皮22により強く圧接されるよう
になっている。しかも、ケーブル穴72はヒンジ73側
に偏在されているので、両分割体71の間で大きなモー
メントを与えつつケーブル端末18を把持することがで
きる。また、ケーブル穴72の偏在によってネジ孔74
の形成スペースを十分に確保することができ、ケーブル
径が大きい場合であっても、太い締結用ネジ75を使用
することができる。しかも、締結用ネジ75を締め込む
だけでスペーサ70をケーブル端末18に固定すること
ができるので、ケーブル端末18との干渉を回避して固
定作業を行うことができ、作業能率が向上する。
【0023】したがって、本実施形態の光ファイバケー
ブルによれば、径が太い場合であってもスペーサ70を
ケーブル端末18に強固に固定することができ、ケーブ
ル径に対する汎用性が向上する。すなわち、具体的に
は、各部品の現行の寸法規定によれば、160心までの
光ファイバケーブルについては第1実施形態に示す2本
の固定用ネジ60で一体化する構造のスペーサ50で十
分に対応することができるが、本実施形態に示す構造の
スペーサ70では、ケーブル心数が200心、300心
であっても対応することができる。また、スペーサ70
をクロージャスリーブ55の端部壁56間に挟み込んで
固定した時に十分な引張耐力が得られるので、架空ケー
ブル6に作用する引張力が大きい場合であっても、確実
に引き留めておくことができる。
【0024】なお、スペーサの固定手段としては、クロ
ージャスリーブの端面板や、クロージャ以外の各種接続
部保護ケースに別途設置した固定機構等を適用すること
も可能である。スペーサに設ける係合突起は、本実施形
態記載のリブに限定されない。本発明の光ファイバケー
ブルは、コネクタ付き光ファイバケーブル以外の各種光
ファイバケーブルに適用することができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の光
ファイバケーブルによれば、スペーサを固定したまま端
末を接続部保護ケースに導入し、スペーサに固定手段を
係合させて固定するだけで、スペーサおよび固定手段を
介して端末を接続部保護ケースに引き留めることができ
るので、接続部保護ケースへの取り付けの作業能率が向
上する。また、スペーサが、雌ねじをケーブル外皮に食
い込ませて光ファイバケーブルに強固に固定され、光フ
ァイバケーブルに作用する引っ張り力に対して十分な引
張耐力を発揮するので、補強用の部品を別途設置する必
要が無くなって部品点数を減少することができ、低コス
ト化できるとともに、組み立てが簡便になることから一
層の作業能率の向上が可能になるいった優れた効果を奏
する。
【0026】請求項2記載の光ファイバケーブルによれ
ば、スペーサにおける光ファイバケーブルの把持位置を
ヒンジ側に偏在させることにより、締結手段の設置スペ
ースを確保することができ、太径の光ファイバケーブル
に対応できる。また、スペーサの直径方向でヒンジと対
向する他端のみを締結手段で締結して、スペーサを光フ
ァイバケーブル端末に固定するようになっているので、
光ファイバケーブルとの干渉を避けて締結作業を進める
ことができ、締結の作業能率が向上するといった優れた
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の光ファイバケーブルの第1実施形態
を示す部分破断正面図である。
【図2】 図1のA−A線矢視断面図である。
【図3】 本発明の光ファイバケーブルの第2実施形態
を示す図であって、スペーサを示す部分破断側面図であ
る。
【図4】 図3のスペーサを開放した状態を示す側面図
である。
【図5】 光ファイバケーブル線路構成を示す全体図で
ある。
【図6】 従来例の光ファイバケーブルを示す部分破断
正面図である。
【図7】 図6のB−B線矢視断面図である。
【符号の説明】
6…架空ケーブル、16…接続部保護ケース(架空クロ
ージャ)、18…ケーブル端末、22…ケーブル外皮、
50…スペーサ、51…内面、52…雌ねじ、53…外
面、54…係合突起(リブ)、56…固定手段(端部
壁)、60…締結手段(固定用ネジ)、70…スペー
サ、71…分割体、73…ヒンジ、75…締結手段(締
結用ネジ)、76…雌ねじ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接続部保護ケース(16)に導入される
    ケーブル端末(18)に、接続部保護ケースに設けられ
    た固定手段(56)によって固定される二つ割りリング
    状のスペーサ(50)を固定してなり、 前記スペーサは、の内面(51)にはケーブル外皮に食
    い込む雌ねじ(52、76)が該スペーサ内面の中心軸
    線を中心として螺刻され、 スペーサの外面(53)には、接続部保護ケースに設け
    られた固定手段(56)と係合して固定される係合突起
    (54)が突設され、 端末を接続部保護ケース内に導入した時に、締結手段
    (60)によってケーブル端末に固定したスペーサを固
    定手段で固定することにより、端末が接続部保護ケース
    に引き留められるようにしたことを特徴とする光ファイ
    バケーブル(6)。
  2. 【請求項2】 接続部保護ケース(16)に導入される
    ケーブル端末に、接続部保護ケースに設けられた固定手
    段(56)によって固定される二つ割りリング状のスペ
    ーサ(50)を固定してなり、 前記スペーサは、二つの分割体(71)の一端同士をヒ
    ンジ(73)によってスペーサの中心軸線に平行な軸線
    を以て相対回転自在に連結し、他端同士を締結手段(7
    5)で締結することによりケーブル端末を挟み込んで固
    定されてなり、 端末を接続部保護ケース内に導入した時にスペーサを固
    定手段で固定することにより、端末が接続部保護ケース
    に引き留められるようにしたことを特徴とする光ファイ
    バケーブル。
JP8128811A 1996-05-23 1996-05-23 光ファイバケーブル Pending JPH09311256A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008216483A (ja) * 2007-03-01 2008-09-18 Advanced Cable Systems Corp 光ファイバケーブルおよびその通線方法
KR20230061048A (ko) * 2021-10-28 2023-05-08 한국전력기술 주식회사 광섬유 브래그 격자 센서를 사용하는 케이블 튜브

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