JP2002349545A - 非接触式ガイドローラ - Google Patents

非接触式ガイドローラ

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JP2002349545A JP2001161846A JP2001161846A JP2002349545A JP 2002349545 A JP2002349545 A JP 2002349545A JP 2001161846 A JP2001161846 A JP 2001161846A JP 2001161846 A JP2001161846 A JP 2001161846A JP 2002349545 A JP2002349545 A JP 2002349545A
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    • B65H27/00Special constructions, e.g. surface features, of feed or guide rollers for webs

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  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
  • Magnetic Bearings And Hydrostatic Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 非接触式ガイドローラにおいて、ローラの厚
みを大きくすることなく、ローラの外力に対する変形抵
抗を十分なものとなし、ローラの剛性を事実上増大させ
ることを課題とする。 【解決手段】 非接触式ガイドローラは、センターシャ
フト11の外面に多孔質材料製で円筒状のラジアル気体軸
受12が固定され、ラジアル気体軸受12の外周にローラ13
が非接触で移動可能な状態に支持されている。ラジアル
気体軸受12及びローラ13をそれぞれ1個となし、ラジア
ル気体軸受12の外周にローラ13の内側の全面が対向配置
されている。ローラ13は、ラジアル気体軸受12により補
強され、剛性が事実上増大する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テープ類(例えば
磁気テープ)の製造工程で移送方向変換用に使用され、
静圧軸受を内設した非接触式ガイドローラに関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来の非接触式ガイドローラ
(特開2000−145759号公報参照)を示す。こ
の従来技術においては、主軸(センターシャフト)1の
外周に2個の内側スリーブ3A,3B及び1個のノズル
板8が所定の間隔をおいて固定され、ローラ2の内周に
2個の軸受スリーブ4A,4B及びスラスト板7が所定
の間隔をおいて固定されている。2個の内側スリーブ3
A,3Bの外面と2個の軸受スリーブ4A,4Bの内面
とがそれぞれ対向して配置され、スラスト板7の左面及
び右面にそれぞれノズル板8の右面及び軸受3Aの左面
が対向して配置されている。
【0003】圧縮空気が、給気コネクタ9,給気通路
5,ラジアル方向の給気ノズル6a,スラスト方向の給
気ノズル6bを通って、ラジアル軸受隙間(内側スリー
ブ3Aの外面と軸受スリーブ4Aの内面との間のラジア
ル軸受隙間A,並びに内側スリーブ3Bの外面と軸受ス
リーブ4Bの内面との間のラジアル軸受隙間B),スラ
スト軸受隙間(スラスト板7の左面とノズル板8の右面
との間の第1スラスト軸受隙間、並びにスラスト板7の
右面と軸受3Aの左面との間の第2スラスト軸受隙間)
に噴出される。ラジアル軸受隙間に充満する空気により
ローラ2が主軸1に対して非接触状態でラジアル方向に
支持され、スラスト軸受隙間に充満する空気によりロー
ラ2が主軸1に対して非接触状態でスラスト方向に支持
される。
【0004】従来の非接触式ガイドローラの製造につい
ては、予めローラ2の内側に軸受スリーブ4A,4Bと
スラスト板7を所定の間隔をおいて固着(溶接)し、主
軸1の外側に内側スリーブ3Aと3Bを所定の間隔をお
いて固着(溶接)しておく。組立に際しては、内側スリ
ーブ3A,3Bの外側の対向位置に軸受スリーブ4A,
4Bを配置するとともに、内側スリーブ3Aの左面にス
ラスト板7の右面を対向させる。そして、スラスト軸受
隙間が設定値になるよう配慮しつつ、ノズル板8を主軸
1の外面に固着(溶接)する。
【0005】従来の非接触式ガイドローラでは、ローラ
2の内面の両側部は、2個のスリーブ4A,4Bで固定
支持されるが、ローラ2の内面の中央部にはスリーブ4
A,4Bよりも長い空間があり、ローラ2に必要な剛性
(外力に対する変形抵抗)を得るためにはローラ2の半
径方向の厚みを相当大きくしなければならない。また、
スラスト軸受が、主軸1に固定されたノズル板8・スリ
ーブ3A及びローラ2に固定されたスラスト板7により
構成されており、この構造ではスラスト板7及びノズル
板8の軸線方向の厚みを相当大きくしなければならな
い。更に、第2スラスト軸受隙間とラジアル軸受隙間A
とが連通しているので、この連通箇所でラジアル方向の
給気ノズル6aから噴出された空気と,スラスト方向の
給気ノズル6bから噴出された空気とが衝突し、ローラ
2の回転が不安定となる。また、溶接により部品の組立
てが行なわれるので、組立ての手数が多くコスト高とな
る。しかも、ローラ2の外表面は軸線方向全体にわたり
同一直径であるので、ローラ2に掛けた磁気テープ等の
抜け出しを防止するためには、ローラ2の軸線方向の長
さを相当大きくしなければならない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、非接触式ガ
イドローラにおいて、ローラの厚みを大きくすることな
く、ローラの外力に対する変形抵抗を十分なものとな
し、ローラの剛性を事実上増大させることを第1課題と
し、スラスト荷重に耐え易い構造にすることを第2課題
とし、ラジアル気体軸受から噴出された空気と,スラス
ト気体軸受から噴出された空気との衝突を防止してロー
ラの回転を安定化させることを第3課題とし、部品の組
立てを簡単にすることを第4課題とし、ローラの軸線方
向長さが必要最小限であっても、ローラに掛けたテープ
が抜けださないようにすることを第5課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、センターシャ
フトの外面に多孔質材料製で円筒状のラジアル気体軸受
が固定され、ラジアル気体軸受の外周にローラが非接触
で移動可能な状態に支持された非接触式ガイドローラに
おいて、ラジアル気体軸受及びローラをそれぞれ1個と
なし、ラジアル気体軸受の外周にローラの内側の全面が
対向配置されたことを第1構成とする。本発明は、第1
構成において、センターシャフト及びラジアル気体軸受
の両端部が支持ボディによってそれぞれ支持され、各支
持ボディの軸線方向内側に多孔質材料製でリング状のス
ラスト気体軸受がそれぞれ配設され、各スラスト気体軸
受の軸線方向内側にローラのフランジ部が非接触で移動
可能な状態にそれぞれ支持されることを第2構成とす
る。本発明は、第2構成において、支持ボディ内の給気
通路、センターシャフト内の給気通路及びラジアル気体
軸受の内部を通して、ラジアル気体軸受とローラの円筒
部との間の微小間隔に気体が供給され、各支持ボディ内
の給気通路及びスラスト気体軸受の内部を通して、スラ
スト気体軸受とローラのフランジ部との間の微小間隔に
気体が供給されることを第3構成とする。本発明は、第
2構成又は第3構成において、各支持ボディの軸線方向
内側面で、スラスト気体軸受支持溝の半径方向内方かつ
大径支持孔の半径方向外方の位置に排気用環状溝がそれ
ぞれ形成され、排気通路の入口端が排気用環状溝にそれ
ぞれ連通され、各支持ボディの半径方向外方の表面に排
気通路の出口端がそれぞれ開口されることを第4構成と
する。本発明は、第1構成において、各支持ボディの軸
線方向の内側面から外側面の位置に、同一軸線上の大径
支持孔、中径支持孔、ボルト軸挿通孔及びボルト頭挿入
孔が軸線方向に順次に隣接して形成され、センターシャ
フトの両端部に雌ねじが形成され、ラジアル気体軸受及
びセンターシャフトの両端部が各支持ボディの大径支持
孔及び中径支持孔にそれぞれ嵌合して支持され、各支持
ボディのボルト頭挿入孔及びボルト軸挿通孔を通して挿
入されたシャフトボルトがセンターシャフトの雌ねじに
それぞれ螺合されることを第5構成とする。本発明は、
第2構成、第3構成又は第4構成において、各支持ボデ
ィの軸線方向の内側面から外側面の位置に、同一軸線上
の大径支持孔、中径支持孔、ボルト軸挿通孔及びボルト
頭挿入孔が軸線方向に順次に隣接して形成され、各支持
ボディの軸線方向内側面で大径支持孔より半径方向外方
の位置にスラスト気体軸受支持溝が形成され、センター
シャフトの両端部に雌ねじが形成され、各支持ボディの
スラスト気体軸受支持溝にスラスト気体軸受がそれぞれ
嵌合して支持され、ラジアル気体軸受及びセンターシャ
フトの両端部が各支持ボディの大径支持孔及び中径支持
孔にそれぞれ嵌合して支持され、各支持ボディのボルト
頭挿入孔及びボルト軸挿通孔を通して挿入されたボルト
がセンターシャフトの雌ねじにそれぞれ螺合されること
を第6構成とする。
【0008】
【発明の実施の形態】図1及び図2は、本発明の非接触
式ガイドローラの実施の形態を示す。図1において、セ
ンターシャフト11の外面に多孔質材料製(例えばカーボ
ンやセラミックスの多孔質材料製)で円筒状のラジアル
気体軸受12が嵌合されて固定され、ラジアル気体軸受12
の軸線方向長さはセンターシャフト11よりも短い。ラジ
アル気体軸受12の外周にフランジ付のローラ13の円筒部
39が非接触で移動可能な状態に支持され、ローラ13の軸
線方向長さはラジアル気体軸受12より短い。本発明の非
接触式ガイドローラでは、ラジアル気体軸受12及びロー
ラ13がそれぞれ1個とされ、ラジアル気体軸受12の外周
にローラ13の円筒部39の内面の全面が対向して配置され
ている。左右の支持ボディ14A,14Bの軸線方向内側で
ラジアル気体軸受12よりも半径方向外方の位置に、多孔
質材料製でリング状のスラスト気体軸受15A,15Bがそ
れぞれ配設され、スラスト気体軸受15A,15Bの軸線方
向内側にローラ13のフランジ部40A、40Bが非接触で移
動可能な状態にそれぞれ支持されている。
【0009】左右の支持ボディ14A,14Bの軸線方向の
内側面から外側面の位置に、中心軸線上の大径支持孔17
A,17B、中径支持孔18A,18B、ボルト軸挿通孔19
A,19B及びボルト頭挿入孔20A,20Bが軸線方向に順
次に隣接してそれぞれ形成されている。左右の支持ボデ
ィ14A,14Bの軸線方向内側面で大径支持孔17A,17B
より半径方向外方の位置に、リング状で断面が長方形の
スラスト気体軸受支持溝21A,21Bがそれぞれ形成され
ている。センターシャフト11の軸中心に軸線方向の給気
通路41が形成され、給気通路41の両端部に雌ねじ23A,
23Bがそれぞれ形成され、センターシャフト11の両端に
雌ねじ23A,23Bが開口されている。
【0010】非接触式ガイドローラの組立て方について
説明する。支持ボディ14A,14Bのスラスト気体軸受支
持溝21A,21Bに、断面が長方形でリング状のスラスト
気体軸受15A,15Bをそれぞれ嵌合して支持させる。ラ
ジアル気体軸受12の内面にセンターシャフト11を嵌合
し、ローラ13の内面にラジアル気体軸受12を挿通する。
ラジアル気体軸受12及びセンターシャフト11の両端部を
支持ボディ14A,14Bの大径支持孔17A,17B及び中径
支持孔18A,18Bにそれぞれ嵌合して支持させる。この
とき、ローラ13のフランジ部40A,40Bはラスト気体軸
受15A,15Bの軸線方向内側に対向して配置される。支
持ボディ14A,14Bのボルト軸挿通孔19A,19B及びボ
ルト頭挿入孔20A,20Bにシャフトボルト24A,24Bを
挿入し、シャフトボルト24A,24Bの六角穴25(図2
(a) 参照)に係合させた回転工具を回転して、シャフト
ボルト24A,24Bをセンターシャフト11の雌ねじ23A,
23Bにそれぞれ螺合する。この螺合により、非接触式ガ
イドローラが図1に示す位置に固定され組み立てられ
る。
【0011】圧縮空気の給気通路について説明する。図
1,図2に示すように、支持ボディ14A,14Bの半径方
向外方の表面(例えば上部平面)に給気ポート26A,26
Bが開口され、中径支持孔18A,18Bの内壁の軸線方向
外側近傍に環状溝27A,27Bが形成されている。給気ポ
ート26A,26Bと環状溝27A,27Bとが半径方向に伸び
る給気通路28A,28Bによって連通されている。センタ
ーシャフト11の雌ねじ23A,23Bのねじ面に環状溝29
A,29Bが形成され、環状溝27A,27Bと環状溝29A,
29Bとが半径方向に伸びる給気通路30A,30Bによって
連通されている。
【0012】シャフトボルト24A,24Bの内部には断面
L字形の連通路31A,31Bが形成され、連通路31A,31
Bの一端は環状溝29A,29Bに連通され、連通路31A,
31Bの他端は給気通路41に連通されている。センターシ
ャフト11の外表面には多数(図1では7個)の環状溝32
が形成され、環状溝32と給気通路41とが多数(図1では
7個)の半径方向に伸びる給気通路33で連通されてい
る。シャフトボルト24A,24Bの頭部側面の環状溝にO
リング35A,35Bがそれぞれ装着され、Oリング35A,
35Bによってシャフトボルト24A,24Bの頭部側面とボ
ルト頭挿入孔20A,20Bとの間がシールされている。中
径支持孔18A,18Bの内壁で環状溝27A,27Bよりも軸
線方向内方の位置の環状溝に、Oリング36A,36Bがそ
れぞれ装着され、Oリング36A,36Bによって中径支持
孔18A,18Bとセンターシャフト11との間がシールされ
ている。
【0013】圧縮空気は空気圧源から給気ポート26A,
26Bの一方又は双方に供給することができるが、ここで
は給気ポート26Bをプラグ34で閉じ、給気ポート26Aに
のみ圧縮空気を供給することとしている。圧縮空気は給
気ポート26Aから給気通路28A、環状溝27A、給気通路
30A、環状溝29A、連通路31A、給気通路41、給気通路
33、環状溝32に流入される。環状溝32に流入された圧縮
空気はラジアル気体軸受12の多孔質材の中を通過して、
ラジアル気体軸受12の外表面に噴出する。圧縮空気は、
ラジアル気体軸受12の外表面とローラ13の円筒部39の内
表面との間の微小間隔( 垂直長さ約10μm)に充満し、
ローラ13がラジアル気体軸受12より浮上して支持され
る。この微小間隔内の空気の軸線方向外方への漏洩はO
リング36A,36Bによって阻止されている。
【0014】支持ボディ14A,14Bのスラスト気体軸受
支持溝21A,21Bの底面(軸線方向の外側面)の、半径
方向の内方部、中央部、外方部に環状溝43A,43B、環
状溝44A,44B及び環状溝45A,45Bがそれぞれ形成さ
れている。環状溝43A,43Bは軸線方向に伸びる給気通
路46A,46Bによって前記給気通路28A,28Bに連通さ
れ、環状溝43A,43B、環状溝44A,44B及び環状溝45
A,45Bは半径方向に伸びる給気通路47A,47Bによっ
て相互に連通されている。
【0015】圧縮空気は給気ポート26Aから給気通路28
A、給気通路46A、環状溝43A、給気通路47A、環状溝
44A、給気通路47A、環状溝45Aに流入される。環状溝
43A、環状溝44A、環状溝45Aに流入された圧縮空気
は、スラスト気体軸受15Aの多孔質材の中を通過して、
スラスト気体軸受15Aの軸線方向内側面(外表面)に噴
出する。圧縮空気は、スラスト気体軸受15Aの軸線方向
内側面とローラ13のフランジ部40Aの軸線方向外側面と
の間の微小間隔( 垂直長さ約10μm)に充満し、ローラ
13がスラスト気体軸受15Aより浮上して支持される。
【0016】同様に、圧縮空気は給気ポート26Aから給
気通路28A、環状溝27A、給気通路30A、環状溝29A、
連通路31A、給気通路41、連通路31B、環状溝29B、給
気通路30B、環状溝27B、給気通路28B、給気通路46
B、環状溝43B、給気通路47B、環状溝44B、給気通路
47B、環状溝45Bに流入される。環状溝43B、環状溝44
B、環状溝45Bに流入された圧縮空気は、スラスト気体
軸受15Bの多孔質材の中を通過して、スラスト気体軸受
15Bの軸線方向内側面(外表面)に噴出する。圧縮空気
は、スラスト気体軸受15Bの軸線方向内側面とローラ13
のフランジ部40Bの軸線方向外側面との間の微小間隔(
垂直長さ約10μm)に充満し、ローラ13がスラスト気体
軸受15Bより浮上して支持される。
【0017】各支持ボディ14A,14Bの軸線方向内側面
で、スラスト気体軸受支持溝21A,21Bの半径方向内方
かつ大径支持孔17A,17Bの半径方向外方の位置に排気
用環状溝49A,49Bがそれぞれ形成されている。各支持
ボディ14A,14B内に軸線方向に伸びる排気通路50A,
50Bがそれぞれ形成され、排気通路50A,50Bの入口端
が排気用環状溝49A,49Bにそれぞれ連通されている。
各支持ボディ14A,14B内に半径方向に伸びる排気通路
51A,51B(図2(c) 参照)がそれぞれ形成され、排気
通路51A,51Bの入口端が排気用環状溝49A,49Bにそ
れぞれ連通され、排気通路51A,51Bの出口端52A,52
B(図2(b) 参照)が各支持ボディ14A,14Bの半径方
向外方の表面に開口されている。
【0018】ラジアル気体軸受12から、各支持ボディ14
A,14Bの軸線方向内側面とローラ13のフランジ部40
A,40Bとの間の間隔を通って、半径方向外方に漏洩す
る空気は、排気用環状溝49A,49B、排気通路50A,50
B、排気通路51A,51B、出口端52A,52Bを通って大
気に排出される。同様に、スラスト気体軸受15A,15B
から、各支持ボディ14A,14Bの軸線方向内側面とロー
ラ13のフランジ部40A,40Bとの間の間隔を通って、半
径方向内方に漏洩する空気は、排気用環状溝49A,49B
から出口端52A,52Bを通って大気に排出される。この
ように、ラジアル気体軸受12から半径方向外方に漏洩す
る空気と、スラスト気体軸受15A,15Bから半径方向内
方に漏洩する空気とは、ともに大気に排出される。従っ
て、ラジアル気体軸受12から漏洩する空気と、スラスト
気体軸受15A,15Bから漏洩する空気とが衝突すること
はなく、ローラ2の回転が不安定なることもない。
【0019】
【発明の効果】請求項1の非接触式ガイドローラでは、
ラジアル気体軸受の外周にローラの内側の全面が対向配
置され、ローラの内側の全面はラジアル気体軸受の外周
に非接触で移動可能な状態に支持されている。そして、
非接触式ガイドローラにおいて、ローラの内側とラジア
ル気体軸受の外周との間隔は微小間隔であるので、ロー
ラの円筒部がラジアル気体軸受及びセンターシャフトに
よって補強された状態となる。この補強により、ローラ
の厚みを大きくすることなく、ローラの外力に対する変
形抵抗が十分なものとなり、ローラの剛性が事実上増大
する。そして、非接触式ガイドローラの寿命が格段に長
くなった。
【0020】請求項2の非接触式ガイドローラでは、セ
ンターシャフト及びラジアル気体軸受の両端部が支持ボ
ディによってそれぞれ支持され、各支持ボディの軸線方
向内側に多孔質材料製でリング状のスラスト気体軸受が
それぞれ配設され、各スラスト気体軸受の軸線方向内側
にローラのフランジ部が非接触で移動可能な状態にそれ
ぞれ支持されている。このように、ローラに作用するス
ラストは、ローラのフランジ部、スラスト気体軸受及び
支持ボディによって支持され、スラスト荷重に耐え易い
構造になっている。また、ローラの両端にフランジ部が
あるので、ローラの軸線方向長さが必要最小限であって
も、ローラに掛けたテープが抜けださない。
【0021】請求項4の非接触式ガイドローラでは、各
支持ボディの軸線方向内側面で、スラスト気体軸受支持
溝の半径方向内方かつ大径支持孔の半径方向外方の位置
に排気用環状溝がそれぞれ形成され、排気通路の入口端
が排気用環状溝にそれぞれ連通され、各支持ボディの半
径方向外方の表面に排気通路の出口端がそれぞれ開口さ
れている。スラスト気体軸受から半径方向内方に向かっ
て流れる圧縮空気が排気用環状溝及び排気通路を通って
大気に排出され、ラジアル気体軸受から半径方向外方に
向かって流れる圧縮空気が排気用環状溝及び排気通路を
通って大気に排出される。従って、ラジアル気体軸受か
ら噴出された空気と,スラスト気体軸受から噴出された
空気との衝突を防止し、ローラの回転を安定化させるこ
とができる。
【0022】請求項5及び6の非接触式ガイドローラで
は、非接触式ガイドローラを構成する部品を所定箇所に
配置し、シャフトボルトを各支持ボディのボルト頭挿入
孔及びボルト軸挿通孔を通して挿入しセンターシャフト
の雌ねじにそれぞれ螺合する。この螺合により部品が所
定箇所に固定され、非接触式ガイドローラの組立てが簡
単になる。しかも、シャフトボルトをセンターシャフト
の雌ねじから外して非接触式ガイドローラを分解し、老
朽化した部品を取り替えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の非接触式ガイドローラの実施の形態の
断面図である。
【図2】図2(a) は本発明の非接触式ガイドローラの実
施の形態の縮小状面図、図2(b) は同じく縮小正面図、
図2(c) は同じく縮小右側面図である。
【図3】従来の非接触式ガイドローラの断面図である。
【符号の説明】
11 センターシャフト 12 ラジアル気体軸受 13 ローラ 14A,14B 支持ボディ 15A,15B スラスト気体軸受 17A,17B 大径支持孔 18A,18B 中径支持孔 39 円筒部 40A,40B フランジ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J102 AA02 BA19 CA09 EA02 EA17 EA23 GA11 3J103 AA07 DA08 FA03 HA18

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センターシャフトの外面に多孔質材料製
    で円筒状のラジアル気体軸受が固定され、ラジアル気体
    軸受の外周にローラが非接触で移動可能な状態に支持さ
    れる非接触式ガイドローラにおいて、ラジアル気体軸受
    及びローラをそれぞれ1個となし、ラジアル気体軸受の
    外周にローラの内側の全面が対向配置されたことを特徴
    とする非接触式ガイドローラ。
  2. 【請求項2】 センターシャフト及びラジアル気体軸受
    の両端部が支持ボディによってそれぞれ支持され、各支
    持ボディの軸線方向内側に多孔質材料製でリング状のス
    ラスト気体軸受がそれぞれ配設され、各スラスト気体軸
    受の軸線方向内側にローラのフランジ部が非接触で移動
    可能な状態にそれぞれ支持される請求項1記載の非接触
    式ガイドローラ。
  3. 【請求項3】 支持ボディ内の給気通路、センターシャ
    フト内の給気通路及びラジアル気体軸受の内部を通し
    て、ラジアル気体軸受とローラの円筒部との間の微小間
    隔に気体が供給され、各支持ボディ内の給気通路及びス
    ラスト気体軸受の内部を通して、スラスト気体軸受とロ
    ーラのフランジ部との間の微小間隔に気体が供給される
    請求項2記載の非接触式ガイドローラ。
  4. 【請求項4】 各支持ボディの軸線方向内側面で、スラ
    スト気体軸受支持溝の半径方向内方かつ大径支持孔の半
    径方向外方の位置に排気用環状溝がそれぞれ形成され、
    排気通路の入口端が排気用環状溝にそれぞれ連通され、
    各支持ボディの半径方向外方の表面に排気通路の出口端
    がそれぞれ開口された請求項2又は3記載の非接触式ガ
    イドローラ。
  5. 【請求項5】 各支持ボディの軸線方向の内側面から外
    側面の位置に、同一軸線上の大径支持孔、中径支持孔、
    ボルト軸挿通孔及びボルト頭挿入孔が軸線方向に順次に
    隣接して形成され、センターシャフトの両端部に雌ねじ
    が形成され、ラジアル気体軸受及びセンターシャフトの
    両端部が各支持ボディの大径支持孔及び中径支持孔にそ
    れぞれ嵌合して支持され、各支持ボディのボルト頭挿入
    孔及びボルト軸挿通孔を通して挿入されたシャフトボル
    トがセンターシャフトの雌ねじにそれぞれ螺合された請
    求項1記載の非接触式ガイドローラ。
  6. 【請求項6】 各支持ボディの軸線方向の内側面から外
    側面の位置に、同一軸線上の大径支持孔、中径支持孔、
    ボルト軸挿通孔及びボルト頭挿入孔が軸線方向に順次に
    隣接して形成され、各支持ボディの軸線方向内側面で大
    径支持孔より半径方向外方の位置にスラスト気体軸受支
    持溝が形成され、センターシャフトの両端部に雌ねじが
    形成され、各支持ボディのスラスト気体軸受支持溝にス
    ラスト気体軸受がそれぞれ嵌合して支持され、ラジアル
    気体軸受及びセンターシャフトの両端部が各支持ボディ
    の大径支持孔及び中径支持孔にそれぞれ嵌合して支持さ
    れ、各支持ボディのボルト頭挿入孔及びボルト軸挿通孔
    を通して挿入されたボルトがセンターシャフトの雌ねじ
    にそれぞれ螺合された請求項2、3又は4記載の非接触
    式ガイドローラ。
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