JPH09305321A - 音声記憶再生装置 - Google Patents

音声記憶再生装置

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JPH09305321A
JPH09305321A JP12205196A JP12205196A JPH09305321A JP H09305321 A JPH09305321 A JP H09305321A JP 12205196 A JP12205196 A JP 12205196A JP 12205196 A JP12205196 A JP 12205196A JP H09305321 A JPH09305321 A JP H09305321A
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    • G11C2207/16Solid state audio

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路構成を複雑化することなく、不揮発性メ
モリの各ブロック毎に選択的に録音・再生できる音声記
憶再生装置を提供する。 【解決手段】 制御部7は、セレクトキー3cが押下さ
れる度に、フリップフロップF1からパルスを1つ送出
し、ブロック制御部21におけるカウントをインクリメ
ントして所望するブロックを選択する。また、制御部7
は、録音キー3aまたは再生キー3bが押下されると、
まず、フリップフロップF1,F2のセット/リセット
を1/256周期(256Hz)で7回繰り返した後、
セットする。これにより、選択されたブロックは変更さ
れることなく、音声データの記憶・再生が行われる。こ
のとき、制御部20では、上記フリップフロップF1,
F2からの出力信号と、1/32周期(32Hz)のク
ロックφとの論理積をとり、クロックφの3クロック目
で記憶・再生動作を有効とするので、ブロックの指示/
補正が記憶・再生動作の指示に影響することはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声データを記憶
するとともに、記憶した音声データを再生する音声記憶
再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、外部からの音声信号を符号化
(A/D変換)し、RAM等の半導体メモリに記憶させ
ておき、再生スイッチ等の操作によって上記RAMから
記憶されている符号化信号を読み出し、復号化(D/A
変換)して音声出力する音声の記憶再生装置が知られて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の音声
の記憶再生装置では、1つの半導体メモリを1つの録音
再生装置として使用する場合、録音時および再生時に
は、最初のアドレスからアドレス指定すればよい。しか
しながら、1つの半導体メモリを複数のブロックに分け
て、それぞれ選択的に録音再生する場合においては、そ
のブロックの先頭アドレスから順次アドレス指定しなけ
ればならない。そのため、選択されたブロックの先頭ア
ドレスデータをアドレス制御部に送ってプリセットし、
そのアドレスから順次アドレスを更新していく必要があ
った。
【0004】一方、符号化されたデータをRAM等の揮
発性メモリに記憶したのでは、電池寿命や電池交換時、
あるいは停電地等において、記憶内容が消えてしまうの
で、EEPROM等の不揮発性メモリを用いることが考
えられる。しかしながら、これらの不揮発性メモリは、
例えば、1V程度で動作するCMOS回路に比較して、
動作させるための駆動電圧が極めて高い。このため、録
音再生等を制御する比較的低電圧で動作する電子回路
と、不揮発性メモリ等を含む電子回路とを、それぞれ別
々のチップで構成し、それぞれ異なった電圧で制御しな
ければならない。このように、主要な回路部と不揮発性
メモリ等を含む電子回路とを別チップで構成し、かつ、
上述したように、1つの不揮発性メモリを複数のブロッ
クに分け、それぞれ選択的に録音再生する場合にあって
は、各ブロックの先頭アドレスを直接アドレス指定しな
ければならないので、アドレスデータの入力端子として
複数の端子が必要となり、不揮発性メモリ等を含む電子
回路のチップが大型化してしまうという問題があった。
【0005】そこで本発明は、回路構成を複雑化するこ
となく、メモリを複数のブロックに分割し、それぞれの
ブロック毎に、選択的に録音・再生できる音声記憶再生
装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1記載の発明による音声記憶再生装置は、複数の記
憶領域を有し、各記憶領域に音声データが記憶される半
導体メモリ、および音声データの記憶を指示する記憶指
示信号に従って所定の記憶領域に音声データを記憶する
とともに、音声データの再生を指示する再生指示信号に
従って所定の記憶領域に記憶されている音声データを読
み出す記憶媒体制御手段を有する半導体チップと、前記
複数の記憶領域のうち、記憶・再生の対象となる記憶領
域を指定する記憶領域指定信号を送出した後、前記記憶
指示信号または前記再生指示信号を送出する制御回路と
からなり、前記半導体チップは、更に、前記記憶領域指
定信号および前記記憶指示信号が入力される記憶指示入
力端子と、前記再生指示信号が入力される再生指示入力
端子とを備え、前記両入力端子が前記制御回路に接続さ
れていることを特徴とする。
【0007】また、好ましい態様として、前記制御回路
は、例えば請求項2記載のように、前記記憶領域指定信
号として、前記記憶媒体制御手段は、前記パルス信号が
供給される度に、記憶・再生の対象となる記憶領域を1
つずつ進めるようにしてもよい。
【0008】また、好ましい態様として、前記制御回路
は、例えば請求項3記載のように、前記音声データの記
憶・再生指示に先だって、前記記憶領域補正信号とし
て、(記憶領域数−1)個の所定周期のパルス信号を送
出するようにしてもよい。
【0009】また、好ましい態様として、前記記憶媒体
制御手段は、例えば請求項4記載のように、少なくと
も、(所定周期×記憶領域数)以上の周期を有するパル
ス信号と前記所定周期のパルス信号との論理積をとり、
該論理積の結果に基づいて、前記記憶領域指定信号また
は前記記憶領域補正信号と、前記記憶指示信号または前
記再生指示信号とを識別するようにしてもよい。
【0010】また、請求項5記載の発明による音声記憶
再生装置は、複数の記憶領域を有し、各記憶領域に音声
データが記憶される半導体メモリ、音声データの記憶指
示を指示する記憶指示信号が入力される記憶指示入力端
子、音声データの再生指示を指示する再生指示信号が入
力される再生指示入力端子、および前記記憶指示入力指
示端子から入力される記憶指示信号に従って所定の記憶
領域に音声データを記憶するとともに、前記再生指示入
力端子から入力される再生指示信号に従って所定の記憶
領域に記憶されている音声データを読み出す記憶媒体制
御手段を有する半導体チップと、前記記憶指示入力端子
に供給する記憶指示信号または前記再生指示入力端子に
供給する前記再生指示信号を、所定周期のパルス信号と
して送出することで、前記音声データの記憶・再生の対
象となる記憶領域を指定するとともに、前記記憶指示信
号または前記再生指示信号を一定レベルの信号として送
出する制御回路とを具備することを特徴とする。また、
好ましい態様として、半導体メモリは、例えば請求項6
記載のように、不揮発性のメモリからなるようにしても
よい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、携
帯用電子機器である電子腕時計等に適用した一実施例と
して、図面を参照して説明する。 A.本実施例の構成 図1は本発明の一実施例における電子腕時計の構成を示
すブロック図である。図において、本実施例の電子腕時
計は、時計機能、計算機機能、多数の名前・電話番号デ
ータ等を記憶して表示するデータバンク機能、外部から
の音声をメモとして記憶して再生するメモ機能等を有
し、時計機能、計算機機能、データバンク機能等の処理
回路を備え、且つ、音声の録音再生を制御する制御手段
を備えた、例えばCーMOS素子からなる1チップの制
御用集積回路1と、音声データが記憶される、例えばフ
ラッシュEEPROMからなる不揮発性メモリおよび該
不揮発性メモリおよびのアドレスを制御する制御手段を
備えた1チップのメモリ制御集積回路2とから構成され
ている。制御用集積回路1とメモリ制御集積回路2と
は、異なる駆動電圧で動作するが、同一のバッテリから
電源供給を受け、それぞれの集積回路内の電源回路で必
要な電圧を得るように構成されている。
【0012】まず、制御用集積回路1およびその周辺回
路について説明する。キー入力部3は、各種データを入
力するためのテンキー、文字キー等(図示せず)を備え
ており、また、音声を録音するための録音スイッチ3
a、録音した音声データを再生する再生スイッチ3b、
および後述するEEPROM25の複数の記憶領域のブ
ロック(8つ)のうち、録音・再生を行うブロックを選
択するためのセレクトキー3cを備えている。該キー入
力部3の各キーの入力信号は制御部7に送られキー入力
が検知される。
【0013】発振回路4は、所定周波数の基準クロック
を生成し、分周回路5に供給する。分周回路5は、上記
基準クロックに従って、計時回路6、制御部7等の各部
を動作させるためのシステムクロック、各種タイミング
クロックを生成して出力する。計時回路6は、分周回路
5からのタイミングクロックのうちの計時用の基準信号
である1秒信号に基づいて、現在時刻(月日、曜日、時
分秒)を計時し、制御部7に供給する。
【0014】制御部7は、後述するROM8に記憶され
た所定のマイクロプログラムを実行することにより、当
該電子腕時計の上述した各種機能を実現するCPU(中
央処理回路)であり、特に、本実施例では、後述する処
理により、後述するEEPROM25の分割されたブロ
ックに対しての音声データの録音・再生等を行う。具体
的には、制御部7は、セレクトキー3cが押下される度
に、録音・再生を行うブロックを1つずつ巡回させるこ
とにより、所望するブロックを選択させ、録音スイッチ
3aが押下されると、EEPROM25の選択されたブ
ロックにマイク5から入力される音声の音声データを記
憶し、一方、再生スイッチ3bが押下されると、EEP
ROM25の選択されたブロックに記憶された音声デー
タを再生し、録音キー3aおよび再生キー3bが同時に
押下されると、後述するRAM9に記憶されている各種
フラグや日付・時刻データを消去する。
【0015】ROM8は、上記制御部7によって実行さ
れるマイクロプログラムや各種初期パラメータを記憶す
る。また、RAM9は、上記制御部7によるプログラム
の実行に伴って生じる各種データを格納するレジスタや
ワーキングエリアとして用いられる。
【0016】ここで、図2は、RAM9のデータ構成を
示す概念図である。図2において、表示レジスタは、後
述するLCD表示器(液晶表示装置)14に各種データ
を表示するためのデータを記憶するレジスタである。レ
ジスタMは、音声データが記憶されるEEPROM25
の8つのブロックのうち指定された録音/再生ブロック
を指定するためのレジスタである。
【0017】次に、フラグPは、音声を録音中であるこ
とを示すフラグであり、「1」の時には、後述するマイ
ク5から入力された音声を符号化部(符号化回路)6を
介して取り込み、音声データとしてEEPROM25へ
記憶させる。また、フラグLは、音声を再生中であるこ
とを示すフラグであり、「1」の時には、EEPROM
25から読み出した音声データを後述する復合化部(複
号化回路)10を介して後述するスピーカ11により出
力させる。
【0018】次に、レジスタR0、R1、・・・R7
は、複数のブロック(本実施例では8つ)に分割したE
ERPOM25の各ブロック毎に、音声データを録音し
た日付および時刻を格納する領域(レジスタT)と、録
音済みのブロックであるか否かを示すフラグFとからな
るレジスタである。フラグFは、音声データが録音され
ていない場合に「0」となり、音声データを録音した場
合に「1」となる。なお、本実施例では、上述したよう
に、8つのブロックに分割しているので、レジスタMに
は、3ビットのブロック指示(指定)データによって、
どのブロックに対する録音/再生であるかを指示するよ
うになっている。
【0019】次に、図1に戻り、ドライバ13は、制御
部7から供給される時刻、計算データ、名前・電話番号
データ、EEPROM25に記憶されている音声データ
に関する各種データをLCD(液晶)表示器14に表示
する。LCD表示器14は、ドットマトリクスやセグメ
ントタイプの電極からなり、時計モード時には、日付、
現在時刻、どのブロックが録音済みであるかを表示し、
音声データの録音・再生時には、後述する表示例で示す
ように、少なくとも、現在の時刻、録音中のブロック、
および録音時間を表示する(点滅表示)。
【0020】制御部7は、録音キー3a、再生キー3b
およびセレクトキー3cのそれぞれの操作に応じて、次
に述べる3種類のフリップフロップF1,F2のセット
/リセットを行う。
【0021】セレクトキー3cが押下される度に、フ
リップフロップF1のセット端子を「1」とした後、リ
セット端子を「1」とし、フリップフロップF1の出力
Qから1/256周期(256Hz)のパルスを1つ送
出する。該パルスは、後述するメモリ制御集積回路2の
制御部20において、EEPROM25のブロックを指
定するブロック指定信号BLとしてブロック制御部21
に供給される。
【0022】録音スイッチ3aが押下されると、ま
ず、フリップフロップF1のセット/リセットを1/2
56周期(256Hz)で7回繰り返した後、セット端
子を「1」として出力Qを「1」とし、録音スイッチ3
aが離されると、フリップフロップF1のリセット端子
を「1」として出力Qを「0」とする。
【0023】再生スイッチ3bが押下されると、ま
ず、フリップフロップF1のセット/リセットを1/2
56周期(256Hz)で7回繰り返した後、セット端
子を「1」として出力Qを「1」とし、再生スイッチ3
bが離されると、フリップフロップF2のリセット端子
を「1」として出力Qを「0」とする。
【0024】フリップフロップF1,F2は、各々、制
御部7の制御に従って出力レベルがオン/オフされる出
力Qを、それぞれメモリ制御集積回路2の制御部20に
供給する。電源15は、共通のバッテリBTからの供給
電圧を制御用集積回路1を動作させるための駆動電圧に
変換し、上述した各部に供給する。
【0025】次に、メモリ制御集積回路2およびその周
辺回路について説明する。制御部20は、上述した制御
用集積回路1のフリップフロップF1から供給される出
力QおよびフリップフロップF2から供給される出力Q
に従って、EEPROM25のブロックを指定するブロ
ック信号、録音であることを示す録音信号、再生である
ことを示す再生信号、および録音された音声データを消
去するためのクリア信号を生成し、ブロック信号および
クリア信号をブロック制御部21に供給するとともに、
上記録音信号、再生信号およびクリア信号をアドレス制
御部22に供給する。
【0026】ここで、図3は、上記制御部20の回路構
成を示す回路図である。図において、OR(オア)回路
20aは、フリップフロップF1からの出力Qとフリッ
プフロップF2からの出力Qのいずれか一方でも「1」
となると、「1」となるブロック信号BLを送出し、ブ
ロック制御部21に供給する。すなわち、フリップフロ
ップF1あるいはフリップフロップF2のいずれか一方
から1つのパルスが供給されると、1パルスのブロック
信号BLをブロック制御部21に供給する。また、AN
D(アンド)回路20bは、フリップフロップF1から
の出力QとフリップフロップF2からの出力Qが共に
「1」の場合に「1」となるクリア信号CLを送出し、
アドレス制御部22に供給する。また、該クリア信号C
Lは、NOT回路20cによって反転された後、後述す
るAND回路20d,20hに供給される。
【0027】AND回路20dは、上記クリア信号CL
が「0」で、クロックφ(1/32秒周期:32Hz)
が「1」のとき、フリップフロップF1の出力Qを3ビ
ットシフトレジスタ20eに供給する。3ビットシフト
レジスタ20eは、上記AND回路20dから録音制御
信号S1が供給される度に、順次、保持しているビット
をシフトしてフリップフロップF3のセット端子Sに供
給する。したがって、3ビットシフトレジスタ20e
は、図4に示すように、AND回路20dにクロックφ
の4クロック目が供給されると、フリップフロップF3
をセットすることになる。言い換えると、クロックφの
4クロック目が供給されるまでは、フリップフロップF
3はセットされない。
【0028】フリップフロップF3は、上記3ビットシ
フトレジスタ20eからのクロックが供給されると、セ
ット(Q=1)され、フリップフロップF1の出力Qが
「0」となると、NOT回路20fを介してリセット信
号が供給されるので、リセット(Q=0)される。この
ように、フリップフロップF3は、クロックφを32H
zとしたので、図1に示すフリップフロップF1から1
/256周期のクロックが供給されても、すぐにセット
(Q=1)されず、2/32〜3/32秒後にセット
(Q=1)されることになる。
【0029】上記フリップフロップF3の出力Qは、A
ND回路20gの一方の入力端に供給される。AND回
路20gは、フリップフロップF1の出力Qとフリップ
フロップF3の出力Qとの論理積をとることにより、双
方が共に「1」となっている間、すなわち、最初にフリ
ップフロップF1から1/256周期のクロックが供給
された時点の2/32〜3/32秒後からフリップフロ
ップF1がリセットされるまでの間、その出力を「1」
とし、録音制御信号S1として図1に示すアドレス制御
部22に供給する。
【0030】このように、制御部7は、録音スイッチ3
aが押下されると、録音モードにするためにフリップフ
ロップF1をセットするわけであるが、本実施例では、
同じフリップフロップF1を用いて、予めブロックを選
択した後、録音指示を行っているので、上記録音モード
にするとき、OR回路20aを介してブロック制御部2
1にブロック信号BLが供給されることになり、選択さ
れていたブロックが変わってしまう。そこで、本実施例
では、録音スイッチ3aが押下されてから上記2/32
〜3/32秒間で、まず、フリップフロップF1のセッ
ト/リセットを1/256周期で所定回数(ブロック数
−1:本実施例では7回)繰り返すことで、ブロック制
御部21において設定されているブロックを、選択され
たブロックの1つ前のブロックとし、その後、フリップ
フロップF1をセットするようにしている。
【0031】この結果、録音モードにするためにフリッ
プフロップF1をセットすることで、制御部20に録音
モードにするための録音制御信号S1が供給されるとと
もに、ブロック制御部21におけるブロックが1つ進め
られることにより、予め選択されたブロックに設定し直
される。また、本実施例では、1/256周期でフリッ
プフロップF1をセット/リセットするのに対して、1
/32周期(32Hz)のクロックφの4つ目のクロッ
クで、録音制御信号S1を送出するようにしているの
で、フリップフロップF1のセット/リセットを繰り返
している間は、録音制御信号S1が送出されることはな
い。したがって、1本の線路によってブロックの指示と
録音指示とを行うことができる。
【0032】次に、AND回路20hは、上記クリア信
号CLが「0」で、クロックφ(1/32周期:32H
z)が「1」のとき、フリップフロップF2の出力Qを
3ビットシフトレジスタ20iに供給する。3ビットシ
フトレジスタ20iは、上記AND回路20hから再生
制御信号S2が供給される度に、順次、保持しているビ
ットをシフトしてフリップフロップF4のセット端子S
に供給する。したがって、3ビットシフトレジスタ20
iは、図4に示すように、AND回路20hにクロック
φの4クロック目が供給されると、フリップフロップF
4をセットすることになる。言い換えると、クロックφ
の4クロック目が供給されるまでは、フリップフロップ
F4はセットされない。
【0033】フリップフロップF4は、上記3ビットシ
フトレジスタ20iからのクロックが供給されると、セ
ット(Q=1)され、フリップフロップF2の出力Qが
「0」となると、NOT回路20jを介してリセット信
号が供給されるので、リセット(Q=0)される。この
ように、フリップフロップF4は、クロックφを32H
zとしたので、図1に示すフリップフロップF2から1
/256周期のクロックが供給されても、すぐにセット
(Q=1)されず、2/32〜3/32秒後にセット
(Q=1)されることになる。
【0034】上記フリップフロップF4の出力Qは、A
ND回路20kの一方の入力端に供給される。AND回
路20kは、フリップフロップF2の出力Qとフリップ
フロップF4の出力Qとの論理積をとることにより、双
方が共に「1」となっている間、すなわち、最初にフリ
ップフロップF2から1/256周期のクロックが供給
された時点の2/32〜3/32秒後からフリップフロ
ップF2がリセットされるまでの間、その出力を「1」
とし、再生制御信号S2として図1に示すアドレス制御
部22に供給する。
【0035】このように、制御部7は、再生スイッチ3
bが押下されると、再生モードにするためにフリップフ
ロップF2をセットするわけであるが、本実施例では、
同じフリップフロップF2を用いて、予めブロックを選
択した後、再生指示を行っているので、上記録音モード
にするとき、OR回路20aを介してブロック制御部2
1にブロック信号BLが供給されることになり、選択さ
れていたブロックが変わってしまう。そこで、本実施例
では、録音モードのときと同様に、再生スイッチ3bが
押下されてから上記2/32〜3/32秒間で、まず、
フリップフロップF2のセット/リセットを1/256
周期で所定回数(ブロック数−1:本実施例では7回)
繰り返すことで、ブロック制御部21において設定され
ているブロックを、選択されたブロックの1つ前のブロ
ックとし、その後、フリップフロップF2をセットする
ようにしている。
【0036】この結果、録音モードと同様に、再生モー
ドにおいても、フリップフロップF2をセットすること
で、制御部20に再生モードにするための再生制御信号
S2が供給されるとともに、ブロック制御部21におけ
るブロックが1つ進められることにより、予め選択され
たブロックに設定し直される。また、この場合も、1/
256周期でフリップフロップF1をセット/リセット
するのに対して、1/32周期(32Hz)のクロック
φの4つ目のクロックで、再生制御信号S2を送出する
ようにしているので、フリップフロップF2のセット/
リセットを繰り返している間は、再生制御信号S2が送
出されることはない。したがって、再生用にも、1本の
線路を用いればよい。
【0037】次に、図1に戻り、ブロック制御部21
は、3ビットレジスタであり、上述した制御部20から
供給されるブロック信号BLをカウントし、どのブロッ
クに対する録音/再生であるかを示すブロック指定デー
タ(3ビット)BDとしてアドレス制御部22に供給す
る。アドレス制御部22は、上述した制御部20から供
給される録音制御信号S1、再生制御信号S2、クリア
信号CLおよびブロック指定データBDに従って、EE
RPOM25をアドレス指定してアクセスする。マイク
23は、ユーザの音声を集音し、音声信号を符号化部2
4に供給する。符号化部24は、増幅器、フィルター、
AーD(アナログーデジタル)変換回路(いずれも図示
せず)等を備え、音声信号をデジタルデータ(音声デー
タ)に変換し、EEPROM25に供給する。復号化部
26は、アドレス制御部22によってアクセスされたE
EPROM25のブロックの記憶領域から供給される音
声データをアナログ信号に変換し、スピーカ27によっ
て音声として出力する。
【0038】EEPROM25は、全体として約2M
(メガ)ビットのフラッシュメモリからなり、8つのブ
ロック25a乃至25hを有する。マイク23、符号化
部24を介して取り込まれた音声データはアドレス制御
部22によるアクセスに従って、所定のブロックに順次
記憶される。発振回路28は、EEPROM25等を動
作させるための所定のクロック、クロックφを生成し、
制御部20、アドレス制御部22、EEPROM25等
の各部へ供給する。電源29は、共通のバッテリBTか
らの供給電圧をメモリ制御集積回路2を動作させるため
の駆動電圧に変換し、上述した各部に供給する。
【0039】B.本実施例の動作 次に、上述した実施例による電子腕時計の動作について
説明する。なお、時計機能、計算機能、データバンク機
能については、従来と同様であるので、その説明は省略
し、以下では、音声データのEEPROM25に対する
録音/再生動作について説明する。
【0040】(1)メイン処理 まず、図5は、本実施例のメイン動作を説明するための
フローチャートである。以下に述べるステップS10〜
S24は、キー入力部3でのキー入力を判断し、キー入
力の有無に応じて実行すべき処理に分岐するとともに、
LCD表示器14に各種データを表示するための処理で
ある。まず、ステップS10でキー入力部3で何らかの
キーが押下されたか否かを判断し、何らかのキーが押下
されると、ステップS12に進む。ステップS12で
は、押下されたキー(録音キー3a、再生キー3b、セ
レクトキー3c、他のキー)に応じて、後述するキー処
理を行う。一方、キー入力がなければ、ステップS14
に進み、一定時間キー入力がないか否かを判断し、一定
時間キー入力がなければ、ステップS16で、録音フラ
グP,再生フラグLをクリアし、ステップS18で、フ
リップフロップF1,F2をリセットする。本実施例で
は、録音・再生は、それぞれ録音キー3aが押下されて
いる間、あるいは再生キー3bが押下されている間に行
われ、録音キー3aまたは再生キー3bが離されると、
終了するようになっている。上記ステップS16,S1
8は、録音キー3aまたは再生キー3bが離された場合
に、録音・再生を終了させるための処理である。
【0041】上記ステップS12によるキー処理が終了
するか、上記ステップS14で一定時間内にキー入力が
あった場合、あるいは上記ステップS18が終了する
と、ステップS20に進み、再生フラグLが「1」であ
るか否かを判断する。そして、再生フラグLが「1」の
場合、すなわち、再生モードであれば、ステップS22
に進み、録音日時(日付、時刻)、記憶済みブロック、
被選択(指定されている)ブロックをLCD表示器に表
示する。即ち、再生モードの場合、図8(a)に示すよ
うに、LCD表示器には、上部にEEPROM25のブ
ロックを示す1〜8までの数字と各数字の下にどのブロ
ックに音声データが記憶済みであるか示す矩形部とが表
示される。そして、図8(a)において、点灯している
矩形部(図示の1,2,8番目のブロック)が記憶済み
のブロックであり、点滅している矩形部(図示の4番目
のブロック)が記憶済みで且つ現在再生中の被選択ブロ
ックを示している。また、LCD表示器には、4番目の
ブロックに音声記憶が為された際の録音日時で、RAM
9のレジスタR3に記憶されている、日付(「3−1
0」)、時刻(「18:10」)が表示される。
【0042】一方、再生フラグLが「0」の場合、すな
わち、再生モードでなければ、ステップS24に進み、
現在日時(日付、時刻)、記憶済みブロック、被選択ブ
ロックをLCD表示器に表示する。即ち、LCD表示器
には、図8(b)に示すように、点灯している矩形部
(図示の2,4,8番目のブロック)が記憶済みのブロ
ックであり、点滅している矩形部(図示の1番目のブロ
ック)が現在録音中のブロックを示している。また、計
時回路6で得られている現在時刻である、曜日(「SU
N」)、日付(「3−17」)、時刻(「10:58
25」)が表示される。
【0043】(2)キー処理 次に、上述したキー処理について説明する。ここで、図
6および図7は、キー処理の動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【0044】2−1.ブロック選択処理 以下に述べるステップS30〜S36は、音声データの
録音・再生を行う際に、どのブロックに行うかを選択す
るための処理であり、まず、ステップS30で、選択
(セレクト)キー3cが押下されたか否かを判断し、セ
レクトキー3cが押下された場合には、ステップS32
に進み、録音フラグPおよび再生フラグLが「0」であ
るか否かを判断する。ここで、録音フラグPおよび再生
フラグLが「0」である場合、すなわち、録音モードで
も再生モードでもない場合には、ステップS34に進
み、フリップフロップF1をセット/リセットし、フリ
ップフロップF1から1/256周期(256Hz)の
パルスを1つ送出する。これにより、図3に示すOR回
路20aの出力が「1」となり、ブロック制御部21に
おけるカウントが「1」だけインクリメントされる。次
に、ステップS36において、RAM9のレジスタMの
録音/再生ブロック指定データを「1」だけインクリメ
ントする。そして、当該キー処理を終了する。
【0045】このように、ブロックは、フリップフロッ
プF1を1回、セット/リセットすることにより、1つ
インクリメントされ、セレクトキー3cが押下される
度、1→2→3→……→6→7→8→1→2→…と巡回
する。この場合、再生フラグLが「0」であるので、前
述した図5に示すメインルーチンに戻ったとき、ステッ
プS24で、図8(b)に示す表示がなされる。ユーザ
は、所望するブロックになるまで、セレクトキー3cを
押下することにより、所望のブロックを選択する。一
方、録音フラグPまたは再生フラグLのどちらかが
「1」の場合、すなわち録音モードか再生モードのいず
れかになっている場合には、ステップS32における判
断結果が「NO」となるので、セレクトキー3cを操作
しても、指定されているブロックは変化しない。
【0046】2−2.録音モード 以下に述べるステップS40〜S52は、録音キー3a
が押下されている間、マイク23から入力され、符号化
回路24で変換された音声データを、アドレス制御部2
2によって上記ブロック指示データBDで指示されるブ
ロックに記憶する録音処理である。上記ステップS30
において、セレクトキー3cが押下されていない場合に
は、ステップS40に進み、録音キー3aが押下されて
いるか否かを判断する。そして、録音キー3aが押下さ
れている場合には、ステップS42に進み、再生フラグ
Lが「1」であるか否かを判断する。ここで、再生フラ
グLが「1」の場合には、再生キー3bが押下された状
態で、録音キー3aが操作されたことを意味し、再生フ
ラグLが「0」の場合には、音声データをEEPROM
25に記憶する録音モードが選択されたことを意味す
る。
【0047】そこで、上記ステップS42において、再
生フラグLが「0」である場合には、再生スイッチ3b
は押下されていないので、ステップS44に進み、録音
フラグPが「0」であるか否かを判断する。ここで、録
音フラグPが「0」の場合には、初めて録音キー3aが
操作されたことを意味するので、ステップS46に進
む。
【0048】ステップS46では、フリップフロップF
1のセット/リセットを1/256周期(256Hz)
で7回繰り返す。これは、録音するためにフリップフロ
ップF1をセットする際に、前述したブロック選択処理
で既に選択したブロックが変わってしまうを防止するた
めであり、本実施例では、EEPROM25を8つのブ
ロックに分割しているので、録音制御信号S1を送出す
る前に、前述したように、予めフリップフロップF1の
セット/リセットを1/256周期(256Hz)で7
回繰り返すことにより、ブロック制御部21のブロック
指定データBDを選択されたブロックの1つ前のブロッ
クにしておく。次いで、ステップS48で、フリップフ
ロップF1をセットする。これにより、音声データを録
音すべきブロックは、選択されたブロックとなる。次
に、ステップS50において、RAM9の対応するブロ
ックの日付・時刻領域(レジスタT)に計時回路6の現
在の日付・時刻を記憶し、対応するフラグFを「1」と
する。次いで、録音フラグPを「1」とし、当該処理を
終了する。録音フラグPが「1」となることで、録音キ
ー3aが押下されている間は、ステップS44における
判断結果が「NO」となるので、上述したステップS4
6〜S52は、録音キー3aが押下された時に一度だけ
実行される。
【0049】これにより、メモリ制御集積回路2では、
制御部20からアドレス制御部22に対して録音制御信
号S1が供給される。また、アドレス制御部22には、
前述したブロック選択処理において、ブロック制御部2
1に設定された3ビットのブロック指示データBDが供
給されている。この結果、マイク23から入力され、符
号化回路24で変換された音声データは、アドレス制御
部22によって上記ブロック指示データBDで指示され
るブロックに順次記憶される。この場合、再生フラグL
が「0」であるので、前述した図5に示すメインルーチ
ンに戻ったとき、ステップS24で、図8(b)に示す
表示がなされる。
【0050】録音キー3aが押下されている間、音声デ
ータのEEPROM25への記憶が続けられる。そし
て、録音キー3aが離されると、図5に示すステップS
16で、録音フラグPがクリア(=0)された後、ステ
ップS18で、フリップフロップF1がリセットされる
ので、図3に示すフリップフロップF3もリセットさ
れ、音声データの録音が終了する。
【0051】2−3.再生モード 以下に述べるステップS62〜S72は、再生キー3a
が押下されている間、アドレス制御部22によって上記
ブロック指示データで指示される、EEPROM25の
ブロックに記憶された音声データを、復合化回路26で
アナログ信号に変換し、スピーカ27から出力する再生
処理である。上記セレクトキー3cまたは録音キー3a
が押下されていない場合には、ステップS30、ステッ
プS40を経て、図7に示すステップS62に進み、再
生キー3bが押下されているか否かを判断する。そし
て、再生キー3bが押下されている場合には、ステップ
S64に進み、録音フラグPが「1」であるか否かを判
断する。ここで、録音フラグPが「1」の場合には、録
音キー3aが押下された状態で、再生キー3bが押下さ
れたことを意味し、録音フラグPが「0」の場合には、
EEPROM25に記憶された音声データを再生する再
生モードが選択されたことを意味する。
【0052】上記ステップS64において、録音フラグ
Pが「0」である場合には、録音スイッチ3aは押下さ
れていないので、ステップS66に進む。ステップS6
6では、再生フラグLが「0」であるか否かを判断す
る。ここで、再生フラグLが「0」の場合には、初めて
再生キー3bが操作されたことを意味するので、ステッ
プS68に進む。
【0053】ステップS68では、フリップフロップF
2のセット/リセットを1/256周期(256Hz)
で7回繰り返す。これは、前述したように、再生するた
めにフリップフロップF2をセットして再生制御信号S
2を送出する際に、前述したブロック選択処理で既に選
択したブロックが変わってしまうを防止するためであ
り、予めフリップフロップF2のセット/リセットを1
/256周期(256Hz)で7回繰り返すことによ
り、ブロック制御部21のブロック指定データBDを選
択されたブロックの1つ前のブロックにしておく。次い
で、ステップS70で、フリップフロップF2をセット
する。これにより、音声データを録音すべきブロック
は、選択されたブロックとなる。次に、ステップS72
において、再生フラグLを「1」とし、当該処理を終了
する。再生フラグLが「1」となることで、再生キー3
bが押下されている間は、ステップS66における判断
結果が「NO」となるので、上述したステップS68〜
S72は、再生キー3bが押下された時に一度だけ実行
される。
【0054】これにより、メモリ制御集積回路2では、
制御部20からアドレス制御部22に対して再生制御信
号S2が供給される。また、アドレス制御部22には、
前述したブロック選択処理において、ブロック制御部2
1に設定された3ビットのブロック指示データBDが供
給されている。この結果、アドレス制御部22によって
上記ブロック指示データBDで指示されるブロックに記
憶されている音声データは、復合化回路26でアナログ
信号に変換され、スピーカ27から出力される。この場
合、再生フラグLが「1」であるので、前述した図5に
示すメインルーチンに戻ったとき、ステップS22で、
図8(a)に示す表示がなされる。
【0055】再生キー3bが押下されている間、音声デ
ータの再生が続けられる。そして、再生キー3bが離さ
れると、図5に示すステップS16で、再生フラグLが
クリア(=0)された後、ステップS18で、フリップ
フロップF2がリセットされるので、音声データの再生
が終了する。
【0056】2−4.クリア処理 以下に述べるステップS44〜S50は、録音キー3a
と再生キー3bが同時に押下された場合に各種フラグお
よびデータを消去するクリア処理である。録音キー3a
が押下されたとき、既に、再生フラグLが「1」となっ
ている場合(ステップS42)、あるいは再生キー3b
が押下されたとき、既に、録音フラグPが「1」となっ
ている場合(ステップS64)には、図6に示すステッ
プS80以降のクリア処理を実行する。言い換えると、
再生キー3bが押下されている状態で、録音キー3aが
押下された場合、あるいは、録音キー3aが押下されて
いる状態で、再生キー3bが押下された場合には、録音
キー3aとともに再生キー3bが押下されたことを意味
するので、クリア処理を実行する。
【0057】まず、ステップS80で、フリップフロッ
プF1をセットし、ステップS82で、フリップフロッ
プF2をセットする。フリップフロップF1およびフリ
ップフロップF2がセットされることにより、図3に示
す制御部20において、AND回路20bの出力が
「1」となり、アドレス制御部22にクリア信号CLが
送出される。これによって指定されているブロック全体
の音声データが一括クリアされる。次に、ステップS8
4で、フリップフロップF1,F2をリセットする。そ
して、ステップS86で、RAM9に記憶されている、
録音/再生ブロック指定データM、録音フラグP、再生
フラグL、日付・時刻およびフラグFをクリアし、当該
処理を終了する。
【0058】なお、上記実施例では、本発明を携帯型の
電子時計に適用した例について述べたが、本発明は電子
時計以外の電子機器、例えば、携帯型の電話機やページ
ャー、電子手帳等の情報機器、あるいは携帯型ではなく
据え置き型の各種電子機器にも適用できる。また、音声
データの記憶メモリとしては、フラッシュタイプのEE
PROMに限らず、他の揮発性、或いは不揮発性のメモ
リを用いる事が可能である。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、複数の記憶領域を有
し、各記憶領域に音声データが記憶される半導体メモ
リ、および音声データの記憶を指示する記憶指示信号に
従って所定の記憶領域に音声データを記憶するととも
に、音声データの再生を指示する再生指示信号に従って
所定の記憶領域に記憶されている音声データを読み出す
記憶媒体制御手段を有する半導体チップと、前記複数の
記憶領域のうち、記憶・再生の対象となる記憶領域を指
定する記憶領域指定信号を送出した後、前記記憶指示信
号または前記再生指示信号を送出する制御回路とからな
り、前記半導体チップを、前記記憶領域指定信号および
前記記憶指示信号が入力される記憶指示入力端子と、前
記再生指示信号が入力される再生指示入力端子とによっ
て前記制御回路に接続するようにしているので、回路構
成を複雑化することなく、また、半導体チップの端子数
を増やす事なく、半導体メモリを複数のブロックに分割
し、それぞれのブロック毎に、選択的に録音再生できる
という利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による携帯電子機器の構成を
示すブロック図である。
【図2】RAM9のデータ構成を示す概念図である。
【図3】制御部20の回路構成を示す回路図である。
【図4】録音制御信号S1(256Hz)とクロックφ
(32Hz)の関係を示す概念図である。
【図5】本実施例のメイン動作を説明するためのフロー
チャートである。
【図6】キー処理の動作を説明するためのフローチャー
トである。
【図7】キー処理の動作を説明するためのフローチャー
トである。
【図8】LCD表示器の表示例を示す概念図である。
【符号の説明】
1 制御用集積回路(制御回路) 2 メモリ制御集積回路(半導体チップ) 3 キー入力部 3a 録音キー 3b 再生キー 3c セレクトキー 7 制御部 14 LCD表示器 F1 フリップフロップ F2 フリップフロップ T1 記憶指示入力端子 T2 再生指示入力端子 20 制御部(記憶媒体制御手段) 21 ブロック制御部 22 アドレス制御部(記憶媒体制御手段) 25 EEPROM(半導体メモリ)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の記憶領域を有し、各記憶領域に音
    声データが記憶される半導体メモリ、および音声データ
    の記憶を指示する記憶指示信号に従って所定の記憶領域
    に音声データを記憶するとともに、音声データの再生を
    指示する再生指示信号に従って所定の記憶領域に記憶さ
    れている音声データを読み出す記憶媒体制御手段を有す
    る半導体チップと、 前記複数の記憶領域のうち、記憶・再生の対象となる記
    憶領域を指定する記憶領域指定信号を送出した後、前記
    記憶指示信号または前記再生指示信号を送出する制御回
    路とからなり、 前記半導体チップは、更に、前記記憶領域指定信号およ
    び前記記憶指示信号が入力される記憶指示入力端子と、
    前記再生指示信号が入力される再生指示入力端子とを備
    え、前記両入力端子が前記制御回路に接続されているこ
    とを特徴とする音声記憶再生装置。
  2. 【請求項2】 前記制御回路は、前記記憶領域指定信号
    として、パルス信号を送出し、前記記憶媒体制御手段
    は、前記パルス信号が供給される度に、記憶・再生の対
    象となる記憶領域を1つずつ進めることを特徴とする請
    求項1記載の音声記憶再生装置。
  3. 【請求項3】 前記制御回路は、前記音声データの記憶
    ・再生指示に先だって、前記記憶領域補正信号として、
    (記憶領域数−1)個の所定周期のパルス信号を送出す
    ることを特徴とする請求項2記載の音声記憶再生装置。
  4. 【請求項4】 前記記憶媒体制御手段は、少なくとも、
    (所定周期×記憶領域数)以上の周期を有するパルス信
    号と前記所定周期のパルス信号との論理積をとり、該論
    理積の結果に基づいて、前記記憶領域指定信号または前
    記記憶領域補正信号と、前記記憶指示信号または前記再
    生指示信号とを識別することを特徴とする請求項3記載
    の音声記憶再生装置。
  5. 【請求項5】 複数の記憶領域を有し、各記憶領域に音
    声データが記憶される半導体メモリ、音声データの記憶
    指示を指示する記憶指示信号が入力される記憶指示入力
    端子、音声データの再生指示を指示する再生指示信号が
    入力される再生指示入力端子、および前記記憶指示入力
    指示端子から入力される記憶指示信号に従って所定の記
    憶領域に音声データを記憶するとともに、前記再生指示
    入力端子から入力される再生指示信号に従って所定の記
    憶領域に記憶されている音声データを読み出す記憶媒体
    制御手段を有する半導体チップと、 前記記憶指示入力端子に供給する記憶指示信号または前
    記再生指示入力端子に供給する前記再生指示信号を、所
    定周期のパルス信号として送出することで前記音声デー
    タの記憶・再生の対象となる記憶領域を指定するととも
    に、前記記憶指示信号または前記再生指示信号を一定レ
    ベルの信号として送出する制御回路とを具備することを
    特徴とする音声記憶再生装置。
  6. 【請求項6】 半導体メモリは、不揮発性のメモリから
    なることを特徴とする請求項1もしくは5記載の音声記
    憶再生装置。
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