JPH09309253A - 回転式スタンプ装置 - Google Patents

回転式スタンプ装置

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JPH09309253A
JPH09309253A JP12568696A JP12568696A JPH09309253A JP H09309253 A JPH09309253 A JP H09309253A JP 12568696 A JP12568696 A JP 12568696A JP 12568696 A JP12568696 A JP 12568696A JP H09309253 A JPH09309253 A JP H09309253A
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Japan
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roller body
printing plate
plate
sandwiching
printing
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Application number
JP12568696A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Taira
比呂志 平
Mitsunobu Suda
光信 須田
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転式スタンプ装置におけるローラ体12に
対して印版1(製版済印版10)の交換作業を容易にす
る。 【解決手段】 ローラ体12における筒部12aの一箇
所に凹所23を形成し、該凹所23の一側に蝶番部を介
して挟持板26を開閉回動可能に設ける。筒部12aに
巻付けた印版1の両端部1a,1bを凹所23内に挿入
し、その上から挟持板26を閉じて、挟持板26の自由
端側の係止爪をローラ体の外周他側の係合凹所12bに
係合させる。このローラ体12の支軸15,15を支持
具の両足部に回転自在に軸支する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連続気泡を有し、
インキの含浸可能なスポンジ状等の発泡プラスチック基
板からなり、その表面をサーマルヘッド等にて選択的に
加熱してインキの透過しない溶融固化部(非画線部)と
インキ透過可能な非溶融部(画線部)との印面部を形成
することのできる可撓性の印版を着脱自在に装着する回
転式スタンプ装置の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば実公昭62−22381号
公報に開示されているような、ローラ体の外周面にエン
ドレス状の印版を装着した回転式スタンプ装置や、従来
から周知のエンドレス帯状のゴム印のための回転式スタ
ンプ装置があった。他方、特開平7−251558号公
報等に開示されているように、印面部に所定の文字、図
形等のキャラクタ(印影)の鏡像形状を形成させたこの
種の印版では、所定のキャラクタの鏡像形状を形成する
ことがきわめて容易であるので、この利点を利用して、
複数の印版にそれぞれ任意の種々のキャラクタの鏡像形
状を予め形成しておき、一つの回転式スタンプ装置に対
して前記各種印版を簡単に取り替えて使用できれば便利
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の印版は、薄くて軟質(柔らかい)、または撓み易い可
撓性を有するのものであり、しかも、この種の印版は帯
状(短冊状)であって、エンドレスに形成することが困
難であるから、前記従来の回転式スタンプ装置における
ローラ体に前記帯状の印版を簡単に装着したり、交換す
ることができないという問題があった。
【0004】本発明は、この問題を解決すべくなされた
ものであって、ローラ体に対して前記の可撓性を有する
印版を簡単に着脱自在できるようにした回転式スタンプ
装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明の回転式スタンプ装置は、連
続気泡を有する発泡プラスチック基板の印面部にインキ
透過不能な溶融固化部とインキ透過可能な非溶融部とを
形成することのできる可撓性の印版と、該印版の裏面側
を支持するための回転可能なローラ体と、該ローラ体を
回転自在に支持する支持具と、印版の両端部をローラ体
に着脱自在に装着するためのローラ体の外周部一側に開
閉自在に連結された挟持手段とからなり、前記ローラ体
における外周部の一箇所に、前記挟持手段が嵌合する凹
所を形成したものである。
【0006】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の回転式スタンプ装置において、前記挟持手段
は、前記凹所内に位置する印版の両端部を別々に挟持す
るための一対の開閉自在な挟持板からなり、各挟持板の
自由端にはローラ体の外周部他側部に係合する係合爪を
備えたものである。そして、請求項3に記載の発明は、
請求項1に記載の回転式スタンプ装置において、前記挟
持手段は、前記凹所に位置する印版の両端部を一挙に挟
持するための開閉自在な挟持板からなり、該挟持板の自
由端にはローラ体の外周部他側部に係合する係合爪を備
えたものである。
【0007】さらに、請求項4に記載の発明は、請求項
1または請求項2に記載の回転式スタンプ装置におい
て、前記挟持板に内面には、印版の端部を押圧するため
の突起部を備えたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明を具体化した実施形
態について説明する。図1は連続気泡を有する発泡プラ
スチック基板から表裏広幅面を除く4周側面をインキ非
透過状に処理した印版1の斜視図である。元の発泡プラ
スチック基板は、微細な連続気泡を有する半硬質のポリ
オレフィン系樹脂等の弾性樹脂製である。また、前記材
質の代わりに、ポリウレタン系樹脂、塩化ビニル樹脂、
ABS樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、その他の
樹脂からなる微細な連続気泡を有するプラスチックフォ
ーム(弾性樹脂製)も使用することができる。これらの
プラスチックフォームは、発泡後に外面を覆う表皮を除
去して平板帯状にスライスしても良いし、印面側として
発泡させるための型に当接している面を使用しても良
い。実施例では印版1の厚さは1mm〜3mm程度であって
可撓性を有するものである。
【0009】図1に示すように、印版1の気孔の見える
上面の凸部所定範囲を印面部2にするため、その残りの
部分(溶融固化部)3,4,5(印版1の厚さの4周側
面部分、及び印版の広幅下面)は加熱された型で面押し
され、その部分では気孔が溶融固化されたインキ不透過
性の薄膜層で覆われるようにする。なお、印版1の広幅
の裏面(図1において下面)をインキ透過の非溶融部の
ままにしておけば、当該印版1の裏面側にインキ吸蔵パ
ッドを重ねることにより、連続スタンプ作業でのインキ
供給が長期間可能となる。
【0010】図2は、前記印面部2に所定の文字、図形
等のキャラクタの印影の鏡像形状にて画線部6と、前記
印面部2の発泡プラスチックの表面が溶融固化したイン
ク透過不能な薄膜に形成された溶融固化部7とが形成さ
れた印版(これを製版済印版10と称しても良い)の斜
視図であり、図3〜図5に示すような製版装置60にて
製造するものである。即ち、フレーム61の左右両端壁
61a,61bにわたって、キャリッジ63を案内する
ための左右方向に延びるガイドロッド64と、キャリッ
ジ63を案内し且つキャリッジ63に搭載されたサーマ
ルヘッド65を昇降させるためのカム体66を操作する
ための左右方向に延びるヘッド切換ロッド67とが装架
されている。カム体66はヘッド切換ロッド67に対し
て回動不能かつ軸方向摺動可能に装着されている。ヘッ
ド切換ロッド67は前記左右両端壁61a,61bに設
けた軸受73に回転自在に軸支されている。
【0011】前記印版1は、平板状の台木装置8の下面
(もしくは後述する回転式スタンプ装置のローラ体1
2)に装着され、該台木装置8は図4及び図5におい
て、前記キャリッジ63が通過する上方位置に図示しな
い支持手段に位置固定されている。キャリッジ63は、
前記ガイドロッド64とヘッド切換ロッド67とに左右
移動自在に支持され、キャリッジ63の前端には左右に
延びる適宜長さのラック68が一体的、または適宜固定
手段を介して固設されている。フレーム61の前面壁6
1cに固定した正逆回転可能な駆動モータ69の駆動ピ
ニオン70から前面壁61cの裏面に配置した減速ギヤ
群71を介して噛み合いギヤ72に動力伝達し、この噛
み合いギヤ72を前記ラック68に噛み合わせて、キャ
リッジ63を左右(図3及び図4の矢印A方向と矢印B
方向)に移動させることができるように構成されてい
る。
【0012】前記キャリッジ63には、カム当接板74
とヘッド放熱板75とがヘッド切換ロッド67と直交す
る方向の支軸76を介して上下回動可能に装着され、ヘ
ッド放熱板75の上面上端側にサーマルヘッド65が固
定されている。また、カム当接板74の上面とヘッド放
熱板75の裏面との間に介挿した付勢ばね77によりヘ
ッド放熱板75は常時弾力付勢されている。カム当接板
74の下面に当接するように楕円形状等に形成されたカ
ム体66は、ヘッド切換ロッド67を図3の矢印Cまた
は矢印D方向に回動させることより姿勢変更でき、カム
体66が横長状に寝かせた姿勢では、サーマルヘッド6
5付きのヘッド放熱板75が下方にリリースされ、カム
体66を起立させると、カム当接板74と付勢ばね77
を介してヘッド放熱板75を上向き回動させてサーマル
ヘッド65が前記位置固定された印版1の下面に圧接す
るように構成されている。
【0013】なお、ヘッド切換ロッド67の端部に取付
けられたギヤ78及び右端壁61bに軸支されたギヤ7
9とこれを回動させるレバー80により、前記ヘッド切
換ロッド67を前記矢印Cまたは矢印D方向に回動させ
て、前記カム体66の姿勢を変更させることができる。
サーマルヘッド65は、従来から周知のサーマルプリン
タにおけるサーマルヘッドと同様の構成であって、例え
ば矢印Aと直交する方向に96個の点状発熱素子が1列
状に配置され、この点状発熱素子の列長さは印版1の横
幅寸法より若干長くなるよう設定されている。
【0014】製版装置60におけるマイクロコンピュー
タ式等の制御ユニット(図示せず)は、CPU(中央処
理装置)、ROM(読み出し専用メモリ)、RAM(随
時読み書き可能メモリ)、インターフェイス等を備え、
前記サーマルヘッド65及び駆動モータ69を作動させ
るものであり、図4に示すように、カム体66を起立さ
せて、サーマルヘッド65を印版1における下向きの印
面部2の右端位置に押圧させつつ駆動モータ69を駆動
し、サーマルヘッド65における1列の全ての点状発熱
素子を駆動すると、キャリッジ63は矢印A方向に一定
の速度で移動する。これにより、前記印面部2の発泡プ
ラスチックの表面が溶融固化した部分はインク透過不能
な薄膜が形成され、インキ非透過の溶融固化部7とな
る。次いで、印面部2の所定の箇所では、予め入力され
た所定の文字データに基づいて、サーマルヘッド65に
おける点状発熱素子が印字ドットパターン通りに発熱し
ないように制御すると、図2に示すごとく、所定のキャ
ラクタの鏡像形状に形成された画線部6としてインキ透
過可能な非溶融部のまま残り、その他の部分はインキ透
過不能な溶融固化部7となるような製版済印版10が製
作できる。
【0015】次に、回転式スタンプ装置の構成について
説明する。図6〜図11はスタンプ装置の第1実施形態
を示し、平面視ほぼ矩形帯板状の可撓性を有する印版1
(もしくは製版済印版10)の裏面を支持するための回
転可能なローラ体12と、該ローラ体12を回転自在、
且つ着脱自在に装着する支持具13と、印版の両端部を
ローラ体に着脱自在に装着するための後述するような構
成の挟持手段とからなる。
【0016】支持具13は、図6〜図8に示すごとく、
把手部13aの下端から下向きに突出する一対の板状の
足部14,14を備え、各足部14には前記ローラ体1
2の半径中心部(ボス部24)から突出する支軸15、
15を枢支する軸孔16,16を有し、図6の実施例で
は、各足部14が把手部13aから一体的に突出してい
るため、各足部14の内面には下端から軸孔16に連通
して支軸15の先端を案内するための凹溝17が形成さ
れている。
【0017】また、図7及び図8の実施例では、片方の
板状の足部14を把手部13aの側面に対して離脱可能
に構成し、把手部13aの側面から突出するピン18,
19を足部14の貫通孔に嵌合する。この場合、図8に
示すように、一方のピン19には係合突起19aを横向
きに突設し、足部14の貫通孔に回転自在に装着したボ
タン20を適宜角度だけ回すと、前記係合突起19aが
抜け不能となるように構成されている。
【0018】PP(ポリプロピレン系樹脂)、PE(ポ
リエチレン系樹脂)、ナイロン系樹脂の射出成形等にて
形成するローラ体12は、図9〜図11に示すごとく、
円周面を構成するための筒部12aの一箇所に半径内方
向に凹ませた凹所23が形成されている。また、ボス2
4と筒部12aとを複数の連結リブ25にて放射状に連
結されている。
【0019】挟持手段としての第1実施形態は、図9〜
図11に示すように、印版1(もしくは製版済印版1
0、以下同じ)をリング状に連結するため、当該印版1
の両端部1a,1bを前記凹所23内で一挙に挟持する
ための挟持板26からなり、該挟持板26は、前記凹所
23に嵌まる長さと幅寸法とを有し、挟持板26の基端
は、ローラ体12の外周一側部に対して開閉回動可能に
連結する蝶番部27となる薄肉部にて一体的に連設され
ている。また、挟持板26の自由端側には、下向きの囲
み片26aが一体的に設けられ、該囲み片26aの内面
には前記凹所23の箇所のローラ体12の外周他側部の
係合凹所12bに対して係脱する係合爪28が一体的に
設けられ、前記囲み片26aの外面には、指掛け部29
を設けて挟持板26の開き回動操作を容易にするようし
ている。
【0020】さらに挟持板26の内面(下面)には、凹
所23内にて印版1の端部1a,1bを挟持するように
閉じたとき、印版1の表面を強く押圧するための係合突
起30が形成されている。なお、図9に図示されている
ように、ローラ体12の筒部12aの両側には、印版1
の板厚さよりやや低い縁リブ31,31が設けられてい
る。
【0021】この構成においてローラ体12に印版1を
装着するには、ローラ体12の筒部12aに沿わせて印
版1の長手方向ほぼ中央部位を巻付け、当該印版1にお
ける両端部1a,1bを凹所23に入れ、次いで、挟持
板26を凹所23内に嵌まるように閉じて、係合爪をロ
ーラ体12における他側縁に係合する(図11参照)。
【0022】これにより、図10に示すように、ローラ
体12の筒部12aに沿わせて印版1の大部分をきつく
巻き付けた状態にて、挟持板26を介して印版の両端部
1a,1bを一挙に装着して事実上印版1をリング状に
形成することができるし、印版1の着脱作業も前記挟持
板26の開閉作業だけで至極簡単となる。図12に示す
挟持手段の第2実施形態は、前記ローラ体12における
凹所23内に位置する印版1の両端部1a,1bを別々
に挟持するための一対の開閉自在な挟持板32a,32
bからなり、ローラ体12の外周一側端部において各挟
持板32a,32bの基端を開閉回動可能に連結する蝶
番部27,27となる薄肉部にて一体的に連設されてい
る。各挟持板32a,32bの自由端側の囲み片33の
内面にはローラ体12の外周部他側部の係合凹所12b
に係合するための係合爪28が一体的に形成されている
のである。その他の構成は第1実施形態と同じであるの
で同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
【0023】この実施形態によれば、ローラ体12の筒
部12aに印版1ほぼ中央部を沿わせて巻き付け、該印
版1の一方の端部1aを凹所23内に嵌め入れ、これに
対して、一方の挟持板32aを閉じて係止爪28にて係
止する。さらに、印版1の他端部1bを凹所23内に入
れて他方の挟持板32bを閉じて係止爪28にて係止す
るので、ローラ体12に対する印版1の巻き付けが緩ま
ないように装着することが容易となる。
【0024】前記各実施形態では、挟持板26,32
a,32bがローラ体12に対して蝶番部27の箇所で
繋がっているので、紛失するおそれがなくなる。前記各
実施形態に応じて印版1を挟持手段を介して装着したロ
ーラ体12の両支軸15,15を支持具13における両
足部14,14の軸孔16,16に嵌挿すれば良いので
ある。なお、前記各実施例において、前記各挟持手段、
ローラ体12及び支持具13を合成樹脂材にて形成して
も良い。
【0025】上記各実施例において、前記構成の回転式
スタンプ装置に印版1を装着させて、製版装置60の所
定箇所に固定して前述の製版作業を実行すれば、キャリ
ッジ63の移動につれてローラ体12と共に印版1も転
がるので、該印版1の印面部2に、インキ透過不能な溶
融固化部7とインキ透過可能な非溶融部とからなる印章
を簡単に形成できる。この場合、インキ透過不能な溶融
固化部7に対してインキ透過可能な非溶融部(画線部
6)は若干高くなるように凸部領域を構成するので、印
影が明瞭となる。
【0026】なお、サーマルヘッド65における点状発
熱素子の列長さに等しいヘッド放熱板75の幅寸法H1
を、印版1の印面部2の幅寸法と等しいかやや広くなる
ように設定して印面部2における画線部6以外の表面を
インキ透過不能な溶融固化部7となし、不必要な部分か
らインクが漏れ出ないようにできる。そして、前記各実
施形態において、印版1をローラ体12に装着すれば、
製版作業に際して印版1における印面部2をサーマルヘ
ッド65等にて擦っても印版1がローラ体12からずれ
動くこともなく確実に位置保持できて製版作業を確実に
実行することができるという効果を奏する。
【0027】また、完成した製版済印版10を、前記回
転式スタンプ装置に装着したまま、インキ吸蔵パッド
(図示せず)に押しつけ、もしくはインキ透過可能な非
溶融部である画線部6から内部にインキを吸収させた
後、用紙等の被記録媒体に押印する。この回転式スタン
プ装置を使って用紙等の被記録媒体に押印するときに
は、製版済印版10の印面部2の裏面側がローラ体12
の筒部12aの外周面に巻回支持され、挟持板26,3
2a,32bがローラ体12の一箇所の凹所23内に嵌
まっているから印版1とローラ体12とは一体的に転が
り押印がずれない。また、前記各挟持板を介してローラ
体12から製版済印版10を簡単に外すことができるの
で、新たな、または別の任意の印章が形成された製版済
印版10をローラ体12に装着して、押印をする作業が
至極容易となる。また、平板状の台木装置8に装着して
製版した製版済印版10を取り外してローラ体12に装
着することも可能である。
【0028】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1に記載
の発明の回転式スタンプ装置は、連続気泡を有する発泡
プラスチック基板の印面部にインキ透過不能な溶融固化
部とインキ透過可能な非溶融部とを形成することのでき
る可撓性の印版と、該印版の裏面側を支持するための回
転可能なローラ体と、該ローラ体を回転自在に支持する
支持具と、印版の両端部をローラ体に着脱自在に装着す
るためのローラ体の外周部一側に開閉自在に連結された
挟持手段とからなり、前記ローラ体における外周部の一
箇所に、前記挟持手段が嵌合する凹所を形成したもので
ある。
【0029】このように、ローラ体における筒部の外周
面に沿わせて巻付けた印版の相対向する両端部を挟持手
段を介してローラ体の凹所に嵌合させるから、印版をロ
ーラ体に装着した状態では、印版がローラ体から脱落し
たり、位置ずれすることがなく、印版の着脱作業、交換
作業も容易であるから印版を交換して繰り返し使用する
ことができるという効果を奏する。
【0030】そして、印版の両端部を挟持手段に対して
着脱自在であるから、回転式スタンプ装置に対する印版
の着脱作業、交換作業を至極容易にすることができる。
さらに、挟持手段は、ローラ体の外周部の一側に連結さ
れ且つ開閉回動可能であるので紛失するおそれもないの
である。また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記
載の回転式スタンプ装置において、前記挟持手段は、前
記凹所内に位置する印版の両端部を別々に挟持するため
の一対の開閉自在な挟持板からなり、各挟持板の自由端
にはローラ体の外周部他側部に係合する係合爪を備えた
ものであるから、この各挟持板を開閉するだけで印版の
各端部を簡単に固定したり外したりすることができ、印
版の交換作業が至極簡単となるという効果を奏する。
【0031】そして、請求項3に記載の発明は、請求項
1に記載の回転式スタンプ装置において、前記挟持手段
は、前記凹所に位置する印版の両端部を一挙に挟持する
ための開閉自在な挟持板からなり、該挟持板の自由端に
はローラ体の外周部他側部に係合する係合爪を備えたも
のであるから、印版の両端部を一挙に装着したり、外す
ことができ、いわゆるワンタッチ操作できるという顕著
な効果を奏する。
【0032】さらに、請求項4に記載の発明は、請求項
1または請求項2に記載の回転式スタンプ装置におい
て、前記挟持板に内面には、印版の端部を押圧するため
の突起部を備えたものであるから、印版が軟質もしくは
撓み易いものであっても、さらには印版の厚さが薄いも
のであっても、ローラ体に対する印版の両端部の取付け
挟持強度が向上し、従って、装着状態で印版がローラ体
に対してずれ動かないようにすることができるという効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】印版の斜視図である。
【図2】製版済印版の斜視図である。
【図3】製版装置の要部斜視図である。
【図4】図3のIV−IV線矢視側断面図である。
【図5】図3のV−V線矢視断面図である。
【図6】回転式スタンプ装置の第1実施形態における支
持具の斜視図である。
【図7】回転式スタンプ装置の第2実施形態における支
持具の斜視図である。
【図8】図7の VIII −VIII線矢視拡大断面図である。
【図9】回転式スタンプ装置の第1実施形態におけるロ
ーラ体及び挟持手段の斜視図である。
【図10】印版をローラ体に装着した状態を示す一部破
断側面図である。
【図11】図10のXI−XI線矢視断面図である。
【図12】回転式スタンプ装置の第2実施形態における
挟持手段の斜視図である。
【符号の説明】
1 印版 2 印面部 10 製版済印版 12 ローラ体 12a 筒部 12b 係合凹所 13 支持具 13a 把手部 14,14 足部 15 支軸 16 係止孔 23 凹所 26,32a,32b 挟持板 27 蝶番部 28 係合爪

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続気泡を有する発泡プラスチック基板
    の印面部にインキ透過不能な溶融固化部とインキ透過可
    能な非溶融部とを形成することのできる可撓性の印版
    と、該印版の裏面側を支持するための回転可能なローラ
    体と、該ローラ体を回転自在に支持する支持具と、印版
    の両端部をローラ体に着脱自在に装着するためのローラ
    体の外周部一側に開閉自在に連結された挟持手段とから
    なり、前記ローラ体における外周部の一箇所に、前記挟
    持手段が嵌合する凹所を形成したことを特徴とする回転
    式スタンプ装置。
  2. 【請求項2】 前記挟持手段は、前記凹所内に位置する
    印版の両端部を別々に挟持するための一対の開閉自在な
    挟持板からなり、各挟持板の自由端にはローラ体の外周
    部他側部に係合する係合爪を備えたことを特徴とする請
    求項1に記載の回転式スタンプ装置。
  3. 【請求項3】 前記挟持手段は、前記凹所に位置する印
    版の両端部を一挙に挟持するための開閉自在な挟持板か
    らなり、該挟持板の自由端にはローラ体の外周部他側部
    に係合する係合爪を備えたことを特徴とする請求項1に
    記載の回転式スタンプ装置。
  4. 【請求項4】 前記挟持板に内面には、印版の端部を押
    圧するための突起部を備えたことを特徴とする請求項1
    または請求項2に記載の回転式スタンプ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004052571A1 (en) * 2002-12-12 2004-06-24 Werner Mokesch Rotary stamper

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