JPH0931097A - クラミジア・トラコマティス抗体の測定法 - Google Patents
クラミジア・トラコマティス抗体の測定法Info
- Publication number
- JPH0931097A JPH0931097A JP18712895A JP18712895A JPH0931097A JP H0931097 A JPH0931097 A JP H0931097A JP 18712895 A JP18712895 A JP 18712895A JP 18712895 A JP18712895 A JP 18712895A JP H0931097 A JPH0931097 A JP H0931097A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seq
- amino acid
- ala
- thr
- chlamydia trachomatis
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Peptides Or Proteins (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】クラミジア・トラコマティス抗体の測定法の提
供。 【構成】クラミジア・トラコマティスの主要外膜蛋白質
中の第IV可変領域の一次構造に由来するアミノ酸配列
を有するポリペプチドと抗クラミジア・トラコマティス
抗体を含む検体を混合し、該ポリペプチドとクラミジア
・トラコマティス抗体との免疫複合体を形成せしめ、該
免疫複合体を検出することからなる抗クラミジア・トラ
コマティス抗体の測定法及びそれに用いるクラミジア・
トラコマティス抗体と親和性を有するポリペプチド。
供。 【構成】クラミジア・トラコマティスの主要外膜蛋白質
中の第IV可変領域の一次構造に由来するアミノ酸配列
を有するポリペプチドと抗クラミジア・トラコマティス
抗体を含む検体を混合し、該ポリペプチドとクラミジア
・トラコマティス抗体との免疫複合体を形成せしめ、該
免疫複合体を検出することからなる抗クラミジア・トラ
コマティス抗体の測定法及びそれに用いるクラミジア・
トラコマティス抗体と親和性を有するポリペプチド。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はクラミジア抗体の測定法
に関し、さらに詳しくはクラミジア・トラコマティス主
要外膜蛋白質(MOMP)に対する抗体と高い親和性
(結合能)を有するポリペプチドを用いるクラミジア抗
体の測定に関するものである。
に関し、さらに詳しくはクラミジア・トラコマティス主
要外膜蛋白質(MOMP)に対する抗体と高い親和性
(結合能)を有するポリペプチドを用いるクラミジア抗
体の測定に関するものである。
【0002】
【従来の技術】クラミジア・トラコマティス(Chla
mydia trachomatis)はトラコーマ、
封入体結膜炎、非淋菌性尿道炎や性病性リンパ肉芽腫
(LGV)の起因微生物で、近年、性行為感染症(ST
D)の原因微生物の1つとして注目を集めている。
mydia trachomatis)はトラコーマ、
封入体結膜炎、非淋菌性尿道炎や性病性リンパ肉芽腫
(LGV)の起因微生物で、近年、性行為感染症(ST
D)の原因微生物の1つとして注目を集めている。
【0003】クラミジア・トラコマティス感染症の臨床
検査法には、擦過により採取した患者検体中のクラミジ
ア・トラコマティス菌体の検出を目的とする抗原検査法
やDNA検査法と、血清を検体とする抗体検査法があ
る。クラミジア・トラコマティス感染症の診断は患者材
料から抗原またはDNAを検出することがより直接で検
査の基本ではあるが、骨盤内感染症や小児新生児肺炎あ
るいは子宮内膜や卵管炎など抗原検査材料の採取が容易
でない場合もあり、血清中のクラミジア・トラコマティ
ス抗体の検出は重要な検査法となっている。
検査法には、擦過により採取した患者検体中のクラミジ
ア・トラコマティス菌体の検出を目的とする抗原検査法
やDNA検査法と、血清を検体とする抗体検査法があ
る。クラミジア・トラコマティス感染症の診断は患者材
料から抗原またはDNAを検出することがより直接で検
査の基本ではあるが、骨盤内感染症や小児新生児肺炎あ
るいは子宮内膜や卵管炎など抗原検査材料の採取が容易
でない場合もあり、血清中のクラミジア・トラコマティ
ス抗体の検出は重要な検査法となっている。
【0004】現在、最も信頼性の高い血清抗体検査法は
間接マイクロ免疫蛍光抗体法(マイクロ−IF法)であ
る。しかしながら標準的なマイクロ−IF法は15種類
のクラミジア・トラコマティス血清型の精製基本小体
(以下これを「EB」ということがある)を材料として
特異蛍光を観察するため、同定微生物の完全な形態また
は構造を必要とする。また、マイクロ−IF法は操作法
が複雑で熟練を要し、多検体の処理に適さないため、臨
床検査室では診断法としてはあまり採用されていない。
間接マイクロ免疫蛍光抗体法(マイクロ−IF法)であ
る。しかしながら標準的なマイクロ−IF法は15種類
のクラミジア・トラコマティス血清型の精製基本小体
(以下これを「EB」ということがある)を材料として
特異蛍光を観察するため、同定微生物の完全な形態また
は構造を必要とする。また、マイクロ−IF法は操作法
が複雑で熟練を要し、多検体の処理に適さないため、臨
床検査室では診断法としてはあまり採用されていない。
【0005】一方、近年開発された酵素免疫測定法(以
下これを「ELISA」ということがある)は簡便かつ
迅速に多検体の処理ができる利点を有している。このE
LISAを用いたクラミジア・トラコマティス抗体の測
定に関する報告がなされているが、そのほとんどがクラ
ミジア・トラコマティスL2株のEBをそのまま、また
は、SDS(ドデシル硫酸ナトリウム)処理してELI
SA用の抗原材料として用いる。そのため、クラミジア
属の共通抗原の存在によるクラミジア・ニューモニエ抗
体およびクラミジア・シッタシ抗体との交差反応を含む
非特異的反応があることが知られている。これはひとつ
にはクラミジア・トラコマティスの持つ複雑な抗原性に
起因している。すなわちクラミジア属(genus)特
異的抗原、クラミジア・トラコマティス種(speci
es)特異的抗原およびクラミジア・トラコマティスの
血清型(biobar)特異的抗原があると考えられて
いる。代表的なクラミジア属特異的抗原としてはリポポ
リサッカライドが知られている。
下これを「ELISA」ということがある)は簡便かつ
迅速に多検体の処理ができる利点を有している。このE
LISAを用いたクラミジア・トラコマティス抗体の測
定に関する報告がなされているが、そのほとんどがクラ
ミジア・トラコマティスL2株のEBをそのまま、また
は、SDS(ドデシル硫酸ナトリウム)処理してELI
SA用の抗原材料として用いる。そのため、クラミジア
属の共通抗原の存在によるクラミジア・ニューモニエ抗
体およびクラミジア・シッタシ抗体との交差反応を含む
非特異的反応があることが知られている。これはひとつ
にはクラミジア・トラコマティスの持つ複雑な抗原性に
起因している。すなわちクラミジア属(genus)特
異的抗原、クラミジア・トラコマティス種(speci
es)特異的抗原およびクラミジア・トラコマティスの
血清型(biobar)特異的抗原があると考えられて
いる。代表的なクラミジア属特異的抗原としてはリポポ
リサッカライドが知られている。
【0006】一方、代表的なクラミジア・トラコマティ
ス種特異的抗原、および血清型特異的抗原としては、ク
ラミジア・トラコマティス主要外膜蛋白質(Major
Outer Membrane Protein;以下
これを「MOMP」ということがある)が知られてお
り、これはクラミジア・トラコマティス外膜蛋白質の約
60%を占めるといわれている。このMOMPは血清型
共通領域と血清型に特異的な第I〜第IVの4つの可変
領域より構成されている(Infectionand
Immunity 57(4):p1040−1049
(1989))。しかしながらMOMPにも一部クラミ
ジア属特異的抗原の存在が知られており、MOMP以外
のクラミジア・トラコマティス外膜抗原は主に属特異的
抗原である。
ス種特異的抗原、および血清型特異的抗原としては、ク
ラミジア・トラコマティス主要外膜蛋白質(Major
Outer Membrane Protein;以下
これを「MOMP」ということがある)が知られてお
り、これはクラミジア・トラコマティス外膜蛋白質の約
60%を占めるといわれている。このMOMPは血清型
共通領域と血清型に特異的な第I〜第IVの4つの可変
領域より構成されている(Infectionand
Immunity 57(4):p1040−1049
(1989))。しかしながらMOMPにも一部クラミ
ジア属特異的抗原の存在が知られており、MOMP以外
のクラミジア・トラコマティス外膜抗原は主に属特異的
抗原である。
【0007】従って、従来のELISA法においては、
クラミジア属特異的抗原の存在による非特異的反応のた
めクラミジア・トラコマティス種に対する抗体のみを特
異的に測定することは出来なかった。
クラミジア属特異的抗原の存在による非特異的反応のた
めクラミジア・トラコマティス種に対する抗体のみを特
異的に測定することは出来なかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の主たる目的
は、上述のクラミジア・トラコマティスの複雑な抗原性
によりこれまで特異的に測定することが困難であったク
ラミジア・トラコマティス種特異的抗体の測定法の提供
にある。
は、上述のクラミジア・トラコマティスの複雑な抗原性
によりこれまで特異的に測定することが困難であったク
ラミジア・トラコマティス種特異的抗体の測定法の提供
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者等はクラミジア
・トラコマティス感染症の診断において有用なポリペプ
チドおよび該ポリペプチドを用いた診断法の開発を目的
として鋭意研究を重ねた結果、クラミジア・トラコマテ
ィス感染症患者検体と特異的に反応する抗原決定部位
(以下これを「エピトープ」ということがある)が主要
外膜蛋白質(MOMP)中の第IV可変領域に存在する
ことを見いだし、本発明を完成するに至った。すなわ
ち、本発明はクラミジア・トラコマティスの主要外膜蛋
白質中の第IV可変領域の一次構造に由来するアミノ酸
配列を有するポリペプチドと抗クラミジア・トラコマテ
ィス抗体を含む検体を混合し、該ポリペプチドとクラミ
ジア・トラコマティス抗体との免疫複合体を形成せし
め、該免疫複合体を検出することを特徴とする抗クラミ
ジア・トラコマティス抗体の測定法およびそれに用いる
クラミジア・トラコマティス抗体と親和性を有するポリ
ペプチドである。
・トラコマティス感染症の診断において有用なポリペプ
チドおよび該ポリペプチドを用いた診断法の開発を目的
として鋭意研究を重ねた結果、クラミジア・トラコマテ
ィス感染症患者検体と特異的に反応する抗原決定部位
(以下これを「エピトープ」ということがある)が主要
外膜蛋白質(MOMP)中の第IV可変領域に存在する
ことを見いだし、本発明を完成するに至った。すなわ
ち、本発明はクラミジア・トラコマティスの主要外膜蛋
白質中の第IV可変領域の一次構造に由来するアミノ酸
配列を有するポリペプチドと抗クラミジア・トラコマテ
ィス抗体を含む検体を混合し、該ポリペプチドとクラミ
ジア・トラコマティス抗体との免疫複合体を形成せし
め、該免疫複合体を検出することを特徴とする抗クラミ
ジア・トラコマティス抗体の測定法およびそれに用いる
クラミジア・トラコマティス抗体と親和性を有するポリ
ペプチドである。
【0010】以下、本発明についてさらに詳細に説明す
る。本発明のクラミジア・トラコマティス感染症患者の
血清中の抗クラミジア抗体に親和性(結合能)を有する
ポリペプチドのアミノ酸配列は、クラミジア・トラコマ
ティスの各血清型の主要外膜蛋白質(MOMP)の一次
構造(J.Bacteriol.,168:p1277
−1282(1986)、Infection and
Immunity,57(4):p1040−1049
(1989))を基に、例えば、血清型L2の全アミノ
酸配列および血清型特異的な可変領域を網羅するノナペ
プチド群を合成し、抗クラミジア・トラコマティス抗体
陽性の患者検体を用いクラミジア・トラコマティス主要
外膜蛋白質(MOMP)中のエピトープを解析し、その
知見を用いて決定することができる。本発明で用いるポ
リペプチドは上記で解析したエピトープ配列を少なくと
も含む配列の長さ(アミノ酸数)が9〜45、好ましく
は20〜45が適当である。
る。本発明のクラミジア・トラコマティス感染症患者の
血清中の抗クラミジア抗体に親和性(結合能)を有する
ポリペプチドのアミノ酸配列は、クラミジア・トラコマ
ティスの各血清型の主要外膜蛋白質(MOMP)の一次
構造(J.Bacteriol.,168:p1277
−1282(1986)、Infection and
Immunity,57(4):p1040−1049
(1989))を基に、例えば、血清型L2の全アミノ
酸配列および血清型特異的な可変領域を網羅するノナペ
プチド群を合成し、抗クラミジア・トラコマティス抗体
陽性の患者検体を用いクラミジア・トラコマティス主要
外膜蛋白質(MOMP)中のエピトープを解析し、その
知見を用いて決定することができる。本発明で用いるポ
リペプチドは上記で解析したエピトープ配列を少なくと
も含む配列の長さ(アミノ酸数)が9〜45、好ましく
は20〜45が適当である。
【0011】先ず、マルチピンペプチド合成装置(La
bsystems社製)を用い、ポリスチレンピン上に
N末より順次数アミノ酸残基、例えば2アミノ酸残基を
ずらしたノナペプチド群を同時に合成する。次に、これ
らのポリペプチドの中から、クラミジア・トラコマティ
ス感染症患者血清中のIgGが結合するペプチド配列を
西洋ワサビパーオキシダーゼ結合マウス抗ヒトIgGモ
ノクローナル抗体を二次抗体、オルトフェニレンジアミ
ンを発色基質とする免疫測定法により検索することによ
り、クラミジア・トラコマティス主要外膜蛋白質(MO
MP)中のエピトープを解析し、その知見に基づいてク
ラミジア・トラコマティス抗体に親和性を有するポリペ
プチドを合成し、それを用いてクラミジア・トラコマテ
ィス抗体を検出することができる。
bsystems社製)を用い、ポリスチレンピン上に
N末より順次数アミノ酸残基、例えば2アミノ酸残基を
ずらしたノナペプチド群を同時に合成する。次に、これ
らのポリペプチドの中から、クラミジア・トラコマティ
ス感染症患者血清中のIgGが結合するペプチド配列を
西洋ワサビパーオキシダーゼ結合マウス抗ヒトIgGモ
ノクローナル抗体を二次抗体、オルトフェニレンジアミ
ンを発色基質とする免疫測定法により検索することによ
り、クラミジア・トラコマティス主要外膜蛋白質(MO
MP)中のエピトープを解析し、その知見に基づいてク
ラミジア・トラコマティス抗体に親和性を有するポリペ
プチドを合成し、それを用いてクラミジア・トラコマテ
ィス抗体を検出することができる。
【0012】(1)エピトープ解析用ノナペプチド群 エピトープ解析用のペプチドのアミノ酸配列は、例え
ば、クラミジア・トラコマティスの血清型L2の主要外
膜蛋白質(MOMP)のアミノ酸一次構造(J.Bac
teriol.,168:p1277−1282(19
86))および各血清型に特異的な可変領域のアミノ酸
配列(Infection and Immunity,
57(4):p1040−1049(1989))を基
に決定することができる。例えば以下のようにクラミジ
ア・トラコマティスの血清型L2のMOMPのアミノ酸
配列(配列番号1)を網羅するオーバーラップしたノナ
ペプチド群と各血清型に特異的な可変領域のアミノ酸配
列(配列番号2)を網羅するノナペプチド群を組み合わ
せることによって各血清型のMOMPの全配列に相当す
る領域のエピトープ解析を行うことができる。
ば、クラミジア・トラコマティスの血清型L2の主要外
膜蛋白質(MOMP)のアミノ酸一次構造(J.Bac
teriol.,168:p1277−1282(19
86))および各血清型に特異的な可変領域のアミノ酸
配列(Infection and Immunity,
57(4):p1040−1049(1989))を基
に決定することができる。例えば以下のようにクラミジ
ア・トラコマティスの血清型L2のMOMPのアミノ酸
配列(配列番号1)を網羅するオーバーラップしたノナ
ペプチド群と各血清型に特異的な可変領域のアミノ酸配
列(配列番号2)を網羅するノナペプチド群を組み合わ
せることによって各血清型のMOMPの全配列に相当す
る領域のエピトープ解析を行うことができる。
【0013】 血清型L2のMOMPのアミノ酸配列
を網羅するノナペプチド群 例えば、配列番号1に示されるクラミジア・トラコマテ
ィス血清型L2のMOMPの一次構造配列中の22残基
のシグナルペプチド部分を除いたアミノ酸番号23から
始まる9アミノ酸残基で示されるペプチド配列をペプチ
ド番号1−1とし、アミノ酸番号25から始まる9アミ
ノ酸残基で示されるペプチド配列をペプチド番号1−2
とする。以下順次2残基毎にC端末側へ始点をシフトさ
せ、ペプチド番号1−182までペプチド番号1−Nは
配列番号1で示される配列中のアミノ酸番号(2N+2
1)から始まる9アミノ酸残基で示されるペプチド配列
のペプチドとする。上記ペプチド番号1−1〜ペプチド
番号1−182の182種類のノナペプチド群をマルチ
ピンペプチド合成装置(Labsystems社製)で
合成する。
を網羅するノナペプチド群 例えば、配列番号1に示されるクラミジア・トラコマテ
ィス血清型L2のMOMPの一次構造配列中の22残基
のシグナルペプチド部分を除いたアミノ酸番号23から
始まる9アミノ酸残基で示されるペプチド配列をペプチ
ド番号1−1とし、アミノ酸番号25から始まる9アミ
ノ酸残基で示されるペプチド配列をペプチド番号1−2
とする。以下順次2残基毎にC端末側へ始点をシフトさ
せ、ペプチド番号1−182までペプチド番号1−Nは
配列番号1で示される配列中のアミノ酸番号(2N+2
1)から始まる9アミノ酸残基で示されるペプチド配列
のペプチドとする。上記ペプチド番号1−1〜ペプチド
番号1−182の182種類のノナペプチド群をマルチ
ピンペプチド合成装置(Labsystems社製)で
合成する。
【0014】 各血清型特異的な可変領域のアミノ酸
配列を網羅するノナペプチド群 例えば、クラミジア・トラコマティスの15種の血清型
のうちB、D、E、G、F、C、H、I、JおよびK株
のMOMP中の可変領域の配列を直列に連結した配列番
号2で示されるアミノ酸配列において、アミノ酸番号1
から始まる9アミノ酸残基で示されるペプチド配列をペ
プチド番号2−1とし、アミノ酸番号3から始まる9ア
ミノ酸残基で示されるペプチド配列をペプチド番号2−
2とする。以下順次2残基毎にペプチド番号2−89ま
でペプチド番号2−Nはアミノ酸番号(2N−1)から
始まる9アミノ酸残基で示されるペプチド配列とする。
配列を網羅するノナペプチド群 例えば、クラミジア・トラコマティスの15種の血清型
のうちB、D、E、G、F、C、H、I、JおよびK株
のMOMP中の可変領域の配列を直列に連結した配列番
号2で示されるアミノ酸配列において、アミノ酸番号1
から始まる9アミノ酸残基で示されるペプチド配列をペ
プチド番号2−1とし、アミノ酸番号3から始まる9ア
ミノ酸残基で示されるペプチド配列をペプチド番号2−
2とする。以下順次2残基毎にペプチド番号2−89ま
でペプチド番号2−Nはアミノ酸番号(2N−1)から
始まる9アミノ酸残基で示されるペプチド配列とする。
【0015】同様にして、ペプチド番号2−90から2
−198までのペプチド番号2−Nはアミノ酸番号(2
N+6)から始まる9アミノ酸残基で示される配列、ペ
プチド番号2−199から2−252までのペプチド番
号2−Nはアミノ酸番号(2N+13)から始まる9ア
ミノ酸残基で示される配列、ペプチド番号2−253か
ら2−288までのペプチド番号2−Nはアミノ酸番号
(2N+20)から始まる9アミノ酸残基で示される配
列、ペプチド番号2−289から2−319までのペプ
チド番号2−Nはアミノ酸番号(2N+27)から始ま
る9アミノ酸残基で示される配列、ペプチド番号2−3
20から2−358までのペプチド番号2−Nはアミノ
酸番号(2N+34)から始まる9アミノ酸残基で示さ
れる配列とする。なお、各ペプチド番号と対応するクラ
ミジア・トラコマティスの血清型を表1に示す。
−198までのペプチド番号2−Nはアミノ酸番号(2
N+6)から始まる9アミノ酸残基で示される配列、ペ
プチド番号2−199から2−252までのペプチド番
号2−Nはアミノ酸番号(2N+13)から始まる9ア
ミノ酸残基で示される配列、ペプチド番号2−253か
ら2−288までのペプチド番号2−Nはアミノ酸番号
(2N+20)から始まる9アミノ酸残基で示される配
列、ペプチド番号2−289から2−319までのペプ
チド番号2−Nはアミノ酸番号(2N+27)から始ま
る9アミノ酸残基で示される配列、ペプチド番号2−3
20から2−358までのペプチド番号2−Nはアミノ
酸番号(2N+34)から始まる9アミノ酸残基で示さ
れる配列とする。なお、各ペプチド番号と対応するクラ
ミジア・トラコマティスの血清型を表1に示す。
【0016】
【表1】
【0017】
【表2】
【0018】上記ペプチド番号2−1〜ペプチド番号2
−358の358種類のノナペプチド群をマルチピンペ
プチド合成装置(Labsystems社製)で合成す
る。
−358の358種類のノナペプチド群をマルチピンペ
プチド合成装置(Labsystems社製)で合成す
る。
【0019】(2)エピトープ配列の決定 上記マルチピンペプチド合成装置でポリエチレンピン上
に合成されたノナペプチド群と適当に希釈したクラミジ
ア・トラコマティス感染患者検体を反応させ、免疫複合
体を形成させる。次に未反応の抗体を除くため、ピンを
洗浄した後に、西洋ワサビパーオキシダーゼ結合山羊抗
マウスIgG抗体等の酵素標識抗ヒトIgG動物血清を
加え、さらにノナペプチド/クラミジア・トラコマティ
ス抗体/西洋ワサビパーオキシダーゼ結合山羊抗マウス
IgG抗体の免疫複合体を形成させる。未反応西洋ワサ
ビパーオキシダーゼ結合山羊抗マウスIgG抗体を洗浄
して除去した後、ペルオキシダーゼ基質であるオルトフ
ェニレンジアミンと過酸化水素を含む溶液を加え、発色
反応を行い、吸光度を求める。これにより発色が確認さ
れた反応容器内に存在するノナペプチドは、クラミジア
・トラコマティス抗体と免疫複合体を形成したことを示
し、そのノナペプチドはエピトープの一部であることを
明らかにすることができる。
に合成されたノナペプチド群と適当に希釈したクラミジ
ア・トラコマティス感染患者検体を反応させ、免疫複合
体を形成させる。次に未反応の抗体を除くため、ピンを
洗浄した後に、西洋ワサビパーオキシダーゼ結合山羊抗
マウスIgG抗体等の酵素標識抗ヒトIgG動物血清を
加え、さらにノナペプチド/クラミジア・トラコマティ
ス抗体/西洋ワサビパーオキシダーゼ結合山羊抗マウス
IgG抗体の免疫複合体を形成させる。未反応西洋ワサ
ビパーオキシダーゼ結合山羊抗マウスIgG抗体を洗浄
して除去した後、ペルオキシダーゼ基質であるオルトフ
ェニレンジアミンと過酸化水素を含む溶液を加え、発色
反応を行い、吸光度を求める。これにより発色が確認さ
れた反応容器内に存在するノナペプチドは、クラミジア
・トラコマティス抗体と免疫複合体を形成したことを示
し、そのノナペプチドはエピトープの一部であることを
明らかにすることができる。
【0020】(3)エピトープの一部を含むポリペプチ
ドの合成 エピトープが決定された後、その一部を含むポリペプチ
ドは、例えば固相合成法により得ることができる。即
ち、該ポリペプチドを構成する保護アミノ酸を用意し、
担体樹脂上で自動ペプチド合成機(アプライドバイオシ
ステムズ社製、モデル430Aペプチドシンセサイザ
ー)で合成する。得られた保護ペプチド樹脂を無水フッ
化水素(HF)法で保護基を除去、酸処理で樹脂から該
ポリペプチドを脱離し、粗ポリペプチドを得る。得られ
た粗ポリペプチドは逆相クロマトグラフィゲル(HPL
C)で精製し、高純度ポリペプチドを得ることができ
る。
ドの合成 エピトープが決定された後、その一部を含むポリペプチ
ドは、例えば固相合成法により得ることができる。即
ち、該ポリペプチドを構成する保護アミノ酸を用意し、
担体樹脂上で自動ペプチド合成機(アプライドバイオシ
ステムズ社製、モデル430Aペプチドシンセサイザ
ー)で合成する。得られた保護ペプチド樹脂を無水フッ
化水素(HF)法で保護基を除去、酸処理で樹脂から該
ポリペプチドを脱離し、粗ポリペプチドを得る。得られ
た粗ポリペプチドは逆相クロマトグラフィゲル(HPL
C)で精製し、高純度ポリペプチドを得ることができ
る。
【0021】(4)クラミジア・トラコマティス抗体の
検出法 先ず、エピトープの一部を含む上記合成ポリペプチドを
適当な固相材料、例えばプラスティク、合成繊維または
無機材質等に固定化し、適当に希釈したクラミジア・ト
ラコマティス感染患者検体を反応させ、免疫複合体を形
成させる。次に、未反応の抗体を洗浄除去した後に、適
当な標識物質、例えば酵素、ラジオアイソトープ、化学
発光物質または蛍光物質等で標識化した抗ヒトIgG抗
体またはプロテインA等の標識化ヒトIgG結合性物質
を加え、該合成ペプチド/クラミジア・トラコマティス
抗体/標識化ヒトIgG結合性物質の免疫複合体を形成
させ、免疫複合体中の標識物質の存在及びその量を検出
することにより、検体中のクラミジア・トラコマティス
抗体を測定することができる。
検出法 先ず、エピトープの一部を含む上記合成ポリペプチドを
適当な固相材料、例えばプラスティク、合成繊維または
無機材質等に固定化し、適当に希釈したクラミジア・ト
ラコマティス感染患者検体を反応させ、免疫複合体を形
成させる。次に、未反応の抗体を洗浄除去した後に、適
当な標識物質、例えば酵素、ラジオアイソトープ、化学
発光物質または蛍光物質等で標識化した抗ヒトIgG抗
体またはプロテインA等の標識化ヒトIgG結合性物質
を加え、該合成ペプチド/クラミジア・トラコマティス
抗体/標識化ヒトIgG結合性物質の免疫複合体を形成
させ、免疫複合体中の標識物質の存在及びその量を検出
することにより、検体中のクラミジア・トラコマティス
抗体を測定することができる。
【0022】あるいは、該合成ポリペプチドを、酵素、
アイソトープ、化学発光物質、蛍光物質等で標識し、標
識化ポリペプチドを調製し、未標識ポリペプチド存在
下、検体中のクラミジア・トラコマティス抗体と抗原抗
体反応をさせる、いわゆる競合イムノアッセイ法でもク
ラミジア・トラコマティス抗体を測定することができ
る。標識物質の検出は、それ自体既知の通常用いられる
方法により容易に行うことができる。
アイソトープ、化学発光物質、蛍光物質等で標識し、標
識化ポリペプチドを調製し、未標識ポリペプチド存在
下、検体中のクラミジア・トラコマティス抗体と抗原抗
体反応をさせる、いわゆる競合イムノアッセイ法でもク
ラミジア・トラコマティス抗体を測定することができ
る。標識物質の検出は、それ自体既知の通常用いられる
方法により容易に行うことができる。
【0023】
【実施例】次に、実施例により本発明をさらに具体的に
説明する。しかしながら、下記の実施例は本発明につい
て具体的な認識を得る一助として挙げたものであり、こ
れによって本発明の範囲は何ら限定されるものではな
い。
説明する。しかしながら、下記の実施例は本発明につい
て具体的な認識を得る一助として挙げたものであり、こ
れによって本発明の範囲は何ら限定されるものではな
い。
【0024】実施例1 クラミジア・トラコマティスの
エピトープ解析 クラミジア・トラコマティスの各血清型の主要外膜蛋白
質(MOMP)の一次構造を基に、血清型L2の全アミ
ノ酸配列(配列番号1)および各血清型の血清型特異的
可変領域のアミノ酸配列(配列番号2)を網羅するノナ
ペプチド群を合成し、クラミジア・トラコマティス抗体
の存在が確認されている患者検体を用いてクラミジア・
トラコマティスのMOMP上のエピトープの解析を次の
とおり行った。
エピトープ解析 クラミジア・トラコマティスの各血清型の主要外膜蛋白
質(MOMP)の一次構造を基に、血清型L2の全アミ
ノ酸配列(配列番号1)および各血清型の血清型特異的
可変領域のアミノ酸配列(配列番号2)を網羅するノナ
ペプチド群を合成し、クラミジア・トラコマティス抗体
の存在が確認されている患者検体を用いてクラミジア・
トラコマティスのMOMP上のエピトープの解析を次の
とおり行った。
【0025】(1) ノナペプチドの合成 A)ノナペプチド合成 配列番号1および配列番号2に示すアミノ酸配列を網羅
する前記ペプチド番号1−1〜ペプチド番号1−182
およびペプチド番号2−1〜ペプチド番号2−358の
540種類のノナペプチド群をマルチピンペプチド合成
装置(Labsystems社製)を用い、9−フルオ
レニルメチルオキシカルボニル(Fmoc)−アミノ酸
誘導体をN,N’−ジシクロヘキシルカルボジミド(D
CC)で縮合することにより行った。詳細な合成手順を
次に示す。
する前記ペプチド番号1−1〜ペプチド番号1−182
およびペプチド番号2−1〜ペプチド番号2−358の
540種類のノナペプチド群をマルチピンペプチド合成
装置(Labsystems社製)を用い、9−フルオ
レニルメチルオキシカルボニル(Fmoc)−アミノ酸
誘導体をN,N’−ジシクロヘキシルカルボジミド(D
CC)で縮合することにより行った。詳細な合成手順を
次に示す。
【0026】1)クラミジア・トラコマティスのL2株
のMOMPの全アミノ酸配列(配列番号1)および血清
型特異的可変領域のアミノ酸配列(配列番号2)をもと
に合成プログラムを組み、9アミノ酸残基からなるペプ
チドフラグメントを2アミノ酸残基ずつずらして合計5
40種類のペプチドの合成を行った。 2)合成は96本のピンのついたマルチピンプレートと
96穴のマイクロプレートを各6枚用い1縮合反応当た
り(1サイクル)一晩かけて合成を行った。
のMOMPの全アミノ酸配列(配列番号1)および血清
型特異的可変領域のアミノ酸配列(配列番号2)をもと
に合成プログラムを組み、9アミノ酸残基からなるペプ
チドフラグメントを2アミノ酸残基ずつずらして合計5
40種類のペプチドの合成を行った。 2)合成は96本のピンのついたマルチピンプレートと
96穴のマイクロプレートを各6枚用い1縮合反応当た
り(1サイクル)一晩かけて合成を行った。
【0027】3)合成プログラムに従って、Fmoc−
アミノ酸を秤量した(最終濃度:50mM)。 4)ピンには予めFmoc基がついているので、まず2
0%ピペリジン/ジメチルホルムアミド(DMF)でF
moc基を除去した。
アミノ酸を秤量した(最終濃度:50mM)。 4)ピンには予めFmoc基がついているので、まず2
0%ピペリジン/ジメチルホルムアミド(DMF)でF
moc基を除去した。
【0028】5)Fmoc基を除去した後、DMFでピ
ンを洗浄し、20%ピペリジン/DMFを除去し更にメ
タノール(MeOH)で3回洗浄しピンを乾燥させた。 6)予め秤量しておいたFmoc−アミノ酸にプログラ
ムに従って調製した1−ヒドロキシベンゾトリアゾール
(HObt)/DMF溶液(最終濃度:72mM)を加
え、良く混和しアイスバスに入れておく。
ンを洗浄し、20%ピペリジン/DMFを除去し更にメ
タノール(MeOH)で3回洗浄しピンを乾燥させた。 6)予め秤量しておいたFmoc−アミノ酸にプログラ
ムに従って調製した1−ヒドロキシベンゾトリアゾール
(HObt)/DMF溶液(最終濃度:72mM)を加
え、良く混和しアイスバスに入れておく。
【0029】7)プログラムに従い調製したDCC/D
MF溶液をFmoc−アミノ酸溶液を150μlずつ分
注し、マルチピンプレートと合わせ室温で昼夜振盪反応
させた。 8)反応後、マルチピンプレートをマイクロプレートか
らはずしDMFでよく洗浄し、MeOHで2回洗浄後乾
燥した。乾燥後は上記4)Fmoc基の除去から繰り返
し合成した。
MF溶液をFmoc−アミノ酸溶液を150μlずつ分
注し、マルチピンプレートと合わせ室温で昼夜振盪反応
させた。 8)反応後、マルチピンプレートをマイクロプレートか
らはずしDMFでよく洗浄し、MeOHで2回洗浄後乾
燥した。乾燥後は上記4)Fmoc基の除去から繰り返
し合成した。
【0030】B)N−末端アミノ酸のアセチル化 1)全合成終了後、ピンをDMFおよびMeOHで洗浄
し、20%ヒ゜ペリジン/DMFでFmocを除去し
た。
し、20%ヒ゜ペリジン/DMFでFmocを除去し
た。
【0031】2)ピンをDMFで洗浄後、DMF:無水
酢酸:アニソール=50:5:1に調製した溶液(22
4ml/プレート)にピンを浸し、室温で90分間反応
させてアセチル化した。 3)MeOHでピンを洗浄後、乾燥させた。
酢酸:アニソール=50:5:1に調製した溶液(22
4ml/プレート)にピンを浸し、室温で90分間反応
させてアセチル化した。 3)MeOHでピンを洗浄後、乾燥させた。
【0032】C)側鎖保護基の脱離反応 1)トリフルオロ酢酸(TFA):エタンジチオール:
アニソール=90:5:5に調製した溶液(約170m
l/プレート)にアセチル化したピンを浸し、室温で4
時間反応させて側鎖の保護基をはずした。 2)ピンを乾燥させた後、0.1%塩酸(HCl)/M
eOH:H2O=1:1を300ml/Boxに調製し
て、ピンを付けて洗浄した。その後ピンを乾燥させた。
アニソール=90:5:5に調製した溶液(約170m
l/プレート)にアセチル化したピンを浸し、室温で4
時間反応させて側鎖の保護基をはずした。 2)ピンを乾燥させた後、0.1%塩酸(HCl)/M
eOH:H2O=1:1を300ml/Boxに調製し
て、ピンを付けて洗浄した。その後ピンを乾燥させた。
【0033】(2)エピトープの解析 下記に示す方法で、(1)で合成した540種類のノナ
ペプチド群を用い、クラミジア・トラコマティス抗体の
存在が確認されている患者検体を用いてクラミジア・ト
ラコマティス抗体のエピトープ解析を行った。 1)2%牛血清アルブミン(BSA)溶液を平底EIA
プレートに200μl/well分注し、ピンを合わせ
て室温で2時間静置し、ブロッキングを行った。 2)ピンを取り出し、洗浄緩衝液で3回洗浄した後、緩
衝液で希釈した患者検体を100μl/well分注
し、ピンを合わせ4℃で24時間振とうしながら反応さ
せた。
ペプチド群を用い、クラミジア・トラコマティス抗体の
存在が確認されている患者検体を用いてクラミジア・ト
ラコマティス抗体のエピトープ解析を行った。 1)2%牛血清アルブミン(BSA)溶液を平底EIA
プレートに200μl/well分注し、ピンを合わせ
て室温で2時間静置し、ブロッキングを行った。 2)ピンを取り出し、洗浄緩衝液で3回洗浄した後、緩
衝液で希釈した患者検体を100μl/well分注
し、ピンを合わせ4℃で24時間振とうしながら反応さ
せた。
【0034】3)ピンを取り出し、洗浄緩衝液で3回洗
浄した後、希釈した西洋ワサビパーオキシダーゼ標識抗
ヒトIgGマウスモノクローナル抗体溶液を100μl
/well分注し、ピンを合わせ4℃で1時間振とうし
ながら反応させた。 4)ピンを取り出し、洗浄緩衝液で3回洗浄した後、過
酸化水素とオルトフェニレンジアミンを含む基質液を1
50μl/well分注し、ピンを合わせ室温で15分
間反応後、各wellに1N硫酸50μlを加え反応を
停止し、吸光度492nmを測定した。その結果を図1
〜図5に示す。
浄した後、希釈した西洋ワサビパーオキシダーゼ標識抗
ヒトIgGマウスモノクローナル抗体溶液を100μl
/well分注し、ピンを合わせ4℃で1時間振とうし
ながら反応させた。 4)ピンを取り出し、洗浄緩衝液で3回洗浄した後、過
酸化水素とオルトフェニレンジアミンを含む基質液を1
50μl/well分注し、ピンを合わせ室温で15分
間反応後、各wellに1N硫酸50μlを加え反応を
停止し、吸光度492nmを測定した。その結果を図1
〜図5に示す。
【0035】図1〜図5に示した結果から明らかなとお
り、ペプチド番号1−148(配列番号3)、1−14
9(配列番号4)、1−155(配列番号5)、1−1
56(配列番号6)、1−157(配列番号7)、1−
158(配列番号8)、2−259(配列番号9)、2
−260(配列番号10)、2−261(配列番号1
1)、2−262(配列番号12)、2−263(配列
番号13)、2−264(配列番号14)、2−265
(配列番号15)、2−266(配列番号16)、2−
267(配列番号17)、2−268(配列番号1
8)、2−269(配列番号19)、2−282(配列
番号20)、2−287(配列番号21)、2−288
(配列番号22)、2−295(配列番号23)、2−
296(配列番号10;2−260と同配列)、2−2
97(配列番号24)、2−301(配列番号25)、
2−302(配列番号26)、2−303(配列番号2
7)、2−304(配列番号28)、2−348(配列
番号29)、2−349(配列番号30)の28種類の
ノナペプチドがクラミジア・トラコマティス抗体に高い
親和性(結合能)を有していた。これらのノナペプチド
のアミノ酸配列はいずれもMOMP上の第IV可変領域
のアミノ酸配列の一部であった。
り、ペプチド番号1−148(配列番号3)、1−14
9(配列番号4)、1−155(配列番号5)、1−1
56(配列番号6)、1−157(配列番号7)、1−
158(配列番号8)、2−259(配列番号9)、2
−260(配列番号10)、2−261(配列番号1
1)、2−262(配列番号12)、2−263(配列
番号13)、2−264(配列番号14)、2−265
(配列番号15)、2−266(配列番号16)、2−
267(配列番号17)、2−268(配列番号1
8)、2−269(配列番号19)、2−282(配列
番号20)、2−287(配列番号21)、2−288
(配列番号22)、2−295(配列番号23)、2−
296(配列番号10;2−260と同配列)、2−2
97(配列番号24)、2−301(配列番号25)、
2−302(配列番号26)、2−303(配列番号2
7)、2−304(配列番号28)、2−348(配列
番号29)、2−349(配列番号30)の28種類の
ノナペプチドがクラミジア・トラコマティス抗体に高い
親和性(結合能)を有していた。これらのノナペプチド
のアミノ酸配列はいずれもMOMP上の第IV可変領域
のアミノ酸配列の一部であった。
【0036】実施例2 クラミジア・トラコマティス抗
体に親和性を有するポリペプチドの合成 クラミジア・トラコマティス抗体に親和性を有する配列
番号3〜30記載のアミノ酸配列を含む配列番号31〜
配列番号36に示すポリペプチドを固相合成法で化学合
成した。
体に親和性を有するポリペプチドの合成 クラミジア・トラコマティス抗体に親和性を有する配列
番号3〜30記載のアミノ酸配列を含む配列番号31〜
配列番号36に示すポリペプチドを固相合成法で化学合
成した。
【0037】配列番号31、配列番号32、配列番号3
3、配列番号34、配列番号35および配列番号36
は、それぞれクラミジア・トラコマティスの血清型D、
F、H、BとE、GおよびKの第IV可変領域のアミノ
酸配列に相当する。また、配列番号32〜配列番号36
に示す配列を有するポリペプチドは水溶性を上げるため
にクラミジア由来の配列のN末端側に親水性アミノ酸を
付加して合成を行った。以下に配列番号31のポリペプ
チドについての合成法を示すがそれ以外のポリペプチド
の合成についても使用する保護アミノ酸を置き換える以
外は基本操作法は同じである。
3、配列番号34、配列番号35および配列番号36
は、それぞれクラミジア・トラコマティスの血清型D、
F、H、BとE、GおよびKの第IV可変領域のアミノ
酸配列に相当する。また、配列番号32〜配列番号36
に示す配列を有するポリペプチドは水溶性を上げるため
にクラミジア由来の配列のN末端側に親水性アミノ酸を
付加して合成を行った。以下に配列番号31のポリペプ
チドについての合成法を示すがそれ以外のポリペプチド
の合成についても使用する保護アミノ酸を置き換える以
外は基本操作法は同じである。
【0038】(1)保護ペプチド樹脂へのMetの導入 A)脱保護および中和 第三ブチルオキシカルボニル(Boc)−Gln−フェ
ニルアセタミドメチル(PAM)樹脂(0.71mmo
l/g)0.7022gをジクロロメタン(DCM)で2
回洗浄した。この樹脂に30%TFA溶液(溶媒:DC
M)8mlを加え3分間攪拌後、濾過した。更に50%
TFA溶液(溶媒:DCM)8mlを加え、17分間攪
拌後濾過してBoc基を脱離させた。得られた樹脂を下
記の溶媒で順次処理し、各々の処理後に濾過した。 DCM(5回、各30秒) 5%ジイソプロピルエチルアミン(DIEA)/DCM
(1回、1分) 5%DIEA/N−メチルピロリドン(NMP)(5
回、各30秒)
ニルアセタミドメチル(PAM)樹脂(0.71mmo
l/g)0.7022gをジクロロメタン(DCM)で2
回洗浄した。この樹脂に30%TFA溶液(溶媒:DC
M)8mlを加え3分間攪拌後、濾過した。更に50%
TFA溶液(溶媒:DCM)8mlを加え、17分間攪
拌後濾過してBoc基を脱離させた。得られた樹脂を下
記の溶媒で順次処理し、各々の処理後に濾過した。 DCM(5回、各30秒) 5%ジイソプロピルエチルアミン(DIEA)/DCM
(1回、1分) 5%DIEA/N−メチルピロリドン(NMP)(5
回、各30秒)
【0039】B)Boc−Met−1−ヒドロキシベン
ゾトリアゾール(HOBt)エステルの調製 Boc−Met2mmolを0.8mlDCM/3.5
mlNMP/2mlNMP−HOBt混合液に溶解後、
1Mジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)溶液
(溶媒:DCM)2mlを加え、36分間反応させ、B
oc−Met−(HOBt)エステルを形成させた。副
生するジシクロヘキシルウレアを濾別して除いた。
ゾトリアゾール(HOBt)エステルの調製 Boc−Met2mmolを0.8mlDCM/3.5
mlNMP/2mlNMP−HOBt混合液に溶解後、
1Mジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)溶液
(溶媒:DCM)2mlを加え、36分間反応させ、B
oc−Met−(HOBt)エステルを形成させた。副
生するジシクロヘキシルウレアを濾別して除いた。
【0040】C)縮合反応 B)で調製したMet−(HOBt)エステルのDCM
/NMP溶液をA)で調製したGln−PAMに加え、
室温で30分間反応させ、更にジメチルスルホキシド
(DMSO)を最終濃度20%となるように加え室温で
16分間反応させた。次に3.8当量のDIEAを加え
室温で7分間反応した。反応終了後、DCMで3回洗浄
した。未反応のα−アミノ基をアセチル化する目的で、
10%無水酢酸、5%DIEA、DCM溶液で2分、続
いて10%無水酢酸、DCM溶液で4分反応し、DCM
で4回洗浄した。
/NMP溶液をA)で調製したGln−PAMに加え、
室温で30分間反応させ、更にジメチルスルホキシド
(DMSO)を最終濃度20%となるように加え室温で
16分間反応させた。次に3.8当量のDIEAを加え
室温で7分間反応した。反応終了後、DCMで3回洗浄
した。未反応のα−アミノ基をアセチル化する目的で、
10%無水酢酸、5%DIEA、DCM溶液で2分、続
いて10%無水酢酸、DCM溶液で4分反応し、DCM
で4回洗浄した。
【0041】(2)各アミノ酸の導入 (1)と同様にして、Boc−Met−Gln−PAM
に配列番号31の各構成アミノ酸に対応する保護アミノ
酸を順次カップリングさせた。
に配列番号31の各構成アミノ酸に対応する保護アミノ
酸を順次カップリングさせた。
【0042】(3)保護ペプチド樹脂の液体フッ化水素
(HF)処理 乾燥した樹脂ペプチド(1.02g)を秤量し、HF分
解用反応容器(テフロン製)に入れ、アニソール1ml
を加え、一時間放置し、樹脂を膨潤させた。攪拌子を入
れた前記反応容器をHF分解装置(ペプチド研究所製)
に取付、ドライアイス−エタノール浴中に置き、HF5
mlを反応容器中に導入した。この混合物を氷浴中にお
いて1時間、0℃で攪拌した。減圧下にHFを徐々に留
去した。1時間後反応容器を取り外し、無水ジエチルエ
ーテルを用いて反応容器から樹脂ペプチド分解物を取り
出し、無水ジエチルエーテルで洗浄した。30%酢酸5
0ml中に樹脂ペプチド分解物を加え、脱保護されたペ
プチドを溶解した。これを、塩交換の目的で予め酢酸型
に置換し、イオン交換樹脂カラム(Dowex1x2
1、室町化学社製)を通した。素通り画分に水を加えて
酢酸濃度を1Nに調節した後、凍結乾燥して配列番号3
1に示すポリペプチド512.9mgを得た。
(HF)処理 乾燥した樹脂ペプチド(1.02g)を秤量し、HF分
解用反応容器(テフロン製)に入れ、アニソール1ml
を加え、一時間放置し、樹脂を膨潤させた。攪拌子を入
れた前記反応容器をHF分解装置(ペプチド研究所製)
に取付、ドライアイス−エタノール浴中に置き、HF5
mlを反応容器中に導入した。この混合物を氷浴中にお
いて1時間、0℃で攪拌した。減圧下にHFを徐々に留
去した。1時間後反応容器を取り外し、無水ジエチルエ
ーテルを用いて反応容器から樹脂ペプチド分解物を取り
出し、無水ジエチルエーテルで洗浄した。30%酢酸5
0ml中に樹脂ペプチド分解物を加え、脱保護されたペ
プチドを溶解した。これを、塩交換の目的で予め酢酸型
に置換し、イオン交換樹脂カラム(Dowex1x2
1、室町化学社製)を通した。素通り画分に水を加えて
酢酸濃度を1Nに調節した後、凍結乾燥して配列番号3
1に示すポリペプチド512.9mgを得た。
【0043】(4)逆相HPLCによる配列番号31の
ポリペプチドの精製 (3)で得られた粗ペプチド106.7mgを精製水に
溶解(10mg/ml)し、高速液体クロマトグラフィ
ーアイソクラティック溶出法により精製した。カラムは
YMC−D(ワイ・エム・シィ社製、φ2x25cm)
を用い、溶離液はA液として水(40)−アセトニトリ
ル(60)−10%TFA(1)を用い、A(61)−
B(39)、流速10ml/minの条件下で溶出させ
た。ここで、( )は溶媒の体積比である。配列番号3
1のポリペプチドに相当する画分(保持時間29.6
分)を分取し、凍結乾燥して白色の精製ペプチド16.
0mgを得た。
ポリペプチドの精製 (3)で得られた粗ペプチド106.7mgを精製水に
溶解(10mg/ml)し、高速液体クロマトグラフィ
ーアイソクラティック溶出法により精製した。カラムは
YMC−D(ワイ・エム・シィ社製、φ2x25cm)
を用い、溶離液はA液として水(40)−アセトニトリ
ル(60)−10%TFA(1)を用い、A(61)−
B(39)、流速10ml/minの条件下で溶出させ
た。ここで、( )は溶媒の体積比である。配列番号3
1のポリペプチドに相当する画分(保持時間29.6
分)を分取し、凍結乾燥して白色の精製ペプチド16.
0mgを得た。
【0044】(5)配列番号31のポリペプチドの構造
確認と純度試験 上記(4)で得られたポリペプチドをHPLC、アミノ
酸分析およびFab質量分析で次のとおり分析し、構造
確認と純度検定を行った。精製ポリペプチド20μgを
下記測定条件の逆相HPLCにて分析した結果、クロマ
トグラム上23.7分にペプチドに基づく単一の強い吸
収を認め、これが目的の配列番号31に示すポリペプチ
ドであることが判明した。またアミノ酸分析の結果およ
びFab質量分析の結果((M+H)+3510.5)
は、それぞれ理論値に一致するものであった。
確認と純度試験 上記(4)で得られたポリペプチドをHPLC、アミノ
酸分析およびFab質量分析で次のとおり分析し、構造
確認と純度検定を行った。精製ポリペプチド20μgを
下記測定条件の逆相HPLCにて分析した結果、クロマ
トグラム上23.7分にペプチドに基づく単一の強い吸
収を認め、これが目的の配列番号31に示すポリペプチ
ドであることが判明した。またアミノ酸分析の結果およ
びFab質量分析の結果((M+H)+3510.5)
は、それぞれ理論値に一致するものであった。
【0045】 逆相HPLC測定条件 カラム:YMC−Pack ODS−A302(φ4.6x250mm) 流速:1ml/min 溶離液:A液(水:アセトニトリル:10%TFA=100:0:1) B液(水:アセトニトリル:10%TFA=40:60:1) 濃度勾配:A/B=100/0(0分)→0/100(30分) 波長:220nm
【0046】配列番号32〜配列番号36に示されるア
ミノ酸配列を有するポリペプチドについても、使用する
保護アミノ酸を置き換える以外は上記と同様に方法で合
成および精製し、構造確認と純度検定を行った。合成し
たポリペプチドはHPLC、アミノ酸分析およびFab
質量分析の結果、高純度の標品であることが確認でき
た。
ミノ酸配列を有するポリペプチドについても、使用する
保護アミノ酸を置き換える以外は上記と同様に方法で合
成および精製し、構造確認と純度検定を行った。合成し
たポリペプチドはHPLC、アミノ酸分析およびFab
質量分析の結果、高純度の標品であることが確認でき
た。
【0047】実施例3 ラジオイムノアッセイによる抗
クラミジア・トラコマティス抗体の測定 (1)ペプチド固相化ビーズの作製 実施例2で合成した配列番号31、配列番号32および
配列番号33に示す配列のポリペプチドをそれぞれ10
μg/mlになるように20mM炭酸緩衝液(pH9.
6)で調製し、各ペプチド溶液30ml中にポリスチレ
ンビーズ100個を加え、室温で一晩振盪して物理吸着
させた。液を捨てPBS(含塩リン酸緩衝液)で3回ビ
ーズを洗浄した後、2%BSA(ウシ血清アルブミン)
−PBS溶液30ml中にビーズを移し、室温で一晩浸
透してブロッキングをおこなった。ブロッキング後、液
を捨て0.05%Tween20(ICI社製)を含む
PBS溶液(0.05%T−PBS)で3回洗浄を行っ
た。
クラミジア・トラコマティス抗体の測定 (1)ペプチド固相化ビーズの作製 実施例2で合成した配列番号31、配列番号32および
配列番号33に示す配列のポリペプチドをそれぞれ10
μg/mlになるように20mM炭酸緩衝液(pH9.
6)で調製し、各ペプチド溶液30ml中にポリスチレ
ンビーズ100個を加え、室温で一晩振盪して物理吸着
させた。液を捨てPBS(含塩リン酸緩衝液)で3回ビ
ーズを洗浄した後、2%BSA(ウシ血清アルブミン)
−PBS溶液30ml中にビーズを移し、室温で一晩浸
透してブロッキングをおこなった。ブロッキング後、液
を捨て0.05%Tween20(ICI社製)を含む
PBS溶液(0.05%T−PBS)で3回洗浄を行っ
た。
【0048】(2)検体の測定 健常者およびクラミジア・トラコマティス感染症患者の
血清を0.05%T−PBSを用いて適当倍率に希釈
し、200μlづつチューブに分注し、配列番号31、
配列番号32および配列番号33のポリペプチドをコー
ティングしたビーズをそれぞれ加え、室温で2時間反応
させた。反応終了後、0.05%Tween20−PB
S溶液で、ビーズを5回洗浄した。ついで125Iで標識
したプロテインA(Zymed社製)を0.05%T−
PBSで適当に希釈し、各チューブに200μlづつ加
え、室温で2時間反応をおこなった。反応液を除去し、
0.05%T−PBSで5回洗浄した後、γ−カウンタ
ーにて各チューブの放射能の測定を行った。
血清を0.05%T−PBSを用いて適当倍率に希釈
し、200μlづつチューブに分注し、配列番号31、
配列番号32および配列番号33のポリペプチドをコー
ティングしたビーズをそれぞれ加え、室温で2時間反応
させた。反応終了後、0.05%Tween20−PB
S溶液で、ビーズを5回洗浄した。ついで125Iで標識
したプロテインA(Zymed社製)を0.05%T−
PBSで適当に希釈し、各チューブに200μlづつ加
え、室温で2時間反応をおこなった。反応液を除去し、
0.05%T−PBSで5回洗浄した後、γ−カウンタ
ーにて各チューブの放射能の測定を行った。
【0049】その結果、クラミジア感染症の患者検体は
10例とも全てのペプチドまたは少なくとも1種類以上
のペプチドと反応した。一方、健常者の検体はいずれも
反応性を示さなかった(図6参照)。
10例とも全てのペプチドまたは少なくとも1種類以上
のペプチドと反応した。一方、健常者の検体はいずれも
反応性を示さなかった(図6参照)。
【0050】実施例4 酵素免疫測定法による抗クラミ
ジア・トラコマティス抗体の測定 (1)ペプチド固相化プレートの作製 実施例2で合成した配列番号31、配列番号32、配列
番号33、配列番号34、配列番号35および配列番号
36で示されるポリペプチドをそれぞれ10μg/ml
になるように20mM炭酸緩衝液(pH9.6)で等量
ずつ混合して調製した。このペプチド溶液をマイクロプ
レートの各ウェルに100μlずつ加え、4℃で一晩静
置して物理吸着させた。液を捨てPBSで3回プレート
を洗浄した後、2%BSA−PBS溶液を100μlず
つ各ウェルに分注し、室温で3時間ブロッキングをおこ
なった。ブロッキング後、液を捨て0.05%Twee
n20を含むPBS溶液(0.05%T−PBS)で3
回洗浄を行った。
ジア・トラコマティス抗体の測定 (1)ペプチド固相化プレートの作製 実施例2で合成した配列番号31、配列番号32、配列
番号33、配列番号34、配列番号35および配列番号
36で示されるポリペプチドをそれぞれ10μg/ml
になるように20mM炭酸緩衝液(pH9.6)で等量
ずつ混合して調製した。このペプチド溶液をマイクロプ
レートの各ウェルに100μlずつ加え、4℃で一晩静
置して物理吸着させた。液を捨てPBSで3回プレート
を洗浄した後、2%BSA−PBS溶液を100μlず
つ各ウェルに分注し、室温で3時間ブロッキングをおこ
なった。ブロッキング後、液を捨て0.05%Twee
n20を含むPBS溶液(0.05%T−PBS)で3
回洗浄を行った。
【0051】(2)検体の測定 健常者血清、クラミジア・トラコマティス感染患者血清
およびクラミジア・ニューモニエ感染患者血清を各10
例ずつ測定した。まず、検体を0.05%T−PBSを
用いて適当倍率に希釈し、100μlずつ各ウェルに分
注し、室温で2時間反応させた。反応終了後、0.05
%T−PBSで、プレートを5回洗浄した。ついでペル
オキシダーゼで標識した抗ヒトIgG抗体を0.05%
T−PBSで適当に希釈し、各ウェルに100μlずつ
加え、室温で2時間反応をおこなった。反応液を除去
し、0.05%T−PBSで5回洗浄した後、ο−フェ
ニレンジアミンと過酸化水素水を含む基質液を100μ
lずつ分注し、一定時間後に1N硫酸液を加え、吸光度
を測定した。
およびクラミジア・ニューモニエ感染患者血清を各10
例ずつ測定した。まず、検体を0.05%T−PBSを
用いて適当倍率に希釈し、100μlずつ各ウェルに分
注し、室温で2時間反応させた。反応終了後、0.05
%T−PBSで、プレートを5回洗浄した。ついでペル
オキシダーゼで標識した抗ヒトIgG抗体を0.05%
T−PBSで適当に希釈し、各ウェルに100μlずつ
加え、室温で2時間反応をおこなった。反応液を除去
し、0.05%T−PBSで5回洗浄した後、ο−フェ
ニレンジアミンと過酸化水素水を含む基質液を100μ
lずつ分注し、一定時間後に1N硫酸液を加え、吸光度
を測定した。
【0052】その結果を図7に示す。図7から明らかな
とおり、健常者検体およびクラミジア・ニューモニエ感
染患者検体はいずれもポリペプチドとの反応性を示さな
かった。一方、クラミジア・トラコマティス感染患者検
体は10例全て高い吸光度を示した。このことから本発
明のポリペプチドはクラミジア・ニューモニエとは反応
せず、クラミジア・トラコマティスに高い特異性を示す
ことが明らかとなった。
とおり、健常者検体およびクラミジア・ニューモニエ感
染患者検体はいずれもポリペプチドとの反応性を示さな
かった。一方、クラミジア・トラコマティス感染患者検
体は10例全て高い吸光度を示した。このことから本発
明のポリペプチドはクラミジア・ニューモニエとは反応
せず、クラミジア・トラコマティスに高い特異性を示す
ことが明らかとなった。
【0053】
【発明の効果】従来のELISA法においては、クラミ
ジア・トラコマティスの複雑な抗原性によりこれまでク
ラミジア・トラコマティス抗体を特異的に測定すること
が困難であったが、本発明によるクラミジア・トラコマ
ティス主要外膜蛋白質(MOMP)に対する抗体と高い
親和性(結合能)を有するポリペプチドを用いることに
より、クラミジア抗体の特異的測定が可能となった。
ジア・トラコマティスの複雑な抗原性によりこれまでク
ラミジア・トラコマティス抗体を特異的に測定すること
が困難であったが、本発明によるクラミジア・トラコマ
ティス主要外膜蛋白質(MOMP)に対する抗体と高い
親和性(結合能)を有するポリペプチドを用いることに
より、クラミジア抗体の特異的測定が可能となった。
【0054】
配列番号:1 配列の長さ:394 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列の特徴 他の情報:クラミジア・トラコマティス血清型L2の主
要外膜蛋白質の一次構造 配列 Met Lys Lys Leu Leu Lys Ser Val Leu Val Phe Ala Ala Leu Ser Ser 1 5 10 15 Ala Ser Ser Leu Gln Ala Leu Pro Val Gly Asn Pro Ala Glu Pro Ser 20 25 30 Leu Met Ile Asp Gly Ile Leu Trp Glu Gly Phe Gly Gly Asp Pro Cys 35 40 45 Asp Pro Cys Thr Thr Trp Cys Asp Ala Ile Ser Met Arg Met Gly Tyr 50 55 60 Tyr Gly Asp Phe Val Phe Asp Arg Val Leu Gln Thr Asp Val Asn Lys 65 70 75 80 Glu Phe Gln Met Gly Ala Lys Pro Thr Thr Ala Thr Gly Asn Ala Ala 85 90 95 Ala Pro Ser Thr Cys Thr Ala Arg Glu Asn Pro Ala Tyr Gly Arg His 100 105 110 Met Gln Asp Ala Glu Met Phe Thr Asn Ala Ala Tyr Met Ala Leu Asn 115 120 125 Ile Trp Asp Arg Phe Asp Val Phe Cys Thr Leu Gly Ala Thr Ser Gly 130 135 140 Tyr Leu Lys Gly Asn Ser Ala Ser Phe Asn Leu Val Gly Leu Phe Gly 145 150 155 160 Asp Asn Glu Asn His Ala Thr Val Ser Asp Ser Lys Leu Val Pro Asn 165 170 175 Met Ser Leu Asp Gln Ser Val Val Glu Leu Tyr Thr Asp Thr Thr Phe 180 185 190 Ala Trp Ser Ala Gly Ala Arg Ala Ala Leu Trp Glu Cys Gly Cys Ala 195 200 205 Thr Leu Gly Ala Ser Phe Gln Tyr Ala Gln Ser Lys Pro Lys Val Glu 210 215 220 Glu Leu Asn Val Leu Cys Asn Ala Ala Glu Phe Thr Ile Asn Lys Pro 225 230 235 240 Lys Gly Tyr Val Gly Gln Glu Phe Pro Leu Asp Leu Lys Ala Gly Thr 245 250 255 Asp Gly Val Thr Gly Thr Lys Asp Ala Ser Ile Asp Tyr His Glu Trp 260 265 270 Gln Ala Ser Leu Ala Leu Ser Tyr Arg Leu Asn Met Phe Thr Pro Tyr 275 280 285 Ile Gly Val Lys Trp Ser Arg Ala Ser Phe Asp Ala Asp Thr Ile Arg 290 295 300 Ile Ala Gln Pro Lys Ser Ala Thr Thr Val Phe Asp Val Thr Thr Leu 305 310 315 320 Asn Pro Thr Ile Ala Gly Ala Gly Asp Val Lys Ala Ser Ala Glu Gly 325 330 335 Gln Leu Gly Asp Thr Met Gln Ile Val Ser Leu Gln Leu Asn Lys Met 340 345 350 Lys Ser Arg Lys Ser Cys Gly Ile Ala Val Gly Thr Thr Ile Val Asp 355 360 365 Ala Asp Lys Tyr Ala Val Thr Val Glu Thr Arg Leu Ile Asp Glu Arg 370 375 380 Ala Ala His Val Asn Ala Gln Phe Arg Phe 385 390
要外膜蛋白質の一次構造 配列 Met Lys Lys Leu Leu Lys Ser Val Leu Val Phe Ala Ala Leu Ser Ser 1 5 10 15 Ala Ser Ser Leu Gln Ala Leu Pro Val Gly Asn Pro Ala Glu Pro Ser 20 25 30 Leu Met Ile Asp Gly Ile Leu Trp Glu Gly Phe Gly Gly Asp Pro Cys 35 40 45 Asp Pro Cys Thr Thr Trp Cys Asp Ala Ile Ser Met Arg Met Gly Tyr 50 55 60 Tyr Gly Asp Phe Val Phe Asp Arg Val Leu Gln Thr Asp Val Asn Lys 65 70 75 80 Glu Phe Gln Met Gly Ala Lys Pro Thr Thr Ala Thr Gly Asn Ala Ala 85 90 95 Ala Pro Ser Thr Cys Thr Ala Arg Glu Asn Pro Ala Tyr Gly Arg His 100 105 110 Met Gln Asp Ala Glu Met Phe Thr Asn Ala Ala Tyr Met Ala Leu Asn 115 120 125 Ile Trp Asp Arg Phe Asp Val Phe Cys Thr Leu Gly Ala Thr Ser Gly 130 135 140 Tyr Leu Lys Gly Asn Ser Ala Ser Phe Asn Leu Val Gly Leu Phe Gly 145 150 155 160 Asp Asn Glu Asn His Ala Thr Val Ser Asp Ser Lys Leu Val Pro Asn 165 170 175 Met Ser Leu Asp Gln Ser Val Val Glu Leu Tyr Thr Asp Thr Thr Phe 180 185 190 Ala Trp Ser Ala Gly Ala Arg Ala Ala Leu Trp Glu Cys Gly Cys Ala 195 200 205 Thr Leu Gly Ala Ser Phe Gln Tyr Ala Gln Ser Lys Pro Lys Val Glu 210 215 220 Glu Leu Asn Val Leu Cys Asn Ala Ala Glu Phe Thr Ile Asn Lys Pro 225 230 235 240 Lys Gly Tyr Val Gly Gln Glu Phe Pro Leu Asp Leu Lys Ala Gly Thr 245 250 255 Asp Gly Val Thr Gly Thr Lys Asp Ala Ser Ile Asp Tyr His Glu Trp 260 265 270 Gln Ala Ser Leu Ala Leu Ser Tyr Arg Leu Asn Met Phe Thr Pro Tyr 275 280 285 Ile Gly Val Lys Trp Ser Arg Ala Ser Phe Asp Ala Asp Thr Ile Arg 290 295 300 Ile Ala Gln Pro Lys Ser Ala Thr Thr Val Phe Asp Val Thr Thr Leu 305 310 315 320 Asn Pro Thr Ile Ala Gly Ala Gly Asp Val Lys Ala Ser Ala Glu Gly 325 330 335 Gln Leu Gly Asp Thr Met Gln Ile Val Ser Leu Gln Leu Asn Lys Met 340 345 350 Lys Ser Arg Lys Ser Cys Gly Ile Ala Val Gly Thr Thr Ile Val Asp 355 360 365 Ala Asp Lys Tyr Ala Val Thr Val Glu Thr Arg Leu Ile Asp Glu Arg 370 375 380 Ala Ala His Val Asn Ala Gln Phe Arg Phe 385 390
【0055】配列番号:2 配列の長さ:758 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列の特徴 他の情報:クラミジア・トラコマティスのの血清型B、
D、E、G、F、C、H、I、JおよびKの主要外膜蛋
白質中の可変領域の一次構造を直列に並べた配列 配列 Val Asn Lys Glu Phe Gln Met Gly Ala Lys Pro Thr Thr Thr Thr Gly 1 5 10 15 Asn Ala Val Ala Pro Ser Thr Leu Thr Ala Arg Glu Asn Pro Ala Tyr 20 25 30 Gly Ala Lys Pro Thr Thr Asp Glu Gly Asn Ser Ala Ala Pro Ser Thr 35 40 45 Leu Glu Phe Gln Met Gly Asp Lys Pro Thr Ser Thr Thr Gly Asn Ala 50 55 60 Thr Ala Pro Thr Thr Leu Thr Ala Arg Val Asn Lys Glu Phe Glu Met 65 70 75 80 Gly Glu Ala Leu Ala Gly Ala Ser Gly Asn Thr Thr Ser Thr Leu Ser 85 90 95 Lys Leu Val Glu Arg Thr Asn Pro Ala Tyr Gly Phe Gln Met Gly Ala 100 105 110 Ala Pro Thr Thr Ser Asp Val Ala Gly Leu Gln Asn Asp Pro Thr Thr 115 120 125 Asn Val Ala Arg Pro Asn Pro Ala Tyr Gly Ala Ala Pro Thr Thr Asn 130 135 140 Asp Ala Ala Asp Leu Gln Asn Asp Pro Lys Thr Asn Val Ala Arg Ala 145 150 155 160 Ala Pro Thr Thr Lys Asp Val Ala Gly Leu Glu Asn Asp Pro Thr Thr 165 170 175 Ser Asp Val Glu Gly Leu Gln Asn Asp Val Gly Leu Phe Gly Asn Asn 180 185 190 Glu Asn Gln Thr Lys Val Ser Asn Gly Ala Phe Val Pro Asn Met Ser 195 200 205 Leu Asp Gln Ser Val Val Glu Leu Tyr Val Gly Leu Phe Gly Asp Asn 210 215 220 Glu Asn Gln Lys Thr Val Lys Ala Glu Ser Val Pro Asn Met Ser Phe 225 230 235 240 Asp Gln Ser Val Val Asp Asn Glu Asn Gln Ser Thr Val Lys Thr Asn 245 250 255 Ser Val Pro Asn Met Gly Leu Phe Gly Asp Gly Val Asn Ala Thr Lys 260 265 270 Pro Ala Ala Asp Ser Ile Pro Asn Val Gln Leu Asn Gln Ser Val Val 275 280 285 Glu Leu Phe Gly Asp Gly Glu Asn Ala Thr Gln Pro Ala Ala Thr Ser 290 295 300 Ile Pro Asn Val Gly Leu Phe Gly Thr Lys Thr Lys Ser Ser Asp Phe 305 310 315 320 Asn Thr Ala Lys Leu Val Pro Asn Ile Ala Leu Asn Arg Ala Val Val 325 330 335 Glu Leu Tyr Lys Thr Gln Ser Ser Asn Phe Asn Thr Ala Lys Leu Val 340 345 350 Pro Asn Ala Ala Leu Asn Gln Ala Val Val Glu Leu Asp Thr Lys Thr 355 360 365 Gln Ala Ser Ser Phe Asn Thr Ala Asn Leu Phe Pro Asn Thr Ala Leu 370 375 380 Gly Thr Lys Thr Gln Tyr Ser Lys Phe Asn Thr Ala Asn Leu Val Pro 385 390 395 400 Asn Thr Ala Leu Asp Arg Ala Val Val Glu Lys Gly Tyr Val Gly Lys 405 410 415 Glu Leu Pro Leu Asp Leu Thr Ala Gly Thr Asp Ala Ala Thr Gly Thr 420 425 430 Lys Asp Tyr Val Gly Lys Glu Phe Pro Leu Asp Leu Thr Lys Gly Tyr 435 440 445 Val Gly Gln Glu Phe Pro Leu Ala Leu Ile Ala Gly Thr Asp Ala Phe 450 455 460 Pro Leu Ala Leu Thr Ala Gly Thr Asp Ala Lys Gly Tyr Val Gly Ala 465 470 475 480 Glu Phe Pro Leu Asn Ile Thr Ala Gly Thr Glu Ala Ala Thr Gly Thr 485 490 495 Ala Glu Phe Pro Leu Asp Ile Ile Ala Gly Thr Glu Ala Lys Gly Tyr 500 505 510 Val Gly Val Glu Phe Pro Leu Asp Ile Thr Ala Gly Thr Arg Ile Ala 515 520 525 Gln Pro Lys Ser Ala Glu Thr Ile Phe Asp Val Thr Thr Leu Asn Pro 530 535 540 Thr Ile Ala Gly Ala Gly Asp Val Lys Thr Ser Ala Glu Gly Gln Leu 545 550 555 560 Gly Asp Thr Met Gln Ile Gln Pro Lys Ser Ala Thr Ala Ile Phe Asp 565 570 575 Thr Thr Thr Leu Asn Pro Gly Asp Val Lys Thr Gly Ala Glu Gly Gln 580 585 590 Leu Ala Gly Asp Val Lys Ala Ser Ala Glu Gly Gln Arg Ile Ala Gln 595 600 605 Pro Arg Leu Val Thr Pro Val Val Asp Ile Thr Thr Leu Asn Pro Thr 610 615 620 Ile Ala Gly Cys Gly Ser Val Ala Gly Ala Asn Thr Glu Gly Gln Ile 625 630 635 640 Ser Asp Thr Met Gln Ile Ala Gln Pro Lys Leu Ala Lys Pro Val Val 645 650 655 Asp Ile Gly Cys Gly Ser Val Val Ala Ala Asn Ser Glu Gly Gln Ile 660 665 670 Ser Lys Gly Thr Val Val Ser Ser Ala Glu Asn Glu Leu Ala Asp Val 675 680 685 Ala Ser Gly Ser Glu Asn Asp Leu Ala Asp Leu Asn Pro Thr Ile Thr 690 695 700 Gly Lys Gly Ala Val Val Ser Ser Gly Ser Asp Asn Glu Leu Ala Gln 705 710 715 720 Pro Lys Leu Ala Glu Ala Ile Leu Asp Val Thr Thr Leu Asn Pro Thr 725 730 735 Ile Ala Gly Lys Gly Thr Val Val Ala Ser Gly Ser Asp Asn Asp Leu 740 745 750 Ala Asp Thr Met Gln Ile 755
D、E、G、F、C、H、I、JおよびKの主要外膜蛋
白質中の可変領域の一次構造を直列に並べた配列 配列 Val Asn Lys Glu Phe Gln Met Gly Ala Lys Pro Thr Thr Thr Thr Gly 1 5 10 15 Asn Ala Val Ala Pro Ser Thr Leu Thr Ala Arg Glu Asn Pro Ala Tyr 20 25 30 Gly Ala Lys Pro Thr Thr Asp Glu Gly Asn Ser Ala Ala Pro Ser Thr 35 40 45 Leu Glu Phe Gln Met Gly Asp Lys Pro Thr Ser Thr Thr Gly Asn Ala 50 55 60 Thr Ala Pro Thr Thr Leu Thr Ala Arg Val Asn Lys Glu Phe Glu Met 65 70 75 80 Gly Glu Ala Leu Ala Gly Ala Ser Gly Asn Thr Thr Ser Thr Leu Ser 85 90 95 Lys Leu Val Glu Arg Thr Asn Pro Ala Tyr Gly Phe Gln Met Gly Ala 100 105 110 Ala Pro Thr Thr Ser Asp Val Ala Gly Leu Gln Asn Asp Pro Thr Thr 115 120 125 Asn Val Ala Arg Pro Asn Pro Ala Tyr Gly Ala Ala Pro Thr Thr Asn 130 135 140 Asp Ala Ala Asp Leu Gln Asn Asp Pro Lys Thr Asn Val Ala Arg Ala 145 150 155 160 Ala Pro Thr Thr Lys Asp Val Ala Gly Leu Glu Asn Asp Pro Thr Thr 165 170 175 Ser Asp Val Glu Gly Leu Gln Asn Asp Val Gly Leu Phe Gly Asn Asn 180 185 190 Glu Asn Gln Thr Lys Val Ser Asn Gly Ala Phe Val Pro Asn Met Ser 195 200 205 Leu Asp Gln Ser Val Val Glu Leu Tyr Val Gly Leu Phe Gly Asp Asn 210 215 220 Glu Asn Gln Lys Thr Val Lys Ala Glu Ser Val Pro Asn Met Ser Phe 225 230 235 240 Asp Gln Ser Val Val Asp Asn Glu Asn Gln Ser Thr Val Lys Thr Asn 245 250 255 Ser Val Pro Asn Met Gly Leu Phe Gly Asp Gly Val Asn Ala Thr Lys 260 265 270 Pro Ala Ala Asp Ser Ile Pro Asn Val Gln Leu Asn Gln Ser Val Val 275 280 285 Glu Leu Phe Gly Asp Gly Glu Asn Ala Thr Gln Pro Ala Ala Thr Ser 290 295 300 Ile Pro Asn Val Gly Leu Phe Gly Thr Lys Thr Lys Ser Ser Asp Phe 305 310 315 320 Asn Thr Ala Lys Leu Val Pro Asn Ile Ala Leu Asn Arg Ala Val Val 325 330 335 Glu Leu Tyr Lys Thr Gln Ser Ser Asn Phe Asn Thr Ala Lys Leu Val 340 345 350 Pro Asn Ala Ala Leu Asn Gln Ala Val Val Glu Leu Asp Thr Lys Thr 355 360 365 Gln Ala Ser Ser Phe Asn Thr Ala Asn Leu Phe Pro Asn Thr Ala Leu 370 375 380 Gly Thr Lys Thr Gln Tyr Ser Lys Phe Asn Thr Ala Asn Leu Val Pro 385 390 395 400 Asn Thr Ala Leu Asp Arg Ala Val Val Glu Lys Gly Tyr Val Gly Lys 405 410 415 Glu Leu Pro Leu Asp Leu Thr Ala Gly Thr Asp Ala Ala Thr Gly Thr 420 425 430 Lys Asp Tyr Val Gly Lys Glu Phe Pro Leu Asp Leu Thr Lys Gly Tyr 435 440 445 Val Gly Gln Glu Phe Pro Leu Ala Leu Ile Ala Gly Thr Asp Ala Phe 450 455 460 Pro Leu Ala Leu Thr Ala Gly Thr Asp Ala Lys Gly Tyr Val Gly Ala 465 470 475 480 Glu Phe Pro Leu Asn Ile Thr Ala Gly Thr Glu Ala Ala Thr Gly Thr 485 490 495 Ala Glu Phe Pro Leu Asp Ile Ile Ala Gly Thr Glu Ala Lys Gly Tyr 500 505 510 Val Gly Val Glu Phe Pro Leu Asp Ile Thr Ala Gly Thr Arg Ile Ala 515 520 525 Gln Pro Lys Ser Ala Glu Thr Ile Phe Asp Val Thr Thr Leu Asn Pro 530 535 540 Thr Ile Ala Gly Ala Gly Asp Val Lys Thr Ser Ala Glu Gly Gln Leu 545 550 555 560 Gly Asp Thr Met Gln Ile Gln Pro Lys Ser Ala Thr Ala Ile Phe Asp 565 570 575 Thr Thr Thr Leu Asn Pro Gly Asp Val Lys Thr Gly Ala Glu Gly Gln 580 585 590 Leu Ala Gly Asp Val Lys Ala Ser Ala Glu Gly Gln Arg Ile Ala Gln 595 600 605 Pro Arg Leu Val Thr Pro Val Val Asp Ile Thr Thr Leu Asn Pro Thr 610 615 620 Ile Ala Gly Cys Gly Ser Val Ala Gly Ala Asn Thr Glu Gly Gln Ile 625 630 635 640 Ser Asp Thr Met Gln Ile Ala Gln Pro Lys Leu Ala Lys Pro Val Val 645 650 655 Asp Ile Gly Cys Gly Ser Val Val Ala Ala Asn Ser Glu Gly Gln Ile 660 665 670 Ser Lys Gly Thr Val Val Ser Ser Ala Glu Asn Glu Leu Ala Asp Val 675 680 685 Ala Ser Gly Ser Glu Asn Asp Leu Ala Asp Leu Asn Pro Thr Ile Thr 690 695 700 Gly Lys Gly Ala Val Val Ser Ser Gly Ser Asp Asn Glu Leu Ala Gln 705 710 715 720 Pro Lys Leu Ala Glu Ala Ile Leu Asp Val Thr Thr Leu Asn Pro Thr 725 730 735 Ile Ala Gly Lys Gly Thr Val Val Ala Ser Gly Ser Asp Asn Asp Leu 740 745 750 Ala Asp Thr Met Gln Ile 755
【0056】配列番号:3 配列の長さ:9 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列の特徴 他の情報:配列番号1のアミノ酸番号317〜325
(実施例1のペプチド番号1−148)に相当する配列
(実施例1のペプチド番号1−148)に相当する配列
【0057】配列番号:4 配列の長さ:9 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列の特徴 他の情報:配列番号1のアミノ酸番号319〜325
(実施例1のペプチド番号1−149)に相当する配列
(実施例1のペプチド番号1−149)に相当する配列
【0058】配列番号:5 配列の長さ:9 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列の特徴 他の情報:配列番号1のアミノ酸番号331〜339
(実施例1のペプチド番号1−155に相当する配列
(実施例1のペプチド番号1−155に相当する配列
【0059】配列番号:6 配列の長さ:9 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列の特徴 他の情報:配列番号1のアミノ酸番号333〜341
(実施例1のペプチド番号1−156)に相当する配列
(実施例1のペプチド番号1−156)に相当する配列
【0060】配列番号:7 配列の長さ:9 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列の特徴 他の情報:配列番号1のアミノ酸番号335〜343
(実施例1のペプチド番号1−157)に相当する配列
(実施例1のペプチド番号1−157)に相当する配列
【0061】配列番号:8 配列の長さ:9 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列の特徴 他の情報:配列番号1のアミノ酸番号337〜345
(実施例1のペプチド番号1−158)に相当する配列
(実施例1のペプチド番号1−158)に相当する配列
【0062】配列番号:9 配列の長さ:9 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列の特徴 他の情報:配列番号2のアミノ酸番号538〜546
(実施例1のペプチド番号2−259)に相当する配列
(実施例1のペプチド番号2−259)に相当する配列
【0063】配列番号:10 配列の長さ:9 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列の特徴 他の情報:配列番号2のアミノ酸番号540〜548
(実施例1のペプチド番号2−260、2−296)に
相当する配列
(実施例1のペプチド番号2−260、2−296)に
相当する配列
【0064】配列番号:11 配列の長さ:9 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列の特徴 他の情報:配列番号2のアミノ酸番号542〜550
(実施例1のペプチド番号2−261)に相当する配列
(実施例1のペプチド番号2−261)に相当する配列
【0065】配列番号:12 配列の長さ:9 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列の特徴 他の情報:配列番号2のアミノ酸番号544〜552
(実施例1のペプチド番号2−262)に相当する配列
(実施例1のペプチド番号2−262)に相当する配列
【0066】配列番号:13 配列の長さ:9 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列の特徴 他の情報:配列番号2のアミノ酸番号546〜554
(実施例1のペプチド番号2−263)に相当する配列
(実施例1のペプチド番号2−263)に相当する配列
【0067】配列番号:14 配列の長さ:9 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列の特徴 他の情報:配列番号2のアミノ酸番号548〜556
(実施例1のペプチド番号2−264)に相当する配列
(実施例1のペプチド番号2−264)に相当する配列
【0068】配列番号:15 配列の長さ:9 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列の特徴 他の情報:配列番号2のアミノ酸番号550〜558
(実施例1のペプチド番号2−265)に相当する配列
(実施例1のペプチド番号2−265)に相当する配列
【0069】配列番号:16 配列の長さ:9 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列の特徴 他の情報:配列番号2のアミノ酸番号552〜560
(実施例1のペプチド番号2−266)に相当する配列
(実施例1のペプチド番号2−266)に相当する配列
【0070】配列番号:17 配列の長さ:9 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列の特徴 他の情報:配列番号2のアミノ酸番号554〜562
(実施例1のペプチド番号2−267)に相当する配列
(実施例1のペプチド番号2−267)に相当する配列
【0071】配列番号:18 配列の長さ:9 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列の特徴 他の情報:配列番号2のアミノ酸番号556〜564
(実施例1のペプチド番号2−268)に相当する配列
(実施例1のペプチド番号2−268)に相当する配列
【0072】配列番号:19 配列の長さ:9 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列の特徴 他の情報:配列番号2のアミノ酸番号558〜566
(実施例1のペプチド番号2−269)に相当する配列
(実施例1のペプチド番号2−269)に相当する配列
【0073】配列番号:20 配列の長さ:9 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列の特徴 他の情報:配列番号2のアミノ酸番号584〜592
(実施例1のペプチド番号2−282)に相当する配列
(実施例1のペプチド番号2−282)に相当する配列
【0074】配列番号:21 配列の長さ:9 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列の特徴 他の情報:配列番号2のアミノ酸番号594〜602
(実施例1のペプチド番号2−287)に相当する配列
(実施例1のペプチド番号2−287)に相当する配列
【0075】配列番号:22 配列の長さ:9 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列の特徴 他の情報:配列番号2のアミノ酸番号596〜604
(実施例1のペプチド番号2−288)に相当する配列
(実施例1のペプチド番号2−288)に相当する配列
【0076】配列番号:23 配列の長さ:9 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列の特徴 他の情報:配列番号2のアミノ酸番号617〜625
(実施例1のペプチド番号2−295)に相当する配列
(実施例1のペプチド番号2−295)に相当する配列
【0077】配列番号:24 配列の長さ:9 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列の特徴 他の情報:配列番号2のアミノ酸番号621〜629
(実施例1のペプチド番号2−297)に相当する配列
(実施例1のペプチド番号2−297)に相当する配列
【0078】配列番号:25 配列の長さ:9 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列の特徴 他の情報:配列番号2のアミノ酸番号629〜637
(実施例1のペプチド番号2−301)に相当する配列
(実施例1のペプチド番号2−301)に相当する配列
【0079】配列番号:26 配列の長さ:9 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列の特徴 他の情報:配列番号2のアミノ酸番号631〜639
(実施例1のペプチド番号2−302)に相当する配列
(実施例1のペプチド番号2−302)に相当する配列
【0080】配列番号:27 配列の長さ:9 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 3=配列の特徴 他の情報:配列番号2のアミノ酸番号633〜641
(実施例1のペプチド番号2−303)に相当する配列
(実施例1のペプチド番号2−303)に相当する配列
【0081】配列番号:28 配列の長さ:9 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列の特徴 他の情報:配列番号2のアミノ酸番号635〜643
(実施例1のペプチド番号2−304)に相当する配列
(実施例1のペプチド番号2−304)に相当する配列
【0082】配列番号:29 配列の長さ:9 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列の特徴 他の情報:配列番号2のアミノ酸番号730〜738
(実施例1のペプチド番号2−348)に相当する配列
(実施例1のペプチド番号2−348)に相当する配列
【0083】配列番号:30 配列の長さ:9 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列の特徴 他の情報:配列番号2のアミノ酸番号732〜740
(実施例1のペプチド番号2−349)に相当する配列
(実施例1のペプチド番号2−349)に相当する配列
【0084】配列番号:31 配列の長さ:35 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列の特徴 他の情報:クラミジア・トラコマティスの血清型Dの主
要外膜蛋白質中の第IV可変領域のアミノ酸配列を含む
配列 配列 Lys Ser Ala Thr Ala Ile Phe Asp Thr Thr Thr Leu Asn Pro Thr Ile 1 5 10 15 Ala Gly Ala Gly Asp Val Lys Thr Ser Ala Glu Gly Gln Leu Gly Asp 20 25 30 Thr Met Gln 35
要外膜蛋白質中の第IV可変領域のアミノ酸配列を含む
配列 配列 Lys Ser Ala Thr Ala Ile Phe Asp Thr Thr Thr Leu Asn Pro Thr Ile 1 5 10 15 Ala Gly Ala Gly Asp Val Lys Thr Ser Ala Glu Gly Gln Leu Gly Asp 20 25 30 Thr Met Gln 35
【0085】配列番号:32 配列の長さ:40 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列の特徴 他の情報:クラミジア・トラコマティスの血清型Fの主
要外膜蛋白質中の第IV可変領域のアミノ酸配列を含む
配列 配列 Tyr Lys Lys Lys Arg Leu Val Thr Pro Val Val Asp Ile Thr Thr Leu 1 5 10 15 Asn Pro Thr Ile Ala Gly Cys Gly Ser Val Ala Gly Ala Asn Thr Glu 20 25 30 Gly Gln Ile Ser Asp Thr Met Gln 35 40
要外膜蛋白質中の第IV可変領域のアミノ酸配列を含む
配列 配列 Tyr Lys Lys Lys Arg Leu Val Thr Pro Val Val Asp Ile Thr Thr Leu 1 5 10 15 Asn Pro Thr Ile Ala Gly Cys Gly Ser Val Ala Gly Ala Asn Thr Glu 20 25 30 Gly Gln Ile Ser Asp Thr Met Gln 35 40
【0086】配列番号:33 配列の長さ:40 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列の特徴 他の情報:クラミジア・トラコマティスの血清型Hの主
要外膜蛋白質中の第IV可変領域のアミノ酸配列を含む
配列 配列 Tyr Lys Lys Lys Lys Leu Ala Glu Ala Ile Leu Asp Val Thr Thr Leu 1 5 10 15 Asn Pro Thr Ile Ala Gly Lys Gly Thr Val Val Ala Ser Gly Ser Asp 20 25 30 Asn Asp Leu Ala Asp Thr Met Gln 35 40
要外膜蛋白質中の第IV可変領域のアミノ酸配列を含む
配列 配列 Tyr Lys Lys Lys Lys Leu Ala Glu Ala Ile Leu Asp Val Thr Thr Leu 1 5 10 15 Asn Pro Thr Ile Ala Gly Lys Gly Thr Val Val Ala Ser Gly Ser Asp 20 25 30 Asn Asp Leu Ala Asp Thr Met Gln 35 40
【0087】配列番号:34 配列の長さ:32 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列の特徴 他の情報:クラミジア・トラコマティスの血清型Bおよ
びEの主要外膜蛋白質中の第IV可変領域のアミノ酸配
列を含む配列 配列 Tyr Lys Lys Lys Ser Ala Glu Thr Ile Phe Asp Val Thr Thr Leu Asn 1 5 10 15 Pro Thr Ile Ala Gly Ala Gly Asp Val Lys Ala Ser Ala Glu Gly Gln 20 25 30
びEの主要外膜蛋白質中の第IV可変領域のアミノ酸配
列を含む配列 配列 Tyr Lys Lys Lys Ser Ala Glu Thr Ile Phe Asp Val Thr Thr Leu Asn 1 5 10 15 Pro Thr Ile Ala Gly Ala Gly Asp Val Lys Ala Ser Ala Glu Gly Gln 20 25 30
【0088】配列番号:35 配列の長さ:30 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列の特徴 他の情報:クラミジア・トラコマティスの血清型Gの主
要外膜蛋白質中の第IV可変領域のアミノ酸配列を含む
配列 配列 Tyr Lys Lys Lys Leu Ala Lys Pro Val Val Asp Ile Thr Thr Leu Asn 1 5 10 15 Pro Thr Ile Ala Gly Cys Gly Ser Val Val Ala Ala Asn Ser 20 25 30
要外膜蛋白質中の第IV可変領域のアミノ酸配列を含む
配列 配列 Tyr Lys Lys Lys Leu Ala Lys Pro Val Val Asp Ile Thr Thr Leu Asn 1 5 10 15 Pro Thr Ile Ala Gly Cys Gly Ser Val Val Ala Ala Asn Ser 20 25 30
【0089】配列番号:36 配列の長さ:26 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列の特徴 他の情報:クラミジア・トラコマティスの血清型Kの主
要外膜蛋白質中の第IV可変領域のアミノ酸配列を含む
配列 配列 Tyr Lys Lys Lys Thr Thr Leu Asn Pro Thr Ile Thr Gly Lys Gly Ala 1 5 10 15 Val Val Ser Ser Gly Ser Asp Asn Glu Leu 20 25
要外膜蛋白質中の第IV可変領域のアミノ酸配列を含む
配列 配列 Tyr Lys Lys Lys Thr Thr Leu Asn Pro Thr Ile Thr Gly Lys Gly Ala 1 5 10 15 Val Val Ser Ser Gly Ser Asp Asn Glu Leu 20 25
【図1】クラミジア・トラコマティスの血清型L2の主
要外膜蛋白質(MOMP)上のエピトープ解析を行った
結果を示す図である。
要外膜蛋白質(MOMP)上のエピトープ解析を行った
結果を示す図である。
【図2】クラミジア感染症患者検体を用いて、クラミジ
ア・トラコマティス抗体のエピトープ解析を行った結果
を示す図である。
ア・トラコマティス抗体のエピトープ解析を行った結果
を示す図である。
【図3】クラミジア感染症患者検体を用いて、クラミジ
ア・トラコマティス抗体のエピトープ解析を行った結果
を示す図である。
ア・トラコマティス抗体のエピトープ解析を行った結果
を示す図である。
【図4】クラミジア感染症患者検体を用いて、クラミジ
ア・トラコマティス抗体のエピトープ解析を行った結果
を示す図である。
ア・トラコマティス抗体のエピトープ解析を行った結果
を示す図である。
【図5】クラミジア感染症患者検体を用いて、クラミジ
ア・トラコマティス抗体のエピトープ解析を行った結果
を示す図である。
ア・トラコマティス抗体のエピトープ解析を行った結果
を示す図である。
【図6】ラジオイムノアッセイにより、クラミジア感染
症患者血清と健常者血清を用いて抗クラミジア・トラコ
マティス抗体の測定を行った結果を示す図である。
症患者血清と健常者血清を用いて抗クラミジア・トラコ
マティス抗体の測定を行った結果を示す図である。
【図7】酵素免疫測定法により、クラミジア・トラコマ
ティス感染症患者血清とクラミジア・ニューモニエ感染
症患者血清および健常者血清を用いて抗クラミジア・ト
ラコマティス抗体の測定を行った結果を示す図である。
ティス感染症患者血清とクラミジア・ニューモニエ感染
症患者血清および健常者血清を用いて抗クラミジア・ト
ラコマティス抗体の測定を行った結果を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01N 33/571 G01N 33/571 (72)発明者 伊藤 昭夫 茨城県稲敷郡阿見町中央八丁目5番1号 株式会社ユカ・メディアス開発センター内
Claims (5)
- 【請求項1】 クラミジア・トラコマティスの主要外膜
蛋白質中の第IV可変領域の一次構造に由来するアミノ
酸配列を有するポリペプチドと抗クラミジア・トラコマ
ティス抗体を含む検体を混合して、該ポリペプチドとク
ラミジア・トラコマティス抗体との免疫複合体を形成せ
しめ、該免疫複合体を検出することを特徴とする抗クラ
ミジア・トラコマティス抗体の測定法 - 【請求項2】 ポリペプチドが配列番号3〜配列番号3
0で示されるアミノ酸配列の少なくともいずれか一種以
上のアミノ酸配列を含むポリペプチドである請求項1記
載の測定法 - 【請求項3】 ポリペプチドが配列番号31〜配列番号
36で示されるいずれかのアミノ酸配列を含むポリペプ
チドである請求項1記載の測定法 - 【請求項4】 配列番号3〜配列番号30で示されるア
ミノ酸配列の少なくともいずれか一種以上のアミノ酸配
列を含むクラミジア抗体に親和性を有するポリペプチド - 【請求項5】 配列番号31〜配列番号36で示される
いずれかのアミノ酸配列を含むクラミジア抗体に親和性
を有するポリペプチド
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18712895A JPH0931097A (ja) | 1995-07-24 | 1995-07-24 | クラミジア・トラコマティス抗体の測定法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18712895A JPH0931097A (ja) | 1995-07-24 | 1995-07-24 | クラミジア・トラコマティス抗体の測定法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0931097A true JPH0931097A (ja) | 1997-02-04 |
Family
ID=16200617
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18712895A Pending JPH0931097A (ja) | 1995-07-24 | 1995-07-24 | クラミジア・トラコマティス抗体の測定法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0931097A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001286295A (ja) * | 2000-01-31 | 2001-10-16 | Asahi Kasei Corp | クラミジア・トラコマチス検出用抗体 |
JP2010268800A (ja) * | 1998-07-31 | 2010-12-02 | Asahi Kasei Corp | 微生物検出用抗体 |
JP2012006968A (ja) * | 2000-01-31 | 2012-01-12 | Asahi Kasei Corp | マイコプラズマ・ニューモニア検出用抗体 |
JP2012017334A (ja) * | 2000-01-31 | 2012-01-26 | Asahi Kasei Corp | クラミジア・ニューモニア検出用抗体 |
-
1995
- 1995-07-24 JP JP18712895A patent/JPH0931097A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010268800A (ja) * | 1998-07-31 | 2010-12-02 | Asahi Kasei Corp | 微生物検出用抗体 |
JP5219057B2 (ja) * | 1998-07-31 | 2013-06-26 | 旭化成株式会社 | 微生物検出用抗体 |
JP2001286295A (ja) * | 2000-01-31 | 2001-10-16 | Asahi Kasei Corp | クラミジア・トラコマチス検出用抗体 |
JP2012006968A (ja) * | 2000-01-31 | 2012-01-12 | Asahi Kasei Corp | マイコプラズマ・ニューモニア検出用抗体 |
JP2012017334A (ja) * | 2000-01-31 | 2012-01-26 | Asahi Kasei Corp | クラミジア・ニューモニア検出用抗体 |
JP5331285B2 (ja) * | 2000-01-31 | 2013-10-30 | 旭化成株式会社 | マイコプラズマ・ニューモニア検出用抗体 |
JP5331284B2 (ja) * | 2000-01-31 | 2013-10-30 | 旭化成株式会社 | クラミジア・ニューモニア検出用抗体 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Walsh et al. | A method for the detection of IgE binding sequences of allergens based on a modification of epitope mapping | |
JPS62120399A (ja) | 抗原決定ペプチド及びそれらの製造方法 | |
JPH04505857A (ja) | C反応性蛋白質に対するモノクローナル抗体 | |
EP2161284B1 (en) | Citrulinated fibrin-filaggrin chimeric polypeptide capable of detecting the antibodies generated in rheumatoid arthritis | |
JP4130505B2 (ja) | D−アミノ酸からなるペプチドによる診断方法の干渉の排除 | |
US6160087A (en) | Peptides having an amino acid sequence from the fimbrial protein of porphyromonas gingivalis and their uses | |
JPH02479A (ja) | snRNP−A抗原及びそのフラグメント | |
JPH0931097A (ja) | クラミジア・トラコマティス抗体の測定法 | |
JP2000503111A (ja) | T.cruzi感染の検出および予防のための化合物および方法 | |
AU582358B2 (en) | A peptide vaccine or diagnostic, and a polypeptide useful therefor | |
JPS6311626B2 (ja) | ||
EP0620231B1 (en) | Human parvovirus B19 epitope-related peptide | |
KR20040015128A (ko) | 크론병 항체 결합성 펩티드 및 크론병의 검사 방법 | |
JPH0789991A (ja) | 新規なポリペプチドおよびそれを用いるtsh受容体抗体の測定法 | |
AU684009B2 (en) | Peptides for diagnostics | |
CN109085364A (zh) | 一种牛流行热病毒中和抗体elisa检测试剂盒 | |
RU2062473C1 (ru) | Иммунометрический способ определения хорионического гонадотропина человека | |
GROUSELLE et al. | Evidence for high molecular weight immunoreactive thyrotropin-releasing hormone (TRH) precursor forms in the developing mouse hypothalamus. Simultaneous immunolocalization with TRH in cultured neurons | |
EP0470205A1 (en) | New human parvovirus peptides with disulfide bridge for immunization or diagnosis | |
JP2001226371A (ja) | ダイオキシン誘導体およびこれを使用した測定法 | |
JP2002510326A (ja) | クラミジア・トラコマティス特異的ペプチド及び診断アッセイにおけるその使用 | |
LEONDIADIS et al. | Development of specific anti-thymosin β10 antipeptide antibodies for application in immunochemical techniques | |
JPH03163095A (ja) | ヒト神経成長因子の部分ペプチド、抗体およびその用途 | |
US20040137543A1 (en) | Bacteriotoxin adsorbents and method of screening the same | |
JPWO2004096814A1 (ja) | ポリ塩化ビフェニル誘導体及びこれを使用した測定法 |