JPH09303397A - スピンドル装置 - Google Patents

スピンドル装置

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JPH09303397A
JPH09303397A JP12368096A JP12368096A JPH09303397A JP H09303397 A JPH09303397 A JP H09303397A JP 12368096 A JP12368096 A JP 12368096A JP 12368096 A JP12368096 A JP 12368096A JP H09303397 A JPH09303397 A JP H09303397A
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housing
rotary shaft
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hole
spindle device
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Teruhiko Fujisaki
輝彦 藤崎
Toshinori Sato
俊徳 佐藤
Atsushi Takahashi
淳 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハウジングと回転軸との間の電気的絶縁を確
実に行うことができ、しかも生産性の向上を図ることが
できるスピンドル装置を提供する。 【解決手段】 静圧空気軸受2と、該静圧空気軸受2が
嵌合されるハウジング1の大径孔部5との対面部分、す
なわち、静圧空気軸受2の外径面と大径孔部5の内周面
との間、及び静圧空気軸受2の内端面と大径孔部5の底
面との間に、絶縁材8としての表面処理膜を介在させ、
これによりハウジング1と回転軸4との間を電気的に絶
縁する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば磁気ディス
クや磁気ヘッドなどの検査用機器に好適なスピンドル装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のスピンドル装置は、円筒状のハ
ウジングに回転軸であるスピンドルが静圧気体軸受を介
して支持されている。回転軸は円筒状をなしており、一
方の端部開口が真空吸着部とされている。該真空吸着部
を利用して例えば磁気ディスク等を吸着保持して所定の
検査を行う。なお、ハウジング、静圧気体軸受及び回転
軸は全て導電性材料で形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、磁気ディス
ク等の検査に際しては、ハウジング側と回転軸側とで別
々に電圧を印加することがある。この場合、ハウジング
と回転軸との間を電気的に絶縁する必要が生じるが、従
来のスピンドル装置においては、静圧気体軸受と回転軸
との間の軸受すき間によって電気的絶縁を行っている。
【0004】しかしながら、このように軸受すき間でハ
ウジングと回転軸との電気的絶縁を行うと、該軸受すき
間に極僅かな塵等の存在も許されないため、その洗浄及
び組み立て作業に長時間を要し、生産効率が低下すると
いう不都合がある。
【0005】また、洗浄及び組み立て作業に長時間を要
したにもかかわらず、時間の経過に伴い軸受すき間に塵
等が侵入して絶縁環境がいつ破壊されてもおかしくない
状況にある。
【0006】本発明はかかる不都合を解消するためにな
されたものであり、ハウジングと回転軸との間の電気的
絶縁を確実に行うことができ、しかも生産性の向上を図
ることができるスピンドル装置を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明に係るスピンドル装置は、ハウジングと該
ハウジングの内周面に取り付けられた静圧気体軸受とを
有する固定体、及び前記ハウジングに前記静圧気体軸受
を介して支持される回転軸を備えたスピンドル装置であ
って、前記固定体及び前記回転軸の内の少なくとも一方
に、前記ハウジングと前記回転軸との間を電気的に絶縁
する絶縁材を配置したことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態の一例
であるスピンドル装置を説明するための説明的断面図で
ある。
【0009】このスピンドル装置は、ハウジング1と該
ハウジング1の内周面に取り付けられた静圧気体軸受2
とを有する固定体3、及びハウジング1に静圧気体軸受
2を介して支持される回転軸4を備える。なお、この実
施の形態では、ハウジング1、静圧気体軸受2及び回転
軸4は全て導電性材料で形成されている。
【0010】ハウジング1は円筒形状をなしており、軸
方向の両端部内周面は円環状に切り欠かれて軸方向外方
に開口する二個の大径孔部5が形成されている。各大径
孔部5には、それぞれ静圧空気軸受2を構成する円筒状
の多孔質部材が接着或いはしまりばめ等の手段ではめ込
まれている。多孔質部材2は多孔質グラファイト材など
からなり、内径面をラジアル軸受面6、外端面をスラス
ト軸受面7として用いるように、切削或いは研削加工で
仕上げ加工がなされている。
【0011】多孔質部材2と大径孔部5とが対面する部
分、すなわち、多孔質部材2の外径面と大径孔部5の内
周面との間、及び多孔質部材2の内端面と大径孔部5の
底面との間には、絶縁材8としての表面処理膜が介在さ
れており、これによりハウジング1と多孔質部材2との
間、ひいてはハウジング1と回転軸4との間が電気的に
絶縁され、ハウジング1と回転軸4とに別々に電圧が印
加できるようになっている。表面処理膜は、ポリアミド
イミドやふっ素化合物などで形成されている。ここで、
この実施の形態では、多孔質部材2の外径面と内端面と
に表面処理膜8をコーティングしているが、これに代え
て、大径孔部5の内周面と底面とに表面処理膜8をコー
ティングしてもよい。
【0012】多孔質部材2には、回転軸4が軸受すき間
1 を存して内挿されている。回転軸4はその軸線方向
の長さがハウジング1と略同一とされ、内部には軸心に
沿って貫通する貫通孔4aが形成されている。回転軸4
の外周面は、多孔質部材2のラジアル軸受面6に軸受す
き間S1 を存して対向するラジアル受面12とされてお
り、該ラジアル受面12とラジアル軸受面6とによって
ラジアル軸受が構成される。
【0013】また、回転軸4の両端部にはそれぞれフラ
ンジ部9がボルト10を介して着脱自在に固定されてい
る。フランジ部9はハウジング1の端面に対向してお
り、中央部には回転軸4の貫通孔4aに連通する吸引孔
9aが形成されている。一方のフランジ部9の外端面が
磁気ディスクなどの吸着保持に利用できるワーク吸着部
11をなしている。フランジ部9の内端面は多孔質部材
2のスラスト軸受面7に軸受すき間S2 を存して対向す
るスラスト受面13とされており、該スラスト受面13
とスラスト軸受面7とによってスラスト軸受が構成され
る。
【0014】各多孔質部材2の間に位置するハウジング
1の内周面には、周方向に連続する3個の周溝15,1
6,17が軸方向に所定の間隔を存して形成されてい
る。これらの周溝15,16,17のうち多孔質部材2
に隣接する位置にある周溝15,17には、ハウジング
1の壁部に形成された図示しない排気孔の一端が連通し
ており、該排気孔の他端はハウジング1の外面に開口し
ている。
【0015】中間位置の周溝16には、ハウジング1の
壁部内に形成された吸気孔18の一端が連通しており、
該吸気孔18の他端はハウジング1の端面に開口してそ
の開口端に図示しない真空ポンプなどの配管が接続され
る。また、周溝16には、回転軸4の壁部に径方向に延
在して形成された吸気孔19の一端が連通しており、該
吸気孔19の他端は貫通孔4aに連通している。吸気孔
19は周方向に所定の間隔を存して複数形成されてい
る。
【0016】ハウジング1の端面には、給気孔14の一
端が開口しており、該給気孔14の他端はハウジング1
の壁部内で2つに分岐してそれぞれ各多孔質部材2の外
径面に達している。給気孔14に図示しない加圧空気供
給源から圧縮空気を送り込むことにより、該圧縮空気が
絞りとして機能する多孔質部材2を介してラジアル軸受
の軸受すき間S1 及びスラスト軸受の軸受すき間S2
噴出し、これにより、流体膜を形成して回転軸4を固定
体3に対し非接触で浮上支持するようになっている。
【0017】なお、スラスト軸受面7から噴出した圧縮
空気は、軸受すき間S2 から外部に排出され、また、ラ
ジアル軸受面6から噴出した圧縮空気は一部が軸受すき
間S 2 から外部に排出されると共に、残部が多孔質部材
2に隣接する周溝15,17から排気孔を経て外部に排
出される。
【0018】かかる構成のスピンドル装置においては、
回転軸4の端部に設けられたフランジ部9のワーク吸着
部11に図示しない磁気ディスクを装着して真空発生源
を作動させ、貫通孔4a内の空気を吸気孔19、周溝1
6、吸気孔18を経て真空吸引することにより、磁気デ
ィスクを吸着保持し、次いで、図示しない駆動手段によ
り回転軸4と共に磁気ディスクを一定回転速度で回転さ
せる。そして、回転軸4に固定体3から導電性の板バネ
で支持されたブラシを接触させ、ハウジング1と回転軸
4とを同電位の導通状態にするか、あるいは固定体3と
導電性板バネ締結部を塩化ビニールなどの絶縁材で絶縁
させ、ハウジング1と回転軸4との間を絶縁状態にして
磁気ディスクの検査を行う。ハウジング1と回転軸4と
の間を絶縁状態にして磁気ディスクの検査を行う際に
は、ハウジング1と回転軸4の間は、上述したように、
多孔質部材2とハウジング1の大径孔部5との対面部分
に介在された表面処理膜8により電気的に絶縁されてい
るので、従来のように、静圧空気軸受2の軸受すき間に
存在する僅かな塵等を無視することができ、この結果、
時間の経過に関係なくハウジング1と回転軸4との間を
確実に絶縁することができる。
【0019】また、静圧空気軸受2の軸受すき間に存在
する僅かな塵等を無視することができることから、従来
に比べて、洗浄及び組み立て作業に要する時間を大幅に
短縮することができ、この結果、生産性の向上を図るこ
とができる。
【0020】なお、上記実施の形態では、ハウジング
1、静圧気体軸受2及び回転軸4を全て導電性材料で形
成し、静圧空気軸受2とハウジング1の大径孔部5との
対面部分に表面処理膜8を介在させることにより、ハウ
ジング1と回転軸4との間を電気的に絶縁するようにし
ているが、これに代えて、回転軸4、静圧空気軸受2及
びハウジング1の少なくとも一個をセラミックなどの絶
縁材料で形成してハウジング1と回転軸4との間を電気
的に絶縁するようにしてもよい。
【0021】また、上記実施の形態では、静圧空気軸受
2として多孔質部材を用いた場合を例に採ったが、これ
に代えて、例えばオリフィス絞りや自成絞りを備えた多
数孔形の静圧空気軸受とか、表面絞り形の静圧空気軸受
を使用してもよい。
【0022】
【発明の効果】上記の説明から明らかなように、固定体
及び該固定体に回転可能に支持される回転軸の内の少な
くとも一方に絶縁材を配置して、ハウジングと回転軸と
の間を電気的に絶縁しているので、従来のように、静圧
空気軸受の軸受すき間に存在する僅かな塵等を無視する
ことができ、この結果、時間の経過に関係なくハウジン
グと回転軸との間を確実に絶縁することができるという
効果が得られる。
【0023】また、静圧空気軸受の軸受すき間に存在す
る僅かな塵等を無視することができることから、従来に
比べて、洗浄及び組み立て作業に要する時間を大幅に短
縮することができ、この結果、生産性の向上を図ること
ができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例であるスピンドル装
置を説明するための説明的断面図である。
【符号の説明】
1…ハウジング 2…静圧気体軸受 3…固定体 4…回転軸 8…絶縁材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングと該ハウジングの内周面に取
    り付けられた静圧気体軸受とを有する固定体、及び前記
    ハウジングに前記静圧気体軸受を介して支持される回転
    軸を備えたスピンドル装置であって、前記固定体及び前
    記回転軸の内の少なくとも一方に、前記ハウジングと前
    記回転軸との間を電気的に絶縁する絶縁材を配置したこ
    とを特徴とするスピンドル装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002349545A (ja) * 2001-05-30 2002-12-04 Smc Corp 非接触式ガイドローラ
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CN108612757B (zh) * 2018-07-13 2020-05-12 燕山大学 一种主动型磁流变液静压轴承

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