JPH0244088Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0244088Y2
JPH0244088Y2 JP17218985U JP17218985U JPH0244088Y2 JP H0244088 Y2 JPH0244088 Y2 JP H0244088Y2 JP 17218985 U JP17218985 U JP 17218985U JP 17218985 U JP17218985 U JP 17218985U JP H0244088 Y2 JPH0244088 Y2 JP H0244088Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sliding contact
contact material
bearing member
shaft member
bearing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP17218985U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6280019U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP17218985U priority Critical patent/JPH0244088Y2/ja
Publication of JPS6280019U publication Critical patent/JPS6280019U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0244088Y2 publication Critical patent/JPH0244088Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、耐摩耗性の高い軸受部材と軸部材
とからなる軸受ユニツトに関するものである。
「従来の技術」 従来、軸受ユニツトにおいて、特殊または精密
な用途以外の通常の使用に供するものは、ボール
ベアリング等を介装せず、軸受部材と軸部材とか
らなる簡易なものであつた。これらの軸受ユニツ
トでは、その使用に際して冷却および潤滑を兼ね
る潤滑液や潤滑油を摺接部分に供給している。
「考案が解決しようとする問題点」 ところで、上記従来の軸受ユニツトには次のよ
うな問題点があり、その解決が望まれている。
すなわち、冷却および潤滑のための潤滑液や潤
滑油が常時必要で、そのための供給装置を別途設
ける必要があり、ランニングコスト、イニシヤル
コスト共に嵩んでしまう欠点がある。また、特殊
な液中にて使用する場合等においては、潤滑液や
潤滑油の供給が行なえず、摩耗が促進され、軸受
ユニツトの寿命が短かくなるとう問題がある。
この考案は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、軸受部材と軸部材との相互摺接部分の耐摩耗
性が高く、寿命が長く、しかも、潤滑液等の供給
の必要のない軸受ユニツトを提供することを目的
とするものである。
「問題点を解決するための手段」 この考案に係る高耐摩耗性軸受ユニツトは、軸
受部材の内面摺接部分を窒化珪素焼結体等の耐
熱、耐摩耗性の高いセラミツクス製の摺接材で一
体的に又は分割して被覆するとともに、この軸受
部材に嵌合する軸部材の外周摺接部分を周方向に
小分割するようにしてセラミツクス製の摺接材に
より被覆したものである。
「作用」 上記構成によれば、軸受部材、軸部材双方の摺
接部分の耐熱および耐摩耗性を潤滑液等の供給な
しに大幅に向上させることができるので、軸受ユ
ニツトの長寿命化を図ることができるとともに、
その適用範囲の拡大を図ることができる。
以下、この考案を実施例によりさらに詳しく説
明する。
「実施例 1」 第1図a,bないし第3図は、この考案の第1
の実施例を示すもので、第1図a,bにおいて、
符号1は軸受部材を示すものである。この軸受部
材1の内周面には、高温度における耐摩耗性の高
い窒化珪素焼結体製の摺接材2が一体的に取りつ
けられている。この摺接材2は窒化珪素焼結体に
より円筒状に一体成形したものであり、銅系接合
材3を用いた加熱拡散により軸受部材1内周面に
接合されている。
一方、第2図および第3図に示すように、上記
軸受部材1に回転自在に嵌着される軸部材4の軸
受部材1当接部分外周面には、全周にわたつて複
数の窒化珪素焼結体製の摺接材5…が固着されて
いる。図では、この摺接材5は、一周(一列)8
枚が2列で計16枚用意され、軸部材4外周を覆つ
ている。そのために、この摺接材5は、第4図に
示すように、その上面5aが円周面の一部(8等
分の1)を形成するように膨出しており、また、
その上辺部5bに面取り成形が施こされている。
上記形状の摺接材5…は、銅系接合材6を用いた
加熱拡散により軸部材4の外周面に接合されてい
る。なお、この接合に当つては、各摺接材5…の
間には所定の間隙が形成されるようにしている。
これは、摺接材5を構成している窒化珪素焼結体
の熱膨張率に比べ、軸部材4を構成している金属
材(例えば、ステンレス材)の熱膨張が大幅に大
きいので、各間に間隙を設け、軸部材4の熱収縮
により摺接材5に力がかからないようにして割損
事故を防止するための対策である。また、各摺接
材5の上辺部5bを面取り形成したのは、軸受部
材1の摺接材2内周面との摺接時に、構造上、摺
接材5の上辺部5bに力がかかりやすく、その結
果、上辺部5bが割損されやすいので、それを防
ぐための対策である。
しかして、上記構造によれば、軸受部材1の内
周面および軸部材4の外周面に高温下における耐
摩耗性の高い窒化珪素焼結体製の摺接材2および
5が一体的に取りつけられているので、潤滑液等
の供給を行なわなくても、軸受ユニツトの耐摩耗
性の大幅な向上を図ることができ、長寿命化、ラ
ンニングコストの低減化を図ることができる。
なお、上記実施例1では、軸部材4の外周面に
取りつける摺接材5は、小割りにして複数設ける
ようにし、これに対して軸受部材1の内周面に取
りつける摺接材2は一体物としたが、これは摺接
材2に作用する力として、主に圧縮力が問題であ
り、圧縮力に対してセラミツクス材は比較的強い
からである。しかし、周知のようにセラミツクス
材中の構造欠陥密度は、ほぼ一定なので、小割り
にすれば、1ブロツク中の欠陥数を減少させるこ
とができるため、さらに耐久性の向上を図るため
には軸受部材1側の摺接材2も小割りにして取り
つける方が望ましい。
「実施例 2」 この実施例は、上記実施例1における軸部材の
外周面に取りつける摺接材の形状を変えたことに
特徴がある。第5図に示すように、この実施例の
摺接材7は、上記摺接材5の下面を膨出した形状
に成形されており、断面形状が紡垂形に近づいて
いる。これに伴なつて軸部材8の外周面も断面視
すると各辺が内側に凹んだ8角形状となるように
成形されており、銅系接合材9も各々に適合する
形状となつている。
上記のように、軸側摺接材7を断面ほぼ紡垂形
に成形すれば、さらに摺接材7の外力に対する強
度を高めることができ、さらに軸受ユニツトの耐
久性の向上を図ることができる。
「考案の効果」 以上説明したように、この考案に係る軸受ユニ
ツトは、軸受部材の内面摺接部分を窒化珪素焼結
体等の耐熱、耐摩耗性の高いセラミツクス製の摺
接材で一体的に又は分割して被覆するとともに、
この軸受部材に嵌合する軸部材の外周摺接部分を
周方向に小分割するようにしてセラミツクス製の
摺接材により被覆したものである。従つて、この
考案によれば、軸受部材、軸部材双方の摺接部分
の耐熱および耐摩耗性を潤滑液等の供給なしに大
幅に向上させることができるので、軸受ユニツト
の長寿命化を図ることができるとともに、その適
用範囲の拡大を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bないし第4図a,bはこの考案の
第1の実施例を示すもので、第1図aは軸受部材
の側断面図、bは同軸受部材の正断面図、第2図
は軸部材の側断面図、第3図は同軸部材の正断面
図、第4図a,bは軸側の摺接材を示すもので、
aは平面図、bは正断面図、第5図はこの考案の
第2の実施例を示すもので、軸部材の正断面図で
ある。 1……軸受部材、2,5,7……セラミツクス
製摺接材、3,6,9……接合材、4,8……軸
部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軸受部材の内面摺接部分をセラミツクス製の摺
    接材で一体的に又は分割して被覆するとともに、
    この軸受部材に嵌合する軸部材の外周摺接部分を
    周方向に小分割するようにしてセラミツクス製の
    摺接材により被覆したことを特徴とする高耐摩耗
    性軸受ユニツト。
JP17218985U 1985-11-08 1985-11-08 Expired JPH0244088Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17218985U JPH0244088Y2 (ja) 1985-11-08 1985-11-08

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17218985U JPH0244088Y2 (ja) 1985-11-08 1985-11-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6280019U JPS6280019U (ja) 1987-05-22
JPH0244088Y2 true JPH0244088Y2 (ja) 1990-11-22

Family

ID=31108505

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17218985U Expired JPH0244088Y2 (ja) 1985-11-08 1985-11-08

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0244088Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11449978B2 (en) 2016-01-26 2022-09-20 Symbolic Canada Ulc Cased goods inspection system and method

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5597894B2 (ja) * 2011-08-25 2014-10-01 トライボテックス株式会社 すべり軸受構造体及びその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11449978B2 (en) 2016-01-26 2022-09-20 Symbolic Canada Ulc Cased goods inspection system and method

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6280019U (ja) 1987-05-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR960000986B1 (ko) 세라믹제 축받이
US5176456A (en) Rolling bearing
JPH1047357A (ja) ころがり軸受
EP0422799B1 (en) Ceramic bearing
JPH0244088Y2 (ja)
JPS64716U (ja)
JPH03130431U (ja)
JPS6389428U (ja)
JPH0740737Y2 (ja) 転がり軸受
JPH089459Y2 (ja) アンダーレース潤滑用転がり軸受
JPS6325373Y2 (ja)
JPS6339156U (ja)
JP2970029B2 (ja) 環状体の取付装置
JPH0368621U (ja)
JPH03105726U (ja)
JPH03123113U (ja)
JPS61103501U (ja)
JPH02117426U (ja)
JPS614855U (ja) 連続鋳造設備用ロ−ル
JP2000314425A5 (ja)
JPS607421U (ja) 転がり軸受
JPH0442921U (ja)
JPS607420U (ja) 転がり軸受
JPS62110622U (ja)
JPH02134319U (ja)