JPH09304833A - 投写型プロジェクタ - Google Patents

投写型プロジェクタ

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JPH09304833A
JPH09304833A JP8118925A JP11892596A JPH09304833A JP H09304833 A JPH09304833 A JP H09304833A JP 8118925 A JP8118925 A JP 8118925A JP 11892596 A JP11892596 A JP 11892596A JP H09304833 A JPH09304833 A JP H09304833A
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JP
Japan
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projection
housing
optical system
spatial light
light modulator
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JP8118925A
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English (en)
Inventor
Takayuki Uchiyama
貴之 内山
Hirofumi Arima
洋文 有馬
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設置時に画像の水平方向の傾き調整を不要に
する。 【解決手段】 空間光変調素子6を保持部材25によっ
て投写光学系7の光軸20回りに回動自在に保持する。
筐体1が傾いて設置されている場合、重り26は空間光
変調素子6を筐体1の傾き方向とは反対側に回動させて
水平な姿勢に補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像をスクリーン
上に拡大投写して表示する投写型プロジェクタに関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の投写型プロジェクタとしては、
フィルムの画像を投写する一般のプロジェクタや、液晶
パネルを空間光変調素子として用いこの液晶パネルによ
って形成された映像光を投写する液晶プロジェクタ(特
開平3−261933号公報、特開平5−207405
号公報)等が知られている。このため、一般のプロジェ
クタにおいては、光源、フィルムが装着されるマウン
ト、投写光学系等を備え、液晶プロジェクタは、光源、
液晶パネル、投写光学系等を備えている。
【0003】図12はこのような液晶プロジェクタの従
来例を示す透視図である。この液晶プロジェクタは、筐
体1内に光源2、リレー光学系3、偏光ビームスプリッ
ター4、クロスダイクロイックミラー5、反射型の空間
光変調素子6B,6G,6R、投写光学系7、電源8、
電気回路9等を収納している。光源2から放射される光
は円偏光の性質を有する自然光であり、リレー光学系3
を透過した後、偏光ビームスプリッター4に入射する。
偏光ビームスプリッター4は、光源2からの光を誘電体
多層膜4aによって反射直線偏光(S偏光)と、透過直
線偏光(P偏光)に分離する。S偏光はさらにクロスダ
イクロイックミラー5により赤(R)、緑(G)、青
(B)の三原色に分離され各空間光変調素子6B,6
G,6Rに入射する。各空間光変調素子6B,6G,6
Rに投写すべき画像の構成画素に応じて電圧を選択的に
供給しておくと、S偏光は画像に応じて部分的に偏光方
向が回転して映像光となり、クロスダイクロイックミラ
ー5に再入射して合成されることにより合成映像光とな
り偏光ビームスプリッター4に再入射する。この場合、
空間光変調素子6B,6G,6Rに入射したS偏光は、
映像信号によって変調されることによりS+P偏光とな
る。したがって、偏光ビームスプリッター4に再入射し
た合成映像光のうちのP偏光のみが偏光ビームスプリッ
ター4を透過し、投写光学系7を経てスクリーン11に
投写され、カラー投写像12を形成する。
【0004】液晶プロジェクタを使用するときは、液晶
プロジェクタを机や専用台上に設置し、筐体1の下面前
端部または専用台側に設けた2つの高さ調整機構13,
13によって筐体1の高さを調整し、投写角度(投写像
位置)とカラー投写像12の傾き(水平に対する)を調
整する。なお、このよう調整はフィルムの画像を投写す
る一般のプロジェクタも全く同様である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
液晶プロジェクタにおいては、投写角度(投写像位置)
およびカラー投写像12の傾きを調整する場合、2つの
高さ調整機構13,13によって筐体1の高さを調整し
ていた。しかしながら、高さ調整機構13は、一つずつ
しか調整できないために図13に示すように一方の高さ
調整機構13を調整すると筐体1が傾いてスクリーン1
1上の映像12が傾くため、映像12が水平になるよう
にもう一方の高さ調整機構13を調整する必要がある。
そのため、調整に時間がかかるという問題があった。
【0006】本発明は上記した従来の問題点を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、自動
平衡機能をもたせることにより画像の傾きを自動的に補
正することができるようにした投写型プロジェクタを提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、光源と空間光変調素子および投写光学系等
を備えた投写型プロジェクタにおいて、前記空間光変調
素子を保持部材によって前記投写光学系の光軸回りに回
動自在に保持させ、前記空間光変調素子に重力部材によ
って自動平衡機能をもたせることにより空間光変調素子
の水平方向の傾きを補正することを特徴とする。また、
本発明は、筐体内に光源と空間光変調素子および投写光
学系等を収納した投写型プロジェクタにおいて、前記空
間光変調素子の中心と前記投写光学系の光軸を一致さ
せ、前記筐体を保持部材によって前記光軸回りに回動自
在に保持させ、前記筐体に重力部材によって自動平衡機
能をもたせることにより筐体の水平方向の傾きを補正す
ることを特徴とする。また、本発明は、光源と空間光変
調素子および投写光学系等からなる光学ユニットを筐体
に配設した投写型プロジェクタにおいて、前記空間光変
調素子の中心と前記投写光学系の光軸を一致させ、前記
光学ユニットを前記筐体によって前記光軸回りに回動自
在に保持させ、前記光学ユニットに重力部材によって自
動平衡機能をもたせることにより光学ユニットの水平方
向の傾きを補正することを特徴とする。また、本発明
は、筐体内に光源と空間光変調素子および投写光学系等
を収納した投写型プロジェクタにおいて、前記空間光変
調素子の中心と前記投写光学系の光軸を一致させ、前記
筐体を保持部材によって前記光軸と平行な軸線回りに回
動自在に保持させ、前記筐体に重力部材によって自動平
衡機能をもたせることにより筐体の水平方向の傾きを補
正することを特徴とする。
【0008】また、本発明は、光源とフィルムが装着さ
れるマウントおよび投写光学系等を備えた投写型プロジ
ェクタにおいて、前記マウントを保持部材によって前記
投写光学系の光軸回りに回動自在に保持させ、前記マウ
ントに重力部材によって自動平衡機能をもたせることに
よりマウントの水平方向の傾きを補正することを特徴と
する。また、本発明は、自動平衡機能を果たす部材が重
りであることを特徴とする。さらに、本発明は、光源が
自動平衡機能を果たすことを特徴とする。
【0009】本発明において、空間光変調素子、光学ユ
ニット、筐体またはマウントは、自動平衡機能を有して
いるので自動的に水平方向の傾きを補正し、水平な姿勢
を保持する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態に基づいて詳細に説明する。図1は本発明を液晶プ
ロジェクタに適用した基本的な構成を示す透視図であ
る。なお、従来技術の欄で説明した構成部材等について
は同一符号をもって示し、その説明を適宜省略する。同
図において、光源2と空間光変調素子6は、その中心が
投写光学系7の光軸20と一致するように同一直線上に
配置されている。また、空間光変調素子6は、前記光軸
20回りに回動自在に設けられ自動平衡機能を有するこ
とにより、水平方向の傾きを自動的に補正し、水平な姿
勢を保持する。
【0011】ここで、自動平行機能とは、光源2、空間
光変調素子6等を収納する筐体1が図13(b)に示す
ように傾いても前記光軸20回りに筐体1の傾き方向と
は反対側に筐体の傾き角度と同一角度だけ回動して傾き
を修正もしくは補正し、スクリーン11に投写される映
像12を水平にすることをいう。自動平衡機能をもたせ
るためには、空間光変調素子6の重心Gの位置を素子6
自体の中心を通る垂直線上とし、前記投写光学系7の光
軸20を含む垂直面22内でかつ前記重心Gの位置より
下方に重力部材を設ければよい。重力部材としては、比
重の重い金属、例えば鉛を用いたり、あるいは光学系の
配置構成によっては光源2自体を重力部材として用いる
ことができる。なお、21は重心Gのベクトル方向を示
す。
【0012】このような構造からなる液晶プロジェクタ
においては、光源2、空間光変調素子6および投写光学
系7を収納する図示しない筐体が左または右に傾いて設
置されたとしても、空間光変調素子6は素子自体のもつ
自動平衡機能によって筐体の傾き側とは反対側に回動し
て水平方向の傾きを自動的に補正し、カラー投写像12
をスクリーン11上に水平に投写させる。したがって、
画像の傾き調整が不要で、投写角度だけ調整すればよ
く、調整作業が容易である。また、空間光変調素子6の
中心は投写光学系7の光軸20上に位置して回動中心を
形成しているので、空間光変調素子6が平衡状態を保つ
ために筐体の傾き側とは反対側に回動しても、カラー投
写像12には何等影響を及ぼすことがなく、良好な映像
を形成する。
【0013】図2は本発明の第1の実施の形態を示す透
視図である。同図において、筐体1は下面前端部に設け
られた2つの高さ調整機構13,13を備え、内部に光
源2、空間光変調素子6および投写光学系7等を収納し
ている。空間光変調素子6は、保持部材25によって投
写光学系7の光軸20回りに回動自在に保持され、下端
側の幅方向中央に重力部材としての重り26が取付けら
れることにより自動平衡機能を有している。
【0014】このような構造からなる液晶プロジェクタ
を設置台や机の上に設置するには、筐体1をスクリーン
11に対して正対するように配置し投写角度を調整す
る。このとき、上記した従来の液晶プロジェクタにおい
ては、空間光変調素子6が筐体内に固定されて配置され
ているので、2つの高さ調整機構13,13によって投
写像位置の調整とカラー投写像12の傾き調整を行う必
要があったが、本発明においてはその必要がなく、高さ
調整機構13,13によって投写角度のみを調整するだ
けでよい。すなわち、筐体1が傾いていても空間光変調
素子6自体は自動平衡機能によって回動し水平方向の傾
きを補正するので、カラー投写像をスクリーン11に水
平に投写させることができる。したがって、画像の傾き
調整が不要である。また、液晶プロジェクタが設置され
る設置台や机の上面が傾いている場合も、同様の調整の
みでよい。
【0015】図3は本発明の第2の実施の形態を示す透
視図である。この実施の形態においては、光源2、リレ
ー光学系3、空間光変調素子6およびミラー27等をケ
ース30内に収納して光学ユニット31とし、この光学
ユニット31を保持部材25によって投写光学系7の光
軸20回りに回動自在に保持している。投写光学系7と
光学ユニット31は図示しない筐体内に収納される。空
間光変調素子6の中心は、前記光軸20と一致するよう
にケース30内に配設される。ケース30は、T字状に
形成されることにより水平筒部30Aと垂直筒部30B
とを一体に有し、水平筒部30A内に空間光変調素子6
とミラー27を収納し、垂直筒部30B内に光源2とリ
レー光学系3を収納している。このため、光源2と投写
光学系7の光軸は互いに直交している。
【0016】前記保持部材25は平面視コ字状に形成さ
れ、両側板に設けた軸孔によって前記水平筒部30Aの
両端部を回動自在に軸支し、水平筒部30Aの軸線を前
記光軸20と一致させている。光源2とリレー光学系3
は、垂直筒部30B内に収納されることにより重力部材
を構成し光学ユニット31に自動平衡機能を付与してい
る。したがって、光学ユニット31は、前記光軸20を
中心として回動し姿勢を補正することにより垂直筒部3
0Bを前記光軸20を含む垂直面22内に位置させ、カ
ラー投写像12をスクリーン11に水平に投写させる。
【0017】このような構造においては、光源2とリレ
ー光学系3が重力部材を構成し光学ユニット31に自動
平衡機能を付与しているので、別部材からなる重りを設
ける必要がない。
【0018】図4は本発明の第3の実施の形態を示す透
視図である。この実施の形態においては、ケース30を
水平筒部30Aと垂直筒部30Bとで逆L字状に形成
し、水平筒部30A内に偏光ビームスプリッター4、空
間光変調素子6および投写光学系7を互いに中心が一致
するように同一直線上に配設し、垂直筒部30B内に光
源2とリレー光学系3を収納して光学ユニット31とし
ている。その他の構成は上記した第2の実施の形態と同
様である。
【0019】このような構造においても、光源2とリレ
ー光学系3が重力部材を構成し光学ユニット31に自動
平衡機能を付与しているので、別部材からなる重りを設
ける必要がなく、スクリーン11に投写されるカラー投
写像12の水平方向の傾きを補正することができる。
【0020】図5は本発明の第4の実施の形態を示す透
視図である。この実施の形態においては、筐体1の下面
前端側に2つの高さ調整機構13,13を設け、内部に
投写光学系7、電源8、電気回路9および光学ユニット
31を収納している。光学ユニット31は、第3図に示
した光学ユニット31と同一のもので、保持部材25に
よって投写光学系7の光軸20回りに回動自在に保持さ
れ、光源2とリレー光学系3が重力部材を構成し光学ユ
ニット31に自動平衡機能を付与している。
【0021】このような構造からなる液晶プロジェクタ
においても、図3に示した実施の形態と同様に筐体1を
スクリーン11に対して正対するように配置し、高さ調
整機構13,13によって投写角度を調整するだけでよ
く、カラー投写像12の水平方向の傾きを光学ユニット
31自体が有している自動平衡機能によって補正するこ
とができる。また、筐体1が設置される設置台や机が傾
いている場合も、同様にカラー投写像12の傾きを補正
し水平に投写することができる。
【0022】図6は本発明の第5の実施の形態を示す透
視図である。この実施の形態においては、光学ユニット
31の上端側前後端部に設けた軸部を筐体1に設けた軸
受孔によって投写光学系7の光軸20回りに回動自在に
保持し、筐体1自体を光学ユニット31の保持部材とし
ている。光学ユニット31は、上記した図3〜図5に示
した実施の形態と同様に、光源2とリレー光学系3を重
力部材としてケース30の内部下方に配置することによ
り自動平衡機能を有している。したがって、筐体1が傾
いていてもカラー投写像12をスクリーン11上に水平
に投写することができる。
【0023】図7は本発明の第6の実施の形態を示す透
視図である。この実施の形態においては、筐体1内に図
12に示した従来装置と同様に、光源2、リレー光学系
3、偏光ビームスプリッター4、クロスダイクロイック
ミラー5、空間光変調素子6B,6G,6R、投写光学
系7、電源8および電気回路9等を収納している。筐体
1は、図6に示したケース30と同様に箱型に形成さ
れ、上端側前後端部に設けた軸部が保持部材25の軸孔
によって投写光学系7の光軸20回りに回動自在に保持
されている。光源2、リレー光学系3、電源8および電
気回路9は、筐体1の内部下方に配置されることによ
り、重力部材を構成し筐体1に自動平衡機能を付与して
いる。このような液晶プロジェクタは、保持部材25が
壁面等に取付けられることにより、吊り下げ型のプロジ
ェクタを構成する。
【0024】このような構造においても、カラー投写像
12をスクリーン11上に水平に投写することができ
る。
【0025】図8は本発明の第7の実施の形態を示す透
視図である。この実施の形態は、上記した第6の実施の
形態と同様に壁面に取付けられる吊り下げ型の液晶プロ
ジェクタに適用した例を示す。光源2、空間光変調素子
6、投写光学系7、電源8および電気回路9等を収納す
る筐体1は、保持部材25により投写光学系7の軸線2
0と平行な軸線33回りに回動自在に保持されている。
光源2、空間光変調素子6および投写光学系7は、筐体
1の内部下方に一直線上に配置されることにより重力部
材を構成し光学ユニット31に自動平衡機能を付与して
いる。保持部材25は、背面側に設けた水平な支持軸3
5を有し、この支持軸35は壁面に設けた吸盤36によ
って回動自在に保持されている。したがって、この支持
軸35を矢印方向に回動させると、投写光学系7の光軸
20が水平面に対して傾斜し、投写角度を調整すること
ができる。
【0026】このような構造からなる吊り下げ式の液晶
プロジェクタにおいても、図5、図6に示した実施の形
態と同様に筐体1をスクリーン11に対して正対するよ
うに配置し、支持軸35を回動させて投写角度を調整す
るだけでよく、カラー投写像12の水平方向の傾きを筐
体1自体が有している自動平衡機能によって補正するこ
とができる。この場合、筐体1は自動平衡機能によって
水平方向の傾きを補正すると、前記光軸20は筐体1の
回動軸線33を含む垂直面22内に位置する。なお、プ
ロジェクタの設置位置については壁面に限らず平滑な面
であれば何処でもよく、柱、天井、窓ガラス等であって
もよい。
【0027】図9は本発明の第8の実施の形態を示す透
視図である。この実施の形態においては、図8に示した
支持軸35の代わりに保持部材25を伸縮自在な支持機
構40によって保持している。支持機構40は、ピン4
2によって折畳み自在に連結された3本のアーム41
a,41b,41cを備え、プロジェクタ側のアーム4
1aが保持部材25の背面に設けた関節継手43に連結
され、壁面側のアーム41cが壁面に取付けた関節継手
44に連結されている。関節継手43,44は、アーム
41a,41cを矢印方向に回動自在に保持し、これに
よって保持部材25が傾き投写角度を調整する。また、
壁面側の関節継手44は取付部材46を介して壁面に取
付けられ、この取付部材46には図示しない電源供給用
プラグが設けられている。可搬型のプロジェクタとして
使用する場合は、別途バッテリを準備し、このバッテリ
に同様な電源供給用プラグを取付けることで使用が可能
となる。また、机上等に設置して使用する場合には、電
源供給用プラグ機能を備えたアダプタを準備することで
使用可能となる。その他の構成は図8に示した実施の形
態と同一である。
【0028】このような構造においても支持機構40に
よって投写角度を調整するだけでよく、カラー投写像1
2の水平方向の傾きを筐体1自体が有している自動平衡
機能によって補正することができる。また、不使用時に
おいては、支持機構40を折り畳むことにより液晶プロ
ジェクタを壁面に沿って収納することができる。
【0029】図10は本発明の第9の実施の形態を示す
透視図である。この実施の形態においては、保持部材2
5の支持機構として可撓性を有する支持アーム50を用
いている。支持アーム50の一端は保持部材25の背面
に関節継手43を介して連結され、他端は万力51に関
節継手44を介して連結されている。その他の構成は図
8および図9に示した実施の形態と同一である。
【0030】このような構造においても、万力51によ
って机、設置台、柱、樹木等の様々な場所に設置するこ
とができる。また、可撓性を有する支持アーム50は、
屈曲されることにより投写角度を調整する。
【0031】図11は本発明の第10の実施の形態を示
す透視図である。この実施の形態においては、保持部材
25の支持機構として不精やっとこと呼ばれる伸縮機構
60を用いている。関節継手43は、保持部材25を垂
直面内において回動自在に保持し、これにより投写角度
の調整を可能にしている。伸縮機構60は、手動操作さ
れるものに限らず駆動モータによって自動的に伸縮され
るものであってもよい。その他の構成は図8、図9およ
び図10に示した実施の形態と同一である。
【0032】このような構造においては、伸縮機構60
を伸縮させることにより液晶プロジェクタを壁面から遠
くへ離すことができるので、スクリーン11の設置場所
の自由度を高めることができる。
【0033】なお、上記した実施の形態においては、い
ずれも液晶プロジェクタに適用した例を示したが、本発
明はこれに特定されるものではなく、フィルムの画像を
投写する一般のプロジェクタにも適用することができ
る。その場合は、フィルムが装着されるマウントを保持
部材によって投写光学系の光軸回りに回動自在に保持
し、このマウントに重り等の重力部材によって自動平行
機能を付与すればよい。なお、設計に際してはあまり回
動が滑らか過ぎると設置時の振動が長く続いて画像が見
難くなるため、ある程度の摩擦抵抗を付与することが望
ましい。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る投写型
プロジェクタは、光源と空間光変調素子および投写光学
系等を備えた投写型プロジェクタにおいて、前記空間光
変調素子を保持部材によって前記投写光学系の光軸回り
に回動自在に保持させ、前記空間光変調素子に重力部材
によって自動平衡機能をもたせることにより空間光変調
素子の水平方向の傾きを補正するようにしたので、プロ
ジェクタ自体が傾いて設置されても、空間光変調素子は
姿勢を自動的に補正し、水平な状態を保持し、画像をス
クリーンに水平に投写する。したがって、投写角度を調
整だけでよく、設置時の調整作業が容易である。また、
自動平衡機能は重りや光源を用いればよいので、構造が
簡単で傾きをセンサで検出しアクチュエータで傾きを補
正したりする必要がなく、安価に提供することができ
る。
【0035】また、光学ユニットもしくは筐体に重力部
材を設けて自動平衡機能をもたせたものにおいても同様
に投写角度を調整するだけでよく、調整作業が容易で迅
速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る投写型プロジェクタの基本的な
構成を示す透視図である。
【図2】 本発明の第1の実施の形態を示す透視図であ
る。
【図3】 本発明の第2の実施の形態を示す透視図であ
る。
【図4】 本発明の第3の実施の形態を示す斜視図であ
る。
【図5】 本発明の第4の実施の形態を示す斜視図であ
る。
【図6】 本発明の第5の実施の形態を示す透視図であ
る。
【図7】 本発明の第6の実施の形態を示す透視図であ
る。
【図8】 本発明の第7の実施の形態を示す透視図であ
る。
【図9】 本発明の第8の実施の形態を示す斜視図であ
る。
【図10】 本発明の第9の実施の形態を示す斜視図で
ある。
【図11】 本発明の第10の実施の形態を示す透視図
である。
【図12】 投写型プロジェクタの従来例を示す透視図
である。
【図13】 (a)、(b)は投写型プロジェクタと画
像の傾きを示す図である。
【符号の説明】
1…筐体、2…光源、3…リレー光学系、4…偏光ビー
ムスプリッター、5…クロスダイクロイックミラー、
6,6B,6G,6R…空間光変調素子、7…投写光学
系、8…電源、9…電気回路、11…スクリーン、12
…カラー投写像、13…高さ調整機構、20…投写光学
系の光軸、25…保持部材、30…ケース、31…光学
ユニット。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と空間光変調素子および投写光学系
    等を備えた投写型プロジェクタにおいて、 前記空間光変調素子を保持部材によって前記投写光学系
    の光軸回りに回動自在に保持させ、前記空間光変調素子
    に重力部材によって自動平衡機能をもたせることにより
    空間光変調素子の水平方向の傾きを補正することを特徴
    とする投写型プロジェクタ。
  2. 【請求項2】 筐体内に光源と空間光変調素子および投
    写光学系等を収納した投写型プロジェクタにおいて、 前記空間光変調素子の中心と前記投写光学系の光軸を一
    致させ、前記筐体を保持部材によって前記光軸回りに回
    動自在に保持させ、前記筐体に重力部材によって自動平
    衡機能をもたせることにより筐体の水平方向の傾きを補
    正することを特徴とする投写型プロジェクタ。
  3. 【請求項3】 光源と空間光変調素子および投写光学系
    等からなる光学ユニットを筐体に配設した投写型プロジ
    ェクタにおいて、 前記空間光変調素子の中心と前記投写光学系の光軸を一
    致させ、前記光学ユニットを前記筐体によって前記光軸
    回りに回動自在に保持させ、前記光学ユニットに重力部
    材によって自動平衡機能をもたせることにより光学ユニ
    ットの水平方向の傾きを補正することを特徴とする投写
    型プロジェクタ。
  4. 【請求項4】 筐体内に光源と空間光変調素子および投
    写光学系等を収納した投写型プロジェクタにおいて、 前記空間光変調素子の中心と前記投写光学系の光軸を一
    致させ、前記筐体を保持部材によって前記光軸と平行な
    軸線回りに回動自在に保持させ、前記筐体に重力部材に
    よって自動平衡機能をもたせることにより筐体の水平方
    向の傾きを補正することを特徴とする投写型プロジェク
    タ。
  5. 【請求項5】 光源とフィルムが装着されるマウントお
    よび投写光学系等を備えた投写型プロジェクタにおい
    て、 前記マウントを保持部材によって前記投写光学系の光軸
    回りに回動自在に保持させ、前記マウントに重力部材に
    よって自動平衡機能をもたせることによりマウントの水
    平方向の傾きを補正することを特徴とする投写型プロジ
    ェクタ。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のうちのいずれか1つに記
    載の投写型プロジェクタにおいて、 重力部材が重りであることを特徴とする投写型プロジェ
    クタ。
  7. 【請求項7】 請求項1〜5のうちのいずれか1つに記
    載の投写型プロジェクタにおいて、 重力部材が光源であることを特徴とする投写型プロジェ
    クタ。
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