JP2004026541A - ガラス材の延伸方法および延伸装置 - Google Patents
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- C03B37/01242—Controlling or regulating the down-draw process
Abstract
【解決手段】外径が一定の平行部10と、外径が一定ではない下端部12とを有する光ファイバコア母材1の下端部12の外径を測定する。測定した下端部12の外径を参照して母材1の延伸時間と引取用ガラス棒2の引取速度とを測定した外径ごとに事前に算出し、下端部12から平行部10の延伸への切り換わる開始時間を事前に算出する。算出した結果を制御手段100に記憶する。母材1と引取用ガラス棒2とを電気炉4内で加熱溶着した後、制御手段100は母材1を電気炉4で加熱しながら、母材1を送り速度で送りつつ、引取用ガラス棒2を算出した引取速度で引き取る。制御手段100は下端部12から平行部10の延伸への切り換わるタイミングを検出し、その後、平行部10の延伸を延伸後の母材1Aの外径制御をしながら、行なう。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ファイバ用ガラス母材などのガラス材を所定の外径になるように延伸するガラス材の延伸方法と延伸装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
光ファイバの製造工程の概要を述べる。(1)VAD法や外付けCVD法などによって光ファイバコア用多孔質ガラス母材を合成し、(2)合成した光ファイバコア多孔質ガラス母材を脱水焼結して透明ガラス母材とし、(3)透明ガラス母材を線引きに適した外径に延伸して光ファイバコア母材を形成し、(4)延伸した光ファイバコア母材の外周にクラッド部分を合成堆積し、(5)クラッド部分を合成堆積した光ファイバ母材を線引きして光ファイバを製造する。
本発明は、上記工程のうち、光ファイバコア母材などのガラス材を延伸する方法と装置に関する。
【0003】
ガラス材の延伸方法として、光ファイバコア母材の延伸について述べる。
光ファイバコア母材の延伸方法としては、酸水素火炎を熱源としたバーナによるバーナ延伸法と、電気ヒータを用いた電気炉による電気炉延伸法とが採用されている。電気炉延伸法は熱量が大きいため延伸速度を速くすることができるという利点がある。
近年の技術の発達によりおよび製造効率の向上の要求に伴って、VAD法や外付けCVD法などによって合成される光ファイバ用多孔質ガラス母材の外径は、格段に太くなってきており、バーナより熱量の大きい電気炉を用いた電気炉延伸法が適用されている。勿論、外径の小さい延伸母材についても生産性の観点から電気炉延伸法が有利である。以下、電気炉延伸法について述べる。
【0004】
図3に図解したように、光ファイバコア母材1は、種棒3の上に、たとえば、VAD法で光ファイバコア用多孔質ガラスを合成した後、光ファイバコア用多孔質ガラスを脱水焼結して光ファイバ用の透明ガラス母材として形成したものである。そのため、延伸用光ファイバコア母材1の下端部12は先細り形状またはテーパづけられた形状をしている。下端部12の上部は外径がほぼ一定の平行部10である。
【0005】
平行部10はクラッド/コア比(又はコア/クラッド比)が一定であり、延伸後、更にクラッド層を外付けし、ガラス化することで光ファイバ線引き用プリフォーム(母材)となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
一方、光ファイバコア母材1の下部先端のテーパ部分12は、クラッド/コア比が不定であり、下端部12部分を線引きしても最終製品として高品質の光ファイバとして使用できない。
【0007】
上述した例示は、ガラス材として光ファイバコア母材を延伸する場合について述べたが、光ファイバコア母材の他にも上記同様の延伸を行なうガラス材についても上記同様の問題に遭遇している。
【0008】
本発明の目的はガラス材の先端部の延伸に発生する外径不良を排除し、高い品質でガラス部材を延伸する方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、上記ガラス部材の延伸方法を実施する延伸装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明のガラス材の延伸方法は、光ファイバコア母材の下端部と引取用ガラス棒とを溶着した状態で、下端部部分の延伸状態を検出して、下端部部分を延伸した部分を光ファイバの製造に使用しないようにする。
【0010】
本発明の第1の観点によれば、(1)延伸の対象となる、外径がほぼ一定の平行部と、外径が一定ではない端部とを有する第1のガラス材の前記端部の外径を測定し、(2)前記測定した前記第1のガラス材の端部から距離lnの位置の部分が延伸されるまでの延伸時間と、そのときの引取速度と、前記端部の延伸開始から前記平行部の延伸へと切り換わるまでの時間tとを算出し、(3)前記第1のガラス材の前記端部と第2のガラス材の端部とを加熱手段内で加熱溶着し、(4)溶着して一体となった前記第1のガラス材と前記第2のガラス材との一体ガラス材を前記加熱手段で加熱しながら、前記第1のガラス材を送り速度で送りつつ、前記第2のガラス材を前記算出した引取速度で引き取り、(5)前記第1のガラス材の端部の延伸から前記平行部の延伸への切り換わるタイミングを検出し、(6)前記タイミングを検出後、前記平行部の延伸を、延伸後のガラス材の外径が一定となるように引取速度を制御しながら、行なう、ガラス材の延伸方法が提供される。
【0011】
本発明の第2の観点によれば、ガラス材の延伸方法を実施する延伸装置が提供される。
本発明の延伸装置は、加熱手段と、前記加熱手段の上部で、延伸の対象となる、外径がほぼ一定の平行部と、外径が一定ではない端部とを有する第1のガラス材を支持する第1の支持手段と、前記加熱手段で延伸された第1のガラス材を前記加熱手段の外部に引き取る、第2ガラス材を支持する第2の支持手段と、演算制御手段と、前記加熱手段の下部に設けられた外径計測手段とを具備する。
前記演算制御手段は、事前に延伸の対象となる前記第1のガラス材の前記端部の外径を測定した結果、および、前記測定した前記第1のガラス材の端部の外径を参照して求めた前記第1のガラス材の延伸時間と引取速度とを前記測定した外径ごとに算出し、前記第1のガラス材の端部の延伸から前記平行部の延伸への切り換わる開始時間を算出した結果を有する。前記演算制御手段は、(1)前記第1のガラス材の前記端部と第2のガラス材の端部とを加熱手段内で加熱溶着して一体となった前記第1のガラス材と前記第2のガラス材との一体ガラス材を前記加熱手段で加熱しながら、前記第1のガラス材を送り速度で送りつつ、前記第2のガラス材を前記算出した引取速度で引き取り、(2)前記第1のガラス材の端部の延伸から前記第1のガラス材の平行部の延伸への切り換わるタイミングを検出し、(3)前記タイミングを検出後、前記外径計測手段で測定した外径を参照して前記平行部の延伸を延伸後のガラス材の外径が一定となるように引取速度を制御しながら、行なう。
【0012】
本発明においては、第1のガラス材の端部の外径を事前に測定し、その測定した外径を参照して物質収支式に基づいて、延伸時間tnと、引取速度Vnと、端部の延伸開始から前記平行部の延伸への切り換わるまでの時間tとを事前に求めておく。
そして、延伸開始後、端部の延伸から前記平行部の延伸への切り換わるまでの時間tを検出して、平行部の延伸を、延伸後のガラス材の外径を測定しながら、その外径が一定となるように引取速度を制御する。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明のガラス材の延伸方法および延伸装置の好適な実施の形態として、光ファイバコア母材を電気炉を用いて延伸する場合について例示する。
【0014】
第1実施の形態
図1〜図9を参照して本発明のガラス材の延伸方法および延伸装置の第1実施の形態について述べる。
図1は光ファイバコア母材の延伸に用いる電気炉と関連部分とからなる延伸装置の概略構成図である。
図2は図1に図解した制御手段による延伸制御に関連する部分を図解した図である。
図3は図2に図解した光ファイバコア母材の延伸前の拡大図である。
図4は図3に図解した光ファイバコア母材の下端部の長手方向の距離と外径との関係を図解したグラフである。
図5は本発明の第1実施の形態としての光ファイバコア母材の延伸方法の概略工程を図解したフローチャートである。
図6は光ファイバコア母材の下端部と引取用ガラス棒とを当接させた状態を図解した図である。
図7は光ファイバコア母材の延伸動作を図解した図である。
図8は本発明の第1実施の形態としての光ファイバコア母材の延伸方法の詳細を図解したフローチャートである。
図9は本発明の第1実施の形態の実施例の結果を示すグラフである。
【0015】
延伸装置
図1に図解した延伸装置は、電気炉4と、電気炉4の上部に位置する上部機構60と、電気炉4の下部に位置する下部機構70とを有する。
電気炉4は、炉体40と、炉心管41と、電気ヒータ42と、断熱材43とを有する。
上部機構60は、光ファイバコア母材1の上部の固定端部3A(図3)を把持固着する上部把持部材5と、上部移動台7Uと、上部ガイドレ−ル8Uとを有する。
上部把持部材5は本発明の第1の支持手段に該当し、下部把持部材6は本発明の第2の支持手段に該当する。
下部機構70は、引取用ガラス棒2の下端部を把持固着する下部把持部材6と、下部移動台7Lと、下部ガイドレ−ル8Lとを有する。
炉体40には電気ヒータ42による炉心管41部分の温度を測定するための温度測定器56が設けられている。温度測定器56は、たとえば、放射型温度計である。
電気炉4の下部には延伸したガラスロッド1Aの外径を測定する外径計測器51が設けられている。外径計測器51はたとえば、レーザ式外径計測器である。図1の延伸装置は、電気炉4と延伸用光ファイバコア母材1を把持する上部把持部材5との間に延伸用光ファイバコア母材1の下端部を軸合わせする、図示しない上部調心機構を有する。延伸装置はまた、電気炉4と引取用ガラス棒2を把持固着する下部把持部材6との間に引取用ガラス棒2の上端部を軸合わせする、図示しない下部調心機構が設けられている。
【0016】
把持部材5、6はそれぞれ、把持部材5、6を固定している移動台7U,7Lによりガイドレ−ル8U、8Lに沿って上下方向に移動可能である。
上部把持部材5の内部にあり、延伸用光ファイバコア部材1の上部を固定するために上下方向に出入りするロッド5aは、たとえば、油圧駆動、または、電動モ−タ、または、手動ねじ、または空気圧駆動等により上下移動可能である。
下部把持部材6は、たとえば、3つ爪の連動チャックである。
【0017】
上部把持部材5に把持された光ファイバコア母材1は、図示しない上部回転・昇降機構により電気炉4に向けて下降されるとともに、延伸時には上部回転・昇降機構により回転されながら下降される。
下部把持部材6に把持された引取用ガラス棒2は、光ファイバコア母材1と溶着するときは、図2に図解したモータ50を含む下部回転・昇降機構により電気炉4に向かって上昇され、光ファイバコア母材1の下端部12と引取用ガラス棒2との溶着後は延伸された光ファイバコア母材1Aを引き取るために、下部回転・昇降機構により回転されながら下降される。
電気炉4は延伸用光ファイバコア母材1の下端部と引取用ガラス棒2の上端部を加熱・溶着し、延伸用光ファイバコア母材1を延伸のために加熱する加熱手段である。
【0018】
制御手段100は上部回転・昇降機構および下部回転・昇降機構を駆動制御するほか、加熱延伸のための制御を行なう。
制御手段100としては、たとえば、メモリを有するコンピュータを用いる。制御手段100のメモリには後述する表1のデータが記憶される。
【0019】
図2は図1に図解した制御手段100による延伸制御に関連する部分の構成を図解した図である。
制御手段100には、モータ50、外径計測器51、速度計52、温度測定器56が接続されている。
なお、電気炉4の上部に光ファイバコア母材1の下端部12の外径を測定するための第2の外径計測器53を設けることもできる。
【0020】
光ファイバコア母材
図3に拡大して図解した延伸用光ファイバコア母材1は、種棒3の上に、たとえば、VAD法で光ファイバコア用多孔質ガラス母材を合成した後、光ファイバコア用多孔質ガラス母材を脱水焼結して光ファイバ用の透明ガラス母材として形成したものである。
延伸用光ファイバコア母材1は、平行部10と、下端部12とを有する。下端部12は先細り形状またはテーパづけられた形状をしている。平行部10の外径はほぼ一定である。
種棒3の先端には、上部把持部材5によって把持される固定端部3Aが設けられている。
【0021】
平行部10はクラッド/コア比が一定であり、延伸後、更にクラッド層を外付けし、ガラス化することで光ファイバ線引き用プリフォーム(母材)となる。
一方、下端部12は、クラッド/コア比が不定であり、最終製品として高品質の光ファイバとして使用できない。
図4は下端部12の底部、l=0から延伸用ガラス母材1の長手方向、上部に向かった距離lと、下端部12の外径dとの関係を図解したグラフである。距離lnにおいて、下端部12の外径dnが平行部10の外径とほぼ等しくなり、距離lnが平行部10と下端部12との境界になる。
下端部12の外径dxの値と延伸用ガラス母材1の長手方向の距離lxとの関係は非線形である。
【0022】
図5のフローチャートを参照して、光ファイバコア母材の延伸方法の概要を述べる。
図5、ステップ1:当接・調心工程
図示しない下部調心機構と上部調心機構とを用いて、光ファイバコア母材1と引取用ガラス棒2との中心軸合わせが行なわれる。
延伸用光ファイバコア母材1の先端の固定端部3Aを上部把持部材5で把持する。同様に引取用ガラス棒2の下端部を下部把持部材6で把持する。
図示しない上部回転・昇降機構を用いて延伸用光ファイバコア母材1を把持している上部把持部材5を上部移動台7Uとともにガイドレ−ル8Uに沿って下降させて、延伸用光ファイバコア母材1の下端部12を電気炉4の炉心管41に向かって下降させる。この延伸用光ファイバコア母材1の下降動作と同様に、図示しない下部回転・昇降機構を用いて引取用ガラス棒2の端部を把持している下部把持部材6を下部移動台7Lとともにガイドレ−ル8Lに沿って、引取用ガラス棒2を電気炉4の炉心管41に向かって上昇させる。移動に際して互いの軸芯がずれることがないように、ガイドレ−ル8U、8LH、高精度のリニアガイドとして構成されている。
【0023】
その結果、図6に部分拡大した図解したように、電気炉4の内部で光ファイバコア母材1の下端部12と引取用ガラス棒2の上端が当接する。
【0024】
制御手段100は、上部調心機構および下部調心機構を駆動して中心軸合わせを行なう。
さらに、制御手段100は、上部回転・昇降機構および下部回転・昇降機構を駆動して上述した光ファイバコア母材1の下端部12と引取用ガラス棒2の上端を当接させるための、光ファイバコア母材1の下降および引取用ガラス棒2の上昇処理を行なう。
【0025】
図5、ステップ2:溶着工程
図6に図解したように、延伸用ガラス母材1の下端部12と引取用ガラス棒2の上端部との中心軸合わせが行われ、当接された後、電気炉4によって当接部分を加熱して溶かし、光ファイバコア母材1の下端部12と引取用ガラス棒2の上端を溶着して一体にする。
制御手段100は、温度測定器56で検出した温度を参照して電気炉4の電気ヒータ42に供給する電力を制御して、溶着に適した温度に制御する。
制御手段100は必要に応じて、溶着時に、上部回転・昇降機構を駆動して光ファイバコア母材1を炉心管41内で回転させながら少し下降させ、下部回転・昇降機構を駆動して引取用ガラス棒2を炉心管41内で回転させながら少し上昇させ、光ファイバコア母材1の下端部12と引取用ガラス棒2の上端との当接部分を押圧して溶着を迅速かつ確実ならしめることができる。
【0026】
図5、ステップ3:延伸工程
光ファイバコア母材1の下端部12と引取用ガラス棒2の上端との当接部分を加熱・溶着して光ファイバコア母材1と引取用ガラス棒2とを一体化した後に、図7に図解したように、電気炉4で溶着部分を加熱しながら、上部回転・昇降機構により光ファイバコア母材1を把持した上部把持部材5を一定速度で降下させながら、下部回転・昇降機構により引取用ガラス棒2を把持した下部把持部材6を所定の速度で下方に移動させる。その結果、電気炉4で加熱された光ファイバコア母材1が引取用ガラス棒2による下方への引っ張り力(引き取り張力)を受けて伸び、外径が細くなった延伸後の光ファイバコア母材1Aとなる。上記延伸動作において、光ファイバコア母材1と引取用ガラス棒2とは所定の回転数で回転される。
【0027】
制御手段100は、上述した延伸の制御を行なう。
図2に図解したように、制御手段100は、外径計測器51で測定された延伸後の光ファイバコア母材1Aの外径を入力し、延伸後の光ファイバコア母材1Aが所望の外径に維持されるように、電気ヒータ42の温度を制御し、速度計52でモータ50の回転数を検出してモータ50の回転数を制御して光ファイバコア母材1と引取用ガラス棒2との回転数を制御する。制御手段100はまた、上部回転・昇降機構を制御して光ファイバコア母材1の下降速度(送り速度)と下部回転・昇降機構を制御して引取用ガラス棒2の下降速度(引き取り速度)を調整する。
【0028】
図8を参照して、ステップ3の延伸処理の詳細を述べる。
図8、ステップ11:下端部の外径測定
光ファイバコア母材1の下端部12は、クラッド/コア比が不定であり、最終製品として高品質の光ファイバとして使用できないので、下端部12は製品として使用しない。すなわち、下端部12を正規の延伸物とは扱わないようにする。そのため、電気炉4に導入して光ファイバコア母材1の下端部12と引取用ガラス棒2の上端とを溶着する前に、事前に光ファイバコア母材1の下端部12の外径を測定する。その理由は、下端部12と平行部10との相違の判断に際して、平行部10であることが、外径が一定かつ所定値あるか否かで判断できるからである。
【0029】
図3に図解したように、光ファイバコア母材1の下端部12の先端の距離l=0から、下端部12と平行部10との境界の距離lnまでの間を、n等分して各距離lxにおける下端部12の部分の外径dxを測定する。
下端部12の外径dxの測定は、光ファイバコア母材1の下端部12を電気炉4に導入する前、たとえば、光ファイバコア母材1の固定端部3Aが上部把持部材5で把持される前、あるいは、固定端部3Aが上部把持部材5で把持されていて電気炉4に向けて下降される前に、外径測定装置、たとえば、ノギスを用いて行なうことができる。
【0030】
ただし、ノギスのような機械的に押圧して測定する方法によると、光ファイバコア母材1の表面に傷がつく可能性があり、後の工程で母材内の欠陥を起こす可能性もあるので、非接触式の測定、たとえば、図2、図6および図7に図解したように、電気炉4の上部に第2の外径計測器53を設けて、制御手段100で上部回転・昇降機構を駆動して所定間隔ごとに、第2の外径計測器53で下端部12の外径を測定してもよい。第2の外径計測器53としては、レーザ外測器または、画像処理による測定装置を用いることができる。
ノギスを用いた手作業と比較すると、制御手段100を用いて上部回転・昇降機構を駆動して、下降距離と下端部12の外径とを同時に制御手段100内のメモリに記憶すると、作業効率が高くなるという利点もある。
【0031】
このようにして測定して得られた結果を、表1に下端部12の先端からの距離をl、外径をdとして示す。
表1に示す結果(データ)は制御手段100のメモリに記憶される。
【0032】
【表1】
【0033】
図8、ステップ12:延伸開始時間と引取速度の算出
次に、制御手段100において、延伸開始後の時間と電気炉4の下側からの引取用ガラス棒2を引き取る引取速度の設定値を計算する。表1に、電気炉4の下側から引き取る引取用ガラス棒2の引取速度V、時間tの計算式を示す。
【0034】
引取速度Vは下記の方法で決定する。
(1)まず、距離l1、光ファイバコア母材1の下端部12の外径d1の位置の延伸が完了するまでの時間tlを決定する。時間tlまでの引取速度V1は、光ファイバコア母材1の送り速度より大きい値であり、初期値として設定する。tlは下記の式で規定される。
【0035】
【数2】
t1=l1/V1 ・・・(1)
【0036】
(2)光ファイバコア母材1の下端部12の外径dnの部分が外径d(n−1)まで引き落とされると仮定し、下記の物質収支式を近似的に想定する。式中のnは2以上の整数である。
【0037】
【数3】
Vn×(dn/2)2 ×π=Vn−1×(d(n−1)/2)2 ×π・・・(2)
【0038】
(3)引取用ガラス棒2の引取速度Vnは次式で規定される。
【0039】
【数4】
Vn=Vn−1×(d(n−1)/dn)2 ・・・(3)
【0040】
(4)光ファイバコア母材1の端部から距離lnの位置が延伸されるまでの延伸時間tnは、次式で表すことができる。
【数5】
tn=tn−1+((ln−ln−1)/Vn) ・・・(4)
【0041】
(5)前記端部から前記平行部までの距離がlnのとき、前記端部の延伸開始から前記平行部の延伸へと切り換わるまでの時間tは、次式で表すことができる。
【0042】
【数6】
t=tn
【0043】
(6)式(3)と式(4)を使い、表1のVとt(右側2列)が決められる。
【0044】
図8、ステップ13:延伸、平行部開始の検出
制御手段100は、これらのデータをもとに、電気炉4内において、光ファイバコア母材1の下端部12と引取用ガラス棒2の上端が溶着された光ファイバコア母材1の延伸を開始する。
制御手段100は、表1に示したデータを参照して、下端部12の延伸が終了したことを検出する。制御手段100は下端部12の延伸が終了したことを検出するまで上述した制御を行なう。
【0045】
図8、ステップ14:平行部の延伸
制御手段100は、下端部12の延伸が終わる位置に到達したら、すなわち、平行部10の始めの位置の延伸結果が分かる位置に到達したら、光ファイバコア母材1の平行部10の延伸後の外径1A(図2)を電気炉4の下部に設けた外径計測器51で実測し、実測外径と目標外径との差を算出し、この誤差がなくなるように、延伸制御を行なう。
【0046】
平行部10の延伸制御の具体例について述べる。
制御手段100は、外径計測器51から延伸後の光ファイバコア母材1Aの外径測定値を入力し、表1に示した制御手段100内のメモリに記憶されている平行部10部分を延伸したときの目標外径と外径測定値との差を算出して、誤差が小さくなる方向に、モータ50の回転数の制御、下部回転・昇降機構の下降速度の制御、上部回転・昇降機構の下降速度の制御を行なって、延伸引取速度を速めたり、遅くしたりする。この時のゲイン、時定数は実験により決定する。
通常、電気炉4の下側からの引取用ガラス棒2の引取速度が電気炉4の上部からの光ファイバコア母材1の送り速度より速くなるように、引取用ガラス棒2と光ファイバコア母材1とを相対的に下降させる。通常は、光ファイバコア母材1の送り側速度(下降速度)は一定とし、引取用ガラス棒2の引取速度を表1に記憶させた値に制御する。つまり、下端部12の延伸では予め引取速度を設定しておくが、平行部10の延伸については外径制御による演算結果の速度とする。外径計測器51の測定値は平行部10の延伸時の外径制御に用いる。
【0047】
なお、モータ50の速度制御に際しては、制御手段100は速度計52で検出してモータ50の回転数を入力して回転目標値との差を求め、この差がなくなるように速度計52を制御する。
【0048】
制御手段100は、必要に応じて、たとえば、平行部10の外径の大きさに応じて、温度測定器56で測定した温度を参照して、電気炉4の電気ヒータ42の加熱温度を制御することができる。
【0049】
図9は本実施の形態に基づく延伸中の測定データを示すグラフである。横軸が延伸開始からの時間tであり、縦軸が測定した外径である。
なお、図2に示すように、延伸終了地点と外径測定地点は異なるため、測定開始からの時間と外径データの関係を示す場合には、延伸終了点が距離Lを移動し、外径測定点に到達するのにかかる時間αを考える。
延伸開始直後からしばらくの間、0〜(t1+α)は、引取用ガラス棒2の外径が測定データとして得られる。その後、(t1+α)〜(t2+α)の間、光ファイバコア母材1の下端部12の先端と引取用ガラス棒2の上端との溶着部近傍の外径データが得られる。さらに、下端部12の延伸外径測定データが得られる。その後、時点tn+αに到達した時から、平行部10の延伸外径測定データが得られる。tn+αは位置lnに該当する時間である。
【0050】
本実施例の測定結果によれば、光ファイバコア母材1の下端部12の終了地点の位置lnに到達するよりも前に、目標外径dsに制御できた。
位置ln以後は、通常の外径制御が開始されるが、この制御開始直後に目標外径に対してオーバーシュート(過大外径)、アンダーシュート(過少外径)は見られなかった。したがって、光ファイバコア母材1の平行部10の全域が有効に延伸された。測定した結果によれば、延伸外径は所定外径±0.5mmであり、極めて良好な結果であった。
【0051】
比較例
本実施の形態とは異なり、下記に述べる通常行なう引取速度の決定方法により決定した引取速度を用いた場合を比較例として述べる。
光ファイバコア母材1の平行部10の外径をdnとし、引取用ガラス棒2の外径をd0とする。延伸後の平行部10の目標外径をdsとする。光ファイバコア母材1の送り速度をVn、引取用ガラス棒2の引取速度をVsとして延伸を開始する。下記式で規定される物質収支式5から下記式6が導かれるので、このVsを引取速度とする。
【0052】
【数7】
Vs×(ds/2)2 ×π=Vn×(dn/2)2 ・・・(5)
【0053】
【数8】
Vs=(dn/ds)2 ×Vn・・・(6)
【0054】
図10において、横軸が時間tを示し、縦軸が延伸後の外径dを示す。
下端から見て、光ファイバコア母材1の平行部10が開始する位置lnに相当する部分に到達するまでに、外径が細くなる部分(最小値dmin)が現れ、それ以降で太くなる部分(最大値dmax)が現れた後、平行部10の目標外径である外径dsに収束する。この結果、位置lnの近傍部分については、延伸前にはクラッド/コア比が一定で良品であった部分でも、位置lnまで延伸された直後に延伸後の平行部10の外径が目標外径より太くなるため、不良部分として、光ファイバへの線引きを行なうなどの延伸後の工程で使えなくなる部分(図9中の延伸後不良部分)が発生した。
このような外径が太くなった不良部分が存在すると、そのまま光ファイバに線引きすると品質が低下した光ファイバが製造されて使用に適さない。また、不良部分を排除して光ファイバに線引きすると無駄が発生する。
【0055】
これに対して、本実施例の測定結果によれば、上述したように、光ファイバコア母材1の下端部12の終了地点の位置lnに到達するよりも前に、目標外径dsに制御でき、しかも、制御開始直後に目標外径に対して過不足なく延伸でき、光ファイバコア母材1の平行部10の全域が有効に延伸できた。
【0056】
第2実施の形態
本発明の第2実施の形態の延伸装置は図1〜図8を参照した述べた第1実施の形態の延伸装置と基本的に同じ構成をしているが、第1実施の形態とは逆に、延伸後の光ファイバコア母材1Aを電気炉4の鉛直上方へ引き取る。そのため、外径計測器51を電気炉4の上部に設置する。
このような方法でも、第1実施の形態と同様に延伸を行い、同等の延伸外径結果が得られた。
ただし、第2実施の形態によれば、電気炉4の上部から電気炉4内の上昇気流が排気されており、延伸後の延伸後の光ファイバコア母材1Aの表面に多数の付着物(SiO2 微粒子、すなわち、すす)が見られたので、その点では、好ましくないと考えられる。
【0057】
第3実施の形態
本発明の第3実施の形態の延伸装置は図1〜図8を参照した述べた第1実施の形態の延伸装置と基本的に同じ構成をしているが、第3実施の形態においては、光ファイバコア母材1を取り付けた部分は移動させず、固定とする。代わりに、電気炉4を移動させる。延伸する際には、電気炉4の下部の引取用ガラス棒2を下部回転・昇降機構で鉛直下方へ移動させ、同時に電気炉4を上方へ移動させる。
第3実施の形態によっても、第1実施の形態と同等の延伸外径結果が得られた。
第3実施の形態においては、光ファイバコア母材1を固定とし、引取用ガラス棒2を引き下げる構成であるため、延伸装置の高さが低くなるという利点がある。
【0058】
第4実施の形態
本発明の第3実施の形態の延伸装置は図1〜図8を参照した述べた第1実施の形態の延伸装置と基本的に同じ構成をしているが、第4実施の形態においては、第3実施の形態とは逆に、電気炉4の下部に位置する引取用ガラス棒2を移動させず、固定とする。
延伸する際には、電気炉4の上部の光ファイバコア母材1を鉛直上方へ移動し、同時に電気炉4をを上方へ移動させる。
第4実施の形態によっても、第1および3実施の形態と同等の延伸外径の結果が得られた。
第4実施の形態においては、引取用ガラス棒2を固定とし、光ファイバコア母材1を引き上げる構成であるため、第3実施の形態と同様に、延伸装置の高さが低くなるという利点がある。
以下、第3実施の形態と同様に延伸を行なった結果、第3実施の形態と同等の結果が得られた。
【0059】
第5実施の形態
第1実施の形態においては、第1の形態として、光ファイバコア母材1の下端部12の外径測定をオフラインで測定した後、延伸速度の計算を行っていたが、上部把持部材5の上部に第2の外径計測器53をを設置し、インライン、または制御手段100を用いて、オンラインで下端部12の外径測定を行うようにする。
第1実施の形態におけるオフライン作業で、光ファイバコア母材1をハンドリングする際に、キズ、割れ、異物の付着等が発生しやすいが、第5実施の形態によれば、そのような不利益を未然に防ぐことができる。
また、第5実施の形態で測定した結果を制御手段100を用いて引取速度などのデータの演算を即座に行なえるので、作業性も高くなる。
【0060】
第6実施の形態
第1〜5実施の形態においては、ガラス材として光ファイバコア母材1の延伸を行う例を述べたが、本発明のガラス材として、光ファイバコア母材1以外のガラス母材、たとえば、線引き前の光ファイバプリフォーム、コア母材延伸品にクラッド層を外付けしてガラス化したガラス母材等についても、上記同様の延伸を行なうことができ、そのようなガラス材におけるその平行部を歩留まりよく延伸することができる。
【0061】
本発明のガラス材の延伸方法および延伸装置の実施に際しては上述した例示に限らず、種々の変形態様をとることができる。
たとえば、本発明のガラス材の延伸方法の好適実施の形態として、電気炉延伸法を述べたが、バーナ延伸法を適用することもできる。
【0062】
本発明の延伸方法としては、上述した例示に限らず、他の種々の方法と組み合わせて行なうこともできる。
【0063】
【発明の効果】
本発明によれば、ガラス材の平行部を無駄なく、目標外径に延伸することができる。
また本発明によれば、作業性高く、ガラス材の延伸を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は光ファイバコア母材の延伸に用いる電気炉と関連部分とからなる延伸装置の概略構成図である。
【図2】図2は図1に図解した制御手段による延伸制御に関連する部分を図解した図である。
【図3】図3は図2に図解した光ファイバコア母材の延伸前の拡大図である。
【図4】図4は図3に図解した光ファイバコア母材の下端部の長手方向の距離と外径との関係を図解したグラフである。
【図5】図5は本発明の第1実施の形態としての光ファイバコア母材の延伸方法の概略工程を図解したフローチャートである。
【図6】図6は光ファイバコア母材の下端部と引取用ガラス棒とを当接させた状態を図解した図である。
【図7】図7は光ファイバコア母材の延伸動作を図解した図である。
【図8】図8は本発明の第1実施の形態としての光ファイバコア母材の延伸方法の詳細を図解したフローチャートである。
【図9】図9は本発明の第1実施の形態の実施例の結果を示すグラフである。
【図10】図10は比較例の延伸結果を示すグラフである。
【符号の説明】
1・・・光ファイバコア母材
10・・平行部、12・・下端部
1A・・延伸後の光ファイバコア母材
2・・引取用ガラス棒、
3・・種棒
3A・・固定端部
4・・電気炉
40・・炉体、41・・炉心管、42・・電気ヒータ、
43・・断熱材
5・・上部把持部材
6・・下部把持部材
7U、7L・・移動台
8U、8L・・ガイドレ−ル
Claims (3)
- 延伸の対象となる、外径がほぼ一定の平行部と、外径が一定ではない端部とを有する第1のガラス材の前記端部の外径を測定し、
前記測定した前記第1のガラス材の端部の外径を参照して前記第1のガラス材の端部から距離lnの位置の部分が延伸されるまでの延伸時間tnと、そのときの引取速度Vnと、前記端部の延伸開始から前記平行部の延伸へと切り換わるまでの時間tとを算出し、
前記第1のガラス材の前記端部と第2のガラス材の端部とを加熱手段内で加熱溶着し、
溶着して一体となった前記第1のガラス材と前記第2のガラス材との一体ガラス材を前記加熱手段で加熱しながら、前記第1のガラス材を送り速度で送りつつ、前記第2のガラス材を前記算出した引取速度で引き取り、
前記第1のガラス材の端部の延伸から前記平行部の延伸への切り換わるタイミングを検出し、
前記タイミングを検出後、前記平行部の延伸を、延伸後のガラス材の外径制御をしながら、行なう、
ガラス材の延伸方法。 - 加熱手段と、
前記加熱手段の上部で、延伸の対象となる、外径がほぼ一定の平行部と、外径が一定ではない端部とを有する第1のガラス材を支持する第1の支持手段と、
前記加熱手段で延伸された第1のガラス材を前記加熱手段の外部に引き取る、第2ガラス材を支持する第2の支持手段と、
演算制御手段と、
前記加熱手段の下部に設けられた外径計測手段と
を具備し、
前記演算制御手段は、事前に延伸の対象となる前記第1のガラス材の前記端部の外径を測定した結果、および、前記測定した前記第1のガラス材の端部の外径を参照して求めた前記第1のガラス材の端部から距離lnの位置の部分が延伸されるまでの延伸時間と、そのときの引取速度と、前記第1のガラス材の端部の延伸開始から前記平行部の延伸へと切り換わるまでの時間とを算出した結果を有し、
前記演算制御手段は、
前記第1のガラス材の前記端部と第2のガラス材の端部とを加熱手段内で加熱溶着して一体となった前記第1のガラス材と前記第2のガラス材との一体ガラス材を前記加熱手段で加熱しながら、前記第1のガラス材を送り速度で送りつつ、前記第2のガラス材を前記算出した引取速度で引き取り、
前記第1のガラス材の端部の延伸から前記平行部の延伸への切り換わるタイミングを検出し、
前記タイミングを検出後、前記外径計測手段で測定した外径を参照して前記第1のガラス材の平行部の延伸を、延伸後のガラス材の外径制御をしながら、行なう、
延伸装置。
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-
2002
- 2002-06-24 JP JP2002183033A patent/JP2004026541A/ja active Pending
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