JPH09306367A - プラズマディスプレイ、プラズマ液晶ディスプレイ及びそれらの製造方法 - Google Patents
プラズマディスプレイ、プラズマ液晶ディスプレイ及びそれらの製造方法Info
- Publication number
- JPH09306367A JPH09306367A JP9036362A JP3636297A JPH09306367A JP H09306367 A JPH09306367 A JP H09306367A JP 9036362 A JP9036362 A JP 9036362A JP 3636297 A JP3636297 A JP 3636297A JP H09306367 A JPH09306367 A JP H09306367A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- discharge
- plasma
- electrode
- liquid crystal
- layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J17/00—Gas-filled discharge tubes with solid cathode
- H01J17/38—Cold-cathode tubes
- H01J17/48—Cold-cathode tubes with more than one cathode or anode, e.g. sequence-discharge tube, counting tube, dekatron
- H01J17/485—Plasma addressed liquid crystal displays [PALC]
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J11/00—Gas-filled discharge tubes with alternating current induction of the discharge, e.g. alternating current plasma display panels [AC-PDP]; Gas-filled discharge tubes without any main electrode inside the vessel; Gas-filled discharge tubes with at least one main electrode outside the vessel
- H01J11/10—AC-PDPs with at least one main electrode being out of contact with the plasma
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J17/00—Gas-filled discharge tubes with solid cathode
- H01J17/02—Details
- H01J17/04—Electrodes; Screens
- H01J17/06—Cathodes
- H01J17/066—Cold cathodes
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J17/00—Gas-filled discharge tubes with solid cathode
- H01J17/38—Cold-cathode tubes
- H01J17/48—Cold-cathode tubes with more than one cathode or anode, e.g. sequence-discharge tube, counting tube, dekatron
- H01J17/49—Display panels, e.g. with crossed electrodes, e.g. making use of direct current
Abstract
度の高いプラズマディスプレイ及びその製造方法を提供
する。 【解決手段】プラズマディスプレイは、マトリックス状
に配置された複数個の放電セル23を有する。放電セル
23は、支持基板11、カソード電極17及びガラス基
板21により封止された気密空間からなり、内部にHe
−Ne、Ne−Xe、He−Xe等の放電ガスを収納す
る。セル23の間の幅、即ち、基板11により形成され
る隔壁11wの幅は、約0.1〜300μmに設定され
る。セル23内には、電子を放出するためのエミッタ1
5と、エミッタ15に対向して、ガラス基板21上に対
向電極19が配設される。エミッタ15の先端部15a
は、先端の曲率半径が約1〜100μmという尖鋭な形
状を有する。
Description
レイ、プラズマ液晶ディスプレイ及びそれらの製造方法
に関する。
される可視光、またはプラズマから放射される紫外線を
蛍光体に照射し、蛍光体の励起発光を用いたプラズマデ
ィスプレイの開発が近年活発に行なわれている。プラズ
マディスプレイは、視野角が広い、自発光で視認性が良
い、応答速度が速い、大型化可能であるという利点を有
する。
向した平行平板の陰極と陽極とを持ち、放電ガスとして
He−Ne、Ne−Xe、He−Xe(1〜数%)混合
ガスがセル内に封入される。両電極間には電界が印加さ
れ、通常はグロー放電によりプラズマを発生させて可視
光を発光させるか、或いはXeの波長147nmの紫外
線を放射するHe−Xe(1〜数%)混合ガスによるプ
ラズマを発生させ、放電セル内に塗布された蛍光体を励
起発光させる。このようにして発光された可視光や蛍光
体発光は、画面外部へ拡散放射されるため、視野角も広
がり、液晶ディスプレイに比較すれば応答速度も速い、
自発光平面ディスプレイが得られる。
その製造方法においては以下に述べる重要な問題点があ
る。まず、第1には、前述の従来例では、平行平板の電
極を用い、電極材料として仕事関数の大きいNi(仕事
関数5.15eV)、Al(4.28eV)、Mo
(4.6eV)を使用していたため、放電を発生させる
ための電圧が150〜400V、通常、250〜400
Vと高い。そのため、駆動回路が複雑になり、高価にな
ると同時に、消費電力が大きい。また、通常グロー放電
プラズマを用いているが、入力電力に対する紫外線変換
効率が低いことも併せ、大きな消費電力に起因する熱の
発生の問題があり、一層の薄型化の障害になっている。
いているために、プラズマが放電セル或いは平行平板全
面に広がる。更に、放電セルの製造法としてスクリーン
印刷法を用いるために、画素サイズが650〜1000
μmと大きい。しかも、平行平板の電極を用いているた
め、パッションの法則により、電極間の距離を近付けて
高精細に使用とすると、駆動電圧が上昇してしまう。ま
た、駆動電圧を上昇させないようにすると、封入放電ガ
ス圧を大幅に上昇させる必要があり、封止するのが困難
となる。
例えば、ビデオカメラのビューファインダーや車載用動
画ディスプレイ用として、近年需要が急増している小型
で高精細な自発光平面ディスプレイを作製することがで
きない。
力であるという利点を有する液晶ディスプレイ(LC
D)の開発及び実用化が近年活発に行われている。特
に、表示品質を向上させるため、各画素ごとにアクティ
ブ素子(スイッチング素子)、例えば薄膜トランジスタ
(TFT)を付加したアクティブマトリックス型の液晶
ディスプレイ(AMLCD)が主流の技術と成りつつあ
る。しかし、TFTを用いたLCDにおいては、TFT
の製造が難しいため、歩留まりが低下して製品コストが
上昇するばかりでなく、大画面の作製が困難である。
FTに代わるスイッチング素子としてプラズマ放電を利
用するプラズマアドレッシングLCDが提案されている
(日経エレクトロニクス、1995年7月17日、P1
3)。図17は同LCDの概略断面構造を示す。
ル181は安価な厚膜印刷法で作製される。まず、ガラ
ス基板182上にNiペーストを印刷して平坦な膜から
なる放電電極183a、183bを形成する。次に、ガ
ラスペーストを印刷して放電セル181間の隔壁184
を形成する。次に、誘電体絶縁膜として厚さ50μmの
ガラス基板185を隔壁184上に載せると共に、放電
セル181内に放電ガスを充填する。
散布してから、ストライプ状の透明電極187、カラー
フィルター188を配設したガラス基板186を載せ
る。次に、ガラス基板185、186間の空隙に液晶を
注入して液晶層189を形成する。
ティブ素子として用いた液晶ディスプレイにおいては、
厚膜印刷を利用して製造できるため、歩留まりが向上す
ると共に大型画面を形成することが可能となる。
及びその製造方法においては以下に述べる重要な問題点
がある。まず、第1には、前述の従来例では、平板電極
を用い、電極材料として仕事関数の大きいNi(仕事関
数5.15eV)を使用しているため、放電を発生させ
るための電圧が300Vと高い。そのため、駆動回路が
複雑になり、高価になると同時に、消費電力が100W
と大きい。また、通常グロー放電プラズマを用いている
が、入力電力に対する紫外線変換効率が低いことも併
せ、大きな消費電力に起因する熱の発生の問題があり、
一層の薄型化の障害になっている。電極材料をプラズマ
ディスプレイで試みられたことのあるAl(4.28e
V)やMo(4.6eV)に変更したとしても、放電を
発生させるための電圧は150〜400V、通常、25
0〜400Vと非常に高くなる。
いるために、プラズマが放電セル或いは平板電極全面に
広がる。更に、放電セルの製造法としてスクリーン印刷
法を用いるために、画素サイズが650〜1000μm
と大きい。しかも、平行平板の電極を用いているため、
パッションの法則により、電極間の距離を近付けて高精
細に使用とすると、駆動電圧が上昇してしまう。また、
駆動電圧を上昇させないようにすると、封入放電ガス圧
を大幅に上昇させる必要があり、封止するのが困難とな
る。
高品位テレビ用として用いられる走査線1125本のデ
ィスプレイを作製するには、画面サイズを40インチ以
上と大きくする必要がある。この点に関し、TFTカラ
ー液晶によれば、10インチで800×600画素のデ
ィスプレイを作製することができる。更に、例えば、ビ
デオカメラのビューファインダーや車載用動画ディスプ
レイ用として、近年需要が急増している小型で高精細な
自発光平面ディスプレイを作製することができない。従
って、前述の従来例では、ディスプレイとしての用途が
極めて限定される。
低く、蛍光体輝度が高く、駆動回路が簡単で、放熱の問
題がなく、また、微細な画素形成が可能なプラズマディ
スプレイ及びその製造方法を提供することを目的とす
る。
路が簡単で、放熱の問題がなく、また、微細な画素形成
が可能なプラズマ液晶ディスプレイ、特にマイクロプラ
ズマ液晶ディスプレイ、及びその製造方法を提供するこ
とを目的とする。
プラズマディスプレイにおいて、第1基板と透明な第2
基板との間に形成された気密な封入空間と、前記封入空
間内に収納された放電ガスと、画像を表示するためのマ
トリックス状に配列された複数の画素に対応するように
前記封入空間内に配置された複数の放電セルと、前記第
1基板に支持され且つ各放電セル内に配設された先鋭な
先端部を有する突起状の放電電極と、前記放電電極の前
記先端部に対向するように前記放電セル内に配設された
対向電極と、を具備することを特徴とする。
ズマディスプレイにおいて、前記対向電極が前記第2基
板に支持されることを特徴とする。本発明の第3の視点
は、第1の視点のプラズマディスプレイにおいて、前記
対向電極が、前記放電電極上に第1絶縁層を介して配設
され、且つ前記放電電極の前記先端部に対応して開口部
を有する第1導電層の一部からなることを特徴とする。
ズマディスプレイにおいて、前記放電ガスとの接触を断
つように前記第1導電層を被覆する第2絶縁層を具備す
ることを特徴とする。
のいずれかのプラズマディスプレイにおいて、前記放電
電極の前記先端部が、約1〜100μmの曲率半径を有
することを特徴とする。
のいずれかのプラズマディスプレイにおいて、前記放電
電極の前記先端部がダイヤモンドまたは強誘電体からな
ることを特徴とする。
のいずれかのプラズマディスプレイにおいて、各放電セ
ル内に配設され且つ前記放電ガスをプラズマ化すること
により得られる放射線により励起されて発光する蛍光体
層を具備することを特徴とする。
のいずれかのプラズマディスプレイの製造方法におい
て、底部を尖らせた凹部を半導体基板に設ける工程と、
前記凹部に電極材料層を埋め込むことにより、先鋭な突
起形状を有する前記放電電極を形成する工程と、を具備
することを特徴とする。
ズマディスプレイの製造方法において、前記電極材料層
を埋め込む前に、前記凹部内を含む前記基板表面に熱酸
化絶縁層を形成する工程を具備することを特徴とする。
ィスプレイにおいて、第1基板と誘電体からなる第2基
板との間に形成された気密な封入空間と、前記封入空間
内に収納された放電ガスと、画像を表示するためのマト
リックス状に配列された複数の画素に対応するように前
記封入空間内に配置された複数の放電セルと、前記第1
基板に支持され且つ各放電セル内に配設された先鋭な先
端部を有する突起状の放電電極と、前記放電電極の前記
先端部に対向するように前記放電セル内に配設された対
向電極と、前記第2基板上に配設された、透光率が電圧
により変化する液晶層と、前記液晶層を挟んで前記放電
セルと対向する透明電極と、ここで、各放電セルは前記
放電ガスをプラズマ化することにより、各画素に対応し
て前記液晶層の状態を切り替えるスイッチング素子とし
て機能することと、を具備することを特徴とする。
プラズマ液晶ディスプレイにおいて、前記対向電極が前
記第2基板に支持されることを特徴とする。本発明の第
12の視点は、第10の視点のプラズマ液晶ディスプレ
イにおいて、前記対向電極が、前記放電電極上に第1絶
縁層を介して配設され、且つ前記放電電極の前記先端部
に対応して開口部を有する第1導電層の一部からなるこ
とを特徴とする。
プラズマ液晶ディスプレイにおいて、前記放電ガスとの
接触を断つように前記第1導電層を被覆する第2絶縁層
を具備することを特徴とする。
の視点のいずれかのプラズマ液晶ディスプレイにおい
て、前記放電電極の前記先端部が、約1〜100μmの
曲率半径を有することを特徴とする。
の視点のいずれかのプラズマ液晶ディスプレイにおい
て、前記放電電極の前記先端部がダイヤモンドまたは強
誘電体からなることを特徴とする。
の視点のいずれかのプラズマ液晶ディスプレイの製造方
法において、底部を尖らせた凹部を半導体基板に設ける
工程と、前記凹部に電極材料層を埋め込むことにより、
先鋭な突起形状を有する前記放電電極を形成する工程
と、を具備することを特徴とする。
プラズマ液晶ディスプレイの製造方法において、前記電
極材料層を埋め込む前に、前記凹部内を含む前記基板表
面に熱酸化絶縁層を形成する工程を具備することを特徴
とする。
平行平板の電極を用いているため、パッションの法則に
より、電極間の距離を近付けて高精細に使用とすると、
駆動電圧が上昇してしまう。また、駆動電圧を上昇させ
ないようにすると、封入放電ガス圧を大幅に上昇させる
必要があり、封止するのが困難となる。
レイ或いはプラズマ液晶ディスプレイによれば、この様
な問題が発生するのを回避し、封入放電ガス圧を上げず
に、駆動電圧を下げることができる。この理由を以下に
述べる。
を一定にした場合の、放電電極の先端部の曲率半径と放
電電圧との関係を示すグラフである。図6中の複数の曲
線は、放電電極と対向電極との間の距離が夫々、200
μm、180μm、150μm、130μm、100μ
m、50μmの場合を表す。
の場合には、曲率半径が約140μm以下、特に100
μm以下になると、放電電圧は大幅に低下する。また、
電極間距離が50μmの場合にも、曲率半径が約40μ
m以下になると、放電電圧は大幅に低下する。即ち、こ
れらから、先鋭な放電電極を用いると、パッションの法
則から外れて、封入放電ガス圧を上げなくとも、放電電
圧即ち駆動電圧を下げることができることが分かる。
放電電圧が大幅に低下する一方、放電電極の先端部の劣
化が激しいことが見出だされた。以上の点を考慮し、本
発明においては、先鋭な放電電極の曲率半径の好ましい
範囲を、1μm〜100μmに設定している。
用語は、画像を表示するためのマトリックス状に配列さ
れた複数の画素に対応するように、気密空間内に配置さ
れた放電領域の単位を意味する。従って、画素に対応し
て放電領域が隔壁で区画されている場合だけでなく、放
電領域間に隔壁が全く存在せず一部の或いは全ての放電
領域が空間的に一体であるような場合も、画素に対応す
る放電領域は「放電セル」という単位で表現されること
となる。また、以下に述べる幾つかの実施の形態におけ
るように、放電セル間に隔壁が設けられている場合も、
通常、隔壁は完全に各放電セルを空間的に独立させるも
のではなく、放電セル同士は互いに空間的に連通するよ
うに形成される。
プラズマディスプレイを示す模式図である。図1に示す
ように、この実施の形態に係るプラズマディスプレイ
は、マトリックス状に配置された複数個の放電セル23
を有する。放電セル23は、支持基板11、カソード電
極17及び透明なガラス基板21により封止された気密
空間からなり、内部にHe−Ne、Ne−Xe、He−
Xe等の放電ガスを収納する。セル23の間の幅、即
ち、基板11により形成される隔壁11wの幅は、約
0.1〜300μm、望ましくは100μm以下に設定
される。セル23内には、電子を放出するためのエミッ
タ15と、エミッタ15に対向して、ガラス基板21上
に対向電極19が配設される。図において、1つのエミ
ッタ15のみが示されるが、各セル23内に複数のエミ
ッタを配設することもできる。また、蛍光体発光を利用
する場合、セル23内には、更に蛍光体層22が例えば
ガラス基板21上に配設される。
率半径が約1〜100μmという尖鋭な形状を有する。
エミッタ材料としては、モリブデン、タングステン、S
i等の通常の電極材料を用いることができる。更に、エ
ミッタ材料としては、仕事関数の低い種々の材料を用い
ることができる。低仕事関数の材料の一例は、電子親和
力が負(みかけの仕事関数が負)で電子放出しやすく、
大電流もとれ、イオン衝撃にも強く、化学的にも安定
で、ガス吸着の影響も殆ど無いダイヤモンドである。ま
た、分極反転することにより大電流の放出が可能で、ダ
イヤモンドと同じ様にイオン衝撃にも強く、化学的にも
安定で、ガス吸着の影響も殆ど無い強誘電体、例えば、
PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)やPLZT(チタン酸
ジルコン酸鉛ランタン)等も用いることができる。
は、従来の、平行平板の電極を用い、電極材料として仕
事関数の大きいNi(仕事関数5.15eV)、Al
(4.28eV)、Mo(4.6eV)を使用していた
プラズマディスプレイに比較して、電界が先鋭なエミッ
タ即ち突起状電極15の先端部15aに集中して容易に
電子が放出され、放電プラズマを生じることができる。
従って、放電電圧、即ち駆動電圧を従来の150〜40
0V、通常、250〜400Vから、25〜135Vに
低下させることができる。そのため、駆動回路が簡単に
なると同時に、消費電力を大きく低下させることがで
き、熱の発生が少なくなり、放熱対策、薄型化に効果が
ある。
印加することができるため、従来のグロー放電を利用し
たプラズマディスプレイに比較して、紫外線変換効率が
高いタウンゼント放電の利用も可能となり、蛍光体の輝
度が大幅に向上し、低消費電力化にも寄与する。また、
過渡的放電であるタウンゼント放電を利用した場合に
は、高速応答も可能となる。
ているため、平板電極の場合とは異なり、放電電圧の大
きさ及びガス圧のコントロールにより、或は、突起状電
極15の先端部15aの曲率半径を小さくすることによ
り、従来とは異なり、ガス圧をそれ程大きくすることな
く、ほぼ一定の圧力に保ったまま電極間距離を狭くする
ことができる。従って、放電領域が直径1〜200μm
程度の微小なマイクロプラズマを発生させることができ
る。その結果、放電セルを微細にすることができ、薄型
化にも貢献する。また、両電極15、19を近接させる
ことにより、プラズマが他の放電セルに広がらず、紫外
線のクロストークの問題も少ないため、隔壁を不要にす
ることも可能である。
ディスプレイの製造方法の実施例を工程順に示す模式図
である。なお、図4(a)〜(f)図示の製造方法にお
いては、カソード電極とエミッタ15とを一体的に形成
しており、エミッタ材料として、モリブデン、タングス
テン、Si、ダイヤモンド等を用いている。
せた第1の凹部を形成する。このような凹部を形成する
方法としては、以下に記すようなSi単結晶基板の異方
性エッチングを利用する方法がある。
のSi単結晶基板11上に厚さ0.1μmのSiO2 熱
酸化層12をドライ酸化法により形成する。次に、熱酸
化層12上にレジストをスピンコート法により塗布し、
レジスト層13を形成する(図4(a))。
状に配置された複数個の形開口部13a、例えば10μ
m角の正方形開口部が得られるように露光、現像等のレ
ジスト層13のパターニングを行う。ここで、開口部1
3aの大きさは約2〜300μm角、開口部13a間は
約0.1〜300μm、望ましくは100μm以下とな
るようにする。そして、レジスト層13をマスクとして
NH4 F・HF混合溶液により、SiO2 膜12のエッ
チングを行なう(図4(b))。
OH水溶液を用いて異方性エッチングを行い、深さ7.
1μmの逆ピラミッド上の第1の凹部11aをSi単結
晶基板11に形成する(図4(c))。
SiO2 酸化層12を一旦除去した後、Si単結晶基板
11上に第1の凹部11a内を含めてSiO2 熱酸化絶
縁層14を形成する(図4(d))。この実施例では、
厚さ3μmとなるように、SiO2 熱酸化絶縁層14を
Wet酸化法により形成した。
晶基板11の表面にレジストを塗布してレジスト層を形
成し、更に、該レジスト層の凹部11aに相対する部分
に開口部を設けるようパターニングする。次に、リアク
ティブイオンエッチング(RIE)によりSi単結晶基
板11をエッチングし、第2の凹部11bを設ける。こ
の時、SiO2 熱酸化絶縁層14の底部、即ちピラミッ
ド形状の先端凸部14aを露出させる。
絶縁層14上にエミッタ材料からなる導電層17として
例えばタングステン層やモリブデン層を、第1の凹部1
1aが充填されるように形成する(図4(e))。この
際、第1の凹部11aに対応してピラミッド形状のエミ
ッタ15が形成される。エミッタ15の先端部15a
は、熱酸化絶縁層14の凹部11a内への成長作用によ
り、先端の曲率半径が約1〜100μmという尖鋭なも
のとなる。本実施例では、スパッタリング法によりモリ
ブデン層を厚さ20μmとなるように形成した。なお、
例えばエミッタ15をダイヤモンドから形成する場合
は、第1の凹部11a内を含む領域上にCVDによりダ
イヤモンド層を形成する。
ッタ15及びカソード電極を兼ねているが、夫々を別の
材料から形成してもよい。カソード電極をエミッタ15
とは別に形成する場合、ITO、Ta、Al等からなる
導電層を使用することができる。
iO2 熱酸化層14を選択的に除去し、エミッタ15を
露出させる。最後に、エミッタ15の先端部15aに対
向するように、対向電極19及び蛍光体層22を配設し
たガラス基板21を単結晶基板11に貼り合わせ、He
−Ne、Ne−Xe、He−Xe等の放電ガスを封入し
た複数個の放電セル23を形成する。ここで、複数個の
セル23の間の幅、即ち、単結晶基板11により形成さ
れる隔壁11wの幅は、レジスト層13の間隔に倣い、
約0.1〜300μm、望ましくは100μm以下とな
る。なお、蛍光体層22は、その面積を稼ぐため、各セ
ル23の側部や底部(Si単結晶基板11の表面)、或
いはエミッタ15の側面を覆うように形成してもよい。
は、異方性エッチングにより設けられた凹部11aを有
するSi単結晶基板11上にSiO2 熱酸化絶縁層14
を形成し、その後、エミッタとなる物質17をこの凹部
内に充填して形成している。そのため、凹部11aの形
状に応じたエミッタ15を再現性良く得ることができ
る。そして、凹部11aは異方性エッチングによる形状
再現性及びSiO2 熱酸化絶縁層14の凹部11a内へ
の成長作用により、底部を良好に尖らせた逆ピラミッド
状とすることができる。従って、先端部15aが鋭く尖
り、且つ高さの均一性に優れたピラミッド状のエミッタ
15を安定して得ることが可能となる。
の製造方法とは異なり、図4図示の製造方法において
は、隔壁11wを厚さ0.1〜200μm程度に、電極
15、19間距離を1〜200μm程度に小さくするこ
とができる。従って、大きさが1〜200μm程度の微
細な放電セル23を形成することでき、マイクロプラズ
マの利用と併せて、小型で高精細なプラズマディスプレ
イを実現することが可能となる。
ズマディスプレイを示す模式図である。図2に示すよう
に、この実施の形態に係るプラズマディスプレイは、マ
トリックス状に配置された複数個の放電セル43を有す
る。放電セル43は、支持基板31、カソード電極37
及び透明なガラス基板41により封止された気密空間か
らなり、内部にHe−Ne、Ne−Xe、He−Xe等
の放電ガスを収納する。セル43の間の幅、即ち、基板
31により形成される隔壁31wの幅は、約0.1〜3
00μm、望ましくは100μm以下に設定される。セ
ル43内には、電子を放出するためのエミッタ35と、
絶縁層34介してエミッタ35上に配設された対向電極
39とが配設される。図において、1つのエミッタ35
のみが示されるが、各セル43内に複数のエミッタを配
設することもできる。また、蛍光体発光を利用する場
合、セル43内には、更に蛍光体層42が例えばガラス
基板41上に配設される。
率半径が約1〜100μmという尖鋭な形状を有する。
前述のように、エミッタ材料としては、モリブデン、タ
ングステン、Si等の通常の電極材料を用いることがで
きる。更に、エミッタ材料としては、ダイヤモンドのよ
うな低仕事関数(負の電子親和力)の材料や、PZT、
PLZTのような強誘電体の材料等を用いることができ
る。
は、図1図示のプラズマディスプレイと同様な効果を得
ることができる。更に、エミッタ先端部35aと対向電
極39とが絶縁層34を挟み形成されているため、対向
電極−エミッタ間距離をこの絶縁層34の厚さにより精
度良く制御することが可能である。また、エミッタ先端
部35aと対向電極39とが近接しているため、図1図
示の構造よりも微小なマイクロプラズマを発生させるこ
とができる。
ディスプレイの製造方法の実施例を工程順に示す模式図
である。なお、図5(a)〜(e)図示の製造方法にお
いては、カソード電極とエミッタ35とを一体的に形成
している。
(a)〜(d)図示の工程を経て、図5(a)図示の構
造を形成する。即ち、図5(a)図示の構造は、図4
(d)図示の基板11、第1の凹部11a及び絶縁層1
4の夫々に相当するSi単結晶基板31、第1の凹部3
1a、SiO2 熱酸化絶縁層34を有する。
晶基板31の表面にレジストを塗布してレジスト層を形
成し、更に、該レジスト層の凹部31aに相対する部分
に開口部を設けるようパターニングする。次に、リアク
ティブイオンエッチング(RIE)によりSi単結晶基
板31をエッチングし、第2の凹部31bを設ける(図
5(b))。この時、SiO2 熱酸化絶縁層34の底
部、即ちピラミッド形状の先端凸部34aを露出させ
る。
b内面を含む単結晶基板31の表面に絶縁層36を形成
する。本実施例ではSiO2 熱酸化絶縁層36を厚さ
0.2μmとなるように形成した。なお、絶縁層36は
省略することもできる。更に、前記SiO2 熱酸化絶縁
層34上にエミッタ材料からなる導電層37として例え
ばタングステン層やモリブデン層を、第1の凹部31a
が充填されるように形成する(図5(c))。この際、
第1の凹部31aに対応してピラミッド形状のエミッタ
35が形成される。エミッタ35の先端部35aは、熱
酸化絶縁層34の凹部31a内への成長作用も加わり、
先端の曲率半径が約1〜100μmという尖鋭なものと
なる。本実施例では、スパッタリング法によりモリブデ
ン層を厚さ2μmとなるように形成した。
から形成する場合は、第1の凹部31a内を含む領域上
にCVDによりダイヤモンド層を形成する。また、図示
の構造では、導電層37がエミッタ35及びカソード電
極を兼ねているが、夫々を別の材料から形成してもよ
い。カソード電極をエミッタ35とは別に形成する場
合、ITO、Ta、Al等からなる導電層を使用するこ
とができる。
えばモリブデン層を、SiO2 熱酸化絶縁層34のピラ
ミッド形状先端凸部34a、及び第2の凹部31b内面
を含む絶縁層36上に形成する(図5(d))。本実施
例では厚さ0.9μmとなるようにスパッタリング法に
よりモリブデン層を形成した。
レジスト層を形成し、更に、該レジスト層を酸素プラズ
マにより選択的にドライエッチングし、導電層38のピ
ラミッド状凸部38aの先端部を0.7μmほど露出さ
せる。その後、リアクティブイオンエッチング(RI
E)により、ピラミッド状凸部34a上の導電層38を
除去する。更に、残存するレジスト層或いは別のレジス
ト層をマスクとして、NH4 F・HF混合液を用いて、
SiO2 熱酸化層34を選択的に除去する。これによっ
て、開口部39aを有する対向電極39が形成されると
共に、ピラミッド状エミッタ即ち冷陰極35の先端部3
5aが露出される。
向するように、蛍光体層42を配設したガラス基板41
を単結晶基板31に貼り合わせ、He−Ne等の放電ガ
スを封入した複数個の放電セル43を形成する(図5
(e))。ここで、複数個のセル43の間の幅、即ち、
単結晶基板31により形成される隔壁41wの幅は、レ
ジスト層13(図4(a)、(b)参照)の間隔に倣
い、約0.1〜300μm、望ましくは100μm以下
となる。なお、蛍光体層42は、その面積を稼ぐため、
セル43の側部や底部(導電層38及びエミッタ35の
表面)を覆うように形成してもよい。
は、図4図示の製造方法と同様、先端部35aが鋭く尖
り、且つ高さの均一性に優れたピラミッド状のエミッタ
35を安定して得ることが可能となる。更に、エミッタ
先端部35aと対向電極39とがSiO2 熱酸化絶縁層
34を挟み形成されているため、対向電極−エミッタ間
距離をこの絶縁層34の厚さにより精度良く制御するこ
とが可能である。
プラズマディスプレイを示す模式図である。図3に示す
ように、この実施の形態に係るプラズマディスプレイ
は、マトリックス状に配置された複数個の放電セル63
を有する。放電セル63は、支持基板51、カソード電
極57及び透明なガラス基板61により封止された気密
空間からなり、内部にHe−Ne、Ne−Xe、He−
Xe等の放電ガスを収納する。セル63の間の幅、即
ち、基板51により形成される隔壁51wの幅は、約
0.1〜300μm、望ましくは100μm以下に設定
される。セル63内には、電子を放出するためのエミッ
タ55と、絶縁層54介してエミッタ55上に配設され
た対向電極59とが配設される。エミッタ55は絶縁層
54から露出せず、完全に覆われている。また、対向電
極59を覆うように、SiO2 絶縁層60が配設され
る。図において、1つのエミッタ55のみが示される
が、各セル63内に複数のエミッタを配設することもで
きる。また、蛍光体発光を利用する場合、セル63内に
は、更に蛍光体層62が例えばガラス基板61上に配設
される。
率半径が約1〜100μmという尖鋭な形状を有する。
前述のように、エミッタ材料としては、モリブデン、タ
ングステン、Si等の通常の電極材料を用いることがで
きる。更に、エミッタ材料としては、ダイヤモンドのよ
うな低仕事関数(負の電子親和力)の材料や、PZT、
PLZTのような強誘電体の材料等を用いることができ
る。
は、図2図示のプラズマディスプレイと同様な効果を得
ることができる。更に、エミッタ55及び対向電極59
が夫々絶縁層54、60で覆われているため、エミッタ
55及び対向電極59はセル内のプラズマから保護され
る。このため長寿命のプラズマディスプレイを提供する
ことができる。なお、この場合、交流を印加してプラズ
マを維持するようにしてもよい。
法は、図5(a)〜(e)図示の製造方法と類似したも
のとなる。相違点としては、図5(d)図示の工程で、
対向電極開口部を形成した後、更にSiO2 絶縁層60
を形成する共に、次の工程において、絶縁層60及び対
向電極55のエミッタ55上方の部分をエッチングする
際に、絶縁層54を残すようにすることである。
プラズマディスプレイを示す模式図である。図7に示す
ように、この実施の形態に係るプラズマディスプレイ
は、図2図示のプラズマディスプレイから、エミッタ3
5間を仕切る隔壁31wを除いた構造を有する。図7
中、図2中の部材と対応する部分には同一符号を付して
それらの詳細な説明を省略する。なお、追加の符号4
5、46は夫々、支持用のガラス基板及びITO導電層
を指示する。
は、エミッタの先端部と対向電極との間の距離を小さく
できるため、この両者間で局部的にプラズマを発生させ
ることができ、しかも、場合によっては、紫外線発生効
率の高いタウンゼント放電によりプラズマを発生させる
ことができる。このため、放電セル間の隔壁がなくと
も、互いに干渉し合うことなく、各放電セルごとに局部
的にマイクロプラズマを発生させることができる。即
ち、図1乃至図3図示の各プラズマディスプレイにおい
ては、隔壁11w、31w、51wを省略することがで
きる。図7はその一例として、図2図示の構造を変更し
た実施の形態を示すものである。
セル」という用語は、画像を表示するためのマトリック
ス状に配列された複数の画素に対応するように、気密空
間内に配置された放電領域を意味する。従って、このよ
うに隔壁がない場合も、画素に対応する放電領域は「放
電セル」という単位で表現されることとなる。
ディスプレイのエミッタの製造方法の実施例を工程順に
示す模式図である。この製造方法においては、まず、単
結晶基板71の片側表面に、底部を尖らせた凹部72を
形成する。このような凹部を形成する方法として、次の
ようなSi単結晶基板の異方性エッチングを利用する方
法を用いることができる。
結晶面方位のSi単結晶基板71上に厚さ0.1μmの
SiO2 熱酸化層をドライ酸化法により形成する。次
に、熱酸化層上にレジストをスピンコート法により塗布
し、レジスト層を形成する。
状に配置された複数個の開口部、例えば10μm角の正
方形開口部、が得られるように露光、現像等の処理を施
し、レジスト層のパターニングを行う。ここで、開口部
は約2〜300μm角となるようにする。そして、レジ
スト層をマスクとして、NH4 F・HF混合溶液によ
り、SiO2 膜のエッチングを行なう。
水溶液を用いて異方性エッチングを行い、深さ7.1μ
mの凹部72をSi単結晶基板71上に形成する(図8
(a))。次に、NH4 F・HF混合溶液を用いて、S
iO2 酸化層を除去する。KOH水溶液によりエッチン
グされることにより、凹部72は(111)面からなる
4斜面により規定される逆ピラミッドの形状となる。
板71を、例えばWet酸化法により熱酸化し、凹部7
2を含む全面に、SiO2 熱酸化絶縁層73を、例えば
厚さ0.5μmとなるように形成する。なお、絶縁層7
3はCVD法等により堆積して形成することもできる
が、SiO2 熱酸化膜は、緻密で厚さの制御等が容易で
あることから好ましい。
基板即ちSi単結晶基板71上に、タングステン、モリ
ブデン、ダイヤモンド等からなるエミッタ材料層74と
ITO等からなる導電層75とを形成する(図8
(b))。エミッタ材料層74及び導電層75は、例え
ば、スパッタリング法により夫々厚さ2μm及び1μm
となるように形成する。
埋められると共に、凹部72以外の部分も一様の厚さと
なるように形成する。なお、エミッタをダイヤモンドか
ら形成する場合はエミッタ材料層74としてCVDによ
りダイヤモンド層を形成する。また、導電層75はミッ
タ材料層74の材質によっては省くことができ、その場
合は、エミッタ材料層74がカソード電極を兼ねること
となる。
さ0.3μmのAl層76をコートしたパイレックスガ
ラス基板(厚さ1mm)77を用意する。次に、ガラス
基板77とSi単結晶基板71とをエミッタ材料層74
を間に挟むように接着する(図8(c))。この接着に
は、例えば静電接着法を適用することができ、静電接着
法は、エミッタ構造の軽量化や薄型化に寄与する。
を、HNO3 ・CH3 COOH・HFの混酸溶液で除去
する。また、エチレンジアミン・ピロカテコール・ピラ
ジンから成る水溶液(エチレンジアミン:ピロカテコー
ル:ピラジン:水=75cc:12g:3mg:10c
c)でSi単結晶基板71をエッチング除去する。この
様にして、ピラミッド形状の導電性凸部78を覆うSi
O2 熱酸化絶縁層73を露出させる(図8(d))。
等の導電性材料からなる導電性材料層79を、例えばス
パッタリング法により厚さ約0.5μmとなるように形
成する。その後、導電性材料層79上に、フォトレジス
ト層80を、ピラミッドの先端が隠れる程度の厚さに、
例えばスピンコート法により厚さ約0.9μmとなるよ
うに塗布する(図8(e))。
グを行い、ピラミッド先端部が0.7μmほど現れるよ
うに、レジスト層80をエッチング除去する(図8
(f))。その後、反応性イオンエッチングにより、ピ
ラミッド先端部の導電性材料層79をエッチングし、開
口部を形成する(図8(g))。
HF混合溶液を用いて、絶縁層73を選択的に除去す
る。この様にして、対向電極となる導電性材料層79の
開口部内で、導電性凸部78の先端部を露出させる(図
8(h))。図8(h)図示の構造は、図7図示のプラ
ズマディスプレイのエミッタ35側の構造に対応する。
即ち、図8(h)中の導電性凸部78及び導電性材料層
79が、図7中のエミッタ35及び対向電極39に夫々
対応する。
ッタ35の先端部35aに対向するように、蛍光体層4
2を配設したガラス基板41をガラス基板45に貼り合
わせ、He−Ne、Ne−Xe、He−Xe等の放電ガ
スを封入すれば、プラズマディスプレイを完成すること
ができる。
プラズマディスプレイを示す展開斜視図である。図9に
示すように、この実施の形態に係るプラズマディスプレ
イは、図7図示の構造を応用したもので、マトリックス
状に配置された複数個の放電セル43の夫々が4つのエ
ミッタ35を有する。図9中、図7中の部材と対応する
部分には同一符号を付しそれらの詳細な説明を省略す
る。
ソード電極37のラインと、対向電極39のラインとは
直交し、それらの交点に放電セル43が配置される。従
って、カソード電極37のラインと、対向電極39のラ
インとを介して各放電セル43における電極間の電圧を
任意に設定することにより、画素の点灯及び点滅を選択
することができる。即ち、画素の選択は、所謂マトリッ
クス駆動により、例えば、対向電極39のラインを線順
次に選択して所定の電位を付与するのに同期して、カソ
ード電極37のラインに選択信号である所定の電位を付
与することにより行うことができる。
図7のプラズマディスプレイにおいては、いずれも、カ
ソード電極のラインと対向電極のラインとを直交して配
置することができる。これにより、図9図示の実施の形
態と同様に、マトリックス駆動を行うことができる。
るプラズマ液晶ディスプレイを示す模式図である。この
実施の形態に係るプラズマ液晶ディスプレイは、マトリ
ックス状に配置された複数個の放電セル123に区画さ
れた放電セルアレイブロック110を有する。図10に
示すように、放電セル123は、透明な誘電体であるガ
ラス基板121、122及びその間に配設されたスペー
サー基板111とにより封止された気密空間からなり、
内部にHe−Ne、He−Xe、Ne−Xe等の放電ガ
スを収納する。セル123の間の幅、即ち、基板111
により形成される隔壁111wの幅は、約0.1〜10
0μmに設定される。
7に接続された電子を放出するためのエミッタ115
と、エミッタ115に対向するようにガラス基板121
上に形成された対向電極119とが配設される。図にお
いて、1つのエミッタ115のみが示されるが、各放電
セル123内に複数のエミッタを配設することもでき
る。また、エミッタ115とカソード電極117とは、
バックライトを使用しない場合、或いは透明電極を使用
する場合は、同じ材料から形成することができる。
ように、ガラス基板101が配設される。ガラス基板1
01の内面上には、ストライプ状の透明電極102及び
カラーフィルター103が支持される。ガラス基板12
1とガラス基板101との間にはスペーサーが散布され
ると共に液晶が注入され、透光率が電圧により変化する
液晶層104が形成される。最上部のガラス基板101
及び最下部のガラス基板122の外面上には、偏光板1
05、106が夫々配設される。更に、最下部のガラス
基板122の裏面側にはバックライト107が配設され
る。これらの部材101乃至107は、一般的な液晶表
示装置において使用されているものである。各放電セル
123は放電ガスをプラズマ化することによりガラス基
板121上に得られる電位により、各画素に対応して液
晶層104の状態を切り替えるスイッチング素子として
機能する。
利用する場合、或いは放電セル123内に蛍光体を配置
し、その蛍光を利用する場合は、偏光板106をガラス
基板121の上部に設置し、バックライト107を省略
することも可能である。
15の先端部115aは、先端の曲率半径が約1〜10
0μmという尖鋭な形状を有する。エミッタ材料として
は、モリブデン、タングステン、Si等の通常の電極材
料を用いることができる。更に、エミッタ材料として
は、仕事関数の低い種々の材料を用いることができる。
低仕事関数の材料の一例は、電子親和力が負(みかけの
仕事関数が負)で電子放出しやすく、大電流もとれ、イ
オン衝撃にも強く、化学的にも安定で、ガス吸着の影響
も殆ど無いダイヤモンドである。また、分極反転するこ
とにより大電流の放出が可能で、ダイヤモンドと同じ様
にイオン衝撃にも強く、化学的にも安定で、ガス吸着の
影響も殆ど無い強誘電体、例えば、PZT(チタン酸ジ
ルコン酸鉛)やPLZT(チタン酸ジルコン酸鉛ランタ
ン)等も使用することができる。
おいては、従来の、平板電極を用い、電極材料として仕
事関数の大きいNi(仕事関数5.15eV)、Al
(4.28eV)、Mo(4.6eV)を使用するプラ
ズマ液晶ディスプレイに比較して、電界が先鋭なエミッ
タ即ち突起状電極115の先端部115aに集中して容
易に電子が放出され、放電プラズマを生じることができ
る。従って、放電電圧、即ち駆動電圧を従来の150〜
400V、通常、250〜400Vから、25〜135
Vに低下させることができる。そのため、駆動回路が簡
単になると同時に、消費電力を大きく低下させることが
でき、熱の発生が少なくなり、放熱対策、薄型化に効果
がある。
いているため、平板電極の場合とは異なり、放電電圧の
大きさ及びガス圧のコントロールにより、或は、突起状
電極115の先端部115aの曲率半径を小さくするこ
とにより、従来とは異なり、ガス圧をそれ程大きくする
ことなく、ほぼ一定の圧力に保ったまま電極間距離を狭
くすることができる。従って、放電領域が直径1〜20
0μm程度の微小なマイクロプラズマを発生させること
ができる。その結果、放電セルを微細にすることがで
き、薄型化にも貢献する。
ズマ液晶ディスプレイの放電セルアレイブロック110
の製造方法の実施例を工程順に示す模式図である。ま
ず、単結晶基板の片側表面に底部を尖らせた第1の凹部
を形成する。このような凹部を形成する方法としては、
以下に記すようなSi単結晶基板の異方性エッチングを
利用する方法がある。
のSi単結晶基板111上に厚さ0.1μmのSiO2
熱酸化層112をドライ酸化法により形成する。次に、
熱酸化層112上にレジストをスピンコート法により塗
布し、レジスト層113を形成する(図13(a))。
状に配置された複数個の開口部113a、例えば10μ
m角の正方形開口部、が得られるよう露光、現像等のレ
ジスト層113のパターニングを行う。ここで、開口部
113aの大きさは約2〜300μm角、開口部113
a間は約0.1〜100μmを有するようにする。そし
て、レジスト層113をマスクとしてNH4 F・HF混
合溶液により、SiO2 膜112のエッチングを行なう
(図13(b))。
KOH水溶液を用いて異方性エッチングを行い、深さ
7.1μmの逆ピラミッド上の第1の凹部111aをS
i単結晶基板111に形成する(図13(c))。
SiO2 酸化層112を一旦除去した後、Si単結晶基
板111上に第1の凹部111a内を含めてSiO2 熱
酸化絶縁層114を形成する(図13(d))。この実
施例では、厚さ3μmとなるように、SiO2 熱酸化絶
縁層114をWet酸化法により形成した。絶縁層11
4はCVD法或いは陽極酸化法により形成することもで
きる。
結晶基板111の表面にレジストを塗布してレジスト層
を形成し、更に、該レジスト層の凹部111aに相対す
る部分に開口部を設けるようパターニングする。次に、
リアクティブイオンエッチング(RIE)によりSi単
結晶基板111をエッチングし、第2の凹部111bを
設ける。この時、SiO2 熱酸化絶縁層114の底部、
即ちピラミッド形状の先端凸部114aを露出させる。
絶縁層114上にエミッタ材料、例えばタングステン、
モリブデン、望ましくはダイヤモンド等の低仕事関数
(負の電子親和力)の材料、PZT、PLZT等の強誘
電体の材料を、第1の凹部111aが充填されるように
形成する。この際、第1の凹部111aに対応してピラ
ミッド形状のエミッタ115が形成される。エミッタ1
15の先端部115aは、熱酸化絶縁層114の凹部1
11a内への成長作用により、先端の曲率半径が約1〜
100μmという尖鋭なものとなる。本実施例では、C
VD法によりダイヤモンド層を形成した。
層をエミッタ115及びSiO2 熱酸化絶縁層114上
に堆積し、カソード電極117を形成する(図13
(e))。なお、図示の構造では、エミッタ115及び
カソード電極117を別の材料から形成しているが、同
じ導電材料から一体的に形成してもよい。
iO2 熱酸化層114を選択的に除去し、エミッタ11
5を露出させる。次に、支持基板として、カソード電極
117側にガラス基板122を貼り付ける。なお、カソ
ード電極117自体が気密な放電セル123を形成する
ための支持体として機能するようにすれば、ガラス基板
122を省略することもできる。
対向するように、対向電極119を配設したガラス基板
121を、単結晶基板111を介してガラス基板122
に貼り合わせ、He−Ne、He−Xe、Ne−Xe等
の放電ガスを封入した複数個の放電セル123を形成す
る(図13(f))。ここで、複数個のセル123の間
の幅、即ち、単結晶基板111により形成される隔壁1
11wの幅は、レジスト層113の間隔に倣い、約0.
1〜100μmとなる。
ライプ状の透明電極102及びカラーフィルター103
を支持するガラス基板101を、上部のガラス基板12
1の上面に対向配設する。次に、ガラス基板121とガ
ラス基板101との間にスペーサーを散布すると共に液
晶を注入し、透光率が電圧により変化する液晶層104
を形成する。次に、最上部のガラス基板101及び最下
部のガラス基板122の外面上に偏光板105、106
を夫々配設する。更に、最下部のガラス基板122の裏
面側にバックライト107を配設する。これらの部材1
01乃至107は、公知の種々方法で、放電セルアレイ
ブロック110の上下に配設することができる。
ては、異方性エッチングにより設けられた凹部111a
を有するSi単結晶基板111上にSiO2 熱酸化絶縁
層114を形成し、その後、エミッタ115となる物質
をこの凹部内に充填して形成している。そのため、凹部
111aの形状に応じたエミッタ115を再現性良く得
ることができる。そして、凹部111aは異方性エッチ
ングによる形状再現性及びSiO2 熱酸化絶縁層114
の凹部111a内への成長作用により、底部を良好に尖
らせた逆ピラミッド状とすることができる。従って、先
端部115aが鋭く尖り、且つ高さの均一性に優れたピ
ラミッド状のエミッタ115を安定して得ることが可能
となる。なお、絶縁層114をCVD法或いは陽極酸化
法により形成しても、同様な効果が得られる。
の製造方法とは異なり、図13図示の製造方法において
は、隔壁111wを厚さ0.1〜200μm程度に、電
極115、119間距離を1〜200μm程度に小さく
することができる。従って、大きさが1〜200μm程
度の微細な放電セル123を形成することでき、マイク
ロプラズマの利用と併せて、小型で高精細なプラズマ液
晶ディスプレイを実現することが可能となる。
るプラズマ液晶ディスプレイを示す模式図である。図1
1は90度の角度をなす断面を中央で合わせた態様で示
す。この実施の形態に係るプラズマ液晶ディスプレイ
は、マトリックス状に配置された複数個の放電セル14
3に区画された放電セルアレイブロック130を有す
る。図11に示すように、放電セル143は、透明な誘
電体であるガラス基板141、142及びその間に配設
されたスペーサー基板131とにより封止された気密空
間からなり、内部にHe−Ne、He−Xe、Ne−X
e等の放電ガスを収納する。セル143の間の幅、即
ち、基板131により形成される隔壁131wの幅は、
約0.1〜100μmに設定される。
7に接続された電子を放出するためのエミッタ135
と、絶縁層134介してエミッタ135上に形成された
対向電極139とが配設される。図において、1つのエ
ミッタ135のみが示されるが、各放電セル143内に
複数のエミッタを配設することもできる。また、エミッ
タ135とカソード電極137とは、バックライトを使
用しない場合、或いは透明電極を使用する場合は、同じ
材料から形成することができる。
は、図10図示のプラズマ液晶ディスプレイと同様に、
対向ガラス基板101やバックライト107等の部材が
配設される。
35の先端部135aは、先端の曲率半径が約1〜10
0μmという尖鋭な形状を有する。前述のように、エミ
ッタ材料としては、モリブデン、タングステン、Si等
の通常の電極材料を用いることができる。更に、エミッ
タ材料としては、ダイヤモンド等の低仕事関数(負の電
子親和力)の材料、PZT、PLZT等の強誘電体の材
料を用いることができる。
おいては、図10図示のプラズマ液晶ディスプレイと同
様な効果を得ることができる。更に、エミッタ先端部1
35aと対向電極139とが絶縁層134を挟み形成さ
れているため、対向電極−エミッタ間距離をこの絶縁層
134の厚さにより精度良く制御することが可能であ
る。また、エミッタ先端部135aと対向電極139と
が近接しているため、図10図示の構造よりも、より微
小なマイクロプラズマを発生させることができる。 図
14(a)〜(e)は図11図示のプラズマ液晶ディス
プレイの放電セルアレイブロック130の製造方法の実
施例を工程順に示す模式図である。
(a)〜(d)図示の工程を経て、図14(a)図示の
構造を形成する。即ち、図14(a)図示の構造は、図
13(d)図示の基板111、第1の凹部111a及び
絶縁層114の夫々に相当するSi単結晶基板131、
第1の凹部131a、SiO2 熱酸化絶縁層134を有
する。
結晶基板131の表面にレジストを塗布してレジスト層
を形成し、更に、該レジスト層の凹部131aに相対す
る部分に開口部を設けるようパターニングする。次に、
リアクティブイオンエッチング(RIE)によりSi単
結晶基板131をエッチングし、第2の凹部131bを
設ける(図14(b))。この時、SiO2 熱酸化絶縁
層134の底部、即ちピラミッド形状の先端凸部134
aを露出させる。
1b内面を含む単結晶基板131の表面に絶縁層136
を形成する。本実施例ではSiO2 熱酸化絶縁層136
を厚さ0.2μmとなるように形成した。なお、絶縁層
136は省略してもよい。更に、SiO2 熱酸化絶縁層
114上にエミッタ材料、例えばタングステン、モリブ
デン、望ましくはダイヤモンド等の低仕事関数の材料、
PZT、PLZT等の強誘電体の材料を、第1の凹部1
31aが充填されるように形成する。この際、第1の凹
部131aに対応してピラミッド形状のエミッタ135
が形成される。エミッタ135の先端部135aは、熱
酸化絶縁層134の凹部131a内への成長作用によ
り、先端の曲率半径が約1〜100μmという尖鋭なも
のとなる。本実施例では、CVD法によりダイヤモンド
層を形成した。
層をエミッタ135及びSiO2 熱酸化絶縁層134上
に堆積し、カソード電極137を形成する(図14
(c))。なお、図示の構造では、エミッタ135及び
カソード電極137を別の材料から形成しているが、同
じ導電材料から一体的に形成してもよい。
例えばモリブデン層を、SiO2 熱酸化絶縁層134の
ピラミッド形状先端凸部134a、及び第2の凹部13
1b内面を含む絶縁層136上に形成する(図14
(d))。本実施例では厚さ0.9μmとなるようにス
パッタリング法によりモリブデン層を形成した。
てレジスト層を形成し、更に、該レジスト層を酸素プラ
ズマにより選択的にドライエッチングし、導電層138
のピラミッド状凸部138aの先端部を0.7μmほど
露出させる。その後、リアクティブイオンエッチング
(RIE)により、ピラミッド状凸部134a上の導電
層138を除去する。更に、残存するレジスト層或いは
別のレジスト層をマスクとして、NH4 F・HF混合液
を用いて、SiO2 熱酸化層134を選択的に除去す
る。これによって、開口部139aを有する対向電極1
39が形成されると共に、ピラミッド状エミッタ即ち冷
陰極135の先端部135aが露出される。
7側にガラス基板142を貼り付ける。なお、カソード
電極137自体が気密な放電セル143を形成するため
の支持体として機能するようにすれば、ガラス基板14
2を省略することもできる。
1を介してガラス基板142に貼り合わせ、He−N
e、He−Xe、Ne−Xe等の放電ガスを封入した複
数個の放電セル143を形成する(図14(e))。こ
こで、複数個のセル143の間の幅、即ち、単結晶基板
131により形成される隔壁131wの幅は、レジスト
層113(図13(a)、(b)参照)の間隔に倣い、
約0.1〜100μmとなる。
1やバックライト107等の部材を、種々の公知の方法
で、放電セルアレイブロック130の上下に配設する。
このように、図14図示の製造方法においては、図13
図示の製造方法と同様、先端部135aが鋭く尖り、且
つ高さの均一性に優れたピラミッド状のエミッタ135
を安定して得ることが可能となる。更に、エミッタ先端
部135aと対向電極139とがSiO2 熱酸化絶縁層
134を挟み形成されているため、対向電極−エミッタ
間距離をこの絶縁層134の厚さにより精度良く制御す
ることが可能である。なお、絶縁層134をCVD法或
いは陽極酸化法により形成しても、同様な効果が得られ
る。
るプラズマ液晶ディスプレイを示す模式図である。図1
2は90度の角度をなす断面を中央で合わせた態様で示
す。この実施の形態に係るプラズマ液晶ディスプレイ
は、マトリックス状に配置された複数個の放電セル16
3に区画された放電セルアレイブロック150を有す
る。図12に示すように、放電セル163は、透明な誘
電体であるガラス基板161、162及びその間に配設
されたスペーサー基板151とにより封止された気密空
間からなり、内部にHe−Ne、He−Xe、Ne−X
e等の放電ガスを収納する。セル163の間の幅、即
ち、基板151により形成される隔壁151wの幅は、
約0.1〜100μmに設定される。
7に接続された電子を放出するためのエミッタ155
と、絶縁層154介してエミッタ155上に形成された
対向電極159とが配設される。エミッタ155は絶縁
層154から露出せず、完全に覆われている。また、対
向電極159を覆うように、SiO2 絶縁層160が配
設される。エミッタ155からの電子は、トンネル現象
で絶縁層154を通過する。図において、1つのエミッ
タ155のみが示されるが、各放電セル163内に複数
のエミッタを配設することもできる。また、エミッタ1
55とカソード電極157とは、バックライトを使用し
ない場合、或いは透明電極を使用する場合は、同じ材料
から形成することができる。
は、図10図示のプラズマ液晶ディスプレイと同様に、
対向ガラス基板101やバックライト107等の部材が
配設される。
の曲率半径が約1〜100μmという尖鋭な形状を有す
る。前述のように、エミッタ材料としては、モリブデ
ン、タングステン、Si等の通常の電極材料を用いるこ
とができる。更に、エミッタ材料としては、ダイヤモン
ド等の低仕事関数(負の電子親和力)の材料、PZT、
PLZT等の強誘電体の材料を用いることができる。
おいては、図11図示のプラズマ液晶ディスプレイと同
様な効果を得ることができる。更に、エミッタ155及
び対向電極159が夫々絶縁層154、160で覆われ
ているため、エミッタ155及び対向電極159はセル
内のプラズマから保護される。このため長寿命のプラズ
マ液晶ディスプレイを提供することができる。なお、こ
の場合には、交流を印加し、プラズマを維持してもよ
い。
放電セルアレイブロック150の製造方法は、図14
(a)〜(e)図示の製造方法と類似したものとなる。
相違点としては、図14(d)図示の工程で、対向電極
開口部を形成した後、更にSiO2 絶縁層160を形成
する共に、次の工程において、絶縁層160及び対向電
極155のエミッタ155上方の部分をエッチングする
際に、絶縁層154を残すようにすることである。
るプラズマ液晶ディスプレイを示す模式図である。図1
5に示すように、この実施の形態に係るプラズマ液晶デ
ィスプレイは、図11図示のプラズマ液晶ディスプレイ
から、エミッタ35間を仕切る隔壁31wを除いた構造
を有する。図15中、図11中の部材と対応する部分に
は同一符号を付してそれらの詳細な説明を省略する。
ては、エミッタの先端部と対向電極との間の距離を小さ
くできるため、この両者間で局部的にプラズマを発生さ
せることができ、しかも、場合によっては、紫外線発生
効率の高いタウンゼント放電によりプラズマを発生させ
ることができる。このため、放電セル間の隔壁がなくと
も、互いに干渉し合うことなく、各放電セルごとに局部
的にマイクロプラズマを発生させることができる。即
ち、図10乃至図12図示の各プラズマ液晶ディスプレ
イにおいては、隔壁111w、131w、151wを省
略することができる。図15はその一例として、図11
図示の構造を変更した実施の形態を示すものである。
セル」という用語は、画像を表示するためのマトリック
ス状に配列された複数の画素に対応するように、気密空
間内に配置された放電領域を意味する。従って、このよ
うに隔壁がない場合も、画素に対応する放電領域は「放
電セル」という単位で表現されることとなる。
エミッタは、図8(a)〜(h)を参照して述べた製造
方法により製造することができる。但し、図8(b)図
示の工程において、エミッタ材料層74は、凹部72の
みを埋めるような厚さに形成する。
るプラズマ液晶ディスプレイの放電セルアレイブロック
を示す展開斜視図である。図16に示すように、この実
施の形態に係るプラズマ液晶ディスプレイは、図15図
示の構造を応用したもので、マトリックス状に配置され
た複数個の放電セル143の夫々が4つのエミッタ13
5を有する。図16中、図15中の部材と対応する部分
には同一符号を付しそれらの詳細な説明を省略する。
カソード電極137のラインと、対向電極139のライ
ンとは直交し、それらの交点に放電セル143が配置さ
れる。従って、カソード電極137のラインと、対向電
極139のラインとを介して各放電セル143における
電極間の電圧を任意に設定することにより、画素の点灯
及び点滅を選択することができる。即ち、画素の選択
は、所謂マトリックス駆動により、例えば、対向電極1
39のラインを線順次に選択して所定の電位を付与する
のに同期して、カソード電極137のラインに選択信号
である所定の電位を付与することにより行うことができ
る。
及び図15のプラズマ液晶ディスプレイにおいては、い
ずれも、カソード電極のラインと対向電極のラインとを
直交して配置することができる。これにより、図16図
示の実施の形態と同様に、マトリックス駆動を行うこと
ができる。
体輝度が高く、駆動回路が簡単で、放熱の問題がなく、
また、微細な画素形成が可能なプラズマディスプレイ及
びその製造方法を提供することができる。
駆動回路が簡単で、放熱の問題がなく、また、微細な画
素形成が可能なプラズマ液晶ディスプレイ及びその製造
方法を提供することができる。
イを示す模式図。
プレイを示す模式図。
ィスプレイを示す模式図。
実施例を工程順に示す模式図。
実施例を工程順に示す模式図。
場合の、放電電極の先端部の曲率半径と放電電圧との関
係を示すグラフ。
ィスプレイを示す模式図。
製造方法の実施例を工程順に示す模式図。
ィスプレイを示す展開斜視図。
液晶ディスプレイを示す模式図。
液晶ディスプレイを示す模式図。
液晶ディスプレイを示す模式図。
電セルアレイブロックの製造方法の実施例を工程順に示
す模式図。
電セルアレイブロックの製造方法の実施例を工程順に示
す模式図。
液晶ディスプレイを示す模式図。
液晶ディスプレイの放電セルアレイブロックを示す展開
斜視図。
図。
4、73…絶縁膜、15、35、55、78…エミッタ
(放電電極)、17、37、57、75…導電層(カソ
ード電極)、19、39、59、79…対向電極、2
1、41、61…ガラス基板、22、42、62…蛍光
体層、23、43、63…放電セル、101…ガラス基
板、102…透明電極、103…カラーフィルター、1
04…液晶層、105、106…偏光板、107…バッ
クライト、110、130、150…放電セルアレイブ
ロック、111、131、151…Si単結晶基板、1
14、134、154…絶縁膜、115、135、15
5…エミッタ(放電電極)、117、137、157…
カソード電極、119、139、159…対向電極、1
21、141、161…ガラス基板、122、142、
162…ガラス基板、123、143、163…放電セ
ル。
Claims (17)
- 【請求項1】第1基板と透明な第2基板との間に形成さ
れた気密な封入空間と、 前記封入空間内に収納された放電ガスと、 画像を表示するためのマトリックス状に配列された複数
の画素に対応するように前記封入空間内に配置された複
数の放電セルと、 前記第1基板に支持され且つ各放電セル内に配設された
先鋭な先端部を有する突起状の放電電極と、 前記放電電極の前記先端部に対向するように前記放電セ
ル内に配設された対向電極と、 を具備することを特徴とするプラズマディスプレイ。 - 【請求項2】前記対向電極が前記第2基板に支持される
ことを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレ
イ。 - 【請求項3】前記対向電極が、前記放電電極上に第1絶
縁層を介して配設され、且つ前記放電電極の前記先端部
に対応して開口部を有する第1導電層の一部からなるこ
とを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレ
イ。 - 【請求項4】前記放電ガスとの接触を断つように前記第
1導電層を被覆する第2絶縁層を具備することを特徴と
する請求項3に記載のプラズマディスプレイ。 - 【請求項5】前記放電電極の前記先端部が、約1〜10
0μmの曲率半径を有することを特徴とする請求項1乃
至4のいずれかに記載のプラズマディスプレイ。 - 【請求項6】前記放電電極の前記先端部がダイヤモンド
または強誘電体からなることを特徴とする請求項1乃至
5のいずれかに記載のプラズマディスプレイ。 - 【請求項7】各放電セル内に配設され且つ前記放電ガス
をプラズマ化することにより得られる放射線により励起
されて発光する蛍光体層を具備することを特徴とする請
求項1乃至6のいずれかに記載のプラズマディスプレ
イ。 - 【請求項8】底部を尖らせた凹部を半導体基板に設ける
工程と、前記凹部に電極材料層を埋め込むことにより、
先鋭な突起形状を有する前記放電電極を形成する工程
と、を具備することを特徴とする請求項1乃至7のいず
れかに記載のプラズマディスプレイの製造方法。 - 【請求項9】前記電極材料層を埋め込む前に、前記凹部
内を含む前記基板表面に熱酸化絶縁層を形成する工程を
具備することを特徴とする請求項8に記載のプラズマデ
ィスプレイの製造方法。 - 【請求項10】第1基板と誘電体からなる第2基板との
間に形成された気密な封入空間と、 前記封入空間内に収納された放電ガスと、 画像を表示するためのマトリックス状に配列された複数
の画素に対応するように前記封入空間内に配置された複
数の放電セルと、 前記第1基板に支持され且つ各放電セル内に配設された
先鋭な先端部を有する突起状の放電電極と、 前記放電電極の前記先端部に対向するように前記放電セ
ル内に配設された対向電極と、 前記第2基板上に配設された、透光率が電圧により変化
する液晶層と、 前記液晶層を挟んで前記放電セルと対向する透明電極
と、ここで、各放電セルは前記放電ガスをプラズマ化す
ることにより、各画素に対応して前記液晶層の状態を切
り替えるスイッチング素子として機能することと、を具
備することを特徴とするプラズマ液晶ディスプレイ。 - 【請求項11】前記対向電極が前記第2基板に支持され
ることを特徴とする請求項10に記載のプラズマ液晶デ
ィスプレイ。 - 【請求項12】前記対向電極が、前記放電電極上に第1
絶縁層を介して配設され、且つ前記放電電極の前記先端
部に対応して開口部を有する第1導電層の一部からなる
ことを特徴とする請求項10に記載のプラズマ液晶ディ
スプレイ。 - 【請求項13】前記放電ガスとの接触を断つように前記
第1導電層を被覆する第2絶縁層を具備することを特徴
とする請求項12に記載のプラズマ液晶ディスプレイ。 - 【請求項14】前記放電電極の前記先端部が、約1〜1
00μmの曲率半径を有することを特徴とする請求項1
0乃至13のいずれかに記載のプラズマ液晶ディスプレ
イ。 - 【請求項15】前記放電電極の前記先端部がダイヤモン
ドまたは強誘電体からなることを特徴とする請求項10
乃至14のいずれかに記載のプラズマ液晶ディスプレ
イ。 - 【請求項16】底部を尖らせた凹部を半導体基板に設け
る工程と、前記凹部に電極材料層を埋め込むことによ
り、先鋭な突起形状を有する前記放電電極を形成する工
程と、を具備することを特徴とする請求項10乃至15
のいずれかに記載のプラズマ液晶ディスプレイの製造方
法。 - 【請求項17】前記電極材料層を埋め込む前に、前記凹
部内を含む前記基板表面に熱酸化絶縁層を形成する工程
を具備することを特徴とする請求項16に記載のプラズ
マ液晶ディスプレイの製造方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03636297A JP3765901B2 (ja) | 1996-02-26 | 1997-02-20 | プラズマディスプレイ及びプラズマ液晶ディスプレイ |
US08/806,652 US5808408A (en) | 1996-02-26 | 1997-02-26 | Plasma display with projecting discharge electrodes |
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3811396 | 1996-02-26 | ||
JP8-38113 | 1996-03-11 | ||
JP8-53243 | 1996-03-11 | ||
JP5324396 | 1996-03-11 | ||
JP03636297A JP3765901B2 (ja) | 1996-02-26 | 1997-02-20 | プラズマディスプレイ及びプラズマ液晶ディスプレイ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09306367A true JPH09306367A (ja) | 1997-11-28 |
JP3765901B2 JP3765901B2 (ja) | 2006-04-12 |
Family
ID=27289067
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03636297A Expired - Fee Related JP3765901B2 (ja) | 1996-02-26 | 1997-02-20 | プラズマディスプレイ及びプラズマ液晶ディスプレイ |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5808408A (ja) |
JP (1) | JP3765901B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999009579A1 (fr) * | 1997-08-19 | 1999-02-25 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Panneau d'affichage a decharge gazeuse |
JP2003510587A (ja) * | 1999-09-24 | 2003-03-18 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 容量性感知アレイ装置 |
JP2006004954A (ja) * | 2005-09-12 | 2006-01-05 | Matsushita Electric Works Ltd | 電子エミッタ付発光装置 |
Families Citing this family (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TW368671B (en) * | 1995-08-30 | 1999-09-01 | Tektronix Inc | Sputter-resistant, low-work-function, conductive coatings for cathode electrodes in DC plasma addressing structure |
US6103133A (en) * | 1997-03-19 | 2000-08-15 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Manufacturing method of a diamond emitter vacuum micro device |
US6171164B1 (en) * | 1998-02-19 | 2001-01-09 | Micron Technology, Inc. | Method for forming uniform sharp tips for use in a field emission array |
KR100375848B1 (ko) * | 1999-03-19 | 2003-03-15 | 가부시끼가이샤 도시바 | 전계방출소자의 제조방법 및 디스플레이 장치 |
JP3547360B2 (ja) | 1999-03-30 | 2004-07-28 | 株式会社東芝 | フィールドエミッション型表示装置及びその駆動方法 |
JP3730476B2 (ja) * | 2000-03-31 | 2006-01-05 | 株式会社東芝 | 電界放出型冷陰極及びその製造方法 |
KR100430573B1 (ko) * | 2000-04-22 | 2004-05-10 | 삼지전자 주식회사 | 이차전자 방출 마이크로 플라즈마를 이용한 액정표시소자의 백라이트 설치구조 |
JP3737696B2 (ja) * | 2000-11-17 | 2006-01-18 | 株式会社東芝 | 横型の電界放出型冷陰極装置の製造方法 |
JP4177969B2 (ja) * | 2001-04-09 | 2008-11-05 | 株式会社日立製作所 | プラズマディスプレイパネル |
US6897564B2 (en) * | 2002-01-14 | 2005-05-24 | Plasmion Displays, Llc. | Plasma display panel having trench discharge cells with one or more electrodes formed therein and extended to outside of the trench |
JP5435868B2 (ja) * | 2004-10-04 | 2014-03-05 | ザ ボード オブ トラスティーズ オブ ザ ユニバーシティ オブ イリノイ | マイクロ放電装置、マイクロ放電装置アレイ、誘電体で覆われた電極を製造する方法 |
CN1929070B (zh) * | 2005-09-09 | 2010-08-11 | 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 | 电子源及采用该电子源的面光源装置 |
KR100659100B1 (ko) * | 2005-10-12 | 2006-12-21 | 삼성에스디아이 주식회사 | 디스플레이 장치와 이의 제조 방법 |
TW201103360A (en) * | 2009-07-09 | 2011-01-16 | Chunghwa Picture Tubes Ltd | Flat light source and manufacturing method thereof |
TWI510142B (zh) * | 2013-06-06 | 2015-11-21 | Univ Tamkang | Micro plasma device |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3743879A (en) * | 1970-12-31 | 1973-07-03 | Burroughs Corp | Cold cathode display panel having a multiplicity of gas cells |
FR2568394B1 (fr) * | 1984-07-27 | 1988-02-12 | Commissariat Energie Atomique | Dispositif de visualisation par cathodoluminescence excitee par emission de champ |
US5235244A (en) * | 1990-01-29 | 1993-08-10 | Innovative Display Development Partners | Automatically collimating electron beam producing arrangement |
JPH05216415A (ja) * | 1992-02-04 | 1993-08-27 | Sony Corp | プラズマアドレス電気光学装置 |
US5499938A (en) * | 1992-07-14 | 1996-03-19 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Field emission cathode structure, method for production thereof, and flat panel display device using same |
JP3226238B2 (ja) * | 1993-03-15 | 2001-11-05 | 株式会社東芝 | 電界放出型冷陰極およびその製造方法 |
US5561340A (en) * | 1995-01-31 | 1996-10-01 | Lucent Technologies Inc. | Field emission display having corrugated support pillars and method for manufacturing |
GB9502435D0 (en) * | 1995-02-08 | 1995-03-29 | Smiths Industries Plc | Displays |
-
1997
- 1997-02-20 JP JP03636297A patent/JP3765901B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1997-02-26 US US08/806,652 patent/US5808408A/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999009579A1 (fr) * | 1997-08-19 | 1999-02-25 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Panneau d'affichage a decharge gazeuse |
US6548962B1 (en) | 1997-08-19 | 2003-04-15 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Gas discharge panel |
JP2003510587A (ja) * | 1999-09-24 | 2003-03-18 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 容量性感知アレイ装置 |
JP2006004954A (ja) * | 2005-09-12 | 2006-01-05 | Matsushita Electric Works Ltd | 電子エミッタ付発光装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5808408A (en) | 1998-09-15 |
JP3765901B2 (ja) | 2006-04-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3765901B2 (ja) | プラズマディスプレイ及びプラズマ液晶ディスプレイ | |
US5214521A (en) | Plasma addressed liquid crystal display with grooves in middle plate | |
US5868811A (en) | Method of making a channel plate for a flat display device | |
JP2552989B2 (ja) | プラズマアドレス方式の液晶表示素子 | |
JP3253683B2 (ja) | 電界放出型冷陰極板の製造方法 | |
US5626772A (en) | Plasma addressed liquid crystal display with etched plasma channels | |
US6400423B1 (en) | Channel plates and flat display devices incorporating such | |
KR100312587B1 (ko) | 평면표시소자 | |
JP2967668B2 (ja) | プラズマディスプレイパネル | |
JPH10510067A (ja) | フラットディスプレイのチャネルプレート及びこのプレートの製造方法 | |
KR940004288B1 (ko) | 플라즈마 어드레스 방식의 액정표시소자와 그 제조방법 | |
JPH09251158A (ja) | プラズマアドレス型液晶表示装置の製造方法およびプラズマアドレス型液晶表示装置 | |
JP3321995B2 (ja) | プラズマアドレス液晶表示装置 | |
JP3570535B2 (ja) | 液晶表示装置 | |
JP4299922B2 (ja) | 放電式表示パネル及び表示装置 | |
KR19990081589A (ko) | 플라즈마 어드레스 액정표시 장치 | |
KR20010056983A (ko) | 플라즈마 어드레스 액정 표시소자 및 그 제조방법 | |
JPH11282005A (ja) | 液晶表示装置 | |
JPH1144875A (ja) | 誘電体板およびその製造方法、並びに誘電体板を用いたプラズマアドレス液晶表示装置 | |
JPH1130774A (ja) | プラズマアドレス情報表示素子及びその製造方法 | |
JPH10206830A (ja) | 液晶表示装置 | |
KR20010090264A (ko) | 플라즈마 디스플레이 패널 | |
KR19980057649A (ko) | 다공성 실리콘 발광 소자의 제조방법 | |
JP2002049024A (ja) | プラズマアドレス方式液晶表示装置とその製造方法 | |
JPH11271723A (ja) | プラズマアドレス表示装置およびその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20050415 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20050606 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051227 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060125 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100203 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |