JPH09311069A - 光学素子における回路基板の保持構造 - Google Patents

光学素子における回路基板の保持構造

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JPH09311069A
JPH09311069A JP15152096A JP15152096A JPH09311069A JP H09311069 A JPH09311069 A JP H09311069A JP 15152096 A JP15152096 A JP 15152096A JP 15152096 A JP15152096 A JP 15152096A JP H09311069 A JPH09311069 A JP H09311069A
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JP
Japan
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circuit board
lead pins
optical element
lead
stem
Prior art date
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Pending
Application number
JP15152096A
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English (en)
Inventor
Kazutaka Okamoto
一隆 岡本
Takaaki Yada
隆章 矢田
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Horiba Ltd
Original Assignee
Horiba Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路基板の上下両面における部品実装の自由
度が高く、しかも、組立が容易に行える光学素子におけ
る回路基板の保持構造を提供すること。 【解決手段】 ケース1内に回路基板5を少なくとも3
本のリードピン10,11によってステム4に対して所
定の間隔をあけた状態で保持するように構成した光学素
子において、前記リードピン10,11のうちの一部1
0はその上端部10aが前記回路基板5に形成された貫
通孔13に挿入され、他のリードピン11はその上端面
11aが回路基板5の下面に当接するように構成してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、焦電型赤外線検
出器やサーモパイル型赤外線検出器、フォトダイオード
やフォトトランジスタなど、ケース内に回路基板を少な
くとも3本のリードピンによってステムに対して所定の
間隔をあけた状態で保持するように構成した光学素子に
おける回路基板の保持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば焦電型赤外線検出器においては、
ケースの外部からケースに形成した赤外透過窓を通過し
た赤外線をケース内の焦電素子の受光部に確実に集光さ
せるため、焦電素子をケース内の所望の位置に設ける必
要があり、そのためには、焦電素子を上面に保持するた
めの回路基板をステム上面から所定の位置に保持する必
要がある。
【0003】このため、従来においては、例えば特開昭
64−47922号公報や実開平4−107863号公
報などに示されるように、回路基板をリードピンによっ
て、ステム上面から所定の高さ位置になるように保持し
ている。
【0004】図5は、前記実開平4−107863号公
報に開示されている焦電型赤外線検出器を示すもので、
この図5において、51は下方が開放した金属製のケー
スで、その上面には赤外線透過窓52が形成されてい
る。53はケース51の下部開口部を閉止するステムで
ある。そして、ケース51の内部には、ステム53を貫
通した複数のリードピン54によって回路基板55がス
テム53の上面に対して所定の間隔をもって設けられて
いる。
【0005】すなわち、リードピン54にはその上端部
近傍に突起部56が形成されており、回路基板55に設
けられた貫通孔57をリードピン54の上端部が挿通
し、突起部56が回路基板55の下面側に当接して回路
基板55を所定の状態に保持している。58はリードピ
ン54の回路基板55上面側に突出した上端部59と回
路基板55の回路パターンとを接合するための導電性接
合材である。
【0006】そして、前記回路基板55の上面には適宜
の支持材60を介して焦電素子61が設けられており、
また、回路基板55の下面側にはFET62や抵抗体6
3が設けられている。
【0007】上述の赤外線検出器においては、リードピ
ン54の上端側に突起部56を形成し、この突起部56
によって回路基板55を、ステム53との間に所定の間
隔を有するように保持しているので、回路基板55の下
面側にFET62や抵抗体63など回路構成部品を実装
することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の赤外線検出器においては、次のような問題があっ
た。すなわち、上記リードピン54においては、特殊な
形状の突起部56を有しているが、このようなリードピ
ン54は、芯線を加工して突起部56を設けるため、加
工工数や加工コストが増大する。そして、突起部56が
回路基板55の下面側に位置するため、回路基板55の
下面側の部品実装のための有効面積が減少し、部品の配
置や、回路基板55に形成される回路パターンの構成が
制約されるといった問題がある。そして、この制約は、
リードピン54の数の増加に伴って一層厳しくなる。さ
らに、リードピン54の曲がりに起因してこれを回路基
板55の貫通孔57に挿入するミスも増加するといった
不都合もあり、生産性が低下するといった不都合があっ
た。
【0009】このような問題は、上記焦電型赤外線検出
器のみならず、サーモパイル型赤外線検出器においても
生じているところであり、さらに、フォトダイオードや
フォトトランジスタなどにおいても生じている。すなわ
ち、ケース内に回路基板を少なくとも3本のリードピン
によってステムに対して所定の間隔をあけた状態で保持
するように構成した光学素子において生じているところ
である。
【0010】この発明は、上述の事柄に留意してなされ
たもので、その目的は、回路基板の上下両面における部
品実装の自由度が高く、しかも、組立が容易に行える光
学素子における回路基板の保持構造を提供することであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明は、ケース内に回路基板を少なくとも3本
のリードピンによってステムに対して所定の間隔をあけ
た状態で保持するように構成した光学素子において、前
記リードピンのうちの一部はその上端部が前記回路基板
に形成された貫通孔に挿入され、他のリードピンはその
上端面が回路基板の下面に当接するように構成してい
る。
【0012】この発明の光学素子における回路基板の保
持構造においては、回路基板に対し、一部のリードピン
の上端部が回路基板に形成された貫通孔を挿通し、他の
リードピンの上端面が回路基板の下面に当接するように
して設けられているので、回路基板を挿通するリードピ
ンによって、回路基板の二次元方向の位置が規制され、
回路基板を当接保持するリードピンによって回路基板と
ステム上面との間隔が規制される。
【0013】そして、この発明においては、リードピン
に特殊な突起部を形成したりする必要がなく、したがっ
て、リードピンをより簡単な工程で製作できるととも
に、回路基板の上下両面における実装有効面積が増え、
部品の配置や、回路基板に形成される回路パターンの構
成が制約されるといったこともなくなる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好ましい実施例
を、図を参照しながら説明する。
【0015】図1は、この発明の第1実施例を示し、同
図(A)は、焦電型赤外線検出器の一例を概略的に示し
ており、同図(B)は回路基板に対するリードピンの配
置状態の一例を示す図である。
【0016】まず、図1(A)において、1は金属製の
ケースで、下方が開口しており、上面には所定形状の開
口2が開設され、この開口2を封止するように赤外線透
過材料よりなる赤外透過窓3が設けられている。4はケ
ース1の下部開口を閉止するステムである。
【0017】5はケース1内に設けられる回路基板で、
その上面には適宜の支持材6を介して焦電素子7が設け
られており、その下面側にはFET8や抵抗体9が実装
されている。
【0018】ここまでの構成は、従来の焦電型赤外線検
出器と変わるところはない。この発明が従来の焦電型赤
外線検出器と大きく異なる点は、前記回路基板5の保持
構造にある。
【0019】すなわち、図1において、10,11はス
テム4に設けられた貫通孔12を経てケース1内部に挿
入されるリードピンで、図1(B)に示すように、円周
を4等分するように同心円状に配置され、リードピン1
0とリードピン11は円周方向に見て交互に配置されて
いる。これらのリードピン10,11は互いに同径の細
長い円柱形状であり、リードピン10がリードピン11
に比較してやや長く形成されている。
【0020】そして、一方のリードピン10は、その上
端部10aを回路基板5に開設された二つの貫通孔13
(リードピン10よりもやや大径)にそれぞれ挿入し、
上端部10aが回路基板5の上面より突出しないように
設けられている。14はリードピン10の上端部10a
と貫通孔13との間の隙間を埋めるようにして設けら
れ、回路基板5の回路パターンとを接合するための例え
ばはんだなどの導電性接合材である。
【0021】また、他方のリードピン11は、その上端
面11aを回路基板5の下面に当接させている。15は
リードピン11の上端部と回路基板5の下面とを接着す
る適宜の接着剤、または、はんだなどの導電性接合材で
ある。そして、16は貫通孔12とリードピン10,1
1との間の隙間を埋めるようにして設けられる、ガラス
などからなる絶縁材である。
【0022】上述した構成よりなる焦電型赤外線検出器
においては、適宜の間隔をおいて一直線上に配置された
2本のリードピン10の上端部10aが回路基板5に形
成された貫通孔13を挿通しているので、回路基板5の
二次元方向、すなわち、図1(A)において矢印Xで示
す方向および紙面に垂直な方向Yにおける回路基板5の
位置が規制される。そして、前記リードピン10と直交
する方向において適宜の間隔をおいて一直線上に配置さ
れた2本のリードピン11の上端面11aが回路基板5
の下面に当接するようにして設けられているので、回路
基板5とステム4の上面17との間隔が規制される。つ
まり、このリードピン11によって図1(A)において
矢印Zで示す方向が規制される。
【0023】したがって、上記構成によれば、二組のリ
ードピン10,11によって回路基板5がそのX,Y,
Zの各方向における位置が規制され、所望の位置に焦電
素子7を保持できることになる。
【0024】また、リードピン10,11に特殊な突起
部を形成したりする必要がなく、シンプルな形状のもの
でよいから、リードピン10,11をより簡単な工程で
製作できる。そして、リードピンの全てを貫通孔に挿入
する必要がなく、リードピンの回路基板5の貫通孔13
への挿入が簡単になる。
【0025】さらに、回路基板5においては、その下面
における余分な突出部がなくなるため、小型化しても実
装有効面積が増えるとともに、上面においては貫通孔の
個数が減るので、上面を広く利用することができ、部品
の配置や回路基板に形成される回路パターンの構成が制
約されるといったこともなくなる。
【0026】以上のことが相まって焦電型赤外線検出器
の生産性が大幅に向上し、安価で高品質の焦電型赤外線
検出器を大量に生産することができる。
【0027】なお、上述の実施例では、回路基板5を4
本のリードピン10,11で保持するようにしていた
が、これに限られるものではなく、リードピンの本数が
3以上であってもよいことはいうまでもない。
【0028】この発明は、上述の実施例に限られるもの
でなく、種々に変形して実施することができる。
【0029】図2は、この発明の第2実施例を示すもの
で、この実施例においては、回路基板5のほかに、別の
回路基板18を、回路基板5とステム4の上面17との
間に設けている。すなわち、リードピン10,11に、
図5において示した突起部56と同様の突起部19を設
け、この突起部19によって別の基板18を所定の状態
に保持するのである。
【0030】図3は、この発明の第3実施例を示すもの
で、この実施例においては、別の回路基板18を、回路
基板5とステム4の上面17との間に設けるのに、リー
ドピン10,11とは別に専用のリードピン20を複数
本ケース1内に挿設し、これらのリードピン20を別の
回路基板18の下面に当接させるなどしてこれを保持す
るようにしている。
【0031】図4は、この発明の第3実施例を示すもの
で、 この実施例においては、別の回路基板18をステ
ム4の上面17に当接させるようにしている。
【0032】上記第2〜第4実施例のように構成した場
合、ケース1としては多少大きくなるものの、アンプや
他の回路素子を搭載することができ、複合化や集積化が
可能となる。
【0033】そして、この発明は、上記焦電型赤外線検
出器のみならず、サーモパイル型赤外線検出器や、フォ
トダイオードあるいはフォトトランジスタなどにも同様
に適用することができる。
【0034】
【発明の効果】この発明によれば、リードピンで保持さ
れる回路基板の上下両面における部品の実装の自由度が
大場に増大し、また、リードピンの数が増えても基板へ
の挿入が容易であり、生産性が向上するので、小型で性
能の優れた光学素子を大量に安価に生産することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示し、(A)は焦電型
赤外線検出器を示す縦断面図、(B)は回路基板に対す
るリードピンの配置状態の一例を示す平面図である。
【図2】この発明の第2実施例に係る焦電型赤外線検出
器を示す縦断面図である。
【図3】この発明の第3実施例に係る焦電型赤外線検出
器を示す縦断面図である。
【図4】この発明の第4実施例に係る焦電型赤外線検出
器を示す縦断面図である。
【図5】従来技術を説明するための図である。
【符号の説明】
1…ケース、4…ステム、5…回路基板、10…リード
ピン、10a…リードピン10の上端部、11…リード
ピン、11a…リードピン11の上端面、13…貫通
孔、17…ステムの上面、18…別の回路基板、19…
突起部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース内に回路基板を少なくとも3本の
    リードピンによってステムに対して所定の間隔をあけた
    状態で保持するように構成した光学素子において、前記
    リードピンのうちの一部はその上端部が前記回路基板に
    形成された貫通孔に挿入され、他のリードピンはその上
    端面が回路基板の下面に当接するように構成したことを
    特徴とする光学素子における回路基板の保持構造。
  2. 【請求項2】 リードピンの途中に突起部を設け、この
    突起部によって別の回路基板を保持するようにした請求
    項1に記載の光学素子における回路基板の保持構造。
  3. 【請求項3】 別の回路基板をステムの上面に載置した
    請求項1に記載の光学素子における回路基板の保持構
    造。
JP15152096A 1996-05-23 1996-05-23 光学素子における回路基板の保持構造 Pending JPH09311069A (ja)

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JP15152096A JPH09311069A (ja) 1996-05-23 1996-05-23 光学素子における回路基板の保持構造

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JP15152096A Pending JPH09311069A (ja) 1996-05-23 1996-05-23 光学素子における回路基板の保持構造

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JP (1) JPH09311069A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2019131642A1 (ja) * 2017-12-28 2020-11-19 株式会社村田製作所 光検出器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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