JPH09309209A - 手動型印字装置 - Google Patents

手動型印字装置

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JPH09309209A
JPH09309209A JP15014096A JP15014096A JPH09309209A JP H09309209 A JPH09309209 A JP H09309209A JP 15014096 A JP15014096 A JP 15014096A JP 15014096 A JP15014096 A JP 15014096A JP H09309209 A JPH09309209 A JP H09309209A
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JP
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cap
recording medium
manual
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Application number
JP15014096A
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English (en)
Inventor
Koji Imai
浩司 今井
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH09309209A publication Critical patent/JPH09309209A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J3/00Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed
    • B41J3/36Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed for portability, i.e. hand-held printers or laptop printers

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  • Printers Characterized By Their Purpose (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 手動型印字装置において、非印字時に装置に
振動や衝撃が加わってもインクが漏れることがなく、イ
ンクの乾燥も防止できるようにする。 【解決手段】 印字時に手動型印字装置が記録媒体P上
で手動走査されると、記録ヘッド5をキャッピングして
いるキャップ部19が、支持部材19aと記録媒体Pと
の摩擦力により矢印Y方向に移動して記録ヘッド5から
外れる。印字終了後、手動型印字装置が記録媒体Pから
離れるとバネ20の付勢力によりキャップ部19は記録
ヘッド5をキャッピングする位置に復帰する。これによ
り、記録ヘッド5内のインクの乾燥やインク漏れを防止
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手動型印字装置に
関し、特に、非印字時のインク漏れをなくすための技術
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、様々な記録媒体に対して所望
の場所に印字を行うための装置として、手動型印字装置
が提案されている。この印字装置では、ユーザによって
記録媒体上で任意の速度で手動走査され、装置の移動
量、及びホストコンピュータから入力した印字データに
基づいて、記録ヘッドがインクタンクから供給されるイ
ンクを記録媒体に対して噴射することで印字が行われ
る。このようにすることで、据え置き型の印字装置では
印字できないほど厚みのある記録媒体や、大きな記録媒
体等に対しても印字を行うことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の手動型印字装置においては、インクタンク
から記録ヘッドへのインクの供給は、インク自体の重力
によりインク流路を介して行われるので、印字を行わな
い時に装置に対して振動や衝撃が与えられると、記録ヘ
ッドからインクが漏れてしまうことがあり、この場合に
は、装置の周囲を汚し、インクを無駄に消費することに
なっていた。また、記録ヘッド内のインクの乾燥により
印字不良が発生することもあった。
【0004】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、非印字時に装置に振動や衝撃が
加わってもインクが漏れることがなく、インクの乾燥も
防止できる手動型印字装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明に係る手動型印字装置は、記録
媒体上を手動走査されることにより記録媒体上にインク
にて印字を行う記録手段を備えた手動型印字装置であっ
て、装置の手動走査に応動して往復移動し、非印字時に
記録手段にキャッピングを行うキャップ機構を備えたも
のである。
【0006】上記構成においては、キャップ機構が装置
の手動走査に応動して往復移動し、非印字時に記録手段
にキャッピングを行うので、記録手段内のインクが乾燥
することによる印字不良の発生を防止することができ
る。さらに、非印字時に装置に振動や衝撃が加わっても
インクが漏れることがなく、装置の周囲を汚すことがな
い。
【0007】また、請求項2に記載の発明に係る手動型
印字装置は、請求項1に記載の手動型印字装置であっ
て、キャップ機構は、記録手段にキャッピングを行うキ
ャップ部と、該キャップ部と装置とを連結し、該キャッ
プ部を記録手段方向に付勢する付勢部と、該キャップ部
下部に設けられ、記録媒体に当接するキャップ支持部と
からなり、記録手段は非印字時にキャップ部によりキャ
ッピングがされており、装置が印字のために手動走査さ
れた時、キャップ支持部と記録媒体との摩擦力によりキ
ャップ部が記録手段から外れ、キャップ支持部が記録媒
体から離れた時、付勢部によりキャップ部が記録手段方
向に移動して記録手段にキャッピングが行われるもので
ある。
【0008】上記構成においては、装置が印字のために
手動走査された時に、キャップ支持部と記録媒体との摩
擦力によりキャップ部が記録手段から外れ、キャップ支
持部が記録媒体から離れた時、付勢部によりキャップ部
が記録手段方向に移動して記録手段にキャッピングが行
われるので、電気的な駆動手段によらず簡易な構成でも
ってキャッピングのためにキャップ部を駆動させること
ができる。また、キャップ部は印字のための手動走査に
伴って移動するので、ユーザの手を煩わせることなく自
動的にキャッピングがされる。
【0009】また、請求項3に記載の発明に係る手動型
印字装置は、請求項1に記載の手動型印字装置であっ
て、所定の時間が経過したか否かを計測するタイマ手段
と、記録媒体が記録手段に対向する位置にあるか否かを
検出する記録媒体検出手段と、記録媒体検出手段により
記録媒体が記録手段に対向する位置にあることが検出さ
れた場合にキャップ機構による記録手段に対するキャッ
ピングが外されると共にタイマ手段による計測が開始さ
れ、記録手段による全ての印字データの印字が終了した
場合、又はタイマ手段により所定時間の経過が計測され
た場合に、キャップ機構による記録手段に対するキャッ
ピングが行われるように制御する制御手段とを備えたも
のである。
【0010】上記構成においては、記録媒体検出手段が
記録手段に対向する位置に記録媒体があることを検出し
た場合にキャップ機構によるキャッピングが外され、全
ての印字データの印字が終了するか、又はタイマ手段に
より所定時間の経過が計測されるとキャッピングが行わ
れるので、装置を記録媒体上に放置した場合等でも確実
にキャッピングが行われ、インクの乾燥等を原因とする
印字不良の発生を防止することができる。また、装置の
走行に関係なくキャッピングが制御されるため、印字タ
イミングをより正確に発生させることができる。
【0011】また、請求項4に記載の発明に係る手動型
印字装置は、請求項1に記載の手動型印字装置であっ
て、所定の時間が経過したか否かを計測するタイマ手段
と、装置が記録媒体上で移動を開始したことを検出する
移動検出手段と、移動検出手段からの信号に基づいてキ
ャップ機構による記録手段に対するキャッピングが外さ
れると共にタイマ手段による計測が開始され、記録手段
による全ての印字データの印字が終了した場合、又はタ
イマ手段により所定時間の経過が計測された場合に、キ
ャップ機構による記録手段に対するキャッピングが行わ
れるように制御する制御手段とを備えたものである。
【0012】上記構成においては、移動検出手段が装置
が記録媒体上で移動を開始したことを検出した場合にキ
ャップ機構によるキャッピングが外され、全ての印字デ
ータの印字が終了するか、又はタイマ手段により所定時
間の経過が計測されるとキャッピングが行われるので、
装置を記録媒体上に放置した場合等でも確実にキャッピ
ングが行われ、インクの乾燥等を原因とする印字不良の
発生を防止することができる。
【0013】また、請求項5に記載の発明に係る手動型
印字装置は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の
手動型印字装置であって、記録手段をインクジェット方
式の記録手段としたものである。
【0014】上記構成においては、記録手段がインクジ
ェット方式の記録手段であるため、印字リボン等を使用
したワイヤドットの方式の記録手段に対してその構成が
簡単であり、装置全体を小型化でき、印字をより鮮明に
行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態に係
る手動型印字装置について図面を参照して説明する。図
1は本発明に係る手動型印字装置の使用状態を示す斜視
図である。図中、手動型印字装置1のボディ1bは角型
形状をなし、ユーザが手で支持しやすいよう構成されて
いる。そのボディ1bの下端には前ローラ2aと後ロー
ラ2bが回転可能に設けられている。ボディ1bには電
源のオン・オフを行い、かつ手動型印字装置1の印字モ
ードを選択するための操作スイッチなどが配された操作
パネル3が設けられている。また、ボディ1bには、ホ
ストコンピュータから印字データ等を入力するためのケ
ーブル4が設けられている。
【0016】ユーザが手でボディ1bを支持して記録媒
体(記録用紙等)P上に前ローラ2aと後ローラ2bと
を接触させながら図1の矢印方向に手動走査することに
よって、ホストコンピュータより入力された印字データ
等を記録媒体P上に印字する。印字の際は、前ローラ2
aと後ローラ2bがボディ1bの姿勢を保ち、記録ヘッ
ド(後述)と記録媒体Pとの位置を一定の位置に保つよ
うに構成され、上記手動走査で前ローラ2aと後ローラ
2bが回転することによって、記録ヘッド(後述)と記
録媒体Pとの相対位置が検出され、これに基づいて所定
の印字が行われる。
【0017】図2は手動型印字装置1と記録媒体Pとの
接触面近傍の内部構成を示す断面図である。ボディ1b
の下端の前ローラ2a及び後ローラ2b間には、記録手
段として機能するインクジェット式の記録ヘッド5が設
けられている。前ローラ2a及び後ローラ2bは軸7
a,7bを中心として回転自在に設けられている。前ロ
ーラ2aの軸7aには、プーリ9が前ローラ2aの回転
に伴い回転するように設けられ、このプーリ9にはベル
ト10が引き回されており、前ローラ2aの回転に伴っ
て回転するプーリ9の回転力をエンコーダ11に伝達す
るよう構成されている。
【0018】エンコーダ11には所定の間隔で円周上に
スリット12が設けられており、スリット12の回転に
よってオン・オフされるエンコーダ11のフォトインタ
ラプタ13によって前ローラ2aの回転速度(記録ヘッ
ド5と記録媒体Pとの相対位置)が電気パルス信号の間
隔に変換され、その信号が後述する制御部に入力され
る。また、フォトインタラプタ13は前ローラ2aの回
転方向をも検出するように構成されている。記録ヘッド
5の上方には記録ヘッド5にインクを供給するためのイ
ンクタンク14、インクタンク14から記録ヘッド5へ
インクを送出するインク流路15が設けられている。
【0019】さらに、手動型印字装置1には、記録ヘッ
ド5による記録動作、フォトインタラプタ13による検
出動作、さらに、印字データを受信するためのインター
フェイス部(後述)等を制御するためのCPUなどを含
む制御部16が配置されている。制御部16から記録ヘ
ッド5への印字制御信号はFPC(フレキシブル・プリ
ンティッド・サーキット)16aを介して伝達される。
また、ボディ1bの下端には前ローラ2a及び後ローラ
2bが記録媒体Pと接触しているか否かを検出する検出
スイッチ(記録媒体検出手段)17が設けられている。
【0020】手動型印字装置1の下部の記録ヘッド5近
傍には支持板18、及び記録ヘッド5のノズル(後述)
に対してキャッピングを行うキャップ部19が設けられ
ている。この支持板18とキャップ部19とはバネ(付
勢部)20で連結されている。バネ20は押しバネであ
り、キャップ部19を記録ヘッド5側方向へ付勢してい
る。キャップ部19の下部には支持部材(キャップ支持
部)19aが設けられており、この支持部材19aは記
録媒体Pと接触し、手動型印字装置1の走行によって発
生する摩擦によってキャップ部19を、記録ヘッド5側
と反対方向に水平横方向に移動させる。これら支持板1
8、キャップ部19、支持部材19a、及びバネ20は
キャップ機構を構成している。尚、キャップ部19の移
動は、支持板18及び記録ヘッド5によって抑止され
る。
【0021】図3(a)(b)は手動型印字装置1の底
面図である。図3(a)はキャップ部19が記録ヘッド
5に対してキャッピングしている状態を表し、図3
(b)は印字中における状態を表している。記録ヘッド
5の先端には複数のノズル5aが設けられ、その幅は、
印字領域の印字方向(走査方向)の直角方向に最大幅で
形成されている。上述のように、前ローラ2aは記録ヘ
ッド5の印字方向前方に、後ローラ2bは記録ヘッド5
の印字方向後方に配置され、前ローラ2a、後ローラ2
b、検出スイッチ17、及びキャップ部19に設けられ
た支持部材19aは記録ヘッド5による印字領域の外側
に配置されている。
【0022】図4は手動型印字装置1の制御系のブロッ
ク図である。手動型印字装置1全体の制御を司るCPU
21には、インターフェイス部22を介してホストコン
ピュータ23が接続されている。また、各機能ブロック
を制御するためのプログラムを記憶したROM24、イ
ンターフェイス部22を介して入力されたホストコンピ
ュータ23からの印字データを記録するためのRAM2
5、及び操作スイッチ等で構成される操作パネル3が接
続されている。また、前ローラ2aの回転速度、回転方
向を計測するエンコーダ11からのパルス信号と、検出
スイッチ17からの検出信号がCPU21に入力され
る。CPU21はこれらの信号に基づいてヘッドドライ
バ27を介して記録ヘッド5を駆動する。
【0023】以上の構成からなる手動型印字装置1の印
字動作について説明する。手動型印字装置1は、ROM
24に記憶された予め決められたプログラムに沿って動
作される。印字データの入力は、操作パネル3のスイッ
チ操作で印字を行うモードが選択された場合にCPU2
1により行われる。印字データはホストコンピュータ2
3からインタフェース部22を介して入力され、入力さ
れた印字データは一旦RAM25に記憶される。CPU
21は、操作パネル3のスイッチ操作によって印字開始
信号を受け取ると、印字データがRAM25に記憶され
ていることを確認した後、手動型印字装置1を印字スタ
ンバイ状態にする。
【0024】このときCPU21によって、検出スイッ
チ17がONであること、及び回転円盤12が回転した
ことが判断された場合、前ローラ2aの回転量に合わせ
てCPU21により印字データの出力が制御され、これ
に応じて記録ヘッド5が駆動されることによって記録媒
体P上に印字が行われる。従って、ボディ1bの記録媒
体P上の走査速度が不均一でも、記録媒体Pに対して常
に所定の印字を行うことができる。
【0025】次に、キャップ部19、バネ20、及び支
持板18からなるキャップ機構の動作について図5を参
照して説明する。図5(a)は手動型印字装置1が記録
媒体Pに接し、非印字状態である時のキャップ機構の状
態を示す図、(b)は印字が開始された状態である時の
キャップ機構の状態を示す図、(c)は手動型印字装置
1が記録媒体Pに非接触状態である時のキャップ機構の
状態を示す図である。図5(a)に示すように、キャッ
プ部19はバネ20の付勢力により、手動型印字装置1
の非印字時に記録ヘッド5のノズル部分に位置し、記録
ヘッド5に対してキャッピングを行うように設定されて
いる。印字を開始するために手動型印字装置1が図5
(b)の矢印X方向に走査されると、キャップ部19
は、支持部材19aと記録媒体Pとの摩擦により図の矢
印Y方向に移動する。印字中、手動型印字装置1が走査
されている間は常にこの摩擦が発生しているので、キャ
ップ部19は支持板18側に移動した状態となる。印字
が終了したとき等、印字を中止して手動型印字装置1を
記録媒体Pから離すと、上記摩擦力がなくなるので、キ
ャップ部19はバネ20の付勢力により記録ヘッド5の
ノズル部分まで移動し、再び記録ヘッド5に対してキャ
ッピングがされる。この時、ノズル周辺の紙粉やインク
汚れを清掃するワイプ効果も得られる。
【0026】このように、本実施の形態の手動型印字装
置1によれば、非印字時には、バネ20の付勢力によっ
てキャップ部19が記録ヘッド5に対してキャッピング
を行うので、非印字時に手動型印字装置1に振動や衝撃
が加わってもインクが漏れることがなく、装置の周囲を
汚すことがない。また、印字時には、装置の走行によ
り、支持部材19aと記録媒体Pとの間に摩擦力が発生
し、これによりキャップ部19は支持板18側に移動し
て記録ヘッド5に対するキャッピングが自動的に外れる
ので、キャッピングを行うに際し、ユーザの手を煩わせ
ることがない。
【0027】なお、本発明は上記実施の形態の構成に限
られず種々の変形が可能である。例えば、上記実施の形
態では、バネ20の付勢力、及び支持部材19aと記録
媒体P間の摩擦力によりキャップ部19が移動し、記録
ヘッド5に対してキャッピングを行うものとしている
が、このキャッピングのためのキャップ部19の移動は
ソレノイド等を用いて電気的な制御で行われるものであ
ってもよい。
【0028】以下に、上記の電気的な制御によってキャ
ッピングが行われる手動型印字装置1の印字動作につい
て図6のフローチャートを参照して説明する。尚、この
手動型印字装置1には、キャッピングの解除を許容し得
る時間(所定時間)を計測するためのタイマ装置がさら
に設けられている。ユーザの手動走査により印字が開始
されると、ホストコンピュータ23から印字データが入
力されるまで待機し(S1)、印字データ受信後は印字
データを印字可能な形式に処理する(S2)。検出スイ
ッチ17がONである時(S3でYES)、検出スイッ
チ17からの信号に基づいて、CPU21はキャップを
開き(S4)、タイマを起動させる(S5)。その後、
エンコーダ11からのパルスがあると(S6でYE
S)、このパルスに合わせて印字処理が行われる(S1
1)。そして、検出スイッチ17がOFFとなったとき
(S7でYES)、タイマが所定時間を計測したとき
(S8でYES)、又は、印字すべき印字データがなく
なったときに(S9でYES)、キャップが閉じられ
(S10)、印字が終了する。印字すべき印字データが
残存している場合は、S6乃至S9の処理が繰り返され
る。
【0029】次に、電気的制御によるキャッピングが行
われる手動型印字装置1の印字動作の他の実施の形態に
ついて図7のフローチャートを参照して説明する。ユー
ザの手動走査により印字が開始されると、ホストコンピ
ュータ23から印字データが入力されるまで待機し(S
21)、印字データ受信後は印字データを印字可能な形
式に処理する(S22)。検出スイッチ17がONであ
り(S23でYES)、エンコーダ11からのパルスが
あると(S24でYES)、このパルスが第1発目のパ
ルスであるか否かが判断される(S29)。第1発目の
パルスであったときは(S29でYES)、キャップを
開き(S31)、タイマを起動させた後(S32)、パ
ルスに合わせて印字処理が行われる(S30)。また、
第1発目のパルスでない場合は(S29でNO)、パル
スに合わせた印字処理のみが行われる(S30)。そし
て、検出スイッチ17がOFFとなったとき(S25で
YES)、タイマが所定時間を計測したとき(S26で
YES)、又は、印字すべき印字データがなくなったと
きに(S27でYES)、キャップが閉じられ(S2
8)、印字が終了する。印字すべき印字データが残存し
ている場合は、S24乃至S27の処理が繰り返され
る。
【0030】以上のように、電気的な制御によってキャ
ッピングが行われる手動型印字装置1によれば、タイマ
により所定時間が計測された時にキャッピングが行われ
るので、手動型印字装置1が記録媒体P上に放置された
ときでも、記録ヘッド5に対して確実にキャッピングが
される。これにより、記録ヘッド5内のインクの乾燥を
防止することができる。また、上記実施の形態において
は、手動型印字装置1にはインクジェット方式が採用さ
れているが、必ずしもインクジェット方式に限定される
ものではなく、他の印字方式を採用してもよい。
【0031】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載の発明に係
る手動型印字装置によれば、キャップ機構が装置の手動
走査に応動して往復移動し、非印字時に記録手段にキャ
ッピングを行うので、記録手段内のインクが乾燥するこ
とによる印字不良の発生を防止することができる。さら
に、非印字時に装置に振動や衝撃が加わってもインクが
漏れることがなく、装置の周囲を汚すことがない。
【0032】また、請求項2に記載の発明に係る手動型
印字装置によれば、装置の走行に伴って発生するキャッ
プ支持部と記録媒体との摩擦力により記録手段に対する
キャッピングが解除され、キャップ支持部が記録媒体か
ら離れた時に付勢部の付勢力によりキャッピングが行わ
れるので、キャッピングのためのキャップ部の駆動を、
電気的な駆動手段によらず、簡易な構成でもって行うこ
とができる。また、ユーザの手を煩わせることなく装置
の印字状況に応じて自動的にキャッピングがされる。
【0033】また、請求項3に記載の発明に係る手動型
印字装置によれば、記録手段に対向する位置に記録媒体
があるときにキャッピングが解除され、全ての印字デー
タの印字が終了するか、又は所定時間の経過が計測され
るとキャッピングされるので、装置を記録媒体上に放置
した場合等でも確実にキャッピングが行われ、インクの
乾燥等を原因とする印字不良の発生を防止することがで
きる。また、装置の走行に関係なくキャッピングが制御
されるため、印字タイミングをより正確に発生させるこ
とができる。
【0034】また、請求項4に記載の発明に係る手動型
印字装置によれば、装置が記録媒体上で移動を開始した
ときにキャッピングが解除され、全ての印字データの印
字が終了するか、又は所定時間の経過が計測されるとキ
ャッピングされるので、装置を記録媒体上に放置した場
合等でも確実にキャッピングが行われ、インクの乾燥等
を原因とする印字不良の発生を防止することができる。
【0035】また、請求項5に記載の発明に係る手動型
印字装置によれば、記録手段がインクジェット方式の記
録手段であるため、印字リボン等を使用したワイヤドッ
トの方式の記録手段に比してその構成が簡単であり、装
置全体を小型化でき、さらに、印字をより鮮明に行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る手動型印字装置の
使用状態を示す図である。
【図2】手動型印字装置の内部構成を示す断面図であ
る。
【図3】(a)(b)は上記手動型印字装置の底面図で
ある。
【図4】手動型印字装置の制御系のブロック図である。
【図5】(a)は手動型印字装置が記録媒体Pに接し、
非印字状態である時のキャップ機構の状態を示す図、
(b)は印字が開始された状態のキャップ機構の状態を
示す図、(c)は手動型印字装置が記録媒体Pに非接触
状態である時のキャップ機構の状態を示す図である。
【図6】電気的制御によりキャッピングが行われる手動
型印字装置の印字動作時の処理の流れを示すフローチャ
ートである。
【図7】上記手動型印字装置の印字動作を他の実施形態
において行うときの処理の流れを示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 手動型印字装置 5 記録ヘッド(記録手段) 11 エンコーダ(移動検出手段) 17 検出スイッチ(記録媒体検出手段) 18 支持板(キャップ機構) 19 キャップ部(キャップ機構) 19a 支持部材(キャップ機構・キャップ支持部) 20 バネ(キャップ機構・付勢部) 21 CPU(制御手段) P 記録媒体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体上を手動走査されることにより
    記録媒体上にインクにて印字を行う記録手段を備えた手
    動型印字装置において、 装置の手動走査に応動して往復移動し、非印字時に前記
    記録手段にキャッピングを行うキャップ機構を備えたこ
    とを特徴とする手動型印字装置。
  2. 【請求項2】 前記キャップ機構は、前記記録手段にキ
    ャッピングを行うキャップ部と、該キャップ部と装置と
    を連結し、該キャップ部を前記記録手段方向に付勢する
    付勢部と、該キャップ部下部に設けられ、記録媒体に当
    接するキャップ支持部とからなり、 前記記録手段は非印字時に前記キャップ部によりキャッ
    ピングがされており、装置が印字のために手動走査され
    た時、前記キャップ支持部と記録媒体との摩擦力により
    前記キャップ部が前記記録手段から外れ、前記キャップ
    支持部が記録媒体から離れた時、前記付勢部により前記
    キャップ部が前記記録手段方向に移動して前記記録手段
    にキャッピングが行われることを特徴とする請求項1に
    記載の手動型印字装置。
  3. 【請求項3】 所定の時間が経過したか否かを計測する
    タイマ手段と、 記録媒体が前記記録手段に対向する位置にあるか否かを
    検出する記録媒体検出手段と、 前記記録媒体検出手段により記録媒体が前記記録手段に
    対向する位置にあることが検出された場合に前記キャッ
    プ機構による前記記録手段に対するキャッピングが外さ
    れると共に前記タイマ手段による計測が開始され、前記
    記録手段による全ての印字データの印字が終了した場
    合、又は前記タイマ手段により所定時間の経過が計測さ
    れた場合に、前記キャップ機構による前記記録手段に対
    するキャッピングが行われるように制御する制御手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の手動型印字
    装置。
  4. 【請求項4】 所定の時間が経過したか否かを計測する
    タイマ手段と、 装置が記録媒体上で移動を開始したことを検出する移動
    検出手段と、 前記移動検出手段からの信号に基づいて前記キャップ機
    構による前記記録手段に対するキャッピングが外される
    と共に前記タイマ手段による計測が開始され、前記記録
    手段による全ての印字データの印字が終了した場合、又
    は前記タイマ手段により所定時間の経過が計測された場
    合に、前記キャップ機構による前記記録手段に対するキ
    ャッピングが行われるように制御する制御手段とを備え
    たことを特徴とする請求項1に記載の手動型印字装置。
  5. 【請求項5】 前記記録手段は、インクジェット方式の
    記録ヘッドであることを特徴とする請求項1乃至請求項
    4のいずれかに記載の手動型印字装置。
JP15014096A 1996-05-21 1996-05-21 手動型印字装置 Pending JPH09309209A (ja)

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