JPH09306860A - 熱処理炉 - Google Patents

熱処理炉

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JPH09306860A
JPH09306860A JP14357996A JP14357996A JPH09306860A JP H09306860 A JPH09306860 A JP H09306860A JP 14357996 A JP14357996 A JP 14357996A JP 14357996 A JP14357996 A JP 14357996A JP H09306860 A JPH09306860 A JP H09306860A
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JP
Japan
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plate
indirect heater
heat
soaking plate
heater
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JP14357996A
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English (en)
Inventor
Masayuki Suzuki
雅行 鈴木
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Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】温度均一性および温度応答性に優れた熱処理炉
を提供する。 【解決手段】熱処理炉500は、棒状ハロゲンランプ1
4、16と、反射板12、18と、石英ガラスチャンバ
20と、均熱板兼間接ヒータ30とを備え、Siウェー
ハ50を均熱板兼間接ヒータ30内に設ける。均熱板兼
間接ヒータ30に熱電対61乃至63を埋め込む。均熱
板兼間接ヒータ30を高純度のSiCまたはSiからな
り厚さ約1mm乃至5mmの薄板で構成する。Siウェ
ーハ50の加熱は均熱板兼間接ヒータ30を介した間接
加熱となり、温度均一性に優れる。また、基本的にラン
プ加熱であり、均熱板兼間接ヒータ30は熱容量が小さ
いので、急熱、急冷が容易となり優れた温度応答性が得
られる。さらに、高純度のSiCやSiを使用している
ので、Siウェーハ50への不純物による汚染が軽減さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は熱処理炉に関し、特
に、Siウェーハ等の半導体基板の熱処理工程に供する
熱処理炉に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のハロゲンランプによるウエーハの
直接加熱方式では、ウエーハ温度の測定が難しく再現性
良く温度制御ができず、また、ウエーハ面内の温度均一
性が悪いという欠点がある。
【0003】一方、バッチ式熱処理炉の主流である縦型
炉においては、階層状に設置されたウエーハが入炉時に
受ける熱履歴が上層ウエーハと下層ウエーハで大幅に異
なることや、入炉時に炉内温度が大幅に乱れることがゲ
ート酸化膜形成工程で問題となっている。この解決方法
として、入炉時の炉内温度を400℃以下にすることが
提案されているが、縦型炉の熱応答時間が大きいため時
間がかかることや、昇温時に均熱昇温が難しく実用的で
ないことが指摘されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、温度均一性に優れ、しかも温度応答性に優れた熱処
理炉を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、被熱処
理物をランプにより加熱する熱処理炉において、前記被
熱処理物と前記ランプとの間に均熱板兼間接ヒータを設
けたことを特徴とする熱処理炉が提供される。
【0006】本発明における加熱方式は、基本的にはラ
ンプにより加熱であるので、温度応答性に優れる。そし
て、ランプと被加熱物との間に均熱板兼間接ヒータを設
けているから、ランプによる直接加熱ではなく均熱板兼
間接ヒータを介した間接加熱となるので、温度均一性に
優れる。また、均熱板兼間接ヒータはランプとは独立に
設けられるので、均熱板兼間接ヒータの形状を最適化す
ることが可能であり、優れた温度均一性や温度応答性を
得ることができる。なお、ランプとしては、好ましくは
ハロゲンランプが用いられる。また、本発明の熱処理炉
は、被熱処理物がSiウェーハである場合に特に好適に
使用される。本発明の熱処理炉を用いて行われる熱処理
には、所定の雰囲気中における熱処理のみならず、熱酸
化膜の形成、成膜等の処理も含まれる。
【0007】そして、好ましくは、前記被熱処理物を前
記均熱板兼間接ヒータで取り囲む構成とする。このよう
にすれば、温度均一性が向上する。
【0008】また、好ましくは、均熱板兼間接ヒータ
を、SiCまたはSiからなり厚さ約1mm乃至5mm
の薄板で構成する。このような均熱板兼間接ヒータを用
いることにより、熱容量が小さいことによる急熱、急冷
が容易となり優れた温度応答性が得られ、また、効率的
受光も行える。さらに、SiCやSiは高純度な材料が
容易に得られるので、被熱処理物への不純物による汚染
が軽減される。特に、被熱処理物としてSiウェーハを
使用した場合には、高純度なSiCやSiを使用するこ
とによる不純物汚染軽減効果は大きい。
【0009】また、好ましくは、均熱板兼間接ヒータに
温度センサを取り付ける。このようにすれば、均熱板兼
間接ヒータを直接測温することができ、温度制御性が向
上する。そして、温度センサの出力を元の加熱源である
ランプにフィードバックして温度制御を行う際に、温度
センサの位置と加熱源(ランプ)とを対応させることに
よりゾーンコントロールができる。なお、温度センサと
しては、好ましくは、熱電対が用いられる。また、均熱
板兼間接ヒータに温度センサを埋め込む構造とすること
により、均熱板兼間接ヒータの温度が正確に測定できる
ようになる。
【0010】好ましくは、均熱板兼間接ヒータを、被熱
処理物を載置する下部均熱板兼間接ヒータと、被熱処理
物を覆う上部均熱板兼間接ヒータとから構成し、下部均
熱板兼間接ヒータを回転可能とする。このように、被熱
処理物を載置する下部均熱板兼間接ヒータを回転可能に
することにより、温度及び成膜の均一性が向上する。
【0011】また、好ましくは、均熱板兼間接ヒータ
を、被熱処理物を載置する下部均熱板兼間接ヒータと、
被熱処理物を覆う上部均熱板兼間接ヒータとから構成
し、下部均熱板兼間接ヒータを上下移動可能とする。こ
のように、被熱処理物を載置する下部均熱板兼間接ヒー
タを上下移動可能とすることにより、適当な水平搬送ア
ームの機構等を用いることにより、Siウェーハ等の被
熱処理物の脱着が容易にできる。
【0012】また、好ましくは、均熱板兼間接ヒータ
を、被熱処理物を載置する下部均熱板兼間接ヒータと、
天井板と側壁とを備え天井板と側壁とにより被熱処理物
を覆う上部均熱板兼間接ヒータとから構成し、天井板に
反応ガス導入孔を設ける。このようにすれば、均熱板兼
間接ヒータの天井板に反応ガス導入孔を適宜設けること
ができ、その結果、均一性のよい熱処理、特に成膜が可
能となり、また、反応ガスの流し方も容易に変えること
ができるようになる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。
【0014】(第1の実施の形態)図1は、本発明の第
1の実施の形態の熱処理炉を説明するための断面図であ
る。
【0015】本実施の形態の熱処理炉500は、棒状ハ
ロゲンランプ14、16と、棒状ハロゲンランプ14、
16の背後にそれぞれ配設された反射板12、18と、
棒状ハロゲンランプ14、16間に配設された石英ガラ
スチャンバ20と、石英ガラスチャンバ20内に配設さ
れた均熱板兼間接ヒータ30とを備えている。均熱板兼
間接ヒータ30は、均熱板サポート42により石英ガラ
スチャンバ20の底板26上に載置されている。Siウ
ェーハ50がウェーハサポート44により支持されて、
均熱板兼間接ヒータ30内のほぼ中央部に設けられてい
る。均熱板兼間接ヒータ30の天井板38には熱電対6
1乃至63が埋め込まれ、底板36には熱電対64乃至
66が埋め込まれている。均熱板兼間接ヒータ30の側
壁32にはウェーハ出入口34が設けられ、石英ガラス
チャンバ20の側壁22には、ウェーハ出入口24が設
けられている。
【0016】本実施の形態においては、高純度のSiC
またはSiからなり厚さ約1mm乃至5mmの薄板で均
熱板兼間接ヒータ30を構成する。このような均熱板兼
間接ヒータ30を棒状ハロゲンランプ14、16間に配
設し、均熱板兼間接ヒータ30内にSiウェーハ50を
設けることにより、Siウェーハ50の加熱はハロゲン
ランプ14、26による直接加熱ではなく均熱板兼間接
ヒータ30を介した間接加熱となるので、温度均一性に
優れる。また、基本的にランプ加熱であり、本実施の形
態の均熱板兼間接ヒータ30は熱容量が小さいので、急
熱、急冷が容易となり優れた温度応答性が得られる。さ
らに、高純度のSiCやSiを使用しているので、Si
ウェーハ50への不純物による汚染が軽減される。
【0017】また、均熱板兼間接ヒータ30の天井板3
8には熱電対61乃至63が埋め込まれ、底板36には
熱電対64乃至66が埋め込まれているので、均熱板兼
間接ヒータ30の温度を正確に直接測温することがで
き、その結果、Siウェーハ50の温度制御性が向上す
る。そして、熱電対61乃至66の出力を棒状ハロゲン
ランプ14、16の制御装置にフィードバックして温度
制御を行っている。この場合に、熱電対61乃至66の
位置と棒状ハロゲンランプ14、16とを対応させるこ
とによりゾーンコントロールができる。
【0018】(第2の実施の形態)図2は、本発明の第
2の実施の形態の熱処理炉を説明するための断面図であ
る。
【0019】本実施の形態の熱処理炉500は、棒状ハ
ロゲンランプ14、16と、棒状ハロゲンランプ14、
16の背後にそれぞれ配設された反射板12、18と、
棒状ハロゲンランプ14、16間に配設された石英ガラ
スチャンバ120と、石英ガラスチャンバ120内に配
設された均熱板兼間接ヒータ130とを備えている。均
熱板兼間接ヒータ130は、上部均熱板兼間接ヒータ1
38と下部均熱板兼間接ヒータ136とにより構成され
ている。
【0020】上部均熱板兼間接ヒータ138は、石英ガ
ラスチャンバ120の側壁122に取り付けられた均熱
板支持部123に、上部均熱板兼間接ヒータ138の側
壁132に設けられた凸部134を載置することによ
り、石英ガラスチャンバ120内に設けられている。ま
た、上部均熱板兼間接ヒータ138の天井板137には
熱電対161乃至163が埋め込まれている。
【0021】下部均熱板兼間接ヒータ136は、均熱板
サポート142により回転可能および上下動可能に支持
されている。Siウェーハ50がウェーハサポート14
4により支持されて、下部均熱板兼間接ヒータ136上
に搭載されている。下部均熱板兼間接ヒータ136を上
昇して、この下部均熱板兼間接ヒータ136と上部均熱
板兼間接ヒータ138とにより均熱板兼間接ヒータ13
0を構成する。
【0022】石英ガラスチャンバ120の側壁122に
は、ウェーハ出入口124が設けられている。石英ガラ
スチャンバ120の底板126の中央部には管127が
取り付けられ、この管127内に均熱板サポート142
の支持棒146が回転可能および上下動可能に配設され
ている。
【0023】本実施の形態においては、高純度のSiC
またはSiからなり厚さ約1mm乃至5mmの薄板で上
部均熱板兼間接ヒータ138と下部均熱板兼間接ヒータ
136とを構成し、これら上部均熱板兼間接ヒータ13
8と下部均熱板兼間接ヒータ136とを棒状ハロゲンラ
ンプ14、16間に配設し、これら上部均熱板兼間接ヒ
ータ138と下部均熱板兼間接ヒータ136とにより構
成される均熱板兼間接ヒータ130内にSiウェーハ5
0を設けることにより、Siウェーハ50の加熱はハロ
ゲンランプ14、26による直接加熱ではなく均熱板兼
間接ヒータ130を介した間接加熱となるので、温度均
一性に優れる。また、基本的にランプ加熱であり、本実
施の形態の均熱板兼間接ヒータ130は熱容量が小さい
ので、急熱、急冷が容易となり優れた温度応答性が得ら
れる。さらに、高純度のSiCやSiを使用しているの
で、Siウェーハ50への不純物による汚染が軽減され
る。
【0024】また、上部均熱板兼間接ヒータ138の天
井板137には熱電対161乃至163が埋め込まれて
いるので、上部均熱板兼間接ヒータ138の天井板13
7の温度を正確に直接測温することができ、その結果、
Siウェーハ50の温度制御性が向上する。そして、熱
電対161乃至163の出力を棒状ハロゲンランプ1
4、16の制御装置にフィードバックして温度制御を行
っている。この場合に、熱電対161乃至163の位置
と棒状ハロゲンランプ14、16とを対応させることに
よりゾーンコントロールができる。
【0025】さらに、Siウェーハ50を搭載する下部
均熱板兼間接ヒータ136を回転可能にしているから、
Siウェーハ50の面内温度及びSiウェーハ50への
成膜の均一性が向上する。
【0026】また、Siウェーハ50を搭載する下部均
熱板兼間接ヒータ136を上下移動可能にしているか
ら、下部均熱板兼間接ヒータ136を下げた状態で、水
平搬送アーム170の機構等を用いることにより、ウェ
ーハ出入口124を介してSiウェーハ50の脱着が容
易にできる。
【0027】(第3の実施の形態)図3は、本発明の第
3の実施の形態の熱処理炉を説明するための部分切り欠
き斜視断面図である。
【0028】本実施の形態の熱処理炉500は、断面円
状の石英ガラスチャンバ220と、石英ガラスチャンバ
220内に配設された均熱板兼間接ヒータ230とを備
えている。石英ガラスチャンバ220は、天井板228
と下部石英ガラスチャンバ225とから構成されてい
る。下部石英ガラスチャンバ225は側壁222と底板
226とを備えている。天井板228と、下部石英ガラ
スチャンバ225の側壁222とは、スリ合わせシール
部221を介してシールされている。均熱板兼間接ヒー
タ230は、断面円状の上部均熱板兼間接ヒータ238
と平面的に見て円状の下部均熱板兼間接ヒータ236と
により構成されている。なお、本実施の形態において
も、石英ガラスチャンバ220を上下から挟んで設けら
れた上下の棒状ハロゲンランプと、棒状ハロゲンランプ
の背後にそれぞれ配設された上下の反射板は使用されて
いるが、図3ではこれらの記載を省略してある。
【0029】上部均熱板兼間接ヒータ238は、石英ガ
ラスチャンバ220の側壁222に取り付けられた均熱
板支持部223に、上部均熱板兼間接ヒータ238の側
壁232に設けられた凸部234を載置することによ
り、石英ガラスチャンバ220内に設けられている。な
お、本実施の形態においても上部均熱板兼間接ヒータ2
38の天井板237には熱電対が埋め込まれているが、
図3ではこれらの記載を省略した。
【0030】下部均熱板兼間接ヒータ236は、均熱板
サポート242により回転可能および上下動可能に支持
されている。Siウェーハ50がウェーハサポート24
4により支持されて、下部均熱板兼間接ヒータ236上
に搭載されている。下部均熱板兼間接ヒータ236を上
昇して、この下部均熱板兼間接ヒータ236と上部均熱
板兼間接ヒータ238とにより均熱板兼間接ヒータ23
0を構成する。
【0031】石英ガラスチャンバ220の側壁222に
は、ウェーハ出入口224が設けられている。石英ガラ
スチャンバ220の底板226の中央部には管227が
取り付けられ、この管227内に均熱板サポート242
の支持棒246が回転可能および上下動可能に配設され
ている。
【0032】本実施の形態においては、高純度のSiC
またはSiからなり厚さ約1mm乃至5mmの薄板で上
部均熱板兼間接ヒータ238と下部均熱板兼間接ヒータ
236とを構成し、これら上部均熱板兼間接ヒータ23
8と下部均熱板兼間接ヒータ236とを上下の棒状ハロ
ゲンランプ(図示せず。)間に配設し、これら上部均熱
板兼間接ヒータ238と下部均熱板兼間接ヒータ236
とにより構成される均熱板兼間接ヒータ230内にSi
ウェーハ50を設けることにより、Siウェーハ50の
加熱はハロゲンランプによる直接加熱ではなく均熱板兼
間接ヒータ230を介した間接加熱となるので、温度均
一性に優れる。また、基本的にランプ加熱であり、本実
施の形態の均熱板兼間接ヒータ230は熱容量が小さい
ので、急熱、急冷が容易となり優れた温度応答性が得ら
れる。さらに、高純度のSiCやSiを使用しているの
で、Siウェーハ50への不純物による汚染が軽減され
る。
【0033】また、上部均熱板兼間接ヒータ238の天
井板237には熱電対(図示せず。)が埋め込まれてい
るので、上部均熱板兼間接ヒータ238の天井板237
の温度を正確に直接測温することができ、その結果、S
iウェーハ50の温度制御性が向上する。そして、熱電
対(図示せず。)の出力を棒状ハロゲンランプ(図示せ
ず。)の制御装置にフィードバックして温度制御を行っ
ている。この場合に、熱電対(図示せず。)の位置と棒
状ハロゲンランプ(図示せず。)とを対応させることに
よりゾーンコントロールができる。
【0034】さらに、Siウェーハ50を搭載する下部
均熱板兼間接ヒータ236を回転可能にしているから、
Siウェーハ50の面内温度及びSiウェーハ50への
成膜の均一性が向上する。
【0035】また、Siウェーハ50を搭載する下部均
熱板兼間接ヒータ236を上下移動可能にしているか
ら、下部均熱板兼間接ヒータ236を下げた状態で、水
平搬送アーム(図示せず。)等を用いることにより、ウ
ェーハ出入口224を介してSiウェーハ50の脱着が
容易にできる。なお、成膜時には、適切な手段で、この
ウェーハ出入口224から反応ガスが流出しないように
しておく。
【0036】本実施の形態においては、上部均熱板兼間
接ヒータ238の天井板237および側壁232、なら
びに石英ガラスチャンバ220の天井板228、側壁2
22および均熱板支持部223により上部槽282が画
成され、石英ガラスチャンバ220の側壁222には、
この上部槽282に連通して反応ガス供給口261が形
成され、反応ガス供給口261に連通して反応ガス供給
管262が取り付けられている。また、上部均熱板兼間
接ヒータ238の側壁232、下部均熱板兼間接ヒータ
236ならびに石英ガラスチャンバ220の底板22
6、側壁222および均熱板支持部223により下部槽
284が画成され、石英ガラスチャンバ220の側壁2
22には、この下部槽284に連通して排気口263が
形成され、排気口263に連通して排気管264が取り
付けられている。
【0037】下部均熱板兼間接ヒータ236が上昇した
状態で、上部均熱板兼間接ヒータ238と下部均熱板兼
間接ヒータ236とにより熱処理槽286が画成され
る。上部均熱板兼間接ヒータ238の天井板237に
は、複数のガス吹出孔239が形成されている。
【0038】反応ガスは、反応ガス供給管262および
反応ガス供給口261を介して上部槽282内に流入
し、その後、上部均熱板兼間接ヒータ238の天井板2
37に設けられた複数のガス吹出孔239から熱処理槽
286内に流入し、上部均熱板兼間接ヒータ238と下
部均熱板兼間接ヒータ236との間の隙間231を介し
て下部槽284内に流入し、排気口263および排気管
264を介して排気される。
【0039】本実施の形態においては、上部均熱板兼間
接ヒータ238の天井板237に複数のガス吹出孔23
9を適宜形成することにより、均一性のよい熱処理、特
に成膜が可能となり、また、反応ガスの流し方も容易に
変えることができる。
【0040】(第4の実施の形態)図4は、本発明の第
4の実施の形態の熱処理炉を説明するための断面図であ
る。
【0041】本実施の形態の熱処理炉500は、棒状ハ
ロゲンランプ14、16と、棒状ハロゲンランプ14、
16の背後にそれぞれ配設された反射板12、18と、
棒状ハロゲンランプ14、16間に配設された熱処理チ
ャンバ320と、熱処理チャンバ320内に配設された
均熱板兼間接ヒータ330とを備えている。
【0042】熱処理チャンバ320は、反応室外壁32
2と、上部石英板328と、下部石英板326とを備え
ている。上部石英板328は、反応室外壁322の上部
と石英板固定部材392により固定され、O−リング3
91により反応室外壁322とシールされている。下部
石英板326は、反応室外壁322の下部と石英板固定
部材394により固定され、O−リング393により反
応室外壁322とシールされている。反応管外壁322
内には冷却水通路396が設けられ、反応管外壁322
を冷却できる構造となっている。
【0043】均熱板兼間接ヒータ330は、上部均熱板
兼間接ヒータ338と下部均熱板兼間接ヒータ336と
により構成されている。
【0044】上部均熱板兼間接ヒータ338は、反応室
外壁322に取り付けられた均熱板支持部323に、上
部均熱板兼間接ヒータ338の側壁332に設けられた
凸部334を載置することにより、熱処理チャンバ32
0内に設けられている。なお、本実施の形態においても
上部均熱板兼間接ヒータ338の天井板337には熱電
対が埋め込まれているが、図4ではこれらの記載を省略
した。
【0045】下部均熱板兼間接ヒータ336は、均熱板
サポート342により回転可能および上下動可能に支持
されている。Siウェーハ50がウェーハサポート34
4により支持されて、下部均熱板兼間接ヒータ336上
に搭載されている。下部均熱板兼間接ヒータ336を上
昇して、この下部均熱板兼間接ヒータ336と上部均熱
板兼間接ヒータ338とにより均熱板兼間接ヒータ33
0を構成する。
【0046】反応管外壁322にはウェーハ出入口32
4が設けられている。また、下部石英板326の中央部
には管327が取り付けられ、この管327内に均熱板
サポート342の支持棒346が回転可能および上下動
可能に配設されている。
【0047】本実施の形態においては、高純度のSiC
またはSiからなり厚さ約1mm乃至5mmの薄板で上
部均熱板兼間接ヒータ338と下部均熱板兼間接ヒータ
336とを構成し、これら上部均熱板兼間接ヒータ33
8と下部均熱板兼間接ヒータ336とを棒状ハロゲンラ
ンプ14、16間に配設し、これら上部均熱板兼間接ヒ
ータ338と下部均熱板兼間接ヒータ336とにより構
成される均熱板兼間接ヒータ330内にSiウェーハ5
0を設けることにより、Siウェーハ50の加熱はハロ
ゲンランプ14、16による直接加熱ではなく均熱板兼
間接ヒータ330を介した間接加熱となるので、温度均
一性に優れる。また、基本的にランプ加熱であり、本実
施の形態の均熱板兼間接ヒータ330は熱容量が小さい
ので、急熱、急冷が容易となり優れた温度応答性が得ら
れる。さらに、高純度のSiCやSiを使用しているの
で、Siウェーハ50への不純物による汚染が軽減され
る。
【0048】また、上部均熱板兼間接ヒータ338の天
井板337には熱電対(図示せず。)が埋め込まれてい
るので、上部均熱板兼間接ヒータ338の天井板337
の温度を正確に直接測温することができ、その結果、S
iウェーハ50の温度制御性が向上する。そして、熱電
対(図示せず。)の出力を棒状ハロゲンランプ14、1
6の制御装置にフィードバックして温度制御を行ってい
る。この場合に、熱電対(図示せず。)の位置と棒状ハ
ロゲンランプ14、16とを対応させることによりゾー
ンコントロールができる。
【0049】さらに、Siウェーハ50を搭載する下部
均熱板兼間接ヒータ336を回転可能にしているから、
Siウェーハ50の面内温度及びSiウェーハ50への
成膜の均一性が向上する。
【0050】また、Siウェーハ50を搭載する下部均
熱板兼間接ヒータ336を上下移動可能にしているか
ら、下部均熱板兼間接ヒータ336を下げた状態で、水
平搬送アーム(図示せず。)等を用いることにより、ウ
ェーハ出入口324を介してSiウェーハ50の脱着が
容易にできる。なお、成膜時には、適切な手段で、この
ウェーハ出入口324から反応ガスが流出しないように
しておく。
【0051】本実施の形態においては、上部均熱板兼間
接ヒータ338の天井板337および側壁332、上部
石英板328、反応室外壁322ならびに均熱板支持部
323により上部槽382が画成され、反応室外壁32
2には、この上部槽382に連通して反応ガス供給口3
61が形成されている。また、上部均熱板兼間接ヒータ
338の側壁332、下部均熱板兼間接ヒータ336、
反応室外壁322ならびに均熱板支持部323により下
部槽384が画成され、反応室外壁322には、この下
部槽384に連通して排気口363が形成されている。
【0052】下部均熱板兼間接ヒータ336が上昇した
状態で、上部均熱板兼間接ヒータ338と下部均熱板兼
間接ヒータ336とにより熱処理槽386が画成され
る。上部均熱板兼間接ヒータ338の天井板337に
は、複数のガス吹出孔339が形成されている。
【0053】反応ガスは、反応ガス供給口361を介し
て上部槽382内に流入し、その後、上部均熱板兼間接
ヒータ338の天井板337に設けられた複数のガス吹
出孔339から熱処理槽386内に流入し、上部均熱板
兼間接ヒータ338と下部均熱板兼間接ヒータ336と
の間の隙間331を介して下部槽384内に流入し、排
気口363を介して排気される。
【0054】本実施の形態においては、上部均熱板兼間
接ヒータ338の天井板337に複数のガス吹出孔33
9を適宜形成することにより、均一性のよい熱処理、特
に成膜が可能となり、また、反応ガスの流し方も容易に
変えることができる。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、ランプ加熱方式の温度
制御性の悪さ、均熱性の悪さを改善すると共に縦型炉で
は不可能な急熱、急冷を実現し、温度均一性に優れ、し
かも温度応答性に優れた熱処理炉が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の熱処理炉を説明す
るための断面図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態の熱処理炉を説明す
るための断面図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態の熱処理炉を説明す
るための部分切り欠き斜視断面図である。
【図4】本発明の第4の実施の形態の熱処理炉を説明す
るための断面図である。
【符号の説明】
12、18…反射板 14、16…棒状ハロゲンランプ 20、120、220…石英ガラスチャンバ 24、34、124、224、324…ウェーハ出入口 30、130、230、330…均熱板兼間接ヒータ 42、142、242、342…均熱板サポート 50…Siウェーハ 61〜66、161〜163…熱電対 123、223、323…均熱板支持部 136、236、336…下部均熱板兼間接ヒータ 138、238、338…上部均熱板兼間接ヒータ 170…水平搬送アーム 239、339…ガス吹出孔 261、361…反応ガス供給口 263、363…排気口 282、382…上部槽 284、384…下部槽 286、386…熱処理槽 320…熱処理チャンバ 322…反応室外壁 326…下部石英板 328…上部石英板 500…熱処理炉

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被熱処理物をランプにより加熱する熱処理
    炉において、前記被熱処理物と前記ランプとの間に均熱
    板兼間接ヒータを設けたことを特徴とする熱処理炉。
  2. 【請求項2】前記被熱処理物を前記均熱板兼間接ヒータ
    で取り囲む構成としたことを特徴とする請求項1記載の
    熱処理炉。
  3. 【請求項3】前記均熱板兼間接ヒータを、SiCまたは
    Siからなり厚さ約1mm乃至5mmの薄板で構成した
    ことを特徴とする請求項1または2記載の熱処理炉。
  4. 【請求項4】前記均熱板兼間接ヒータに温度センサを取
    り付けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに
    記載の熱処理炉。
  5. 【請求項5】前記均熱板兼間接ヒータを、前記被熱処理
    物を載置する下部均熱板兼間接ヒータと、前記被熱処理
    物を覆う上部均熱板兼間接ヒータとから構成し、前記下
    部均熱板兼間接ヒータを回転可能としたことを特徴とす
    る請求項1乃至4のいずれかに記載の熱処理炉。
  6. 【請求項6】前記均熱板兼間接ヒータを、前記被熱処理
    物を載置する下部均熱板兼間接ヒータと、前記被熱処理
    物を覆う上部均熱板兼間接ヒータとから構成し、前記下
    部均熱板兼間接ヒータを上下移動可能としたことを特徴
    とする請求項1乃至4のいずれかに記載の熱処理炉。
  7. 【請求項7】前記均熱板兼間接ヒータを、前記被熱処理
    物を載置する下部均熱板兼間接ヒータと、天井板と側壁
    とを備え前記天井板と前記側壁とにより前記被熱処理物
    を覆う上部均熱板兼間接ヒータとから構成し、前記天井
    板に反応ガス導入孔を設けたことを特徴とする請求項1
    乃至4のいずれかに記載の熱処理炉。
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