JPH09306183A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH09306183A
JPH09306183A JP11642796A JP11642796A JPH09306183A JP H09306183 A JPH09306183 A JP H09306183A JP 11642796 A JP11642796 A JP 11642796A JP 11642796 A JP11642796 A JP 11642796A JP H09306183 A JPH09306183 A JP H09306183A
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JP
Japan
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word line
semiconductor memory
voltage
memory device
selection signal
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Pending
Application number
JP11642796A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiko Tatewaki
恭彦 帶刀
Shinji Kawai
伸治 河井
Shinichi Kobayashi
真一 小林
Akinori Matsuo
章則 松尾
Masashi Wada
正志 和田
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Hitachi ULSI Engineering Corp
Hitachi Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Hitachi ULSI Engineering Corp
Hitachi Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi ULSI Engineering Corp, Hitachi Ltd, Mitsubishi Electric Corp filed Critical Hitachi ULSI Engineering Corp
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C8/00Arrangements for selecting an address in a digital store
    • G11C8/08Word line control circuits, e.g. drivers, boosters, pull-up circuits, pull-down circuits, precharging circuits, for word lines

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データの高速な読出を実現し得る半導体記憶
装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 ワード線選択信号WLS0,WLS1を
それぞれラッチ回路L0,L1でラッチした後、トラン
スファゲートTG0,TG1をオフする。そして、ワー
ド線WL00が選択されるとき、ラッチ回路L0に供給
される電圧を所望のレベルにシフトさせ、ワード線ドラ
イバD0からワード線WL00に所望の電圧を供給す
る。これにより、プリデコード信号RAL0はインバー
タB0,B1に入力され、Vcc−GND電位間でワー
ド線ドライバD0,D1に伝達されるため、プリデコー
ド信号RAL0に付加する寄生容量が低減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体記憶装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は、ワード線およびワード線を駆動
するための回路を含む従来の半導体記憶装置の構成を示
した図である。
【0003】ここで、たとえば、ワード線ドライバDS
は、その電源Vに入力されるプリデコード信号RAL0
と、そのゲートに入力されるワード線ドライバ選択信号
WLS0とにより選択される。
【0004】一方、DINOR型フラッシュメモリでの
消去、書込、読出の各動作モードにおけるメモリセルへ
の電圧印加条件は、図13から図15に示される。図1
3に示されるように、ワード線に印加される電圧は、デ
ータ消去時には約10V(Vpp)、図14に示される
ように、データ書込時には約−8V(Vnn)、図15
に示されるように、データ読出時には約3V(Vcc)
である。そして、選択するワード線WL0にこれらの電
圧を印加するため、図9に示されるように、上記各動作
モードに応じてプリデコード信号のレベルを切換えるレ
ベルシフト回路3,7,13を備え、上記各動作モード
に応じてプリデコード信号のレベルを切換えることとし
ている。
【0005】なお、この従来の半導体記憶装置のデータ
書込時の動作は図10のタイミング図に示され、データ
読出時の動作は図11のタイミング図に、データ消去時
の動作は図12のタイミング図にそれぞれ示される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ワード
線ドライバDS,DNの電源Vに入るプリデコード信号
RAL0には非常に大きな寄生容量がつく。
【0007】すなわち、高速なデータ読出を達成するた
めにはワード線WL0,WL1という大きな負荷を高速
に駆動しなければならない。したがって、ワード線ドラ
イバDS,DNに大きな駆動力を持たせる必要があり、
ワード線ドライバDS,DNは大きなゲート幅を持つM
OSトランジスタTP3,TN3,TP7,TN7によ
って構成される。すると、そのトランジスタのソースお
よびドレインの面積および周囲長が大きくなり、大きな
接合容量がつくことになる。さらに、プリデコード信号
RAL0には、多数のワード線ドライバDS,DNがつ
ながるため、数十pFという大きな寄生容量がつく場合
もある。
【0008】また、高電圧をハンドリングする関係上、
プリデコードを高耐圧のトランジスタを使って構成しな
ければならない。ここで、一般に高耐圧のトランジスタ
は駆動力が小さいので、大きな寄生容量を高速に駆動し
ようとすれば、非常に大きなワード線ドライバを用いな
ければならない。あるいは、配線の寄生抵抗の大きさに
よっては、ワード線ドライバを大きくしてもあまり高速
にはならない場合がある。
【0009】本発明は、上記の問題点を解消するために
なされたもので、高速なデータの読出を実現し得る半導
体記憶装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る半導体記
憶装置は、複数のワード線と、各々がワード線のそれぞ
れに対応して設けられ、ワード線を駆動する複数のワー
ド線駆動手段と、入力される第1のアドレスに応答して
プリデコード信号を生成し、ワード線駆動手段にプリデ
コード信号を供給するプリデコード信号生成手段とを備
え、そのワード線駆動手段は、プリデコード信号を受け
てバッファリングするバッファ手段と、入力される第2
のアドレスに応答して、バッファ手段から出力されたプ
リデコード信号を選択信号として出力する選択信号出力
手段と、選択信号出力手段に接続され、選択信号をラッ
チするラッチ手段と、選択信号出力手段に接続され、選
択信号に応答してワード線を活性化させるワード線ドラ
イバと、ワード線ドライバに電圧を供給する第1の電圧
供給手段と、ラッチ手段およびワード線ドライバを選択
信号出力手段から切離すための切離し手段とを含むもの
である。
【0011】請求項2に係る半導体記憶装置は、請求項
1に記載の半導体記憶装置であって、ラッチ手段に電圧
を供給する第2の電圧供給手段をさらに備えるものであ
る。
【0012】請求項3に係る半導体記憶装置は、請求項
1に記載の半導体記憶装置であって、その第1の電圧供
給手段は、ラッチ手段が選択信号を取込む期間中に接地
電圧を供給するものである。
【0013】請求項4に係る半導体記憶装置は、請求項
2に記載の半導体記憶装置であって、その第1の電圧供
給手段は、ラッチ手段が選択信号を取込む期間中に接地
電圧を供給するものである。
【0014】請求項5に係る半導体記憶装置は、請求項
2または4に記載の半導体記憶装置であって、その第2
の電圧供給手段は、ワード線駆動手段がワード線をデー
タ読出のために駆動する期間中に接地電圧を供給するも
のである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳しく説明する。なお、図中同一符号は同一
または相当部分を示す。
【0016】[実施の形態1]図1は、本発明の実施の
形態1に係る半導体記憶装置の構成を示す回路図であ
る。図1に示されるように、この実施の形態1に係る半
導体記憶装置は、ワード線WL00からWL03,WL
10からWL13と、ワード線駆動部WD00からWD
03,WD10からWD13と、プリデコード信号生成
部PSC0,PSC1とを備える。
【0017】ここで、上記ワード線駆動部の各々は同様
な構成を有するものであって、たとえば、ワード線駆動
部WD00は、アドレスを入力してプリデコード信号R
AU0を生成するAND回路01と、プリデコード信号
生成部PSC0から出力されたプリデコード信号RAL
0を受けてバッファリングするインバータB0と、AN
D回路01から出力されるプリデコード信号RAU0に
応答して、インバータB0から出力されたプリデコード
信号または信号IPGMを選択信号WLS0として出力
する選択信号出力部と、選択信号WLS0をラッチする
ラッチ回路L0と、選択信号WLS0に応答してワード
線WL00を活性化させるワード線ドライバD0と、ラ
ッチ回路L0およびワード線ドライバD0を上記選択信
号出力部から切離すためのトランスファゲートTG0と
を含む。
【0018】なお、上記選択信号出力部は、インバータ
INV0と、NチャネルMOSトランジスタTN01,
TN02と、PチャネルMOSトランジスタTP01,
TP02とを含む。
【0019】また、トランスファゲートTG0は、Pチ
ャネルMOSトランジスタTP03と、NチャネルMO
SトランジスタTN03とを含み、NチャネルMOSト
ランジスタTN03のゲートおよびPチャネルMOSト
ランジスタTP03のゲートは、ともにレベルシフト回
路19に接続される。
【0020】また、ワード線ドライバD0およびラッチ
回路L0には、電源回路VS1から電圧VPWLが供給
される。さらには、ラッチ回路L0に含まれるNチャネ
ルMOSトランジスタTN05,TN06のソースノー
ドがNチャネルMOSトランジスタTN25のドレイン
ノードおよびVnn発生回路21と接続される。
【0021】次に、本実施の形態1に係る半導体記憶装
置の動作を説明する。なお、以下の説明ではすべて、ワ
ード線WL00が選択され、ワード線WL01は非選択
の場合を説明する。
【0022】図2は、メモリセルに書込まれているデー
タの消去時の動作を示すタイミング図である。
【0023】データ消去動作時には、図13に示される
ように、選択するワード線WL00にVpp(約10
V)レベルの電圧を印加する必要がある。この場合に
は、まず図2(a),(b)に示されるように、アドレ
スの入力によって、プリデコード信号RAL0が選択さ
れて、インバータB0にVccレベル(以下、「Hレベ
ル」ともいう。)の電圧が供給される。また、図2
(c)に示されるように、プリデコード信号RAU0が
Hレベルとされ、図2(o)に示されるように、選択信
号WLS0は0レベル(以下、「Lレベル」ともい
う。)となる。そして、このとき、図2(f),(g)
に示されるように、信号CUT,ICUTは、それぞれ
Lレベル,Hレベルとされるため、ラッチ回路L0には
トランスファゲートTG0を介してLレベルの選択信号
WLS0が入力される。また、PチャネルMOSトラン
ジスタTP04はそのゲートにLレベルの選択信号WL
S0が入力するためオンし、ワード線WL00には電圧
VPWLが供給される。なお、図2(i)に示されるよ
うに、信号IRSTVPPがLレベルであるため、Pチ
ャネルMOSトランジスタTP9がオンし、電圧VPW
Lは、図2(k)に示されるようにVccレベルを有す
る。
【0024】一方、非選択のワード線WL01へは、図
2(n),(r)に示されるように、Lレベルの電圧V
NWLが供給される。これは、図2(d),(e),
(q)に示されるように、プリデコード信号RAU1が
Lレベルとされ、PチャネルMOSトランジスタTP1
2およびNチャネルMOSトランジスタTN12がオン
してHレベルの信号IPGMが選択信号WLS1として
選択信号出力部から出力されるため、トランスファゲー
トTG1を介してHレベルの選択信号WLS1がラッチ
回路L1に入力されるためである。
【0025】以上のようなラッチ回路L0,L1へのデ
ータセットが完了したら、図2(f),(g)に示され
るように、信号CUT,ICUTをそれぞれVppレベ
ル,LレベルとしてトランスファゲートTG0,TG1
をともにオフさせて、ラッチ回路L0,L1とワード線
ドライバD0,D1を、選択信号出力部から切離す。そ
の後に、図2(h)に示されるように、信号PPUMP
Eを活性化させて、Vpp発生回路17より図2(k)
に示されるVppレベルの電圧VPWLを供給する。こ
れにより、選択されたワード線WL00にはVppレベ
ルの電圧が印加される。
【0026】図3は、メモリセルへのデータ書込時の動
作を示すタイミング図である。書込動作時には、図14
に示されるように、選択するワード線WL00にVnn
(約−8V)レベルの電圧を印加する必要がある。この
場合には、図3(e)に示されるように、信号IPGM
をLレベルとする。これにより、プリデコード信号RA
L0は、図3(a),(b)に示されるように、AND
回路00へのアドレスの入力によって選択されてLレベ
ルとなるため、ラッチ回路L0にはトランスファゲート
TG0を介してHレベルの選択信号WLS0が入力され
る。これにより、ワード線ドライバD0から図3(n)
に示される0レベルの電圧VNWLがワード線WL00
に供給されることになる。
【0027】一方、NチャネルMOSトランジスタTN
11およびPチャネルMOSトランジスタTP11はオ
フし、PチャネルMOSトランジスタTP12およびN
チャネルMOSトランジスタTN12がオンするため、
ラッチ回路L1へは、Lレベルの信号IPGMが入力さ
れる。これにより、図3(r)に示されるように、ワー
ド線WL01へは図3(k)に示されるVccレベルの
電圧VPWLが供給される。
【0028】このようにして、ラッチ回路L0,L1へ
のデータのセットが完了したら、図3(f),(g)に
示されるように、信号CUT,ICUTをそれぞれ0レ
ベル,VnnレベルとしてトランスファゲートTG0,
TG1をオフさせて、ラッチ回路L0,L1とワード線
ドライバD0,D1を選択信号出力部から切離す。そし
て、図3(k),(n)に示されるように、電圧VPW
Lを0レベルに下げ、電圧VNWLをVnnレベルに立
下げれば、選択されたワード線WL00には、図3
(p)に示されるように、Vnnレベルの電圧が印加さ
れる。
【0029】図4は、メモリセルからのデータ読出時の
動作を示すタイミング図である。読出時には、図15に
示されるように、選択するワード線にVccレベルの電
圧を印加する必要がある。この場合には、図4(k),
(n)に示されるように電圧VPWLをVccレベル、
電圧VNWLを0レベルとする一方、図4(e),
(f),(g)に示されるように、信号IPGMをHレ
ベルとし、信号CUT,ICUTをそれぞれLレベル,
HレベルとしてトランスファゲートTG0,TG1をオ
ンすれば、図4(p),(r)に示されるように、選択
されたワード線WL00にはVccレベルの電圧が印加
され、非選択のワード線WL01には0レベルの電圧が
印加される。
【0030】以上のように、本実施の形態1に係る半導
体記憶装置は、各ワード線ドライバD0,D1自体にレ
ベルの異なる複数の電圧をワード線WL00,WL01
に供給する機能を持たせたため、プリデコード信号RA
L0をVccレベルとGNDレベルの間でワード線ドラ
イバD0,D1に伝達することができる。これにより、
ワード線駆動部WD00からWD03,WD10からW
D13は、サイズの小さなゲート(インバータB0,B
1など)でプリデコード信号RAL0,RAL1を受け
てバッファリングした後にワード線WL00,WL01
などを駆動することとするため、ワード線ドライバの接
続に伴ってプリデコード信号RAL0につく寄生容量
は、従来大きな接合容量がついていたのに対して、本実
施の形態1によれば小さなゲートのゲート容量がつくの
みとなる。したがって、プリデコード信号RAL0,R
AL1に付加される寄生容量を大幅に低減できる。ま
た、プリデコード信号RAL0,RAL1の駆動に高耐
圧トランジスタを使う必要がなくなって、データの読出
が高速化される。
【0031】[実施の形態2]図5は、本発明の実施の
形態2に係る半導体記憶装置の構成を示す回路図であ
る。
【0032】図5に示されるように、この実施の形態2
に係る半導体記憶装置は、上記実施の形態1に係る半導
体記憶装置と同様な構成を有するが、ラッチ回路L0,
L1のノードNO1に、電圧VPWLGが供給される点
で相違する。
【0033】上記実施の形態1に係る半導体記憶装置
は、ワード線駆動部WD00,WD01に、それぞれ、
選択信号WLS0,WLS1をラッチするラッチ回路L
0,L1を含む。そして、一度そのラッチ回路L0にデ
ータをセットした後に、ラッチ回路L0に供給される電
圧VPWL,VNWLを変化させてワード線WL00に
供給する電圧のレベルをシフトさせることとする。
【0034】その場合、消去、書込、読出の各モードの
切換時には、ワード線WL00,WL01などと同数の
ラッチ回路L0,L1などに保持されているデータを反
転する必要が生ずる場合がある。このとき、ラッチ回路
L0,L1などへ反転データを入力するためのドライバ
(図示せず)の駆動力が不足した場合はデータが反転せ
ず、意に反したデータがラッチ回路L0,L1などに保
持されて誤動作の原因となる。
【0035】したがって、このような問題点をも解消す
るために、ワード線ドライバD0,D1などに供給され
る電圧VPWLと分離してラッチ回路L0,L1などに
電圧VPWLGを供給することとしたものである。
【0036】以下に、本実施の形態2に係る半導体記憶
装置の動作について具体的に説明する。
【0037】なお、以下の説明においても、ワード線W
L00が選択され、それ以外のワード線WL01などが
非選択であるとする。
【0038】データ読出時には、非選択のワード線WL
01などに対応するワード線駆動部WD01などの中の
ラッチ回路L1などには、Hレベルが保持される。した
がって読出時にはほぼ全数のラッチがHレベルを保持す
る。
【0039】一方、書込モードでは非選択のワード線W
L01などに対応するワード線駆動部WD01などの中
のラッチ回路L1などには、Lレベルを有する信号IP
GMを入力することにより、データがラッチされる。し
たがって書込モード時にはほぼ全数のラッチがLレベル
を保持する。
【0040】したがって、読出モードと書込モード間の
状態遷移ではほぼ全数のラッチの反転が起こる。このと
きラッチ回路L1などへ反転データを供給する信号IP
GMのドライバ(図示せず)の能力が十分でなければ、
ラッチデータが反転せず、正しいデータのセットが行な
えない恐れがある。
【0041】そこで、ラッチ回路L1などへのデータセ
ット時には電圧VPWLGと電圧VNWLとを同電位に
しておいて、選択信号WLS0,WLS1が確定した後
に、電圧VPWLGをゆっくりとVccに引き上げて、
データセットの動作を完了する。これより、ラッチ回路
L1などの反転動作に必要な電流は給電能力の大きい電
圧供給線VL1,VL2によって供給されるので、極め
て多数のラッチデータを同時に反転させる場合でも所望
のデータをラッチ回路L1に確実にセットすることがで
きる。
【0042】[実施の形態3]上記の実施の形態に係る
半導体記憶装置において、ラッチ回路L0,L1などへ
のデータセット期間中に電圧VPWLがVccレベルに
なっていると、ラッチ回路L0,L1などにセットする
データがワード線WL00,WL01などにまで突き抜
けるため、ラッチ回路L0,L1などにセットされるデ
ータによっては、Vccレベルの電圧がワード線WL0
0,WL01などに印加されてしまうことがある。たと
えば、データの書込動作時には、非選択のワード線WL
01などに対応するすべてのワード線ドライバD1など
は、入力されるLレベルの信号IPGMに応答して電圧
VPWLをワード線WL01などに供給するため、電圧
VPWLがVccレベルを有すると、ほぼすべてのワー
ド線WL01などにVccレベルの電圧が印加されるこ
とになってしまう。
【0043】そのような状態は、メモリセルに保持され
ているデータにディスターブを及ぼすため、信頼性を確
保すべく回避されなければならない。
【0044】本実施の形態3に係る半導体記憶装置は、
このような問題点をも解消するためのものであって、上
記実施の形態1または2に係る半導体記憶装置と同様な
構成を有し、データ書込時には図6のタイミング図に示
されるような動作を行なうものである。
【0045】すなわち、図1に示されるように、電源回
路VS1に含まれるNチャネルMOSトランジスタTN
21のゲートには、電圧VPWLEが供給されるが、図
6(j),(k)に示されるように、そのレベルがLレ
ベルとされるため、ラッチ回路L0,L1へのデータセ
ット期間中において電圧VPWLが0Vとされる。これ
により、ラッチされるデータによらず、ワード線WL0
1などに供給される電圧は接地電圧となる。
【0046】以上より、本実施の形態3に係る半導体記
憶装置によれば、ラッチ回路L0,L1などへのデータ
セット時にワード線WL01などにラッチデータが突き
抜けて出力されることを防止し、ラッチ回路L0,L1
へのデータセット時に意図しない電圧がワード線WL0
1などに印加されることが回避される。
【0047】[実施の形態4]上記の実施の形態1から
3に係る半導体記憶装置においては、選択信号WLS
0,WLS1が切換わる際に、ラッチ回路L0,L1が
保持しているデータと、新たに入ってきたデータが競合
する。このような競合が起こると、特にメモリセルから
のデータ読出時に選択信号の確定が遅れ、データへのア
クセスタイムが遅くなる。
【0048】このような問題点をも解消するために、本
発明の実施の形態4として、図7に示される回路構成を
有する半導体記憶装置が考えられる。図7に示されるよ
うに、本実施の形態4に係る半導体記憶装置は、上記実
施の形態1に係る半導体記憶装置と同様な構成を有する
が、さらに、電源回路VS2が備えられ、ラッチ回路L
0,L1などへは、電圧VPWLGが供給される。
【0049】図8は、本実施の形態4に係る半導体記憶
装置のデータ読出時の動作を示すタイミング図である。
図8(l),(m)に示されるように、電源回路VS2
のNチャネルMOSトランジスタTN31のゲートに入
力される電圧VPWLGEがLレベルとされることによ
って、ラッチ回路L0,L1へは0Vの電圧VPWLG
が供給される。
【0050】このような動作を行なう本実施の形態4に
係る半導体記憶装置によれば、データ読出モード期間中
において、選択信号WLS0,WLS1の切換わり時に
起こる、既にラッチ回路L0,L1にラッチされている
データと新たに入力されたデータとの間の競合が防止で
きる。
【0051】
【発明の効果】請求項1に係る半導体記憶装置によれ
ば、ワード線の状態遷移が高速になり、データ読出が高
速化できる。
【0052】請求項2に係る半導体記憶装置によれば、
請求項1に係る半導体記憶装置と同様な効果を奏すると
ともに、データの消去、書込、読出の各モードを相互に
切換える場合の誤動作が回避できる。
【0053】請求項3および4に係る半導体記憶装置に
よれば、請求項1に係る半導体記憶装置と同様な効果を
奏するとともに、ラッチ手段へのデータセット期間中の
動作の信頼性を確保できる。
【0054】請求項5に係る半導体記憶装置によれば、
選択信号の切換わり時のデータの競合を防止し、データ
読出の高速化が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係る半導体記憶装置
の構成を示す回路図である。
【図2】 図1に示される半導体記憶装置のデータ消去
時における動作を示すタイミング図である。
【図3】 図1に示される半導体記憶装置のデータ書込
時における動作を示すタイミング図である。
【図4】 図1に示される半導体記憶装置のデータ読出
時における動作を示すタイミング図である。
【図5】 本発明の実施の形態2に係る半導体記憶装置
の構成を示す回路図である。
【図6】 本発明の実施の形態3に係る半導体記憶装置
のデータ書込時の動作を示すタイミング図である。
【図7】 本発明の実施の形態4に係る半導体記憶装置
の構成を示す回路図である。
【図8】 図7に示される半導体記憶装置のデータ読出
時の動作を示すタイミング図である。
【図9】 従来の半導体記憶装置の構成を示す図であ
る。
【図10】 図9に示される半導体記憶装置のデータ書
込時の動作を示すタイミング図である。
【図11】 図9に示される半導体記憶装置のデータ読
出時の動作を示すタイミング図である。
【図12】 図9に示される半導体記憶装置のデータ消
去時の動作を示すタイミング図である。
【図13】 DINOR型フラッシュメモリにおいて、
メモリセルのデータを消去するための電圧印加条件を示
した図である。
【図14】 DINOR型フラッシュメモリにおいて、
メモリセルへデータを書込むための電圧印加条件を示し
た図である。
【図15】 DINOR型フラッシュメモリにおいて、
メモリセルからデータを読出すための電圧印加条件を示
した図である。
【符号の説明】
WL00,WL01 ワード線、WD00〜03,WD
10〜13 ワード線駆動部、PSC0,PSC1 プ
リデコード信号生成部、B0,B1,INV0,INV
1 インバータ、TN01,TN02,TN11,TN
12 NチャネルMOSトランジスタ、TP01,TP
02,TP11,TP12 PチャネルMOSトランジ
スタ、L0,L1 ラッチ回路、D0,D1 ワード線
ドライバ、VS1,VS2 電源回路、TG0,TG1
トランスファゲート、VPWLG 電圧。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年2月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】高速なデータ読出を達成するためにはワー
ド線WL0,WL1という大きな負荷を高速に駆動しな
ければならない。したがって、ワード線ドライバDS,
DNに大きな駆動力を持たせる必要があり、ワード線ド
ライバDS,DNは大きなゲート幅を持つMOSトラン
ジスタTP3,TN3,TP7,TN7によって構成さ
れる。すると、そのトランジスタのソースおよびドレイ
ンの面積および周囲長が大きくなり、大きな接合容量が
つくことになる。さらに、プリデコード信号RAL0に
は、多数のワード線ドライバDS,DNが繋がるため、
数十pFという大きな寄生容量がつく場合もある。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】また、高電圧をハンドリングする関係上、
プリデコードを高耐圧のトランジスタを使って構成しな
ければならない。ここで、一般に高耐圧のトランジスタ
は駆動力が小さいので、大きな寄生容量を高速に駆動し
ようとすれば、非常に大きなドライバを用いなければな
らない。あるいは、配線の寄生抵抗の大きさによって
は、ドライバを大きくしてもあまり高速にはならない場
合がある。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】以上のように、本実施の形態1に係る半導
体記憶装置は、各ワード線ドライバD0,D1自体にレ
ベルの異なる複数の電圧をワード線WL00,WL01
に供給する機能を持たせたため、プリデコード信号RA
L0をVccレベルとGNDレベルとの間でワード線ド
ライバD0,D1に伝達することができる。これによ
り、ワード線駆動部WD00からWD03,WD10か
らWD13は、サイズの小さなゲート(インバータB
0,B1など)でプリデコード信号RAL0,RAL1
を受けてバッファリングした後にワード線WL00,W
L01などを駆動することとするため、ワード線駆動部
の接続に伴ってプリデコード信号RAL0につく寄生容
量は、従来大きな接合容量がついていたのに対して、本
実施の形態1によれば小さなゲートのゲート容量がつく
のみとなる。したがって、プリデコード信号RAL0,
RAL1に付加される寄生容量を大幅に低減できる。ま
た、プリデコード信号RAL0,RAL1の駆動に高耐
圧トランジスタを使う必要がなくなって、データの読出
が高速化される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】
フロントページの続き (72)発明者 帶刀 恭彦 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 河井 伸治 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 小林 真一 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 松尾 章則 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 日 立超エル・エス・アイ・エンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 和田 正志 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 日 立超エル・エス・アイ・エンジニアリング 株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のワード線と、 各々が前記ワード線のそれぞれに対応して設けられ、前
    記ワード線を駆動する複数のワード線駆動手段と、 入力される第1のアドレスに応答してプリデコード信号
    を生成し、前記ワード線駆動手段に前記プリデコード信
    号を供給するプリデコード信号生成手段とを備え、 前記ワード線駆動手段は、 前記プリデコード信号を受けてバッファリングするバッ
    ファ手段と、 入力される第2のアドレスに応答して、前記バッファ手
    段から出力されたプリデコード信号を選択信号として出
    力する選択信号出力手段と、 前記選択信号出力手段に接続され、前記選択信号をラッ
    チするラッチ手段と、 前記選択信号出力手段に接続され、前記選択信号に応答
    して前記ワード線を活性化させるワード線ドライバと、 前記ワード線ドライバに電圧を供給する第1の電圧供給
    手段と、 前記ラッチ手段および前記ワード線ドライバを前記選択
    信号出力手段から切離すための切離し手段とを含む、半
    導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記ラッチ手段に電圧を供給する第2の
    電圧供給手段をさらに備える、請求項1に記載の半導体
    記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の電圧供給手段は、前記ラッチ
    手段が前記選択信号を取込む期間中に接地電圧を供給す
    る、請求項1に記載の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の電圧供給手段は、前記ラッチ
    手段が前記選択信号を取込む期間中に接地電圧を供給す
    る、請求項2に記載の半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の電圧供給手段は、前記ワード
    線駆動手段が前記ワード線をデータ読出のために駆動す
    る期間中に接地電圧を供給する、請求項2または4に記
    載の半導体記憶装置。
JP11642796A 1996-05-10 1996-05-10 半導体記憶装置 Pending JPH09306183A (ja)

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