JPH09309257A - スタンプ作成装置 - Google Patents

スタンプ作成装置

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JPH09309257A
JPH09309257A JP8125696A JP12569696A JPH09309257A JP H09309257 A JPH09309257 A JP H09309257A JP 8125696 A JP8125696 A JP 8125696A JP 12569696 A JP12569696 A JP 12569696A JP H09309257 A JPH09309257 A JP H09309257A
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JP
Japan
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ink
container
plate
stamp
printing plate
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JP8125696A
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English (en)
Inventor
Koji Miki
孝司 三木
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製版作成作業及び押印作業のための必要部品
を一箇所に纏めて収容でき、、且つ押印時に必要なイン
キ収容容器を安定して収容できるようにする。 【解決手段】 連続気泡を有する発泡プラスチック基板
からなる印版1の印面部にインキ透過不能な溶融固化部
とインキ透過可能な非溶融部とによる所定の印影を形成
するための製版機構を備えたスタンプ作成装置の本体ケ
ース20に、上面開放状の収容箱21を出し入れ自在に
設け、収容箱21の深いトレイ部21aには印版1やそ
れを支持する支持具11等を収容する一方、高い段の水
平状の支持板27には、軟質合成樹脂製のインキ収容容
器25が嵌まる収容孔28と、その下方を倒れ不能に支
持できる容器収容体29とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連続気泡を有し、
インキの含浸可能なスポンジ状等の発泡プラスチック基
板の表面をサーマルヘッド等にて選択的に加熱してイン
キの透過しない溶融固化部(非画線部)とインキ透過可
能な非溶融部(画線部)との印面部を形成するように製
版するためのスタンプ作成装置の構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開平7−251558号
公報等に開示されているように、所望の印影データの記
憶処理装置で制御されるサーマルヘッドプリンタによ
り、連続気泡を有し、インキの含浸可能なスポンジ状等
の発泡プラスチック基板の表面をサーマルヘッド等にて
選択的に加熱してインキの透過しない溶融固化部(非画
線部)とインキ透過可能な非溶融部(画線部)との印面
部を形成するように製版するためのスタンプ作成装置が
開示されている。
【0003】この種のスタンプ作成装置では、印版に所
定のキャラクタの鏡像形状を形成することがきわめて容
易であるので、この利点を利用して、複数の印版にそれ
ぞれ任意の種々のキャラクタの鏡像形状を予め形成して
おき、一つのスタンプ装置に対して前記各種印版をユー
ザーが直ちに用紙等に押印するスタンプできるようにす
れば便利である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来で
は、スタンプ作成装置と、仕上がった製版でスタンプす
るスタンプ装置とが別々のセットになっており、ユーザ
ーが製版からスタンプ作業までを一貫して行うことがで
きなかった。また、スタンプ用のインキは、スタンプ作
業時に製版された画線部に塗り付ける必要があるから、
液状のものが好ましいが、インキ収容容器を机天板上等
の任意の箇所に放置しておくと、転倒して他の物を汚し
てしまうなどの不都合が大きい。
【0005】本発明は、この問題を解決すべくなされた
ものであって、製版したり、スタンプ作業するのに必要
な装置や各種部品を一箇所に集めて作業し易く、且つ部
品が紛失したり、他の物品を汚さないようにしたスタン
プ作成装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明のスタンプ作成装置は、連続
気泡を有する発泡プラスチック基板からなる印版の印面
部にインキ透過不能な溶融固化部とインキ透過可能な非
溶融部とによる所定の印影を形成するための製版機構を
備えたスタンプ作成装置の本体ケースに、前記印版にお
ける非溶融部にインキ供給するためのインキ収容容器
と、前記印版の裏面側を支持するための支持具とを少な
くとも収容できる収容箱を出し入れ自在に設け、前記イ
ンキ収容容器の底部を下向き凸湾曲状に形成する一方、
前記収容箱には、前記インキ収容容器を倒れ不能に支持
できる容器収容部を設けたものである。
【0007】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載のスタンプ作成装置において、前記容器収納部
は、収容すべきインキ収容容器の高さ方向中途の外周面
を囲む収容孔が形成されているものである。さらに、請
求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載
のスタンプ作成装置において、前記容器収納部の底面を
前記インキ収容容器の底部が嵌まるように下向き凸湾曲
状に形成したものである。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明を具体化した実施形
態について説明する。図1は本発明のスタンプ作成装置
の本体ケース20と、該本体ケース20に対して出し入
れ自在に設けられた上面開放の抽斗状の収容箱21とを
示し、該収容箱21内には、後述する印版1、製版済印
版10、インキ収容容器25、支持具11等の付属品を
収納するものである。
【0009】本体ケース20の後部には、製版作業を実
行するための後述する印版1を装着した支持具11を配
置するための開閉蓋20aを備え、本体ケース20の上
面には、印影データ等を入力するための操作パネル22
と液晶表示部23とが備えられている。図2は、連続気
泡を有する発泡プラスチック基板から表裏広幅面を除く
4周側面をインキ非透過状に処理した印版1の斜視図で
ある。元の発泡プラスチック基板は、微細な連続気泡を
有する半硬質のポリオレフィン系樹脂等の弾性樹脂製で
ある。また、前記材質の代わりに、ポリウレタン系樹
脂、塩化ビニル樹脂、ABS樹脂、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体、その他の樹脂からなる微細な連続気泡を有
するプラスチックフォーム(弾性樹脂製)も使用するこ
とができる。これらのプラスチックフォームは、発泡後
に外面を覆う表皮を除去して平板帯状にスライスしても
良いし、印面側として発泡させるための型に当接してい
る面を使用しても良い。実施例では印版1の厚さは1mm
〜3mm程度であって可撓性を有するものである。
【0010】図2に示すように、印版1の気孔の見える
上面の凸部所定範囲を印面部2にするため、その残りの
部分(溶融固化部)3,4,5(印版1の厚さの4周側
面部分、及び印版の広幅下面)は加熱された型で面押し
され、その部分では気孔が溶融固化されたインキ不透過
性の薄膜層で覆われるようにする。なお、印版1の広幅
の裏面(図2において下面)をインキ透過の非溶融部の
ままにしておけば、当該印版1の裏面側にインキ吸蔵パ
ッドを重ねることにより、連続スタンプ作業でのインキ
供給が長期間可能となる。
【0011】図3は、前記印面部2に所定の文字、図形
等のキャラクタの印影の鏡像形状にて画線部6と、前記
印面部2の発泡プラスチックの表面が溶融固化したイン
ク透過不能な薄膜に形成された溶融固化部7とが形成さ
れた印版(これを製版済印版10と称する)の斜視図で
あり、図1及び図4〜図6に示すようなスタンプ作成装
置の本体ケース1内に設けた製版機構60にて製造する
ものである。
【0012】即ち、スタンプ作成装置の本体ケース20
の後部開閉蓋20aを開くと、本体ケース20内の製版
機構60におけるフレーム61の左右両端壁61a,6
1bにわたって、キャリッジ63を案内するための左右
方向に延びるガイドロッド64と、キャリッジ63を案
内し且つキャリッジ63に搭載されたサーマルヘッド6
5を昇降させるためのカム体66を操作するための左右
方向に延びるヘッド切換ロッド67とが装架されてい
る。カム体66はヘッド切換ロッド67に対して回動不
能かつ軸方向摺動可能に装着されている。ヘッド切換ロ
ッド67は前記左右両端壁61a,61bに設けた軸受
73に回転自在に軸支されている。
【0013】前記印版1は、平板状の支持具11の下面
に装着され、該支持具11は図5及び図6において、前
記キャリッジ63が通過する上方位置に図示しない支持
手段に位置固定されている。キャリッジ63は、前記ガ
イドロッド64とヘッド切換ロッド67とに左右移動自
在に支持され、キャリッジ63の前端には左右に延びる
適宜長さのラック68が一体的、または適宜固定手段を
介して固設されている。フレーム61の前面壁61cに
固定した正逆回転可能な駆動モータ69の駆動ピニオン
70から前面壁61cの裏面に配置した減速ギヤ群71
を介して噛み合いギヤ72に動力伝達し、この噛み合い
ギヤ72を前記ラック68に噛み合わせて、キャリッジ
63を左右(図4及び図5の矢印A方向と矢印B方向)
に移動させることができるように構成されている。
【0014】前記キャリッジ63には、カム当接板74
とヘッド放熱板75とがヘッド切換ロッド67と直交す
る方向の支軸76を介して上下回動可能に装着され、ヘ
ッド放熱板75の上面上端側にサーマルヘッド65が固
定されている。また、カム当接板74の上面とヘッド放
熱板75の裏面との間に介挿した付勢ばね77によりヘ
ッド放熱板75は常時弾力付勢されている。カム当接板
74の下面に当接するように楕円形状等に形成されたカ
ム体66は、ヘッド切換ロッド67を図4の矢印Cまた
は矢印D方向に回動させることより姿勢変更でき、カム
体66が横長状に寝かせた姿勢では、サーマルヘッド6
5付きのヘッド放熱板75が下方にリリースされ、カム
体66を起立させると、カム当接板74と付勢ばね77
を介してヘッド放熱板75を上向き回動させてサーマル
ヘッド65が前記位置固定された印版1の下面に圧接す
るように構成されている。
【0015】なお、ヘッド切換ロッド67の端部に取付
けられたギヤ78及び右端壁61bに軸支されたギヤ7
9とこれを回動させるレバー80により、前記ヘッド切
換ロッド67を前記矢印Cまたは矢印D方向に回動させ
て、前記カム体66の姿勢を変更させることができる。
サーマルヘッド65は、従来から周知のサーマルプリン
タにおけるサーマルヘッドと同様の構成であって、例え
ば矢印Aと直交する方向に96個の点状発熱素子が1列
状に配置され、この点状発熱素子の列長さは印版1の横
幅寸法より若干長くなるよう設定されている。
【0016】製版機構60におけるマイクロコンピュー
タ式等の制御ユニット(図示せず)は、CPU(中央処
理装置)、ROM(読み出し専用メモリ)、RAM(随
時読み書き可能メモリ)、インターフェイス等を備え、
前記サーマルヘッド65及び駆動モータ69を作動させ
るものであり、図4に示すように、カム体66を起立さ
せて、サーマルヘッド65を印版1における下向きの印
面部2の右端位置に押圧させつつ駆動モータ69を駆動
し、サーマルヘッド65における1列の全ての点状発熱
素子を駆動すると、キャリッジ63は矢印A方向に一定
の速度で移動する。これにより、前記印面部2の発泡プ
ラスチックの表面が溶融固化した部分はインク透過不能
な薄膜が形成され、インキ非透過の溶融固化部7とな
る。次いで、印面部2の所定の箇所では、予め入力され
た所定の文字データに基づいて、サーマルヘッド65に
おける点状発熱素子が印字ドットパターン通りに発熱し
ないように制御すると、図3に示すごとく、所定のキャ
ラクタの鏡像形状に形成された画線部6としてインキ透
過可能な非溶融部のまま残り、その他の部分はインキ透
過不能な溶融固化部7となるような製版済印版10が製
作できる。
【0017】次に、前記製版作業及び押印作業の両方に
使用可能な支持具11の一例について図7及び図8を参
照しながら説明する。平面視ほぼ矩形帯板状の可撓性を
有する印版1(もしくは製版済印版10)の裏面を支持
するための平面視矩形状支持体12の表面側には印版1
が嵌まって位置ずれしないようにする平面視矩形状の凹
所13が凹み形成されている。また、支持体12の裏面
側には把手部14が一体的または別体にて突設されてい
る。
【0018】そして、支持体12の長手方向に沿う左右
両側面には、ゴム等の弾性体製の一対の係止体15,1
5の基端側を印版1の長手方向に沿う相対向する側縁面
1a,1aと平行状に配置するように接着剤等にて固定
し、該一対の係止体15,15の断面形状は、先端部分
が互いに対向する側に向かってほぼ円弧状に湾曲し、そ
の円弧状部分の自由端15a,15aにて印版1の左右
両側縁面1a,1aもしくは印面部2の長手縁に沿う角
部を弾性的に係止するものである。なお、図7及び図8
に示すように、サーマルヘッド65における点状発熱素
子の列長さに等しいヘッド放熱板75の幅寸法H1を、
印版1の印面部2の幅寸法より若干広くなるように設定
すると、この幅寸法H1は左右両係止体15,15の自
由端15a,15a間の寸法H2より広くする。このよ
うにすると、製版作業時には、印面部2の平面に対して
傾斜状に配置されたヘッド放熱板75の上端部分(点状
発熱素子の位置する箇所)のみが、自由端15a,15
aの間隔を押し広げるように弾性体製の左右両係止体1
5,15が部分的に撓むだけで、ヘッド放熱板75の上
端部分が印面部2を通過した後は、当該係止体15自体
の弾性復元力により、自由端15a,15aにて印面部
2の長手角部に当接するように復元するのであるから、
支持具11の下面側に印版1が装着されていても脱落す
ることがないのである。
【0019】また、ヘッド放熱板75の幅寸法に等しい
前記点状発熱素子の列長さH1を前記自由端15a,1
5a間の寸法H2より大きくすることにより、印版1の
印面部2全面に点状発熱素子が接触するため、印面部2
の左右両側端まで溶融した後固化可能となり、印版1に
インキを浸透させたときに非溶融部(画線部6)以外の
部分からインキが滲み出ることがなくなるのである。
【0020】なお、PP(ポリプロピレン系樹脂)、P
E(ポリエチレン系樹脂)、ナイロン系樹脂の射出成形
等にて形成されたローラ体(図示せず)に外周に可撓性
を有する短冊状の製版済印版10を巻き付け、その両端
部を、ローラ体の外周の一箇所に凹み形成された凹所に
挿入し、その凹所内で図示しない挟持手段にて固定す
る。そして、このローラ体の支軸を両脚付支持具に回転
自在に装着するようにしても良い。
【0021】次に、図1及び図9を参照しながら、収容
箱21の構成について説明すると、収容箱21の一側の
深いトレイ部21aには、前記の支持具11や、製版さ
れる前の印版1もしくは製版済印版10を収容する。収
容箱21他側のほぼ水平状の支持板27には、上端口部
をキャップ30で覆った軟質等の合成樹脂製のインキ収
容容器25を倒れ不能に囲み支持できる収容孔28を穿
設し、該収容孔28の下方には、インキ収容容器25の
下面及び下部周囲を支持するための合成樹脂製等の容器
収容部体29が固定されている。
【0022】そして、前記インキ収容容器25の底部2
5aを凸湾曲状に形成することにより、平らな机天板等
に立てた状態で載置できないように形成されており、ユ
ーザーはインキ収容容器25を前記収容箱21の収容孔
28の箇所に挿入して容器収容部体29内にのみ載置で
きるように構成するのである。この場合、容器収容部体
29の収容部底面29aを、前記インキ収容容器25の
底部25aの形状とほぼ同じ凸湾曲状に形成しておけ
ば、インキ収容容器25の収まり状態で至極安定する
が、図9の一点鎖線で示す平坦状底部29bとしても、
収容孔28にてインキ収容容器25の外周面を囲み支持
しているかぎり、インキ収容容器25は倒れることがな
い。
【0023】これらの実施例として前記支持板27と収
容孔28と容器収容体29とを一体成形しても良いこと
はいうまでもなく、また容器収容体29に複数の容器収
容部を適宜間隔にて形成しても良い。このような構成に
よれば、製造コストを大幅に低減することができる。上
記各実施例において、前記構成の支持具11に印版1を
装着させて、製版機構60の所定箇所に固定して前述の
製版作業を実行すれば、キャリッジ63の移動につれて
該印版1の印面部2に、インキ透過不能な溶融固化部7
とインキ透過可能な非溶融部とからなる印章を簡単に形
成できる。この場合、インキ透過不能な溶融固化部7に
対してインキ透過可能な非溶融部(画線部6)は若干高
くなるように凸部領域を構成するので、印影が明瞭とな
る。
【0024】また、完成した製版済印版10を、前記支
持具11に装着したまま、インキ透過可能な非溶融部で
ある画線部6の内部に向かって、前記インキ収容容器2
5の口から押し出したインキを吸収させた後、当該イン
キ収容容器25は収容箱21の所定の収容孔28の箇所
に収める一方、製版済印版10の印面部2を用紙等の被
記録媒体に押印すれば良い。
【0025】前記図示しない回転式支持具に装着したロ
ーラ体の外周に製版済印版10を巻き付けて用紙等の被
記録媒体に押印することもできる。
【0026】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1に記載
の発明のスタンプ作成装置は、連続気泡を有する発泡プ
ラスチック基板からなる印版の印面部にインキ透過不能
な溶融固化部とインキ透過可能な非溶融部とによる所定
の印影の形成するための製版機構を備えたスタンプ作成
装置の本体ケースに、前記印版における非溶融部にイン
キ供給するためのインキ収容容器と、前記印版の裏面側
を支持するための支持具とを少なくとも収容できる収容
箱を出し入れ自在に設け、前記インキ収容容器の底部を
下向き凸湾曲状に形成する一方、前記収容箱には、前記
インキ収容容器を倒れ不能に支持できる容器収容部を設
けたものである。
【0027】このように、インキ収容容器の底部を下向
き凸湾曲状に形成しておけば、机天板等の平ら部分にイ
ンキ収容容器を安定して載置することができない。他
方、製版機構を備えた本体ケースに対して出し入れ可能
な収容箱には、前記インキ収容容器を倒れ不能に支持で
きる容器収容部を設けたものであるから、ユーザーは必
然的に用済みのインキ収容容器を容器収容部内に載置す
ることになり、且つ、中身のインキが零れずに安定して
インキ収容容器を支持することが至極容易である。そし
て、収容箱には、前記インキ収容容器や支持具や印版等
の必要な付属品をまとめて収容できるから、製版作業か
ら押印作業までに必要な物品を紛失することなく持ち運
びすることもできるという効果を奏する。
【0028】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載のスタンプ作成装置において、前記容器収納部
は、収容すべきインキ収容容器の高さ方向中途の外周面
を囲む収容孔が形成されているものである。このよう
に、容器収納部に、収容すべきインキ収容容器の高さ方
向中途の外周面を囲む収容孔が形成されているものであ
れば、インキ収容容器の口が開いていても中身のインキ
をこぼれないように安定して収容することが簡単にでき
ると共に、インキ収容容器のの取り出し作業及び収容作
業も至極簡単であり、且つそのための構造も簡単となる
という効果を奏する。
【0029】さらに、請求項3に記載の発明は、請求項
1または請求項2に記載のスタンプ作成装置において、
前記容器収納部の底面を前記インキ収容容器の底部が嵌
まるように下向き凸湾曲状に形成したものである。この
ように、容器収納部の底面を下向き凸湾曲状に形成すれ
ば、同じ形状のインキ収容容器を一層安定して収容する
ことができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】スタンプ作成装置及び収容箱の斜視図である。
【図2】印版の斜視図である。
【図3】製版済印版の斜視図である。
【図4】製版機構の要部斜視図である。
【図5】図4のV−V線矢視側断面図である。
【図6】図4のVI−VI線矢視断面図である。
【図7】支持具の斜視図である。
【図8】図7の VIII −VIII線矢視拡大断面図である。
【図9】インキ収容容器の容器収容部の拡大側断面図で
ある。
【符号の説明】
1 印版 2 印面部 10 製版済印版 11 支持具 12 支持体 14 把手部 15,15 係止体 20 本体ケース 21 収容箱 25 インキ収容容器 27 支持板 28 収容孔 29 収容体 29a 底部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続気泡を有する発泡プラスチック基板
    からなる印版の印面部にインキ透過不能な溶融固化部と
    インキ透過可能な非溶融部とによる所定の印影を形成す
    るための製版機構を備えたスタンプ作成装置の本体ケー
    スに、前記印版における非溶融部にインキ供給するため
    のインキ収容容器と、前記印版の裏面側を支持するため
    の支持具とを少なくとも収容できる収容箱を出し入れ自
    在に設け、前記インキ収容容器の底部を下向き凸湾曲状
    に形成する一方、前記収容箱には、前記インキ収容容器
    を倒れ不能に支持できる容器収容部を設けたことを特徴
    とするスタンプ作成装置。
  2. 【請求項2】 前記容器収納部は、収容すべきインキ収
    容容器の高さ方向中途の外周面を囲む収容孔が形成され
    ていることを特徴とする請求項1に記載のスタンプ作成
    装置。
  3. 【請求項3】 前記容器収納部の底面を前記インキ収容
    容器の底部が嵌まるように下向き凸湾曲状に形成したこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2に記載のスタン
    プ作成装置。
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