JP3812357B2 - 光ファイバ母材の延伸方法及び延伸装置 - Google Patents

光ファイバ母材の延伸方法及び延伸装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ファイバ母材を加熱軟化させて所望の外径になるように延伸する光ファイバ母材の延伸方法及び延伸装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、光ファイバ及びその母材である光ファイバ母材の生産性を向上するために、光ファイバ母材が大型化されており、所望の外径となるように母材を引き延ばす延伸加工の重要性が増してきている。特に、このような光ファイバ母材の延伸に対して、その延伸精度、すなわち出発母材を延伸して得られる延伸母材の外径の精度を高くすることが求められている。
【0003】
光ファイバ母材の延伸加工は、出発母材を加熱手段によって加熱軟化させ、所望の外径となるように引き延ばすことによって行われる。また、出発母材を加熱軟化させる加熱手段としては、酸素、水素、メタンなどを燃料ガスとしたバーナ火炎や、抵抗ヒータ等を用いた電気炉などが用いられる。
【0004】
特に、光ファイバ母材が大型化してその外径が100mmを超えるようになると、バーナ火炎での加熱による延伸は困難となる。このため、そのような大型の光ファイバ母材を加工する場合、通常、抵抗ヒータ等を用いた電気炉によって母材の延伸が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
光ファイバ母材の延伸に上述のように電気炉を用いた場合、電気ヒータによる加熱では酸水素火炎での加熱のように加熱位置を狭い範囲に限定することが難しく、延伸する母材に対して比較的広い範囲が加熱されることとなる。このため、供給される出発母材及び延伸された延伸母材の間で長手方向に外径が変化していく母材部分であるテーパ部の範囲が広くなり、これによって、母材の延伸精度が低下するという問題を生じる。
【0006】
詳述すると、延伸された延伸母材の外径、及び母材のテーパ部に含まれる各位置での外径は、出発母材の外径及び形状に加えて、加熱炉への出発母材の送込み速度や、延伸母材の引取り速度などの影響によって変化する。このことを逆に利用して、出発母材の送込み速度または延伸母材の引取り速度を制御することによって、延伸して得られる延伸母材の外径を制御することができる。
【0007】
ここで、大型の光ファイバ母材の延伸加工で、上述のように加熱範囲及びそれによる母材のテーパ部が広くなると、母材の送込み速度または引取り速度を変化させたときに、テーパ部でのテーパ形状全体が影響を受け、広い範囲で母材の外径が変化してしまう。したがって、例えば、出発母材及びテーパ部の下方で延伸母材に対して外径測定器を設け、測定された延伸母材の外径に基づいて母材の送込み速度または引取り速度を制御しても、外径が母材の広範囲で変化するために、延伸母材の外径を充分な精度で制御することができない。
【0008】
これに対して、母材のテーパ部に対して複数の外径測定器を設けて、各外径の変化及びテーパ形状の変化などに基づいて延伸母材の外径を制御することが提案されている(特開平5−147971号公報、及び特開平8−91861号公報参照)。しかしながら、これらの方法によっても、充分な延伸精度は得られていない。
【0009】
このように、母材の延伸精度が低下すると、延伸精度を改善するために、後工程で旋盤を用いて精度良く延伸し直すなど、余分な工程を行うことが必要となる場合がある。このとき、結局、光ファイバ母材の大型化にかかわらず、その製造コストが低減されず、光ファイバ及び光ファイバ母材の生産性が向上されないこととなる。
【0010】
本発明は、以上の問題点を解決するためになされたものであり、光ファイバ母材の延伸精度が向上されて、その生産性が向上される光ファイバ母材の延伸方法及び延伸装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、本発明による光ファイバ母材の延伸方法は、母材送込み手段が送込む出発母材の一端部を加熱手段によって加熱軟化させて所望の外径になるように延伸し、得られた延伸母材を母材引取り手段が引取る光ファイバ母材の延伸方法であって、(a)長手方向に沿って外径が変化する出発母材及び延伸母材の間のテーパ部に対して、テーパ部に含まれる上流部測定位置と、テーパ部に含まれ上流部測定位置よりも長手方向の下流にある下流部測定位置とが設定され、(b)上流部測定位置でのテーパ部の上流部外径について、設定された上流部目標外径と測定された上流部測定外径とを比較し、その偏差に基づいて母材送込み手段による出発母材の送込み速度を制御するとともに、(c)下流部測定位置でのテーパ部の下流部外径について、設定された下流部目標外径と測定された下流部測定外径とを比較し、その偏差に基づいて母材引取り手段による延伸母材の引取り速度を制御することを特徴とする。
【0012】
また、本発明による光ファイバ母材の延伸装置は、母材送込み手段が送込む出発母材の一端部を加熱手段によって加熱軟化させて所望の外径になるように延伸し、得られた延伸母材を母材引取り手段が引取る光ファイバ母材の延伸装置であって、(1)長手方向に沿って外径が変化する出発母材及び延伸母材の間のテーパ部に対して、テーパ部に含まれる上流部測定位置でのテーパ部の上流部外径を測定する上流部外径測定手段と、(2)テーパ部に含まれ上流部測定位置よりも長手方向の下流にある下流部測定位置でのテーパ部の下流部外径を測定する下流部外径測定手段と、(3)上流部測定位置でのテーパ部の上流部外径について、設定された上流部目標外径と測定された上流部測定外径とを比較し、その偏差に基づいて母材送込み手段による出発母材の送込み速度を制御する送込み速度制御手段と、(4)下流部測定位置でのテーパ部の下流部外径について、設定された下流部目標外径と測定された下流部測定外径とを比較し、その偏差に基づいて母材引取り手段による延伸母材の引取り速度を制御する引取り速度制御手段とを備えることを特徴とする。
【0013】
上記した光ファイバ母材の延伸方法及び延伸装置においては、延伸加工における母材のテーパ部について、上流側の上流部測定位置と下流側の下流部測定位置との2個所に対して目標外径を設定している。そして、上流部測定位置での測定外径の目標外径からの偏差を用いて上流での母材の送込み速度を制御するとともに、下流部測定位置での測定外径の目標外径からの偏差を用いて下流での母材の引取り速度を制御している。
【0014】
このように、各測定位置に対して一定の目標外径を与え、かつ、上流部及び下流部での外径測定と、母材の送込み速度及び引取り速度の制御とを上記のように組合せることによって、延伸母材の外径への制御のタイムラグを低減して、その外径を精度良く制御することが可能となる。
【0015】
また、延伸方法及び延伸装置は、上流部目標外径と下流部目標外径とのそれぞれが、出発母材の外径及び延伸母材に対する目標外径に基づいて設定されることが好ましい。これにより、出発母材の外径及び延伸母材に対する目標外径によって想定されるテーパ部のテーパ形状から求められる外径値をテーパ部での目標外径に設定して、常に良好にテーパ部及び延伸母材の外径を制御することができる。
【0016】
さらに、上流部目標外径と下流部目標外径とのそれぞれが、光ファイバ母材の組成に基づいて設定されることが好ましい。これにより、光ファイバ母材の組成によって母材のテーパ形状が異なってくることを考慮しつつ、各外径を制御することができる。
【0017】
また、下流部測定位置が、テーパ部の終了端近傍の所定位置に設定されるとともに、先に設定された下流部測定位置に対して、上流部測定位置が、下流部測定位置よりも長手方向の上流にある各位置における外径の下流部外径との相関を考慮して設定されることを特徴とする。
【0018】
このように、下流部測定位置がテーパ部の終了端近傍に設定されることによって、延伸母材の外径を確実に制御することができる。さらに、この下流部測定位置に対して、その外径が下流部外径に対して好適な相関を有する位置を上流部測定位置として選択することによって、充分な精度で延伸母材の外径を制御することが可能となる。
【0019】
また、上流部目標外径が、先に設定された下流部目標外径、及び上流部外径の下流部外径との相関に基づいて設定されることを特徴とする。
【0020】
このように、出発母材の外径及び延伸母材に対する目標外径などによって設定される下流部目標外径に対して、設定された下流部目標外径との相関を考慮して上流部目標外径を設定することによって、上記した測定位置の設定と同様に、充分な精度で延伸母材の外径を制御することが可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面とともに本発明による光ファイバ母材の延伸方法及び延伸装置の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明のものと必ずしも一致していない。
【0022】
図1は、本発明による光ファイバ母材の延伸装置の一実施形態を概略的に示す構成図である。以下、図1に示した延伸装置の構成について、本延伸装置を用いて行われる本発明による光ファイバ母材の延伸方法とともに説明する。
【0023】
本実施形態による延伸装置は、延伸の対象となる光ファイバ母材1を収容するとともに、その加熱を行う加熱炉10を備える。加熱炉10の上方には、光ファイバ母材1を上方側から支持する回転チャックである上部チャック11が設けられている。また、加熱炉10の下方には、光ファイバ母材1を下方側から支持する回転チャックである下部チャック13が設けられている。
【0024】
加熱炉10は、本実施形態においては電気炉であり、延伸の対象となる光ファイバ母材である出発母材1aの一端部を加熱軟化させるための加熱手段として、ヒータ15が設置されている。出発母材1aは、このヒータ15によって加熱軟化され、所望の外径になるように延伸されて、延伸母材1cとなる。また、この延伸加工中、出発母材1a及び延伸母材1cの間の母材部分は、母材1の長手方向(図中の一点鎖線)に沿って外径が変化していくテーパ部1bとなっている。
【0025】
上部チャック11での出発母材1aの送込みは、母材送込み駆動部12によって駆動制御されており、この上部チャック11及び母材送込み駆動部12が、所定の送込み速度で出発母材1aを送込む母材送込み手段を構成している。また、下部チャック13での延伸母材1cの引取りは、母材引取り駆動部14によって駆動制御されており、この下部チャック13及び母材引取り駆動部14が、所定の引取り速度で延伸母材1cを引取る母材引取り手段を構成している。
【0026】
上記した母材送込み手段及び母材引取り手段によって、長手方向に沿って移動されつつ延伸される光ファイバ母材1に対し、その長手方向について、上流部測定位置P1及び下流部測定位置P2の2個所が、外径を測定する位置として設定されている。
【0027】
上流部測定位置P1は、母材1のテーパ部1bに含まれる位置に設定されている。また、下流部測定位置P2は、母材のテーパ部1bに含まれ上流部測定位置P1よりも下流にある位置に設定されている。本実施形態の延伸装置においては、これらの測定位置P1、P2でそれぞれ測定されたテーパ部1bでの母材1の外径に基づき、母材送込み手段による出発母材1aの送込み速度、及び母材引取り手段による延伸母材1cの引取り速度を制御し、これによって、出発母材1aを延伸して得られる延伸母材1cの外径が略一定になるように外径制御を行っている。
【0028】
上流部測定位置P1には、位置P1でのテーパ部1bの外径(上流部外径)を測定するための上流部外径測定器20が設置されている。上流部外径測定器20は、レーザ光源などの発光器21と、テーパ部1bを挟んで発光器21の反対側に設置された受光器22とを有して構成されている。受光器22の出力信号は、演算処理部23へと入力される。そして、演算処理部23において、この受光器22からの信号に基づいて、上流部測定位置P1でのテーパ部1bの上流部外径の測定値として上流部測定外径D1が算出される。
【0029】
演算処理部23で算出された上流部測定外径D1は、さらに送込み速度制御部24へと入力される。一方、この送込み速度制御部24においては、上流部測定位置P1でのテーパ部1bの目標外径として、上流部目標外径D10があらかじめ設定されている。送込み速度制御部24は、設定された上流部目標外径D10と測定された上流部測定外径D1とを比較し、その偏差(D1−D10)に基づいて母材送込み駆動部12に対して指示を行って、母材送込み手段による出発母材1aの送込み速度を制御する。
【0030】
下流部測定位置P2には、位置P2でのテーパ部1bの外径(下流部外径)を測定するための下流部外径測定器25が設置されている。下流部外径測定器25は、レーザ光源などの発光器26と、テーパ部1bを挟んで発光器26の反対側に設置された受光器27とを有して構成されている。受光器27の出力信号は、演算処理部28へと入力される。そして、演算処理部28において、この受光器27からの信号に基づいて、下流部測定位置P2でのテーパ部1bの下流部外径の測定値として下流部測定外径D2が算出される。
【0031】
演算処理部28で算出された下流部測定外径D2は、さらに引取り速度制御部29へと入力される。一方、この引取り速度制御部29においては、下流部測定位置P2でのテーパ部1bの目標外径として、下流部目標外径D20があらかじめ設定されている。引取り速度制御部29は、設定された下流部目標外径D20と測定された下流部測定外径D2とを比較し、その偏差(D2−D20)に基づいて母材引取り駆動部14に対して指示を行って、母材引取り手段による延伸母材1cの引取り速度を制御する。
【0032】
本実施形態による光ファイバ母材の延伸装置及びそれを用いた延伸方法においては、延伸加工中における光ファイバ母材1のテーパ部1bに対して、その上流端側の上流部測定位置P1と下流端側の下流部測定位置P2との2個所を外径測定位置としてそれぞれ外径測定器20、25を設けるとともに、それぞれの測定位置に対して一定の目標外径D10、D20を設定している。そして、上流部測定位置P1での測定外径D1の目標外径D10からの偏差(D1−D10)に基づいて母材送込み手段からの出発母材1aの送込み速度を制御し、一方、下流部測定位置P2での測定外径D2の目標外径D20からの偏差(D2−D20)に基づいて母材引取り手段での延伸母材1cの引取り速度を制御している。
【0033】
このように、テーパ部1bの2個所に設定された測定位置P1、P2に対してそれぞれ目標外径D10、D20をあらかじめ与え、かつ、上流部及び下流部での外径測定と、母材の上流からの送込み速度及び下流への引取り速度の制御とを上記のように組合せることによって、得られる延伸母材1cの外径への制御のタイムラグが低減される。したがって、その外径をレスポンス良くかつ精度良く制御することが可能となる。
【0034】
ここで、測定位置P1、P2に対する目標外径については、上流部目標外径D10と下流部目標外径D20とのそれぞれを、出発母材1aの外径及び延伸母材1cに対する目標外径(所望の外径)に基づいて設定することが好ましい。これにより、延伸加工中の母材1の形状として想定されるテーパ部1bのテーパ形状を求めることが可能となり、そのテーパ形状から算出された測定位置P1、P2それぞれでの外径値を目標外径として、常に良好にテーパ部1b及び延伸母材1cの外径を制御することができる。
【0035】
さらに、上流部目標外径D10と下流部目標外径D20とのそれぞれを、光ファイバ母材1の組成に基づいて設定することが好ましい。これにより、延伸加工中における母材1のテーパ形状が光ファイバ母材の組成に依存して異なってくることを考慮しつつ、各外径を良好に制御することができる。
【0036】
以下、上記した実施形態による光ファイバ母材の延伸方法及び延伸装置の好適な構成等について、その具体的な実施例とともに説明する。なお、以下の説明においては、出発母材1aの外径をDa、母材送込み手段での出発母材1aの送込み速度をV1、延伸母材1cに対する目標外径をDc、母材引取り手段での延伸母材1cの引取り速度をV2と表すこととする。
【0037】
まず、各測定位置P1、P2に対する母材1の目標外径を設定するため、図1に示した延伸装置を用いて、予備的に光ファイバ母材の延伸加工を行った。ただし、外径測定による母材の送込み速度及び引取り速度の制御は行わず、両者ともに一定の速度として延伸を行った。
【0038】
出発母材1aとしては、外径Daがφ65〜102mmの範囲にある所定の外径で長手方向に均一な外径を有する母材を用意した。また、延伸条件としては、母材1の加熱に用いるヒータ15のヒータ温度を1890℃、上部チャック11側からの出発母材1aの送込み速度V1を3mm/minとし、延伸して得られる延伸母材1cでの目標外径Dcをφ40mmとした。また、このとき、下部チャック13側への延伸母材1cの引取り速度V2は、次式
V2=(Da/Dc)2×V1
で求められる。
【0039】
以上の条件によって光ファイバ母材1の延伸加工を行い、その途中でヒータ15を切って延伸の工程を終了して、母材1を取り出して延伸加工中でのテーパ部1bのテーパ形状を調べた。得られたテーパ形状の外径データの一例を図2に示す。この図2のグラフにおいて、横軸は母材1の長手方向の位置(mm)、縦軸は母材1の各位置での外径(mm)であり、テーパ部1bでの母材1の外径の変化が示されている。
【0040】
このような母材1のテーパ形状、例えばテーパ部1bの長さは、ヒータ15による加熱範囲や母材の送込み速度などに依存する。このため、実際に光ファイバ母材の延伸を行う場合には、テーパ部1bの長さを含むテーパ形状を延伸装置毎に調べておき、そのデータに基づいて、好適な母材送込み速度や、外径測定器20、25を設置する測定位置P1、P2などを設定することが好ましい。これにより、例えば、下流部測定位置P2がテーパ部1bの終了端(もしくは下流端)よりも下流の位置になるなどの好適でない設定となることが防止される。
【0041】
さらに、テーパ部1bのテーパ形状を調べた複数の外径データについて、テーパ部1bでの長手方向の位置毎に外径データを整理するとともに、2個所の位置間での外径の相関を調べた。これらの結果に基づき、まず、下流端側の下流部測定位置P2を、Daがφ65mmで最小外径の出発母材1aを延伸したときにテーパ部1bの終了端となる位置よりも20mm手前の位置に設定した。
【0042】
このように、テーパ部1bに含まれる2個所の測定位置のうち、下流部測定位置P2については、テーパ部1bの終了端近傍の所定位置に設定することが好ましい。これにより、下流部測定位置P2が延伸母材1cに極力近い位置となるので、位置P2における下流部外径D2と延伸母材1cで得られる外径とがより強い相関を有することとなり、延伸母材1cの外径を確実に制御することができる。
【0043】
また、下流部測定位置P2に対する下流部目標外径D20については、図2に示した外径データ等を参照して設定することができる。なお、テーパ部1bの終了端(下流端)の位置とは、延伸母材1cの目標外径Dc(本実施例ではφ40mm)に略到達した長手方向の位置をいう。
【0044】
一方、上流部測定位置P1は、先に設定された下流部測定位置P2に対して、位置P2よりも長手方向の上流にある各位置における外径の下流部外径D2との相関を考慮し、下流部外径D2に対して最も好適な相関を有する位置を上流部測定位置P1として選択して設定することが好ましい。これにより、充分な精度で延伸母材1cの外径を制御することが可能となる。
【0045】
また、上流部測定位置P1に対する上流部目標外径D10については、先に設定された下流部目標外径D20、及び上流部外径D1の下流部外径D2との相関に基づいて設定することが好ましい。これにより、上記した測定位置の設定と合わせて、充分な精度で延伸母材1cの外径を制御することが可能となる。
【0046】
上流部測定位置P1、上流部目標外径D10、及び下流部目標外径D20の設定について、さらに具体的に説明する。なお、下流部測定位置P2については、上記したように、Daがφ65mmで最小外径の出発母材1aを延伸したときのテーパ部1bの下端の位置よりも20mm手前の位置に設定されている。
【0047】
まず、外径Daがφ65〜97mmの範囲にある4本の出発母材1aに対し、延伸加工中でのテーパ部1bのテーパ形状及びその変化を調べた。図3(a)〜(c)に、下流部測定位置P2より上流のテーパ部1bの各位置での外径と、下流部測定位置P2での下流部外径D2との相関を示す。この図3(a)〜(c)のグラフにおいて、横軸は下流部測定位置P2での下流部外径D2(mm)を、縦軸はそれより上流の各位置での外径(mm)をそれぞれ示している。
【0048】
これらのグラフのうち、図3(a)は、位置P2から50mm上流の位置での母材1の外径と下流部外径D2との相関を示している。また、図3(b)は、位置P2から100mm上流の位置での母材1の外径と下流部外径D2との相関を示している。また、図3(c)は、位置P2から150mm上流の位置での母材1の外径と下流部外径D2との相関を示している。また、これらのグラフには、測定された外径データと合わせて、直線近似によって求められた外径相関直線が示されている。
【0049】
これらの外径データ及びその直線近似計算の結果より、出発母材1aの外径Daを変えていったときに、下流部測定位置P2での下流部外径D2との外径の相関が最も良い上流の位置、具体的には、下流部外径D2との外径の相関が最も直線に近い位置は、下流部測定位置P2から100mm上流の位置(図3(b))であることがわかった。この結果に基づき、この位置P2から100mm上流の位置を上流部測定位置P1として設定した。
【0050】
これらの上流部測定位置P1及び下流部測定位置P2に対して、テーパ部1bのテーパ形状の制御に用いる上流部目標外径D10及び下流部目標外径D20は、設定された上流部測定位置P1、下流部測定位置P2、延伸の対象となる出発母材1aの外径Da、及び上述のように予備的な延伸加工を行って得られた外径データなどからそれぞれ設定される。
【0051】
まず、下流部測定位置P2でのテーパ部1bの下流部外径D2に対する下流部目標外径D20は、好ましくは、図2に示した外径データ等による出発母材1aの外径Daと下流部外径D2との相関に基づいて設定される。本実施例において求められた下流部外径D2と出発母材1aの外径Daとの相関を、図4のグラフに示す。
【0052】
この図4のグラフにおいて、横軸は出発母材1aの外径Da(mm)を、縦軸はテーパ部1bの下流部測定位置P2での下流部外径D2(mm)を示している。下流部目標外径D20は、このグラフに示されている相関に基づいて、延伸の対象となる出発母材1aの外径Daの値から設定される。
【0053】
また、上流部測定位置P1でのテーパ部1bの上流部外径D1に対する上流部目標外径D10は、好ましくは、先に設定された下流部目標外径D20、及び図3(b)に示した上流部外径D1と下流部外径D2との相関の外径相関直線に基づいて設定される。
【0054】
上記した設定内容及び設定方法を用い、平均外径Daが88mmで長手方向に約4mmの外径変動を有する母材を出発母材1aとして、実際に光ファイバ母材の延伸加工を行った。上流部測定位置P1及び下流部測定位置P2については、上記の通り設定した。
【0055】
また、下流部測定位置P2での下流部目標外径D20は、図4に示した相関曲線に基づいて、出発母材1aの外径Da=88mmから、下流部目標外径D20=40.9mmとして設定した。また、上流部測定位置P1での上流部目標外径D10は、図3(b)に示した外径相関直線の直線近似式
D1=4.9651×D2−155.9
にD20=40.9mmを代入して、上流部目標外径D10=47.2mmとして設定した。
【0056】
以上の設定内容を適用し、ヒータ15のヒータ温度を1880℃、出発母材1aの送込みの初期速度をV10=5mm/min、延伸母材1cの引取りの初期速度をV20=23.1mm/minとした延伸条件で、光ファイバ母材の延伸を行った。
【0057】
また、上流部測定位置P1で測定された上流部測定外径D1、及び下流部測定位置P2で測定された下流部測定外径D2による、母材の送込み速度V1及び引取り速度V2の制御は、上記したそれぞれの初期速度V10及びV20と、外径の偏差(D1−D10)及び(D2−D20)とに基づき、以下の制御式
V1=V10+A1×(D1−D10)
V2=V20+A2×(D2−D20)
を用いて速度制御を行った。ここで、上記制御式における係数A1及びA2は、各測定位置P1及びP2での外径の偏差を速度制御に反映させる係数である。
【0058】
本実施例では、具体的には、A1=5(/min)、A2=50(/min)として制御を行った。このとき、延伸して得られた延伸母材1cでは、長手方向での外径変化幅が約0.08mmと、極めて均一な外径を有する延伸母材1cに延伸されていることが確認された。これは、上記のように上流部測定位置P1での外径の偏差(D1−D10)を上方での母材の送込み速度V1にフィードバックし、かつ、下流部測定位置P2での外径の偏差(D2−D20)を下方での母材の引取り速度V2にフィードバックすることによって、小さいタイムラグで、レスポンス良く外径を制御することが可能となったためである。
【0059】
ここで、上記制御式での制御係数A1及びA2については、A1、A2の値がそれぞれ50、500を超えると、速度の制御幅が大きくなりすぎて、得られる延伸母材1cの外径が不均一になることがわかった。したがって、これらの係数A1、A2は、好ましくはそれぞれ50(/min)以下、500(/min)以下の範囲の値とすることが好ましい。
【0060】
また、これらの係数A1、A2の値及びその組合せは、延伸する出発母材1aの外径Da、延伸母材1cの目標外径Dc、ヒータ15のヒータ温度、及びヒータ15の長さなどの延伸条件を考慮して、最適な制御条件が得られるように設定することが好ましい。また、母材の送込み速度V1及び引取り速度V2の制御が互いに影響し合うことをも考慮して設定することが好ましい。
【0061】
なお、延伸加工中の光ファイバ母材のテーパ部に対し、複数の外径測定器を設けて外径制御を行う延伸方法については、特開平5−147971号公報、及び特開平8−91861号公報に記載があるが、これらの文献に示されている方法では、充分な延伸精度が得られていない。
【0062】
具体的には、特開平5−147971号公報に記載された延伸方法では、テーパ部の開始直後の外径と終了直前の外径とを測定し、開始直後の外径の測定値から終了直前の外径の目標値を求めて外径制御を行っている。しかしながら、この方法では、テーパ部に対する目標外径が一定でないため、その制御方法が複雑化する。また、テーパ部の開始直後の位置から終了直前の位置に到達するまでのタイムラグの影響を除くことが難しい。
【0063】
また、特開平8−91861号公報に記載された延伸方法では、テーパ部に複数の外径測定器を設けてそれぞれで外径を測定するとともに、テーパ部のテーパ形状を直線で近似して、その直線の傾きを一定とするように外径制御を行っている。しかしながら、実際の母材のテーパ部におけるテーパ形状は直線ではなく、直線状のテーパ形状を仮定した制御方法では精度良く外径制御を行うことはできない。また、外径の絶対値については2個所で測定された外径の平均値によって制御を行っているが、これについても、同様に、テーパ形状が直線でない場合には精度良く外径制御を行うことはできない。
【0064】
これに対して、本発明による延伸方法及び延伸装置は、テーパ部に対して設定した2個所の測定位置に対してあらかじめ一定の目標外径を与えるとともに、上流部外径及び下流部外径に基づいて、母材の送込み速度及び引取り速度をそれぞれ制御している。これにより、延伸母材の外径への制御のタイムラグを極力小さくして、レスポンス良くかつ精度良く外径制御を行うことが可能となる。
【0065】
また、延伸の対象となる出発母材に長手方向の外径変動がある場合、延伸加工中における母材のテーパ部での外径分布にも変動を生じるが、このとき、得られる延伸母材の外径を均一に保つには、テーパ部の外径分布を一定に保つことが重要である。このためには、テーパ部の各位置での外径をすべて測定して外径制御を行うことが考えられる。しかしながら、実際には、設備上の制約等からそのような構成は困難である。
【0066】
これに対して、本発明による延伸方法及び延伸装置によれば、テーパ部の外径分布を制御するために好適な組合せとなるように2個所の測定位置を設定し、その上流部測定位置及び下流部測定位置のそれぞれで外径測定を行うことによって、効率的な外径制御を実現している。
【0067】
本発明による光ファイバ母材の延伸方法及び延伸装置は、上記した実施形態及び実施例に限られるものではなく、様々な変形が可能である。例えば、測定位置P1、P2や、目標外径D10、D20の設定については、上述した設定例以外にも、それぞれの延伸装置での具体的な条件に応じた設定方法で設定することが好ましい。また、測定外径と目標外径との偏差をフィードバックする制御式についても、上記した実施例での1次の制御式はその1例を示すものであり、他の形の式を用いても良い。
【0068】
【発明の効果】
本発明による光ファイバ母材の延伸方法及び延伸装置は、以上詳細に説明したように、次のような効果を得る。すなわち、延伸加工中の母材のテーパ部について、上流部測定位置と下流部測定位置との2個所で外径を測定するとともに目標外径を設定し、上流部測定位置及び下流部測定位置での外径偏差から母材の送込み速度及び引取り速度をそれぞれ制御する光ファイバ母材の延伸方法及び延伸装置によれば、延伸母材の外径への制御のタイムラグを低減して、その外径を精度良く制御することが可能となる。
【0069】
これにより、光ファイバ及び光ファイバ母材の生産性を向上する目的で光ファイバ母材が大型化された場合でも、充分な延伸精度で母材の延伸を行うことができ、光ファイバ母材の製造コストの低減により、その生産性を効果的に向上することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】光ファイバ母材の延伸装置の一実施形態を概略的に示す構成図である。
【図2】光ファイバ母材のテーパ部での外径の変化を示すグラフである。
【図3】上流部外径と下流部外径との相関を示すグラフである。
【図4】下流部外径と出発母材の外径との相関を示すグラフである。
【符号の説明】
1…光ファイバ母材、1a…出発母材、1b…テーパ部、1c…延伸母材、P1…上流部測定位置、P2…下流部測定位置、10…加熱炉、11…上部チャック、12…母材送込み駆動部、13…下部チャック、14…母材引取り駆動部、15…ヒータ、
20…上流部外径測定器、21…発光器、22…受光器、23…演算処理部、24…送込み速度制御部、
25…下流部外径測定器、26…発光器、27…受光器、28…演算処理部、29…引取り速度制御部。

Claims (10)

  1. 母材送込み手段が送込む出発母材の一端部を加熱手段によって加熱軟化させて所望の外径になるように延伸し、得られた延伸母材を母材引取り手段が引取る光ファイバ母材の延伸方法であって、
    長手方向に沿って外径が変化する前記出発母材及び前記延伸母材の間のテーパ部に対して、前記テーパ部に含まれる上流部測定位置と、前記テーパ部に含まれ前記上流部測定位置よりも前記長手方向の下流にある下流部測定位置とが設定され、
    前記上流部測定位置での前記テーパ部の上流部外径について、設定された上流部目標外径と測定された上流部測定外径とを比較し、その偏差に基づいて前記母材送込み手段による前記出発母材の送込み速度を制御するとともに、
    前記下流部測定位置での前記テーパ部の下流部外径について、設定された下流部目標外径と測定された下流部測定外径とを比較し、その偏差に基づいて前記母材引取り手段による前記延伸母材の引取り速度を制御することを特徴とする光ファイバ母材の延伸方法。
  2. 前記上流部目標外径と前記下流部目標外径とのそれぞれが、前記出発母材の外径及び前記延伸母材に対する目標外径に基づいて設定されることを特徴とする請求項1記載の光ファイバ母材の延伸方法。
  3. 前記上流部目標外径と前記下流部目標外径とのそれぞれが、前記光ファイバ母材の組成に基づいて設定されることを特徴とする請求項1記載の光ファイバ母材の延伸方法。
  4. 前記下流部測定位置が、前記テーパ部の終了端近傍の所定位置に設定されるとともに、先に設定された前記下流部測定位置に対して、前記上流部測定位置が、前記下流部測定位置よりも前記長手方向の上流にある各位置における外径の前記下流部外径との相関を考慮して設定されることを特徴とする請求項1記載の光ファイバ母材の延伸方法。
  5. 前記上流部目標外径が、先に設定された前記下流部目標外径、及び前記上流部外径の前記下流部外径との相関に基づいて設定されることを特徴とする請求項1記載の光ファイバ母材の延伸方法。
  6. 母材送込み手段が送込む出発母材の一端部を加熱手段によって加熱軟化させて所望の外径になるように延伸し、得られた延伸母材を母材引取り手段が引取る光ファイバ母材の延伸装置であって、
    長手方向に沿って外径が変化する前記出発母材及び前記延伸母材の間のテーパ部に対して、前記テーパ部に含まれる上流部測定位置での前記テーパ部の上流部外径を測定する上流部外径測定手段と、
    前記テーパ部に含まれ前記上流部測定位置よりも前記長手方向の下流にある下流部測定位置での前記テーパ部の下流部外径を測定する下流部外径測定手段と、
    前記上流部測定位置での前記テーパ部の前記上流部外径について、設定された上流部目標外径と測定された上流部測定外径とを比較し、その偏差に基づいて前記母材送込み手段による前記出発母材の送込み速度を制御する送込み速度制御手段と、
    前記下流部測定位置での前記テーパ部の前記下流部外径について、設定された下流部目標外径と測定された下流部測定外径とを比較し、その偏差に基づいて前記母材引取り手段による前記延伸母材の引取り速度を制御する引取り速度制御手段と
    を備えることを特徴とする光ファイバ母材の延伸装置。
  7. 前記上流部目標外径と前記下流部目標外径とのそれぞれが、前記出発母材の外径及び前記延伸母材に対する目標外径に基づいて設定されることを特徴とする請求項6記載の光ファイバ母材の延伸装置。
  8. 前記上流部目標外径と前記下流部目標外径とのそれぞれが、前記光ファイバ母材の組成に基づいて設定されることを特徴とする請求項6記載の光ファイバ母材の延伸装置。
  9. 前記下流部測定位置が、前記テーパ部の終了端近傍の所定位置に設定されるとともに、先に設定された前記下流部測定位置に対して、前記上流部測定位置が、前記下流部測定位置よりも前記長手方向の上流にある各位置における外径の前記下流部外径との相関を考慮して設定されることを特徴とする請求項6記載の光ファイバ母材の延伸装置。
  10. 前記上流部目標外径が、先に設定された前記下流部目標外径、及び前記上流部外径の前記下流部外径との相関に基づいて設定されることを特徴とする請求項6記載の光ファイバ母材の延伸装置。
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