JPH09307298A - チップ部品の位置検出方法及び同装置 - Google Patents

チップ部品の位置検出方法及び同装置

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JPH09307298A
JPH09307298A JP8301723A JP30172396A JPH09307298A JP H09307298 A JPH09307298 A JP H09307298A JP 8301723 A JP8301723 A JP 8301723A JP 30172396 A JP30172396 A JP 30172396A JP H09307298 A JPH09307298 A JP H09307298A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品吸着状態検出の処理効率を高めつつ、部
品の吸着状態に拘らず当該処理に要する時間を均一化す
る。 【解決手段】 実装機のヘッドユニットに具備されてい
るノズル部材21に吸着されたチップ部品20に光を照
射してチップ部品20の投影を検出する検知ユニット3
0を備え、この検知ユニット30は、点状の第1光源3
2a〜第8光源32hを有してこの光源32から上記チ
ップ部品20に拡散光を照射する照射部31と、上記チ
ップ部品20を挾んで照射部31と対向する受光部35
とで構成されている。また、第1光源32a〜第8光源
32hから選択的に拡散光を照射したときの受光部35
からの投影検出データと照射部31の当該投影にかかる
光源32a〜光源32h、受光部35及びノズル部材2
1の位置関係を示す所定のデータとに基づいて部品吸着
状態を調べる演算処理手段とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、実装機においてノ
ズル部材に吸着されたチップ部品の吸着状態を検出する
チップ部品の位置検出方法及び同装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ノズル部材を有する部品装着用の
ヘッドユニットにより、テープフィーダー等の部品供給
部からIC等の小片状のチップ部品を吸着して、位置決
めされているプリント基板上に移送し、プリント基板の
所定位置に装着するようにした実装機が一般に知られて
いる。この種の実装機では、例えば、上記ヘッドユニッ
トが平面上でX軸方向及びY軸方向に移動可能とされる
とともに、ノズル部材がZ軸方向に移動可能かつ回転可
能とされ、各方向の駆動機構が設けられている。
【0003】また、この種の実装機において、ノズル部
材に吸着されたチップ部品に光を照射してチップ部品の
投影を検出する光学的検知手段を設け、この光学的検知
手段による投影の検出に基づいて上記ノズル部材による
部品吸着状態、例えば部品吸着位置のずれや傾きを検出
し、それに応じて部品装着位置の補正等を行なうように
した装置も一般に知られている。
【0004】光学的検知手段としては、平行光線の照射
部及び受光部をノズル部材が通過する空間を挾んで対向
配置し、ノズル部材に吸着された部品に対して照射部か
ら平行光線を照射して受光部での当該部品の投影幅を検
出するようにしたものが主流である。しかし、この検知
手段では平行光線を照射するために、レーザー発生源、
集光レンズ、ミラー及び平行光形成レンズ等を照射部に
装備する必要があり、光学的検知手段の大型化、あるい
はコスト高を招くという問題があった。
【0005】そこで、本願出願人は、この問題を解決す
べく、ノズル部材に吸着されたチップ部品をノズル軸周
りに回転させながら点状の光源からチップ部品に対して
拡散光を照射し、拡散光による受光部からの投影検出デ
ータと上記照射部、受光部及びノズル部材の位置関係を
示す所定のデータとに基づいて部品吸着状態を調べる装
置を開発して出願している(平成7年 特許願 第309
494号)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の装置によれば、
拡散光をそのまま用いることができるので、平行光線を
形成するためのレンズ等が不要となる。そのため、光学
的検知手段の大型化等を効果的に抑えることが可能とな
り、所期の目的を達成することができる。
【0007】しかし、次の点において改良する余地があ
る。
【0008】すなわち、上記の装置では、受光部の基準
位置と投影端部との距離が最小となるときのノズル回転
角と前記最小距離を求める必要があり、ノズル部材を定
速で回転させながら受光部からの投影検出データやエン
コーダからの回転角データという多くのデータを逐次サ
ンプリングしながら処理することが要求される。そのた
め、部品吸着状態検出のための処理に比較的時間を要す
る場合がある。また、チップ部品を回転させながら投影
端部までの最小距離を調べるので、チップ部品の吸着状
態のバラツキに応じて部品吸着状態の検出時間にバラツ
キが生じ易い。
【0009】本発明は、上記の事情に鑑み、部品吸着状
態検出の処理効率を高めつつ、部品の吸着状態に拘らず
当該処理に要する時間を均一化することができるチップ
部品の位置検出方法及び同装置を提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、実装機のヘッドユニットに具備されてい
るノズル部材に吸着されたチップ部品に対して光を照射
する照射部と、上記チップ部品を挟んで上記照射部と対
向する位置で光を受光する受光部とを有する光学的検知
手段を用い、上記投影の検出に基づいて、上記ノズル部
材に吸着されたチップ部品の位置を検出する方法におい
て、上記照射部に点状の光源を複数並べて設け、これら
の光源から選択的に上記チップ部品に拡散光を照射して
上記受光部における部品の投影を測定し、この部品投影
測定に基づく処理として、上記受光部上での所定の基準
位置から投影の端部までの距離を検出し、この距離と、
この距離検出にかかる照射部の光源、受光部及びノズル
部材の位置関係についての既知のデータとからチップ部
品のコーナーの位置を求め、このコーナーの位置に基づ
いてノズル部材に吸着されたチップ部品の位置ずれ及び
傾きを求めるようにしたものである。
【0011】この方法によると、チップ部品に対して照
射部のいずれかの光源が選択的に発光され、これにより
形成される受光部上での投影端部から基準位置までの距
離と、この距離検出にかかる光源、受光部及びノズル部
材の位置関係についての既知のデータとからチップ部品
のコーナーの位置が求められ、このコーナーの位置から
チップ部品の位置ずれ及び傾きが求められる。そのた
め、上記距離の最小値を求めるべくノズル部材を回転さ
せながら上記距離やノズル回転角の検出データを逐次サ
ンプリング、処理する従来装置に比べると、少ない検出
データでチップ部品の位置ずれ及び傾きを求めることが
可能となる。
【0012】この方法において、異なる2つの光源から
順次上記チップ部品に拡散光を照射し、各光源からの拡
散光に対応する上記受光部上での基準位置から投影の端
部までの距離をそれぞれ検出し、これらの距離と、上記
各光源、受光部及びノズル部材の位置関係に基づいてチ
ップ部品の1つのコーナーの位置を求め、さらにこの処
理を繰り返すことによりチップ部品の少なくとも2つの
コーナーの位置を求め、これらのコーナーの位置に基づ
いてノズル部材に吸着されたチップ部品の位置ずれ及び
傾きを求めるようにすれば、ノズル部材に吸着されたチ
ップ部品の位置ずれ及び傾きを容易に演算することが可
能となる。
【0013】また、ノズル部材を原点として上記照射部
と受光部の配置方向をX軸方向とするとともに、これに
直交する方向をY軸方向とし、第1のノズル回転角下で
異なる2つの光源から順次チップ部品に拡散光を照射し
てコーナーのY軸方向の位置を求め、次にノズル部材を
略90°回転させた第2のノズル回転角下で異なる2つ
の光源から順次チップ部品に拡散光を照射して上記コー
ナーのY軸方向の位置を求め、この第2のノズル回転角
下での上記コーナーのY軸方向の位置を第1の回転角下
での上記コーナーのX軸方向の位置として上記コーナー
の位置を求めるようにすれば、コーナーの位置をより精
度よく求めることが可能となる。
【0014】また、本発明は、実装機のヘッドユニット
に具備されているノズル部材に吸着されたチップ部品に
光を照射してチップ部品の投影を検出する光学的検知手
段を備えた実装機において、複数の点状の光源を有して
これらの光源から上記チップ部品に拡散光を照射する照
射部と、上記チップ部品を挾んで上記照射部と対向する
位置で光を受光する受光部とで上記光学的検知手段を構
成するとともに、上記照射部の各光源のうちチップ部品
のコーナーの投影に適した光源から選択的に拡散光を照
射させる手段と、上記受光部からの投影検出データと当
該投影検出データにかかる照射部の光源、受光部及びノ
ズル部材の位置関係を示す所定のデータとに基づいてチ
ップ部品の上記コーナーの位置を求め、このコーナーの
位置に基づいてノズル部材に吸着されたチップ部品の位
置ずれ及び傾きを求める演算処理手段とを設けたもので
ある。
【0015】この装置によれば、上記のような方法に基
づいてノズル部材に吸着されたチップ部品の位置ずれ及
び傾きを自動的に求めることが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。
【0017】図1及び図2は、本発明の装置が具備され
る実装機の一例を示している。同図に示すように、実装
機の基台1上には、プリント基板搬送用のコンベア2が
配置され、プリント基板3が上記コンベア2上を搬送さ
れ、所定の装着作業位置で停止されるようになってい
る。上記コンベア2の側方には、部品供給部4が配置さ
れている。この部品供給部4は部品供給用のフィーダー
を備え、例えば多数列のテープフィーダー4aを備えて
いる。
【0018】また、上記基台1の上方には、部品装着用
のヘッドユニット5が装備されている。このヘッドユニ
ット5は、部品供給部4とプリント基板3が位置する部
品装着部とにわたって移動可能とされ、当実施形態では
X軸方向(コンベア2の方向)及びY軸方向(水平面上
でX軸と直交する方向)に移動することができるように
なっている。
【0019】すなわち、上記基台1上には、Y軸方向の
固定レール7と、Y軸サーボモータ9により回転駆動さ
れるボールねじ軸8とが配設され、上記固定レール7上
にヘッドユニット支持部材11が配置されて、この支持
部材11に設けられたナット部分12が上記ボールねじ
軸8に螺合している。また、上記支持部材11には、X
軸方向に延びるガイド部材13と、X軸サーボモータ1
5により駆動されるボールねじ軸14とが配設され、上
記ガイド部材13にヘッドユニット5が移動可能に支持
され、かつ、このヘッドユニット5に設けられたナット
部分(図示せず)が上記ボールねじ軸14に螺合してい
る。そして、上記Y軸サーボモータ9の作動により上記
支持部材11がY軸方向に移動するとともに、X軸サー
ボモータ15の作動によりヘッドユニット5が支持部材
11に対してX軸方向に移動するようになっている。な
お、上記Y軸サーボモータ9及びX軸サーボモータ15
には、それぞれの駆動位置を検出するエンコーダ10,
16が具備されている。
【0020】上記ヘッドユニット5には、チップ部品を
吸着するためのノズル部材21が設けられている。この
ノズル部材21は、上記ヘッドユニット5のフレームに
対してZ軸方向(上下方向)の移動及びR軸(ノズル中
心軸)回りの回転が可能に取り付けられており、Z軸サ
ーボモータ22及びR軸サーボモータ24により作動さ
れるようになっている。上記Z軸サーボモータ22及び
R軸サーボモータ24には、それぞれの駆動位置を検出
するエンコーダ23,25が具備されている。また、ノ
ズル部材21にはバルブ等を介して負圧供給手段が接続
されており、部品吸着時には所定のタイミングで負圧供
給手段からの負圧がノズル部材21の先端に供給される
ようになっている。
【0021】上記ヘッドユニット5の下端部には、光学
的検知手段を構成する検知ユニット30が取付けられて
いる。この検知ユニット30は、図3及び図4に示すよ
うに、ノズル部材21にチップ部品20が吸着されてい
る状態においてその部品20に光を照射し、部品20の
投影を検出するものであり、ノズル部材21が上下動す
るときに通過する空間37を挾んで相対向する位置に照
射部31及び受光部35を有している。
【0022】上記検知ユニット30の照射部31には、
例えばLEDからなる複数の点状の光源が設けられてい
る。図示の例では、8つの光源32a〜32h(第1光
源32a〜第8光源32h)がY軸方向に所定の間隔で
並べて設けられているとともに、これらの各光源32a
〜32hの照射方向前方(上記空間37に面する側)に
位置する壁板33に略水平に延びるスリット34が形成
されており、上記光源32からスリット34を介し、略
水平に広がる拡散光が照射されるようになっている。一
方、上記受光部35には、CCD等の受光素子を線状に
配列したラインセンサ36が設けられている。
【0023】図5は制御系統の概略構成をブロック図で
示している。この図において、実装機に装備される制御
装置40は、チップ部品吸着状態を調べる演算処理手段
としての機能を有するCPU41と、実装機の駆動のた
めのモータ制御部42と、上記検知ユニット30の受光
部35からの信号を処理するA/D変換部43及びデー
タ取込み制御部44と、メモリ45と、上記検知ユニッ
ト30の第1光源32a〜第8光源32hの各光源を選
択的に発光させる光源制御部46とを有している。
【0024】上記モータ制御部42にはY軸,X軸,Z
軸及びR軸の各サーボモータ9,15,22,24が接
続され、上記CPU41からの指令に応じてモータ制御
部42により各サーボモータ9,15,22,24の駆
動が制御されるようになっている。また、上記CPU4
1からの指令に応じて光源制御部46により上記第1光
源32a〜第8光源32hが選択的に発光させられ、上
記検知ユニット30の受光部35から送られてくる測定
データがA/D変換部43を介してデータ取込み制御部
44により取り込まれ、メモリ45に記憶されるととも
に、このデータがCPU41により読み出されるように
なっている。
【0025】上記CPU41は、上記ヘッドユニット5
のノズル部材21による部品吸着、上記検知ユニット3
0を用いた部品吸着状態の検出、プリント基板3への部
品装着を順次行なうように、上記モータ制御部42を介
して上記各モータ9,15,22,24を制御するとと
もに、部品吸着状態の検出時には、上記光源制御部46
を介して各第1光源32a〜第8光源32hから選択的
に拡散光を照射させて上記データ取込み制御部44に上
記検知ユニット30の受光部35からの投影検出データ
の取り込みを行なわせ、この投影検出データと上記第1
光源32a〜第8光源32h、受光部35及びノズル部
材21の位置関係を示す所定のデータとに基づいて上記
ノズル部材21による部品吸着状態、すなわちノズル部
材21に対するチップ部品20の位置ずれ及び傾きを調
べる。
【0026】上記部品吸着状態の検出は、例えば、上記
検知ユニット30において、第1光源32a〜第8光源
32hのうち予め定められた2組の光源から順次拡散光
を照射して受光部35における部品の投影を測定し、上
記受光部35上で後述の基準位置から各光源による投影
の端部までの距離を検出し、この距離と照射部31の上
記2組の光源、受光部35及びノズル部材21の位置関
係についての既知のデータとからチップ部品20の1つ
のコーナーの位置を求める。そして、同様に異なる2組
の光源を順次発光させてチップ部品20の他の2つのコ
ーナーの位置を求め、合計3つのコーナーの位置に基づ
き、ノズル部材21に吸着されたチップ部品20の位置
ずれ(ノズル中心に対する部品中心のずれ)及び傾きを
調べ、それに対応した装着位置の補正量であるX方向補
正量ΔX、Y方向補正量ΔY及び回転角補正量Δθを演
算するようになっている。
【0027】このような処理を図6〜図12を用いて具
体的に説明する。なお、これらの図において、Cnはチ
ップ部品の回転中心であるノズル中心(ノズル部材21
の中心)、Ccはチップ部品20の中心、Oは受光部3
5上の原点(基準位置)であり図示の例では第4光源3
2dに対応している。また、Roは光源32と原点Oと
を結ぶ中心線、Rcは上記中心線Roと直交して上記ノ
ズル中心Cnを通る線である。また、これらの図に示す
例では、上記ノズル中心Cnは上記中心線Ro上に位置
している。
【0028】例えば、図6に示すようなチップ部品20
の吸着状態において、ノズル中心Cnを原点とするX−
Y座標系を考え、チップ部品20の中心Ccの座標を
(X0,Y0)、チップ部品20の対角線上のコーナー
P1,P2の座標をそれぞれ(X1,Y1),(X2,
Y2)とすると、チップ部品20の中心Ccの座標、す
なわちチップ部品20の位置ずれは次ぎのように求めら
れる。
【0029】
【数1】X0=(X1+X2)/2 Y0=(Y1+Y2)/2 また、上記コーナーP1,P2以外のコーナーP3の座
標を(X3,Y3)とすると、チップ部品20の傾きθ
(回転角)は次のように求められる。
【0030】
【数2】tanθ=(Y3−Y1)/(X3−X1) 従っ
て、 θ=arc tan{(Y3−Y1)/(X3−X1)} そこで、先ず、第1光源32a及び第2光源32bから
順次拡散光を照射し、上記受光部35上での原点Oから
部品投影の端部までの距離、つまり同図に示すように原
点OからコーナーP1によって光が遮断されることによ
り形成される投影端部までの距離L,L′をそれぞれ測
定し、各光源32a,32bの光による部品投影端部の
Y座標を求める。具体的には、実測値の符号を考慮する
ことにより容易にY座標を求めることができる。
【0031】ここで、 Zo;各光源32a〜32hからノズル中心Cnまでの
距離 Z ;各光源32a〜32hから受光部35までの距離 Le1〜Le8;各光源32a〜32hのY座標 とし、第1光源32aの光による部品投影の端部のY座
標をL1、第2光源32bの光による投影端部のY座標
をL2とすると、以下の2式が成立する。
【0032】
【数3】 (Zo−X1)/Z=(Le1−Y1)/(Le1−L1) (Zo−X1)/Z=(Le2−Y1)/(Le2−L2) 従って、これらの式からコーナーP1の座標は次のよう
に求められる。
【0033】
【数4】Y1=(Le1・L2−Le2・L1)/{(Le1
−L1)−(Le2−L2)} X1=Zo−Z・(Le1−Le2)/{(Le1−L1)−
(Le2−L2)} また、同様にして、図7に示すように第3光源32c及
び第4光源32dから順次拡散光を照射し、受光部35
上での原点OからコーナーP2によって光が遮断される
ことにより形成される投影端部までの距離L,L′をそ
れぞれ測定して各光源32c,32dの光による投影端
部のY座標を求める。ここで、第3光源32cの光によ
る投影端部のY座標をL1、第4光源32dの光による
投影端部のY座標をL2とすると以下の2式が成立す
る。
【0034】
【数5】 (Zo−X2)/Z=(Le3−Y2)/(Le3−L1) (Zo−X2)/Z=(Le4−Y2)/(Le4−L2) 従って、コーナーP2の座標は次ぎのように求められ
る。
【0035】
【数6】Y2=(Le3・L2−Le4・L1)/{(Le3
−L1)−(Le4−L2)} X2=Zo−Z・(Le3−Le4)/{(Le3−L1)−
(Le4−L2)} さらに、図8に示すように第5光源32e及び第6光源
32fから順次拡散光を照射し、受光部35上での原点
OからコーナーP3によって光が遮断されることにより
形成される投影端部までの距離をそれぞれ測定して各光
源32e,32fの光による投影端部のY座標を求め
る。ここで、第5光源32eの光による投影端部のY座
標をL1、第6光源32fの光による投影端部のY座標
をL2とすると以下の2式が成立する。
【0036】
【数7】 (Zo−X3)/Z=(Le5−Y3)/(Le5−L1) (Zo−X3)/Z=(Le6−Y3)/(Le6−L2) 従って、コーナーP3の座標は次ぎのように求められ
る。
【0037】
【数8】Y3=(Le5・L2−Le6・L1)/{(Le5
−L1)−(Le6−L2)} X3=Zo−Z・(Le5−Le6)/{(Le5−L1)−
(Le6−L2)} すなわち、Zo,Z及びLe1〜Le6は予め調べられ
た既知の値であり、従って、受光部35上での原点Oか
ら部品投影端部までの距離L,L′を検出することによ
りコーナーP1,P2及びP3の各座標が求められ、こ
れらの各コーナーP1,P2及びP3の座標と上記数1
及び数2とからチップ部品20の位置ずれ及び傾きが求
められる。そして、この位置ずれ及び傾きに基づいてX
方向補正量ΔX、Y方向補正量ΔY及び回転角補正量Δ
θが求められる。
【0038】ところで、上記のようにして各コーナーP
1,P2及びP3の各座標を求める処理では、X軸方向
の検出精度とY軸方向の検出精度に差がある。
【0039】すなわち、図12に示すようにチップ部品
20(実線に示す)をX軸方向及びY軸方向にそれぞれ
等距離(PΔX=PΔY)だけ変位させたときのコーナ
ーP1(それぞれ二点鎖線に示す)による受光部35上
での投影端部の変化量を比較した場合、αが充分に小さ
いときは、図示のようにチップ部品20をY軸方向に変
位させたときの変化量ΔLYに比べ、X軸方向に変位さ
せたときの変化量ΔLXが極めて小さくなる。
【0040】そこで、X軸方向の座標をより精度良く求
める工夫として、図6〜図8に示す状態からノズル部材
21を90°回転させ、この状態で第1光源32a〜第
8光源32hから拡散光を照射して受光部35上での原
点Oから部品投影の端部までの距離を測定し、各コーナ
ーP1,P2及びP3のY軸座標を上記と同様にして求
めるようにする。つまり、チップ部品20を90°回転
させて各コーナーP1,P2及びP3のY軸座標を検出
することにより、回転前の各コーナーP1,P2及びP
3のX軸座標をY軸座標に変換して検出するようにす
る。
【0041】具体的には、図9に示すように、第5光源
32e及び第6光源32fから順次拡散光を照射し、上
記受光部35上での原点OからコーナーP1によって光
が遮断されることにより形成される部品投影の端部まで
の距離L,L′をそれぞれ測定し、これに基づいて各光
源32e,32fの光による投影端部のY座標を求め
る。そして、第5光源32eの光による投影端部のY座
標をL1、第6光源32fの光による投影端部のY座標
をL2、コーナーP1の座標を(X1′,Y1′)とす
ると、
【0042】
【数9】 (Zo−X1′)/Z=(Le5−Y1′)/(Le5−L1) (Zo−X1′)/Z=(Le6−Y1′)/(Le6−L2) が成立し、これらの式からコーナーP1のY軸座標は次
のように求められる。
【0043】
【数10】Y1′=(Le5・L2−Le6・L1)/{(L
e5−L1)−(Le6−L2)} 従って、部品回転前のコーナーP1のX軸座標は次のよ
うになる。
【0044】
【数11】X1=−Y1′ 同様に、図10に示すように第7光源32g及び第8光
源32hから順次拡散光を照射し、受光部35上での原
点OからコーナーP2によって光が遮断されることによ
り形成される投影端部までの距離L,L′をそれぞれ測
定して各光源32g,32hの光による投影端部のY座
標を求める。そして、第7光源32gの光による投影端
部のY座標をL1、第8光源32hの光による投影端部
のY座標をL2、コーナーP2の座標を(X2′,Y
2′)とすると、
【0045】
【数12】 (Zo−X2′)/Z=(Le7−Y2′)/(Le7−L1) (Zo−X2′)/Z=(Le8−Y2′)/(Le8−L2) が成立し、これらの式からコーナーP2のY軸座標は次
ぎのように求められる。
【0046】
【数13】Y2′=(Le7・L2−Le8・L1)/{(L
e7−L1)−(Le8−L2)} 従って、部品回転前のコーナーP2のX軸座標は次のよ
うになる。
【0047】
【数14】X2=−Y2′ さらに、図11に示すように第3光源32c及び第4光
源32dから順次拡散光を照射し、受光部35上での原
点OからコーナーP3により光が遮断されることにより
形成される投影端部までの距離L,L′をそれぞれ測定
して各光源32c,32dの光による投影端部のY座標
を求める。そして、第3光源32cの光による投影端部
のY座標をL1、第4光源32dの光による投影端部の
Y座標をL2、コーナーP3の座標を(X3′,Y
3′)とすると、
【0048】
【数15】 (Zo−X3′)/Z=(Le3−Y3′)/(Le3−L1) (Zo−X3′)/Z=(Le4−Y3′)/(Le4−L2) が成立し、これらの式からコーナーP3のY軸座標は次
ぎのように求められる。
【0049】
【数16】Y3′=(Le3・L2−Le4・L1)/{(L
e3−L1)−(Le4−L2)} 従って、部品回転前のコーナーP3のX軸座標は次のよ
うになる。
【0050】
【数17】X3=−Y3′ このようにしてチップ部品20の各コーナーP1,P2
及びP3のX軸座標を求めることで、X軸座標及びY軸
方向の各検出精度をほぼ等しくすることができる。
【0051】次に、上記制御装置40によって行なわれ
る部品実装のための制御の一例を、図13のフローチャ
ートに従って説明する。
【0052】図13のフローチャートに示す処理がスタ
ートすると、先ず部品供給部側へのヘッドユニット5の
X,Y方向の移動とノズル部材21の回転(θ移動)が
行なわれ(ステップS1)、所定位置まで移動するとノ
ズル部材21が下降され(ステップS2)、チップ部品
20の吸着が行なわれる(ステップS3)。次いで、チ
ップ部品20が検知ユニット30の照射部31及び受光
部35に対応する部品検出用高さ位置までノズル部材2
1が上昇させられる(ステップS4)。部品検出用高さ
位置に達すると、次に述べるような部品位置検出処理に
移る。
【0053】部品位置検出処理としては、照射部31の
第1光源32a及び第2光源32bから順次拡散光が照
射されるとともに、これらの各照射に対応して上記検知
ユニット30の受光部35からの測定データが読み込ま
れ、チップ部品20のコーナーP1のY軸座標(Y1)
が求められる(ステップS5〜ステップS7)。同様に
して、第3光源32c及び第4光源32dから順次拡散
光が照射されて、これらの各照射に対応して検知ユニッ
ト30の受光部35からの測定データが読み込まれ、チ
ップ部品20のコーナーP2のY軸座標(Y2)が求め
られ、さらに、第5光源32e及び第6光源32fから
の照射にる受光部35からの測定データが読み込まれ、
チップ部品20のコーナーP3のY軸座標(Y3)が求
められる(ステップS8〜ステップS13)。
【0054】そして、ノズル部材21が略90°回転さ
れてから(ステップS14)、照射部31の第5光源3
2e及び第6光源32fから順次拡散光が照射され、各
照射に対応して上記検知ユニット30の受光部35から
の測定データが読み込まれ、このデータに基づいてY軸
座標(Y1′)が求められることによりノズル回転前の
チップ部品20におけるコーナーP1のX軸座標(X
1)が求められる(ステップS15〜ステップS1
7)。同様にして、第7光源32g及び第8光源32h
から順次拡散光が照射されて、これらの各照射に対応し
て検知ユニット30の受光部35からの測定データが読
み込まれ、ノズル回転前のコーナーP2のX軸座標(X
2)が求められ、さらに、第3光源32c及び第4光源
32dからの照射にる受光部35からの測定データが読
み込まれ、ノズル回転前のコーナーP3のY軸座標(X
3)が求められる(ステップS18〜ステップS2
3)。
【0055】そして、これらステップS5〜S23の処
理で求められる各コーナーP1,P2及びP3の座標デ
ータに基づき補正量ΔX,ΔY,Δθが求められる(ス
テップS24)。
【0056】このような部品位置検出処理が済むと、上
記補正量ΔX,ΔY,Δθによる装着位置の補正が行な
われる(ステップS25)。つまり、上記補正量ΔX,
ΔYだけ補正されたX,Y方向の目標装着位置にノズル
部材21が達するようにX軸サーボモータ15及びY軸
サーボモータ9が制御されるとともに、ノズル部材21
の回転角が上記補正量Δθだけ補正された目標回転角と
なるようにR軸サーボモータ24が制御される。それか
ら、ノズル部材21が下降されてプリント基板3上に部
品20が装着される(ステップS26)。
【0057】以上説明した上記実施形態の装置による
と、チップ部品20に対して照射部31の第1光源32
a〜第8光源32hが選択的に発光されて、これにより
形成される受光部35上での投影端部から原点Oまでの
距離の検出データと第1光源32a〜第8光源32h、
受光部35及びノズル部材21の位置関係を示す既知の
データ(光源32からノズル中心Cnまでの距離Zo、
光源32から受光部35までの距離Z及び直線Rcから
各光源32a〜32hまでの距離Le1〜Le8)とか
らチップ部品20のコーナーP1,P2及びP3の位置
が求められ、これに基づいてノズル中心位置Cnと部品
中心位置Ccとの間の位置ずれやノズル回転方向の角度
のずれに応じた補正量ΔX,ΔY,Δθが求められる。
そのため、受光部上での投影端部までの距離の最小値を
求めるべくノズル部材を回転させながら上記距離やノズ
ル回転角の検出データを逐次サンプリング、処理する従
来の装置に比べると、チップ部品の位置ずれ等を調べる
ために検出、処理すべきデータが極めて少なくてすみ、
従って、チップ部品の位置ずれ等を調べるたための処理
に要する時間を効果的に短縮することができる。
【0058】特に、投影端部までの距離の最小値を求め
るべくノズル部材を回転させながら処理を行う従来の装
置では、チップ部品のずれ量に応じて上記最小値の検出
に要する時間が異なり、位置ずれ等を調べる処理に要す
る時間にバラツキが生じることになるが、上記実施形態
の装置によれば、従来のように最小値を検出する処理が
必要ないため、チップ部品のずれ量に拘らず一定の時間
でチップ部品の位置ずれ等を調べることができる。
【0059】なお、本発明の装置は、上記実施形態に限
定されるものではなく、種々変更可能である。
【0060】例えば、上記検知ユニット30の照射部3
1では、第1〜第8の光源32a〜32hがY軸方向に
所定の間隔で並設されて選択的に発光させられるように
なっているが、このような光源の数、配列あるいは発光
位置等は、検出すべきチップ部品20の大きさやライン
センサ36の検出幅、あるいは許容されるチップ部品2
0の位置ずれ等に応じ、チップ部品20のコーナーP
1,P2及びP3を適切に検出できるように適宜選定す
るようにすればよい。この場合、チップ部品20のコー
ナーP1,P2及びP3の各X軸座標及びY軸座標の検
出毎に専用の光源を設けることもできるが、上記実施形
態のように、例えば、コーナーP2のY軸座標の検出
(ステップS8、S9)及びコーナーP3のX軸座標の
検出(ステップS21,S22)を共通の光源(第3光
源32c、第4光源32d)を用いて行えるような構成
を採用すれば光源の数を抑えて照射部31の構成を簡略
することができる。
【0061】なお、上記実施形態では特に説明していな
いが、設置する光源の数や配列間隔等の関係で、受光部
35上に投影端部が2箇所形成されるような場合、例え
ば、コーナーP1の位置を求める場合であって、コーナ
ーP1以外の部分によって光が遮断されて受光部35上
に投影端部が形成されるような場合には、想定されるチ
ップ部品20の位置ずれ等の範囲内において、受光部3
5上に形成されるコーナーP1による投影端部の領域に
関するデータを求めておき、実測時には、このデータに
基づいてコーナーP1による投影端部を検知して原点O
から投影端部までの距離を測定するようにすればよい。
但し、2つのコーナーによる投影端部を受光部35上に
同時に形成することができる場合には、同時に2つのコ
ーナーの位置検出を行うことができるので、このような
場合には、実測時に原点Oから両投影端部までの距離を
測定するようにしてもよい。
【0062】また、上記実施形態では、チップ部品20
のコーナーP1,P2及びP3の各位置に基づいて補正
量ΔX,ΔY,Δθを求めるようにしているが、チップ
部品20の形状を予め既知のデータとして記憶し、例え
ばチップ部品20のコーナーP1及びP3の位置を求
め、このデータと部品形状を示す上記既知のデータとか
らコーナーP2を演算するようにしてもよい。
【0063】さらに、上記実施形態では、チップ部品2
0のコーナーP1,P2及びP3のX軸方向の各検出精
度を高める観点から、チップ部品20を90°回転させ
て各コーナーP1,P2及びP3のY軸座標を求め、こ
れをチップ部品20の回転前のX軸座標に変換するよう
にしているが、勿論、実装精度との関係で、上記数式
4,6,8により求められるY軸座標を採用しても差し
支えない場合には、必ずしもチップ部品20を90°回
転させて各コーナーP1,P2及びP3の位置検出の処
理を行う必要はない。
【0064】
【発明の効果】本発明は、ノズル部材に吸着されたチッ
プ部品に対して拡散光を照射する照射部と、上記チップ
部品を挾んで上記照射部と対向する受光部とで光学的検
知手段を構成するとともに、上記照射部に点状の光源を
複数並べて設け、これらの光源から選択的に上記チップ
部品に拡散光を照射して上記受光部における部品の投影
を測定し、受光部上での所定の基準位置から投影の端部
までの距離と、この距離検出にかかる光源、受光部及び
ノズル部材の位置関係についての既知のデータとからチ
ップ部品のコーナーの位置を求め、このコーナーの位置
に基づいてノズル部材に吸着されたチップ部品の位置ず
れ及び傾きを求めるようにしているため、受光部上での
投影の端部までの距離の最小値を求めるべくノズル部材
を回転させながら上記距離やノズル回転角の検出データ
を逐次サンプリング、処理する従来の装置に比べると、
チップ部品の位置ずれ等を調べるために検出、処理すべ
きデータが少なくてすみ、従って、部品吸着状態検出の
処理効率を高めることができる。しかも、上記距離の最
小値を求めるための処理を不要とすることで、部品の吸
着状態に拘らず当該処理に要する時間を均一化すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される実装機の一例を示す概略平
面図である。
【図2】同概略正面図である。
【図3】本発明の一実施形態による検知ユニットの一例
を示す要部平面図である。
【図4】同斜視図である。
【図5】実装機の制御系統を示すブロック図である。
【図6】チップ部品の位置検出における特定段階(コー
ナーP1のY軸座標の検出)を示す説明図である。
【図7】チップ部品の位置検出における特定段階(コー
ナーP2のY軸座標の検出)を示す説明図である。
【図8】チップ部品の位置検出における特定段階(コー
ナーP3のY軸座標の検出)を示す説明図である。
【図9】チップ部品の位置検出における特定段階(コー
ナーP1のX軸座標の検出)を示す説明図である。
【図10】チップ部品の位置検出における特定段階(コ
ーナーP2のX軸座標の検出)を示す説明図である。
【図11】チップ部品の位置検出における特定段階(コ
ーナーP3のX軸座標の検出)を示す説明図である。
【図12】チップ部品の位置検出におけるX軸方向の検
出精度とY軸方向の検出精度との相違を説明する図であ
る。
【図13】チップ部品の位置検出の処理を含む部品実装
動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
5 ヘッドユニット 20 チップ部品 21 ノズル部材 24 R軸サーボモータ 30 検知ユニット 31 照射部 32a〜32h 第1光源〜第8光源 35 受光部 36 ラインセンサ 40 制御装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実装機のヘッドユニットに具備されてい
    るノズル部材に吸着されたチップ部品に対して光を照射
    する照射部と、上記チップ部品を挟んで上記照射部と対
    向する位置で光を受光する受光部とを有する光学的検知
    手段を用い、上記投影の検出に基づいて、上記ノズル部
    材に吸着されたチップ部品の位置を検出する方法におい
    て、上記照射部に点状の光源を複数並べて設け、これら
    の光源から選択的に上記チップ部品に拡散光を照射して
    上記受光部における部品の投影を測定し、この部品投影
    測定に基づく処理として、上記受光部上での所定の基準
    位置から投影の端部までの距離を検出し、この距離と、
    この距離検出にかかる照射部の光源、受光部及びノズル
    部材の位置関係についての既知のデータとからチップ部
    品のコーナーの位置を求め、このコーナーの位置に基づ
    いてノズル部材に吸着されたチップ部品の位置ずれ及び
    傾きを求めることを特徴とするチップ部品の位置検出方
    法。
  2. 【請求項2】 異なる2つの光源から順次上記チップ部
    品に拡散光を照射し、各光源からの拡散光に対応する上
    記受光部上での基準位置から投影の端部までの距離をそ
    れぞれ検出し、これらの距離と、上記各光源、受光部及
    びノズル部材の位置関係に基づいてチップ部品の1つの
    コーナーの位置を求め、さらにこの処理を繰り返すこと
    によりチップ部品の少なくとも2つのコーナーの位置を
    求め、これらのコーナーの位置に基づいてノズル部材に
    吸着されたチップ部品の位置ずれ及び傾きを求めること
    を特徴とする請求項1記載のチップ部品の位置検出方
    法。
  3. 【請求項3】 ノズル部材を原点として上記照射部と受
    光部の配置方向をX軸方向とするとともに、これに直交
    する方向をY軸方向とし、第1のノズル回転角下で異な
    る2つの光源から順次チップ部品に拡散光を照射してコ
    ーナーのY軸方向の位置を求め、次にノズル部材を略9
    0°回転させた第2のノズル回転角下で異なる2つの光
    源から順次チップ部品に拡散光を照射して上記コーナー
    のY軸方向の位置を求め、この第2のノズル回転角下で
    の上記コーナーのY軸方向の位置を第1の回転角下での
    上記コーナーのX軸方向の位置として上記コーナーの位
    置を求めることを特徴とする請求項2記載のチップ部品
    の位置検出方法。
  4. 【請求項4】 実装機のヘッドユニットに具備されてい
    るノズル部材に吸着されたチップ部品に光を照射してチ
    ップ部品の投影を検出する光学的検知手段を備えた実装
    機において、複数の点状の光源を有してこれらの光源か
    ら上記チップ部品に拡散光を照射する照射部と、上記チ
    ップ部品を挾んで上記照射部と対向する位置で光を受光
    する受光部とで上記光学的検知手段を構成するととも
    に、上記照射部の各光源のうちチップ部品のコーナーの
    投影に適した光源から選択的に拡散光を照射させる手段
    と、上記受光部からの投影検出データと当該投影検出デ
    ータにかかる照射部の光源、受光部及びノズル部材の位
    置関係を示す所定のデータとに基づいてチップ部品の上
    記コーナーの位置を求め、このコーナーの位置に基づい
    てノズル部材に吸着されたチップ部品の位置ずれ及び傾
    きを求める演算処理手段とを設けたことを特徴とするチ
    ップ部品の位置検出装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6346988B1 (en) 1997-08-01 2002-02-12 Hama Sensors, Inc. Laser position array optical measuring system and method
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