JPH09310002A - 熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents
熱可塑性樹脂組成物Info
- Publication number
- JPH09310002A JPH09310002A JP6361297A JP6361297A JPH09310002A JP H09310002 A JPH09310002 A JP H09310002A JP 6361297 A JP6361297 A JP 6361297A JP 6361297 A JP6361297 A JP 6361297A JP H09310002 A JPH09310002 A JP H09310002A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin composition
- thermoplastic resin
- weight
- composition according
- compound
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
品表面の光沢が良好な熱可塑性樹脂組成物を提供するこ
とにある。 【解決手段】(A)平均粒子径が0.05〜0.25μ
mであるジエン系重合体(a)ラテックスおよび平均粒
子径が0.40〜0.80μmであり、その80重量%
以上が下記(1)式を満足する範囲にある粒子径分布を
有するジエン系重合体(b)ラテックスの存在下、芳香
族ビニル化合物および/または不飽和カルボン酸アルキ
ルエステル化合物ならびにシアン化ビニル化合物からな
る単量体混合物を重合してなるグラフト共重合体、およ
び(B)芳香族ビニル化合物および/または不飽和カル
ボン酸アルキルエステル化合物ならびにシアン化ビニル
化合物を含む単量体混合物を重合してなる共重合体、か
らなる熱可塑性樹脂組成物。 0.9×M≦X≦1.1×M (1) ここで、M:平均粒子径(μm) X:個々のゴム粒子径(μm)
Description
つ光沢の良好な熱可塑性樹脂組成物に関するものであ
る。
ン系樹脂は優れた耐衝撃性、機械物性、成形加工性およ
び光沢を有し、汎用樹脂とエンジニアリング樹脂との中
間の特性を持つ準エンプラとして広い用途で使用されて
いる。
ては、商品価値をさらに高める目的で従来品よりも衝撃
強度が高く、光沢も良好な製品に対する需要が高まって
いる。
合体の粒子径を小さくすると、表面光沢は良好となるが
耐衝撃性は低下する。その逆に、粒子径を大きくする
と、耐衝撃性は向上するが光沢は低下してしまう。
小粒径ゴムと中〜大粒径ゴムを組み合わせる手法(特開
昭50−144747号公報、同52−141859号
公報、同53−57293号公報)が提案されている。
を塊状−懸濁重合により製造する方法(特開昭51−6
248号公報、同53−29353号公報)や中〜大粒
径ゴムを用いず小粒径ゴムを肥大化させて使用する手法
(特開昭59−129215号公報)も提案されてい
る。
(特開昭62−11714号公報)やマトリックス樹脂
の組成を規定する方法(特開昭60−11514号公
報)などが提案されている。
径ゴムと中〜大粒子径ゴムとを単に組み合わせる手法で
は、表面光沢と耐衝撃性との両方を満足する樹脂組成物
は得られない。
ムの分散粒子径をコントロールする方法では、ゴムの相
転移時期に依存するため所望のゴム粒子径を得ることが
困難である。
同時に成形品表面の光沢が良好な熱可塑性樹脂組成物を
提供することにある。
を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、特定の平均粒子径
と粒子径分布を有する2種類のゴム成分を併用すること
によって上記課題を解決すると同時に、実用特性として
重要である落錘衝撃強度に優れることを見出し、本発明
に到達した。
ン系重合体(a)のラテックスおよび平均粒子径が0.
4〜0.8μmであり、その80重量%以上が下記
(1)式を満足する範囲にある粒子径分布を有するジエ
ン系重合体(b)のラテックスの存在下で、芳香族ビニ
ル化合物および/または不飽和カルボン酸アルキルエス
テル化合物ならびにシアン化ビニル化合物からなる単量
体混合物を重合してなるグラフト共重合体(A)およ
び、芳香族ビニル化合物および/または不飽和カルボン
酸アルキルエステル化合物ならびにシアン化ビニル化合
物を含む単量体混合物を重合してなる共重合体(B)、
からなる熱可塑性樹脂組成物。 0.9×M≦X≦1.1×M (1) (ここで、M:平均粒子径(μm) X:個々のゴム粒
子径(μm))」 2.「ジエン系重合体(a)の80重量%以下が下記
(2)式を満足する範囲にある粒子径分布を有する上記
の熱可塑性樹脂組成物。 0.8×M≦X≦1.2×M (2) (ここで、M:平均粒子径(μm) X:個々のゴム粒
子径(μm))」 3.「共重合体(B)に対する熱可塑性樹脂組成物の2
30℃における溶融粘度の比が1〜5である上記いずれ
かの熱可塑性樹脂組成物。」 4.「単量体混合物中の各成分の比が、芳香族ビニル化
合物および/または不飽和カルボン酸アルキルエステル
化合物が40〜95重量%であり、シアン化ビニル化合
物が60〜5重量%の範囲であるグラフト共重合体
(A)である上のいずれかに記載の熱可塑性樹脂組成
物。」 5.「グラフト共重合体(A)のグラフト率が、10〜
60%の範囲である上のいずれかに記載の熱可塑性樹脂
組成物。」 6.「グラフト共重合体(A)のメチルエチルケトン可
溶分の極限粘度[η]が、0.15〜0.60dl/g
の範囲である上のいずれかに記載の熱可塑性樹脂組成
物。」 7.「ジエン系重合体の割合が、(a)と(b)の和に
対して、(a)30〜80重量%、(b)70〜20重
量%である上のいずれかに記載の熱可塑性樹脂組成
物。」 8.「ジエン系重合体(a)のゲル含有率が70重量%
以上である上のいずれかに記載の熱可塑性樹脂組成
物。」 9.「ジエン系重合体(a)および(b)の合計量が、
熱可塑性樹脂組成物中5〜30重量%である上のいずれ
かに記載の熱可塑性樹脂組成物。」 10.「共重合体(B)の単量体混合物中の各成分の比
が、芳香族ビニル化合物および/または不飽和カルボン
酸アルキルエステル化合物40〜95重量%、シアン化
ビニル化合物60〜5重量%およびこれらと共重合可能
なビニル系単量体0〜60重量%である上のいずれかに
記載の熱可塑性樹脂組成物。」 11.「共重合体(B)のメチルエチルケトン溶液の極
限粘度[η]が、0.30〜0.80dl/gの範囲で
ある上のいずれかに記載の熱可塑性樹脂組成物。」 12.「上のいずれかに記載の熱可塑性樹脂組成物を成
形してなる成形品。」 13.「平均粒子径が0.05〜0.25μmであるジ
エン系重合体の(a)ラテックスおよび平均粒子径が
0.4〜0.8μmであり、その80重量%以上が下記
(1)式を満足する範囲にある粒子径分布を有するジエ
ン系重合体(b)のラテックスの存在下で、芳香族ビニ
ル化合物および/または不飽和カルボン酸アルキルエス
テル化合物ならびにシアン化ビニル化合物からなる単量
体混合物を重合してグラフト共重合体(A)を得る工
程、ならびに前記グラフト共重合体(A)と芳香族ビニ
ル化合物および/または不飽和カルボン酸アルキルエス
テル化合物ならびにシアン化ビニル化合物を含む単量体
混合物を重合してなる共重合体(B)とを溶融混合する
工程からなる熱可塑性樹脂組成物の製造方法。 0.9×M≦X≦1.1×M (1) ここで、M:平均粒子径(μm) X:個々のゴム粒子径(μm)」 14.「単量体混合物中の各成分の比が、芳香族ビニル
化合物および/または不飽和カルボン酸アルキルエステ
ル化合物が40〜95重量%であり、シアン化ビニル化
合物が60〜5重量%の範囲であるグラフト共重合体
(A)である上記の熱可塑性樹脂組成物の製造方法。」 15.「グラフト共重合体(A)のグラフト率が、10
〜60%の範囲である請求項上記の熱可塑性樹脂組成物
の製造方法。」 16.「グラフト共重合体(A)のメチルエチルケトン
可溶分の極限粘度[η]が、0.15〜0.60dl/
gの範囲である上のいずれかに記載の熱可塑性樹脂組成
物の製造方法。」 17.「ジエン系重合体の割合が、(a)と(b)の和
に対して、(a)30〜80重量%、(b)70〜20
重量%である上のいずれかに記載の熱可塑性樹脂組成物
の製造方法。」 18.「ジエン系重合体(a)のゲル含有率が70重量
%以上である上のいずれかに記載の熱可塑性樹脂組成物
の製造方法。」 19.「ジエン系重合体(a)および(b)の合計量
が、熱可塑性樹脂組成物中5〜30重量%である上のい
ずれかに記載の熱可塑性樹脂組成物の製造方法。」 20.「共重合体(B)の単量体混合物中の各成分の比
が、芳香族ビニル化合物および/または不飽和カルボン
酸アルキルエステル化合物40〜95重量%、シアン化
ビニル化合物60〜5重量%およびこれらと共重合可能
なビニル系単量体0〜60重量%である上のいずれかに
記載の熱可塑性樹脂組成物の製造方法。」 21.「共重合体(B)のメチルエチルケトン溶液の極
限粘度[η]が、0.30〜0.80dl/gの範囲で
ある上のいずれかに記載の熱可塑性樹脂組成物の製造方
法。」 22.「グラフト共重合体(A)を製造する工程が乳化
重合法である上のいずれかに記載の熱可塑性樹脂組成物
の製造方法。」を提供するものである。
る。本発明において「重量」とは「質量」を意味する。
(A)の構成成分であるジエン系重合体(a)として
は、共役ジエンを主成分とした重合体あるいは共重合体
が好適である。このうち共役ジエンの含有量は75重量
%以上が好ましく、85重量%以上がさらに好ましい。
具体的にはポリブタジエン、ポリイソプレン、スチレン
−ブタジエン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン
共重合体等を使用することができる。
径は0.05〜0.25μm、好ましくは0.10〜
0.22μmの範囲にあることが必要である。ここで、
ジエン系重合体ラテックスの平均粒子径が0.05μm
未満の場合は、後述する大粒子径のゴムラテックスと併
用しても耐衝撃性が不十分であり、逆に0.25μmを
越える場合には、表面光沢の低下を招くため満足できる
樹脂組成物を得ることができない。
(a)は、重合体粒子の80重量%以下、好ましくは3
0〜75重量%、より好ましくは50〜70重量%の範
囲が下記(2)式を満足する範囲にある粒子径分布を有
することが好ましい。
合体(a)は、ジエン系重合体(b)との併用によって
耐衝撃性に優れ、同時に表面光沢の良好な樹脂組成物を
得ることができ、本発明の目的が達成される。
は、凝集物の発生しにくさやより安価な製造コストなど
の点から70重量%以上、好ましくは75重量%以上、
さらに好ましくは80重量%以上である。
法としては、通常の乳化重合法を採用することができ
る。平均粒子径、粒子径分布の所望の範囲への設定は、
重合時の重合開始剤量、重合水量、乳化剤量、連鎖移動
剤量、電解質量、重合温度、撹拌速度および重合時間を
精密にコントロールすることにより可能となる。
体(A)のもう一つの構成成分であるジエン系重合体
(b)としては、ジエン系共重合体(a)において説明
したものと同様のものが使用される。
径は0.4〜0.8μm、好ましくは0.42〜0.7
5μm、特に好ましくは0.45〜0.65μmの範囲
であることが必要条件である。ここで、ジエン系重合体
ラテックスの平均粒子径が0.40μm未満では、ジエ
ン系重合体(a)と併用しても、得られる熱可塑性樹脂
組成物の耐衝撃性が劣り、逆に0.80μmを越える場
合には、使用量によっては表面光沢の低下が著しくなる
傾向がある。
(b)は、重合体粒子の80重量%以上、好ましくは8
5重量%以上が下記(1)式を満足する範囲にある粒子
径分布を有することが必要条件である。
合体(b)は、ジエン系重合体(a)との併用によって
耐衝撃性に優れ、同時に表面光沢の良好な樹脂組成物を
得ることができ、本発明の目的が達成される。
造方法としては、通常の乳化重合法を採用することがで
き、平均粒子径や粒子径分布の調節は、ジエン系重合体
(a)で説明した方法と同様にして行うことができる。
は、(a)と(b)の和に対して、(a)が30〜80
重量%、 (b)が70〜20重量%であり、好ましく
は(a)が40〜80重量%、(b)が60〜20重量
%であり、特に好ましくは(a)が50〜75重量%、
(b)が50〜25重量%である。ジエン系重合体
(b)の割合が70重量%以上では、成形品の光沢が低
下し、20重量%以下では耐衝撃性が低下する傾向があ
る。
ックスの存在下にグラフト重合する単量体は、芳香族ビ
ニル化合物および/または不飽和カルボン酸アルキルエ
ステル化合物ならびにシアン化ビニル化合物を含む単量
体混合物である。
−メチルスチレン、ビニルトルエン、o−エチルスチレ
ン、o−クロロスチレンおよびo,p−ジクロロスチレ
ンなどが挙げられるが、特にスチレン、α−メチルスチ
レンが好ましく、これらは1種または2種以上を用いる
ことができる。
としては、炭素数1〜6のアルキルまたは置換アルキル
基を持つアクリル酸エステルおよび/またはメタクリル
酸エステルが好適であり、1種または2種以上を用いる
ことができる。具体的には、(メタ)アクリル酸メチ
ル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸n
−プロピル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)
アクリル酸n−ヘキシル、(メタ)アクリル酸シクロヘ
キシル、(メタ)アクリル酸2−クロロメチルおよび
(メタ)アクリル酸クロロエチルなどが挙げられ、なか
でも(メタ)アクリル酸メチルが好ましく使用できる。
ニトリル、メタクリロニトリルおよびエタクリロニトリ
ルなどが挙げられるが、特にアクリロニトリルが好まし
い。
エン系重合体ラテックス10〜80重量部(固形分換
算)、好ましくは15〜80重量部、上記単量体混合物
90〜20重量部、好ましくは85〜20重量部を用い
て、乳化重合法により得ることができる。
芳香族ビニル化合物および/または不飽和カルボン酸ア
ルキルエステル化合物が40〜95重量%、好ましくは
45〜90重量%、より好ましくは45〜85重量%で
あり、シアン化ビニル化合物が60〜5重量%、好まし
くは55〜10重量%、より好ましくは55〜15重量
%となる範囲である。単量体混合物中の各成分の比が上
記範囲をはずれる場合には、樹脂の耐衝撃性が悪かった
り、熱安定性が著しく低下する傾向がある。
剤、重合開始剤および連鎖移動剤などの成分の添加方法
としては種々の方法を採用することができる。すなわ
ち、(1)重合初期に全量を添加する方法、(2)一部
を初期に添加し、残りを一定の速度で連続添加する方法
および(3)2回以上に分割して添加する方法などであ
る。
動剤の種類については特に制限はなく、通常の乳化重合
で用いられる試薬を使用できる。代表的な乳化剤として
はロジン酸カリウム、ステアリン酸カリウムおよびオレ
イン酸カリウムなどが、重合開始剤としては有機ハイド
ロパーオキサイドおよび過硫酸塩などが、また連鎖移動
剤としてはアルキルチオール化合物が各々挙げられる。
(A)のグラフト率は、耐衝撃性および光沢に優れた熱
可塑性樹脂組成物を得るために、10〜60%が好まし
く、15〜55%がより好ましい。グラフト率は、ゴム
質重合体と単量体混合物の比率、重合開始剤の種類およ
び量、連鎖移動剤および量を調節することにより制御可
能である。
チルケトン可溶分の極限粘度[η](30℃で測定)
は、0.15〜0.60dl/gが好ましく、0.18
〜0.55dl/gがより好ましい。これらの範囲にあ
るときは、本発明の目的を達成することができる。
としては、ジエン系重合体(a)ラテックス単独から得
たグラフト共重合体(A1)とジエン系重合体(b)ラ
テックス単独から得たグラフト共重合体(A2)を、グ
ラフト共重合体ラテックスの状態あるいはこのラテック
スを凝固して得た固体状態で混合した後、グラフト共重
合体(A)として用いることも可能である。
けるグラフト共重合体(A)の含有量は、熱可塑性樹脂
組成物中のジエン系重合体(a)および(b)の合計量
が、5〜30重量%、さらに5〜25重量%、特に7〜
20重量%となるように調整することが好ましい。ジエ
ン系重合体(a)および(b)の合計量が5重量%未満
ではジエン系重合体の衝撃改良効果が不十分であり、3
0重量%を越えると剛性や成形時の流動性が低下傾向が
ある。
ビニル化合物および/または不飽和カルボン酸アルキル
エステル化合物ならびにシアン化ビニル化合物を含む単
量体混合物を重合してなる共重合体である。
−メチルスチレン、ビニルトルエン、o−エチルスチレ
ン、o−クロロスチレンおよびo,p−ジクロロスチレ
ンなどが挙げられるが、特にスチレン、α−メチルスチ
レンが好ましく、これらは1種または2種以上を用いる
ことができる。
としては、炭素数1〜6のアルキルまたは置換アルキル
基を持つアクリル酸エステルおよび/またはメタクリル
酸エステルが好適であり、1種あたは2種以上を用いる
ことができる。具体的には、(メタ)アクリル酸メチ
ル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸n
−プロピル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)
アクリル酸n−ヘキシル、(メタ)アクリル酸シクロヘ
キシル、(メタ)アクリル酸2−クロロメチルおよび
(メタ)アクリル酸クロロエチルなどが挙げられ、なか
でも(メタ)アクリル酸メチルが好ましく使用できる。
ニトリル、メタクリロニトリルおよびエタクリロニトリ
ルなどが挙げられるが、特にアクリロニトリルが好まし
い。
の比は、芳香族ビニル化合物および/または不飽和カル
ボン酸アルキルエステル化合物40〜95重量%、シア
ン化ビニル化合物60〜5重量%およびこれらと共重合
可能なビニル系単量体0〜60重量%である。
としては、無水マレイン酸、無水イタコン酸等のα,β
−不飽和ジカルボン酸無水物類、N−フェニルマレイミ
ド、N−メチルマレイミド、N−t−ブチルマレイミド
等のα,β−不飽和カルボン酸のイミド化合物などが挙
げられる。
の極限粘度[η]は、0.30〜0.80dl/gの範
囲が好ましく、さらに0.32〜0.70dl/g、特
に0.35〜0.70dl/gが好ましい。極限粘度
[η]が0.30dl/g未満では、耐衝撃性が劣り、
0.80dl/gを越えると流動性が低下する傾向があ
る。
可塑性樹脂組成物の230℃における溶融粘度の比は
1.0〜5.0が好ましく、1.0〜4.5がより好ま
しく、1.0〜3.5が特に好ましい。溶融粘度比をこ
の範囲とすることによって光沢がより優れると同時に、
特に落錘衝撃強度が優れる。
特に制限はなく、例えばグラフト共重合体(A)および
共重合体(B)の粉末、ペレットまたは細片状物を、高
速撹拌機などを用いて均一混合した後、十分な混練能力
のある単軸または多軸の押出機で溶融混練する方法など
種々の方法を採用することができる。
体、たとえばポリメタクリル酸メチル、ポリカーボネー
ト、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフ
タレート、ポリカプロアミド(ナイロン6)、ポリヘキ
サメチレンアジパミド(ナイロン66)、ポリフェニレ
ンオキサイド、MBS樹脂、AES樹脂、AAS樹脂等
の熱可塑性樹脂を適宜混合したり、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、エチレン/プロピレン共重合体、エチレン
/ブテン−1共重合体、エチレン/プロピレン/ジシク
ロペンタジエン共重合体、エチレン/プロピレン/5−
エチリデン−2−ノルボルネン共重合体、エチレン/酢
酸ビニル共重合体およびエチレン/アクリル酸ブチル共
重合体等のオレフィン系ゴムを適宜混合することによっ
て、さらに望ましい物性、特性に調節することも可能で
ある。
ーク等の補強材や充填材、熱安定剤、酸化防止剤、紫外
線吸収剤、光安定剤、滑剤、可塑剤、帯電防止剤および
難燃剤等を添加することもできる。
物は、さらに加熱溶融によって成形され、本発明の熱可
塑性樹脂組成物からなる樹脂成形品が得られる。その成
形方法は特に限定されず、射出成形、押出成形、ブロー
成形、真空成形および圧縮成形などの成形方法が可能で
あるが、本発明の効果は射出成形において最も発揮され
る。得られた成形品は、一般機器用途や家電用途を初め
とする各種の部品、製品に使用することができる。
下に実施例および比較例を挙げて説明するが、これら実
施例は本発明を限定するものではない。
「部」は重量部、「%」は重量%を表す。
す。
ナトリウム法により測定した。
gのトルエンに添加し、室温下で激しく撹拌した後、遠
心分離によって得られた沈殿物の乾燥重量のジエン系重
合体重量に対する百分率である。
(m)にアセトンを加え、4時間還流した。この溶液を
8,800rpmで30分間遠心分離後、不溶分を濾過
した。この不溶分を60℃で5時間減圧乾燥し、重量
(n)を測定した。
物は、射出成形法によって成形された後、下記の試験法
により諸物性を測定した。 アイゾット衝撃強度:ASTM D−256 1/2インチ ノッチ付き 23℃ 表面光沢:スガ試験機(株)製デジタル変角光沢計 UGV−5Dを用い、入射角60度での成形品の表面反
射光の測定を行った。試験片:縦120mm×横80m
m×厚さ3mm 溶融粘度:島津製フローテスター(CFT−500)を
用い、以下の条件で溶融粘度を測定した。 プランジャー面積:1cm2 ダイ孔径:1mmφ×2mm長 測定温度:230℃ 予熱条件:230℃×8分 荷 重:50kg/cm2 落錘衝撃強度:230℃で射出成形した厚さ2mm、直
径4cmの円盤状試験片を用い、試験片の全てが破壊し
ない水準から全部破壊する水準まで、先端5Rの重錘分
銅の重さおよび高さを変えることによって各水準につい
て4枚試験した後、下記の式により算出する。 E=[H−e(N/G−1/2)]×w/9.8 ここで、E=落錘衝撃強度(J) H=試験片が全数破壊する最小水準(m) e=隣接水準間の高さの差(m) N=H水準を含むHに至るまでの各水準での破壊数の和 G=各水準での試験片の数(4枚) w=分銅重量(kg)
び(b)のラテックスをガラス製反応器に仕込み、窒素
で容器内を置換した後、反応器内の温度を65℃まで昇
温した。水に溶解した硫酸第1鉄、ピロリン酸ナトリウ
ム、ブドウ糖を添加し、内温を65℃に保った。この混
合液に、表1、2に示した所定量の単量体混合物、クメ
ンハイドロパーオキサイドのオレイン酸カリウム水溶液
を別々に5時間にわたって連続添加した。内温を上げて
75℃とし、さらに撹拌を1時間継続し、反応を完結さ
せた後、老化防止剤として2,6−ジーtert−ブチ
ルパラクレゾールを添加した。重合率は98.2%であ
った。
酸で凝固し、水酸化ナトリウムで中和後、水洗、脱水、
乾燥してグラフト共重合体A−1を得た。このグラフト
共重合体のグラフト率は31%、メチルエチルケトン可
溶分の極限粘度は0.29dl/gであった。
A−14を得た。グラフト率およびメチルエチルケトン
可溶分の極限粘度は表1および2に示す通りであった。
体混合物を懸濁重合し、共重合体Bを製造した。メチル
エチルケトン可溶分の極限粘度[η]は0.56dl/
gであった。またこの共重合体の溶融粘度は180Pa
・sであった。
体(B)を各々、表3、4に示した配合割合でヘンシェ
ルミキサーで混合し、次に40mmφ押出機により混練
温度220℃で押出し、各々ペレット化した後、各ペレ
ットについて成形温度230℃、金型温度60℃の条件
で射出成形に供し、各試験片を作成し、物性の評価を行
った。結果を表3および4に示す。
である。
〜7)は、いずれもアイゾット衝撃強度、落錘衝撃強度
および成形品表面の光沢が良好である。
を含まないものは、衝撃強度に劣る(比較例1)。逆に
(b)単独で(a)を含まないものでは落錘衝撃強度お
よび表面光沢が劣る(比較例2)。
の平均粒子径が規定値をはずれるもの、あるいは粒子径
分布が規定値をはずれるものでは、表面光沢が低下し、
アイゾット衝撃強度に対して落錘衝撃強度が低い(比較
例3〜5)。
が規定値下限をはずれるものは、衝撃強度および表面光
沢に劣る(比較例6)。また、ジエン系重合体(a)の
平均粒子径が規定値下限を、また(b)の平均粒子径が
規定値上限をはずれるものは、衝撃強度および表面光沢
が低下する(比較例7)。
を損なうことなく、著しい衝撃強度の向上が認められ、
同時に成形品表面の光沢も良好であり、一般機器用途や
家電用途等の成形材料として好適であり、この効果は特
定の平均粒子径および粒子径分布を持ったジエン系重合
体粒子2種類を組み合わせて含むグラフト共重合体を用
いることによって初めて発揮されるものである。
Claims (22)
- 【請求項1】平均粒子径が0.05〜0.25μmであ
るジエン系重合体(a)のラテックスおよび平均粒子径
が0.4〜0.8μmであり、その80重量%以上が下
記(1)式を満足する範囲にある粒子径分布を有するジ
エン系重合体(b)のラテックスの存在下で、芳香族ビ
ニル化合物および/または不飽和カルボン酸アルキルエ
ステル化合物ならびにシアン化ビニル化合物からなる単
量体混合物を重合してなるグラフト共重合体(A)およ
び、芳香族ビニル化合物および/または不飽和カルボン
酸アルキルエステル化合物ならびにシアン化ビニル化合
物を含む単量体混合物を重合してなる共重合体(B)、
からなる熱可塑性樹脂組成物。 0.9×M≦X≦1.1×M (1) (ここで、M:平均粒子径(μm) X:個々のゴム粒
子径(μm)) - 【請求項2】ジエン系重合体(a)の80重量%以下が
下記(2)式を満足する範囲にある粒子径分布を有する
請求項1記載の熱可塑性樹脂組成物。 0.8×M≦X≦1.2×M (2) (ここで、M:平均粒子径(μm) X:個々のゴム粒
子径(μm)) - 【請求項3】共重合体(B)に対する熱可塑性樹脂組成
物の230℃における溶融粘度の比が1〜5である請求
項1または2記載の熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項4】単量体混合物中の各成分の比が、芳香族ビ
ニル化合物および/または不飽和カルボン酸アルキルエ
ステル化合物が40〜95重量%であり、シアン化ビニ
ル化合物が60〜5重量%の範囲であるグラフト共重合
体(A)である請求項1〜3いずれかに記載の熱可塑性
樹脂組成物。 - 【請求項5】グラフト共重合体(A)のグラフト率が、
10〜60%の範囲である請求項1〜4いずれかに記載
の熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項6】グラフト共重合体(A)のメチルエチルケ
トン可溶分の極限粘度[η]が、0.15〜0.60d
l/gの範囲である請求項1〜5いずれかに記載の熱可
塑性樹脂組成物。 - 【請求項7】ジエン系重合体の割合が、(a)と(b)
の和に対して、(a)30〜80重量%、(b)70〜
20重量%である請求項1〜6いずれかに記載の熱可塑
性樹脂組成物。 - 【請求項8】ジエン系重合体(a)のゲル含有率が70
重量%以上である請求項1〜7いずれかに記載の熱可塑
性樹脂組成物。 - 【請求項9】ジエン系重合体(a)および(b)の合計
量が、熱可塑性樹脂組成物中5〜30重量%である請求
項1〜8いずれかに記載の熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項10】共重合体(B)の単量体混合物中の各成
分の比が、芳香族ビニル化合物および/または不飽和カ
ルボン酸アルキルエステル化合物40〜95重量%、シ
アン化ビニル化合物60〜5重量%およびこれらと共重
合可能なビニル系単量体0〜60重量%である請求項1
〜9いずれかに記載の熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項11】共重合体(B)のメチルエチルケトン溶
液の極限粘度[η]が、0.3〜0.8dl/gの範囲
である請求項1〜10いずれかに記載の熱可塑性樹脂組
成物。 - 【請求項12】請求項1〜11いずれかに記載の熱可塑
性樹脂組成物を成形してなる成形品。 - 【請求項13】平均粒子径が0.05〜0.25μmで
あるジエン系重合体の(a)ラテックスおよび平均粒子
径が0.4〜0.8μmであり、その80重量%以上が
下記(1)式を満足する範囲にある粒子径分布を有する
ジエン系重合体(b)のラテックスの存在下で、芳香族
ビニル化合物および/または不飽和カルボン酸アルキル
エステル化合物ならびにシアン化ビニル化合物からなる
単量体混合物を重合してグラフト共重合体(A)を得る
工程、ならびに前記グラフト共重合体(A)と芳香族ビ
ニル化合物および/または不飽和カルボン酸アルキルエ
ステル化合物ならびにシアン化ビニル化合物を含む単量
体混合物を重合してなる共重合体(B)とを溶融混合す
る工程からなる熱可塑性樹脂組成物の製造方法。 0.9×M≦X≦1.1×M (1) ここで、M:平均粒子径(μm) X:個々のゴム粒子径(μm) - 【請求項14】単量体混合物中の各成分の比が、芳香族
ビニル化合物および/または不飽和カルボン酸アルキル
エステル化合物が40〜95重量%であり、シアン化ビ
ニル化合物が60〜5重量%の範囲であるグラフト共重
合体(A)である請求項13記載の熱可塑性樹脂組成物
の製造方法。 - 【請求項15】グラフト共重合体(A)のグラフト率
が、10〜60%の範囲である請求項13または14記
載の熱可塑性樹脂組成物の製造方法。 - 【請求項16】グラフト共重合体(A)のメチルエチル
ケトン可溶分の極限粘度[η]が、0.15〜0.60
dl/gの範囲である請求項13〜15いずれかに記載
の熱可塑性樹脂組成物の製造方法。 - 【請求項17】ジエン系重合体の割合が、(a)と
(b)の和に対して、(a)30〜80重量%、(b)
70〜20重量%である請求項13〜16いずれかに記
載の熱可塑性樹脂組成物の製造方法。 - 【請求項18】ジエン系重合体(a)のゲル含有率が7
0重量%以上である請求項13〜17いずれかに記載の
熱可塑性樹脂組成物の製造方法。 - 【請求項19】ジエン系重合体(a)および(b)の合
計量が、熱可塑性樹脂組成物中5〜30重量%である請
求項13〜18いずれかに記載の熱可塑性樹脂組成物の
製造方法。 - 【請求項20】共重合体(B)の単量体混合物中の各成
分の比が、芳香族ビニル化合物および/または不飽和カ
ルボン酸アルキルエステル化合物40〜95重量%、シ
アン化ビニル化合物60〜5重量%およびこれらと共重
合可能なビニル系単量体0〜60重量%である請求項1
3〜19いずれかに記載の熱可塑性樹脂組成物の製造方
法。 - 【請求項21】共重合体(B)のメチルエチルケトン溶
液の極限粘度[η]が、0.3〜0.8dl/gの範囲
である請求項13〜20いずれかに記載の熱可塑性樹脂
組成物の製造方法。 - 【請求項22】グラフト共重合体(A)を製造する工程
が乳化重合法である請求項13〜21いずれかに記載の
熱可塑性樹脂組成物の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06361297A JP3985287B2 (ja) | 1996-03-19 | 1997-03-17 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6356896 | 1996-03-19 | ||
JP8-63568 | 1996-03-19 | ||
JP06361297A JP3985287B2 (ja) | 1996-03-19 | 1997-03-17 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09310002A true JPH09310002A (ja) | 1997-12-02 |
JP3985287B2 JP3985287B2 (ja) | 2007-10-03 |
Family
ID=26404697
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06361297A Expired - Fee Related JP3985287B2 (ja) | 1996-03-19 | 1997-03-17 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3985287B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019019311A (ja) * | 2017-07-20 | 2019-02-07 | 旭化成株式会社 | 熱可塑性樹脂組成物及びその成形品 |
KR20200089224A (ko) | 2019-01-16 | 2020-07-24 | 아사히 가세이 가부시키가이샤 | 열가소성 수지 조성물 및 그의 성형품 |
-
1997
- 1997-03-17 JP JP06361297A patent/JP3985287B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019019311A (ja) * | 2017-07-20 | 2019-02-07 | 旭化成株式会社 | 熱可塑性樹脂組成物及びその成形品 |
KR20200089224A (ko) | 2019-01-16 | 2020-07-24 | 아사히 가세이 가부시키가이샤 | 열가소성 수지 조성물 및 그의 성형품 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3985287B2 (ja) | 2007-10-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4668737A (en) | Graft polymers having a mat surface | |
JPH0384053A (ja) | 改良された降伏応力を有するabs成形材料 | |
WO2012043790A1 (ja) | 無塗装高鮮映耐衝撃射出成形品とその製造方法 | |
JP2674040B2 (ja) | 熱可塑性樹脂組成物 | |
EP0293490B1 (en) | Heat and impact resistant resin composition | |
JPH01123854A (ja) | 熱可塑性樹脂組成物 | |
JP4618692B2 (ja) | ゴム含有グラフト重合体及び熱可塑性樹脂組成物 | |
CA1218484A (en) | Polymer alloys having a mat surface | |
JPH075814B2 (ja) | 繊維強化熱可塑性樹脂組成物 | |
JPH09310003A (ja) | 熱可塑性樹脂組成物 | |
KR100623009B1 (ko) | 내후성 및 내충격성이 향상된 열가소성 수지의 제조 방법 | |
JP3985287B2 (ja) | 熱可塑性樹脂組成物 | |
JPH0684462B2 (ja) | シボ面を有する成形品用樹脂組成物 | |
JPH09249792A (ja) | 熱可塑性樹脂組成物 | |
JP2000017170A (ja) | 熱可塑性樹脂組成物 | |
US5516842A (en) | Polycarbonate resin composition and molded product thereof | |
JPH02155944A (ja) | 熱可塑性樹脂組成物 | |
JPH09249791A (ja) | 熱可塑性樹脂組成物 | |
JP2001040170A (ja) | 熱可塑性樹脂組成物 | |
JP4159693B2 (ja) | ブロー成形用熱可塑性樹脂組成物およびそのブロー成形品 | |
JP4368002B2 (ja) | Abs系樹脂組成物およびそのブロー成形品 | |
JPH09216979A (ja) | シボ面を有する成形品 | |
JPH1060222A (ja) | 熱可塑性樹脂組成物およびその製造方法 | |
JP4508300B2 (ja) | ブロー成形用熱可塑性樹脂組成物およびそのブロー成形品 | |
JP3652790B2 (ja) | 熱可塑性樹脂成形体の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20040310 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20050622 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050712 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070320 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070514 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Effective date: 20070619 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070702 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 3 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100720 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100720 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110720 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |