JPH0750831Y2 - ケーブル水密構造 - Google Patents

ケーブル水密構造

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JPH0750831Y2
JPH0750831Y2 JP5815089U JP5815089U JPH0750831Y2 JP H0750831 Y2 JPH0750831 Y2 JP H0750831Y2 JP 5815089 U JP5815089 U JP 5815089U JP 5815089 U JP5815089 U JP 5815089U JP H0750831 Y2 JPH0750831 Y2 JP H0750831Y2
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JP
Japan
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cable
tightening
rubber packing
watertight
case
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP5815089U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH031626U (ja
Inventor
修一 杉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)
  • Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
  • Gasket Seals (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、潜水艦などの水密区画隔壁に設けた電線貫
通金物に貫通されたケーブルの水密構造に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
一般に、潜水艦等における防水水密区画の隔壁にケーブ
ルを貫通する場合、電線貫通金物が使用されていること
は周知のことである。
第2図は、A区画とB区画間の隔壁に設けられた電線貫
通金物に貫通させたケーブル水密構造の一構成例を示す
要部断面図であり、第3図はケーブル構造を示す断面図
である。第2,3図において、1はケーブルで、2はケー
ブル1が貫通する電線貫通金物であり、そのケース3の
挿通孔3aに挿通したケーブル1に環状ゴムパッキング4
を貫通させて前記ケース3内に収納し、ゴムパッキング
4,座金5を介してケース1内面に設けられているめねじ
に締付けグランド6のおねじにて螺着し、これをねじ込
んで行く。なお、第3図は4芯シールドケーブルを例示
したもので、7は芯線、8はシールド、9はシース(外
被)である。
このように、ケース3に締付めグランド6をねじ込むこ
とにより、ゴムパッキング4はケーブル挿通孔3aに押し
付けられる。これにより、ゴムパッキング4にはケーブ
ル1を半径方向に締め付ける力とケース3の内周方向へ
の押圧力が共に働くため、ケーブル1とケース3の間の
隙間をシールすることができるのである。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記のようなケーブル水密構造では、締
付けグランド6をケース3に締め付ける作業において、
締め付け過ぎると、ゴムパッキング4がケーブル1を締
め付け過ぎることになって、ケーブルの外被9を破損し
たり、芯線7の断線やシールド8のショートといった事
故が発生するという問題点があった。
さらに、上記ケーブルには多数の種類があるので、締付
け力を明確に規定できず、といって、締付け力を弱くす
ると、防水や水密の効果が得られないという不具合さが
残っていた。
本考案は以上述べた電線貫通金物における締付グランド
の締付け過ぎによるケーブルスースの破損、ケーブルの
芯線断線及びシールドのショートなどの問題点に鑑みて
なされたもので、これらの問題点を解決した高信頼性の
電線貫通金物を用いた水密区画を貫通するケーブル水密
構造を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記問題点を解決するために本考案は、 ケーブル貫通ケースと、該ケーブル貫通ケースに嵌合し
て回転自在に設けた締付けグランドとからなるケーブル
貫通金物と、前記ケーブル貫通金物に貫通付設するケー
ブルと、該ケーブルの周囲に設けた環状ゴムパッキング
とからなり前記ケーブル貫通金物を水密区画隔壁に設
け、前記回転自在な締付けグランドの回転により前記環
状ゴムパッキングを締付ける事により水密性を保つケー
ブル水密構造において、 前記ケーブル貫通金物に貫通させた少なくとも前記環状
ゴムパッキングの軸長より長めの剛性パイプと、該剛性
パイプを覆うように内側および外側に所定の厚みを持た
せ、且つ接着性の良好なゴム材料により被覆した水密モ
ールド部を外装したものである。
〔作用〕
本考案によれば、以上のようなケーブル水密構造にした
ので、電線貫通金物における締付けグランドの締め付け
によって、ゴムパッキングが作用する押圧力は、ケーブ
ルの貫通部に設けられた水密モールドが内蔵する剛性パ
イプに直接作用し、ケーブルへはモールドされたゴム材
によって緩衝されるので、ケーブル締付けグランドによ
る締め付け強度についての前記問題点が解決する。
〔実施例〕
以下、実施例について図面を参照して説明する。
第1図は本考案に係るケーブル水密構造の一実施例を示
す側断面図で、11は例えば第3図に示す構造の4芯シー
ルドケーブルで他の種類のケーブルでもよい。12はA区
画とB区画間に設けられた隔壁(図示せず)に設けられ
た電線貫通金物で、その挿通孔12aにケーブル11が貫通
されている。13は金属又は樹脂等で作られた、その長さ
が少なくともゴムパッキング(後述する)の軸長よりも
長い剛性パイプで、ケーブル11のケース12貫通部を貫通
し、剛性パイプ13を被覆し尽しかつ、ケーブル11との間
に所定の間隙を有してケーブル11に接着性の良いゴム材
料14で水密モールド部15が形成されている。なお、16は
ゴムパッキング、17は座金、18はケース12内周に設けら
れためねじに螺合するおねじ部を有する締付けグランド
である。
上記のように水密モールド部15を形成したケーブル部分
11aにゴムパッキング16と座金17を通して、これを電線
貫通金物ケース12に挿通し、締付けグランド18をケース
12の内周に設けためねじにねじ込んで行く。これによ
り、ゴムパッキング16は挿通孔12aに押し付けられるた
めに、ゴムパッキング16には水密モールド部15のゴム材
料14をケーブル11へ締付ける方向とケース12の内周を押
す方向へ広がろうとする力が働き、水密モールド部15を
施したケーブル11とケース12間にある隙間がシールされ
る。そして、上記水密モールド部15へのゴムパッキング
16の押圧力は、柔軟性ゴム材料14に包まれた剛性パイプ
13が受けるため、緩衝されてケーブル11の部分11aには
影響力が及ばない。
〔考案の効果〕
以上詳細に説明したように、本考案によれば、電線貫通
金物に設けられたゴムパッキングに締付けられるケーブ
ル部分の外周面に、一定間隔をおいて同軸状に、金属又
は樹脂等の剛性パイプを配設し、接着性の良好なゴム材
料でモールドした水密モールド部を設けたことによっ
て、電線貫通金物における締付けグランドの締付け過剰
によるケーブル外被及びケーブル芯線等に加わる押圧力
は、ケーブル表面に被着した水密モールド部の剛性パイ
プが受けることになるため、電線貫通金物の締付け過ぎ
によるケーブルのシース破損、芯線断線及びシールド線
ショートという不具合を防止でき、さらに、締付け過ぎ
る心配がなくなるため、締付け作業性も向上するなど多
大の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す側断面図、第2図は従
来の一構成例を示す要部側断面図、第3図はケーブルの
一例を示す断面図である。 11……ケーブル、12……ケース、12a……ケーブル挿通
孔、13……剛性パイプ、14……ゴム材料、15……水密モ
ールド部、16……ゴムパッキング、17……座金、18……
締付けグランド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーブル貫通ケースと、該ケーブル貫通ケ
    ースに嵌合して回転自在に設けた締付けグランドとから
    なるケーブル貫通金物と、前記ケーブル貫通金物に貫通
    付設するケーブルと、該ケーブルの周囲に設けた環状ゴ
    ムパッキングとからなり前記ケーブル貫通金物を水密区
    画隔壁に設け、前記回転自在な締付けグランドの回転に
    より前記環状ゴムパッキングを締付ける事により水密性
    を保つケーブル水密構造において、 前記ケーブル貫通金物に貫通させた少なくとも前記環状
    ゴムパッキングの軸長より長めの剛性パイプと、該剛性
    パイプを覆うように内側及び外側に所定の厚みを持た
    せ、且つ接着性の良好なゴム材料により被覆した水密モ
    ールド部を外装したことを特徴とするケーブル水密構
    造。
JP5815089U 1989-05-22 1989-05-22 ケーブル水密構造 Expired - Lifetime JPH0750831Y2 (ja)

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JP5815089U JPH0750831Y2 (ja) 1989-05-22 1989-05-22 ケーブル水密構造

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JP5815089U JPH0750831Y2 (ja) 1989-05-22 1989-05-22 ケーブル水密構造

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JPH031626U JPH031626U (ja) 1991-01-09
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