JPH0930826A - 光ファイバ母材の製造方法 - Google Patents
光ファイバ母材の製造方法Info
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- JPH0930826A JPH0930826A JP17974595A JP17974595A JPH0930826A JP H0930826 A JPH0930826 A JP H0930826A JP 17974595 A JP17974595 A JP 17974595A JP 17974595 A JP17974595 A JP 17974595A JP H0930826 A JPH0930826 A JP H0930826A
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B37/00—Manufacture or treatment of flakes, fibres, or filaments from softened glass, minerals, or slags
- C03B37/01—Manufacture of glass fibres or filaments
- C03B37/012—Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments
- C03B37/014—Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments made entirely or partially by chemical means, e.g. vapour phase deposition of bulk porous glass either by outside vapour deposition [OVD], or by outside vapour phase oxidation [OVPO] or by vapour axial deposition [VAD]
- C03B37/018—Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments made entirely or partially by chemical means, e.g. vapour phase deposition of bulk porous glass either by outside vapour deposition [OVD], or by outside vapour phase oxidation [OVPO] or by vapour axial deposition [VAD] by glass deposition on a glass substrate, e.g. by inside-, modified-, plasma-, or plasma modified- chemical vapour deposition [ICVD, MCVD, PCVD, PMCVD], i.e. by thin layer coating on the inside or outside of a glass tube or on a glass rod
- C03B37/01884—Means for supporting, rotating and translating tubes or rods being formed, e.g. lathes
-
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- General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
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- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Manufacture, Treatment Of Glass Fibers (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【課題】 光ファイバ母材インゴットをこれより小径の
母材ロッドに延伸する工程において、延伸後の光ファイ
バ母材ロッドの曲がり量を低減する光ファイバ母材の製
造方法を提供する。 【解決手段】 本発明による光ファイバ母材の製造方法
は、母材インゴットをこれより小径の母材ロッドに延伸
する光ファイバ母材の製造方法において、延伸チャック
の把持のための母材インゴットのダミー部の位置ズレを
検知し、このダミー部の位置ズレに延伸チャックの位置
を調整したのち、ダミー部の位置ズレを変更することな
く引き取りを開始することを特徴とするものである。
母材ロッドに延伸する工程において、延伸後の光ファイ
バ母材ロッドの曲がり量を低減する光ファイバ母材の製
造方法を提供する。 【解決手段】 本発明による光ファイバ母材の製造方法
は、母材インゴットをこれより小径の母材ロッドに延伸
する光ファイバ母材の製造方法において、延伸チャック
の把持のための母材インゴットのダミー部の位置ズレを
検知し、このダミー部の位置ズレに延伸チャックの位置
を調整したのち、ダミー部の位置ズレを変更することな
く引き取りを開始することを特徴とするものである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は光ファイバ母材の製
造方法、特には光ファイバ母材インゴットをこれより小
径の母材ロッドに延伸する工程において、延伸後の光フ
ァイバ母材ロッドの曲がりを低減化する光ファイバ母材
の製造方法に関するものである。
造方法、特には光ファイバ母材インゴットをこれより小
径の母材ロッドに延伸する工程において、延伸後の光フ
ァイバ母材ロッドの曲がりを低減化する光ファイバ母材
の製造方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】母材インゴットをこれより小径の母材ロ
ッドに延伸して光ファイバ母材を製造する方法について
は、光ファイバ母材インゴットを酸水素火炎や電気炉で
加熱し、軟化させながら加熱溶融部の外径を外径測定器
で測定し、その測定値に基づいて引き取り速度を制御す
るという方法がとられている。
ッドに延伸して光ファイバ母材を製造する方法について
は、光ファイバ母材インゴットを酸水素火炎や電気炉で
加熱し、軟化させながら加熱溶融部の外径を外径測定器
で測定し、その測定値に基づいて引き取り速度を制御す
るという方法がとられている。
【０００３】この引き取り機構には、母材ロッドの外径
を一定に制御できるように、外径測定器による測定外径
と連動する引き取り速度を制御する機構が備えられてお
り、この引き取り機構は一般的に延伸される母材インゴ
ットと電気炉などの加熱部の鉛直下に固定されて、その
中心軸に沿って引き取られるようになっている。
を一定に制御できるように、外径測定器による測定外径
と連動する引き取り速度を制御する機構が備えられてお
り、この引き取り機構は一般的に延伸される母材インゴ
ットと電気炉などの加熱部の鉛直下に固定されて、その
中心軸に沿って引き取られるようになっている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】他方、ここに使用され
る母材インゴットは例えばＯＶＤ法（外付け法）により
製造される場合、脱水、焼結などの工程を経て母材イン
ゴットとされるが、この脱水焼結工程においてはこの母
材インゴットにこれを引き取るためのダミー部が設けら
れており、これは通常母材インゴットの中心に鉛直に装
着されているが、このダミー部については時として脱水
焼結工程において曲がったり、あるいは母材インゴット
製造後にこのダミー部を損傷させることがあり、この場
合には母材インゴットの引き上げのためにこのダミー部
を修正または再溶着することが必要とされる。
る母材インゴットは例えばＯＶＤ法（外付け法）により
製造される場合、脱水、焼結などの工程を経て母材イン
ゴットとされるが、この脱水焼結工程においてはこの母
材インゴットにこれを引き取るためのダミー部が設けら
れており、これは通常母材インゴットの中心に鉛直に装
着されているが、このダミー部については時として脱水
焼結工程において曲がったり、あるいは母材インゴット
製造後にこのダミー部を損傷させることがあり、この場
合には母材インゴットの引き上げのためにこのダミー部
を修正または再溶着することが必要とされる。
【０００５】しかし、このダミー部の修正または再溶着
は母材インゴットの大型化に伴なって大変困難を伴なう
もので、これには大型設備と熟練した技術および多大な
時間が必要とされるという難点があるし、このダミー部
の修正が完全に実施できないと、母材インゴットの延伸
作業で母材インゴットに曲がりが生じ、この曲がりが延
伸された母材ロッドにもそのまま反映されて母材ロッド
に曲がりが生じ易くなるという問題点が発生する。
は母材インゴットの大型化に伴なって大変困難を伴なう
もので、これには大型設備と熟練した技術および多大な
時間が必要とされるという難点があるし、このダミー部
の修正が完全に実施できないと、母材インゴットの延伸
作業で母材インゴットに曲がりが生じ、この曲がりが延
伸された母材ロッドにもそのまま反映されて母材ロッド
に曲がりが生じ易くなるという問題点が発生する。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような不
利、問題点を解決した光ファイバ母材の製造方法に関す
るもので、これは母材インゴットをこれより小径の母材
ロッドに延伸する光ファイバ母材の製造方法において、
延伸チャックの把持のための母材インゴットのダミー部
の位置ズレを検知し、このダミー部の位置ズレに延伸チ
ャックの位置を調整し、ダミー部の位置ズレを変えるこ
となく引き取りを開始することを特徴とするものであ
る。
利、問題点を解決した光ファイバ母材の製造方法に関す
るもので、これは母材インゴットをこれより小径の母材
ロッドに延伸する光ファイバ母材の製造方法において、
延伸チャックの把持のための母材インゴットのダミー部
の位置ズレを検知し、このダミー部の位置ズレに延伸チ
ャックの位置を調整し、ダミー部の位置ズレを変えるこ
となく引き取りを開始することを特徴とするものであ
る。
【０００７】本発明は光ファイバ母材の製造方法に関す
るものであり、これは母材インゴットをこれより小径の
母材ロッドに延伸して光ファイバ母材とするものである
が、このものは母材インゴット取付部と延伸炉および延
伸ロッド引き取り部が鉛直方向に同一線上にセットされ
ていることが必要とされる。しかし、この場合、母材イ
ンゴットに溶着されているダミー部が母材インゴットの
中心からズレていると、延伸初期に曲がりが発生し、こ
れがそのまま延伸された母材ロッドの曲がりとなり、こ
の曲がりが順次延伸される母材ロッドに影響して曲がり
となって現われる。
るものであり、これは母材インゴットをこれより小径の
母材ロッドに延伸して光ファイバ母材とするものである
が、このものは母材インゴット取付部と延伸炉および延
伸ロッド引き取り部が鉛直方向に同一線上にセットされ
ていることが必要とされる。しかし、この場合、母材イ
ンゴットに溶着されているダミー部が母材インゴットの
中心からズレていると、延伸初期に曲がりが発生し、こ
れがそのまま延伸された母材ロッドの曲がりとなり、こ
の曲がりが順次延伸される母材ロッドに影響して曲がり
となって現われる。
【０００８】通常、この母材インゴット取りつけ部（吊
り下げ部）は自在継ぎ手となっているので、母材インゴ
ットは自重で鉛直方向に懸吊され、この母材インゴット
は延伸装置の中心軸にセットされのであるが、母材イン
ゴットに溶着されているダミー部は必ずしもその中心に
なく、位置がズレている場合があり、このようにダミー
部が中心からズレていると上記したように曲がりが発生
する。
り下げ部）は自在継ぎ手となっているので、母材インゴ
ットは自重で鉛直方向に懸吊され、この母材インゴット
は延伸装置の中心軸にセットされのであるが、母材イン
ゴットに溶着されているダミー部は必ずしもその中心に
なく、位置がズレている場合があり、このようにダミー
部が中心からズレていると上記したように曲がりが発生
する。
【０００９】そこで、本発明では母材インゴットの引き
下げに先立って、このダミー部の位置を検知して位置ズ
レを検出し、これをＸ−Ｙテーブルなどに固定されてい
る延伸チャックの位置を調整し、ついでこの母材インゴ
ットの引き取りを開始すればダミー部の位置ズレを変え
なくてもこの曲がりの発生を防止することが見出され、
この延伸された母材ロッドを別の延伸チャックで掴んで
引き取る場合も同様に処理すれば母材インゴットの位置
をずらすことなく、曲がりのない母材ロッドを得ること
ができる。
下げに先立って、このダミー部の位置を検知して位置ズ
レを検出し、これをＸ−Ｙテーブルなどに固定されてい
る延伸チャックの位置を調整し、ついでこの母材インゴ
ットの引き取りを開始すればダミー部の位置ズレを変え
なくてもこの曲がりの発生を防止することが見出され、
この延伸された母材ロッドを別の延伸チャックで掴んで
引き取る場合も同様に処理すれば母材インゴットの位置
をずらすことなく、曲がりのない母材ロッドを得ること
ができる。
【００１０】なお、このように母材インゴットに溶着さ
れているダミー部が母材インゴットの中心からズレてい
る場合には、従来の延伸装置のようにダミー部の掴み機
構としての延伸チャックが装置の中心軸に対し鉛直に固
定されていると、ダミー部を把持して延伸を開始すると
きに、母材インゴットが延伸炉の中心よりズレてしまう
ので、母材インゴットは延伸炉中の加熱源の均一な温度
分布の状態からズレた位置で加熱され、母材インゴット
の周方向が均一に加熱されないことになり、軟化した母
材の粘度が不均一になる。したがって、この状態で延伸
を開始すると、その粘度の影響から延伸された母材ロッ
ドに曲がりが生じ、引き取り機構が固定されていること
が災いしてその曲がりが増長される。
れているダミー部が母材インゴットの中心からズレてい
る場合には、従来の延伸装置のようにダミー部の掴み機
構としての延伸チャックが装置の中心軸に対し鉛直に固
定されていると、ダミー部を把持して延伸を開始すると
きに、母材インゴットが延伸炉の中心よりズレてしまう
ので、母材インゴットは延伸炉中の加熱源の均一な温度
分布の状態からズレた位置で加熱され、母材インゴット
の周方向が均一に加熱されないことになり、軟化した母
材の粘度が不均一になる。したがって、この状態で延伸
を開始すると、その粘度の影響から延伸された母材ロッ
ドに曲がりが生じ、引き取り機構が固定されていること
が災いしてその曲がりが増長される。
【００１１】すなわち、延伸された母材ロッドの曲りに
は延伸初期の引き取りが極めて重要であることが判った
ので、本発明はダミー部の中心よりのズレの影響を母材
インゴットに及ぼさないようにするために、延伸チャッ
クをＸ−Ｙテーブルに固定し、ダミー部の位置ズレを精
密に検知したのち、これをC.P.U.で演算処理して延伸チ
ャックの位置を調整、制御してから引き取りを開始すれ
ば、この曲りの発生を防止することができるのである
が、このときはダミー部の位置は変える必要はない。ま
た、これを別のチャックで掴み替えするときには、その
時点でロッドの位置を検出してＸ−Ｙテーブルの位置合
わせをして掴むようにすればよい。
は延伸初期の引き取りが極めて重要であることが判った
ので、本発明はダミー部の中心よりのズレの影響を母材
インゴットに及ぼさないようにするために、延伸チャッ
クをＸ−Ｙテーブルに固定し、ダミー部の位置ズレを精
密に検知したのち、これをC.P.U.で演算処理して延伸チ
ャックの位置を調整、制御してから引き取りを開始すれ
ば、この曲りの発生を防止することができるのである
が、このときはダミー部の位置は変える必要はない。ま
た、これを別のチャックで掴み替えするときには、その
時点でロッドの位置を検出してＸ−Ｙテーブルの位置合
わせをして掴むようにすればよい。
【００１２】
【発明の実施の形態】つぎに本発明の実施の形態を実施
例、比較例をあげて説明する。 実施例１ 図１は本発明による光ファイバ母材の延伸装置の一実施
例を示したものであるが、このものは母材インゴット１
を吊り下げ用チャック４に把持用ダミー部３で吊り下
げ、これを延伸炉５にセットし、下部のダミー部３を延
伸チャック７で把持して、引き取って母材ロッド２とす
るものであるが、これには外径測定器６、Ｘ−Ｙテーブ
ル８、演算処理C.P.U.10、引き取り駆動モーター11、1
2、引き取り機構部21、22が取りつけられている。
例、比較例をあげて説明する。 実施例１ 図１は本発明による光ファイバ母材の延伸装置の一実施
例を示したものであるが、このものは母材インゴット１
を吊り下げ用チャック４に把持用ダミー部３で吊り下
げ、これを延伸炉５にセットし、下部のダミー部３を延
伸チャック７で把持して、引き取って母材ロッド２とす
るものであるが、これには外径測定器６、Ｘ−Ｙテーブ
ル８、演算処理C.P.U.10、引き取り駆動モーター11、1
2、引き取り機構部21、22が取りつけられている。
【００１３】本実施例では直径 105mm、長さ 700mmでそ
の先端に中央部より曲がっている把持用ダミー部を溶着
した母材インゴット１を延伸炉５内にセットし、加熱用
ヒーターで昇温したが、引き取り開始にあたっては図２
に示したように延伸チャック７の上部に設置してある位
置確認センサー９によりダミー部の位置を測定したとこ
ろ、中心部より右後方に 6.1mmズレていることが確認さ
れた。
の先端に中央部より曲がっている把持用ダミー部を溶着
した母材インゴット１を延伸炉５内にセットし、加熱用
ヒーターで昇温したが、引き取り開始にあたっては図２
に示したように延伸チャック７の上部に設置してある位
置確認センサー９によりダミー部の位置を測定したとこ
ろ、中心部より右後方に 6.1mmズレていることが確認さ
れた。
【００１４】ついで、引き取り機構21に取り付けてある
延伸チャック７をＸ−Ｙテーブル８によりダミー部３の
中心部に合わせて把持し、外径測定器６により引き取ら
れた母材ロッド２の外径を計測しながら演算処理C.P.U.
10で引き取り駆動モーター11、12を制御して引き取りを
開始し、途中で引き取り機構22に取り付けてある延伸チ
ャック７’に前記同様に調芯して引き取りを行なった。
延伸チャック７をＸ−Ｙテーブル８によりダミー部３の
中心部に合わせて把持し、外径測定器６により引き取ら
れた母材ロッド２の外径を計測しながら演算処理C.P.U.
10で引き取り駆動モーター11、12を制御して引き取りを
開始し、途中で引き取り機構22に取り付けてある延伸チ
ャック７’に前記同様に調芯して引き取りを行なった。
【００１５】さらに、この延伸チャック７’の引き取り
機構22が終点に近くなったため、引き取り機構21の延伸
チャック７に設置してある位置確認センサ９によりロッ
ドの位置を測定したところ、中心部より右に 2.3mmズレ
があったので、掴み替えによる引き取り作業を終えたと
ころ、直径35mmに延伸された長さ１ｍの母材ロッド６本
が得られたので、この延伸された母材ロッドの曲がり量
を図３に示した曲がり量測定器の支点間80cmの台に載
せ、ロッドを１回転させながらその中心部の曲がりの大
きさをダイヤルゲージで測定した値（mm）としたとこ
ろ、後記する表１に示したように平均 0.555mmの曲がり
量が検出され、このものは全体に曲がり量の小さいもの
であることが確認された。
機構22が終点に近くなったため、引き取り機構21の延伸
チャック７に設置してある位置確認センサ９によりロッ
ドの位置を測定したところ、中心部より右に 2.3mmズレ
があったので、掴み替えによる引き取り作業を終えたと
ころ、直径35mmに延伸された長さ１ｍの母材ロッド６本
が得られたので、この延伸された母材ロッドの曲がり量
を図３に示した曲がり量測定器の支点間80cmの台に載
せ、ロッドを１回転させながらその中心部の曲がりの大
きさをダイヤルゲージで測定した値（mm）としたとこ
ろ、後記する表１に示したように平均 0.555mmの曲がり
量が検出され、このものは全体に曲がり量の小さいもの
であることが確認された。
【００１６】実施例２ 取り扱い作業中に把持用ダミー部を損傷した母材インゴ
ットを作業台に設置し、ハンドバーナーでダミー溶融部
を加熱してこれを母材インゴットのほぼ中心に取り付け
た。この把持用ダミー部を取り付け直した直径 113mm、
長さ 700mmの母材インゴット１を延伸炉５内にセット
し、加熱ヒーターで昇温したが、引き取り開始に当って
は延伸チャック７の上部に設置してある位置確認センサ
９でダミー部の位置を測定したところ、中心部より前方
に 6.5mmズレがあったので、これを引き取り機構21に取
り付けてある延伸チャック７をＸ−Ｙテーブル８により
ダミー中心部に合わせて把持し、外径測定器６により引
き取られた母材ロッドの外径を計測しながら演算処理C.
P.U.10で引き取り駆動モーター11、12を制御して引き取
りを開始した。
ットを作業台に設置し、ハンドバーナーでダミー溶融部
を加熱してこれを母材インゴットのほぼ中心に取り付け
た。この把持用ダミー部を取り付け直した直径 113mm、
長さ 700mmの母材インゴット１を延伸炉５内にセット
し、加熱ヒーターで昇温したが、引き取り開始に当って
は延伸チャック７の上部に設置してある位置確認センサ
９でダミー部の位置を測定したところ、中心部より前方
に 6.5mmズレがあったので、これを引き取り機構21に取
り付けてある延伸チャック７をＸ−Ｙテーブル８により
ダミー中心部に合わせて把持し、外径測定器６により引
き取られた母材ロッドの外径を計測しながら演算処理C.
P.U.10で引き取り駆動モーター11、12を制御して引き取
りを開始した。
【００１７】ついで、実施例１と同様の方法で母材イン
ゴット１を延伸し、直径35mmに延伸した長さ１ｍの母材
ロッドを７本作成し、この母材ロッドの中心部の曲がり
量を図３に示した曲がり量測定器で測定したところ、こ
れは後記する表１に示したように平均曲がり量が 0.584
mmであることが確認された。
ゴット１を延伸し、直径35mmに延伸した長さ１ｍの母材
ロッドを７本作成し、この母材ロッドの中心部の曲がり
量を図３に示した曲がり量測定器で測定したところ、こ
れは後記する表１に示したように平均曲がり量が 0.584
mmであることが確認された。
【００１８】比較例１ 実施例１と同じ延伸装置に直径 112mm、長さ 700mmのイ
ンゴットで、引き取り把持用ダミー部が中心部に溶着さ
れている母材インゴットを延伸炉５にセットし、加熱用
ヒーターで昇温したが、引き取り開始にあたっては延伸
チャック７の上部に設置してある位置確認センサ９によ
りダミー部の位置を測定したところ、中心部より前方に
0.2mmのズレがあったが、引き取り機構21に取り付けて
ある延伸チャックを延伸炉の中心部に合わせた状態で把
持し、外径測定器により引き取られた母材ロッドの外径
を制御しながら演算処理C.P.U.10で引き取り駆動モータ
ー11、12を制御して引き取りを開始した。
ンゴットで、引き取り把持用ダミー部が中心部に溶着さ
れている母材インゴットを延伸炉５にセットし、加熱用
ヒーターで昇温したが、引き取り開始にあたっては延伸
チャック７の上部に設置してある位置確認センサ９によ
りダミー部の位置を測定したところ、中心部より前方に
0.2mmのズレがあったが、引き取り機構21に取り付けて
ある延伸チャックを延伸炉の中心部に合わせた状態で把
持し、外径測定器により引き取られた母材ロッドの外径
を制御しながら演算処理C.P.U.10で引き取り駆動モータ
ー11、12を制御して引き取りを開始した。
【００１９】この場合、延伸チャックは延伸炉の中心部
に合わせた状態で掴み替えによる引き取り作業を終わら
せたところ、直径37mmに延伸された長さ１ｍの母材ロッ
ド６本が得られたので、この延伸された母材ロッドの中
心部の曲がり量を図３に示した曲がり量測定器で測定し
たところ、後記する表１に示したとおりの結果が得ら
れ、この場合はダミー部のズレが 0.2mmであったが、平
均 0.658mmの曲がり量が発生していた。
に合わせた状態で掴み替えによる引き取り作業を終わら
せたところ、直径37mmに延伸された長さ１ｍの母材ロッ
ド６本が得られたので、この延伸された母材ロッドの中
心部の曲がり量を図３に示した曲がり量測定器で測定し
たところ、後記する表１に示したとおりの結果が得ら
れ、この場合はダミー部のズレが 0.2mmであったが、平
均 0.658mmの曲がり量が発生していた。
【００２０】比較例２ 実施例１と同じ延伸装置に直径 113mm、長さ 700mmのイ
ンゴットで、把持用ダミー部の先端が中心部より曲がっ
た母材インゴット１を延伸炉５内にセットし、加熱用ヒ
ーターで昇温したが、引き取り開始にあたっては延伸チ
ャック７の上部に設置してある位置確認センサ９により
ダミー部の位置を測定したところ、これは中心部より左
前方に 5.2mmズレがあった。しかし、これについては引
き取り機構21に取り付けてある延伸チャックを延伸炉の
中心部に合わせた状態で把持し、外径測定器６により引
き取られた母材ロッドの外径を計測しながら演算処理C.
P.U.10で引き取り駆動モーター11、12を制御して引き取
りを開始した。
ンゴットで、把持用ダミー部の先端が中心部より曲がっ
た母材インゴット１を延伸炉５内にセットし、加熱用ヒ
ーターで昇温したが、引き取り開始にあたっては延伸チ
ャック７の上部に設置してある位置確認センサ９により
ダミー部の位置を測定したところ、これは中心部より左
前方に 5.2mmズレがあった。しかし、これについては引
き取り機構21に取り付けてある延伸チャックを延伸炉の
中心部に合わせた状態で把持し、外径測定器６により引
き取られた母材ロッドの外径を計測しながら演算処理C.
P.U.10で引き取り駆動モーター11、12を制御して引き取
りを開始した。
【００２１】この場合、チャック部は延伸炉の中心部に
合わせた状態で掴み替えによる引き取り作業を終わらせ
たところ、直径35mmに延伸された長さ１ｍの母材ロッド
７本が得られたので、この延伸された母材ロッドの中心
部の曲がり量を図３に示した曲がり量測定器で測定した
ところ、これについてはつぎの表１に示したとおりの結
果が得られ、この場合にはダミー部のズレが 5.2mmであ
ったことから平均 1.287mmの曲がり量が発生していた。
合わせた状態で掴み替えによる引き取り作業を終わらせ
たところ、直径35mmに延伸された長さ１ｍの母材ロッド
７本が得られたので、この延伸された母材ロッドの中心
部の曲がり量を図３に示した曲がり量測定器で測定した
ところ、これについてはつぎの表１に示したとおりの結
果が得られ、この場合にはダミー部のズレが 5.2mmであ
ったことから平均 1.287mmの曲がり量が発生していた。
【００２２】
【表１】
【００２３】
【発明の効果】本発明は光ファイバ母材の製造方法に関
するものであるが、これによれば母材インゴットの把持
用ダミー部に位置ズレがあった場合でも、延伸チャック
の位置を調整することにより、ダミー部の位置ズレを変
えることがなく延伸を開始しても、ダミーの位置ズレに
起因する母材ロッドの曲がりが減少し、母材ロッド全体
の曲がり量も小さく抑えることができるという有利性が
与えられる。
するものであるが、これによれば母材インゴットの把持
用ダミー部に位置ズレがあった場合でも、延伸チャック
の位置を調整することにより、ダミー部の位置ズレを変
えることがなく延伸を開始しても、ダミーの位置ズレに
起因する母材ロッドの曲がりが減少し、母材ロッド全体
の曲がり量も小さく抑えることができるという有利性が
与えられる。
【図１】本発明による母材インゴットの延伸装置の概略
縦断面図を示したものである。
縦断面図を示したものである。
【図２】本発明で使用されるダミー部把持用チャック部
の概略平面図を示したものである。
の概略平面図を示したものである。
【図３】本発明で使用される曲がり量測定器の概略縦断
面図を示したものである。
面図を示したものである。
１…母材インゴット ２…延伸後の
母材ロッド ３…把持用ダミー部 ４…吊り下げ
用チャック ５…延伸炉 ６…外径測定
器 ７…延伸チャック ８…Ｘ−Ｙテ
ーブル ９…位置確認センサ 10…演算処理
用C.P.U. 11，12…引き取り機構駆動モーター 21，22…引き
取り機構 31…ダイヤルゲージ 32…支持台 33…母材ロッド
母材ロッド ３…把持用ダミー部 ４…吊り下げ
用チャック ５…延伸炉 ６…外径測定
器 ７…延伸チャック ８…Ｘ−Ｙテ
ーブル ９…位置確認センサ 10…演算処理
用C.P.U. 11，12…引き取り機構駆動モーター 21，22…引き
取り機構 31…ダイヤルゲージ 32…支持台 33…母材ロッド
Claims (3)
- 【請求項１】 母材インゴットをこれより小径の母材ロ
ッドに延伸する光ファイバ母材の製造方法において、延
伸チャックの把持のための母材インゴットのダミー部の
位置ズレを検知し、このダミー部の位置ズレに延伸チャ
ックの位置を調整し、ダミー部の位置ズレを変えること
なく引き取りを開始することを特徴とする光ファイバ母
材の製造方法。 - 【請求項２】 母材ロッドの引き取り途中でさらに掴み
替えを行なう場合、掴み替えを行なう部分の位置ズレを
検知することにより、先に掴んでいるダミー部あるいは
延伸された母材ロッドと母材インゴットの位置ズレを変
位することなく掴み替える請求項１に記載した光ファイ
バ母材の製造方法。 - 【請求項３】 ダミー部または母材ロッドを掴み鉛直方
向に引き取る機構に取りつけられた延伸チャックの近傍
にダミー部または母材ロッドの位置を検知するリミット
スイッチや位置センサを設け、延伸チャックはＸ−Ｙテ
ーブルに取りつけられ、その位置に同期して手動または
自動で移動し、かつ制御される請求項１または２に記載
した光ファイバ母材の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17974595A JP3318156B2 (ja) | 1995-07-17 | 1995-07-17 | 光ファイバ母材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17974595A JP3318156B2 (ja) | 1995-07-17 | 1995-07-17 | 光ファイバ母材の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0930826A true JPH0930826A (ja) | 1997-02-04 |
| JP3318156B2 JP3318156B2 (ja) | 2002-08-26 |
Family
ID=16071130
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17974595A Expired - Fee Related JP3318156B2 (ja) | 1995-07-17 | 1995-07-17 | 光ファイバ母材の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3318156B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001023311A1 (en) * | 1999-09-29 | 2001-04-05 | Fibre Ottiche Sud - F.O.S., S.P.A. | Device and method for vapour deposition on an elongated substrate |
| CN111153589A (zh) * | 2020-03-18 | 2020-05-15 | 上海昱品通信科技股份有限公司 | 一种特种光纤预制棒延伸及毛细管拉制的牵引设备 |
| CN113651526A (zh) * | 2021-08-02 | 2021-11-16 | 富通集团（嘉善）通信技术有限公司 | 芯棒的加工工艺 |
-
1995
- 1995-07-17 JP JP17974595A patent/JP3318156B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001023311A1 (en) * | 1999-09-29 | 2001-04-05 | Fibre Ottiche Sud - F.O.S., S.P.A. | Device and method for vapour deposition on an elongated substrate |
| CN111153589A (zh) * | 2020-03-18 | 2020-05-15 | 上海昱品通信科技股份有限公司 | 一种特种光纤预制棒延伸及毛细管拉制的牵引设备 |
| CN111153589B (zh) * | 2020-03-18 | 2024-02-06 | 上海昱品通信科技股份有限公司 | 一种特种光纤预制棒延伸及毛细管拉制的牵引设备 |
| CN113651526A (zh) * | 2021-08-02 | 2021-11-16 | 富通集团（嘉善）通信技术有限公司 | 芯棒的加工工艺 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3318156B2 (ja) | 2002-08-26 |
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