JPH0439415A - 流体軸受装置 - Google Patents

流体軸受装置

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JPH0439415A
JPH0439415A JP14534990A JP14534990A JPH0439415A JP H0439415 A JPH0439415 A JP H0439415A JP 14534990 A JP14534990 A JP 14534990A JP 14534990 A JP14534990 A JP 14534990A JP H0439415 A JPH0439415 A JP H0439415A
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Tadayuki Kubo
忠之 久保
Yasuo Horikoshi
堀越 康夫
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、軸受面と回転体との間の微小すきまに流体膜
を形成して回転体を非接触支持する流体軸受に関し、特
に、高速回転および高精度回転を必要とする工作機械、
計測機械等に使用される流体軸受に関する。
[従来の技術] 従来の流体静圧軸受として、第4図に示す構成のものが
知られている。同図において、1は回転体であるスラス
トプレート、2は回転体であるロータ、3はハウジング
、4はハウジング3に固定されたリング形状の多孔質体
、5はハウジング3に嵌着された円筒形状の多孔質体、
6は給気孔、7は多孔質体4,5とハウジング3の間に
形成された中空の給気室、8は多孔質体5の円周上に設
けられた排気溝、9は排気孔、10は多孔質体4の軸受
面4aとスラストプレート1との間の微小すきま、11
は多孔質体5の軸受面5aとロータ2との間の微小すぎ
まである。
上記構成において、給気孔6から加圧気体を供給すると
、その加圧気体は、給気室7から多孔質体4.5を通り
、軸受面4a、5aの開気孔から噴出し、微小すきま1
0.11に気体膜を形成し、スラストプレート1および
ロータ2を支持する。軸受面4aに噴出した気体は外部
へ排出される。軸受面5aに噴出した気体は排気溝8を
通り排気孔9から外部へ排出される。
[発明が解決しようとする課題] ところで、このような従来例では回転体が高速回転した
ときの変形により、スラストプレート1の面1aと軸受
面4aとが接触してしまうという欠点があった。
本発明の目的は、回転体の回転時の変形によりスラスト
軸受部で軸受面と回転体とが接触することを防止した流
体軸受の提供にある。
〔課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するため、本発明では、軸受面と回転
体との間の微小すきまからなる軸受すきまに流体膜を形
成して回転体を非接触支持する流体軸受において、回転
体の回転時の変形によりスラスト軸受部で軸受面と回転
体とが接触することを防止するよう回転体の回転時の変
形を見込んてスラスト軸受部の軸受すきまを設定したこ
とを特徴としている。
[作用] 従来の流体軸受において、回転体が高速回転したときの
変形によりスラスト軸受部で軸受面と回転体とが接触し
てしまう理由は、以下の通りである。
すなわち、スラストプレート1およびロータ2からなる
第4図に示すような回転体を駆動手段(図示しない)に
より高速回転させたとぎ、ロータ2が遠心力により変形
し、微小すきま11が減少して回転体と軸受面5aとが
接触してしまうことは知られている。そこで、−数的に
は予め遠心力による変形を見込んでロータ2と多孔質体
5との間の微小すきま11を各々均等な量だけ太き目に
設定している。また、一般に、回転円板の遠心力による
変形形状は、第5図の破線のようになることが知られて
いるが、従来は、回転軸に垂直な面すなわち第4図にお
けるスラストプレート1の面1aの変形も同様の傾向の
変形であり、すなわち高速回転時、微小隙間10はむし
ろ広がる傾向にあると考えられていた。このため、高速
回転時におけるスラストプレート1と多孔質体4との間
の微小すきま10の変化に関してあまり考慮されていな
いのが実状であった。
これに対し、本発明者の知見によると、第4図に示すよ
うな回転体が高速回転したときは、スラストプレート1
の片側にロータ2が設けられているため、ロータ2と結
合されている側の面1aの遠心力による伸びがロータ2
によって押えられ、結果としてスラストプレート1のロ
ータ側の面1aは、第6図に示す破線のように、ロータ
側へ倒れ込むように変形する。すなわち、回転体が高速
回転したときには、微小すきま10も少さくなるため、
上記従来例のように微小すきま11を太き目に設定して
も、スラストプレート1の面1aと軸受面4aとが接触
してしまうことになる。
本発明では、スラスト軸受部において、回転体の形状、
材質、目標とする回転数等により決定される回転体の変
形量を見込んで停止時の軸受すきまを設定するようにし
たため、回転体が回転時の遠心力等により変形しても、
軸受面と回転体とがスラスト軸受部で接触することを防
止することができる。また、回転体の変形量および変形
形状に合わせて回転体の形状を設定することにより、軸
受面全面にわたって均一な軸受すきまを確保することも
可能である。
[実施例] 第1図は、本発明の一実施例に係る気体軸受の微小すき
ま10の部分の拡大図である。第1図の軸受は、全体構
成は第4図に示す従来例と同様であるが、この微小すき
ま10の部分の構造が異なっている。第1図において、
微小すきま10.11および面1aの変形形状(図中破
線)は説明のために誇張して表わしている。
回転前の微小すきま10(幅C)は、回転によるスラス
トプレート1の変形量をΔXとし、目標とする軸受性能
(主に剛性および負荷容量)を得るための設計上のすき
まを00として、C=c。
+ΔXの関係となるようにしている。
上記構成において、回転体であるスラストプレート1と
ロータ2を高速回転させると、スラストプレート1の面
1aはロータ2の影響により図中破線のように軸受面4
側へ倒れ込んでくる。しかし、第1図の流体軸受におい
ては、この倒れ込んでくる量(ΔX)を見込んで微小す
きま10の幅Cが設定されているため、面1aと軸受面
4aとが接触することが防止される。
微小すきま10の量Cについて具体例で説明する。スラ
ストプレート1の外径が105 mm、内径が30mm
、厚さが25111mであり、ロータ2の外径が50a
oa、内径が30mm、長さが56mm、ヤング率が2
1000 Kgf 7mm2  ポアソン比が0.33
、比重が7.8g/cm’である回転体を30000 
r、p、m。
で回転させたとき、これを有限要素法を用いて解析する
と、スラストプレート1の面1aの最大の変形量(ΔX
)は8.6μm程度になる。
例えば回転体が30000 r、p、m、で回転時に微
小すきま10がC0=10μmになるようにするために
、面1aの変形量Δx=8.6μmを見込んで製作時に
C=C0+Δx = 18.6μmとなるように微小す
きま10の大きさCを設定しておけば、面1aと軸受面
4aは接触することなく、また剛性、負荷容量も確保す
ることができる。
第2図は、本発明の第2の実施例を示す微小すきま10
の部分の拡大図である。全体の構成は従来例第4図と同
様である。ここで、微小すきま10.11および面1a
の変形形状(図中破線)は説明のために誇張して表わし
ている。
回転前の微小すきま10 (=C,C′)は、スラスト
プレート1の外周側の変形量ΔXと、内周側の変形量Δ
X′と、目標とする軸受性能(主に剛性および負荷容量
)を得るための設計上のすきまC0とからなり、各々C
=Δx+Co、C’ =Δx′+Coの関係となるよう
にし、軸受面4aをテーパー形状にしている。
上記構成において、回転体であるスラストプレート1と
ロータ2を高速回転させると、スラストプレート1の面
1aは、ロータ2の影響により図中破線のように軸受面
4a側へ倒れ込んでくる。
このときのスラストプレートの外周側変形量ΔXと内周
側の変形量ΔX′とを見込んで微小すきま1o (=C
,C’ )が設定されている。このため、面1aと軸受
面4aとが接触することがなくなる。
微小すきま10の量c、c’ と軸受面4aのテーバ−
量について具体例で説明する。スラストプレート1の外
径が105mm、内径が30aun、厚さが25mmて
あり、ロータ2の外径が50mm、内径が30mm、長
さが56mm、ヤング率が21000Hgf / mm
’ 、ポアソン比が0.33.比重が78g/cm3で
ある回転体を30000 r、p、m、で回転させたと
き、これを有限要素法を用いて解析すると、スラストプ
レートの外周側の変形量(ΔX)および内周側の変形量
(Δx’ )は、各々8.6μmおよび5.4μm程度
になる。
例えば回転体が30000 r、p、m、で回転時に微
小すきま10が10μm <xco >になるようにす
るために、製作時に、面1aの変形量Δt−8,6μm
およびΔt’ =5.4 μmを見込んでC工18.6
、かツC’ =  15.4 μmとなるように軸受面
4aにテーパーを設けておけば、面1aと軸受面4aと
は接触することがなく、また、軸受面4a全面にわたっ
て均一なすきまとなるため、剛性、負荷容量も確実に確
保できる。
第3図は、本発明の第3実施例を示す。同図の軸受は、
スラストプレート1の面1aが軸受面4aに対向する範
囲にテーパーを設けたものである。このテーパー量りは
、′s2図におけるスラストプレート外周側変形量ΔX
と内周側変形量ΔX′ とから求まり、h;ΔX−ΔX
′ という関係にあり、C” Co+Δx  +hとな
る。上述の具体例を用いて説明すると、回転体が300
00r、p、o+、で回転したときにΔx=8.6μm
、ΔX−5,4μmであるから、h=3.2μmのテー
パー量となり、製作時にスラストプレートに3,2μm
のテーパーを設け、C= 18.6μrnとなるように
微小すきま10を設定しておけば、面1aと軸受面4a
とは接触することなく、また軸受面4a全面にわたって
均一なすきまとなるため、剛性、負荷容量も確実に確保
できる。
以上は多孔買体を用いた多孔買絞り方式の気体軸受に関
して説明したが、本発明は、他の絞り方式、例えば自戒
絞り、表面絞り、オリフィス絞り等による気体軸受にも
応用できる。また動圧気体軸受にも応用可能で、気体に
限らず油等の液体による軸受にも応用可能である。
[発明の効果〕 以上説明したように、本発明によれば、回転体の径、長
さ、材質、回転数により決定される回転体の変形量を見
込んで軸受すきまを設定することにより、回転体の高速
回転時にロータの影響でスラストプレート軸受面側へ倒
れ込むように変形しても軸受面とスラストプレートとの
接触を回避でき、軸受回転時の焼付き、回転精度の低下
等を防止でき良好な軸受を達成することができる。
また、回転体の変形量および変形形状に合わせて軸受面
または回転体の形状を調整することで、上述の効果に合
わせて軸受面全面にわたって均な軸受すきまを確保する
ことができるため、剛性、負荷容量として設計通りの値
が得られる。
11・微小すきま
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例に係る気体軸受の部分拡大
図、 第2図は、本発明の第2実施例に係る気体軸受の部分拡
大図、 第3図は、本発明の$3実施例に係る気体軸受の部分拡
大部、 第4図は、従来の気体軸受の断面図、 第5図は、回転円板の回転時の変形状態を模擬的に表わ
した図、そして 第6図は、回転体の回転時の変形状態を模擬的に表わし
た図である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)軸受面と回転体との間の微小すきまからなる軸受
    すきまに流体膜を形成して回転体を非接触支持する流体
    軸受において、 回転体の回転時の変形を見込んで、この変形によりスラ
    スト軸受部で軸受面と回転体とが接触しないように、回
    転体の停止時におけるスラスト軸受部の軸受すきまを設
    定したことを特徴とする流体軸受。
  2. (2)軸受すきまを、回転体が回転することにより変形
    したとき均一となるように設定したことを特徴とする請
    求項1記載の流体軸受。
  3. (3)回転体の形状、材質、目標とする回転数により決
    定される回転体の変形量を見込んで停止時の軸受すきま
    を大き目に設定したことを特徴とする請求項1記載の流
    体軸受。
  4. (4)回転体の形状、材質、目標とする回転数により決
    定される回転体の変形量および変形形状に合わせて軸受
    面の形状を設定したことを特徴とする請求項2記載の流
    体軸受。
  5. (5)回転体の形状、材質、目標とする回転数により決
    定される回転体の変形量および変形形状に合わせて回転
    体の形状を設定したことを特徴とする請求項2記載の流
    体軸受。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002349545A (ja) * 2001-05-30 2002-12-04 Smc Corp 非接触式ガイドローラ
US7413347B2 (en) * 2004-09-21 2008-08-19 Minebea Co., Ltd. Fluid dynamic bearing system

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002349545A (ja) * 2001-05-30 2002-12-04 Smc Corp 非接触式ガイドローラ
US7413347B2 (en) * 2004-09-21 2008-08-19 Minebea Co., Ltd. Fluid dynamic bearing system

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