JPH09308605A - 内視鏡用湾曲ゴム装着治具 - Google Patents
内視鏡用湾曲ゴム装着治具Info
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- JPH09308605A JPH09308605A JP8127389A JP12738996A JPH09308605A JP H09308605 A JPH09308605 A JP H09308605A JP 8127389 A JP8127389 A JP 8127389A JP 12738996 A JP12738996 A JP 12738996A JP H09308605 A JPH09308605 A JP H09308605A
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- rubber
- bending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】湾曲ゴムの湾曲駒への装着が容易で、且つ、安
価な内視鏡用湾曲ゴム装着治具を提供すること。 【解決手段】内視鏡用湾曲ゴム装着治具10は、弾性変
形が容易で、湾曲ゴムよりも大きな復元力を有する部材
で形成した管状の治具本体1と、この治具本体1の外周
面側に外挿される管状の締め金具2とで構成されてい
る。締め金具2の雌ねじ部22と治具本体1の雄ねじ部
13とを螺合させ、締め金具2を治具本体1に対して回
動させることにより、締め金具2が治具本体1の軸方向
に進退する。このとき、傾斜面21がテーパー面部12
aを押圧することにより、スリ割り部14の幅寸法を狭
める作用をし、治具本体1の湾曲ゴム保持部11の外径
及び内径寸法が細径になる。また、傾斜面21のテーパ
ー面部12aへの押圧力が低下すると、湾曲ゴム保持部
11の内径寸法が湾曲駒3の外径寸法より大きくなる。
価な内視鏡用湾曲ゴム装着治具を提供すること。 【解決手段】内視鏡用湾曲ゴム装着治具10は、弾性変
形が容易で、湾曲ゴムよりも大きな復元力を有する部材
で形成した管状の治具本体1と、この治具本体1の外周
面側に外挿される管状の締め金具2とで構成されてい
る。締め金具2の雌ねじ部22と治具本体1の雄ねじ部
13とを螺合させ、締め金具2を治具本体1に対して回
動させることにより、締め金具2が治具本体1の軸方向
に進退する。このとき、傾斜面21がテーパー面部12
aを押圧することにより、スリ割り部14の幅寸法を狭
める作用をし、治具本体1の湾曲ゴム保持部11の外径
及び内径寸法が細径になる。また、傾斜面21のテーパ
ー面部12aへの押圧力が低下すると、湾曲ゴム保持部
11の内径寸法が湾曲駒3の外径寸法より大きくなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内視鏡の挿入部を
構成する湾曲駒の外周に湾曲ゴムを装着する際に用いる
内視鏡用湾曲ゴム装着治具に関する。
構成する湾曲駒の外周に湾曲ゴムを装着する際に用いる
内視鏡用湾曲ゴム装着治具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、細長の挿入部に湾曲自在な湾
曲部を設け、手元側の操作部の湾曲操作レバーを操作す
ることによって、挿入部の先端を所望の方向に向けるよ
うにした内視鏡が広く用いられている。前記湾曲部は、
複数の湾曲駒を回動自在に連結し、この湾曲駒の外側に
湾曲部の水密確保及び保護のために、外皮として湾曲ゴ
ムを被せて形成されている。
曲部を設け、手元側の操作部の湾曲操作レバーを操作す
ることによって、挿入部の先端を所望の方向に向けるよ
うにした内視鏡が広く用いられている。前記湾曲部は、
複数の湾曲駒を回動自在に連結し、この湾曲駒の外側に
湾曲部の水密確保及び保護のために、外皮として湾曲ゴ
ムを被せて形成されている。
【0003】一般的に、前記湾曲ゴムは、湾曲駒(湾曲
ブレード付きの場合には湾曲ブレードを含めたもの)の
外径寸法よりも小さい内径寸法のものを使用している。
このため、湾曲駒に外皮を被せる際、湾曲ゴムの内径を
広げた状態にしてから湾曲駒に装着している。この湾曲
ゴムの内径を広げた状態にしてから装着する方法には吸
引方式と引抜方式とがある。
ブレード付きの場合には湾曲ブレードを含めたもの)の
外径寸法よりも小さい内径寸法のものを使用している。
このため、湾曲駒に外皮を被せる際、湾曲ゴムの内径を
広げた状態にしてから湾曲駒に装着している。この湾曲
ゴムの内径を広げた状態にしてから装着する方法には吸
引方式と引抜方式とがある。
【0004】前記吸引方式では、吸引パイプの内側に湾
曲ゴムを挿入し、吸引装置による吸引を行って湾曲ゴム
の内径を広げ、この状態で湾曲ゴムを湾曲駒に被せた
後、吸引状態を解除して装着が完了する。
曲ゴムを挿入し、吸引装置による吸引を行って湾曲ゴム
の内径を広げ、この状態で湾曲ゴムを湾曲駒に被せた
後、吸引状態を解除して装着が完了する。
【0005】一方、前記引抜方式では、湾曲駒の外径寸
法より大きな内径寸法を有するパイプ治具の外側に予め
湾曲ゴムを被せておき、この湾曲ゴムが被さっているパ
イプで湾曲駒を被い、ここで湾曲ゴムの一端部を保持
し、パイプだけを引き抜くことで湾曲ゴムを湾曲駒に装
着していた。
法より大きな内径寸法を有するパイプ治具の外側に予め
湾曲ゴムを被せておき、この湾曲ゴムが被さっているパ
イプで湾曲駒を被い、ここで湾曲ゴムの一端部を保持
し、パイプだけを引き抜くことで湾曲ゴムを湾曲駒に装
着していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記吸
引方式によって湾曲ゴムを湾曲駒に装着する方法では、
湾曲ゴムの内径を広げるために専用の吸引装置が必要で
あった。
引方式によって湾曲ゴムを湾曲駒に装着する方法では、
湾曲ゴムの内径を広げるために専用の吸引装置が必要で
あった。
【0007】また、前記引抜方式によって湾曲ゴムを湾
曲駒に装着する方法では、湾曲ゴムをパイプ治具に被せ
る作業が難しく熟練を要すると共に、パイプ治具を引く
際、湾曲ゴムが所定の位置からずれて湾曲駒に被さって
しまうことがあった。
曲駒に装着する方法では、湾曲ゴムをパイプ治具に被せ
る作業が難しく熟練を要すると共に、パイプ治具を引く
際、湾曲ゴムが所定の位置からずれて湾曲駒に被さって
しまうことがあった。
【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、湾曲ゴムの湾曲駒への装着が容易で、且つ、安価
な内視鏡用湾曲ゴム装着治具を提供することを目的にし
ている。
あり、湾曲ゴムの湾曲駒への装着が容易で、且つ、安価
な内視鏡用湾曲ゴム装着治具を提供することを目的にし
ている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の内視鏡用湾曲ゴ
ム装着治具は、湾曲ゴムを湾曲駒に装着する内視鏡用湾
曲ゴム装着治具であって、テーパー面を有する凸部の小
径部側に位置して雄ねじ部を有する管状部及び前記凸部
の大径部側に位置する湾曲ゴム保持部からなり、この湾
曲ゴム保持部先端面から前記管状部の一部まで軸方向に
切り欠いて形成した少なくとも1本のスリ割り部を設け
た管状の治具本体と、前記管状部の雄ねじ部に螺合する
雌ねじ部及び前記凸部のテーパー面に密接する傾斜面を
設けた前記治具本体の軸方向に進退自在な管状の締め金
具とを具備している。
ム装着治具は、湾曲ゴムを湾曲駒に装着する内視鏡用湾
曲ゴム装着治具であって、テーパー面を有する凸部の小
径部側に位置して雄ねじ部を有する管状部及び前記凸部
の大径部側に位置する湾曲ゴム保持部からなり、この湾
曲ゴム保持部先端面から前記管状部の一部まで軸方向に
切り欠いて形成した少なくとも1本のスリ割り部を設け
た管状の治具本体と、前記管状部の雄ねじ部に螺合する
雌ねじ部及び前記凸部のテーパー面に密接する傾斜面を
設けた前記治具本体の軸方向に進退自在な管状の締め金
具とを具備している。
【0010】この構成によれば、まず、締め金具の雌ね
じ部を管状部の雄ねじ部に対して回動させることによっ
て、前記締め金具が前記治具本体の軸方向に進退する。
このとき、前記締め金具が大径部側に移動すると、締め
金具の傾斜面と治具本体のテーパー面とが密接した状態
で押圧してスリ割り部の幅寸法を狭くして湾曲ゴム保持
部を細径にする。一方、前記締め金具が大径部側に移動
すると、締め金具の傾斜面と治具本体のテーパー面との
密接状態が徐々に解除させて、湾曲ゴム保持部が通常状
態になる。
じ部を管状部の雄ねじ部に対して回動させることによっ
て、前記締め金具が前記治具本体の軸方向に進退する。
このとき、前記締め金具が大径部側に移動すると、締め
金具の傾斜面と治具本体のテーパー面とが密接した状態
で押圧してスリ割り部の幅寸法を狭くして湾曲ゴム保持
部を細径にする。一方、前記締め金具が大径部側に移動
すると、締め金具の傾斜面と治具本体のテーパー面との
密接状態が徐々に解除させて、湾曲ゴム保持部が通常状
態になる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
施の形態を説明する。
【0012】図1ないし図5は本発明の一実施形態に係
り、図1は内視鏡用湾曲ゴム装着治具の概略構成を示す
説明図、図2は内視鏡用湾曲ゴム装着治具と湾曲ゴムと
の関係を説明する図、図3は内視鏡用湾曲ゴム装着治具
に湾曲ゴムを被せた状態を説明する図、図4は内視鏡用
湾曲ゴム装着治具を用いて湾曲ゴムを湾曲駒に被せる状
態を説明する図、図5は湾曲駒に湾曲ゴムを被せるため
に内視鏡用湾曲ゴム装着治具を引き抜く状態を説明する
図である。
り、図1は内視鏡用湾曲ゴム装着治具の概略構成を示す
説明図、図2は内視鏡用湾曲ゴム装着治具と湾曲ゴムと
の関係を説明する図、図3は内視鏡用湾曲ゴム装着治具
に湾曲ゴムを被せた状態を説明する図、図4は内視鏡用
湾曲ゴム装着治具を用いて湾曲ゴムを湾曲駒に被せる状
態を説明する図、図5は湾曲駒に湾曲ゴムを被せるため
に内視鏡用湾曲ゴム装着治具を引き抜く状態を説明する
図である。
【0013】図1に示すように本実施形態の内視鏡用湾
曲ゴム装着治具10は、弾性変形が容易で、適用する湾
曲ゴムよりも大きな復元力を有する例えば、金属部材で
形成した細長で軸方向の透孔1aを有する管状の治具本
体1と、この治具本体1の外周面側に外挿される管状の
締め金具2とで構成されている。
曲ゴム装着治具10は、弾性変形が容易で、適用する湾
曲ゴムよりも大きな復元力を有する例えば、金属部材で
形成した細長で軸方向の透孔1aを有する管状の治具本
体1と、この治具本体1の外周面側に外挿される管状の
締め金具2とで構成されている。
【0014】前記治具本体1は、内視鏡の挿入部の湾曲
部を構成する湾曲駒3を被覆する湾曲ゴム4の内周面に
密着する湾曲ゴム保持部11と、この湾曲ゴム保持部1
1の後方側に位置するテーパー面部12aを有する凸部
12と、この凸部12の後方側の外周面に雄ねじ部13
aを有する管状部13とで構成されており、前記湾曲ゴ
ム保持部11の保持部先端面11aから管状部13の凸
部12側まで軸方向に所定の幅及び切り込み深さ寸法で
切り欠いて形成したスリ割り部14が例えば3本設けら
れている。
部を構成する湾曲駒3を被覆する湾曲ゴム4の内周面に
密着する湾曲ゴム保持部11と、この湾曲ゴム保持部1
1の後方側に位置するテーパー面部12aを有する凸部
12と、この凸部12の後方側の外周面に雄ねじ部13
aを有する管状部13とで構成されており、前記湾曲ゴ
ム保持部11の保持部先端面11aから管状部13の凸
部12側まで軸方向に所定の幅及び切り込み深さ寸法で
切り欠いて形成したスリ割り部14が例えば3本設けら
れている。
【0015】また、前記凸部12に形成されているテー
パー面部12aは、前記雄ねじ部13a方向から保持部
先端面11a側にいくにしたがって外径寸法が大径にな
っている。即ち、前記テーパー面部12aは、前記雄ね
じ部13a側が小径部12bで、前記保持部先端面11
a側が大径部12cになっている。
パー面部12aは、前記雄ねじ部13a方向から保持部
先端面11a側にいくにしたがって外径寸法が大径にな
っている。即ち、前記テーパー面部12aは、前記雄ね
じ部13a側が小径部12bで、前記保持部先端面11
a側が大径部12cになっている。
【0016】一方、前記締め金具2の内周面には、前記
治具本体1のテーパー面部12aに密接するように前記
テーパー面部12aのテーパー角と角度で形成した傾斜
面21が設けられると共に、前記管状部13の雄ねじ部
13に螺合する雌ねじ部22が設けられている。
治具本体1のテーパー面部12aに密接するように前記
テーパー面部12aのテーパー角と角度で形成した傾斜
面21が設けられると共に、前記管状部13の雄ねじ部
13に螺合する雌ねじ部22が設けられている。
【0017】このことにより、前記締め金具2の雌ねじ
部22と前記治具本体1の雄ねじ部13とを螺合させ、
締め金具2を治具本体1に対して回動させることによ
り、この締め金具2が治具本体1の軸方向に対して進退
するようになっている。
部22と前記治具本体1の雄ねじ部13とを螺合させ、
締め金具2を治具本体1に対して回動させることによ
り、この締め金具2が治具本体1の軸方向に対して進退
するようになっている。
【0018】即ち、前記締め金具2が保持部先端面11
a側に移動していくことにより、前記傾斜面21がテー
パー面部12aに当接して押圧することにより、スリ割
り部14の幅寸法を狭めるように作用して、治具本体1
の湾曲ゴム保持部11の外径及び内径寸法を細径にして
いく。
a側に移動していくことにより、前記傾斜面21がテー
パー面部12aに当接して押圧することにより、スリ割
り部14の幅寸法を狭めるように作用して、治具本体1
の湾曲ゴム保持部11の外径及び内径寸法を細径にして
いく。
【0019】なお、図1に示す前記スリ割り部14を設
けた湾曲ゴム保持部11の負荷のかかっていない自然の
状態での外径寸法φDpと、図2に示す湾曲ゴム4の内
径寸法φdaと、図4に示す内視鏡の挿入部の湾曲部を
構成する湾曲駒3の外径寸法φDwとの間には、φDp
>φDw>φdaの関係となるように設定されている。
けた湾曲ゴム保持部11の負荷のかかっていない自然の
状態での外径寸法φDpと、図2に示す湾曲ゴム4の内
径寸法φdaと、図4に示す内視鏡の挿入部の湾曲部を
構成する湾曲駒3の外径寸法φDwとの間には、φDp
>φDw>φdaの関係となるように設定されている。
【0020】図2に示すように締め金具2を、治具本体
1の保持部先端面11a側に移動させて、締め金具を2
を治具本体1に対して絞め込んでいくと、前記締め金具
2の傾斜面21によって前記湾曲ゴム保持部11のテー
パー面部12aが押圧されて、湾曲ゴム保持部11の先
端部が小径に変形して先端部外径寸法φDp1 になる。
このとき、前記湾曲ゴム4の内径寸法φdaと小径にな
った湾曲ゴム保持部11の先端部外径寸法φDp1 の間
にはφDp1 <φdaの関係になるようにスリ割り部1
4の幅寸法及び切り込み深さ寸法が設定されている。
1の保持部先端面11a側に移動させて、締め金具を2
を治具本体1に対して絞め込んでいくと、前記締め金具
2の傾斜面21によって前記湾曲ゴム保持部11のテー
パー面部12aが押圧されて、湾曲ゴム保持部11の先
端部が小径に変形して先端部外径寸法φDp1 になる。
このとき、前記湾曲ゴム4の内径寸法φdaと小径にな
った湾曲ゴム保持部11の先端部外径寸法φDp1 の間
にはφDp1 <φdaの関係になるようにスリ割り部1
4の幅寸法及び切り込み深さ寸法が設定されている。
【0021】前記湾曲ゴム4の内径寸法φdaと、小径
になった湾曲ゴム保持部11の先端部外径寸法φDp1
との間にφDp1 <φdaの寸法関係が成立することに
より、締め金具2を保持部先端面11a側に移動させて
絞め込んだ状態にしたとき、湾曲ゴム保持部11の先端
部がスムーズに湾曲ゴム3の内部に納まる。
になった湾曲ゴム保持部11の先端部外径寸法φDp1
との間にφDp1 <φdaの寸法関係が成立することに
より、締め金具2を保持部先端面11a側に移動させて
絞め込んだ状態にしたとき、湾曲ゴム保持部11の先端
部がスムーズに湾曲ゴム3の内部に納まる。
【0022】上述のように構成した内視鏡用湾曲ゴム装
着治具10の作用を説明する。まず、締め金具2を治具
本体1の保持部先端面側に移動させて、締め金具2を治
具本体1に対して絞め込む。すると、前記締め金具2に
設けた傾斜面21よって治具本体1のテーパー面部12
aが押圧されて小径に変形し、湾曲ゴム保持部11の先
端部外径寸法(φDp1 )が、湾曲ゴム4の内径寸法
(φda)より小さくなる。
着治具10の作用を説明する。まず、締め金具2を治具
本体1の保持部先端面側に移動させて、締め金具2を治
具本体1に対して絞め込む。すると、前記締め金具2に
設けた傾斜面21よって治具本体1のテーパー面部12
aが押圧されて小径に変形し、湾曲ゴム保持部11の先
端部外径寸法(φDp1 )が、湾曲ゴム4の内径寸法
(φda)より小さくなる。
【0023】次に、図2に示すように前記湾曲ゴム4の
内径寸法(φda)より小さくなった湾曲ゴム保持部1
1の先端部を、湾曲ゴム4の内部に配置した後、この湾
曲ゴム4を湾曲ゴム保持部11の外周面に沿わせて後端
が湾曲ゴム保持部11の保持部先端面11aから例えば
約10mm程度突出した状態になるまで押し込んで保持
する。
内径寸法(φda)より小さくなった湾曲ゴム保持部1
1の先端部を、湾曲ゴム4の内部に配置した後、この湾
曲ゴム4を湾曲ゴム保持部11の外周面に沿わせて後端
が湾曲ゴム保持部11の保持部先端面11aから例えば
約10mm程度突出した状態になるまで押し込んで保持
する。
【0024】そして、図3に示すように前記保持部先端
面11aから突出した湾曲ゴム4を、前記湾曲ゴム保持
部11方向折りかえして折り返し部4aを設ける。
面11aから突出した湾曲ゴム4を、前記湾曲ゴム保持
部11方向折りかえして折り返し部4aを設ける。
【0025】次いで、前記締め金具2を逆方向に回転さ
せて閉め金具2と治具本体1との螺合状態が緩む状態に
していく。すると、図4に示すように前記締め金具2の
傾斜面21が雄ねじ部13a方向に移動していくことに
より、前記締め金具2の斜面22による治具本体1のテ
ーパー面部12aへの押圧状態が徐々に解除されていく
と共に、湾曲ゴム保持部11の復元力によって内径寸法
が徐々に大きくなって、湾曲ゴム保持部11の内径寸法
φdpと湾曲駒3の外径寸法φDwとの間の関係がφD
p>φDwになる。
せて閉め金具2と治具本体1との螺合状態が緩む状態に
していく。すると、図4に示すように前記締め金具2の
傾斜面21が雄ねじ部13a方向に移動していくことに
より、前記締め金具2の斜面22による治具本体1のテ
ーパー面部12aへの押圧状態が徐々に解除されていく
と共に、湾曲ゴム保持部11の復元力によって内径寸法
が徐々に大きくなって、湾曲ゴム保持部11の内径寸法
φdpと湾曲駒3の外径寸法φDwとの間の関係がφD
p>φDwになる。
【0026】そして、この湾曲ゴム保持部11の内径寸
法(φDp)が湾曲駒3の外径寸法(φDw)より大き
くなった状態で、湾曲ゴム保持部11の先端側から湾曲
駒3を順に治具本体1の内孔1aに挿通させて配置し、
図5に示すように前記折りかえし部9を再び元の状態に
戻す。
法(φDp)が湾曲駒3の外径寸法(φDw)より大き
くなった状態で、湾曲ゴム保持部11の先端側から湾曲
駒3を順に治具本体1の内孔1aに挿通させて配置し、
図5に示すように前記折りかえし部9を再び元の状態に
戻す。
【0027】最後に、図5に示すように前記押し返し部
4aを保持して、内視鏡用湾曲ゴム装着治具10全体を
矢印方向に移動させて湾曲ゴム4から引き抜いて、湾曲
ゴム3を湾曲駒3に装着する。このとき、前記湾曲ゴム
保持部11の内径寸法(φdp)と湾曲駒3の外径寸法
(φDw)との間がφDp>φDwの関係であるので、
湾曲ゴム保持部11の内周面が湾曲駒3の外周面に接触
することなくスムーズに抜けていく。
4aを保持して、内視鏡用湾曲ゴム装着治具10全体を
矢印方向に移動させて湾曲ゴム4から引き抜いて、湾曲
ゴム3を湾曲駒3に装着する。このとき、前記湾曲ゴム
保持部11の内径寸法(φdp)と湾曲駒3の外径寸法
(φDw)との間がφDp>φDwの関係であるので、
湾曲ゴム保持部11の内周面が湾曲駒3の外周面に接触
することなくスムーズに抜けていく。
【0028】このように、弾性変形が容易で、適用する
湾曲ゴムよりも大きな復元力を有する部材で形成した治
具本体の湾曲ゴム保持部にスリ割り部を設け、締め金具
を前記治具本体に螺合して回動動作によって軸方向に進
退させることによって、前記湾曲ゴム保持部の外径寸法
を湾曲ゴムの内径寸法より小さくして保持部に湾曲ゴム
を被せる作業が容易に行うことができると共に、前記湾
曲ゴム保持部の内径寸法を湾曲駒の外径寸法より大きく
して湾曲ゴムの湾曲駒への装着作業を容易に行うことが
できる。
湾曲ゴムよりも大きな復元力を有する部材で形成した治
具本体の湾曲ゴム保持部にスリ割り部を設け、締め金具
を前記治具本体に螺合して回動動作によって軸方向に進
退させることによって、前記湾曲ゴム保持部の外径寸法
を湾曲ゴムの内径寸法より小さくして保持部に湾曲ゴム
を被せる作業が容易に行うことができると共に、前記湾
曲ゴム保持部の内径寸法を湾曲駒の外径寸法より大きく
して湾曲ゴムの湾曲駒への装着作業を容易に行うことが
できる。
【0029】また、内視鏡用湾曲ゴム装着治具を単純な
構造の治具本体及び締め金具で構成することできるので
安価な治具を提供することができる。
構造の治具本体及び締め金具で構成することできるので
安価な治具を提供することができる。
【0030】なお、前記治具本体に設けるスリ割り部の
数は、上記実施形態の3本に限定されるものではなく、
治具本体を形成する材質やスリ割り部の幅・切り込み深
さ寸法、或いは湾曲ゴムの特性などを考慮して決定す
る。
数は、上記実施形態の3本に限定されるものではなく、
治具本体を形成する材質やスリ割り部の幅・切り込み深
さ寸法、或いは湾曲ゴムの特性などを考慮して決定す
る。
【0031】また、湾曲ゴムを内視鏡先端部方向にいく
にしたがって柔らかくしたり、もしくは、肉厚を薄くす
ることにより、湾曲部湾曲時に先端側の曲がり性が向上
して、操作性・観察性が向上する。
にしたがって柔らかくしたり、もしくは、肉厚を薄くす
ることにより、湾曲部湾曲時に先端側の曲がり性が向上
して、操作性・観察性が向上する。
【0032】さらに、治具本体の材質を金属部材の代わ
りにポリアセタール、ナイロン等の自己油滑性を有する
樹脂材料で形成することにより、湾曲ゴムを治具本体に
装着する際の作業性がより向上する。
りにポリアセタール、ナイロン等の自己油滑性を有する
樹脂材料で形成することにより、湾曲ゴムを治具本体に
装着する際の作業性がより向上する。
【0033】又、図6に示すようにスリ割り部14を設
けた湾曲ゴム保持部11の外表面に図に示すようなアヤ
メローレット61や軸方向の縦目などを形成しておくこ
とにより、湾曲ゴム4との摩擦抵抗が減少して、治具本
体を湾曲ゴムから引き抜く際の作業性が向上する。
けた湾曲ゴム保持部11の外表面に図に示すようなアヤ
メローレット61や軸方向の縦目などを形成しておくこ
とにより、湾曲ゴム4との摩擦抵抗が減少して、治具本
体を湾曲ゴムから引き抜く際の作業性が向上する。
【0034】更に、図7に示すように湾曲ゴム4に設け
た折り返し部4aを元の状態に戻して内視鏡用湾曲ゴム
装着治具10を湾曲ゴム4内から引き抜く前に、この湾
曲ゴム3の操作部側端部を湾曲駒3に糸巻き接着固定部
71を設けて固定することにより、内視鏡用湾曲ゴム装
着治具10を湾曲ゴム4内から引き抜いた際、湾曲ゴム
4と湾曲駒3との位置ズレを確実に防止することができ
る。
た折り返し部4aを元の状態に戻して内視鏡用湾曲ゴム
装着治具10を湾曲ゴム4内から引き抜く前に、この湾
曲ゴム3の操作部側端部を湾曲駒3に糸巻き接着固定部
71を設けて固定することにより、内視鏡用湾曲ゴム装
着治具10を湾曲ゴム4内から引き抜いた際、湾曲ゴム
4と湾曲駒3との位置ズレを確実に防止することができ
る。
【0035】なお、本発明は、以上述べた実施形態のみ
に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形実施可能である。
に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形実施可能である。
【0036】[付記]以上詳述したような本発明の上記
実施形態によれば、以下の如き構成を得ることができ
る。
実施形態によれば、以下の如き構成を得ることができ
る。
【0037】(1)湾曲ゴムを湾曲駒に装着する内視鏡
用湾曲ゴム装着治具において、テーパー面を有する凸部
の小径部側に位置して雄ねじ部を有する管状部及び前記
凸部の大径部側に位置する湾曲ゴム保持部からなり、こ
の湾曲ゴム保持部先端面から前記管状部の一部まで軸方
向に切り欠いて形成した少なくとも1本のスリ割り部を
設けた管状の治具本体と、前記管状部の雄ねじ部に螺合
する雌ねじ部及び前記凸部のテーパー面に密接する傾斜
面を設けた前記治具本体の軸方向に進退自在な管状の締
め金具と、を具備する内視鏡用湾曲ゴム装着治具。
用湾曲ゴム装着治具において、テーパー面を有する凸部
の小径部側に位置して雄ねじ部を有する管状部及び前記
凸部の大径部側に位置する湾曲ゴム保持部からなり、こ
の湾曲ゴム保持部先端面から前記管状部の一部まで軸方
向に切り欠いて形成した少なくとも1本のスリ割り部を
設けた管状の治具本体と、前記管状部の雄ねじ部に螺合
する雌ねじ部及び前記凸部のテーパー面に密接する傾斜
面を設けた前記治具本体の軸方向に進退自在な管状の締
め金具と、を具備する内視鏡用湾曲ゴム装着治具。
【0038】(2)前記治具本体が弾性変形が容易で、
適用する湾曲ゴムよりも大きな復元力を有する部材で形
成されている付記1記載の内視鏡用湾曲ゴム装着治具。
適用する湾曲ゴムよりも大きな復元力を有する部材で形
成されている付記1記載の内視鏡用湾曲ゴム装着治具。
【0039】(3)前記治具本体を自己油滑性を有する
樹脂部材で形成する付記1記載の内視鏡用湾曲ゴム装着
治具。
樹脂部材で形成する付記1記載の内視鏡用湾曲ゴム装着
治具。
【0040】(5)前記治具本体のスリ割り部を設けた
湾曲ゴム保持部の外表面に摩擦低減処理を施した付記1
記載の内視鏡用湾曲ゴム装着治具。
湾曲ゴム保持部の外表面に摩擦低減処理を施した付記1
記載の内視鏡用湾曲ゴム装着治具。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、湾
曲ゴムの湾曲駒への装着が容易で、且つ、安価な内視鏡
用湾曲ゴム装着治具を提供することができる。
曲ゴムの湾曲駒への装着が容易で、且つ、安価な内視鏡
用湾曲ゴム装着治具を提供することができる。
【図1】内視鏡用湾曲ゴム装着治具の概略構成を示す説
明図
明図
【図2】内視鏡用湾曲ゴム装着治具と湾曲ゴムとの関係
を説明する図
を説明する図
【図3】内視鏡用湾曲ゴム装着治具に湾曲ゴムを被せた
状態を説明する図
状態を説明する図
【図4】内視鏡用湾曲ゴム装着治具を用いて湾曲ゴムを
湾曲駒に被せる状態を説明する図
湾曲駒に被せる状態を説明する図
【図5】湾曲駒に湾曲ゴムを被せるために内視鏡用湾曲
ゴム装着治具を引き抜く状態を説明する図
ゴム装着治具を引き抜く状態を説明する図
【図6】治具本体の湾曲ゴム保持部に施した摩擦低減処
理を説明する図
理を説明する図
【図7】湾曲駒に湾曲ゴムを被せるために内視鏡用湾曲
ゴム装着治具を引き抜く際の作業性を向上させる1例を
示す説明図
ゴム装着治具を引き抜く際の作業性を向上させる1例を
示す説明図
1…治具本体 2…締め金具 10…内視鏡用湾曲ゴム装着治具 11…湾曲ゴム保持部 12a…テーパー面部 12c…傾斜面 13a…雄ねじ部 14…スリ割り部 22…雌ねじ部
Claims (1)
- 【請求項1】 湾曲ゴムを湾曲駒に装着する内視鏡用湾
曲ゴム装着治具において、 テーパー面を有する凸部の小径部側に位置して雄ねじ部
を有する管状部及び前記凸部の大径部側に位置する湾曲
ゴム保持部からなり、この湾曲ゴム保持部先端面から前
記管状部の一部まで軸方向に切り欠いて形成した少なく
とも1本のスリ割り部を設けた管状の治具本体と、 前記管状部の雄ねじ部に螺合する雌ねじ部及び前記凸部
のテーパー面に密接する傾斜面を設けた前記治具本体の
軸方向に進退自在な管状の締め金具と、 を具備することを特徴とする内視鏡用湾曲ゴム装着治
具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8127389A JPH09308605A (ja) | 1996-05-22 | 1996-05-22 | 内視鏡用湾曲ゴム装着治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8127389A JPH09308605A (ja) | 1996-05-22 | 1996-05-22 | 内視鏡用湾曲ゴム装着治具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09308605A true JPH09308605A (ja) | 1997-12-02 |
Family
ID=14958791
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8127389A Withdrawn JPH09308605A (ja) | 1996-05-22 | 1996-05-22 | 内視鏡用湾曲ゴム装着治具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09308605A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7591782B2 (en) | 2003-12-08 | 2009-09-22 | Fujinon Corporation | Balloon attaching jig of endoscope |
EP2317908A2 (en) * | 2008-03-31 | 2011-05-11 | Smart Medical Systems Ltd. | Assemblies for use with an endoscope |
KR20210000205U (ko) * | 2019-07-17 | 2021-01-27 | 주식회사세움메디 | 치과용 어테치먼트 체결 및 분리기구 |
-
1996
- 1996-05-22 JP JP8127389A patent/JPH09308605A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7591782B2 (en) | 2003-12-08 | 2009-09-22 | Fujinon Corporation | Balloon attaching jig of endoscope |
EP2317908A2 (en) * | 2008-03-31 | 2011-05-11 | Smart Medical Systems Ltd. | Assemblies for use with an endoscope |
JP2011517972A (ja) * | 2008-03-31 | 2011-06-23 | スマート メディカル システムズ エル・ティー・ディー | 内視鏡と共に用いられるアセンブリ |
EP2317908A4 (en) * | 2008-03-31 | 2014-03-05 | Smart Medical Systems Ltd | ASSEMBLIES FOR USE WITH AN ENDOSCOPE |
JP2014195697A (ja) * | 2008-03-31 | 2014-10-16 | スマート メディカル システムズ エル・ティー・ディー | 内視鏡と共に用いられるアセンブリ |
KR20210000205U (ko) * | 2019-07-17 | 2021-01-27 | 주식회사세움메디 | 치과용 어테치먼트 체결 및 분리기구 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030805 |