JPH0930606A - ガラス基板移載装置及び移載方法 - Google Patents
ガラス基板移載装置及び移載方法Info
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- JPH0930606A JPH0930606A JP17754795A JP17754795A JPH0930606A JP H0930606 A JPH0930606 A JP H0930606A JP 17754795 A JP17754795 A JP 17754795A JP 17754795 A JP17754795 A JP 17754795A JP H0930606 A JPH0930606 A JP H0930606A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単な装置により少ない工程で薄板形状対象
物の移載が可能なガラス基板移載装置及び移載方法を提
供する。 【解決手段】 移載アーム13の先端部に設けられた第
1のガイドブロック12にはガラス基板16を支持する
ための水平部が形設されており、水平部と連接した先端
側にガラス基板16の位置を規制するための段差部が配
設されている。また移載アーム11の基部には第2のガ
イドブロック13が配接されており、第1のガイドブロ
ック12と対称にガラス基板16を支持する水平部とガ
ラス基板16の位置を規制するための段差部が形設され
ている。第2のガイドブロック13の段差は第1のガイ
ドブロック12の段差よりも大きく、2つの段差部の垂
直面間の距離はガラス基板16の移載方向の長さと略等
しく設定されている。
物の移載が可能なガラス基板移載装置及び移載方法を提
供する。 【解決手段】 移載アーム13の先端部に設けられた第
1のガイドブロック12にはガラス基板16を支持する
ための水平部が形設されており、水平部と連接した先端
側にガラス基板16の位置を規制するための段差部が配
設されている。また移載アーム11の基部には第2のガ
イドブロック13が配接されており、第1のガイドブロ
ック12と対称にガラス基板16を支持する水平部とガ
ラス基板16の位置を規制するための段差部が形設され
ている。第2のガイドブロック13の段差は第1のガイ
ドブロック12の段差よりも大きく、2つの段差部の垂
直面間の距離はガラス基板16の移載方向の長さと略等
しく設定されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は薄板形状対象物の移
載装置に関し、特に棚状カセット内のガラス基板の移載
装置に関する。
載装置に関し、特に棚状カセット内のガラス基板の移載
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来用いられていたこの種の移載装置
は、一般に図4にて示す構成のものが採用されていた。
即ち図4において符号20で示されるものは移載装置で
あり、21は移載アーム、22はガラス基板を吸着する
吸盤、23は真空ポンプ等の吸着機構、24は移載アー
ム21を上下させる昇降シリンダ、25は移載アーム2
1を前後進させるボールねじ、26はガラス基板、27
はガラス基板を収納する棚状カセット、28は棚状カセ
ット27の棚、29は棚状カセット27に設けられたガ
ラス基板26のストッパ、30は位置決め装置、31は
位置決め装置30のプッシャ、32はプッシャ31を前
後進させるシリンダ、33はプッシャ31を上下させる
昇降シリンダである。
は、一般に図4にて示す構成のものが採用されていた。
即ち図4において符号20で示されるものは移載装置で
あり、21は移載アーム、22はガラス基板を吸着する
吸盤、23は真空ポンプ等の吸着機構、24は移載アー
ム21を上下させる昇降シリンダ、25は移載アーム2
1を前後進させるボールねじ、26はガラス基板、27
はガラス基板を収納する棚状カセット、28は棚状カセ
ット27の棚、29は棚状カセット27に設けられたガ
ラス基板26のストッパ、30は位置決め装置、31は
位置決め装置30のプッシャ、32はプッシャ31を前
後進させるシリンダ、33はプッシャ31を上下させる
昇降シリンダである。
【0003】棚状カセット27に収納されたガラス基板
26は、棚状カセット27に設けられたストッパ29に
よって移載装置20と反対の方向への移動は規制されて
いるが移載装置20の方向の規制はないので、収納され
た状態での位置は一定ではない。移載先での受渡し位置
を一定とするためには移載アームの一定位置に積載の必
要があるため、位置決め装置30のプッシャ31を昇降
シリンダ33の昇降動作によって棚状カセット27に収
納された所望のガラス基板26の位置に合わせ、前後進
シリンダ32で前進させてガラス基板26をストッパ2
9に接触するまで押して位置決めを行なう。
26は、棚状カセット27に設けられたストッパ29に
よって移載装置20と反対の方向への移動は規制されて
いるが移載装置20の方向の規制はないので、収納され
た状態での位置は一定ではない。移載先での受渡し位置
を一定とするためには移載アームの一定位置に積載の必
要があるため、位置決め装置30のプッシャ31を昇降
シリンダ33の昇降動作によって棚状カセット27に収
納された所望のガラス基板26の位置に合わせ、前後進
シリンダ32で前進させてガラス基板26をストッパ2
9に接触するまで押して位置決めを行なう。
【0004】プッシャ31が前後進シリンダ32と昇降
シリンダ33の動作によって退避した後、移載装置20
の移載アーム21がボールねじ15の回転によって前進
しガラス基板16の下方の所定位置で昇降シリンダ14
の動作によって上昇し移載アーム21に設けられた吸盤
22によってガラス基板26を棚28より僅かに浮か
せ、吸着機構23によって吸盤22で吸着し、移載アー
ム21を後退させボールねじ25、昇降シリンダ24、
必要によっては不図示の回転機構で移載先に移動させ
る。
シリンダ33の動作によって退避した後、移載装置20
の移載アーム21がボールねじ15の回転によって前進
しガラス基板16の下方の所定位置で昇降シリンダ14
の動作によって上昇し移載アーム21に設けられた吸盤
22によってガラス基板26を棚28より僅かに浮か
せ、吸着機構23によって吸盤22で吸着し、移載アー
ム21を後退させボールねじ25、昇降シリンダ24、
必要によっては不図示の回転機構で移載先に移動させ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上で説明した従来の
装置と方法では、移載装置の他に位置決め装置を必要と
し、移載装置にも吸着機構を必要とするため装置が複雑
となって高価となり、移載動作も位置決め工程と移載工
程の2工程が必要となるので移載時間も長くなるという
問題点があった。
装置と方法では、移載装置の他に位置決め装置を必要と
し、移載装置にも吸着機構を必要とするため装置が複雑
となって高価となり、移載動作も位置決め工程と移載工
程の2工程が必要となるので移載時間も長くなるという
問題点があった。
【0006】本発明の目的は、簡単な装置により少ない
工程で薄板形状対象物の移載が可能なガラス基板移載装
置及び移載方法を提供することにある。
工程で薄板形状対象物の移載が可能なガラス基板移載装
置及び移載方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のガラス基板移載
装置は、複数のガラス基板が水平に多段に収納可能で、
ガラス基板の出入口の反対側の開口部にガラス基板のス
トッパを有し、ガラス基板を保持する棚部にはガラス基
板の移載手段の移動のための通路が設けられている棚式
収容ケースを対象とし、ガラス基板を移載のために保持
する移載アーム部と移載アーム部を移動させるための移
動手段とを有するガラス基板移載装置において、移載ア
ーム部の棚式収容ケースへの挿入先端部と基部とにガラ
ス基板を直接保持するためのガイドブロックが配設さ
れ、挿入先端部に設けられた第1のガイドブロックに
は、ガラス基板のストッパ側の先端部分を支持するため
の水平部が形設され、水平部の先端方向に連接してガラ
ス基板の先端部分の位置を規制するための凸状の段差部
が配設され、基部に設けられた第2のガイドブロックに
は、第1のガイドブロックと対称にガラス基板を支持す
る水平部とガラス基板の先端部の位置を規制するための
凸状の段差部が形設され、第2のガイドブロックの段差
部の段差は、第1のガイドブロックの段差部の段差より
も大きく、第1のガイドブロックと第2のガイドブロッ
クの段差部の垂直面間の距離は、ガラス基板がそれぞれ
のガイドブロックの水平部で支持され遊動しないように
ガラス基板の移載方向の長さと略等しく設定されてい
る。
装置は、複数のガラス基板が水平に多段に収納可能で、
ガラス基板の出入口の反対側の開口部にガラス基板のス
トッパを有し、ガラス基板を保持する棚部にはガラス基
板の移載手段の移動のための通路が設けられている棚式
収容ケースを対象とし、ガラス基板を移載のために保持
する移載アーム部と移載アーム部を移動させるための移
動手段とを有するガラス基板移載装置において、移載ア
ーム部の棚式収容ケースへの挿入先端部と基部とにガラ
ス基板を直接保持するためのガイドブロックが配設さ
れ、挿入先端部に設けられた第1のガイドブロックに
は、ガラス基板のストッパ側の先端部分を支持するため
の水平部が形設され、水平部の先端方向に連接してガラ
ス基板の先端部分の位置を規制するための凸状の段差部
が配設され、基部に設けられた第2のガイドブロックに
は、第1のガイドブロックと対称にガラス基板を支持す
る水平部とガラス基板の先端部の位置を規制するための
凸状の段差部が形設され、第2のガイドブロックの段差
部の段差は、第1のガイドブロックの段差部の段差より
も大きく、第1のガイドブロックと第2のガイドブロッ
クの段差部の垂直面間の距離は、ガラス基板がそれぞれ
のガイドブロックの水平部で支持され遊動しないように
ガラス基板の移載方向の長さと略等しく設定されてい
る。
【0008】本発明のガラス基板移載方法は、上述のガ
ラス基板移載装置を用いて、複数のガラス基板が水平に
多段に収納可能で、ガラス基板の出入口の反対側の開口
部にガラス基板のストッパを有し、ガラス基板を保持す
る棚部にはガラス基板の移載手段の移動のための通路が
設けられている棚式収容ケースから、棚式収容ケースに
収容されたガラス基板を移載するための移載方法であっ
て、棚式収容ケースに移載アームが挿入されていない状
態で、移載アームの第1のガイドブロックの段差部の上
面が移載対象のガラス基板の下面よりも低く、第2のガ
イドブロックの段差部の上面がガラス基板の下面より高
くなる位置まで移載アームをガラス基板移載装置の移動
手段によって移動させ、移動手段によって移載アームを
前進させて棚式収容ケース内に挿入し、第2ガイドブロ
ックの段差部がガラス基板に接触し、さらにガラス基板
を押してガラス基板の他端がストッパに接触するまで前
進させ、その位置で停止後、ガラス基板が第1のガイド
ブロックと第2のガイドブロックの段差の間に収納され
て水平部で支持され、棚式収容ケースの棚より離れるま
で移動手段によって移載アームを上昇させ、ガラス基板
が棚式収容ケースの棚と接触しない状態で停止後、移動
手段で移載アームを後退させ、移載アームが棚式収容ケ
ースから完全に離脱した状態で、移動手段によって移載
アームに保持されたガラス基板を所望の移載先に移動さ
せる。
ラス基板移載装置を用いて、複数のガラス基板が水平に
多段に収納可能で、ガラス基板の出入口の反対側の開口
部にガラス基板のストッパを有し、ガラス基板を保持す
る棚部にはガラス基板の移載手段の移動のための通路が
設けられている棚式収容ケースから、棚式収容ケースに
収容されたガラス基板を移載するための移載方法であっ
て、棚式収容ケースに移載アームが挿入されていない状
態で、移載アームの第1のガイドブロックの段差部の上
面が移載対象のガラス基板の下面よりも低く、第2のガ
イドブロックの段差部の上面がガラス基板の下面より高
くなる位置まで移載アームをガラス基板移載装置の移動
手段によって移動させ、移動手段によって移載アームを
前進させて棚式収容ケース内に挿入し、第2ガイドブロ
ックの段差部がガラス基板に接触し、さらにガラス基板
を押してガラス基板の他端がストッパに接触するまで前
進させ、その位置で停止後、ガラス基板が第1のガイド
ブロックと第2のガイドブロックの段差の間に収納され
て水平部で支持され、棚式収容ケースの棚より離れるま
で移動手段によって移載アームを上昇させ、ガラス基板
が棚式収容ケースの棚と接触しない状態で停止後、移動
手段で移載アームを後退させ、移載アームが棚式収容ケ
ースから完全に離脱した状態で、移動手段によって移載
アームに保持されたガラス基板を所望の移載先に移動さ
せる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態は、ガラス基
板を移載のために保持する移載アーム部と移載アーム部
を移動させるための移動手段とを有するガラス基板移載
装置において、移載アーム部の棚式収容ケースへの挿入
先端部と基部とにガラス基板を直接保持するためのガイ
ドブロックが配設されており、挿入先端部に設けられた
第1のガイドブロックには、ガラス基板のストッパ側の
先端部分を支持するための水平部が形設され、水平部の
先端方向に連接してガラス基板の先端部分の位置を規制
するための凸状の段差部が配設され、基部に設けられた
第2のガイドブロックには、第1のガイドブロックと対
称にガラス基板を支持する水平部とガラス基板の先端部
の位置を規制するための凸状の段差部が形設され、第2
のガイドブロックの段差部の段差は、第1のガイドブロ
ックの段差部の段差よりも大きく、第1のガイドブロッ
クと第2のガイドブロックの段差部の垂直面間の距離
は、ガラス基板がそれぞれのガイドブロックの水平部で
支持され遊動しないようにガラス基板の移載方向の長さ
と略等しく設定されている。
板を移載のために保持する移載アーム部と移載アーム部
を移動させるための移動手段とを有するガラス基板移載
装置において、移載アーム部の棚式収容ケースへの挿入
先端部と基部とにガラス基板を直接保持するためのガイ
ドブロックが配設されており、挿入先端部に設けられた
第1のガイドブロックには、ガラス基板のストッパ側の
先端部分を支持するための水平部が形設され、水平部の
先端方向に連接してガラス基板の先端部分の位置を規制
するための凸状の段差部が配設され、基部に設けられた
第2のガイドブロックには、第1のガイドブロックと対
称にガラス基板を支持する水平部とガラス基板の先端部
の位置を規制するための凸状の段差部が形設され、第2
のガイドブロックの段差部の段差は、第1のガイドブロ
ックの段差部の段差よりも大きく、第1のガイドブロッ
クと第2のガイドブロックの段差部の垂直面間の距離
は、ガラス基板がそれぞれのガイドブロックの水平部で
支持され遊動しないようにガラス基板の移載方向の長さ
と略等しく設定されている。
【0010】移載対象のガラス基板の収容されている棚
式収容ケースは、複数のガラス基板が水平に多段に収納
可能で、ガラス基板の出入口の反対側の開口部にガラス
基板のストッパを有し、ガラス基板を保持する棚部には
ガラス基板の移載手段の移動のための通路が設けられて
いる。
式収容ケースは、複数のガラス基板が水平に多段に収納
可能で、ガラス基板の出入口の反対側の開口部にガラス
基板のストッパを有し、ガラス基板を保持する棚部には
ガラス基板の移載手段の移動のための通路が設けられて
いる。
【0011】図1は本発明の実施例の移動動作前の模式
的概念図であるが、本発明の移載装置では、移載アーム
11に設けた第1のガイドブロック12と第2のガイド
ブロック13によって従来例の位置決め装置と吸着機構
の役割を行なう。
的概念図であるが、本発明の移載装置では、移載アーム
11に設けた第1のガイドブロック12と第2のガイド
ブロック13によって従来例の位置決め装置と吸着機構
の役割を行なう。
【0012】即ち、棚式収容ケースに移載アームが挿入
されていない状態で、移載アームの第1のガイドブロッ
ク12の段差部の上面が移載対象のガラス基板16の下
面よりも低く、第2のガイドブロック13の段差部の上
面がガラス基板の下面より高くなる位置まで移載アーム
11をガラス基板移載装置10の移動手段によって移動
させた後、移動手段によって移載アームを前進させて棚
式収容ケース内に挿入するので、第1のガイドブロック
12は移載対象のガラス基板の下を通って前進し、第2
のガイドブロック13の段差面がガラス基板16に接触
し、ガラス基板16をストッパ19に他端が接触する位
置まで移動させるので、移載前のガラス基板16は独立
した位置決め装置を必要とせず常に所定の位置に置かれ
ることとなる。
されていない状態で、移載アームの第1のガイドブロッ
ク12の段差部の上面が移載対象のガラス基板16の下
面よりも低く、第2のガイドブロック13の段差部の上
面がガラス基板の下面より高くなる位置まで移載アーム
11をガラス基板移載装置10の移動手段によって移動
させた後、移動手段によって移載アームを前進させて棚
式収容ケース内に挿入するので、第1のガイドブロック
12は移載対象のガラス基板の下を通って前進し、第2
のガイドブロック13の段差面がガラス基板16に接触
し、ガラス基板16をストッパ19に他端が接触する位
置まで移動させるので、移載前のガラス基板16は独立
した位置決め装置を必要とせず常に所定の位置に置かれ
ることとなる。
【0013】次に移載アーム11を上昇させると、第1
のガイドブロック12と第2のガイドブロック13の段
差部の垂直面間の距離は、ガラス基板16がそれぞれの
ガイドブロックの水平部で支持され遊動しないようにガ
ラス基板16の移載方向の長さと略等しく設定されてい
るので、ガラス基板16は第1のガイドブロック12と
第2のガイドブロック13の段差の間に収納されて水平
部で支持され(図3参照)、特に吸盤や吸着機構を必要
としないで安定に保持される。
のガイドブロック12と第2のガイドブロック13の段
差部の垂直面間の距離は、ガラス基板16がそれぞれの
ガイドブロックの水平部で支持され遊動しないようにガ
ラス基板16の移載方向の長さと略等しく設定されてい
るので、ガラス基板16は第1のガイドブロック12と
第2のガイドブロック13の段差の間に収納されて水平
部で支持され(図3参照)、特に吸盤や吸着機構を必要
としないで安定に保持される。
【0014】ガラス基板16が棚式収容ケースの棚18
より離れるまで移動手段によって移載アーム11を上昇
させ、ガラス基板16が棚式収容ケースの棚18と接触
しない状態で停止後、移載アーム11を後退させるの
で、移載アーム11に保持されたガラス基板16はは棚
式収容ケースから安全に離脱できる。
より離れるまで移動手段によって移載アーム11を上昇
させ、ガラス基板16が棚式収容ケースの棚18と接触
しない状態で停止後、移載アーム11を後退させるの
で、移載アーム11に保持されたガラス基板16はは棚
式収容ケースから安全に離脱できる。
【0015】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本発明の実施例の移載装置の移載動
作開始前の模式的概念図であり、図2は本発明の実施例
の移載装置の位置決め動作時の模式的概念図であり、図
3は本発明の実施例の移載装置の移載動作中の模式的概
念図である。図中符号10で示されるものは移載装置で
あり、11は移載アーム、12は第1のガイドブロッ
ク、13は第2のガイドブロック、14は移載アーム1
1を上下させる昇降シリンダ、15は移載アーム11を
前後進させるボールねじ、16はガラス基板、17はガ
ラス基板を収納する棚式収容ケースである棚状カセッ
ト、18は棚状カセット17の棚、19は棚状カセット
17に設けられたガラス基板16のストッパである。
て説明する。図1は本発明の実施例の移載装置の移載動
作開始前の模式的概念図であり、図2は本発明の実施例
の移載装置の位置決め動作時の模式的概念図であり、図
3は本発明の実施例の移載装置の移載動作中の模式的概
念図である。図中符号10で示されるものは移載装置で
あり、11は移載アーム、12は第1のガイドブロッ
ク、13は第2のガイドブロック、14は移載アーム1
1を上下させる昇降シリンダ、15は移載アーム11を
前後進させるボールねじ、16はガラス基板、17はガ
ラス基板を収納する棚式収容ケースである棚状カセッ
ト、18は棚状カセット17の棚、19は棚状カセット
17に設けられたガラス基板16のストッパである。
【0016】棚状カセット17に収納されたガラス基板
16は、棚状カセット17に設けられたストッパ19に
よって移載装置10と反対の方向への移動は規制されて
いるが移載装置10の方向の規制はないので、収納され
た状態での位置は一定ではない。移載先での受渡し位置
を一定とするためには移載アームの一定位置に積載の必
要があるためガラス基板の位置決めを行なう必要があ
る。
16は、棚状カセット17に設けられたストッパ19に
よって移載装置10と反対の方向への移動は規制されて
いるが移載装置10の方向の規制はないので、収納され
た状態での位置は一定ではない。移載先での受渡し位置
を一定とするためには移載アームの一定位置に積載の必
要があるためガラス基板の位置決めを行なう必要があ
る。
【0017】本発明の移載装置10では、移載アーム1
1に設けた第1のガイドブロック12と第2のガイドブ
ロック13によって従来例の位置決め装置と吸着機構の
役割を行なう。
1に設けた第1のガイドブロック12と第2のガイドブ
ロック13によって従来例の位置決め装置と吸着機構の
役割を行なう。
【0018】移載アーム13の棚状カセット17側の先
端部に設けられた第1のガイドブロック12にはガラス
基板16のストッパ19側の先端部を支持するための水
平部が形設されており、水平部と連接した先端側にガラ
ス基板16の先端部の位置を規制するための凸状の段差
部が配設されている。第1のガイドブロック12の前進
時に第1のガイドブロック12とストッパ19とが干渉
しないように、ストッパは配設されている。
端部に設けられた第1のガイドブロック12にはガラス
基板16のストッパ19側の先端部を支持するための水
平部が形設されており、水平部と連接した先端側にガラ
ス基板16の先端部の位置を規制するための凸状の段差
部が配設されている。第1のガイドブロック12の前進
時に第1のガイドブロック12とストッパ19とが干渉
しないように、ストッパは配設されている。
【0019】また移載アーム11の基部には第2のガイ
ドブロック13が配接されており、第1のガイドブロッ
ク12と対称にガラス基板16を支持する水平部とガラ
ス基板16の位置を規制するための凸状の段差部が形設
されている。
ドブロック13が配接されており、第1のガイドブロッ
ク12と対称にガラス基板16を支持する水平部とガラ
ス基板16の位置を規制するための凸状の段差部が形設
されている。
【0020】第2のガイドブロック13の段差は第1の
ガイドブロック12の段差よりも大きく、2つの段差部
の垂直面間の距離はガラス基板16が二つのガイドブロ
ックの水平部で支持され遊動しないようにガラス基板1
6の移載方向の長さと略等しく設定されている。
ガイドブロック12の段差よりも大きく、2つの段差部
の垂直面間の距離はガラス基板16が二つのガイドブロ
ックの水平部で支持され遊動しないようにガラス基板1
6の移載方向の長さと略等しく設定されている。
【0021】移載工程は、棚状カセット17に移載アー
ム11が挿入されていない状態で、移載アーム11の第
1のガイドブロック12の段差部の上面が移載対象のガ
ラス基板16の下面よりも低く、第2のガイドブロック
13の段差部の上面がガラス基板16の下面より高くな
る位置まで移載アーム11を昇降シリンダで上下させ、
次にボールねじ15の回転によって移載アーム11を前
進させると第1のガイドブロック12は移載対象のガラ
ス基板16の下方を通過し、第2のガイドブロック13
の段差面がガラス基板16に接触し(図2)、さらにガ
ラス基板16の他端がストッパ19に接触するまで移動
させる。
ム11が挿入されていない状態で、移載アーム11の第
1のガイドブロック12の段差部の上面が移載対象のガ
ラス基板16の下面よりも低く、第2のガイドブロック
13の段差部の上面がガラス基板16の下面より高くな
る位置まで移載アーム11を昇降シリンダで上下させ、
次にボールねじ15の回転によって移載アーム11を前
進させると第1のガイドブロック12は移載対象のガラ
ス基板16の下方を通過し、第2のガイドブロック13
の段差面がガラス基板16に接触し(図2)、さらにガ
ラス基板16の他端がストッパ19に接触するまで移動
させる。
【0022】その位置で昇降シリンダ14の動作によっ
て移載アーム11を上昇させるとガラス基板16は第1
のガイドブロック12と第2のガイドブロック13の段
差の間に収納され水平部で支持される。ガラス基板16
を棚18より僅かに浮かせ、移載アーム11を後退させ
て保持したガラス基板16を棚状カセット17から引き
だし(図3)、ボールねじ15、昇降シリンダ14、必
要によっては不図示の回転機構の動作によって所望の移
載先に移動させる。
て移載アーム11を上昇させるとガラス基板16は第1
のガイドブロック12と第2のガイドブロック13の段
差の間に収納され水平部で支持される。ガラス基板16
を棚18より僅かに浮かせ、移載アーム11を後退させ
て保持したガラス基板16を棚状カセット17から引き
だし(図3)、ボールねじ15、昇降シリンダ14、必
要によっては不図示の回転機構の動作によって所望の移
載先に移動させる。
【0023】第1のガイドブロック12あるいは第2の
ガイドブロック13の位置を可変とすることによって長
さの異なるガラス基板16に対応可能となる。
ガイドブロック13の位置を可変とすることによって長
さの異なるガラス基板16に対応可能となる。
【0024】また、上述の移載工程を逆に行なうことに
よってガラス基板16を棚状カセット17の棚18に収
納することができる。
よってガラス基板16を棚状カセット17の棚18に収
納することができる。
【0025】本実施例ではガラス基板の移載について説
明したが、これは本発明がガラス基板の移載に最も有効
であるからで、その他の薄板形状対称物の移載に対して
も適用できることはいうまでもない。
明したが、これは本発明がガラス基板の移載に最も有効
であるからで、その他の薄板形状対称物の移載に対して
も適用できることはいうまでもない。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、薄板形状
対象物の支持移動に段差の異なる一対のガイドブロック
を用い、段差の大きい方のガイドブロックの段差部で対
称物の位置決めが行なわれるので、従来例のような独立
した位置決め装置は必要なく、移載のための動作のみで
位置決めも同時に行なえるので、装置が簡単になってコ
ストが軽減できるという経済面と動作時間の短縮との2
つの効果が得られる。
対象物の支持移動に段差の異なる一対のガイドブロック
を用い、段差の大きい方のガイドブロックの段差部で対
称物の位置決めが行なわれるので、従来例のような独立
した位置決め装置は必要なく、移載のための動作のみで
位置決めも同時に行なえるので、装置が簡単になってコ
ストが軽減できるという経済面と動作時間の短縮との2
つの効果が得られる。
【0027】また、対称物を段差部で確実に保持できる
ので従来例のような吸着機構も不要となり更に経済的な
効果が得られる。
ので従来例のような吸着機構も不要となり更に経済的な
効果が得られる。
【図1】本発明の実施例の移載装置の移載動作開始前の
模式的概念図である。
模式的概念図である。
【図2】本発明の実施例の移載装置の位置決め動作時の
模式的概念図である。
模式的概念図である。
【図3】本発明の実施例の移載装置の移載動作中の模式
的概念図である。
的概念図である。
【図4】従来例の移載装置と位置決め装置の模式的概念
図である。
図である。
【符号の説明】 10、20 移載装置 11、21 移載アーム 12 第1のガイドブロック 13 第2のガイドブロック 14、24 昇降シリンダ 15、25 ボールねじ 16、26 ガラス基板 17、27 棚状カセット 18、28 棚 19、29 ストッパ 22 吸盤 23 吸着機構 30 位置決め装置 31 プッシャ 32 前後進シリンダ 33 昇降シリンダ
Claims (2)
- 【請求項1】 複数のガラス基板が水平に多段に収納可
能で、前記ガラス基板の出入口の反対側の開口部に前記
ガラス基板のストッパを有し、前記ガラス基板を保持す
る棚部には前記ガラス基板の移載手段の移動のための通
路が設けられている棚式収容ケースを対象とし、前記ガ
ラス基板を移載のために保持する移載アーム部と前記移
載アーム部を移動させるための移動手段とを有するガラ
ス基板移載装置において、 前記移載アーム部の前記棚式収容ケースへの挿入先端部
と基部とに前記ガラス基板を直接保持するためのガイド
ブロックが配設され、 挿入先端部に設けられた第1のガイドブロックには、前
記ガラス基板の前記ストッパ側の先端部分を支持するた
めの水平部が形設され、前記水平部の先端方向に連接し
て前記ガラス基板の先端部分の位置を規制するための凸
状の段差部が配設され、 基部に設けられた第2のガイドブロックには、前記第1
のガイドブロックと対称に前記ガラス基板を支持する水
平部と前記ガラス基板の先端部の位置を規制するための
凸状の段差部が形設され、 前記第2のガイドブロックの前記段差部の段差は、前記
第1のガイドブロックの前記段差部の段差よりも大き
く、前記第1のガイドブロックと前記第2のガイドブロ
ックの前記段差部の垂直面間の距離は、前記ガラス基板
がそれぞれの前記ガイドブロックの水平部で支持されて
遊動しないように前記ガラス基板の移載方向の長さと略
等しく設定されている、ことを特徴とするガラス基板移
載装置。 - 【請求項2】 請求項1記載のガラス基板移載装置を用
いて、複数のガラス基板が水平に多段に収納可能で、前
記ガラス基板の出入口の反対側の開口部に前記ガラス基
板のストッパを有し、前記ガラス基板を保持する棚部に
は前記ガラス基板の移載手段の移動のための通路が設け
られている棚式収容ケースから、前記棚式収容ケースに
収容された前記ガラス基板を移載するための移載方法で
あって、 前記棚式収容ケースに前記移載アームが挿入されていな
い状態で、前記移載アームの前記第1のガイドブロック
の段差部の上面が移載対象のガラス基板の下面よりも低
く、前記第2のガイドブロックの段差部の上面が前記ガ
ラス基板の下面より高くなる位置まで前記移載アームを
ガラス基板移載装置の移動手段によって移動させ、 前記移動手段によって前記移載アームを前進させて前記
棚式収容ケース内に挿入し、前記第2ガイドブロックの
段差部が前記ガラス基板に接触し、さらに前記ガラス基
板を押して前記ガラス基板の他端が前記ストッパに接触
するまで前進させ、 その位置で停止後、前記ガラス基板が前記第1のガイド
ブロックと前記第2のガイドブロックの段差の間に収納
されて水平部で支持され、前記棚式収容ケースの棚より
離れるまで前記移動手段によって前記移載アームを上昇
させ、 前記ガラス基板が前記棚式収容ケースの棚と接触しない
状態で停止後、前記移動手段で前記移載アームを後退さ
せ、 前記移載アームが前記棚式収容ケースから完全に離脱し
た状態で、前記移動手段によって前記移載アームに保持
された前記ガラス基板を所望の移載先に移動させる、こ
とを特徴とするガラス基板の移載方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17754795A JPH0930606A (ja) | 1995-07-13 | 1995-07-13 | ガラス基板移載装置及び移載方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17754795A JPH0930606A (ja) | 1995-07-13 | 1995-07-13 | ガラス基板移載装置及び移載方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0930606A true JPH0930606A (ja) | 1997-02-04 |
Family
ID=16032864
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17754795A Pending JPH0930606A (ja) | 1995-07-13 | 1995-07-13 | ガラス基板移載装置及び移載方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0930606A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011018794A (ja) * | 2009-07-09 | 2011-01-27 | Sumco Corp | ウェーハ搬送装置及びウェーハ搬送方法 |
JP2018142700A (ja) * | 2017-02-28 | 2018-09-13 | シャンハイ マイクロ エレクトロニクス イクイプメント(グループ)カンパニー リミティド | 基板搬送装置および方法 |
JP2019189939A (ja) * | 2018-04-18 | 2019-10-31 | キヤノントッキ株式会社 | 処理体収納装置と、処理体収納方法、及びこれを用いた蒸着方法 |
CN116553187A (zh) * | 2023-07-10 | 2023-08-08 | 四川显为智能装备有限公司 | 一种易碎片材搬运设备和操控方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02132840A (ja) * | 1988-02-12 | 1990-05-22 | Tokyo Electron Ltd | 処理装置及びレジスト処理装置及び処理方法及びレジスト処理方法 |
JPH07142459A (ja) * | 1993-11-12 | 1995-06-02 | Tokyo Electron Ltd | 処理システム |
-
1995
- 1995-07-13 JP JP17754795A patent/JPH0930606A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02132840A (ja) * | 1988-02-12 | 1990-05-22 | Tokyo Electron Ltd | 処理装置及びレジスト処理装置及び処理方法及びレジスト処理方法 |
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