JPH093068A - ベンズイソチアゾリル置換アミノメチルクロマン - Google Patents

ベンズイソチアゾリル置換アミノメチルクロマン

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JPH093068A
JPH093068A JP8177061A JP17706196A JPH093068A JP H093068 A JPH093068 A JP H093068A JP 8177061 A JP8177061 A JP 8177061A JP 17706196 A JP17706196 A JP 17706196A JP H093068 A JPH093068 A JP H093068A
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compound
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benzisothiazolyl
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JP8177061A
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Rudolf Schohe-Loop
ルドルフ・シヨーエ−ロープ
Hans-Georg Heine
ハンス−ゲオルク・ハイネ
Peter-Rudolf Dr Seidel
ペーター−ルドルフ・ザイデル
Wolfgang Dr Kanhai
ボルフガング・カンハイ
Joachim Dr Schuhmacher
ヨアヒム・シユーマツハー
Arno Dr Friedl
アルノ・フリードル
Ervin Dr Horvath
エルフイン・ホルフアート
Thomas Glaser
トーマス・グラザー
Reinhard Jork
ラインハルト・ヨルク
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Bayer AG
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はベンズイソチアゾル置換されたアミ
ノメチルクロマン、その製造方法及びその薬剤における
殊に中枢神経系の疾患の防除剤としての使用を課題とす
る。 【解決手段】 ベンズイソチアゾル置換されたアミノメ
チルクロマンは対応するアミン窒素上の未置換のアミノ
メチルクロマンを置換するか、対応するベンズイソチア
ゾルアルキルアミンを適当な活性化されたメチルクロマ
ンと反応させるか、またはアミノメチルクロマンのアミ
ン窒素を最初に適当に置換されたアルキルと反応させ、
次に水添するかのいずれかにより製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明はベンズイソチアゾリル置換された
アミノメチルクロマン、その製造方法及びその薬剤にお
ける殊に中枢神経系(CNS)の疾患の抑制剤としての
使用に関する。
【0002】ヨーロッパ特許第352,613号及び同
第540,914号の刊行物にはCNS活性を有するア
ミノテトラリン及びクロマン誘導体が開示されている。
【0003】本発明は適当ならば異性体形の一般式
(I)
【0004】
【化9】
【0005】式中、R1は水素を表わし、そしてR2は式
−CH(CH3)2または−CH2−C(CH3)2−Clの基を表わすか、
或いはR1及びR2は一緒になって式
【0006】
【化10】
【0007】の基を形成し、そしてaは3、4または5
の数を表わす、の新規なベンズイソチアゾリル置換され
たアミノメチルクロマン及びその塩に関する。
【0008】驚くべきことに、本発明による化合物は脳
梗塞の結果としての損傷の処置に良好な活性を示す。
【0009】本発明に関し、生理的に許容し得る塩が好
ましい。ベンズイソチアゾリル置換されたアミノメチル
クロマンの生理的に許容し得る塩は本発明による物質と
鉱酸、カルボン酸またはスルホン酸との塩であり得る。
殊に好適な塩は例えば塩酸、臭化水素酸、硫酸、リン
酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、トルエンス
ルホン酸、ベンゼンスルホン酸、ナフタレンジスルホン
酸、酢酸、プロピオン酸、乳酸、酒石酸、クエン酸、フ
マール酸、マレイン酸または安息香酸とのものである。
【0010】本発明に関し、本発明による化合物は種々
の立体異性形で存在し得る。本発明による化合物は像及
び鏡像のいずれかとして挙動するか(エナンチオマ
ー)、または像及び鏡像として挙動しない(ジアステレ
オマー)立体異性形で存在する。本発明は対掌体及びラ
セミ形の両方並びにジアステレオマー混合物に関する。
ジアステレオマーと同様、ラセミ体は公知の方法で立体
異性体的に均一な成分に分離し得る。
【0011】例えば、次の異性体を挙げ得る:
【0012】
【化11】
【0013】好適な一般式(I)の化合物は適当ならば
異性体形で、R1が水素を表わし、そしてR2が式−CH(C
H3)2または−CH2−C(CH3)2−Clの基を表わすか、或いは
1及びR2が一緒になって式
【0014】
【化12】
【0015】の基を形成し、そしてaが3または4の数
を表わすもの及びその塩である。
【0016】殊に好適な一般式(I)の化合物は適当な
らば異性体形で、R1が水素を表わし、そしてR2が式−
CH(CH3)2または−CH2−C(CH3)2−Clの基を表わすか、或
いはR1及びR2が一緒になって式
【0017】
【化13】
【0018】の基を形成し、そしてaが4の数を表わす
もの及びその塩である。
【0019】本発明によるベンズイソチアゾリル置換さ
れたアミノメチルクロマンは[A]一般式(II)
【0020】
【化14】
【0021】式中、R1及びR2は上記の意味を有する、
のアミンを不活性溶媒中にて適当ならば塩基の存在下で
一般式(III)
【0022】
【化15】
【0023】式中、Aは代表的な脱離基例えば塩素、臭
素、ヨウ素、トシレート、メシレートまたは基−OSO2CF
3を表わし、そしてaは上記の意味を有する、の化合物
と反応させるか、[B]一般式(IV)
【0024】
【化16】
【0025】式中、R1及びR2は上記の意味を有し、そ
してR3は式−SO2CF3、−SO2−CH3またはトシレートの
基を表わす、の化合物を不活性溶媒中にて適当ならば塩
基及び/または触媒の存在下で一般式(V)
【0026】
【化17】
【0027】式中、aは上記の意味を有する、のアミン
と反応させるか、或いは[C]一般式(VI)
【0028】
【化18】
【0029】式中、R1及びR2は上記の意味を有し、そ
してR4は水素またはメチルを表わす、の化合物をマン
ニッヒ反応と同様にして最初にホルムアルデヒドまたは
ホルムアルデヒド誘導体のいずれか及び一般式(VII)
【0030】
【化19】
【0031】式中、R5は式 HC≡C−(CH2)b− の基を表わし、ここにbは0、1または2の数を表わ
す、の化合物と反応させ、次に水添することにより製造
される。
【0032】本発明による方法は例えば次の反応式によ
り説明し得る:
【0033】
【化20】
【0034】
【化21】
【0035】工程[A]及び[B]に適する溶媒は反応
条件下で変化しない通常の溶媒である。これらのものに
は好ましくはアルコール例えばメタノール、エタノー
ル、プロパノールもしくはイソプロパノール、またはエ
ーテル例えばジエチルエーテル、ジオキサン、テトラヒ
ドロフラン、グリコールジメチルエーテルもしくはブチ
ルメチルエーテル、またはケトン例えばアセトンもしく
はブタノン、またはアミド例えばジメチルホルムアミド
もしくはヘキサメチルホスホルアミド、またはジメチル
スルホキシド、アセトニトリル、酢酸エチル、またはハ
ロゲノ炭化水素例えば塩化メチレン、クロロホルムもし
くは四塩化炭素、またはピリジン、ピコリンもしくはN
-メチルピペリジンが含まれる。また上記の溶媒の混合
物も使用し得る。メタノール、エタノール、イソプロパ
ノール、ジメチルホルムアミド及びアセトニトリルが好
ましい。
【0036】適当な塩基は通常の無機または有機塩基で
ある。これらのものには好ましくはアルカリ金属水酸化
物例えば水酸化ナトリウムもしくはカリウム、またはア
ルカリ金属炭酸塩例えば炭酸ナトリウムもしくはカリウ
ム、またはアルカリ金属アルコキシド例えばナトリウム
もしくはカリウムメトキシド、またはナトリウムもしく
はカリウムエトキシド、または有機アミン例えばトリエ
チルアミン、ピリジン、ピコリンもしくはN-メチルピ
ペリジン、またはアミド例えばナトリウムアミドもしく
はリチウムジイソプロピルアミド、または有機金属化合
物例えばブチルリチウムまたはフエニルリチウムが含ま
れる。炭酸ナトリウム及びカリウム、ピリジン並びにト
リエチルアミンが好ましい。
【0037】反応[A]及び[B]は−20℃から溶媒
の還流温度まで、好ましくは+20℃から溶媒の還流温
度までの温度範囲で一般的に行い得る。
【0038】工程[A]及び[B]は一般に常圧で行
う。しかしながらまた、反応を昇圧または減圧下で行う
こともできる。
【0039】用いる反応加速剤は一般にアルカリ金属の
ヨウ化物であり;ヨウ化ナトリウムまたはヨウ化カリウ
ムが好ましい。
【0040】塩基は各々の場合に一般式(II)及び
(V)の化合物1モルを基準として1〜5、好ましくは
1〜2モルの量で用いる。
【0041】マンニッヒ類似反応(Mannich-like rea
ction)におけるホルムアルデヒド及びアセチレン誘導
体との反応は特殊な反応条件下で変化しない上記の有機
溶媒例えばアルコール、エーテル、炭化水素、ハロゲノ
炭化水素及びジメチルホルムアミドの1つ並びにその混
合物中で一般に行う。テトラヒドロフラン及び1,4-ジ
オキサンが好ましい。
【0042】一般に、用いる触媒は銅塩である、酢酸銅
(II)が好ましい。ホルムアルデヒド源としてパラホル
ムアルデヒド、トリオキサン、ホルマリン溶液及びガス
状ホルムアルデヒドを用いる。パラホルムアルデヒドが
好ましい。
【0043】反応は一般に0℃から還流温度まで、好ま
しくは20〜70℃の温度範囲で行う。
【0044】反応は常圧、昇圧または減圧下(例えば
0.5〜5バール)で行い得る。一般に、反応は常圧で
行う。
【0045】水添(工程C)は一般に鉱酸例えば塩酸の
存在下で水または上記溶媒の1つ、好ましくは水、メタ
ノール、エタノール、ジエチルエーテルまたはテトラヒ
ドロフラン中にて水素を用いて行う。適当な触媒はラネ
ー・ニッケル、パラジウム、動物性炭素担持パラジウム
または白金、好ましくはパラジウム及び動物性炭素担持
パラジウムである。
【0046】触媒は各々の場合に一般式(IIa)のブロ
ックされた化合物を基準として0.01〜0.2モル、好
ましくは0.05〜0.15モルの量で用いる。
【0047】反応は常圧、昇圧または減圧下(例えば
0.5〜25バール)で行い得る。一般に、反応は常圧
から3バールで行う。
【0048】一般式(II)の化合物は新規であり、そし
て例えば一般式(VIII)
【0049】
【化22】
【0050】式中、R1及びR2は上記の意味を有する、
の化合物を最初に上記の溶媒の1つ、好ましくはテトラ
ヒドロフラン中にてトリフェニルホスファン/ジエチル
アゾジカルボキシレートの存在下でフタルイミドを用い
て一般式(IX)
【0051】
【化23】
【0052】式中、R1及びR2は上記の意味を有する、
の化合物に転化し、そして第2の工程においてアミノエ
タノール中でフタルイミド基を除去することにより製造
し得る。
【0053】種々の反応工程は0〜100℃、好ましく
は室温から80℃の温度範囲及び常圧で進行させる。
【0054】一般式(IX)の化合物は新規であり、そし
て例えば上記のとおりに製造し得る。
【0055】一般式(VIII)の化合物は新規であり、そ
して例えば式(X)
【0056】
【化24】
【0057】の8-ヒドロキシ-2-ヒドロキシメチルク
ロマンを一般式(XI) R6−Y (XI) 式中、R6は炭素原子4個までを有する直鎖状もしくは
分枝鎖状のアルキルまたはアルケニルを表わし、そして
Yはハロゲン、好ましくは塩素、臭素またはヨウ素を表
わす、の化合物を用いてアルキル化し、そして適当なら
ば第2の工程において常法による誘導体化により上記の
1及びR2に関して述べた基を導入することにより製造
し得る。
【0058】本発明に関連する誘導体化には例えばジオ
キサン中のHClを用いる塩化水素化、保護ガス雰囲気
下のN-メチルピロリドンの存在下での転位及びギ酸を
用いる環化がある。
【0059】式(X)の化合物は新規であり、そして公
知の8-メトキシ-2-ヒドロキシメチルクロマンからH
Brとの反応により製造し得る(これに対してはヨーロ
ッパ特許第352,613号参照)。
【0060】一般式(XI)の化合物は公知である。
【0061】一般式(VI)の化合物は新規であり、そし
て例えば上記の一般式(IV)の化合物をヨウ化ナトリウ
ムの存在下で50〜150℃の温度範囲、好ましくは1
00℃及び常圧で一般式(XII)
【0062】
【化25】
【0063】式中、R4は上記の意味を有する、のアミ
ンと反応させることにより製造し得る。
【0064】一般式(XII)のアミンは公知である。
【0065】一般式(IV)の化合物は種として新規であ
り、そして例えば上記の一般式(VIII)の化合物を上記
溶媒の1つ、好ましくはピリジン中にて0℃から室温ま
での温度範囲、好ましくは室温及び常圧で一般式(XII
I) R3−X (XIII) 式中、R3は上記の意味を有し、そしてXはハロゲン、
好ましくは塩素を表わす、の化合物と反応させることに
より製造し得る。
【0066】一般式(XIII)の化合物は公知である。
【0067】一般式(III)、(V)及び(VII)の化合
物はそれ自体公知であるか、または常法により製造し得
る。
【0068】本発明による化合物は薬剤における活性化
合物として使用し得る。本発明による物質は脳の5-H
1タイプの5-ヒドロキシ-トリプタミン受容体に殊に
高度の親和性を有する。
【0069】驚くべきことに、本発明による化合物はタ
イプCYP2D6の肝酵素の代謝において低い依存性を
示す。
【0070】かくて本発明に記載される化合物は殊に5
-ヒドロキシトリプタミン(5-HT1タイプ)に対して
高度の親和性を有する受容体に関連してセロトニン系の
疾患を特徴とする病気の抑制のための活性化合物であ
る。従って、これらのものは中枢神経系の疾患例えば不
安、緊張及び抑圧の状態、中枢神経系に関連した性的機
能障害及び睡眠障害の処置、並びに食料、嗜好品及び添
加薬品の吸収の病理学的障害の調整に適する。更にこれ
らのものは学習及び記憶障害の改善並びにアルツハイマ
ー病の処置に対する、認識欠損の除去に適する。
【0071】更にまた、これらの活性化合物は心臓血管
系のモジュレーション(modulation)に適する。またこ
れらのものは脳循環の調整に関係し、そしてかくて片頭
痛の抑制に有効な薬剤である。
【0072】またこれらのものは脳梗塞(脳卒中)の余
病例えば発作、脳虚血及び頭蓋脳傷害の予防及び抑制に
適する。また本発明による化合物は痛みの状態の防除に
使用し得る。またこれらのものは免疫系の障害の抑制に
適する。
【0073】1)5-HT1受容体に対する親和性 表Aは例としてサブタイプ1の5-ヒドロキシトリプタ
ミン受容体に対する本発明による化合物の高度な親和性
を示す。示される値は子牛の海馬膜調製物を用いる受容
体結合研究から測定されたデータである。この目的に用
いられた放射性標識リガンドは3H-セロトニンであっ
た。
【0074】
【表1】
【0075】2)5-HT1A受容体に対する親和性
[W.U.ドンパート(Dompert)ら.,Naunyn-Schm
iedeberg′s Arch.Pharmacol.(1985),32
,467−470]。
【0076】この試験において、5-HT1Aに対する3
-イプサピロンの結合を子牛の海馬膜中で測定する。本
発明による化合物は結合に対して放射性リガンドと競争
し、そしてこのものを阻害することが見い出された。
【0077】
【表2】
【0078】1)及び2)下での結合試験において、I
50値は放射性リガンドの結合において試験物質の濃度
50%が置換される値で測定した。解離定数及び放射性
リガンドの濃度を考慮して、これから阻害定数Kiを計
算する。
【0079】3)動的モデルにおける活性 動的モデル:永続的な脳虚血病巣(「中間脳動脈閉鎖」
=MCA-O)。囓歯類動物におけるMCA閉鎖は発作
の広く許容された動物モデルである。参考文献:ベダー
ソン(Bederson)、J.B.ら,Stroke,17:47
2〜476(1986)。
【0080】永続的な脳虚血病巣を生成させるために、
ラットの左内側の脳動脈を電気凝固法で閉鎖した。内側
の脳動脈により供給される皮質(サブ皮質)部分中に生
じる梗塞容積を発作誘導された神経損傷の程度の尺度と
して用いる。
【0081】物質の投与:試験物質の連続的静脈内注入
(4時間)としての閉鎖後、手術後に直接始める。動物
は手術7日後に評価のために撲殺する。
【0082】
【表3】
【0083】4)キニジンの添加及び添加なしのヒト肝
ミクロソーム中の安定性 チトクロームP-450(CYP)2D6-依存生物転換
の度合を測定するために、CYP 2D6の選択的阻害
剤であるキニジンの添加及び添加なしでヒト肝ミクロソ
ームのフェーズI代謝を研究した。濃度時間コース下の
面積(AUCnorm)及び半減期を測定した。
【0084】実施例2、実施例3及び実施例6の化合物
の場合、AUCnormはキニジンの添加後に増大し、そし
て半減期はキニジンの添加後に1.3〜2.0のファクタ
ーだけ増大し、一方ヨーロッパ特許第352,613号
からの実施例93.i及びヨーロッパ特許第540,91
4号からの実施例4において、AUCnorm及び半減期に
おいてファクター4だけの増大が観察された。
【0085】本発明による化合物は公知のクロマンより
CYP 2D6酵素を介してのフェーズI代謝に対して
の低い依存性を有利に示す。
【0086】また本発明は不活性で無毒な製薬学的に適
する補助剤及び賦形剤に加え、1つまたはそれ以上の一
般式(I)の化合物を含むか、または1つまたはそれ以
上の式(I)の活性化合物からなる製薬学的調製物及び
これら調製物の製造方法を含む。
【0087】式(I)の活性化合物はこれらの調製物中
で全混合物の0.1〜99.5重量%、好ましくは0.5
〜95重量%の濃度で存在すべきである。
【0088】式(I)の活性化合物に加えてまた、製薬
学的調製物は他の製薬学的活性化合物を含有し得る。
【0089】上記の製薬学的調製物は公知の方法により
常法において例えば補助剤(複数)または賦形剤(複
数)を用いて製造し得る。
【0090】一般に、所望の結果を達成させるために、
式(I)の活性化合物は数個の個々の投薬の形態で約
0.01〜約100mg/kgの全量、好ましくは約1〜5
0mg/kg体重の全量で24時間毎に投与することが有利
であることが証明された。
【0091】しかしながら、適当ならば、即ち処置対象
の種及び体重、薬剤に対する個々の挙動、疾患の特性及
び重篤性、調製物及び投与のタイプ、並びに投与を行う
時間及び間隔に依存して上記の量から逸脱することも有
利であり得る。
【0092】
【実施例】出発化合物 [実施例I](−)-8-ヒドロキシ-2-ヒドロキシメチ
ルクロマン
【0093】
【化26】
【0094】(−)-2-ヒドロキシメチル-8-メトキシ
クロマン135.5g(0.7モル)を48%HBr水溶
液0.7リットル中で20時間加熱した。冷却し、そし
て氷水1.2リットルで希釈した後、混合物を30分間
撹拌し、そして沈着した沈殿を吸引濾過した。氷水で洗
浄し、そして五酸化リン上で乾燥することにより融点1
31〜132℃の表題の化合物109.5g(87%)
が生じた。
【0095】 α289 20=−133.8(c=0.7、メタノール) [実施例II]2-ヒドロキシメチル-8-イソプロポキシ-
クロマン
【0096】
【化27】
【0097】ジメチルホルムアミド50ml中の8-ヒド
ロキシ-2-ヒドロキシメチル-クロマン4.5g(25ミ
リモル)、2-ヨードプロパン4.6g(27ミリモル)
及び粉末状炭酸カリウム5.2g(37.5ミリモル)を
60℃で40時間加熱した。更にヨードプロパン0.9
gの添加後、混合物を80℃で24時間及び次に95℃
で更に24時間加熱した。冷却した後、このものをトル
エン及び水間に分配させ、そしてCelite(商標)を通
して濾過した。有機相を乾燥し(硫酸マグネシウム)、
そして濃縮した。フラッシュ・クロマトグラフィー(シ
リカゲル;トルエン/酢酸エチルグラジエント3:1〜
2:1で溶出)の後、粗製生成物7gが得られ、このも
のをシリカゲル上のクロマトグラフィー(トルエン/酢
酸エチルのグラジエント1:0〜8:1)により精製し
た。収量:油2.9g(52%)。RF(シリカゲル、ト
ルエン/酢酸エチル1:1):0.4。
【0098】[実施例III](−)-2-ヒドロキシメチ
ル-8-イソプロポキシ-クロマン
【0099】
【化28】
【0100】実施例IIの方法と同様に表題の化合物を実
施例Iの化合物から得た。
【0101】α289 20=−85[c=0.5、CHCl3] [実施例IV]2-ヒドロキシメチル-8-(2-メチル-プ
ロペン-2-イルオキシ)クロマン
【0102】
【化29】
【0103】8-ヒドロキシ-2-ヒドロキシメチル-クロ
マン0.9g(5ミリモル)、3-クロロ-2-メチルプロ
ペン0.5g(5.5ミリモル)、ヨウ化ナトリウム0.
02g及び粉末状炭酸カリウム1.0g(7.5ミリモ
ル)をジメチルホルムアミド10ml中で90℃で3時間
加熱した。冷却した後、混合物を水及びトルエン間で分
配させた。トルエン相をシリカゲル上のフラッシュ・ク
ロマトグラフィー(トルエン/酢酸エチル)により精製
した。かくて粗製生成物1.3g(100%=1.2g)
が得られ、このものを更に反応させた。
【0104】RF(シリカゲル、トルエン/酢酸エチル
1:1):0.45 [実施例V](−)-2-ヒドロキシメチル-8-(2-メ
チル-プロペン-2-イルオキシ)クロマン
【0105】
【化30】
【0106】実施例IVの方法と同様に表題の化合物を実
施例Iから得た。
【0107】α289 20=−87[c=0.5、CHCl3] [実施例VI]2-ヒドロキシメチル-8-(2-クロロ-2-
メチル-プロポキシ)クロマン
【0108】
【化31】
【0109】実施例IVからの化合物12.5g(53.4
ミリモル)をジオキサン中の4N塩酸中で55℃で6時
間加熱した。濃縮した後、残渣をシリカゲル上のフラッ
シュ・クロマトグラフィー(トルエン-酢酸エチル1:
0〜20:1)により精製した。かくて表題の化合物
4.0gが油状物として得られた。トルエン/酢酸エチ
ルを用い、未反応の出発物質4.0g(42%)を回収
した。
【0110】1H-NMR(CDCl3,δ値、ppm):
1.7(s;6H)、1.7-2.1(m,2H)、2.6
(bs;1H)、2.7-3.0(m;2H)、3.7-3.
9(m,2H)、4.0(s;2H)、4.05-4.15
(m;1H)、6.65-6.8(m,3H)。
【0111】[実施例VII](−)-2-ヒドロキシメチ
ル-8-(2-クロロ-2-メチル-プロポキシ)クロマン
【0112】
【化32】
【0113】実施例VIと同様に実施例Vから得られた;
α289 20=−70[c=0.4、CHCl3] [実施例VIII]8-ヒドロキシ-2-ヒドロキシメチル-7
-(2-メチル-プロペン-2-イル)クロマン
【0114】
【化33】
【0115】実施例IVからの化合物1.3g(5ミリモ
ル)をN-メチルピロリドン4mlに溶解し、そしてアル
ゴン下にて210℃で4時間加熱した。冷却した後、混
合物をシリカゲル(トルエン/酢酸エチル混合物)を通
して濾過した。溶出液を濃縮し、そしてジエチルエーテ
ル及び水間に分配させた。乾燥し(硫酸マグネシウ
ム)、そして濃縮した後、粗製生成物が1.0g(77
%)が油状物として得られ、このものを更に直接反応さ
せた。
【0116】[実施例IX](−)-8-ヒトジロキシ-2-
ヒドロキシメチル-7-(2-メチル-プロペン-2-イル)
クロマン
【0117】
【化34】
【0118】実施例VIIIの方法と同様に表題の化合物を
実施例Vから得た。
【0119】α289 20=−88[c=1、CHCl3] [実施例X]2,2-ジメチル-3,6,7,8-テトラヒド
ロ-2H-1,9-ジオキサ-シクロペンタ[a]ナフタレ
ン-8-イル-メタノール
【0120】
【化35】
【0121】実施例VIIIからの化合物1.0g(4ミリ
モル)をギ酸3ml中にて還流下で2時間加熱した。濃縮
した後、混合物を20%水酸化カリウム10mlで処理
し、そして還流下で1時間加熱した。冷却した後、混合
物を塩酸で酸性にし、そして酢酸エチルで抽出した。有
機相を乾燥し(硫酸マグネシウム)、そして濃縮した。
シリカゲル上のフラッシュ・クロマトグラフィー(トル
エン/酢酸エチルグラジエント1:0〜3:1で溶出)
により表題の化合物がシロップとして生じた。
【0122】1H-NMR(CHCl3,δ値、ppm):
1.5(s;6H)、1.9-2.1(m;2H)、2.7-
2.9(m;2H)、3.0(゛s″,2H)、3.7-4.
0(m;2H)、4.1-4.2(m;1H)、6.4-6.
7(ABシステム;2H)。
【0123】[実施例XI](−)-2,2-ジメチル-3,
6,7,8-テトラヒドロ-2H-1,9-ジオキサ-シクロペ
ンタ[a]ナフタレン-8-イル-メタノール
【0124】
【化36】
【0125】実施例Xの方法と同様に表題の化合物を実
施例IXから得た。
【0126】α289 20=−87[c=0.5、CHCl3] [実施例XII]8-(2-クロロ-2-メチル-プロポキシ)
-2-(フタルイミドメチル)クロマン
【0127】
【化37】
【0128】テトラヒドロフラン15ml中のジエチルア
ゾジカルボキシレート3.3g(18.5ミリモル)を、
室温で、そして光を避けてテトラヒドロフラン40ml中
の実施例VIからの化合物4.0g(17ミリモル)、ト
リフェニルホスファン4.9g(18.5ミリモル)及び
フタルイミド2.7g(18.5ミリモル)に徐々に滴下
した。室温で1時間後、混合物を濃縮し、そして残渣を
フラッシュ・クロマトグラフィー(シクロヘキサン/酢
酸エチルグラジエント1:0〜20:1)により精製し
た。
【0129】 RF(トルエン/酢酸エチル3:1):0.27 表1に示す化合物を実施例XIIと同様に得ることができ
た。
【0130】
【表4】
【0131】[実施例XVIII]2-アミノメチル-8-(2
-クロロ-2-メチル-プロポキシ)クロマン
【0132】
【化38】
【0133】実施例XIIからの化合物5.8g(14.5
ミリモル)をアミノエタノール13.4g(220ミリ
モル)と共に80℃で30分間加熱した。冷却した後、
混合物を水で希釈し、そして酢酸エチルで抽出した。有
機相を乾燥し、そして濃縮することにより粗製生成物が
生じ、このものをシリカゲル上のフラッシュ・クロマト
グラフィー(トルエン-イソプロパノールグラジエント
1:0〜1:1で溶出、1%トリエチルアミン添加)に
より精製した。かくて表題の化合物3.35g(86
%)が油状物として得られた。
【0134】 RF(ジクロロメタン/メタノール10:1):0.15 表2に示す化合物を実施例XVIIIと同様に得ることがで
きた。
【0135】
【表5】
【0136】[実施例XXIV](−)-8-イソプロポキシ
-2-メシルオキシメチル-クロマン
【0137】
【化39】
【0138】塩化メタンスルホニル68g(0.6モ
ル)をピリジン95g中で実施例IIIからの化合物11
4g(0.51モル)に室温で滴下しながら加えた。室
温で18時間撹拌した後、混合物を水700mlで希釈
し、そしてジクロロメタンで抽出した。シリカゲルを通
しての濾過及び濃縮により粗製生成物150gが得ら
れ、このものをシクロヘキサン/トルエン3:1混合物
1.5リットルから結晶化により精製した。シクロヘキ
サンから濃縮した後に母液を再結晶化した。かくて全体
で112gの表題の化合物が融点77〜78℃の無色固
体として得られた。
【0139】 α289 20=−56.2[c=0.9、CH3OH] [実施例XXV](−)-2-ベンジルアミノメチル-8-イ
ソプロポキシ-クロマン
【0140】
【化40】
【0141】実施例XXIVからの化合物112g(0.3
7モル)、ベンジルアミン200g(1.87モル)及
びヨウ化ナトリウム3.0g(0.02モル)を100℃
で5時間加熱した。冷却した後、固体を分別し、そして
有機相を各時水2.5リットルで2回洗浄した。残留油
を酢酸エチル1リットルを用いて取り入れた。酢酸エチ
ル相を水及び飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、続いて
乾燥し、そして濃縮することにより表題の化合物11
4.5g(定量的)(HPLC純度:93%)が油状物
として得られ、このものを次の工程に用いた。
【0142】 α289 20=−104[c=0.5、CH3OH] [実施例XXVI](−)-2-(N-ベンジル-N-(4-
(1,1-ジオキシド-3-オキソ-2,3-ジヒドロ-ベンズ
イソチアゾル-2-イル)-2-ブチニル)-アミノメチ
ル)-8-イソプロポキシ-クロマン塩酸塩
【0143】
【化41】
【0144】ジオキサン1リットル中の実施例XXVから
の化合物114g(0.37モル)及びパラホルムアル
デヒド13.5g(0.45モル)を酢酸銅(II)4gで
処理し、そして50℃に加熱した。プロパルギルサッカ
リン81g(0.37モル)をこの温度で加えた。80
℃で2時間撹拌した後、混合物を濃縮し、そして残渣を
Tonsilを加えてトルエン/水間に分配させた。Celite
(商標)を通しての混合物の濾過後、有機相を分別し、
そしてシリカゲル上のフラッシュ・クロマトグラフィー
(トルエン/酢酸エチル10:1)により精製した。エ
ーテル性塩酸を用いるエーテルからの塩酸塩の沈殿によ
り粗製生成物226gが得られた。炭酸水素ナトリウム
を用いた遊離塩基の放出後、この生成物をシリカゲル上
のクロマトグラフィー(トルエン/酢酸エチル20:1
を用いた溶出)により精製した。生成物フラクションを
エーテル性塩酸で処理した。かくて表題の化合物139
g(65%)が融点106〜109℃の固体として得ら
れた。
【0145】 α289 20=−64.1[c=0.8、CH3OH]製造実施例 [実施例1]2-(N-(4-(1,1-ジオキシド-3-オ
キソ-2,3-ジヒドロ-ベンズイソチアゾル-2-イル)ブ
チル)アミノ)メチル-8-イソプロポキシ-クロマンシ
ュウ酸塩
【0146】
【化42】
【0147】実施例XIXからの化合物2.7g(12ミリ
モル)をジメチルホルムアミド35mlに溶解し、そして
4-ブロモブチルサッカリン3.4g(10.5ミリモ
ル)及びトリエチルアミン2.5g(25ミリモル)で
処理した。ヨウ化カリウム50mgの添加後、混合物を5
0℃で15時間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、そ
してトルエンで数回抽出した。有機相を乾燥し、そして
濃縮した。トルエン-酢酸エチルグラジエントを用いて
2回クロマトグラフィーを行うことにより粗製生成物
(塩基を含まず)3.0gが得られた。エタノール中の
シュウ酸を用いてシュウ酸塩を沈殿させ、このものを水
から再結晶した。かくて融点179〜180℃のシュウ
酸塩2.4gが得られた。
【0148】 元素分析:C243025S×C224×0.5H2O 計算値:C:56.0 H:5.9 N:5.0 O:27.3 実測値:C:55.8 H:6.1 N:5.0 O:27.1 表1に示される化合物を実施例1と同様に得ることがで
きた。
【0149】
【表6】
【0150】[実施例7](−)-2-(N-(4-(1,
1-ジオキシド-3-オキソ-2,3-ジヒドロ-ベンズイソ
チアゾル-2-イル)ブチル)アミノ)メチル-8-イソプ
ロポキシ-クロマン塩酸塩
【0151】
【化43】
【0152】メタノール1.4リットル中の実施例XXVI
からの化合物120g(0.21ミリモル)を濃塩酸4
00ml及び活性炭担持10%パラジウム20gで処理し
た。常圧及び20℃で4時間水添した後、触媒を濾別
し、そして濾液を濃縮した。残渣をトルエンと共に2度
濃縮し、そして酢酸エチル400mlを用いて溶解した。
ジエチルエーテル800mlを加え、そして室温で18時
間撹拌することにより吸引濾過及び真空中での乾燥後に
固体90.5gが得られた。アセトニトリル1リットル
からの再結晶及び結晶をジエチルエーテルを用いての洗
浄により表題の化合物70.8g(69%)が融点15
3〜154℃の無色結晶として得られた。
【0153】 α289 20=−65.9[c=0.6、CH3OH] 元素分析:C243025S×HCl 計算値:C:58.2 H:6.3 N:5.7 O:16.2 C
l:7.2 S:6.5 実測値:C:58.0 H:6.3 N:5.7 O:16.2 C
l:7.1 S:6.3 本発明の主なる特徴及び態様は以下のとおりである。
【0154】1.適当ならば異性体形の一般式(I)
【0155】
【化44】
【0156】式中、R1は水素を表わし、そしてR2は式
−CH(CH3)2または−CH2−C(CH3)2−Clの基を表わすか、
或いはR1及びR2は一緒になって式
【0157】
【化45】
【0158】の基を形成し、そしてaは3、4または5
の数を表わす、のベンズイソチアゾリル置換されたアミ
ノメチルクロマン及びその塩。
【0159】2.R1が水素を表わし、そしてR2が式−
CH(CH3)2または−CH2−C(CH3)2−Clの基を表わすか、或
いはR1及びR2が一緒になって式
【0160】
【化46】
【0161】の基を形成し、そしてaが3または4の数
を表わす、適当ならば異性体形の、上記1に記載のベン
ズイソチアゾリル置換されたアミノメチルクロマン及び
その塩。
【0162】3.R1が水素を表わし、そしてR2が式−
CH(CH3)2または−CH2−C(CH3)2−Clの基を表わすか、或
いはR1及びR2が一緒になって式
【0163】
【化47】
【0164】の基を形成し、そしてaが4の数を表わ
す、適当ならば異性体形の、上記1に記載のベンズイソ
チアゾリル置換されたアミノメチルクロマン及びその
塩。
【0165】4.治療に用いる上記1〜3のいずれかに
記載のベンズイソチアゾル置換されたアミノメチルクロ
マン。
【0166】5.[A]一般式(II)
【0167】
【化48】
【0168】式中、R1及びR2は上記の意味を有する、
のアミンを不活性溶媒中にて適当ならば塩基の存在下で
一般式(III)
【0169】
【化49】
【0170】式中、Aは代表的な脱離基例えば塩素、臭
素、ヨウ素、トシレート、メシレートまたは基−OSO2CF
3を表わし、そしてaは上記の意味を有する、の化合物
と反応させるか、[B]一般式(IV)
【0171】
【化50】
【0172】式中、R1及びR2は上記の意味を有し、そ
してR3は式−SO2CF3、−SO2−CH3またはトシレートの
基を表わす、の化合物を不活性溶媒中にて適当ならば塩
基及び/または触媒の存在下で一般式(V)
【0173】
【化51】
【0174】式中、aは上記の意味を有する、のアミン
と反応させるか、或いは[C]一般式(VI)
【0175】
【化52】
【0176】式中、R1及びR2は上記の意味を有し、そ
してR4は水素またはメチルを表わす、の化合物をマン
ニッヒ反応と同様にして最初にホルムアルデヒドまたは
ホルムアルデヒド誘導体のいずれか及び一般式(VII)
【0177】
【化53】
【0178】式中、R5は式 HC≡C−(CH2)b− の基を表わし、ここにbは0、1または2の数を表わ
す、の化合物と反応させ、次に水添することを特徴とす
る、上記1〜3のいずれかに記載のベンズイソチアゾリ
ル置換されたアミノメチルクロマンの製造方法。
【0179】6.少なくとも1つの上記1〜3のいずれ
かに記載のベンズイソチアゾル置換されたアミノメチル
クロマン並びに通常の補助剤及び添加剤を含む薬剤。
【0180】7.発作の処置に対する上記6に記載の薬
剤。
【0181】8.活性化合物を通常の補助剤及び添加剤
を用いて適当な投与形態に転化させることを特徴とす
る、上記6及び7に記載の薬剤の製造方法。
【0182】9.薬剤の製造のための上記1〜3のいず
れかに記載のベンズイソチアゾル置換されたアミノメチ
ルクロマンの使用。
【0183】10.薬剤が発作の処置に対するものであ
ることを特徴とする、上記9に記載の使用。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ペーター−ルドルフ・ザイデル ドイツ51147ケルン・アルテハイデ5デー (72)発明者 ボルフガング・カンハイ ドイツ42115ブツペルタール・パールケシ ユトラーセ5 (72)発明者 ヨアヒム・シユーマツハー ドイツ42113ブツペルタール・アムリンゲ ルブツシユ12ベー (72)発明者 アルノ・フリードル ドイツ51427ベルギツシユグラートバツ ハ・イムヒルゲルスフエルト53 (72)発明者 エルフイン・ホルフアート ドイツ51373レーフエルクーゼン・テオド ア−シユトルム−シユトラーセ4 (72)発明者 トーマス・グラザー ドイツ51491オフエラート・ビーデンホフ 8 (72)発明者 ラインハルト・ヨルク ドイツ51491オフエラート・コルベルガー シユトラーセ19

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 適当ならば異性体形の一般式(I) 【化1】 式中、R1は水素を表わし、そしてR2は式−CH(CH3)2
    たは−CH2−C(CH3)2−Clの基を表わすか、或いはR1
    びR2は一緒になって式 【化2】 の基を形成し、そしてaは3、4または5の数を表わ
    す、のベンズイソチアゾリル置換されたアミノメチルク
    ロマン及びその塩。
  2. 【請求項2】 [A]一般式(II) 【化3】 式中、R1及びR2は上記の意味を有する、のアミンを不
    活性溶媒中にて適当ならば塩基の存在下で一般式(II
    I) 【化4】 式中、Aは代表的な脱離基例えば塩素、臭素、ヨウ素、
    トシレート、メシレートまたは基−OSO2CF3を表わし、
    そしてaは上記の意味を有する、の化合物と反応させる
    か、 [B]一般式(IV) 【化5】 式中、R1及びR2は上記の意味を有し、そしてR3は式
    −SO2CF3、−SO2−CH3またはトシレートの基を表わす、
    の化合物を不活性溶媒中にて適当ならば塩基及び/また
    は触媒の存在下で一般式(V) 【化6】 式中、aは上記の意味を有する、のアミンと反応させる
    か、或いは [C]一般式(VI) 【化7】 式中、R1及びR2は上記の意味を有し、そしてR4は水
    素またはメチルを表わす、の化合物をマンニッヒ反応と
    同様にして最初にホルムアルデヒドまたはホルムアルデ
    ヒド誘導体のいずれか及び一般式(VII) 【化8】 式中、R5は式 HC≡C−(CH2)b− の基を表わし、ここにbは0、1または2の数を表わ
    す、の化合物と反応させ、次に水添することを特徴とす
    る、請求項1に記載のベンズイソチアゾリル置換された
    アミノメチルクロマンの製造方法。
  3. 【請求項3】 少なくとも1つの請求項1に記載のベン
    ズイソチアゾリル置換されたアミノメチルクロマン並び
    に通常の補助剤及び添加剤を含む薬剤。
  4. 【請求項4】 薬剤の製造のための請求項1に記載のベ
    ンズイソチアゾリル置換されたアミノメチルクロマンの
    使用。
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