JPH09309597A - 給液装置 - Google Patents

給液装置

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JPH09309597A
JPH09309597A JP8585697A JP8585697A JPH09309597A JP H09309597 A JPH09309597 A JP H09309597A JP 8585697 A JP8585697 A JP 8585697A JP 8585697 A JP8585697 A JP 8585697A JP H09309597 A JPH09309597 A JP H09309597A
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JP
Japan
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liquid supply
locking member
liquid
nozzle
operating lever
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JP8585697A
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English (en)
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Jun Watanabe
潤 渡辺
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Tokico Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 給油ノズル内の主弁体を開閉させる操作レバ
ーの係止状況に関わらず、ノズル本体内の主弁が係止さ
れたままとなっているため、特に、プリセット給液終了
時等に操作レバーの係止解除が行われなかったときに
は、次回の給液時まで操作レバーが係止されたままとな
り、次回の給液開始時にポンプの作動とともに給液ノズ
ルから液体が撒き散らされてしまうという問題が生じ
る。 【解決手段】 プリセット給油終了を判定した制御回路
12がプッシュソレノイド35に電流を供給し、プッシ
ュソレノイド35が係止部材28を移動させて操作レバ
ー22の係止を解除して、給油ノズル9内の主弁体17
を閉弁する。プリセット給液終了時には操作レバー22
解除されており、よって、次回給液時に操作レバー22
が係止されたままになっていることがなくなる。次回給
液時、ポンプ5が作動したときに液体を吐出パイプ13
から撒き散らされなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両等に液体を供
給する給液装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、給油所に設置され、車両の燃料
タンクに燃料を給液する従来の給液装置においては、給
油所員が給液ノズルを燃料タンクに挿入してから操作レ
バーを操作することにより給液ノズル内部の弁が開弁さ
れて給液が開始される。このとき、操作レバーを開弁状
態に保持するため、給液ノズルに設けられている係止部
材に操作レバーを係止させておく。給液が停止されるパ
ターンとして、 給油所員が手動で操作レバーの係止を解除して、給
液ノズル内の主弁が閉弁される。 給液ノズルにダイヤフラムによる主弁自動閉弁機構
が備えられており、車両の燃料タンクが液体で満たされ
るまで給液を行う満タン給液が選択された場合、車両の
燃料タンク内の液体が給液ノズル先端に到達したとき
に、給液ノズル内の主弁が閉弁される。 給液装置にプリセット設定器が備えられており、顧
客が所望する量または金額分の液体を車両の燃料タンク
に給液するプリセット給液が選択された場合、給液量が
プリセット設定器で設定された設定値と等しくなったと
きに、給液管路に設けられているポンプ(送液手段)を
停止する。 給液装置に危険防止対策のセンサ(例えば地震を検
知する感震器等)が設けられており、センサが危険を検
知したときに給液管路に設けられているポンプ(送液手
段)を停止する。等が考えられる。の場合を除いて
は、給液が停止しているにもかかわらず操作レバーは係
止部材によって係止されたままとなっている。特に、
およびのような場合には、操作レバーに連動して開閉
弁するノズル本体内の主弁も開弁状態のままとなってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の給液装置では、
上述したように操作レバーの係止状況に関わらず、ノズ
ル本体内の主弁が係止されたままとなっている。
【0004】特に、プリセット給液終了時等に操作レバ
ーの係止解除が行われなかったときには、次回の給液時
まで操作レバーが係止されたままとなり、次回の給液開
始時にポンプの作動とともに給液ノズルから液体が撒き
散らされてしまうという問題が生じる。
【0005】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
であり、液体吐出終了にノズルの操作レバーの操作ミス
にともなう、次回給液開始時の液体の撒き散らしを防止
する給液装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために、本発明の給液装置は、以下のような特徴を有す
る。上記請求項1の発明は、送液手段に流量計および給
液管路を介して接続され、内部に弁機構が設けられた給
液ノズルを備え、該給液ノズルは、一端側が前記給液ノ
ズルに支持され、自由端状の他端側が操作端となり、該
操作端側が移動することによって前記弁機構を開閉する
操作レバーと、前記操作レバーを開弁操作した状態でそ
の操作端を係脱可能に係止する係止部材とを有する給液
装置において、外部からの作動信号によって、前記操作
レバーとの係合が解除される方向に前記係止部材を移動
させる係止部材移動手段を備えたことを特徴とするもの
である。
【0007】したがって、請求項1によれば、外部から
の作動信号に基づいて係止部材移動手段を作動させて係
止部材移動手段が係止部材を移動させ、操作レバーと係
止部材との係合を解除して、操作レバーが弁機構を開弁
している状態の位置から弁機構を閉弁している状態の位
置に戻ることによって、給液ノズル内部の弁機構が閉弁
する。
【0008】また、請求項2の発明は、あらかじめ所望
の給液量の設定値を設定する設定器と、該設定器で設定
された設定値と、前記流量計で計測された送液量とが一
致したときに作動信号を出力する給液停止検出手段とを
備えたことを特徴とするものである。
【0009】したがって、請求項2によれば、送液量が
設定値に達したとき、給液停止検出手段が作動信号を送
信して係止部材移動手段を作動させて係止部材移動手段
が係止部材を移動させ、操作レバーと係止部材との係合
を解除して、操作レバーが弁機構を開弁している状態の
位置から弁機構を閉弁している状態の位置に戻ることに
よって、給液ノズル内部の弁機構が閉弁する。
【0010】また、請求項3の発明は、給液装置本体に
対する揺れを検出し、検出結果に基づき作動信号を出力
する感震器を備えたことを特徴とするものである。
【0011】したがって、請求項3によれば、感震器が
給液装置本体に対する揺れを検出したとき作動信号を送
信して、係止部材移動手段を作動させて係止部材移動手
段が係止部材を移動させ、操作レバーと係止部材との係
合を解除して、操作レバーが弁機構を開弁している状態
の位置から弁機構を閉弁している状態の位置に戻ること
によって、給液ノズル内部の弁機構が閉弁する。
【0012】また、請求項4の発明は、前記係止部材移
動手段に、該係止部材移動手段を手動で作動させる操作
片を設けたことを特徴とするものである。
【0013】したがって、請求項4によれば、操作片に
よって手動で係止部材移動手段を作動させて係止部材移
動手段が係止部材を移動させ、操作レバーと係止部材と
の係合を解除して、操作レバーが弁機構を開弁している
状態の位置から弁機構を閉弁している状態の位置に戻る
ことによって、給液ノズル内部の弁機構が閉弁する。
【0014】また、請求項5の発明は、前記係止部材
は、前記給液ノズルに回転可能に支持され、該係止部材
と前記操作レバーとの係合面がほぼ前記操作レバーの一
端を中心とする円の法線上にあり、かつ、前記操作レバ
ーの一端を中心とする円の法線と前記係止部材の回転軸
を中心とする円の法線とが前記操作レバーと前記係止部
材との接面内においてほぼ垂直に交わることを特徴とす
るものである。
【0015】したがって、請求項5によれば、係止部材
と操作レバーとの係合面がほぼ操作レバーの一端を中心
とする円の法線上にあり、かつ、操作レバーの一端を中
心とする円の法線と係止部材の回転軸を中心とする円の
法線とが操作レバーと係止部材との接面内においてほぼ
垂直に交わるため、係止部材が最小の力で操作レバーを
係止する。
【0016】また、請求項6の発明は、請求項1に記載
の前記係止部材移動手段は、プッシュソレノイドからな
ることを特徴とするものである。
【0017】したがって、請求項6によれば、外部から
の作動信号に基づいてプッシュソレノイドを作動させて
プッシュソレノイドが係止部材を移動させ、操作レバー
と係止部材との係合を解除して、操作レバーが弁機構を
開弁している状態の位置から弁機構を閉弁している状態
の位置に戻ることによって、給液ノズル内部の弁機構が
閉弁する。
【0018】また、請求項7の発明は、請求項6に記載
の前記プッシュソレノイドにより発生する誘導起電力を
検出する誘導電流検出手段を設けたことを特徴とするも
のである。
【0019】したがって、請求項7によれば、誘導起電
力検出手段によりプッシュソレノイドで発生する誘導起
電力が検出されるので、操作レバーが弁機構を開弁する
状態を検出することができる。
【0020】また、請求項8の発明は、請求項7に記載
の前記誘導電流検出手段の検出信号に基づきプッシュソ
レノイドを制御する制御手段を有することを特徴とする
ものである。
【0021】したがって、請求項8によれば、制御手段
により誘導電流検出手段の検出信号に基づきプッシュソ
レノイドに電圧を付加する制御が可能となり、弁機構を
開弁する状態にある操作レバーを弁機構が閉弁する状態
へと解除することが可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】
【0023】以下、本発明の第1の実施例を図1ないし
図4に基づき詳述する。図1において、1は給油所敷地
内に設置される固定式の給液装置本体で、該給液装置本
体1内には一端が地下タンク2に連通する給液管路3が
設けられている。そして、該給液管路3の途中にはモー
タ4によって駆動されて給液管路3の他端側に液体を送
液するポンプ5と、パルス発信器6を有して、送液され
る液体の量を計測する流量計7とが設けられている。前
記給液管路3の他端にはホース8の基端が接続されてお
り、また、ホース8の先端には給液ノズル9が接続され
ている。
【0024】また、給液装置本体1には、給液量を表示
する表示器10と、プリセット給液の場合に顧客の所望
給液量または所望給液金額を給液前にあらかじめ入力す
るプリセット設定器11とが設けられている。さらに、
給液装置本体1には、該プリセット設定器11から入力
された値を、給液量の場合はそのまま、給液金額の場合
は相当する給液量に置き換えてプリセット値として記憶
する制御回路12が設けられている。また、制御回路1
2は、前述のパルス発信器6からの流量パルス信号を計
数して、その積算値を送液量として前記表示器10に表
示するとともに、プリセット給液の場合には、プリセッ
ト値と送液量とを比較して、送液量がプリセット値を等
しくなったときに後述のプッシュソレノイド35に電流
を供給する。
【0025】つぎに、図2および図3を用いて給液ノズ
ル9について詳述する。給液ノズル9は、先端側が車両
の燃料タンク(図示せず)に挿入され、ポンプ5から送
液される液体を吐出する吐出パイプ13と、内部に液通
路14をを有する筒胴部15と、操作時に給液ノズル9
を保持するための把持部16とから大略構成されてい
る。
【0026】筒胴部15内部の液通路に14には、後述
する操作レバー22により手動で液通路14を連通また
は遮断する主弁体17が設けられており、主弁体17に
は弁軸18の一端が接続されている。この主弁体17と
弁軸18とから弁機構が構成される。弁軸18は、中間
部が筒胴部15に摺動可能に支持されて図中A方向に移
動可能になっており、他端側には後述する操作レバー2
2が挿通されている挿通孔19が穿設されている。前記
主弁体17には、主弁体17を閉弁方向(図中A方向)
に常時付勢するばね20が設けられている。また、前記
主弁体17よりも液通路14の下流側には、送液されて
いる液体の液圧により開閉弁する自動弁21が設けられ
ている。
【0027】操作レバー22は一端が筒胴部15に回転
軸23を介して軸支され、前記弁軸18の挿通孔19を
通って他端側が自由端である操作部24となっている。
該操作レバー22の操作部24を把持部16側に移動さ
せることによって、筒胴部15内の主弁体17を弁軸1
8を介して開弁方向(図中A方向)に変位させるように
なっている。また、操作部24には、後述の係止部材2
8との係合部25が突設されており、該係合部25には
後述の係止部材27の係合面33と係合する係合面26
が設けられている。
【0028】また、筒胴部15と把持部16との間に
は、前記操作レバー22の操作部24端部の移動軌跡を
取り囲むようにレバーガード27が設けられている。
【0029】該レバーガード27の把持部16側端部に
は、主弁体17を開弁方向(図中A方向)に変位させる
べく、把持部16側に移動させた操作レバー22をその
状態に保つための係止部材28が設けられている。該係
止部材28はL字状に成形されており、係止部材28の
屈曲部29において回転軸30を介して把持部16に回
転可能に支持されている。係止部材28は、一端が後述
のプッシュソレノイドによって押圧される押圧部31と
なり、他端には前記操作レバー22を係止するための鉤
状の係合部32が形成されている。該係合部32には、
前記操作レバー22の係合面26と係合する係合面33
が設けられている。また、前記係止部材28には、該係
止部材28を図中B方向に付勢するスプリング34が設
けられている。
【0030】把持部16内にはプッシュソレノイド35
が設けられており、該プッシュソレノイド35は電線を
巻回したコイル36と該コイル36内に挿通され、磁性
体からなる棒状の突出片37とから構成されている。プ
ッシュソレノイド35は、前記制御回路12によってコ
イル36に電流が供給されることで突出片37が前記係
止部材28側に突出して、係止部材28の押圧部31を
押圧する。
【0031】また、プッシュソレノイド35には、一端
が把持部16から突出し、他端が前記突出片37に当接
する棒状の手動停止片38が設けられており、該手動停
止片38が把持部16側に押圧されたときにはコイル3
6に電流が供給されるときと同様に突出片37が係止部
材28側に突出して押圧部31を押圧する。
【0032】前記突出片37は、係止部材28を付勢す
るスプリング34のばね力によって、コイル36に電流
が供給されていないとき、または、手動停止片38が押
圧されていないときには元の位置に復帰する。
【0033】つぎに、図4を用いて操作レバー22と係
止部材28との係止部分について説明する。前記操作レ
バー22の係合面26と前記係止部材28の係合面33
とは、両者が係合状態にあるときに、操作レバー22の
回転軸23と中心とした円の法線(図中x軸とする)上
に位置するように面の角度が付けられている。
【0034】図4を用いて、係止部材28を軸支する回
転軸30の位置について説明する。図は操作レバー22
の回転方向のある平面を示している。操作レバー22の
係合面26と係止部材28の係合面33との接面39内
の任意の点を原点Oとし、原点Oと操作レバー22の回
転軸とを通る直線をx軸とする。また、原点Oを通り、
x軸に垂直な直線をy軸とする。
【0035】図中の各記号は以下の通りである。 F0 :原点Oにおいて操作レバー22が戻ろうとする
力 μF0 :操作レバー22と係止部材28とのあいだの静
止摩擦力 l1 :原点Oから係止部材28の回転軸30までの距
離 l2 :回転軸30からスプリング34によるばね力の
作用点までの距離 l3 :回転軸30からプッシュソレノイド35による
係止部材28の押圧部31までの距離 −P :作用点においてスプリング34が係止部材28
の回転方向に及ぼすばね力の成分 F1 :プッシュソレノイド35が押圧部31を押す力 ただし、プッシュソレノイド35の力F1 は係止部材2
8の回転方向Cに対して垂直に働くものとしている。
【0036】ここで、図4に示すように原点Oと係止部
材28の回転軸30とを結ぶ直線がy軸より角度θ0
れていたと仮定すると、このとき、係止部材28と操作
レバー22との係合を解除する方向(図中C)に係止部
材28を回転させるためには、回転軸30における回転
モーメントは数式1の条件を満たさなくてはならない。
したがって、数式1よりプッシュソレノイド35の力F
1 は数式2で表されることになる。この数式2におい
て、F1 が最小となるのはθ0 =0のときであり、この
とき、F1 は数式3のようになる。
【0037】
【数1】
【0038】
【数2】
【0039】
【数3】
【0040】つまり、プッシュソレノイド35の力を小
さくするためにはθ0 =0、すなわち係止部材28の回
転軸30がy軸上にあることが望ましいことになる。し
たがって、本第1の実施例では、回転軸30は、操作レ
バー22の回転軸23を中心とする円の法線と係止部材
28の回転軸30を中心とする円の法線とが操作レバー
22と係止部材28との接面39内において垂直に交わ
る位置、すなわち、y軸上に存在するようになってい
る。
【0041】また、操作レバー22と係止部材28の接
面39の角度について説明する。図4に示すように、接
面39がx軸より係止部材28側にα(0<α<π)傾
いた直線上に存在すると仮定した場合には、係止部材2
8が解除方向(図中C方向)に回転しようとするとき
に、係止部材28の係合面33端部によって操作レバー
22を一端把持部16側に押し戻すようになるため、プ
ッシュソレノイド35に操作レバー22を押し戻す分だ
けの余分な力が必要になってしまうことになる。
【0042】また、接面39がx軸より吐出パイプ13
側にβ(0<β<π)傾いた直線上に存在すると仮定し
た場合には、操作レバー22が戻ろうとする力F0 の分
力が係止部材28を解除する方向にも作用してしまうた
め、係止状態を保つために、スプリング34のばね力を
大きくしなくてはならないことになる。
【0043】ここで、操作レバー22が戻ろうとする力
0 は、主弁体17にかかる液圧によって左右される。
通常、一つのポンプによって複数のノズルを作動させる
ため、主弁体17にかかる液圧は一定ではなく、したが
って、スプリング34のばね力は、操作レバー22が戻
ろうとする力F0 が最大のときに合わせて大きく設定し
ておかなくてはならない。つまり、操作レバー22が戻
ろうとする力F0 が最大でないときには、係止部材28
を係止状態に保持しようとする力が大きくなるため、プ
ッシュソレノイド35に操作レバー22を押し戻す分だ
けの余分な力が必要になってしまうことになる。
【0044】つまり、プッシュソレノイド35の力を小
さくするためには、接面39がx軸上にあることが望ま
しいことになる。したがって、本第1の実施例では、接
面39は、操作レバー22の回転軸25を中心とする円
の法線上、すなわち、x軸上に存在する。
【0045】つぎに、本第1の実施例の給液装置本体1
がプリセット給液を行う際の作動について説明する。ま
ず、給油所員によって給液ノズル9が給液装置本体1の
ノズル掛け40から外されることにより、ノズル掛け内
部に設けられたノズルスイッチ41から制御回路12に
信号が発信され、制御回路12はポンプ5を作動させ
る。給油所員が給液ノズル9の吐出パイプ13を車両タ
ンク(図示せず)に挿入し、操作レバー22を把持部1
6側に引くことにより、筒胴部15内の弁機構が開弁し
て給液ノズル9内の液通路14が連通する。このとき、
操作レバー22は係止部材28によって図1の状態で係
止される。
【0046】制御回路12は、逐次、流量計7のパルス
発信器6からの流量パルスを計数して給液量を表示器1
0に表示し、プリセット設定器11から予め入力されて
いるプリセット値と送液量が等しくなったときにプッシ
ュソレノイド35のコイル36に電流を供給する。これ
によって、突出片37が係止部材28の押圧部31を押
圧し、係止部材28は回転軸30を中心に図中Bの方向
へ変位する。
【0047】係止部材28の変位にともない、操作レバ
ー22の係合面25と係止部材28の係合面33との係
合が解除され、操作レバー22はその係止を失って図3
中Cの方向に移動する。操作レバー22の移動に連動し
て弁軸18および主弁体17が移動し、給液ノズル9内
の液通路14を遮断する。これによって車両タンクへの
給液が停止する。
【0048】また、給液中に給油所員によって、給液ノ
ズル9の把持部16に突出している手動停止片38が手
動で押圧されることによっても、係止部材28が図中B
の方向に変位し、プッシュソレノイド35のコイル36
に電流が供給された場合と同様にして、給液が停止す
る。
【0049】また、図1に示すように、給油装置本体1
に設けられた感震器42が給駅装置本体1に対する揺れ
を検出し、該感震器42から制御回路12へ感震信号が
出力されると、制御回路12はプッシュソレノイド35
へ電流を供給する。これによって、突出片37が係止部
材28の押圧部31を押圧し、係止部材28は回転軸3
0を中心に図中Bの方向へ変位する。係止部材28の変
位にともない、操作レバー22の係合面25と係止部材
28の係合面33との係合が解除され、操作レバー22
はその係止を失って図3中Cの方向に移動する。操作レ
バー22の移動に連動して弁軸18および主弁体17が
移動し、給液ノズル9内の液通路14を遮断する。これ
によって車両タンクへの給液が停止する。
【0050】本第1の実施例によれば、プリセット給液
終了時には操作レバー22が外れているために、次回給
液時に操作レバー22が係止されたままになっている、
すなわち主弁体17が開弁状態にあり、給液ノズル9内
の液通路14が連通したままになっていることがなくな
る。したがって、次回給液時にポンプ5が作動したとき
に液体を吐出パイプ13から撒き散らしてしまうことが
なくなる。また、操作レバー22と係止部材28との係
合が自動的に解除されるため、信頼性が向上する。
【0051】また、感震器によりが給液装置本体1に対
する揺れを検出したときに、制御回路12によってプッ
シュソレノイド35に電流が供給され、係止部材28に
よる操作レバー22の係止が解除されて、給液ノズル9
内の主弁体17が閉弁されるため、液体の流路の末端で
閉弁することになり、したがって、流路間に残留してい
る液体が吐出パイプ13からもれ出すことを防止でき
る。
【0052】さらに、操作レバー22の係止部材28と
の接面39が操作レバー22の回転軸25を中心とする
円の法線(x軸)上にあり、かつ、操作レバー22の回
転軸25を中心とする円の法線(x軸)と係止部材28
の回転軸30を中心とする円の法線(y軸)とが操作レ
バー22と係止部材28との接面39内において垂直に
交わるため、操作レバー22を解除しようとするときに
プッシュソレノイド35が必要とする力を最小にするこ
とができる。
【0053】つまり、操作レバー22の回転方向に対し
て、操作レバー22と係止部材28との接面39の角度
が、操作レバー22の係合面26と係止部材28の係合
面33との間に生じる摩擦力μF0 が最小となる角度で
操作レバー22と係止部材28が係合して操作レバー2
2を保持するため、最小限の力で操作レバー22と係止
部材28との係合を解除できる。
【0054】したがって、プッシュソレノイドに、給液
ノズルに対して大きさ、重量等に問題のある耐圧防爆構
造をとった電動アクチュエータではなく、電流値の小さ
い本質安全防爆の電動アクチュエータを用いることがで
きる。
【0055】つぎに、本発明の第2の実施例を図5およ
び図6に基づき詳述する。なお、本第2の実施例におい
ては、上述した第1の実施例と同様の構成について同一
の符号を付すこととし、その説明を省略する。
【0056】本第2の実施例における給液装置本体51
には、車両の燃料タンクへ誤った種類の液体の混液を防
止するために、燃料タンク内に残留している液体の種類
と給液ノズル9から供給される液体の種類とが一致して
いるか否かを判定し、不一致の場合に車両の燃料タンク
への給液を禁止する液種判定機能が付加されている。
【0057】この液種判別機能の構成として給液装置本
体51には、先端が給液ノズル9の先端で開口し、ホー
ス8に沿って延設された吸引通路52と、一端が吸引通
路52に接続され、途中に吸引通路52の一端側開口か
ら車両の燃料タンク内の残留液体の蒸気を吸引する吸引
ポンプ53を備え、他端が地下タンク2の上部に接続さ
れた吸引配管54と、吸引配管54の吸引ポンプ53の
上流側に設けられ、吸引された残留液体蒸気の蒸気濃度
を計測する液種センサ55とが備えられている。
【0058】そして、液種判別機能は、後述する図6の
フローチャートに示されるような液種判定プログラムを
実行する制御回路56により達成され、この制御回路5
6には上記吸引ポンプ53及び液種センサ55と、液種
不一致時に作業者に対して警報を発する警報器57が接
続されている。
【0059】また、制御回路56には、制御回路56か
らの作動信号に基づきプッシュソレノイド35へ供給す
る電流を制御する電流制御回路58と、電流制御回路5
8から微弱電流を供給しているときにプッシュソレノイ
ド35で発生する逆起電力、あるいは、電流制御回路5
8から電流を供給していないときにプッシュソレノイド
35で発生する誘導起電力を検出する誘導電流検出回路
59とが接続されている。
【0060】ここで、プッシュソレノイド35で発生す
る誘導起電力について説明する。給液を行う作業者が給
油を行うべく給液ノズル9の操作レバー22を操作して
係止部材28に係止する際に、操作レバー22の係合部
25により係止部材28の係合部32が押し下げられて
から、操作レバー22の係合面26と係止部材28の係
合面33とが係合して操作レバー22が係止部材28に
係止される。
【0061】この操作レバー22の係合部25により係
止部材28の係合部32が押し下げられるときに係止部
材28が一瞬回動し、それに伴ってプッシュソレノイド
35の突出片37が突出方向に移動する。この磁性体で
ある突出片37の移動、すなわち磁界の変化により誘導
起電力が発生し、コイル36に誘導電流が流れることと
なる。
【0062】上述したような誘導電流検出回路59が誘
導電流を検出することにより、作業者により給液ノズル
9の操作レバー22が操作されていること、すなわち、
車両の燃料タンクへの給液ノズル9の挿入を検出するこ
とが可能となる。
【0063】本第2の実施例の給液装置は、以上のよう
に構成され、次に給液装置の作動を図6に示される制御
回路56の処理フローチャートを参照して説明する。
【0064】まず、ステップ1(以下、ステップを略し
Sとする)において、作業者が車両の燃料タンクへの給
液を開始すべく給液ノズル9をノズル掛け40から外し
たか否かを、ノズルスイッチ41がオンになったか否か
により判定する。
【0065】S1でノズルスイッチ41がオンになった
ならば、S2において誘導電流検出回路59により逆起
電力を検出するため、電流制御回路58からプッシュソ
レノイド35へ微弱電流を供給し始めるように電流制御
回路58へ作動信号を出力する。
【0066】そして、S3において電流の変化があった
か、すなわち、プッシュソレノイド35において逆起電
力が働いたかを誘導電流検出回路59により判定し、電
流の変化があったときに、給液ノズル9の操作レバー2
2が操作された、すなわち車両の燃料タンクに給液ノズ
ル9が挿入されたものとしてS4に進む。
【0067】S4では、まず、プッシュソレノイド35
への電流供給をオフするとともに、燃料タンクに挿入さ
れた給液ノズル9の先端から燃料タンク内の液体蒸気を
液種センサ55に供給するために、吸引ポンプ53をオ
ンして液体蒸気の吸引を開始する。
【0068】そして、S5において、液種センサ55に
供給された液体蒸気の濃度から燃料タンク内の残存液体
の種類を検知し、制御回路52に予め記憶されている給
液ノズル9から供給される液体の種類と比較して、両者
が一致しているか否かを判定する。
【0069】このS5で、液体の種類が一致している場
合には、混液の恐れがないものとしてS6に進み、吸引
ポンプ53をオフするとともにポンプ5をオンして給液
ノズル9から燃料タンクへの液体の供給を開始する。
【0070】燃料タンクへの液体の供給が進み、燃料タ
ンクが満タンになったときに、S7において、給液ノズ
ル9に設けられた液面検知センサ(図示せず)が満タン
検出信号を出力する。
【0071】この満タン検出信号が出力されたときに、
燃料タンクへの液体の供給を終了すべく、S8において
ポンプ5をオフするとともに、給液ノズル9の操作レバ
ー22の戻し忘れによる次回給液時の液体の撒き散らし
を防止すべくプッシュソレノイド35に電流を供給して
係止部材28による操作レバー22の係合を解除する。
【0072】そして、S9において作業者が給液ノズル
9をノズル掛け40に掛け戻したかをノズルスイッチ4
1がオフになったか否かにより確認し、ノズルスイッチ
41がオフになったときに給液装置を待機状態とする。
【0073】一方、S5で、液体の種類が不一致である
場合には、混液の恐れがあるものとしてS10に進み、
プッシュソレノイド35に電流を供給して係止部材28
による操作レバー22の係合を解除して給液不可能とし
た後、吸引ポンプ53をオフするとともに、混液の恐れ
がある旨を作業者に警告すべく警報器57をオンにす
る。
【0074】この警報器57をオンすることにより、混
液の恐れがある旨に作業者が気が付き、作業者が給液ノ
ズル9をノズル掛け40に掛け戻したか否かを、S11
においてノズルスイッチ41がオフになったか否かによ
り確認し、ノズルスイッチ41がオフになったときにS
12に進み、S12で警報器57をオフにした後、給液
装置を待機状態とする。
【0075】このように、本第2の実施例においては、
誘導電流検出回路59により車両の燃料タンクに給液ノ
ズル9が挿入されたか否かが判定できるため、車両の燃
料タンクの残存液体蒸気だけを確実に液種センサ55に
供給することができるため、液種判定機能の信頼性が向
上する。
【0076】また、液種判定における不一致判定時にプ
ッシュソレノイド35に電流を供給して係止部材28に
よる操作レバー22の係合を解除して給液不可能とする
ため、混液の恐れがある旨に気が付いた作業者が、操作
レバー22の係合を解除しないまま、給液ノズル9をノ
ズル掛け40に掛け戻したとしても、次回給液時に給液
ノズル9からの液体の撒き散らしが生じることがない。
つぎに、本発明の第3の実施例を図7に基づき詳述す
る。なお、本第3の実施例においては、上述した第1お
よび第2の実施例と同様の構成について同一の符号を付
すこととし、その説明を省略する。
【0077】本第3実施例は、上述した第2の実施例の
図6に示される制御回路56の処理フローチャートにS
21からS24までの処理を追加したものであり、これ
ら処理は、第1の実施例における手動停止片38と同様
の役割、すなわち、燃料タンク内が満タンにまで到達し
ていない状態時において作業者が任意のときに給油を終
了させる役割を果たすものである。
【0078】以下、図7に示される制御回路56の処理
フローチャートを参照してS21からS24までの処理
につき説明する。
【0079】まず、S6の処理により車両の燃料タンク
への液体の供給が開始されてから、S21において電流
の変化があったか、すなわち、プッシュソレノイド35
において誘導起電力が働いたかを誘導電流検出回路59
により判定し、電流の変化があったときに、給液ノズル
9の操作レバー22が操作された、すなわち車両の燃料
タンクへの液体の供給を終了するものとしてS22に進
む。
【0080】S22では、車両の燃料タンクへの液体の
供給を終了させるべく、プッシュソレノイド35に電流
を供給して係止部材28による操作レバー22の係合を
解除する。
【0081】そして、S23で作業者が給液ノズル9を
ノズル掛け40に掛け戻したかをノズルスイッチ41が
オフになったか否かにより確認し、ノズルスイッチ41
がオフになったときに給液装置を待機状態とする。
【0082】このように、第3の実施例においては、車
両の燃料タンクへの給液状態時に作業者が給液ノズル9
の操作レバー22を操作するだけで、給液ノズル9の係
止部材28による操作レバー22の係合の解除を簡単に
行うことができ、給油作業の効率が向上する。
【0083】
【発明の効果】本発明の請求項1においては、作動信号
によって係止部材移動手段が係止部材を移動させ、操作
レバーの係止を解除して操作レバーが弁機構を閉弁する
状態の位置に戻ることによって給液ノズル内の弁機構を
閉弁するため、操作レバーの係止状態つまり給液ノズル
内の弁機構の開閉状態と、送液手段の作動状態とが一義
的となり、今回の給液終了後に操作レバーが係止された
ままであることがなくなり、次回の給液時に、送液手段
の作動とともにノズルから液体が撒き散らされてしまう
といったことが防止できるので、給液装置の信頼性が向
上する。
【0084】また、請求項2においては、送液量が設定
値に達したとき、給液停止検出手段が作動信号を送信し
て係止部材移動手段を作動させて係止部材移動手段が係
止部材を移動させ、操作レバーと係止部材との係合を解
除して、操作レバーが弁機構を開弁している状態の位置
から弁機構を閉弁している状態の位置に戻ることによっ
て、給液ノズル内部の弁機構が閉弁するため、操作レバ
ーの係止状態つまり給液ノズル内の弁機構の開閉状態
と、送液手段の作動状態とが一義的となり、プリセット
給液終了後に操作レバーを戻し忘れて操作レバーが係止
されたままであることがなくなり、次回の給液時に、送
液手段の作動とともにノズルから液体が撒き散らされて
しまうといったことが防止できるので、給液装置の信頼
性が向上する。
【0085】また、請求項3においては、感震器が給液
装置本体に対する揺れを検出したとき作動信号を送信し
て、係止部材移動手段を作動させて係止部材移動手段が
係止部材を移動させ、操作レバーと係止部材との係合を
解除して、操作レバーが弁機構を開弁している状態の位
置から弁機構を閉弁している状態の位置に戻ることによ
って、給液ノズル内部の弁機構が閉弁するため、液体の
流路の末端で閉弁することになり、したがって、流路間
に残留している液体が吐出パイプからもれ出すことを防
止でき、地震等の災害時の安全性が確保できる。
【0086】また、請求項4においては、操作片によっ
て手動で係止部材移動手段を作動させて係止部材移動手
段が係止部材を移動させ、操作レバーと係止部材との係
合を解除して、操作レバーが弁機構を開弁している状態
の位置から弁機構を閉弁している状態の位置に戻ること
によって、給液ノズル内部の弁機構が閉弁するため、給
油所員が給油を停止しようとしたときに、迅速かつ確実
に給油を停止することができる。
【0087】さらに、請求項5においては、操作レバー
の係止部材との係合面と、係止部材の操作レバーとの係
合面とがほぼ操作レバーの回転軸を中心とする円の法線
上にあり、かつ、操作レバーの回転軸を中心とする円の
法線と係止部材の回転軸を中心とする円の法線とが操作
レバーと係止部材との係合面内においてほぼ垂直に交わ
るため、係合を解除する係止部材移動手段の力が小さく
でき、電流値の小さい本質安全防爆の電動アクチュエー
タを押動手段に用いることが可能となるので、給液ノズ
ルの軽量化が図れ、給液装置の操作性が向上する。
【0088】また、請求項6においては、外部からの作
動信号に基づいてプッシュソレノイドを作動させてプッ
シュソレノイドが係止部材を移動させ、操作レバーと係
止部材との係合を解除して、操作レバーが弁機構を開弁
している状態の位置から弁機構を閉弁している状態の位
置に戻ることによって、給液ノズル内部の弁機構が閉弁
するため、操作レバーの係止状態つまり給液ノズル内の
弁機構の開閉状態と、送液手段の作動状態とが一義的と
なり、今回の給液終了後に操作レバーが係止されたまま
であることがなくなり、次回の給液時に、送液手段の作
動とともにノズルから液体が撒き散らされてしまうとい
ったことが防止できるので、給液装置の信頼性が向上す
る。
【0089】また、請求項7においては、誘導起電力検
出手段によりプッシュソレノイドで発生する誘導起電力
が検出されるので、操作レバーが弁機構を開弁する状態
を検出することができるため、給液ノズルが車両の燃料
タンクに挿入されるタイミングを確実に検出することが
できる。
【0090】さらに、請求項8においては、制御手段に
より誘導電流検出手段の検出信号に基づきプッシュソレ
ノイドに電圧を付加する制御が可能となり、弁機構を開
弁する状態にある操作レバーを弁機構が閉弁する状態へ
と解除することが可能となるため、給液時に作業者が操
作レバーを操作するだけで簡単に操作レバーの係合を解
除することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の給液装置を示す。
【図2】本発明の第1の実施例の給液ノズルを示す。
【図3】本発明の第1の実施例の給油ノズルの操作レバ
ーと係止部材との係合部を示す。
【図4】本発明の第1の実施例の給油ノズルの操作レバ
ーと係止部材との係合部にかかる力関係を示す。
【図5】本発明の第2の実施例の給液装置を示す。
【図6】本発明の第2の実施例の制御回路56が行う処
理のフローチャートを示す。
【図7】本発明の第3の実施例の制御回路56が行う処
理のフローチャートを示す。
【符号の説明】
1 給液装置本体 2 地下タンク 3 給液配管(給液管路) 4 モータ 5 ポンプ(送液手段) 6 パルス発信器 7 流量計 8 ホース 9 給液ノズル 10 表示器 11 プリセット設定器(設定器) 12 制御回路(給液停止検出手段、給液停止制御手
段) 13 吐出パイプ 14 液通路 15 筒胴部 16 把持部 17 主弁体 18 弁軸 19 挿通孔 20 ばね 21 自動弁 22 操作レバー 23 (操作レバー22の)回転軸 24 (操作レバー22の)操作部 25 (操作レバー22の)係合部 26 (操作レバー22の)係合面 27 レバーガード 28 係止部材 29 (係止部材28の)屈曲部 30 (係止部材28の)回転軸 31 (係止部材28の)押圧部 32 (係止部材28の)係合部 33 (係止部材28の)係合面 34 スプリング 35 プッシュソレノイド(係止部材移動手段) 36 (プッシュソレノイド35の)コイル 37 (プッシュソレノイド35の)突出片 38 (プッシュソレノイド35の)手動停止片 39 (操作レバー22の係合面26と係止部材28
の係合面33との) 接面 40 ノズル掛け 41 ノズルスイッチ 42 感震器 51 給液装置本体 59 誘導電流検出回路(誘導電流検出手段)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送液手段に流量計および給液管路を介し
    て接続され、内部に弁機構が設けられた給液ノズルを備
    え、 該給液ノズルは、一端側が前記給液ノズルに支持され、
    自由端状の他端側が操作端となり、該操作端側が移動す
    ることによって前記弁機構を開閉する操作レバーと、 前記操作レバーを開弁操作した状態で前記操作端を係脱
    可能に係止する係止部材とを有する給液装置において、 外部からの作動信号によって、前記操作レバーとの係合
    が解除される方向に前記係止部材を移動させる係止部材
    移動手段を備えたことを特徴とする給液装置。
  2. 【請求項2】 あらかじめ所望の給液量の設定値を設定
    する設定器と、 該設定器で設定された設定値と、前記流量計で計測され
    た送液量とが一致したときに作動信号を出力する給液停
    止検出手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載の
    給液装置。
  3. 【請求項3】 給液装置本体に対する揺れを検出し、検
    出結果に基づき作動信号を出力する感震器を備えたこと
    を特徴とする請求項1記載の給液装置。
  4. 【請求項4】 前記係止部材移動手段に、該係止部材移
    動手段を手動で作動させる操作片を設けたことを特徴と
    する請求項1記載の給液装置。
  5. 【請求項5】 前記係止部材は、 前記給液ノズルに回転可能に支持され、該係止部材と前
    記操作レバーとの係合面がほぼ前記操作レバーの一端を
    中心とする円の法線上にあり、かつ、前記操作レバーの
    一端を中心とする円の法線と前記係止部材の回転軸を中
    心とする円の法線とが前記操作レバーと前記係止部材と
    の接面内においてほぼ垂直に交わることを特徴とする請
    求項1記載の給液装置。
  6. 【請求項6】 前記係止部材移動手段は、プッシュソレ
    ノイドからなることを特徴とする請求項1記載の給液装
    置。
  7. 【請求項7】 前記プッシュソレノイドにより発生する
    誘導起電力を検出する誘導電流検出手段を設けたことを
    特徴とする請求項6項記載の給液装置。
  8. 【請求項8】 前記誘導電流検出手段の検出信号に基づ
    き前記係止部材移動手段を制御する制御手段を有するこ
    とを特徴とする請求項7記載の給液装置。
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CN110510566A (zh) * 2019-09-03 2019-11-29 河南英高能源科技有限公司 一种加油流量控制装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110510566A (zh) * 2019-09-03 2019-11-29 河南英高能源科技有限公司 一种加油流量控制装置
CN110510566B (zh) * 2019-09-03 2020-11-20 河南英高能源科技有限公司 一种加油流量控制装置

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