JPH09303086A - ブレードカッタ交換装置 - Google Patents
ブレードカッタ交換装置Info
- Publication number
- JPH09303086A JPH09303086A JP11995196A JP11995196A JPH09303086A JP H09303086 A JPH09303086 A JP H09303086A JP 11995196 A JP11995196 A JP 11995196A JP 11995196 A JP11995196 A JP 11995196A JP H09303086 A JPH09303086 A JP H09303086A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutter
- blade cutter
- blade
- chamber
- opening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ブレードカッタを交換するためには 地盤改
良やチャンバ内の圧気を行わなければならないので、地
上の構造物等を避けた位置で効率の悪いブレードカッタ
の交換作業を行わなければならない。 【解決手段】 ブレードカッタHをカッタディスク背面
に設けた交換室4内に格納するとともに、このブレード
カッタHを突出させる開口部1を円筒部材5で気密的に
閉鎖し、この状態で交換室4内と機内Aとをスライドゲ
ート11で気密的に連通させることにより、交換室4内
のブレードカッタHを機内A側から交換できるようにし
ている。これにより、地盤改良および切羽への圧気等を
しないでブレードカッタHを機内Aから交換することが
できる。
良やチャンバ内の圧気を行わなければならないので、地
上の構造物等を避けた位置で効率の悪いブレードカッタ
の交換作業を行わなければならない。 【解決手段】 ブレードカッタHをカッタディスク背面
に設けた交換室4内に格納するとともに、このブレード
カッタHを突出させる開口部1を円筒部材5で気密的に
閉鎖し、この状態で交換室4内と機内Aとをスライドゲ
ート11で気密的に連通させることにより、交換室4内
のブレードカッタHを機内A側から交換できるようにし
ている。これにより、地盤改良および切羽への圧気等を
しないでブレードカッタHを機内Aから交換することが
できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この出願に係る発明は、シー
ルド掘進機のカッタディスクに設けられたブレードカッ
タを機内側から交換するための交換装置に関するもので
ある。
ルド掘進機のカッタディスクに設けられたブレードカッ
タを機内側から交換するための交換装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より、トンネルを掘削するシールド
掘進機は、前部に設けられたカッタディスクを旋回させ
ることにより切羽を掘削し、掘削した土砂をカッタディ
スク後方のチャンバ内へ取り込んだ後、シールド機本体
に設けられたスクリューコンベヤ等の排出装置によって
シールド機本体の後方へと排出している。
掘進機は、前部に設けられたカッタディスクを旋回させ
ることにより切羽を掘削し、掘削した土砂をカッタディ
スク後方のチャンバ内へ取り込んだ後、シールド機本体
に設けられたスクリューコンベヤ等の排出装置によって
シールド機本体の後方へと排出している。
【0003】一方、このようなシールド掘進機で掘削す
る地盤は、例えば埋め立て地等においては、通常、地中
の水分を除去して地盤改良するためにポリプロピレン等
で成形されたペーパードレーンが地中に布設されてお
り、地盤改良が必要な箇所の地中数十メートルまで打設
して地中の水分をこのペーパードレーンで蒸発させるこ
とによって地盤改良している。また、他の掘削場所によ
っては薄鉄板や木杭,丸太等が地中に存在する場合があ
る。そのため、上記シールド掘進機でこのような地中を
掘削する場合には、これらペーパードレーンや薄鉄板,
木杭,丸太等(以下、総称して「障害物」という。)を
切断しながら掘削しなければならない。
る地盤は、例えば埋め立て地等においては、通常、地中
の水分を除去して地盤改良するためにポリプロピレン等
で成形されたペーパードレーンが地中に布設されてお
り、地盤改良が必要な箇所の地中数十メートルまで打設
して地中の水分をこのペーパードレーンで蒸発させるこ
とによって地盤改良している。また、他の掘削場所によ
っては薄鉄板や木杭,丸太等が地中に存在する場合があ
る。そのため、上記シールド掘進機でこのような地中を
掘削する場合には、これらペーパードレーンや薄鉄板,
木杭,丸太等(以下、総称して「障害物」という。)を
切断しながら掘削しなければならない。
【0004】しかし、このような障害物はカッタディス
クで確実に切断することができず、例えばペーパードレ
ーンの場合にはチャンバ内を閉塞してしまったり、掘削
面以外のペーパードレーンもチャンバ内へ取り込んでし
まい周囲の地盤を落としてしまう恐れもある。
クで確実に切断することができず、例えばペーパードレ
ーンの場合にはチャンバ内を閉塞してしまったり、掘削
面以外のペーパードレーンもチャンバ内へ取り込んでし
まい周囲の地盤を落としてしまう恐れもある。
【0005】そのため、このような障害物が存在する地
中を掘削するシールド掘進機の場合には、この障害物を
切断するためのブレードカッタ(丸刃カッタ)が装備さ
れている。このブレードカッタは、カッタディスクとは
異なる駆動手段によって回転駆動され、カッタディスク
の前面に障害物が現れたらこのブレードカッタをカッタ
ディスクより先行させて障害物の切断作業を行うことと
なる。このブレードカッタは磨耗したら新たなブレード
カッタと交換している。
中を掘削するシールド掘進機の場合には、この障害物を
切断するためのブレードカッタ(丸刃カッタ)が装備さ
れている。このブレードカッタは、カッタディスクとは
異なる駆動手段によって回転駆動され、カッタディスク
の前面に障害物が現れたらこのブレードカッタをカッタ
ディスクより先行させて障害物の切断作業を行うことと
なる。このブレードカッタは磨耗したら新たなブレード
カッタと交換している。
【0006】このブレードカッタは地山と接しているた
め機内から交換することができないので、人間がチャン
バ内に入ってブレードカッタを交換することなる。この
場合には、カッタディスク周囲の地中に薬液注入をする
ことによって地盤改良し、周囲の地盤が崩れないように
固化させた状態にしてからチャンバ内に所定の内圧をか
けて(以下、「圧気」という。)ブレードカッタの交換
作業を行うこととなる。
め機内から交換することができないので、人間がチャン
バ内に入ってブレードカッタを交換することなる。この
場合には、カッタディスク周囲の地中に薬液注入をする
ことによって地盤改良し、周囲の地盤が崩れないように
固化させた状態にしてからチャンバ内に所定の内圧をか
けて(以下、「圧気」という。)ブレードカッタの交換
作業を行うこととなる。
【0007】なお、この種の従来技術として、実開平6
−46099号公報記載の考案がある。この考案は図5
の側断面図に示すように、作業者が入れるように形成さ
れたカッタディスク51カッタディスクフレーム52内
にブレードカッタ53を格納し、この状態でカッタディ
スク51の前面と平行にスライドするゲート54をカッ
タディスクフレーム52の長手方向にスライドさせてブ
レードカッタ53の前面を閉じて、カッタディスクフレ
ーム52内でブレードカッタ53を交換できるようにし
ている。この構成の場合、ペーパードレーン等に突き当
たった時にゲート54を開き、ブレードカッタ53をカ
ッタディスク51から突出させて回転させることにより
カッタディスク51に先行してペーパードレーン等を切
断するものである。
−46099号公報記載の考案がある。この考案は図5
の側断面図に示すように、作業者が入れるように形成さ
れたカッタディスク51カッタディスクフレーム52内
にブレードカッタ53を格納し、この状態でカッタディ
スク51の前面と平行にスライドするゲート54をカッ
タディスクフレーム52の長手方向にスライドさせてブ
レードカッタ53の前面を閉じて、カッタディスクフレ
ーム52内でブレードカッタ53を交換できるようにし
ている。この構成の場合、ペーパードレーン等に突き当
たった時にゲート54を開き、ブレードカッタ53をカ
ッタディスク51から突出させて回転させることにより
カッタディスク51に先行してペーパードレーン等を切
断するものである。
【0008】また、他の従来技術として、特開平7−4
180号公報記載の発明があり、この発明ではブレード
カッタの取付用ボディをチャンバ側へ回動させた状態で
ゲート内にブレードカッタを取り込んで交換するように
している。
180号公報記載の発明があり、この発明ではブレード
カッタの取付用ボディをチャンバ側へ回動させた状態で
ゲート内にブレードカッタを取り込んで交換するように
している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記地盤改
良を行うための薬液注入は、掘削位置の所定距離前方で
地上からボーリング作業等によって設けた穴に薬液を注
入して固化させる作業となるため、地上にビル等の構造
物等が存在すると薬液注入が行えなくなってしまう。そ
のため、ブレードカッタの交換作業を行うための地盤改
良をするためには、地上の構造物等を避けた位置での交
換作業をしなければならなくなる。
良を行うための薬液注入は、掘削位置の所定距離前方で
地上からボーリング作業等によって設けた穴に薬液を注
入して固化させる作業となるため、地上にビル等の構造
物等が存在すると薬液注入が行えなくなってしまう。そ
のため、ブレードカッタの交換作業を行うための地盤改
良をするためには、地上の構造物等を避けた位置での交
換作業をしなければならなくなる。
【0010】しかしながら、このような地上の構造物等
を避けるにはブレードカッタの掘削可能距離以下で交換
しなければならない場合を生じ、効率的なブレードカッ
タの交換作業を行うことができなくなる。しかも、都市
のように構造物が連なった地中であれば交換作業を行え
ない場合もある。
を避けるにはブレードカッタの掘削可能距離以下で交換
しなければならない場合を生じ、効率的なブレードカッ
タの交換作業を行うことができなくなる。しかも、都市
のように構造物が連なった地中であれば交換作業を行え
ない場合もある。
【0011】また、上記したように、カッタディスク5
1の前面と平行にゲート54をスライドさせてカッタデ
ィスクフレーム52の前面を閉じて密閉する場合、閉鎖
時にゲート54とカッタディスク51との間に土砂を噛
み込む場合が多く、確実にカッタディスクフレーム52
内を気密的に閉鎖することは困難である。しかも、カッ
タディスクフレーム52内に格納したブレードカッタ5
3を交換するためには、一旦、機内からチャンバ内に出
た後にカッタディスクフレーム52内へ入らなければな
らず、この場合には上記したように、カッタディスク5
1周囲の地中へ薬液注入したりチャンバ内に圧気をかけ
たりしてからブレードカッタ53の交換作業を行うこと
となる。そのため、ブレードカッタ53の交換作業に多
くの時間と費用を要し効率的な交換作業が行えなくな
る。
1の前面と平行にゲート54をスライドさせてカッタデ
ィスクフレーム52の前面を閉じて密閉する場合、閉鎖
時にゲート54とカッタディスク51との間に土砂を噛
み込む場合が多く、確実にカッタディスクフレーム52
内を気密的に閉鎖することは困難である。しかも、カッ
タディスクフレーム52内に格納したブレードカッタ5
3を交換するためには、一旦、機内からチャンバ内に出
た後にカッタディスクフレーム52内へ入らなければな
らず、この場合には上記したように、カッタディスク5
1周囲の地中へ薬液注入したりチャンバ内に圧気をかけ
たりしてからブレードカッタ53の交換作業を行うこと
となる。そのため、ブレードカッタ53の交換作業に多
くの時間と費用を要し効率的な交換作業が行えなくな
る。
【0012】さらに、上記したように、ブレードカッタ
の取付用ボディをチャンバ側へ回動させてゲート内でブ
レードカッタを交換する場合には、回動させるブレード
カッタとゲートとの位置関係を正確に一致させなければ
ブレードカッタをゲート内へ挿入した状態で気密的に交
換することができないため、カッタディスクの旋回制御
や取付用ボディの回動制御が複雑になるとともに、制御
を誤った場合にはゲートを損傷する恐れもある。
の取付用ボディをチャンバ側へ回動させてゲート内でブ
レードカッタを交換する場合には、回動させるブレード
カッタとゲートとの位置関係を正確に一致させなければ
ブレードカッタをゲート内へ挿入した状態で気密的に交
換することができないため、カッタディスクの旋回制御
や取付用ボディの回動制御が複雑になるとともに、制御
を誤った場合にはゲートを損傷する恐れもある。
【0013】
【課題を解決するための手段】そこで、上記課題を解決
するために、この出願に係る発明は、ブレードカッタを
カッタディスク背面に設けた交換室内に気密的に格納
し、この交換室内にブレードカッタを格納した状態で機
内とをゲートで気密的に連通させることにより、交換室
内のブレードカッタを機内側から交換できるようにして
いる。
するために、この出願に係る発明は、ブレードカッタを
カッタディスク背面に設けた交換室内に気密的に格納
し、この交換室内にブレードカッタを格納した状態で機
内とをゲートで気密的に連通させることにより、交換室
内のブレードカッタを機内側から交換できるようにして
いる。
【0014】このようにブレードカッタを気密的に格納
した交換室内と機内とを連通させて交換することによ
り、地盤改良および切羽への圧気等をしないでブレード
カッタを機内から交換することができる。
した交換室内と機内とを連通させて交換することによ
り、地盤改良および切羽への圧気等をしないでブレード
カッタを機内から交換することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】この出願に係る発明は、カッタデ
ィスク前面の開口部から突出させて障害物を切断するブ
レードカッタを機内側から交換するために、前記カッタ
ディスク背面に前記ブレードカッタを気密的に格納する
交換室を設け、該交換室内にブレードカッタを格納した
状態で交換室内と機内とを気密的にゲートで連通させて
交換室内のブレードカッタを交換可能にしている。この
ように、ブレードカッタをカッタディスク背面に設けた
交換室内に気密的に格納し、ゲートでこの交換室内と機
内側とを気密的に連通させれば、地盤改良および切羽へ
の圧気等をしないで機内と同一圧力の交換室でブレード
カッタを交換することができる。
ィスク前面の開口部から突出させて障害物を切断するブ
レードカッタを機内側から交換するために、前記カッタ
ディスク背面に前記ブレードカッタを気密的に格納する
交換室を設け、該交換室内にブレードカッタを格納した
状態で交換室内と機内とを気密的にゲートで連通させて
交換室内のブレードカッタを交換可能にしている。この
ように、ブレードカッタをカッタディスク背面に設けた
交換室内に気密的に格納し、ゲートでこの交換室内と機
内側とを気密的に連通させれば、地盤改良および切羽へ
の圧気等をしないで機内と同一圧力の交換室でブレード
カッタを交換することができる。
【0016】また、ブレードカッタを気密的に交換室内
に格納する構成を、ブレードカッタをチャンバ側へ回動
可能に支持するとともに、該ブレードカッタをチャンバ
側へ回動させて交換室内に格納した状態で開口部を気密
的に閉鎖する閉鎖部材を設けて構成すれば、チャンバ側
へ回動可能に支持したブレードカッタをチャンバ側へ回
動させて閉鎖部材で開口部を密閉すれば、簡単な構成で
ブレードカッタを気密的に交換室内に格納することがで
きる。
に格納する構成を、ブレードカッタをチャンバ側へ回動
可能に支持するとともに、該ブレードカッタをチャンバ
側へ回動させて交換室内に格納した状態で開口部を気密
的に閉鎖する閉鎖部材を設けて構成すれば、チャンバ側
へ回動可能に支持したブレードカッタをチャンバ側へ回
動させて閉鎖部材で開口部を密閉すれば、簡単な構成で
ブレードカッタを気密的に交換室内に格納することがで
きる。
【0017】さらに、ブレードカッタを気密的に格納す
る交換室の構成を、カッタディスク背面のカッタディス
クフレームと一体的に形成し、該交換室に開口部を閉鎖
する閉鎖部材を設けて構成すれば、カッタディスクフレ
ームと一体的に頑丈な交換室を容易に形成することがで
きる。
る交換室の構成を、カッタディスク背面のカッタディス
クフレームと一体的に形成し、該交換室に開口部を閉鎖
する閉鎖部材を設けて構成すれば、カッタディスクフレ
ームと一体的に頑丈な交換室を容易に形成することがで
きる。
【0018】また、ブレードカッタをチャンバ側へ回動
させる構成を、ブレードカッタ後端のカッタディスク軸
心側を回動可能に支持し、該ブレードカッタをチャンバ
側へ回動させる回動手段を交換室内に設けて構成すれ
ば、ブレードカッタをチャンバ側へ回動させる構成を簡
単に構成することができる。
させる構成を、ブレードカッタ後端のカッタディスク軸
心側を回動可能に支持し、該ブレードカッタをチャンバ
側へ回動させる回動手段を交換室内に設けて構成すれ
ば、ブレードカッタをチャンバ側へ回動させる構成を簡
単に構成することができる。
【0019】上記ブレードカッタの回動手段を油圧シリ
ンダで構成すれば、制御の容易な油圧シリンダでブレー
ドカッタをチャンバ側へ回動させることができる。
ンダで構成すれば、制御の容易な油圧シリンダでブレー
ドカッタをチャンバ側へ回動させることができる。
【0020】さらに、カッタディスク前面の開口部を気
密的に閉鎖する閉鎖手段を、該開口部に連なる交換室を
円筒状の閉鎖部に形成し、該閉鎖部に沿って気密的に回
転自在に支持した円筒部材を設け、該円筒部材に前記開
口部に連通する開口を形成し、該交換室内にブレードカ
ッタを格納した状態で閉鎖部に沿って円筒部材を回転さ
せることによりカッタディスク前面の開口部と円筒部材
の開口との位置をずらして気密的に閉鎖する回転式閉鎖
手段で構成すれば、円筒部材を回転させることによって
確実なシール効果を発揮することができるので、閉鎖時
に土砂を噛み込み難い閉鎖手段を構成することができ
る。
密的に閉鎖する閉鎖手段を、該開口部に連なる交換室を
円筒状の閉鎖部に形成し、該閉鎖部に沿って気密的に回
転自在に支持した円筒部材を設け、該円筒部材に前記開
口部に連通する開口を形成し、該交換室内にブレードカ
ッタを格納した状態で閉鎖部に沿って円筒部材を回転さ
せることによりカッタディスク前面の開口部と円筒部材
の開口との位置をずらして気密的に閉鎖する回転式閉鎖
手段で構成すれば、円筒部材を回転させることによって
確実なシール効果を発揮することができるので、閉鎖時
に土砂を噛み込み難い閉鎖手段を構成することができ
る。
【0021】この場合、カッタディスク前面の開口部を
挟んで、円筒部材と閉鎖部との間の円周方向全周に連な
るシール材を対向して設けて該円筒部材と閉鎖部との間
を気密的に保持すれば、簡単な構造で開口部を気密的に
閉鎖することができる。
挟んで、円筒部材と閉鎖部との間の円周方向全周に連な
るシール材を対向して設けて該円筒部材と閉鎖部との間
を気密的に保持すれば、簡単な構造で開口部を気密的に
閉鎖することができる。
【0022】
【実施例】以下、この出願に係る発明の一実施例を図面
に基づいて説明する。図1はこの出願に係る発明のブレ
ードカッタ交換装置を示す側断面図であり、図2は図1
に示す同交換装置の正面図で右半分はカッタディスク前
面の板を除いた断面を示している。図3は同交換装置の
要部拡大断面図で、図4は図3に示すX−X断面図であ
る。
に基づいて説明する。図1はこの出願に係る発明のブレ
ードカッタ交換装置を示す側断面図であり、図2は図1
に示す同交換装置の正面図で右半分はカッタディスク前
面の板を除いた断面を示している。図3は同交換装置の
要部拡大断面図で、図4は図3に示すX−X断面図であ
る。
【0023】図示するように、シールド掘進機Gのカッ
タディスクDに設けられたブレードカッタHは、外周側
に設けられた回転刃Haを回転させる駆動モータHbが
一体的に設けられ、カッタディスクDの前面に設けられ
た開口部1から図1の二点鎖線で示すように突出可能に
設けられている。この実施例では、駆動モータHbのカ
ッタディスク軸心E側に設けられた支持部Hcをカッタ
ディスクDの背面に設けられた支持部材2で支持するこ
とにより、ブレードカッタHが軸心E側を回動中心にし
てチャンバC側へ回動可能に構成されている。
タディスクDに設けられたブレードカッタHは、外周側
に設けられた回転刃Haを回転させる駆動モータHbが
一体的に設けられ、カッタディスクDの前面に設けられ
た開口部1から図1の二点鎖線で示すように突出可能に
設けられている。この実施例では、駆動モータHbのカ
ッタディスク軸心E側に設けられた支持部Hcをカッタ
ディスクDの背面に設けられた支持部材2で支持するこ
とにより、ブレードカッタHが軸心E側を回動中心にし
てチャンバC側へ回動可能に構成されている。
【0024】このブレードカッタHの回動は、ブレード
カッタHの背面(チャンバC側)に設けられた回動手段
たる油圧シリンダ3によって行われており、この油圧シ
リンダ3はカッタディスクフレームFに後端が軸支さ
れ、ロッド3aの先端がブレードカッタH背面に軸支さ
れている。したがって、この油圧シリンダ3を伸縮させ
ることにより支持部Hcを中心にしてブレードカッタH
がチャンバC側へ回動可能となっている。この回動手段
は機内A側から遠隔操作できるものであれば他の構成で
あってもよい。
カッタHの背面(チャンバC側)に設けられた回動手段
たる油圧シリンダ3によって行われており、この油圧シ
リンダ3はカッタディスクフレームFに後端が軸支さ
れ、ロッド3aの先端がブレードカッタH背面に軸支さ
れている。したがって、この油圧シリンダ3を伸縮させ
ることにより支持部Hcを中心にしてブレードカッタH
がチャンバC側へ回動可能となっている。この回動手段
は機内A側から遠隔操作できるものであれば他の構成で
あってもよい。
【0025】そして、油圧シリンダ3でブレードカッタ
HをチャンバC側へ回動させた時には、ブレードカッタ
HがカッタディスクDの背面に設けられた交換室4内に
格納される。
HをチャンバC側へ回動させた時には、ブレードカッタ
HがカッタディスクDの背面に設けられた交換室4内に
格納される。
【0026】この交換室4は、カッタディスクフレーム
Fと一体的にカッタディスク背面に形成されており、ブ
レードカッタHを格納する部分の外周部に円筒状の閉鎖
部4aが一体的に形成されている。そして、この閉鎖部
4aの内側には円筒状の円筒部材5が設けられており、
この円筒部材5は、中心上部で軸支され、所定位置にカ
ッタディスクDの開口部1と連通してブレードカッタH
を突出させることができる大きさの開口5aが設けられ
ている。
Fと一体的にカッタディスク背面に形成されており、ブ
レードカッタHを格納する部分の外周部に円筒状の閉鎖
部4aが一体的に形成されている。そして、この閉鎖部
4aの内側には円筒状の円筒部材5が設けられており、
この円筒部材5は、中心上部で軸支され、所定位置にカ
ッタディスクDの開口部1と連通してブレードカッタH
を突出させることができる大きさの開口5aが設けられ
ている。
【0027】この円筒部材5は、閉鎖部4aの内面に沿
ってカッタディスク軸心Eと直交する軸周りで回転でき
るように閉鎖部4aとほぼ同径に形成されており、カッ
タディスクDのスキンプレートDaから軸心E側に向け
て突設された支持軸6によって支持されている。この支
持軸6には、円筒部材5の上部に形成された支持部5b
を挿入する段部が形成され、この段部に支持部5bを挿
入した状態で係止板6aによって支持されている。
ってカッタディスク軸心Eと直交する軸周りで回転でき
るように閉鎖部4aとほぼ同径に形成されており、カッ
タディスクDのスキンプレートDaから軸心E側に向け
て突設された支持軸6によって支持されている。この支
持軸6には、円筒部材5の上部に形成された支持部5b
を挿入する段部が形成され、この段部に支持部5bを挿
入した状態で係止板6aによって支持されている。
【0028】また、この円筒部材5の所定位置には、図
2および図4に示すように、円筒部材5を回転させるた
めの駆動手段たるシリンダ7が設けられている。このシ
リンダ7は、後端がカッタディスクD側に軸支され先端
が円筒部材5の軸心からずれた位置に設けられたブラケ
ット8に軸支されている。したがって、このシリンダ7
を伸縮させれば円筒部材5を閉鎖部4aの内面に沿って
回転させることができ、この円筒部材5を回転させるこ
とにより開口部1と開口5aとを連通させたり、位置を
ずらしたりすることができる。この円筒部材5を回転さ
せる駆動手段は他の構成でもよい。
2および図4に示すように、円筒部材5を回転させるた
めの駆動手段たるシリンダ7が設けられている。このシ
リンダ7は、後端がカッタディスクD側に軸支され先端
が円筒部材5の軸心からずれた位置に設けられたブラケ
ット8に軸支されている。したがって、このシリンダ7
を伸縮させれば円筒部材5を閉鎖部4aの内面に沿って
回転させることができ、この円筒部材5を回転させるこ
とにより開口部1と開口5aとを連通させたり、位置を
ずらしたりすることができる。この円筒部材5を回転さ
せる駆動手段は他の構成でもよい。
【0029】さらに、円筒部材5と閉鎖部4aとの間に
はシール材9が設けられており、カッタディスク前面の
開口部1を挟むように対向して円筒部材5と閉鎖部4a
との間の円周方向全周に連なるように設けられている。
このシール材9で円筒部材5と閉鎖部4aとの間をシー
ルすることにより交換室4を外部から気密的に閉鎖して
いる。この交換室4を気密的に閉鎖する構成は、ブレー
ドカッタHを格納した時に外部から密閉できる構成であ
ればよい。
はシール材9が設けられており、カッタディスク前面の
開口部1を挟むように対向して円筒部材5と閉鎖部4a
との間の円周方向全周に連なるように設けられている。
このシール材9で円筒部材5と閉鎖部4aとの間をシー
ルすることにより交換室4を外部から気密的に閉鎖して
いる。この交換室4を気密的に閉鎖する構成は、ブレー
ドカッタHを格納した時に外部から密閉できる構成であ
ればよい。
【0030】この円筒部材5の開口5aをカッタディス
ク前面に設けられた開口部1と連通させた状態では、円
筒部材5の開口5aおよびカッタディスクDの開口部1
が交換室4と連通しているので、図3に示すように、カ
ッタディスクDの前面からブレードカッタHを突出させ
ることができる。そして、油圧シリンダ3を縮めてブレ
ードカッタHを交換室4内に格納した後、シリンダ7で
円筒部材5を回転させて開口5aを開口部1からずらし
た位置にすれば交換室4を密閉することができる。
ク前面に設けられた開口部1と連通させた状態では、円
筒部材5の開口5aおよびカッタディスクDの開口部1
が交換室4と連通しているので、図3に示すように、カ
ッタディスクDの前面からブレードカッタHを突出させ
ることができる。そして、油圧シリンダ3を縮めてブレ
ードカッタHを交換室4内に格納した後、シリンダ7で
円筒部材5を回転させて開口5aを開口部1からずらし
た位置にすれば交換室4を密閉することができる。
【0031】この実施例では、閉鎖部4aに沿って円筒
部材5を回転させることにより円筒部材5の開口5aを
カッタディスクDの開口部1からずらして密閉している
ため、開口部1と開口5aとの間には土砂を噛み込み難
くなる。この密閉状態は、シリンダ7の伸縮量を制御す
れば機内Aから簡単に制御することができる。また、こ
の交換室4のチャンバ側壁部材4bには交換開口部4c
が設けられており、扉部材10によってチャンバC側か
ら気密的に閉鎖されている。
部材5を回転させることにより円筒部材5の開口5aを
カッタディスクDの開口部1からずらして密閉している
ため、開口部1と開口5aとの間には土砂を噛み込み難
くなる。この密閉状態は、シリンダ7の伸縮量を制御す
れば機内Aから簡単に制御することができる。また、こ
の交換室4のチャンバ側壁部材4bには交換開口部4c
が設けられており、扉部材10によってチャンバC側か
ら気密的に閉鎖されている。
【0032】一方、バルクヘッドB側には、機内Aと上
記交換室4とを連通させるスライドゲート11が設けら
れており、このスライドゲート11をカッタディスクD
側へスライドさせると上記交換室4の扉部材10を囲ん
だ状態で先端がチャンバ側壁部材4bに密着するように
構成されている。このスライドゲート11の先端にはシ
ール材11aが設けられており、チャンバ側壁部材4b
に密着するとスライドゲート11内を外部から気密的に
閉鎖した状態とすることができる。このスライドゲート
11は、円筒形であっても矩形であってもよく、機内A
と交換室4とを気密的に連通させることができる構成で
あればよい。
記交換室4とを連通させるスライドゲート11が設けら
れており、このスライドゲート11をカッタディスクD
側へスライドさせると上記交換室4の扉部材10を囲ん
だ状態で先端がチャンバ側壁部材4bに密着するように
構成されている。このスライドゲート11の先端にはシ
ール材11aが設けられており、チャンバ側壁部材4b
に密着するとスライドゲート11内を外部から気密的に
閉鎖した状態とすることができる。このスライドゲート
11は、円筒形であっても矩形であってもよく、機内A
と交換室4とを気密的に連通させることができる構成で
あればよい。
【0033】また、このスライドゲート11の先端に
は、交換室4の扉部材10を取り外すことができる大き
さの扉12が設けられ、スライドゲート11とバルクヘ
ッドBとの間にはチャンバC内の泥土等をシールするシ
ール材11bが設けられている。
は、交換室4の扉部材10を取り外すことができる大き
さの扉12が設けられ、スライドゲート11とバルクヘ
ッドBとの間にはチャンバC内の泥土等をシールするシ
ール材11bが設けられている。
【0034】スライドゲート11のスライドは、機内A
に設けられたシリンダ13の伸縮動作によって行われ
る。このシリンダ13と並列にスライドゲート11の格
納位置Vと突出位置Wとを機械的に保持するストッパ1
4が設けられており、このストッパ14は、シリンダ1
3を伸長させた状態の格納位置Vでのピン15による係
止と、シリンダ13を縮めた状態の突出位置Wでのピン
15による係止とによって機械的に保持するように構成
されている。つまり、スライドゲート11に突設したブ
ラケット16の挿入孔16aとストッパ14の挿入孔1
4aとの位置を合わせた状態でピン15を挿入すること
によってその位置で固定できるようにしている。なお、
図面上はシリンダ13とストッパ14とを各1箇所に設
けた例を記載しているが、これらはスライドゲート11
の周囲に所定本数が適宜設けられている。
に設けられたシリンダ13の伸縮動作によって行われ
る。このシリンダ13と並列にスライドゲート11の格
納位置Vと突出位置Wとを機械的に保持するストッパ1
4が設けられており、このストッパ14は、シリンダ1
3を伸長させた状態の格納位置Vでのピン15による係
止と、シリンダ13を縮めた状態の突出位置Wでのピン
15による係止とによって機械的に保持するように構成
されている。つまり、スライドゲート11に突設したブ
ラケット16の挿入孔16aとストッパ14の挿入孔1
4aとの位置を合わせた状態でピン15を挿入すること
によってその位置で固定できるようにしている。なお、
図面上はシリンダ13とストッパ14とを各1箇所に設
けた例を記載しているが、これらはスライドゲート11
の周囲に所定本数が適宜設けられている。
【0035】以上のように構成されたブレードカッタ交
換装置Mによれば、以下のようにしてブレードカッタH
を機内A側から交換することができる。
換装置Mによれば、以下のようにしてブレードカッタH
を機内A側から交換することができる。
【0036】すなわち、ブレードカッタHの交換時に
は、油圧シリンダ3を縮めてブレードカッタHをチャン
バC側へ回動させることにより、カッタディスクDの背
面に形成した交換室4内へ格納する。そして、シリンダ
7を伸長させることによって閉鎖部4aに沿って円筒部
材5を回転させ、円筒部材5の開口5aがカッタディス
ク前面の開口部1から完全にずれるまで回転させる(図
1に実線で示す状態)。この時、閉鎖部4aと円筒部材
5との間の円周方向全周にシール材9が設けられている
ため土砂等の侵入がシールされ、交換室4内は外部から
気密的に密閉された状態となる。
は、油圧シリンダ3を縮めてブレードカッタHをチャン
バC側へ回動させることにより、カッタディスクDの背
面に形成した交換室4内へ格納する。そして、シリンダ
7を伸長させることによって閉鎖部4aに沿って円筒部
材5を回転させ、円筒部材5の開口5aがカッタディス
ク前面の開口部1から完全にずれるまで回転させる(図
1に実線で示す状態)。この時、閉鎖部4aと円筒部材
5との間の円周方向全周にシール材9が設けられている
ため土砂等の侵入がシールされ、交換室4内は外部から
気密的に密閉された状態となる。
【0037】その後、スライドゲート11を格納位置で
保持しているピン15を取り外し、シリンダ13を縮め
ることによってスライドゲート11の先端をチャンバ側
壁部材4bへ押圧する。この突出位置Wでストッパ14
の挿入孔14aとブラケット16のカッタディスク側挿
入孔16aとにピン15を挿入することにより、これら
の位置関係を機械的に固定して突出状態を保持する(図
1の二点鎖線で示す状態)。
保持しているピン15を取り外し、シリンダ13を縮め
ることによってスライドゲート11の先端をチャンバ側
壁部材4bへ押圧する。この突出位置Wでストッパ14
の挿入孔14aとブラケット16のカッタディスク側挿
入孔16aとにピン15を挿入することにより、これら
の位置関係を機械的に固定して突出状態を保持する(図
1の二点鎖線で示す状態)。
【0038】この状態でスライドゲート11の扉12を
取り外すと、前面に交換室4の扉部材10が位置するの
でこの扉部材10を機内A側から取り外す。この扉部材
10を取り外すと交換開口部4cが位置するので機内A
側と交換室4内とを連通させることができる。この時、
交換室4内は密閉されているので機内Aと同一圧力に保
つことができる。
取り外すと、前面に交換室4の扉部材10が位置するの
でこの扉部材10を機内A側から取り外す。この扉部材
10を取り外すと交換開口部4cが位置するので機内A
側と交換室4内とを連通させることができる。この時、
交換室4内は密閉されているので機内Aと同一圧力に保
つことができる。
【0039】したがって、地盤改良やチャンバC内の圧
力調整等をすることなく、機内A側からスライドゲート
11を介して機内A側と同一圧力で交換室4内の土砂排
出やブレードカッタHの交換を行うことができる。しか
も、このような交換作業をブレードカッタHの磨耗状態
に応じた掘削位置で行うことができるので効率的なブレ
ードカッタの交換作業が行える。
力調整等をすることなく、機内A側からスライドゲート
11を介して機内A側と同一圧力で交換室4内の土砂排
出やブレードカッタHの交換を行うことができる。しか
も、このような交換作業をブレードカッタHの磨耗状態
に応じた掘削位置で行うことができるので効率的なブレ
ードカッタの交換作業が行える。
【0040】なお、上記実施例ではカッタディスク外周
部に設けられたブレードカッタHを交換可能に構成して
いるが、必要に応じて他の位置に設けられたブレードカ
ッタHを交換可能に構成してもよい。
部に設けられたブレードカッタHを交換可能に構成して
いるが、必要に応じて他の位置に設けられたブレードカ
ッタHを交換可能に構成してもよい。
【0041】
【発明の効果】この出願に係る発明は、以上説明したよ
うな形態で実施され、以下に記載するような効果を奏す
る。
うな形態で実施され、以下に記載するような効果を奏す
る。
【0042】ブレードカッタをカッタディスク背面の交
換室内へ気密的に格納した状態で機内から交換室内のブ
レードカッタを交換できるので、地盤改良やチャンバ内
を圧気をすることなくブレードカッタを交換できるの
で、地上の構造物に関係なく作業時間や費用を低減した
効率的なブレードカッタ交換作業を機内から容易に行う
ことが可能となる。
換室内へ気密的に格納した状態で機内から交換室内のブ
レードカッタを交換できるので、地盤改良やチャンバ内
を圧気をすることなくブレードカッタを交換できるの
で、地上の構造物に関係なく作業時間や費用を低減した
効率的なブレードカッタ交換作業を機内から容易に行う
ことが可能となる。
【0043】また、ブレードカッタをチャンバ側へ回動
可能に支持して交換室内に格納するようにすれば、簡単
な構成でブレードカッタを気密的に交換室へ格納するこ
とが可能となり、カッタディスクフレームと一体的に交
換室を形成すれば、カッタディスク背面に頑丈な交換室
を形成することが可能となる。
可能に支持して交換室内に格納するようにすれば、簡単
な構成でブレードカッタを気密的に交換室へ格納するこ
とが可能となり、カッタディスクフレームと一体的に交
換室を形成すれば、カッタディスク背面に頑丈な交換室
を形成することが可能となる。
【0044】さらに、ブレードカッタ後端のカッタディ
スク軸心側を中心にしてチャンバ側へ回動させるように
構成すれば、簡単な構成でブレードカッタをチャンバ側
へ回動させることが可能となる。
スク軸心側を中心にしてチャンバ側へ回動させるように
構成すれば、簡単な構成でブレードカッタをチャンバ側
へ回動させることが可能となる。
【0045】また、カッタディスク前面の開口部を回転
式閉鎖手段で閉鎖すれば、閉鎖時に土砂を噛み込み難い
ので交換室の気密的な閉鎖が容易に可能となる。
式閉鎖手段で閉鎖すれば、閉鎖時に土砂を噛み込み難い
ので交換室の気密的な閉鎖が容易に可能となる。
【図1】この出願に係る発明のブレードカッタ交換装置
を示す側断面図である。
を示す側断面図である。
【図2】図1に示すブレードカッタ交換装置の正面図で
ある。
ある。
【図3】図1に示すブレードカッタ交換装置の要部拡大
断面図である。
断面図である。
【図4】図3に示すX−X断面図である。
【図5】従来のブレードカッタをカッタディスク内に格
納する一例を示す側断面図である。
納する一例を示す側断面図である。
1…開口部 2…支持部材 3…油圧シリンダ 3a…ロッド 4…交換室 4a…閉鎖部 4b…チャンバ側壁部材 5…円筒部材 5a…開口 5b…支持部 6…支持軸 6a…係止板 7…シリンダ 8…ブラケット 9…シール材 10…扉部材 11…スライドゲート 11a…シール材 12…扉 13…シリンダ 14…ストッパ 15…ピン 16…ブラケット A…機内 B…バルクヘッド C…チャンバ D…カッタディスク E…軸心 F…カッタディスクフレーム G…シールド掘進機 H…ブレードカッタ M…ブレードカッタ交換装置 V…格納位置 W…突出位置
Claims (7)
- 【請求項1】 カッタディスク前面の開口部から突出さ
せて障害物を切断するブレードカッタを機内側から交換
するための装置であって、 前記カッタディスク背面に前記ブレードカッタを気密的
に格納する交換室を設け、該交換室内にブレードカッタ
を格納した状態で交換室内と機内とを気密的にゲートで
連通させて交換室内のブレードカッタを機内側から交換
可能にしたことを特徴とするブレードカッタ交換装置。 - 【請求項2】 ブレードカッタを気密的に交換室内に格
納する構成を、ブレードカッタをチャンバ側へ回動可能
に支持するとともに、該ブレードカッタをチャンバ側へ
回動させて交換室内に格納した状態で開口部を気密的に
閉鎖する閉鎖部材を設けて構成したことを特徴とする請
求項1記載のブレードカッタ交換装置。 - 【請求項3】 ブレードカッタを気密的に格納する交換
室の構成を、カッタディスク背面のカッタディスクフレ
ームと一体的に形成し、該交換室に開口部を閉鎖する閉
鎖部材を設けて構成したことを特徴とする請求項1又は
請求項2記載のブレードカッタ交換装置。 - 【請求項4】 ブレードカッタをチャンバ側へ回動させ
る構成を、ブレードカッタ後端のカッタディスク軸心側
を回動可能に支持し、該ブレードカッタをチャンバ側へ
回動させる回動手段を交換室内に設けて構成したことを
特徴とする請求項2又は請求項3記載のブレードカッタ
交換装置。 - 【請求項5】 ブレードカッタの回動手段を油圧シリン
ダで構成したことを特徴とする請求項4記載のブレード
カッタ交換装置。 - 【請求項6】 カッタディスク前面の開口部を気密的に
閉鎖する閉鎖手段を、該開口部に連なる交換室を円筒状
の閉鎖部に形成し、該閉鎖部に沿って気密的に回転自在
に支持した円筒部材を設け、該円筒部材に前記開口部に
連通する開口を形成し、該交換室内にブレードカッタを
格納した状態で閉鎖部に沿って円筒部材を回転させるこ
とによりカッタディスク前面の開口部と円筒部材の開口
との位置をずらして気密的に閉鎖する回転式閉鎖手段で
構成したことを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項
に記載のブレードカッタ交換装置。 - 【請求項7】 カッタディスク前面の開口部を挟んで、
円筒部材と閉鎖部との間の円周方向全周に連なるシール
材を対向して設けて該円筒部材と閉鎖部との間を気密的
に閉鎖したことを特徴とする請求項6記載のブレードカ
ッタ交換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11995196A JP2738928B2 (ja) | 1996-05-15 | 1996-05-15 | ブレードカッタ交換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11995196A JP2738928B2 (ja) | 1996-05-15 | 1996-05-15 | ブレードカッタ交換装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09303086A true JPH09303086A (ja) | 1997-11-25 |
JP2738928B2 JP2738928B2 (ja) | 1998-04-08 |
Family
ID=14774237
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11995196A Expired - Fee Related JP2738928B2 (ja) | 1996-05-15 | 1996-05-15 | ブレードカッタ交換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2738928B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1094197A1 (fr) * | 1999-10-22 | 2001-04-25 | NFM Technologies | Ensemble d'outillage de pose et de dépose d'outils de travail d'une machine de creusement de tunnel |
JP2002332794A (ja) * | 2001-05-09 | 2002-11-22 | Nkk Corp | カッタビット交換装置 |
CN109736821A (zh) * | 2019-03-22 | 2019-05-10 | 中国铁建重工集团有限公司 | 一种小直径常压换刀刀盘 |
CN110206553A (zh) * | 2019-07-08 | 2019-09-06 | 厦门厦工中铁重型机械有限公司 | 一种盾构机盾体结构 |
JP2022065283A (ja) * | 2020-10-15 | 2022-04-27 | 大成建設株式会社 | シールド掘進機とカッタビットの交換方法 |
-
1996
- 1996-05-15 JP JP11995196A patent/JP2738928B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1094197A1 (fr) * | 1999-10-22 | 2001-04-25 | NFM Technologies | Ensemble d'outillage de pose et de dépose d'outils de travail d'une machine de creusement de tunnel |
FR2800123A1 (fr) * | 1999-10-22 | 2001-04-27 | Nfm Tech | Ensemble d'outillage de pose et de depose d'outils de travail d'une machine de creusement de tunnel |
JP2002332794A (ja) * | 2001-05-09 | 2002-11-22 | Nkk Corp | カッタビット交換装置 |
JP4600626B2 (ja) * | 2001-05-09 | 2010-12-15 | ジャパントンネルシステムズ株式会社 | カッタビット交換装置 |
CN109736821A (zh) * | 2019-03-22 | 2019-05-10 | 中国铁建重工集团有限公司 | 一种小直径常压换刀刀盘 |
CN109736821B (zh) * | 2019-03-22 | 2024-02-02 | 中国铁建重工集团股份有限公司 | 一种小直径常压换刀刀盘 |
CN110206553A (zh) * | 2019-07-08 | 2019-09-06 | 厦门厦工中铁重型机械有限公司 | 一种盾构机盾体结构 |
JP2022065283A (ja) * | 2020-10-15 | 2022-04-27 | 大成建設株式会社 | シールド掘進機とカッタビットの交換方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2738928B2 (ja) | 1998-04-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4166959B2 (ja) | シールド掘進機のカッタヘッド | |
JP2738928B2 (ja) | ブレードカッタ交換装置 | |
JP3154405B2 (ja) | 掘進機 | |
JP2738927B2 (ja) | カッタビット交換装置 | |
JP4959444B2 (ja) | 開放型トンネル掘削機およびトンネル掘削方法 | |
JPH03202593A (ja) | シールド掘進機 | |
JP3775702B2 (ja) | シールド掘進機のドレーン材切断装置およびドレーン材切断装置のブレードカッタ交換方法 | |
JPH04277292A (ja) | シールド工法におけるビット交換方法 | |
JP3693465B2 (ja) | シールド掘進機の裏込剤注入管用先行カッター | |
JP2986462B1 (ja) | シールド掘進機のカッター装置 | |
JPH08246787A (ja) | 拡大シールド掘削装置 | |
JP3493098B2 (ja) | 密閉型シールド掘進機の支障物切断装置および同装置を使用した支障物の撤去方法 | |
JP2588649Y2 (ja) | トンネル掘削機 | |
JPS6015836Y2 (ja) | シ−ルド掘進機用オ−バカツタ− | |
JP3220422B2 (ja) | 既設管路の更新用トンネル掘削機 | |
JP2002276290A (ja) | シールド掘進機のカッタヘッド | |
JPH0532497U (ja) | シールド掘進機のカツタビツト交換構造 | |
JPH10292777A (ja) | シールド掘進に於ける支障物体撤去時の切羽保持方法及び該方法に用いるシールド機 | |
JPS6126466Y2 (ja) | ||
JPH0224998B2 (ja) | ||
JPH09291786A (ja) | シールド掘進機における裏込剤注入管用先行カッター装置 | |
JP3775701B2 (ja) | シールド掘進機における気密用パッキンの押付け量検出装置 | |
JP2003328679A (ja) | シールド掘進機 | |
JP5218825B2 (ja) | トンネル掘削機およびトンネル掘削方法 | |
JPH0137040Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |