JP2003066263A - 光ケーブル接続管 - Google Patents

光ケーブル接続管

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JP2003066263A
JP2003066263A JP2001253492A JP2001253492A JP2003066263A JP 2003066263 A JP2003066263 A JP 2003066263A JP 2001253492 A JP2001253492 A JP 2001253492A JP 2001253492 A JP2001253492 A JP 2001253492A JP 2003066263 A JP2003066263 A JP 2003066263A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外被把持及びシールの構造を簡易化しつつ必
要な部品点数を削減してサイズの小型化を図る。 【解決手段】 光ケーブル50の分岐・接続部に使用さ
れる光ケーブル接続管10において、収納溝12C、1
2Dが直線状に形成されたケーブル保持部12A及びそ
の両端部に設けられ収納溝12Dの端部に相当する溝1
2Fが形成され長手方向に垂直な面内でケーブル保持部
12Aよりも外側に張り出したストッパ板12Bを備え
たフレーム12と、フレーム12を収納可能な内法寸法
とされ長手方向両端部の外側面にネジ部14Aを有する
保護管14と、収納された光ケーブル50におけるフレ
ーム12より外側部分の外被を把持するブッシュ16
と、ネジ部14Aに螺合するネジ部が内面に形成された
貫通孔を有し当該内面のネジ部をネジ部14Aにネジ留
めすることでブッシュ16をストッパ板12Bに押圧す
る袋ナット18とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバ心線を
集合した光ケーブルの分岐・接続部に使用される光ケー
ブル接続管に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】光通信
網の発展とともに多数の加入者宅への光ファイバの導入
の検討が進められている。架空に敷設された光ケーブル
を少数心の分岐光ケーブルと接続する際、光ケーブル接
続箱が用いられている。
【0003】この光ケーブル接続箱としては、特開平8
−286085号公報に、多心ケーブルから複数のドロ
ップケーブルを引き落とし中間分岐接続を行うため、箱
筐体を半割り構造にして作業性を改善したものが開示さ
れている。
【0004】ところが、かかる光ケーブル接続箱は多心
ケーブル用であるため、筐体が大きく、作業性向上を重
視したため構造が複雑であるという問題がある。
【0005】このような問題点を解消するには、接続箱
でなく管状の筐体を採用することが考えられる。実際
に、ヨーロッパ出願の公開公報の第0505104A1号には、
コネクタ付きドロップケーブルのコネクタ部保護材とし
て管状の筐体を採用したものが開示されている。
【0006】しかしながら、ここで開示されているもの
は、コネクタ付きドロップケーブルのコネクタ部保護用
に設計されているため、光ケーブルの接続部の固定用と
しては使用できない。また、この開示技術では、保護管
の端部でケーブル外被の把持及びケーブルの防水を行っ
ているため、外被把持構造及びケーブルシール部が複雑
になるという問題がある。
【0007】また、光ケーブルの接続部(即ち、光ファ
イバの接続部)や光ケーブルの分岐部は、通常光ケーブ
ルそのものと比較して強度が弱いので、張力から保護す
る必要があるが、これらの従来技術ではその防止効果が
得られなかった。
【0008】本発明は、上記課題を解決するために成さ
れたものであり、外被把持及びシールの構造を簡易化し
つつ必要な部品点数を削減してサイズの小型化を図るこ
とができるケーブル接続管を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る光ケーブル接続管は、光ケーブルの分
岐・接続部に使用される光ケーブル接続管において、前
記光ケーブルの分岐部又は接続部を収納するための単一
の収納溝が長手方向に沿って形成された棒状の収納部
材、及び前記収納部材の両端部に設けられ、前記収納溝
の端部に相当する溝が形成され前記長手方向に垂直な面
内で前記収納部材よりも外側に張り出したストッパ板、
を備えたフレームと、前記フレームを収納可能な内法寸
法とされ、長手方向両端部の外側面に第1のネジ部を有
する保護管と、前記収納溝に収納された光ケーブルにお
ける前記フレームより外側部分の外被を把持する把持部
材と、前記第1のネジ部に螺合する第2のネジ部が内面
に形成された貫通孔を有し、当該第2のネジ部を前記第
1のネジ部にネジ留めすることで前記把持部材を前記ス
トッパ板に押圧する押圧機能を有する締結部材と、を備
えたことを特徴とする。
【0010】このような光ケーブル接続管によれば、フ
レームの長手方向に沿って形成された収納溝に、光ケー
ブル、当該光ケーブルに収容された光ファイバ心線、及
び当該光ファイバ心線の接続部ないし分岐部を収納する
ことができる。このとき当該接続部をフレームの中央部
に収納し、光ファイバ心線、光ケーブルをフレーム端部
側へ向けて順に収納できる。フレーム両端部に収納され
た光ケーブルについては、フレーム端部に設けられたス
トッパ板の溝に嵌め込まれ、さらにその外側まで張り出
すこととなる。
【0011】このような状態のフレーム及び光ケーブル
に保護管を挿通し、当該保護管の外側に位置するケーブ
ル部分に把持部材を嵌め込む。そして、両端から締結部
材の貫通孔で覆い、貫通孔の内面に形成された第2のネ
ジ部を保護管の長手方向両端部の第1のネジ部にネジ留
めすることで把持部材をストッパ板に押圧する。これに
より、把持部材が嵌め込まれた光ケーブルは、把持部材
を介して長手方向内側への押圧力を受けることとなり、
光ケーブルの外被を確実に把持することができる。
【0012】このような光ケーブル接続管によれば、上
記のように光ケーブルの外被を把持するとともに、フレ
ーム両端部のストッパ板により接続部のシール性を向上
させることができケーブルの防水を図ることができる。
また、フレームの収納溝に、光ファイバ心線、及び当該
光ファイバ心線の接続部又は分岐部を直線の状態で収納
することができるので、光ケーブル接続管自体のサイ
ズ、特に直径を小さくすることができる。
【0013】即ち、本発明では、フレームに、ケーブル
外被の把持及びシール機能、並びに光ファイバ心線及び
当該光ファイバ心線の接続部又は分岐部の収納機能を持
たせたので、ケーブル接続管として外被把持及びシール
の構造を簡易化しつつ、部品点数を削減してサイズの小
型化を図ることができる。
【0014】なお、フレームの単一の収納溝への光ケー
ブルの収納については、さまざまな態様を採用すること
ができる。即ち、収納溝を、深さ寸法を大きくして形成
することで、単心数の光ケーブルを深さ方向に複数本数
収納したり、複数心数の光ケーブルを縦にして収納して
もよい。また、収納溝を、幅寸法を大きくして形成する
ことで、単心数の光ケーブルを幅方向に複数本数収納し
たり、複数心数の平型の光ケーブルを縦に積んで収納し
てもよい。
【0015】また、光ケーブル接続管の一方の端から単
心数の光ケーブルを複数本数導入し、他方の端から複数
心数の光ケーブルを導入し、収納溝の中央部で光ファイ
バ心線毎に接続する構成を採用することもできる。
【0016】なお、上記の把持部材は、側面にスリット
が形成された構成とすることが望ましい。このように、
側面にスリットがある把持部材とすることで、当該把持
部材を、保護管の外側に位置するケーブル部分に嵌め込
み易くなる。また、当該把持部材が嵌め込まれた光ケー
ブルは、把持部材を介して長手方向内側への押圧力を受
けることとなり、光ケーブルの外被をより確実に把持す
ることができる。また、光ケーブルにかかる張力を係止
し光ファイバの接続部又は分岐部にかかる張力を防止す
ることも可能となる。
【0017】ところで、上記の光ケーブル接続管は屋外
・屋内の両方で使用可能であるが、主に屋内で使用され
る光ケーブル接続管については、以下のように構成する
ことができる。
【0018】即ち、当該光ケーブル接続管は、光ケーブ
ルの分岐・接続部に使用される光ケーブル接続管におい
て、前記光ケーブルの分岐部又は接続部を収納するため
の単一の収納溝が長手方向に沿って形成された棒状の収
納部材、及び前記収納部材の両端部に設けられ、前記収
納溝の端部に相当する溝が形成され前記長手方向に垂直
な面内で前記収納部材よりも外側に張り出したストッパ
板、を備えたフレームと、前記ストッパ板の間に配置さ
れ前記フレームを被うための長尺状のカバーと、を備
え、前記ストッパ板の溝と前記カバーの内面とにより、
光ケーブルを挟持する構成とされたことを特徴とする。
【0019】この構成では、前述と同様のフレームを備
えているので、前述と同様に、フレームの長手方向に沿
って形成された収納溝に、光ケーブル、当該光ケーブル
に収容された光ファイバ心線、及び当該光ファイバ心線
の接続部又は分岐部を収納することができる。このとき
当該接続部をフレームの中央部に収納し、光ファイバ心
線、光ケーブルをフレーム端部側へ向けて順に収納でき
る。フレーム両端部に収納された光ケーブルについて
は、フレーム端部に設けられたストッパ板の溝に嵌め込
まれ、さらにその外側まで張り出すこととなる。
【0020】このような状態のフレーム及び光ケーブル
に対し、長尺状のカバーをストッパ板の間に装着する。
これにより、防塵機能及び表面保護機能を果たすことが
でき、屋内用のケーブル接続管として使用することがで
きる。また、カバーの装着状態では、ストッパ板の溝と
カバーの内面とにより光ケーブルが挟持されるので、光
ケーブルの把持位置がずれたり光ケーブルが飛び出した
りといった不具合を未然に防止することができる。
【0021】なお、上記カバーの側面に長手方向に沿っ
てスリットを形成すれば、当該カバーの装着時にそのス
リットを一時的に開くことで、その装着が容易となる。
【0022】ところで、光ケーブル接続管に設けたフレ
ームにおいて、収納溝の両端部近傍における側面に、光
ケーブルの外被を把持する突起又はリブが溝深さ方向に
沿って形成された構成とすることが望ましい。
【0023】この場合、フレームの収納溝に光ケーブル
を収納する場合、収納溝の両端部近傍に収納されるケー
ブル部分の外被が、溝側面の突起又はリブに当接し、物
理的な係止のみで確実に把持されることとなる。このよ
うにすることで光ケーブルにかかる張力が直接光ファイ
バの接続部にかかることを防止することができる。
【0024】また、上記の突起又はリブによる光ケーブ
ルの外被の把持は、接着剤を使用せず、物理的な係止の
みで行われるため、収納溝へ光ケーブルを収納しなおす
ことで、長手方向に沿った光ケーブルの外被の把持位置
を自在に調整することができる。このため、かかる外被
の把持位置を調整することで、光ファイバ心線の心線余
長が調整される。ここで心線余長を持たせないようにす
ることで、光ファイバ心線を直線的に収納することがで
きる。
【0025】これにより、従来の光ケーブル接続箱で
は、光ファイバ心線をループ取りし心線余長を収納して
いたところ、本発明では光ファイバ心線をループ取りし
心線余長を収納する必要がなく当該収納スペースを不要
とし、光ケーブル接続管のさらなるサイズ縮小を図るこ
とができる。これに伴い、例えば、ドロップケーブルを
延長接続したい時に、光ケーブル接続管の設置場所を問
わず、当該延長接続が可能となる点で、実用性に非常に
優れている。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る光ケーブル接
続管の実施の形態について説明する。なお、本発明に係
る光ケーブル接続管としては、屋外でも使用可能な汎用
性の有るケーブル接続管と、屋内用のケーブル接続管の
2種類が有るが、前者は第1実施形態として、後者は第
2実施形態として説明する。
【0027】[第1実施形態]図1には、第1実施形態
に係る光ケーブル接続管10の分解斜視図を示し、図2
には、光ケーブル接続管10に関し左半分のみ中心軸断
面を表す部分断面図を示す。
【0028】このうち図1に示すように光ケーブル接続
管10は、光ケーブル50を把持するフレーム12と、
フレーム12を収納可能な内法寸法とされ両端部にネジ
部14Aを有する保護管14と、フレーム12により把
持された光ケーブル50の両端に配置されるブッシュ1
6と、ブッシュ16の外側から保護管14の両端部にネ
ジ留めされる袋ナット18とを含んで構成される。
【0029】図1、図3、図4に示すように、フレーム
12は、略矩形状の断面とされたケーブル収納用の収納
溝12C、12Dが長手方向に沿って直線状に形成され
たケーブル保持部12Aと、ケーブル保持部12Aの両
端に配置されケーブル保持部12Aよりも径方向外側に
張り出したストッパ板12Bとを備えている。このうち
ケーブル保持部12Aにおいては、端部に設けられた収
納溝12Dよりも、中央部に設けられた収納溝12Cの
方が幅広とされており、図1に示すように収納溝12C
の中央には接続部20が配置される。一方の収納溝12
Dには、その側面に、光ケーブル50の外被を把持する
リブ12Eが溝深さ方向に沿って複数列形成されてい
る。また、ストッパ板12Bには、収納溝12Dと連通
するように溝12Fが形成されている。
【0030】図5(a)、(b)に示すように、ブッシ
ュ16には、角に丸みを付けた略長方形断面の貫通孔1
6Aが中心軸Aに沿って形成され、貫通孔16Aの長辺
方向に沿って1本のスリット16Bが内周面から外周面
にわたって形成されている。ブッシュ16は弾性を有す
る。このブッシュ16は、組み立て状態では、図2
(a)、(b)に示すように、ストッパ板12Bの外側
面に当接し、上記の収納溝12C、12Dに収納された
光ケーブル50の外被を貫通孔16Aによって把持す
る。ブッシュ16は弾性体であればよく、ゴムや弾性プ
ラスチックであってもよい。
【0031】袋ナット18は、保護管14のネジ部14
Aに螺合するネジ部が内面に形成された貫通孔を有し、
当該ネジ部をネジ部14Aにネジ留めすることで、ブッ
シュ16をストッパ板12Bに押圧する機能を有する。
【0032】なお、光ケーブル接続管10の組み立て時
の長さ寸法(図2(a)の寸法L1)は、200〜30
0mm程度で、フレーム12の長さ寸法(図3(a)の
寸法L2)は、168〜268mm程度とされている。
【0033】以上のような構成の光ケーブル接続管10
では、以下のような光ケーブルの接続部を収納すること
ができる。即ち、対象となる光ケーブルは、図1、図6
に示すドロップケーブル50と、図12に示す光コード
とに大別される。
【0034】図1、図6に示すようにドロップケーブル
50は、その断面が、長辺の中央付近に切り欠きを有す
る略長方形とされ、光ケーブル心線を収納する心線収納
部50Aが中心部に、テンションメンバを収納するテン
ションメンバ収納部50Bが心線収納部50Aを挟んで
長辺方向両側に、それぞれ形成されている。なお、テン
ションメンバとしては、鋼線や繊維強化プラスチック
(FRP)等が用いられ、外被50Cにはプラスチック
素材(ポリエチレン(PE)、ポリ塩化ビニール(PV
C)等)が用いられる。
【0035】一方、対象の光コードとしては、例えば、
図12(a)に示す単心の光ファイバ心線52Aを収納
する単心コード52が挙げられる。この単心コード52
は、光ファイバ心線52Aを抗張力繊維52Cで被い、
この抗張力繊維52Cをさらに外被(例えば、ポリ塩化
ビニール(PVC)シース)52Bで被った構成となっ
ている。他にも、単心コード52を2本並置・一体化し
た構成の2心コード58(図12(b))や、図12
(c)に示すように光ファイバ心線を2本並置して構成
した2心テープ心線60Aを抗張力繊維60Cで被い、
抗張力繊維60Cを外被60Bで被った構成の2心テー
プコード60が挙げられる。
【0036】以下、本実施形態の光ファイバ接続管10
の接続・収納構造を、ドロップケーブル50を収納する
場合について説明する。
【0037】図1に示すように、光ケーブル接続管10
によれば、フレーム12の収納溝12C、12D、12
Fに、ドロップケーブル50、当該ドロップケーブル5
0に収容された光ファイバ心線50A、及び当該光ファ
イバ心線50Aの接続部20を収納することができる。
このとき接続部20をフレーム12の中央部に収納し、
光ファイバ心線50A、ドロップケーブル50をフレー
ム端部側へ向けて順に収納する。フレーム端部において
ドロップケーブル50はストッパ板12Bの溝12Fに
嵌め込まれ、さらにその外側まで張り出すこととなる。
【0038】このとき収納溝12Dにおいては、図6に
示すようにドロップケーブル50を矢印F方向に挿入す
るが、収納溝12Dの側面にはリブ12Eが溝深さ方向
に沿って形成されているので、挿入されるドロップケー
ブル50の外被がリブ12Eに当接し、ドロップケーブ
ル50は物理的な係止のみで確実に把持されることとな
る。
【0039】このような係止状態のフレーム12及びド
ロップケーブル50に保護管14を挿通し、当該保護管
14の外側に張り出したドロップケーブル端部にブッシ
ュ16を嵌め込む。このときブッシュ16の側面にはス
リット16Bが形成されているので、上記嵌め込みが容
易となっている。
【0040】上記のブッシュ16を保護管14の端部近
傍にてストッパ板12Bに当接させた状態で、両端から
袋ナット18で覆い、袋ナット18の貫通孔表面に形成
されたネジ部を保護管14のネジ部14Aにネジ留めす
ることで、ブッシュ16をストッパ板12Bに押圧す
る。これにより、ブッシュ16が嵌め込まれたドロップ
ケーブル50は、ブッシュ16を介して長手方向に沿っ
た中央側への押圧力を受けることとなり、ドロップケー
ブル50の外被を確実に把持することができる。
【0041】このような光ケーブル接続管10によれ
ば、上記のようにドロップケーブル50の外被を把持す
るとともに、フレーム12両端部のストッパ板12Bに
より接続部20のシール性を向上させることができ防水
を図ることができる。また、フレーム12の収納溝12
C、12D、12Fに、光ファイバ心線50A、及び当
該光ファイバ心線50Aの接続部20を直線状とした状
態で収納することができるので、光ケーブル接続管10
のサイズを小さくすることができる。即ち、フレーム1
2に、光ケーブル外被の把持及びシール機能、並びに光
ファイバ心線50A及びその接続部20の収納機能を持
たせたので、外被把持及びシールの構造を簡易化しつ
つ、必要な部品点数を削減して光ケーブル接続管の小型
化を図ることができる。
【0042】また、リブ12Eによるケーブル外被の把
持は、接着剤を使用せず、物理的な係止のみで行われる
ため、収納溝12C、12Dへドロップケーブル50を
収納しなおすことで、長手方向に沿ったケーブル外被の
把持位置を自在に調整することができる。このため、光
ファイバ心線50Aの心線余長が調整可能となる。ここ
で心線余長を持たせないようにすることで、光ファイバ
心線を直線的に収納することができる。
【0043】これにより、従来のように光ファイバ心線
をループ取りし心線余長を収納していたところ、本実施
形態では光ファイバ心線をループ取りし心線余長を収納
する必要がなく当該収納スペースを不要とし、光ケーブ
ル接続管のさらなるサイズ縮小を図ることができる。こ
れに伴い、例えば、ドロップケーブルを延長接続したい
時に、光ケーブル接続管の設置場所を問わず、当該延長
接続が可能となる点で、実用性に非常に優れている。
【0044】なお、上記では、光ケーブルのうちドロッ
プケーブル50の収納・接続を説明したが、もちろん、
光コードの収納・接続にも使用できる。但し、光コード
の場合は、以下のような態様で収納・接続することがで
きる。即ち、図7に示すように、光コード52から光フ
ァイバ心線52Aを口出しする部分に、太い径のかしめ
部54を形成して、このかしめ部54をフレーム12の
溝12Gの側面に設けたリブ12Hでかしめることで光
コード52を把持し、その外側部分を溝12Iに収納す
る構成を採用してもよい。
【0045】図8に示すように、かしめ部54は、光コ
ード52から口出しした光ファイバ心線52Aを金属製
(例えばステンレス製)で硬い内部リング54Bに挿通
し抗張力繊維52Cを外被52Bの内側から外側へ折り
返した後、金属製(例えばステンレス製)で硬い外部リ
ング54Aで外側から被うことにより、中心から順に光
ファイバ心線52A、内部リング54B、抗張力繊維5
2C、外被52B、抗張力繊維52C、外部リング54
Aが配置されるよう形成する。これにより光コード52
を図7の矢印F方向に挿入すると、太い径とされたかし
め部54がリブ12Hでかしめられ、光コード52が確
実に把持される。このとき、光コード52の外側部分は
溝12Iに収納される。
【0046】ところで、本実施形態の光ケーブル接続管
は単一の収納溝を備えているが、かかる単一の収納溝へ
の光ケーブルの収納については、さまざまな態様を採用
することができる。即ち、収納溝を、深さ寸法を大きく
して形成することで、単心数の光ケーブルを深さ方向に
複数本数収納したり、複数心数の光ケーブルを縦にして
収納してもよい。例えば、図9(a)のように2心テー
プコードC1、C2を縦にして、テープコードC1から
口出しされた光ファイバ心線21、22を、テープコー
ドC2から口出しされた光ファイバ心線23、24にそ
れぞれ接続部20A、20Bにて接続し、これら接続部
20A、20Bを接続部20で一括収納する態様を採用
することができる。もちろん、収納溝を、幅寸法を大き
くして形成することで、単心数の光ケーブルを幅方向に
複数本数収納したり、複数心数の光ケーブルを横にして
収納してもよい。さらに、寸法の制約が無ければ、収納
溝を複数本具備してもよい。
【0047】また、光ケーブル接続管の一方の端から単
心数の光ケーブルを複数本数導入し、他方の端から複数
心数の光ケーブルを導入し、収納溝の中央部で光ファイ
バ心線毎に接続し分岐部とする構成を採用することもで
きる。例えば、図9(b)のように、一端から導入され
た2心テープコードC2からの光ファイバ心線21を、
他端から導入された単心コードC3からの光ファイバ心
線23に接続部20Aにて接続するとともに、一端から
導入された2心テープコードC2からの光ファイバ心線
22を、他端から導入された単心コードC4からの光フ
ァイバ心線24に接続部20Bにて接続し、これら接続
部20A、20Bを接続部20で一括収納する態様を採
用することができる。
【0048】[第2実施形態]次に、第2実施形態とし
て、屋内用ケーブル接続管を説明する。
【0049】図10に示すように、屋内用ケーブル接続
管10Sは、第1実施形態と同様の構成のフレーム12
と、2つのストッパ板12Bの間に配置されフレーム1
2を被うための長尺状のカバー30とを備えている。こ
のカバー30には、図11に示すように、左右の下端に
丸みを持つ略長方形断面の貫通孔30Aが長手方向に沿
って形成され、貫通孔16Aの左右対称軸に沿って下端
へ向けて1本のスリット30Bが内周面から外周面にわ
たって形成されている。
【0050】この屋内用ケーブル接続管10Sで特徴的
なことは、図10に示すストッパ板12Bの溝12Fと
カバー30の貫通孔の内面30Cとによって、光ケーブ
ル50を挟持する構成とされたことである。
【0051】このような屋内用ケーブル接続管10Sで
は、第1実施形態と同様のフレーム12を備えているの
で、フレーム12の長手方向に沿って直線状に形成され
た収納溝12C、12D、12Fに、光ケーブル50、
当該光ケーブル50に収容された光ファイバ心線50
A、及び当該光ファイバ心線50Aの接続部20を収納
することができる。このとき当該接続部20をフレーム
12の中央部に収納し、光ファイバ心線50A、光ケー
ブル50を順にフレーム端部側へ向けて収納する。フレ
ーム両端部に収納された光ケーブル50については、フ
レーム端部に設けられたストッパ板12Bの溝12Fに
嵌め込まれ、さらにその外側まで張り出すこととなる。
【0052】このような状態のフレーム12及び光ケー
ブル50に対し、カバー30を、そのスリット30Bを
一時的に開く等して2つのストッパ板12Bの間に装着
することができる。これにより、屋内用ケーブル接続管
10Sに必要とされる防塵機能及び表面保護機能を果た
すことができる。
【0053】また、上記特徴点により、カバー30の装
着状態では、光ケーブル50がストッパ板12Bの溝1
2Fとカバー30の貫通孔内面とにより安定的に挟持さ
れるので、光ケーブル50の把持位置がずれたり光ケー
ブル50が飛び出したりといった不具合を未然に防止す
ることができる。また、フレーム12に形成された収納
溝12D、12Fが開口し光ケーブル50が外れないよ
うにカバー30が抑え込む作用を有している。さらに、
このカバー30の上からステープル等で壁面に固定する
こともできる。
【0054】なお、上記第2実施形態でも、光ケーブル
50の把持は、接着剤を使用せず、物理的な係止のみで
行われるため、フレーム12の収納溝12D、12Fへ
光ケーブル50を収納しなおすことで、長手方向に沿っ
た光ケーブル50の外被の把持位置を自在に調整するこ
とができる。このため、かかる外被の把持位置を調整す
ることで、光ファイバ心線50Aの心線余長を自在に調
整でき、心線余長を持たせないようにすることで光ファ
イバ心線50Aを直線的に収納することができる。これ
により、第1実施形態と同様、光ファイバ心線50Aを
ループ取りし心線余長を収納する必要がなく当該収納ス
ペースを不要とし、光ケーブル接続管のさらなるサイズ
縮小を図ることができる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
フレームに、ケーブル外被の把持及びシール機能、並び
に光ファイバ心線及び当該光ファイバ心線の接続部又は
分岐部の収納機能を持たせたので、ケーブル接続管とし
て外被把持及びシールの構造を簡易化しつつ、部品点数
を削減してサイズの小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る光ケーブル接続管の分解斜
視図である。
【図2】光ケーブル接続管において左半分のみ中心軸断
面を表す部分断面図であり、(a)は正面図、(b)は
平面図である。
【図3】(a)はフレームの平面図、(b)はフレーム
の正面図である。
【図4】フレームの端部についての拡大図であり、
(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は左側面図で
ある。
【図5】ブッシュの構成図であり、(a)は(b)のV
−V線断面図、(b)は右側面図である。
【図6】収納溝12Dへのドロップケーブルの取り付け
構造を示す図である。
【図7】溝12Gへの光コードの取り付け構造を示す図
である。
【図8】かしめ部の構成例を説明するための断面図であ
る。
【図9】(a)は2心テープコード同士の接続態様を示
す図であり、(b)は2心テープコードと単心コード2
本とを接続する接続態様を示す図である。
【図10】第2実施形態に係る光ケーブル接続管の分解
斜視図である。
【図11】(a)はカバーの平面図、(b)はカバーの
正面図、(c)はカバーの左側面図である。
【図12】(a)は単心コードの構造を説明するための
図、(b)は2心コードの構造を説明するための図、
(c)は2心テープコードの構造を説明するための図で
ある。
【符号の説明】 10、10S…光ケーブル接続管、12…フレーム、1
2A…ケーブル保持部、12B…ストッパ板、12C、
12D…収納溝、12E…リブ、12F…溝、14…保
護管、14A…ネジ部、16…ブッシュ、16A…貫通
孔、16B…スリット、18…袋ナット、20…接続
部、30…カバー、30A…貫通孔、30B…スリッ
ト、50…光ケーブル、52…単心コード、58…2心
コード、60…2心テープコード

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ケーブルの分岐・接続部に使用される
    光ケーブル接続管において、 前記光ケーブルの分岐部又は接続部を収納するための単
    一の収納溝が長手方向に沿って形成された棒状の収納部
    材、及び前記収納部材の両端部に設けられ、前記収納溝
    の端部に相当する溝が形成され前記長手方向に垂直な面
    内で前記収納部材よりも外側に張り出したストッパ板、
    を備えたフレームと、 前記フレームを収納可能な内法寸法とされ、長手方向両
    端部の外側面に第1のネジ部を有する保護管と、 前記収納溝に収納された光ケーブルにおける前記フレー
    ムより外側部分の外被を把持する把持部材と、 前記第1のネジ部に螺合する第2のネジ部が内面に形成
    された貫通孔を有し、当該第2のネジ部を前記第1のネ
    ジ部にネジ留めすることで前記把持部材を前記ストッパ
    板に押圧する押圧機能を有する締結部材と、 を備えた光ケーブル接続管。
  2. 【請求項2】 前記把持部材は、側面にスリットが形成
    されたことを特徴とする請求項1記載の光ケーブル接続
    管。
  3. 【請求項3】 光ケーブルの分岐・接続部に使用される
    光ケーブル接続管において、 前記光ケーブルの分岐部又は接続部を収納するための単
    一の収納溝が長手方向に沿って形成された棒状の収納部
    材、及び前記収納部材の両端部に設けられ、前記収納溝
    の端部に相当する溝が形成され前記長手方向に垂直な面
    内で前記収納部材よりも外側に張り出したストッパ板、
    を備えたフレームと、 前記ストッパ板の間に配置され前記フレームを被うため
    の長尺状のカバーと、 を備え、 前記ストッパ板の溝と前記カバーの内面とにより、光ケ
    ーブルを挟持する構成とされたことを特徴とする光ケー
    ブル接続管。
  4. 【請求項4】 前記収納溝の両端部近傍における側面
    に、光ケーブルの外被を把持する突起又はリブが溝深さ
    方向に沿って形成されたことを特徴とする請求項1〜3
    の何れか1項に記載の光ケーブル接続管。
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