JPH08207485A - 筆記具における把持部構造 - Google Patents

筆記具における把持部構造

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JPH08207485A
JPH08207485A JP6321668A JP32166894A JPH08207485A JP H08207485 A JPH08207485 A JP H08207485A JP 6321668 A JP6321668 A JP 6321668A JP 32166894 A JP32166894 A JP 32166894A JP H08207485 A JPH08207485 A JP H08207485A
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recess
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recession
tip
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Kazunori Endo
和則 遠藤
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 軸筒の前方部に凹部を形成し、その凹部に軸
筒の材質より柔らかい材質の把持部材を取り付け、その
把持部材を軸筒先端に取り付けた先部材により固定した
筆記具における把持部材構造にあって、前記凹部を軸筒
の前端から後方に向かって順次大形となるよう形成した
筆記具における把持部材構造。 【効果】 簡単に、しかも確実に把持部材を軸筒に取り
付けることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軸筒の前方部に凹部を
形成し、その凹部に軸筒の材質より柔らかい材質の把持
部材を取り付け、その把持部材を軸筒先端に取り付けた
先部材により固定した筆記具における把持部材構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】軸筒の前方部分に、その軸筒の材質より
柔らかい材質の把持部材を取り付けた筆記具の1例とし
て、図11に示されているようなものが知られている。
【0003】詳述すると、軸筒101の前方部分には、
凹部102が形成されており、その凹部102には、ゴ
ム部材などの把持部材103が密着した状態で取り付け
られている。密着と云うよりは、圧入状態で取り付けら
れている。また、前記軸筒101(凹部102)の先端
には、雄螺子104が形成されており、その雄螺子10
4には、先部材105が螺着されている。その先部材1
05は、円錐状に形成されており、後端部105aにお
ける外径は、前記把持部材103の外径と略同径に形成
されている。つまり、把持部材103は、先部材105
の後端部105aと軸筒101に形成されている凹部1
02の後端部102aとにより挾持されており、軸筒1
01に対して前後動しないようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述したよう
な把持部の取り付け構造にあっては、確実に取り付けら
れるものの、各々の寸法が圧入状態に設定されているた
め、組み立てが非常に困難なものであり、場合によって
は、把持部と軸筒との摩擦抵抗を少なくするために特別
な治具を必要としていた(1例として、実開昭59−1
87489号公報に記載の考案)。そこで、把持部材の
内径を予め大きく成形し、軸筒に挿着後、加熱処理によ
り収縮せしめ、把持部材を軸筒に確実に取り付けること
も考えられた(1例として、実開昭61−128084
号公報に記載の考案)が、把持部材も高価なものとな
り、また、加熱する工程が増し、結果として、製品の価
格をつり上げてしまうものであった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点に
鑑みてなされたものであり、軸筒の前方部に凹部を形成
し、その凹部に軸筒の材質より柔らかい材質の把持部材
を取り付け、その把持部材を軸筒先端に取り付けた先部
材により固定した筆記具における把持部材構造にあっ
て、前記凹部を軸筒の前端から後方に向かって順次大形
となるよう形成したことを第1の要旨とし、軸筒の前方
部に凹部を形成し、その凹部に軸筒の材質より柔らかい
材質の把持部材を取り付け、その把持部材を軸筒先端に
取り付けた先部材により固定した筆記具における把持部
材構造にあって、前記軸筒の先端から後方に向かってス
リットを形成したことを第2の要旨とするものである。
【0006】
【実施例】図1、図2に第1例を示し説明する。シャ−
プペンシルに適用した例を示すが、ボ−ルペンであって
もよい。なお、図中上方を後方と云い、下方を前方とい
う。軸筒本体1は、前軸2とその前軸2の前方に螺着さ
れた先部材3と、前軸の後方に圧入された後軸4とから
構成されている。その軸筒本体1の内部には、鉛筆芯な
どを繰り出す、芯繰り出し機構5が配置されており、そ
の芯繰り出し機構5は、芯タンク6や芯タンク6の前方
に固定されたチャック体7や、そのチャック体7の前方
に配置された芯戻り止め部材8などから構成されてい
る。符号9は、後軸4に固定されているクリップであ
り、また、符号10は、前記芯タンク6に着脱自在に取
り付けられたノックキャップであり、前記芯繰り出し機
構5を作動させるためのものである。
【0007】前記前軸2の前方部には、凹部11が形成
されており、その凹部11には、凹部11の外形と同形
かあるいは若干小形で、前軸2の材質より柔らかい、熱
可塑性エラストマ−やNBR、シリコ−ンゴムなど、一
般的にゴム部材と呼ばれている材質からなる把持部材1
2が密着した状態で取り付けられている。前記凹部11
は、前軸2の前端部から後方に向けて順次大径に形成さ
れている。つまり、円錐形状に形成されている。一方、
把持部材12の内径も、前方から後方に向けて順次大径
に形成されており、前記円錐形状の凹部11と密着する
ようになっている。
【0008】前記把持部12の前端は、先部材3の中間
部に形成されている係止部3aに当接している。この当
接作用により、把持部材12の前方へに移動を規制し、
また、把持部材12の後方への移動を凹部11の後端部
11aによって規制している。なお、前記先部材3の後
方には、係止部3aから雄螺子部13が形成されてお
り、前記前軸2の前方の内面に形成された雌螺子部に螺
合しているが、凹凸嵌合や単なる圧入などの固定手段で
あってもよい。
【0009】次に作用について説明する。把持部材12
を前軸2の凹部11に取り付ける際、把持部材12の内
面と凹部11の外面が、最終挿入位置、あるいは、最終
挿入位置近傍で接触状態となる。よって、取り付ける過
程においては、把持部材12の内面と凹部11の外面と
の摩擦抵抗がない。つまり、把持部12の後端が凹部1
1の後端部11aに当接する直前、あるいは、当接した
時点で、把持部12の内面全体が凹部11の表面に密着
する。ここで、先部材3を螺合させると、把持部材12
の前後動が規制される。なお、把持部12の後端が凹部
11の後端部11aに当接する直前で、把持部12の内
面全体を凹部11の表面に密着させることにより、圧入
状態となり把持部12の凹部11(軸筒本体1)に対す
る回転を極力防止することができる。
【0010】図3、図4は、前記凹部11の形状の変形
例である。図3は、湾曲した円錐形状の凹部としたもの
であり、図4は、組立の際多少摩擦抵抗はあるものの、
段階的(階段状)に形成したものである。このように、
凹部やその凹部の形状に合わせた把持部材の形状は、前
例に限ったものではなく適宜のものが上げられる。ま
た、前例においては、断面が円形状の軸筒並びに把持部
を意識して記載したが、四角形や六角形、あるいは、楕
円形であってもよい。少なくとも、前軸の前端部から後
方に向けて順次大径となる凹部であればよいものであ
る。また、図5に示すように、凹部11の長手方向に溝
部11bを形成するとともに、その溝部11に係合する
突部12aを把持部材12の内側に形成することによ
り、把持部12の軸筒本体1に対する回転を防止するこ
とができる。
【0011】図6乃至図8に第2例を示し説明する。前
軸2に形成されている凹部11の適宜の箇所に、軸筒2
の前端より後方に向けて長手方向のスリット14を形成
するとともに、凹部11の前方が縮径するように予め屈
曲形成し、また、先部材3の雄螺子部13の後方に円錐
形状の案内筒部13aを形成したものである。第1例な
どと比し、把持部材の内径を凹部の外径より、多少小さ
く形成しても容易に取り付けることができ、また、小さ
く形成することにより、取り付け後大きな圧入力とな
り、把持部材の軸筒本体に体する回転を確実に防止する
ことができる。次に、組み立て方法について説明する
と、図5に示されているように前方が縮径している凹部
11に把持部材12を挿着する。次いで、先部材3の案
内筒部13aを、縮径している凹部11(前軸2)に押
し込む。この押し込み動作により、縮径していた凹部1
1がスリット14を境に拡開し、その表面が把持部材1
2の内面に密着する。更に、先部材3を回転させ前軸2
に螺合させると、把持部材12も確実に取り付けられ
る。なお、本例においては、凹部11を予め屈曲形成し
た後に把持部材を挿着したが、前軸の材質が柔らかい場
合には、屈曲形成しなくてもよいものである。把持部材
を取り付ける際に、スリットにより自ら屈曲するためで
ある。また、本例においては、前記スリット14を利用
し、把持部材12の軸筒本体1に対する回転を防止する
こともできる。図9がその例である。把持部材12の内
側後方部分に突部12aを形成し、その突部12aをス
リット14に係合させたものである。突部12aを把持
部材12の後方部分に設けたのは、組立の容易性と、少
しでも突部がスリットに係合していれば回転防止が図れ
るためである。
【0012】図10は、凹部11の後端部11aに没入
溝11cを形成し、その没入溝11cに把持部材12の
後端部を潜り込ませた例である。このように、把持部1
2の後端を没入溝11cに潜り込ませることにより、把
持部12の劣化などによるめくれ上がりや膨れを防止で
きる。
【0013】
【発明の効果】本発明は、軸筒の前方部に凹部を形成
し、その凹部に軸筒の材質より柔らかい材質の把持部材
を取り付け、その把持部材を軸筒先端に取り付けた先部
材により固定した筆記具における把持部材構造にあっ
て、前記凹部を軸筒の前端から後方に向かって順次大形
となるよう形成したので、簡単に、しかも確実に把持部
材を軸筒に取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1例を示す縦半断面図。
【図2】図1の要部拡大図。
【図3】把持部材の変形例を示す要部縦半断面図。
【図4】把持部材の変形例を示す要部縦半断面図。
【図5】把持部材の変形例を示す横断面図。
【図6】本発明の第2例を示す要部縦半断面図。
【図7】図6のA−A線断面図。
【図8】本発明の第2例の先部材を示す縦断面図。
【図9】図6の把持部材の変形例を示す横断面図。
【図10】本発明の第3例を示す要部縦半断面図。
【図11】従来の技術を示す縦半断面図。
【符号の説明】
1 軸筒本体 2 前軸 3 先部材 4 後軸 3a 係止部 5 芯繰り出し機構 6 芯タンク 7 チャック 8 芯戻り止め部材 9 クリップ 10 ノックキャップ 11 凹部 11a 後端部 11b 溝部 11c 没入溝 12 把持部材 12a 突部 13 雄螺子部 13a 案内筒部 14 スリット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸筒の前方部に凹部を形成し、その凹部
    に軸筒の材質より柔らかい材質の把持部材を取り付け、
    その把持部材を軸筒先端に取り付けた先部材により固定
    した筆記具における把持部材構造にあって、前記凹部を
    軸筒の前端から後方に向かって順次大形となるよう形成
    したことを特徴とする筆記具における把持部材構造。
  2. 【請求項2】 軸筒の前方部に凹部を形成し、その凹部
    に軸筒の材質より柔らかい材質の把持部材を取り付け、
    その把持部材を軸筒先端に取り付けた先部材により固定
    した筆記具における把持部材構造にあって、前記凹部の
    長手方向に溝部を形成するとともに、その溝部に係合す
    る突部を把持部材の内側に形成したことを特徴とする請
    求項1記載の筆記具における把持部材構造。
  3. 【請求項3】 軸筒の前方部に凹部を形成し、その凹部
    に軸筒の材質より柔らかい材質の把持部材を取り付け、
    その把持部材を軸筒先端に取り付けた先部材により固定
    した筆記具における把持部材構造にあって、前記軸筒の
    先端から後方に向かってスリットを形成したことを特徴
    とする筆記具における把持部材構造。
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