JPH019228Y2 - - Google Patents

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JPH019228Y2
JPH019228Y2 JP1981128130U JP12813081U JPH019228Y2 JP H019228 Y2 JPH019228 Y2 JP H019228Y2 JP 1981128130 U JP1981128130 U JP 1981128130U JP 12813081 U JP12813081 U JP 12813081U JP H019228 Y2 JPH019228 Y2 JP H019228Y2
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JP
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threaded portion
outer housing
cable
cable fixing
housing
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JP1981128130U
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JPS5834528U (ja
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  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 考案の目的 [産業上の利用分野] 本考案は機械器具本体やスイツチボツクス等に
配線されるケーブルを固定するためのケーブル固
定具の改良に関するものである。
[従来の技術] この種のケーブル固定具は、板材等に電線ケー
ブル等を貫通させる場合、板材によつてケーブル
の被覆が傷つけられるのを保護すると共にケーブ
ルと板材を強固に固定する目的で用いられ、また
ハウジング内部に防水用のパツキンを介挿して、
スイツチボツクス等に使用し、ケーブル貫通孔よ
り雨水等の浸入を防止する目的で用いられる。
そして、従来のケーブル固定具1例を挙げて説
明すれば、第1図において1は外側ハウジング
で、外周に雄ネジ部2、フランジ部3が夫々連設
され、また内周に雌ネジ部6が形成され、該雌ネ
ジ部6に内孔11を有する内側ハウジング7の雄
ネジ部8が螺合されている。12は平パツキン
グ、13はナツトでこれは前記外側ハウジング1
の雄ネジ部2に取付けられる。さらに14は例え
ば合成ゴム等の様な弾性豊かな素材で創成された
内孔15を有する釣鐘状のパツキングで、先端部
は外側ハウジング1の左端から突出する様に取付
けられている。また18は案内孔を有する案内環
で、外側ハウジング1内に嵌入され、20は内側
向に傾斜した複数の可撓性爪片21を周囲に形成
された締付環で、前記案内環18と当接する方向
に外側ハウジング1内に嵌入される。
この様に構成されたケーブル固定具の使用法を
以下に示す。まず第2図に示す様にケーブル固定
具自体を例えば板材23に外側ハウジング1の雄
ネジ部2を挿入し、フランジ部3とナツト13と
で平パツキング12を介して締付けて固定した
後、ケーブル24を図示矢印の方向からケーブル
固定具に挿入する。そしてこの時締付環20の可
撓性爪片21は開口状態であり、難なくケーブル
24を挿入でき、そしてスパナ等により内側ハウ
ジング7を外側ハウジング1に螺合すると、内側
ハウジング7が外側ハウジング1内に侵入すると
共に締付環20は内側へ進み、可撓性爪片21が
案内環18の案内孔に当接して、内側へ倒れるか
ら可撓性爪片21の先端がケーブル24の外周に
深く喰い込みケーブル24は強固に固定されると
共に、釣鐘状パツキング14がケーブル24の外
周に弾着し、しかも釣鐘状パツキング14が内側
ハウジング7の侵入により案内環18に押し付け
られて外側ハウジング1に弾着され、従つてケー
ブル24と釣鐘状パツキング14との間、及び外
側ハウジング1と釣鐘状パツキング14との間が
密閉され、防水性を高めることができる。また外
側ハウジング1に対して内側ハウジング7の締付
を調整することによつてケーブル24の外径が異
なつても強固に固定することができ、また釣鐘状
パツキング14の形状から来る特性によつて、外
径の異なるケーブルに対して幅広く適用すること
ができる。更にケーブル24がケーブル固定具に
対して、その固定部で繰り返し屈曲しても、締付
環20の可撓性爪片21が弾力を有していること
及び釣鐘状パツキング14の特性によつて、ケー
ブル24の固定、及び防水性に影響することがな
く、安定したケーブルの固定ができる。そしてこ
の種のケーブル固定具は上述したように数点の部
品点数からなり、通常の取引きや、品物の搬送は
部品の散逸を防ぐために組立てた状態で行なわれ
る。
上述したケーブル固定具としては、実開昭52−
134691号公報等が知られている。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、このケーブル固定具は、部品点
数が多く、搬送時にその部品を亡失させることが
ある。また、部品を亡失させないよう強く締め込
むと、内部の可撓性爪片21は極端に変形してク
リープ現象等を生じさせ、不良部品となるといつ
たことがあつた。
このため、搬送時には、接着テープ等によりそ
の部品を亡失させないようにして運搬する。とこ
ろが、実際の組付状態と同様の状態で運搬できな
いことから、搬送後には再び組立てる必要があり
作業効率を低下させるという問題があつた。
考案の構成 [問題点を解決するための手段] 本考案の目的は上述した従来のケーブル固定具
の欠点を改良したケーブル固定具を提供すること
にあり、その要旨とする所は互いに螺着可能な外
側ハウジングと内側ハウジングとの間に案内孔を
有する案内部と、内側向に傾斜した複数の可撓性
爪片を有する締付環を設け、外側ハウジングの外
周に雄ネジ部を有するフランジと、該フランジに
螺着するナツトを備えたケーブル固定具におい
て、外側ハウジングと内側ハウジングとの螺合部
分、及び外側ハウジングとナツトとの螺合部品の
各々のネジみぞにネジ込量検知用の薄膜状の突起
を設けたことを特徴とするケーブル固定具にあ
る。
[実施例] 以下に本考案の実施例を挙げ図面と共に説明す
る。まず第3図は本考案の第1実施例を示すもの
で1は外側ハウジングで、外周に雄ネジ部2、フ
ランジ部3及び六角形部4が夫々連設され、また
内周にバツキング挿入溝5及び雌ネジ部6が形成
され、該雌ネジ部6に内側ハウジング7の雄ネジ
部8が螺合され、該内側ハウジング7の外周の前
記雄ネジ部8の先端には段部9が、また終端には
六角形状部10が形成されると共に内孔11を有
している。12は平パツキング、13はナツト
で、これらは前記外側ハウジング1の雄ネジ部2
に取付けられる。14は例えば合成ゴム等の様な
弾性豊かな素材で創成された釣鐘状のバツキング
で、内孔15を有する先端部16は幾分肉厚にさ
れると共に大径のフランジ部17が前記外側ハウ
ジング1のバツキング挿入溝5に嵌入し、前記先
端部16は外側ハウジング1の左端から突出する
様に取付けられる。18は案内孔として円錘孔1
9を有する案内環で、前記釣鐘状パツキング14
の大径フランジ部17と隣接して外側ハウジング
1内に嵌入され、20は内側向に傾斜した複数の
可撓性爪片21を周囲に形成された締付環で、内
側向に傾斜した可撓性爪片21の外側傾斜面が、
前記案内環18の円錘孔19と当設する方向に外
側ハウジング1内に嵌入されると共に、環状部2
2が前記内側ハウジング7の段部9に嵌合位置決
めされる。そしてフランジ部3の雄ネジ部2には
ネジ込方向端面より一つ目のネジみぞの一箇所に
第4図で示すように略ネジ山高さの突起30が設
けられており、また内側ハウジング7の雄ネジ8
部分にも同様に第5図で示す如き突起31が設け
られている。
これらの突起30,31は、ネジの谷間に衝立
状に薄膜(本実施例では、約0.05mmから0.3mmの
厚さ)として形成されている。尚、これらの薄膜
の突起30,31は、金型の合わせ面の該当箇所
を薄膜の厚み分だけ削ることにより成形すること
ができる。
上記構成を有する本実施例のケーブル固定具
は、次のような作用効果を得る。
即ち、搬送時等において、外側ハウジング1と
内側ハウジング7との間に、釣鐘状パツキング1
4、案内環18、締付環20を実際の組み付け状
態と同じ状態で装着し、薄膜の突起31が押しつ
ぶされるまで内側ハウジング7を外側ハウジング
1に螺合させると、突起31が押しつぶされるこ
とにより内側ハウジング7と外側ハウジング1と
が仮締付られる。これにより、搬送時等におい
て、外側ハウジング1と内側ハウジング7との間
に装着された複数の部品を亡失させることなく、
しかも、内側ハウジング7を外側ハウジング1に
螺合させ過ぎて、可撓性爪片21を極端に変形さ
せてしまうといつた弊害を未然に防ぐことができ
る。また、実際の組み付け状態と同じ状態で仮締
付ることができるので、作業現場において、この
状態のままケーブルを内側ハウジング7から外側
ハウジング1へ挿入し、更に内側ハウジング7を
外側ハウジング1に螺合させ締付てケーブルを固
定するといつた作業を行なうことができる。これ
により、現場での作業効率を高めることができる
という効果を得ることができる。
また、ナツト13の径が内側ハウジング7の径
よりも大きいことから、次のような作用効果も得
る。
ナツト13と内側ハウジング7とを各々手に取
り外側ハウジング1に螺合させるとき、各々の螺
合部が各々の突起30,31に至る迄は容易に締
付ることができる。その後、強い力を加えると径
の小さい方の内側ハウジング7が外側ハウジング
1に確実に締付られ、突起31を押しつぶして仮
締付られる。従つて、作業者は、仮締付の最後の
作業として、ナツト13と外側ハウジング1とを
手に取り強い力を加えるだけでよい。即ち、ナツ
ト13と外側ハウジング1とを突起30を押しつ
ぶすまで螺合させたときには、各々の螺合部は確
実に各々の突起位置30,31まで至り仮締付ら
れるのである。これにより、各々の螺合部が所定
の位置まで螺合したか否かの確認を、ナツト13
と外側ハウジング1との螺合部だけの確認で済ま
すことができる。従つて、一層、作業効率を向上
させることができるという効果を奏する。
更に、ネジ込量検知用の突起30,31を薄膜
として形成していることにより、以下のような作
用効果を得る。
外側ハウジング1とナツト13との螺合部およ
び外側ハウジング1と内側ハウジング7との螺合
部が、締付られることにより各々の突起30,3
1に至つたときは、突起30,31が衝立状に形
成されていることによりネジ込量検知としての確
かな手応を得ることができると共に、更に強く締
付けたときには突起30,31をほぼ完全に押し
つぶすことができる。従つて、突起30,31の
部分に応力集中が発生することがなく、外側ハウ
ジング1、内側ハウジング2、ナツト13等を破
壊するといつた不具合を十分に解決することがで
きるという優れた効果を得る。
第6図は第2実施例を示すもので、内側ハウジ
ング7雄ネジ部8のネジみぞの3ケ所に突起3
1,31′,31″が設けられている。
本実施例は、ケーブルを挿入し内側ハウジング
7を締め込んでケーブルを固定する場合外側ハウ
ジング1の雌ネジ部ネジ山の最初の部分が突起3
1,31′,31″にあたる毎に装着作業者は手応
を感じるので、手応の数で内側ハウジング7を必
要以上にネジ込むのを防止できる。またこれを利
用して予め用いるケーブルの外径に応じて最適ネ
ジ込量位置に突起を設ければ装着作業者は容易に
最適ネジ込量を検知することも出来る。
尚、以上に述べた実施例においてはいずれも雄
ネジ部に突起を設けた場合を示したが、ナツト1
3および/または外側ハウジング1の雌ネジ部6
に設けても良い。
考案の効果 本考案のケーブル固定具によると、部品点数の
多いケーブル固定具を、実際の組み付け状態と同
じ状態で仮締付することができ搬送後の作業効率
を向上させることができるという優れた効果を奏
すると共に、螺合部を必要以上に締付すぎて可撓
性爪片等の部品をいためるのを防ぐことができる
という優れた効果を有する。
また、仮締付けの確認を、外側ハウジングとナ
ツトとの螺合部だけの確認で済ますことができ、
一層作業効率を向上させることができるという優
れた効果を奏する。
更に、ネジ込量検知用の突起は、薄膜状に形成
されているので、突起の部分で応力集中が発生し
ケーブル固定具を破壊するといつた不具合を十分
に解決することができるという優れた効果も奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のケーブル固定具を示す断面図、
第2図は同じくケーブルを挿入した場合の断面
図、第3図は本考案ケーブル固定具の第1実施例
を示す分解斜視図、第4図、第5図は同じく側面
図、第6図は本考案の第2実施例を示す側面図で
ある。 1…外側ハウジング、2…フランジの雄ネジ
部、7…内側ハウジング、8…内側ハウジング雄
ネジ部、12…平パツキング、13…ナツト、1
4…釣鐘状パツキング、21…可撓性爪片、24
…ケーブル、30,31,31′,31″…突起。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 互いに螺着可能な外側ハウジングと内側ハウ
    ジングとの間に、案内孔を有する案内部と内側
    向に傾斜した複数の可撓性爪片を有する締付環
    とを設け、前記外側ハウジングへ前記内側ハウ
    ジングを螺入することにより締付環の可撓性爪
    片で挿入されたケーブルを締着するようにし、
    前記外側ハウジング外周にネジ部を設け該ネジ
    部を板材に予め穿設された取付孔に挿入し、前
    記板材の反対側より前記ネジ部にナツトを螺合
    し前記板材に前記外側ハウジングを固定するよ
    うにしたケーブル固定具において、前記外側ハ
    ウジングと前記内側ハウジングとの螺合部分の
    雌ネジ部または雄ネジ部、及び前記外側ハウジ
    ングと前記ナツトとの螺合部分の雌ネジ部また
    は雄ネジ部にネジ込量検知用の薄膜状の突起を
    設けたことを特徴とするケーブル固定具。 2 前記ネジ込量検知用の突起が、ネジみぞに設
    けられかつネジ山の高さと略同じ高さで設けら
    れた突起である実用新案登録請求の範囲第1項
    に記載のケーブル固定具。 3 前記ネジ込量検知用の突起が、ネジ部の螺合
    開始部分付近に設けられた突起である実用新案
    登録請求の範囲第1項ないし第2項のいずれか
    に記載のケーブル固定具。 4 前記ネジ込量検知用の突起が、ネジ部の複数
    箇所に設けられた突起である実用新案登録請求
    の範囲第1項ないし第3項のいずれかに記載の
    ケーブル固定具。
JP12813081U 1981-08-29 1981-08-29 ケ−ブル固定具 Granted JPS5834528U (ja)

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JP12813081U JPS5834528U (ja) 1981-08-29 1981-08-29 ケ−ブル固定具

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JPS5834528U JPS5834528U (ja) 1983-03-07
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JP2853835B2 (ja) * 1990-11-24 1999-02-03 北川工業株式会社 雑音吸収具
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