JPH09304532A - レーザ測距装置 - Google Patents
レーザ測距装置Info
- Publication number
- JPH09304532A JPH09304532A JP8117778A JP11777896A JPH09304532A JP H09304532 A JPH09304532 A JP H09304532A JP 8117778 A JP8117778 A JP 8117778A JP 11777896 A JP11777896 A JP 11777896A JP H09304532 A JPH09304532 A JP H09304532A
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- JP
- Japan
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- laser light
- reflected
- pulsed laser
- pulse
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- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
- Measurement Of Optical Distance (AREA)
- Optical Radar Systems And Details Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、目標物までの距離を正確に測定す
る。 【構成】パルスレーザ光Paをチョッピング装置54に
よりチョッピングして目標物4に照射し、その反射パル
スレーザ光Pcのうち最短時間及び最長時間で戻ってき
た各反射パルスPe、Pfの平均化した時間差から目標
物4までの距離を求める。
る。 【構成】パルスレーザ光Paをチョッピング装置54に
よりチョッピングして目標物4に照射し、その反射パル
スレーザ光Pcのうち最短時間及び最長時間で戻ってき
た各反射パルスPe、Pfの平均化した時間差から目標
物4までの距離を求める。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パルスレーザ光を出力
してから目標物からの反射パルスレーザ光を受光するま
での時間差を計測して目標物までの距離を測定するレー
ザ測距装置に関する。
してから目標物からの反射パルスレーザ光を受光するま
での時間差を計測して目標物までの距離を測定するレー
ザ測距装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図23はレーザ測距装置の構成図であ
る。
る。
【0003】レーザ光源及び受光センサ制御装置1に
は、レーザ光源としてのYAGレーザ光源2及び受光セ
ンサ3が接続されている。
は、レーザ光源としてのYAGレーザ光源2及び受光セ
ンサ3が接続されている。
【0004】YAGレーザ光源2からジャンアントパル
スYAGレーザ光(以下、パルスレーザ光と省略する)
aが出力されると、このパルスレーザ光aは、目標物4
に到達し、反射パルスレーザ光bとして受光センサ3に
入射する。
スYAGレーザ光(以下、パルスレーザ光と省略する)
aが出力されると、このパルスレーザ光aは、目標物4
に到達し、反射パルスレーザ光bとして受光センサ3に
入射する。
【0005】このパルスレーザ光aは、図24に示すよ
うにパルス幅Tを有するものとなっている。
うにパルス幅Tを有するものとなっている。
【0006】一方、レーザ光源及び受光センサ制御装置
1は、図25に示すようにパルスレーザ光aの出力時
に、パルスレーザ光aの強度が所定の閾値に達したとき
から距離カウンタ5のカウント動作を開始する。
1は、図25に示すようにパルスレーザ光aの出力時
に、パルスレーザ光aの強度が所定の閾値に達したとき
から距離カウンタ5のカウント動作を開始する。
【0007】この後、この制御装置1は、受光センサ3
により反射パルスレーザ光bを受光すると、この反射パ
ルスレーザ光bの強度が閾値に達したときに距離カウン
タ5のカウント動作を終了する。
により反射パルスレーザ光bを受光すると、この反射パ
ルスレーザ光bの強度が閾値に達したときに距離カウン
タ5のカウント動作を終了する。
【0008】従って、この制御装置1は、距離ウンタ5
のカウント値、つまりパルスレーザ光aの出力から反射
パルスレーザ光bを受光するまでの時間差を計測し、こ
の時間差から目標物4までの距離を求める。
のカウント値、つまりパルスレーザ光aの出力から反射
パルスレーザ光bを受光するまでの時間差を計測し、こ
の時間差から目標物4までの距離を求める。
【0009】ところで、レーザ測距装置から目標物4ま
での距離が長くなると、反射パルスレーザ光bの強度
は、図26に示すように目標物4までの距離の2乗に反
比例して低下する。
での距離が長くなると、反射パルスレーザ光bの強度
は、図26に示すように目標物4までの距離の2乗に反
比例して低下する。
【0010】すなわち、反射パルスレーザ光強度Pは、 P=Po ・α/R2 …(1) に従って低下する。なお、Po はパルスレーザ光aの強
度、αは減衰係数、Rはレーザ測距装置から目標物4ま
での距離である。
度、αは減衰係数、Rはレーザ測距装置から目標物4ま
での距離である。
【0011】このように目標物4までの距離が長くなる
と反射パルスレーザ光の強度Pが低下するが、レーザ測
距装置では、その距離Rの長短に拘らず所定の閾値以上
となったタイミングで反射パルスレーザ光bの受光とし
て判定している。
と反射パルスレーザ光の強度Pが低下するが、レーザ測
距装置では、その距離Rの長短に拘らず所定の閾値以上
となったタイミングで反射パルスレーザ光bの受光とし
て判定している。
【0012】このため、反射パルスレーザ光bの受光タ
イミングは、図27に示すように反射パルスレーザ光の
強度Pが低下するに従って反射パルスレーザ光bのピー
ク値側にずれ、最大で反射パルスレーザ光のパルス半値
幅分に対応する誤差が発生する。
イミングは、図27に示すように反射パルスレーザ光の
強度Pが低下するに従って反射パルスレーザ光bのピー
ク値側にずれ、最大で反射パルスレーザ光のパルス半値
幅分に対応する誤差が発生する。
【0013】従って、測定する距離Rは、このパルス半
値幅に相当する距離ΔR、 ΔR=(1/2)・C・T …(2) だけの誤差距離が生じる。なお、Cは光速、Tはパルス
幅である。
値幅に相当する距離ΔR、 ΔR=(1/2)・C・T …(2) だけの誤差距離が生じる。なお、Cは光速、Tはパルス
幅である。
【0014】図28は別のレーザ測距装置の構成図であ
る。
る。
【0015】トランスミッタ10からパルスレーザ光i
が出力されると、このパルスレーザ光iはビームスプリ
ッタ11により2方向に分岐され、一方が測定用レーザ
光i1として目標物に向けて伝播し、他方が計測開始信
号用レーザ光i2として光検出器12に入射する。
が出力されると、このパルスレーザ光iはビームスプリ
ッタ11により2方向に分岐され、一方が測定用レーザ
光i1として目標物に向けて伝播し、他方が計測開始信
号用レーザ光i2として光検出器12に入射する。
【0016】この光検出器12は、計測開始信号用レー
ザ光i2を受光して電気信号に変換することにより、こ
の電気信号は、波形整形器13を通して計測開始信号s
aとして信号処理部14に送られる。
ザ光i2を受光して電気信号に変換することにより、こ
の電気信号は、波形整形器13を通して計測開始信号s
aとして信号処理部14に送られる。
【0017】一方、目標物からの反射パルスレーザ光i
3は、レシーバ15の望遠鏡16を通して光検出器17
に入射する。この光検出器17は、反射パルスレーザ光
i3を受光して電気信号に変換することにより、この電
気信号は、波形整形器18を通して計測終了信号sbと
して信号処理部14に送られる。
3は、レシーバ15の望遠鏡16を通して光検出器17
に入射する。この光検出器17は、反射パルスレーザ光
i3を受光して電気信号に変換することにより、この電
気信号は、波形整形器18を通して計測終了信号sbと
して信号処理部14に送られる。
【0018】なお、計測開始信号sa、計測終了信号s
bは、それぞれ計測開始信号用レーザ光i2、反射パル
スレーザ光i3の強度が閾値以上となったときに出力し
ている。
bは、それぞれ計測開始信号用レーザ光i2、反射パル
スレーザ光i3の強度が閾値以上となったときに出力し
ている。
【0019】この信号処理部14は、図29に示すよう
に計測開始信号saを受けて時間計測を開始し、計測終
了信号sbを受けて時間計測を終了し、このときの計測
時間to から目標物までの距離を求める。
に計測開始信号saを受けて時間計測を開始し、計測終
了信号sbを受けて時間計測を終了し、このときの計測
時間to から目標物までの距離を求める。
【0020】ところが、レーザ測距装置と目標物との間
には、大気、雲、霧、雨、埃等の目視できない障害物
(以下、浮遊物とも称する)が存在する場合がある。
には、大気、雲、霧、雨、埃等の目視できない障害物
(以下、浮遊物とも称する)が存在する場合がある。
【0021】このように障害物が存在すると、これら障
害物からの反射パルスレーザ光も望遠鏡16を通して光
検出器17に入射し、これが誤った計測終了信号sgと
して本来の計測終了信号sbの前に発生ししまう。
害物からの反射パルスレーザ光も望遠鏡16を通して光
検出器17に入射し、これが誤った計測終了信号sgと
して本来の計測終了信号sbの前に発生ししまう。
【0022】このため、この誤った計測終了信号sgに
より計測時間t1が計測され、この誤計測時間t1から
誤った目標物までの距離が求められてしまう。
より計測時間t1が計測され、この誤計測時間t1から
誤った目標物までの距離が求められてしまう。
【0023】又、上記レーザ測距装置では、計測開始信
号sa及び計測終了信号sbを得るために別々の各光検
出器12、17を備えている。
号sa及び計測終了信号sbを得るために別々の各光検
出器12、17を備えている。
【0024】このため、レーザ測距装置の部品点数が多
くなり、かつそれぞれ独立して調整しなければならな
い。
くなり、かつそれぞれ独立して調整しなければならな
い。
【0025】さらに、2つの光検出器12、17は、温
度特性等が全く同一となることがないため、使用温度
(周囲温度)が変化した場合、計測開始信号saと計測
終了信号sbとの間のタイミングが各光検出器12、1
7の温度特性の変化に伴ってずれてしまい、これら信号
sa、sbの時間間隔の測定に誤差が生じる。
度特性等が全く同一となることがないため、使用温度
(周囲温度)が変化した場合、計測開始信号saと計測
終了信号sbとの間のタイミングが各光検出器12、1
7の温度特性の変化に伴ってずれてしまい、これら信号
sa、sbの時間間隔の測定に誤差が生じる。
【0026】この結果として、広い温度特性に亘って測
距精度を一定に保つことができない。
距精度を一定に保つことができない。
【0027】又、図30に示すように各浮遊物A、Bが
存在する他の例について説明する。
存在する他の例について説明する。
【0028】レーザ測距装置のレーザ送信部20から出
力されたパルスレーザ光は、各浮遊物A、Bを通過して
目標物4に到達し、この目標物4で反射して反射パルス
レーザ光として再び浮遊物Aを通過してレーザ受信部2
1に受信される。
力されたパルスレーザ光は、各浮遊物A、Bを通過して
目標物4に到達し、この目標物4で反射して反射パルス
レーザ光として再び浮遊物Aを通過してレーザ受信部2
1に受信される。
【0029】このように各浮遊物A、Bが存在する場
合、上記同様に各浮遊物A、Bからの反射パルスレーザ
光がレーザ受信部21に受信され、これらレーザ光によ
る誤った計測終了信号が発生する。
合、上記同様に各浮遊物A、Bからの反射パルスレーザ
光がレーザ受信部21に受信され、これらレーザ光によ
る誤った計測終了信号が発生する。
【0030】これら誤った計測終了信号の発生を防止す
るためには、図31に示すようにレーザ受信部21で得
られる受信信号を距離Rの二乗により補正を加え、この
補正後の信号に対してスレショルドレベルと比較して計
測終了信号を得る手法が取られている。
るためには、図31に示すようにレーザ受信部21で得
られる受信信号を距離Rの二乗により補正を加え、この
補正後の信号に対してスレショルドレベルと比較して計
測終了信号を得る手法が取られている。
【0031】しかしながら、各浮遊物A、Bのサイズや
濃度によっては、反射パルスレーザ光の強度が高くな
り、目標物4からの本来の反射パルスレーザ光と区別が
できなくなることがある。
濃度によっては、反射パルスレーザ光の強度が高くな
り、目標物4からの本来の反射パルスレーザ光と区別が
できなくなることがある。
【0032】このため、例えば浮遊物Aからの反射パル
スレーザ光により誤った計測終了信号が発生し、誤った
目標物までの距離が求められてしまう。
スレーザ光により誤った計測終了信号が発生し、誤った
目標物までの距離が求められてしまう。
【0033】一方、目標物が移動する場合、この目標物
にパルスレーザ光を追従させて照射させている。
にパルスレーザ光を追従させて照射させている。
【0034】このようなパルスレーザ光の追従機構は、
例えば図32に示すようにミラー22を矢印(イ)方向
に回動させることにより、入射パルスレーザ光を偏向角
度θの範囲で出射させてパルスレーザ光を目標物に追従
させている。
例えば図32に示すようにミラー22を矢印(イ)方向
に回動させることにより、入射パルスレーザ光を偏向角
度θの範囲で出射させてパルスレーザ光を目標物に追従
させている。
【0035】又、図33に示す追従機構は、ポリゴンミ
ラー23を回転させることにより、入射パルスレーザ光
を偏向角度θの範囲で出射させてパルスレーザ光を目標
物に追従させている。
ラー23を回転させることにより、入射パルスレーザ光
を偏向角度θの範囲で出射させてパルスレーザ光を目標
物に追従させている。
【0036】図34に示す追従機構は、光学ウエッジ板
24を回転させることにより、入射パルスレーザ光を偏
向角度θの範囲で出射させてパルスレーザ光を目標物に
追従させている。
24を回転させることにより、入射パルスレーザ光を偏
向角度θの範囲で出射させてパルスレーザ光を目標物に
追従させている。
【0037】このようにパルスレーザ光の追従機構は、
いずれも機械的な運動を伴う機構が組み込まれたものと
なっている。
いずれも機械的な運動を伴う機構が組み込まれたものと
なっている。
【0038】レーザ測距装置としては、小型・軽量であ
ること、保守管理が容易である事は当然の事として、任
意の野外環境で使用されることから耐振動性、耐衝動
性、耐温度性が要求される。
ること、保守管理が容易である事は当然の事として、任
意の野外環境で使用されることから耐振動性、耐衝動
性、耐温度性が要求される。
【0039】これまでのレーザ測距装置は、これらの要
求に対して熱膨脹率が小さく、熱伝導性の小さい材料で
形成された部品を使用することで、できるだけ熱変形及
び機械的振動を抑止して対応している。
求に対して熱膨脹率が小さく、熱伝導性の小さい材料で
形成された部品を使用することで、できるだけ熱変形及
び機械的振動を抑止して対応している。
【0040】しかしながら、パルスレーザ光を移動する
目標物に対して追従させるために機械的な運動を伴う機
構であるため、微妙な熱変形、機械的振動及び運動時に
発生する応力の影響により少なからず追従誤差が発生し
てしまう。
目標物に対して追従させるために機械的な運動を伴う機
構であるため、微妙な熱変形、機械的振動及び運動時に
発生する応力の影響により少なからず追従誤差が発生し
てしまう。
【0041】さらに、レーザ測距装置は、パルスレーザ
光を出力するレーザ発振器と受光部とが独立して備えら
れている。図35はかかるレーザ測距装置の構成図であ
る。
光を出力するレーザ発振器と受光部とが独立して備えら
れている。図35はかかるレーザ測距装置の構成図であ
る。
【0042】レーザ発振器30から出力されたパルスレ
ーザ光は、導光用ミラー31により導かれて受光部32
の前方に配置されたミラー33に至り、このミラー33
で反射して目標物に向かって伝播する。
ーザ光は、導光用ミラー31により導かれて受光部32
の前方に配置されたミラー33に至り、このミラー33
で反射して目標物に向かって伝播する。
【0043】又、目標物で反射した反射パルスレーザ光
は、受光部32の各レンズ系を通って受光素子34に入
射する。
は、受光部32の各レンズ系を通って受光素子34に入
射する。
【0044】このようにレーザ発振器30と受光部32
とが独立して備えられているので、レーザ測距装置を作
製する工程には、パルスレーザ光の光軸を受光軸に合わ
せる工程が必要となる。
とが独立して備えられているので、レーザ測距装置を作
製する工程には、パルスレーザ光の光軸を受光軸に合わ
せる工程が必要となる。
【0045】この光軸合わせの工程は、導光用ミラー3
1とミラー33との間に2枚の光軸調整用ウェッジ板3
5を配置し、これら光軸調整用ウェッジ板35を回転動
作させて調整を行っている。
1とミラー33との間に2枚の光軸調整用ウェッジ板3
5を配置し、これら光軸調整用ウェッジ板35を回転動
作させて調整を行っている。
【0046】このため、調整用ウェッジ板35を配置し
て回転させたりすることから、大掛かりな調整装置が必
要となる。
て回転させたりすることから、大掛かりな調整装置が必
要となる。
【0047】そのうえ、レーザ発振器30や発振器の素
子及び導光用ミラー31等が周囲温度や振動でずれた場
合、パルスレーザ光の光軸も受光軸に対してずれてしま
い、このような場合は、再度光軸調整を行わなければな
らない。
子及び導光用ミラー31等が周囲温度や振動でずれた場
合、パルスレーザ光の光軸も受光軸に対してずれてしま
い、このような場合は、再度光軸調整を行わなければな
らない。
【0048】一方、レーザ測距装置に用いられるレーザ
送信部は、レーザ発振器とパルスレーザ光をコリメート
するコリメータとが独立して備えられている。
送信部は、レーザ発振器とパルスレーザ光をコリメート
するコリメータとが独立して備えられている。
【0049】図36はかかるレーザ送信部の構成図であ
る。レーザ発振器は、レーザロッド40の両端側にそれ
ぞれ全反射ミラー41、出力ミラー42を配置し、この
うちレーザロッド40と全反射ミラー41との間にポッ
ケルスセル43、ポラライザ44を配置している。又、
コリメータは、各レンズ45、46により構成されてい
る。
る。レーザ発振器は、レーザロッド40の両端側にそれ
ぞれ全反射ミラー41、出力ミラー42を配置し、この
うちレーザロッド40と全反射ミラー41との間にポッ
ケルスセル43、ポラライザ44を配置している。又、
コリメータは、各レンズ45、46により構成されてい
る。
【0050】このような構成であれば、レーザ発振器か
ら出力されたパルスレーザ光は、コリメータによりコリ
メートされて目標物に向かって伝播する。
ら出力されたパルスレーザ光は、コリメータによりコリ
メートされて目標物に向かって伝播する。
【0051】このようにレーザ発振器とコリメータとが
独立して備えられてるレーザ測距装置の作製では、これ
らレーザ発振器とコリメータとの間の光軸を各導光ミラ
ー47、48及び光軸調整用部品を用いて光軸合わせす
る工程が必要となる。
独立して備えられてるレーザ測距装置の作製では、これ
らレーザ発振器とコリメータとの間の光軸を各導光ミラ
ー47、48及び光軸調整用部品を用いて光軸合わせす
る工程が必要となる。
【0052】このような光軸調整は、レーザ発振器とコ
リメータとの間に2枚の全反射のコリメータ導光ミラー
47、48を配置し、これら導光ミラー47、48の角
度を調整することにより行っている。
リメータとの間に2枚の全反射のコリメータ導光ミラー
47、48を配置し、これら導光ミラー47、48の角
度を調整することにより行っている。
【0053】しかしながら、このような光軸調整では、
2枚の導光ミラー47、48の角度を調整することか
ら、大掛かりな調整装置が必要となる。
2枚の導光ミラー47、48の角度を調整することか
ら、大掛かりな調整装置が必要となる。
【0054】そのうえ、レーザ発振器や導光用ミラー3
1等が周囲温度や振動でずれた場合、パルスレーザ光軸
とコリメータの光軸とがずれてしまい、再度光軸調整を
行わなければならない。
1等が周囲温度や振動でずれた場合、パルスレーザ光軸
とコリメータの光軸とがずれてしまい、再度光軸調整を
行わなければならない。
【0055】
【発明が解決しようとする課題】以上のようにレーザ測
距装置と目標物との距離が長くなると正確に目標物まで
の距離を測定することが困難となったり、又、障害物に
影響されたり、目標物が移動したり、さらに温度特性が
変化したりすることの各種要因によって正確に距離を測
定することが困難である。
距装置と目標物との距離が長くなると正確に目標物まで
の距離を測定することが困難となったり、又、障害物に
影響されたり、目標物が移動したり、さらに温度特性が
変化したりすることの各種要因によって正確に距離を測
定することが困難である。
【0056】そこで本発明は、目標物までの距離を正確
に測定できるレーザ測距装置を提供することを目的とす
る。
に測定できるレーザ測距装置を提供することを目的とす
る。
【0057】又、本発明は、パルスレーザ光のパルス幅
や目標物までの距離に関係なく正確に距離を測定できる
レーザ測距装置を提供することを目的とする。
や目標物までの距離に関係なく正確に距離を測定できる
レーザ測距装置を提供することを目的とする。
【0058】又、本発明は、障害物が存在してもこれに
影響されずに正確に距離を測定できるレーザ測距装置を
提供することを目的とする。
影響されずに正確に距離を測定できるレーザ測距装置を
提供することを目的とする。
【0059】又、本発明は、移動する目標物に対して追
従誤差を発生せずに正確に距離を測定できるレーザ測距
装置を提供することを目的とする。
従誤差を発生せずに正確に距離を測定できるレーザ測距
装置を提供することを目的とする。
【0060】又、本発明は、広い温度特性に亘って測距
精度を一定に保持して正確に距離を測定できるレーザ測
距装置を提供することを目的とする。
精度を一定に保持して正確に距離を測定できるレーザ測
距装置を提供することを目的とする。
【0061】又、本発明は、パルスレーザ光軸と受光軸
との間にずれを発生せずに正確に距離を測定できるレー
ザ測距装置を提供することを目的とする。
との間にずれを発生せずに正確に距離を測定できるレー
ザ測距装置を提供することを目的とする。
【0062】
【課題を解決するための手段】請求項1によれば、パル
スレーザ光を出力してから目標物からの反射パルスレー
ザ光を受光するまでの時間差を計測して目標物までの距
離を測定するレーザ測距装置において、パルスレーザ光
をチョッピングするチョッピング手段と、このチョッピ
ング手段によりチョッピングされて目標物から反射され
た複数の反射パルスのうち最短時間及び最長時間で戻っ
てきた各反射パルスの各時間を平均化して反射パルスレ
ーザ光を受光するまでの時間差とする計測手段と、を備
えて上記目的を達成しようとするレーザ測距装置であ
る。
スレーザ光を出力してから目標物からの反射パルスレー
ザ光を受光するまでの時間差を計測して目標物までの距
離を測定するレーザ測距装置において、パルスレーザ光
をチョッピングするチョッピング手段と、このチョッピ
ング手段によりチョッピングされて目標物から反射され
た複数の反射パルスのうち最短時間及び最長時間で戻っ
てきた各反射パルスの各時間を平均化して反射パルスレ
ーザ光を受光するまでの時間差とする計測手段と、を備
えて上記目的を達成しようとするレーザ測距装置であ
る。
【0063】請求項2によれば、チョッピング手段は、
パルスレーザ光のチョッピング周波数を可変とし、チョ
ッピングされるパルス数を規定する。
パルスレーザ光のチョッピング周波数を可変とし、チョ
ッピングされるパルス数を規定する。
【0064】請求項3によれば、パルスレーザ光を出力
してから目標物からの反射パルスレーザ光を受光するま
での時間差を計測して目標物までの距離を測定するレー
ザ測距装置において、パルスレーザ光の強度を複数の減
衰率によりそれぞれ減衰する減衰手段と、この減衰手段
により減衰された各パルスレーザ光による目標物からの
各反射パルスレーザ光の強度から反射パルスレーザ光を
受光するまでの時間差とする計測手段と、を備えて上記
目的を達成しようとするレーザ測距装置である。
してから目標物からの反射パルスレーザ光を受光するま
での時間差を計測して目標物までの距離を測定するレー
ザ測距装置において、パルスレーザ光の強度を複数の減
衰率によりそれぞれ減衰する減衰手段と、この減衰手段
により減衰された各パルスレーザ光による目標物からの
各反射パルスレーザ光の強度から反射パルスレーザ光を
受光するまでの時間差とする計測手段と、を備えて上記
目的を達成しようとするレーザ測距装置である。
【0065】請求項4によれば、計測手段は、目標物か
らの各反射パルスレーザ光の強度と所定のしきい値とを
比較してパルスレーザ光の最大パルス半値幅に基づく誤
差時間差を補正する。
らの各反射パルスレーザ光の強度と所定のしきい値とを
比較してパルスレーザ光の最大パルス半値幅に基づく誤
差時間差を補正する。
【0066】請求項5によれば、パルスレーザ光を出力
してから目標物からの反射パルスレーザ光を受光するま
での時間差を計測して目標物までの距離を測定するレー
ザ測距装置において、少なくとも2波長のパルスレーサ
光を出力するレーザ発振手段と、反射パルスレーザ光の
うち2波長に対応する各反射パルスレーザ光の各強度を
比較して目標物からの反射パルスレーザ光を判別する判
別手段と、を備えて上記目的を達成しようとするレーザ
測距装置である。
してから目標物からの反射パルスレーザ光を受光するま
での時間差を計測して目標物までの距離を測定するレー
ザ測距装置において、少なくとも2波長のパルスレーサ
光を出力するレーザ発振手段と、反射パルスレーザ光の
うち2波長に対応する各反射パルスレーザ光の各強度を
比較して目標物からの反射パルスレーザ光を判別する判
別手段と、を備えて上記目的を達成しようとするレーザ
測距装置である。
【0067】請求項6によれば、レーザ発振手段は、目
標物及び障害物に対して大きい反射率の第1の波長、及
び目標物に対して大きく障害物に対して小さい反射率の
第2の波長の各パルスレーザ光を出力する。
標物及び障害物に対して大きい反射率の第1の波長、及
び目標物に対して大きく障害物に対して小さい反射率の
第2の波長の各パルスレーザ光を出力する。
【0068】請求項7によれば、パルスレーザ光を出力
してから目標物からの反射パルスレーザ光を受光するま
での時間差を計測して目標物までの距離を測定するレー
ザ測距装置において、パルスレーザ光を目標物の近傍に
照射する照射手段と、目標物からの反射パルスレーザ光
から目標物近傍からの反射パルスレーザ光を差し引いて
目標物からの反射パルスレーザ光のみを選別するパルス
光選別手段と、を備えて上記目的を達成しようとするレ
ーザ測距装置である。
してから目標物からの反射パルスレーザ光を受光するま
での時間差を計測して目標物までの距離を測定するレー
ザ測距装置において、パルスレーザ光を目標物の近傍に
照射する照射手段と、目標物からの反射パルスレーザ光
から目標物近傍からの反射パルスレーザ光を差し引いて
目標物からの反射パルスレーザ光のみを選別するパルス
光選別手段と、を備えて上記目的を達成しようとするレ
ーザ測距装置である。
【0069】請求項8によれば、照射手段は、パルスレ
ーザ光を目標物に対して周回状に照射する。
ーザ光を目標物に対して周回状に照射する。
【0070】請求項9によれば、照射手段は、少なくと
も2つのミラーの配置角度を変更してパルスレーザ光の
照射角度を可変する。
も2つのミラーの配置角度を変更してパルスレーザ光の
照射角度を可変する。
【0071】請求項10によれば、パルスレーザ光を出
力してから目標物からの反射パルスレーザ光を受光する
までの時間差を計測して目標物までの距離を測定するレ
ーザ測長装置において、パルスレーザ光を目標物の移動
に追従させる追従手段と、を備えて上記目的を達成しよ
うとするレーザ測距装置である。
力してから目標物からの反射パルスレーザ光を受光する
までの時間差を計測して目標物までの距離を測定するレ
ーザ測長装置において、パルスレーザ光を目標物の移動
に追従させる追従手段と、を備えて上記目的を達成しよ
うとするレーザ測距装置である。
【0072】請求項11によれば、追従手段は、電圧印
加により屈折率が変化するとともにそれぞれパルスレー
ザ光の進行方向が異なる少なくと2つの電気光学素子
と、これら電気光学素子に対する印加電圧を制御する機
能を有する高圧電源とから成る。
加により屈折率が変化するとともにそれぞれパルスレー
ザ光の進行方向が異なる少なくと2つの電気光学素子
と、これら電気光学素子に対する印加電圧を制御する機
能を有する高圧電源とから成る。
【0073】請求項12によれば、パルスレーザ光を出
力してから目標物からの反射パルスレーザ光を受光する
までの時間差を計測して目標物までの距離を測定するレ
ーザ測距装置において、パルスレーザ光を測定用パルス
レーザ光と測定開始用パルスレーザ光とに分岐するビー
ムスプリッタと、目標物からの反射パルスレーザ光をビ
ームスプリッタに集光する集光ミラーと、ビームスプリ
ッタにより分岐された測定用パルスレーザ光を受光して
スタートパルスを出力し、ビームスプリッタで反射する
反射パルスレーザ光を受光してストップパルスを出力す
る受光素子と、この受光素子から出力されるスタートパ
ルス及びストップパルスから前記反射パルスレーザ光を
受光するまでの時間差を計測する計測手段と、を備えて
上記目的を達成しようとするレーザ測距装置である。
力してから目標物からの反射パルスレーザ光を受光する
までの時間差を計測して目標物までの距離を測定するレ
ーザ測距装置において、パルスレーザ光を測定用パルス
レーザ光と測定開始用パルスレーザ光とに分岐するビー
ムスプリッタと、目標物からの反射パルスレーザ光をビ
ームスプリッタに集光する集光ミラーと、ビームスプリ
ッタにより分岐された測定用パルスレーザ光を受光して
スタートパルスを出力し、ビームスプリッタで反射する
反射パルスレーザ光を受光してストップパルスを出力す
る受光素子と、この受光素子から出力されるスタートパ
ルス及びストップパルスから前記反射パルスレーザ光を
受光するまでの時間差を計測する計測手段と、を備えて
上記目的を達成しようとするレーザ測距装置である。
【0074】請求項13によれば、パルスレーザ光を出
力してから目標物からの反射パルスレーザ光を受光する
までの時間差を計測して目標物までの距離を測定するレ
ーザ測距装置において、パルスレーザ光を測定用パルス
レーザ光と測定開始用パルスレーザ光とに分岐するビー
ムスプリッタと、目標物からの反射パルスレーザ光をビ
ームスプリッタに集光する集光ミラーと、測定開始用パ
ルスレーザ光をビームスプリッタに戻す反射ミラーと、
集光ミラー中央部に配置され、ビームスプリッタで反射
する測定用パルスレーザ光を受光してスタートパルスを
出力し、ビームスプリッタで反射する反射パルスレーザ
光を受光してストップパルスを出力する受光素子と、こ
の受光素子から出力されるスタートパルス及びストップ
パルスから反射パルスレーザ光を受光するまでの時間差
を計測する計測手段と、を備えて上記目的を達成しよう
とするレーザ測距装置である。
力してから目標物からの反射パルスレーザ光を受光する
までの時間差を計測して目標物までの距離を測定するレ
ーザ測距装置において、パルスレーザ光を測定用パルス
レーザ光と測定開始用パルスレーザ光とに分岐するビー
ムスプリッタと、目標物からの反射パルスレーザ光をビ
ームスプリッタに集光する集光ミラーと、測定開始用パ
ルスレーザ光をビームスプリッタに戻す反射ミラーと、
集光ミラー中央部に配置され、ビームスプリッタで反射
する測定用パルスレーザ光を受光してスタートパルスを
出力し、ビームスプリッタで反射する反射パルスレーザ
光を受光してストップパルスを出力する受光素子と、こ
の受光素子から出力されるスタートパルス及びストップ
パルスから反射パルスレーザ光を受光するまでの時間差
を計測する計測手段と、を備えて上記目的を達成しよう
とするレーザ測距装置である。
【0075】請求項14によれば、パルスレーザ光を出
力してから目標物からの反射パルスレーザ光を受光する
までの時間差を計測して目標物までの距離を測定するレ
ーザ測距装置において、互いに垂直な各面のうち一方の
面に対して平行面を傾斜面に形成した直角プリズムと、
この直角プリズムの一方の面に折返しミラー及び出力ミ
ラーを形成し、これら折返しミラーと出力ミラーとの間
でレーザ共振を発生し、パルスレーザ光を前記出力ミラ
ーから傾斜面に形成した平行面を通して出力するレーザ
発振手段と、直角プリズムの傾斜面で反射する反射パル
スレーザ光を受光する受光部と、を備えて上記目的を達
成しようとするレーザ測距装置である。
力してから目標物からの反射パルスレーザ光を受光する
までの時間差を計測して目標物までの距離を測定するレ
ーザ測距装置において、互いに垂直な各面のうち一方の
面に対して平行面を傾斜面に形成した直角プリズムと、
この直角プリズムの一方の面に折返しミラー及び出力ミ
ラーを形成し、これら折返しミラーと出力ミラーとの間
でレーザ共振を発生し、パルスレーザ光を前記出力ミラ
ーから傾斜面に形成した平行面を通して出力するレーザ
発振手段と、直角プリズムの傾斜面で反射する反射パル
スレーザ光を受光する受光部と、を備えて上記目的を達
成しようとするレーザ測距装置である。
【0076】請求項15によれば、パルスレーザ光の出
力手段は、このパルスレーザ光を発振するレーザ発振器
を構成する出力ミラー、及びパルスレーザ光をコリメー
トするコリメータ部を構成する光学レンズを一体化して
設けた平板状の出力ミラーレンズ一体化光学素子と、出
力ミラーを通して出力されたパルスレーザ光を折り曲げ
て光学レンズに導くコーナキューブと、を有する。
力手段は、このパルスレーザ光を発振するレーザ発振器
を構成する出力ミラー、及びパルスレーザ光をコリメー
トするコリメータ部を構成する光学レンズを一体化して
設けた平板状の出力ミラーレンズ一体化光学素子と、出
力ミラーを通して出力されたパルスレーザ光を折り曲げ
て光学レンズに導くコーナキューブと、を有する。
【0077】
【作用】 請求項1によれば、パルスレーザ光をチョッ
ヒングして目標物に照射し、この目標物からの反射パル
スレーザ光を受光するときに、目標物から反射された複
数の反射パルスのうち最短時間及び最長時間で戻ってき
た各反射パルスの各時間を平均化して反射パルスレーザ
光を受光するまでの時間差とし、この時間差から目標物
までの距離を測定する。
ヒングして目標物に照射し、この目標物からの反射パル
スレーザ光を受光するときに、目標物から反射された複
数の反射パルスのうち最短時間及び最長時間で戻ってき
た各反射パルスの各時間を平均化して反射パルスレーザ
光を受光するまでの時間差とし、この時間差から目標物
までの距離を測定する。
【0078】請求項2によれば、パルスレーザ光をチョ
ッピングする場合、そのチョッピング周波数を可変と
し、チョッピングされるパルス数を規定する。
ッピングする場合、そのチョッピング周波数を可変と
し、チョッピングされるパルス数を規定する。
【0079】請求項3によれば、パルスレーザ光を複数
の減衰率によりそれぞれ減衰して目標物に照射し、この
目標物からの減衰された各パルスレーザ光による目標物
からの各反射パルスレーザ光の強度から反射パルスレー
ザ光を受光するまでの時間差とし、この時間差から目標
物までの距離を測定する。
の減衰率によりそれぞれ減衰して目標物に照射し、この
目標物からの減衰された各パルスレーザ光による目標物
からの各反射パルスレーザ光の強度から反射パルスレー
ザ光を受光するまでの時間差とし、この時間差から目標
物までの距離を測定する。
【0080】請求項4によれば、目標物からの各反射パ
ルスレーザ光の強度と所定のしきい値とを比較してパル
スレーザ光の最大パルス半値幅に基づく誤差時間差を補
正する。
ルスレーザ光の強度と所定のしきい値とを比較してパル
スレーザ光の最大パルス半値幅に基づく誤差時間差を補
正する。
【0081】請求項5によれば、少なくとも2波長のパ
ルスレーザ光を目標物に照射し、この目標物からの各波
長の反射パルスレーザ光の各強度を比較して目標物から
の反射パルスレーザ光を判別し、その反射パルスレーザ
光を受光するまでの時間差から目標物までの距離を測定
する。
ルスレーザ光を目標物に照射し、この目標物からの各波
長の反射パルスレーザ光の各強度を比較して目標物から
の反射パルスレーザ光を判別し、その反射パルスレーザ
光を受光するまでの時間差から目標物までの距離を測定
する。
【0082】請求項6によれば、少なくとも2波長のパ
ルスレーザ光は、目標物及び障害物に対して大きい反射
率の第1の波長、及び目標物に対して大きく障害物に対
して小さい反射率の第2の波長としている。
ルスレーザ光は、目標物及び障害物に対して大きい反射
率の第1の波長、及び目標物に対して大きく障害物に対
して小さい反射率の第2の波長としている。
【0083】請求項7によれば、パルスレーザ光を目標
物及びこの目標物の近傍に照射し、目標物からの反射パ
ルスレーザ光から目標物近傍からの反射パルスレーザ光
を差し引いて目標物からの反射パルスレーザ光のみを選
別し、この目標物からの反射パルスレーザ光を受光する
までの時間差から目標物までの距離を測定する。
物及びこの目標物の近傍に照射し、目標物からの反射パ
ルスレーザ光から目標物近傍からの反射パルスレーザ光
を差し引いて目標物からの反射パルスレーザ光のみを選
別し、この目標物からの反射パルスレーザ光を受光する
までの時間差から目標物までの距離を測定する。
【0084】請求項8によれば、パルスレーザ光を目標
物に対して周回状に照射する。
物に対して周回状に照射する。
【0085】請求項9によれば、少なくとも2つのミラ
ーの配置角度を変更してパルスレーザ光の照射角度を可
変し、パルスレーザ光を目標物の近傍、つまり目標物の
周回状に照射する。
ーの配置角度を変更してパルスレーザ光の照射角度を可
変し、パルスレーザ光を目標物の近傍、つまり目標物の
周回状に照射する。
【0086】請求項10によれば、移動する目標物に対
してパルスレーザ光を追従させて照射し、この目標物か
らの反射パルスレーザ光を受光するまでの時間差を計測
して目標物までの距離を測定する。
してパルスレーザ光を追従させて照射し、この目標物か
らの反射パルスレーザ光を受光するまでの時間差を計測
して目標物までの距離を測定する。
【0087】請求項11によれば、移動する目標物に対
するパルスレーザ光の追従は、電圧印加により屈折率が
変化するとともにそれぞれパルスレーザ光の進行方向が
異なる少なくと2つの電気光学素子を用い、これら電気
光学素子に対する印加電圧を制御するすることにより行
われる。
するパルスレーザ光の追従は、電圧印加により屈折率が
変化するとともにそれぞれパルスレーザ光の進行方向が
異なる少なくと2つの電気光学素子を用い、これら電気
光学素子に対する印加電圧を制御するすることにより行
われる。
【0088】請求項12によれば、パルスレーザ光を測
定用パルスレーザ光と測定開始用パルスレーザ光とに分
岐し、このうち測定用パルスレーザ光を目標物に照射す
るとともに測定開始用パルスレーザ光を受光素子に送
る。
定用パルスレーザ光と測定開始用パルスレーザ光とに分
岐し、このうち測定用パルスレーザ光を目標物に照射す
るとともに測定開始用パルスレーザ光を受光素子に送
る。
【0089】この後、目標物からの反射パルスレーザ光
を集光ミラーを通してビームスプリッタに集光して受光
素子に送る。
を集光ミラーを通してビームスプリッタに集光して受光
素子に送る。
【0090】この受光素子は、測定用パルスレーザ光を
受光してスタートパルスを出力し、反射パルスレーザ光
を受光してストップパルスを出力し、これらスタートパ
ルス、ストップパルス間の時間差から目標物までの距離
を測定する。
受光してスタートパルスを出力し、反射パルスレーザ光
を受光してストップパルスを出力し、これらスタートパ
ルス、ストップパルス間の時間差から目標物までの距離
を測定する。
【0091】請求項13によれば、パルスレーザ光を測
定用パルスレーザ光と測定開始用パルスレーザ光とに分
岐し、このうち測定用パルスレーザ光を目標物に照射す
るとともに測定開始用パルスレーザ光を反射ミラー、ビ
ームスプリッタを介して受光素子に送る。
定用パルスレーザ光と測定開始用パルスレーザ光とに分
岐し、このうち測定用パルスレーザ光を目標物に照射す
るとともに測定開始用パルスレーザ光を反射ミラー、ビ
ームスプリッタを介して受光素子に送る。
【0092】又、目標物からの反射パルスレーザ光を集
光ミラーを通してビームスプリッタに集光して後に受光
素子に送る。
光ミラーを通してビームスプリッタに集光して後に受光
素子に送る。
【0093】この受光素子は、測定用パルスレーザ光を
受光してスタートパルスを出力し、反射パルスレーザ光
を受光してストップパルスを出力し、これらスタートパ
ルス、ストップパルス間の時間差から目標物までの距離
を測定する。
受光してスタートパルスを出力し、反射パルスレーザ光
を受光してストップパルスを出力し、これらスタートパ
ルス、ストップパルス間の時間差から目標物までの距離
を測定する。
【0094】請求項14によれば、互いに垂直な各面の
うち一方の面に対して平行面を傾斜面に形成した直角プ
リズムを用い、かつこの直角プリズムの一方の面に形成
された折返しミラー及び出力ミラーの間でレーザ共振を
発生し、そのパルスレーザ光を出力ミラーから傾斜面に
形成した平行面を通して出力する。そして、直角プリズ
ムの傾斜面で反射する反射パルスレーザ光を受光部で受
光し、目標物からの反射パルスレーザ光を受光するまで
の時間差から目標物までの距離を測定する。
うち一方の面に対して平行面を傾斜面に形成した直角プ
リズムを用い、かつこの直角プリズムの一方の面に形成
された折返しミラー及び出力ミラーの間でレーザ共振を
発生し、そのパルスレーザ光を出力ミラーから傾斜面に
形成した平行面を通して出力する。そして、直角プリズ
ムの傾斜面で反射する反射パルスレーザ光を受光部で受
光し、目標物からの反射パルスレーザ光を受光するまで
の時間差から目標物までの距離を測定する。
【0095】請求項15によれば、レーザ発振器の出力
ミラー及びコリメータ部の光学レンズを平板状の出力ミ
ラーレンズ一体化光学素子に一体化して設け、出力ミラ
ーを通して出力されたパルスレーザ光をコーナキューブ
により折り曲げてコリメータ部の光学レンズに導くよう
にする。これにより、レーザ発振器とコリメータとの光
軸にずれは生じない。
ミラー及びコリメータ部の光学レンズを平板状の出力ミ
ラーレンズ一体化光学素子に一体化して設け、出力ミラ
ーを通して出力されたパルスレーザ光をコーナキューブ
により折り曲げてコリメータ部の光学レンズに導くよう
にする。これにより、レーザ発振器とコリメータとの光
軸にずれは生じない。
【0096】
(1) 以下、本発明の第1の実施例について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【0097】図1はレーザ測距装置の構成図である。レ
ーザ光源及び受光センサ制御装置(以下、制御装置と省
略する)50には、YAGレーザ光源51及び受光セン
サ52が接続され、さらに距離カウンタ53が接続され
ている。
ーザ光源及び受光センサ制御装置(以下、制御装置と省
略する)50には、YAGレーザ光源51及び受光セン
サ52が接続され、さらに距離カウンタ53が接続され
ている。
【0098】又、YAGレーザ光源51から出力される
YAGレーザ光(以下、パルスレーザ光と称する)Pa
の光路上には、チョッピング装置54が配置されてい
る。
YAGレーザ光(以下、パルスレーザ光と称する)Pa
の光路上には、チョッピング装置54が配置されてい
る。
【0099】このチョッピング装置54は、印加電圧の
制御によりパルスレーザ光Paを透過又は遮断する電気
光学素子から構成されるもので、パルスレーザ光Paを
所定のチョッピング周波数によりチョッピングし、複数
の幅の短いパルスPbに分割する機能を有している。
制御によりパルスレーザ光Paを透過又は遮断する電気
光学素子から構成されるもので、パルスレーザ光Paを
所定のチョッピング周波数によりチョッピングし、複数
の幅の短いパルスPbに分割する機能を有している。
【0100】又、このチョッピング装置54は、チョッ
ピング周波数を所望の周波数に可変でき、チョッピング
されるパルス数を規定可能に設定されている。
ピング周波数を所望の周波数に可変でき、チョッピング
されるパルス数を規定可能に設定されている。
【0101】制御装置50は、受光センサ52により受
光される目標物4からの各反射パルスPcのうち、所定
の閾値を越える強度のパルスのみを選択して距離カウン
タ53に送り、これら反射パルスのうち最短時間及び最
長時間で戻ってきた各反射パルスPe、Pfの各時間を
平均化し、この平均値をパルスレーザ光Paを出力して
から反射パルスを受光するまでの時間差とし、この時間
差から目標物4までの距離を求める機能を有している。
光される目標物4からの各反射パルスPcのうち、所定
の閾値を越える強度のパルスのみを選択して距離カウン
タ53に送り、これら反射パルスのうち最短時間及び最
長時間で戻ってきた各反射パルスPe、Pfの各時間を
平均化し、この平均値をパルスレーザ光Paを出力して
から反射パルスを受光するまでの時間差とし、この時間
差から目標物4までの距離を求める機能を有している。
【0102】次に上記の如く構成されたレーザ測距装置
の作用について説明する。
の作用について説明する。
【0103】YAGレーザ光源51からパルスレーザ光
Paが出力されると、このパルスレーザ光Paは、チョ
ッピング装置54によりチョッピングされ、所定のパル
ス数のパルスPbとして目標物4に向かって照射され
る。
Paが出力されると、このパルスレーザ光Paは、チョ
ッピング装置54によりチョッピングされ、所定のパル
ス数のパルスPbとして目標物4に向かって照射され
る。
【0104】この後、パルスPbが目標物4に照射され
ると、その反射パルスPcは、受光センサ52に入射す
る。
ると、その反射パルスPcは、受光センサ52に入射す
る。
【0105】一方、制御装置50は、パルスレーザ光P
aの出力時に、パルスレーザ光Paの強度が所定の閾値
に達したときから距離カウンタ53のカウント動作を開
始する。
aの出力時に、パルスレーザ光Paの強度が所定の閾値
に達したときから距離カウンタ53のカウント動作を開
始する。
【0106】この後、この制御装置50は、受光センサ
3により反射パルスPcを受光すると、これら反射パル
スPcのうち所定の閾値を越える強度の反射パルスのみ
を選択する。
3により反射パルスPcを受光すると、これら反射パル
スPcのうち所定の閾値を越える強度の反射パルスのみ
を選択する。
【0107】次に制御装置50は、閾値を越える強度の
各反射パルスうち最短時間で戻ってきた各反射パルスP
e、及び最長時間で戻ってきた各反射パルスPfを判別
し、これら反射パルスPe、Pfの各受光時に距離カウ
ンタ53の各カウント値、つまりパルスレーザ光Paの
出力から各反射パルスPe、Pfを受光するまでの各時
間差を読み取る。
各反射パルスうち最短時間で戻ってきた各反射パルスP
e、及び最長時間で戻ってきた各反射パルスPfを判別
し、これら反射パルスPe、Pfの各受光時に距離カウ
ンタ53の各カウント値、つまりパルスレーザ光Paの
出力から各反射パルスPe、Pfを受光するまでの各時
間差を読み取る。
【0108】次に制御装置50は、これら反射パルスP
e、Pfを受光するまでの各時間差を平均化し、この平
均化した時間差を本来の反射パルスレーザ光が戻ってく
るまでの時間差とし、この時間差から目標物4までの距
離を求める。
e、Pfを受光するまでの各時間差を平均化し、この平
均化した時間差を本来の反射パルスレーザ光が戻ってく
るまでの時間差とし、この時間差から目標物4までの距
離を求める。
【0109】このように上記第1の実施例によれば、パ
ルスレーザ光Paをチョッピングして目標物4に照射
し、その反射パルスPcのうち最短時間及び最長時間で
戻ってきた各反射パルスPe、Pfの平均化した時間差
から目標物4までの距離を求めるので、目標物4までの
距離、及びパルスレーザ光Paのパルス幅に起因する誤
差、つまり図2に示すように目標物4が近くに存在する
場合に高強度で戻ってきた反射パルスレーザPsと、目
標物4が遠くに存在する場合に低強度で戻ってきた反射
パルスレーザPrとでは、パルスレーザ光Paのパルス
半値幅T/2に対応する誤差距離ΔR(上記式(2) )が
生じるが、この誤差距離ΔRを無くして正確に目標物4
までの距離を求めることができる。
ルスレーザ光Paをチョッピングして目標物4に照射
し、その反射パルスPcのうち最短時間及び最長時間で
戻ってきた各反射パルスPe、Pfの平均化した時間差
から目標物4までの距離を求めるので、目標物4までの
距離、及びパルスレーザ光Paのパルス幅に起因する誤
差、つまり図2に示すように目標物4が近くに存在する
場合に高強度で戻ってきた反射パルスレーザPsと、目
標物4が遠くに存在する場合に低強度で戻ってきた反射
パルスレーザPrとでは、パルスレーザ光Paのパルス
半値幅T/2に対応する誤差距離ΔR(上記式(2) )が
生じるが、この誤差距離ΔRを無くして正確に目標物4
までの距離を求めることができる。
【0110】従って、パルスレーザ光Paのパルス幅の
長短、目標物4までの距離の長さに拘らず、誤差距離Δ
Rの発生を防止して正確に目標物4までの距離を求める
ことができる。
長短、目標物4までの距離の長さに拘らず、誤差距離Δ
Rの発生を防止して正確に目標物4までの距離を求める
ことができる。
【0111】(2) 次に本発明の第2の実施例について説
明する。
明する。
【0112】この第2の実施例は、パルスレーザ光をチ
ョッピングする具体例である。なお、図1と同一部分に
は同一符号を付してその詳しい説明は省略する。
ョッピングする具体例である。なお、図1と同一部分に
は同一符号を付してその詳しい説明は省略する。
【0113】図3はレーザ測長装置のレーザ送信側の構
成図である。
成図である。
【0114】YAGレーザ光源51から出力されるパル
スレーザ光Paの光路上には、偏光子55、チョッピン
グ装置54が配置されている。
スレーザ光Paの光路上には、偏光子55、チョッピン
グ装置54が配置されている。
【0115】一方、高圧スイッチ制御回路60は、集積
回路(IC;例えばSN74ASDO)60〜63及び
コンデンサ64、可変抵抗65、抵抗66から構成さ
れ、入力パルス時間を調整することにより任意の周期の
スイッチング制御信号を高電圧パルス発生回路68に送
出する機能を有している。
回路(IC;例えばSN74ASDO)60〜63及び
コンデンサ64、可変抵抗65、抵抗66から構成さ
れ、入力パルス時間を調整することにより任意の周期の
スイッチング制御信号を高電圧パルス発生回路68に送
出する機能を有している。
【0116】この高電圧パルス発生回路68は、高圧電
源スイッチ69に電源70及び高圧電源71を接続した
構成で、高圧スイッチ制御回路60からのスイッチング
制御信号を受けて高圧電源スイッチ69がオン・オフ
し、このオン・オフに応じて高電圧を抵抗72を通して
チョッピング装置54に印加する機能を有している。
源スイッチ69に電源70及び高圧電源71を接続した
構成で、高圧スイッチ制御回路60からのスイッチング
制御信号を受けて高圧電源スイッチ69がオン・オフ
し、このオン・オフに応じて高電圧を抵抗72を通して
チョッピング装置54に印加する機能を有している。
【0117】かかる構成であれば、高圧スイッチ制御回
路60において入力パルス時間が調整されると、この高
圧スイッチ制御回路60は、任意の周期のスイッチング
制御信号を高電圧パルス発生回路68に送出する。
路60において入力パルス時間が調整されると、この高
圧スイッチ制御回路60は、任意の周期のスイッチング
制御信号を高電圧パルス発生回路68に送出する。
【0118】この高電圧パルス発生回路68は、スイッ
チング制御信号を受けて高圧電源スイッチ69がオン・
オフし、このオン・オフに応じて高電圧を抵抗72を通
してチョッピング装置54に印加する。
チング制御信号を受けて高圧電源スイッチ69がオン・
オフし、このオン・オフに応じて高電圧を抵抗72を通
してチョッピング装置54に印加する。
【0119】これにより、チョッピング装置54の電気
光学素子には、高電圧が任意のチョッピング周波数で印
加され、このチョッピング周波数でパルスレーザ光Pa
をチョッピングする。
光学素子には、高電圧が任意のチョッピング周波数で印
加され、このチョッピング周波数でパルスレーザ光Pa
をチョッピングする。
【0120】従って、YAGレーザ光源51から出力さ
れたパルスレーザ光Paは、チョッピング装置54によ
りチョッピングされ、所定のパルス数のパルスPbとし
て目標物4に向かって照射される。
れたパルスレーザ光Paは、チョッピング装置54によ
りチョッピングされ、所定のパルス数のパルスPbとし
て目標物4に向かって照射される。
【0121】このように上記第2の実施例によれば、高
圧スイッチ制御回路60の入力パルス時間を調整するこ
とによりチョッピングするパルス数を規定することがで
き、パルスレーザ光Paの強度や目標物4までの距離に
応じてチョッピング周波数を変更できる。
圧スイッチ制御回路60の入力パルス時間を調整するこ
とによりチョッピングするパルス数を規定することがで
き、パルスレーザ光Paの強度や目標物4までの距離に
応じてチョッピング周波数を変更できる。
【0122】(3) 次に本発明の第3の実施例について説
明する。なお、図1と同一部分には同一符号を付してそ
の詳しい説明は省略する。
明する。なお、図1と同一部分には同一符号を付してそ
の詳しい説明は省略する。
【0123】図4はレーザ測距装置の構成図である。
【0124】YAGレーザ光源51から出力されるパル
スレーザ光の光路上には、減衰装置80が配置されてい
る。
スレーザ光の光路上には、減衰装置80が配置されてい
る。
【0125】この減衰装置80は、パルスレーザ光の強
度Po を連続的に減衰させる、例えば図5に示すように
各減衰率β1、β2、β3、…によりパルスレーザ光の
強度Po を順次減衰させる機能を有している。
度Po を連続的に減衰させる、例えば図5に示すように
各減衰率β1、β2、β3、…によりパルスレーザ光の
強度Po を順次減衰させる機能を有している。
【0126】この減衰装置80は、例えば連続可変減衰
NDフィルタ80a、偏光子80b、又は電気光学素子
80cから構成されている。
NDフィルタ80a、偏光子80b、又は電気光学素子
80cから構成されている。
【0127】一方、制御装置81は、減衰装置80の減
衰率β1、β2、β3、…を、受光センサ52により受
光される各反射パルスレーザ光Pdの強度が所定の閾値
以下になるまで各パルス毎に順次小さく変更する機能を
有している。
衰率β1、β2、β3、…を、受光センサ52により受
光される各反射パルスレーザ光Pdの強度が所定の閾値
以下になるまで各パルス毎に順次小さく変更する機能を
有している。
【0128】すなわち、減衰率は、β1<β2<β3<
…の関係にある。
…の関係にある。
【0129】又、制御装置81は、パルスレーザ光を各
減衰率β1、β2、β3…で順次減衰したとき、図7に
示すように目標物4からの順次戻ってくる各反射パルス
レーザ光のうち所定の閾値(スレショルドレベル)を越
える強度の反射パルスレーザ光を選択し、このうち最初
に閾値を越えたときの距離カウンタ53のカウント値か
ら最後に閾値を越えたときの同カウント値との差から、
パルスレーザ光のパルス半値幅に対応する上記式(2) の
誤差距離ΔRを求める機能を有している。
減衰率β1、β2、β3…で順次減衰したとき、図7に
示すように目標物4からの順次戻ってくる各反射パルス
レーザ光のうち所定の閾値(スレショルドレベル)を越
える強度の反射パルスレーザ光を選択し、このうち最初
に閾値を越えたときの距離カウンタ53のカウント値か
ら最後に閾値を越えたときの同カウント値との差から、
パルスレーザ光のパルス半値幅に対応する上記式(2) の
誤差距離ΔRを求める機能を有している。
【0130】又、制御装置81は、パルスレーザ光を出
力してから目標物4からの反射パルスレーザ光を受光す
るまでの時間差を距離カウンタ53をカウント動作して
測定し、この時間差から目標物4までの距離を求める場
合、目標物4が遠方に存在し、反射レーザ光の強度が閾
値とほぼ同一レベルであることを判断し、誤差距離ΔR
分を補正して目標物4までの距離を求める機能を有して
いる。
力してから目標物4からの反射パルスレーザ光を受光す
るまでの時間差を距離カウンタ53をカウント動作して
測定し、この時間差から目標物4までの距離を求める場
合、目標物4が遠方に存在し、反射レーザ光の強度が閾
値とほぼ同一レベルであることを判断し、誤差距離ΔR
分を補正して目標物4までの距離を求める機能を有して
いる。
【0131】次に上記の如く構成された装置の作用につ
いて説明する。
いて説明する。
【0132】YAGレーザ光源51からパルスレーザ光
Paが出力されると、このパルスレーザ光Paは、減衰
装置80によりその強度が減衰されて目標物4に向かっ
て照射される。
Paが出力されると、このパルスレーザ光Paは、減衰
装置80によりその強度が減衰されて目標物4に向かっ
て照射される。
【0133】この場合、YAGレーザ光源51は、所定
周期毎に各パルスレーザ光Paを出力し、これに応じて
減衰装置80は、制御装置81の制御により各パルスレ
ーザ光Pa毎にそれぞれ減衰率β1、β2、β3、…を
順次大きく変更する。
周期毎に各パルスレーザ光Paを出力し、これに応じて
減衰装置80は、制御装置81の制御により各パルスレ
ーザ光Pa毎にそれぞれ減衰率β1、β2、β3、…を
順次大きく変更する。
【0134】これにより、目標物4に照射されるパルス
レーザ光の強度は、例えば図5に示すように第1パルス
がパルスレーザ光強度Po ・β1となり、第2パルスが
パルスレーザ光強度Po ・β2となり、第3パルスがパ
ルスレーザ光強度Po ・β3となる。
レーザ光の強度は、例えば図5に示すように第1パルス
がパルスレーザ光強度Po ・β1となり、第2パルスが
パルスレーザ光強度Po ・β2となり、第3パルスがパ
ルスレーザ光強度Po ・β3となる。
【0135】なお、制御装置81は、受光センサ52で
受光される反射パルスレーザ光の強度が所定の閾値以下
になるまで減衰装置80の減衰率βを順次大きくする。
受光される反射パルスレーザ光の強度が所定の閾値以下
になるまで減衰装置80の減衰率βを順次大きくする。
【0136】又、制御装置81は、各パルスレーザ光を
順次出力する毎に距離カウンタ53のカウント動作を開
始させる。
順次出力する毎に距離カウンタ53のカウント動作を開
始させる。
【0137】この後、各減衰率β1、β2、β3、…に
より順次減衰された各パルスレーザ光による目標物4か
らの各反射パルスレーザ光が受光センサ52で受光され
る。
より順次減衰された各パルスレーザ光による目標物4か
らの各反射パルスレーザ光が受光センサ52で受光され
る。
【0138】制御装置81は、図7に示すように目標物
4からの順次戻ってくる各反射パルスレーザ光のうち所
定の閾値を越える強度の反射パルスレーザ光を選択し、
このうち最初に閾値を越えたときの距離カウンタ53の
カウント値を求め、かつ最後に閾値を越えたときのカウ
ント値とを求める。
4からの順次戻ってくる各反射パルスレーザ光のうち所
定の閾値を越える強度の反射パルスレーザ光を選択し、
このうち最初に閾値を越えたときの距離カウンタ53の
カウント値を求め、かつ最後に閾値を越えたときのカウ
ント値とを求める。
【0139】次に制御装置81は、これらカウント値の
差から、パルスレーザ光のパルス半値幅に対応する誤差
距離ΔRを求める。
差から、パルスレーザ光のパルス半値幅に対応する誤差
距離ΔRを求める。
【0140】従って、制御装置81は、パルスレーザ光
を出力してから目標物4からの反射パルスレーザ光を受
光するまでの時間差を距離カウンタ53をカウント動作
して測定し、この時間差から目標物4までの距離を求め
る場合、目標物4が遠方に存在し、反射レーザ光の強度
が閾値とほぼ同一レベルであることを判断し、誤差距離
ΔR分を補正して目標物4までの距離を求める。
を出力してから目標物4からの反射パルスレーザ光を受
光するまでの時間差を距離カウンタ53をカウント動作
して測定し、この時間差から目標物4までの距離を求め
る場合、目標物4が遠方に存在し、反射レーザ光の強度
が閾値とほぼ同一レベルであることを判断し、誤差距離
ΔR分を補正して目標物4までの距離を求める。
【0141】このように上記第3の実施例によれば、パ
ルスレーザ光Paを各減衰率β1、β2、β3、…によ
り順次減衰するようにスロープし、そのときの目標物4
からの各反射パルスレーザ光を受光して誤差距離ΔRを
求めるようにしたので、上記第1の実施例と同様に、パ
ルスレーザ光Paのパルス幅の長短、目標物4までの距
離の長さに拘らず、誤差距離ΔRの発生を防止して正確
に目標物4までの距離を求めることができる。
ルスレーザ光Paを各減衰率β1、β2、β3、…によ
り順次減衰するようにスロープし、そのときの目標物4
からの各反射パルスレーザ光を受光して誤差距離ΔRを
求めるようにしたので、上記第1の実施例と同様に、パ
ルスレーザ光Paのパルス幅の長短、目標物4までの距
離の長さに拘らず、誤差距離ΔRの発生を防止して正確
に目標物4までの距離を求めることができる。
【0142】なお、この第3の実施例は、減衰装置80
をYAGレーザ光源51の前方に配置しているが、この
減衰装置80をYAGレーザ光源51の内部に配置する
ようにしてもよい。
をYAGレーザ光源51の前方に配置しているが、この
減衰装置80をYAGレーザ光源51の内部に配置する
ようにしてもよい。
【0143】又、パルスレーザ光Paを順次減衰するの
でなく、順次減衰率を小さくしても誤差距離ΔRを求め
ることは可能である。
でなく、順次減衰率を小さくしても誤差距離ΔRを求め
ることは可能である。
【0144】(4) 次に本発明の第4の実施例について説
明する。
明する。
【0145】図8はレーザ測距装置の構成図である。
【0146】トランミッタ90は、波長λ1及び波長λ
2の2波長のパルスレーザ光Piを出力する機能を有し
ている。
2の2波長のパルスレーザ光Piを出力する機能を有し
ている。
【0147】これら2波長のパルスレーザ光Piは、目
標物、及びこの目標物とレーザ測距装置との間に存在す
る大気、雲、霧、雨、埃等の目視できない障害物に対し
て大きい反射率を有する第1の波長λ1、及び標物に対
して大きく障害物に対して小さい反射率を有する第2の
波長λ2となっている。
標物、及びこの目標物とレーザ測距装置との間に存在す
る大気、雲、霧、雨、埃等の目視できない障害物に対し
て大きい反射率を有する第1の波長λ1、及び標物に対
して大きく障害物に対して小さい反射率を有する第2の
波長λ2となっている。
【0148】このトランスミッタ90から出力されるパ
ルスレーザ光Piの光路上には、ビームスプリッタ91
が配置され、パルスレーザ光Piが測定用レーザ光Pi
1及び計測開始信号用レーザ光i2に分岐されるように
なっている。
ルスレーザ光Piの光路上には、ビームスプリッタ91
が配置され、パルスレーザ光Piが測定用レーザ光Pi
1及び計測開始信号用レーザ光i2に分岐されるように
なっている。
【0149】このうちの計測開始信号用レーザ光i2の
光路上には、第1の光検出器92が配置され、この第1
の光検出器92の出力端子には波形整形器93を介して
信号処理部94が接続されている。
光路上には、第1の光検出器92が配置され、この第1
の光検出器92の出力端子には波形整形器93を介して
信号処理部94が接続されている。
【0150】一方、レシーバ95には、望遠鏡96が配
置され、この望遠鏡96の光軸上にダイクロイックミラ
ー97が配置されている。
置され、この望遠鏡96の光軸上にダイクロイックミラ
ー97が配置されている。
【0151】このダイクロイックミラー97は、望遠鏡
96を通して入射される目標物からの反射パルスレーザ
光Prをその波長λ1、λ2別に分岐する機能を有して
いる。
96を通して入射される目標物からの反射パルスレーザ
光Prをその波長λ1、λ2別に分岐する機能を有して
いる。
【0152】このダイクロイックミラー97の各分岐方
向には、それぞれ第2の光検出器98、第3の光検出器
が配置され、これら光検出器98、99の各出力端子
は、共に比較器100に接続されている。
向には、それぞれ第2の光検出器98、第3の光検出器
が配置され、これら光検出器98、99の各出力端子
は、共に比較器100に接続されている。
【0153】この比較器100は、各光検出器98、9
9から出力される各電気信号の信号強度を比較し、その
強度比に応じて計測終了信号nを出力する機能を有して
いる。
9から出力される各電気信号の信号強度を比較し、その
強度比に応じて計測終了信号nを出力する機能を有して
いる。
【0154】この場合、第1の波長λ1は、目標物及び
大気、雲、霧、雨、埃等の目視できない障害物の両方に
対して大きい反射率を有し、かつ第2の波長λ2は、目
標物に対して大きく障害物に対して小さい反射率を有し
ている。
大気、雲、霧、雨、埃等の目視できない障害物の両方に
対して大きい反射率を有し、かつ第2の波長λ2は、目
標物に対して大きく障害物に対して小さい反射率を有し
ている。
【0155】これにより、障害物からの反射パルスレー
ザ光の強度は、第1の波長λ1の成分が高く、第2の波
長の成分が小さくなる。
ザ光の強度は、第1の波長λ1の成分が高く、第2の波
長の成分が小さくなる。
【0156】従って、比較器100から出力される計測
終了信号nは、目標物からの反射パルスレーザ光による
信号比よりも、障害物からの反射パルスレーザ光による
信号比の方が小さくなる。
終了信号nは、目標物からの反射パルスレーザ光による
信号比よりも、障害物からの反射パルスレーザ光による
信号比の方が小さくなる。
【0157】この比較器100の出力端子には、波形整
形器101を介して信号処理部94が接続されている。
形器101を介して信号処理部94が接続されている。
【0158】この信号処理部94は、一方の波形整形器
93の出力信号を計測開始信号mとして入力し、他方の
波形整形器101からの計測終了信号nを入力し、計測
開始信号mを入力してから計測終了信号nを入力するま
での時間toを計測し、この時間toから目標物まで距
離を求める機能を有している。
93の出力信号を計測開始信号mとして入力し、他方の
波形整形器101からの計測終了信号nを入力し、計測
開始信号mを入力してから計測終了信号nを入力するま
での時間toを計測し、この時間toから目標物まで距
離を求める機能を有している。
【0159】この場合、信号処理部94は、比較器10
0から出力される計測終了信号nと所定の閾値、つまり
目標物からの反射パルスレーザ光による計測終了信号
か、又は障害物からの反射パルスレーザ光による計測終
了信号かのいずれかを判定する閾値とを比較し、この閾
値を越えた計測終了信号nを目標物からの反射パルスレ
ーザ光により作成されたものと判定する機能を有してい
る。
0から出力される計測終了信号nと所定の閾値、つまり
目標物からの反射パルスレーザ光による計測終了信号
か、又は障害物からの反射パルスレーザ光による計測終
了信号かのいずれかを判定する閾値とを比較し、この閾
値を越えた計測終了信号nを目標物からの反射パルスレ
ーザ光により作成されたものと判定する機能を有してい
る。
【0160】次に上記の如く構成された装置の作用につ
いて説明する。
いて説明する。
【0161】トランスミッタ90から2波長λ1、λ2
のパルスレーザ光Piが出力されると、このパルスレー
ザ光Piはビームスプリッタ91により2方向に分岐さ
れ、一方が測定用レーザ光Pi1として目標物に向けて
伝播し、他方が計測開始信号用レーザ光Pi2として第
1の光検出器92に入射する。
のパルスレーザ光Piが出力されると、このパルスレー
ザ光Piはビームスプリッタ91により2方向に分岐さ
れ、一方が測定用レーザ光Pi1として目標物に向けて
伝播し、他方が計測開始信号用レーザ光Pi2として第
1の光検出器92に入射する。
【0162】この光検出器92は、計測開始信号用レー
ザ光Pi2を受光して電気信号に変換することにより、
この電気信号は、波形整形器93を通して計測開始信号
mとして信号処理部94に送られる。
ザ光Pi2を受光して電気信号に変換することにより、
この電気信号は、波形整形器93を通して計測開始信号
mとして信号処理部94に送られる。
【0163】一方、目標物からの反射パルスレーザ光P
rは、レシーバ95の望遠鏡96を通してダイクロイッ
クミラー97に入射する。
rは、レシーバ95の望遠鏡96を通してダイクロイッ
クミラー97に入射する。
【0164】このダイクロイックミラー97は、目標物
からの反射パルスレーザ光Prをその波長λ1、λ2別
に分岐し、それぞれ第2、第3の光検出器98、99に
伝播する。
からの反射パルスレーザ光Prをその波長λ1、λ2別
に分岐し、それぞれ第2、第3の光検出器98、99に
伝播する。
【0165】このうち一方の第2の光検出器98は、波
長λ1の反射パルスレーザ光Prの光強度に応じた電気
信号に変換出力し、これと共に他方の第2の光検出器9
9は、波長λ2の反射パルスレーザ光Prの光強度に応
じた電気信号に変換出力する。
長λ1の反射パルスレーザ光Prの光強度に応じた電気
信号に変換出力し、これと共に他方の第2の光検出器9
9は、波長λ2の反射パルスレーザ光Prの光強度に応
じた電気信号に変換出力する。
【0166】そして、比較器100は、これら光検出器
98、99から出力される各電気信号の信号強度を比較
し、その強度比に応じた計測終了信号nを出力する。
98、99から出力される各電気信号の信号強度を比較
し、その強度比に応じた計測終了信号nを出力する。
【0167】この場合、上記の如く第1の波長λ1は、
目標物及び大気、雲、霧、雨、埃等の目視できない障害
物の両方に対して大きい反射率を有し、かつ第2の波長
λ2は、目標物に対して大きく障害物に対して小さい反
射率を有しているので、障害物からの反射パルスレーザ
光の強度は、第1の波長λ1の成分が高く、第2の波長
の成分が小さくなる。
目標物及び大気、雲、霧、雨、埃等の目視できない障害
物の両方に対して大きい反射率を有し、かつ第2の波長
λ2は、目標物に対して大きく障害物に対して小さい反
射率を有しているので、障害物からの反射パルスレーザ
光の強度は、第1の波長λ1の成分が高く、第2の波長
の成分が小さくなる。
【0168】従って、比較器100から出力される計測
終了信号nは、目標物からの反射パルスレーザ光による
信号比よりも、障害物からの反射パルスレーザ光による
信号比の方が小さくなる。
終了信号nは、目標物からの反射パルスレーザ光による
信号比よりも、障害物からの反射パルスレーザ光による
信号比の方が小さくなる。
【0169】信号処理部94は、比較器100から出力
される計測終了信号nと閾値とを比較し、図9に示すよ
うに目標物からの反射パルスレーザ光による計測終了信
号naか、又は障害物からの反射パルスレーザ光による
計測終了信号nbかのいずれかを判定する。
される計測終了信号nと閾値とを比較し、図9に示すよ
うに目標物からの反射パルスレーザ光による計測終了信
号naか、又は障害物からの反射パルスレーザ光による
計測終了信号nbかのいずれかを判定する。
【0170】この判定の結果、目標物からの反射パルス
レーザ光による計測終了信号naを判定すると、信号処
理部94は、計測開始信号mを入力してから計測終了信
号naを入力するまでの時間toを計測し、この時間t
oから目標物まで距離を求める。
レーザ光による計測終了信号naを判定すると、信号処
理部94は、計測開始信号mを入力してから計測終了信
号naを入力するまでの時間toを計測し、この時間t
oから目標物まで距離を求める。
【0171】このように第4の実施例によれば、目標物
及び障害物に対して大きい反射率の第1の波長λ1、及
び目標物に対して大きく障害物に対して小さい反射率の
第2の波長λ2を有するパルスレーザ光を出力し、目標
物からの反射パルスレーザ光を判別して目標物まで距離
を求めるようにしたので、レーザ測距装置と目標物との
間に大気、雲、霧、雨、埃等の目視できない障害物が存
在していても、この障害物からの反射パルスレーザ光に
よって誤った距離測定を行うことなく、目標物からの反
射パルスレーザ光を判別して正確に目標物まで距離を求
めることができる。
及び障害物に対して大きい反射率の第1の波長λ1、及
び目標物に対して大きく障害物に対して小さい反射率の
第2の波長λ2を有するパルスレーザ光を出力し、目標
物からの反射パルスレーザ光を判別して目標物まで距離
を求めるようにしたので、レーザ測距装置と目標物との
間に大気、雲、霧、雨、埃等の目視できない障害物が存
在していても、この障害物からの反射パルスレーザ光に
よって誤った距離測定を行うことなく、目標物からの反
射パルスレーザ光を判別して正確に目標物まで距離を求
めることができる。
【0172】なお、この第4の実施例では、2つの波長
を用いているが、障害物の種類等に応じて複数の波長の
パルスレーザ光を出力し、目標物からの反射パルスレー
ザ光を判別するようにしてもよい。
を用いているが、障害物の種類等に応じて複数の波長の
パルスレーザ光を出力し、目標物からの反射パルスレー
ザ光を判別するようにしてもよい。
【0173】(5) 次に本発明の第5の実施例について説
明する。
明する。
【0174】図10はレーザ測距装置の構成図である。
【0175】レーザ光源110から出力されるパルスレ
ーザ光Pbの光路上には、パルスレーザ光Pdを目標物
4の近傍、具体的にはパルスレーザ光Pdを目標物4に
対して周回状に照射する照射手段111が配置されてい
る。
ーザ光Pbの光路上には、パルスレーザ光Pdを目標物
4の近傍、具体的にはパルスレーザ光Pdを目標物4に
対して周回状に照射する照射手段111が配置されてい
る。
【0176】この照射手段111は、パルスレーザ光P
dをX軸方向に偏向する第1のミラー111a、及びこ
の第1のミラー111aにより偏向されたパルスレーザ
光PdをY軸方向に偏向する第2のミラー111bから
構成されている。
dをX軸方向に偏向する第1のミラー111a、及びこ
の第1のミラー111aにより偏向されたパルスレーザ
光PdをY軸方向に偏向する第2のミラー111bから
構成されている。
【0177】これら第1のミラー111a及び第2のミ
ラー111bは、制御部112により回動制御され、パ
ルスレーザ光Pdを目標物4に対して周回状に照射する
ものとなっている。
ラー111bは、制御部112により回動制御され、パ
ルスレーザ光Pdを目標物4に対して周回状に照射する
ものとなっている。
【0178】一方、光電変換素子113には望遠鏡11
4が取り付けられ、この望遠鏡114を通して目標物4
からの反射パルスレーザ光を光電変換素子113で受光
するようになっている。この光電変換素子113の出力
端子には、信号処理部115が接続されている。
4が取り付けられ、この望遠鏡114を通して目標物4
からの反射パルスレーザ光を光電変換素子113で受光
するようになっている。この光電変換素子113の出力
端子には、信号処理部115が接続されている。
【0179】この信号処理部115は、パルスレーザ光
を目標物4に向かって照射してその反射パルスレーザ光
を受光したときの光電変換素子113の第1の出力信
号、及びパルスレーザ光を目標物4に対して周回状に照
射してその反射パルスレーザ光を受光したときの光電変
換素子113の第2の出力信号を入力し、第1の信号か
ら第2の信号を差し引くことにより目標物4からの反射
パルスレーザ光を選別する機能を有している。
を目標物4に向かって照射してその反射パルスレーザ光
を受光したときの光電変換素子113の第1の出力信
号、及びパルスレーザ光を目標物4に対して周回状に照
射してその反射パルスレーザ光を受光したときの光電変
換素子113の第2の出力信号を入力し、第1の信号か
ら第2の信号を差し引くことにより目標物4からの反射
パルスレーザ光を選別する機能を有している。
【0180】又、信号処理部115は、目標物4及びこ
の目標物4に対して周回状に各パルスレーザ光Pdを出
力した各時から距離カウンタ116のカウント動作を開
始し、かつ各反射パルスレーザ光を受光したときに距離
カウンタ116のカウント動作を終了する機能を有して
いる。
の目標物4に対して周回状に各パルスレーザ光Pdを出
力した各時から距離カウンタ116のカウント動作を開
始し、かつ各反射パルスレーザ光を受光したときに距離
カウンタ116のカウント動作を終了する機能を有して
いる。
【0181】又、信号処理部115は、各反射パルスレ
ーザ光のうち目標物4からの反射パルスレーザ光である
と選別された反射パルスレーザ光を受光したときの距離
カウンタ116のカウント値を読取り、このカウント値
つまりパルスレーザ光の出力から反射パルスレーザ光を
受光するまでの時間差から目標物4までの距離を求める
機能を有している。
ーザ光のうち目標物4からの反射パルスレーザ光である
と選別された反射パルスレーザ光を受光したときの距離
カウンタ116のカウント値を読取り、このカウント値
つまりパルスレーザ光の出力から反射パルスレーザ光を
受光するまでの時間差から目標物4までの距離を求める
機能を有している。
【0182】次に上記の如く構成された装置の作用につ
いて説明する。
いて説明する。
【0183】レーザ光源110からパルスレーザ光Pd
が出力されると、このパルスレーザ光Pdは、第1のミ
ラー111a及び第2のミラー111bで反射して目標
物4に向かって照射される。
が出力されると、このパルスレーザ光Pdは、第1のミ
ラー111a及び第2のミラー111bで反射して目標
物4に向かって照射される。
【0184】先ず、これら第1のミラー111a及び第
2のミラー111bは、制御部112の制御によりパル
スレーザ光Pdが目標物4に向かって伝播する角度に制
御される。
2のミラー111bは、制御部112の制御によりパル
スレーザ光Pdが目標物4に向かって伝播する角度に制
御される。
【0185】これにより、パルスレーザ光Pdは、図1
1に示すように目標物4に向かって照射される。
1に示すように目標物4に向かって照射される。
【0186】ここで、レーザ測距装置と目標物4との間
に大気、雲、霧、雨、埃等の目視できない障害物117
が存在すれば、パルスレーザ光Pdの一部が障害物11
7で反射し、残りのパルスレーザ光Pdが目標物4に到
達して反射する。
に大気、雲、霧、雨、埃等の目視できない障害物117
が存在すれば、パルスレーザ光Pdの一部が障害物11
7で反射し、残りのパルスレーザ光Pdが目標物4に到
達して反射する。
【0187】これにより、先ず障害物117からの反射
パルスレーザ光が望遠鏡114を通して光電変換素子1
13に入射し、次に目標物4からの反射パルスレーザ光
が望遠鏡114を通して光電変換素子113に入射す
る。
パルスレーザ光が望遠鏡114を通して光電変換素子1
13に入射し、次に目標物4からの反射パルスレーザ光
が望遠鏡114を通して光電変換素子113に入射す
る。
【0188】この光電変換素子113は、これら反射パ
ルスレーザ光を受光し、これら反射パルスレーザ光の受
光量に応じた電気信号e1に変換出力する。
ルスレーザ光を受光し、これら反射パルスレーザ光の受
光量に応じた電気信号e1に変換出力する。
【0189】図12には目標物4に向かって照射したと
きの各反射パルスレーザ光に応じた電気信号e1が示さ
れており、先ず障害物117からの反射パルスレーザ光
による波形が現れ、次に目標物4からの反射パルスレー
ザ光による波形が現れている。
きの各反射パルスレーザ光に応じた電気信号e1が示さ
れており、先ず障害物117からの反射パルスレーザ光
による波形が現れ、次に目標物4からの反射パルスレー
ザ光による波形が現れている。
【0190】次に第1のミラー111a及び第2のミラ
ー111bは、制御部112の制御によりパルスレーザ
光Pdが目標物4に対して周回状に照射されるように角
度制御される。
ー111bは、制御部112の制御によりパルスレーザ
光Pdが目標物4に対して周回状に照射されるように角
度制御される。
【0191】すなわち、パルスレーザ光Pdは、図11
に示すように目標物4に対して周回状に8パルス順次照
射される。
に示すように目標物4に対して周回状に8パルス順次照
射される。
【0192】これら8つのパルスレーザ光Pdは目標物
4の周囲に照射されているので、レーザ測距装置と目標
物4との間に障害物117が存在しなければ、その反射
パルスレーザ光は光電変換素子113に戻ってこない。
4の周囲に照射されているので、レーザ測距装置と目標
物4との間に障害物117が存在しなければ、その反射
パルスレーザ光は光電変換素子113に戻ってこない。
【0193】ところが、障害物117が存在すると、こ
れら8つのパルスレーザ光Pdのうち障害物117に照
射されたパルスレーザ光Pdによる反射パルスレーザ光
が光電変換素子113に戻って来る。
れら8つのパルスレーザ光Pdのうち障害物117に照
射されたパルスレーザ光Pdによる反射パルスレーザ光
が光電変換素子113に戻って来る。
【0194】この光電変換素子113は、障害物117
からの反射パルスレーザ光を受光し、この反射パルスレ
ーザ光の受光量に応じた電気信号e2に変換出力する。
からの反射パルスレーザ光を受光し、この反射パルスレ
ーザ光の受光量に応じた電気信号e2に変換出力する。
【0195】図12には目標物4に対して周回状に照射
したときの各反射パルスレーザ光に応じた電気信号e2
が示されており、障害物117からの反射パルスレーザ
光による波形が現れている。
したときの各反射パルスレーザ光に応じた電気信号e2
が示されており、障害物117からの反射パルスレーザ
光による波形が現れている。
【0196】従って、信号処理部115は、光電変換素
子113の第1の電気信号e1から光電変換素子113
の第2の電気信号e2を差し引いて目標物4からの反射
パルスレーザ光を選別する。
子113の第1の電気信号e1から光電変換素子113
の第2の電気信号e2を差し引いて目標物4からの反射
パルスレーザ光を選別する。
【0197】なお、このとき信号処理部115は、光電
変換素子113の第1及び第2の電気信号e1、e2に
対して距離Rの二乗の補正を行って第1の電気信号e1
から第2の電気信号e2を差し引いている。
変換素子113の第1及び第2の電気信号e1、e2に
対して距離Rの二乗の補正を行って第1の電気信号e1
から第2の電気信号e2を差し引いている。
【0198】次に信号処理部115は、パルスレーザ光
Pdの出力時にカウント動作を開始した距離カウンタ1
16のカウント動作を目標物4からの反射パルスレーザ
光の受光時に終了し、このときのカウント値つまりパル
スレーザ光の出力から反射パルスレーザ光を受光するま
での時間差から目標物4までの距離を求める。
Pdの出力時にカウント動作を開始した距離カウンタ1
16のカウント動作を目標物4からの反射パルスレーザ
光の受光時に終了し、このときのカウント値つまりパル
スレーザ光の出力から反射パルスレーザ光を受光するま
での時間差から目標物4までの距離を求める。
【0199】このように上記第5の実施例によれば、パ
ルスレーザ光Pdを目標物4に向かって照射し、かつ目
標物4に対して周回状に照射し、これらの反射パルスレ
ーザ光から目標物4からの反射パルスレーザ光を選別
し、目標物4までの距離を求めるようにしたので、レー
ザ測距装置と目標物4との間に障害物117が存在して
いても、この障害物117からの反射パルスレーザ光に
よる誤った計測終了を行わず、確実に目標物4からの反
射パルスレーザ光を選別して正確に目標物4までの距離
を求めることができる。
ルスレーザ光Pdを目標物4に向かって照射し、かつ目
標物4に対して周回状に照射し、これらの反射パルスレ
ーザ光から目標物4からの反射パルスレーザ光を選別
し、目標物4までの距離を求めるようにしたので、レー
ザ測距装置と目標物4との間に障害物117が存在して
いても、この障害物117からの反射パルスレーザ光に
よる誤った計測終了を行わず、確実に目標物4からの反
射パルスレーザ光を選別して正確に目標物4までの距離
を求めることができる。
【0200】又、大気、雲、霧、雨、埃等の障害物17
が風に流されている状態であっても目標物4からの反射
パルスレーザ光を選別でき、さらに障害物17が風に流
され回る物質の反射光を目標物4からの反射パルスレー
ザ光として誤判定することもない。
が風に流されている状態であっても目標物4からの反射
パルスレーザ光を選別でき、さらに障害物17が風に流
され回る物質の反射光を目標物4からの反射パルスレー
ザ光として誤判定することもない。
【0201】(6) 次に本発明の第6の実施例について説
明する。
明する。
【0202】図13はレーザ測距装置の構成図である。
【0203】レーザ光源120から出力されるパルスレ
ーザ光Peの光路上には、偏向器121が配置されてい
る。
ーザ光Peの光路上には、偏向器121が配置されてい
る。
【0204】この偏向器121は、パルスレーザ光Pe
を目標物4の移動に追従させるようにパルスレーザ光P
eの照射方向を偏向する機能を有するものである。
を目標物4の移動に追従させるようにパルスレーザ光P
eの照射方向を偏向する機能を有するものである。
【0205】この偏向器121は、X軸用電気光学素子
122及びY軸用電気光学素子123をパルスレーザ光
Peの光軸上に配置し、かつこれら電気光学素子12
2、123に対して高圧電源124を接続した構成とな
っている。
122及びY軸用電気光学素子123をパルスレーザ光
Peの光軸上に配置し、かつこれら電気光学素子12
2、123に対して高圧電源124を接続した構成とな
っている。
【0206】これらX軸用及びY軸用電気光学素子12
2、123は、共に同一構成で、図14に示すように、
2個の電気光学結晶124、125をプリズム形状に接
合し、結晶Z軸の正の向きが互いに反対向きになるよう
に、かつX軸及びY軸方向が互いに同一となるように配
置して構成されている。
2、123は、共に同一構成で、図14に示すように、
2個の電気光学結晶124、125をプリズム形状に接
合し、結晶Z軸の正の向きが互いに反対向きになるよう
に、かつX軸及びY軸方向が互いに同一となるように配
置して構成されている。
【0207】これら電気光学素子122、123に対す
る電界の印加方向(電圧の印加方向)はZ軸方向であ
り、かつパルスレーザ光はY軸方向に伝播し、偏光方向
はX軸方向である。
る電界の印加方向(電圧の印加方向)はZ軸方向であ
り、かつパルスレーザ光はY軸方向に伝播し、偏光方向
はX軸方向である。
【0208】ここで、上側の電気光学素子124中だけ
を透過するようなパルスレーザ光から見た屈折率NA
は、 NA =No +(No 3 /2)γ63・EZ …(3) により表され、下側の電気光学素子125中だけを透過
するようなパルスレーザ光から見た屈折率NB は、印加
電界の方向が反対であるので、 NB =No −(No 3 /2)γ63・EZ …(4) により表される。
を透過するようなパルスレーザ光から見た屈折率NA
は、 NA =No +(No 3 /2)γ63・EZ …(3) により表され、下側の電気光学素子125中だけを透過
するようなパルスレーザ光から見た屈折率NB は、印加
電界の方向が反対であるので、 NB =No −(No 3 /2)γ63・EZ …(4) により表される。
【0209】このとき全体としての偏向角θは、 θ=(L/D)No 3 ・γ63・EZ …(5) なお、No は常光線に対する屈折率、Lは結晶に光軸方
向の長さ、γ63は一次電気光学係数、Dは結晶の口径、
Ez は印加電圧である。
向の長さ、γ63は一次電気光学係数、Dは結晶の口径、
Ez は印加電圧である。
【0210】従って、X軸用電気光学素子122はパル
スレーザ光の偏向方向がX軸方向になるように配置し、
Y軸用電気光学素子123はパルスレーザ光の偏向方向
がY軸方向になるように配置されている。
スレーザ光の偏向方向がX軸方向になるように配置し、
Y軸用電気光学素子123はパルスレーザ光の偏向方向
がY軸方向になるように配置されている。
【0211】高圧電源124は、X軸用電気光学素子1
22及びY軸用電気光学素子123に対する各印加電圧
をそれぞれ別々に制御する機能を有している。
22及びY軸用電気光学素子123に対する各印加電圧
をそれぞれ別々に制御する機能を有している。
【0212】すなわち、高圧電源124は、目標物4の
移動位置に応じた各電圧をX軸用電気光学素子122と
Y軸用電気光学素子123とにそれぞれ印加し、パルス
レーザ光の照射方向が目標物4の移動追従するするに制
御する機能を有している。
移動位置に応じた各電圧をX軸用電気光学素子122と
Y軸用電気光学素子123とにそれぞれ印加し、パルス
レーザ光の照射方向が目標物4の移動追従するするに制
御する機能を有している。
【0213】一方、光電変換素子125には望遠鏡12
6が取り付けられ、この望遠鏡126を通して目標物4
からの反射パルスレーザ光を光電変換素子125で受光
するようになっている。この光電変換素子125の出力
端子には、信号処理部及び距離カウンタ127が接続さ
れている。
6が取り付けられ、この望遠鏡126を通して目標物4
からの反射パルスレーザ光を光電変換素子125で受光
するようになっている。この光電変換素子125の出力
端子には、信号処理部及び距離カウンタ127が接続さ
れている。
【0214】この信号処理部及び距離カウンタ127
は、パルスレーザ光を目標物4に向かって照射したとき
から距離カウンタのカウント動作を開始し、目標物4か
らの反射パルスレーザ光を受光したときに距離カウンタ
のカウント動作を終了し、このときのカウント値を読取
り、このカウント値から目標物4までの距離を求める機
能を有している。
は、パルスレーザ光を目標物4に向かって照射したとき
から距離カウンタのカウント動作を開始し、目標物4か
らの反射パルスレーザ光を受光したときに距離カウンタ
のカウント動作を終了し、このときのカウント値を読取
り、このカウント値から目標物4までの距離を求める機
能を有している。
【0215】次に上記の如く構成された装置の作用につ
いて説明する。
いて説明する。
【0216】レーザ光源120から出力されたパルスレ
ーザ光は、X軸用電気光学素子122を透過することに
よりX軸方向に偏向され、次にY軸用電気光学素子12
3を透過することによりY軸方向に偏向される。
ーザ光は、X軸用電気光学素子122を透過することに
よりX軸方向に偏向され、次にY軸用電気光学素子12
3を透過することによりY軸方向に偏向される。
【0217】このときの各電気光学素子122、123
による各偏向角θは、高圧電源124から印加される電
圧により制御される。すなわち、偏向角θは、上記式
(5) に示すようにθ=(L/D)No 3 ・γ63・EZ に
従って制御される。
による各偏向角θは、高圧電源124から印加される電
圧により制御される。すなわち、偏向角θは、上記式
(5) に示すようにθ=(L/D)No 3 ・γ63・EZ に
従って制御される。
【0218】従って、目標物4が移動していれば、各電
気光学素子122、123に印加される各電圧Ez は、
目標物4の移動位置に応じた電圧値に制御される。
気光学素子122、123に印加される各電圧Ez は、
目標物4の移動位置に応じた電圧値に制御される。
【0219】これにより、X軸方向及びY軸方向に偏向
されたパルスレーザ光は、目標物4の移動に追従して目
標物4に照射される。
されたパルスレーザ光は、目標物4の移動に追従して目
標物4に照射される。
【0220】この目標物4からの反射パルスレーザ光
は、望遠鏡126を通して光電変換素子125に入射す
る。この光電変換素子125は、反射パルスレーザ光を
受光してその電気信号を出力する。
は、望遠鏡126を通して光電変換素子125に入射す
る。この光電変換素子125は、反射パルスレーザ光を
受光してその電気信号を出力する。
【0221】一方、信号処理部及び距離カウンタ127
は、パルスレーザ光を目標物4に向かって照射したとき
から距離カウンタのカウント動作を開始し、目標物4か
らの反射パルスレーザ光を受光したときに距離カウンタ
のカウント動作を終了し、このときのカウント値を読取
り、このカウント値から目標物4までの距離を求める。
は、パルスレーザ光を目標物4に向かって照射したとき
から距離カウンタのカウント動作を開始し、目標物4か
らの反射パルスレーザ光を受光したときに距離カウンタ
のカウント動作を終了し、このときのカウント値を読取
り、このカウント値から目標物4までの距離を求める。
【0222】このように上記第6の実施例によれば、X
軸用電気光学素子122及びY軸用電気光学素子123
を用いてパルスレーザ光を偏向して目標物4に照射する
ようにしたので、機械的な運動を伴う機構、例えばギア
等を介在した機構を用いずに、直接印加電圧を制御する
ことで、移動する目標物4に対してパルスレーザ光を追
従して照射できる。
軸用電気光学素子122及びY軸用電気光学素子123
を用いてパルスレーザ光を偏向して目標物4に照射する
ようにしたので、機械的な運動を伴う機構、例えばギア
等を介在した機構を用いずに、直接印加電圧を制御する
ことで、移動する目標物4に対してパルスレーザ光を追
従して照射できる。
【0223】この場合、各電気光学素子122、123
による偏向角θは、特に1mrad以下の精密な偏向角
制御に有効である。
による偏向角θは、特に1mrad以下の精密な偏向角
制御に有効である。
【0224】このように各電気光学素子122、123
及び高圧電源124だけから構成されているので、金属
機械部品で構成された従来装置よりも、振動、衝撃、温
度等の使用環境の影響を受けにくいレーザ測距装置を実
現できる。
及び高圧電源124だけから構成されているので、金属
機械部品で構成された従来装置よりも、振動、衝撃、温
度等の使用環境の影響を受けにくいレーザ測距装置を実
現できる。
【0225】さらに、機械的な運動部分が無いことから
駆動時の応力の影響を受けない。
駆動時の応力の影響を受けない。
【0226】又、アクチャエータ、ギア等が必要なく、
装置の小型化ができる。
装置の小型化ができる。
【0227】なお、偏向角θは、上記のように1mra
d以下の精密な偏向角制御に有効であるが、使用する結
晶のアスペクト比に依存することから何度にも及ぶ大き
な角度を制御する場合は、パルスレーザ光の光軸方向に
大きな結晶を使用すればよい。
d以下の精密な偏向角制御に有効であるが、使用する結
晶のアスペクト比に依存することから何度にも及ぶ大き
な角度を制御する場合は、パルスレーザ光の光軸方向に
大きな結晶を使用すればよい。
【0228】(7) 次に本発明の第7の実施例について説
明する。
明する。
【0229】図15はレーザ測距装置の構成図である。
【0230】パルスレーザ光Pgを出力するトランスミ
ッタ130及びそのレシーバ131が備えられている。
ッタ130及びそのレシーバ131が備えられている。
【0231】レシーバ131には、ニュートン式の望遠
鏡132が用いられている。この望遠鏡132の底部に
は凹面の反射鏡133が設けられ、開口側には円筒状の
支柱133に支持されてビームスプリッタ135が設け
られている。
鏡132が用いられている。この望遠鏡132の底部に
は凹面の反射鏡133が設けられ、開口側には円筒状の
支柱133に支持されてビームスプリッタ135が設け
られている。
【0232】なお、この支柱134は、望遠鏡132と
同軸上に配置されている。
同軸上に配置されている。
【0233】望遠鏡132及び支柱133におけるパル
スレーザ光Pgの光路上には、各導光窓136、137
が形成されている。
スレーザ光Pgの光路上には、各導光窓136、137
が形成されている。
【0234】ビームスプリッタ135は、導光窓136
を通過してきたパルスレーザ光Pgを2方向に分岐し、
その一方を測定用パルスレーザ光Pg1とし、他方を測
定開始用パルスレーザ光Pg2としている。
を通過してきたパルスレーザ光Pgを2方向に分岐し、
その一方を測定用パルスレーザ光Pg1とし、他方を測
定開始用パルスレーザ光Pg2としている。
【0235】測定用パルスレーザ光Pg1の通過する支
柱134の開口側には、出射窓138が形成され、かつ
支柱134と望遠鏡132の外筒との間には入射窓13
9が形成されている。
柱134の開口側には、出射窓138が形成され、かつ
支柱134と望遠鏡132の外筒との間には入射窓13
9が形成されている。
【0236】一方、測定開始用パルスレーザ光Pg2の
光路上で望遠鏡132の外筒には、光検出器140が設
けられている。
光路上で望遠鏡132の外筒には、光検出器140が設
けられている。
【0237】この光検出器140は、測定開始用パルス
レーザ光Pg2を受光して測定開始信号を出力し、かつ
望遠鏡132により集光される目標物からの反射パルス
レーザ光を受光して測定終了信号を出力する機能を有し
ている。
レーザ光Pg2を受光して測定開始信号を出力し、かつ
望遠鏡132により集光される目標物からの反射パルス
レーザ光を受光して測定終了信号を出力する機能を有し
ている。
【0238】この光検出器140の出力端子には、波形
整形器141を介して信号処理部142が接続されてい
る。
整形器141を介して信号処理部142が接続されてい
る。
【0239】この信号処理部142は、測定開始信号を
受けて内部の距離カウンタのカウント動作を開始し、測
定終了信号を受けたときに距離カウンタのカウント動作
を終了し、このときのカウント値から目標物までの距離
を求める機能を有している。
受けて内部の距離カウンタのカウント動作を開始し、測
定終了信号を受けたときに距離カウンタのカウント動作
を終了し、このときのカウント値から目標物までの距離
を求める機能を有している。
【0240】次に上記の如く構成された装置の作用につ
いて説明する。
いて説明する。
【0241】トランスミッタ130からパルスレーザ光
Pgが出力されると、このパルスレーザ光Pgは、各導
光窓136、137を通ってビームスプリッタ135に
入射する。
Pgが出力されると、このパルスレーザ光Pgは、各導
光窓136、137を通ってビームスプリッタ135に
入射する。
【0242】このビームスプリッタ135は、パルスレ
ーザ光Pgを測定用パルスレーザ光Pg1及び測定開始
用パルスレーザ光Pg2の2方向に分岐する。
ーザ光Pgを測定用パルスレーザ光Pg1及び測定開始
用パルスレーザ光Pg2の2方向に分岐する。
【0243】このうち測定用パルスレーザ光Pg1は、
出射窓138を通って目標物に向かって伝播する。
出射窓138を通って目標物に向かって伝播する。
【0244】これと共に測定開始用パルスレーザ光Pg
2は、光検出器140に入射する。この光検出器140
は、測定開始用パルスレーザ光Pg2を受光して測定開
始信号を出力し、この測定開始信号は波形整形器141
を通って信号処理部142に入力される。
2は、光検出器140に入射する。この光検出器140
は、測定開始用パルスレーザ光Pg2を受光して測定開
始信号を出力し、この測定開始信号は波形整形器141
を通って信号処理部142に入力される。
【0245】この信号処理部142は、測定開始信号の
入力時から距離カウンタのカウント動作を開始する。
入力時から距離カウンタのカウント動作を開始する。
【0246】一方、目標物からの反射パルスレーザ光P
hは、図16に示すように望遠鏡132に入射し、反射
鏡133により集光されてビームスプリッタ135に照
射され、このビームスプリッタ135により反射して光
検出器140に入射する。
hは、図16に示すように望遠鏡132に入射し、反射
鏡133により集光されてビームスプリッタ135に照
射され、このビームスプリッタ135により反射して光
検出器140に入射する。
【0247】この光検出器140は、反射パルスレーザ
光Phを受光して測定終了信号を出力し、この測定終了
信号は波形整形器141を通って信号処理部142に入
力される。
光Phを受光して測定終了信号を出力し、この測定終了
信号は波形整形器141を通って信号処理部142に入
力される。
【0248】この信号処理部142は、測定終了信号の
入力時に距離カウンタのカウント動作を終了し、このと
きのカウント値から目標物までの距離を求める。
入力時に距離カウンタのカウント動作を終了し、このと
きのカウント値から目標物までの距離を求める。
【0249】このように上記第7の実施例によれば、ニ
ュートン式の望遠鏡132を適用してパルスレーザ光P
g及び目標物からの反射パルスレーザ光Phを1つの光
検出器140に入射して測定開始信号及び測定終了信号
を得るようにしたので、1つの光検出器140及び1つ
の波形整形器141により構成でき、部品点数を少なく
できて調整部位を少なくすることができる。
ュートン式の望遠鏡132を適用してパルスレーザ光P
g及び目標物からの反射パルスレーザ光Phを1つの光
検出器140に入射して測定開始信号及び測定終了信号
を得るようにしたので、1つの光検出器140及び1つ
の波形整形器141により構成でき、部品点数を少なく
できて調整部位を少なくすることができる。
【0250】そのうえ、1つの光検出器140から出力
される測定開始信号及び測定終了信号の間の温度変化に
伴うタイミング変化がなく、広い温度範囲に亘って測距
精度を一定に保つことができる。
される測定開始信号及び測定終了信号の間の温度変化に
伴うタイミング変化がなく、広い温度範囲に亘って測距
精度を一定に保つことができる。
【0251】(8) 次に本発明の第8の実施例について説
明する。なお、図15と同一部分には同一符号を付して
その詳しい説明は省略する。
明する。なお、図15と同一部分には同一符号を付して
その詳しい説明は省略する。
【0252】図17はレーザ測距装置の構成図である。
【0253】レシーバ150は、カセグレン式の望遠鏡
151を適用している。この望遠鏡151の底部には、
凹面の反射鏡152が設けられている。
151を適用している。この望遠鏡151の底部には、
凹面の反射鏡152が設けられている。
【0254】この反射鏡152の中央部には、導光窓1
53が形成され、この導光窓153に光検出器140が
設けられている。
53が形成され、この導光窓153に光検出器140が
設けられている。
【0255】又、測定開始用パルスレーザ光Pg2の光
路上で望遠鏡132の外筒には、平面ミラー154が、
測定開始用パルスレーザ光Pg2の進行方向に対して垂
直方向に設けられている。
路上で望遠鏡132の外筒には、平面ミラー154が、
測定開始用パルスレーザ光Pg2の進行方向に対して垂
直方向に設けられている。
【0256】次に上記の如く構成された装置の作用につ
いて説明する。
いて説明する。
【0257】トランスミッタ130からパルスレーザ光
Pgが出力されると、このパルスレーザ光Pgは、各導
光窓136、137を通ってビームスプリッタ135に
入射する。
Pgが出力されると、このパルスレーザ光Pgは、各導
光窓136、137を通ってビームスプリッタ135に
入射する。
【0258】このビームスプリッタ135は、パルスレ
ーザ光Pgを測定用パルスレーザ光Pg1及び測定開始
用パルスレーザ光Pg2の2方向に分岐する。
ーザ光Pgを測定用パルスレーザ光Pg1及び測定開始
用パルスレーザ光Pg2の2方向に分岐する。
【0259】このうち測定用パルスレーザ光Pg1は、
出射窓138を通って目標物に向かって伝播する。
出射窓138を通って目標物に向かって伝播する。
【0260】これと共に測定開始用パルスレーザ光Pg
2は、平面ミラー154に到達して反射し、再びビーム
スプリッタ135で反射して光検出器140に入射す
る。
2は、平面ミラー154に到達して反射し、再びビーム
スプリッタ135で反射して光検出器140に入射す
る。
【0261】この光検出器140は、測定開始用パルス
レーザ光Pg2を受光して測定開始信号を出力し、この
測定開始信号は波形整形器141を通って信号処理部1
42に入力される。
レーザ光Pg2を受光して測定開始信号を出力し、この
測定開始信号は波形整形器141を通って信号処理部1
42に入力される。
【0262】この信号処理部142は、測定開始信号の
入力時から距離カウンタのカウント動作を開始する。
入力時から距離カウンタのカウント動作を開始する。
【0263】一方、目標物からの反射パルスレーザ光P
hは、望遠鏡150に入射し、反射鏡152により集光
されてビームスプリッタ135に照射され、このビーム
スプリッタ135により反射して平面ミラー154に至
り、さらにこの平面ミラー154で反射し、再びビーム
スプリッタ135で反射して光検出器140に入射す
る。
hは、望遠鏡150に入射し、反射鏡152により集光
されてビームスプリッタ135に照射され、このビーム
スプリッタ135により反射して平面ミラー154に至
り、さらにこの平面ミラー154で反射し、再びビーム
スプリッタ135で反射して光検出器140に入射す
る。
【0264】この光検出器140は、反射パルスレーザ
光Phを受光して測定終了信号を出力し、この測定終了
信号は波形整形器141を通って信号処理部142に入
力される。
光Phを受光して測定終了信号を出力し、この測定終了
信号は波形整形器141を通って信号処理部142に入
力される。
【0265】この信号処理部142は、測定終了信号の
入力時に距離カウンタのカウント動作を終了し、このと
きのカウント値から目標物までの距離を求める。
入力時に距離カウンタのカウント動作を終了し、このと
きのカウント値から目標物までの距離を求める。
【0266】このように上記第8の実施例によれば、カ
セグレン式の望遠鏡150を適用してパルスレーザ光P
g及び目標物からの反射パルスレーザ光Phを1つの光
検出器140に入射して測定開始信号及び測定終了信号
を得るようにしたので、上記第7の実施例と同一の効果
を奏することができる。
セグレン式の望遠鏡150を適用してパルスレーザ光P
g及び目標物からの反射パルスレーザ光Phを1つの光
検出器140に入射して測定開始信号及び測定終了信号
を得るようにしたので、上記第7の実施例と同一の効果
を奏することができる。
【0267】(9) 次に本発明の第9の実施例について説
明する。
明する。
【0268】図18はレーザ測距装置の構成図である。
【0269】このレーザ測距装置は、直角プリズム16
0を含むレーザ発振器161、及び直角プリズム160
を含む受光部162から構成されている。
0を含むレーザ発振器161、及び直角プリズム160
を含む受光部162から構成されている。
【0270】このうちレーザ発振器161の構成は次の
通りである。
通りである。
【0271】このレーザ発振器161を構成する直角プ
リズム160は、図19に示すように互いに直交する第
1の面160a及び第2の面160b、さらに45°の
傾斜面160cに形成されている。
リズム160は、図19に示すように互いに直交する第
1の面160a及び第2の面160b、さらに45°の
傾斜面160cに形成されている。
【0272】このうち傾斜面160cの中央部は、切削
されて第2の面160bに対して平行なレーザ出力面1
60dが形成されている。
されて第2の面160bに対して平行なレーザ出力面1
60dが形成されている。
【0273】又、第2の面160b上には、折返しミラ
ー部163及び出力ミラー部164が形成されている。
このうち折返しミラー部163は全反射コーティングに
より形成され、出力ミラー部164は部分反射コーティ
ングにより形成されている。
ー部163及び出力ミラー部164が形成されている。
このうち折返しミラー部163は全反射コーティングに
より形成され、出力ミラー部164は部分反射コーティ
ングにより形成されている。
【0274】なお、出力ミラー部164の形成位置は、
傾斜面160cに対して対向する面位置となっている。
傾斜面160cに対して対向する面位置となっている。
【0275】これら折返しミラー部163と出力ミラー
部164との間の光軸上には、波長板165、ポッケル
スセル166、台形プリズム167、ポラライザ16
1、及びレーザロッド169が配置されている。
部164との間の光軸上には、波長板165、ポッケル
スセル166、台形プリズム167、ポラライザ16
1、及びレーザロッド169が配置されている。
【0276】一方、受光部162は、直角プリズム16
0の傾斜面160cの反射方向に、凹面鏡170及び凸
面鏡171を組み合わせて同一光軸上に配置し、かつこ
れら凹面鏡170及び凸面鏡171の集光軸上に光学系
172を介して受光素子173を配置した構成となって
いる。
0の傾斜面160cの反射方向に、凹面鏡170及び凸
面鏡171を組み合わせて同一光軸上に配置し、かつこ
れら凹面鏡170及び凸面鏡171の集光軸上に光学系
172を介して受光素子173を配置した構成となって
いる。
【0277】次に上記の如く構成された装置の作用につ
いて説明する。
いて説明する。
【0278】レーザロッド169に対して励起光が照射
されると、このレーザロッド169は励起される。
されると、このレーザロッド169は励起される。
【0279】このレーザロッド169の励起により、波
長板165、ポッケルスセル166、台形プリズム16
7、ポラライザ161、及びレーザロッド169を通し
て、折返しミラー部163と出力ミラー部164との間
でレーザ共振が発生する。
長板165、ポッケルスセル166、台形プリズム16
7、ポラライザ161、及びレーザロッド169を通し
て、折返しミラー部163と出力ミラー部164との間
でレーザ共振が発生する。
【0280】このとき、波長板165によりレーザ波長
が選択される。
が選択される。
【0281】このレーザ共振による出力が大きくなる
と、出力ミラー部164からパルスレーザ光Pjが出力
される。すなわち、このパルスレーザ光Pjは、出力ミ
ラー部164から直角プリズム160内を透過し、レー
ザ出力面160dから目標物に向かって出力される。
と、出力ミラー部164からパルスレーザ光Pjが出力
される。すなわち、このパルスレーザ光Pjは、出力ミ
ラー部164から直角プリズム160内を透過し、レー
ザ出力面160dから目標物に向かって出力される。
【0282】一方、目標物からの反射パルスレーザ光P
kは、直角プリズム160の傾斜面160cで反射して
受光部162の凹面鏡170及び凸面鏡171により集
光され、さらに光学系172を通して受光素子173に
入射する。
kは、直角プリズム160の傾斜面160cで反射して
受光部162の凹面鏡170及び凸面鏡171により集
光され、さらに光学系172を通して受光素子173に
入射する。
【0283】従って、パルスレーサ光Pjが出力されて
から受光素子173で反射パルスレーザ光Pkを受光す
るまでの時間差を計測することにより、この時間差から
目標物までの距離が求められる。
から受光素子173で反射パルスレーザ光Pkを受光す
るまでの時間差を計測することにより、この時間差から
目標物までの距離が求められる。
【0284】このように上記第9の実施例によれば、直
角プリズム160の第2の面160b上に折返しミラー
部163及び出力ミラー部164を形成してレーザ発振
器161を構成し、かつ直角プリズム160の傾斜面1
60dに第2の面160bに対して平行なレーザ出力面
160dを形成したので、折返しミラー部163及び出
力ミラー部164の相対的な角度ずれが生じることな
く、パルスレーザ光Pjのレーザ光軸と受光軸とは同一
軸上にあり、これらレーザ光軸と受光軸との間で光軸ず
れが生じることはない。
角プリズム160の第2の面160b上に折返しミラー
部163及び出力ミラー部164を形成してレーザ発振
器161を構成し、かつ直角プリズム160の傾斜面1
60dに第2の面160bに対して平行なレーザ出力面
160dを形成したので、折返しミラー部163及び出
力ミラー部164の相対的な角度ずれが生じることな
く、パルスレーザ光Pjのレーザ光軸と受光軸とは同一
軸上にあり、これらレーザ光軸と受光軸との間で光軸ず
れが生じることはない。
【0285】(10)次に本発明の第10実施例について説
明する。
明する。
【0286】図21はレーザ測距装置に用いられるレー
ザ送信装置の構成図である。
ザ送信装置の構成図である。
【0287】レーザ発振器部180とコリメータ部18
1との間には、出力ミラーレンズ一体化素子182が配
置されている。
1との間には、出力ミラーレンズ一体化素子182が配
置されている。
【0288】この出力ミラーレンズ一体化素子182
は、図22に示すように平板183上に出力ミラー部1
84が形成されるとともに凹レンズ185が設けられて
いる。
は、図22に示すように平板183上に出力ミラー部1
84が形成されるとともに凹レンズ185が設けられて
いる。
【0289】このうち出力ミラー部184は、レーザ発
振器部180のレーザ共振器を構成するもので、部分反
射コーティングにより形成されている。
振器部180のレーザ共振器を構成するもので、部分反
射コーティングにより形成されている。
【0290】又、凹レンズ185は、コリメータ部18
1の光学系を形成するものである。
1の光学系を形成するものである。
【0291】レーザ発振器部180は、出力ミラー部1
84に対向して全反射ミラー186を配置し、これら出
力ミラー部184と全反射ミラー186との間の同一光
軸上に、ポッケルスセル187、ポラライザ188、及
びレーザロッド189を配置した構成となっている。
84に対向して全反射ミラー186を配置し、これら出
力ミラー部184と全反射ミラー186との間の同一光
軸上に、ポッケルスセル187、ポラライザ188、及
びレーザロッド189を配置した構成となっている。
【0292】又、コリメータ部181は、凹レンズ18
5を通る光軸上に光学レンズ190を配置した構成とな
っている。
5を通る光軸上に光学レンズ190を配置した構成とな
っている。
【0293】一方、レーザ発振器部180から出力され
るパルスレーザ光の光軸上、及びこの光軸に対して平行
なコリメータ部181の入射光軸上には、コーナーキュ
ーブ191が配置されている。
るパルスレーザ光の光軸上、及びこの光軸に対して平行
なコリメータ部181の入射光軸上には、コーナーキュ
ーブ191が配置されている。
【0294】コーナーキューブ191は、レーザ発振器
部180から出力されるパルスレーザ光を、このパルス
レーザ光に対して平行な光軸つまりコリメータ部181
の入射光軸上に折り返す機能を有している。
部180から出力されるパルスレーザ光を、このパルス
レーザ光に対して平行な光軸つまりコリメータ部181
の入射光軸上に折り返す機能を有している。
【0295】次に上記の如く構成された装置の作用につ
いて説明する。
いて説明する。
【0296】レーザロッド189に対して励起光が照射
されると、このレーザロッド189は励起される。この
レーザロッド189の励起により、ポッケルスセル18
7、ポラライザ188、及びレーザロッド169を通し
て、全反射ミラー186と出力ミラー部184との間で
レーザ共振が発生する。
されると、このレーザロッド189は励起される。この
レーザロッド189の励起により、ポッケルスセル18
7、ポラライザ188、及びレーザロッド169を通し
て、全反射ミラー186と出力ミラー部184との間で
レーザ共振が発生する。
【0297】このレーザ共振による出力が大きくなる
と、出力ミラー部184からパルスレーザ光Pmが出力
される。
と、出力ミラー部184からパルスレーザ光Pmが出力
される。
【0298】このパルスレーザ光Pmは、コーナーキュ
ーブ191により折り返され、パルスレーザ光Pmに対
して平行なコリメータ部181の入射光軸上に送り出
す。
ーブ191により折り返され、パルスレーザ光Pmに対
して平行なコリメータ部181の入射光軸上に送り出
す。
【0299】このコリメータ部181に入射したパルス
レーザ光Pmは、凹レンズ185、及び光学レンズ19
0を透過してコリメートされる。
レーザ光Pmは、凹レンズ185、及び光学レンズ19
0を透過してコリメートされる。
【0300】そして、このパルスレーザ光Pmは、この
レーザ送信装置が例えばレーザ測距装置に用いられてい
れば、距離測定の目標物に向かって伝播する。
レーザ送信装置が例えばレーザ測距装置に用いられてい
れば、距離測定の目標物に向かって伝播する。
【0301】このように上記第10の実施例によれば、
出力ミラーレンズ一体化素子182にレーザ発振器部1
80の出力ミラー部184を形成するとともにコリメー
タ部181の凹レンズ185を設け、かつコーナーキュ
ーブ191によりパルスレーザ光Pmを凹レンズ185
に対して垂直方向に入射するようにしたので、レーザ発
振器部180とコリメータ部181との間の光軸を調整
するための機構が不要となり、そのうえ、これらレーザ
発振器部180とコリメータ部181との間で光軸ずれ
が生じることはない。
出力ミラーレンズ一体化素子182にレーザ発振器部1
80の出力ミラー部184を形成するとともにコリメー
タ部181の凹レンズ185を設け、かつコーナーキュ
ーブ191によりパルスレーザ光Pmを凹レンズ185
に対して垂直方向に入射するようにしたので、レーザ発
振器部180とコリメータ部181との間の光軸を調整
するための機構が不要となり、そのうえ、これらレーザ
発振器部180とコリメータ部181との間で光軸ずれ
が生じることはない。
【0302】従って、このようなレーザ送信装置をレー
ザ測距装置に用いれば、光軸調整の不要なレーザ測距装
置を実現できる。
ザ測距装置に用いれば、光軸調整の不要なレーザ測距装
置を実現できる。
【0303】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、目
標物までの距離を正確に測定できるレーザ測距装置を提
供できる。
標物までの距離を正確に測定できるレーザ測距装置を提
供できる。
【0304】又、本発明によれば、パルスレーザ光のパ
ルス幅や目標物までの距離に関係なく正確に距離を測定
できるレーザ測距装置を提供できる。
ルス幅や目標物までの距離に関係なく正確に距離を測定
できるレーザ測距装置を提供できる。
【0305】又、本発明によれば、障害物が存在しても
これに影響されずに正確に距離を測定できるレーザ測距
装置を提供できる。
これに影響されずに正確に距離を測定できるレーザ測距
装置を提供できる。
【0306】又、本発明によれば、移動する目標物に対
して追従誤差を発生せずに正確に距離を測定できるレー
ザ測距装置を提供できる。
して追従誤差を発生せずに正確に距離を測定できるレー
ザ測距装置を提供できる。
【0307】又、本発明によれば、広い温度特性に亘っ
て測距精度を一定に保持して正確に距離を測定できるレ
ーザ測距装置を提供できる。
て測距精度を一定に保持して正確に距離を測定できるレ
ーザ測距装置を提供できる。
【0308】又、本発明によれば、パルスレーザ光軸と
受光軸との間にずれを発生せずに正確に距離を測定でき
るレーザ測距装置を提供できる。
受光軸との間にずれを発生せずに正確に距離を測定でき
るレーザ測距装置を提供できる。
【図1】本発明に係わるレーザ測距装置の第1の実施例
を示す構成図。
を示す構成図。
【図2】同レーザ測距装置の作用を示す図。
【図3】本発明に係わるレーザ測長装置の第2の実施例
を示す構成図。
を示す構成図。
【図4】本発明に係わるレーザ測距装置の第3の実施例
を示す構成図。
を示す構成図。
【図5】同レーザ測長装置における減衰作用を示す図。
【図6】同レーザ測長装置における他の減衰装置を示す
図。
図。
【図7】減衰させたパルスレーザ光による誤差距離の求
め方を示す図。
め方を示す図。
【図8】本発明に係わるレーザ測距装置の第4の実施例
を示す構成図。
を示す構成図。
【図9】同レーザ測長装置における作用を示す図。
【図10】本発明に係わるレーザ測距装置の第5の実施
例を示す構成図。
例を示す構成図。
【図11】同レーザ測長装置におけるパルスレーザ光の
照射作用を示す図。
照射作用を示す図。
【図12】同レーザ測長装置における目標物からの反射
パルスレーザ光の選別を示す図。
パルスレーザ光の選別を示す図。
【図13】本発明に係わるレーザ測距装置の第6の実施
例を示す構成図。
例を示す構成図。
【図14】同レーザ測長装置における電気光学素子の作
用を示す図。
用を示す図。
【図15】本発明に係わるレーザ測距装置の第7の実施
例を示す構成図。
例を示す構成図。
【図16】同レーザ測長装置における反射パルスレーザ
光受光時の作用を示す図。
光受光時の作用を示す図。
【図17】本発明に係わるレーザ測距装置の第8の実施
例を示す構成図。
例を示す構成図。
【図18】本発明に係わるレーザ測距装置の第9の実施
例を示す構成図。
例を示す構成図。
【図19】同レーザ測長装置における直角プリズムの構
成図。
成図。
【図20】同レーザ測長装置における直角プリズムの側
面構成図。
面構成図。
【図21】本発明に係わるレーザ測距装置の第10の実
施例を示す構成図。
施例を示す構成図。
【図22】同レーザ測長装置における出力ミラーレンズ
一体化素子の構成図。
一体化素子の構成図。
【図23】従来におけるレーザ測長装置の構成図。
【図24】パルスレーザ光の波形図。
【図25】レーザ光による距離測定の原理を示す図。
【図26】反射パルスレーザ光の距離に対する強度を示
す図。
す図。
【図27】反射パルスレーザ光の距離に対する強度の低
下を示す図。
下を示す図。
【図28】従来における他のレーザ測長装置の構成図。
【図29】障害物による誤った反射パルスレーザ光の受
光を示す図。
光を示す図。
【図30】浮遊物の存在する場合のレーザ測距作用を示
す図。
す図。
【図31】浮遊物による反射パルスレーザ光の信号波形
を示す図。
を示す図。
【図32】パルスレーザ光の平面ミラー回転による偏向
を示す図。
を示す図。
【図33】パルスレーザ光のポリゴンミラー回転による
偏向を示す図。
偏向を示す図。
【図34】パルスレーザ光の光学ウエッジ板回転による
偏向を示す図。
偏向を示す図。
【図35】従来における他のレーザ測長装置の構成図。
【図36】コリメータを備えたレーザ送信装置の構成
図。
図。
4…目標物、50…レーザ光源及び受光センサ制御装
置、51…YAGレーザ光源、52…受光センサ、53
…距離カウンタ、54…チョッピング装置、80…減衰
装置、81…制御装置、90…トランミッタ、91…ビ
ームスプリッタ、92…第1の光検出器、94…信号処
理部、95…レシーバ、97…ダイクロイックミラー、
100…比較器、110,120…レーザ光源、111
…照射手段、113…光電変換素子、115…信号処理
部、121…偏向器、122…X軸用電気光学素子、1
23…Y軸用電気光学素子、124…高圧電源、130
…トランスミッタ、131…レシーバ、132…ニュー
トン式の望遠鏡、135…ビームスプリッタ、140…
光検出器、160…直角プリズム、161…レーザ発振
器、162…受光部、180…レーザ発振器部、181
…コリメータ部、182…出力ミラーレンズ一体化素
子。
置、51…YAGレーザ光源、52…受光センサ、53
…距離カウンタ、54…チョッピング装置、80…減衰
装置、81…制御装置、90…トランミッタ、91…ビ
ームスプリッタ、92…第1の光検出器、94…信号処
理部、95…レシーバ、97…ダイクロイックミラー、
100…比較器、110,120…レーザ光源、111
…照射手段、113…光電変換素子、115…信号処理
部、121…偏向器、122…X軸用電気光学素子、1
23…Y軸用電気光学素子、124…高圧電源、130
…トランスミッタ、131…レシーバ、132…ニュー
トン式の望遠鏡、135…ビームスプリッタ、140…
光検出器、160…直角プリズム、161…レーザ発振
器、162…受光部、180…レーザ発振器部、181
…コリメータ部、182…出力ミラーレンズ一体化素
子。
Claims (15)
- 【請求項1】 パルスレーザ光を出力してから目標物か
らの反射パルスレーザ光を受光するまでの時間差を計測
して前記目標物までの距離を測定するレーザ測距装置に
おいて、 前記パルスレーザ光をチョッピングするチョッピング手
段と、 このチョッピング手段によりチョッピングされて前記目
標物から反射された複数の反射パルスのうち最短時間及
び最長時間で戻ってきた前記各反射パルスの各時間を平
均化して前記反射パルスレーザ光を受光するまでの時間
差とする計測手段と、を具備したことを特徴とするレー
ザ測距装置。 - 【請求項2】 チョッピング手段は、パルスレーザ光の
チョッピング周波数を可変とし、チョッピングされるパ
ルス数を規定することを特徴とする請求項1記載のレー
ザ測距装置。 - 【請求項3】 パルスレーザ光を出力してから目標物か
らの反射パルスレーザ光を受光するまでの時間差を計測
して前記目標物までの距離を測定するレーザ測距装置に
おいて、 前記パルスレーザ光の強度を複数の減衰率によりそれぞ
れ減衰する減衰手段と、 この減衰手段により減衰された各パルスレーザ光による
前記目標物からの各反射パルスレーザ光の強度から前記
反射パルスレーザ光を受光するまでの時間差とする計測
手段と、を具備したことを特徴とするレーザ測距装置。 - 【請求項4】 計測手段は、目標物からの各反射パルス
レーザ光の強度と所定のしきい値とを比較してパルスレ
ーザ光の最大パルス半値幅に基づく誤差時間差を補正す
ることを特徴とする請求項1又は3記載のレーザ測距装
置。 - 【請求項5】 パルスレーザ光を出力してから目標物か
らの反射パルスレーザ光を受光するまでの時間差を計測
して前記目標物までの距離を測定するレーザ測距装置に
おいて、 少なくとも2波長の前記パルスレーサ光を出力するレー
ザ発振手段と、 前記反射パルスレーザ光のうち前記2波長に対応する各
反射パルスレーザ光の各強度を比較して前記目標物から
の前記反射パルスレーザ光を判別する判別手段と、を具
備したことを特徴とするレーザ測距装置。 - 【請求項6】 レーザ発振手段は、目標物及び障害物に
対して大きい反射率の第1の波長、及び前記目標物に対
して大きく前記障害物に対して小さい反射率の第2の波
長の各パルスレーザ光を出力することを特徴とする請求
項5記載のレーザ測距装置。 - 【請求項7】 パルスレーザ光を出力してから目標物か
らの反射パルスレーザ光を受光するまでの時間差を計測
して前記目標物までの距離を測定するレーザ測距装置に
おいて、 前記パルスレーザ光を前記目標物の近傍に照射する照射
手段と、 前記目標物からの反射パルスレーザ光から前記目標物近
傍からの反射パルスレーザ光を差し引いて前記目標物か
らの反射パルスレーザ光のみを選別するパルス光選別手
段と、を具備したことを特徴とするレーザ測距装置。 - 【請求項8】 照射手段は、パルスレーザ光を目標物に
対して周回状に照射することを特徴とする請求項7記載
のレーザ測距装置。 - 【請求項9】 照射手段は、少なくとも2つのミラーの
配置角度を変更してパルスレーザ光の照射角度を可変す
ることを特徴とする請求項7記載のレーザ測距装置。 - 【請求項10】 パルスレーザ光を出力してから目標物
からの反射パルスレーザ光を受光するまでの時間差を計
測して前記目標物までの距離を測定するレーザ測距装置
において、 前記パルスレーザ光を前記目標物の移動に追従させる追
従手段と、を具備したことを特徴とするレーザ測距装
置。 - 【請求項11】 追従手段は、電圧印加により屈折率が
変化するとともにそれぞれパルスレーザ光の進行方向が
異なる少なくと2つの電気光学素子と、これら電気光学
素子に対する印加電圧を制御する機能を有する高圧電源
とから成ることを特徴とする請求項10記載のレーザ測
距装置。 - 【請求項12】 パルスレーザ光を出力してから目標物
からの反射パルスレーザ光を受光するまでの時間差を計
測して前記目標物までの距離を測定するレーザ測距装置
において、 前記パルスレーザ光を測定用パルスレーザ光と測定開始
用パルスレーザ光とに分岐するビームスプリッタと、 目標物からの反射パルスレーザ光を前記ビームスプリッ
タに集光する集光ミラーと、 前記ビームスプリッタにより分岐された前記測定用パル
スレーザ光を受光してスタートパルスを出力し、前記ビ
ームスプリッタで反射する前記反射パルスレーザ光を受
光してストップパルスを出力する受光素子と、 この受光素子から出力されるスタートパルス及びストッ
プパルスから前記反射パルスレーザ光を受光するまでの
時間差を計測する計測手段と、を具備したことを特徴と
するレーザ測距装置。 - 【請求項13】 パルスレーザ光を出力してから目標物
からの反射パルスレーザ光を受光するまでの時間差を計
測して前記目標物までの距離を測定するレーザ測距装置
において、 前記パルスレーザ光を測定用パルスレーザ光と測定開始
用パルスレーザ光とに分岐するビームスプリッタと、 目標物からの反射パルスレーザ光を前記ビームスプリッ
タに集光する集光ミラーと、 前記測定開始用パルスレーザ光を前記ビームスプリッタ
に戻す反射ミラーと、 前記集光ミラー中央部に配置され、前記ビームスプリッ
タで反射する前記測定用パルスレーザ光を受光してスタ
ートパルスを出力し、前記ビームスプリッタで反射する
前記反射パルスレーザ光を受光してストップパルスを出
力する受光素子と、 この受光素子から出力されるスタートパルス及びストッ
プパルスから前記反射パルスレーザ光を受光するまでの
時間差を計測する計測手段と、を具備したことを特徴と
するレーザ測距装置。 - 【請求項14】 パルスレーザ光を出力してから目標物
からの反射パルスレーザ光を受光するまでの時間差を計
測して前記目標物までの距離を測定するレーザ測距装置
において、 互いに垂直な各面のうち一方の面に対して平行面を傾斜
面に形成した直角プリズムと、 この直角プリズムの一方の面に折返しミラー及び出力ミ
ラーを形成し、これら折返しミラーと出力ミラーとの間
でレーザ共振を発生し、前記パルスレーザ光を前記出力
ミラーから前記傾斜面に形成した前記平行面を通して出
力するレーザ発振手段と、 前記直角プリズムの傾斜面で反射する前記反射パルスレ
ーザ光を受光する受光部と、を具備したことを特徴とす
るレーザ測距装置。 - 【請求項15】 パルスレーザ光の出力手段は、このパ
ルスレーザ光を発振するレーザ発振器を構成する出力ミ
ラー、及び前記パルスレーザ光をコリメートするコリメ
ータ部を構成する光学レンズを一体化して設けた平板状
の出力ミラーレンズ一体化光学素子と、 前記出力ミラーを通して出力された前記パルスレーザ光
を折り曲げて前記光学レンズに導くコーナキューブと、
を有することを特徴とする請求項1、3、5、7、1
0、12、13又は14記載のレーザ測距装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8117778A JPH09304532A (ja) | 1996-05-13 | 1996-05-13 | レーザ測距装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8117778A JPH09304532A (ja) | 1996-05-13 | 1996-05-13 | レーザ測距装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09304532A true JPH09304532A (ja) | 1997-11-28 |
Family
ID=14720097
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8117778A Pending JPH09304532A (ja) | 1996-05-13 | 1996-05-13 | レーザ測距装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09304532A (ja) |
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-
1996
- 1996-05-13 JP JP8117778A patent/JPH09304532A/ja active Pending
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