JPH0540327Y2 - - Google Patents

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JPH0540327Y2
JPH0540327Y2 JP14962487U JP14962487U JPH0540327Y2 JP H0540327 Y2 JPH0540327 Y2 JP H0540327Y2 JP 14962487 U JP14962487 U JP 14962487U JP 14962487 U JP14962487 U JP 14962487U JP H0540327 Y2 JPH0540327 Y2 JP H0540327Y2
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rotating shaft
bearing member
grooves
rotary
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  • Magnetic Bearings And Hydrostatic Bearings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はラジアル剛性を向上した静圧空気回転
軸受装置に関するものである。
〔従来技術〕
従来より、高精密機械加工機や高精密計測器等
には、摩擦トルクが低いこと、回転が特に滑らか
なこと、温度の高低に拘わらず使用可能であるこ
と等の特長を有する加圧空気を利用し回転軸を無
接触支承する静圧空気回転軸受装置が広く使用さ
れている。更に前記静圧空気回転軸受装置の材質
が金属から成る場合、加圧空気はその中に含まれ
る水分のために静圧空気軸受部材周辺に錆を発生
させたり、また上記加圧空気の供給が何らかの理
由で止まると焼きつきを生じる恐れが大なるた
め、最近では軸受部材及び回転軸等に耐食性に優
れ、焼きつきが発生しにくい各種セラミツク材が
用いられるようになつてきている。
これら静圧空気軸受方式の軸受装置は、第2図
に示す如く、被支持体としての回転軸12が軸受
部材11に内挿され、該回転軸12の両端にはス
ラスト座としての円板状の板状体13及び13a
が固着されており、板状体13には各種機器を載
置するテーブル(不図示)が設けられ、板状体1
3aには回転駆動するための駆動力伝達機構(不
図示)が一般に付設されている。駆動に際して回
転軸12に狭い間〓Sをもつて対向した軸受部材
11に設けられた複数の供給通路16より加圧空
気を噴出させ、該加圧空気を軸受部材11中央に
設けられた排出通路18へ導き、上記間〓Sに流
れる空気の圧力分布によつて軸に作用する負荷を
支持し、該間〓Sを所定の値に保ち、無接触で高
精度の回転を得んとするものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし乍ら、前記軸受部材に内挿された回転軸
の両端に円板状の板状体を有する静圧空気回転軸
受装置においては、高精度の回転が得られかつ摩
擦が小さいという優れた特徴を有するものの、剛
性が小さいという欠点、即ち上記静圧空気回転軸
受装置はその用途から、一般的に回転軸径に対し
軸の長さが短くかつ大きなテーブルを支えるた
め、軸心よりの垂直方向に対する剛性、いわゆる
スラスト剛性が高いという反面、板状体側方から
負荷される荷重に対する剛性、いわゆるラジアル
剛性は低いという欠点があり、これの向上が望ま
れている。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は回転軸と該回転軸の両端面に装着され
た板状体で形成される角部及び該回転軸に刻設し
た複数の相等しい長さを有する軸方向の溝部に、
加圧空気を噴出する様に前記軸受部材を該加圧空
気の供給通路を設けると共に、上記溝部間の凸状
堰に対向する軸受部材に加圧空気排出通路を設け
ることにより、前記ラジアル剛性を高めかつ該ラ
ジアル剛性を任意に設定することが可能とした静
圧空気回転軸受装置である。
〔実施例〕
以下、本考案実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図は本考案に係る静圧空気回転軸受装置の
要部破断断面図てあり、該静圧空気回転軸受装置
は静止する軸受部材1に回転軸2が内挿され、該
回転軸2の両端面にはスラスト座としての円板状
をした板状体3,3aが固着され、軸受部材1に
は回転軸2と板状体3,3aで形成される角部
4,4a及び回転軸2に刻設した相等しい長さを
有する軸方向の溝5,5a間へ至る加圧空気供給
通路6,6a及び回転軸2に設けられた凸状堰
7,7aと対向する軸受部材1に加圧空気排出通
路8,8aを設け、回転軸2の凸状堰7,7aに
より形成される溝5b,5c及び前記軸方向の溝
5,5aは夫々溝長さが相等しくなるようにして
構成されている。
稼動に際しては、先ず軸受部材1に設けられた
加圧空気供給通路6より導入された加圧空気は回
転軸2と上記板状体3,3aで形成される角部
4,4a、即ち溝5b,9及び5c,9aに噴出
され、溝9,9aに噴出された加圧空気は板状体
3,3aの外周部に設けられた凸状堰10,10
aにて絞られスラスト剛性を発生せしめた後、板
状体3,3aと軸受部材1との〓間より大気中へ
解放・排出される。なお、上記板状体3,3aの
外周部に設けられた凸状堰10,10aは軸受部
材1側に設けても良い。また、溝5b,5cに噴
出された加圧空気は回転軸2に設けられた凸状堰
7,7aにて絞られラジアル剛性を発生せしめた
後、軸受部材1に設けられた加圧空気排出通路
8,8aより大気中へ放出される。
一方、軸受部材1に設けられた加圧空気供給通
路6aより導入された加圧空気は回転軸2に刻設
した相等しい長さを有する軸方向の溝5,5aに
分岐され、夫々前記凸状堰7,7aにて絞られラ
ジアル剛性を発生せしめるように作用した後、前
記と同様にして加圧空気排出通路8,8aより大
気中に放出される。
この様にして、軸受部材1にスラスト方向とラ
ジアル方向両方の剛性を同時に発生させる加圧空
気供給通路6とは別にラジアル方向の剛性のみを
発生させる加圧空気供給通路6aを併設すること
によりラジアル剛性を高めることができる。
また、上記において回転軸2に刻設された相等
しい長さを有する軸方向の溝は、その数、長さ、
深さを増減することによりラジアル剛性の大きさ
を任意に設定することが可能となる。
なお、本実施例では中間部の溝5,5aは2列
対称型として示したが、1列のみとしても良く、
この場合には溝を刻設しない回転軸2側全周にわ
たり、絞り効果を発生させぬ様、回転軸2と軸受
部材1との〓間を極力小さくしておくことにより
適用可能となる。
〔考案の効果〕
以上、述べたように本考案は、軸受部材の表面
にスラスト方向とラジアル方向両方の剛性を同時
に発生させる加圧空気供給通路を併設し、回転軸
に設けられた凸状堰と対向する軸受部材に加圧空
気排出通路を設けたことから、スラスト剛性が高
く、高精度の回転が得られかつ摩擦が小さいこと
は勿論、高いラジアル剛性を得ることができるこ
とから、高精密機械加工機や高精密計測器等に広
範囲に適用し得る超精密高速回転の安定性及び信
頼性を著しく向上させた静圧空気回転軸受装置を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る静圧空気回転軸受装置の
要部破断断面図、第2図は従来の静圧空気回転軸
受装置の要部破断断面図である。 1……軸受部材、2……回転軸、3,3a……
板状体、4,4a……角部、5,5a,5b,5
c……溝、6,6a……加圧空気供給通路、7,
7a……凸状堰、8,8a……加圧空気排出通
路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軸受部材に内挿した回転軸の両端面に各々板状
    体を装着し、軸受部材内周面と回転軸外周面との
    間に軸受部材より加圧空気を噴出し、回転軸を無
    接触支承する静圧空気回転軸受装置において、上
    記回転軸に複数の溝部及び上記凸状堰を形成する
    とともに、上記軸受部材に、回転軸と両端の板状
    体で形成される角部に至る加圧空気供給通路、お
    よび上記回転軸に刻設した複数の溝部のみに至る
    加圧空気供給通路をそれぞれ設け、かつ上記軸受
    部材における回転軸の凸状堰に対向する部分に、
    加圧空気排出通路の入口を設けたことを特徴とす
    る静圧空気回転軸受装置。
JP14962487U 1987-09-30 1987-09-30 Expired - Lifetime JPH0540327Y2 (ja)

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JP14962487U JPH0540327Y2 (ja) 1987-09-30 1987-09-30

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JP14962487U JPH0540327Y2 (ja) 1987-09-30 1987-09-30

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Publication Number Publication Date
JPS6453625U JPS6453625U (ja) 1989-04-03
JPH0540327Y2 true JPH0540327Y2 (ja) 1993-10-13

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JP14962487U Expired - Lifetime JPH0540327Y2 (ja) 1987-09-30 1987-09-30

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100334663B1 (ko) * 1999-05-27 2002-04-27 박태진 공기정압베어링을 이용한 시선안정화장치
JP6492699B2 (ja) * 2015-01-28 2019-04-03 株式会社ジェイテクト 作動部材のスラスト支持装置、及び同支持装置を備えた工作機械

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Publication number Publication date
JPS6453625U (ja) 1989-04-03

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