JPH09309592A - 燃料回収装置 - Google Patents

燃料回収装置

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JPH09309592A
JPH09309592A JP15045896A JP15045896A JPH09309592A JP H09309592 A JPH09309592 A JP H09309592A JP 15045896 A JP15045896 A JP 15045896A JP 15045896 A JP15045896 A JP 15045896A JP H09309592 A JPH09309592 A JP H09309592A
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JP
Japan
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fuel
fuel tank
hole
tool
receiving container
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JP15045896A
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Akinobu Kondo
明宣 近藤
Takahisa Suzuki
孝久 鈴木
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IHI Corp
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IHI Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 廃車の燃料タンクからの燃料の回収を、金属
製燃料タンクに対しても樹脂製燃料タンクに対しても効
率よく実施できるようにする。 【解決手段】 台車1上に、パワージャッキ5を介して
昇降フレーム6を昇降可能に設け、昇降フレーム6上
に、金属製燃料タンク用穿孔機Iと、樹脂製燃料タンク
用穿孔機IIを並設する。穿孔機Iには、上端に三角錐形
状のビット9aを有するツール9を設け、金属製燃料タ
ンク11の底部にツール9を押し込んで大きな孔12を
形成させる。穿孔機IIには、ホールソー26を設け、樹
脂製燃料タンク30の底部に回転させながら押し込んで
返りのない孔31を形成させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は解体処理する廃車の
燃料タンクから燃料を抜き出して回収するために用いる
燃料回収装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】廃車を解体してスクラップとする場合に
は、作業中の火災や爆発の事故を防止するために、燃料
タンクからガソリンや軽油等の燃料を予め抜き取る必要
がある。
【0003】そのため、従来では、作業者がつるはし等
を用いて燃料タンクに孔をあけ、孔から流出した燃料を
缶等で受けさせるようにしたり、あるいは、作業員が燃
料タンクを車体より取り外してから孔をあけるようにし
ている。一方、装置化したものとしては、突き刺し用の
針を取り付けたエアシリンダと高さ調整用のエアシリン
ダとを上下に直列に配置して、下部のエアシリンダの操
作で燃料タンクに対する高さ調整を行った後、上部のエ
アシリンダの操作で針を燃料タンクに突き刺して孔をあ
けるようにした方式もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、つるはし等
によって燃料タンクに孔をあける方式の場合、孔から流
出した燃料が飛散して周囲の環境を汚染したり、作業員
が燃料を被ったりする問題があるだけでなく、燃料の気
化雰囲気であることから、孔あけ作業は、火花が発生し
ないよう細心の注意を払って行わなければならない。
又、燃料タンクを取り外す方式の場合には、作業環境が
悪い中での重労働となる問題がある。
【0005】一方、2基のエアシリンダを用いた針によ
る突き刺し方式の場合には、金属製燃料タンクと樹脂製
燃料タンクの両方に使用できるように針を小さく(細
く)形成しているため、燃料の回収に手間が掛かる問題
がある。すなわち、燃料タンクには、通常、金属製のも
のと樹脂製のものとがあるが、特に、樹脂製の燃料タン
クの場合、大きい針で孔をあけようとすると、燃料タン
クは撓むだけで孔があかないので、小さい針を使用せざ
るを得ず、小さい針で孔をあけた場合、孔が塞がり易く
て回収に長時間を要する問題があり、又、金属製の燃料
タンクの場合は針で孔をあけたときに内側への返りは少
ないが、樹脂製の燃料タンクの場合は針で孔をあけたと
きに内側への返りが発生し易いことから、タンク底部に
位置する燃料の回収が困難になる問題がある。
【0006】そこで、本発明は、金属製の燃料タンクに
対しては大きな孔を形成できるようにし、樹脂製の燃料
タンクに対しては内側への返りの発生しない孔をあけら
れるようにして、燃料を効率よく回収することができる
ような燃料回収装置を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、台車上にフレームを、高さ調整用駆動装
置により昇降可能に設け、該昇降フレーム上に、上端に
角錐形状のビットを有してツールホルダに保持させたツ
ールと、該ツールのビットを金属製燃料タンクの底部に
刺し込んで孔を形成させるために上記ツールホルダの下
端部に連結した刺込用駆動装置と、金属製燃料タンクの
孔から流出した燃料を受け入れて排出口より排出できる
ように上記ツールホルダの外周部に設置した燃料受入容
器とからなる金属製燃料タンク用穿孔機を搭載し、且つ
上記昇降フレーム上の金属製燃料タンク用穿孔機の隣り
の位置に、上端にホールソーを取り付けた支軸と、該支
軸の下端に連結した回転駆動装置と、該回転駆動装置を
収納して支軸の回転を支持する軸受ハウジングを保持す
るようにした中空ケーシングと、回転する上記ホールソ
ーを樹脂製燃料タンクの底部に押し付けて孔を形成させ
るために上記中空ケーシングの下端部に連結した昇降機
と、樹脂製燃料タンクの孔から流出した燃料を受け入れ
て排出できるように上記支軸の外周部に設置した燃料受
入容器とからなる樹脂製燃料タンク用穿孔機を搭載した
構成とする。
【0008】金属製燃料タンクに対しては、金属製燃料
タンク用穿孔機のツールを刺込用駆動装置によってタン
ク底部に刺し込むようにする。これによりタンク底部に
大きな孔が形成され、燃料タンク内の燃料は燃料受入容
器内に入り排出口より排出されることになり、周囲に飛
散させることがない。一方、樹脂製燃料タンクに対して
は、樹脂製製燃料タンク用穿孔機のホールソーを回転駆
動装置で回転させながら昇降機でタンク底部に押し当て
るようにする。これにより、タンク底部に内側への返り
のない孔が形成され、同様に燃料受入容器に受け入れら
れる。
【0009】又、各燃料受入容器の上面に、燃料タンク
の孔から流出した燃料を燃料受入容器内に導く伸縮式の
燃料受入ガイドを取り付けた構成とすると、タンク底部
と燃料受入容器との間を塞ぐことができて、タンク底部
から流出した燃料の飛散を燃料受入ガイドで防ぐことが
できる。
【0010】更に、支軸の外周部に、下端部を軸受ハウ
ジングに固定したシール筒を配置して、該シール筒の上
端部内と軸受ハウジングの上端部内にオイルシールを組
み付け、且つ上記シール筒の外側に、下端を開口させて
上端部を支軸に取り付けたカバースリーブを配置し、該
カバースリーブと上記シール筒とによりラビランスシー
ルを形成させるようにした構成とすると、支軸を支持す
る軸受ハウジング内の軸受部への燃料の回り込みを防止
することができ、軸受への影響をなくすことができる。
【0011】更に又、各燃料受入容器の燃料排出口近く
の側壁に窓孔を開閉できるように設けて、排出口のスト
レーナを排出口より交換できるようにした構成とする
と、汚れた燃料によりストレーナに詰まりが生じたとき
にも容易に交換できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0013】図1乃至図5は本発明の実施の一形態を示
すもので、固定キャスタ2と自在キャスタ3により自在
に走行でき且つその移動位置をストッパ4にて固定でき
るようにしてある台車1上に、フレーム6を、高さ調整
用駆動装置としてのパワージャッキ5の操作により昇降
させられるように設け、該昇降フレーム6上に、金属製
燃料タンク用穿孔機Iと樹脂製燃料タンク用穿孔機IIと
を並列して搭載させた構成とする。
【0014】上記金属製燃料タンク用穿孔機Iは、次の
如き構成としてある。すなわち、上記昇降フレーム6上
に、架台7を介して刺込用駆動装置としてのエアシリン
ダ8を、上方へ向けて設置し、該エアシリンダ8のピス
トンロッド8aの上端に、上端部に槍の如く鋭角的な三
角錐形状のビット9aを有する上下方向に延びるツール
9の下端部を、ツールホルダ10を介して取り付け、上
記エアシリンダ8の伸長作動により、ツール9がツール
ホルダ10とともに上昇させられて上方位置の金属製燃
料タンク11の底部にツール9のビット9aが刺し込ま
れて大きな孔12が形成されるようにしてある。
【0015】又、上記ツール9を保持するツールホルダ
10には、上面に燃料受入口13を形成した燃料受入容
器14を、ツールホルダ10の周囲を取り囲むように固
設し、該燃料受入容器14の上面部に、常時伸長力が付
勢されるようにした蛇腹式の筒状の燃料受入ガイド15
を、ツール9の周囲を取り囲んで上記燃料受入口13と
連通するように取り付け、上記ツール9による燃料タン
ク11への孔12形成時に上記燃料受入ガイド15の上
端を燃料タンク11の底面に押し当てることによって、
孔12から流出した燃料が燃料受入ガイド15内を通っ
て燃料受入容器14内に導かれるようにする。又、上記
燃料受入容器14の底部には、内部に導かれた燃料を排
出させるための排出口16を設けて、該排出口16に、
燃料を回収容器17へ導くためのフレキシブルホース1
8を接続できるようにし、更に、上記排出口16部に、
排出させる燃料中のごみを取り除くようにしたストレー
ナ19を配置し、上記燃料受入容器14の側壁部に、上
記ストレーナ19の交換用窓孔20を設けると共に、該
窓孔20を塞ぐ蓋21が開閉可能に取り付けてある。
【0016】一方、上記樹脂製燃料タンク用穿孔機II
は、次の如き構成としてある。すなわち、上記昇降フレ
ーム6の架台7の隣りの位置に、台車1の移動方向に張
り出すように架台22を固設し、該架台22上に、パン
タグラフの如きハンドジャッキ23を昇降機として設置
し、該ハンドジャッキ23上に、上下方向に延びる中空
ケーシング24を載置し、該中空ケーシング24内に、
回転駆動装置としてのエアモータ25を上向きに配置し
て、中空ケーシング24の上面板24aに設置し、且つ
上記エアモータ25の出力軸25aに、上端部にホール
ソー26を取り付けた支軸27の下端部を、上記中空ケ
ーシング24の上面板24aを貫通させて連結して、該
支軸27の下端部位置を、上記中空ケーシング24上に
設けた軸受ハウジング28内の軸受29にて回転自在に
支持させ、上記ホールソー26を、上記エアモータ25
の駆動で支軸27を介して回転させながら、ハンドジャ
ッキ23の操作で上昇させることにより、上方に位置さ
せた樹脂製燃料タンク30の底部にホールソー26を押
し当てて孔31を形成させるようにしてある。
【0017】又、上記支軸27の外周部には、下端部を
上記軸受ハウジング28に固定させるようにしてシール
筒32を配置して、シール筒32の上端部内面と上記軸
受ハウジング28内の上端部とにオイルシール33をそ
れぞれ組み付け、且つ上記シール筒32の外周部に、下
端を開口させて上端部を支軸27に固定したカバースリ
ーブ34を、シール筒32との間に微小隙間が形成保持
されるように同心状に配置してカバースリーブ34とシ
ール筒32によってラビランスシール35が形成される
ようにしてある。
【0018】更に、上記軸受ハウジング28には、上面
に燃料受入口36を形成した燃料受入容器37を、カバ
ースリーブ34の周囲を取り囲むように固設し、該燃料
受入容器37の上面部に、常時伸長力が付勢されるよう
にした蛇腹式の筒状の燃料受入ガイド38を、ホールソ
ー26を取り囲んで上記燃料受入口36と連通するよう
に取り付け、上記ホールソー26による燃料タンク30
への孔31形成時に上記燃料受入ガイド38の上端を燃
料タンク30の底面に押し当てることによって、孔31
から流出した燃料が燃料受入ガイド38内を通って燃料
受入容器37内に導かれるようにする。又、上記燃料受
入容器37の底部には、内部に導かれた燃料を排出させ
るための排出口39を設けて、該排出口39に、燃料を
回収容器17へ導くためのフレキシブルホース18を接
続できるようにし、更に、上記排出口39部に、ホール
ソー26の切削による切粉と排出させる燃料中のごみを
取り除くようにしたストレーナ40を配置し、上記燃料
受入容器37の側壁部に、上記ストレーナ40の交換用
窓孔41を設けると共に、該窓孔41を塞ぐ蓋42が開
閉可能に取り付けてある。
【0019】なお、43はパワージャッキ5やエアシリ
ンダ8並びにエアモータ25等の駆動ユニットの切換用
バルブ、44はコントロールボックス、45は台車1の
手摺り枠を示す。
【0020】解体すべき廃車の燃料タンクが金属製燃料
タンク11の場合には、先ず、揚荷装置で持ち上げられ
ているか、台の上に設置されている廃車の下方位置まで
台車1を移動させて、金属製燃料タンク用穿孔機Iを、
金属製燃料タンク11の真下に位置させ、台車1の位置
をストッパ4によって固定する。
【0021】上記の状態において、パワージャッキ5の
作動により昇降フレーム6を上昇させてツール9の高さ
調整を行わせるようにする。この場合、燃料受入ガイド
15の上端が燃料タンク11の底面に当接するような状
態とする。しかる後、エアシリンダ8を伸長作動させる
ことによりツール9のビット9aを燃料タンク11の底
部に刺し込むようにする。これにより、燃料タンク11
の底部に孔12があけられる。この際、ツール9のビッ
ト9aは三角錐形状としてあるため、従来の針による場
合に比して大きく、返りのない孔12を形成することが
できる。
【0022】燃料タンク11の底部に孔12が形成され
た後、ツール9を下降させて退避させるようにすると、
孔12が開口して燃料タンク11内の燃料が流出する。
流出した燃料は、燃料受入ガイド15内を通り燃料受入
容器14内にそのまま受け入れられ、排出口16より該
排出口16に接続してあるフレキシブルホース18を通
って回収容器17内に回収される。
【0023】上記において、孔12から流出した燃料
は、直下に流下するので、そのまま燃料受入容器14内
に入るが、燃料タンク11の底面に押し付けられている
蛇腹式の燃料受入ガイド15があるため、周辺への飛散
をより完全に防ぐことができる。更に、燃料は燃料受入
容器14から排出口16を経てフレキシブルホース18
へ導かれる際に、混在しているごみはストレーナ19に
よって濾過されることから、支障なく再利用することが
できる。
【0024】一方、解体すべき廃車の燃料タンクが樹脂
製燃料タンク30の場合には、台車1の移動により、樹
脂製燃料タンク用穿孔機IIを、樹脂製燃料タンク30の
真下に位置させるようにし、かかる状態において、パワ
ージャッキ5の作動により、金属製燃料タンク用穿孔機
Iの燃料受入ガイド15の上端が廃車の下面に当接する
直前まで、昇降フレーム6を上昇させた後、エアモータ
25の駆動により支軸27を介してホールソー26を回
転させながら、ハンドジャッキ23を操作してホールソ
ー26を上昇させ、燃料受入ガイド38の上端が燃料タ
ンク30の底面に当接後も、操作を続行する。これによ
り、ホールソー26によって燃料タンク30の底部に大
きな孔31があけられる。
【0025】上述のようにして、燃料タンク30の底部
に孔31が形成された後、ホールソー26を下降させて
退避させるようにすると、孔31が開口して燃料タンク
30内から燃料が流出する。流出した燃料は、燃料受入
ガイド内を通り燃料受入容器37内に導かれ、排出口3
9よりフレキシブルホース18を経て回収容器17内に
導かれる。
【0026】上記において、燃料タンク30の孔31
は、ホールソー26の回転切削によって形成されるた
め、タンク底部に割れが発生したり、回収作業中に孔3
1が塞がってしまうようなことはなく、しかも従来の針
によって形成される如き内側への返りが起らないので、
燃料タンク30の底部上に位置する燃料を円滑に流出さ
せることができて回収効率を上げ回収時間を短かくする
ことができる。又、ホールソー26を保持する支軸27
の外周には、シール筒32とカバースリーブ34とによ
ってラビランスシール35が形成してあるので、燃料受
入容器37内に受け入れられた燃料が支軸27の軸受2
9の部分へ侵入することはなく、このため、軸受29部
の潤滑油が燃料によって溶かされることがなくて軸受2
9の性能に悪影響を与える心配がない。
【0027】なお、高さ調整用駆動装置、刺込用駆動装
置、昇降機としては、パワージャッキ5、エアシリンダ
8、ハンドジャッキ23以外のものを採用してもよいこ
と、又、実施の形態では、ツール9のビット9aを三角
錐形状とした場合を示したが、四角錐や五角錐であって
もよいこと、更に、実施の形態では、タンクの底面への
当接力が容易に得られるように燃料受入ガイド15,3
8を蛇腹式とした場合を示したが、蛇腹式でなくともよ
いこと、自動車用燃料としては、ガソリン、軽油がある
が、廃車となった車両の燃料タンク内の燃料の種類に対
応させて回収装置を用意しておき、異なるフレキシブル
ホースを排出口16又は39に継ぎ直すようにして回収
させるようにしてあること、フレキシブルホース18の
先にポンプを設けて燃料を回収させるようにしてもよい
こと、その他本発明の要旨を逸脱しない範囲内において
種々変更を加え得ることは勿論である。
【0028】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明の燃料回収装置
によれば、次の如き優れた効果を発揮する。 (1) 上端に角錐形状のビットを有するツールの刺し込み
により金属製燃料タンクの底部に孔をあけるようにした
金属製燃料タンク用穿孔機と、ホールソーの回転及び押
し込みにより樹脂製燃料タンクの底部に孔をあけられる
ようにした樹脂製燃料タンク用穿孔機とを、台車上の昇
降フレーム上に並べて搭載させた構成とし更に、燃料タ
ンク内の燃料を燃料受入容器内に流入させてから回収装
置へ回収するようにしてあるので、金属製燃料タンクに
対してはツールにより大きな孔をあけることにより周囲
に飛散させることなく、能率よく燃料を回収することが
でき、一方、樹脂製燃料タンクに対しては、ホールソー
により割れの心配を起すことなく大きな孔をあけること
ができ、しかも、内側への返りもないことから、能率よ
く燃料を回収することができる。 (2) 各燃料受入容器の上面に、燃料タンクの孔から流出
した燃料を燃料受入容器内に導く筒状の燃料受入ガイド
を取り付けた構成とすることにより、流出燃料の周辺へ
の飛散をより完全に防止することができる。 (3) 樹脂製燃料タンク用穿孔機の支軸の外周にラビラン
スシールを形成することにより、支軸の回転を支持する
軸受ハウジング内の軸受への燃料の回り込みを未然に防
ぐことができ、作動の長期安定化を図ることができる。 (4) 各燃料受入容器の燃料排出口近くの側壁に窓孔を開
閉できるように設けて、排出口のストレーナを排出口よ
り交換できるようにした構成とすることによって、汚れ
た燃料によりストレーナに詰まりが生じてもストレーナ
を容易に交換することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の燃料回収装置の実施の一形態を示す一
部切断側面図である。
【図2】図1のA−A方向矢視図である。
【図3】図1のB−B方向矢視図である。
【図4】図1のC−C方向矢視図である。
【図5】図1のD−D方向矢視図である。
【符号の説明】
I 金属製燃料タンク用穿孔機 II 樹脂製燃料タンク用穿孔機 1 台車 5 パワージャッキ(高さ調整機構) 6 昇降フレーム 8 エアシリンダ(押込用駆動装置) 9 ツール 9a ビット 10 ツールホルダ 11 金属製燃料タンク 12 孔 14 燃料受入容器 15 燃料受入ガイド 16 排出口 23 ハンドジャッキ(昇降機) 24 中空ケーシング 25 エアモータ(回転駆動装置) 26 ホールソー 27 支軸 28 軸受ハウジング 30 樹脂製燃料タンク 31 孔 32 シール筒 33 オイルシール 34 カバースリーブ 35 ラビランスシール 37 燃料受入容器 39 排出口 40 ストレーナ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台車上にフレームを、高さ調整用駆動装
    置により昇降可能に設け、該昇降フレーム上に、上端に
    角錐形状のビットを有してツールホルダに保持させたツ
    ールと、該ツールのビットを金属製燃料タンクの底部に
    刺し込んで孔を形成させるために上記ツールホルダの下
    端部に連結した刺込用駆動装置と、金属製燃料タンクの
    孔から流出した燃料を受け入れて排出口より排出できる
    ように上記ツールホルダの外周部に設置した燃料受入容
    器とからなる金属製燃料タンク用穿孔機を搭載し、且つ
    上記昇降フレーム上の金属製燃料タンク用穿孔機の隣り
    の位置に、上端にホールソーを取り付けた支軸と、該支
    軸の下端に連結した回転駆動装置と、該回転駆動装置を
    収納して支軸の回転を支持する軸受ハウジングを保持す
    るようにした中空ケーシングと、回転する上記ホールソ
    ーを樹脂製燃料タンクの底部に押し付けて孔を形成させ
    るために上記中空ケーシングの下端部に連結した昇降機
    と、樹脂製燃料タンクの孔から流出した燃料を受け入れ
    て排出できるように上記支軸の外周部に設置した燃料受
    入容器とからなる樹脂製燃料タンク用穿孔機を搭載した
    構成を有することを特徴とする燃料回収装置。
  2. 【請求項2】 各燃料受入容器の上面に、燃料タンクに
    あけられた孔から流出する燃料を該燃料受入容器内に導
    く伸縮式の燃料受入ガイドを取り付けた請求項1記載の
    燃料回収装置。
  3. 【請求項3】 支軸の外周部に、下端部を軸受ハウジン
    グに固定したシール筒を配置して、該シール筒の上端部
    内と軸受ハウジングの上端部内にオイルシールを組み付
    け、且つ上記シール筒の外側に、下端を開口させて上端
    部を支軸に取り付けたカバースリーブを配置し、該カバ
    ースリーブと上記シール筒とによりラビランスシールを
    形成させるようにした請求項1又は2記載の燃料回収装
    置。
  4. 【請求項4】 各燃料受入容器の燃料排出口近くの側壁
    に窓孔を開閉できるように設けて、排出口のストレーナ
    を排出口より交換できるようにした請求項1、2又は3
    記載の燃料回収装置。
JP15045896A 1996-05-23 1996-05-23 燃料回収装置 Pending JPH09309592A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008024307A (ja) * 2007-09-14 2008-02-07 Nissan Motor Co Ltd 燃料タンク
KR200460034Y1 (ko) * 2009-11-09 2012-04-27 주식회사 오토에코 폐차의 폐액류 회수장치
KR101493309B1 (ko) * 2014-06-30 2015-02-16 인선모터스 주식회사 폐차의 액상류 회수장치

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