JPH09304902A - ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機

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JPH09304902A
JPH09304902A JP12041696A JP12041696A JPH09304902A JP H09304902 A JPH09304902 A JP H09304902A JP 12041696 A JP12041696 A JP 12041696A JP 12041696 A JP12041696 A JP 12041696A JP H09304902 A JPH09304902 A JP H09304902A
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liquid
silver halide
photographic light
halide photographic
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JP12041696A
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Hiroyuki Hashimoto
浩幸 橋本
Masayuki Kurematsu
雅行 榑松
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理液の劣化防止。 【解決手段】 ハロゲン化銀写真感光材料を挟持して搬
送するための複数の搬送ローラ対を有し、ハロゲン化銀
写真感光材料を、前記搬送ローラ対が挟持して搬送しな
がら、複数の種類の処理工程で異なる種類の処理液を前
記ハロゲン化銀写真感光材料に供給して、処理するハロ
ゲン化銀写真感光材料用自動現像機において、漂白処理
工程又は漂白定着処理工程と、前記複数の種類の処理工
程の内の他の少なくとも1つの処理工程とが、同一処理
槽内に設けられ、当該処理工程の処理液を上方から下方
に自然落下させながら処理するものであり、前記処理槽
が疑似密閉構造である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハロゲン化銀写真
感光材料を挟持して搬送するための複数の搬送ローラ対
を有し、ハロゲン化銀写真感光材料を、前記搬送ローラ
対が挟持して搬送しながら、複数の種類の処理工程で異
なる種類の処理液を前記ハロゲン化銀写真感光材料に供
給して、処理するハロゲン化銀写真感光材料用自動現像
機に関する発明である。
【0002】
【従来の技術】ハロゲン化銀写真感光材料を挟持して搬
送するための複数の搬送ローラ対を有し、ハロゲン化銀
写真感光材料を、前記搬送ローラ対が挟持して搬送しな
がら、複数の種類の処理工程で異なる種類の処理液を前
記ハロゲン化銀写真感光材料に供給して、処理するハロ
ゲン化銀写真感光材料用自動現像機としては、従来、多
槽浸漬方式の自動現像機が一般的である。
【0003】この多槽浸漬方式の自動現像機は、多槽の
異なる種類の処理液を収容する略直方体の処理液槽の処
理液に浸漬させながら、感光材料を順次搬送し、処理す
る自動現像機である。
【0004】また、最近はスリット浸漬方式の自動現像
機が提案されている。このスリット浸漬方式の自動現像
機は、多槽の異なる種類の処理液を収容する搬送経路に
沿ったスリット形状の処理液槽の処理液に浸漬させなが
ら、感光材料を順次搬送し、処理する自動現像機であ
る。
【0005】また、かなり古くから、スプレー方式の自
動現像機が提案されている。このスプレー方式の自動現
像機は、多工程の異なる種類の処理液をスプレーで感光
材料に噴霧する処理工程で感光材料に処理液を供給しな
がら、感光材料を順次搬送し、処理する自動現像機であ
る。このスプレー方式の自動現像機は感光性平版印刷版
では一般的に用いられているが、ハロゲン化銀写真感光
材料用自動現像機にはあまり用いられていないものであ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】多槽浸漬方式の自動現
像機は、処理液槽間で渡り部分(ある処理液槽から次の
処理液槽まで水平方向に搬送される部分)が必要とな
り、自動現像機全体として小型化に限界があり、また、
略直方体の処理液槽なので、タンク容量が大きくこの面
でも小型化に限界があり、さらに、少量処理では補充量
の増加や定期的な全液の更新が必要となる。
【0007】また、スリット浸漬方式の自動現像機は、
タンク容量を小さくできるが、処理液槽間で渡り部分が
必要となることには変わりがなく、自動現像機全体とし
て小型化に限界があり、処理速度は多槽浸漬方式の自動
現像機と変わらず、この面でも迅速化や小型化はでき
ず、補充量も低減されない。
【0008】また、スプレー方式の自動現像機は、濃縮
処理液の供給が可能で、各工程の迅速化や小型化が可能
であるが、処理工程間で渡り部分が必要となることには
変わりがなく、自動現像機全体として小型化に限界があ
り、また、処理液を回収して循環させなければ、処理液
の消費量が極めて大きくなり、また、処理液を回収して
循環させるには、液循環を維持するためにある程度の液
量が必要となり、補充量の低減にも限界がある。
【0009】本発明の目的は、処理工程間の渡り部分を
無くして、自動現像機全体としての小型化の限界条件の
1つをクリアーすることである。
【0010】別の本発明の目的は、1日あたりの処理量
が少ない場合にも、少量の処理液の補充で処理可能であ
り、かつ、処理の迅速化や小型化を可能とすることであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は特許請求
の範囲の各請求項により達成される。
【0012】〔請求項1の説明〕『ハロゲン化銀写真感
光材料を搬送するための複数の搬送ローラを有し、前記
搬送ローラにより搬送されるハロゲン化銀写真感光材料
の搬送経路が、少なくとも上方から下方への下りの搬送
路を有し、ハロゲン化銀写真感光材料を、前記搬送ロー
ラ対が搬送しながら、複数の種類の処理工程で異なる種
類の処理液を前記ハロゲン化銀写真感光材料に供給し
て、処理するハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機に
おいて、複数の種類の処理工程が併設された下りの搬送
路を有することを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料
用自動現像機。』により、下りの搬送路に併設された複
数の種類の処理工程間の渡り部分が無く、自動現像機の
設置面積を小さくでき、自動現像機を小型化できる。
【0013】搬送経路の1つの下りの搬送路に、複数の
種類の処理工程を設ける形態としては、カラー写真感光
材料の処理の場合、以下に列記する形態が挙げられるが
これに限らない。なお、左から搬送方向の順に示す。
【0014】(1)漂白処理工程→定着処理工程 (2)洗浄処理工程→定着処理工程 (3)漂白処理工程→洗浄処理工程 (4)漂白処理工程→洗浄処理工程→定着処理工程 (5)洗浄処理工程→漂白処理工程→定着処理工程 (6)洗浄処理工程→漂白定着処理工程 (7)洗浄処理工程→漂白処理工程→洗浄処理工程 (8)洗浄処理工程→漂白処理工程→洗浄処理工程→定
着処理工程 (9)発色現像処理工程→漂白処理工程→定着処理工程 (10)発色現像処理工程→漂白定着処理工程 (11)発色現像処理工程→漂白処理工程→洗浄処理工
程 (12)発色現像処理工程→漂白処理工程→洗浄処理工
程→定着処理工程 (13)発色現像処理工程→洗浄処理工程→漂白処理工
程→定着処理工程 (14)発色現像処理工程→洗浄処理工程→漂白定着処
理工程 (15)発色現像処理工程→漂白処理工程 (16)発色現像処理工程→漂白処理工程→洗浄処理工
程 (17)発色現像処理工程→洗浄処理工程→漂白処理工
程 (18)発色現像処理工程→洗浄処理工程 (19)定着処理工程→水洗処理工程 (20)定着処理工程→安定化処理工程 なお、(2)〜(4)の洗浄処理工程は漂白処理液の洗
浄のための工程であることが一般的である。(5)〜
(18)の洗浄処理工程は発色現像処理液の洗浄のため
の工程であることが一般的である。
【0015】搬送経路の1つの下りの搬送路に、複数の
種類の処理工程を設ける形態としては、モノクロ写真感
光材料の処理の場合、以下に列記する形態が挙げられる
がこれに限らない。なお、左から搬送方向の順に示す。
【0016】(1)洗浄処理工程→定着処理工程 (2)現像処理工程→定着処理工程 (3)現像処理工程→洗浄処理工程→定着処理工程 (4)現像処理工程→洗浄処理工程 (5)現像処理工程→洗浄処理工程→定着処理工程→水
洗処理工程 (6)現像処理工程→定着処理工程→水洗処理工程 (7)現像処理工程→定着処理工程→安定化処理工程 なお、洗浄処理工程は現像処理液の洗浄のための工程で
あることが一般的である。
【0017】なお、下りの搬送路は鉛直方向でなくても
よく、斜めになっていてもよい。
【0018】〔請求項2の説明〕『前記複数の種類の処
理工程が併設された下りの搬送路に併設された複数の種
類の処理工程の少なくとも1つの処理工程が、搬送ロー
ラを有し処理液を一旦溜める液溜部を複数上下方向に併
設され、前記複数の液溜部の中で最上方の液溜部より上
方のハロゲン化銀写真感光材料及び前記複数の液溜部の
中で最上方の液溜部の少なくとも1方に処理液を供給す
る処理液供給手段を有し、前記処理液供給手段により供
給された処理液が自然落下で前記複数の液溜部の上方の
液溜部から下方の液溜部に順次落下する構造であり、ハ
ロゲン化銀写真感光材料に、前記上方の液溜部が処理液
を供給した後、前記下方の液溜部が処理液を供給する液
落下式処理工程であることを特徴とする請求項1に記載
のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機。』により、
搬送ローラを有する液溜部とハロゲン化銀写真感光材料
に処理液があれば処理でき、液容量を低減でき、また、
液溜部の数の多段順流処理の状態となり、上方の液溜部
では処理液の反応成分が高濃度で溶出分の少ない高活性
状態となり、反応効率が上がり、処理の迅速化や小型化
が可能となる。
【0019】〔請求項3の説明〕『前記液落下式処理工
程の少なくとも1つの液溜部の搬送ローラは、その表面
が処理液を一旦溜められるものであり、溜めた処理液を
ハロゲン化銀写真感光材料に供給する液溜可能搬送ロー
ラであることを特徴とする請求項2に記載のハロゲン化
銀写真感光材料用自動現像機。』により、搬送ローラの
表面で処理液を一旦溜めて、ハロゲン化銀写真感光材料
に供給するので、さらに液容量を大幅に低減でき、処理
の迅速化や小型化が可能となるだけでなく、処理安定性
が得られる。
【0020】そして、「前記液落下式処理工程の全ての
液溜部の搬送ローラは、その表面が処理液を一旦溜めら
れるものであり、溜めた処理液をハロゲン化銀写真感光
材料に供給する液溜可能搬送ローラであること」がより
好ましい。
【0021】〔請求項4の説明〕『前記液溜可能搬送ロ
ーラの表面が多孔質材で形成され、形成された多孔質材
により処理液を含浸して一旦溜めるものであることを特
徴とする請求項3に記載のハロゲン化銀写真感光材料用
自動現像機。』により、ハロゲン化銀写真感光材料への
処理液供給効果が高まり、さらに処理安定性が得られ
る。
【0022】この多孔質材としては、発泡ポリエチレ
ン、発泡ポリプロピレン、発泡エチレン−酢酸ビニル共
重合体、発泡ポリ塩化ビニル、発泡ポリウレタンなどの
発泡樹脂、発泡ゴム、焼結セラミックスなどの多孔質セ
ラミックスなどが挙げられる。
【0023】〔請求項5の説明〕『前記液溜可能搬送ロ
ーラの下方に処理液を一旦溜める液溜を有し、前記液溜
に溜まった処理液に前記搬送ローラの下部が浸漬又は接
触するものであり、前記搬送ローラが回転して、前記液
溜に溜まった処理液をハロゲン化銀写真感光材料に供給
するものであることを特徴とする請求項3又は請求項4
に記載のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機。』に
より、搬送ローラの表面が充分に処理液を一旦溜めるこ
とができ、搬送ローラ対の表面が充分に処理液を溜めた
状態で処理液をハロゲン化銀写真感光材料に供給するの
で、ハロゲン化銀写真感光材料への処理液供給効果が高
まり、さらに処理安定性が得られる。
【0024】〔請求項6の説明〕『前記液落下式処理工
程の少なくとも1つの液溜部の搬送ローラの下方に処理
液を一旦溜める液溜を有し、前記液溜に溜まった処理液
に前記搬送ローラの下部が浸漬又は接触するものであ
り、前記搬送ローラが回転して、前記液溜に溜まった処
理液をハロゲン化銀写真感光材料に供給するものである
ことを特徴とする請求項2に記載のハロゲン化銀写真感
光材料用自動現像機。』により、搬送ローラが回転し
て、前記液溜に一旦溜められた処理液をハロゲン化銀写
真感光材料に供給するので、さらに液容量を大幅に低減
でき、処理の迅速化や小型化が可能となる。
【0025】なお、本請求項における搬送ローラは、液
溜可能搬送ローラでなくてもよく、例えば、搬送ローラ
の表面に処理液を液滴状又は膜状に乗せてハロゲン化銀
写真感光材料に供給するものなどであってもよい。ま
た、「前記液落下式処理工程の全ての液溜部の搬送ロー
ラの下方に処理液を一旦溜める液溜を有し、前記液溜に
溜まった処理液に前記搬送ローラの下部が浸漬又は接触
するものであり、前記搬送ローラが回転して前記液溜に
溜まった処理液をハロゲン化銀写真感光材料に供給する
ものであること」がより好ましい。
【0026】〔請求項7の説明〕『前記複数の種類の処
理工程が併設された下りの搬送路に併設された複数の種
類の処理工程の少なくとも1つの処理工程の前記処理液
供給手段が、ハロゲン化銀写真感光材料の処理に使用し
ていない新規な処理液を供給するものであることを特徴
とする請求項2〜請求項6のいずれか1項に記載のハロ
ゲン化銀写真感光材料用自動現像機。』により、明確に
液溜部の数の多段順流処理の状態となり、上方の液溜部
では処理液の反応成分が高濃度で溶出分の少ない高活性
状態となり、反応効率が上がる効果が顕著となり、処理
の迅速化や小型化が可能となる。
【0027】なお、このために「新規な処理液を作成す
る作成手段と、前記作成手段により作成された新規な処
理液を前記処理液供給手段に供給する供給手段と、を有
すること」が好ましい。この場合、「前記作成手段が、
新規な処理液を作成するためのタンクと、前記タンクに
処理液用薬剤(濃縮処理液や固体処理剤など)を供給す
る薬剤供給手段と、前記タンクに希釈水を供給する希釈
水供給手段とを有すること」が好ましい。
【0028】〔請求項8の説明〕『前記複数の種類の処
理工程が併設された下りの搬送路に併設された複数の種
類の処理工程の少なくとも1つの処理工程に、前記処理
工程の最下方の搬送ローラの下方に処理に使用した処理
液を排出する排出手段を設けたことを特徴とする請求項
2〜請求項7のいずれか1項に記載のハロゲン化銀写真
感光材料用自動現像機。』により、処理液の次工程への
コンタミを大幅に減少でき、次工程の処理活性を高い状
態を維持できる。
【0029】そして、排出手段を設ける処理工程は、下
りの搬送路に設けた複数の種類の処理工程の中で、下方
に別の種類の処理工程がある処理工程であることが好ま
しい。特に、その下方にある別の種類の処理工程に当該
処理工程の処理液がコンタミすると処理性を低下さたり
カブリを生じさせたりするなどの影響を及ぼすものであ
る場合、排出手段を設けることが好ましい。このような
ものとしては、下方に漂白処理工程又は漂白定着処理工
程を有する発色現像処理工程、下方に定着処理工程又は
漂白定着処理工程を有する漂白処理工程、下方に水洗処
理工程又は安定化処理工程を有する定着処理工程又は漂
白定着処理工程、下方に定着処理工程を有する現像処理
工程などが挙げられる。
【0030】また、請求項7に係る場合、新規な処理液
を供給することによる反応効率が上がる効果や処理の迅
速化や小型化が可能となる効果がより高くなる。
【0031】また、最下段の搬送ローラの液溜部に液溜
を設け、この液溜にこの排出手段を設けてもよく、これ
により最下段の搬送ローラを有効に活用される。
【0032】〔請求項9の説明〕『前記排出手段の位置
が前記複数の種類の処理工程が併設された下りの搬送路
の中で変更可能であることを特徴とする請求項8に記載
のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機。』により、
ハロゲン化銀写真感光材料の種類や処理液の種類など処
理プロセスの異なる場合でも、排出手段の位置を変更す
ることで処理パスを変更でき、対応可能となる。
【0033】〔請求項10の説明〕『前記複数の種類の
処理工程が併設された下りの搬送路に設けた複数の種類
の処理工程の少なくとも1つの処理工程が、搬送ローラ
を複数上下方向に併設し、前記複数の搬送ローラの中で
最上方の搬送ローラより上方のハロゲン化銀写真感光材
料及び前記最上方の搬送ローラの少なくとも1方に処理
液を供給する処理液供給手段と、前記処理液供給手段に
より供給された処理液が自然落下で前記複数の搬送ロー
ラの上方の搬送ローラから下方の搬送ローラに順次処理
液を流す流路を形成するガイドと、前記処理工程の最下
方の搬送ローラの下方に設けられた当該処理工程の処理
液を貯留する処理液貯留部と、前記処理液貯留部に貯留
されている処理液を前記処理液供給手段に供給する処理
液循環手段と、を有する落流式処理工程であることを特
徴とする請求項2〜請求項9のいずれか1項に記載のハ
ロゲン化銀写真感光材料用自動現像機。』により、ガイ
ドにより形成された流路、処理液貯留部及び処理液循環
手段に処理液があればよいので、液容量を低減でき、ま
た、処理液の攪拌性が大幅に向上し、処理液とハロゲン
化銀写真感光材料の反応効率が向上し、処理の迅速化が
可能となり、また、迅速処理が可能となることで搬送経
路が短くなり自動現像機の小型化が可能となる。
【0034】〔請求項11の説明〕『前記複数の種類の
処理工程が併設された下りの搬送路に併設された複数の
種類の処理工程として、ハロゲン化銀写真感光材料を漂
白処理する漂白処理工程と、前記漂白処理工程の下方に
ハロゲン化銀写真感光材料を定着処理する定着処理工程
とを設けたことを特徴とする請求項1〜請求項10のい
ずれか1項に記載のハロゲン化銀写真感光材料用自動現
像機。』により、漂白液と定着液の液性能が独立して発
揮される。そして、1つの下りの搬送路で従来の漂白定
着液では使用できないような高反応性を有する漂白液と
定着液の組み合わせも使用でき、処理液とハロゲン化銀
写真感光材料の反応効率を高められ、迅速処理が可能と
なり、顕著な処理工程の小型化が可能となる。
【0035】本請求項のハロゲン化銀写真感光材料用自
動現像機は従来漂白定着処理液を用いることにより処理
工程の小型化が図られてきたプリント用ハロゲン化銀カ
ラーネガ写真感光材料用自動現像機に特に有用である。
【0036】〔請求項12の説明〕『前記複数の種類の
処理工程が併設された下りの搬送路に併設された複数の
種類の処理工程として、ハロゲン化銀写真感光材料を発
色現像処理する発色現像処理工程と、前記発色現像処理
工程の下方にハロゲン化銀写真感光材料を漂白処理する
漂白処理工程とを設けたことを特徴とする請求項1〜請
求項10のいずれか1項に記載のハロゲン化銀写真感光
材料用自動現像機。』により、漂白液の酸素などの酸化
物質の吸収効果により発色現像液の酸化による劣化を遅
らせることができる。
【0037】〔請求項13の説明〕『ハロゲン化銀写真
感光材料を搬送するための複数の搬送ローラを有し、前
記搬送ローラにより搬送されるハロゲン化銀写真感光材
料の搬送経路が、上方から下方への又は下方から上方へ
の上下方向の搬送路を有し、ハロゲン化銀写真感光材料
を、前記搬送ローラが搬送しながら、複数の種類の処理
工程で異なる種類の処理液を前記ハロゲン化銀写真感光
材料に供給して、処理するハロゲン化銀写真感光材料用
自動現像機において、第一の種類の処理工程である第一
処理工程と、前記第一処理工程の下方に、第一の種類の
処理工程と異なる第二の種類の処理工程である第二処理
工程と、を有する上方から下方への又は下方から上方へ
の上下方向の搬送路を有し、前記第一処理工程が、搬送
ローラを有し処理液を一旦溜める液溜部を複数上下方向
に併設され、前記複数の液溜部の中で最上方の液溜部よ
り上方のハロゲン化銀写真感光材料及び前記複数の液溜
部の中で最上方の液溜部の少なくとも1方に処理液を供
給する処理液供給手段を有し、前記処理液供給手段によ
り供給された処理液が自然落下で前記複数の液溜部の上
方の液溜部から下方の液溜部に順次落下する構造であ
り、ハロゲン化銀写真感光材料に、前記上方の液溜部が
処理液を供給した後、前記下方の液溜部が処理液を供給
する液落下式処理工程であって、前記処理液供給手段が
ハロゲン化銀写真感光材料の処理に使用していない新規
な処理液を供給するものであり、前記第一処理工程の最
下方の搬送ローラの下方に処理に使用した処理液を排出
する排出手段を有するものであり、前記第二処理工程
が、搬送ローラを複数上下方向に併設し、前記複数の搬
送ローラの中で最上方の搬送ローラより上方のハロゲン
化銀写真感光材料及び前記最上方の搬送ローラの少なく
とも1方に処理液を供給する処理液供給手段と、前記処
理液供給手段により供給された処理液が自然落下で前記
複数の搬送ローラの上方の搬送ローラから下方の搬送ロ
ーラに順次処理液を流す流路を形成するガイドと、前記
処理工程の最下方の搬送ローラの下方に設けられた当該
処理工程の処理液を貯留する処理液貯留部と、前記処理
液貯留部に貯留されている処理液を前記処理液供給手段
に供給する処理液循環手段と、を有する落流式処理工程
であることを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料用自
動現像機。』により、第一処理工程では、各液溜部とハ
ロゲン化銀写真感光材料に処理液があればよいので、液
容量を低減でき、第一処理工程の最下方の搬送ローラの
下方に処理に使用した処理液を排出する排出手段を有す
るので、処理液の次工程へのコンタミを大幅に減少で
き、その下方の処理工程の処理活性を高い状態に維持で
き、第二処理工程では、少なくともガイドにより形成さ
れた流路と処理液貯留部と処理液循環手段に処理液があ
ればよいので、液容量を低減でき、また、処理液の攪拌
性が大幅に向上し、処理液とハロゲン化銀写真感光材料
の反応効率が向上し、処理の迅速化が可能となり、ま
た、迅速処理が可能となることで搬送経路が短くなり自
動現像機の小型化が可能となるだけでなく、落流式処理
工程では循環速度が高い方が処理液の攪拌性の点で好ま
しいが、落流式処理工程が下方にあるので、液落下式処
理工程へのコンタミを防止しつつ、落流式処理工程の循
環速度を高くすることが簡単な構造ででき、液落下式処
理工程の新液供給方式の利点を充分に得ることができ
る。
【0038】なお、上下方向の搬送路は、鉛直方向でな
くてもよく、斜めになっていてもよい。
【0039】〔請求項14の説明〕『前記第一処理工程
と前記第二処理工程とを有する前記上下方向の搬送路
が、上方から下方への下りの搬送路であることを特徴と
する請求項13に記載のハロゲン化銀写真感光材料用自
動現像機。』により、第一処理工程で、明確に液溜部数
分の多段順流処理の状態となり、最上方の液溜部では処
理液の反応成分が高濃度となり、かつ、溶出分の少ない
高活性状態となり、反応効率が上がる効果が顕著とな
り、処理の迅速化や小型化が可能となり、最下段の搬送
ローラ対の下方に処理に使用した処理液を排出する排出
手段を設けたので、処理液の次工程へのコンタミを大幅
に減少でき、次工程の処理活性を高い状態に維持でき、
多段順流処理の状態の新液供給方式の利点を充分に得る
ことができる。
【0040】〔請求項15の説明〕『前記第一処理工程
が漂白処理工程であり、前記第二処理工程が定着処理工
程であることを特徴とする請求項14に記載のハロゲン
化銀写真感光材料用自動現像機。』により、漂白液と定
着液の液性能が独立して発揮され、かつ、従来の漂白定
着液では使用できないような高反応性を有する漂白液と
定着液も使用でき、処理液とハロゲン化銀写真感光材料
の反応効率を高められ、迅速処理が可能となる。また、
漂白液の酸素などの酸化物質の吸収効果により定着液の
酸化による劣化を遅らせることができる。
【0041】本請求項のハロゲン化銀写真感光材料用自
動現像機は従来漂白定着処理液を用いることにより処理
工程の小型化が図られてきたプリント用ハロゲン化銀カ
ラーネガ写真感光材料用自動現像機に特に有用である。
【0042】〔請求項16の説明〕『前記複数の処理工
程が設けられた下りの搬送路に設けられた複数の種類の
処理工程として、前記漂白処理工程の上方に、発色現像
処理されたハロゲン化銀写真感光材料を洗浄する洗浄処
理工程を設けられたことを特徴とする請求項11又は請
求項15に記載のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像
機。』により、現像液の残留液を洗浄してから漂白処理
されるので、漂白液の処理液活性が維持され、漂白液の
反応効率が向上し、より高い迅速処理が可能となる。
【0043】〔請求項17の説明〕『前記複数の処理工
程が設けられた下りの搬送路に設けた複数の種類の処理
工程として、前記漂白処理工程の下方で前記定着処理工
程の上方に、漂白処理されたハロゲン化銀写真感光材料
を洗浄する漂白洗浄処理工程を設けられたことを特徴と
する請求項11、請求項15及び請求項16のいずれか
1項に記載のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像
機。』により、漂白液の残留液を洗浄してから定着処理
されるので、定着液の処理液活性が維持され、定着液の
反応効率が向上し、より高い迅速処理が可能となる。ま
た、少量でも定着液の反応効率を低下させてしまうよう
な成分を漂白液で用いることができ、より漂白液の反応
効率を向上させ、より高い迅速処理が可能とすることが
できる。
【0044】〔請求項18の説明〕『前記第一処理工程
が発色現像処理工程であり、前記第二処理工程が漂白処
理工程であることを特徴とする請求項13又は請求項1
4に記載のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機。』
により、自動現像機を小型化でき、また、漂白液の酸素
などの酸化物質の吸収効果により発色現像液の酸化によ
る劣化を遅らせることができる。
【0045】〔請求項19の説明〕『前記下りの搬送路
に続いて湾曲搬送路と、前記湾曲搬送路に続いて上りの
搬送路と、を有し、前記下りの搬送路と前記上りの搬送
路は、同一処理槽内に設けられ、前記上りの搬送路には
ハロゲン化銀写真感光材料を水洗処理する水洗処理工程
及びハロゲン化銀写真感光材料を安定化処理する安定化
処理工程の少なくとも1方を設けたことを特徴とする請
求項11〜請求項19のいずれか1項に記載のハロゲン
化銀写真感光材料用自動現像機。』により、自動現像機
の設置面積をさらに小さくすることができる。
【0046】なお、上りの搬送路は鉛直方向でなくても
よく、斜めになっていてもよい。
【0047】〔請求項20の説明〕『前記搬送経路の1
つの上りの搬送路に設けた水洗処理工程又は安定化処理
工程が、搬送ローラを有し処理液を一旦溜める液溜部を
複数上下方向に併設され、前記複数の液溜部の最上方の
液溜部より上方のハロゲン化銀写真感光材料及び前記最
上方の液溜部の少なくとも1方に処理液を供給する処理
液供給手段と、を有し、前記処理液供給手段により供給
された処理液が自然落下で前記複数の液溜部の上方の液
溜部から下方の液溜部に順次落下する構造であり、ハロ
ゲン化銀写真感光材料に、前記下方の液溜部が処理液を
供給した後、前記上方の液溜部が処理液を供給するもの
であることを特徴とする請求項19に記載のハロゲン化
銀写真感光材料用自動現像機。』により、設けられた水
洗処理工程や安定化処理工程が多段向流処理となり、水
洗処理効率や安定化処理効率が高まる。
【0048】なお、上りの搬送路は鉛直方向でなくても
よく、斜めになっていてもよい。
【0049】〔請求項21の説明〕『前記定着処理工
程、前記漂白定着処理工程又は前記漂白処理工程で使用
された処理液と、前記水洗処理工程又は前記安定化処理
工程で使用された水洗水又は安定化液とを、混合した混
合液に、前記湾曲搬送路の少なくとも一部が浸漬される
構造であることを特徴とする請求項19又は請求項20
に記載のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機。』に
より、湾曲搬送路を処理に有効に利用でき、搬送経路を
短くすることができ、また、自動現像機の構造も簡素化
できる。
【0050】〔請求項22の説明〕『前記下りの搬送
路、前記湾曲搬送路及び前記上りの搬送路が、同一処理
槽内に設けられ、前記処理槽が疑似密閉構造であること
を特徴とする請求項19〜請求項21のいずれか1項に
記載のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機。』によ
り、水洗処理工程又は安定化処理工程からの水分の蒸発
で他の処理液からの水分の蒸発を防止でき、水分の蒸発
による固形分の析出を防止でき、狭い空間に高密度に配
置された処理工程のメンテナンスの頻度を低下させ、全
体としてのメンテナンス性が向上する。
【0051】〔請求項23の説明〕『ハロゲン化銀写真
感光材料を搬送するための複数の搬送ローラを有し、前
記搬送ローラによりハロゲン化銀写真感光材料を搬送し
ながら、複数の種類の処理工程で異なる種類の処理液を
前記ハロゲン化銀写真感光材料に供給して、処理するハ
ロゲン化銀写真感光材料用自動現像機において、漂白処
理工程又は漂白定着処理工程と、前記複数の種類の処理
工程の内の他の少なくとも1つの処理工程とが、疑似密
閉構造である同一処理槽内に設けられ、各々、当該処理
工程の処理液を上方から下方に自然落下させながら処理
するものであることを特徴とするハロゲン化銀写真感光
材料用自動現像機。』により、漂白液又は漂白処理液が
上方から下方に自然落下する過程で処理槽中の酸素など
の酸化物質を消費してさらに活性となりながら、他の処
理液の酸化を防止・劣化を防ぎ、他の処理液の活性を維
持できる。
【0052】なお、本請求項の形態として、上りの搬送
路又は下りの搬送路に複数の処理工程を有する形態以外
に、上りの搬送路又は下りの搬送路に漂白処理工程又は
漂白定着処理工程を有し別の搬送路に他の処理工程を有
する形態や、水平方向に搬送する搬送路の一部に漂白処
理工程又は漂白定着処理工程を有し別の部分に他の処理
工程を有する形態などが挙げられる。
【0053】〔請求項24の説明〕『ハロゲン化銀写真
感光材料を搬送するための複数の搬送ローラを有し、前
記搬送ローラにより搬送されるハロゲン化銀写真感光材
料の搬送経路が、少なくとも下方から上方への上りの搬
送路を有し、ハロゲン化銀写真感光材料を、前記搬送ロ
ーラが搬送しながら、複数の種類の処理工程で異なる種
類の処理液を前記ハロゲン化銀写真感光材料に供給し
て、処理するハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機に
おいて、複数の種類の処理工程を併設された上りの搬送
路を有することを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料
用自動現像機。』により、上りの搬送路に併設された複
数の種類の処理工程間の渡り部分が無く、自動現像機の
設置面積を小さくでき、自動現像機を小型化できる。
【0054】搬送経路の1つの上りの搬送路に、複数の
種類の処理工程を設ける形態としては、以下に列記する
形態が挙げられるがこれに限らない。なお、左から搬送
方向の順に示す。
【0055】(1)定着処理工程→水洗処理工程 (2)定着処理工程→安定化処理工程 (3)洗浄処理工程→定着処理工程→水洗処理工程 (4)洗浄処理工程→定着処理工程→安定化処理工程 (5)漂白定着処理工程→水洗処理工程 (6)漂白定着処理工程→安定化処理工程 (7)洗浄処理工程→漂白定着処理工程→水洗処理工程 (8)洗浄処理工程→漂白定着処理工程→安定化処理工
程 上記の形態で、(1)〜(4)はモノクロ写真感光材料
の処理にもカラー写真感光材料の処理にも取り得る形態
であり、通常、(5)〜(8)はカラー写真感光材料の
処理に取り得る形態である。(3)又は(4)でモノク
ロ写真感光材料の処理の場合、洗浄処理工程は現像処理
液の洗浄のための工程であることが一般的である。
(3)又は(4)でカラー写真感光材料の処理の場合、
洗浄処理工程は漂白処理液の洗浄のための工程であるこ
とが一般的である。(7)又は(8)でカラー写真感光
材料の処理の場合、洗浄処理工程は発色現像処理液の洗
浄のための工程であることが一般的である。
【0056】〔請求項25の説明〕『前記複数の種類の
処理工程を併設された上りの搬送路に併設された複数の
種類の処理工程の少なくとも1つの処理工程が、搬送ロ
ーラを有し処理液を一旦溜める液溜部を複数上下方向に
併設され、前記複数の液溜部の最上方の液溜部より上方
のハロゲン化銀写真感光材料及び前記最上方の液溜部の
少なくとも1方に処理液を供給する処理液供給手段を有
し、前記処理液供給手段により供給された処理液が自然
落下で上方の液溜部から下方の液溜部に落下する構造で
あり、ハロゲン化銀写真感光材料に、前記下方の液溜部
が処理液を供給した後、前記上方の液溜部が処理液を供
給するものであることを特徴とする請求項24に記載の
ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機。』により、搬
送ローラ周辺の各液溜部とハロゲン化銀写真感光材料に
処理液があればよいので、液容量を低減できる。また、
液溜部の数の多段向流処理の状態となり、上方の液溜部
では溶出分の少ない状態となり、特に洗浄処理工程や水
洗処理工程や安定化処理工程では洗浄効果や水洗効果や
安定化効果が高くなる。
【0057】〔共通事項の説明〕以下、本発明に共通す
る事項を説明する。
【0058】搬送ローラの配置は、搬送ローラ対として
配置することが搬送精度の観点から好ましいが、ガイド
又は搬送ベルトに押圧するように対向して搬送ローラを
配置してもよいし、搬送ローラを千鳥状に配置してもよ
い。なお、ハロゲン化銀写真感光材料が、処理すること
により透過画像を形成するものや、両面に反射画像を形
成するものは、搬送ローラ対として配置することや搬送
ローラを千鳥状に配置することが好ましく、また、片面
にだけ反射画像を形成するもの(例えば、一般的な印画
紙)は、搬送ローラ対として配置することや搬送ローラ
を千鳥状に配置することも好ましいが、ガイド又は搬送
ベルトに押圧するように対向して搬送ローラを配置して
もよい。この場合、画像形成面(印画紙では乳剤面)が
搬送ローラに向いて搬送されるようにガイド又は搬送ベ
ルトと搬送ローラを配置することが、画像形成面への傷
付き防止若しくはムラの防止及び処理液攪拌性の観点か
ら好ましい。
【0059】搬送ローラの材質としては、処理液耐性が
高い材料が好ましく、シリコン系ゴム、EPDM系ゴ
ム、フッ素系ゴムなどのゴム材、フェノール樹脂、PP
S樹脂、変成PPO樹脂、PPE樹脂、ポリエチレン樹
脂、ポリプロピレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、フッ素
系樹脂、シリコン系樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアクリ
ルニトリル樹脂、エチレン・ビニルアルコール共重合体
樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂などの樹脂材が好まし
い。また、搬送ローラは、全体が1つの材質で形成され
ていてもよいし、表面部や中心部が異なる材質であって
もよい。
【0060】また、搬送ローラは中実であってもよい
し、中空であってもよい。また、搬送ローラが1つの部
材で構成されていてもよいし、ローラ軸とその他の部分
の部材が別の部材であってもよい。そして、搬送ローラ
の中心部をローラ軸が貫通する構造であってもよいし、
搬送ローラの中心部をローラ軸が貫通せずに搬送ローラ
の中心部の両端に嵌められたボスで両端部に設けられる
ローラ軸を保持する構造であってもよいし、他の構造で
あってもよい。ローラ軸とその他の部分の部材が別の部
材である場合、その他の部分の部材が1つの部材で構成
されていてもよいし、ローラ軸と接合するボスとボスの
周囲に設けられた外周層とで構成されていてもよいし、
さらに別の部材が有ってもよい。そして、ローラ軸の材
質には、上述の材質の他、SUS316,SUS316
L,SUS317などのステンレス鋼やチタンなどの金
属が好ましく用いられる。このような構造の搬送ローラ
は、例えば、特開平8−44032号や特願平7−40
052号に記載されている。
【0061】また、搬送ローラが、ローラ軸と、ローラ
軸と接合するボスと、ボスの周囲に設けられた外周層と
を有する場合、ボスと外周層の両端部が面一であっても
よいし、ボスが外周層からはみ出ていてもよいし、ボス
が外周層から凹んでいてもよい、いずれの場合もローラ
幅は外周層の搬送ローラ軸方向の長さとする。
【0062】また、処理液を流す流路を形成するガイド
の材質としては、処理液耐性が高い材料が好ましく、シ
リコン系ゴム、EPDM系ゴム、フッ素系ゴムなどのゴ
ム材や、フェノール樹脂、PPS樹脂、変成PPO樹
脂、PPE樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹
脂、ポリ塩化ビニル樹脂、フッ素系樹脂、シリコン系樹
脂、ポリアミド樹脂、ポリアクリルニトリル樹脂、エチ
レン・ビニルアルコール共重合体樹脂、ポリ塩化ビニリ
デン樹脂などの樹脂材や、チタン、チタン合金、ステン
レス合金などの金属材が好ましい。
【0063】本発明の自動現像機はハロゲン化銀写真感
光材料の処理量に応じて各工程の処理液に補充剤を供給
しながら連続処理するものであることが好ましい。
【0064】ハロゲン化銀写真感光材料には、一般的な
ものとして、モノクロ写真感光材料とカラー写真感光材
料が挙げられる。モノクロ写真感光材料には、黒白印画
紙、マイクロフィルム用写真感光材料、X線写真用フィ
ルム、黒白ネガフィルム、印刷製版用写真感光材料など
が挙げられる。また、カラー写真感光材料には、カラー
印画紙、カラーネガフィルム、カラーリバーサルフィル
ム、カラーポジフィルム、カラーリバーサル印画紙など
が挙げられる。
【0065】そして、モノクロ写真感光材料は、一般的
に、像露光後、現像処理工程、定着処理工程、水洗処理
工程又は安定化処理工程の順に処理される。また、カラ
ー写真感光材料は、像露光後、以下の順で処理されるこ
とが一般的であるがこれに限らない。
【0066】(1)発色現像処理工程、漂白処理工程、
定着処理工程、水洗処理工程又は安定化処理工程 (2)発色現像処理工程、漂白定着処理工程、水洗処理
工程又は安定化処理工程なお、モノクロ写真感光材料も
カラー写真感光材料のいずれも、適宜、洗浄処理工程を
処理工程間に入れてよい。そして、現像処理工程には現
像液、定着処理工程には定着液、水洗処理工程には水洗
水、安定化処理工程には安定化液、発色現像処理工程に
は発色現像液、漂白処理工程には漂白液、漂白定着処理
液には漂白定着液が用いられる。また、各処理液は20
℃以上40℃未満に温度調節されて使用されるのが一般
的であるが、水洗水又は安定化液を40℃以上60℃以
下に温度調節されて使用すると、迅速水洗効果又は迅速
安定化効果が現れ、装置の小型化が可能となり好まし
い。
【0067】現像液には、現像主薬として、ハイドロキ
ノンなどのジヒドロキシベンゼン類、N−メチル−p−
アミノフェノールなどのアミノフェノール類、1−フェ
ニル−3−ピラゾリドン類などのピラゾリドン類、レダ
クトン類、アスコルビン酸類が好ましく用いられる。現
像液には他に、亜硫酸塩、有機還元剤、キレート剤、硬
膜剤、銀スラッジ防止剤、緩衝剤、現像促進剤、カブリ
防止剤などを添加できる。モノクロ写真感光材料用の現
像液のpHは9以上12以下が一般的である。
【0068】発色現像液には、発色現像主薬として、p
−フェニレンジアミン系化合物、アミノフェノール類な
どの芳香族第一級アミン発色現像主薬が好ましく用いら
れる。そして、発色現像液は、この芳香族第一級アミン
発色現像主薬を発色現像主薬の主成分とした場合、アル
カリ性水溶液であることが好ましい。また、発色現像液
には他に、アルカリ金属弱酸塩(炭酸塩、ほう酸塩、リ
ン酸塩など)などのようなpH調整剤、亜硫酸塩、ヒド
ロキシルアミン、ジエチルヒドロキシアミン、ヒドラジ
ン類、フェニルセミカルバジド類、トリエタノールアミ
ンもしくはカテコールスルホン酸類などのような保恒
剤、エチレングリコールもしくはジエチレングリコール
などのような有機溶剤、アミノポリ有機酸(カルボン
酸、ホスホン酸など)もしくはアルキルホスホン酸など
のようなキレート剤、ベンジルアルコール、ポリエチレ
ングリコールもしくはアミン類などのような現像促進
剤、ナトリウムボロンハライドなどのようなカブリ剤、
1−フェニル−3−ヒドゾリドンなどのような補助現像
主薬、ベンズイミダゾール類、ベンゾチアゾール類もし
くはメルカプト化合物などのカブリ防止剤、色素形成カ
プラー、競争カプラー、有機還元剤、硬膜剤、銀スラッ
ジ防止剤などを添加できる。
【0069】漂白液や漂白定着液には、漂白剤として、
多価金属(鉄(III)、コバルト(III)、クロム(I
V)、銅(II)など)化合物、過硫酸、キノン類もしく
はニトロ化合物などが好ましく用いられる。そして、こ
れらの内、エチレンジアミン−N−(β−オキシエチ
ル)−N,N′,N′−トリ酢酸鉄(III)錯塩、シク
ロヘキサンジアミンテトラ酢酸鉄(III)錯塩、エチル
エーテルジアミンテトラ酢酸鉄(III)錯塩、フェニレ
ンジアミン酢酸もしくはエチレンジアミン四酢酸鉄(II
I)錯塩などのアミノポリカルボン酸鉄(III)錯塩又は
過硫酸塩が迅速処理と環境汚染防止の観点から好まし
い。
【0070】漂白液や漂白定着液には、漂白剤の他、漂
白促進剤を添加してもよい。漂白促進剤としては、メル
カプト基もしくはジスルフィド結合を有する化合物、チ
アゾリジン誘導体、チオ尿酸誘導体、沃化物塩、ポリオ
キシエチレン化合物類、ポリアミン化合物、臭化物塩な
どが挙げられる。そして、これらの中で、メルカプト基
もしくはジスルフィド結合を有する化合物が促進効果が
大きく好ましい。
【0071】また、漂白液や漂白定着液の漂白活性度を
高めるために、漂白液や漂白定着液に酸素の吹き込み
(当然、空気を吹き込んでもよいことはいうまでもな
い)を行ってもよいし、また、過酸化水素、臭素酸塩、
過硫酸塩などの酸化剤を適宜添加してもよい。なお、漂
白液や漂白定着液は、空気中の酸素を吸収して漂白活性
度を高める性質がある。
【0072】定着液や漂白定着液には、定着剤として、
チオ硫酸塩、チオシアン酸塩、チオエーテル系化合物、
チオ尿酸塩などが好ましく用いられる。そして、これら
の内、主成分として、チオ硫酸塩(特にチオ硫酸ナトリ
ウム、チオ硫酸カリウム、チオ硫酸アンモニウム)が好
ましく用いられる。
【0073】定着液や漂白定着液には、定着剤の他、亜
硫酸塩、重亜硫酸塩、スルフィン酸塩もしくはカルボニ
ル重亜硫酸付加物などの保恒剤、酢酸もしくはホウ酸な
どのpH緩衝剤、硫酸などのpH調整剤、硬水を軟水化
するためのキレート剤などを添加できる。
【0074】水洗水には、水道水、井戸水、イオン交換
水、精密濾過や蒸留等で精製された純水、又は、写真廃
液を蒸留して得られた蒸留水などが用いられ、若干量の
防バイ剤などを添加してもよい。また、安定化液は、画
像を安定化させる目的で、膜pHを調整するための無機
又は有機の酸又は塩を含有している。そして、安定化液
は、他に、アルカリ剤、アルデヒド類、キレート剤、防
バイ剤、色調調整剤、残色改良剤などを含有してもよ
い。
【0075】水洗処理工程や安定化処理工程は多段向流
方式の工程であることが好ましい。この場合の段数とし
ては、2〜6段(特に2〜4段)が好ましい。また、水
洗処理工程や安定化処理工程の水洗水や安定化液の排出
液が定着液や漂白定着液に直接又は間接に供給されるこ
とが好ましい。また、この水洗処理工程や安定化処理工
程に用いる水洗水や安定化液の供給量はハロゲン化銀写
真感光材料1m2当たり50cc/m2以上1000cc
/m2以下であることが好ましい。
【0076】洗浄処理工程はハロゲン化銀写真感光材料
に付着している直前の処理工程の処理液を洗い流すため
の工程で、水を用いることが好ましい。そして、洗浄処
理工程に用いられた水が直前の処理工程の処理液へ直接
又は間接に供給され、直前の処理工程への補充剤の希釈
液として用いられることが好ましい。また、洗浄処理工
程は多段向流方式の工程であることが好ましい。そし
て、洗浄処理工程の直前の処理工程が発色現像処理工程
である場合、この洗浄処理工程に用いる水の供給量がハ
ロゲン化銀写真感光材料1m2当たり50cc/m2以上
1000cc/m2以下であることが好ましい。
【0077】漂白定着液、定着液、安定化液、水洗水、
洗浄水などで可溶性銀塩が溶けた処理液から銀回収して
もよい。この場合の銀回収法としては、電気分解法、沈
殿法、イオン交換法、金属置換法などが挙げられる。
【0078】疑似密閉構造とは、ハロゲン化銀写真感光
材料の出入口などハロゲン化銀写真感光材料の処理に不
可欠な開口部を除いて略密閉された構造であり、本自動
現像機においてハロゲン化銀写真感光材料を処理してい
ないとき、又は、本自動現像機においてハロゲン化銀写
真感光材料が存在していないときに、ハロゲン化銀写真
感光材料の出入口が疑似閉鎖する構造のことである。ハ
ロゲン化銀写真感光材料の出入口が疑似閉鎖する構造と
しては、ハロゲン化銀写真感光材料の出入口にハロゲン
化銀写真感光材料を搬送する搬送ローラ対を配置した構
造や、ハロゲン化銀写真感光材料の出入口にハロゲン化
銀写真感光材料を搬送する搬送ローラと対向するガイド
を配置した構造や、搬送されたハロゲン化銀写真感光材
料により開くブレードを配置した構造や、通常は閉鎖し
ハロゲン化銀写真感光材料が通過するときは開くシャッ
タを配置した構造などが挙げられる。そして、処理槽が
疑似密閉構造であることにより、処理槽内部と処理槽外
部との空気の対流がほとんどなくなる。
【0079】乾燥処理工程は、熱風送風機による乾燥熱
風による乾燥処理が一般的であるが、本発明はこれに限
らず、赤外線ヒータや遠赤外線ヒータなどによる輻射乾
燥やヒートローラなどによる伝熱乾燥などでもよいし、
また、これらの組み合わせであってもよい。
【0080】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。これら実施形態は本発明の具体例を示すもの
であり、本発明や用語の意義を限定するものではない。
また、断定的な記述もあるが、これらも実施形態として
好ましい例を示すものであり、本発明や用語の意義を限
定するものではない。
【0081】実施形態1 本実施形態の撮影用ハロゲン化銀カラーネガ写真フィル
ム用自動現像処理装置(以下、「本実施形態の撮影用ハ
ロゲン化銀カラーネガ写真フィルム用自動現像処理装
置」を「本自現機」と省略する)の概略構成図を図1に
示す。本自現機は、太線で示す経路に沿って、撮影用ハ
ロゲン化銀カラーネガ写真フィルム(以下、「撮影用ハ
ロゲン化銀カラーネガ写真フィルム」を「フィルム」と
省略する)を搬送する。また、本自現機は、フィルムを
発色現像液貯留部27の発色現像液で発色現像処理する
発色現像処理工程2と、前記発色現像処理工程2で現像
されたフィルムを漂白液で漂白処理する漂白処理工程4
と、前記漂白処理工程4で漂白処理されたフィルムを定
着液で定着処理する定着処理工程6と、前記定着処理工
程6で定着処理されたフィルムを水洗水で水洗処理する
水洗処理工程8と、水洗処理されたフィルムを乾燥する
乾燥処理工程9とを有する。
【0082】そして、本自現機のフィルムの入口に設け
られた感光材料検出センサ20によりこのセンサの前の
フィルムの通過を検出する。そして、感光材料検出セン
サ20により検出したフィルムの通過時刻から各処理工
程でのフィルムの通過時刻が求められ、また、感光材料
検出センサ20により検出したフィルムの通過時間の累
計からフィルムの処理量を算出する。
【0083】本自現機は、発色現像処理工程2は従来か
ら広く用いられている浸漬現像方式の処理槽によるもの
であり、乾燥処理工程9も従来から広く用いられている
乾燥熱風送風機91による乾燥熱風によるものである
が、漂白処理工程4と定着処理工程6と水洗処理工程8
とが1つの疑似密閉構造の処理槽1の中に存在すること
を特徴の1つとするものである。そして、本自現機で
は、処理槽1を疑似密閉構造とするために、処理槽の外
に貫通する配管、配線及び駆動伝達部材と処理槽1のフ
ィルムの出入口である渡り部19を除いて、処理槽1は
密閉されている。そして、渡り部19には渡り部19の
開口をほぼ塞ぐように渡り部搬送ローラ対191が設け
られている。なお、処理槽1を複数の部材で形成する場
合、複数の部材の接合部の精度を上げたり、接合部を溶
接・接着したり、接合部にグリースやシールゴムなどで
シールしたりなどして密閉するとよい。
【0084】また、本自現機は、多数の搬送ローラ対に
よりフィルムを挟持して搬送するローラトランスポート
方式の搬送方式である。そして、疑似密閉構造の処理槽
1中に、搬送ローラ対により搬送されるフィルムの搬送
経路として、上方から下方への下りの搬送路と下方から
上方への上りの搬送路とを有する。そして、上方から下
方への下りの搬送路に、漂白処理工程4と定着処理工程
6とを有する。これにより、自動現像機の設置面積を小
さくでき、自動現像機を小型化できる。そして、疑似密
閉構造の処理槽1中に、この下りの搬送路に続いて湾曲
搬送路197と、この湾曲搬送路197に続いて上りの
搬送路と、を有し、この上りの搬送路にフィルムを水洗
処理する水洗処理工程8を有する。これにより、自動現
像機の設置面積をさらに小さくすることができる。
【0085】また、疑似密閉構造の処理槽1内に、漂白
処理工程4と定着処理工程6とを有する下りの搬送路、
湾曲搬送路及び水洗処理工程8を有する上りの搬送路が
設けられているので、漂白処理工程4と定着処理工程6
の処理液からの水分の蒸発を防止でき、水分の蒸発によ
る漂白処理工程4と定着処理工程6での固形分の析出を
防止できる。これにより、処理工程のメンテナンスの頻
度を低下する。従って、疑似密閉構造の処理槽1は狭い
空間に高密度に配置されたものであるが、全体としての
メンテナンス性は向上する。
【0086】また、疑似密閉構造の処理槽1中に設けら
れた漂白処理工程4と定着処理工程6と水洗処理工程8
の各々の処理工程は、搬送ローラ対を有する液溜部を複
数有する。そして、同一処理工程内では隣接する上方の
液溜部から下方の液溜部に処理液が自然落下で落下する
構造である。そして、同一処理工程内で最も上方にある
液溜部に処理液を供給する供給管を有する。すなわち、
漂白処理工程4では漂白液供給管46から漂白液を漂白
処理工程4で最も上方にある液溜部に供給し、定着処理
工程6では定着液供給管66から定着液を定着処理工程
6で最も上方にある液溜部に供給し、水洗処理工程8で
は水洗水供給管86から水洗水を水洗処理工程8で最も
上方にある液溜部に供給する。これにより、搬送ローラ
対周辺の各液溜部とフィルムに処理液があればよいの
で、液容量を低減できる。
【0087】また、漂白処理工程4と定着処理工程6で
は、上方の液溜部からフィルムに処理液を供給してか
ら、下方の液溜部からフィルムに処理液を供給するの
で、液溜部数分の多段順流処理の状態となり、上方の液
溜部では処理液の反応成分を高濃度となり、かつ、溶出
分の少ない高活性状態となり、反応効率が上がり、処理
の迅速化や小型化が可能となる。
【0088】また、水洗処理工程8では、下方の液溜部
からフィルムに処理液を供給してから、上方の液溜部か
らフィルムに処理液を供給するので、液溜部数分の多段
向流処理の状態となり、上方の液溜部程、新鮮な水洗水
となり、水洗処理効率が高まる。
【0089】また、水洗処理工程8では、感光材料検出
センサ20により検出したフィルムの通過時刻から求め
られた水洗処理工程8でのフィルムの通過時刻及びその
前後の所定時間Tw1並びに直前の水洗処理工程8での
フィルムの通過時刻から一定時間Tw2間隔毎に一定時
間Tw3、水洗水供給ポンプ83が水洗水タンク81か
ら水洗水を水洗水供給管86に供給する(Tw1、Tw
2、Tw3は各々最適に設定される)。この際に、水洗
水は、水洗水タンク81から水洗水供給ポンプ83、水
洗水ヒータ84の設置部、水洗水温度計85の設置部の
順に通過して、水洗水供給管86に到達する。ここで、
水洗水ヒータ84は水洗水を加熱し、水洗水温度計85
は加熱された水洗水の温度を測定し、水洗水温度計85
で測定された水洗水の温度と図示しない水洗水タンク8
1に設けられた水温計で測定された水温とから、フィー
ドフォワードとフィードバックを組み合わせた制御によ
り、加熱された水洗水が所定温度TEwとなるように、
水洗水ヒータ84の水洗水の加熱を制御している。
【0090】また、定着処理工程6では、感光材料検出
センサ20により検出したフィルムの通過時刻から求め
られた定着処理工程6でのフィルムの通過時刻及びその
前後の所定時間Tf1並びに直前の定着処理工程6での
フィルムの通過時刻から一定時間Tf2間隔毎に一定時
間Tf3、定着液供給ポンプ63が定着液タンク61か
ら定着液を定着液供給管66に供給する(Tf1、Tf
2、Tf3は各々最適に設定される)。この際に、定着
液は、定着液タンク61から定着液供給ポンプ63、定
着液ヒータ64の設置部、定着液温度計65の設置部の
順に通過して、定着液供給管66に到達する。ここで、
定着液ヒータ64は定着液を加熱し、定着液温度計65
は加熱された定着液の温度を測定し、定着液温度計65
で測定された定着液の温度と図示しない定着液タンク6
1に設けられた水温計で測定された水温とから、フィー
ドフォワードとフィードバックを組み合わせた制御によ
り、加熱された定着液が所定温度TEfとなるように、
定着液ヒータ64の定着液の加熱を制御している。ま
た、定着液タンク61の液量が少なくなると、定着液補
充剤容器62から定着液補充剤が所定量Jf供給され、
水洗水貯留部87の底付近に設けられた給水口111か
ら定着液補充水用ポンプ116で水洗水廃液を所定量Q
f供給される。これにより、定着液タンク61には常に
一定量以上の定着液が存在するように制御されている。
【0091】なお、TEwとTEbとTEfは同じ温度
でも異なる温度であってもよく、各々最適に設定するこ
とが好ましい。また、JbとJfも、QbとQfも各々
最適に設定することが好ましい。
【0092】また、漂白処理工程4では、感光材料検出
センサ20により検出したフィルムの通過時刻から求め
られた漂白処理工程4でのフィルムの通過時刻及びその
前後の所定時間Tb1並びに直前の漂白処理工程4での
フィルムの通過時刻から一定時間Tb2間隔毎に一定時
間Tb3、漂白液供給ポンプ43が漂白液タンク41か
ら漂白液を漂白液供給管46に供給する(Tb1、Tb
2、Tb3は各々最適に設定される)。この際に、漂白
液は、漂白液タンク41から漂白液供給ポンプ43、漂
白液用ヒータ44の設置部、漂白液温度計45の設置部
の順に通過して、漂白液供給管46に到達する。ここ
で、漂白液用ヒータ44は漂白液を加熱し、漂白液温度
計45は加熱された漂白液の温度を測定し、漂白液温度
計45で測定された漂白液の温度と図示しない漂白液タ
ンク41に設けられた水温計で測定された水温とから、
フィードフォワードとフィードバックを組み合わせた制
御により、加熱された漂白液が所定温度TEbとなるよ
うに、漂白液用ヒータ44の漂白液の加熱を制御してい
る。また、漂白液タンク41の液量が少なくなると、漂
白液補充剤容器42から漂白液補充剤が所定量Jb供給
され、水洗水貯留部87の底付近に設けられた吸引口1
11から漂白液補充水用ポンプ114で水洗水廃液を所
定量Qb供給される。これにより、漂白液タンク41に
は常に一定量以上の漂白液が存在するように制御されて
いる。
【0093】上述のように、漂白処理工程4と定着処理
工程6と水洗処理工程8の各々の処理工程で、フィルム
の処理に使用していない新規な処理液を供給するもので
あるので、反応効率が上がる効果があり、特に、漂白処
理工程4と定着処理工程6では、明確に液溜部数分(搬
送ローラ対数分)の多段順流処理の状態となり、最初の
液溜部では処理液の反応成分を高濃度となり、かつ、溶
出分の少ない高活性状態となり、反応効率が上がる効果
が顕著となり、処理の迅速化や小型化が可能となった。
また、新規な漂白液や定着液を作成するのに、水洗水廃
液を用いるので、水洗水の廃液量を少なくできる。
【0094】また、漂白処理工程4の最下段の搬送ロー
ラ対の下方に処理に使用した漂白液を排出するために、
最下段の搬送ローラ対の液溜部の液溜である排出用受皿
が設けられ、この排出用受皿の漂白液排出口48から処
理に使用した漂白液を排出する漂白液排出用パイプ49
により排出する。これにより、漂白液の次工程である定
着処理工程6へのコンタミを大幅に減少でき、次工程で
ある定着処理工程6の処理活性を高い状態を維持でき、
また、定着処理工程6が新液供給方式であることによる
反応効率が上がる効果や処理の迅速化や小型化が可能と
なる効果がより高くなる。
【0095】なお、上方から下方への下りの搬送路の搬
送ローラ対は等間隔に設けられている。(なお、図面で
は、排出用受皿や供給管を判別できるように描くために
わざと等間隔に描いていない。)そして、下りの搬送路
の搬送ローラ対の各々の間にこの漂白処理工程4の排出
用受皿と定着液供給管66とを支持する取り付け金具と
取り付けネジ用の孔が設けられており、取り付け金具と
取り付けネジを止める孔を変更することにより、この漂
白処理工程4の排出用受皿と定着液供給管66の位置は
この下りの搬送路の中で変更可能である。これにより、
これらの位置を変更することで処理パスを変更でき、フ
ィルムの種類や処理液の種類など処理プロセスの異なる
場合でも対応可能である。
【0096】また、定着処理工程6の下方に処理に使用
した定着液を貯留するために、定着液貯留部67が設け
られている。そして、この定着液貯留部67の所定の高
さに設けられた定着液排出口68から処理に使用した定
着液を排出する定着液排出用パイプ69により、処理に
使用した定着液を排出する。
【0097】また、水洗処理工程8の下方に処理に使用
した水洗水を貯留するために、水洗水貯留部87が設け
られている。そして、この水洗水貯留部87の所定の高
さに設けられた水洗水排出口88から処理に使用した水
洗水を排出する水洗水排出用パイプ69により、処理に
使用した水洗水を排出する。
【0098】定着液貯留部67に処理に使用した定着液
が一旦貯留され、水洗水貯留部87に処理に使用した水
洗水が一旦貯留されることにより、疑似密閉構造の処理
槽1内の湿度を高い状態に保て、処理槽1内で処理液が
蒸発して処理液溶解物が析出することを防止している。
【0099】次に、本自現機の漂白処理工程4、定着処
理工程6及び水洗処理工程8の液溜部の構造を示す各処
理工程の上方部分の斜視図である図2に基づいて、漂白
処理工程4、定着処理工程6及び水洗処理工程8の液溜
部の構造を説明する。なお、漂白処理工程4、定着処理
工程6及び水洗処理工程8の液溜部の構造をこのように
同じ構造とすることで、コストダウンを図っている。
【0100】本自現機の各液溜部は一対の搬送ローラ対
だけからなっている。この搬送ローラ12は、内側か
ら、この搬送ローラのローラ幅より長い円筒状の軸12
3、この搬送ローラのローラ幅の円筒状のボス121、
同じくこの搬送ローラのローラ幅の外周層122とから
成っている。そして、ボス121と外周層122とは軸
方向の両端で面一になっている。そして、この搬送ロー
ラのローラ幅は搬送されるフィルム幅より十分広い幅と
なっている。これは上方から落下する処理液を十分拾え
るようにするためである。
【0101】そして、外周層122は発泡樹脂で形成さ
れており、その表面で処理液を一旦溜められるものであ
る。そして、各液溜部はその搬送ローラ12の外周層1
22で一旦溜められた処理液をフィルムに供給するもの
である。これにより、処理液は搬送ローラ12の表面と
フィルムに存在するだけで、フィルムを処理できるの
で、処理液の液容量を大幅に低減できる。なお、発泡樹
脂は多孔質材であるので、形成された多孔質材により処
理液を含浸保持する作用がある。従って、フィルムへの
処理液供給効果が高まり、処理安定性が得られる。
【0102】また、本自現機の各処理工程の供給管13
から最上方の液溜部への処理液の供給は、図2に示すよ
うに、供給管13の供給管口131から処理液を一滴一
滴、搬送ローラ12の頂点に落とすことにより供給して
いる。また、隣接する上方の液溜部の搬送ローラ12の
下部から下方の液溜部の搬送ローラ12の上部に処理液
が一滴一滴落下することにより、また、搬送ローラ対の
間を通過するフィルムに飛ばされることにより、隣接す
る上方の液溜部から下方の液溜部に処理液が自然落下で
落下する構造である。
【0103】そして、漂白処理工程4でも漂白液が上方
から下方に自然落下する構造であるので、漂白液が上方
から下方に自然落下する過程で、漂白液が処理槽1中の
酸素などの気体中の酸化物質を消費する。従って、この
漂白液がさらに活性となりながら、処理槽1中の他の処
理液の酸化・劣化を防げる。
【0104】次に、漂白処理工程4の最下段の搬送ロー
ラ対の下方に処理に使用した漂白液を排出するために設
けられた排出用受皿14について、本自現機の漂白処理
工程4の排出部の斜視図である図3と断面図である図4
に基づいて、説明する。排出用受皿14の底部143
は、感光材料が通過するための感光材料口144に相当
する部分が切り抜かれた長方形である。そして、底部1
43の長方形の長さは、搬送ローラ12の軸の長さより
短く、搬送ローラ12のローラ長さよりも長い。また、
底部143の長方形の幅は、搬送ローラ12の直径の2
倍よりも長い。もちろん、底部143の上からみた形状
は略上述の形状であればよい。また、底部143は図3
のように平面状であってもよいし、搬送ローラ12の下
部の形状に沿った樋状であってもよいし、他の形状であ
ってもよい。そして、底部143の4辺には、壁部14
2が底部143を囲うように立設されている。そして、
この壁部142の一部に排出口151が設けられ、この
排出口151に排出用パイプ15が連接している。この
排出用パイプ15の一部は伸縮自在な樹脂パイプででき
ており、排出用受皿の位置は下りの搬送路の中で変更可
能であることに対応できるようになっている。また、感
光材料が通過するための感光材料口144にも、感光材
料口用壁部145が図4に示すように設けられている。
【0105】そして、排出用受皿14の液面141は排
出口151の位置によって決まる。そして、壁部142
と感光材料口用壁部145の高さは、最も低い所でも、
この液面141より高い位置にある。これにより、排出
用受皿14から処理液が次の処理工程に溢れ落ちてコン
タミが発生することを防いでいる。
【0106】また、排出用受皿14の位置を下りの搬送
路の中で変更可能であることに対応できるようにするた
めに、漂白処理工程4の最下方の搬送ローラ12が漂白
液に漬かるような位置に排出用受皿14が設けられてい
る。
【0107】実施形態2 本実施形態のプリント用ハロゲン化銀カラーネガ写真印
画紙用自動現像処理装置(以下、「本実施形態のプリン
ト用ハロゲン化銀カラーネガ写真印画紙用自動現像処理
装置」を「本自現機」と省略する)の概略構成図を図5
に示す。本自現機は、太線で示す経路に沿ってプリント
用ハロゲン化銀カラーネガ写真印画紙(以下、「プリン
ト用ハロゲン化銀カラーネガ写真印画紙」を「印画紙」
と省略する)を搬送する。そして、本自現機は、印画紙
を発色現像液貯留部27の発色現像液で発色現像処理す
る発色現像処理工程2と、前記発色現像処理工程2で現
像された印画紙を漂白液で漂白処理する漂白処理工程4
と、前記漂白処理工程4で漂白処理された印画紙を定着
液で定着処理する定着処理工程6と、前記定着処理工程
6で定着処理された印画紙を水洗水で水洗処理する水洗
処理工程8と、水洗処理された印画紙を乾燥する乾燥処
理工程9とを有する。
【0108】そして、本自現機の印画紙の入口に設けら
れた感光材料検出センサ20によりこのセンサの前の印
画紙の通過を検出する。そして、感光材料検出センサ2
0により検出した印画紙の通過時刻から各処理工程での
印画紙の通過時刻が求められ、また、感光材料検出セン
サ20により検出した印画紙の通過時間の累計から印画
紙の処理量を算出する。
【0109】本自現機は、発色現像処理工程2は従来か
ら広く用いられている浸漬現像方式の処理槽によるもの
であり、乾燥処理工程9も従来から広く用いられている
乾燥熱風送風機91による乾燥熱風によるものである
が、漂白処理工程4と定着処理工程6と水洗処理工程8
とが1つの疑似密閉構造の処理槽1の中に存在すること
を特徴の1つとするものである。そして、本自現機で
は、処理槽1を疑似密閉構造とするために、処理槽の外
に貫通する配管、配線及び駆動伝達部材と処理槽1のフ
ィルムの出入口である渡り部19を除いて、処理槽1は
密閉されている。そして、渡り部19には渡り部19の
開口をほぼ塞ぐように渡り部搬送ローラ対191が設け
られている。なお、処理槽1を複数の部材で形成する場
合、その接合部の精度を上げたり、接合部にグリースや
シールゴムなどでシールするなどして密閉するとよい。
【0110】また、本自現機は、多数の搬送ローラ対に
より印画紙を挟持して搬送するローラトランスポート方
式の搬送方式である。そして、疑似密閉構造の処理槽1
中に、搬送ローラ対により搬送される印画紙の搬送経路
として、上方から下方への下りの搬送路と下方から上方
への上りの搬送路とを有する。そして、上方から下方へ
の下りの搬送路に、漂白処理工程4と定着処理工程6と
を有する。これにより、自動現像機の設置面積を小さく
でき、自動現像機を小型化できる。そして、疑似密閉構
造の処理槽1中に、この下りの搬送路に続いて湾曲搬送
路197と、この湾曲搬送路197に続いて上りの搬送
路と、を有し、この上りの搬送路に印画紙を水洗処理す
る水洗処理工程8を有する。これにより、自動現像機の
設置面積をさらに小さくすることができる。
【0111】また、疑似密閉構造の処理槽1内に、漂白
処理工程4と定着処理工程6とを有する下りの搬送路、
湾曲搬送路及び水洗処理工程8を有する上りの搬送路が
設けられているので、漂白処理工程4と定着処理工程6
の処理液からの水分の蒸発を防止でき、水分の蒸発によ
る漂白処理工程4と定着処理工程6での固形分の析出を
防止できる。これにより、処理工程のメンテナンスの頻
度を低下する。従って、疑似密閉構造の処理槽1は狭い
空間に高密度に配置されたものであるが、全体としての
メンテナンス性は向上する。
【0112】また、疑似密閉構造の処理槽1中に設けら
れた漂白処理工程4と定着処理工程6と水洗処理工程8
の各々の処理工程は、搬送ローラ対を有する液溜部を複
数有する。そして、同一処理工程内では隣接する上方の
液溜部から下方の液溜部に処理液が自然落下で落下する
構造である。そして、同一処理工程内で最も上方にある
液溜部に処理液を供給する供給管を有する。すなわち、
漂白処理工程4では漂白液供給管46から漂白液を漂白
処理工程4で最も上方にある液溜部に供給し、定着処理
工程6では定着液供給管66から定着液を定着処理工程
6で最も上方にある液溜部に供給し、水洗処理工程8で
は水洗水供給管86から水洗水を水洗処理工程8で最も
上方にある液溜部に供給する。これにより、搬送ローラ
対周辺の各液溜部と印画紙に処理液があればよいので、
液容量を低減できる。
【0113】また、漂白処理工程4と定着処理工程6で
は、上方の液溜部から印画紙に処理液を供給してから、
下方の液溜部から印画紙に処理液を供給するので、液溜
部数分の多段順流処理の状態となり、上方の液溜部では
処理液の反応成分を高濃度となり、かつ、溶出分の少な
い高活性状態となり、反応効率が上がり、処理の迅速化
や小型化が可能となる。
【0114】また、水洗処理工程8では、下方の液溜部
から印画紙に処理液を供給してから、上方の液溜部から
印画紙に処理液を供給するので、液溜部数分の多段向流
処理の状態となり、上方の液溜部程、新鮮な水洗水とな
り、水洗処理効率が高まる。
【0115】また、水洗処理工程8では、感光材料検出
センサ20により検出した印画紙の通過時刻から求めら
れた水洗処理工程8での印画紙の通過時刻及びその前後
の所定時間Tw1並びに直前の水洗処理工程8での印画
紙の通過時刻から一定時間Tw2間隔毎に一定時間Tw
3、水洗水供給ポンプ83が水洗水タンク81又は水洗
水用水道蛇口82から水洗水を水洗水供給管86に供給
する(Tw1、Tw2、Tw3は各々最適に設定され
る)。この際に、水洗水は、水洗水タンク81又は水洗
水用水道蛇口82から水洗水供給ポンプ83、水洗水用
ヒータ84の設置部、水洗水温度計85の設置部の順に
通過して、水洗水供給管86に到達する。ここで、水洗
水用ヒータ84は水洗水を加熱し、水洗水温度計85は
加熱された水洗水の温度を測定し、水洗水温度計85で
測定された水洗水の温度と図示しない水洗水タンク81
に設けられた水温計で測定された水温とから、フィード
フォワードとフィードバックを組み合わせた制御によ
り、加熱された水洗水が所定温度TEwとなるように、
水洗水用ヒータ84の水洗水の加熱を制御している。
【0116】また、定着処理工程6では、感光材料検出
センサ20により検出した印画紙の通過時刻から求めら
れた定着処理工程6での印画紙の通過時刻及びその前後
の所定時間Tf1並びに直前の定着処理工程6での印画
紙の通過時刻から一定時間Tf2間隔毎に一定時間Tf
3、定着液供給ポンプ63が定着液タンク61から定着
液を定着液供給管66に供給する(Tf1、Tf2、T
f3は各々最適に設定される)。この際に、定着液は、
定着液タンク61から定着液供給ポンプ63、定着液用
ヒータ64の設置部、定着液温度計65の設置部の順に
通過して、定着液供給管66に到達する。ここで、定着
液用ヒータ64は定着液を加熱し、定着液温度計65は
加熱された定着液の温度を測定し、定着液温度計65で
測定された定着液の温度と図示しない定着液タンク61
に設けられた水温計で測定された水温とから、フィード
フォワードとフィードバックを組み合わせた制御によ
り、加熱された定着液が所定温度TEfとなるように、
定着液用ヒータ64の定着液の加熱を制御している。
【0117】また、漂白処理工程4では、感光材料検出
センサ20により検出した印画紙の通過時刻から求めら
れた漂白処理工程4での印画紙の通過時刻及びその前後
の所定時間Tb1並びに直前の漂白処理工程4での印画
紙の通過時刻から一定時間Tb2間隔毎に一定時間Tb
3、漂白液供給ポンプ43が漂白液タンク41から漂白
液を漂白液供給管46に供給する(Tb1、Tb2、T
b3は各々最適に設定される)。この際に、漂白液は、
漂白液タンク41から漂白液供給ポンプ43、漂白液用
ヒータ44の設置部、漂白液温度計45の設置部の順に
通過して、漂白液供給管46に到達する。ここで、漂白
液用ヒータ44は漂白液を加熱し、漂白液温度計45は
加熱された漂白液の温度を測定し、漂白液温度計45で
測定された漂白液の温度と図示しない漂白液タンク41
に設けられた水温計で測定された水温とから、フィード
フォワードとフィードバックを組み合わせた制御によ
り、加熱された漂白液が所定温度TEbとなるように、
漂白液用ヒータ44の漂白液の加熱を制御している。
【0118】なお、TEwとTEbとTEfは同じ温度
でも異なる温度であってもよく、各々最適に設定するこ
とが好ましい。
【0119】上述のように、漂白処理工程4と定着処理
工程6と水洗処理工程8の各々の処理工程で、印画紙の
処理に使用していない新規な処理液を供給するものであ
るので、反応効率が上がる効果があり、特に、漂白処理
工程4と定着処理工程6では、明確に液溜部数分(搬送
ローラ対数分)の多段順流処理の状態となり、最初の液
溜部では処理液の反応成分を高濃度となり、かつ、溶出
分の少ない高活性状態となり、反応効率が上がる効果が
顕著となり、処理の迅速化や小型化が可能となった。
【0120】また、漂白処理工程4の最下段の搬送ロー
ラ対の下方に処理に使用した漂白液を排出するために、
最下段の搬送ローラ対の液溜部の液溜である排出用受皿
が設けられ、この排出用受皿の漂白液排出口48から処
理に使用した漂白液を排出する漂白液排出用パイプ49
により排出する。これにより、漂白液の次工程である定
着処理工程6へのコンタミを大幅に減少でき、次工程で
ある定着処理工程6の処理活性を高い状態を維持でき、
また、定着処理工程6が新液供給方式であることによる
反応効率が上がる効果や処理の迅速化や小型化が可能と
なる効果がより高くなる。
【0121】なお、上方から下方への下りの搬送路の搬
送ローラ対は等間隔に設けられている。(なお、図面で
は、排出用受皿や供給管を判別できるように描くために
わざと等間隔に描いていない。)そして、下りの搬送路
の搬送ローラ対の各々の間にこの漂白処理工程4の排出
用受皿及び定着液供給管66又は液溜16を支持する取
り付け金具と取り付けネジ用の孔が設けられており、こ
の漂白処理工程4の排出用受皿及び定着液供給管66の
取り付け金具と取り付けネジを止める孔を変更すること
により、この漂白処理工程4の排出用受皿と定着液供給
管66の位置はこの下りの搬送路の中で変更可能であ
る。これにより、これらの位置を変更することで処理パ
スを変更でき、印画紙の種類や処理液の種類など処理プ
ロセスの異なる場合でも対応可能である。
【0122】また、定着処理工程6の下方と水洗処理工
程8の下方に定着液貯留部67が設けられている。そし
て、定着処理工程6で使用された定着液と水洗処理工程
8で使用された水洗水とが、定着液貯留部67に落下す
る。そして、この定着液貯留部67で定着処理工程6で
使用された定着液と水洗処理工程8で使用された水洗水
とが混合した混合液に、湾曲搬送路197の一部が浸漬
される構造である。これにより、湾曲搬送路197を定
着処理に有効に利用でき、搬送経路を短くすることがで
き、また、自動現像機の構造も簡素化できる。また、こ
の定着液貯留部67に貯留されている液の高さを一定の
高さにするために、この定着液貯留部67の所定の高さ
に定着液排出口68が設けられている。そして、この液
の高さが少しでも定着液排出口68の高さより高くなる
と、定着液排出口68から処理に使用した定着液を排出
する定着液排出用パイプ69により、処理に使用した定
着液を排出し、所定の高さに戻す。
【0123】また、定着液貯留部67に使用した定着液
と水洗水が一旦貯留されることにより、疑似密閉構造の
処理槽1内の湿度を高い状態に保て、処理槽1内で処理
液が蒸発して処理液溶解物が析出することを防止してい
る。
【0124】次に、本自現機の漂白処理工程4、定着処
理工程6及び水洗処理工程8の最下方の液溜部を除く、
液溜部の構造を示す各処理工程の上方部分の斜視図であ
る図6とその中央部断面図である図7と側部断面図であ
る図8に基づいて、漂白処理工程4、定着処理工程6及
び水洗処理工程8の液溜部の構造を説明する。なお、漂
白処理工程4、定着処理工程6及び水洗処理工程8の液
溜部の構造をこのように同じ構造とすることで、コスト
ダウンを図っている。
【0125】本自現機の各液溜部は一対の搬送ローラ1
2の搬送ローラ対とその下部に設けた液溜16とからな
っている。この搬送ローラ12は、内側から、この搬送
ローラのローラ幅より長い円筒状の軸123、この搬送
ローラのローラ幅の円筒状のボス121、同じくこの搬
送ローラのローラ幅の外周層122とから成っている。
そして、ボス121と外周層122とは軸方向の両端で
面一になっている。そして、この搬送ローラのローラ幅
は搬送される最大の印画紙幅より広い幅となっている。
これは印画紙に処理液を十分供給するためである。
【0126】そして、外周層122は発泡樹脂で形成さ
れており、その表面で処理液を一旦溜められるものであ
る。そして、各液溜部はその搬送ローラ12の外周層1
22で一旦溜められた処理液を印画紙に供給するもので
ある。これにより、処理液は搬送ローラ12の表面と印
画紙に存在するだけで、印画紙を処理できるので、処理
液の液容量を大幅に低減できる。なお、発泡樹脂は多孔
質材であるので、形成された多孔質材により処理液を含
浸保持する作用がある。従って、印画紙への処理液供給
効果が高まり、処理安定性が得られる。
【0127】また、各液溜部には、搬送ローラ12の下
部に、処理液を一旦溜める液溜16を有する。そして、
液溜13に一旦溜まった処理液(この処理液の液面16
0を波線で示す)に搬送ローラ12の下部が浸漬する。
そして、搬送ローラ12が回転して、液溜13に一旦溜
まった処理液を搬送ローラ12の外周部122が一旦溜
めて印画紙に供給する。これにより、搬送ローラ12の
外周部122が乾くことがなく、充分に処理液を一旦溜
めることができ、搬送ローラ12の外周部122が充分
に処理液を保持した状態で処理液を印画紙に供給するの
で、印画紙への処理液供給効果が高まり、また、処理安
定性が得られる。
【0128】液溜16の構造について説明する。搬送ロ
ーラ12の下部を覆う形状である液溜本体161は印画
紙が搬送される側に対して搬送ローラ12の外側の方が
高くなっている。これを液溜立設部162と呼ぶ。この
液溜立設部162は搬送ローラ12から外に液が飛び出
さないようにするためのものである。液溜本体161の
両側端には、液溜立設部162側に立設部壁163が設
けられ、印画紙が搬送される側に感光材料側壁168が
設けられている。そして、立設部壁163の両側端に落
下液受け164が設けられている。また、感光材料側壁
168の両側端に液落下用液溜167が設けられてい
る。液落下用液溜167の底には、処理液を下方の液溜
部に落下させるための液落下用パイプ17の入口171
が設けられ、液落下用パイプ17の入口171から入っ
た処理液が、液落下用パイプ17を通って、液落下用パ
イプ17の出口172から下方の液溜部の落下液受け1
64に落下する。
【0129】また、立設部壁163は、液溜本体161
と落下液受け164とを完全に区切らず、また、感光材
料側壁168は、液溜本体161と液落下用液溜167
とを完全に区切らず、開口部166が設けられている。
これにより、液溜本体161と落下液受け164との
間、及び、液溜本体161と液落下用液溜167との間
で処理液が流通する。また、落下液受け164と液落下
用液溜167の間には間仕切り165が設けられてお
り、落下液受け164で受けた上方の液溜部から落下し
てきた処理液が直ぐに液落下用液溜167に移り、下方
の液溜部に落下することを防いでいる。そして、液落下
用液溜167は内側に落下液受け164は外側に配置さ
れている。これらにより、下りの搬送路の処理工程で
は、落下液受け164で受けた上方の液溜部から落下し
てきた処理液が搬送ローラ12の外側に供給され、搬送
ローラ12の回転により、印画紙に供給され、残った処
理液が液落下液溜167に供給される流れができる。
【0130】また、本自現機の各処理工程の供給管13
から最上方の液溜部への処理液の供給は、図6に示すよ
うに、供給管13の供給管口131から処理液を一滴一
滴、搬送ローラ12の頂点付近に落とすことにより供給
している。また、隣接する上方の液溜部の液溜16の液
落下用液溜167に設けられた液落下用パイプ17の出
口172から下方の液溜部の液溜16の落下液受け16
4に処理液が一滴一滴落下することにより、また、搬送
ローラ対の間を通過する印画紙に飛ばされることによ
り、隣接する上方の液溜部から下方の液溜部に処理液が
自然落下で落下する構造である。
【0131】また、従来、印画紙用の自現機は、漂白処
理工程と定着処理工程を1つにして漂白定着処理工程を
設けることにより自現機のコンパクト化を図ってきた
が、本自現機は逆に、漂白処理工程4と、漂白処理工程
の下方に定着処理工程6とを別に設けたことにより、漂
白液と定着液の液性能が独立して発揮させ、かつ、従来
の漂白定着液では使用できないような高反応性を有する
漂白液と定着液も使用でき、処理液と印画紙の反応効率
を高め、迅速処理が可能とするものである。そして、漂
白処理工程4は漂白液が上方から下方に自然落下する構
造であるので、漂白液が上方から下方に自然落下する過
程で、漂白液が処理槽1中の酸素などの酸化物質を消費
する。従って、この漂白液がさらに活性となりながら、
処理槽1中の他の処理液である定着液の酸化を防ぎ、定
着液の劣化を防止し、定着液の活性を維持できる。
【0132】なお、漂白処理工程4の最下段の搬送ロー
ラ対の下方に処理に使用した漂白液を排出するために設
けられた排出用受皿14は、実施形態1の漂白処理工程
4の排出用受皿14と同じ構造のものである。
【0133】また、排出用受皿14の位置を下りの搬送
路の中で変更可能であることに対応できるようにするた
めに、漂白処理工程4の最下方の搬送ローラ12が漂白
液に漬かるような位置に排出用受皿14が設けられてい
る。
【0134】実施形態3 本実施形態は実施形態2の変形形態である。本実施形態
は実施形態2と漂白処理工程4、定着処理工程6及び水
洗処理工程8の液溜部の構造が異なるだけなので、液溜
部の構造を示す各処理工程の上方部分の斜視図である図
9に基づいて、この液溜部の構造だけを説明する。な
お、漂白処理工程4、定着処理工程6及び水洗処理工程
8の液溜部の構造をこのように同じ構造とすることで、
コストダウンを図っている。
【0135】本自現機の各液溜部は一対の搬送ローラ1
2の搬送ローラ対とその下部に設けた液溜16とからな
っている。この搬送ローラ12は、内側から、この搬送
ローラのローラ幅より長い円筒状の軸123、この搬送
ローラのローラ幅の円筒状のローラ本体124とから成
っている。そして、この搬送ローラのローラ幅は搬送さ
れる最大の印画紙幅より広い幅となっている。これは印
画紙に処理液を十分供給するためである。
【0136】そして、ローラ本体124の表面は液の濡
れ性が高くなっており、液溜16に一旦溜められた処理
液をその表面に塗られ、ローラ本体124の表面に塗ら
れた処理液をムラなく印画紙に供給できる。これによ
り、処理液は搬送ローラ12の表面と液溜16と印画紙
に存在するだけで、印画紙を処理できるので、処理液の
液容量を大幅に低減できる。
【0137】また、各液溜部には、搬送ローラ12の下
部に、処理液を一旦溜める液溜16を有する。そして、
液溜16に一旦溜まった処理液(この処理液の液面16
0を波線で示す)に搬送ローラ12の下部が浸漬する。
そして、搬送ローラ12が回転して、液溜16に一旦溜
まった処理液が搬送ローラ12の表面に塗られ印画紙に
供給される。ローラ本体124の表面は液の濡れ性が高
いので、印画紙への処理液供給効果が高まり、また、処
理安定性が得られる。
【0138】液溜16の構造について説明する。液溜本
体161は搬送ローラ12の下部を覆う形状である。液
溜本体161の両側端の一方の外側に、開口部166を
介して落下液受け164が設けられ、他方の外側に、開
口部166を介して液落下用液溜167が設けられてい
る。開口部166を介して設けられているので、液溜本
体161と落下液受け164との間、及び、液溜本体1
61と液落下用液溜167との間で処理液が流通する。
そして、落下液受け164と液落下用液溜167の位置
は、隣接する液溜部毎に交互になっている。そして、液
落下用液溜167の底には、処理液を下方の液溜部に落
下させるための液落下用パイプ17の入口171が設け
られ、液落下用パイプ17の入口171から入った処理
液が、液落下用パイプ17を通って、液落下用パイプ1
7の出口172から下方の液溜部の落下液受け164に
落下するようになっている。また、落下液受け164と
液落下用液溜167が両側端にあることで、落下液受け
164で受けた上方の液溜部から落下してきた処理液が
直ぐに液落下用液溜167に移り、下方の液溜部に落下
することを防ぎ、落下液受け164で受けた上方の液溜
部から落下してきた処理液が搬送ローラ12の落下液受
け164側に供給され、搬送ローラ12の回転により、
印画紙に供給され、残った処理液が液落下液溜167に
供給される流れができる。
【0139】また、本自現機の各処理工程の供給管13
から最上方の液溜部への処理液の供給は、図9に示すよ
うに、供給管13の供給管口131から処理液を一滴一
滴、搬送ローラ12の頂点付近に落とすことにより供給
している。また、隣接する上方の液溜部の液溜16の液
落下用液溜167に設けられた液落下用パイプ17の出
口172から下方の液溜部の液溜16の落下液受け16
4に処理液が一滴一滴落下することにより、また、搬送
ローラ対の間を通過する印画紙に飛ばされることによ
り、隣接する上方の液溜部から下方の液溜部に処理液が
自然落下で落下する構造である。
【0140】実施形態4 本実施形態は実施形態2の変形形態である。本実施形態
は実施形態2と漂白処理工程4、定着処理工程6及び水
洗処理工程8の液溜部の構造が異なるだけなので、液溜
部の構造を示す各処理工程の上方部分の斜視図である図
10に基づいて、この液溜部の構造だけを説明する。な
お、漂白処理工程4、定着処理工程6及び水洗処理工程
8の液溜部の構造をこのように同じ構造とすることで、
コストダウンを図っている。
【0141】本自現機の各液溜部は一対の搬送ローラ1
2の搬送ローラ対とその下部に設けた液溜16とからな
っている。この搬送ローラ12は、内側から、この搬送
ローラのローラ幅より長い円筒状の軸123、この搬送
ローラのローラ幅の円筒状のローラ本体124とから成
っている。そして、この搬送ローラのローラ幅は搬送さ
れる最大の印画紙幅より広い幅となっている。これは印
画紙に処理液を十分供給するためである。
【0142】そして、ローラ本体124の表面は液の濡
れ性が高くなっており、液溜16に一旦溜められた処理
液をその表面に塗られ、ローラ本体124の表面に塗ら
れた処理液をムラなく印画紙に供給できる。これによ
り、処理液は搬送ローラ12の表面と液溜16と印画紙
に存在するだけで、印画紙を処理できるので、処理液の
液容量を大幅に低減できる。
【0143】また、各液溜部には、搬送ローラ12の下
部に、処理液を一旦溜める液溜16を有する。そして、
液溜16に一旦溜まった処理液(この処理液の液面16
0を波線で示す)に搬送ローラ12の下部が浸漬する。
そして、搬送ローラ12が回転して、液溜16に一旦溜
まった処理液が搬送ローラ12の表面に塗られ印画紙に
供給される。ローラ本体124の表面は液の濡れ性が高
いので、印画紙への処理液供給効果が高まり、また、処
理安定性が得られる。
【0144】液溜16の構造について説明する。液溜本
体161は搬送ローラ12の下部を覆う形状である。液
溜本体161の両側端の一方の外側に、開口部166を
介して液落下用液溜167が設けられている。開口部1
66を介して設けられているので、液溜本体161と液
落下用液溜167との間で処理液が流通する。そして、
液落下用液溜167の位置は隣接する液溜部毎に交互に
なっている。そして、液落下用液溜167の底には、処
理液を下方の液溜部に落下させるための液落下用パイプ
17の入口171が設けられ、液落下用パイプ17の入
口171から入った処理液が、液落下用パイプ17を通
って、液落下用パイプ17の出口172から下方の液溜
部の搬送ローラ12の対応する位置に落下するようにな
っている。また、液落下用液溜167と上方から処理液
が落下する位置とが両側端にあることで、搬送ローラ1
2で受けた上方の液溜部から落下してきた処理液が直ぐ
に液落下用液溜167に移り、下方の液溜部に落下する
ことを防ぎ、搬送ローラ12で受けた上方の液溜部から
落下してきた処理液が、搬送ローラ12の回転により印
画紙に供給され、残った処理液が液落下液溜167に供
給される流れができる。
【0145】また、本自現機の各処理工程の供給管13
から最上方の液溜部への処理液の供給は、図10に示す
ように、供給管13の供給管口131から処理液を一滴
一滴、搬送ローラ12の頂点付近に落とすことにより供
給している。また、隣接する上方の液溜部の液溜16の
液落下用液溜167に設けられた液落下用パイプ17の
出口172から下方の液溜部の搬送ローラ12に処理液
が一滴一滴落下することにより、また、搬送ローラ対の
間を通過する印画紙に飛ばされることにより、隣接する
上方の液溜部から下方の液溜部に処理液が自然落下で落
下する構造である。
【0146】実施形態5 本実施形態は実施形態2の変形形態である。以下、本自
現機の概略構成図である図11に基づいて、実施形態2
と相違する点についてのみ説明する。
【0147】定着処理工程6の下方と水洗処理工程8の
下方に定着液貯留部67が設けられており、定着処理工
程6で使用された定着液と水洗処理工程8で使用された
水洗水とが、定着液貯留部67に落下する点は実施形態
2と同じであるが、この定着液貯留部67で定着処理工
程6で使用された定着液と水洗処理工程8で使用された
水洗水とが混合した混合液には、湾曲搬送路197は浸
漬しない構造である。また、この定着液貯留部67に貯
留されている液の高さが所定の高さを越えないようにす
るために、この定着液貯留部67の所定の高さに定着液
排出口68が設けられている。また、定着液貯留部67
に使用した定着液と水洗水が一旦貯留されることによ
り、疑似密閉構造の処理槽1内の湿度を高い状態に保
て、処理槽1内で処理液が蒸発して処理液溶解物が析出
することを防止している。
【0148】そして、定着処理工程6では、常に、定着
液供給ポンプ63が定着液貯留部67から定着液を定着
液供給管66に供給する。この際に、定着液は、定着液
貯留部67から定着液供給ポンプ63、定着液用ヒータ
64の設置部、定着液温度計65の設置部の順に通過し
て、定着液供給管66に到達する。ここで、定着液用ヒ
ータ64は定着液を加熱し、定着液温度計65は加熱さ
れた定着液の温度を測定し、定着液温度計65で測定さ
れた定着液の温度と図示しない定着液タンク61に設け
られた水温計で測定された水温とから、フィードフォワ
ードとフィードバックを組み合わせた制御により、加熱
された定着液が所定温度TEfとなるように、定着液用
ヒータ64の定着液の加熱を制御している。また、水洗
水が供給されるタイミングで、定着液供給ポンプ63に
より、落下してくる水洗水で希釈される分の定着剤を補
充するために定着液供給ポンプ63に連設された定着液
補充剤容器62から定着液補充剤も定着液供給管66に
供給する。
【0149】漂白処理工程4と水洗処理工程8の各々の
処理工程で、印画紙の処理に使用していない新規な処理
液を供給するものであるが、定着処理工程6は、同じ定
着液を何度も使用するものである。また、漂白処理工程
4の排出用受皿と定着液供給管66の位置は変更できな
い。
【0150】また、本自現機の漂白処理工程4及び水洗
処理工程8の最下方の液溜部を除く液溜部の構造は全て
同じ構造で、実施形態2と同じ構造であるが、定着処理
工程6の構造は大きく異なる。以下、本自現機の定着処
理工程6の液溜部の構造を、定着処理工程6の上方部分
を示す斜視図である図12に基づいて説明する。
【0151】本自現機の定着処理工程6の液溜部は一対
の搬送ローラ12の搬送ローラ対と搬送ローラ対を覆う
ガイド18とからなっている。この搬送ローラ12は、
内側から、この搬送ローラのローラ幅より長い円筒状の
軸123、この搬送ローラのローラ幅の円筒状のローラ
本体124とから成っている。そして、この搬送ローラ
のローラ幅は搬送される最大の印画紙幅より広い幅とな
っている。これは印画紙を搬送するためである。そし
て、ガイド18は、上からみた形状が搬送ローラ対より
若干広いだけの略長方形になっており、搬送ローラ12
を覆う形状になっている底183と、底183から隣接
する下方の液溜部まで又はそれと同等の長さの間印画紙
の搬送経路を覆いつつ印画紙が通過するために設けられ
た開口を有する感光材料口184と、底183の両側端
側の辺に立設された2つのローラ保持壁182と、底1
83と2つのローラ保持壁182の外側の辺で囲まれた
面に設けられた2つの側壁181とを有する。そして、
2つのローラ保持壁182は搬送ローラ12のローラ軸
123を回転自在に保持している。そして、ローラ軸1
23は図12に示すようにローラ保持壁182から突き
出ており、この部分でもって回転駆動される。そして、
上方の液溜部の感光材料口184から落下してきた処理
液が、ガイド18に覆われた液溜部に一旦溜まり、つい
で感光材料口184から下方の液溜部に落下する流れが
形成される。
【0152】また、本自現機の漂白処理工程4及び水洗
処理工程8の各処理工程の供給管13から最上方の液溜
部への処理液の供給は、供給管13の供給管口131か
ら処理液を一滴一滴、搬送ローラ12の頂点付近に落と
すことにより供給しているが、定着処理工程6の供給管
13から最上方の液溜部への処理液の供給は、供給管1
3の供給管口131から処理液を大量に搬送ローラ12
の上部に滝状に供給している。これは、定着処理工程6
の供給管口131の径を他の処理工程の供給管口131
の径よりも大きくすることと、供給管13に処理液を大
量に供給することにより達成している。なお、供給管口
131の径を大きくする代わりに、供給管13に供給管
口131の代わりにスリットを設けてもよい。
【0153】そして、隣接する上方の液溜部のガイド1
8の感光材料口184から下方の液溜部へと大量の処理
液の流れにより、隣接する上方の液溜部から下方の液溜
部に処理液が自然落下で落下する構造である。これによ
り、搬送ローラ対周辺の各液溜部と定着液を流す流路と
印画紙と処理液貯留部に定着液があればよいので、液容
量を低減でき、また、定着液の攪拌性が大幅に向上し、
定着液と印画紙の反応効率が向上し、処理の迅速化が可
能となり、また、迅速処理が可能となることで搬送経路
が短くなり自動現像機の小型化が可能となる。
【0154】漂白工程4が最上方の液溜部に印画紙の処
理に使用していない新規な漂白液を供給し、一滴一滴漂
白液を次の液溜部に滴下するものであり、漂白工程4の
下方に設けた定着工程6が定着液貯留部67に一旦溜ま
った定着液を最上方の液溜部やその上方の印画紙に供給
し、ガイド18に沿って下方に流れ落ちるものであるの
で、定着処理工程6で循環速度が高くして定着液の攪拌
性を上げても、漂白処理工程4の方が上方にあるので、
定着液が漂白処理工程4には飛ばず、新液供給方式の利
点を充分に得ることができる。
【0155】実施形態6 本実施形態は実施形態2の変形形態である。以下、本自
現機の概略構成図である図13に基づいて、実施形態2
と相違する点についてのみ説明する。
【0156】定着処理工程6の下方と水洗処理工程8の
下方に定着液貯留部67が設けられており、定着処理工
程6で使用された定着液と水洗処理工程8で使用された
水洗水とが、定着液貯留部67に落下する点は実施形態
2と同じであるが、この定着液貯留部67で定着処理工
程6で使用された定着液と水洗処理工程8で使用された
水洗水とが混合した混合液には、湾曲搬送路197は浸
漬しない構造である。また、この定着液貯留部67に貯
留されている液の高さが所定の高さを越えないようにす
るために、この定着液貯留部67の所定の高さに定着液
排出口68が設けられている。また、定着液貯留部67
に使用した定着液と水洗水が一旦貯留されることによ
り、疑似密閉構造の処理槽1内の湿度を高い状態に保
て、処理槽1内で処理液が蒸発して処理液溶解物が析出
することを防止している。
【0157】そして、漂白処理工程4では、常に、漂白
液供給ポンプ43が漂白処理工程4の排出用受皿14か
ら漂白液を漂白液供給管46に供給する。この際に、漂
白液は、漂白処理工程4の排出用受皿14から漂白液供
給ポンプ43、漂白液用ヒータ44の設置部、漂白液温
度計45の設置部の順に通過して、漂白液供給管46に
到達する。ここで、漂白液用ヒータ44は漂白液を加熱
し、漂白液温度計45は加熱された漂白液の温度を測定
し、漂白液温度計45で測定された漂白液の温度と図示
しない漂白液タンク41に設けられた水温計で測定され
た水温とから、フィードフォワードとフィードバックを
組み合わせた制御により、加熱された漂白液が所定温度
TEfとなるように、漂白液用ヒータ44の漂白液の加
熱を制御している。また、印画紙の処理量が所定量にな
る毎に、漂白液供給ポンプ43により、消費された分の
漂白剤を補充するために漂白液供給ポンプ43に連設さ
れた漂白液補充剤容器42から漂白液補充剤も漂白液供
給管46に供給する。
【0158】定着処理工程6と水洗処理工程8の各々の
処理工程で、印画紙の処理に使用していない新規な処理
液を供給するものであるが、漂白処理工程4は、同じ漂
白液を何度も使用するものである。また、漂白処理工程
4の排出用受皿14と定着液供給管66の位置は変更で
きない。
【0159】また、本自現機の定着処理工程6及び水洗
処理工程8の最下方の液溜部を除く液溜部の構造は全て
同じ構造で、実施形態2と同じ構造であるが、漂白処理
工程4の構造は大きく異なる。本自現機の漂白処理工程
4の液溜部の構造は実施形態5の定着処理工程6の液溜
部の構造と同じである。但し、漂白処理工程4の最下方
の液溜部の構造は実施形態2と同じである。
【0160】従って、本自現機の定着処理工程6及び水
洗処理工程8の各処理工程の供給管13から最上方の液
溜部への処理液の供給は、供給管13の供給管口131
から処理液を一滴一滴、搬送ローラ12の頂点付近に落
とすことにより供給しているが、漂白処理工程4の供給
管13から最上方の液溜部への処理液の供給は、供給管
13の供給管口131から処理液を大量に搬送ローラ1
2の上部に噴霧することにより供給している。そして、
隣接する上方の液溜部のガイド18の感光材料口184
から下方の液溜部へと大量の処理液の流れにより、隣接
する上方の液溜部から下方の液溜部に処理液が自然落下
で落下する構造である。これにより、大量の漂白液が上
方から下方へと流れるので、漂白液の酸素などの酸化物
質の消費速度は大きく、定着液の酸化を著しく防止でき
る。
【0161】実施形態7 本実施形態のプリント用ハロゲン化銀カラーネガ写真印
画紙用自動現像処理装置(以下、「本実施形態のプリン
ト用ハロゲン化銀カラーネガ写真印画紙用自動現像処理
装置」を「本自現機」と省略する)の概略構成図を図1
4に示す。本自現機は、太線で示す経路に沿ってプリン
ト用ハロゲン化銀カラーネガ写真印画紙(以下、「プリ
ント用ハロゲン化銀カラーネガ写真印画紙」を「印画
紙」と省略する)を搬送する。そして、本自現機は、印
画紙を発色現像液で発色現像処理する発色現像処理工程
2と、前記発色現像処理工程2で現像された印画紙を洗
浄水で洗浄する洗浄工程3と、前記洗浄工程3で洗浄さ
れた印画紙を漂白液で漂白処理する漂白処理工程4と、
前記漂白処理工程4で漂白処理された印画紙を洗浄水で
洗浄する洗浄工程5と、前記洗浄工程5で洗浄された印
画紙を定着液で定着処理する定着処理工程6と、前記定
着処理工程6で定着処理された印画紙を水洗水で水洗処
理する水洗処理工程8と、水洗処理された印画紙を乾燥
する乾燥処理工程9とを有する。
【0162】そして、本自現機の印画紙の入口に設けら
れた感光材料検出センサ20によりこのセンサの前の印
画紙の通過を検出する。そして、感光材料検出センサ2
0により検出した印画紙の通過時刻から各処理工程での
印画紙の通過時刻が求められ、また、感光材料検出セン
サ20により検出した印画紙の通過時間の累計から印画
紙の処理量を算出する。
【0163】本自現機は、乾燥処理工程9も従来から広
く用いられている乾燥熱風送風機91による乾燥熱風に
よるものであるが、発色現像処理工程2は1つの疑似密
閉構造の処理槽の中に存在し、また、洗浄工程3と漂白
処理工程4と洗浄工程5と定着処理工程6と水洗処理工
程8とが1つの疑似密閉構造の処理槽1の中に存在する
ことを特徴の1つとするものである。また、本自現機
は、多数の搬送ローラ対により印画紙を挟持して搬送す
るローラトランスポート方式の搬送方式である。そし
て、各々の疑似密閉構造の処理槽中に、搬送ローラ対に
より搬送される印画紙の搬送経路として、上方から下方
への下りの搬送路と下方から上方への上りの搬送路とを
有する。そして、処理槽1の上方から下方への下りの搬
送路に洗浄工程3と漂白処理工程4と洗浄工程5と定着
処理工程6とを有する。これにより、自動現像機の設置
面積を小さくでき、自動現像機を小型化できる。そし
て、疑似密閉構造の処理槽1中に、この下りの搬送路に
続いて湾曲搬送路197と、この湾曲搬送路197に続
いて上りの搬送路と、を有し、この上りの搬送路に印画
紙を水洗処理する水洗処理工程8を有する。これによ
り、自動現像機の設置面積をさらに小さくすることがで
きる。そして、疑似密閉構造の処理槽1内に水洗処理工
程8を有するので、水洗処理工程8から湿気が供給さ
れ、漂白処理工程4と定着処理工程6の処理液からの水
分の蒸発を防止でき、水分の蒸発による漂白処理工程4
と定着処理工程6での固形分の析出を防止できる。これ
により、処理工程のメンテナンスの頻度を低下する。従
って、疑似密閉構造の処理槽1は狭い空間に高密度に配
置されたものであるが、全体としてのメンテナンス性は
向上する。
【0164】また、疑似密閉構造の発色現像処理工程2
は、搬送ローラ対を有する液溜部を複数有する。そし
て、隣接する上方の液溜部から下方の液溜部に処理液が
自然落下で落下する構造である。そして、最も上方にあ
る2つの液溜部に処理液を供給する発色現像液供給管2
6を有し、発色現像液供給管26から発色現像液を発色
現像処理工程2で最も上方にある液溜部に供給する。
【0165】また、発色現像処理工程2の最初の下りの
搬送路では、上方の液溜部から印画紙に処理液を供給し
てから、下方の液溜部から印画紙に処理液を供給するの
で、下りの搬送路にある液溜部数分の多段順流処理の状
態となり、上方の液溜部では処理液の反応成分を高濃度
となり、かつ、溶出分の少ない高活性状態となり、反応
効率が上がり、処理の迅速化や小型化が可能となる。
【0166】そして、発色現像処理工程2では、感光材
料検出センサ20により検出した印画紙の通過時刻から
求められた発色現像処理工程2での印画紙の通過時刻及
びその前後の所定時間Td1並びに直前の発色現像処理
工程2での印画紙の通過時刻から一定時間Td2間隔毎
に一定時間Td3、発色現像液供給ポンプ23が発色現
像液タンク21から発色現像液を発色現像液供給管26
に供給する(Td1、Td2、Td3は各々最適に設定
される)。この際に、発色現像液は、発色現像液タンク
21から発色現像液供給ポンプ23、発色現像液用ヒー
タ24の設置部、発色現像液温度計25の設置部の順に
通過して、発色現像液供給管26に到達する。ここで、
発色現像液用ヒータ24は発色現像液を加熱し、発色現
像液温度計25は加熱された発色現像液の温度を測定
し、発色現像液温度計25で測定された発色現像液の温
度と図示しない発色現像液タンク21に設けられた水温
計で測定された水温とから、フィードフォワードとフィ
ードバックを組み合わせた制御により、加熱された発色
現像液が所定温度TEdとなるように、発色現像液用ヒ
ータ24の発色現像液の加熱を制御している。
【0167】また、洗浄工程3と洗浄工程5は搬送ロー
ラ対を有する液溜部を1つだけ有し、各々の洗浄工程の
液溜部に洗浄水を供給する供給管を有する。漂白処理工
程4と定着処理工程6と水洗処理工程8の各々の処理工
程は、搬送ローラ対を有する液溜部を複数有する。そし
て、同一処理工程内では隣接する上方の液溜部から下方
の液溜部に処理液が自然落下で落下する構造である。そ
して、同一処理工程内で最も上方にある液溜部に処理液
を供給する供給管を有する。すなわち、漂白処理工程4
では漂白液供給管46から漂白液を漂白処理工程4で最
も上方にある液溜部に供給し、定着処理工程6では定着
液供給管66から定着液を定着処理工程6で最も上方に
ある液溜部に供給し、水洗処理工程8では水洗水供給管
86から水洗水を水洗処理工程8で最も上方にある液溜
部に供給する。これにより、搬送ローラ対周辺の各液溜
部と印画紙に処理液があればよいので、液容量を低減で
きる。
【0168】また、漂白処理工程4と定着処理工程6で
は、上方の液溜部から印画紙に処理液を供給してから、
下方の液溜部から印画紙に処理液を供給するので、液溜
部数分の多段順流処理の状態となり、上方の液溜部では
処理液の反応成分を高濃度で溶出分の少ない高活性状態
となり、反応効率が上がり、処理の迅速化や小型化が可
能となる。
【0169】また、水洗処理工程8では、下方の液溜部
から印画紙に処理液を供給してから、上方の液溜部から
印画紙に処理液を供給するので、液溜部数分の多段向流
処理の状態となり、上方の液溜部程、新鮮な水洗水とな
り、水洗処理効率が高まる。また、水洗処理工程8での
水洗水の供給は実施形態2と同じである。
【0170】また、洗浄処理工程3では常時一滴一滴洗
浄水用水道蛇口32から洗浄水供給管36に洗浄水が供
給されている。
【0171】また、漂白処理工程4では、感光材料検出
センサ20により検出した印画紙の通過時刻から求めら
れた漂白処理工程4での印画紙の通過時刻及びその前後
の所定時間Tb1並びに直前の漂白処理工程4での印画
紙の通過時刻から一定時間Tb2間隔毎に一定時間Tb
3、漂白液供給ポンプ43が漂白液タンク41から漂白
液を漂白液供給管46に供給する(Tb1、Tb2、T
b3は各々最適に設定される)。この際に、漂白液は、
漂白液タンク41から漂白液供給ポンプ43、漂白液用
ヒータ44の設置部、漂白液温度計45の設置部の順に
通過して、漂白液供給管46に到達する。ここで、漂白
液用ヒータ44は漂白液を加熱し、漂白液温度計45は
加熱された漂白液の温度を測定し、漂白液温度計45で
測定された漂白液の温度と図示しない漂白液タンク41
に設けられた水温計で測定された水温とから、フィード
フォワードとフィードバックを組み合わせた制御によ
り、加熱された漂白液が所定温度TEbとなるように、
漂白液用ヒータ44の漂白液の加熱を制御している。
【0172】また、洗浄処理工程5では水洗水貯留部8
7の底に設けられた洗浄水口58から常時一滴一滴洗浄
水供給管56に洗浄水が供給されている。
【0173】また、定着処理工程6では、感光材料検出
センサ20により検出した印画紙の通過時刻から求めら
れた定着処理工程6での印画紙の通過時刻及びその前後
の所定時間Tf1並びに直前の定着処理工程6での印画
紙の通過時刻から一定時間Tf2間隔毎に一定時間Tf
3、定着液供給ポンプ63が定着液タンク61から定着
液を定着液供給管66に供給する(Tf1、Tf2、T
f3は各々最適に設定される)。この際に、定着液は、
定着液タンク61から定着液供給ポンプ63、定着液用
ヒータ64の設置部、定着液温度計65の設置部の順に
通過して、定着液供給管66に到達する。ここで、定着
液用ヒータ64は定着液を加熱し、定着液温度計65は
加熱された定着液の温度を測定し、定着液温度計65で
測定された定着液の温度と図示しない定着液タンク61
に設けられた水温計で測定された水温とから、フィード
フォワードとフィードバックを組み合わせた制御によ
り、加熱された定着液が所定温度TEfとなるように、
定着液用ヒータ64の定着液の加熱を制御している。
【0174】なお、TEdとTEbとTEfとTEwは
同じ温度でも異なる温度であってもよく、各々最適に設
定することが好ましい。
【0175】上述のように、漂白処理工程4と定着処理
工程6と水洗処理工程8の各々の処理工程で、印画紙の
処理に使用していない新規な処理液を供給するものであ
るので、反応効率が上がる効果があり、特に、漂白処理
工程4と定着処理工程6では、明確に液溜部の数の多段
順流処理の状態となり、最初の液溜部では処理液の反応
成分を高濃度となり、かつ、溶出分の少ない高活性状態
となり、反応効率が上がる効果が顕著となり、処理の迅
速化や小型化が可能となった。
【0176】また、漂白処理工程4の最下段の搬送ロー
ラ対の下方に処理に使用した漂白液を排出するために、
最下段の搬送ローラ対の液溜部の液溜である排出用受皿
が設けられ、この排出用受皿の漂白液排出口48から処
理に使用した漂白液を排出する漂白液排出用パイプ49
により排出する。これにより、漂白液の次工程である定
着処理工程6へのコンタミを大幅に減少でき、次工程で
ある定着処理工程6の処理活性を高い状態を維持でき、
また、定着処理工程6が新液供給方式であることによる
反応効率が上がる効果や処理の迅速化や小型化が可能と
なる効果がより高くなる。
【0177】なお、上方から下方への下りの搬送路の搬
送ローラ対は等間隔に設けられている。(なお、図面で
は、排出用受皿や供給管を判別できるように描くために
わざと等間隔に描いていない。)そして、下りの搬送路
の搬送ローラ対の各々の間にこの漂白処理工程4の排出
用受皿と定着液供給管66とを支持できる部材が設けら
れており、この漂白処理工程4の排出用受皿と定着液供
給管66の位置はこの下りの搬送路の中で変更可能であ
る。これにより、これらの位置を変更することで処理パ
スを変更でき、印画紙の種類や処理液の種類など処理プ
ロセスの異なる場合でも対応可能である。
【0178】また、定着処理工程6の下方に処理に使用
した定着液を貯留するために、定着液貯留部67が設け
られている。そして、この定着液貯留部67の所定の高
さに設けられた定着液排出口68から処理に使用した定
着液を排出する定着液排出用パイプ69により、処理に
使用した定着液を排出する。
【0179】また、水洗処理工程8の下方に処理に使用
した水洗水を貯留するために、水洗水貯留部87が設け
られている。そして、この水洗水貯留部87の所定の高
さに設けられた水洗水排出口88から処理に使用した水
洗水を排出する水洗水排出用パイプ89により、処理に
使用した水洗水を排出する。
【0180】次に、本自現機の漂白処理工程4の最下方
の液溜部と、発色現像処理工程1、洗浄工程3、洗浄工
程5、定着処理工程6及び水洗処理工程8の全ての液溜
部との構造は実施形態2の図6〜図8に基づいて説明し
た液溜部の構造と同じである。また、漂白処理工程4の
最下方の液溜部の構造は実施形態1の排出部の構造と同
じ構造である。そして、漂白処理工程4の最下方の液溜
部と、発色現像処理工程1、洗浄工程3、洗浄工程5、
定着処理工程6及び水洗処理工程8の全ての液溜部との
構造を同じ構造とすることで、コストダウンを図ってい
る。
【0181】上述のように、漂白処理工程4の上方に、
発色現像処理された印画紙を洗浄する洗浄処理工程3を
設けたことにより、発色現像液の残留液を洗浄してから
漂白処理されるので、漂白液の処理液活性が維持され、
漂白液の反応効率が向上し、より高い迅速処理が可能と
なる。また、漂白処理工程4の下方で定着処理工程6の
上方に、漂白処理された印画紙を洗浄する洗浄処理工程
5を設けたことにより、漂白液の残留液を洗浄してから
定着処理されるので、定着液の処理液活性が維持され、
定着液の反応効率が向上し、より高い迅速処理が可能と
なる。
【0182】また、従来、印画紙用の自現機は、漂白処
理工程と定着処理工程を1つにして漂白定着処理工程を
設けることにより自現機のコンパクト化を図ってきた
が、本自現機は逆に、漂白処理工程4と、漂白処理工程
の下方に定着処理工程6とを別に設けたことにより、漂
白液と定着液の液性能が独立して発揮させ、かつ、従来
の漂白定着液では使用できないような高反応性を有する
漂白液と定着液も使用でき、処理液と印画紙の反応効率
を高め、迅速処理が可能とするものである。そして、漂
白処理工程4は漂白液が上方から下方に自然落下する構
造であるので、漂白液が処理槽1中の酸素などの気体中
の酸化物質を消費する。従って、この漂白液がさらに活
性となりながら、処理槽1中の他の処理液の酸化劣化を
防ぐことができる。
【0183】実施形態8 本実施形態のプリンタプロセッサの概略構成図を図15
に示す。このプリンタプロセッサは露光部10と、実施
形態7の自現機を改造したプリント用ハロゲン化銀カラ
ーネガ写真印画紙用自動現像処理装置(以下、「本実施
形態のプリント用ハロゲン化銀カラーネガ写真印画紙用
自動現像処理装置」を「本自現機」と省略する)とを組
み合わせた装置である。露光部10は、露光光源部10
1で調光された露光光により照明された、ネガキャリア
102のネガマスクに位置決めされたカラーネガフィル
ムの駒画像をハーフミラー103を介してレンズ部10
5により露光ステージ106上の印画紙に焼付露光する
ものである。そして、露光光源部101で調光された露
光光により照明された、ネガキャリア102のネガマス
クに位置決めされたカラーネガフィルムの駒画像をハー
フミラー103からの反射光で撮像部104によりカラ
ーネガフィルムの駒画像を撮像してこの焼付露光の露光
条件を決める。そして、決めた露光条件に従って焼付露
光される。焼付露光された印画紙は本自現機に送られ
る。本自現機は、太線で示す経路に沿ってプリント用ハ
ロゲン化銀カラーネガ写真印画紙(以下、「プリント用
ハロゲン化銀カラーネガ写真印画紙」を「印画紙」と省
略する)を搬送するもので、以下に示す点だけが実施形
態7と相違する。
【0184】すなわち、本自現機の印画紙の入口は露光
部側にあるので、露光部の露光ステージ106より本自
現機側に感光材料検出センサ20は設けられている点
と、疑似密閉構造の発色現像処理工程2には、下りの搬
送路が無く、上りの搬送路だけがある。従って、発色現
像液供給管26は上りの搬送路の最上方の液溜部の上方
のみにある。また、発色現像処理工程2は、下方の液溜
部から印画紙に処理液を供給してから、上方の液溜部か
ら印画紙に処理液を供給するので、液溜部数分の多段向
流処理の状態となる点である。
【0185】実施形態9 本実施形態のプリント用ハロゲン化銀カラーネガ写真印
画紙用自動現像処理装置(以下、「本実施形態のプリン
ト用ハロゲン化銀カラーネガ写真印画紙用自動現像処理
装置」を「本自現機」と省略する)の概略構成図を図1
6に示す。本自現機は、太線で示す経路に沿ってプリン
ト用ハロゲン化銀カラーネガ写真印画紙(以下、「プリ
ント用ハロゲン化銀カラーネガ写真印画紙」を「印画
紙」と省略する)を搬送する。そして、本自現機は、印
画紙を発色現像液貯留部27の発色現像液で発色現像処
理する発色現像処理工程2と、前記発色現像処理工程2
で現像された印画紙を漂白液で漂白処理する漂白処理工
程4と、前記漂白処理工程4で漂白処理された印画紙を
定着液で定着処理する定着処理工程6と、前記定着処理
工程6で定着処理された印画紙を水洗水で水洗処理する
水洗処理工程8と、水洗処理された印画紙を乾燥する乾
燥処理工程9とを有する。
【0186】そして、本自現機の印画紙の入口に設けら
れた感光材料検出センサ20によりこのセンサの前の印
画紙の通過を検出する。そして、感光材料検出センサ2
0により検出した印画紙の通過時刻から各処理工程での
印画紙の通過時刻が求められ、また、感光材料検出セン
サ20により検出した印画紙の通過時間の累計から印画
紙の処理量を算出する。
【0187】本自現機は、乾燥処理工程9は従来から広
く用いられている乾燥熱風送風機91による乾燥熱風に
よるものであるが、発色現像処理工程2と漂白処理工程
4と定着処理工程6と水洗処理工程8とが1つの疑似密
閉構造の処理槽1の中に存在することを特徴の1つとす
るものである。また、本自現機は、多数の搬送ローラ対
により印画紙を挟持して搬送するローラトランスポート
方式の搬送方式である。そして、疑似密閉構造の処理槽
1中に、搬送ローラ対により搬送される印画紙の搬送経
路として、上方から下方への下りの搬送路と下方から上
方への上りの搬送路とを有する。そして、上方から下方
への下りの搬送路に、漂白処理工程4と定着処理工程6
とを有する。これにより、自動現像機の設置面積を小さ
くでき、自動現像機を小型化できる。そして、疑似密閉
構造の処理槽1中に、この下りの搬送路に続いて湾曲搬
送路197と、この湾曲搬送路197に続いて上りの搬
送路と、を有し、この上りの搬送路に印画紙を水洗処理
する水洗処理工程8を有する。これにより、自動現像機
の設置面積をさらに小さくすることができる。
【0188】また、疑似密閉構造の処理槽1内に、発色
現像処理工程2と漂白処理工程4とを有する下りの搬送
路、湾曲搬送路及び定着処理工程6と水洗処理工程8と
を有する上りの搬送路が設けられている。疑似密閉構造
の処理槽1内に、水洗処理工程8が設けられているの
で、発色現像処理工程2と漂白処理工程4と定着処理工
程6の処理液からの水分の蒸発を防止でき、水分の蒸発
による漂白処理工程4と定着処理工程6での固形分の析
出を防止できる。これにより、処理工程のメンテナンス
の頻度を低下する。従って、疑似密閉構造の処理槽1は
狭い空間に高密度に配置されたものであるが、全体とし
てのメンテナンス性は向上する。
【0189】また、疑似密閉構造の処理槽1中に設けら
れた発色現像処理工程2と漂白処理工程4と定着処理工
程6と水洗処理工程8の各々の処理工程は、搬送ローラ
対を有する液溜部を複数有する。そして、同一処理工程
内では隣接する上方の液溜部から下方の液溜部に処理液
が自然落下で落下する構造である。そして、同一処理工
程内で最も上方にある液溜部に処理液を供給する供給管
を有する。すなわち、発色現像処理工程2では発色現像
液供給管26から発色現像液を発色現像処理工程2で最
も上方にある液溜部に供給し、漂白処理工程4では漂白
液供給管46から漂白液を漂白処理工程4で最も上方に
ある液溜部に供給し、定着処理工程6では定着液供給管
66から定着液を定着処理工程6で最も上方にある液溜
部に供給し、水洗処理工程8では水洗水供給管86から
水洗水を水洗処理工程8で最も上方にある液溜部に供給
する。これにより、搬送ローラ対周辺の各液溜部と印画
紙に処理液があればよいので、液容量を低減できる。
【0190】また、発色現像処理工程2と漂白処理工程
4では、上方の液溜部から印画紙に処理液を供給してか
ら、下方の液溜部から印画紙に処理液を供給するので、
液溜部数分の多段順流処理の状態となり、上方の液溜部
では処理液の反応成分を高濃度となり、かつ、溶出分の
少ない高活性状態となり、反応効率が上がり、処理の迅
速化や小型化が可能となる。
【0191】また、定着処理工程6と水洗処理工程8で
は、下方の液溜部から印画紙に処理液を供給してから、
上方の液溜部から印画紙に処理液を供給するので、液溜
部数分の多段向流処理の状態となる。これにより、特に
水洗処理工程8では、上方の液溜部程、新鮮な水洗水と
なり、水洗処理効率が高まる。また、水洗処理工程8で
の水洗水の供給は実施形態2と同じである。また、発色
現像処理工程2での発色現像液の供給は実施形態7と同
じである。
【0192】また、漂白処理工程4では、感光材料検出
センサ20により検出した印画紙の通過時刻から求めら
れた漂白処理工程4での印画紙の通過時刻及びその前後
の所定時間Tb1並びに直前の漂白処理工程4での印画
紙の通過時刻から一定時間Tb2間隔毎に一定時間Tb
3、漂白液供給ポンプ43が漂白液タンク41から漂白
液を漂白液供給管46に供給する。この際に、漂白液
は、漂白液タンク41から漂白液供給ポンプ43、漂白
液用ヒータ44の設置部、漂白液温度計45の設置部の
順に通過して、漂白液供給管46に到達する。ここで、
漂白液用ヒータ44は漂白液を加熱し、漂白液温度計4
5は加熱された漂白液の温度を測定し、漂白液温度計4
5で測定された漂白液の温度と図示しない漂白液タンク
41に設けられた水温計で測定された水温とから、フィ
ードフォワードとフィードバックを組み合わせた制御に
より、加熱された漂白液が所定温度TEbとなるよう
に、漂白液用ヒータ44の漂白液の加熱を制御してい
る。また、漂白液タンク41の液量が少なくなると、漂
白液補充剤容器42から所定量Jbの漂白液補充剤が供
給され、漂白液補充水用ポンプ114により水洗水排出
用パイプ89から水洗水廃液を所定量Qbが供給され
る。
【0193】また、定着処理工程6では、感光材料検出
センサ20により検出した印画紙の通過時刻から求めら
れた定着処理工程6での印画紙の通過時刻及びその前後
の所定時間Tf1並びに直前の定着処理工程6での印画
紙の通過時刻から一定時間Tf2間隔毎に一定時間Tf
3、定着液供給ポンプ63が定着液タンク61から定着
液を定着液供給管66に供給する。この際に、定着液
は、定着液タンク61から定着液供給ポンプ63、定着
液用ヒータ64の設置部、定着液温度計65の設置部の
順に通過して、定着液供給管66に到達する。ここで、
定着液用ヒータ64は定着液を加熱し、定着液温度計6
5は加熱された定着液の温度を測定し、定着液温度計6
5で測定された定着液の温度と図示しない定着液タンク
61に設けられた水温計で測定された水温とから、フィ
ードフォワードとフィードバックを組み合わせた制御に
より、加熱された定着液が所定温度TEfとなるよう
に、定着液用ヒータ64の定着液の加熱を制御してい
る。また、定着液タンク61の液量が少なくなると、定
着液補充剤容器62から所定量Jfの漂白液補充剤が供
給され、定着液補充水用ポンプ116により水洗水排出
用パイプ89から水洗水廃液を所定量Qfが供給され
る。
【0194】なお、TEdとTEbとTEfとTEwは
同じ温度でも異なる温度であってもよく、各々最適に設
定することが好ましい。また、JbとJfも、QbとQ
fも、各々最適に設定することが好ましい。
【0195】上述のように、発色現像処理工程2と漂白
処理工程4と定着処理工程6と水洗処理工程8の各々の
処理工程で、印画紙の処理に使用していない新規な処理
液を供給するものであるので、反応効率が上がる効果が
あり、特に、発色現像処理工程2と漂白処理工程4で
は、明確に液溜部数分の多段順流処理の状態となり、最
初の液溜部では処理液の反応成分を高濃度となり、か
つ、溶出分の少ない高活性状態となり、反応効率が上が
る効果が顕著となり、処理の迅速化や小型化が可能とな
った。
【0196】また、発色現像処理工程2の最下段の搬送
ローラ対の下方に処理に使用した発色現像液を排出する
ために、最下段の搬送ローラ対の液溜部の液溜である排
出用受皿が設けられ、この排出用受皿の発色現像液排出
口28から処理に使用した発色現像液を排出する発色現
像液排出用パイプ29により排出する。これにより、発
色現像液の次工程である漂白処理工程4へのコンタミを
大幅に減少でき、次工程である漂白処理工程4の処理活
性を高い状態を維持でき、また、定着処理工程6が新液
供給方式であることによる反応効率が上がる効果や処理
の迅速化や小型化が可能となる効果がより高くなる。
【0197】なお、上方から下方への下りの搬送路の搬
送ローラ対は等間隔に設けられている。(なお、図面で
は、排出用受皿や供給管を判別できるように描くために
わざと等間隔に描いていない。)そして、下りの搬送路
の搬送ローラ対の各々の間にこの発色現像処理工程2の
排出用受皿と漂白液供給管46とを支持できる部材が設
けられており、この発色現像処理工程2の排出用受皿と
漂白液供給管46の位置はこの下りの搬送路の中で変更
可能である。これにより、これらの位置を変更すること
で処理パスを変更でき、印画紙の種類や処理液の種類な
ど処理プロセスの異なる場合でも対応可能である。
【0198】また、水洗処理工程8の最下段の搬送ロー
ラ対の下方に処理に使用した水洗水を排出するために、
最下段の搬送ローラ対の液溜部の液溜である排出用受皿
が設けられ、この排出用受皿の水洗水排出口88から処
理に使用した水洗水を排出する水洗水排出用パイプ89
により排出する。これにより、水洗水の下方の工程であ
る定着処理工程6への水洗水の流入を大幅に減少でき、
定着処理工程6の濃度を高い状態を維持でき、また、定
着処理工程6が新液供給方式であることによる反応効率
が上がる効果や処理の迅速化や小型化が可能となる効果
がより高くなる。
【0199】なお、下方から上方への上りの搬送路の搬
送ローラ対は等間隔に設けられている。(なお、図面で
は、排出用受皿や供給管を判別できるように描くために
わざと等間隔に描いていない。)そして、上りの搬送路
の搬送ローラ対の各々の間にこの水洗処理工程8の排出
用受皿と定着液供給管66とを支持できる部材が設けら
れており、この水洗処理工程8の排出用受皿と定着液供
給管66の位置はこの下りの搬送路の中で変更可能であ
る。これにより、これらの位置を変更することで処理パ
スを変更でき、印画紙の種類や処理液の種類など処理プ
ロセスの異なる場合でも対応可能である。
【0200】また、漂白処理工程4の下方で湾曲搬送路
197の下方に漂白液貯留部47が設けられている。そ
して、漂白処理工程4で使用された漂白液が、漂白液貯
留部47に落下する。また、この漂白液貯留部47に貯
留されている液の高さを所定の高さを越えないようにす
るために、この漂白液貯留部47の所定の高さに漂白液
排出口48が設けられている。
【0201】また、定着処理工程6の下方で湾曲搬送路
197の下方に定着液貯留部67が設けられている。そ
して、定着処理工程6で使用された定着液が、定着液貯
留部67に落下する。また、この定着液貯留部67に貯
留されている液の高さを所定の高さを越えないようにす
るために、この定着液貯留部67の所定の高さに定着液
排出口68が設けられている。
【0202】これよにより、疑似密閉構造の処理槽1内
の湿度を高い状態に保て、処理槽1内で処理液が蒸発し
て処理液溶解物が析出することを防止している。
【0203】次に、本自現機の発色現像処理工程2及び
水洗処理工程8の最下方の液溜部を除く全ての液溜部と
漂白処理工程4及び定着処理工程6の全ての液溜部の構
造は実施形態2の図6〜図8で説明した液溜部と同じ構
造である。そして、発色現像処理工程2及び水洗処理工
程8の最下方の液溜部の構造は実施形態1の図3〜4で
説明した構造と同じ構造である。
【0204】また、従来、印画紙用の自現機は、漂白処
理工程と定着処理工程を1つにして漂白定着処理工程を
設けることにより自現機のコンパクト化を図ってきた
が、本自現機は逆に、漂白処理工程4と、漂白処理工程
の下方に定着処理工程6とを別に設けたことにより、漂
白液と定着液の液性能が独立して発揮させ、かつ、従来
の漂白定着液では使用できないような高反応性を有する
漂白液と定着液も使用でき、処理液と印画紙の反応効率
を高め、迅速処理が可能とするものである。そして、漂
白処理工程4は漂白液が上方から下方に自然落下する構
造であるので、漂白液が処理槽1中の酸素などの気体中
の酸化物質を消費する。従って、この漂白液がさらに活
性となりながら、処理槽1中の他の処理液の酸化劣化を
防ぐことができる。
【0205】なお、漂白処理工程4の最下段の搬送ロー
ラ対の下方に処理に使用した漂白液を排出するために設
けられた排出用受皿14は、実施形態1の漂白処理工程
4の排出用受皿14と同じ構造のものである。
【0206】また、排出用受皿14の位置を下りの搬送
路の中で変更可能であることに対応できるようにするた
めに、漂白処理工程4の最下方の搬送ローラ12が漂白
液に漬かるような位置に排出用受皿14が設けられてい
る。
【0207】実施形態10 本実施形態のプリント用ハロゲン化銀カラーネガ写真印
画紙用自動現像処理装置(以下、「本実施形態のプリン
ト用ハロゲン化銀カラーネガ写真印画紙用自動現像処理
装置」を「本自現機」と省略する)の概略構成図を図1
7に示す。本自現機は、太線で示す経路に沿ってプリン
ト用ハロゲン化銀カラーネガ写真印画紙(以下、「プリ
ント用ハロゲン化銀カラーネガ写真印画紙」を「印画
紙」と省略する)を搬送する。なお、プリント用ハロゲ
ン化銀カラーネガ写真印画紙には、両面に画像を形成す
るものもあるが、本実施形態では、片面(乳剤面)にの
み画像を形成し背面には画像を形成しないものである。
そして、本自現機は、印画紙を発色現像液貯留部27の
発色現像液で発色現像処理する発色現像処理工程2と、
前記発色現像処理工程2で現像された印画紙を漂白液で
漂白処理する漂白処理工程4と、前記漂白処理工程4で
漂白処理された印画紙を定着液で定着処理する定着処理
工程6と、前記定着処理工程6で定着処理された印画紙
を水洗水で水洗処理する水洗処理工程8と、水洗処理さ
れた印画紙を乾燥する乾燥処理工程9とを有する。
【0208】そして、本自現機の印画紙の入口に設けら
れた感光材料検出センサ20によりこのセンサの前の印
画紙の通過を検出する。そして、感光材料検出センサ2
0により検出した印画紙の通過時刻から各処理工程での
印画紙の通過時刻が求められ、また、感光材料検出セン
サ20により検出した印画紙の通過時間の累計から印画
紙の処理量を算出する。
【0209】本自現機は、発色現像処理工程2は従来か
ら広く用いられている浸漬現像方式の処理槽によるもの
であり、乾燥処理工程9も従来から広く用いられている
乾燥熱風送風機91による乾燥熱風によるものである
が、漂白処理工程4と定着処理工程6と水洗処理工程8
とが1つの疑似密閉構造の処理槽1の中に存在すること
を特徴の1つとするものである。そして、本自現機で
は、処理槽1を疑似密閉構造とするために、処理槽の外
に貫通する配管、配線及び駆動伝達部材と処理槽1のフ
ィルムの出入口である渡り部19を除いて、処理槽1は
密閉されている。そして、渡り部19には渡り部19の
開口をほぼ塞ぐように渡り部搬送ローラ対191が設け
られている。なお、処理槽1を複数の部材で形成する場
合、その接合部の精度を上げたり、接合部にグリースや
シールゴムなどでシールするなどして密閉するとよい。
【0210】また、本自現機は、疑似密閉構造の処理槽
1中に、搬送ローラにより搬送される印画紙の搬送経路
として、上方から下方への下りの搬送路と下方から上方
への上りの搬送路とを有する。そして、本自現機の上方
から下方への下りの搬送路の搬送方式は、印画紙の背面
を支持する搬送ガイド11とこの搬送ガイド11に対向
して設けられる多数の搬送ローラにより印画紙を挟んで
搬送するローラトランスポート方式の搬送方式である。
そして、上方から下方への下りの搬送路に、漂白処理工
程4と定着処理工程6とを有する。これにより、自動現
像機の設置面積を小さくでき、自動現像機を小型化でき
る。そして、疑似密閉構造の処理槽1中に、この下りの
搬送路に続いて湾曲搬送路197と、この湾曲搬送路1
97に続いて上りの搬送路と、を有し、この上りの搬送
路に印画紙を水洗処理する水洗処理工程8を有する。こ
れにより、自動現像機の設置面積をさらに小さくするこ
とができる。
【0211】また、疑似密閉構造の処理槽1内に、漂白
処理工程4と定着処理工程6とを有する下りの搬送路、
湾曲搬送路及び水洗処理工程8を有する上りの搬送路が
設けられているので、漂白処理工程4と定着処理工程6
の処理液からの水分の蒸発を防止でき、水分の蒸発によ
る漂白処理工程4と定着処理工程6での固形分の析出を
防止できる。これにより、処理工程のメンテナンスの頻
度を低下する。従って、疑似密閉構造の処理槽1は狭い
空間に高密度に配置されたものであるが、全体としての
メンテナンス性は向上する。
【0212】また、疑似密閉構造の処理槽1中に設けら
れた漂白処理工程4と定着処理工程6と水洗処理工程8
の各々の処理工程は、搬送ローラを有する液溜部を複数
有する。そして、同一処理工程内では隣接する上方の液
溜部から下方の液溜部に処理液が自然落下で落下する構
造である。そして、同一処理工程内で最も上方にある液
溜部に処理液を供給する供給管を有する。すなわち、漂
白処理工程4では漂白液供給管46から漂白液を漂白処
理工程4で最も上方にある液溜部に供給し、定着処理工
程6では定着液供給管66から定着液を定着処理工程6
で最も上方にある液溜部に供給し、水洗処理工程8では
水洗水供給管86から水洗水を水洗処理工程8で最も上
方にある液溜部に供給する。これにより、搬送ローラ対
周辺の各液溜部と印画紙に処理液があればよいので、液
容量を低減できる。
【0213】また、漂白処理工程4と定着処理工程6で
は、上方の液溜部から印画紙に処理液を供給してから、
下方の液溜部から印画紙に処理液を供給するので、液溜
部数分の多段順流処理の状態となり、上方の液溜部では
処理液の反応成分を高濃度となり、かつ、溶出分の少な
い高活性状態となり、反応効率が上がり、処理の迅速化
や小型化が可能となる。
【0214】また、水洗処理工程8では、下方の液溜部
から印画紙に処理液を供給してから、上方の液溜部から
印画紙に処理液を供給するので、液溜部数分の多段向流
処理の状態となり、上方の液溜部程、新鮮な水洗水とな
り、水洗処理効率が高まる。
【0215】また、水洗処理工程8では、感光材料検出
センサ20により検出した印画紙の通過時刻から求めら
れた水洗処理工程8での印画紙の通過時刻及びその前後
の所定時間Tw1並びに直前の水洗処理工程8での印画
紙の通過時刻から一定時間Tw2間隔毎に一定時間Tw
3、水洗水供給ポンプ83が水洗水用水道蛇口82から
水洗水を水洗水供給管86に供給する(Tw1、Tw
2、Tw3は各々最適に設定される)。この際に、水洗
水は、水洗水用水道蛇口82から水洗水供給ポンプ8
3、水洗水用ヒータ84の設置部、水洗水温度計85の
設置部の順に通過して、水洗水供給管86に到達する。
ここで、水洗水用ヒータ84は水洗水を加熱し、水洗水
温度計85は加熱された水洗水の温度を測定し、水洗水
温度計85で測定された水洗水の温度と図示しない水洗
水タンク81に設けられた水温計で測定された水温とか
ら、フィードフォワードとフィードバックを組み合わせ
た制御により、加熱された水洗水が所定温度TEwとな
るように、水洗水用ヒータ84の水洗水の加熱を制御し
ている。
【0216】また、定着処理工程6では、感光材料検出
センサ20により検出した印画紙の通過時刻から求めら
れた定着処理工程6での印画紙の通過時刻及びその前後
の所定時間Tf1並びに直前の定着処理工程6での印画
紙の通過時刻から一定時間Tf2間隔毎に一定時間Tf
3、定着液供給ポンプ63が定着液タンク61から定着
液を定着液供給管66に供給する(Tf1、Tf2、T
f3は各々最適に設定される)。この際に、定着液は、
定着液タンク61から定着液供給ポンプ63、定着液用
ヒータ64の設置部、定着液温度計65の設置部の順に
通過して、定着液供給管66に到達する。ここで、定着
液用ヒータ64は定着液を加熱し、定着液温度計65は
加熱された定着液の温度を測定し、定着液温度計65で
測定された定着液の温度と図示しない定着液タンク61
に設けられた水温計で測定された水温とから、フィード
フォワードとフィードバックを組み合わせた制御によ
り、加熱された定着液が所定温度TEfとなるように、
定着液用ヒータ64の定着液の加熱を制御している。
【0217】また、漂白処理工程4では、感光材料検出
センサ20により検出した印画紙の通過時刻から求めら
れた漂白処理工程4での印画紙の通過時刻及びその前後
の所定時間Tb1並びに直前の漂白処理工程4での印画
紙の通過時刻から一定時間Tb2間隔毎に一定時間Tb
3、漂白液供給ポンプ43が漂白液タンク41から漂白
液を漂白液供給管46に供給する(Tb1、Tb2、T
b3は各々最適に設定される)。この際に、漂白液は、
漂白液タンク41から漂白液供給ポンプ43、漂白液用
ヒータ44の設置部、漂白液温度計45の設置部の順に
通過して、漂白液供給管46に到達する。ここで、漂白
液用ヒータ44は漂白液を加熱し、漂白液温度計45は
加熱された漂白液の温度を測定し、漂白液温度計45で
測定された漂白液の温度と図示しない漂白液タンク41
に設けられた水温計で測定された水温とから、フィード
フォワードとフィードバックを組み合わせた制御によ
り、加熱された漂白液が所定温度TEbとなるように、
漂白液用ヒータ44の漂白液の加熱を制御している。
【0218】なお、TEdとTEbとTEfとTEwは
同じ温度でも異なる温度であってもよく、各々最適に設
定することが好ましい。また、JbとJfも、QbとQ
fも、各々最適に設定することが好ましい。
【0219】上述のように、漂白処理工程4と定着処理
工程6と水洗処理工程8の各々の処理工程で、印画紙の
処理に使用していない新規な処理液を供給するものであ
るので、反応効率が上がる効果があり、特に、漂白処理
工程4と定着処理工程6では、明確に液溜部の数の多段
順流処理の状態となり、最初の液溜部では処理液の反応
成分を高濃度となり、かつ、溶出分の少ない高活性状態
となり、反応効率が上がる効果が顕著となり、処理の迅
速化や小型化が可能となった。
【0220】また、漂白処理工程4の最下段の搬送ロー
ラの液溜の漂白液排出口48から処理に使用した漂白液
を排出する漂白液排出用パイプ49により排出する。こ
れにより、漂白液の次工程である定着処理工程6へのコ
ンタミを大幅に減少でき、次工程である定着処理工程6
の処理活性を高い状態を維持でき、また、定着処理工程
6が新液供給方式であることによる反応効率が上がる効
果や処理の迅速化や小型化が可能となる効果がより高く
なる。
【0221】なお、上方から下方への下りの搬送路の搬
送ローラは等間隔に設けられている。そして、下りの搬
送路の搬送ローラの各々の間にこの漂白処理工程4の排
出用受皿及び定着液供給管66又は液溜16を支持する
取り付け金具と取り付けネジ用の孔が設けられており、
この漂白処理工程4の排出用受皿及び定着液供給管66
の取り付け金具と取り付けネジを止める孔を変更するこ
とにより、この漂白処理工程4の排出用受皿と定着液供
給管66の位置はこの下りの搬送路の中で変更可能であ
る。これにより、これらの位置を変更することで処理パ
スを変更でき、印画紙の種類や処理液の種類など処理プ
ロセスの異なる場合でも対応可能である。
【0222】また、定着処理工程6の下方に定着液貯留
部67が設けられており、定着処理工程6で使用された
定着液が貯留されている。また、水洗処理工程8の下方
に水洗水貯留部87が設けられており、水洗処理工程8
で使用された水洗水が貯留されている。これらの液に湾
曲搬送路197は浸漬しない構造である。また、この定
着液貯留部67に貯留されている液の高さが所定の高さ
を越えないようにするために、この定着液貯留部67の
所定の高さに定着液排出口68が設けられている。同様
に、この水洗水貯留部87に貯留されている液の高さが
所定の高さを越えないようにするために、この水洗水貯
留部87の所定の高さに水洗水排出口88が設けられて
いる。そして、定着液と水洗水が一旦貯留されることに
より、疑似密閉構造の処理槽1内の湿度を高い状態に保
て、処理槽1内で処理液が蒸発して処理液溶解物が析出
することを防止している。
【0223】次に、本自現機の漂白処理工程4及び定着
処理工程6の液溜部の構造を、各処理工程の上方部分の
概略図である図18に基づいて、説明する。なお、漂白
処理工程4及び定着処理工程6の液溜部の構造をこのよ
うに同じ構造とすることで、コストダウンを図ってい
る。
【0224】本自現機の各液溜部は搬送ローラ12とそ
の下部に設けた液溜16とからなっている。この搬送ロ
ーラ12は、内側から、この搬送ローラのローラ幅より
長い円筒状の軸123、軸123と嵌め合わせにより固
定された図示しないボス、このボスと嵌め合わせにより
固定された胴構成ローラ(外周層122が発泡樹脂でで
きているため、その強度を維持するために外周層122
より高い強度の部材でできている中空状のローラ)、胴
構成ローラと接着されたこの搬送ローラのローラ幅の外
周層122とから成っている。そして、この搬送ローラ
のローラ幅は搬送される最大の印画紙幅より広い幅とな
っている。これは印画紙に処理液を十分供給するためで
ある。
【0225】そして、外周層122は発泡樹脂で形成さ
れており、その表面で処理液を一旦溜められるものであ
る。そして、各液溜部はその搬送ローラ12の外周層1
22で一旦溜められた処理液を印画紙に供給するもので
ある。これにより、処理液は搬送ローラ12の外周層1
22と印画紙に存在するだけで、印画紙を処理できるの
で、処理液の液容量を大幅に低減できる。なお、発泡樹
脂は多孔質材であるので、形成された多孔質材により処
理液を含浸保持する作用がある。従って、印画紙への処
理液供給効果が高まり、処理安定性が得られる。
【0226】また、各液溜部には、搬送ローラ12の下
部に、処理液を一旦溜める液溜16を有する。そして、
液溜16に一旦溜まった処理液(この処理液の液面16
0を波線で示す)に搬送ローラ12の下部が浸漬する。
そして、搬送ローラ12が回転して、液溜16に一旦溜
まった処理液を搬送ローラ12の外周部122が一旦溜
めて印画紙に供給する。これにより、搬送ローラ12の
外周部122が乾くことがなく、充分に処理液を一旦溜
めることができ、搬送ローラ12の外周部122が充分
に処理液を保持した状態で処理液を印画紙に供給するの
で、印画紙への処理液供給効果が高まり、また、処理安
定性が得られる。
【0227】液溜16は、搬送ローラ12の下部を覆う
形状であり、印画紙が搬送される側に対して搬送ローラ
12の外側の方が高くなっている。そして、搬送ローラ
のローラ幅よりも広い幅であり、搬送ローラのローラ幅
の両側に余裕があり、その一方に、処理液を下方の液溜
部に落下させるための液落下用パイプ17の入口171
が設けられ、液落下用パイプ17の入口171から入っ
た処理液が、液落下用パイプ17を通って、液落下用パ
イプ17の出口172から下方の液溜部に落下する。な
お、液落下用パイプ17は図18に示すように交互に配
置されており、これにより、印画紙の搬送幅方向での処
理ムラの発生を防止している。
【0228】また、本自現機の水洗処理工程8の液溜部
の構造は実施形態2の液溜部の構造と同じであり、水洗
処理工程8の液溜部の構造を同じ構造とすることで、コ
ストダウンを図っている。
【0229】また、従来、印画紙用の自現機は、漂白処
理工程と定着処理工程を1つにして漂白定着処理工程を
設けることにより自現機のコンパクト化を図ってきた
が、本自現機は逆に、漂白処理工程4と、漂白処理工程
の下方に定着処理工程6とを別に設けたことにより、漂
白液と定着液の液性能が独立して発揮させ、かつ、従来
の漂白定着液では使用できないような高反応性を有する
漂白液と定着液も使用でき、処理液と印画紙の反応効率
を高め、迅速処理が可能とするものである。そして、漂
白処理工程4は漂白液が上方から下方に自然落下する構
造であるので、漂白液が上方から下方に自然落下する過
程で、漂白液が処理槽1中の酸素などの酸化物質を消費
する。従って、この漂白液がさらに活性となりながら、
処理槽1中の他の処理液である定着液の酸化を防ぎ、定
着液の劣化を防止し、定着液の活性を維持できる。
【0230】
【発明の効果】
〔請求項1の効果〕自動現像機の設置面積を小さくで
き、自動現像機を小型化できる。
【0231】〔請求項2の効果〕液容量を低減でき、反
応効率が上がり、処理の迅速化や小型化が可能となる。
【0232】〔請求項3の効果〕さらに液容量を大幅に
低減でき、処理の迅速化や小型化が可能となるだけでな
く、処理安定性が得られる。
【0233】〔請求項4の効果〕ハロゲン化銀写真感光
材料への処理液供給効果が高まり、さらに処理安定性が
得られる。
【0234】〔請求項5の効果〕ハロゲン化銀写真感光
材料への処理液供給効果が高まり、さらに処理安定性が
得られる。
【0235】〔請求項6の効果〕さらに液容量を大幅に
低減でき、処理の迅速化や小型化が可能となる。
【0236】〔請求項7の効果〕反応効率が上がる効果
が顕著となり、処理の迅速化や小型化が可能となる。
【0237】〔請求項8の効果〕処理液の次工程へのコ
ンタミを大幅に減少でき、次工程の処理活性を高い状態
に維持できる。
【0238】〔請求項9の効果〕ハロゲン化銀写真感光
材料の種類や処理液の種類など処理プロセスの異なる場
合でも、排出手段の位置を変更することで処理パスを変
更でき、対応可能となる。
【0239】〔請求項10の効果〕液容量を低減でき、
処理の迅速化が可能となり、また、迅速処理が可能とな
ることで搬送経路が短くなり自動現像機の小型化が可能
となる。
【0240】〔請求項11の効果〕漂白液と定着液の液
性能が独立して発揮され、従来の漂白定着液では使用で
きないような高反応性を有する漂白液と定着液も使用で
き、処理液とハロゲン化銀写真感光材料の反応効率を高
められ、迅速処理が可能となる。
【0241】〔請求項12の効果〕第一処理工程では、
液容量を低減でき、第一処理工程の次工程へのコンタミ
を防ぎつつ、その下方の処理工程の処理活性を高い状態
に維持でき、第二処理工程では、液容量を低減でき、ま
た、処理の迅速化が可能となり、また、迅速処理が可能
となることで搬送経路が短くなり自動現像機の小型化が
可能となるだけでなく、第二処理工程では循環速度が高
くしつつ、第一処理工程の新液供給方式の利点を充分に
得ることができる。
【0242】〔請求項13の効果〕第一処理工程で、反
応効率が上がる効果が顕著となり、処理の迅速化や小型
化が可能となり、処理液の次工程へのコンタミを防ぎつ
つ、第二処理工程で循環速度を高くしつつ、第一処理工
程の新液供給方式の利点を充分に得ることができる。
【0243】〔請求項14の効果〕漂白液と定着液の液
性能が独立して発揮され、従来の漂白定着液では使用で
きないような高反応性を有する漂白液と定着液も使用で
き、迅速処理が可能となる。
【0244】〔請求項15の効果〕漂白液の処理液活性
が維持され、漂白液の反応効率が向上し、より高い迅速
処理が可能となる。
【0245】〔請求項16の効果〕さらに自動現像機の
小型化ができる。
【0246】〔請求項17の効果〕定着液の処理液活性
が維持され、定着液の反応効率が向上し、より高い迅速
処理が可能となる。また、少量でも定着液の反応効率を
低下させてしまうような成分を漂白液で用いることがで
き、より漂白液の反応効率を向上させ、より高い迅速処
理が可能とすることができる。
【0247】〔請求項18の効果〕自動現像機を小型化
できる。
【0248】〔請求項19の効果〕漂白定着液の処理液
活性が維持され、漂白定着液の反応効率が向上し、より
高い迅速処理が可能となる。
【0249】〔請求項20の効果〕自動現像機の設置面
積をさらに小さくすることができる。
【0250】〔請求項21の効果〕設けられた水洗処理
工程や安定化処理工程が多段向流処理となり、水洗処理
効率や安定化処理効率が高まる。
【0251】〔請求項22の効果〕湾曲搬送路を処理に
有効に利用でき、搬送経路を短くすることができ、ま
た、自動現像機の構造も簡素化できる。
【0252】〔請求項23の効果〕水分の蒸発による固
形分の析出を防止でき、狭い空間に高密度に配置された
処理工程のメンテナンスの頻度を低下させ、全体として
のメンテナンス性が向上する。
【0253】〔請求項24の効果〕漂白液又は漂白処理
液が上方から下方に自然落下する過程で処理槽中の酸素
を消費してさらに活性となりながら、他の処理液の酸化
・劣化を防ぎ、他の処理液の活性を維持できる。
【0254】〔請求項25の効果〕自動現像機の設置面
積を小さくでき、自動現像機を小型化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の自動現像装置の概略構成図。
【図2】実施形態1の自動現像装置の漂白処理工程、定
着処理工程及び水洗処理工程の液溜部の構造を示す斜視
図。
【図3】実施形態1の自動現像装置の漂白処理工程の排
出部の斜視図。(実施形態2〜8の自動現像装置の漂白
処理工程の排出部と実施形態9の自動現像装置の発色現
像処理工程の排出部及び水洗処理工程の排出部も同じ)
【図4】実施形態1の自動現像装置の漂白処理工程の排
出部の断面図。(実施形態2〜8の自動現像装置の漂白
処理工程の排出部と実施形態9の自動現像装置の発色現
像処理工程の排出部及び水洗処理工程の排出部も同じ)
【図5】実施形態2の自動現像装置の概略構成図。
【図6】実施形態2の自動現像装置の漂白処理工程、定
着処理工程及び水洗処理工程の液溜部の構造を示す斜視
図。(実施形態5の自動現像装置の漂白処理工程及び水
洗処理工程、実施形態6の自動現像装置の定着処理工程
及び水洗処理工程、実施形態7の自動現像装置の洗浄処
理工程、漂白処理工程、定着処理工程及び水洗処理工程
実施形態8及び9の自動現像装置の発色現像処理工程、
洗浄処理工程、漂白処理工程、定着処理工程及び水洗処
理工程の液溜部も同じ)
【図7】実施形態2の自動現像装置の漂白処理工程、定
着処理工程及び水洗処理工程の液溜部の構造を示す中央
部断面図。(実施形態5の自動現像装置の漂白処理工程
及び水洗処理工程、実施形態6の自動現像装置の定着処
理工程及び水洗処理工程、実施形態7の自動現像装置の
洗浄処理工程、漂白処理工程、定着処理工程及び水洗処
理工程実施形態8及び9の自動現像装置の発色現像処理
工程、洗浄処理工程、漂白処理工程、定着処理工程及び
水洗処理工程の液溜部も同じ)
【図8】実施形態2の自動現像装置の漂白処理工程、定
着処理工程及び水洗処理工程の液溜部の構造を示す側部
断面図。(実施形態5の自動現像装置の漂白処理工程及
び水洗処理工程、実施形態6の自動現像装置の定着処理
工程及び水洗処理工程、実施形態7の自動現像装置の洗
浄処理工程、漂白処理工程、定着処理工程及び水洗処理
工程実施形態8及び9の自動現像装置の発色現像処理工
程、洗浄処理工程、漂白処理工程、定着処理工程及び水
洗処理工程の液溜部も同じ)
【図9】実施形態3の自動現像装置の漂白処理工程、定
着処理工程及び水洗処理工程の液溜部の構造を示す斜視
図。
【図10】実施形態4の自動現像装置の漂白処理工程、
定着処理工程及び水洗処理工程の液溜部の構造を示す斜
視図。
【図11】実施形態5の自動現像装置の概略構成図。
【図12】実施形態5の自動現像装置の定着処理工程の
液溜部の部分斜視図。(実施形態6の自動現像装置の漂
白処理工程の液溜部も同じ)
【図13】実施形態6の自動現像装置の概略構成図。
【図14】実施形態7の自動現像装置の概略構成図。
【図15】実施形態8のプリンタプロセッサの概略構成
図。
【図16】実施形態9の自動現像装置の概略構成図。
【図17】実施形態10の自動現像装置の概略構成図。
【図18】実施形態10の自動現像装置の漂白処理工程
及び定着処理工程の液溜部の構造を示す概略図。
【符号の説明】
P ポンプ H ヒータ T 液温度センサ 1 (疑似密閉構造の)処理槽 2 発色現像処理工程 3 洗浄処理工程 4 漂白処理工程 5 洗浄処理工程 6 定着処理工程 7 漂白定着処理工程 8 水洗処理工程 9 乾燥処理工程 10 露光部 11 搬送ガイド 12 搬送ローラ 13 供給管 14 排出用受皿 15 排出用パイプ 16 液溜 17 液落下用パイプ 18 ガイド 19 渡り部 20 感光材料検出センサ 21 発色現像液タンク 22 発色現像液補充剤容器 23 発色現像液供給ポンプ 24 発色現像液用ヒータ 25 発色現像液温度計 26 発色現像液供給管 27 発色現像液貯留部 28 発色現像液排出口 29 発色現像液排出用パイプ 32 洗浄水用水道蛇口 36 洗浄水供給管 41 漂白液タンク 42 漂白液補充剤容器 43 漂白液供給ポンプ 44 漂白液用ヒータ 45 漂白液温度計 46 漂白液供給管 47 漂白液貯留部 48 漂白液排出口 49 漂白液排出用パイプ 53 洗浄水供給ポンプ 56 洗浄水供給管 58 洗浄水口 61 定着液タンク 62 定着液補充剤容器 63 定着液供給ポンプ 64 定着液用ヒータ 65 定着液温度計 66 定着液供給管 67 定着液貯留部 68 定着液排出口 69 定着液排出用パイプ 81 水洗水タンク 82 水洗水用水道蛇口 83 水洗水供給ポンプ 84 水洗水用ヒータ 85 水洗水温度計 86 水洗水供給管 87 水洗水貯留部 88 水洗水排出口 89 水洗水排出用パイプ 91 乾燥熱風送風機 101 露光光源部 102 ネガキャリア 103 ハーフミラー 104 撮像部 105 レンズ部 106 露光ステージ 107 搬送ローラ対 111 吸引口 114 漂白液補充水用ポンプ 116 定着液補充水用ポンプ 121 ボス 122 外周層 123 ローラ軸 124 ローラ本体 131 供給管口 141 (排出用受皿の)液面 142 (排出用受皿の)壁部 143 (排出用受皿の)底部 144 (排出用受皿の)感光材料口 145 (排出用受皿の)感光材料口用壁部 151 排出口 160 液面 161 液溜本体 162 液溜立設部 163 立設部壁 164 落下液受け 165 間仕切り 166 開口部 167 液落下用液溜 169 感光材料口 168 感光材料側壁 171 入口 172 出口 181 側壁 182 ローラ保持壁 183 底 184 感光材料口 191 渡り部搬送ローラ対 195 処理槽内隔壁 196 隔壁部搬送ローラ対 197 湾曲搬送路

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハロゲン化銀写真感光材料を搬送するた
    めの複数の搬送ローラを有し、前記搬送ローラにより搬
    送されるハロゲン化銀写真感光材料の搬送経路が、少な
    くとも上方から下方への下りの搬送路を有し、ハロゲン
    化銀写真感光材料を、前記搬送ローラが搬送しながら、
    複数の種類の処理工程で異なる種類の処理液を前記ハロ
    ゲン化銀写真感光材料に供給して、処理するハロゲン化
    銀写真感光材料用自動現像機において、複数の種類の処
    理工程が併設された下りの搬送路を有することを特徴と
    するハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機。
  2. 【請求項2】 前記複数の種類の処理工程が併設された
    下りの搬送路に併設された複数の種類の処理工程の少な
    くとも1つの処理工程が、搬送ローラを有し処理液を一
    旦溜める液溜部を複数上下方向に併設され、前記複数の
    液溜部の中で最上方の液溜部より上方のハロゲン化銀写
    真感光材料及び前記複数の液溜部の中で最上方の液溜部
    の少なくとも1方に処理液を供給する処理液供給手段を
    有し、前記処理液供給手段により供給された処理液が自
    然落下で前記複数の液溜部の上方の液溜部から下方の液
    溜部に順次落下する構造であり、ハロゲン化銀写真感光
    材料に、前記上方の液溜部が処理液を供給した後、前記
    下方の液溜部が処理液を供給する液落下式処理工程であ
    ることを特徴とする請求項1に記載のハロゲン化銀写真
    感光材料用自動現像機。
  3. 【請求項3】 前記液落下式処理工程の少なくとも1つ
    の液溜部の搬送ローラは、その表面が処理液を一旦溜め
    られるものであり、溜めた処理液をハロゲン化銀写真感
    光材料に供給する液溜可能搬送ローラであることを特徴
    とする請求項2に記載のハロゲン化銀写真感光材料用自
    動現像機。
  4. 【請求項4】 前記液溜可能搬送ローラの表面が多孔質
    材で形成され、形成された多孔質材により処理液を含浸
    して一旦溜めるものであることを特徴とする請求項3に
    記載のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機。
  5. 【請求項5】 前記液溜可能搬送ローラの下方に、処理
    液を一旦溜める液溜を有し、前記液溜に溜まった処理液
    に前記搬送ローラの下部が浸漬又は接触するものであ
    り、前記搬送ローラが回転して、前記液溜に溜まった処
    理液をハロゲン化銀写真感光材料に供給するものである
    ことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のハロゲ
    ン化銀写真感光材料用自動現像機。
  6. 【請求項6】 前記液落下式処理工程の少なくとも1つ
    の液溜部の搬送ローラの下方に処理液を一旦溜める液溜
    を有し、前記液溜に溜まった処理液に前記搬送ローラの
    下部が浸漬又は接触するものであり、前記搬送ローラが
    回転して、前記液溜に溜まった処理液をハロゲン化銀写
    真感光材料に供給するものであることを特徴とする請求
    項2に記載のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機。
  7. 【請求項7】 前記複数の種類の処理工程が併設された
    下りの搬送路に併設された複数の種類の処理工程の少な
    くとも1つの処理工程の前記処理液供給手段が、ハロゲ
    ン化銀写真感光材料の処理に使用していない新規な処理
    液を供給するものであることを特徴とする請求項2〜請
    求項6のいずれか1項に記載のハロゲン化銀写真感光材
    料用自動現像機。
  8. 【請求項8】 前記複数の種類の処理工程が併設された
    下りの搬送路に併設された複数の種類の処理工程の少な
    くとも1つの処理工程に、前記処理工程の最下方の搬送
    ローラの下方に処理に使用した処理液を排出する排出手
    段を設けたことを特徴とする請求項2〜請求項7のいず
    れか1項に記載のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像
    機。
  9. 【請求項9】 前記排出手段の位置が前記複数の種類の
    処理工程が併設された下りの搬送路の中で変更可能であ
    ることを特徴とする請求項8に記載のハロゲン化銀写真
    感光材料用自動現像機。
  10. 【請求項10】 前記複数の種類の処理工程が併設され
    た下りの搬送路に設けた複数の種類の処理工程の少なく
    とも1つの処理工程が、搬送ローラを複数上下方向に併
    設し、前記複数の搬送ローラの中で最上方の搬送ローラ
    より上方のハロゲン化銀写真感光材料及び前記最上方の
    搬送ローラの少なくとも1方に処理液を供給する処理液
    供給手段と、前記処理液供給手段により供給された処理
    液が自然落下で前記複数の搬送ローラの上方の搬送ロー
    ラから下方の搬送ローラに順次処理液を流す流路を形成
    するガイドと、前記処理工程の最下方の搬送ローラの下
    方に設けられた当該処理工程の処理液を貯留する処理液
    貯留部と、前記処理液貯留部に貯留されている処理液を
    前記処理液供給手段に供給する処理液循環手段と、を有
    する落流式処理工程であることを特徴とする請求項2〜
    請求項9のいずれか1項に記載のハロゲン化銀写真感光
    材料用自動現像機。
  11. 【請求項11】 前記複数の種類の処理工程が併設され
    た下りの搬送路に併設された複数の種類の処理工程とし
    て、ハロゲン化銀写真感光材料を漂白処理する漂白処理
    工程と、前記漂白処理工程の下方にハロゲン化銀写真感
    光材料を定着処理する定着処理工程とを設けたことを特
    徴とする請求項1〜請求項10のいずれか1項に記載の
    ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機。
  12. 【請求項12】 前記複数の種類の処理工程が併設され
    た下りの搬送路に併設された複数の種類の処理工程とし
    て、ハロゲン化銀写真感光材料を発色現像処理する発色
    現像処理工程と、前記発色現像処理工程の下方にハロゲ
    ン化銀写真感光材料を漂白処理する漂白処理工程とを設
    けたことを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれか
    1項に記載のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機。
  13. 【請求項13】 ハロゲン化銀写真感光材料を搬送する
    ための複数の搬送ローラを有し、前記搬送ローラにより
    搬送されるハロゲン化銀写真感光材料の搬送経路が、上
    方から下方への又は下方から上方への上下方向の搬送路
    を有し、ハロゲン化銀写真感光材料を、前記搬送ローラ
    が搬送しながら、複数の種類の処理工程で異なる種類の
    処理液を前記ハロゲン化銀写真感光材料に供給して、処
    理するハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機におい
    て、第一の種類の処理工程である第一処理工程と、前記
    第一処理工程の下方に、第一の種類の処理工程と異なる
    第二の種類の処理工程である第二処理工程と、を有する
    上方から下方への又は下方から上方への上下方向の搬送
    路を有し、前記第一処理工程が、搬送ローラを有し処理
    液を一旦溜める液溜部を複数上下方向に併設され、前記
    複数の液溜部の中で最上方の液溜部より上方のハロゲン
    化銀写真感光材料及び前記複数の液溜部の中で最上方の
    液溜部の少なくとも1方に処理液を供給する処理液供給
    手段を有し、前記処理液供給手段により供給された処理
    液が自然落下で前記複数の液溜部の上方の液溜部から下
    方の液溜部に順次落下する構造であり、ハロゲン化銀写
    真感光材料に、前記上方の液溜部が処理液を供給した
    後、前記下方の液溜部が処理液を供給する液落下式処理
    工程であって、前記処理液供給手段がハロゲン化銀写真
    感光材料の処理に使用していない新規な処理液を供給す
    るものであり、前記第一処理工程の最下方の搬送ローラ
    の下方に処理に使用した処理液を排出する排出手段を有
    するものであり、前記第二処理工程が、搬送ローラを複
    数上下方向に併設し、前記複数の搬送ローラの中で最上
    方の搬送ローラより上方のハロゲン化銀写真感光材料及
    び前記最上方の搬送ローラの少なくとも1方に処理液を
    供給する処理液供給手段と、前記処理液供給手段により
    供給された処理液が自然落下で前記複数の搬送ローラの
    上方の搬送ローラから下方の搬送ローラに順次処理液を
    流す流路を形成するガイドと、前記処理工程の最下方の
    搬送ローラの下方に設けられた当該処理工程の処理液を
    貯留する処理液貯留部と、前記処理液貯留部に貯留され
    ている処理液を前記処理液供給手段に供給する処理液循
    環手段と、を有する落流式処理工程であることを特徴と
    するハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機。
  14. 【請求項14】 前記第一処理工程と前記第二処理工程
    とを有する前記上下方向の搬送路が、上方から下方への
    下りの搬送路であることを特徴とする請求項13に記載
    のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機。
  15. 【請求項15】 前記第一処理工程が漂白処理工程であ
    り、前記第二処理工程が定着処理工程であることを特徴
    とする請求項14に記載のハロゲン化銀写真感光材料用
    自動現像機。
  16. 【請求項16】 前記複数の処理工程が設けられた下り
    の搬送路に設けられた複数の種類の処理工程として、前
    記漂白処理工程の上方に、発色現像処理されたハロゲン
    化銀写真感光材料を洗浄する洗浄処理工程が設けられた
    ことを特徴とする請求項11又は請求項15に記載のハ
    ロゲン化銀写真感光材料用自動現像機。
  17. 【請求項17】 前記複数の処理工程が設けられた下り
    の搬送路に設けた複数の種類の処理工程として、前記漂
    白処理工程の下方で前記定着処理工程の上方に、漂白処
    理されたハロゲン化銀写真感光材料を洗浄する漂白洗浄
    処理工程を設けられたことを特徴とする請求項11、請
    求項15及び請求項16のいずれか1項に記載のハロゲ
    ン化銀写真感光材料用自動現像機。
  18. 【請求項18】 前記第一処理工程が発色現像処理工程
    であり、前記第二処理工程が漂白処理工程であることを
    特徴とする請求項13又は請求項14に記載のハロゲン
    化銀写真感光材料用自動現像機。
  19. 【請求項19】 前記下りの搬送路に続いて湾曲搬送路
    と、前記湾曲搬送路に続いて上りの搬送路と、を有し、
    前記下りの搬送路と前記上りの搬送路は、同一処理槽内
    に設けられ、前記上りの搬送路にはハロゲン化銀写真感
    光材料を水洗処理する水洗処理工程及びハロゲン化銀写
    真感光材料を安定化処理する安定化処理工程の少なくと
    も1方を設けたことを特徴とする請求項11〜請求項1
    9のいずれか1項に記載のハロゲン化銀写真感光材料用
    自動現像機。
  20. 【請求項20】 前記搬送経路の1つの上りの搬送路に
    設けた水洗処理工程又は安定化処理工程が、搬送ローラ
    を有し処理液を一旦溜める液溜部を複数上下方向に併設
    され、前記複数の液溜部の最上方の液溜部より上方のハ
    ロゲン化銀写真感光材料及び前記最上方の液溜部の少な
    くとも1方に処理液を供給する処理液供給手段と、を有
    し、前記処理液供給手段により供給された処理液が自然
    落下で前記複数の液溜部の上方の液溜部から下方の液溜
    部に順次落下する構造であり、ハロゲン化銀写真感光材
    料に、前記下方の液溜部が処理液を供給した後、前記上
    方の液溜部が処理液を供給するものであることを特徴と
    する請求項19に記載のハロゲン化銀写真感光材料用自
    動現像機。
  21. 【請求項21】 前記定着処理工程、前記漂白定着処理
    工程又は前記漂白処理工程で使用された処理液と、前記
    水洗処理工程又は前記安定化処理工程で使用された水洗
    水又は安定化液とを、混合した混合液に、前記湾曲搬送
    路の少なくとも一部が浸漬される構造であることを特徴
    とする請求項19又は請求項20に記載のハロゲン化銀
    写真感光材料用自動現像機。
  22. 【請求項22】 前記下りの搬送路、前記湾曲搬送路及
    び前記上りの搬送路が、同一処理槽内に設けられ、前記
    処理槽が疑似密閉構造であることを特徴とする請求項1
    9〜請求項21のいずれか1項に記載のハロゲン化銀写
    真感光材料用自動現像機。
  23. 【請求項23】 ハロゲン化銀写真感光材料を搬送する
    ための複数の搬送ローラを有し、前記搬送ローラにより
    ハロゲン化銀写真感光材料を搬送しながら、複数の種類
    の処理工程で異なる種類の処理液を前記ハロゲン化銀写
    真感光材料に供給して、処理するハロゲン化銀写真感光
    材料用自動現像機において、漂白処理工程又は漂白定着
    処理工程と、前記複数の種類の処理工程の内の他の少な
    くとも1つの処理工程とが、疑似密閉構造である同一処
    理槽内に設けられ、各々、当該処理工程の処理液を上方
    から下方に自然落下させながら処理するものであること
    を特徴とするハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機。
  24. 【請求項24】 ハロゲン化銀写真感光材料を搬送する
    ための複数の搬送ローラを有し、前記搬送ローラにより
    搬送されるハロゲン化銀写真感光材料の搬送経路が、少
    なくとも下方から上方への上りの搬送路を有し、ハロゲ
    ン化銀写真感光材料を、前記搬送ローラが搬送しなが
    ら、複数の種類の処理工程で異なる種類の処理液を前記
    ハロゲン化銀写真感光材料に供給して、処理するハロゲ
    ン化銀写真感光材料用自動現像機において、複数の種類
    の処理工程を併設された上りの搬送路を有することを特
    徴とするハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機。
  25. 【請求項25】 前記複数の種類の処理工程を併設され
    た上りの搬送路に併設された複数の種類の処理工程の少
    なくとも1つの処理工程が、搬送ローラを有し処理液を
    一旦溜める液溜部を複数上下方向に併設され、前記複数
    の液溜部の最上方の液溜部より上方のハロゲン化銀写真
    感光材料及び前記最上方の液溜部の少なくとも1方に処
    理液を供給する処理液供給手段を有し、前記処理液供給
    手段により供給された処理液が自然落下で上方の液溜部
    から下方の液溜部に落下する構造であり、ハロゲン化銀
    写真感光材料に、前記下方の液溜部が処理液を供給した
    後、前記上方の液溜部が処理液を供給するものであるこ
    とを特徴とする請求項24に記載のハロゲン化銀写真感
    光材料用自動現像機。
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