JPH0930772A - 被施釉物用移載装置 - Google Patents

被施釉物用移載装置

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JPH0930772A
JPH0930772A JP20985995A JP20985995A JPH0930772A JP H0930772 A JPH0930772 A JP H0930772A JP 20985995 A JP20985995 A JP 20985995A JP 20985995 A JP20985995 A JP 20985995A JP H0930772 A JPH0930772 A JP H0930772A
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JP20985995A
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Koichi Shinba
晃一 榛葉
Kentaro Mogi
健太郎 茂木
Rui Yamashita
塁 山下
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Inax Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】転落事故なく確実且つ迅速に被施釉物を移載で
きる被施釉物用移載装置。 【構成】被施釉物Eを移載するときに用いる被施釉物用
移載装置56において、案内レール58に案内されるト
ロリ59と、トロリ59から上下移動自在に吊下げた保
持具60とを備え、トロリ59と保持具60とを昇降操
作具65で連結し、保持具60は、昇降操作具65を接
合すると共に下方に被施釉物保持用空間Fを形成した基
盤66と、基盤66から該空間Fの左右両外側に垂下す
ると共に該空間Fに向かつて離反自在な一対の挟持具6
7,67と、各挟持具67を所望位置で停止させる挟持
操作装置74と、基盤66から該空間Fを回避するよう
に垂下すると共に下端から該空間Fの下方の前後方向に
掬上片部57bを張出した支持片57とを備えたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、便器素地又は洗面
器素地等の被施釉物を移載するときに用いる被施釉物用
移載装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、施釉設備には、特開平1−119
585号公報に記載のものがある。施釉設備は、図8及
び図9に示す如く、大便器素地専用のものであつて、搬
入ステーシヨンAと搬出ステーシヨンCとの間に施釉ス
テーシヨンBを設けてある。搬入ステーシヨンAには、
搬入コンベア1と、搬入コンベア1で搬入された被施釉
物Eを搬入位置Aaに移載する吊下げ式の移載装置2と
を設けてある。施釉ステーシヨンBには、鉛直軸芯周り
に回動可能に設置された被施釉物載置用の受台3と、受
台上の被施釉物Eに向かつて釉薬を吹付けるノズル4a
を有する施釉装置4と、受台3を囲む上下に伸縮自在な
囲繞シート5aよりなるブース5とを設けてある。搬出
ステーシヨンCには、搬出コンベア6と、搬出位置Ca
に移載された被施釉物Eを搬出コンベア6へ移載する吊
下げ式の移載装置7とを設けてある。
【0003】前記搬入ステーシヨンAの搬入位置Aaに
移載された被施釉物Eを施釉ステーシヨンBの受台3上
の施釉位置Baに移載する移載装置8は、進退自在且つ
上下移動自在な片持ち支持状態の平行棒9,9と、各平
行棒9に取着した載置部10とを備え、載置部10,1
0を搬入位置Aaから受台3の両外側位置まで進退させ
ると共に、受台3の両外側位置で載置部10,10を上
下移動させるようにしてある。搬入位置Aaで移載装置
8の後退している載置部10,10に移載された被施釉
物Eは、載置部10,10の前進に伴い受台3の上方へ
搬送され、載置部10,10の降下に伴い受台3の上に
移載される。移載装置8の平行棒9,9は、その先端
に、受台3を清掃するための、清掃用ワイパ11,11
(図9参照)を設けてある。
【0004】施釉位置Baである受台3の上に載置され
た被施釉物Eは、施釉される。この施釉は、ブース5の
囲繞シート5aを上方に伸ばして受台3の回りを囲み、
施釉装置4のノズル4aから被施釉物Eに向かつて釉薬
を吹付けて行う。施釉が終了すると、ブース5の囲繞シ
ート5aは、下方に縮んで受台3の回りを開放する。
【0005】施釉した被施釉物Eを施釉位置Baから搬
出ステーシヨンCの搬出位置Caに搬送する移載装置1
2は、進退自在且つ上下移動自在な片持ち支持状態の平
行棒13,13と、各平行棒13に取着した載置部14
とを備え、受台3の両外側位置で載置部10,10を上
下移動させると共に、載置部10,10を施釉位置Ba
から搬出位置Caまで進退させるようにしてある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記移載装
置8は、片持ち支持状態で進退する平行棒9,9の先端
に載置部10,10を取着してあるため、載置部10,
10に重たい被施釉物Eを載置して平行棒9,9を張出
すと、平行棒9,9の片持ち支持部に大きな曲げモーメ
ントが作用する。そのため、平行棒9,9の片持ち支持
部は、累積的使用によりガタが生じて、張出した載置部
10,10の上下位置が変動し、移載不良を招くことが
ある。前記移載装置12についても、同様な移載不良を
招くことがある。そのため、移載装置8,12は、保守
点検する頻度が高く、施釉設備の稼働効率を低下させる
問題があつた。
【0007】更に、前記移載装置8は、載置部10,1
0に載置した状態のままで被施釉物Eを移動させるた
め、載置部10,10に対する座りの悪い被施釉物E
(例えば洗面器素地)の場合には、移動中のシヨツクに
よりに載置部10,10から転落させる事故がある。前
記移載装置12についても、同様な転落事故を招くこと
がある。そのため、移載装置8,12は、移動中のシヨ
ツクを与えないように、移動速度を非常に遅する必要が
あり、施釉設備の稼働効率を低下させる問題があつた。
【0008】本発明は、上記問題を解決するために、転
落事故なく確実且つ迅速に被施釉物を移載できる被施釉
物用移載装置の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、被施釉
物を移載するときに用いる被施釉物用移載装置におい
て、案内レールに案内されるトロリと、トロリから上下
移動自在に吊下げた保持具とを備え、トロリと保持具と
を昇降操作具で連結し、保持具は、昇降操作具を接合す
ると共に下方に被施釉物保持用空間を形成した基盤と、
基盤から該空間の左右両外側に垂下すると共に該空間に
向かつて離反自在な一対の挟持具と、各挟持具を所望位
置で停止させる挟持操作装置と、基盤から該空間を回避
するように垂下すると共に下端から該空間の下方の前後
方向に掬上片部を張出した支持片とを備えたことを特徴
とする被施釉物用移載装置である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る被施釉物用移
載装置の実施例(以下、「本発明移載装置」)を本発明
移載装置を用いた図1乃至図7に示す施釉設備に基づい
て説明する。図1は洗浄ブースを省略して示す施釉設備
全体の右側面図、図2は施釉設備全体を示す平面図、図
3は図2のイ−イ線における断面図、図4は搬送装置及
び前後の移載装置を省略して示す右側面図、図5は本発
明移載装置の実施例を拡大して示す右側面図、図6は同
実施例の本発明移載装置を拡大して示す部分断面した正
面図、図7は同実施例の本発明移載装置の挟持操作装置
を示す断面した正面図である。
【0011】本実施例の施釉設備は、図1及び図2に示
す如く、洗面器素地である被施釉物Eを施釉するための
ものであり、前方の搬入コンベア21と後方の搬出コン
ベア22との中間に回転式の搬送装置23を配設すると
共に、搬送装置23の左右外側に施釉装置24と洗浄装
置25とを配設してある。
【0012】前記搬送装置23は、起立した回転軸芯2
7aを中心として回転する回転部27と、回転部27を
軸支する固定部28と、回転部27から回転軸芯27a
の周りを四等分割するように放射状に突設する四本の支
持腕29と、回転部27を90度づつ間欠回転駆動する
駆動装置(図示省略)とを備えている。各支持腕29
は、先端側に軸受部30を立設すると共に、軸受部30
の上端に被施釉物用載置部31を回転自在に設けてあ
る。各載置部31は、図3に示す如く、中間の凹溝部3
1aを挟むようにして、両側に載置面31b,31bが
形成されている。載置部31は、起立した回転軸芯27
aを中心として公転する共に、軸受部30を中心として
自転するようになつている。
【0013】上記搬送装置23の載置部31は、図2に
示す如く、搬入位置Aaと搬出位置Caに停止している
とき及び公転するときには、長手方向Fが公転の接線方
向と一致する状態で自転が停止し、施釉位置Ca及び洗
浄位置Daに停止しているときには、自転できるように
なつている。各載置部31は、回転部27の間欠回転駆
動に伴い、搬入位置Aaと施釉位置Baと搬出位置Ca
と洗浄位置Daとにこの順番で停止する。
【0014】前記施釉装置24は、図3に示す如く、前
後側壁面33,34と右側壁面35と天井面36と床面
37とで囲まれると共に左側が開口したブース38と、
左外側に配設した施釉ロボツト39と、右側壁面35の
中央に開口した吸引口35aに接合した排気ダクト40
とを備えている。ブース38の右側壁面35は、図1及
び図4に示す如く、前記搬送装置23の公転する支持腕
29が通過するための横長の開口部35bが形成されて
いると共に、公転する支持腕29の先端部及び載置部3
1が通過するための開閉扉41,42が設けられてい
る。各開閉扉41,42は、エアーシリンダ等からなる
開閉操作具43で開閉操作され、搬送装置23の公転す
る支持腕29が通過するときに開き(図2中に破線で示
す状態)、施釉するときに閉じるようになつている。上
記排気ダクト40は、その終端が集塵装置(図示省略)
に接合され、施釉時に発生する釉薬塵をブース38の吸
引口35aから吸引して集塵回収するようになつてい
る。
【0015】前記洗浄装置25は、図3に示す如く、四
周の側壁面と天井面と床面とで囲まれたブース45と、
洗浄位置Daに停止する前記搬送装置23の載置部31
に向かつて吐水する洗浄水ノズル46の複数個とを備え
ている。ブース45は、前後側壁面47,48と左側壁
面49に、前記搬送装置23の公転する支持腕29及び
載置部31が通過するための開口部47a,48a,4
9aを開設してある。
【0016】前記前方の搬入コンベア21は、図1及び
図2に示す如く、被施釉物Eを搬入するための二本の平
行なエンドレスベルト51,51を備え、エンドレスベ
ルト51,51の終端側の間に空間52が形成され、こ
の空間52に後述する前方の本発明移載装置56の支持
片57が進入して被施釉物Eを掬上げることができるよ
うになつている。エンドレスベルト51,51は、終端
側の被施釉物Eが本発明移載装置56で移載されると、
終端側に次の被施釉物Eを搬入するように間欠駆動す
る。
【0017】前記後方の搬出コンベア22は、被施釉物
Eを搬出するための二本の平行なエンドレスベルト5
3,53を備え、エンドレスベルト53,53の始端側
の間に空間54が形成され、この空間54に後述する後
方の本発明移載装置56の支持片57が進入して被施釉
物Eをエンドレスベルト53,53に載置できるように
なつている。エンドレスベルト53,53は、始端側に
本発明移載装置56で被施釉物Eが移載されると、移載
位置が空となるように被施釉物Eを搬出するように間欠
駆動する。
【0018】前記前後の各本発明移載装置56は、図5
及び図6に示す如く、前後に延設した案内レール58,
58に案内されるトロリ59と、トロリ59に上下移動
自在に吊下げた保持具60とを備えている。トロリ59
は、案内レール58,58に案内されるコロ61の4個
を備えた車本体62と、前後移動させる駆動装置63と
を備えている。トロリ59と保持具60との連結は、ト
ロリ59の車本体62と保持具60の基盤66とを摺動
案内具64,64で上下移動自在に連結すると共に、車
本体62と基盤66とに接合したエアーシリンダ等から
なる昇降操作具65で保持具60を昇降させるようにし
てある。
【0019】上記保持具60は、基盤66の底面側に被
施釉物保持用空間Fを形成し、空間Fに向かつて離反自
在な一対の挟持具67,67を基盤66から空間Fの左
右両外側に垂下し、基盤66の中央側縁から空間Fを回
避するように支持片57を垂下してある。基盤66と各
挟持具67との連結は、基盤66に取付けた前後一対の
案内棒68,68に、挟持具67に取付けたスライダ6
9,69…を左右移動自在に案内してある。図7に示す
如く、各挟持具67を左右方向へ移動して所望位置で停
止させる挟持操作装置74は、基盤66に回転自在に軸
支したボルト70に、挟持具67に取付けたナツト71
を螺合し、ボルト70をサーボモータ等からなる駆動具
72で正逆回転させることにより、挟持具67を左右方
向へ移動させるようにしてある。各挟持具67と基盤6
6との間には、図5に示す如く、近接スツチ等からなる
センサ73が配設され、被施釉物いの大きさに応じて各
挟持具67を所定の挟持位置で停止するようにしてあ
る。
【0020】各挟持具67は、図7に示す如く、垂直片
部67aの内側に、スポンジ等からなるクツシヨン層6
7bを接合してある。基盤66から垂下した支持片57
は、図5及び図6に示す如く、垂直片部57aと、下端
から空間Fの下方へ張出した掬上片部57bと、掬上片
部57bの上面に接合したスポンジ等からなるクツシヨ
ン層57cとを備えている。クツシヨン層67b,67
b及びクツシヨン層57cの表面形状は、被施釉物Eの
形状に対応する曲面形状とすることもある。
【0021】次に、本実施例の施釉設備を用いた施釉の
手順を説明する。先ず、図1に示す如く、前方の搬入コ
ンベア21の上に適宜間隔で被施釉物Eを載置する。次
に、搬入コンベア21を駆動して搬入コンベア21の終
端に被施釉物Eを停止させると共に、移動させた前方の
本発明移載装置56の被施釉物保持用空間Fに被施釉物
Eを挿入させ、被施釉物Eの下方に支持片57の掬上片
部57bを進入させる。
【0022】続けて、本発明移載装置56を動作させ
て、挟持操作装置74,74(図7参照)で操作した左
右の挟持具67,67を被施釉物Eの左右外側面を挟持
すると共に、被施釉物Eの底面に支持片57の掬上片部
57bを当接する。そして、本発明移載装置56の保持
具60を上昇させた状態でトロリ59を搬入位置Aaの
上方に停止する。本発明移載装置56は、被施釉物Eの
底面を支持片57の掬上片部57bで掬上げると共に、
被施釉物Eの左右両外側面を一対の挟持具67,67で
挟持することにより、被施釉物Eを転落事故なく確実且
つ迅速に移載することが可能となる。次に、保持具60
を降下させて、搬入位置Aaに停止している搬送装置2
3の載置部31に被施釉物Eの底面を当接すると共に、
挟持具67,67を開く方向へ移動させて被施釉物Eの
挟持を解除する。移載の終了した本発明移載装置56
は、搬入位置Aaより後方の待機位置へ後退させて次の
移載まで待機させる。
【0023】更に続けて、搬送装置23の回転部27を
反時計方向へ90度間欠駆動させ、搬入位置Aaで載置
部31に移載された被施釉物Eを、公転する載置部31
と共に施釉装置24の開いた開閉扉41を通過させ、図
3に示すブース38内の施釉位置Baに移動させる。そ
して、開閉扉41,42を閉じた後に、施釉ロボツト3
9で施釉を行う。この施釉は、載置部31を自転させな
がら被施釉物Eの全体へ均一に釉薬を吹き付けて行う。
施釉の際に発生する施釉塵は、排気ダクト40に導かれ
て回収される。この施釉を行つている間に、図2に示す
搬入位置Aaに停止している載置部31に、次の被施釉
物Eを本発明移載装置56で前記同様に移載しておく。
【0024】前記施釉と被施釉物Eの移載とが終了した
ならば、搬送装置23の回転部27を90度間欠駆動さ
せ、施釉済の被施釉物Eを、公転する載置部31と共に
施釉装置24の開いた開閉扉42を通過させて搬出位置
Caに移動させる。この移動の際には、後方の本発明移
載装置56を搬出位置Caより前方の位置で待機させて
おく。搬出位置Caで停止している載置部31に載置さ
れている施釉済の被施釉物Eを、移動させた本発明移載
装置56の支持片57の掬上片部57bで掬上げると共
に左右の挟持具67,67で挟持し、その支持状態で搬
出コンベア22の始端側上方へ移動した後に、搬出コン
ベア22のコンベア53,53上に移載する。移載の終
了した本発明移載装置56は、搬出位置Caより前方の
待機位置まで後退させて待機させる。
【0025】施釉済の被施釉物Eを搬出位置Caから搬
出コンベア22へ移載する間に、施釉位置Baに移動し
ている被施釉物Eに施釉ロボツト39で施釉すると共
に、搬入位置Aaに停止している載置部31に被施釉物
Eを前方の本発明移載装置56で移載しておく。
【0026】次に、搬送装置23の回転部27を90度
間欠駆動させ、被施釉物Eの搬出した載置部31を洗浄
装置24の洗浄位置Daに移動させる。そして、図3に
示すように、洗浄位置Daで自転している載置部31に
洗浄水ノズル46から洗浄水を噴射して、載置部31に
付着している釉薬を洗い落とす。この洗浄している間
に、搬出位置Caの施釉済の被施釉物Eを本発明移載装
置56で搬出コンベア22へ移載し、施釉位置Baに移
動している被施釉物Eに施釉ロボツト39で施釉し、更
に搬入位置Aaの載置部31に被施釉物Eを本発明移載
装置56で移載しておく。
【0027】前述のように、本施釉設備は、搬送装置2
3の回転部27を間欠停止している間に、搬入コンベア
21から搬入位置Aaの載置部31に被施釉物Eを本発
明移載装置56で移載し、施釉位置Baの載置部31に
載置されている被施釉物Eに施釉ロボツト39で施釉
し、搬出位置Caの載置部31に載置されている施釉済
の被施釉物Eを搬出コンベア22へ本発明移載装置56
で移載する。そして、本施釉設備は、搬送装置23の回
転部27を90度間欠回動させることにより、搬入位置
Aaの被施釉物Eを施釉位置Baへ移動させると共に、
施釉位置Baの被施釉物Eを搬出位置Caに移動させ
る。
【0028】前記移載装置56は、被施釉物保持用空間
Fに挿入された被施釉物Eの底面を支持片57の掬上片
部57bで掬上げると共に、被施釉物Eの左右両外側面
を一対の挟持具67,67で挟持することにより、被施
釉物Eを転落させない状態で確実に保持できる。更に、
被施釉物Eを保持した保持具60を昇降操作具65で昇
降させることができると共に、被施釉物Eを保持した保
持具60をトロリ59で前後移動させることができるた
め、大きな曲げモーメントの発生する部材を用いる必要
がなくなり、所望の位置へ被施釉物Eを正確に移載させ
ることができる。
【0029】本実施例の施釉設備は、洗面器素地の施釉
に限定するものではなく、大便器等の被施釉物にも適用
できる。
【0030】
【発明の効果】以上詳述の如く、本発明に係る被施釉物
用移載装置は、大きな曲げモーメントの発生する部材を
用いる必要がなくなるため、所望の位置へ被施釉物を転
落事故なく確実且つ迅速に移載することが可能となり、
施釉設備等の設備の稼働効率を飛躍的に向上させること
ができる優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る施釉物用移載装置を用いた施釉設
備の実施例を示すものであつて、洗浄ブースを省略した
設備全体の右側面図である。
【図2】同実施例における施釉設備全体を示す平面図で
ある。
【図3】図2のイ−イ線における断面図である。
【図4】同実施例における搬送装置及び移載装置を省略
して示す右側面図である。
【図5】本発明に係る施釉物用移載装置の実施例を拡大
して示す右側面図である。
【図6】同実施例における移載装置を拡大して示す部分
断面した正面図である。
【図7】同実施例における移載装置の挟持操作装置を示
す断面した正面図である。
【図8】従来の被施釉用移載装置を用いた施釉装置の全
体を示す斜視図であつて、搬入側及び搬出側の移載装置
を後退させた状態を示すものである。
【図9】従来の被施釉用移載装置を用いた施釉装置の全
体を示す斜視図であつて、搬入側の搬送装置を前進させ
ている途中の状態及び搬出側の移載装置を後退させてい
る途中の状態を示すものである。
【符号の説明】
E…被施釉物 F…被施釉物保持用空間 56…被施釉物用移載装置 57…支持片 57b…掬上片部 58…案内レール 59…トロリ 60…保持具 65…昇降操作具 66…基盤 67…挟持具 74…挟持操作装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被施釉物を移載するときに用いる被施釉物
    用移載装置において、案内レールに案内されるトロリ
    と、トロリから上下移動自在に吊下げた保持具とを備
    え、トロリと保持具とを昇降操作具で連結し、保持具
    は、昇降操作具を接合すると共に下方に被施釉物保持用
    空間を形成した基盤と、基盤から該空間の左右両外側に
    垂下すると共に該空間に向かつて離反自在な一対の挟持
    具と、各挟持具を所望位置で停止させる挟持操作装置
    と、基盤から該空間を回避するように垂下すると共に下
    端から該空間の下方の前後方向に掬上片部を張出した支
    持片とを備えたことを特徴とする被施釉物用移載装置。
JP20985995A 1995-07-14 1995-07-14 被施釉物用移載装置 Pending JPH0930772A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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