JPH06249630A - 電子部品の検査方法及びその装置 - Google Patents

電子部品の検査方法及びその装置

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JPH06249630A
JPH06249630A JP3802693A JP3802693A JPH06249630A JP H06249630 A JPH06249630 A JP H06249630A JP 3802693 A JP3802693 A JP 3802693A JP 3802693 A JP3802693 A JP 3802693A JP H06249630 A JPH06249630 A JP H06249630A
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Takashi Ito
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 より簡単な構成でリードの浮き及びリード間
ピッチ異常を同時に検知する。 【構成】 電子部品18のリード列41aに、その幅方
向片側から他側に向かって、上下方向に幅を有するレー
ザ光28を照射するレーザ照射部27aと、リード列4
1aを通過したレーザ光28を受光する受光部27bと
からレーザユニット26を構成した。そして、このレー
ザユニット26を傾斜させることによってレーザ光28
が、電子部品18のリード列41aに対してその斜め上
方から斜め下方に向かって照射、受光されるようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子部品をプリント基
板に実装する際に、フラットパッケージIC等のリード
の異常を検知する電子部品の検査方法及び装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】電子部品には、フラットパッケージIC
(以下、ICと略す)等のように、パッケージの側辺に
多数本のリードを並設したリード列を備えるものが良く
知られている。このようなICにおいては、リードの変
形によって、一部のリードが他のリードより浮いていた
り、あるいは隣設されるリードとのピッチが狭く(広
く)なっている場合があり、このようなリードの不揃い
が生じたICを基板に装着すると、リードの未接続や短
絡が生じて導通不良を招く原因となる。
【0003】そこで、係る不都合を防止すべく、基板へ
の実装前に各ICのリードの状態を検査して、上記のよ
うな不都合を招く虞があるICを事前に選別するように
している。
【0004】上記のような、リードの検査装置としては
種々提案されており、例えば、CCD等の撮像機を用い
てリードを撮影し、この撮影された画像を処理装置にお
いて画像処理することでリードの浮き及びリード間ピッ
チを認識するような装置(特開昭62−245906号
公報,特開昭63−102294号公報)、あるいは、
投光部からの平行光束をリード側面から照射し、リード
を通過して受光部で受光される平行光束の受光量を、適
正状態のリードに対する基準受光量と比較することによ
ってリードの浮きを検出するような装置(特開平3−8
0600号公報)等が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開昭62−245906号公報,特開昭63−1022
94号公報に示されるような装置では、リードの浮き及
びリード間ピッチを同時に検査できる点で有利である
が、CCD等の撮像機や画像処理装置を必要とするので
装置自体が大型化するばかりか撮像機の導入により設備
費用が高価になるという不都合がある。一方、上記特開
平3−80600号公報に示される装置では、一対の投
光部、受光部を設けた簡単な構成でリードの浮きを検知
できる点で有利であるが、リードの浮きを検出する上記
一対の投光部、受光部のみではリード間ピッチの異常を
検査することができないという不都合がある。
【0006】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたものであり、より簡単な構成でリードの浮き及びリ
ード間ピッチ異常を同時に検知することができる電子部
品の検査方法及び装置を提供することを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
幅方向に並設される複数本のリードからなるリード列に
向かって照射された平行光線の投影検知に基づいてリー
ドの異常を検知する方法において、上記平行光線を、リ
ード列の幅方向片側から他側に向かい、かつリード列に
対して所定の角度で斜めに交差する方向に照射しつつ、
受光された平行光線のリードによる陰影部間距離を検出
する第1の距離検出を行った後、上記平行光線を、上記
リード列の幅方向他側から片側に向かい、かつリード列
に対して所定の角度で斜めに交差する方向に照射しつ
つ、受光された平行光線のリードによる陰影部間距離を
検出する第2の距離検出を行い、これらの第1及び第2
の距離検出によって得られた第1の陰影部間距離データ
と第2の陰影部間距離データとを比較することによって
リード異常を検知するものである。
【0008】請求項2に係る発明は、幅方向に並設され
る複数本のリードからなるリード列に向けて平行光線を
照射する照射部と、上記リード列を通過した平行光線を
受光する受光部とを備えた光線式検知手段を有し、上記
リード列の投影検知に基づいてリードの異常を検出する
検査装置において、上記平行光線が、リード列の幅方向
片側上方から他側下方に向かって、または片側下方から
他側上方に向かって所定の角度で照射、受光されるもの
である。
【0009】請求項3に係る発明は、上記請求項2記載
の電子部品の検査装置に、平行光線がリード列に対して
その幅方向片側から他側に向かって所定の角度で照射さ
れる第1の状態と、上記平行光線が上記リード列に対し
てその幅方向他側から片側に向かって上記所定の角度で
照射される第2の状態とに上記電子部品と光線式検知手
段を相対的に移動させる移動手段と、この移動手段の駆
動制御を行う制御手段と、上記第1の状態でのリード検
査によって得られた第1のリード検査結果と上記第2の
状態でのリード検査によって得られた第2のリード検査
結果とを比較することによって上記リードの異常を判別
するリード異常判別手段とを備えたものである。
【0010】
【作用】上記請求項1記載の発明によれば、電子部品の
リード検査時に、平行光線を上記電子部品のリード列に
対してその幅方向片側から他側に、かつリード列に対し
て所定の角度で斜めに交差する方向で照射、受光する第
1の距離検出によって得られる第1の陰影部間距離デー
タと、上記平行光線を上記リード列の幅方向他側から片
側に、かつリード列に対して所定の角度で斜めに交差す
る方向で照射、受光する第2の距離検出によって得られ
る第2の陰影部間距離データとを比較することによっ
て、上記リード列にリード異常が発生していることが検
知され、しかもそのリード異常がリード浮き、リード間
ピッチ異常のいずれであるかを判別することができる。
【0011】上記請求項2記載の発明によれば、平行光
線を、電子部品のリード列に対してその幅方向片側上方
から他側下方に、または片側下方から他側上方に向う所
定の角度で照射、受光し、リードによる受光部での陰影
部間距離が検出されることによってリード列におけるリ
ードの浮き、あるいはリード間ピッチ異常等のリード異
常を検知することができる。
【0012】上記請求項3記載の発明によれば、平行光
線を上記電子部品のリード列に対してその幅方向片側上
方から他側下方に、または片側下方から他側上方に向う
所定の角度で照射、受光することによって行われるリー
ド列に対する第1の陰影部間距離検出が終了すると、移
動手段によって電子部品と光線式検知手段とが相対的に
移動される。これによって、上記リード列においては、
平行光線がリード列に対してその幅方向他側上方から片
側下方に、または他側下方から片側上方に向かって上記
所定の角度で照射、受光されてリード列に対する第2の
陰影部間距離検出が行われる。そして、これらの第1及
び第2の陰影部間距離検出によって得られる第1のリー
ド検査結果及び第2のリード検査結果がリード異常判別
手段において比較されることによって、上記リード列に
おけるリード異常がリードの浮き、あるいはリード間ピ
ッチ異常のいずれであるかが判別される。
【0013】
【実施例】本発明の実施例を図面を用いて説明する。
【0014】図1乃至図4は、本発明の電子部品の検査
装置が適用される電子部品実装機の構造を示している。
同図に示すように、電子部品実装機(以下、実装機と略
する)の基台1上には、プリント基板搬送用のコンベア
2が配置され、プリント基板3がこのコンベア2上を搬
送されて所定の装着作業位置で停止されるようになって
いる。
【0015】上記コンベア2の側方には、部品供給部4
が配置されている。この部品供給部4は、多数列のテー
プフィーダ4aを備えており、各テープフィーダ4aは
それぞれ、IC、トランジスタ、コンデンサ等の小片状
の電子部品を所定間隔おきに収納、保持したテープがリ
ールから導出されるようにするとともに、テープ繰り出
し端にはラチェット式の送り機構を具備し、後述のヘッ
ドユニット5によりチップ部品がピックアップされるに
つれてテープが間欠的に繰り出されるようになってい
る。
【0016】また、上記基台1の上方には、部品装着用
のヘッドユニット5が装備されている。このヘッドユニ
ット5は、X軸方向(コンベア2の方向)及びY軸方向
(水平面上でX軸と直交する方向)に移動可能になって
いる。
【0017】すなわち、上記基台1上には、Y軸方向に
延びる一対の固定レール7と、Y軸サーボモータ9によ
り回転駆動されるボールねじ軸8とが配設され、上記固
定レール7上にヘッドユニット支持部材11が配置され
て、この支持部材11に設けられたナット部分12が上
記ボールねじ軸8に螺合している。また、上記支持部材
11には、X軸方向に延びるガイド部材13と、X軸サ
ーボモータ15により駆動されるボールねじ軸14とが
配設され、上記ガイド部材13にヘッドユニット5が移
動可能に保持され、このヘッドユニット5に設けられた
ナット部分(図示せず)が上記ボールねじ軸14に螺合
している。そして、Y軸サーボモータ9の作動によりボ
ールねじ軸8が回転して上記支持部材11がY軸方向に
移動するとともに、X軸サーボモータ15の作動により
ボールねじ軸14が回転して、ヘッドユニット5が支持
部材11に対してX軸方向に移動するようになってい
る。
【0018】また、上記Y軸サーボモータ9及びX軸サ
ーボモータ15には、それぞれエンコーダからなる位置
検出手段10,16が設けられており、これによって上
記ヘッドユニット5の移動位置検出がなされるようにな
っている。
【0019】上記ヘッドユニット5には、電子部品18
を吸着する吸着ノズル19が設けられている。吸着ノズ
ル19は、ヘッドユニット5に取り付けられた吸着ノズ
ル昇降用のZ軸サーボモータ22及び吸着ノズル回転用
のR軸サーボモータ24によって、ヘッドユニット5に
対して昇降及び回転可能にされている。また、上記各サ
ーボモータ22,24にはそれぞれ位置検出手段23,
25が設けられている。
【0020】そして、上記部品供給部4の側方には、光
線式検知手段としてのレーザユニット26が固着されて
いる。このレーザユニット26は、X軸方向に相対向し
て設けられたレーザ照射部27aと受光部27bを有し
ており、レーザ照射部27aからは、図3及び図4に示
すように、垂直方向に所定幅を有するレーザ光28(平
行光線)が照射されるようになっている。さらに、レー
ザユニット26は、レーザ照射部27aから照射される
レーザ光28が、水平面に対して、X軸方向右側上方か
ら左側下方に向かう所定の角度θで照射されうるように
傾斜されている。
【0021】上記構成の実装機において、今、吸着ノズ
ル19が移動して、部品供給部4の所定の電子部品18
を吸着すると、吸着ノズル19は電子部品18を吸着し
たままレーザユニット26の所定の検査位置に移動す
る。そして、ここで電子部品18のリードに対する検査
が行われるようになっている。
【0022】次に、上記構成の実装機の制御系について
図5を用いて説明する。図5は、上記実装機の制御系の
一実施例を示すブロック図である。
【0023】同図において、Y軸サーボモータ9、X軸
サーボモータ15、ヘッドユニット5の吸着ノズル19
に対するZ軸サーボモータ22、R軸サーボモータ24
及びこれらのサーボモータに設けられた位置検出手段1
0,16,23,25は、主制御器30の軸制御器(ド
ライバ)31に電気的に接続されている。レーザユニッ
ト26は、レーザユニット演算部29に電気的に接続さ
れ、このレーザユニット演算部29は、主制御器30の
入出力手段32を経て主演算部33に接続されている。
【0024】ここで、上記レーザユニット演算部29
は、受光部27aで受光されるレーザ光28の受光状態
に応じてレーザユニット26から出力される受光データ
信号に基づいて受光部27aにおけるレーザ光28の受
光距離(陰影部間距離)等を演算し、その演算結果を上
記主演算部33に出力する。
【0025】上記主演算部33は、電子部品18の実装
の際に、部品の吸,装着作業を自動的に行わせるととも
に、部品検査時には、吸着された電子部品18をレーザ
ユニット26の所定の検査位置に移送するべく上記軸制
御器31を介して各サーボモータ9,15,22,24
の動作をコントロールする。また、後に詳述するが、電
子部品検査時に、電子部品18の複数のリード列に対し
てそれぞれ2回行われるリード検査において、上記レー
ザユニット演算部29から出力される第1回目の演算結
果を主演算部33内の図外の記憶部に格納するととも
に、第2回目の演算結果が入力された際には、上記記憶
部内に格納されている第1回目の演算結果を順次読み出
して、これらの第1回目と第2回目の演算結果を比較す
るこによって電子部品のリード異常の判別を行い、この
判別結果に基づいて電子部品の良否判定を行う。さら
に、良否判定がなされた後は、その判定結果に基づい
て、当該電子部品18の選別を行うべく、上記各サーボ
モータ9,15,22,24の動作をコントロールする
ようになっている。
【0026】次に、上記実装機における電子部品のリー
ド検査について、図7乃至図9を参照しつつ、図6のフ
ローチャートによって詳細に説明する。なお、本実施例
においては、電子部品18として、図4に示すように、
パッケージの4側面に複数のリード40からなるリード
列41a〜41dが設けられたクアッドフラットパッケ
ージICが適用された例について説明する。また、説明
の便宜上、図7乃至図9においては、リード列41aを
リード40a〜40eの5本のリードで構成するように
しており、この点で図3及び図4と相違させている。
【0027】先ず、吸着ノズル19が部品供給部4に載
置される電子部品18のパッケージの中心を吸着するこ
とによって電子部品18をピックアップすると、吸着ノ
ズル19が移動して電子部品18がレーザユニット26
内の所定の検査位置に介在される。具体的には、図3及
び図4に示すように、電子部品18のリード列41aに
おける各リード40の先端部がレーザ光28を遮断しう
る位置に移動される(ステップS1)。
【0028】そして、上記のように、レーザ光28が電
子部品18のリード40先端部で遮断されると、各リー
ド40の投影検知に基づいて、リード列41aに対する
第1回目のリード検査が行われる。つまり、図7(a)
に示すように、リード列41aの各リード40a〜40
eの間を通過して受光部27bで受光されるレーザ光2
8の、受光部27aにおける各受光距離La1〜La4
が求められて上記主演算部33に出力されることにな
る。そして、主演算部33に入力されたリード列41a
に対する第1回目のリード検査データは、主演算部33
内の記憶部内に格納される(ステップS2)。
【0029】上記のように、リード列41aに対する第
1回目のリード検査が終了すると、ついで、吸着ノズル
19が、図4の実線矢印方向に90゜回転されてリード
列41bに対する第1回目のリード検査が行われ、その
後、同様に吸着ノズル19が回転されることによって、
順次リード列41c,41dに対する第1回目のリード
検査がなされる。そして、各リード列41b〜41dに
対する第1回目のリード検査データは、上記リード列4
1aにおけるリード検査データ同様に主演算部33内の
記憶部内に格納される(ステップS3,ステップS
4)。
【0030】そして、リード列41dに対する第1回目
のリード検査が終了すると(ステップS3でYES)、
吸着ノズル19が図4の一点鎖線矢印方向に90゜回転
され、さらにその後、X軸方向に平行移動されることに
よって、電子部品18が図4の2点鎖線に示す位置、す
なわちレーザ光28を挾んで対向する位置に移動され
る。このように移動された電子部品18においては、リ
ード列41aの各リード40の先端部が、レーザ光28
を境として第1回目のリード検査時と合対向する側から
レーザ光28内に介在されてレーザ光28を遮断するよ
うになっている。換言すれば、電子部品18のリード列
41aに対するレーザ光28の照射方向が、リード列4
1aの幅方向で反転された状態となる(ステップS5,
ステップS6)。
【0031】このように、電子部品18が、図4の実線
に示す位置からレーザ光28を挾んで対向する位置に移
動されると、次いで、各リード40の投影検知に基づい
て、リード列41aに対する第2回目のリード検査が行
われる。第2回目のリード検査では、図7(b)に示す
ように、受光部27bで受光されるレーザ光28の、受
光部27bにおける各受光距離Lb1〜Lb4が求めら
れて上記主演算部33に出力されることになる。そし
て、主演算部33に入力されたリード列41aに対する
第2回目のリード検査データは、主演算部33内の記憶
部内に格納される(ステップS7)。
【0032】そして、リード列41aに対する第2回目
のリード検査が終了すると、次いで吸着ノズル19が、
図4の実線矢印方向に90゜回転されてリード列41b
に対する第2回目のリード検査が行われ、その後、同様
に吸着ノズル19が回転されることによって順次リード
列41c,41dに対する第2回目のリード検査がなさ
れる。そして、各リード列41b〜41dに対する第2
回目のリード検査データは、上記リード列41aにおけ
るリード検査データ同様に主演算部33内の記憶部内に
格納される(ステップS8,ステップS9)。
【0033】リード列41dに対する第2回目のリード
検査が終了すると(ステップS8でYES)、次いで、
ステップS10に移行され、ここで、各リード列41a
〜41dに対する第1回目及び第2回目のリード検査デ
ータが読み出され、それぞれのリード列41a〜4dの
第1回目のリード検査データと第2回目のリード検査デ
ータとの比較が行われる。
【0034】この際、例えば、図7(a)に示すよう
に、同一の厚みtを有する各リード40a〜40eが一
定の間隔Waで並設され、各リード40a〜40eにリ
ード浮きやリード間ピッチ異常が発生していない適正な
リード列41aの場合には、第1回目のリード検査にお
ける各受光距離La1〜La4及び第2回目の検査にお
ける各受光距離Lb1〜Lb4がそれぞれ等しい値(L
a1=La2=La3=La4,Lb1=Lb2=Lb
3=Lb4)であり、かつ、受光距離La1〜La4に
対応する受光距離Lb1〜Lb4が共に等しい値(La
1=Lb1,La2=Lb2,La3=Lb3,La4
=Lb4)となっている。
【0035】これに対して、例えば、図8(a)に示す
ように一本のリード40dが他のリードに対して高さr
だけ浮いている、いわゆるリード浮きが生じたリード列
41aの場合には、第1回目のリード検査において、浮
きが生じたリード40dとその片側(図8(a)では左
側)に隣設されるリード40cとの間を通過して受光さ
れるレーザ光28の受光距離La3が短くなる一方、リ
ード40dとその他側(図8(a)では右側)に隣設さ
れるリード40eとの間を通過して受光される受光距離
La4が長くなることになる。
【0036】しかも、リード列41aに対するレーザ光
28の照射方向を反転させて測定した2回目のリード検
査においては、図8(b)に示すように、受光距離La
3に対応する受光距離Lb3が長くなる一方、受光距離
La4に対応する受光距離Lb4が短くなることにな
る。つまり、ステップS10でのデータ比較では、受光
距離La1〜La4及びLb1〜Lb4において、La
1=La2=La3=La4及びLb1=Lb2=Lb
3=Lb4が不成立であって、La3=Lb4,La4
=Lb3が成立するといった状況が生じることになる。
【0037】一方、図9(a)に示すように一本のリー
ド40dが隣設されたリード40c側に距離dだけ偏っ
ている、いわゆるリード間ピッチ異常が生じているよう
なリード列41aの場合には、第1回目のリード検査に
おいて、リード40dとリード40cとの間が狭くなっ
ているため、この間を通過して受光されるレーザ光28
の受光距離La3が短くなる一方、リード40dの偏り
によって広がったリード40dとその他側(図9(a)
では右側)に隣設されたリード40eとの間を通過して
受光される受光距離La4が長くなることになる。
【0038】しかも、リード列41aに対するレーザ光
28の照射方向を反転させて測定した2回目のリード検
査においても、図9(b)に示すように、受光距離La
3に対応する受光距離Lb3は短く、受光距離La4に
対応する受光距離Lb4は長くなる。つまり、ステップ
S10のデータ比較では、受光距離La1〜La4及び
Lb1〜Lb4において、La1=La2=La3=L
a4及びLb1=Lb2=Lb3=Lb4が不成立であ
りながらも、La3=Lb3,La4=Lb4が成立す
るといった状況が生じることになる。
【0039】従って、ステップS11では、ステップS
10における各リード列41a〜41dにおける第1回
目のリード検査データと第2回目のリード検査データと
の比較結果より、上述のように、受光距離La1〜La
4及びLb1〜Lb4において、La1=La2=La
3=La4及びLb1=Lb2=Lb3=Lb4が不成
立であって、La3=Lb4,La4=Lb3が成立す
るといった状況が生じているか否かが調べられて、いず
れかのリード列41a〜41dに上記のような状況が生
じている場合(ステップS11でYES)には、当該電
子部品18にリード浮きが発生しているとして、ステッ
プS12で、例えば電子部品18を不良品収納トレー等
に載置収納し、本フローチャートを終了するようにして
いる。
【0040】一方、ステップS11で当該電子部品18
の各リード列41a〜41dにおいてリード浮きが生じ
ていないと判別された場合(ステップS11でNO)に
は、ステップS13に移行される。ステップS13で
は、ステップS10での比較結果より、上述のように、
受光距離La1〜La4及びLb1〜Lb4において、
La1=La2=La3=La4及びLb1=Lb2=
Lb3=Lb4が不成立であって、La3=Lb3,L
a4=Lb4が成立するといった状況が生じているか否
かが調べられ、いずれかのリード列41a〜41dに上
記のような状況が生じている場合には当該電子部品18
にリード間ピッチ異常が生じていると判定される。しか
しながら、実施例においては、電子部品18にリード間
ピッチ異常が生じている場合であっても、それが許容範
囲内であれば使用可能であるとして、例えば上記受光距
離La3及びLa4(図9)、すなわちリード40dが
偏ることによって適正な受光距離よりも短く、あるいは
長くなった受光距離値を予め設定された許容値と比較
し、許容範囲外である場合(ステップS13でNO)に
は、当該電子部品18を不良品収納トレー等に載置収納
し(ステップS14)、本フローチャートを終了するよ
うにしている。一方、許容範囲内である場合には、当該
電子部品18を、吸着ノズル19に吸着したままプリン
ト基板3の所定の実装位置に移送して本フローチャート
を終了するようにしている。
【0041】以上説明したように、上記構成の本発明で
は、リード列の各リードの投影検知に基づいてリード列
のリード異常を検知する装置において、特に、垂直方向
に所定幅を有するレーザ光28が、リード列41a〜4
1dに対してその幅方向片側上方から他側下方に向かっ
て照射されるようにレーザユニット26を傾斜させてリ
ード列41a〜41dに対する検査を行うようにしたの
で、一対のレーザ照射部27a、受光部27bからなる
レーザユニット26を設けただけの簡単な構成でリード
列41a〜41dにおけるリード異常を検出することが
できる。
【0042】また、同一のリード列41a〜41dに対
するリード列検査をそれぞれ2回行い、しかも、第1回
目のリード検査と第2回目のリード検査においては、リ
ード列41a〜41dの幅方向に対してレーザ光28の
照射方向が反転するようにしてリード検査を行い、これ
によって得られる第1回目のリード検査データと第2回
目のリード検査データとを比較するようにしたので、リ
ード浮き、リード間ピッチ異常のいずれのリード異常が
発生しているかの判別を行うことが可能である。従っ
て、リード浮き、リード間ピッチ異常に対してそれぞれ
異なった許容範囲を設定してリード異常の管理を行うこ
とが可能となる。
【0043】従って、従来のCCD等の撮像機を用いて
リード列の状態を認識するような装置と比較すると、極
めて簡単な構成で電子部品18の検査を行うことが可能
となり、またCCD等の撮像機を必要としないので、設
備の小型化、あるいは設備費用の低減といった面で極め
て有利である。
【0044】なお、本発明の具体的構造は上記実施例以
外にも種々変更可能である。例えば、上記実施例におい
ては、レーザユニット26を実装機の部供供給部4側方
に固着し、吸着ノズル19を移動させることによって電
子部品18を第1回目の検査位置から第2回目の検査位
置に移動させるようにしているが、例えば、レーザユニ
ット26を水平移動可能にヘッドユニット5に装着し、
レーザユニット26を水平移動させることによって吸着
ノズル19に保持された電子部品18のリード検査を行
うようにしてもよい。
【0045】また、上記実施例では、リード列41a〜
41dにリード浮きが発生しているる場合には、電子部
品18を即座に選別するようにしているが、例えば、リ
ード40の浮き量を算出するとともに、この浮き量に対
する許容範囲を予め設定しておき、リード40の浮き量
がこの許容範囲を越えている場合にのみ、電子部品18
を選別するようにしてもよい。
【0046】さらに、上記実施例では、パッケージの4
側面に複数のリード40からなるリード列41a〜41
dが設けられたクアッドフラットパッケージICを検査
した例について説明したが、これ以外のIC等にも適用
可能であり、また、上記実施例では、本発明が電子部品
18の実装機に適用された例について説明したが、検査
装置単体として構成することも可能である。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、幅方向
に並設される複数本のリードからなるリード列に向けて
平行光線を照射する照射部と、上記リード列を通過した
平行光線を受光する受光部とを備えた光線式検知手段を
有し、上記リード列の投影検知に基づいてリードの異常
を検出する検査装置において、上記平行光線が、リード
列の幅方向片側上方から他側下方に向かって、または片
側下方から他側上方に向かって所定の角度で照射、受光
されるので、簡単な構成でリード列に対するリード異常
を検知することができる。
【0048】また、平行光線がリード列に対してその幅
方向片側から他側に向かって所定の角度で照射される第
1の状態と、上記平行光線が上記リード列に対してその
幅方向他側から片側に向かって上記所定の角度で照射さ
れる第2の状態とに上記電子部品と光線式検知手段を相
対的に移動させる移動手段と、この移動手段の駆動制御
を行う制御手段と、上記第1の状態でのリード検査によ
って得られた第1のリード検査結果と上記第2の状態で
のリード検査によって得られた第2のリード検査結果と
を比較することによって上記リードの異常を判別するリ
ード異常判別手段とを備えることによって、検知された
リード異常がリード浮き、あるいはリード間ピッチ異常
のいずれが生じているかの判別を行うことができるの
で、リード浮き及びリード間ピッチ異常に対してそれぞ
れ異なった許容範囲を設定してリード異常を管理するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子部品の検査装置が適用される電子
部品実装機を示す平面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】レーザユニットを示す拡大正面図である。
【図4】レーザユニットを示す拡大平面図である。
【図5】本発明の電子部品の検査装置が適用される電子
部品実装機の制御系を示すブロック図である。
【図6】電子部品のリード列に対する検査手順を示すフ
ローチャート図である。
【図7】(a)は、適正リード列に対する第1回目のリ
ード検査状態を示す正面図、(b)は、適正リード列に
対する第2回目のリード検査状態を示す正面図である。
【図8】(a)は、リード浮きが発生しているリード列
に対する第1回目のリード検査状態を示す正面図、
(b)は、リード浮きが発生しているリード列に対する
第2回目のリード検査状態を示す正面図である。
【図9】(a)は、リード間ピッチ異常が発生している
リード列に対する第1回目のリード検査状態を示す正面
図、(b)は、リード間ピッチ異常が発生しているリー
ド列に対する第1回目のリード検査状態を示す正面図で
ある。
【符号の説明】
18 電子部品 19 吸着ノズル 26 レーザユニット 27a レーザ照射部 27b 受光部 28 レーザ光 40 リード 41a〜41d リード列

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 幅方向に並設される複数本のリードから
    なるリード列に向かって照射された平行光線の投影検知
    に基づいてリードの異常を検知する方法において、上記
    平行光線を、リード列の幅方向片側から他側に向かい、
    かつリード列に対して所定の角度で斜めに交差する方向
    に照射しつつ、受光された平行光線のリードによる陰影
    部間距離を検出する第1の距離検出を行った後、上記平
    行光線を、上記リード列の幅方向他側から片側に向か
    い、かつリード列に対して所定の角度で斜めに交差する
    方向に照射しつつ、受光された平行光線のリードによる
    陰影部間距離を検出する第2の距離検出を行い、これら
    の第1及び第2の距離検出によって得られた第1の陰影
    部間距離データと第2の陰影部間距離データとを比較す
    ることによってリード異常を検知することを特徴とする
    電子部品の検査方法。
  2. 【請求項2】 幅方向に並設される複数本のリードから
    なるリード列に向けて平行光線を照射する照射部と、上
    記リード列を通過した平行光線を受光する受光部とを備
    えた光線式検知手段を有し、上記リード列の投影検知に
    基づいてリードの異常を検出する検査装置において、上
    記平行光線が、リード列の幅方向片側上方から他側下方
    に向かって、または片側下方から他側上方に向かって所
    定の角度で照射、受光されることを特徴とする電子部品
    の検査装置。
  3. 【請求項3】 平行光線がリード列に対してその幅方向
    片側から他側に向かって所定の角度で照射される第1の
    状態と、上記平行光線が上記リード列に対してその幅方
    向他側から片側に向かって上記所定の角度で照射される
    第2の状態とに上記電子部品と光線式検知手段を相対的
    に移動させる移動手段と、この移動手段の駆動制御を行
    う制御手段と、上記第1の状態でのリード検査によって
    得られた第1のリード検査結果と上記第2の状態でのリ
    ード検査によって得られた第2のリード検査結果とを比
    較することによって上記リードの異常を判別するリード
    異常判別手段とを備えたことを特徴とする上記請求項2
    記載の電子部品の検査装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018091451A (ja) * 2016-12-06 2018-06-14 新日鐵住金株式会社 ディスクブレーキ装置とディスクブレーキ監視方法

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